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はてなキーワード: 仮名とは

2017-09-10

25歳が初恋を経て無限ループに陥った

25歳非処女彼氏いない歴年齢。

初体験友達と済ませた。

いい年していつまでも処女というのが面倒になったというのが本音だった。

そいつは男友達の中でも一番気が合い、性格的にも相性がいいやつだった。

そいつとの初めてのセックスは中高運動部だった私でもヘトヘトになるようなものだった。

今にして思えばそうでもないんだけど、部活で使わないような筋肉を使ったのがいけなかった。

それから私の中で、セックススポーツという認識になった。それと一緒に、趣味という認識にもなった。

から友達は多かった。

2人で飲んでるうちにそういう流れになることがほとんどだった。

それでいて特定彼氏を作る気にはなれなかった。

だって面倒だし。今まで人を好きになったことがなかったし。情はあるけど、愛情という感情は無かった。

ビッチと言われても仕方ないし、今となっては反省している。

やった男から金を巻き上げよう、みたいなことを考えなかっただけ我ながらマシだと思う。

経験人数が10人上回ったくらいからか。

「結局最初の男が1番マシだな」という結論に至った。

他の男はみんな独善的自分本位セックスを繰り返そうとした。アホは1回やっただけで彼女だと思い込む。お前は部活で対戦した相手全員がライバルなのか。いや、私の感覚が異常なのは知ってるけど。

1年後。私の身体異変が起きた。

来るはずの生理が来ない。いつだ。最初ゴムがなくてそのままヤったその日か。

それとも1週間前のあの日か。

悩んでも結果が出ないと思った私は、家の裏にあるドラッグストア検査薬を買うことにした。

結果は陽性だった。

間違いなくあいつとの子だ。

なんとも言えなかった。

けど、悩むこともそんなになかった。

産むのか?って自問した時「いや産むやろ」って自答した自分がいたのにびっくりした。

その日の夜。やつをよく行く飯屋に呼び出した。

店の前で待っていると、仕事帰りらしいやつが鼻歌を歌いながらやってきた。というかお前トリセツて。来る前に寄った本屋の有線で流れてたらしい。つくづく間のいいやつだ。

席について、開口一番にこう言った。

「ヨネ(仮名)。子供が出来た。私は産みたい」

「……マジ?えっと、増田(私)が産むなら俺も産む」

ヨネは焦ってた。お前は産まないだろって突っ込んだ。ヨネと私は笑いあった。

から、ヨネが出産に賛成したことに気づいて嬉しかった。

増田は俺でいいの?」

チキン南蛮を食べる私にヨネは聞いた。

何が?って私は返した。

「その子産むってことは俺が増田旦那になるってことでしょ。それで増田はいいの?」

そうだ。そういえばそうだ。

私の母もシングルマザーで私を育ててくれた。

1人でもなんとかなる前例を私は知っていた。

子供でいっぱいになって、ヨネと結婚するってことが完全に頭から抜けていた。

「ヨネがいいなら私はいいよ。子供のためだよ」

その時の私はまだヨネのことを子供を一緒に育てる相方くらいにしか考えてなかった。

実際夫婦ってそうなんだろうし。

気づいたら私の中での認識が「私が授かった子」から「私とヨネの間の子」になっていた。

子供はもちろん愛おしかったし、それと一緒にヨネも大切なパートナーとして思えるようになっていた。

最初はヨネのことを好きになるなんて思わなかったし、そもそもその感情を恋と呼ぶことを私は知らなかった。

私はヨネが好きだ。

そのヨネとの子供も好きだ。

の子供を与えてくれたヨネも好きだ。

こんな感じに私は無限ループに陥ってしまった。

そんな今が本当に幸せだし、今ではヨネでよかったなって心の底から思っている。

私は自分感情に自信が無い。

かつての私はヨネのことを気の合う友達しか思っていなかった。

今後も出産が近づくにつれて私の精神にどんな変化があるかわからない。

その日が来た時のために今の自分感情を書き残しておこうと思う。

2017-09-08

元彼女元彼女じゃなくて恩人だった

編集しようとしたらタップミスで削除しちゃったから再投稿

中学時代クラスメイトが貸したラノベオタクになって9年目の夏のこと。

人生目標意識理想も持たず、目の前のコンテンツをただ貪る無味乾燥時間を送っていた僕に、何人目かの彼女が出来た。

彼女某SNSで知り合った女の子で、当時はまだ新卒社会人1年生だった。

僕にも彼女にも当初は別に恋人がいて、お互いの近況を話し合いながら「話は聞くからがんばってね」「そっちも彼女大事にね」みたいなやり取りをちょこちょこ交わしていた。

当時の恋人と別れた直後、彼女もその相手と別れたことをSNSに書き込んでいた。

「今までお疲れさま」

簡素な労いの言葉を送ると、予想だにしない返事が戻ってきた。

「今電話してもいい? もう寝る?」

僕は個人メッセージに「非通知でもいいよ」と添えて、自分電話番号送信した。

数分後、見慣れない電話番号から着信が。電話に出ると聞きなれない声で「恵美(仮名)です」と名乗った。

そこから互いの身の上話(ほとんどが彼女の話だったけど)を重ねるに連れ、彼女がこんな言葉を漏らした。

「私、増田くんとなら付き合えると思う」

驚いた。本当に驚いた。

それまでの僕は自分に自信がなく、これまで付き合っていた相手とも「何が良くて自分なんだろう」と思うことの方が多かった。

更に、当時の僕は先天的に持っていた障害(注意欠陥症候群)が発覚したばかりで、尚更人間関係に対して自信をなくしていた。

彼女は強い結婚願望を持っていた。

そんな相手と上手くいくとは思えなかった。

そう思っていた矢先、彼女はこう打ち明けてきた。

「私、付き合う前に言っておかないといけないことがある」

弟以外の家族関係が悪いこと。

援助ももらえなかったため大学学費風俗で稼いだこと。

そのほか、ここには書ききれないたくさんの話を聞いた。

そのおかげで、僕は自分が抱えていた不安を打ち明けることが出来た。

障害の話。これまでの話。10年来の付き合いがある友人にも言っていなかった話。

それでも彼女は、こう言ってくれた。

「1人じゃダメでも2人ならなんとかなるよ

 一緒に何でも試してみようよ」

その言葉に心を動かされ、僕は彼女と付き合うことになった。

中学時代クラスメイトが貸したラノベオタクになって9年目の夏のこと。

人生目標意識理想も持たず、目の前のコンテンツをただ貪る無味乾燥時間を送っていた僕に、何人目かの彼女が出来た。

彼女某SNSで知り合った女の子で、当時はまだ新卒社会人1年生だった。

僕にも彼女にも当初は別に恋人がいて、お互いの近況を話し合いながら「話は聞くからがんばってね」「そっちも彼女大事にね」みたいなやり取りをちょこちょこ交わしていた。

当時の恋人と別れた直後、彼女もその相手と別れたことをSNSに書き込んでいた。

「今までお疲れさま」

簡素な労いの言葉を送ると、予想だにしない返事が戻ってきた。

「今電話してもいい? もう寝る?」

僕は個人メッセージに「非通知でもいいよ」と添えて、自分電話番号送信した。

数分後、見慣れない電話番号から着信が。電話に出ると聞きなれない声で「恵美(仮名)です」と名乗った。

そこから互いの身の上話(ほとんどが彼女の話だったけど)を重ねるに連れ、彼女がこんな言葉を漏らした。

「私、増田くんとなら付き合えると思う」

驚いた。本当に驚いた。

それまでの僕は自分に自信がなく、これまで付き合っていた相手とも「何が良くて自分なんだろう」と思うことの方が多かった。

更に、当時の僕は先天的に持っていた障害(注意欠陥症候群)が発覚したばかりで、尚更人間関係に対して自信をなくしていた。

彼女は強い結婚願望を持っていた。

そんな相手と上手くいくとは思えなかった。

そう思っていた矢先、彼女はこう打ち明けてきた。

「私、付き合う前に言っておかないといけないことがある」

弟以外の家族関係が悪いこと。

援助ももらえなかったため大学学費風俗で稼いだこと。

そのほか、ここには書ききれないたくさんの話を聞いた。

そのおかげで、僕は自分が抱えていた不安を打ち明けることが出来た。

障害の話。これまでの話。10年来の付き合いがある友人にも言っていなかった話。

それでも彼女は、こう言ってくれた。

「1人じゃダメでも2人ならなんとかなるよ

 一緒に何でも試してみようよ」

その言葉に心を動かされ、僕は彼女と付き合うことになった。

それからすぐに彼女の家が僕の職場に近いことが判明し、彼女の家に引っ越しての同棲が始まった。

一緒に暮らすにつれ様々なことがわかった。

彼女ヘビースモーカーなこと(つられて僕もタバコをはじめた)

・お互いに性欲が薄く、SEXをしなくても充分満たされること(彼女キスが好きなため流れでヤることは多かったけどそれでもこれまでに比べたら少なかった)

彼女にとってのオタク趣味あくま趣味の一つで、本当はもっと趣味なこと。

彼女は決して、顔で僕を選んだわけじゃなかったこと。

当時の僕は周りから評価に対して承認欲求けが異様に強く、強気発言や嘘をついて炎上したことも多々あった(承認欲求に関してはここに書いてる時点でまだ収まってないんだろうけど当時よりは落ち着いたってことで許して欲しい)

でも、彼女ありのままの僕を受け入れてくれた。

自然と、彼女だけには嘘をつきたくないって思うようになっていた。

自分で作り上げていた「嘘の壁」の中に誰かをこんなにも強く想える自分いたことにびっくりした。

そこから2年間、僕は彼女の好きになれる自分になろうとして努力した。

努力を重ねた結果、体調とメンタルを壊し、当時の職場退職した。

そこからすれ違い(一番の理由は「なんでそんなになるまで相談しなかったの」)を起こし、破局した。

知り合ってから約3年、付き合ってから2年半が過ぎ、結婚視野に入れていた矢先のことだった。

実家に帰って、わずかに貯めていた金を使って地元温泉宿で1週間ほど色々考えた。

後悔とか開放感とか恨みとか悲しみとか色々な感情が頭と心を巡って、一生分泣いたんじゃないかってくらい泣き通した。

一通りの気持ちの整理がつき、最後に濾過されずに残った感情確認するとそれは「感謝」の気持ちだった。

彼女出会えて、僕は本当に変わることが出来た。

そのことに関して、今でも感謝している。

からやり直すということは不可能だし、彼女には俺じゃない別の誰かと幸せになってもらいたい。

今の僕は君に比べるとあんまり頭も良くなくて家事もそこそこ苦手だけど君と同じくらい可愛くて優しくて音楽映画が好きな子と付き合ってます

彼女にこのことを話した時に「今はもう感謝しかないんでしょ? じゃあその元カノさんはますくんの恩人なんだね」って言われてあらためて君の存在の大きさに気づきました。

多分君に出会ってなかったらこの子を好きになることもなかった。

俺は君のおかげで幸せだし、君もどうか幸せになってください。というか今は結婚してるんだし幸せか。

恵美が幸せなら、僕も嬉しいです。

君を幸せに出来なかった分まで、今の彼女のことを大切にしたいと思います

君は僕の元彼女で、それ以上に僕の恩人で。

から、僕は君のことを一生忘れないと思う。

彼女の影響で好きになったバンドライブを見て、音楽に関わる仕事に就きたいと思ってダメ元で応募したイベント会社ライブスタッフ求人に受かってたか備忘録も兼ねて書き綴ってみた。

長文乱文で読みづらかったら申し訳ないです。

2017-09-06

anond:20170906141402

7000冊以上といわれる本の装幀は、1文字として同じ形の文字が無い。

というのも、毎回、1文字ずつデザインしているかである

本がまだ書店しか売られていなかった時代に、どうやって装幀だけで目立たせることができようか?

と考え続けた挙句、生まれたのがあの独特な文字であり、

バランスが悪いからこそ人目を引くのだ。

「コウガグロテスク 仮名フォント」は、彼のデザインした字体から200種を厳選したものだが、

フォント名に書かれている通り、グロテスクなのである

どの1文字をとってもグロテスクに見えるというデザインは、緻密に計算されているとも言えるし、

平野甲賀感性のものとも言える。

…みたいな解説文がどこかに無いか探してみたが見つからなかった。

2017-09-05

シンガーソングライター至上主義の男がミリオンライブにハマった話

中学高校の頃、僕はMr.Childrenゆずコブクロのような作詞作曲もするアーティストを好み、AKB48のようなアイドルグループを異様なまでに嫌悪していました。音楽番組出てたらテレビ消すレベルです。キッモいですね。

今になってみるとクソガキの音楽わかってるアピールなのですが、当時の僕は言ってしまえば「シンガーソングライター至上主義」の男でした。(ちなみに今は総選挙流し観するぐらいには好きです。さや姉推しです。)

そんな僕が大学に進学し、何やかんやあって幕張メッセで泣きながらケミカルライトを折るまでに至る話です。ここではミリオンだけを特筆しますが、ASシンデレラSideM兼任のPです。伊織ジュリアと朋花と加奈九十九先生担当です。

というかミリオンアイドル達と楽曲すごいんだぜ!というアイマス触れたことな音楽好きと、シンデレラ上げてミリオン下げる風潮あるけど比べなくてもミリオンらしい良さってあるじゃん!というプロデューサーへ向けた話です。ほんの少しお付き合いください。

大学で知り合った友人の勧めでミリオンを始め(前々からゲームは好きで、ダンガンロンパ女神転生なんかは数作やってたのでそこまで始めることに抵抗は無かったです。)、とりあえずオーディオルームあるから聴いとけと言われ、まあアイドルモノの曲なんて……程度に思っていた、それを根底から覆す曲に出会いました。

Maria Trap / 天空橋朋花 です。

衝撃でした。こんなカッコいい曲がアイドルマスターにあるなんて、アイマスナメてた。

そこから追い討ちをかけるように、Be My Boy流星群dearetc

歌唱力楽曲の質、バリエーションレベルの高さに唖然しました。

しっとりとしたバラードからギターインストロックまで……あまりの衝撃に手のひらグルグルンで手首の関節5-56CMみたいになってました。僕が多村仁志だったら怪我が半分くらい減ってると思います

そこからはすぐでした。例の友人からアニマスBDを全て借り、劇場版も観て、WALKMANミリオンの曲を全て入れました。今や半分ぐらいアイドルマスターです。

そこからしばらく経って、ついにあのコミカライズからあの曲が生まれました。

アイル / 伊吹翼 です。

ストライクでした。これをもっと別の場面で、アイマスを知らずに聴いていたとしても、ここにたどり着いていたと思います

さらにしばらく経って、3rdライブメンバーが発表されました。そこに書いてあったのは、

幕張1日目 参加者

Machico(伊吹翼 役)、愛美(ジュリア 役)、阿部里果(真壁瑞希 役)

これを見て、僕は初のライブ参戦を決めました。

例の友人から再三「アイマスライブクオリティがすごい」と聞かされていました。以前の僕なら言ってもそんなにと聞き流していたでしょうが、その時の僕はもうただの山田(仮名)ではなくアイマスの得意な山田(仮名)でした。楽しみで仕方なかったです。

Dreaming!積んだもののご用意されなかった僕は友人にチケットも譲ってもらい、いざ現地参戦です。

ダメでした。

涙でステージが見えませんでした。

予想どおりの3人のパーフェクトアイルも、その前のプラリネも、鳥籠スクリプチュアも…ずっと涙で見えませんでした。アイルラストMachicoさんが涙声を出したとき、もう崩れました。思い出して今もまた涙流しながら書いています

その日会場近くの飲み屋で語り合い、たまたまいた瑞希のらしきネクタイをつけたゲッサンPに遠くから全力で拝みました。神はここにいた。

あれだけアイドル嫌悪・軽視していたクソガキの僕は、ミリオンライブの曲を通じて色んな曲が好きになりました。

アイドルマスターの曲は、アイドルらしい曲も、バラードロックEDMも…色んな曲を好きにしてくれる他にないコンテンツだと思います

ミリオンライブアーティスト性は、邦楽好きにはど真ん中だと思いますレアードが寿司屋開けます

近くに以前の僕のような人間がいたら、せめてプラリネだけでも…と話しかけてあげてください。職質される頃には受け取ってくれるはずです。

シンデレラミリオンでつまらない対立をしているプロデューサーさん達、シンデレラにはシンデレラの良さ、ミリオンにはミリオンの良さ、対立せずとも楽しめるものではないでしょうか。

拙い文章でしたが、それも匿名ダイアリーらしさということで…お許しください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。





P.S.

小岩井ことりさんめちゃくちゃ可愛い

2017-08-24

https://anond.hatelabo.jp/20170824185227

いや最初から大昔と言ってたがな、定期的に流行る話をしてただけですがな

じゃあ江戸時代キラキラネーム

本居宣長最近読みにくい名前が多くて困ると嘆いて門人の名前に読み仮名をふっていた

例えば稽古(とほふる)

稽古では刀を振るからとほふると読ませたらしい

馴公でなれき

政要でまさとしなど

2017-08-19

羽奏という名前がなんでダメなのか

羽奏という名前を、周囲の人が呼んでくれない、という釣り増田があった。

もともとの増田漁業から趣旨が外れるけれども、なぜ羽奏で「わかな」がダメなのか、忍者の里で暮らす私と一緒に考えてみよう。


日本語表意文字と言われる。

文字には読み方とともに、意味もくっついてくる。

羽と奏は、音以前に意味が繋がりにくいように思う。羽奏では、意味のつながりが連想イメージしづらいのだ。

要するに、羽は音を奏でないだろってこと。

同じ「ワカナ」音を重視するなら「和奏」ならすっきりする。

和音とかで和ってのわ使われるし、和風だとかのニュアンスでも繋がりやすい。

羽奏でワカナのいいところは、ワカナって音にある。

それに当てた漢字の読み方がクソ気味だったのは、多く先人の指摘するところなのでここでは贅言せんぞ。

から「若菜」という言葉がある。だから、音は他の人が聞いて違和感が少ない。

今までのことをまとめると、<漢字もつ音>と、<漢字もつ意味>の両方を他の人に連想させやすくするのが名付けでは重要だ。

ここでの音というのは、あくまでまとまった時に聞こえが悪くないか、ということで、伝統的な読みにそぐうかどうか、ではない。

例えば「奏」で「かな」だとか、あとは最近若い忍者も良く使うんだけれども「翔」で「と」と読むようなやり口。

もちろんこれは漢字の読みのうえでは間違いなんだけれど、私は名づけの上での省きはまぁいいんじゃないかと思うんだ。なんつーか流行ってるし。


部下の上忍の2人目の息子の名前が「拓路」くんで「たくみ」くんなんだけれど、いい名前じゃん。

路を拓く、という意味もいいし、音も「タクミ」は律令官制以来なじみ深い。

個人的には、ぶつ切りで読むのであっても、音と意味が整ってればいいじゃんってこと。


あと、意味を重視しないで音で当て字したいときジョーカー存在が万葉仮名だ。

これは、漢字意味を捨てて、音だけを表すために用いられた漢字だ。

漢字だけど、意味を考えなくてすむ。音だけでいい。

私の部下のくのいちに「利都」で「りつ」ってよむ女がいるんだが、いい名付けだなって思う。全身タイツスタイル忍者なんだけど。

まり万葉仮名は実質ひらがなみたいなもん。「あ」は「安」からきてるんだけど、「あ」は「安んずる」という意味はないでしょ。


森鴎外の子女たちが元祖キラキラネームといわれることがある。私はそうは思わない。

ルイとかオットーとか、すべて外国の人々の名前としては通用するもので、音は問題ない。

当てている漢字も穏当である。万葉仮名を用いてるしね。

森鴎外のをキラキラネームとか言っちゃうのは、逆にお前の頭の中がキラキラしてるんだぞ、と思う。


忍者ってのは顧客ありきなんだから、例えば三菱の人とかに名簿(みょうぶ、って里では読む。古い読みだ)見られたときに悪印象を与えない名前にするのが重要なんだ。

佐助とかってのはダメだぞ。狙いすぎだ。かといって昨今のキラキラネームでもダメ。黄熊でぷうとか弱そうじゃん。かませ犬ですぐ死にそうじゃん。熊だけどさ。

からさ、個人的には「翔」で「と」がオッケーな理由はこの辺りにあるんだよね。

翔ぶじゃん。忍者。だから忍者にピッタリな漢字なのよ。「遥翔」で「ハルト」って読むのが若い衆でいるんだけど、いいじゃん。

遥かに飛翔する。もうこれ絶対強い忍者じゃん!

こうしてみると女子は古風な名前が付きがちなんだよな。こういうのももしかしたらジェンダー性があるのかもと思う。

くのいちのほうが古風な名前が残るし、顧客からも尊ばれる。

「閑」で「しずか」とか、「青葉」で「あおば」とか。さっきの利都もそうか。ちなみに閑と青葉はミニスカタイプの装束のくのいちだぞ、諸君

ということで「羽奏」がなんでダメかわかったかな?

2017-08-16

朝凪って海外で人気なの?

あん男尊女卑的な同人作家韓国はともかくフェミニズム先進国欧米ウケるわけないだろと思ってたら

英語圏サイト(の翻訳)で結構人気みたいで意外だった

英訳された同人誌もあるみたいだし

でも読み仮名文化のない英語圏で「女と書いて馬鹿と読む」みたいなのはちゃんと訳してあるんだろうか

2017-08-12

Twitterであったいざこざ

駄文なうえ長い。でも吐き出すところがなくてここに書く。すまん。

リアルの友人とSNSでだけしかつるまなくなって、そのSNSでうまくいかなくなってしまったっていう話です。

ある日突然ネガティブな事をTwitterで書き始めた友人(仮名 ネガちゃん)がタイムラインの大半を埋めるようになったので心配で飯に誘い出した。

最近みんなが冷たい、とくに誰がっていうわけじゃないんだけど、避けられている気がする」

ネガちゃんの悩みを聞いて、できるだけ励ますようにそんなことないよ思い過ごしだよってやんわり否定した。

俺よりネガちゃんはTwitter歴が長くて、アカウントジャンルにあわせて使い分けていて、友人と呼べる人がたくさんいる。本当に気のせいだと思った。

その後しばらくネガちゃんの愚痴とか悲しいことの列挙は収まったけど半月経った頃からまた荒れはじめた。

内容は色々だけど誰かへの不満を空リプガンガン発信して、深夜までずっと呟く。我慢できなくなってネガちゃんをミュートした。

初めてミュー機能の便利さに感動した。毎日絶望とか鬱ポエムで埋まっていた俺のTwitterが急に平和になった。

お互い仕事をするようになってからTwitterしか話をしなくなっていたけど、ネガちゃんとは飯をよく一緒に行っていた仲で家も近い。

オタク趣味が別々になっても相手の好きなものをよく知っている貴重な友人だった。ミュートした事に僅かに罪悪感はあった。

ある日、ネガちゃんから俺宛に空リプじゃなく、リプライ機能

「一緒にごはんに行きたい」

っていう返信が来た。奇跡的に気づいたのが半日くらい経った後だったんだけど、その日のうちに返信を送ることには成功した。

仕事からそんなにすぐには返信できないし、その日の夜は予定があったから無理だったんだけど

「こんなに傷ついてるネガのことはどうでもいいんだ、ふーん、静かに怒ってます」みたいな返信がきて

ネガちゃんのプロフィール?欄が【みんなが無視してこんなに苦しい私を気遣う事もできないの?】的な内容になっていた。

ミュートにしてた俺も悪かったかもしれないけど、思い切ってネガちゃんをブロックした。

次の日、不機嫌な自分を周りに見せるのは大人として恥ずかしい、みたいな誰かのつぶやきサブアカウントから引用返信で送ってきてた。

返信内容に困って、まだ返信してない。

オタク趣味が合う学生時代からの友人だったから出来る限り気遣いはしてたつもり。

罪悪感より鬱呟きがTwitterに届かなくなったのを心底ホッとしたし、他人絶望とか悲しみばっかり受信してたらこっちが折れちまうし。

【リアフレブロック】の罪悪感はたぶん忘れられないだろうけど、これで良かった。

こんな愚痴最後まで読んでくれる人が居るかわからないけど、愚痴を垂れ流している辺り、盛大なブーメランですね。すみません

2017-08-09

はいじめっ子だったのだろうか

私が高校生の頃、同じ学年に佐藤さん(仮名)という子が居た。私は2年生の時同じクラスになった。

佐藤さんはなんというか、普通ちょっと地味な子だった。派手なわけではないが、ダサいわけでもない。特別に明るいわけでも暗いわけでもない。卑屈なわけでも不遜なわけでもない。

彼女学校に来るのが早い方で、私も早い方だった。他に人が居なければ喋る。その程度の仲だった。でも私はその時間が好きではなかった。

彼女と話す時間はつまらなかった。でも何があんなに楽しくなかったのかは未だに解らない。誰かの悪口を言ったりする子ではなかった。普通に好きなアーティストの話などをしていたがつまらなかった。

他の仲がいい友達が来ると、解放されたような気持ちになった。彼女は他の子が登校してくるとすっと「じゃあね」と言って去って行ったからだ。

私は最初佐藤さんは誰とでも仲良くなる社交的な子だと思っていた。行動を共にする子がいつも違ったからだ。

だが段々とそれはどうも違うらしいと気付いた。彼女は誰とでも仲良くなれるわけじゃなく、特定の仲のいい子が居なくて彷徨っている子だった。

私と私の友人達は、口にこそ出さなかったが彼女が輪に入ってくるのが嫌だった。

放課後どこかに遊びに行こうなんて話して盛り上がっていて、彼女が私も行っていい?と入ってくると0.2秒くらいの間空気が凍った。

断る理由も無いのでいいよと言って一緒に行ったが、だからと言って次から積極的に誘いたいと思う事は無かった。

私の居たグループ?は20人くらいのうすーい繋がりのグループ

(AちゃんとBちゃん、BちゃんとCちゃんは仲良しだがAちゃんとCちゃんは話はするけど個人的にやり取りをするほど仲良くはない、みたいな)

その場に居合わせた人によってその日一緒に居る人が変わる、結構流動的なグループだったが、佐藤さんに対する態度だけは何故か一貫してた。

3年生になり佐藤さんとクラスは離れ、朝に話す事も無くなった。接点は無くなったわけじゃなかったが薄くなった。私の中で彼女存在は限りなく薄くなった。

とある学校行事彼女に久々に話しかけられた。何を話したかは覚えていないが、5分程雑談をして私は当番があったのでそう伝えて別れた。

すると一緒に当番になった子から佐藤さんと仲良いの?と聞かれた。私は仲良くはないけど、去年同じクラスだったから話す事はあるよと答えた。

当番の子はよかったと笑った。そして「今年初めて一緒のクラスになったんだけどあまり得意じゃなくて…」と続けた。

私はなぜかショックだった。当番の子は決して佐藤さんと仲良くするタイプの子ではなかった。強い接点を持つわけでもない人にさえ彼女は嫌われていたのだと知ってしまった。

私が通った学校平和学校だったと思う。皆毎日を楽しむのに忙しく、特定の人をいじめたり追い詰めたりする暇は無かったと思う。

佐藤さんの事も、皆得意じゃないとは思いつつ積極的にそれを口に出す事はしなかった。遊ぶ時参加したいと言われれば受け入れた。

でも彼女との交流はなぜだかとんでもなくつまらなかった。妙に苛々して、到底楽しい時間とは思えなかった。

声のトーンやテンションも仲のいい友達と喋る時とは明らかに違ったと思う。

から自分からしかけたり、遊びに誘ったり、手紙を書いたりする事は無かった。

佐藤さんの「仲良くなろう」という気持ちに応える事はしなかった。気付かないふりをし続けた。

あれはいじめだったんだろうか。

私達は誰も示し合わせたりはしなかった。不思議と皆が彼女を得意じゃなくて、でもみんなそれを口にしなかった。

当たり前だが暴力を振るったり、物を隠したりもしなかった。

でも今日はこのメンバーだけで過ごしたいなと思ったら佐藤さんの目を避けて打ち合わせをした事はあった。

「皆」の中に佐藤さんを含もうとはしなかった。含もうとすらしなかった。

私の楽しい日々の中に佐藤さんは不要だったからだ。

2年の学級文集にちょっとした文章を書く欄があった。

そこに佐藤さんは私と過ごした朝のひと時について書いている。

私が嫌々過ごしていた毎朝の10分少々が、彼女にとっては1年の思い出だったのだろうか。

卒業からもうすぐ20年経つ。あの時の友人の多くとはもう連絡を取っていない。当然佐藤さんとも。

彼女はあの後誰かと仲良くなれたのだろうか。幸せにしているのだろうか。

どうか幸せになっていてほしい。それだけは本心だ。

2017-08-08

ネット乞食歴8年の高石圭佑氏(仮名33歳・東京都在住)は、Amazon商品表記を利用した最新のシノギ事情を次のように解説する。

Amazonに出品されている食品の新着商品をひたすらチェックし、誤表記を見つけるんです。たとえば800グラム落花生の内容量が、800キログラム記載されていたりだとか。1トン近い落花生なんてありえないですから、間違いだってことはわかってるんですけど、それでも注文する。すると、当然800グラム落花生が家に届きます

◆あえてクレームを入れる

ここからネット乞食たちのズルい点だ。

商品が到着したら、『800キログラムだと思ったから買ったのに、800グラムだった。この値段だったらいらないので返品します』とAmazonにあえてクレームを入れます。すると、ほぼ間違いなく『申し訳ありませんでした。返金はしますが、商品の返送は不要なので、そのままお納めください』と返事が来て、商品はタダでもらえてしまます

2017-07-29

モテない過去をバネに整形 ついに居酒屋ナンパされ…

(千尋さん=仮名23歳・販売員)

私は高校生の頃から「顔の偏差値30のブスギャル」と呼ばれ、男性には相手にされませんでした。

成人してから処女を捨てようと焦り、飲み歩いて泥酔しながら、さまざまな男に声をかけまくったけど、常に逃げられて…。

21歳の誕生日、私は実家の畑で取れたナス処女を捧げました。この虚しさと悔しさをバネに、お金を貯めて22歳で上京カリスマ整形外科医に目、鼻、胸を手術してもらい、まるで別人に変身したんです。

自分で言うのもおかしいですが、顔の偏差値は65くらいに上がったでしょう。その証拠に、都内居酒屋で1人飲みしていると、必ずこっちをいろんな男性がチラ見します。

Bカップだった胸をDに変えただけで視線がチラチラ胸に落ち、ヤリタイ光線を出している多数の男から可愛いね」と言われました。

昔は酔って相手に寄りかかると急によけられて倒れましたが、今は頼まなくてもハグされたり、髪を撫でられたりします。

容姿がよくなると、男はこんなに変わるものなんですね。ある晩、私は勇気を出して、カウンターの隣に座ってきた男と意気投合し、「あなたをお持ち帰りしようかしら」と上目遣いで言ってみました。

はい、喜んで!」

こんな出来すぎた展開に戸惑いながらも、自宅アパートに連れ込んだんです。彼は整形顔を見抜けず、有頂天になっているのが分かりました。

「ああっ、美女パンツはやはりいい香りだ!」

彼はクンクンとショーツの香りを嗅いで勃起し、「オッパイ大きいね」と褒めながら胸をたっぷり味わうように揉んだ後、クンニまでしました。

クリトリスを舐められるとあまりに感じて「あんあん」と我慢してもエッチな声が漏れちゃった。

続いて、グチョグチョに濡れたアソコに硬くなったペニスが入ってきました。

最初は頭だけ挿れて動きが止まったので、「ダメよ。奥まで欲しいの」と催促し、自ら腰を振ります

「ほら、一つになったよ」

根本まで挿入されたときナスよりずっと気持ちよくて、「ああん、イクゥ」と叫びながら昇天しました。

彼とはエッチの相性がよく、会うたびにイキまくり。将来は結婚も考えてくれているので、早めに昔の写真処分しないと…。

(書き手・奈倉清孝)

http://wjn.jp/article/detail/4011983/

2017-07-20

うちの猫様がおでこを狙ってくる

うちには猫が3匹いる。性格がそれぞれ違い、好物もそれぞれ違い、懐き方もそれぞれ違う。

みんな違ってみんな可愛い

しかし、その内の一匹に昨夜マジギレされた。

その猫N(仮名)は雑種だが、長毛で姉妹より巨体(手とか耳とかパーツ自体も大きめ)。毛皮の下のボディーは平均より少々ぽっちゃりめ。

性格は、基本的にはマイペースである。猫なんて多かれ少なかれマイペースだけど、相対的にみてもNはとてもマイペースである

かといっておっとりとかのんびりというよりかは、謎の風格がある。走って逃げたりはせず、歩く時もゆったり威風堂々というか、まぁ態度はでかい

そのご尊顔は飼い主のひいき目もあるが、長毛ゆえに優雅金持ちの猫といった感じの美人である。ただしふてぶてしい表情がデフォルト

好きな食べ物はいちごやいちじくなどのフルーツ系で(OLかよ)、好きな場所は箱の中。最近暑いので床でだれていることも多い。

この時期の猫は抜け毛がすごい。N様は毛が長い分、量は多いわ絡まるわで、ブラッシングするのも大変。

しかし撫でろとその金の目が命じれば、拒否する事はできないわけで。

顔・首周りから背中を撫でられているしばらくの内、N様は目を細めていた。尻尾が「くるしゅうない、もっとやれ」と語っている。

その内N様が伸びをして、いわゆるエジプト座りの対象になった。ふと目が合う。

あれぇ、N様の目がマジだぁ。

真ん丸になっている(可愛い)。一向に瞬きをしない。こっちが目をつぶっても逸らしてもウインクしても、ひたすらガン見、真顔である

めっちゃ警戒されている!N様いきなりのマジギレモードである。(なんで猫ってあんなに「私怒ってます」の顔分かりやすいんだろうな、猫なのに)

えぇー私さっきまであんなに尽くしていたのに!!

恐らくゆらゆらしていた尻尾がパタンパタンしだした時が辞め時だったんだろうけど、それに気付かなかったんだろう。

にしても、たまに目線が妙に上にずれる。なんだ、何を見ているんだ?と思ったら妹がひとこと。

おでこ狙われてるよ!!!

言われてみれば、確かにおでこ視線を感じる…!

そういえば先日のこと。N様は機嫌ななめで、手を出そうもんなら威嚇された挙句引っかかれそうな具合だった。

しかし大好きな母に手を拘束されたまま抱かれたので、これなら安心とN様に顔を近づけた私。

すると私のおでこに、N様ががぶっと一撃。

パンチができないなら噛みつけばいいじゃない』

衝撃で皆が思わず笑う中、N様がフンと鼻を鳴らした。私のおでこからは血が出た。

もうちょっとこう、手とか腕とか、自分の近くに出されそうで警戒しなくてはいけない、かつ、引っ掻いたり噛んだりしやす場所はあると思うんだ。今回は拘束されているわけでもないし。

それなのにちらちら投げかけられる頭部への視線。何故。

あの時の衝撃と痛みを忘れるなとおっしゃっているのか。

N様が何を考えているのか、私には分からない。が、とにかく、おでこへの攻撃が癖になっていない事を願うばかりである

そんなこんなですが、猫様はとても可愛いです。ちなみに一番仲の良い猫は靴下にゃんこのC様(仮名)です。いつも玄関でおかえりって出迎えてくれる。

2017-07-08

健全オタクでごめんなさい。

*[アイドルオタク]

私には好きで好きでたまらないアイドルがいる。彼を見ている時が、人生で1番幸せ楽しい。何物にも代え難いものを、アイドルの彼から貰っている。彼がいるからこそ私はつまらない毎日を頑張ることができる。

けれど、自分オタクとしてのスタイルが不健全ものだということに気付いてしまった。今まで気付かないように必死に目を背けていたけれど、もう戻れないところまで来てしまった。

そもそもアイドルの彼を好きになったきっかけは失恋だ。人生で2人目の彼氏仮名:次郎)にフラれた。彼が別れを切り出す言葉は、「他の彼女ができた」だった。

ごめん、知ってた。

次郎と私が付き合っていることを知らない後輩が、「次郎さん彼女できたらしいっすよ!」と、"他の彼女"と次郎がデートしている写真を見せてくれた。"他の彼女"は私も知っている人だった。それはそれは可愛くて、こりゃあ仕方ないなと思った。次郎は背の高いイケメンであり、私のようなデブでブスな女と付き合っているのがそもそもおかしかった。周りにあまり言ってなかったことから、彼もおかしい・恥ずかしいと思っていたんだろう。可愛い女の子を手に入れた喜びは今まで我慢してきた分大きかったと思う。誰もが見られる公共インターネットにアップするくらいだから

仕方ないとは言え、私はすっかり元気を無くした。そんな時、ある動画出会う。アイドルの彼が歌っている動画だ。アイドルの彼はどことなく、姿形が次郎に似ていた。私は彼に夢中になった。

正当な対価を払って見なければと思った私はすぐにそのDVDを買った。人生で初めてアイドルDVDを買った。

アイドルの彼はどんなことをしていてもカッコよかった。彼は非常にできたアイドルであり、それから一瞬たりとも私をガッカリさせることはなかった。アイドル仕事なのだから、素の顔や裏の顔があって当たり前のものだと思う。彼らも人間からしかし、彼はそれを微塵も感じさせず、徹頭徹尾アイドルだった。

もっと彼を応援したい、彼に会いたい、彼に時間お金も使いたい。そう思うのに時間はかからなかった。私は掛け持ちのバイトを増やした。

DVDも買ったしCDも沢山買った。私はそれに満足していた。コンサートチケットが当たらなければ、定価の何倍でも出した。とにかく、とにかく彼を見ていたかった。

バイトのしすぎで、初めて単位を落とした。寝る間も惜しんで働いていたので、テスト期間、勉強するより寝たかった。

この時点でもう全く健全ではないが、私はそこから目を背けていた。

ところで、私がアイドルに対して仮想恋愛をするにあたって非常に安心していたことが1つある。それは、体を差しさなくていいことだ。

次郎の前に付き合っていた男性との交際を振り返ると、私はただ単に家事機能付きのダッチワイフだった。交際を申し込まれた時、初めて彼氏ができるという現象に舞い上がってしまった私は、特に好きというわけではなかったその男性との交際を始めた。これを逃したら彼氏ができることはないかもしれないと思ったからだ。それからは、彼に頼まれたことは一切断らず、彼を自分の部屋で寝泊まりさせ、身の回りの世話をやき、彼がしたいと言えばセックスした。初彼氏に浮かれる期間が終わってから苦痛しかなかった。でも、こんな自分を愛してくれてる人間なんだと思うと、逆らうことができなくて、別れるまでに随分時間がかかってしまった。

アイドルを好きでいることに、体の提供必要がなかった。ただ単に好きでいられた。これが、私にとっては本当に嬉しかった。彼は私だけに向けて「好き」と言ってくれることはないけれど、彼の「好き」という言葉性的な代償は必要なかった。

アイドルに熱を上げるまでは、他に時間お金のかかる趣味を持っていた。けれど、もうそちらとはほぼ縁が切れてしまった。屋外でやることも多いその趣味は、少しでも綺麗になりたい私にとって敵になった。日焼けをしたくないからだ。

サークルにも顔を出さなくなった。サークル恋愛市場で売れ残っている自分が惨めだった。一年生が入ってくるごとに誰が可愛いだとか、誰がイケメンだとか、誰と誰が付き合い始めたとか、そういうことにうんざりしてしまった。メインの活動の裏で結局はそういった出会いの場になってしましかないサークルという団体が嫌になった。サークル活動飲み会時間お金を使うなら、アイドルに使いたかった。

私はアイドルの彼に依存している。

「彼のファンとして綺麗でありたい」というファンは世の中に沢山いる。いわゆる美容垢をTwitterで持っている人も沢山いる。私は自分に自信がないことと、頭が悪いことが原因でそれらにあてられてしまった。

私も彼のファンとして綺麗にならなきゃと思った。メイクにも服にも髪型にも人一倍お金をかけなくちゃいけない。だって、ブスでデブからダイエットしたり、おしゃれの研究をしたりしたけれど、満足できなくて私は整形した。より一層、元々いたコミュニティに居づらくなった。

ここまで書いてきたけれど、アイドルアイドルでいることは何も悪いことではない。私は彼にずっとアイドルでいて欲しい。彼のファンのことも好きだ。みんな、女の子としてとても頑張り屋さんで尊敬している。

ただ単に、私に自信がないことと、私の頭が悪いのがいけないのだ。アイドル依存するしかない、弱い私が悪い。

整形も、一度すればどんどん気になるところが出てきた。彼への出費も止まらない。いよいよ普通バイトじゃやっていけなくなった。来週から、私はあまり胸を張って言うことのできないバイトを始める。結局、アイドルの彼に対しても間接的にではあるが、体を差し出す形になってしまうのだと思う。その前に、こんな下らない、誰にも言えない話を誰かに聞いて欲しかった。

ファンでいること、オタクでいることは楽しい。でも、依存して自分生活を壊してしまえば元も子もない。好きな相手から貰った元気や幸せで、頑張るベクトルを間違えちゃいけない。私は間違った。ここまできて、漸く自分いかに愚かな人間か分かった。ここまできてやっと自分の不健全さをまっすぐ見ることができた。でも、止まることができない。やめようと思えない。

みんな、楽しくアイドルファンをやってね。

健全オタクでごめんなさい。

2017-06-30

犬に襲われた記憶

小学生2年~6年の間で仲が良い友達がいて、その子シェパードを飼っていた。名前増田仮名)にしておこう。

私がその子友達の家に遊びに行くと増田仮名)は尻尾を振って歓迎してくれた。一緒に散歩にも行ったしプロレスごっこもした。

小学校6年生の夏休みのある日、いつものように私が遊びに行くと、あんなにも懐いていた増田仮名)が私に牙を剥き襲いかかってきた。

繋がれていたので噛まれることは無かったが、あの目は私を完全に敵として見ていた。

その2、3日前までは一緒に散歩していたのに。

それから数日後、その子は親の仕事の都合で夏休み明けに転校することになり、結局それっきり。


何故?増田仮名)はあの時私に牙を剥けたのだろう?

たまにふと思い出す記憶

2017-06-28

とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話」とねとらぼ対応

https://togetter.com/search?q=%E4%BD%90%E5%80%89%E8%89%B2&t=q (参考)

一部でも話題になった色紙1600枚事件(そんな風に世間で呼ばれてるかどうかは知らない)の当事者である佐倉色氏の描いたエッセイ漫画を読んだ。

というのもたまたまトゥギャッターねとらぼ反論記事に関するまとめを見て本分に何が描かれていたのか興味が出たから。

問題記事だけだと何があったのかさっぱりだし、周囲の反応も漫画の方を読まずにあっちが悪いこっちが悪いと勝手な推論を言ってる人が多くてこりゃあ漫画の方も読まないと何がなんだかわからないぞぅということで即購入。本の内容自体面白そう(笑える方面じゃなくて好奇心を刺激される感じで)だったので。

で、読んだ感想としてはまあ色々ある。編集者さんヤバイなとか。

ただそのあたりは正直一般的感想として出尽くしているので、今回は場外乱闘的な部分であるねとらぼとのあれそれに絞って言う。ねとらぼという会社としてはともかく問題記事作成した個人の方とはあまり関わりあいになりたくないなあという結論

問題記事を「整然とした反論だ」と言っている人を見かけたけど、別に整然とはしてない。主張そのもの理解やすいけど。

おおまかな経緯

漫画家兼業作家)の佐倉氏は、当時の担当であるボーノ氏(仮名)との間にトラブルがあり、精神的にかなり疲弊していた。(このトラブル顛末をまとめたのがタイトルにも入れてるエッセイ漫画

そして編集とのトラブル疲弊していた時期に起きた「本来問題とは直接的に関係があるわけではないけれど、関連して起こったプチ騒動」がねとらぼの件になる。

佐倉氏は度重なるストレスから自身ツイッターブログで「色々あって疲れたので(今回問題にする部分とは関係ないので詳細は省く)商業から暫く距離を置くつもりでいる」という話をした。それを見たねとらぼ側が『「桜色フレンズ」の佐倉先生商業マンガ家引退を表明 月刊少年エース担当者とのいざこざが原因』というタイトル記事にした。

佐倉氏は該当の記事に関して不満があり、直接電話意見することになった結果、最終的に該当記事については削除されるに至った、というのがまあごく完結で客観的事実と言えると思う。

今回エッセイ漫画の中で騒動中の一幕としてこのねとらぼ記事や実際のやり取りに関する話題も触れられており、ねとらぼ側はそれに対して「事実と違う」と反論記事を上げた、という流れ。

佐倉氏の主張について

参考にできるものリンクできるところにないため解説。これは実際の漫画を読んで自分なりに解釈した内容になるので、気になる人は一次資料になる漫画を読んでもらった方が早いとは思う。

そもそもとして佐倉氏がねとらぼ記事に気が付いたのはボーノから電話によってであり、彼と話をしながらサイト記事を読んでいた状況であることが描写されている。ここは割と重要

まず、佐倉自身自分ブログでの発言について当時の心労や混乱、なるべく穏便に事を済ませたいといった様々な思惑から『「批判」と「フォロー」 「辞める」と「辞めない」が入り混じった不思議文章を書綴っていた』としていて、本人自身が分かりにくい点のある文章だったと認めている。

その上で、言いたかったことは『商業撤退。少なくとも当分はこりごり。もし縁があったら商業復帰したいけど当分は休みたい』であるとしている。

だが、ねとらぼ記事ではタイトルインパクトの強さや記事の要約の仕方から、この記事では本意が伝わらないだろう、ブログを読めば分かってもらえるだろうが記事を見た人がわざわざブログまで確認することは少ないだろうと判断

(補足:この時点で佐倉氏には「記者の人は本当に自分ブログを読み込んだのだろうか」「ざっと呼んだだけでセンセーショナル話題からと大雑把な纏め方をされたのではないか」といった不信感があったのでは?と思われる。)

また、ナイーブ話題であるのにブログ記事だけを元にされていて、発言の裏にどんな意図があったのか、ブログ記事事実なのか、といった詳細を確認しなかった、佐倉氏とは直接コンタクトを取ろうとしなかった点について『本人に事実確認もせず記事にする』と認識している。(補足:出だしの時点でねとらぼに対してよい印象を持っていなかったことがわかる)

こうして記事に対して不満を抱えていたところに、ボーノ氏がブログ掲載していた画像を使っていたことについてほのめかし、著作権に明るくない佐倉氏の画像を使ってよいものなのかという疑問に対して『普通にナシですよ』と発言

(補足:著作権的に引用範囲であれば無断で画像を使っても問題ない。問題画像引用範囲だと認められるかどうかはそれこそ権利に詳しくないと難しい、素人では判断ができないのではないかと思う。が、逆にそんなものを「普通にナシ」と軽々しく言ってしまえるあたりボーノ氏も著作権に明るくないと思われる。)

さらに補足:この適当説明のせいで佐倉氏はねとらぼに対して「人の真意を汲み取らずおざなりな要約記事掲載した上に普通にナシである画像転載までしたのか」とマイナスの印象を強めたと思われる)

そんな中で佐倉氏はボーノ氏にお願いされた「画像の取り下げ」(本人としても下げて欲しかったとは思う)を依頼するために直接ねとらぼ電話

(補足:佐倉氏がまず気にしていたのは大げさなタイトル記事だけでは氏の真意を汲み取れないことだったので、目的である画像取り下げとは別に個人の思惑として記事のものについてもどうにかして欲しいという思いはあったと推測できる)

会話の内容については

という流れだったとしている。

なお、折り返しの連絡を待っている間の描写の中には明らかに焦点のおかし自身の絵や、善意の気づかい言葉すら悪意に取ってしまうほど追い詰められていた、と自身が正常ではなかったことの説明も含まれている。

(補足:つまりこの時点で、電話の時も作者が冷静ではなかったことが読者に伺えるつくりになっている)

折り返しの連絡は編集長から最初電話をした人とは別人)であり、「許可は取っていない。今回の記事は削除する。しか記事タイトルは残す」という内容。

それに対して佐倉氏は漫画内で『私の希望無断転載された画像の削除と事実と違うタイトルの変更です』としている。

(補足:最初電話の部分ではタイトル変更を希望したということは描写されていない。タイトルを誇張だと認識していることは描写されている。)

しかこちらの主張は聞いてもらえず「(記事は消すが)画像無断転載ではない」ということを何度も言われ、『半ば怒鳴りつけるような強い口調』だったと描写されている。

画像の利用については佐倉氏の認識としてはお礼漫画(2ページ)全部を丸々掲載されたという状況で、これが無断転載でなければ何なんだろうと疑問に思っている。

また、記事の削除理由として佐倉から要請があったためと説明すると再三確認され、最終的に一方的電話を切られた、という流れだったとしている。

(補足:佐倉氏は名前を出すことを再三確認されることの理由がわからず、もしかして脅されているのではと受け取った)

そして記事は削除されました、という流れでねとらぼに関する描写はだいたいこのくらいだと思う。

ねとらぼの主張について

これは全文参照できるので直接見るのが早い。

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1706/10/news018.html

あえて重要と感じた部分を要約すれば

画像は一部使用であり2ページ丸々使ったという事実はない

電話の内容として書かれている部分が事実と違う

といったあたり。

ねとらぼ佐倉氏の共通認識事実とみなしていいだろう部分)について
食い違ってる部分についての勝手想像について

これらを確認した上での個人的な推測を述べる(もしかたらこういうことなのではないかという話でこれが真実だと言うつもりはもちろんない)。

まず、前提として確たる証拠が出ておらずどちらも当時の記憶を頼りに話しているのだろう、という判断しかできない以上、どちらの発言も「主観的事実に基づいたものであり、一定事実性はあるけれど真実を語っているわけではない」と考える。

まず、佐倉氏はねとらぼ電話をした。主目的としてはもちろん依頼された「画像の取り下げ」である

しかし、氏はねとらぼ編集部に対してかなりマイナス印象を持っており、個人的には画像の取り下げよりもこちらの意図が伝わらないと思われる記事の内容の方が問題だった。

そしてまず記事の作者と話をした。話の内容として恐らく

(2)佐倉氏は次のように主張しました。「1:自分に断りなく記事掲載されている」「2:画像無断転載である」「3:文章ブログから無断転載である

ここは間違っていないと思う。漫画での主張(会話の内容としてと言うよりは本人の認識部分)とも一致しているからだ。

そもそも漫画会話内容は実際の会話の要約だと思われる(あんな短い会話で話が済んだわけがないと思うので)だろうから、全体としてまとめたらそういう話にはなるだろう。

ではその主張を元にどのような会話が繰り広げられたのか。

繰り返すが本人も認める通り佐倉氏は著作権に詳しくなく、編集部として直接取材はしていないことも画像の利用に許可を取っていないことも認めている。であれば「裏取りもせずに勝手画像を使ったと認めるんですね。であればこちらに断りなく使用した画像を消去して下さい」と依頼して何の不思議もない。それが主目的だし。

ただ、ここで画像に絞って主張したかはかなり怪しい。繰り返すがボーノ氏の希望である画像の削除とは別に作者自身希望として記事内容のものに不満があったのだから

というか二度目の電話の時にタイトル修正希望だと言っているので、一度目の電話の時に画像の削除と一緒にタイトル修正も主張したと考えた方が妥当

で、無断利用したものを消して欲しい、という希望に対して、もし仮に「いやこれは著作権的にこれこれこういう理由別にさなくてもいいものなんですよー」とか「今回の記事転載ではなくて引用範囲なのでー」という話になったのであれば別だが、ねとらぼ側の主張を見るにそういった説明をしたという記述はない。あくまで「事実から報道したまで」「転載はしていない」という主張である

無断で利用したことを問題視しているのに、「そうですね無断です」と言えば「じゃあどうにかしろよ」と言われるのはある意味当然の流れでしかない。

ここで「無断ではあるが無断であることは問題にはならない」ということを説明できれば話は違ったかもしれない(佐倉氏が冷静ではなかったのでその説明に納得してもらえたかどうかは分からない)が、ねとらぼの主張ではそれを説明したようには見えない。こじれるのも残当である。(文面と漫画だけで判断するなら)

「無断で使ってるんだから消して下さい」(誤った著作権への認識と心労による疲弊による主張)→「事実を書いただけです。転載はしていません」(引用なので法的に問題はない)→「いや、さっき確認取ってないって言いましたよね?なんで消せないんですか?」(法的に問題ないことの詳しい説明がなされないため主張の意味が分からない)→「いやですから転載をしたわけではないので……」(著作権には違反していない)

といったような堂々巡りがあったのではないだろうか。それならお互いに「話が通じない」という認識になるだろう。

あと、電話内容の(4)についてだが、「商業引退ではないのか」と聞いても作者は「いや距離を置くだけって書いてあるやん」としか思わなかったのではないだろうか。佐倉氏の言う真相とはもっとブログに書かれていない情報を引きだそうとする努力はないのか、編集者の行動が事実だったのかの確認はしないのか(漫画で「漫画家一方的な主張を元に記事にするの?」という疑問を持っていた)という意味である可能性があるので、この部分は認識の違いのような気がする。

記事自体の削除云々については、佐倉自身記事の内容そのもの問題視していた(事実とは異なる、誇張された表現だという認識)ので、その認識からくる発言記事の削除を求めるものだと受け取れるものであった可能性は高いと思う。

ねとらぼ対応問題はあったのか

疲弊してパニックを起こしている作者から電凸である。口調も実際は漫画であるような冷静な口調と考えるよりは興奮してそれなりの語気だったと考える方が自然。なので編集部が「この人話が通じないな」とおざなり対応になってしまったとしても仕方ないというか割と当然だし、間違った認識を元に問い合わせている作者に対してわざわざ間違いを訂正する必要もない。

よってねとらぼ対応は「間違ってはいない」し、仮に漫画の内容が正しくてもねとらぼ側に不利益な内容であれば当然反論する権利はある。

ただ、「漫画家編集者確執を取り扱った記事を裏取りせずに記事にした(電話取材は行ったが不在で話せなかったため漫画家ブログという片方の主張しか確認できない状況なのに記事を即公開した)」のに「当人が当時の精神状況は異常だったと再三繰り返しているエッセイ漫画での記述については事実関係が違うが裏取りはしたのかと反論する」のはなんともダブスタ構造だなぁと思った。(そして漫画家発言一次ソースとして掲載しました、編集者側の発言取材できなかったけど事実報道なので問題はないです、とするならそれこそ飛鳥新社の主張と何も違わないのでは?)

のでねとらぼ編集者ダブスタな人たちなんだなぁと個人的に感じた、という話。

2017-06-06

知っているか知っていないかはかなり重要

この前、職場人間飲み会していてキャベツブロッコリーは親戚だ。みたいな話になって。

同僚の宮川がそれを言ったんだけど、ちょっと年上上司長谷部さん(かわいい)がめちゃそれを否定するわけ。んなわけねーべ! と。

長谷部さんはキャベツめっちゃ好きな一方で、ブロッコリーネットの濃縮された森信者なんじゃ。それくらいブッコロリーのこと嫌い。

で、今はスマホで何でも調べられるから調べたら、確かにブロッコリーキャベツからまれ野菜なんだとさ。

んで、宮川田島(たしま、ね。たじまじゃない)が盛り上がったわけなんだ。キャベキャベと。

長谷部さん(美人)はちょっとプライドいから知らなかったのをバカにされたような気になったみたい。

「そんなわけないし!」と珍しく声を荒げていたんだけど、ちょっとわかるかな、楽しい会なんだけどちょっと微妙空気になるあれになったっつーわけだ。

吉田(佳さんのほう。富は欠席。デートとの由。)が上手く話題を変えてそのまま流れたんだけど。

長谷部さん(もうね、かわいい美人アウフヘーベンしとる)はもちろん全然悪くないんだけどさ、もし長谷部さん(モデルみたいなスタイルしとるしなんかい匂いする)がキャベツブロッコリーが親戚だって知っていたら微妙空気にならなかったわけだ。

何度も言うけど、致命的なことになったわけじゃないんだが、知っていると知ってないとでは、未来が変わってくるよなと思う。

知識として持っているか否かで、自分の振る舞いも変わるし、周囲の雰囲気結果的に変わりうるだろう。

内田樹が言っていたことに近いのかもしれないけれど、学校とかで学ぶ、一見くだらなく見えるすぐに役に立たない知識も、もっていると何か良いことがあるのかもしれない。

知らなくても謙虚振る舞うってのも大事だろうけど、それはまた何かあったときに考えてみたい。


わしはそんなことを、この些細な経験から思ったわけじゃ。

登場人物はみんな仮名です。内田樹、おめーだけは仮名じゃねーからな! 自分で解っていると思うが!

2017-05-31

http://anond.hatelabo.jp/20170530233852

SQL意識して書かないと死ぬほど読みにくくなるのが気に入らない。

前の職場には何もかも全部大文字表記し、ろくに改行も入れないバカが居て死ぬほどつらかった。あろうことか、読みづらいクエリを書ける自分プライドを持ってるっぽかった。ああいう奴とは二度と仕事をしたくないよ。

SELECT COL0,COL1,COL2 FROM TABLE0 WHERE COL0=1000 AND COL2 IN (100,102)

これを少しでも読みやすくするために予約語大文字カラム名テーブル名を小文字表記している (カラム名テーブル名が大文字で決め打ちされているなら、予約語を小文字統一している)。

SELECT col0,col1,col2
FROM table0
WHERE col0=1000
  AND col2 IN (100,102)

しかしこの方法も万全ではなくて、例えば複数テーブルが関連するクエリ

SELECT t0.col0, t0.col1, t0.col2, t1.col0
FROM table0 t0
  LEFT OUTER JOIN table1 t1 ON t0.col3=t1.col3
WHERE t0.col0=1000
  AND t0.col2 IN (100,102)

みたくなってしまう (テーブル名のtable0、仮名t0、カラム名col0が全部小文字になっているため、なかなか読みづらい)。

皆さん、どうやって工夫されてますか?

2017-05-14

ダークグレー中小企業で働いていた、ある社会人の恨み言

※2018/02/07 トラバ更新

anond:20180206221002

発端

書き溜めと推敲に思った以上に時間がかかったんで、とうに旬が過ぎた話題になるが

「『ウソをウソだと見抜ける人でないと難しい』という格言はもう賞味期限切れ」という意見に同意の声 - Togetter

…まとめそのものではなく、そこに付いたこブコメ

趣旨には賛成も違和感。「嘘を嘘だと自分けがたとえ見抜けたとしても、その他大勢の見抜けない人に結局巻き込まれて、自分も含め事態悪化する」が現代においては事実だと感じる。自己責任の限界を言ってる
2017/01/28 13:12

これを見て痛く共感し、かつて自分がいた勤め先のことをありありと思い出したので、熱量が冷めないうちに書き残しておく。

大元発言は、ただのひろゆき責任逃れの詭弁でしかないが、これは何も2chやインターネットの中だけで起きてるんじゃなくて、

Post-truth時代においては社会のどこでも当たり前に起きていることなんだぞ、という警鐘と自戒を込めて。

※本エントリは、退職エントリブラック企業自慢・詐欺まがい商法愚痴日記キメラとなっております

ミイラ取りをミイラにする職場

細かく書きすぎて特定される事や、業務上知り得た機密情報の線引き、やれ営業妨害名誉毀損だになると面倒なので書き方は一部婉曲し濁しているが、

前職は水廻り設備全般の保守点検業をやってる会社だった。無料マグネットシートの広告をよくポスト投函してくるあれ系列会社の小規模版と思って頂いて差し支えない。

ご多分に漏れず「水のプロ集団」をスローガンに、トイレや台所排水詰まりの24H対応承ります、を謳う、よくある地元中小企業だ。

そこでの何が気に入らなかったのか。起こったことを順に箇条書きにすると、

から下まで地獄である

理科実験並のトリックを見抜けない"水のプロ集団(笑)"

イソジン溶液に含まれヨウ素茶色を、酸化還元化学反応無色透明にすることは、小中学生自由研究レベル再現可能だ。

ビタミンC錠剤、レモン汁(キャンディも可)、魚飼育用カルキ抜きなどを放り込んでやれば済む話である

参考:http://cs.kus.hokkyodai.ac.jp/tancyou/vol.47/iromagic.htm

が、現実に目の前にあったのは、そんな理科実験で素直に「すごーい!」と感動しちゃう事務社員たちと、

目の前の箱でその販売会社名前をググれば検索候補に「マルチ」「インチキ」がすぐ出るような詐欺師集団を、平気で社内に招き入れる重役と、

その事実を蚊の消え入りそうな声で辛うじて主張しても結局誰一人説得できない、何の現状も変えられない自分だった。

全てを殺したいくらいに腹が立った。

そんなものにGOサインを出す上司たちも、騙されて買ってしまった上で笑ってる部長も、人のためを思っての事なら詐欺っても無罪かい!それで済んだら警察要らんわ!とツッコミ入れたいパートにも、

義務教育大学で学んできたのに、そんな現状を何一つ覆せない、全面対決の構えで公に訴え出る覚悟もない、傾聴してもらえる程の信頼すら得られていない自分自身も。

からずに招き入れてたとしたら、水のプロ集団()失格もいいところだし、

分かった上で招き入れてたとしたら、無知な下っ端に買わせて搾り取ってやろうというそれ以上のドクズ確定、

どちらに転んでもプロとして、人として終わっている。

ただ一人だけ、そんな会社に30年来勤続し続けた最古参のC社員仮名)が残した自嘲気味な言葉が今も強く残っている。

「ウチは確かに『水廻り仕事を承る集団』ではある。けど、今の現状はお世辞にも"プロ"集団 とは言えんなぁ」

なお、そのC社員課長職までは上れたが、会社規定に基づいた役職定年により主査となり、管理職手当が無くなる事実上減給降格の上、

パワハラ課長の属する部署の窓際に飛ばされ、24h緊急対応の出動要員として待機を命じられる人事異動を受けた。分かり易い追い出し部屋である

その他の余罪

もうやる気ないならさ、早急に「水の反社会的団体」か「水のチンピラ集団」に改名してくれませんかね?

阪神大震災当時のインフラ復旧にも尽力し社会貢献したことがご自慢らしいが、公共の福祉改善1件で他の違法行為諸々がチャラになるなら

山口組はとっくに日本最大の慈善事業団として表彰されてるわ。理由面子の張り合いとはいえ、災害時は地元へ我先に物資押し付けするから

じゃあどうすれば良かったのか?

消費者センター案件かと思って調べてはみたが、通報して立件に動いてもらえるのは

証明できないと難しい、とのことだった。今回の場合、参加はあくまでも任意強要はされていないし

参加者リストを作ってる時点で充分気持ち悪いが、かといって不参加者に何か不利益が降り掛かったわけでもない。

よくよく考えると、脳内で吹き上がってキレてたのは自分一人だけで、即決買いしちゃうバカ部長はともかく、

科学根拠には疎いようなママさん女性陣は「すごい商品ね」と口では褒めながら、結局誰一人買ってなかった気がする。

必ずしも正しい知識がなくとも、そこまでカネかける価値がある物かの真贋をジャッジする知恵はあったのかもしれない。

そんな事も知らないのかと、無意識のうちに内心見下している自分いたことは大いに反省すべきだろう。

結局「上から下まで揃いに揃ってこの程度のリテラシーじゃ、この会社も先は長くないな」と見限りを付けて、適当愛想笑いしながら

内心だけで舌を出しさっさと転職活動を検討するのが一番だったのだろう。俺も実際そうしたしな。少し空白期間を作ってしまったが

その後、当該会社はどうなったのか?

参加者を報告させてた当時の社長は、何の成果を挙げたのかよく分からんまま在任3年ほどで退任し、

浄水器を騙されて買っちゃったバカ部長が後釜に就いて社長になってた。今はCSR活動の一環として、

会社向かいの公園ゴミ掃除や花壇の水やりを行ってのうのうと社会貢献していらっしゃるらしい。へー偉いですね(棒)

なお、会社名検索したところ、アルゴリズム変更でネガティブワードサジェスト汚染が表に出にくいように

修正が加わったGoogleYahoo!の結果は平和だったが、bingの方に「会社名 ブラック」が候補に出てた模様。

表立った事件報道もされてない段階の標準サジェスト候補に「ブラック」が出る時点で、普段からどんだけ

人に恨まれ会社経営やってるのかお察しだが、ニュースにも出た名だたる本場ブラック企業の実態に比べれば、

ここの小物ぶりなんてせいぜいが「ダークグレー企業」程度のものだろう。

なお、退職前にメールでこっそり「ブラック名指しされてますよ、なりふり構わないなら"逆SEO"なんてモノもありますよ」

ってこっそり業務改善提案を提出してどう出るか様子を伺ったところ、個人的観測範囲で2015年6月頃までは

ブラック」が上位に来てたのが、「カイシャの評判」というen転職系列レビューサイトに、それはそれはもう

綺麗な桜色の美しい書評が沢山寄せられて検索結果が変わっていた。分かりやすっ。

参考:削除跡地

2017-05-13

教師はなぜいじめ助長するのか

私は、小2から小3にかけていじめを受けていました。

きっかけは、小2の時にクラス女子メガネケースが机から落下し、壊れてしまう。ということでした。

その様子を遠くで傍観していると、赤井さん(女子)が教師にこの事について話しているようでした。

赤井さんは、「近くにいたから」という理由大石さん(仮名)と何故か私を指名しました。

その後、緊急の学級会が開かれ、教師が明らかに私に対して不利になるような言葉を並べ、

柳沢さん(仮名・私)と大石さん、どっちが悪いか多数決しましょう。」

と言い出しました。

クラスの大半が私がやっていた。と手を挙げ、私は反論しました。

しかし、それは無意味もの教師はなにも認めてはくれませんでした。

下校後、学校から連絡が来ていた。ということもあり、親から様々なことを言われ、私は「絶対やっていない。そもそも、その場所に行っていない。」という趣旨のことを伝えた後、同じクラス友達の親から電話がかかってきました。

柳沢くんは、やっていないらしいね。私の子供が言うには、『大石くんがやってた』ということだった。詳しく話聞きたいからおうちに来れる?」

かけてきた友達の親の家は、とても近所で電話がかかってきたあとすぐに親が私を連れ、到着後話し込んでいるようでした。

次の日、教師から「もうあなたが認めれば、ことが丸く収まるから赤井さんに早く謝って。」と言われ、私は、赤井さんに「ごめんなさい。」と言ってしまいました。

帰宅後、親から「どうだった。」と聞かれ、「謝ったよ。」と伝えると、「何で謝ったの! あなたやってないんでしょ! それは罪を認めることだよ!」と言われました。

この時、小学2年生だったため、「謝る」という本当の意味を知らなかったためです。

これらのことがあった後、クラス内で1人でいることが多くなりました。

3年生に進級し、新たな楽しい生活が送れると思い、とてもわくわくしていました。

しかし、現実はそうではなかったのです。

クラス担任を中心とする、酷いいじめを受けるようになりました。

相談する相手も居ず、学校が嫌いになってしまいましたが、「とりあえず学校には行け!」と言われ、抵抗はしたものの通じず、仕方なく学校に行きました。

このときの私は太っていて、担任からおなかを直に触られることが数え切れないほどありました。

また、クラスメートから悪口や陰口、さらには過度なちょっかいなどがあり、とてもこのクラスはいられない気がしてきました。

給食の際にも、いじめを受け、給食を食べないということもありました。


小学3年生の夏、私は自殺を試みました。

しかし、担任が止めてくれましたが、それがきっかけで、さらいじめエスカレートしていきました。


小学4年生に進級しました。

担任は、私のすべてを受け入れてくれるとても優しい先生でした。

今まであったことをすべて話した私は、泣いていました。

小学3年生の時と同じクラスメートでしたが、その先生の支えもあり、クラスになじめていたような気がします。

私はパソコン趣味で、その先生IT系に強い先生ということもあり、Excelの話やPPの話など様々なことで盛り上がりました。

ただ、先生はそこまで甘くはありませんでした。

毎日職員室に行って先生から様々なことを聞いていたり、教室プリントを運ぶ手伝いをしていたりしました。

突然、「お前はもう大丈夫から、朝職員室には来るな。」と言ったのです。

私は、少し悲しくなりましたが、自分に自信を持っていたため、「わかりました。」と返しました。

小学5年生の時、いじめが再発しました。

担任は、とても優しかったものの、その事が理由クラス雰囲気は崩れ始め、学級崩壊・学年崩壊とまでいくようになりました。

秋頃、小2の時に私は大石さんと喧嘩をして、感情を抑えきれなくなり、教室にあった水槽を割ってしまうということがありました。

その後、私はクラスから省かれるようになりました。

小学6年生の時、すべてが変わりました。

担任は、少し厳しい先生が入り学級・学年がまとまってくるようになりました。

私がパソコンに強い。ということを知っていた担任先生は、放送委員会の引き継ぎを私に優先していただきさらには委員長までになりました。

その先生は、ダメなことはダメ。というはっきりした性格で、私の曲がってしまった心を矯正してくれる、恩師でした。

さらには、「小2の時にメガネケースが破損した」という事に関して、真犯人が出てきたこともありました。

卒業式の呼びかけの際には、担任の計らいで、私と大石さんがラストラスト2という大役を任されました。

中学校1年生から自分感情を抑えきれるようになり、中学校2年生の時には、学級副委員長にもなりました。

中学校3年生の時には、学級副委員長文化祭実行委員をやるようになり、いじめコミュニケーションも控えめになっていましたが、それが改善されるようにまでなってきました。

現在は、中学2年生の時から志望していた高校合格入学し、部活勉強にのめりこむ毎日を送っています

私は、絶対小学2・3年生の時の担任教師が許せません。

その人たちに、会っていなかったら私はとても楽しい小学校生活を送っていたと思います

何故教師たちは、いじめを隠しているのでしょうか。

何故教師たちは、いじめ助長するような言葉を発するのでしょうか。

何故教師たちは、いじめを認めないのでしょうか。

いじめは、受けている側が「いじめ」と思った瞬間にいじめになります

まだ「いじめ」という考えが浸透していなかったこともあるのでしょうか。

しかし、苦しんでいる人たちはたくさんいます

しかしたら、今も苦しんでいるかもしれません。

教師たちは、現実ありのまま教育委員会に伝えるべきです。

学校の評判が下がる? いじめに関わったらいい役職に就けない?

それは、学校教師の話であり、苦しんでいる人たちはさらに苦しむことになります

もし、あなた教師なのであればその考えを絶対に捨ててください。

子供が好きだから教師になったのでしょう?

教師子供を守ることは当たり前です。

いじめ絶対に許せない。

http://anond.hatelabo.jp/20170513141641

右左以前に偏差値が低いよね

あと、名詞で書くべきところを不要な送り仮名つけてほったらかしてるところとか、

人としてのレベルが低そう

2017-04-28

2015.09.05 ニュース

 メディアを賑わせている指定暴力団山口組の分裂騒動。分裂の理由としてはカネをめぐる不満や、勢力を強める弘道会に対する古参組員の反発などが取りざたされているが、「そもそもの発端には、警察のいきすぎた徹底摘発姿勢がある」と語るのは、元捜査4課(マル暴)の刑事として辣腕を振るい、現在組織犯罪に対する企業コンサルティングを行う有村仁司氏(仮名・68歳)。

暴力団対策法に始まり暴力団新法、組織犯罪処罰法、暴力団排除条例法律による取締り強化が、ある程度の犯罪抑止力に繋がっているのは事実だけど、現場捜査をする刑事からすれば『しょせんは頭でっかちキャリアが考えた机上の空論』に過ぎないと思えることも多々ある。現場刑事にすれば、必死で集めた情報も、法律施行される度に白紙に戻ってしまう。反社勢力対峙してきた俺の実感からすれば、暴力団による犯罪多様化し、見えづらくなっていくのは、俺がマル暴新米刑事だった第1次頂上作戦からすでに始まっていたんだよ」

有村仁司氏

「もし抗争が始まれば、これまでの規模とは比べ物にならない。まさに最終戦争になるよ」(有村氏)

 第1次頂上作戦とは、昭和39年から44年まで行われた、映画仁義なき戦い』でもおなじみの警察による暴力団壊滅作戦高度経済成長のまっただなか、西日本を中心にした全国各地で抗争を繰り返す“秩序の破壊者”たる暴力団に対して、徹底した実力行使に出ていた時代だ。

「頂上作戦の結果、暴力団地下組織化は進んでいった。確かに、東日本に比べて、西日本暴力団縄張り意識が薄く、暴力頭脳さえ秀でていれば、よその組の縄張りを土足で犯してもいいという考え方なので、この対策は当たり前の措置。が、この事件以降、人間同士の対話が成り立っていた侠客が、だんだん会話のできない相手に変貌していったというのも事実なんだよね。ヤクザ並みに強面で、チンピラに対しては罵詈雑言ねじ伏せるといったマル暴が多くなり始めたのもこの頃だったかな。『俺たちヤクザ名前のとおり“ブタ”(オイチョカブ893ブタの目)なんだから警察はもちろん堅気には礼を尽くせ』なんて話していた親分が、“警察は敵”と、途端に態度を変えたこともあった」

 その後も相次ぐ警察によると取締り強化によって、武力行使による勢力拡大が封じられ、極道金看板を掲げることもためらわれるとなれば、「カネを稼ぐために地下に潜るのは当たり前」と有村氏は続ける。

「そうして企業舎弟といわれるフロント企業が増殖するわけだけど、警察側にしてみれば、暴力団の組長や幹部が作って直接関与しているタイプフロント企業には目を光らせることができる。けど、表面上は無関係を装って、暴力団資金提供寄与しているタイプフロント企業捜査は、資金の流れは功名に覆い隠されているし、難航を極めたね。山口組でいえば、そういったシノギ上手のヤクザが今の弘道会系で、山健組のように昔ながらのヤクザは、暴力団排除条例で弱体化した。銀行口座も作れなければ、生命保険契約も認められないんだから資金力に差が出るのは自明だよ。第一勧業銀行ほか、大企業幹部数十名が、総会屋への利益供与で続々と逮捕された事件があったけど、あん大事件が長い間明るみに出なかったのも、“フロント企業共生者”に対する捜査の難しさを物語っている」

 武力闘争から頭脳戦へ。非合法経済活動で裏マネーを増幅させる――そんな暴力団シノギが膨張していく背景にあるのは、「大組織による全国制覇副産物」と有村氏は推測している。

郊外大資本スーパーチェーンが参入すると、地場産業が衰退して多くのシャッター商店街が生まれるけど、あれと構図は一緒。小さな組がそれぞれの小さい縄張りを守って小競り合いを繰り返すだけなら、山口組がここまで肥大化することもなかった。肥大化を防ぐために、警察トップ暴力団壊滅を目指して暴対法暴力団新法と取締りを強化していくわけだけど、大組織こそ表のビジネス活動をうまく利用しているからね。捜査4課の目に止まるのは、枝の枝の枝にある組や、一本どっこの小さな組が犯す、小さなシノギばかり。結果、小さな組織はどんどん潰れて、大組織はどんどん肥え太るっていう構図が生まれたわけだ」

 暴対法によって、みかじめ料恐喝など“暴力団的なシノギ”こそ減ったが、上部組織摘発なしに弱体化は図れない。そこで、下部組織の犯した罪でも暴力団トップをあげられる「使用者責任の追及」を可能にした暴力団新法が04年に施行され、08年にはさらにその使用者責任を拡大させる改正暴力団対策法生まれる。

裏社会に与えるインパクトは大きかったし、組織全体の萎縮化を図ることには大きく貢献した。ただ、取締りが強化されるほどに、暴力団は新しいビジネスモデル確立して、それに対応できない組との間の格差は開くばかり。今回の分裂騒動の根っこにあるのもそういうことだろ。ただ、分裂したところで、根本的なシノギ自体は変わらない。現行の暴対法を元に警察が“与し易い”と判断した側――つまり神戸の側ばかりを狙うようになれば……」

 完全に逃げ場を失うような締め付けは、また新たな火種を生み出す爆弾となることは過去歴史証明している。今後の成り行きを注視していきたい。 〈取材・文/日刊SPA取材班

分裂山口組京都代理戦争の恐れ 神戸山口組指定1年

2017年4月27日16時01分

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神戸山口組本部脇に設置された特別警戒所前で暴力団追放を訴える警察官ら=3日、兵庫県淡路市

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 国内最大の指定暴力団山口組本部神戸市灘区)が分裂し、離脱派が結成した神戸山口組本部兵庫県淡路市)が指定暴力団指定されて今月で1年がたった。その後も抗争とみられる事件が全国で20件(13日現在)発生した。住民らは不安を募らせ、警察は警戒を強めている。

特集山口組

 10日、淡路市神戸山口組本部を兼ねる俠友会(きょうゆうかい事務所で、神戸側の直系組長が集まる月1回の定例会があった。本部脇に掲げられた看板には赤い太字で「暴力団追放」。1週間前に開設されたばかりの兵庫県警特別警戒所だ。捜査員が、出入りする組長の監視を続けていた。周辺に住む男性は「本部存在淡路島にとって大変な脅威。住民一丸になって排除活動を続けたい」と話す。

 神戸山口組は5日、神戸市中心部にも新拠点を設けた。中央区二宮町3丁目の延べ170平方メートルの4階建てビル登記簿によると、もともとは政治団体代表が所有していたが、3月下旬に所有者が変更。神戸ナンバー2の若頭(わかがしら)の寺岡修・俠友会会長(68)に代わった。組関係者によると、「連絡所」として使用し、系列の組員が日替わりで当番をしている。

 県警幹部は「淡路島は遠いので、少人数の幹部が集まりやす拠点を作ったのだろう。組事務所とみなすべきか見極める」と警戒する。ただ、半径200メートル以内に小中学校などはなく、県暴力団排除条例で定めた組施設の設置禁止地域には当たらないという。

 ここから西へ約300メートル先には、神戸市内で唯一の山口組直系団体事務所がある。別の県警幹部は「新拠点山口組ににらみを利かせる狙いがある。抗争の火種にならないよう監視を続ける」と話す。

 分裂前に引退したが、今も神戸

2017-04-27

http://anond.hatelabo.jp/20170427152828#tb

テロ対策法案で、適用される刑法犯罪に「強制わいせつ」「強姦」「準強姦」などの性犯罪が入っています

たとえば、あくまでもたとえばですが、

大学サークル合宿中、学生Aが同B、Cなどに「今夜夜這いへ行こうぜ、○○ちゃんみんなで(アメリカ大統領名前)しちゃおう」と話しかけました。

たまたま小耳に挟んだ学生Xは、いつも仲間はずれにされていたことを思い出し、この機会に彼らに一泡吹かせてやりたいと思いつきました。

そこで警察通報し、A,B,Cらは全員連行されてしまいました。

この場合、この大学サークル一般団体から犯罪組織に変化したと理解し、テロ法(施行後を仮定するので法案でなく法(仮名))が適用されるのでしょうか。

また、連行された男子学生だけに適用されるのか、それとも男女に関わらず集団全体として適用されるのですか。

後者だとすると、いわゆるヤリサーも要監視対象になるということでしょうか。お教えください。

2017-04-20

かっこないの差配も気にならないほど努力した

社会的というか日仮名的には現場人間の発する言葉意味の強さにうんざりし無言で辞めてきただけ

4月20日

2017-04-06

上石神井を出ても自分は生きてゆけるのか、という問題

来年、この住み慣れた街を出て行くことになる。

その街の名を上石神井(かみしゃくじい)という。

西武新宿線という、おもに川越所沢などあまり品のある方ではない埼玉県民を東京に送り込むための路線において高田馬場から急行で2駅・13分の立地である

私は大学進学に合わせて上京し、とくに大きなトラブルもなく3年間を過ごしてきた。

「とくに大きなトラブルもなく3年間を過ごして」しまったのである。 

上石神井駅は決して大きな駅ではないが、特急以外の全ての電車が停まり山手線圏内へのアクセス性も非常に高い。

牛丼屋は松屋すき家から選ぶことが出来る(私は吉野家アンチなので、これは幸いであった)。

駅のすぐ近くにはアッサリ系のラーメン屋二郎系ラーメン屋が激安ドラッグストアを隔てて並立しており、その日の気分に応じてラーメンの濃淡を選ぶことも出来る。

駅に直結している西友は24時間営業で、しかも深夜にはアルバイトハセガワさんという美人もいる。

コンビニファミリーマートおよびセブンイレブンがあり、ポイントカード宗派争いにも寛容である

セブンイレブンの向かいにはホットモットもあり、弁当を買うにあたって選択肢には事欠かないことだろう。酢豚が食べたければ少し離れたところにオリジン弁当もある。

その他にも美味いパン屋や、チャーミングなババアのいるクリーニング店ちょっと洒落パスタのお店なんかまであり、要するに至れり尽くせりなのである

借りたアパートもまた良かった。駅徒歩7分の好立地で家賃4万2千円(共益費込み)。

隣人の大学生は重度の花粉症であること以外はまことによく出来た人物で、鼻をかむ音さえ筒抜けの防音性でありながらそれ以外の物音に悩まされたことなどかつて一度もない。

しろ隣人の鼻をかむ音に「ああ、今年も彼の花粉症が始まる時期か・・・」などと歳時記的な感傷にさえ浸っていたくらいである。

頻繁に外れる網戸に業を煮やし、内側からガムテープを用いて目張りのように固定したせいで友人から「ガス自殺の部屋」という不名誉称号をこそ付けられてはいものの、私の生活にはおよそ十分な住まいであった。

例えばの話である。私がこれからどこかに引っ越したとして。

もしも、その駅には吉野家しかなかったら?

もしも、最寄りのスーパーは20時に閉まってしまったなら?(しかも、そこにハセガワさんの存在しないことは自明である。)

もしも、オリジン弁当酢豚が食べたくなってしまったら・・・

私の大きな失敗が、そして不安がここにある。

初めての一人暮らしで、あまりに好条件な暮らしの出来る街を引き当ててしまったのである

ご存知のことかもしれないが、一度上がってしまった生活水準というものはなかなか下げられるものではない。

その「高い水準」の指すものが、たとえオリジン弁当酢豚であっても、クリーニング屋のチャーミングなババアであったとしても、である

これから就職活動を終えて引っ越す街を、愛せる自信がないのだ。

これほどまでに自分のために誂えられたような街を、日本のどこにでも見つけられることなど出来るだろうか。あり得ないのではないか

郷土愛をあまりミクロなところに見出ししまった私を、就職活動はどこへ連れてゆくのだろう。

願わくばこの街から通勤できる会社に入りたいものである

(追記:西友美人はもちろん仮名である

ハセガワのような在り来たりの苗字を、読者諸兄にあっては思い思い当てはめて頂きたい。そして全国のハセガワさんと、このハセガワさんを慮る諸兄は安心して頂きたい。)

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