この前、職場の人間と飲み会していてキャベツとブロッコリーは親戚だ。みたいな話になって。
同僚の宮川がそれを言ったんだけど、ちょっと年上上司の長谷部さん(かわいい)がめちゃそれを否定するわけ。んなわけねーべ! と。
長谷部さんはキャベツめっちゃ好きな一方で、ブロッコリーはネットの濃縮された森信者なんじゃ。それくらいブッコロリーのこと嫌い。
で、今はスマホで何でも調べられるから調べたら、確かにブロッコリーはキャベツから生まれた野菜なんだとさ。
んで、宮川と田島(たしま、ね。たじまじゃない)が盛り上がったわけなんだ。キャベキャベと。
長谷部さん(美人)はちょっとプライド高いから知らなかったのをバカにされたような気になったみたい。
「そんなわけないし!」と珍しく声を荒げていたんだけど、ちょっとわかるかな、楽しい会なんだけどちょっと微妙な空気になるあれになったっつーわけだ。
吉田(佳さんのほう。富は欠席。デートとの由。)が上手く話題を変えてそのまま流れたんだけど。
長谷部さん(もうね、かわいいと美人がアウフヘーベンしとる)はもちろん全然悪くないんだけどさ、もし長谷部さん(モデルみたいなスタイルしとるしなんかいい匂いする)がキャベツとブロッコリーが親戚だって知っていたら微妙な空気にならなかったわけだ。
何度も言うけど、致命的なことになったわけじゃないんだが、知っていると知ってないとでは、未来が変わってくるよなと思う。
知識として持っているか否かで、自分の振る舞いも変わるし、周囲の雰囲気も結果的に変わりうるだろう。
内田樹が言っていたことに近いのかもしれないけれど、学校とかで学ぶ、一見くだらなく見えるすぐに役に立たない知識も、もっていると何か良いことがあるのかもしれない。