はてなキーワード: POPとは
集計の度にお金が合わないのは結局、癖のつよい先輩が横領してるからだとしか言い様がないという結論になった。
だが、一度は経費の横領がもろバレになってバックレたと思われていた癖つよ先輩が来月仕事復帰して、通常通り働くことになってたことがシフト表を見てわかった。
膝から崩れ落ちた。先週から癖つよ先輩が欠勤した穴をせっせと埋めていた私は、来月から店の金銭管理の全責任を負うことに決まっている。
癖つよ先輩がトンだ時に本部の社員さんと今後のことを話あって、その中のひとつに求人popを本部が作成して店頭に貼る(プリントアウトと貼る作業は私がするんだが)という事は完全に無視されている。
私が金銭管理を一人でするにしても、癖つよ先輩の横領を止められる訳ではないので(私が両替機の鍵を肌身離さず持つんでない限り)、また横領が発覚すれば全部私のせいになる。身を守る術を持たされないまま一人で泥棒に立ち向かえっていうことだ、いまの本部の対応は。
もう私は最終奥義「癖つよ先輩がクビにならないなら私が辞めます!」をぶっ放す最適なタイミングを窺うくらいしかできることがない(言ったら最後、退職の手続きが待ったなしで行われてしまうのは先例から分かりきっているので、他の仕事を首尾よく見つけて収入が途絶えないようにしないと。と思うと胃が痛い。)
【追記】
店のフロアには防犯カメラがあるけど、バックヤードには無いので、癖つよ先輩が横領するまさにその瞬間を捉えることが出来ないんですよね。
フロアで金勘定をするのは防犯上良くないということで、バックヤードにお金を持ち込んで集計作業をする、その間にかっぱらわれてりゃ世話ないです……。
増田(男)。A(女)。B(男)。C(女)。
飲み会でBがもぞもぞと「増田さん……その結婚してから……レスとかに……」と聞いてきたので、
「あー……そういえばもう3年位してないなー」なんてぼんやり返答してしまったら、それ以降その集まりでAの距離感が近いなとは感じる様になり、
念の為緊張感を持っておこうと溜息を吐いた。
そのチームで出張し展示会(の様なもの)に参加することになった。当然皆ホテルの部屋はバラバラで、私は旧友の家に泊まる予定だったが、到着初日別行動しているとAから連絡があった。
ほぼ趣味の延長線上みたいな集まりなので、初日も簡単に打ち合わせして皆各々別行動。翌日会場で合流する流れだった。
私は旧友と早めに飲んでいて、19時頃ぼちぼち店を出るかとなった所でAから「展示のPOPについて」と連絡があり、一旦旧友と別れホテルへと向かった。
連絡の内容も至極全うなもので、今ABCの3人でホテルの部屋にいるから来てほしいというものだったが、部屋に入るとA1人だった。部屋に入る前、念の為スマホのレコーダーを起動。
これはと身構えたが、Aが開いているノートパソコンにはイラレのファイルが開かれており、わからないとお願いがあった部分は3人が苦手とする(イラレ初心者なので)箇所だった。
10分弱程修正し、「そういえばBとCは」とAの方を向いた瞬間もう駄目だった。
その瞬間先ず娘と妻の顔が思い浮かび、その理性と「やりたい」という性欲が一世一代の大激闘を繰り広げたが、ちゃんと理性が勝って「ごめん(本当はもっとしどろもどろの長文)」とAに謝罪。
今考えるとなんでこっちが謝罪しないといけないのかと腹が立ってくるが謝罪した。
そこでまた理性と性欲が戦うが、あとあと絶対に面倒なことになるし、何より妻と娘に申し訳ないので再度謝罪。
そこでAの口から出たのが「でも、増田さん、勃起してるじゃないですか」だった。
Aは腹を抱えて笑っていた。
そう。私の股間は真面目な態度とは裏腹にギンダチボンバーだった。
笑い転げるAを見ながら、「これ趣旨とは違うけど投稿したら採用されるかな」と考えていた。
「とにかく!」とありきたりな言葉で私はAを諭し部屋を後にした。
帰りにコンビニでエビスを買い、飲みながら「俺、凄い偉くない?」と旧友に電話した。
「いいから早く戻ってきて話を聞かせろ」と旧友が笑っていてなぜか安心した。
翌日。どんな顔をすればいいのかと会場にいくとAはおらず、BとCがいた。
長机の上に1つ見知らぬPOPがあり、それは昨晩Aが私に見せてきたデザインとは違うものだった。
昨日断ったとはいえAにキスされてしまったので何も言えずにいると、新しいデザインは昨日急遽Aが提案してきて増田さんの了承は得ているとBとCが話してきた。
そして焼き鳥が好きなBとCが好きそうな店を紹介してくれたと。
私はその話を聞いてゾッとしてしまった。
Aは私を部屋に呼ぶ流れを三ヶ月前から準備していた。
当日BとCを一駅離れた焼き鳥に行かせて、その間にデザインの変更があると(結果的に嘘ではなかったが、私に見せてきたのはダミー)連絡し私を部屋に呼び出した。
このことに気付いて怖かったのと同時に、Aは「気になった男を落とすゲームに夢中」なんだろうなと思った。
というのも私を口説き落とすAの言葉が、冷静に考えれば中身が無く、テンプレートみたいなもので、そう考えるとAは何か満たされるものがあるんだろうかと少し同情したが、そえさえも戦略なのでは?と、
ブースに戻ってきたAの笑みを見て思った。
あの時断った俺。偉い。
チンコは泣いていたが。
一部の編集者が、自分の担当が売れない理由を図書館に押し付けるために、変な印象操作してるだけのように私には見える。
本を出している知り合いとこの話題になったときも、「兎に角自分の本読んでくれて面白いと言ってくれるならそれでもう大満足だろ。印税のためだけに本書いてるなんてのは歪んだ形で才能持ってる一握りの作家だけだと思うわ」で結論出てる。
金が欲しいだけで本なんて書いてないんだよね。
自分のミームをばら撒きたいって衝動が先にあって、それをやって金がもらえることに対しては「他の仕事する必要が減った分ミームを撒くことにもっと注力できてありがてえや」って感じ。
不器用な人間だからあんま他の仕事上手くできないというかストレスが強くかかりすぎるから本書いてる面は確かにある。でも、そんなことよりも「とにかく俺の話を聞けよ!」って感情の方がずっと大きい。
図書館やブックオフでぐるぐる自分の本が読まれるならそれは普通に嬉しいよ。
「金出すほどじゃないけど興味はある」って層にアプローチする手段が無料で生えてきているんだから感謝だね。
自分みたいな人間のところには「書店に頼んでPOPとかサイン会とか見本本とかやって裾野を広げましょう」みたいな話は来ないけど、図書館に本が置かれるのってそういうのと同じ効果が期待できると思うんだよな。
コレはマジで羨ましてく嫉妬しか無いんだが「映像化作品コーナー」みたいのとかに置いて貰えて、そこで借りられてたりしたら「じゃあ本屋で買うか」ってなる人も結構いるんだろうなと。
そういう時に「無料で読みました!面白かったです!」っていうのは「あっ、面白いんだ」って宣伝効果がただで得られるんちゃうかなと。
んで、この機会に言うんだけど「買って読みました!クソっすね!」はマジでクソなので、「買た/買ってない」なんてのはクソリプかどうかの判断基準としては「面白かった/ゴミだった」に比べれば誤差でしか無いんだなあ。
「わざわざ言いに来ないで下さい」は「つまらなかったです」から始まる編集気取りのクソリプだったり、自分語りのために他人の作品利用しつつコッチをボコボコ殴ってくるサイコだったりだよ。
「図書館で読みました」なんてのはどうでもいい枕詞でしかないからさ。
「つまらなかったです」をわざわざ作者に言いに来るやつをドンドン逮捕してくれよな。
マジでよ。
頼むよ。
止む気配、無し!
前回(https://anond.hatelabo.jp/20230702091221)からおよそ1ヶ月経った今でも荒らしっぷりは健在で、つい先日タイトル通り奴のコメント件数が1000件以上となりました
これはつまり1ヶ月で250件も書き込んでたって事になる上、奴のチャンネル登録日は2023/04/18なので3ヶ月半でめちゃくちゃコメントしまくってるという事にもなる、狂気
量もさることながら奴のコメントは『粗製乱造』という四字熟語がぴったり当てはまる程そのコメントの内容も酷く、私のお気に入り曲も奴の感性にかかれば『パーマネント刑事の曲ですのぉーん♡ この曲は地球永久不滅をイメージした 曲ですのぉーん。(原文ママ)』←こうなる
まぁ私の危惧した通り大好きな曲にも着々と土を付けられている
のにyoutube全く対応してくれねー!せめて報告結果とかメールで送ってくれても良いじゃん!!
というかいよいよ悪目立ちが過ぎたのか苦言を呈するユーザーや優しい諭す口調で注意するユーザーも出てくる始末
苦言ユーザーの対応は逆に奴の連投が増えたけど注意したユーザーさんは完璧な対応で奴もちゃんと反省した態度で『控えます…』と返信していた、なお翌日別動画で3件いつものノリで連投している、控えますって言ったの忘れてるなコイツ
そんな荒らしがtwitter改めX.comだと何故かそこそこ上手くやってる謎
まぁそうだよな!twitterだと感想にやれパーマネント刑事だとかやれ踊ってみたお願いしますだののノイズが入れにくいもんな!!
日本語が不自由な所とリプまでも連投する所さえ食らわなければ素直な感想リプだから比較的上手くやれてるってワケだ!!!頼むからtwitterに引きこもっていて下さい
というかもうぶっちゃけ被害ジャンルpop'n musicとmaimaiって明言するから見てくれた皆様、コメント報告、低評価お願いします✨って言いたいよマジで……もう嫌だよこいつのクソコメ増えるの…………
サブカルというか、最近10~20年くらいはポップカルチャーが人類史上なかったレベルで
天下取ったような状況になってるんだよなぁ…。
サブ・カルチャーにしろ、ハイ・カルチャーにせよ、一部の濃ゆ~い人たちを中心に動いていたものが
ポピュラー (pop + ular)=一般大衆に人気なものが中心になっていけば、
古参のハードコアな人たちからタメ息が聞こえてくるのは当たり前。
「スターウォーズ・オタクたちはいつまで反乱軍に感情移入するつもりなんだ?今やお前らこそ帝国だ」
ポップカルチャーが「反抗する若者」のものでなくってしまった世界でどう生きていくのか?
宮崎駿の『君たちはどう生きるか』楽しみですね
完結済みのマンガですか。
「君が好きを分かるまで」ごさいじ
「あなただけの雌になる」いだ天ふにすけ
「丹」幾花にいろ
「マイボーイ・マイガール」イゲドアハ
「結局はメスなので」えのき
「夜明けを待ってた」ひげた
「きみだけに」makki
「Better Than Sex」研そうげん
「おもちかえり」楝蛙
「大当たり?!」オオサキ
「とりあえずヤッてみよ。」アシズキ
「知らないこと知りたいの?」常磐緑
「Emotional POP Girls」犬上いのじ
いやあ一応「完結済みのマンガ」ですので…
そのラインナップなら間違いなく
蟻子「盛りつけ上手な円山さん」は好きだと思う
あと
ながらりょうこ「ねこと私とドイッチュラント」「ヨーロッパたびごはん」も絶対好き
松本英子「謎のあの店」「局地的王道食」は興味深い食や店満載のエッセイ&ルポ漫画でいい
入江喜和作品は「おかめ日和」他ごはん要素以外もすばらしい漫画が多いのでどれもおすすめだけど
有間しのぶ作品はどの作品もだいたいうまそうなごはんが出てきて漫画としても最高におすすめだけど、特に「リバーサイド・ネイキッドブレッド」はパン屋さんが出てきてどれもこれもがうまそうで通いたくなる
それぞれの家庭で人が人に作るごはんやお弁当も愛に溢れててこれはぜひ読んでほしい
白乃雪「あたりのキッチン!」も多分好きだと思う、あとイシヤマアズサのエッセイ漫画シリーズも
山田怜「鳴沢くんはおいしい顔に恋してる」、鷹野久「午後3時 雨宮教授のお茶の時間」もよかったし多分好きそう
上村五十鈴「雑貨店とある」も良い、真造圭伍 「ひらやすみ」も出てくるごはんがいちいちおいしそうなのでおすすめ
山田可南「澤飯家のごはんは長男の光がつくっている。」、ふじつか雪「トナリはなにを食う人ぞシリーズ」は気軽に読めて家で作れるレシピが結構載ってる
高橋しん「髪を切りに来ました。」は厳密にはグルメ漫画ではないけど食が重要な要素としてあって漫画としてすばらしいし、おいしそうな沖縄料理が作れるレシピがいくつか入ってる
しかしなんでこの漫画が紙の本で売れないのか全然理解できない、最高なので電子でもなんでもいいので買ってほしい
高橋由佳利「トルコで私も考えたシリーズ」はエッセイ漫画だけどトルコ料理のレシピが載ってて楽しい
南Q太「POP LIFE」は作品も作中のごはんもおいしそうでよかった
小池田マヤ作品は全般おすすめだけど、「女と猫は呼ばない時にやってくる」から続くシリーズはかなりおいしいもの家でマネできてよかった、とんぶりの使い方とか
流水りんこ「流水りんこの南印度は美味しいぞ~!」「働く!!インド人 印度定食屋繁盛記」は「インド夫婦茶碗シリーズ」を読んでなくてもまあまあ楽しめてインド料理を知れる楽しくてうまそうな漫画
上の方のトラバで出てるけど銀平飯科帳はマジで面白いので私もおすすめ
あと「いつかティファニーで朝食を」を読んだならぜひ「創太郎の出張ぼっちめし」も読んでみて
まだ思い出せそうだから思い出したら書いていくね
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思い出したやつで好きそうなやつ↓
西川魯介「まかない君」
水凪トリ「しあわせは食べて寝て待て」
魚田南「はらへりあらたの京都めし」
あとこれはpixivなんだけど窓口基「サイバネ飯」は最高なので読んでください kindleでもあったかも
ttps://www.pixiv.net/user/15033/series/2584
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「鍋に弾丸を受けながら」は誰かブクマカが絶対紹介するからいいだろと思ったけど面白いので読んだ方がいい、紙の描きおろしが最高だし読んで損はないので紙で買ってください
むっちゃ楽しいんだけど何これ。
ガキのころは自治会の夏祭りとか嫌で嫌でしょうがなくて、それでも行けって言われて、端っこの方で小さくなってたんだけど、今すげえ楽しい。
コロナ禍で去年まで3年中止になってたのよ。それを今年再開することになったわけ。
お世話になってるおっちゃんが「増田君はパソコンの大先生だもんな」・・・とは言われなかったが、チラシとかそう言うもの作ってほしい、当日の記録写真とかやってほしいと声をかけてくれた。
で、今まで通知とかどうやってたかだいぶみんな考え方が曖昧になってきたところで、改めて体制考えてやろうぜって事になって、もうかなりやり方を変えることに。
そこで、LINEグループ作ってやりとりするようにして、ペライチでホムペ作った上でチラシを流し、自治会のロゴとお寺の御紋(?)でデザインシステムをでっち上げてPOPを印刷とか、暗躍してやった。そうしたら、なんかむっちゃ簡単な事でもみんなむっちゃ感謝してくれて楽しい。
ぼっちの子が出るから、そう言う子も楽しめるように、スーファミとか持ち込んでレトロゲーコーナとかもやろうぜって言ったら、メガドライブは駄目ですかとか言う奴が発掘されてたのしい。
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「お前が呑気に実家暮らしの女学生の身分で音楽などやっていられるのは誰のお陰だ」
という言葉は、学費と生活費を人質にとった恫喝だとも思った。口喧嘩なんかしたくもないから細心の注意をはらって生きてたのに。
大学を休学し、女子大生というアドバンテージを使って水商売で働けば一人暮らしの生活費と、あと1年分の学費を貯めることなどチョロいだろう、そう思っていたが、その見通しは甘かった。
そもそもコロナ禍で飲食業は店を閉め、風俗業も同様で客足が途絶えていた。そして少ない客を奪い合っていたからか、働き始めたキャバクラでは現実の厳しさを味わっていた。
売上No.1の嬢は女王様として君臨し、それに付き従う子分の女がいて、悪口、陰口、ちょっとした意地悪、接客の妨害といった小さな棘のような攻撃を女王様と子分からチマチマと食らうのに辟易していて、周りの女たちも庇ってくれることはなかった。
常連客の威張り散らして自慢話ばかりの禿げた社長に「寂しいから会いに来て」とLINEするのもアホらしくてやってられず、旅館の娘なのにサービス業がまったく向いていなかった。そもそもそれほど器量が良い方ではないということも改めて思い知らされた。
結局、職場と住処を幾つか変わり、大阪、東大阪のスナックでカウンターレディとして働いていた頃には大学を休学し実家を飛び出してからニ年ほどが過ぎていた。それでも大学に戻るつもりではいたから、何度失ったって取り返してみせるよ、と思っていたし、偉そうな社長が高級腕時計を見せびらかしながら話すねちっこいエロ話より工場労働者の陽気なシモネタの方が笑えて楽しかった。アパートから近鉄電車で二つ向こうの駅には司馬遼太郎記念館もあった。
京都時代は実名で活動していて、雑にピックアップを埋め込んだアコギを掻き鳴らして電子的に変調した爆音ギターにのせてフォークを歌うというスタイルだったが、休学して一人暮らしを始めてからは音楽どころではなかった。
一度、東京のハードコアバンドにVoで誘われたこともあったが、パンクというものは中央にいてはならぬ、周縁にいて少数派として生きねばならぬ、と頑なに思っていたのでそれも断ったのだ。
だが、遂には名前を変え「東大阪半日夢想沿線」という名で電子楽器によって幻想的で悪意のこもった電子雑音を奏でるスタイルで活動を再開した。激しいライブアクションのせいで機材はすぐに壊れてしまうから楽器は日本橋の中古屋で安物ばかりを揃えた。
再開した音楽活動は客こそ少なかったが手応えはあった。しかし名前を名乗るとギョッとする者もおり、また年配の人物に「極左テロリストの名前などを元ネタにして、被害を受けた人や家族が知ったらどう思うのか」と指摘され、己の軽率さを悔い、この名前を名乗ることも音楽活動も中断してしまったのだった。
そんな折に近鉄布施駅の近くで垢じみてうずくまっている女がいるのを見掛け、若いのにホームレスだろうかと目が釘付けになっていると、その女がこちらを見つけて「金を貸して欲しい」と近付いてきた。よく見ると女は女王様に金魚のフンのようにくっついていた子分の女、ジュリだった。
話を聞くと、女王様は客だった起業家と名乗る男に入れあげてしまって、男が何をしでかしたのかフィリピンに逃亡すると女王様も後を追って行ってしまったのだという。女王様がいなくなるとジュリはたちまち他の嬢からいじめられるようになり、店を辞め、あれやこれやがあって住む家もなくなってしまったのだった。
散々意地悪された女だったが、彼女が弱さゆえに強い者に媚び付き従っていたことや、色んなことを我慢している女は強くて奔放な女に憧れてしまうことをアキコは薄々知っていたから哀れに思い、数日なら部屋に居てもよいと伝えた。そういう女は痛みにとっても弱いから。ジュリは泣きながら今まで自分がしてきたことを侘びた。
ジュリは意外と生真面目で、アキコが仕事から帰るときちんと部屋を掃除してくれていて、冷蔵庫にあるもので食事なども用意してくれた。そしてある日、部屋に帰るとジュリは開け放った窓に向かってアキコのギターを爪弾いていて、それはラジオからよく流れてくるOfficail髭男dismの曲だった。
アキコは脳内で火花が散って、ジュリにバンド結成を持ちかけた。バンドをやるならまだ部屋にいてもいいと交換条件もつけた。ジュリは喜んで同意し、よくよく話を聞くと中学時代は軽音楽部であったらしい。そして中学を卒業してから家を出て働き始め、ひょんなことから女王様と知り合い水商売で働くようになったのだという。隠し事だらけ継ぎ接ぎだらけの一人で心細く生きていた女が筋の悪い人物をメンターだと思い込むことはよくあることだ。そして年上だとばかり思っていたが、ひとつ年下だということもようやく知ったのだった。
早速近所のハードオフに行ってエレキギターとベースを見繕って一番安い激安の物を購入した。ジュリがヒゲダンを爪弾いていたことから、今度はポップなものをやってやろうと思い、それらしい曲を捻り出したが、アキコはベース初心者でジュリもギターはブランクがあり、リズムは安物の電子楽器だったので、劣化したビッグ・ブラック、初期の少年ナイフからも百万光年離れているような、やさぐれパンク以下の酷い感じにしかならなかったが、それは初期衝動ゆえであると宣言することで自分たちを納得させた。バンド名もOfficial髭男dismの名前を反転したような、公式に対して無法、髭に対して女の装飾の象徴である爪、そしてダンディズムという一流の男に対して二流や二等、二級品という意味を冠して、Lawless爪Second-Classと名付けた。何事もうまくいっていない自分たちにはお似合いの名前だと二人で笑いあった。
数曲をでっちあげ、今度はPOPなロックをやるのだと意気込んで、アングラ凶悪バンドが演奏しないような阿倍野にあった小洒落たライブハウスのオーディションを受けた。
「まあええんちゃう?」という曖昧な判定だったが、出演はさせてもらえることになった。
阿倍野のライブハウスに出入りするようになると、女二人だと色んな男が声をかけてくる。なぜならカワイイ系のアクションがジュリはとてつもなく上手かったから。でも音楽好きやバンド仲間だと思えば話も弾むが口説かれたりするのは面倒だった。しかしこっちはキャバで修行した身だ。うまくかわしていたし、ジュリはその辺りの身のこなしも上手かった。それでも面倒くさい人物もいた。
そのライブハウスに出入りするベテランのブルースマンで、最初は何かと世話を焼いてくれる風に近付いてきたが、だんだんと遠慮がなくなってきて、あれやこれやと説教をするようになっていった。相手をしているとイライラしてくる。なぜこうなのか。ワガママ放題大人たち。どうして若い女は何も知らないと思っているのか。
ある日、演奏を終えて楽屋に戻ると、当日は出演者でもないのに例のブルースマンが楽屋でくつろいでいて、アキコとジュリの楽器を値踏みし
「もっと良い楽器を使わないとだめだ」みたいなことを言い出す。そしてなぜか自分の黒いギターを持ってきていて、それを引っ張り出し
「50sのフェンダー・ストラトキャスター、クラプトンもこのモデルを使っている」などとウンチクをたれ始めた。
もう鬱陶しくて堪らなかった。怒りがふつふつと湧き起こってアキコはそれを抑えきれなくなり、そのストラトを奪い取るとネックを持って大きく振りかぶり思い切り壁に叩きつけてやった。その場にいた他の人間も唖然として誰も声を出せず、壁の石膏ボードには大きな穴があき、ストラトのネックは折れて弦だけがブラブラしている。アキコも放心状態で、これは殴られるなと覚悟した。
しかしジュリが咄嗟にアキコの腕を掴んで強引に引っ張りそのまま駆け出した。そしてそのまま店を出て走って、ずっとずっと走り続けて、ひた走る道路にはもう街灯さえないけれど、新今宮の駅の辺りまで走り続けて、やっともういいだろうと立ち止まって、息が切れて苦しかったけれど二人で顔を見合わせて死ぬほど笑った。嘘じゃない泥だらけの笑顔。ギターもベースも置きっぱなしだったけれど取りに行くつもりもなかったし、大して惜しくもなかった。
その後ブルースマンはアキコを訴えて、結局アキコは和解を受け入れた。調停の場でブルースマンの代理人弁護士に
「無法なんて名乗っているけれど法は法なので、賠償金の支払いはお願いしますよ」
と嫌味を言われたのが忘れられない。アキコは感情のないアイムソーリーだけを告げた。
もう大学に戻ることはないと薄っすら思っていたが、なんだか心の拠り所のようではあったので貯金はしていた。けれど、破壊したビンテージギターのせいで全てが消え失せてしまった。
しかし、やがてその話は噂になって、どうやら凶悪な女パンクのバンドがいるらしい、他人の高価なビンテージギターをぶち壊して平然としているような奴らしい、以前「東大阪半日夢想沿線」という不埒な名前でやっていた話の通じない女らしい、とその他あることないこと尾ひれ背びれもついて伝わっていった。まるで魔法のように簡単に広まってく噂話。お陰で奇特な人やバンドから少しばかり対バンの話も貰えるようになった。
アキコは今も近鉄電車の傍のアパートに住んでいて、ジュリも未だにアキコの部屋に居候している。貯金もなくなり、もう大学に戻ることはないだろうし、カウンターレデイの仕事は先の見通しもなく、何も状況は変わっていなかったが、それでも二級品なりになんとかやっていくしかないとアキコは思っていた。
イオンで父の日の江口寿史のイラストあったけど悲しい所に飾ってあった
母の日は華やかな所にあったのに pic.twitter.com/pnT1LSxd0K— seed ベビメタおじさん (@taneda7802) May 31, 2023
これか
@oxibaraxo
@sietti
@sitara_sin
@bomesodays
@bunchoudou
@tacco_0318
@shima_tntn
みんな病んでるなあ
@REDDRM_CampGS
コレはイカンですよ・・・。
勿論男の娘、何だよね・・・?
ちびまる子ちゃんのハマジの元ネタになった人の自伝を自費出版で7万部くらい売りまくった人の話が出てた。
表紙をさくらももこに頼んだら「自費出版ならいいですよ」と快く引き受けてくれて、引用で中にちびまる子ちゃんの漫画のイラストも挿入した。
その本が売れに売れまくった。
ここで新人編集者は書籍内の「引用」だったはずの本編イラストを使用してPOPにして書店に配った。
自費出版だからと手伝ったのに売りまくってる上に自分の著作物を勝手にPOPにされていることにさくらプロダクションは激怒。
出版社社長と編集者でPOPをすべて回収し、印税の一部も差し上げますと謝罪に行くも「そういうことじゃない。どういうことかはお前らで考えろ」の一点張りで結局収集がつかず、喧嘩別れに終わった。
無責任に報復レビュー・まずいレビューしちゃアカンでしょとは思う。お店の人たちの人生に責任負えないんだからさ
ワイも食べ歩き好きなので、クソな対応する店・まずい店に当たってるので非常に報復したい気持ちはわかるが、
レビューはポジティブなこと書けるお店のだけ、ポジティブなことではない場合は人生をかけて戦うべき事案だけにしておけって思う
○○社さんの仕事はXXって世界中に見れる状態になっているの割と地獄みあるだろ
まぁ接客業やサポートだとサーベイあったりするけど、それ世界中から見れるようにはなってないでしょうよ
んんんんん↑↑↑↑↑↑↑読んでみたらなんか違うぞ
↓
すると、その投稿に対して店主は《もちろんもう二度と来ないでください!お残しに募金を頂いてるのですが、不快だったので声もかけず、ありがとうございましたも意識的に省略しました》と直接リプライ。さらに、こう綴った。
《コールの時に「にんにくなし」って言われた時点で、クソ素人が来たなと思ってたんですけど案の上だったので、そもそもこういう輩が入って来ない店を目指したいです》
そして《にんにくを入れないのを素人と言ってるのではなく、「増し」と「なし」が聞き取りづらいので「抜き」を推奨してるのと、そもそもコールをしなければにんにくは入らないのと、その旨をカウンターの全席にPOPにして掲示してるので、知識も調べる気も見る気もなんもないという判断をしてます》