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はてなキーワード: 産学連携とは

2023-10-31

anond:20231031154751

でも最近はそういう勉強馬鹿みたいな学者よりも

産学連携やれます学生指導やれます学内雑務はまかせてください!みたいな社会性高めの器用な教員のほうが重宝されるから特に若手)

よほど抜きん出た業績でも出せない限り学者世界も健常者有利になっていくと思う

2023-03-01

anond:20230301100121

流行りのジャンルに飛び付かず自分仕事をしなさい

ってノーベル賞取った日本人インタビューだと大体言われてるしそのままでいいと思うぞ。

学内ポストとか国の役職とか大好きな研究者より政治家になってる教授産学連携とか大好きだけど。

2022-11-27

anond:20221127110304

大学はもともとそういう分野を研究するためのものだと思うし、儲かって即役立つ実学なんて企業研究所がやればいいじゃんって気持ちでいるけど、

まぁ国が貧乏になりそういう時代ではなくなってきたよね

理工系でも会社立ち上げただのなんだのでお前それ大学にいてやることじゃなくない?普通に単なる起業家じゃんみたいなことしてる奴ほどデカイ顔をしている

論文書きまくってて産学連携しまくってるすごい人たちも結構いて、そういう人たちは本当にすごいと思う。念のため)

2022-01-25

考えてみれば理系産業界にも貢献してるけど

文系立法とか政治とか経済かに貢献してんの?

産学連携産学官連携みたいに、大学の基礎研究企業製品開発に貢献するように、

文系法律経済政治ちゃんと貢献してるんだったら、

今頃、日本好景気理不尽法律役所対応もなく、

まともな政治家が出てそうなもんだけど、この30年ぐらい一人もいないよね

2021-11-24

半導体って戦略考えられる人って日本にいるの?

日本人って窮地に陥ってから逆転する戦略を立てるのが下手だと思っている。

ニュースでは、日本半導体はどうやって衰退したのかを説明する人や、昔はどうだったとか、そういう話ばかりだ。

日米半導体貿易摩擦だとか、かなり古い話をしている。

投資金額が違うといったわかりやすい数値に飛びついていたりもする。(金は大事だがそれだけでなんとかなるレベルではない)


日米半導体貿易摩擦を原因とするのであれば、なぜ韓国台湾米国に見逃されたのか、明確な説明を見たことがない。

中国半導体話題になるが、どういう企業があるのか名前すら報道されないし、どういう製品があるのかも報道されない。

中国半導体の追いつきがヤバいと言っているが、詳細について報道されないので、有名所を上げることができる人もいないだろう。


EDA半導体設計CADソフト群)について、まともに説明しているのを見ない。

CPUGPUに関してはニュースバリューがあるのか興味関心があり、TSMC話題になるが、プロセス研究の先端というとimec、CEA-Leti、IBMだ。

日本にはNEDOがあり、そこに期待しているだろうが、産業への移行が失敗してるのは多い。

先のimecなどと何が違っているのか明確に分析するのは必要だろう。(imec側に合わせろと言ってるわけではない)


技術者給料を上げればなんとかなる、という段階も超えてしまっている。

大学との産学連携というのも、既に大学研究しておらず、その段階も超えている。

1人,2人のコンサルカバーできる規模を超えているし、5,6ページのニュースでわかるようなものでもない。

2021-09-13

大学研究産業乖離するのをナントカならないのか

大学企業産学連携が言われて久しい。

コンピュータサイエンスのように既に米国産学連携が取れていて、市場が取れている所はジャンルはいい。


問題産業と結びつかない所だろう。

産業から大学への流動がなく、研究内容が産業から離れすぎる。

アカデミックお金が流れないのも、そういう所からだろう。


1講座ずつ産業から人を呼んで、最新の求められている技術講義するというのもやっているが、

こういうのを進めないといけないのではないか

2021-08-26

anond:20210826102920

足りるかどうかは製造研究をしたいのか、設計アーキテクチャ研究をしたいのかによる

設計だけやってTSMC製造ぶん投げるだけなら10億あれば十分なんじゃね

TSMCがそんな小口相手にしないと思うかもしれないが、あそこは産学連携で割と柔軟に対応してくれる

とは言っても俺が学生だった5年前と比べるとTSMCもめちゃくちゃ忙しくなっただろうから今どうなってるのかは知らないが

2021-05-27

STARC(半導体理工学研究センター)が解散する前に、国が支援してほしかった

日本国内企業から集まって設計に関する情報収集ノウハウの交換などが行われていた。

ここに大学も参加していた。

でも数年前に解散してしまっている。

産学連携しようにも大学側で研究をしていない。

2021-05-24

半導体復興の話

本当にやるのだろうか。


先端ロジックファウンドリを作る?

ベルギーのimecに近い物を目指すのか?

先端EUVを量産として持つのは、TSMCサムスンIntelとなるわけだが、imecもEUVの300mm試作ラインは持っている。

imecは各企業から研究受託して、量産ではないが先端を走っている。

もちろんEUV露光機を作っているASMLとも関係がある。


6Gの100GHz超える無線を狙うとしてもいいかもしれない。

先端ロジックの素材メーカ装置メーカリードし続ける後押しにはなるかもしれない。


ただ量産はどうだろう。

世界中馬鹿みたいにデバイスが売れないと回収できない金額になっている&最先端ニーズを把握し続ける体制にないと駄目。



ファブレスロジック半導体設計を目指す?

ブロードコム、クオルコムAMD、NVIDA、Appleなど、回路設計だけ実施する企業はある。

産学連携をしても無理では。

大学研究をやっていないので産学連携をしてもノウハウを持ってるところがない。設計ソフト(Synopsys, Cadence)を使いこなせる人も少ない。

富士通ルネサスに頼み込んで人を育成する?

そもそも何か実現したいものがあって半導体を作るわけだが、国内に先端プロセスで量産して売れる物を作ってる企業がない。

AI向けとしても、CUDAの代わりに専用チップ向けのを作って使ってくれる市場はあるか?



自動車向けのファウンドリを作る?

ルネサスバックアップ

自動車向けのみ生産利益度外視自動車会社半導体を売り、赤字になったら税金補填する。

2020-09-06

結局、地方ってなんの産業投資すればいいのか

観光業はなぜか成功して、成長産業となっていたが、コロナで息絶えた。

海外渡航者が一番行くのが東京であったり、大阪京都など一部の観光名所に集中し、

どこにでもあるような自然しかない地方は、海外向けの投資もそれほどできなかった。


地方といっても人によって想像する像が違うので、仮に兵庫県神戸としよう。

知名度が多少あり、地方都市でチェーン店が揃うくらいで、空港もあるが、大阪企業が吸われていくような、そんなところだ。

コロナでお店が潰れていってるが。


スタートアップ支援もしているのだが、数年経ってもあまり結果が出ていない。

本郷の周りにスタートアップが集中するように、一応、大学はあるものの、産学連携効果があるかというと、そこまで上手くいってない。

京、富岳といったスパコンSpring-8全国的知名度がある施設も近隣にあるが、

それを使った成果が神戸にあるかというと、そうではない。

個別に見れば成果はあるのだが、それを生かす産業へのバトンが渡されてない。


一時期カーネギーメロン大学院もあったんだが、コンピュータサイエンスが発展することもなかった。



社会人も含めた教育問題もあるのだろうが、地場大学地場産業の先端を行っているわけではない。

スタンフォード大でコンピュータサイエンス学び直せば、地元世界先端を走れるといった環境がない。



2020-06-19

https://anond.hatelabo.jp/20200619104939

アメリカ技術力が高いのは下記のような歴史的経緯からだと考えられています

詳しくは下記の資料などを参照してください。

https://www.jst.go.jp/crds/report/report10/US20151101.html

2020-06-01

anond:20200601003340

SFオタクの一人としてこれをややガチめで妄想してみる。

2060年の世界

・国際情勢

日本GDPは5位かそれ以下まで低下。代わりにインドシンガポールタイ韓国台湾などが上昇。

GDPトップ5は中国アメリカインドドイツ日本(or 台湾 or 韓国 or タイ or シンガポール)の順に入れ替わる。

日本経済力生産力は少子高齢化により慢性的に低下を続けるが、一方で外国から投資積極的に行われる。

鉄道会社や電力会社をはじめとするインフラ関係各社は外国資本となる。JRは「繁華デリーレールウェイ株式会社」に改組される。

中国を中心勢力とするパターナリズム勢力と、アメリカを中心勢力とするリバタリアニズム勢力が新たな冷戦構造を作り上げている。

この二つの勢力法令憲法理念外交などを共有する緩やかな共同体形成しているが、日本2060年現在どちらにも加盟していない。

この時代では「共産主義」「資本主義」「民主主義」「独裁」などの単語が持つニュアンスは後退し、おおむね「パターナリズム」か「リバタリアニズム」にそれぞれ収斂している。

日本はそのなかにあって「パターナリズムリバタリアン政治」を自称し、両勢力の良いところどりを模索しようとしているが、実態としてはあまりうまくいっていない。

科学技術

コンタクトレンズ型の情報端末が普及している。神経系接続して思考インターフェイス操作することができる。

ここ10年の間に普及が進んだが大脳と直結することから個人プライバシー侵害されるとの声が強く、リバタリアニズム勢力下ではアナログ操作型の情報端末を選好する者が少なくない。

しか広告業界にとっては非常に都合がよいのでコンタクトレンズ型の普及は時間問題だとアナリストは指摘している。

一方、パターナリズム勢力下では健康情報をはじめとする国民データ収集と、それをもとに国民へ「指導」を行う必要性から積極的に用いられている。

特に中国では満五歳児から国民の常時装着が実質義務付けられており、特に理由のなくこれを外すことはよから嫌疑を生むことになる。

今後20年以内に「国民安全保障人生設計の精度を高めるため」に全国民の視界を無差別録画し、収集する機能実装目標としている。(中国政府発表)

日本ではパターナリズム勢力の支持を受ける推進派とリバタリアニズム勢力の支持を受ける反対派、どちらともつかない日和見、もとい、慎重派の三すくみとなっていて、よく国会論争のタネになっている。

そのほか、電源は必要な電力が低いものはおおむね無線電源が普及しており、自動車鉄道バイクなどは電力での駆動が前提で設計されるようになる。電動航空機もだいぶ普及してきている。

発電はどの勢力下でも改良された原子力発電自然エネルギーの二つが主で、火力発電の全体に占める割合環境への配慮から大幅に減少傾向にある。核融合発電は目下研究である高速増殖炉先進国に限り実用化されている。

宇宙開発民間主体となって行われている。中国2032年に初の月面有人飛行、2044年に初の火星有人飛行を達成し、アメリカも同年に成功させるがそれ以降、国家規模での目立った計画特にない。

2060年現在では月面開発が各国民企業によって進められている。既に定期往復宇宙船宇宙港もいくつかの国に設置されており、往復120万新元ほどで月面旅行が楽しめる。

ただし行動可能区画はかなり制限されているため観光自由度は低い。定番お土産は月の石。

格差健康

リバタリアニズム勢力下は当然のことながら格差が激しく、最下層の人々の暮らしはその日の食事にも差し支えるほど困窮している。

アメリカ中流階級以上の平均寿命が90.2歳(2058年保健省統計)なのに対し、低所得者層のそれは75歳を下回っている。

国民皆保険制度がいまだ存在しないので中流階級以上であっても重病や大怪我などにより多額の支払いを迫られ、貧困層に転落することが珍しくない。

ただし食事の内容や日々の生活について政府から指導管理を受けることはなく、マクドナルドケンタッキー2060年現在でも健在である

他方、パターナリズム勢力下では実のところ格差がないわけではないが低所得者層に対する生活保障制度があり、すべての国民健康的な食事生活を送ることができる。

ただし睡眠時間食事の内容をはじめとする生活のほぼすべてにおいて当局の「指導」に従わなければならず、そもそも政府健康に益しないと判断した飲食店開業は許されていない。

パターナリズム勢力下の国ではマクドナルドケンタッキー存在せず、ラーメン二郎特定有害飲食物として政府認定を受けている。蘭州ラーメン政府認定の優良飲食物とされている。

当然、タバコ飲酒も厳格に禁じられており、カフェイン摂取にも一定の制約が加えられている。レギュラーコーヒーは1杯150mlを1日3杯まで。

これらの徹底した管理によりパターナリズム勢力の中心である中国都市部平均寿命は97.2歳(中国政府発表)にまで伸びている。

教育

パターナリズム勢力下ではどの学校学費無償であり、すべての教育機関は公立または国立である私塾の開設は特例を除き禁じられている。

すべての国民は各々の学力に応じていつでも学びを得ることができる。高卒程度までが義務教育とされ、卒業試験も課されている。

卒業後は成績にもとづいて大学に進学を推奨(実質強制)されるか、または適性のある職業に就くことになる。無就労かつ無就学で、特定の期間以内にどちらかの準備をはじめていない者は「指導」の対象となる。

他方、リバタリアニズム勢力下ではあらゆる方針私立学校が無数に存在し、詐欺同然の無意味ものから1000年を越える歴史を持つ由緒正しい学校まで選択肢の広さにはこと欠かさない。

ただしこれらには多額の学費必要であり、中流階級であっても借金しなければ通えない。特に優れた大学大学院の研究力はパターナリズム勢力下における最高の国立大学大学院のそれをしのぐと評されている。

なお、義務教育制度廃止されているので本人の選択によっては小卒のままでいることも可能だがまず間違いなく職には就けない。

産学連携が盛んで、民間人が教授職に就いたり、民間企業出資を受けた講義、あるいは教育機関そのもの運営リバタリアニズム勢力下ではごく当たり前である

パターナリズム勢力下では99.9%が最低でも高校卒業し、その中の7割が大学まで進学しているが、リバタリアニズム勢力下では高校卒業までで8割ほど、大学進学はその中の4割程度に留まる。

文化芸術

パターナリズム勢力下において文化芸術は認可制であり、なにが正しい表現かは政府が厳格に定めている。

ただし「時として刺激的な表現物が市民精神衛生に益する場合もある」との見地から特定の年齢に達し、必要リテラシー試験クリアした市民に限り部分的に「刺激的な表現物」の閲覧が許されている。

とはいえ過度に反社会的であったり、反体制的な表現物が認められる余地は一切ない。「1984年」(ジョージ・オーウェル作)はもちろん発禁である

対してリバタリアニズム勢力ではあらゆる表現が無制限に認められている。ヘイトスピーチですら可能国旗を燃やしたり、大統領写真を切り裂くことも可能VR空間バーチャルドールとまぐわうのも自由

パターナリズム勢力下ではインターネットが厳しく検閲されているが、一定知識がある者はこれらの規制技術的な工夫でくぐり抜け、リバタリアニズム勢力産のコンテンツを密かに閲覧して楽しんでいる者も少なくない。

1時間ほどでここまで書いたがさすがに飽きてきたので後は任せた。

2020-03-14

料理イノベーションは起きるのに、技術研究イノベーションは起きにくいのか

コンビニネット上のレシピ地域ごとの料理店など、料理に関しては新しい物を生み出すだけの土壌を日本は持っている。

ところが技術研究に関してはイノベーションが起きないと長年言われている。なぜか。


お金バラマキが足りていない。

選択と集中するようになってから駄目になったという意見

とはいえ従来とは環境は異なっている。

米国成功事例を持ってきて改善すれば成果が出た時代バラまいていれば成果は出たし、研究費の抑制につながっていた。


OISTのように優秀な人にお金をつければ結果は出るのはわかっているが、

地域もしくは国への波及効果があるかは微妙なところか。

明治時代に見られたように、世界トップレベルの人を招待し、そこで学んだ人材活用することが1点。

2店目が、学んだ人が起業し新しい産業を作る必要があるが、できていない。

産学連携もあるが、既存ビジネスに貢献できなければ承認が降りないので、新しい産業はうまれない。


②車以上の技術力・品質が作れない。

宇宙関係を見ると技術力が足りずに国産品では品質を確保できず、輸入部品に頼っている。

車とスマホは作れるくらいの技術力はあるが、とりあえず高品質な物を組み合わせて新しい物を作るというのができる環境にない。


身の回りに物が大量におけるくらいのスペースがない

身の回りにある物を組合わあせて新しいものが出てくるのが大半だが、居住スペースが狭い、研究スペースが狭いなどで物が置けない。

料理場合新しいものが出てくるのは、材料の入手性からトライエラーを繰り返しできるのもあるが、大型スーパーが見本展としての役割果たしているのではないか

100円均一の物を組み合わせて、本来とは別の役割活用するといったのも同様と思われる。

2020-01-04

職場の周りに全然20代がいないというこの社会の闇

上京してなんちゃってフリーランスITエンジニアとして色々な会社を回って大学卒業して早6年

たまたま時代に合ったエッジの効いた技術をもてた幸運に恵まれ、色々な会社本社web系、フロントで出るのでそれなりに会社をたくさん見てきたが、不思議なことに俺と同じ世代20代を2~3人しか見かけたことがない

外に出歩くことが多くて、趣味とかで知り合いも増えたのでいろんな同世代の男女を見かけるけど酷い奴に至っては本業業態的に既に稼げないクラス会社仕事しかいけず、土日はバイト収入補填しているだとか

マンション営業のクソブラック企業だとか、ガールズバー雇われ店長だとか、なんのスキルにもならなければ経験にもならないところに前に出され続けてる

ITはどうか?そんなの増田が一番よくわかっているだろうから書かないけど酷いものだ、似たようなもの

転職しようにも時間もなければ、自分に向いた仕事もわからないしあったとしたって学歴資格はあっても職歴がないので受からないという

就職やすくなったというけど、かつての氷河期世代と同じで、将来につながるような仕事パイは結局増えてないどころか、減ってるんじゃないだろうか?

増田理屈で言えば、そんなもん本人の自己責任なんだから歌舞伎町の二丁目にでもいってケツの穴おっぴろげて金稼いでこいとか、風俗いって稼いで来いとか言われたらそれまでなんだが、どうも何とも言えない気分になる。

起業してみたい、こんな仕事してみたい、大きな仕事してみたい、デカいことやりたい、だけど方法経験もチャンスもない。

街を歩けば若い人間年末三が日まで働いている、彼らは10年後どうなるんだろう、野良猫野良犬のように20代が入れ替わるように使い捨てられているんだろうか?

大学の内から即戦力というか、産学連携ちゃんとしないと、こんな保健所にいっては消えていく犬コロのような彼らはいつまでも救われないんじゃないか?と思う

まあ、俺も夢みたいなこという夢想主義者であることは大学でて1年で現実知って変わったので、どうこうというつもりもないし、可哀そうだなと思うが自分がああならなくてよかったと思ってしまうのが2:8くらいになっている。

彼ら彼女らを救う仮面ライダープリキュアも、現実はいないんだろうね、と思うと少し憂鬱になるのだ

2019-10-25

数年前に卒業したHAL東京の話

こんな記事話題になっていた。

暇だからゲーム専門学校時代を振り返る - 昆布がないと開発できない。 http://donnpema6.hatenablog.com/entry/2019/10/23/004918

HAL東京は私の母校でもある。読んでいてとても懐かしくなった。

この記事を書かれた方と同じように自分卒業して思う事や学生時代を振り返ってみたくなったので書く。駄文ですが入学検討している高校生、在学中の方にこれからの参考になればと思う。

まずは私の情報について。

高校卒業上京HAL東京

学科ゲーム制作学科

現在大手ITにてモバイルゲームエンジニア(Unityメイン)

まず私はゲーム業界志望で入学してゲーム業界就職したパターン人間である

HAL東京ゲーム学科なんだからゲーム業界に行くのは当然ではと思われる方もいるかもしれないが残念ながら半数近く、またはそれ以上の人数がゲーム以外の業界に行く。

入学してから卒業までを簡単に紹介しよう

1年目

・冒頭で紹介した記事にもあった通り、HAL東京では前期・後期に別れて授業を行う。1年目は基礎を学ぶ。

・この基礎だが、プログラミング以外にもデザインコンピュータサイエンスなども行う。これは1年目の後期に改めて学科選択の機会があるからだ。実際にプログラミングやってみて自分に合ってないと考えた人はデザイン学科にも行けるというわけだ(最も、最初希望とは違う学科に入ってちゃんとその業界就職した人を私は知らない)

プログラミングの授業ではC言語を学ぶ。私は高校時代プログラミングなんて一切やっていなかったので初めて触れたのがCだった。printfHelloWorldしたりscanfでメモリ領域ぶっ壊したりしつつもプログラミングの基礎を学ぶ。 IDEVisualStudioだった。

コンピュータサイエンス系の授業では、基本情報技術者試験合格を目指し皆勉強する。HAL東京では基本情報技術者試験を取得していない場合、この授業が卒業まで続く。就職において資格を見る会社一定数いるのでこのカリキュラムは良いと思う。取得している場合Android開発やコンシューマゲーム機での開発授業などが選択できるようになっている。私は初の試験で無事合格したが卒業時でも取れてない人は一定数いた。馬鹿なんじゃないのか。

・1年目の後期から学科に別れた授業+コンピュータサイエンス系の授業といった感じで進む。

C言語コンソール文字を表示させてゲームを作るというのを1年目はやる。独自ライブラリが渡される。

文字だけで表現するのにこの時点で出来るやつと出来ない奴がはっきりとわかる。 優秀な人間自分でバックバッファ概念を構築したり、滑らかなアニメーションなどを実装している。凄い。当然彼らは誰もが知っているような大手ゲーム会社に今はいるはずだ。

・1年目の最後学内での制作物の展示イベントがある。そこで作ったゲームを展示するのだ。ここで出来ていない人はおそらく翌年には退学している。私は完成はしたものの拙い出来だった。反面、負けてられないなとは思った。

2年目

・2年目からDirectX使用した本格的なゲーム開発の授業がスタートする。またそれと並行してコンシューマゲーム開発の授業が始まる。私の世代ではNintendoWiiだった。

C言語の授業もC++の授業になり、クラス化などについて学ぶ。

コンシューマ開発の授業は基本的情報がない中やる。渡されるのはWii関数リファレンスの本だけ。あとは授業で教官から教えられつつ実装していく。

DirectXでは9を使用していた。Xライブラリのようなものは一切使わず、直でDirectXを触る。描画の仕組みなども学べるのでこの授業はとてもよかった。確か前期は2Dゲーム、後期は3Dゲームだった気がする。それぞれ個人開発で1本づつ作る。私はこの時に作った3Dゲーム結構面白く出来て自信がついた。

・2年目の後期ではWiiの開発でチーム制作を行う。チームは勝手に決められるが基本的に優秀な人がリーダーになる。チームによっては崩壊しているチームやギスギスしているところもあり、プログラミングできる人と出来ない人の差が露骨に出る。何人かはここで脱落し、退学する。

3年目

・3年目ではいよいよ就活に向けた準備とインターンが始まる

DirectXの授業は継続しておりCで作ってたものからC++で作るようになる。ここらあたりからかなり複雑なアルゴリズム(地面の起伏に応じた高度計算や正確な当たり判定の実装など)も学ぶ。

DirectXとは違うものとして、OpenGLの授業も始まった。OpenGLDirectXマルチプラットフォームを目指してゲームの開発を行う。またネットワークを使ったゲームOpenGLで開発したりもする。この授業では基本的自分で調べて進めていく。調べる力をつける。今思うと一番エンジニアとして大切なことが学べる授業だったと思う。

・先ほど書いた、基本情報合格していると選択授業でAndroidプログラミングなどもできる。

就活に備えたビジネスマナーなどの授業も始まる。その日はスーツを着て通学する。私はこの時点でスーツ着て働くのは論外だと強く感じるようになった。

・3年生のビッグイベントとして10月にインターンがある。これはHALゲーム会社IT企業に依頼する形で生徒を会社インターンとして参加させるというものである。当然ながらこれも出席率などに問題がある場合は参加できない。

インターンは1ヶ月間あり、ゲーム会社にいく人もいればデバッグ会社にいく人、IT企業にいく人様々である。どこにいくかは教官が決める。私はゲーム会社だったがかなり勉強にはなったしゲーム会社で働く雰囲気というものを知れたのでよかったかなと思う。

・3年後半からDirectX就職作品を作り始める。就職作品はいわゆる企業の人に見せる作品の事である。これは完全に個人で作るので人によって完成度はかなり違ってくる。中には商業作品のようなクオリティのものを完成させる人も出てくる。実力社会である

4年目

・4年目は卒業制作展と就職活動、産学連携の三つがメインとなる。

・私は4年になる頃には就活終わっていたのだが基本的に全てにおいて就活を優先する様になる。内定出るまではスーツで通学など、それ意味あるのか?

HALには学内企業説明会というシステムがあり、様々な会社が来校し企業説明特別選考の案内をしてくれる(任意参加だが就活中の人は実質強制参加である

・4年中盤くらいにはもうほとんどの人が就活を終えているが一部の終えていない人たちは延々と説明会に参加してはエントリーシートを書いていた。大変だなぁ。このくらいの時期になるともう学内企業説明会ゲーム会社はほぼ無い。自分で動け。

産学連携卒業制作ではチームを組み制作するのだが使用するグラフィックライブラリなどに指定はなく、プラットフォーム自由となる。そのため、DirectXOpenGLを学んでいても大抵のチームはUnityやUnrealEngineを使うことになる。

・4年目後半は卒業制作展にひたすら取り組む、この制作はとても私の中にも印象に残っている。正直楽しかった。好き勝手にみんなで面白ものを作れる。

さて、ここまで1〜4年の流れをざっくりと書いた。

次にHALについてよく聞く話、課題が多いという話にもついて触れておこう。

HAL東京では課題がまぁまぁな数が出る。

1科目年間20くらいは少なくとも出てる気がする。(規模はまちまちだが)

この課題だが課題一定数達成(承認という)していないと科目留年となってしまう。とはいえ教官自分がわかるまでサポートしてくれるので主体的に動けば落とすことは無いだろう。(私は4年間で1度も落とさなかった)

また出席率も見られる。確か80%切ったらアウトだった。

毎日しっかり通学して、出された課題をしっかりこなせれば基本的に力はつく様になっていたと思う。就活失敗していた人はハッキリ言ってこれが出来てない人が多かったイメージがある。

また授業は1コマ90分で最大1日5コマある

そのため1回休むだけで内容についていけなくなる恐れがある。しっかり授業は受けよう。

次に私の就活についても触れておこうと思う。

私は3年の中旬くらいから早く就活を終わらせたいと思っていた。また、コンシューマ業界は色々と魅力はあるが第一給料が安いところが多いし働く環境として良いとも思えない面が多かったので最初仕事モバイルゲーム業界がいいなと思っていた。

そのため早い段階で逆求人サイト登録したり、1on1面談イベント勉強会などにも参加する様になった。

個人的に今思うのが3年の中旬くらいの時期から動き出せたのが一番良かったなと思っている。勉強会などで大学生で同じ様にゲーム業界目指している人たちとも多く会ったりしているうちに、自分結構出来る方の人間なんだなと思う様になる。

正直HAL東京カリキュラムは異常で、普通にゲーム作りたいという人はOpenGLDirectXもやらない。直でそれらが扱える様になっているHAL生は業界的に結構貴重な人材になりうると思う。

描画の仕組みをわかった上でゲームエンジン使うのとそうじゃ無いのとでは全然違うんだなとこの時気づいた。HALの基礎から教える理念はとても大切だった。

私は趣味で別でDirectXゲーム作ってたりもしてたので、それを企業の人に見せたりもしていた。何かしら物を作りきるという経験を何回も積んでいるHAL生の評価は高い。(ちゃんと授業出てれば1本は作りきれるはず)

何社か逆求人で声がかかり、そのうち一番気になっていた会社と話しているうちにどんどん選考が進み、特に苦戦せずに2月くらいには内定が出ていた。私の就活はかなりあっさりと終わった。

モバイルゲーム業界IT業界は今かなり盛り上がってるのもあり年収もかなり良く、この結果にはかなり満足している。

最後に、私がHAL東京入学して良かったかどうか、という点について触れてこの駄文を終わらせようと思う。

結論から言うと私は入学して良かった。

もともと、ゲームは作りたいと思っていたが、何から始めたらいいのかわからなかった。

そんな中、専門学校で学ぶことで0→1が出来る様になったのはやはり大きかったと思う。

一度作り方を学べばあとはそこからどんどん自分から学んでいけた。

逆に、そう言う学び方が出来ない人はやめておいた方が良いと思う。

HAL東京在学中ずっと思っていたのが、学生間のレベルの差がとても激しいのだ。 無能か出来る奴のどっちかになるのだ。

自分積極的に学んでいける!出来る奴に絶対なってやる!と言うくらいの気合いがないとダメだと思う。

入学時にプログラミング経験がある人も一定数いるのだが卒業する頃には自分の方が書ける様になっていたし、結局のところ本人の努力次第である。決して入ればゲーム業界にいけるとか、そんな甘い話はない。

生半可な気持ち入学するのは出来る人たちの迷惑になるとハッキリ言っておこう。チーム制作の足手まといになってしまうだけである

自分自身が出来る奴になれればこんなに楽しい環境は無い。とても優秀な仲間と切磋琢磨できるのだから

2019-09-02

京都造形芸術大学京都芸術大学と改称する気だそう

美術に詳しくない人は知らないだろうけど、京都には京都市立芸術大学がある。

西日本芸大の中ではトップクラスであり、歴史明治13年創設と東京藝大よりも長く、上村松園など文化勲章者も多数排出した名門中の名門である美術だけでなく音楽学部西日本トップ大学である佐渡裕さんとかね。つまり芸術界の京大と考えて良い。少数精鋭で一学年200人ほど。

そして京都市立芸術大学略称は、「京芸」「京都芸大」であり、京都芸大と言えば京都市立芸術大学である

一方、私立京都造形芸術大学は創立30年程度だが、通信教育部も含めて一万人を超える日本最大の美術大学であるレベルはお察しではあるが、勢いと資金があるのは間違いない(有名人講師を読んだり構内に謎の滝を作って学費無駄にすることにも定評があるが)。産学連携も活発で、先端芸術にも強く、「京造」「造形大」の略称とともに着実にブランド化を果たしてきた。

その京造が、来年4月から京都芸術大学に改称すると発表した。京芸からはもちろん、京都市長、全くの事後報告で寝耳に水だった京造の教員学生からも大々的に反対の声が起こっている。署名も始まっている。

いわく、京造の名で頑張ってきた卒業生や在学生がかわいそうだ。京造ブランドに誇りはないのか。

いわく、京都芸大の名は長年守ってきた大切な名前混同必須。遠慮してほしい。

いわく、そもそも音楽学部がないのに芸大を名乗るの?

これはね、みんな建前です!!!!!!!!

ハッキリ言うと人格を疑われるから口を濁しているだけ!!!!!!

まり京造の理事長学長はただのフロントマンです、日大アメフト部の時のアレ)がやろうとしていることは、京都産業大学京都学園大学がいきなり京都大学を名乗りだすようなもので、明らかに詳しくない人や海外から京都芸術大学東藝京都版?国立伝統のあるトップ大学かな?」「関西代表的芸大って言えば瓜生山にあるやつだよね?」と混同されることを目的にした、卑屈極まりない改称であって、これは京都人の最も嫌う方法です。老舗に限りなく近い名前を名乗って、京芸が築き上げてきた伝統タダ乗りしようとしているのですから。恥ずかしいったらない。

京芸側も色々言ってるけど、要するに美術大学としてのレベル全然違うので「ウチの名前を使わはったらさぞかし便利なんやろねえ。新しいかたは発想が斬新どすなあ。死ねどす」であって関係者全員が静かに激怒している。せっかく難関入試をくぐり抜けたのに京造と一緒にされたらたまったもんじゃないっていうのが本音。が、如何せん人数が少なく、また京都人なのでハッキリ言えないから小さな記事しかならない。

このままだと厚顔無恥の京造理事長の思いつきによって、京造生は間違いなく「偽京芸」だの「パクリのほう」だの「バカのほう」だの言われることになる。

みんなもっと騒いでほしい。指差して笑ってほしい。

この騒動を受けて京造はようやく教職員学生説明会を開く気らしいが理事長は出てこないそうだ。

2019-03-29

高校卒業予定者へ、当社で4年働き大卒資格をとろう

 タイトル名は釣りです。嘘書いて申し訳ございません。でも、こんな制度があればいいなぁと考えてみました。

制度概要

 私立大学民間企業提携し、大学入学した学生民間企業にも同時に入社させるという制度である学生基本的企業で勤務し、勤務日数に応じて単位を取得できるものとする。4年間勤務すれば単位を満期取得したことになり、大学卒業学士号の取得)ができる。卒業後は次の3通りの進路が選べる。

  1. そのまま同じ企業で働き続ける
  2. 別の民間企業公務員などを目指して就職活動をする
  3. 大学入試をする

メリット

 この制度メリットを様々な立場から考えてみた。

私立大学

教育コストを全て企業に丸投げし、私学助成金を丸儲けできる。

民間企業

大卒資格をエサに、高卒者を4年間囲い込むことができる。また、大学で4年間怠けていた人を新卒者として雇わずとも、自社で4年間鍛えた社員大学新卒として雇用継続ができる。

学生

民間企業から給料をもらえるし、大学授業料もないので、金銭面で心配することはない。そして、就職活動をする必要がないので学生活動に専念できる。仮に就職活動転職活動?)を選択したとしても、「4年間正社員として働きました」というアルバイト歴やサークル活動より強烈な自己アピールをすることができる。

高卒者を大学で4年間も怠けさせることなく、働かせて税収を得られる。

実現可能性について

 大学勉強せずに学士号を取るというこの制度は、文部科学省はもちろん世間も到底納得できるものではないでしょう。これを実現するには、「産学連携単位互助制度」などともっともらしい名前をつけて、民間企業での勤務を大学単位として認められるようにするべきでしょう。オリンピックボランティア単位として認められるのだから民間での労働単位として認められるべきでしょう。

2018-11-08

結局の所、博士課程院生文系)の民間企業就職って、そんなにいいも

はじめに

近年、諸要因に伴う労働プールの枯渇と求人倍率の上昇により、博士課程院生キャリアパスとして、日本でもようやく民間就職現実味を帯びつつある。

例えば、この前も数学科?の博士課程修了の方が研究職を諸事情により諦め、民間就職シフトしたことについての総括エントリをまとめ、バズっていた。

http://wakabame.hatenablog.com/entry/2018/11/04/190441

こうした潮流自体はもちろん喜ばしいことであると思う。しかし一方で、一人文社会科学院生であり、かつ一応数年間民間企業で働いていた人間として、民間企業でのキャリアパスが確保されること=バラ色の未来とはとても思えなかったという経験がある。

これは、①本質的博士課程院生日本民間企業で雇う際の歪み(特に非エンジニア職制の場合)と、②いわゆる「役に立たない」ことを研究している院生は、本質的民間企業価値規範にそぐわないメンタリティーを、大学院教育の中で滋養しているという二点に起因していると思う。

というわけで、極めて私的経験かつ、まったくもってエゴイズムの塊のような問題提起をあえてしておきたい。これは、前述したような近年の博士課程院生民間就職を過度に褒めそやす風潮に対し、挫折し結局研究業界に戻ってきてしまった人間として嫌味を言っておきたいという気持ちによる。

コンサル研究職、その似て非なる性質

私は修士終了後、まあいろいろあって博士課程進学と同時に民間企業就職をした。コレ自体、かなりイレギュラーではある。

仕事内容はまあ、詳しく言うと確実に特定されるので防ぐが、政策調査地方自治体計画策定コンサルである官公庁調査案件請負、クソみたいな――時々インターネット炎上するような――分析鉛筆なめなめを行い、官僚様と政治家様の願望にそぐう数値をでっち上げ仕事である

で、これは当然のことながら人文社会科学系の研究者の価値規範と真っ向から相反する。というのも、私たち人文社会科学系の研究者は、扱うデータがどのようなものであれ、そのデータ分析においては仮説を用意したとしても、最初から結論を用意するということはしないかである。ところが、この業界――まあいわゆるシンクタンク業界なんだけど――においては、最初から結論が決まっているので、データ分析はいかに結論でっち上げるかという方向に労力が注がれる。

これはなんでそうなるかというと、この手の仕事コンサルから派生しているかである。すなわち、元々コンサル業界倫理観においては客の求める結論をはじき出すということがある程度正当化されているので(外コンのプレゼン術を名乗る本は多くの場合ただのごまかしである!)、それに基づいて目の前のデータを弄ることに抵抗がないのだ。ただ、そのデータを弄る際に、人文社会科学スキルセットを援用するというだけなのである

で、問題はこのスキルセットが活用できるという理由でもって、人文社会科学系の院生がこの業界を志望し、実際雇われているという現実であるサンプルサイズは極めて少ないが、私の周囲を観察するのならば、このギャップにやられて会社を辞める人間は実に多い。特に「優秀」――ここでの「優秀」とはアカデミアでの評価である――な人間ほどである

事実、私は「優秀」ではないが、こうした現状に辟易して、言い換えるのならばアホなクライアント上司妄想に無理やり付き合うことに疲れて退職してしまった。

批判精神の醸成って、日本企業においては完全なディスアドバンテージなんだよね

なぜこうなるのだろうか。それは、人文社会科学系の教育カリキュラム価値規範が、現代日本企業と致命的にあってないかであると思う。

よく人文社会科学系の先生は、「常識を疑うこと」や、「新しい仮説を立てること」を大学教育の美点として強調する。私ももちろんこれらのことが本質的に良いことであることには同意したい。だが、これが現代日本新卒就職においてよく働くかといえば、まったくもって嘘である。というのも、少なから日本企業においてこれらのスキル必要となるポジションは、多くの場合前頭葉が退化した老人によって占められており、我々若手社員がやりうることは、老人が出した意味不明結論に向けて数字でっち上げることだからである。この作業は、前述した批判精神と真っ向から相反する者である私たちは、今まで培ってきたスキルセットをもってクソの世話をするのだ。

であるからにして、私は現在アカデミア教育は、少なくとも人文社会科学系に限るのならば、民間就職に対し逆作用しか生み出していないと考える。ただ、これはアカデミアが悪いとは必ずしも言えない。繰り返すがこれは高スキル社員を作り出せず、無駄に高コストジェネラリストという名の無能を社内に飼いながらスペシャリスト下請けを買い叩くという、日本企業伝統構造に起因しているかである。鶏が先か卵が先かは言い難いが、そもそも日本企業において、一部理工系エンジニア(計量系の経済社会心理なども含めてもよい)以外は、「無能」――ここでの「無能」とはアカデミックにおける「無能」を意味する――でなくては生きていけないのである

というわけで、現状の日本企業構造をそのままにしていては、博士院生をふくむ多様なキャリアを持つ社員活用なんかできっこないし、実際出来てなかったよ、ということを本エントリは主張するものです。

というわけで

金はないけどアカデミック最高!好きなことを好きにやれる環境って、結局俺たちには大学しか無いの。俺たちには理研産総研産学連携ベンチャーもない。同情するなら金をくれ。役に立たない研究しかしないけどね。

2018-10-12

君は第三次世界大戦を防ぐことができるか〜大恐慌防止のためいます

この記事は少し前置きが長いが読んでくれ。NY市場歴史的株価下落により、世界的なリセッション入りは近い、多くのアナリストはそう考えている。しかし、長期金利上昇以上に問題なのが(2つは関連しているものの)失業率だ。アメリカではもう失業率は下がりそうにない。ギグエコノミーなどの構造的要因によってNAIRUが上昇している可能性がある。U-6失業率を見ると、アメリカ経済完全雇用に近いが、以前の水準から言うに、ケインジアン完全雇用ではないと言うだろう。原油価格は上昇しており、ギリシャ危機当時のインフレ対策としての緊縮(当時ほど過激ではないにしても、ギリシャはやりすぎたが、ベルギーなどは適切だった適度な緊縮)が必要になるかもしれない。スタグフレーション対策としてだ。中国経済統計悪化しており、グローバルな貯蓄バランスの不均衡によって国際通貨市場不安定化、新興国途上国からドルの逃避(アジア比較的貯蓄率が高いためリスクは低いだろう)、構造改革余地の減少、石油穀物価格株価下落に伴うコモディティへの投機により、中央銀行スタグフレーション回避のためにさらなる引き締めが必要になるかもしれない。全世界レジームチェンジ必要になりそうだ。具体的にはシムズ理論による財政出動拡張的緊縮論にはシムズ理論で対抗)、投資減税(資本の利潤率低下の法則と金融緩和の代わりにリスクプレミアムに働きかける政策)、穀物投機を減らすための利上げと新興国(途上国)への一時的融資バイオマス燃料の規制トービン税中小企業金融円滑化のための財政支出としての支援必要だろう。また、国有化された金融機関の役員報酬規制法も必要だ。政府は、学資ローンを買い入れるべきだ。新卒者の消費が増えないバランスシート不況を阻止するためだ。投資減税、雇用補助金によるリストラ阻止、長期的には過剰資本解消と合理化計画、(アメリカ民主党の主張するしかインド実験された)雇用保障制度福祉分野での雇用創出、ワークシェアリングの柔軟な対応所得税などの控除なども盛り込まれるかもしれない)を行い、長期的成長に配慮するコーポレート・ガバナンスの推進(ドイツ型に改革)、401kやヒラリークリントンの主張していたプロフィットシェアリング支援する必要がある。また、国際的穀物およびエネルギー支援の枠組み協定必要だろう。IMFSDRのような制度かつ現物裏付けられたIMF保証する国際仮想通貨ベース現物短期融資するのだ。インフラ投資を推進し、石油を(あまり)使わない分野での雇用創出(製造業の国際分業による世界レベルでの石油生産性の向上)、おもに途上国への石油生産性向上のための技術支援投資ファンドの設立一帯一路の推進によるグローバルサプライチェーンの再編、輸送効率化、現地雇用推進と輸送コストを抑える手段としての薄く広い国際合意に基づいた関税によってコモディティ価格上昇によるコスト・プッシュ・インフレおよびスタグフレーションを阻止できるだろう。(特にアメリカではトランプ減税の延長ともに)株式の所有構造の再分配、株式保有への課税もおそらく必要だ、金融イノベーションと金市場ダイナミズムを維持し、債務を持続可能性を高めるには、資産や貯蓄の不均衡の是正必要からだ。とくにアメリカでは、貯蓄率が低すぎる。家計バランスシート改善不況のクッションとしての貯蓄が必要なため、定額給付金という画期的政策必要である底辺層への支給は、再分配にもなる。合理的期待形成論によれば、消費は生活必需品のみで消費を減らし貯蓄を増やす(逆に言うと、必要以上の消費が抑制されるので資源や食料価格が低下し、貧困層には良い)(有効需要の下限を管理し、スタグフレーションを防ぐにはちょうどよい)。また、貯蓄率上昇による金利低下や穀物価格上昇のリスクトービン税金融引締めで対応すべきであり、自営業者向けなどの金融円滑化、地方自治体債務負担軽減のための補助金必要だ。政府の進める生産性向上促進税制障害者労働参加率上昇のための支援スウェーデンサムハルのような)、職業訓練プログラム拡充により、生産性向上(潜在成長率上昇)で、世界人口増とオイルピークと戦う必要がある。また、サブサハラアフリカでの農業生産性向上への国際的支援土地なし農民などへの国際的支援策、先進主要国はアフリカなどの農民失業させないように、棲み分けなどで農業生産性を向上させるための各国の強み、地形や気候にあった政策国際的協調のもと、行なうべきだ。過度の農業グローバル化はサプライチェーン冗長性を損なうため長期的には東日本大震災のようなサプライチェーンの分断、気候変動による凶作などによる飢饉の発生など、長期的には政治的安定性の低下(それによる経済政策整合性低下)、グローバルな秩序の不安定化、長期的な潜在成長率の低下や、構造改革の遅れなどの問題が生じるため行うべきではない。また、牛肉などの需要抑制のための消費税見直し石油税についても国際協調をもって行うべきだ。ニート対策として、欧州諸国などは徴兵拒否の対価としての労働をふやし、労働供給の安定化、人手不足の解消を行うべきだ。韓国のように、中小企業就職した場合補助金支給することもよい。役に立たない職業訓練をへらし、見習い雇用支援し、正社員化による精神的安定や安定的な消費拡大を目的とした正社員化促進税制ESOPの推進、また、雇用拡大として内部留保を減らすため法人税を大幅に増税、そして、社会保険料をかなり軽減(廃止)により中小企業負担を減らすといったことも重要だ。また、投資減税や401k年金の推進などにより資本市場活性化と(過度な内部留保によるゾンビ企業)淘汰も行うべきだ。間接金融と直接金融ゼロサムゲームではなく、補完し合うように政策的に金融機関再編をすすめるべきである投資のための内部留保課税し、資本市場により調達することを税制上促進し、投資効率化や過剰投資抑制不良債権抑制)、時限的な消費税投資税の減税により、消費と投資リバランスをすすめ、マクロ経済環境の安定化をすすめるべきである。R&D予算には競争メカニズムを導入し、政府研究所ではなく民間のR&D控除を推進すべきだ。特許などが会社帰属するような改革働き方改革ポストフォーディズム労働需給の柔軟化としてのフリーランス化)に逆行し、インセンティブマクロ的な労働生産性向上に悪影響を及ぼすため、行うべきではない。教育のきめ細かな支援と、ゾンビ大学の淘汰や整理、合理化が求められる。航空宇宙産業民営化すべきである。(予算を減らせとは言ってない)安定的な消費がなければ(消費期待)、企業経営の消極化により潜在成長率が低下するため、好ましくない。産学連携起業家育成を推進すべきである。(社会的流動性保全消費税増税と保育無償化一見矛盾するように思えるが、インフレ労働需給、国債金利金融抑圧)、消費の安定化にともなう企業投資の安定化(そして民間委託による消費の国有化)としては一定合理性がある。小泉進次郎の言うように、ゼロサムゲームではない(幼児教育無償化)。高齢者就労控除制度を創設し、高齢者障害就労不能最低保証年金制度を創設し、いまある年金制度マクロ経済スライドのアルゴリズム見直しにより、年金給付の実質抑制を図るべきである失業手当(給付期間を延長し、給付額が段階的に減少)に職業訓練就労インセンティブを課し、失業用貯蓄口座を創設するべきである。手厚く細かい職業訓練プログラム生産学校など)とそれよりも強い雇用インセンティブ見習い雇用)拡大、再就職新卒者の就業祝い金支給給付付き税額控除(EITC)を推進し、大学専門学校無償化(もしくはかなりの低料金)(予算の少なすぎるリカレント教育、いわゆる生涯学習の拡充)、社会的包摂のための協同組合などへの税優遇強化なども必要である職業訓練ブッシュ政権で試みられたバウチャー方式インセンティブ強化のために一般的に良いと考えられるだろう。わたしはローレンス・サマーズとおなじバブル必要論者なので、ドットフランク廃止を支持する。わたし完全雇用履歴効果を阻止し、労働力を維持し、長期的な労働生産性向上と潜在成長率向上を引き起こすと信じる。また、マイナス金利量的緩和などの金融緩和策が失業率を低下させ(賃金は下がるだろうが)、心理面の改善や消費拡大による雇用拡大、最終的には家計所得押上げに繋がると信じる。最後

日銀株価ターゲット政策採用し、ETF国債買い入れ額を増やすべきだ。貸し渋り貸し剥がし防止のため金融機関に法人税などを特例として減税(免除)し(ただし免除の条件として役員報酬の上限を法律で定める)GPIF民間投資家と日銀産業革新機構預金保険機構などを株主とした機械自動化AI開発投資ファンド(仮称)に投資し、技術革新の果実年金の原資とする富の再分配(現役世代には保険料消費税負担の軽減)をおこない、リスクマネー供給策とあわせて行うべきである。また、ベンチャーキャピタル投信などに所得制限付きの税額控除を行い、持ち株政策富の再分配市場形成を推進すべきである。なにが言いたいかって、政府はこの内容を盛り込んだ経済緊急安定化法を成立させるべきだ。ありがとう、広めてくれ。

2015-12-06

筑波産学連携支援センター 研修生宿泊施設

筑波農林団地の真ん中にあるあの施設について、事前に配布されるパンフレットから読み取れないことをメモしておく。長期滞在者の参考になるといいな。

全般

フロント職員は品が良く親切(感謝!)。

施設は清掃が行き届き清潔。

共通設備

テレビは各階の談話室にある。

各階の給湯室には、冷蔵庫電子レンジオーブントースター、ガス台、ヤカンがある。

カンがあるのでドリップバッグ式のコーヒータンブラーを持って行くと便利。

但し炊事不可。

風呂は各階に1箇所、掃除はしてくれるがお湯は入れてくれないので気がついた人がお湯を入れなければならない。浴槽がでかいので45分位かかる。30分で止まるのでもう一度行かなければならない。

洗濯機は階ごとにある洗面所に2台。乾燥機付き。洗剤もある。聞いたことがない商品なので気になる人は、小袋を本館の売店で買おう。

自販機ビール清涼飲料水カップラーメン。ロングライフミルクもある。

自転車を貸してくれる。農林団地を出ると道が狭い。

無線LANあり。フロントSSIDパスワードをもらう。SSIDステルスになっているのでモノによっては不安定になってしまうかも。モバイルルータWi-Fiテザリング禁止ということになっている。

個室とか

テレビ冷蔵庫はない。

コンセントは壁の低い位置にあって、口数は2。電気スタンドPCで埋まる。充電用に2口の延長コードがあると良いかもしれない。

ベランダには物干し竿があるが洗濯バサミは自分で用意する必要がある。場合によってはハンガーも。

ハンガーラックがある。ハンガーは3個前後あった。

バスタオルは貸してくれるけど交換してくれない。

浴衣もそう。

1週間に1回らしいけど、そんなに長くいたわけではないので知らない。

食事

本館の食堂で食べるのなら朝夕は要予約。キャンセルは前日の14時まで。

無断キャンセルは要支払い。

昼は混む。研修の規模によっては満員になる。

夕食…。

繰り返す。キャンセルは前日の14時まで。

買い物

本館の売店は、7時30分から18時まで。ただし、農林生協商品は、そちらのレジが開く時間まで買えないけど、野菜とか生協オリジナル商品ばかりなのであまり関係がない。

売店には100年の孤独があった。酒、おみやげ等あり。弁当もある。

外出

セブンイレブンまで900m。

スーパーマーケット(ヨークベニマル)とでかいドラッグストア(カワチ)が並んでいるところまで1400m。

この周辺に居酒屋ファミレスラーメン屋等がある。

100円ショップ(セリア、でかい)のあるスーパーマーケットまで2400m。

その他

本館の郵便局はなくなった。ATMはある。

コインロッカーの脇に積んである空きダンボールは、研修生が荷物を送り返すために取っておいてくれている。

ガムテープフロントにある。

大きい研修なら最終日の朝に郵便局が来て元払いも受け付ける。

Ingress

ポータル砂漠。本館前のモニュメントポータルになっていてRHSとRMHが入っていたので誰かの自席ポータルなのではと思ったけど届かなかった。つくバスつくばセンターまで出れば遊べる。

2014-09-26

http://anond.hatelabo.jp/20140926180752

なんで企業の不始末を大学が背負う必要があるの。。。

産学連携企業の怠慢の不始末に挿げ替えるのはやめましょう。。。

スタートラインに立てないなら失格。。。

法律を守ると潰れる企業は潰れましょう。。。

2014-03-15

早稲田博士号をとった私の感じていること

早大理工で教員(任期付き)と学生(学部から博士まで)の両方の経験がある者です。今は早稲田はいません。男性です。

小保方博士博士論文に関する一連の話と早稲田大学学位に関する批判、

そしてこちらのお話を読んでわりと感情的になってしまい筆をとった次第です。

http://anond.hatelabo.jp/20140314233406

基本的にはこの日記での話は早稲田に絞ります。他大学のことは人づてに噂を聞く程度なので詳細な話はわかりません。

元記事、いいたいことは凄い良くわかります。大方の早稲田学生のノリはこれでしょう。

ただ、全員がそうだとは思ってほしくない。

レポート研究を汗水たらしてやっている学生もいる、学生の為を思い指導する教員もいる。

2-6-2の法則じゃないですか?そりゃ、やる気のない人もいますよ。

このような批判は普通は気にしませんが、なぜか理性的に考えられず感情的になってしまうのが研究博士号に関する話。

早稲田コピペでも博士取れるんでしょ」とか言われると腹が立ちます

客観的に見るとそんなこと気にしなくていいのでは?と思うでしょう。けど困ったことに本当に腹が立つんですよ。

それはおそらく博士号取得の過程が私の研究者としての原点で、自分が本当に頑張ったと恥ずかしげもなく言えるほど頑張ったからです。

はいはい、頑張った自慢ですか?」という批判も気になりません。

そもそも博士課程は修士取得後3年間と言われていますが、基本的には何年いたかではなく成果が全てです。

産学連携プロジェクト企業ともに数年かけて研究・開発を行いやっと出た成果。

論文を書くと先生原稿が真っ黒になるほど直される、後輩にグチを言いながらも頑張って修正した論文審査に落ちる(リジェクトされる)。

けど這いつくばってまた直して、審査に通り(アクセプトされる)、新たなテーマで似たようなことを繰り返す。

やっと博士論文をかけると思ったらは先生を殴りたくなるほど色々な議論があり(先生ごめんなさい)。ようやく学位授与式でガウンを着るのを許される。

そこには「あなたは4年間で130単位とったので学部卒業ですね」とは全く違う達成感・誇りがあります

だって宇宙の様に広い科学研究分野の中の非常に狭い範囲を2ミリだけ、いや2ミリも広げたんですもの

実際小保方博士がどのようなプロセス博士号を取得されたのは今の段階ではわかりません。

コピペの件があるのでなんとも言えませんが、おそらく似たような経験をしてきたのではないかと思います。いや、思いたいです。

数ある疑惑はあるものの、根幹の部分ではウソをついてると思いたくないわけで、少なくとも今の段階ではSTAPの存在を信じたいのです。

最悪の場合、小保方さんとその指導教員が2-6-2の下の2になってしまう可能性はありますが...

はてブTwitter等でコメント頂いた様で有難うございます共感されるとの方もいて嬉しいです。いくつか補足です。

[補足]

博士号=オメガ勲章説」は正しいです。よく言われるのが博士号は「足の裏の米粒」と言います。その心は「取りたくて気になって仕方がないが、取っても食えない」

「130単位とったらハイ卒業」は言い過ぎました。気を悪くした方ごめんなさい。ちなみに早稲田でも学部修士でそれぞれ卒論修論審査があります

博士審査大学について。この日記の話はたまっていた感情を吐き出した様なお話です。

博士コピペでOK何でしょ」に対して博士取得者として言われっぱなしは嫌だったので「博士号とるのはホント大変なんですよ」ということが言いたかったのです。

ただ、今回の問題で早稲田大学という学位を授与する機構への信用が揺らいでいることは間違いありません。

まずは真相を究明し、問題再発がないようにするべきです。

[補足2]

博士号をとる条件は分野により大きく異なります基本的には学科ごとに規定があります

私の所属していた学科ルール論文に関しては「筆頭著者で国外の主要な国際会議(カンファレンス)1本+国内外ジャーナル1本」でした。

このルール学科指導教員暗黙のルール(国際会議もう1本欲しいよね等)が加わることもあります

そして、この条件を満たすと指導教員から「そろそろ博士論文書いて卒業するか?」というお達しが来るわけです。

この時は嬉しいことは嬉しいのですがとても複雑な心情です。その後教授会の議題に上がり、主に業績のチェックが行われ、承認されると博士論文執筆を開始します。

論文完成後、公聴会(いわゆるPh.D Defense)で審査を受け、様々な会議体にかけられた後最終的に合否が決まります

詳細なフローに興味がある方は以下をご覧ください。

http://www.sci.waseda.ac.jp/students/doctoralthesis/process/

当初私が小保方博士早稲田擁護するような記述をしたのこのようになチェック体制があるからなのです。

まり責任転嫁するわけではありませんが博士論文審査を開始する前に利害関係にない第三者による審査(ジャーナルカンファレンス論文)があるわけです。

今回の件はずさんな論文でもNature査読が通ってしまったという話なのでもはや説得力がないかもしれませんが、

国際会議ジャーナルに筆頭著者で通しているということはその人の実力を客観的に示しているはずなんですよね..

ただ、本人が博士論文取り下げと言っている現状では、私も意見を変えざるを得ないかもしれません。

話は変わりますが、博士学生あるあるネタ漫画になっているPh.D Comicsというのが有ります。良かったらみなさんも読んでみてください。

http://phdcomics.com/comics.php

以下は個人的な意見とグチです。脈絡がなく特定環境に関してのみ言っていることもあるのであまり一般化しないでください。

2013-09-08

http://anond.hatelabo.jp/20130908125413

このよう考え方の最大の問題は、観光資源日本農産物品質は人の手で維持されているという認識がないことだ。

また価格と量でしか製品を考えないので、ブランド化や産学連携など現在も行われていて一定程度成功している改革は見えていない。

そして現在中央政府主導で行われようとしている改革こそが、現在の改革の方向性に急ブレーキをかけるものであることも気付かない。

また日本消費者が安い海外製品に流れたことがかつての途上国軍事大国化という形で跳ね返っている中で、

いびつな協定が日本内需復活というひとつの対案に関しても水を差す形になることを認識すべきだ。

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