小学生2年~6年の間で仲が良い友達がいて、その子はシェパードを飼っていた。名前は増田(仮名)にしておこう。
私がその子の友達の家に遊びに行くと増田(仮名)は尻尾を振って歓迎してくれた。一緒に散歩にも行ったしプロレスごっこもした。
小学校6年生の夏休みのある日、いつものように私が遊びに行くと、あんなにも懐いていた増田(仮名)が私に牙を剥き襲いかかってきた。
繋がれていたので噛まれることは無かったが、あの目は私を完全に敵として見ていた。
その2、3日前までは一緒に散歩していたのに。
それから数日後、その子は親の仕事の都合で夏休み明けに転校することになり、結局それっきり。
たまにふと思い出す記憶。