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2024-03-21

anond:20240321052857

才能の民主化 以外の表現はありますか?

ChatGPT

才能の民主化以外にも、AIによって特定スキル能力が広く一般アクセス可能になる現象を表すいくつかの表現があります。ここでいくつかの代替表現を紹介します:

1. スキルの普及(Skill Diffusion):

この表現は、特定スキルセットが特定グループ個人に限られていたのが、AI技術のおかげで広範囲にわたる人々に広がっていく様子を指します。

2. 能力平等化(Capability Equalization):

こちらは、AI提供するツールサービスが、さまざまな能力スキルに対するアクセス平等を促進することを強調しています。これにより、誰もが高度なスキルを身につける機会を得られるようになります

3. 創造性のアクセス拡大(Creativity Access Expansion):

AIツールデザイン音楽文学などの創造的な活動において、専門知識必要としない方法で広範囲の人々に利用可能になることを指します。この表現は、創造的な表現の機会がより多くの人に開かれていることを示します。

4. 技術エンパワーメント(Technological Empowerment):

AIを含む先進技術が人々に力を与え、以前は不可能だったことを可能にするプロセスを指します。これは、個人自身能力拡張し、新たな可能性を探求する手段としての技術役割を強調しています

5. イノベーション普遍化(Universalization of Innovation):

AIイノベーション創造的な思考を促進し、これまで専門家特定の才能を持つ人に限定されていたイノベーションプロセス一般大衆に開放している現象を指します。

これらの表現は、AIいか社会におけるスキル能力創造性に関する障壁を低減し、より包括的平等アクセス提供しているかを様々な観点から捉えています

2022-04-15

創立に関わった日経が、それを無視するかのような広告を載せたから抗議したのね。いつもの内ゲバじゃん

Launch: On 15 May 2020 the National Chapter was officially launched virtually in cooperation with the Japan Advertisers Association (JAA) and Nikkei Inc. UN Women Japan Liaison Office made the announcement at the Gender Gap Conference, organized by Nikkei Inc. and Nikkei BP with support from the Cabinet Office of the Government of Japan. The launch was held as an official side event of the World Assembly for Women (WAW!) Shine Weeks.

Nikkei Woman Empowerment Advertising Awards: The Nikkei Woman Empowerment Advertising Awards helps to dismantle gender based stereotypes and champion ads that contribute to gender equality and women's empowerment (GEEW).

https://www.unstereotypealliance.org/en/membership/national-chapters/japan

2022-02-06

anond:20220205181019

俺もマツダ乗りだが、自分の専門以外読み飛ばしすぎでは?

Self-empowerment Driving Vehicle の開発読まないとか、研究開発資料にもSDGs()のどの項目に適合しているかとか求められる世の中に意識低すぎ。

電池屋さんだからしょうがないけど、マツダの目指してる走りとか興味なくて、書いてることがターボで早けりゃ多いというタイプっぽい。

そういうのオッサンに多いから、オッサンマツダ乗りってつまんねー。

2022-02-05

マツダ技報2021年度版が発表されたので適当感想とか

2021年度のマツダ技報が発表されましたね。

https://www.mazda.com/ja/innovation/technology/gihou/2021/

これについてちょっと色んな感情を抱いたわけで感想というか考察というかなんかそういうのを書きます

電池制御屋さん(?)なのでメインはEV関連のところだけピックアップしてみます。本当は全部やろうと思ったけどエンジンとか分からなくて書くことなかったです。

普段こういうことやらないので読みにくかったら見なかったことにしておいてください。

あと、そもそも私は社員でもE&Tさん販売店さんでもないですので間違ってたりしたらごめんなさい。

去年に比べてボリュームも多く、メインのトピックとしてMX-30のEVが挙げられていますね。マツダ初のEVですからそりゃあ力を入れますよね。(デミオEV?あれは量産されてないかノーカンで)

では順に見ていきます

巻頭言

こういった経営戦略は専門外ですし特にないです。頑張って下さい、という感じです。でも、スモールプレイヤーであることを自覚しているならなぜスバルさんのようにEV開発にトヨタの力を借りなかったのかが不思議ですが極めて高度な経営戦略判断なのでしょう。

私はEV反対でもEV賛成でもなく、ユーザが好きなものを買えばいいと思いますが以下の件、エンジニアとしてずっと疑問に思ってますよ。

https://www.mazda.com/ja/csr/environment/lca/

ところで、技報は直近だと技企が担当ぽいんですがどういう基準で毎年内容とか選んでるんですかね。分かりません。

MX-30のデザイン

デザイン要件絶対いいね?

両開きドア、必要だったんでしょうか。使いにくいと思うんですが…

車格的にこれ以上大きくできないけど四人乗りだし特徴出さないといけないという苦肉の策でしょうか。

私は美術の成績が2くらいしかないのでデザインはよくわかりません。

あ、でも、インテリアコルクの件は誰が思いついたんでしょうか?どういうコルクでどういう工夫がされているかわかりませんが、熱衝撃でボロボロにならないんですかね。ぜひそういうのを技報で取り上げて欲しかったなぁ。

MX-30の紹介

書かれていることは難しくて分かりません。商品企画って大変だと思います

みなさん、一回乗ってみるといいと思います。思いの外普通の車です。

エレクトリック G-ベクタリング コントロール プラス(e-GVC Plus)の開発

制御って難しいですよね。まず式が多くて難しい。

この手の制御実車でのフィーリング評価が多いでしょうからそれだけ走らないといけないだろうし大変だと思います

Fig.4ってどう見ればいいんですかね。そりゃ制御切ってる赤線が0なのは当然だと思うんですが。GVCのリクエストに対してモータリクエストトルクが遅れているのはなにか意図があるんでしょうか。私には分かりません。てかこれ実トルクじゃないのね。

Fig.6ではGVCの有無による加減速が記載されてますね。GVCの有無で横Gは変わらないけど前後方向は、「ターンイン時に減速」「ターンアウト時に加速」と。いやこれ、運転してる人には誤差みたいなレベルのGだけど(たぶん、普通運転してたら0.1~0.4Gくらいでこのデータだと最大0.4m/s^2≒0.04G)いるのこの制御?

この辺で読むのやめたけど、Fig.20はどうかと思う。基準おかしいでしょそのグラフ

MX-30 EV MODELモータペダル開発

この辺も専門外だから流し読み。ペダルの味付けの話かな(適当)

Leafとかi3とか回生がキツくて慣れるまでなんか気持ち悪かったけど、MX-30はその辺まだ運転やすかった気がする。

MX-30 エレキシフトシステムの開発

これもよく分からない。感想としては、エレキシフトである必要ないよねって思う。

電子制御にすれば車側からの介入がかけられるってこと書いてあるけど、ソフトウェアバグリスクを抱えることになりそうだし、そもそもどういうヒューマンエラーを想定してんの?って素人的には思うんですよねぇ。

でもそれよりもあの変なシフトの形状の方が気になる。

BEVバッテリーを使い切る技術

よっしゃ来た。一応電池屋さんだからね、私。

LCA(ライフサイクルアセスメント)の件はいったん不問にするわ。

ふむふむ、LiB温度管理をしっかりして容量と入出力を使い切ると。むしろそれ以外にはないわな。

モータの話はパス、よくわからん

クーリング・ヒータシステム」うん、こういうのでいいんだよ、こういうので。

なるほど、冷媒冷却なのね。Fig.8を見ると温めるのにはヒートポンプ使わないのか。もっぱら冷却専門って感じね。そりゃあ電池が動かないくら寒いときに温めるんだから効率の悪いヒートポンプ使わないのは当然か。Hondaさんはモータ系の冷却水を電池に回して加温にも使ってた気がするけど冷媒だと難しいんでしょう。

ところで、車室内が暖房電池が冷却を求めている場合(真冬の高速連続走行)とかの時はどうなるんでしょうね。ヒートポンプ一個しかないけど。

冬場はヒータを使って電池を温めて充電時間短縮に貢献しているんですね。

あ、そういえば低温の充電についてはこんな記事ありましたよ。

https://insideevs.com/news/486109/mazda-mx-30-battery-pack-heating-issue/

MX-30 EV MODEL への MBD の適用

マツダさん、色んなところでMBDのお話してるのでやっぱりありました。

元々シミュレーション研究やってたんで、モデルベースとかシミュレーションとか僕は好きですよ。

これを見るとHILSがメインなんですかね。HILSって物できてから色々するものだと思ってるんですがこれはMBDなんでしょうか。まぁHILSにはモータとか電池とかのモデルが入っているのでその意味ではMBDか…

ゴリゴリ計算化学なのはないんでしょうか。EVから電池系でその辺もあるかと思ってたんですが。

MX-30 高電圧システム制御の紹介

EVにするにあたって新設した機能説明的な感じですね。

気になるのは4.1の説明で「ユニット通信PCMとの Peer to Peer通信を基本とした」と書いてますね。だいたい今の車載系のネットワークはCAN通信なのでP2PっちゃP2Pなんですが、わざわざ書いてるということは何か特別なことがあるんですかね。

Fig.5らへんでは「充電みたいに特定機能しか使わないときは他の機能を切って余計な電源使わないようにしたよー」って書いてますが、充電してるなら誤差みたいな電流では…?てかまぁ、関係ないユニットそもそも動かさないのは当然だと思うんですが。

4.3はよくソフト系の品質検証である直交表ですかね。私も何度か作成したことあります。MBDでやるにしてもテスト数絞らないといけないからこういう感じで管理してるんですね。でも、機能毎の組み合わせをみるだけでも効果あるんでしょうか?不具合が見つかったとしても書けないでしょうから記載なくても仕方ないか

MX-30 EV MODEL の外部充電システム開発

市場での適合性とか考えると特に大変そう。でも気になるのは「1.はじめに」に書かれている「MX-30は約40分でSOC 80%まで充電できる」の文言

え?40分?いつの車?35.5kWhしかないのに?もしかして急速充電器の出力30kWとかで想定してる?市場の急速充電器は大部分が(少なくとも日本は)50kWだと思うんですが。

外部充電関連やってる人はホント尊敬してますだって仕様書難しいし仕様書曖昧ときあるし。COMBOとか仕様書自体なんか怪しいし。

本文中でも「HILSだけでは発見できない」って書いてあるけど本当にそうだと思います

電圧電池パックの耐振動性開発

またしてもキタコレ案件機構評価はよくやってたからね。

2.1見ると電池電子部品扱いなの…?なんか共振点が被らないように工夫しました的なこと書いてある。

でも電池って重量あるし、特に考慮かいらなそうなんだけど、マツダさんでは電池も細かくモデリングしてるのかしら。あとこれ疑問なんだけど、EVで使われるモータとかってエンジンよりも高周波成分持ってそうなんだけど言うほどないのかね、知らんけど。

2.2には不思議な式が載っている。ダメージ量というのはマツダさん独自概念だと思う。少なくとも俺はいままで振動とか疲労とかの勉強していてであったことはない。疑問なのはFig.4の加速度に通常ひずみに対して使われるレインフロー法を適用していることになってるんだけどあってるこれ??加速度応力は比例関係にあるけど周波数成分考慮しないと意味なくない??まぁ、そこはマツダさん独自手法が隠れてるってことなんだろうか。

そして3.1には気になることが書いてある。

市場の耐振動保証目標の4倍相当を保証している」

いや、とんでもない超過剰品質じゃん。強度半分でいいか車両価格下げてくれ。

3.2はモデルの話。しかし、写真を見るとマツダさんのアッパーケースは樹脂。これどうしているんだろうか。樹脂のシミュレーションなんてあまり精度よくできるとは聞かないし熱とか湿度とかの影響をもろに受けるはず。この辺もシミュレーション出来ているならすごいと思うんだけど特に書かれてない。一番壊れたらやばそうなのに。

MX-30 BEV&Bピラーレスボディー開発

ボデー屋さんじゃないからよくわかんない。でも、MX-30って両開きだから剛性保つの大変そう。

MX-30 の衝突安全性

これも私詳しくないからよく分からない。

2.1には前突時の話が載ってて、電池を守らなきゃいけないから大変だとか。電池ってR100メカニカルショックの試験あるからそれなりに大丈夫だと思うんだけどそうでもないのかな。あるいはR93/94で代替してるのか。ところで、実車たことある人は分かると思うんだけど、MX-30ってモータルームスカスカバカかい支柱みたいなのがあるんだけどあれどうにかならなかったのか。てかバランス悪すぎるだろあの構造。内燃仕様も作る都合で仕方なかったのかもしれないけど他の車みたいに充電器入れとかにすればよかったのに。てか充電口とかフロントに持ってくればハーネスとか安くなりそう(モータ/インバータ系と同じところからバッテリパックに入れればいい)のになんであん構造なんだろう。

3.1は側突の話。MX-30は両開きだから大変そう。ところで、これ全部解析の画像しかないけど、実車のやつはやっぱり画像写せないんだろうか。シミュレーション研究やっていた身としてはシミュレーション完璧でないことは分かっているので逆に不安なんだけど、こういうでか物はシミュレーションで十分ということなのかな。(認証試験実車だろうけど)

マルチパワーソース車における外観品質の造り込み

よくわかんない。たぶん難しい。

Self-empowerment Driving Vehicle の開発

日本語でおk。なんだそれは。とりあえず読んでない。

車両機能材料特性をつなぐマルチスケール解析技術研究

電池EV関係ないけど私が元々分子動力シミュレーションやってたから。

でも、ほとんどMDの話が書いてない。シミュレーション条件も特に書いてないけど、写真を見る限り大した分子数で計算してなさそう。

これで精度が出るんだろうか。その辺を詳しく書いて欲しかった。

この手の計算は結果自体は出る。シミュレーションしてるんだから計算自体はできるものから。ただ、現実実験結果定量的に合わせるのは非常に難しい。定性的傾向は出ても、定量的比較MDでは非常に難しい。

これは経験的なもので私が研究していたのは何年も前だけど傾向は変わっていないと思う。4.1でいちおう妥当検証が書かれているけど、MDの結果については定量的比較されているわけではない。紙面の都合もあるから仕方ないか

おわり

ということでマツダ技報2021年度版の感想勝手考察でした。適当に読んだから読み間違えてたりしたら申し訳ないです。私はマツダ車乗ってるしこれからも頑張ってください。

あと、まだまだ勉強中の身なので技術的な部分でなんか間違ってたりしたら教えてください。

2018-12-19

Global Gender Gap Index 2018

http://reports.weforum.org/global-gender-gap-report-2018

スコア順位/149カ国)

Country日本(2017)日本アメリカドイツフランスイギリスイタリアカナダ韓国アイスランドスウェーデン
score(rank) 0.657(114) 0.662(110) 0.72(51) 0.776(14) 0.779(12) 0.774(15) 0.706(70) 0.771(16) 0.657(115) 0.858(1) 0.822(3)
Economic 0.58(114) 0.595(117) 0.782(19) 0.734(36) 0.685(63) 0.705(52) 0.592(118) 0.748(27) 0.549(124) 0.793(16) 0.808(9)
Labour force participation 0.781(79) 0.799(79) 0.854(59) 0.897(40) 0.895(42) 0.876(51) 0.737(93) 0.912(31) 0.75(88) 0.939(20) 0.956(13)
Wage equality for similar work (survey) 0.672(52) 0.696(45) 0.796(8) 0.717(33) 0.488(133) 0.654(64) 0.512(126) 0.69(50) 0.532(121) 0.82(1) 0.735(25)
Estimated earned income (PPP, US$) 0.524(100) 0.527(103) 0.648(60) 0.684(38) 0.724(24) 0.555(96) 0.57(91) 0.675(42) 0.457(121) 0.722(26) 0.785(14)
Legislators, senior officials and managers 0.142(116) 0.152(129) 0.681(24) 0.413(87) 0.501(63) 0.567(46) 0.379(92) 0.551(50) 0.141(133) 0.479(68) 0.637(31)
Professional and technical workers 0.654(101) 0.671(108) 1(1) 1(1) 1(1) 0.996(68) 0.859(92) 1(1) 0.927(86) 1(1) 1(1)
Educational attainment 0.991(74) 0.994(65) 0.998(46) 0.976(97) 1(1) 0.999(38) 0.995(61) 1(1) 0.973(100) 0.999(39) 0.998(52)
Literacy rate 1(1) 1(1) 1(1) 1(1) 1(1) 1(1) 0.994(60) 1(1) () 1(1) 1(1)
Enrolment in primary education 1(1) 1(1) 0.996(82) () 1(1) 0.999(72) 0.993(91) () 1(1) 0.998(73) 0.996(77)
Enrolment in secondary education 1(1) 1(1) 1(103) 0.944(128) 1(1) 1(1) 0.999(104) 1(1) 1(1) 1(1) 0.996(109)
Enrolment in tertiary education 0.926(101) 0.952(103) 1(1) 0.999(100) 1(1) 1(1) 1(1) () 0.78(113) 1(1) 1(1)
Health and survival 0.98(1) 0.979(41) 0.976(71) 0.973(85) 0.978(78) 0.97(110) 0.969(116) 0.971(104) 0.973(87) 0.968(121) 0.969(115)
Sex ratio at birth 0.944(1) 0.944(1) 0.944(1) 0.944(1) 0.944(1) 0.944(1) 0.941(131) 0.944(1) 0.935(137) 0.944(1) 0.943(114)
Healthy life expectancy 1.06(1) 1.059(57) 1.048(79) 1.04(95) 1.043(87) 1.028(119) 1.032(111) 1.032(111) 1.06(1) 1.021(129) 1.027(123)
Political empowerment 0.078(123) 0.081(125) 0.125(98) 0.481(12) 0.458(10) 0.421(11) 0.267(38) 0.365(21) 0.134(92) 0.674(1) 0.512(7)
Women in parliament 0.102(129) 0.112(130) 0.244(88) 0.444(41) 0.655(14) 0.474(36) 0.556(27) 0.37(52) 0.205(102) 0.615(20) 0.856(6)
Women in ministerial positions 0.188(88) 0.188(89) 0.2(85) 0.5(22) 1(1) 0.444(23) 0.385(29) 1(1) 0.1(119) 0.667(10) 1(1)
Years with female head of state (last 50) 0(69) 0(71) 0(71) 0.355(9) 0.018(53) 0.371(7) 0(71) 0.007(61) 0.104(28) 0.718(2) 0(71)

Global Gender Gap Index発展途上国が高めに出ることがあるなど、問題点もあり、それゆえ他の性差に関する指標が作られてたりする。

例えば極端な例として内戦の激しい国があると女性労働参加率が高くなり、男子は早くから兵に取られ学校に通えず、長生きできない。

レイプなどが多発するような状況でもランキングには影響を与えない。

このデータは多分ジェンダーギャップのための調査でなく、既存調査のなかからそれっぽいものをまとめたものだと思われる。

総合ランキングよりかはそれぞれの項目を見たほうが良いかもしれない。

例えばバングラディッシュ総合46位だが、女性首相の在任期間が1位というだけで、経済133位、教育116位、健康117位である

イスラム教ということもあってなのか日本とくらべ女性地位はかなり低い。

こういったもの総合ランキングだけではわからない。

全体の中の大まかなポジションを見るのには良いが、議論をするなら詳細を見ておくべきだろう。

anond:20180106203320

Estimated earned income を労働時間で調整してみる。

労働時間はOECD2016データ使用

Balancing paid work, unpaid work and leisure

http://www.oecd.org/gender/data/balancingpaidworkunpaidworkandleisure.htm

Country日本アメリカドイツフランスイギリスイタリアカナダ韓国スウェーデン
Estimated earned income0.527 0.648 0.684 0.724 0.555 0.57 0.675 0.457 0.785
paid work time 0.602 0.734 0.707 0.745 0.699 0.602 0.786 0.647 0.835
0.875 0.932 0.967 0.972 0.794 0.947 0.859 0.706 0.940

女性フルタイム / パートタイム 比率を見てみるとドイツ日本と同じぐらいパートが多いのに、男女の労働時間比は英米に近い。

女性労働参加率の高さとともに、男性労働時間の短さもあるのだろう。

FTPT employment based on a common definition

https://stats.oecd.org/Index.aspx?DataSetCode=FTPTC_D

女性 full / part 比

日1.724 独1.714 仏3.514 英2.563 伊2.083 加2.821 韓4.900 スウェーデン4.712 ノルウェー2.748 フィンランド4.738

2018-01-06

Global Gender Gap Index 2017

http://reports.weforum.org/global-gender-gap-report-2017/

数字は男女比、括弧の中は順位(144ヵ国)。経済教育健康政治の4つのカテゴリがある。

G7韓国北欧

Country日本アメリカドイツフランスイギリスイタリアカナダ韓国アイスランドスウェーデン
rank11449121115821611815
Economic participation and opportunity0.58(114)0.776(19)0.72(43)0.683(64)0.705(53)0.571(118)0.744(29)0.533(121)0.798(14)0.809(12)
Labour force participation0.781(79)0.855(57)0.885(41)0.895(33)0.871(49)0.737(89)0.913(26)0.732(91)0.95(11)0.949(12)
Wage equality for similar work (survey)0.672(52)0.734(27)0.678(49)0.474(129)0.671(53)0.489(126)0.682(46)0.51(121)0.807(5)0.738(25)
Estimated earned income (PPP, US$)0.524(100)0.648(56)0.682(35)0.739(18)0.553(95)0.518(103)0.67(41)0.447(121)0.727(21)0.785(13)
Legislators, senior officials and managers0.142(116)0.767(15)0.414(74)0.491(61)0.563(38)0.383(81)0.551(44)0.117(117)0.519(50)0.647(27)
Professional and technical workers0.654(101)1(1)1(1)1(1)0.973(68)0.832(86)1(1)0.928(76)1(1)1(1)
Educational attainment0.991(74)1(1)0.97(98)1(1)0.999(36)0.995(60)1(1)0.96(105)0.995(57)0.999(37)
Literacy rate1(1)1(1)1(1)1(1)1(1)0.994(57)1(1)()1(1)1(1)
Enrolment in primary education1(1)1(1)()1(1)0.999(70)0.992(93)( )0.995(84)0.989(98)1(65)
Enrolment in secondary education1(1)1(1)0.95(121)1(1)1(1)0.996(98)1(1)0.992(101)1(1)0.996(97)
Enrolment in tertiary education0.926(101)1(1)0.958(98)1(1)1(1)1(1)()0.765(112)1(1)1(1)
Health and survival0.98(1)0.973(82)0.975(70)0.977(54)0.971(100)0.967(123)0.97(105)0.973(84)0.969(114)0.969(112)
Sex ratio at birth0.944(1)0.944(1)0.944(1)0.944(1)0.944(1)0.941(127)0.944(1)0.935(132)0.944(1)0.943(110)
Healthy life expectancy1.06(1)1.04(91)1.045(80)1.053(64)1.032(109)1.027(119)1.029(113)1.06(1)1.025(125)1.027(121)
Political empowerment0.078(123)0.124(96)0.447(10)0.453(9)0.404(17)0.234(46)0.361(20)0.134(90)0.75(1)0.486(8)
Women in parliament0.102(129)0.241(85)0.587(22)0.639(15)0.471(38)0.448(41)0.356(56)0.205(97)0.909(4)0.772(6)
Women in ministerial positions0.188(88)0.2(84)0.5(22)1(1)0.444(23)0.385(29)1(1)0.1(115)0.667(10)1(1)
Years with female head of state (last 50)0(69)0(69)0.319(10)0.018(52)0.335(8)0(69)0.007(59)0.104(28)0.685(4)0(69)

基本的ジェンダーギャップは 北欧西欧北米南欧東欧東アジア

G7ではフランスが抜けてるが、なぜか Wage equality for similar work だけ異常に低い。

米国保守的地域リベラル地域で大きく違うし、リベラル地域でも収入によって違ってくると思われる。なんか2016に調査方法が少し変わり、米国順位が大きく下がったらしい。

https://memorva.jp/ranking/world/wef_global_gender_gap_report.php

ここ最近アメリカ順位を下げていて、2014年20位、2015年28位、2016年に45位となっている。 ただし、2016年から評価方法に変更があった。

Graduates by Degree Type

大事なのは経済日本女性は高スキル職、マネジメント職が少ない。それと合わせて高等教育学者が少ない。

日本は Graduates by Degree Type が調査されてない。ここの3.3高教育学者の専攻分野別構成を参考にする。

http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/data/syogaikoku/1396544.htm

人文・芸術法経等 理学工学農学医歯薬保険教育家政 その他
男女比0.839 2.1920.558 0.393 0.158 0.840 1.676 1.522 10.726 1.082
女性255,430 68,196 66,607 5,147 11,732 8,013 35,776 26,506 15,231 18,222
男性304,248 31,100 119,276 13,103 74,2269,532 21,343 17,415 1,42016,833

Tertiary education attainment の値と随分ずれてるな。在学生のみのデータからかな。

とりあえず当てはめてみる。

Country日本アメリカドイツフランスイギリスイタリアカナダ韓国アイスランドスウェーデン
Agri., Forestry, Fisheries and Veterinary0.840.730.460.621.310.650.740.660.851.08
Arts and Humanities2.191.061.821.771.291.751.252.011.120.92
Business, Admin. and Law0.560.740.691.130.850.80.90.990.630.99
Education1.522.523.192.482.396.022.263.172.382.82
Engineering, Manuf. and Construction0.160.190.190.280.220.360.220.310.340.26
Health and Welfare1.683.082.642.212.311.453.032.53.522.72
Information and Comm. Technologies00.190.120.160.180.130.260.330.130.21
Natural Sci., Mathematics and Statistics0.390.740.650.710.850.940.840.870.70.61
Services10.730.810.610.771.290.5811.212.180.76
Social Sci., Journalism and Information01.251.241.51.231.261.351.160.961.21

日本は他の国に比べ人文学部女性が多く、理学に少ないのが目立つ。ただ理学は人数が少ないし、法経や工学の人数を増やすことの方が重要かもしれない。

あくまで男女比のデータなので実際の人数次第なとこがある。例えばドイツ教育学部女性率が高いが教育学部の規模自体が他の国よりだいぶ小さい。逆に工学の規模が大きいため女性割合は少ないが人数としては見た感じよりは多くなるはず。

2009-03-10

とあるインド人の教育

目に留まったコラムがあったので急ぎ訳してみた。かなり意訳しているので英語を読まれる方は原文にあたられたい。

   「一人一人が自律した社会を手にするための唯一の道(としての教育)」

     (It is the only way to have an empowered society)

                        寄稿者―ヌズハト・フサイン(著者はナショナル・ブック・トラストディレクター

 私の曾祖母はおそらく教育を受けていません。彼女には四人の娘がいましたが、息子はみな早くに世を去り、土地も一切ありませんでした。当時は、土地と息子を「社会的な安全の担保(social security)」とみなす固定観念が世間に広まっていましたから、曾祖母夫婦としては、それがないのを気にしていたに違いありません。彼女が確固とした先見の明を持っていた人なのか、それとも深い絶望から決意を固めたのか、私にはよくわかりません。でも彼女は娘を学校に通わせ、仕事に就かせました。それは今では極めて普通のことですが、彼女の時代には革命的で、周りから馬鹿にされるようなことだったのです(注1)。

 曾祖母の信念の力は、彼女自律する力を与えただけでなく、三人の娘を含む九人の子全員に教育を受けさせねばならない、という考えを祖母に植えつけました。祖母自身は、8年生まで進学しました。それが、アムローハ(Amroha)の町で、当時女性が到達できる最高学年だったのです。それでも、彼女の学びへの情熱を育むには十分なものでした。それは本当の意味教育を受けたということです。祖母は本を読み、ラジオを聞き、テレビを見ました。おそらく、彼女がしたことは、曾祖母の手で蒔かれた真の自律の種を根づかせた、ということなのでしょう。

 次の世代、彼女の娘(つまり私の母)が、私に教育を受けさせるのは、過去と比べて容易でした。今の私にしてもそうです。昔、私がインド警察職に就くにあたって、家族の反応はどうだったのかと聞かれたことがあります(注2)。この質問は固定観念にとらわれたものです。私はこう答えました。「家族は僕に教育を受けさせ、僕を支え、UPSC試験を受けさせ、合格させてくれたよ」と(注3)。事実祖母は、私がインド警察職に通ったと聞いて、その道に進むようにと背中を押してくれました。私は、この話をするにあたって、教育を大切にする家庭に生まれた自分が、とても幸運だったと認めざるをえません。あのような質問をされるまで、私は家の外の、また別の現実に向かいあわずにすんだのです。しかし、今日ここで書きたいのはそのことではありません。私が取り上げたいのは、とても基本的な問題です。教育とは何か、教育を受けたとは何を意味するのか、というものです。

 教育とは何でしょう。

 こう言っておいて何ですが、まずは、教育を受けたということが何を意味しないか、ということから考えてみましょう。教育を受けたということは、免許学位を集めるかたわら、現状に疑問を差し挟まないようにする姿勢を学ぶのではありません。また、個々人の偏見から抜け出さないようにする姿勢を学ぶのでもありません。私にとって、本当の教育とは、人を研鑽自律の道(the path of evolution and empowerment)へと送り出すものです。私たちはたくさんの科目を勉強しますが、時が経つにつれて大体は忘れてしまいます。しかし学んだ後に残るもの、残るべきものが重要なのです。それは、今までの到達点から更に先へと進もうとする態度(the need to stretch the boundaries)、新しいことを試みながら勘所をきちんと押さえようとする態度(the need to try and find equilibrium)です。例えば、良くバランスの取れた人(a well-rounded personality)と聞けば、XやYやZの専門を学んだ人というのではなく、ある種の心構えと教養を持った人を思いうかべるでしょう。

 最後に強調します。教育がなすべきことは、私たちが持っている学びへの情熱に火をつけることです。ええ、貧乏の重みで足がぐらついているときに、教育のような問題について考えるのは難しいです。貧困に立ち向かうのにお金が必要なのは言うまでもありません。ですがその上で、金銭的な支援は常に仕事(work)と結びついていなければなりません。そうでなかったら、それは自尊心をむしばみ、ひいては単に大勢の依存者を生みだすだけになってしまうことでしょう。ただし、お金仕事を結びつけることが重要なのと同じように、教育で心を豊かにすることもまた必要なのです。ですから、教育は実際に私たちの能力を伸ばし、自律した社会を作り出すのです。それは、正しいことと間違っていることとを区別できる人と社会です。教育は、私たちが持っている想像力を刺激します。私の場合、教育は先へつながる機会への扉を開いてくれました。教育搾取に対するセーフティ・ネットです。教育をうけた男/女は、より良い生活を送るため、より良い市民であろうと努めるために、学んだ成果を生かすことができるでしょう。見聞を広めた人は、広めたぶん難しい問題に取り組んでいくことでしょう。そして彼らは、子どもたちがより良い機会を得られるよう取り計らうことでしょう。そう、かつて私の曾祖母がそうしたように。

出典:インド新聞『ザ・ヒンドゥー(The Hindu)』2009年3月9日

http://www.thehindu.com/mp/2009/03/09/stories/2009030950160100.htm

注1

 述べられている時代も教育史的背景も調べられていないので、過去教育事情を推し量る参考までに識字率データを挙げる。

 それぞれの調査に制約や統計の取り方の特徴があるようであるが、ここでは全て無視して数字を並べる。その上、元データにも当たっていない孫引きである。詳しくは以下のurlから参照した表1の注記を見よ。一例を挙げれば、1981年に、調査対象者の年齢の下限が5歳以上から7歳以上へ変更されたとのことである。つまり、以下に挙げる識字率はどれも15歳以上の総成人人口に対する割合ではないことにも注意せよ。

 赤井 ひさ子、「独立インド初等教育及び初等教員養成」、『東海大学福岡短期大学紀要』、9号、2007年、p. 3. によれば、識字率自体は、1951年は18%、1971年は34%、1991年は52%、2001年は65%と報告されている。女性識字率はそれぞれ9%、22%、39%、57%で、男女間格差も大きい(小数点以下は四捨五入した)。

http://www.pub.ftokai-u.ac.jp/bulletin/2007/2007akai.pdfpdf注意)

注2

 簡単に言えば、インド警察職は、インド行政職などと並ぶいわゆるエリート公務員である。

 いつの話かわからないので、その背景も不詳であるが、おそらく以下のような近年の事情からおぼろげに想像されるようなものなのではないだろうかと推測する。

http://www.hinduonnet.com/fline/fl2324/stories/20061215002503300.htm

http://www.hinduonnet.com/fline/fl2519/stories/20080926251908700.htm

http://www.hinduonnet.com/fline/fl1908/19080210.htm

注3

 簡単に言えば、UPSC試験は、いわゆる難関の公務員試験である。

http://www.upsc.gov.in/general/historic.htm

 
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