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はてなキーワード: 実車とは

2024-04-01

ミニ四駆といえば、週末の formula e にタミヤ全然乗ってくれなかったのが残念だった

RCではgen 2モデルも出してるんだし、新キットは無理にしてもシールとか作ればよかったのに

(権利関係面倒そうではあるが)

電池モーターで走るレーシングマシンなんだから

実車アバンテも、当初は電気自動車にするつもりだったみたいだし、EVレーシングカーとは縁あると思うんだがなぁ

2024-03-11

anond:20240311103140

現にタミヤ公式レースだとエアロ効果強すぎて使用禁止ボディとか指定されたりするしね。

実車でもレースシーンだとエアロは確かに必要不可欠要素だよな

2023-11-08

Cities Skylines 2 感想

メガロポリスまで達成したので感想を書く

なんでスチムーに書かないのかって?顕名で残したくないからだよ!

さっそくいってみよう!

全般的感想

おすすめできるか?→今はまて。いろいろ不具合ゲームバランス問題があってある程度以上発展させることが難しい。半年後なら安心して楽しめるかも。正直今は先行レビューくらいのクオリティ

もともと都市シミュレーション系のゲームが好きで楽しみにしていたので俺は楽しむことができた

いわゆるシムシティ系の作業が好きなら楽しめる。

できる都市ディテールに凝っていて、車から景色を眺めると田舎から都市シームレス風景が変わっていきおおーってなる。俺はわざわざOBSで録画しちゃったもんね

達成レベル最高のメガロポリスに到達するまでのプレイ時間はだいたい100時間くらい。メガロポリス到達時点の人口は30万人くらい。日本政令指定都市が50万人以上だからメガロポリスという名称には少し違和感がある

いいところ

道路線路が引き放題、曲げ放題→CSの魅力といったらこれでしょうと思う。時々日本の高速の複雑なジャンクションのことが話題になるけど、あれに勝るとも劣らないキチガイジャンクションが作り放題ですよ。俺は絶対住みたくない笑

絵がきれい→上でも書いたけど風景が本当にきれい

不具合さえなければ永遠に遊べる盆栽ゲー→今作はいろいろ不具合があって成長に限界があるけど、それさえなければ永遠に手を入れることができる盆栽ゲー。ヌルっと遊びたいエンジョイ勢から細部にこだわるみなさんまで時間無限に溶ける。渋滞対策とかはこれの極みで、丁寧に丁寧に遅さの原因を取り除いてスムーズに流すことができる快感を覚えると時間無限に溶けていく。俺みたいなマイルドアスペ過集中ガイに与えると寝食を忘れてやる。これ老人ホームに入れたら老人が幸せのままにポックリ逝くんじゃないか

悪いところ・イマイチなところ

Clipperが使えない→Clipperってのはゲーム内のTwitterみたいなSNSなんだけどこれが全く意味がない。住民が一部でも不満をもったらバカバカ投稿されるので、ある程度都市が大きくなるといちいち聞いてらんないとなって最終的には表示をオフにしてしま

ラジオ英語ゲーム内にラジオがあって、交通事故停電があるとしゃべってくれるんだけど英語なので日本人にはきつい。BGMのように音楽も流してくれるんだけど、数曲しかないので結局これもオフにしてしま

小学校公園が大量にできる→就学率の向上と住民満足度を向上させるために異様に小学校公園建設することになる。1つの小学校あたりの定員が1500人で、いやもうちょっといけるだろという日本人の感覚から少しズレがある。ほんと1つの通りに1個小学校と3つの公園があるような感じになってゲームバランス的にこれはどうなん

カメラ機能イマイチ機能がやたら複雑でスクリーンショット1枚取るのに一苦労。俺は断念してOBSでやったw

車の方向転換がイマイチCS1からだけど、車の方向転換や車線変更意味不明におおげさ。で後続の車がつまってあっというまに渋滞発生。高速道路で4レーンまたぎ車線変更とかバックして切り返しとかしないでしょっていう

公共交通ツールイマイチ→1つの道路複数路線が走っていると路線選択するのがわかりずらい。いったん作った路線停留所を加えるとルーティングおかしなことになることがある。路線から停留所を削除することができない。変更の反映にタイムラグがあり、変更結果を確認しようとして実車ビューにしているとその車や電車が突然消えたりする(その後車庫から新たに生成されて出てくる)

現状わかっている不具合

もうボロボロ出てきてるんだけど気を長くして修正を待とうというか俺は待つ

パフォーマンス問題→これはいろいろな人が書いているので割愛。開発元も最優先で取り組んでるので現状待つしかない

住民が異様にゴミを捨てる→プレイエリア20%程度をゴミ捨て場が専有するようになって夢の島もびっくりのゴミだらけ都市ができあがる。これおかしいだろという指摘がある

https://steamcommunity.com/app/949230/discussions/0/3937895474112080034/

郵便処理施設バグ郵便局の上位施設郵便振り分け施設というのがあるが、それがまともに機能しないので郵便が貯まりまくる。で、郵便がうまく動いていないと住民満足度バカ落ちして都市から住民が逃げていく。最終的に発展が不可能になる。お前らそんなに郵便好きかよメールでいいだろうが

https://steamcommunity.com/app/949230/discussions/0/3877095833479248137/

かにも細かい不具合は山ほどある

書いているとこれダメなんじゃねと思えるが、俺は楽しめたし不具合が直ればまた遊びたいので人を選ぶゲームなんだと思う

とりあえず次のホットフィックス待ってます

2023-10-28

anond:20231028193736

立ち往生したり、狭い所のような悪路の走破用らしい

このEVオフロードSUVなので


まぁタンクターンなんかぶっちゃけどうでもいい

実際見ている人も「、、これ何に使うん?(笑)」って反応だったし

しかタイヤが擦り減ってた、、、タイヤが焦げる臭いもあった、、

正直、実用性に少し難あるなと感じた

しかし、こんなどうでもいい機能でも、「実車デモ」が他になかったので、かなりインパクトあった

で、このデモを支えるバッテリーモーター、コントローラー技術も全て自社開発・製造

更に、BYDはこれだけじゃなく、ミニバンBEVのDenza D9の実車を展示

しかも、今回展示してないけど、スーパーカーのU9も、普及価格帯のシーガルも持ってる

日本じゃ全然知られてない謎のBYD

でも、世界自動車業界を本気でリードする、という意思を感じた

から、この先どうなるかわからない将来に対する安心感があったんだよな。。。

そんな安心感を、日本のショーで、よく知られた日本メーカーでみたかったんだよ。。。

anond:20231025194350

ジャパンモビリティショー、今日から一般人向け開催だったから見に行った

仰望のタンクターンデモ、どのブースよりも人だかりできてて、近寄れんかったわ

どのグレードでも可能って話が出たときに、拍手起きてた

実車展示でのこの反応を、日本車EVで見たかったなぁ。。。自国開催なのに、、、悔しい

2023-10-26

anond:20231026094229

車乗ってるやつからしたら、早く実車がほしいに決まってんだろ

こんせぷとかぁのイーブイ(笑)まともに作っても、量産EVじゃないんだから

とにかく運転できる車を、早く使いたいに決まってんだろ

論理に無理ありすぎー

お前大丈夫

2023-10-25

ジャパンモビリティショー

ホームなのに日本勢のEV、やっぱコンセプトカーしかねー(笑)

アウェイのBYDは、EVミニバン実車展示だというのに。。。

オフロードSUVの方は、まだ発売されていないけど、タンクターンの実演ができるくらいの完成度。

https://twitter.com/k1tsuchiya/status/1717053775888912793?s=19

今まで、世界自動車業界を引っ張ってきたリーダー達が、今じゃ完全にメインを盛り上げる脇役と化したな

世界の流れに合わせて、一応日本でも自国メーカーEV作ってます的な

2023-09-29

ミニ四駆好き(先行入力)

アバンJr.トミカがでるらしいんだが、これじゃないんだよなぁ

https://hobby.dengeki.com/event/2089973/

具体的にはローラーいらないだろ。箱絵にもないんだしさ

ローラーがあるせいかバンパーにも変な膨らみがあるし

まあミニ四駆といえばローラーだからアイコニックな意味合いで付けてるんだろうけど

なんか滑稽なんだよねぇ

以前、タミヤアバンテを実車化したときも、なぜかローラーがついてたんだよね

変だと思わないのかな?

ローラーってのは、ミニ四駆コースを走るときの装備であって、コース外を走るならミニ四駆だってローラーは外すでしょ

ましてやコース関係のない、ミニ四駆スケールモデルにはローラーは不要だよ

箱絵のデザインがそう言ってんだから、そこは忠実に再現して欲しい

最近タミヤアバンテの後続機種を社外デザイナーに作らせてるし、なんかデザインセンスに欠けてる気がするんだわ

2023-09-12

ブコメ見て自動運転交通事故が減ることはないなと思った

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/forbesjapan.com/articles/detail/65449

上のブコメの上位意見をざっくりまとめると

 

技術開発が優先

人間運転よりは事故が減る

問題点はわかっているか改善は容易

 

という理由交通事故は仕方ないね、という結論になってる。

 

これ見て「あ、これは事故減らないな」と思った。

 

まず、自動運転プログラムが優先するのは法律と金であって命ではない。

たとえば損害賠償金額プログラム修正の経費を天秤にかけて、損害賠償負担したほうが経費がかからないと判断したらそっちを選ぶ。

車種が1,2種類で実験してるうちはともかく、法規制が変わるたび(法律の違う国へ輸出するたび)、

車種が増えるたび、あるいは原価見直し部品を入れ替えるたび、

プログラム修正するんだろうか。

途上国あたりにもっていくとき、この国なら修正より人の命のほうが安いと判断したら、修正の手間をケチるよね。

 

第二に、プログラミングの話だけしてる点。実車の整備状況とか考える気がなさげ

でも、実際に事故に結びつくのはタイヤブレーキパッドが酷使されてたりの整備不良だったりする。

そのへんを自動車管理事業者が経費削減でケチったら普通に事故率上がるよね。

今は整備不良含め、自動車コントロールは全部運転者、事業会社責任になってるけど、

自動運転普及後はおそらく企業間責任関係押し付け合いになるはず。

今はさ、運転する個人ってのがいちばん政治力が弱いか運転主の責任が重い、その運転主を雇ってる会社が悪いってなるわけだけど、

その弱者としての運転個人が消えたら、最大の弱者事故被害者という個人になる。

政治力の圧倒的な差で、メーカー運営事業者も、免責の領域が拡大するんじゃないですかね。

 

第三に、事故についての基準が「事故絶対数を減らす」ではなく「人間運転するより事故率が低い」で判断してる。

これも、「人間運転する際の事故率」、どこを見て判断するんだろう?

人間」とは、全体の平均だろうか、特定の層だろうか。

アメリカだろうか、日本だろうか。

高齢者だろうか、若者だろうか。

田舎だろうか。都心部だろうか。

トラックだろうか。乗用車だろうか。

令和5年だろうか。昭和30年だろうか。

本来なら、現時点の、最新のセーフティ装備での、同クラス車種、同一エリア内での対比をみるべきだろうけど。

たとえば自動運転が完全普及するのが2040年だと仮定するなら、2040年時点での最良の運転アシスト機能付き人運転手との対比だね。

けど、自動運転オンリーになったら、その対比先の「人間運転した場合」はどこになるんだろう。

その後、自動運転事故率にあわせて、「人間運転する場合事故率」も、なぜかちょっとづつ変わって、

2050年あたりには、気が付いたら「昭和30年代、40年代事故率より低い」なんてのが自動運転事故基準になってるんじゃないかな。

 

たぶんそういう図表を見てブクマカは「科学的だ!」って言うんだろうな。そうなりゃ、もう勝負は決まり

ブクマで何を言っても何でも星つく。

路上を徒歩で移動すること自体が悪い、必ず自動車に乗れ、そもそも外出するな、あたりは言いそう。

自動運転向けに整備されない道路行政が悪い、未整備道路があるようなエリアに住むこと自体が悪い、言いそうだね。

日本の敗因は自動運転に適した国土区画整理を整備しなかったことにある、経済評論家が言いそう。

こうしてみると、便利だなあ自動運転。だいたいの問題事故被害者責任が行く。それ以外は自治体責任国の責任

IT無罪、さすがだねテックブロとその取巻きはてブ軍団

2023-07-19

〇ッグ〇ーターはマジでヤバい

近頃世間を騒がしている某中古車販売店だけど、4,5年前に凄い経験をしたので共有したい。

一応伏字(丸わかりだが)だし、後述するけど「(起きた出来事を)ネットに書いたり、知人に伝えて、絶対あそこは使うなって言うからな」という私の発言に、「お好きににどうぞ」と言われているので、注意喚起という名の憂さ晴らし増田に書きたい。


当時私には婚約者がいて、同棲結婚に際して、いろいろと物を整理していた。

車もその内の一つで、彼女は車を持っていて、私は持っていなかったのだけれど、結婚に際して家具等の大きな物を運ぶことも増えていたし、車自体もそこそこ古くもあったので、これを機に少し大きい車に買い替えようと売却することにした。

車は国内メーカー大衆車。軽ではない普通ファミリーカーで、特に事故歴も修復歴もなく、走行距離はそこそこだが、ある程度の値段で売れるだろうというもの


彼女はあまりそういったこと(車の売却)に慣れておらず、また、どうしても女性だと足元を見られることが多いので、私が表に立って対応することにした(当時私は住んでいる場所生活スタイル柄、車を持っていなかったが、以前持っていて売却経験もある)。

私は早速大手見積サイト登録後、鬼のようにかかってくる営業電話に、同日同時刻に同じ場所で同時見積もり→一番高い査定を出した会社に売却する、という手法をとることを伝え、その方法で構わないという会社を絞り込んだ。この方法をとると、あちこち回る手間も省け、また、買取側も本当に買取たければ一番高い金額をつけなければならないというオークション的な心理が働くため、買いたたかれるリスクも下がる。


その中に例の会社も含まれており、最初はこの方法同意し、一旦連絡が終わった。

しかし数時間後、再び連絡があり、「絶対にうちが一番高く買い取るので、他の会社とのやり取りをやめてくれ」と言ってきた。私は「いくらで買い取れるのか、金額を教えてくれ」と言うと「金額は言えないが、絶対にうちが一番高い。だから他を切ってくれ」との返答。

私が「では今の状態見積サイト登録した写真数点の情報)でいくらつけられるか各社に聞いて、その最高額を上回る金額で買い取ってもらうという流れでよいか」と返すと、「それはダメだ。だが絶対うちが最高額を出すから、他の会社には見積依頼をしないでくれ」とのこと。


どう考えても論理破綻しており、この時点でもうここに依頼するのはやめようと思い始めていた。が最後に、「意味が分からない。他社の金額がわからない以上は、貴社が最高額とはわかりようがないし、”絶対”一番高く買うというのであれば、当日査定をした上で、他社が出せない額で買い取ればいいだけのことでは?」と言うと、「じゃあもう結構です。自分が損していることを後で後悔してください」と捨て台詞を吐かれた。

正直、こんなレベル会社があるのかと唖然としたが、「こちらも貴方のような話の出来ない会社とやり取りするのは嫌なので、先の連絡でお約束した一括見積にもお越しいただかなくて結構です」と伝え、その場は終わった。


本当に酷かったのはこの後で、一括見積当日、約束の数社が集まった場に、来ないでくれと言ったにも関わらず、〇ッグ〇ーターの人間が現れた。

確かホンダのCivic(覚えてないが多分いいグレードのもの)を不必要にフカシながら現れ、中からサイド刈上げガチガチオールバックの髪型ベストをまとったいかにもチャラそうな男が降りてきた(見た目で判断するのは良くないが)。

その時点で約束会社は全て揃っていた(約束時間は過ぎていた)ので、私が「どちらの会社ですか?」と尋ねるとニヤニヤしながら「〇ッグ〇ーターです」と。

おたく電話の時点で話が合わなかったので、お越しいただかなくて結構ですとお伝えしたはずですが」と返すと、「いえ、近くで丁度買取があったので、ついでに。興味本位で来ました」と、もうこの時点でイカれ具合が十分伝わる返答。ちなみに他社の担当達はこの男を知っているようで、白い目で見ていた。他社の一人が「凄いっすね。現取?(なんて言ってたかからないが、業界用語で見に行ってその場で買取実車を引き取って帰ってくる的な意味)ですか?」と聞くと、「まぁ、うちはほかに出せない金額出すんで」とドヤ顔で返していた。


いざ査定が始まると、その男もうちの車の周囲をウロウロ見て回り始めた。

「あの、査定はお願いしていないので、迷惑なので帰っていただけますか」と言うと「ただ見てるだけなんで。まー、うちはこの車には値段付けられないっすね。買い取るところが気の毒っす」とありえない発言をし始めた。私も堪忍袋の緒が切れて「呼んでもないのに勝手に来て、ケチつけて、あんたなんなんだ!」と怒ると、他社の方が「大丈夫ですよ」と私を窘めながら、「〇ッグさんもお忙しいでしょうし、これから金額の話になるので、ここらへんでお引き取りいただけますか」とその男に言ってくれた。男はバツが悪そうにまたCivicを空ぶかししながら帰っていった(ちなみにこの時に冒頭のセリフ→「お好きにどうぞ」のやり取り)。


〇ックがいなくなると、場を収めてくれた方が、「他社の悪口は言いたくないですけど、あそこはああいうところなので。みんな知っているので気にしないでいいですよ」と言ってくれた。他の担当の人たちも皆苦笑いで頷いていたので、業界内でも有名なのだろう。また、その男ヤバいだけとも思ったが、話を聞くに、会社の体質としてよくそういうこと(抜け駆け営業、他社を貶める無知な人に付け込む、倫理的にアウトな営業)をやっているとのこと。

車の査定自体は滞りなく進み、せーのでだした金額で一番高いところに無事、予想よりも高い金額で売却できた。

〇ックの野郎がいなくなった後は、不思議和気あいあいとした雰囲気になり、同額査定をした会社同士で「おーっ」と盛り上がり、名刺の裏に書いた金額記念撮影したりしていた。


まぁ何が言いたいかというと、最近色々と話題になってる会社だが、個人的には業界わず人生で見てきた会社の中でトップレベルに品のない、ヤバい会社だなと思っていたということ。

車の売却にはこういうことがあるからみんな注意してねってことと、滅茶苦茶腹が立ってたことなので、数年越しにでもネットの海で吐露できてよかった。

あん会社。潰れればいいよ。まじで。

2023-02-13

さっぽろ雪まつりに行ってきた

はじめていった。楽しかった。

服装
みたもの
たべたもの

ひさしぶりに羽田からだったから行き帰り楽だった。成田T3はやっぱ遠い

2022-08-16

アメリカホットウィール攻略法(前編)

まえがき

から数年前、アメリカホットウィール(以下Hotwheels)収集情熱を注いでいた。Hotwheelsというのはアメリカミニカーブランドで、日本で言うトミカみたいなものだ。詳しくはWEBで。当時は血眼になって探しまわっていたので、足繁く店を訪ねたり情報を集めたりして、それなりに買い集めることができるようになった。

残念ながら今となってはアメリカに行く機会はほとんどなくなってしまった上に、当時ほどの情熱がなくなってしまったので、苦労して獲得した得たノウハウは使われることもなくこのまま記憶と共に薄れていく運命にある。ただその一方で、苦労して得たノウハウがこのまま自然消滅してしまうのがもったいないという思いもあった。そんな折、増田存在を知り、思い出代わりに記録を残すのも悪くないなと思ったので、ここに書き連ねることにした。

この投稿を読む人はきっと日本に住んでいる人だろうから、あまりニーズはないとは知りつつも、それ故に読んだ人同士が競合する心配も少ないと考える。日本語でのここまでの情報は希少なはずなので、アメリカ旅行出張、赴任、移住するなど現地で買い物をする機会のあるコレクターにはちょっとは役立つだろう。当時は2年半で2000台以上購入し、良い時でスーパートレジャーハント(以下$TH)を1年間で12台見つけることができたので、その程度のノウハウだと捉えてほしい。話が右往左往して乱文になってしま申し訳ないが、この情報で少しでもハンティングを楽しんでいただけると幸いだ。

文字数関係で前編後編に分けた。コンテンツは下記のとおり。後編がより実践的な情報

■前編
■後編

それではここから前編。後編はこちら→https://anond.hatelabo.jp/20220816012401

アメリカでのHotwheelsの売られ方

発売日など決まった予定はない。アソートの順番をある程度守りながらそれなりの時期にバラバラと入荷される。同じWalmartであっても店舗が違えば違う日に入荷することもある。どの店員に聞いてもいつ入荷するか知らない。急に古いアソートが入荷されることもある。入荷がランダムなので開店待ちする人は少ない。メインラインの実売価格は一番安くて約$1。それ以外は$1.25とか$1.5とか$2とかが多い。うらやましい。サイドラインは$1だったり$2だったりアソートによって異なるが理由はよく分からない。プレミアムは$6ぐらい、Team Transportは$14ぐらい、Mystery Modelsは$1。

BrickSeekから見たHotwheelsの市場

非公式であるが、数年前まではBrickSeekというWEBサイトWalmart店舗ごとの在庫数が検索できた。残念ながら現在在庫数ではなく在庫の「有無」だけの表示となり実質役に立たない情報になってしまった。WalmartでHotwheelsの在庫がなくなることはほぼあり得ないからだ。一応、メインライン在庫SKUコード「34253677」で検索できる。たしか店舗の値札にUPCコードが書いてあるので、それさえ分かればメインライン以外も検索できた。ただし私がプレミアムラインサイドラインウォッチしていた限りだと、メインライン以外の情報実態と合ってなさそう。

今は使えないサイトだが、ここから得た情報がある程度参考になると思う。私がこのサイト存在を知ってから数ヶ月間ほぼ毎日複数店舗Walmart在庫ウォッチした。その結果、ある程度Hotwheelsの流通量が見えてきた。集計したデータによると2~3週間ごとに数箱の入荷が近隣店舗でほぼ一斉にあり、在庫の多い店舗ではたまにDump Binと思われる500台以上の大量入荷があるような周期だった。それ以外にもランダムで1、2箱の入荷もあった。そしてThanks Givingが終わって間もない12月初旬には、クリスマス商戦に向けて数多くの店舗で大量入荷がある、といった感じだった。だが、BrickSeekの在庫増加と実店舗の陳列増加は残念ながら一致しないことも多くハンティング空振りになることもしばしばだった。感覚的には打率5割強といったところかも。誤情報なのか陳列までの時間差なのかは判別できなかった。さらに、店に着いた時にはすでに開封済みだったということもよくあった。結局このBrickSeekの情報をもってしても$TH戦果は1ヶ月あたり1台ぐらいに留まった。

ここからは余談だが、これだけの頻度で入荷しているにも関わらず次の入荷までにはしっかりと在庫が減っている。入荷される箱には、一部の人気車種以外にも人気薄の実車架空車などが多く同梱されている。要するに抱き合わせ販売だ。人気車種はもちろんすぐ売れてしまうのだが、在庫ちゃんと減っているということは、不人気の架空車もちゃんと売れているということになる。日本だと架空車といえば不良在庫という印象で、個人的にはなぜこんなに謎めいたミニカーをたくさん作っているのだろうと疑問を持っていたが、このデータによるとHotwheels発祥アメリカではちゃん架空車も市場に受け入れられているようだ。

アメリカコレクター事情

アメリカはHotwheels本場だけあってコレクターが多いので基本的にはライバルだらけだ。いくら入荷がランダムからと言っても、たまたま立ち寄った店に$THがぶら下がっているなんてことはほぼ期待できない。$THを手に入れようと思うと箱の開封直後か、何なら開封前に立ち会わないといけない。競争率には地域差があるようだが、Mattel社の地元ロサンゼルスさらコレクターが多いらしく、競争も激しいようだ。噂で聞いただけだが、定年後で時間を持て余しているベテランコレクターが店の裏でトラックが来るのをのんびり待ち構えているらしい。もし本当なら陳列どころか、店に入る前に狩られてしまうので勝ち目がない。大量の在庫を見つけても人気の1車種だけはどこに行っても見つからないということも少なくない。

まだ先述のBrickSeekが機能していた頃は入荷がある程度把握できたが、残念ながらガチコレクターは当然のようにその情報を知っているから、これだけではライバルには勝てない。入荷日に店舗に行くとおもちゃ売り場からジッと倉庫の方を凝視しているおっさんいたこともある。きっと私と同じように入荷情報を掴んで待ち構えているコレクターなんだと思う。強面で大柄なおっさんだったから、仲良く待つなんてことは考えずその店はあきらめて立ち去った。

ライバルについて非常に悔しい思いをしたことがある。今までで最大のチャンスに遭遇し、それを目の前でかっさらわれてしまった決して忘れられない記憶だ。いつものようにBrickSeekをチェックしているとWalmartのある店舗で2500台を超える大量の在庫増加があった。エラーじゃないのと思いつつ今晩その店舗行ってみることにしたが、その日は仕事がなかなか片付かず狙っている時間よりも遅くなってしまった。ようやく仕事を終え半信半疑おもちゃ売り場に向かうと、なんとHotwheelsの箱がタワーのように積み上げられているではないか。入荷数はエラーじゃなく本当だったんだと興奮した次の瞬間、その場で写真を撮っている人物を見つけて敗北を悟った。彼の手にはすでに6個の$THがあった。聞いてみると30分前に来たらしい。惜しい!負けを噛みしめつつ箱を数えると72個入りが36箱だった。$THは6箱に1個の割合という計算になる。その勝者が教えてくれたのだが、72台入りの箱の上下2段のうち$THは常に上段に入っているらしい。もしもライバル鉢合わせスピード勝負になった場合には役立つ情報だ。ちなみにその彼は子供の頃からコレクターで毎週のように$THをゲットしているらしい。しかも手に入れた$THは売らないとのこと。きっと膨大な数の$THを持っているんだろう。うらやましい。

実は、BrickSeekが機能しなくなった今でも、Instagramを見ると毎週のように$THを手に入れているコレクターがいる。きっとBrickSeek以外にもノウハウがあるんだろう。別のコレクターに聞いた話だが、そのInstagramコレクターは常にそこらじゅうの店に行っているらしい。足で稼ぐというのも大事な要素のようだ。だが私も毎晩のように複数店舗パトロールしていたのでそれなりに足は使っていたつもりだ。にも関わらず$THを手に入れられたのは月に1個ペースだ。なので他に理由が考えられるとするならば、店の人間と仲良くなって情報をもらう、自分が行くまで陳列を待ってもらう、ぐらいだと推測する。実は私も一番良く行くWalmart店員セールスマネージャーと顔見知りになった。だが残念ながらセールスマネージャーさえ入荷を事前には知らず、彼らの恩恵にあずかれることはないままその店舗にはもう行かなくなってしまった。生活様式英語も含め、ここまでがにわかコレクターである自分限界だったんだろう。Instagramの彼ほどになるにはさらに何歩も先を行かなければならないようだ。いやー、本当にどうやって見つけてるんだろう。秘訣を教えてほしい。

一応アメリカにも買い占めや転売屋に対する批判はある。だが日本ほどではない。勝者が独り占めするということが受け止められやす文化だと推測する。一方で、Walmart出会ったコレクターは「次の人のために残す」と言って一部は買わずに置いて行った。層が厚いのでいろいろなコレクターがいるのだろう。あるいは、日本と違って一斉に発売しないから買い占められて終わりということが起きにくいのかもしれない。

返品

ミニカーに限らずアメリカ小売店特にチェーン店は返品に対して寛容だ。新品でレシートがあれば基本的に何でも返品できる。理由を聞かれることもあるが「要らないから」と中身のない答えでも受理される。Walmart同士なら買った店舗とは別の店舗でも返品することが可能だ。ここからお勧めしない方法なのだが、とりあえず多めに買っておいて買い過ぎたと思ったら返品できちゃう。また、例えばA店で買った商品がB店でより安く売られていたとする。たとえA店で買った商品がすでに開封して新品じゃなくなってたとしても、B店で同じ商品を安く買ってA店で返品できてしまう。つまり事実上B店で安く買ったのと同じことになる。あくまでも理論上できるというだけで実際にやって良いかは分からない。もちろん不良品なら新品でなくてもほぼ返品できるだろう。ただし返品できるカスタマーサービス24時間営業Walmartでも昼間しか開いていない上に長い列ができていることが多いから、旅行中など時間に余裕がない時には不向きだ。

返品しやすいということは、裏を返せば中古品も新品のように売られているということだが、それだけではない。悪意のある人間商品を購入し中身をすり替えて返品することもある。Walmart店員はせいぜいバーコードを読んでレシートと照らし合わせるぐらいで、Hotwheelsのパッケージと中身が同じかなんて区別できる訳もない。よっぽど不自然な修復でもない限りすり替えは検知できないだろう。さらに残念なのはこれがそれなりの知識を持ったコレクター仕業であるということだ。最小限の加工でパッケージを開け、用意しておいた安価替え玉へとすり替え、目立たないようにパッケージを修復する、というのは知識技術を持つコレクターしかできない。ミニカーなんて高くても数ドルだろうし、自分の好きな趣味であるはずのミニカーのためにこれだけの計画的犯行に及ぶ気持ちが到底理解できない。私自身も実際に何度かすり替えられた商品を見たことはあるし、残念ながら買ってしまたこともある。マルチパック限定特定モデルが欲しくて、中身を見て買ったか結果オーライだったのだが、すり替えに気付いた時はすごく気持ち悪かった。たとえWalmartやTargetなどの正規販売店であっても中身には常に注意を払う必要がある。

コンベンションなど

■Annual Hot Wheels Collectors Convention

アメリカでは有志(たぶん)によりコンベンションと言われるHotwheelsのイベントが年2回開催されている。こちらがMattel社やデザインセンターのあるロサンゼルスで毎年10月頃に開催される方だ。もう一方は後述。有志とは言えほぼ公式イベント様相で、コンベンション限定モデルが発売されたり、これから発売されるリー情報プレゼンされたり、いろいろなコンテンツが催される。残念ながら私がコンベンション存在を知った時にはとっくにチケットは売り切れていたし、次のチャンスに買おうとしたがすぐ売り切れてしまい結局コンベンションに参加することは叶わなかった。そもそも日本からだと遠い。なので申し訳ないがコンベンションコンテンツ自体はあまり知らない。

だが、チケットがなくても実は行く価値はそれなりにある。アメリカ中や外国からも集まったコレクターが会場となるホテル宿泊するのだが、その客室でフリーマーケットのように大量のHotwheelsが売られるのだ。最新のモデル、古いモデル、$TH、RLC、カスタムカーなど非常に幅広いモデルが売られており、ここまでの種類と量が一度に買える場所はおそらく他にはないだろう。しかも値段も良心的な物が多い。人によってはメインラインが$1だったり$TH$10で売ってたりもする。もちろん業者が売っていたり、プレ値も普通にあるが相場以下で買えることも多かったように思う。私が直接買えなかったコンベンションカーもその場で転売されていて$50ぐらいだった。定価よりももちろん高いが日本で買うよりずっと安い。また、売っている人がコレクターからと思うが子供にはとっても優しい。割引してくれたり無料でくれたりする。コンベンションが開催される数日間の間、ホテル内を歩くとあちこちのドアが開いていたり、張り紙がしてあるので、客室に入る敷居は高くない。ただし、コンベンションに参加するコレクターの客室なので、イベント中やそれぞれの用事がある時には閉まっている。つまり、全フロア1周しても、次回る時には別の部屋が空いてたりする。それぞれの部屋でたくさん売っているので、とても1日では見切れないぐらいのボリュームだ。これだけでも楽しい。私はチケットは買えなかったが、旅行のついでに会場のホテルに泊まり、たくさんのモデルを買い漁ることができた。コンベンション公式サイトには一切こういうことは書かれていないので、もしコンベンションへの参加を検討するなら買い物を楽しめることも含めて考えてみると良いと思う。

■Annual Hot Wheels Collectors Nationals

先述のコンベンションのもう一方で、こちらは年ごとに開催地が変わりアメリカ各地で4月頃に開催される。コンテンツはおそらくロサンゼルスの方と同様と思われるが、こちらも私はチケットが買えなかったので、申し訳ないがよく分からない。ただ、少なくとも客室でたくさんHotwheelsが売られているのは同様で、私はこちらでも買い物を楽しんだ。

■トイショー

日本と同様だと思うが、地元コレクターが集まりちょっとしたイベントミニカー販売をする。アメリカ内の各地で開催されているようだ。価格良心的で相場より安い印象がある。

RLC

HotwheelsにはRed Line Clubという有料の会員制度がある。詳細はWebで。その会員だけが購入できるRLC限定モデルがあり、Hotwheelsのコレクションにある程度のめり込むと買いたくなる人もいると思う。私も最初ミニカーに$20も出せないとスルーしていたが今ではほぼ毎回買ってしまっている。高いがそれなりに良い物だと思う。日本からの購入方法はこの投稿の主旨から外れるので割愛する。私が知っているのは過去5年ほどだが、発売はいつも火曜日カリフォルニア時間の午前9時だ。当然多くのアメリカ人は勤務時間内はずだが、よっぽどの不人気モデルでない限り数分で売り切れるのが常だ。日本サラリーマンならとてもそんな時間ネットショッピングなどできないのが普通だが、すぐ売り切れるということはフレキシブルな働き方をしているアメリカ人が多いということなんだろう。こういうところでも文化の差が感じられて面白い

Hotwheelsにまつわる英語

アメリカホットウィール攻略法(後編)

文字数関係で前編後編に分けた。コンテンツは下記のとおり。後編がより実践的な情報

■前編
■後編

ここからは後編。前編はこちら→https://anond.hatelabo.jp/20220816013839

売ってる店舗とその攻略法

流通量の多い(主観)≒買いやすい順になんとなく並べて説明する。

Walmart Supercenter

たぶん流通も最大で価格も最安なので、Hotwheelsを買うならWalmartが主戦場と言える。ここが攻略法の一番の山場だ。

在庫 何より流通が一番多いのでたくさん買えるだけでなく入荷の頻度もたぶん一番高く、良いモデル出会確率も高い。72個入りが1箱とか数箱の単位で数週間おきに入荷するのが通常のようだ。入荷頻度は高くないがDump Binと呼ばれるバスタブに仕切りを入れたようなでっかい箱に大量のHotwheelsが放り込まれて売られているのを目にすることも多い。残念ながら私はそのチャンスに恵まれなかったが、入荷直後の手付かずで独り占めできたら$TH複数台手に入る可能性が高い。たしか、72台入り9箱ぐらいの量だったと思う。それ以外にもSide Kickと呼ばれる、陳列棚の側面に設置される薄い箱の形態での入荷もある。クリスマスの時期には大量のHotwheelsが入荷される。Dump Binだけでなくもっと大きい箱が並ぶこともある。11月末のThanks Givingが終わるとすぐにクリスマス商戦が始まるのでその頃が狙い目だ。

Dump Bin Dump Binは入っている台数が多い上に、並んでいないから物色するのに一苦労だ。全部見ようと思うと30分以上はかかる。空のショッピングカートを持ってきて、3つに仕切られたDump Binのうち1枠から順にHotwheelsを取り出して、物色しながらショッピングカートへ移動させる。これだけでもショッピングカート結構埋まるが、たまに「これ全部買うの?」と他の客に驚かれることがあるので少し恥ずかしい。1枠が空になったら、2枠目のHotwheelsを空いた1枠目に移動させていく。そして3枠目も同様に2枠目に移動させる。最後に、ショッピングカートに入れたHotwheelsを空になった3枠目に戻すという作業になる。SNSなどで「Dump Binの底から$THが見つかった」という投稿を時々見かけるが、自分自身は一度も見つけたことはないので期待しない方が良い。買い逃した古いモデルや人気で品薄の、文字通り掘り出し物が見つかることはある。時間はかかるが何だかんだで楽しい

Walmart限定モデル MattelWalmartが主戦場と捉えていると思われ、Walmart限定モデルも多くリリースされる。代表的なのはZAMACで、ほとんどのモデルは人気が高いのでそれなりに入手困難だ。見つけたらラッキーなのですぐ買った方が良い。DATSUNなんか特に人気で$TH並みに捕獲困難だ。ワイルドスピードバットマンなどのサイドラインWalmart限定が多いし、ベーシックよりも日本との価格差が大きいので欲しいのがあるなら買った方が良い。ただしWalmart限定であってもサイドラインは全店舗に入荷するとは限らないようだ。Mistery ModelsもWalmart限定だ。ブリスターではなく中が見えないビニール袋に入っていてガチャのような売り方をされている。とは言え、袋には中身に対応した番号が印刷されているので実態としてはガチャではない。運が良ければレアチェースモデルが手に入る。ガチャじゃないのに運と書いたのは、やはりライバルが多くて目ぼしいのはすぐに買われてしまうからだ。

重要タイミング 陳列は夜10時頃が定刻のようで、その時間帯になると商品の箱が載ったパレットが続々と倉庫からフロア搬入され通路に並べられる。そして各売り場に配置されたスタッフ開封商品を陳列していく。Hotwheelsの入荷があった日ならこの時刻が狙い時だ。しかし注意が必要だ。スタッフが陳列する時にはすでに先客が目ぼしいのを抜いた後かもしれない。あるいは、スタッフ開封するのを待っている間に別のコレクターが来て箱を開けてしまうかもしれない。確実に手付かずの状態で物色したいなら未開封の箱を見つけてその場で開けてもらう必要がある。かと言って箱に許可なく触るのはご法度だ。荷崩れするリスクがあるからだと思われるが、きっとスタッフに怒られて、たとえ頼んでも箱を開けてくれなくなってしま可能性がある。箱には決して触れず、笑顔でしっかりあいさつし、丁重にお願いすればよっぽど断られることはないだろう。顔見知りになると「今日は入荷あるよ」と聞く前に教えてくれることもある。

店員 その一方で、逆に嘘をつかれたと思われることもあった。先述のクリスマス商戦の頃、大量入荷の情報をつかんだのでその店舗に行ってみたが箱は見当たらなかった。近くに店員に聞いたら、入荷して倉庫にあるけど古いシボレーのアソートだよ、と言われたのでその店舗は立ち去った。そして別の店舗に行ったが、その店舗が帰り道の途中だったので念の為再度行ってみた。そしたらデカいHotwheelsの箱が陳列されていたのだ。陳列されたばかりだし、この入荷数からすると$THが1台や2台ぐらいありそうだったの喜んだ。しかし、物色してみると、売れたのはわずか数台だけだったが$THはすでになかった。この状況だと邪推してしまうが、店員は他のひいきのコレクターのために嘘で私を追い払い、そのコレクターが$THだけを抜き取ったのではなかろうか。後日、運良く別の店舗で同じ箱に遭遇し$THを2台見つけたので、やっぱりそうだったんだと思う。

BrickSeek 前編に書いた情報だが、以前はBrickSeekという非公式WEBサイトWalmart店舗ごとの在庫検索できた。行く予定の店舗を数日前からウォッチしていれば入荷されたかどうかが分かる。入荷された日は朝に在庫数が増え、その日の晩に陳列されるという時系列だったので、毎朝チェックして入荷が分かればその日の晩に捕まえることができた。

営業時間 地域にもよるが24時間営業店舗が多いので、そういう店舗では開店待ちそのものがなく、先述の夜10時ごろの陳列のタイミングを狙うのが最も効率が良い。もちろん夜10時以外に陳列されることもあるのでチャンスがない訳ではない。箱買いしたことがある人なら知っていると思うが、メインラインなら3個と3個が向かい合わさった6個が一列となって箱詰めされている。もしその6個ずつが並んだ状態DumpBinに入っていたら手付かずのラッキーチャンスだ。速攻で物色しよう。タイミングについて書いたが、Walmartの多くが24時間営業のおかげで閉店時間を気にしなくて良いし、どの時間でも多少なりとも掘り出し物に出会えるチャンスはある。

いろいろ書いたが、結論としては一番良い物が安くたくさん買える。なので私はWalmartが大好きだ。

Walmart Neighborhood

Supercenterと同じWalmartだが食料品メインなので、Hotwheelsが売っていないこともある。あったとしてもSupercenterよりかなり少ない。とは言え、可能性は低いが小さめのDump Binがあってそれなりの量を売っていることもある。望み薄だがシラミ潰しに狩りたい場合は寄ってみても良いかと思う。買い逃していたZAMACのモデルを見つけたこともある。

■Target

たぶんWalmartに次いで流通量が多いと思う。価格Walmartとほぼ同じ。毎年のメインラインの中にTarget専用のRed Editionというセグメントがあるのは有名な話だが、それ以外にも年間いくつかのサイドラインがTarget限定で発売されたりするし、Hotwheels idシリーズも実店舗での正規販売はTargetだけだ。Red Editionも特に実車結構人気なので入荷直後でないと入手は難しい。Walmartと違って夜は閉店するので開店待ちでの出会いにも一応期待できる。その一方で、開店時間中に陳列されることもある。Walmartほど決まった時間ではないようなので、「まだ陳列してないHotwheelsない?」と店員に聞けば奥から出してくれることもある。残念ながら、他のコレクターも同じように物色しているから、陳列前の箱だとしてもすでに狩られた後の可能性は高い。

執筆時点での話だが、Targetにも店舗ごとの在庫チェックできる「Target Price Check & Inventory」というWebサイトがある。Hotwheelsのメインラインコードは「087-07-0027」だ。Target内のコードのようで、他の商品コードが知りたいなら値札に書いてある。行く予定の店舗が決まっているなら前日かそれ以前からチェックして、行く当日に在庫が増えていたら入荷があった証拠だ。先述のようにいつ陳列されるか分からないが極力早く買いに行った方が良いだろう。

■Kmart

経営難によりどんどん店舗が減っているがWalmartやTargetと同様のキャンペーンやKmart限定モデルなど息が長く続いている。残念ながら自分の行動範囲ほとんど店舗がなかったので情報は少ないが、WalmartのようなDump Binなどでそれなりの数が売られているようだ。地域によるが、店舗が少ない故にKmart限定モデルは若干希少な存在のような気がする。

■Kroger Marktplace

いわゆるスーパーマーケット系列店が全国に展開されている。Krogerという店の中でもMarketplaceという大型店があり、Hotwheelsの流通量も結構多い。Kroger限定モデルも発売されていて、メインラインカラーバリエーションだったり、Kroger系列限定サイドラインもある。毎年恒例のHalloweenサイドラインもKrogerやスーパーマーケット限定で売られているようだ。それだけではなく、日本キャンペーンカーと呼ばれている無料モデルもKroger向けに例年用意されている。これは特例のエピソードだが、後述するToysrus破綻により、その年にToysrus限定で用意していたモデル販売できなくなり、受け皿として急遽Kroger限定に切り替えられて発売されたこともある。一見普通スーパーマーケットのようだがHotwheelsとの繋がりは強いようだ。

この店舗でもDump Binがあったり、専用の陳列BOXがあったりなど、かなりHotwheelsに注力している様子が分かる。玩具コーナーも一列程確保されていてその陳列棚のペグにかかっているが通常だが、クリスマス商戦の時期にはWalmart以上に大きい陳列BOXが広い通路のど真ん中に鎮座することもある。たまに聞くHotwheelsのバグだが、Kmart限定モデルがKrogerで手に入ったことがある。

Krogerの入荷も他と同じくランダムだ。店員に聞いても知らないのも他と同じ。とあるKroger限定モデルがすごく欲しくて必死に探していたことがある。店員と少し顔見知りになって入荷したら教えてくれることになったが、結局電話がかかってくることはなかった。自分でも探していたが結局近隣の店舗には入荷しなかったっぽい。仕方がない。

■Kroger

Marketplaceではない通常のKrogerは食料品メインの普通スーパーだ。ごくわずかではあるがおもちゃコーナーには必ずHotwheelsがぶら下がっている。店舗毎に差はあるが、おもちゃコーナーとは全然違う季節物のコーナーにSide Kickがあったり、食料品コーナーの隅っこに陳列BOXワゴンが置かれていて大量に売られていることもある。無駄足になることも多いが見逃したくなければ店内の通路を一通りチェックする必要がある。価格店舗地域にもよるみたいだがメインラインは$1~2の間で売られているのが通常のようだ。たまに10台で$10という値段が付いていることもある。セット割引のように見えるが、面白いことにこういう場合でも1台が$1で買えたりする。また、店舗によっては2年ぐらい前のアソートが定常的に入荷している様子もあり、買い逃したモデルを手に入れられることもある。Mattel社が2年前のモデルを作り続けているとは思えないのでこの流通は謎だ。WalmartやTargetの陰に隠れて情報も少ないので入荷を狙い撃ちしにくい代わりに、運次第で$THが手に入ることもある。

Krogerという名前全国区ではないので地域によっては別の名前スーパーが展開されている。どの地域が何という店舗かはKrogerの公式Webサイトに載っていたと思うので旅行出張中にハンティングする場合は事前に調べるのが望ましい。例えばロサンゼルス近辺ではRalphsというスーパーだ。ここでもKroger限定モデルが手に入る。

■その他スーパーマーケット

一般的スーパーならHotwheelsが置いてあることは多い。どのスーパーも似たようなレイアウトで似たような取扱商品だ。上で書いた通常店舗のKrogerと同じような状況で、$THに巡り会うチャンスもある。ただし専門性の高い店舗には取り扱いがないようでWholeFoods、TraderJoesでは売っていない。

■Walgreens

侮れないのが薬局だ。どの店舗にもおもちゃコーナーがあり、在庫はまちまちだがHotwheelsも必ずある。Side Kickも頻繁に見る。店舗や時期によっては特設の陳列BOXが置かれていたこともあり、それなりの狩場と言える。そんな薬局の中でも特にWalgreensはかつて限定モデルが設定されていたこともあり、コレクターにとってはスルー出来ない店舗だ。

CVS

Walgreenのような限定モデルはないようだが、同じような在庫状況なので行ってみる価値はあり。

■H-E-B

まり行ったことはないがWalmartと似たような感じの店。在庫もそれなりにありそう。見かけたら要チェック。

■Meijer

Walmartに似たような店舗でHotwheelsもしっかり置いてある。行った経験が少ないのでこの店舗特有情報は持ち合わせがない。

Dollar General

1ドルショップ日本で言う100円ショップみたいな店。ここでもHotwheelsは売っているし、他の特定店舗と同様にDollar General限定モデルキャンペーンが設定されたこともある。店舗自体が大きくないので大量に在庫はないがしっかりとHotwheelsはあるし、SNSなどで$TH捕獲投稿も時々見かける。要チェック。

Dollar Tree

こちらも1ドルショップ。常にHotwheelsの在庫はあるので要チェック。限定モデルなどはないが、クリスマス商戦の時期にはかなり多く入荷されるのでその時期にはパトロールが忙しくなる。$THのチャンスもあるし私自身もここで見つけたことがある。Walmart限定のはずのワイスシリーズも見たことがあるが、それはバグなのかもしれない。

■99cents only

同じく1ドルショップだが、ある時期から極端に在庫が少なくなった。もう取り扱いをやめてしまったのかもしれない。

■GameStop

名前の通りゲーム関連の商品を主に扱うがコレクション向けのフィギュアおもちゃもあり、Hotwheelsの取り扱いもある。数年前にはGameStop限定モデルキャンペーンなども設定されたのでHotwheelsにも注力していると思われるが、私自身の経験では店舗も少なめだし在庫も少ない印象だからまりハンティング向きの店舗ではない気がする。

Five below

$5以下の商品を扱う店舗おもちゃも売っているのでHotwheelsも少しある。在庫は少ないので期待も薄い。

■AutoZone

日本で言うオートバックスみたいな店だ。少しだけ置いてあることがある。わざわざ行くほどでもない。

Home Depot

かなり大手ホームセンターで、たまにHotwheelsを売っていることがある。まれDump Binもあるらしいがわざわざ行くほど期待はできない。

■Hobby Lobby

Greenlightなどの在庫結構多いが、Hotwheelsの取り扱いはない。

■その他ホビーショップ

ホビーショップだとラジコンメインなのでHotwheelsは意外と売ってない。売っている場合は古いモデルが売っていることがある。

■Diecastショップ

アメリカではミニカーのことをDiecastと呼ぶ。ミニカーショップを探したい時にはDiecastで調べてみよう。ミニカーを扱っている店なら必ずと言っていいほどHotwheelsが置いてあるはずだ。

■Collectibleショップ

Collectiblesは日本ではなじみのない英語だがコレクター向け商品意味。Hotwheelsもそれに該当するのでこういうショップで取り扱われていることが多く、検索する際のキーワードとして使うのが有効だ。ただしジャンルが色々あるのでHotwheelsがあるかどうかは事前に確認必要だ。運が良ければHotwheelsだらけの店に巡り会えるかもしれない。

アンティークショップ

もちろんアンティーク家具雑貨がメインだが、Hotwheelsもそれなりに売っていることが多い。アンティークだけあって古いヴィンテージモデルも売っているが、最近モデルも売ってたりする。

フリーマーケット

残念ながらほとんど行く機会がなかったが、フリーマーケットもHotwheelsを買う良いチャンスのようだ。売っているのが一般人だったりコレクターだったりするが、ガッツリ業者が売りに来ていることも多そうなので価格と物はしっかり見極める必要がありそうだ。また、フリーマーケットでも常設の店舗や会場があることもある。そういう場所業者販売しているのだが在庫も多いので欲しい物を見つけるチャンスになるだろう。

移動販売(Burning Rubber Toy Company)

モーターショーなどイベントの物販として出店している。かなりの種類と在庫があるので見ているだけでも楽しいし、車好きならイベントの良いおみやげになるだろう。それなりのプレ値だが相場通りのような印象。

Mattel本社

Mattel社の総本山である本社敷地にも店舗がありそこでもHotwheelsが買える。一度だけ行ったが特に在庫も多くなく値段も高くてパッとしない印象だった。記念に行っておみやげを買う感覚で行くのが良いかも。

Mattel Experience(閉店)

ロサンゼルス空港の5番ターミナルMattel直営店舗があったが現在はすでに閉店してしまったようだ。空港内にあるせいか価格も高かったがコレクターにとってロサンゼルスの良い記念の買い物ができたので残念だ。

Toysrus(閉鎖)

以前はWalmartと肩を並べる戦場だったと思われるが、アメリカではすでに廃業して店舗はもうない。私自身はあまり良いモデル出会たことはない。閉店セールはしていたがダラダラと渋い値引きを続けていたし、最後の方は店内に商品が散乱していて往生際が悪かった印象がある。Goodbye Toysrus!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

2022-07-25

首都高バトルって神ゲーだったな

https://automaton-media.com/articles/newsjp/20220723-211448/

これ見て思い出したけど、レースゲームの中でも首都高バトルって神ゲーだったな

東京名古屋大阪首都高を夜な夜な走ってバトル相手見つけてぶっちぎったら勝ち

パッシングしたらレース開始ってのが最高

道路上には一般車も走ってて、その間をすり抜けながらバトルするのが醍醐味

こんなグレーな感じのゲームなのにメーカーからライセンス許可貰ってて実車で走れる

ゴリゴリに改造して首都高湾岸線で300km/hバトルとか胸熱すぎたし

300km/hで料金所突破の瞬間は玉ヒュンすぎて最高だった

PS5で首都高だけじゃなくて一部の一般道も再現してバトルさせてくれないか

コンプラうるさすぎて絶対無理だと思うけど

2022-06-15

ラジコンくっそ楽しい

タミヤホーネット

専門店本体8000円、サーボとかコントローラーはやってる友達から貰った。

最初はこんな高いモン面白いんか?って思ってたんだけど、めっちゃ面白いわ。

構造実車さながらのデフとか入ってるし、ゲーセンラジコンと違って無段階のステアリングスピード調整も出来る。

レースに出たりするようなマシンじゃないけど、近所の公園まったり遊んでる。

先日もう仕事引退したくらいの年齢のおじさんが、俺若い頃これ走らせてたわ。って懐かしんでた。

流石に中のメカとかバッテリー全然違うけど、見た目はそのままだって喜んでた。

友達マシンカーボン製のシャーシにアルミのパーツやら凄い早いモーターでカッコよかった。

でも、やっぱり自分ホーネットもカッコいいな。

今週末も晴れたら公園で遊ぼう。

2022-04-21

anond:20220421231729

組合との協議会無線室が統計見せてくれました。

到着連絡してから実車状態になるまでの時間差でデータ取ってるみたいです。

anond:20220421230904

から指摘するけど、タクシーって時間指定できないよ?

厳密に言うと、予約システムはあるけどその指定時間を持って実車メーター押すことが許されてるだけでタクシー自体20分前にすでに家の前で待ってたり5分前に到着したり全然まちまち。

から指定時間にうんたらって指摘はシステムの実情考えたらそもそも成り立たない。

2022-04-10

レクサス 新型NXを購入した話。

 ちょうど車の買い換えの時期が来るな、と意識したのが令和3年の8月。何かと維持費がかかる某輸入車精神衛生上よろしくなく、たまたまティザー広告が目に付いたNXに乗り換えた。今回が初めてのレクサスである最近半導体不足やプーちゃん大暴れにより随分と納車は遅れたが、先日なんとかうちのNXは納車された。しかし、現状としてもっと長くかかる方が多いようである

 

 

 自身SNSアカウントであれこれ書いてもいいんだけど、何かとNXについて発信する車好きのアカウントは変な人が多い、というか、レクサスファンに変な人が多い。既に納車された層も変な偏りがある印象で、普通人間によるものとみられるレビューが少ない。絡まれたくないし、言いっぱなしにしたいこともあり、匿名ダイアリーに記すことにした。正直に言えば、せっかく新車を買ってウキウキしているので何か言いたいだけだし、こうやって何か書く私も彼らと実際変わらない。

  

 ただでさえまとまりに欠けるので、いくつかの項目に分けて記載したい。なお、納車3週間目の感想である。長期はわからん

 

 これから購入を検討される方が知りたいであろうオプションに関することは後半に記載するのでスキップを推奨する。

 

 購入グレードはNX350h AWD Ver.Lである。なお、特定を避けるためボディカラー記載は避ける。

デザイン

 

 もともと個人的に見た目は欧州趣味なのだが、今回のNXは十分に食指が動いた。先行受注のため実車を見ずに広告カタログのみで評価して購入したのだが、国産車ありがちなガチャガチャ感(例えば、トヨタならどこかのプリウスからヤンキー顔、ホンダなら少し前のガンダム顔)が和らぎ、詰め込まれる要素の数が小さくなったことにまず驚いた。先代のNXヘッドライトの下の「隈取り」的なウインカーが頗る嫌いであの(クソダサいアヴァンギャルドから見向きもしなかった。あれを欲しいと思ったことは今も含めてない。今回もフロントグリルは過剰なインパクトがあるが、ヘッドライト内にだいたいの光る物は収まり眺めたとき視線が散らず落ち着いた印象になった。また、線よりは面の構成が主になったことでゴロンとした、金属の塊から削り出されたような存在感のあるデザインに変化した。スピンドルグリルは残ったが、アイコンとしての機能は十分で、全体的に「良い取捨選択がなされたな」と思った。車の印象というものはボディカラーによって大きく変化するので納車されるまでは不安が大きかったが、初見でそれは吹き飛んだ。ちゃんとかっこいいのである。なお、ここまで書いたらおわかりかもしれないが、グリルの加飾が好きではなくそれだけの理由でFスポは避けた。NAVI-AVSパフォーマンスダンパーは魅力的であったが、本当にただそれだけの理由で見送った。見た目は大事

 

 

内装

 

 やたらとデカいナビ画面が最初に目に付くが、それ以外は概ねシンプル構成になっている。以前のモデルアナログ時計や様々な加飾があったようだが、必要ものに目がいくような、チラチラ余計なものが見えず実用の上で快適だ。契約前にディーラーで現行RXと初代NXを見たが、現行RX居住空間の余裕からラグジュアリーで加飾が多くとも伸びやかな印象で違和感がなかったが、NXでは少し小さくなるだけでゴチャゴチャして狭さを感じていたので、なんとなく「広くなったな」という印象である。TAZUNAコンセプトとして必要ものにすぐ手が届くように設計されているとのことで、確かに必要スイッチ類にはすぐに手が届いてそれも快適である構成もさることながら、リアルフェイク織り交ぜた全体としてのレザーの品質やその他部品工作精度など、全体的な製品としてのクオリティも高く「なんかいもの買ったな」と素直に思える仕上がりになっている。世間で実写をまだ見かけることが少ないのでわかりにくいが、カタログ写真よりも圧倒的に実物の印象が良いことは特筆しておきたい。

 

 

運動性能・燃費など

 

 そもそも、そんなに車の性能について詳しくないことを事前にお断りしたい。Ver.Lは標準のサスペンションモードエコノーマルスポーツに限られるが、そもそも私はスポーツ走行がわからないので十分である。前者はディーゼルターボで小型のわりに強大なトルクを発生する仕様であったために、単純に街乗りでは頗る速かった。信号が青になったときなんか、油断するとドカーンである。それと比して随分と「ジェントル」になったのだが、静かで振動が少なく、発進時はモーターの比率が高いので、遅いとか、重たいとかと感じることはまずない。ハンドリングを含めて車の挙動としてはスッスと動くので気兼ねなく車を流すのには快適だ。ある程度の余裕を以て機敏に動く印象で、峠を限界まで攻めるとかサーキットを走るとかで無い限りは全く問題にならないだろう、というか、そんなことはしたことがないのでわからない。また、見た目よりも車重が軽い印象で、剛性の高さも動かしたらすぐにわかる。私は車について素人なのだが、素人が動かす街乗りの車で言えば最強なのではないかと思わせてくれる感がある。車の素性がいいとはこういうことなんだろうなと思う。

 燃費については先代程度だろうなと思っていたが、8km程度の渋滞を含めた通勤路で14km/L、信号渋滞の少ない郊外路では20km/Lにも到達するので想像以上に良かった。また、走行データ確認すると、60-70%はEV走行しているそうだ。ラバーバンドフィールはごくわずかにないこともないが、注意を向けなければアクセルの反応は良好だし、ハイブリッドカーも以前とは比べものにならないくら進化したと思うし、ハイブリッドからこそ得られる走行妙味もある。主にエコモードで動かしているが、燃費優先というわけではなく、回生ブレーキ挙動や速度コントロールが非常に楽なので積極的にそうしている。特に説明書などに記載はないが、GPS地図情報から法定速度情報を得たり、ITSで他車の速度情報を得たりしてコントロール干渉している気はする。実際は不明だが、そんなに運転中はゴリゴリ感覚を研ぎ澄ませているわけではないので、なにかと気を抜けて(抜くな)ありがたい。なお、なんとなくウェイウェイしたいときノーマルにするし、めっちゃウェイウェイブーンしたいときにはスポーツにしている。そうするとだいたい気分に合う走りになってくれる。

 今回は個人的に初めてAWD設定にしたのだが、普段はわからないが、大雨の中で高速入り口カーブが続くなかで加速を行うシチュエーションで圧倒的な接地感を感じた時にはうっかり爆笑した。「なんだこれ、全然滑らねぇ。」と。むしろこれまでのFF車が低μ路でいかに浮くように滑っていたか、を思い知らされることになった。とても安心感がだが、これが新型NXからいいのか、AWDからいいのかどうかは私にはわからない。だが、AWDにして良かったと既に満足している。

 

 

#静粛性

 

 前車と比して随分と静かになった。ディーゼルと比べたら当たり前なのだが、ただ、それ以上に風切り音や外音の遮断がよく効いていてふと窓やルーフを開けたときに「外こんなにうるさかったの?」と驚くことが多い。極端な遮音がなされると自身の体内から発生する音が気になったり、どことな不安になる感覚経験したことがあるが、絶妙不快な音だけをフィルタリングしているかのようで自然かつ快適である。また、若干のエンジン音やモーター音は入るようになっているが、それがないと車の動きが把握出来なくなって個人的には不安になるので丁度いい。もしかしたら、音というよりはハンドルアクセルペダルから伝わる振動からよく把握できるという方が正確かもしれない。この点はパフォーマンスダンパーが入ったりすると少し違ったりするだろうか。乗り比べる機会がなかなか無いのは残念だ。

 

 

運転支援装備について

 

 今回は外付けドライブ以外の実質フルオプションとしたので走行支援に関する装備も全て装着している。新世レクサスとして特盛になっているので全てに対して記載をするとキリがないし、良いと思った機能について記載する。まず、街乗りのシチュエーションではプロアクティブドライビングアシストPDA)は意外によく働く。先行車の車速などを関知して車速を調整したり、車線からの逸脱を防いだりなど、注意がふと切れるタイミング作動してくれる印象だ。初期設定では過剰な介入を感じたので設定から「遅め」を選択しているが、慣れれば程よいと感じる程度になった。

 今回の目玉装備であるアドバンスパーキングだが、期待せず面白そうだからという呑気な気持ちで導入したが、意外に使える仕様になっている。正確な画像認識のため駐めたい場所の周辺に近付いたら可能な限り徐行する、車が十分に動けるスペースを確保して周辺に柱などの障害物がないことを確認するといった多少のコツさえ身につければバシッと綺麗に駐車してくれる。そりゃ自分で入れたほうが速いのだが、自分であくせくとハンドル切り返しシフトチェンジする必要がないので気持ちは楽である。一部から怒られるかもしれないが、最近は駐車をNXに任せている間に降車の準備としてマスクを装着していることが多い。また、リモートパークも入れたら出られない駐車場使用したが、さすがに不安だったもののきちんと駐車してくれた。どちらかと言えば駐車している間に隣の車両が変な幅寄せをしてきたときに乗り込むために車をスペースから出す目的で使うシチュエーションが多そうだと思った。

 高速道路ではオートクルーズコントロールとレーントレーシングアシストでほぼ走ることにはなるが、基本的機能として問題なく軽くハンドルの一部を握っているだけで作動してくれるので感覚的には自動運転に近い。また、レーンチェンジアシストオプションで装備しているが、ウインカー一定時間保持することで周囲を認識自動車線変更してくれる。ただ、3-4秒かけてじわぁ...と車線変更するので横向きのGが発生しにくいので主たる同乗者である妻には好評だが、若干じれったく、この間に道路状況が変わらないか少々不安にもなる。そのために急な障害物や割り込みなどに対して車線変更による回避への対応もできないのでそこからLTAが作動している状況で車線変更しようとすると車が抵抗するし、その後に「もしかしてぼんやりしてますか」とナビに煽られるのは少しイラッとする。自身車線変更する際にはLTAを切る癖をこれからつけなくてはならないだろう。ただ、ネガティブな点はそれくらいで総じてよくできており、未来が来たなぁ、と感じた。

 

 

コネテッドカーとしての魅力

 

 今回のNXに限らないんだろうけど、車自体モバイルネットワーク接続できるのって使ってみると相当に便利。離れてても車の施錠などの状況が確認できたりエアコンを事前に動かしたりすることもできる。地味に楽しいのがマイカーログで、運転経路や燃費なんかも確認できる。これまでは車で直接ナビをいじってみることはできたけど、面倒くさくて見ることは正直なかった。これならどこでも手元で確認できるのはお手軽でついつい見ちゃう。あと、これはいいなと思ったのは事前にスマホで経由地や目的地を設定して車に送っておける機能。車に乗ってからナビ設定するのって時間がかかるしすぐに車出さなきゃならない時とかにうんざりするけど、例えば出先のお店で食事を摂りながら次はどこに行って...みたいな話をしながら入力して、あとは車に乗り込むだけというのは実際に使ってみると実に心地良い。ちなみにまだオーナーデスクにお世話になったことはないのでそのうち使ってみたい。

 

 

オプション装備について

 

 運転支援については記載した通りなので、パノラマルーフプレミアムオーディオマークレビンソンについて。パノラマルーフはツートン調になることに若干の抵抗があり、特に必要性も感じなかったが換気やリセール意識した際の人気オプションである説明され導入した。実際には「開けると楽しい気持ちになる」程度であるが、朝の日差しが心地よい時や、ふと信号待ちで天井からの町並みを見上げた時には良い開放感があって装着してよかったなと思える。

 ちょっとだけオーディオ趣味なのもあってマークレビンソンの装着はあまり迷わなかった。自分オーディオ装置を選定するととんでもない手間と金銭がかかることは目に見えていたので、お手軽にメーカー純正オーディオシステム最初から入ってること自体が魅力的だった。納車まで試聴する機会はなかったのだが、カーオーディオに詳しくはないもの20万円程度のオーディオシステムとしては十分良いレベルを確保していた。具体的には解像度や定位感が良好でノイズレスダイナミクス表現にも優れており小さい音量の楽器までしっかりと表現する「普通に良い音」だった。過剰なサラウンドや低音をブーストするような安っぽい演出ではなく、どこの座席に座っても2chオーディオらしく自然に聴けるというのは実はそんなに簡単な事ではない。とてもよく練られたDSPが入っていると思う。音量を上げた時にありがちな内装共振は抑えられてる印象で、キックドラムや超低域のシンセベースフレーズでもスピード感があって無駄残響がなくキレがいい。難点があるとすれば、ピュアオーディオ的な良い音の作り方でもあるので音源に左右されがちなこと。当初はiPhoneからBT接続にしていたんだけど、有線でのApplCarPlayや、妻のXperiaでのLDAC接続では歴然とした差があったし、録音自体が良質なものは心地よいけど、そうでないものは荒が目立って気になってしまう。聴くものを選ぶようにはなってしまうけど、それはオーディオ世界では普通のことだと思うので「スピーカー自体に金をかけたことがある」層のためのオプションなのかもしれない。ただ、この音を自分であれこれ買って再現しようと思ったら3倍出しても得られない可能性はあるし、ある意味コスパには優れているし私個人では大満足で、これ以上はいらないと思ってる。キリがないから。

ネガティブポイント

 完璧な車なんてないと思ってるけどネガティブポイントは新型車なのもあってないことはない。例えば、ナビの音声認識。初期設定ではヘイレクサスで起動してあれこれ操作やナビ設定ができたりするんだけど、エアコンルーフ、窓の操作はだいたい失敗する。AlexaGoogle Assistantほど賢くもなく、反応も最近音声認識端末で経験するよりは圧倒的に遅い。なんとか使えるのは目的地設定でこれはわりと精度高くできるんだけど、まぁ時間かかるのでオーナーデスクに繋いだ方が早く設定できる可能性すらある。いや、どうせならそっち使えばいいんだけど、人間の手を直接煩わせるのに若干の抵抗があるのでナビ側でなんとかならないかなと。

 あと、エアコンやナビの地図を動かしたりという場面でナビは見やすい高い位置にあって、更に巨大なので意外に操作していると手が疲れる。リモートパッドが評判悪かったみたいで廃止されたようだけど、あっちの方が楽だとも思う。見やすさや表示範囲は圧倒的に良いのでもっと音声操作スムーズで高精度だと手を伸ばさなくとも使えて本来開発者意図した形になるのではないか。あと、再生中の楽曲情報については小さい窓でいいので地図と同時に表示できたらいいのになと思う。

 あと、デジタルキー。実は初期登録がうまくいかず、使用できていない。ただ、使う状況もいまのところないのでそのままにしてる。もうこのままでいいと思ってるくらいにどうでもいい機能だったのかもしれない。うちは運転するのが私ひとりなので共有する相手もいないからこれでいいんだけど。まぁ、いらなかったな。

 

 

 

#総じて

 イマイチな面もあるが車の素性が大変良いので吹き飛んでしまう、というのは素直な感想。なんだかんだ走らせてナンボなので現状では大変満足している。内装においてはこれまでのレクサスと比してスイッチが多い高級感とかアナログ時計とかの特徴は廃されたけど、要素を絞って現代的でシンプルに徹した品の良さは所有していると好ましく思えてくる。ただ、こう書くと北欧テイストなのかと思われそうだけど、そんなにデザインコンシャスなわけでもなく、日本的な割り切り方や合理性をうまく良い形に落とし込んだ、という感じです。まぁ、前車はボ○ボだったんだけど、正直なところ内外装はボ○ボのほうが好きだった。あれは良すぎるんですわ。でもNXはこれでいいんですよ。マイナー輸入車のあれこれに正直なところ懲りた僕は、天下のトヨタ様がパッケージングした車を買ったんです。

 これまで乗ったトヨタ車や、代車で乗ったレクサス車と比べると乗り味が欧州車っぽくなった印象だけど、個人的にはそっちの方が好ましい。メルセデスGLCと購入検討していたけど、やや世代が古めになるのとシートベンチレーターやらの欲しいけどあまり装着例がないオプション在庫車もあまりないし、注文者納期未定で値引きもないし、なんだかんだお高いんですよね。その点でNXはずいぶんとコストパフォーマンスは良いと思います。まぁ、高いんだけど。

 輸入車はそれなりにブランド力があって、レクサスイメージ的に御三家に及んでないところはあるかもしれない。ただ、実車が明らかに劣っているかと言われたら全くそんなことはなく、総合しての商品力はすごく高い。とくにNX価格でみれば価格以上の出来だと思う。トレンチコートを買うときバーバリーアクアスキュータムの名門の定番を買うのか、三陽商会の百年コートを買うのかを迷ったときに、GLCやGLBを買う層は前者だと思うし、Permalink | 記事への反応(1) | 23:58

2022-03-13

文句言われるの覚悟で言うけど

グランツーリスモの新作で出るたびに実車イラネって言ってる連中見るたびに思うけど

車のドレスアップとかカッコいい状態を求めるなら分かるよ。確かにあれは凄いと思う。

ただ、サーキット挙動を求める人間

お前らGもヨーも感じれないモノにそんなこと言ってんの?

って感想しかないわ

2022-03-01

「車の運転ができない!」人のコメントについて

ゲームしか運転しないペーパードライバーが久々に運転したら、(本物なのに)めっちゃリアルドライブゲームに思えてやばかった。ぶつかっても平気そうに見えた」

んな訳ないやろ、加速に伴うGや、実車ハンドル操作ゲームに思えるって空想がひどすぎるで。(ハンコン使っててもゲームと本物の差はあきらか)

自分免許持ってるけどほとんど運転してないもんで、もう怖くて……。今の車ってサイドブレーキがサイドのレバーじゃないらしいじゃん。」

サイドブレーキ運転に影響するのって最初の発車時のみだよね?レバーじゃないから恐怖を感じるのはどの部分?

「この前乗ったレンタカーサイドブレーキ運転席の左前あたりにあるスイッチ型で、全然気付かず聞きに行くハメになった。手で引くのも足で踏むのもあるし、車種ごとにコロコロえんなよとは思う」

何で全車種共通操作方法である必要あるねんな、説明書を読め。ジョイスティック操作の車が欲しい。

恐山ユーロトラックシミュレータープレイ動画は本当に名作なのでぜひYouTube見てくれよな」、「恐山さんのトラック運転ゲームまじで面白いので見てほしい。」

その通り!

「俺は昔、休日ドライブをしていた→座ってばかりで身体に悪そうだから自転車に乗るようになった→青信号を渡っていたら右折車に跳ねられ怪我半年仕事できず無収入自転車は復帰できたが自動車は無理。の流れ」

言ってる意味分からんし、自動車運転冤罪やんけ。運転すると人を跳ねそうで怖いという話やで。

「「政治宗教野球の話はしてはいけない」に自動車も付け加えたほうが良いね

ほんまやで、特にはてな」では。

生活必需品から苦手とか関係無いのに練習するわけでもなく嫌~とか苦手~とか文句ばかりいっちょ前に言ってるのが風当たりの強い理由じゃないでしょうか。」

練習しろっていうと、苦手・怖い・無理の言い訳オンパレード運転上手い人も練習したんやんな。

咄嗟アクセルブレーキ踏み間違えそうなので、万年ペーパードライバー。」

間違えないように感覚着付くまで練習しろ

「車含め機械の操縦は得意なんだけど集中力を維持できなくて事故るの間違いなしなの運転はしないことにしてる」

それは「機械の操縦は得意」とは言わん、自動車運転機械の操縦は天と地ほどの差がある。

記事見てもコメ読んでも、じゃ乗らなきゃいいじゃんとしか思えん。結局慣れ。自動運転完成なんてのも高速ならともかく、情報量の多い下道センサーカメラ半導体で処理して進めるのは死人の山築いて百年先の話だろう」

乗らなきゃいいじゃんについてはその通り、慣れというか習熟するための練習免許取得時に終わってるという認識ダメ

こういう運転怖いとほざく奴らが、自動運転の普及を阻害することに問題があるのですがね。死体の山築いていいならすぐに普及するだろ、事故どころかシステム停止も許さんとなっているから百年先の話になる。

「少なくとも6割以上の男性は難なく、普通レベル運転できているように見えるので、俺にだってできな訳がない!と思って練習した。今では運転を褒められることもあるが、どこかに苦手意識は残ったままである。」

偉い、それでいい。苦手意識残したまま普通レベル運転できていればそりゃ褒められるよ。

何より重要なのは練習練習量です。

「「バック中は左右が逆になる」左右盲だと思って生きてきたけどこれはないな。ハンドルを回すとタイヤが回した方に向いて、それに対して物体は内側にまわるイメージがある...何言ってるかわからんが。」

左右盲は左右不覚ではなく、左右がとっさにどちらか分からないこと。どちらかに曲がるのを理解することと左右は関係ないで。

「バック中は左右が逆になる」は、むしろ日ごろから左右を認識できているから混乱するものだと思うぞ。左右盲自分からみて右だの左だの認識しとらんから混乱しない。

左右盲しょっちゅう右折と左折ミスるため、いつかアクセルブレーキも間違ってしまうのではという恐怖から極力運転したくないけど、地方郊外住まいはないと暮らせない…」

てめぇはアクセルは右、ブレーキは左と頭で考えてから踏んでるのか?右か左か分からなくなることと、方向が分からなくなることは違うぞ。

踏んでるペダル感覚認識していないなら感覚掴むまで練習するか、運転しないで生きよう。

交通秩序は「みんながルール通りにふるまうはず」っていう暗黙の信頼関係で成立してるので、そこに寄りかかれない人は怖くて運転できないと思う。逆に言うとルールさえ守ってればほとんどの事故は起こらない」

練習してそのへんの信頼関係を感じ取るんやけど、練習せん上に「相手ルールを破ったら」という最悪のパターンのみ考えて運転するから、かえって周りに迷惑かけるんよね。

自動運転な上にとってもカワイイスマートモービルこと馬、都市部でも小回りの利く人力車

馬が自動運転なわけないでしょ、目的地設定できて寝ててもたどり着くのか?燃費(餌代、飼育費)もそれほど安くない。

人力車スピードと航続距離問題だな。

仕事徹夜明けに運転して事故るのを二回やって人を殺すの時間問題だなとなったので仕事と一緒に運転も止めた。」

うん、お前みたいなやつは運転しなくともよい。公共交通機関タクシー使え。

「“苦手派としては足での操作常識となってるってのが怖すぎる”実際、手だけで操作できるゴーカートとかは開発されてるのよね。乗ったことあるけど問題なく運転できた。今後は増えるかも」

ワシは手だけで運転したいけど、足の操作が苦手と言ってるやつは手だけで安全運転できるわけないと思っとる、手でやることが今より増えるのに対応できるわけがない。

「はやく自動運転が導入されてほしい」

はてなでは自動運転否定されます

「車幅感覚とバックは激しく同意。車幅は自分の車を保有すればわかってくるらしいが。バックは、まずは微小に動かして自分イメージとのズレを修正してるが、毎回ビビってる。」

それでええで、車幅もバックも感覚をつかむまで練習やで。イメージとのズレを修正できているなら大したもんやで。

「私と同じだな。殺人マシーンになる自覚があったか卒検以来自動車運転してない。(原付は乗ってた) “免許をとって練習をするも50分くらいで運転センスのなさを確信。「俺は車は運転しない!」と心に決めた”」

センスなんかいらんねん、ともかく練習あるのみ。50分なんて練習の内に入らんお遊びやで。

「車の運転に慣れるということは、紅の豚飛行艇乗りみたいに無意識のうちに前後左右に注意を払い続けるようになるということ。」

そう、練習によってリソースの割り振りを制御できるようになるねん。注意してなくても前後左右の事象に反応できるようにな。

「バック逆転のやつ、言わんとしてることはわかる。進行方向でない車輪が曲がるってのに感覚が付いていけないんだろう。Rに入れたらハンドル切った方向に後輪が曲がる仕様だったら言われてる通りになると思う。」

ハンドルタイヤを曲げてるって認識がないからそないなことになるんやで。フォークリフト運転したらええやん(だいたいが後輪で曲がる)。

「車のインターフェイスデファクトスタンダードを求めながら不文律否定するのはずるくない?/なんか「考えすぎて算数を苦手になる子供の話」系に近い印象があった」

単なる練習嫌いの言い訳やで、ダブスタになるのもムベなるかな

「慣れですよ、慣れ。最初は誰でも下手で積極的運転したくないと思うけど、それを越えて運転してると運転が楽しくなる。目的地なんてなくても、純粋に好きな車を運転すること自体楽しい。」

慣れるために練習運転)する必要があるのだが、奴らはとかく運転をしない。

「車の運転って体の色んなセンサー使いまくってやっと出来る事なので、上手いとか下手とか簡単に語れる事では無いよね。自分はめちゃ方向音痴なのでペーパーになったわ。」

そうだね、体中のセンサー何の気なしに使えるようになるよね。(ゲームの時とは違うはず)左右盲ではなく方向音痴記載するところは正しい認識ですね。

原宿さんのコメントが私と同じ過ぎて泣ける。特にこれな。 “前から突っ込んでも、前から出ることができる駐車場の開発が待たれる。”」

そこら辺のタワーパーキングに止めろ。前進入庫、前進出庫や。

「「運転苦手」だから丁寧になると思ってる。「運転好き」が上手いとは限らない。」

そだねー

2022-02-05

マツダ技報2021年度版が発表されたので適当感想とか

2021年度のマツダ技報が発表されましたね。

https://www.mazda.com/ja/innovation/technology/gihou/2021/

これについてちょっと色んな感情を抱いたわけで感想というか考察というかなんかそういうのを書きます

電池制御屋さん(?)なのでメインはEV関連のところだけピックアップしてみます。本当は全部やろうと思ったけどエンジンとか分からなくて書くことなかったです。

普段こういうことやらないので読みにくかったら見なかったことにしておいてください。

あと、そもそも私は社員でもE&Tさん販売店さんでもないですので間違ってたりしたらごめんなさい。

去年に比べてボリュームも多く、メインのトピックとしてMX-30のEVが挙げられていますね。マツダ初のEVですからそりゃあ力を入れますよね。(デミオEV?あれは量産されてないかノーカンで)

では順に見ていきます

巻頭言

こういった経営戦略は専門外ですし特にないです。頑張って下さい、という感じです。でも、スモールプレイヤーであることを自覚しているならなぜスバルさんのようにEV開発にトヨタの力を借りなかったのかが不思議ですが極めて高度な経営戦略判断なのでしょう。

私はEV反対でもEV賛成でもなく、ユーザが好きなものを買えばいいと思いますが以下の件、エンジニアとしてずっと疑問に思ってますよ。

https://www.mazda.com/ja/csr/environment/lca/

ところで、技報は直近だと技企が担当ぽいんですがどういう基準で毎年内容とか選んでるんですかね。分かりません。

MX-30のデザイン

デザイン要件絶対いいね?

両開きドア、必要だったんでしょうか。使いにくいと思うんですが…

車格的にこれ以上大きくできないけど四人乗りだし特徴出さないといけないという苦肉の策でしょうか。

私は美術の成績が2くらいしかないのでデザインはよくわかりません。

あ、でも、インテリアコルクの件は誰が思いついたんでしょうか?どういうコルクでどういう工夫がされているかわかりませんが、熱衝撃でボロボロにならないんですかね。ぜひそういうのを技報で取り上げて欲しかったなぁ。

MX-30の紹介

書かれていることは難しくて分かりません。商品企画って大変だと思います

みなさん、一回乗ってみるといいと思います。思いの外普通の車です。

エレクトリック G-ベクタリング コントロール プラス(e-GVC Plus)の開発

制御って難しいですよね。まず式が多くて難しい。

この手の制御実車でのフィーリング評価が多いでしょうからそれだけ走らないといけないだろうし大変だと思います

Fig.4ってどう見ればいいんですかね。そりゃ制御切ってる赤線が0なのは当然だと思うんですが。GVCのリクエストに対してモータリクエストトルクが遅れているのはなにか意図があるんでしょうか。私には分かりません。てかこれ実トルクじゃないのね。

Fig.6ではGVCの有無による加減速が記載されてますね。GVCの有無で横Gは変わらないけど前後方向は、「ターンイン時に減速」「ターンアウト時に加速」と。いやこれ、運転してる人には誤差みたいなレベルのGだけど(たぶん、普通運転してたら0.1~0.4Gくらいでこのデータだと最大0.4m/s^2≒0.04G)いるのこの制御?

この辺で読むのやめたけど、Fig.20はどうかと思う。基準おかしいでしょそのグラフ

MX-30 EV MODELモータペダル開発

この辺も専門外だから流し読み。ペダルの味付けの話かな(適当)

Leafとかi3とか回生がキツくて慣れるまでなんか気持ち悪かったけど、MX-30はその辺まだ運転やすかった気がする。

MX-30 エレキシフトシステムの開発

これもよく分からない。感想としては、エレキシフトである必要ないよねって思う。

電子制御にすれば車側からの介入がかけられるってこと書いてあるけど、ソフトウェアバグリスクを抱えることになりそうだし、そもそもどういうヒューマンエラーを想定してんの?って素人的には思うんですよねぇ。

でもそれよりもあの変なシフトの形状の方が気になる。

BEVバッテリーを使い切る技術

よっしゃ来た。一応電池屋さんだからね、私。

LCA(ライフサイクルアセスメント)の件はいったん不問にするわ。

ふむふむ、LiB温度管理をしっかりして容量と入出力を使い切ると。むしろそれ以外にはないわな。

モータの話はパス、よくわからん

クーリング・ヒータシステム」うん、こういうのでいいんだよ、こういうので。

なるほど、冷媒冷却なのね。Fig.8を見ると温めるのにはヒートポンプ使わないのか。もっぱら冷却専門って感じね。そりゃあ電池が動かないくら寒いときに温めるんだから効率の悪いヒートポンプ使わないのは当然か。Hondaさんはモータ系の冷却水を電池に回して加温にも使ってた気がするけど冷媒だと難しいんでしょう。

ところで、車室内が暖房電池が冷却を求めている場合(真冬の高速連続走行)とかの時はどうなるんでしょうね。ヒートポンプ一個しかないけど。

冬場はヒータを使って電池を温めて充電時間短縮に貢献しているんですね。

あ、そういえば低温の充電についてはこんな記事ありましたよ。

https://insideevs.com/news/486109/mazda-mx-30-battery-pack-heating-issue/

MX-30 EV MODEL への MBD の適用

マツダさん、色んなところでMBDのお話してるのでやっぱりありました。

元々シミュレーション研究やってたんで、モデルベースとかシミュレーションとか僕は好きですよ。

これを見るとHILSがメインなんですかね。HILSって物できてから色々するものだと思ってるんですがこれはMBDなんでしょうか。まぁHILSにはモータとか電池とかのモデルが入っているのでその意味ではMBDか…

ゴリゴリ計算化学なのはないんでしょうか。EVから電池系でその辺もあるかと思ってたんですが。

MX-30 高電圧システム制御の紹介

EVにするにあたって新設した機能説明的な感じですね。

気になるのは4.1の説明で「ユニット通信PCMとの Peer to Peer通信を基本とした」と書いてますね。だいたい今の車載系のネットワークはCAN通信なのでP2PっちゃP2Pなんですが、わざわざ書いてるということは何か特別なことがあるんですかね。

Fig.5らへんでは「充電みたいに特定機能しか使わないときは他の機能を切って余計な電源使わないようにしたよー」って書いてますが、充電してるなら誤差みたいな電流では…?てかまぁ、関係ないユニットそもそも動かさないのは当然だと思うんですが。

4.3はよくソフト系の品質検証である直交表ですかね。私も何度か作成したことあります。MBDでやるにしてもテスト数絞らないといけないからこういう感じで管理してるんですね。でも、機能毎の組み合わせをみるだけでも効果あるんでしょうか?不具合が見つかったとしても書けないでしょうから記載なくても仕方ないか

MX-30 EV MODEL の外部充電システム開発

市場での適合性とか考えると特に大変そう。でも気になるのは「1.はじめに」に書かれている「MX-30は約40分でSOC 80%まで充電できる」の文言

え?40分?いつの車?35.5kWhしかないのに?もしかして急速充電器の出力30kWとかで想定してる?市場の急速充電器は大部分が(少なくとも日本は)50kWだと思うんですが。

外部充電関連やってる人はホント尊敬してますだって仕様書難しいし仕様書曖昧ときあるし。COMBOとか仕様書自体なんか怪しいし。

本文中でも「HILSだけでは発見できない」って書いてあるけど本当にそうだと思います

電圧電池パックの耐振動性開発

またしてもキタコレ案件機構評価はよくやってたからね。

2.1見ると電池電子部品扱いなの…?なんか共振点が被らないように工夫しました的なこと書いてある。

でも電池って重量あるし、特に考慮かいらなそうなんだけど、マツダさんでは電池も細かくモデリングしてるのかしら。あとこれ疑問なんだけど、EVで使われるモータとかってエンジンよりも高周波成分持ってそうなんだけど言うほどないのかね、知らんけど。

2.2には不思議な式が載っている。ダメージ量というのはマツダさん独自概念だと思う。少なくとも俺はいままで振動とか疲労とかの勉強していてであったことはない。疑問なのはFig.4の加速度に通常ひずみに対して使われるレインフロー法を適用していることになってるんだけどあってるこれ??加速度応力は比例関係にあるけど周波数成分考慮しないと意味なくない??まぁ、そこはマツダさん独自手法が隠れてるってことなんだろうか。

そして3.1には気になることが書いてある。

市場の耐振動保証目標の4倍相当を保証している」

いや、とんでもない超過剰品質じゃん。強度半分でいいか車両価格下げてくれ。

3.2はモデルの話。しかし、写真を見るとマツダさんのアッパーケースは樹脂。これどうしているんだろうか。樹脂のシミュレーションなんてあまり精度よくできるとは聞かないし熱とか湿度とかの影響をもろに受けるはず。この辺もシミュレーション出来ているならすごいと思うんだけど特に書かれてない。一番壊れたらやばそうなのに。

MX-30 BEV&Bピラーレスボディー開発

ボデー屋さんじゃないからよくわかんない。でも、MX-30って両開きだから剛性保つの大変そう。

MX-30 の衝突安全性

これも私詳しくないからよく分からない。

2.1には前突時の話が載ってて、電池を守らなきゃいけないから大変だとか。電池ってR100メカニカルショックの試験あるからそれなりに大丈夫だと思うんだけどそうでもないのかな。あるいはR93/94で代替してるのか。ところで、実車たことある人は分かると思うんだけど、MX-30ってモータルームスカスカバカかい支柱みたいなのがあるんだけどあれどうにかならなかったのか。てかバランス悪すぎるだろあの構造。内燃仕様も作る都合で仕方なかったのかもしれないけど他の車みたいに充電器入れとかにすればよかったのに。てか充電口とかフロントに持ってくればハーネスとか安くなりそう(モータ/インバータ系と同じところからバッテリパックに入れればいい)のになんであん構造なんだろう。

3.1は側突の話。MX-30は両開きだから大変そう。ところで、これ全部解析の画像しかないけど、実車のやつはやっぱり画像写せないんだろうか。シミュレーション研究やっていた身としてはシミュレーション完璧でないことは分かっているので逆に不安なんだけど、こういうでか物はシミュレーションで十分ということなのかな。(認証試験実車だろうけど)

マルチパワーソース車における外観品質の造り込み

よくわかんない。たぶん難しい。

Self-empowerment Driving Vehicle の開発

日本語でおk。なんだそれは。とりあえず読んでない。

車両機能材料特性をつなぐマルチスケール解析技術研究

電池EV関係ないけど私が元々分子動力シミュレーションやってたから。

でも、ほとんどMDの話が書いてない。シミュレーション条件も特に書いてないけど、写真を見る限り大した分子数で計算してなさそう。

これで精度が出るんだろうか。その辺を詳しく書いて欲しかった。

この手の計算は結果自体は出る。シミュレーションしてるんだから計算自体はできるものから。ただ、現実実験結果定量的に合わせるのは非常に難しい。定性的傾向は出ても、定量的比較MDでは非常に難しい。

これは経験的なもので私が研究していたのは何年も前だけど傾向は変わっていないと思う。4.1でいちおう妥当検証が書かれているけど、MDの結果については定量的比較されているわけではない。紙面の都合もあるから仕方ないか

おわり

ということでマツダ技報2021年度版の感想勝手考察でした。適当に読んだから読み間違えてたりしたら申し訳ないです。私はマツダ車乗ってるしこれからも頑張ってください。

あと、まだまだ勉強中の身なので技術的な部分でなんか間違ってたりしたら教えてください。

2021-12-25

大雪立往生での一酸化炭素中毒の原因について

大雪になると立往生した車のCO中毒死の危険が叫ばれるが、はっきり言ってこの責任メーカーにある。車の構造問題からだ。

そして構造的にCO中毒死し易い車の方が売れているのである

更にちゃんとその辺りの説明が出来ずに漠然危険性だけを叫んでいるマスコミにも問題がある。

これについて説明する。

CO中毒死の最大の危険性は通気口にある

自動車エアコンシステムには冷暖以外に内部循環と外気導入があるのはご存じと思う。

外気導入にするとバルクヘッド(運転席と前部エンジンルームの隔壁)に開いた穴のシャッターが開き、ファンを通して室内に外気が吹き込まれる。

だが出口が無ければ室内の気圧が少々高くなったところで空気は入らなくなる。

その為に出口となる通気口必要だ。そしてこの通気口は換気の用を為すためにも室内空間のなるべく後ろ側にあった方が良い。

因みにこの通気口はドアを閉めた時の閉まりやすさにも影響する。通気口が無いか狭い場合、ウエザーストリップ(ドアのゴムパッキン)の圧縮にも力が奪われた上で空気圧縮する事になるので、力の弱い人はドアを閉める事が困難になる。

 

ここから排気ガス侵入するのである。そして構造上、ワンボックスワゴン型がとにかくこの問題脆弱である

最近売れているトールバントールワゴンもこれに含まれる。

後部通気口はどこにあるか

この問題の後部排気口は今の車では隠されている。

それ故オーナーがその危険性を認識しにくいし、掘り下げ力が足りないマスコミも然りである

車内の最後部に配置する必要から、その場所は車種により異なる。

 

セダン

最近めっきり減ったセダンだが、後部通気口位置は洗練されていることが多い。

概ね、左後ろ座席のドア(右ハンドル車)に仕込んである事が多い。ドアを開けるとドアか車体側のウエザーストリップの外側にスリットや穴が見える。これが外側の通気口だ。

内側はドアの内張りにスリットがあったり、アームレストに隙間があったりする。更にシートの裏側に穴があって、トランクを通過してドア部シャーシ側に開口している凝った作りのものもある。

いずれにしろこの構造だと排気ガスを吸いにくいか比較安全構造と言える。

 

ワンボックストールワゴン

ズバリ言うと、左側ボディ側面最後部のバンバーに隠れる場所にある。具体的にはこの動画の14:53付近を見てもらうと判り易い。

https://youtu.be/4fphaU3cdVo?t=893

これは今塗装中でバンパーが外してある。これは外車左ハンドルなので右にあるが、右ハンドル日本車なら反対側の左の同じ場所に同じように配置されている。

内側はその上の荷室内後部に内張りにスリットがある場所や内張りに隙間が設けてある場所があるはずだ。トールワゴン所有者は実車確認して欲しい。

 

この場所ははっきり言って最凶最悪の場所だ。何故なら普段バンパーで蓋がされているが、そのバンパーはフラッシュサーフェス化の為に下部以外車体をピッタリ覆うものからだ。

降雪立往時のワンボックストールワゴンの車内は水上置換実験と化す

この構造で後ろのマフラー付近が雪で覆われたらどうなるか?

車体下部はさながら水上置換の集気びんだ。排気ガスはどんどん供給され、更に暖かいので上に上ろうとする。そこに脱出口が一つだけある。

それが後部通気口だ。排ガスに含まれるCOは重いので普段は下にたまるが、排ガス自体暖かい上に閉鎖空間にどんどん供給されるので一緒に室内に入っていく。

ここの通気口にはバルブやシャッターはない。入りたい放題だ。「換気の為」と思い窓を少しだけ開けていればその速度は加速されるかもしれない。

嘗ては車体外板に開口があった

昔はこの後部通気口もっと車体の上の方に見える形であった。

例えばこれはケンメリ型スカイラインだが、Cピラーにある。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_Skyline_C111_2000_GTX-E_001.jpg

ガーニッシュ(飾り)を兼ねていた時代のものだ。必要な開口なのでデザインに取り込んだのだな。

 

これは80年代ハイエースだが、車体後部にスリットが見える(この型は車体両側にある)。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/64/Toyota_Hiace_50_Wagon_001.JPG

 

こうやって見える所にあると、排ガス侵入しにくいだけでなくて、オーナーがその役割や仕組みを認識やすい。

ここに水がかかれば車内に侵入しそうだし、外部の臭い有毒ガスもここから入りそうだと想像がつく。

騒音低減の為に場所が隠された

これらの開口部はフラッシュサーフェス化の邪魔になる。

そもそもフラッシュサーフェス化する理由は、空気抵抗低減と騒音低減の為だ。出っ張りや凹みというのは高速走行時にそこで空気の乱流や渦(カルマン渦列)を生む。乱流はゴーーという音で、カルマン渦はピューーという音だ。

この為にドア外板の中とかバンパーの裏に移動させられたのだ。更にバンパーもフラッシュサーフェス化されているので鉄のバンパーむき出しではなく、ウレタン樹脂で車体と面一にするカバーが付いた。

走行中の車体付近空気が流れているから負圧になっており(ベルヌーイの定理)車体下も然りなのでこんな奥に隠された場所でも空気が吸いだされて用を成す。

 

代わりに全然考慮されていないのが停車時の排ガス侵入である。ウレタンバンパーの上部は外板と密着しているから上った空気は上に抜けず通気口に全量が入ってしまう。

排気管破損でのCO中毒死も惹起する

2016年には三重県駐車場で仮眠中の19才二人がCO 中毒で死亡するという事故も起きている。

https://www.sankei.com/article/20161007-EJKMGZCUSJIRFLJ6U4NPX3TUMA/

この車両も軽のトールワゴンである。軽微なマフラーの破損が死亡事故に繋がったものだ。

一般的マフラーの破損はCo中毒に繋がりやすく注意が必要故障なのだが、それでもトールワゴンのこの通気口場所という脆弱性が無ければ死亡には至らなかったとしてか思えない。

 

マフラーが少々壊れただけで死ぬ、という構造安全性の面からどうなのか?個人的には相当にイカレてると思う。

トールワゴン流行歴史的経緯使用目的

トールワゴンSUVから派生した、クロスカントリー性を撤去した低床レジャービークルである

故にこういう特徴がある。

セダン車中泊しにくい、通気口安全場所にある

 ↓

SUV車中泊やすい、通気口排ガス侵入やす危険場所にあるが車高が高いので塞がれにくく事故には至らない事が多い

 ↓

トールワゴン車中泊やすい、通気口危険場所にあり車高が低いので雪で容易に水上置換状態になる

 

という訳で、構造的な危険性がちゃん認識されないままになし崩し的にSUVをそのまま低床化してしまったのだ。

 

更に車中泊やすいのが問題で、起きていればCO中毒の初期症状、頭が痛い、眠いなどに気が付くが、寝てしまえば死亡事故まっしぐらである。つまり使用目的の上でも危険性が高い。

 

メーカー危険性をちゃんと周知させ構造も変更すべき

隠されているために後部通気口の事など知らないオーナー殆どだろう。

からマニュアルにも記載し、シール貼付などで「この車の通気口はここにある」「ここから排ガス侵入する」と表示するのが必要と思われる。

またマスコミちゃんとこの事故構造問題認識して啓蒙に努めて欲しい。バンパーを外して「ここに通気口があるせいで排ガスが入るんですよ」「寝てた場合は必ず死にます」という報道をしているのを見た事が無い。

 

更にオーナー団体の元締めJAFですら認識が不十分だ。

https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-natural/subcategory-snow/faq255

「外気導入口から排ガス侵入」とか書いてるのよ。その前に後ろの通気口から入ってるんだよ!内部循環にしてても後ろの通気口にはシャッターが無いの!窓を開けても煙突状態になるから余計に車内に入っちゃうの!

JAF実験セダンには該当するがセダンよりワゴントールワゴンが売れてる現状では認識が不十分としか言えない。

 

最終的には低床車でも密閉型バンパーの裏に隠す今の方法を止めて、コストが少々かかっても安全なところに開口する方法にしないといけないだろう。

だが消費者運動が下火になり国交省EU規制に倣っているだけの現状だとそれも難しい。遺族が構造問題を訴えたりすれば流れは変わるかもしれないが。

マスコミの探求心の無さも困ったものである

 

尚、セダンなどでも車体下部に排ガスが溜まってしまえばシフトレバーの穴やら水抜き穴、前部の導入口から入ってくるのは同じなので時間の差こそあれ中毒死の危険は同じなので安心してはいけない。

2021-12-18

anond:20211218194508

ワイ、仕事2年して3年目に貯めたお金会社の帰りにバスに乗って夜授業や実車うけてたよ。

雨の夜の日、実車で、急こう配で前後ろをバスに挟まれて、そこで半クラッチして停車すんの怖かったよ。

2021-08-30

趣味界隈の最近知った概念

「無免キッズ

SNSの車趣味界隈では当然ながら車を持ってナンなのだが、そこに入り込みたくて自分が車を持っていることを装うイキリキッズがいるらしい。これを無免キッズというらしい。

親の車を自分の車としてアピール投稿される画像実車のものがない(ミニカーレースゲームばかり)などの特徴がある、と。

いろんな奴がいるんだなー。

2021-08-19

anond:20210818181749

車は写真実車で印象が違う事が多いか

はやく実車を見てみたいよね

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