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はてなキーワード: 中央政府とは

2017-10-21

スペイン

スペイン カタルーニャ州自治権の一部停止 州幹部更迭

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171021/k10011185491000.html

具体的には、中央政府権限でプチデモン州首相をはじめ州政府のすべての幹部更迭したうえで、州政府に代わる新たな統治機関を設けるほか、州議会解散権中央政府首相に移し、今後半年以内のできるだけ早い時期に州議会解散選挙実施するなどとしています

選挙が荒れるぞ、これは。

2017-10-03

今日面白かったこ

カタルーニャ住民投票の関連のニュースをいろんなサイトで見てたら、ヤフーニュースコメント欄だけ、衝突や混乱のニュース

「こんなことしたって独立派の印象が悪くなるだけなのにねえ」

的なコメントが人気上位にずらずら並んでたこと。正直笑った。い か に も ヤフーニュースコメント欄だw。遠い他国の話だろうが中央政府へのデモや抗議は許せないよな、うんうん。

2017-09-12

5分で読めないカタルーニャ情勢の補足

5分でわかるカタルーニャ問題増田です。すごい伸びててビックリしました。増田ブクマ四桁行ったのなんて初めてです。みんなカタルーニャに興味あるんやな……!

https://anond.hatelabo.jp/20170910082231

ということで、補足説明の補足に来ました。

sgo2 東京税金地方にばら撒かれるのはうんざりから独立する!と言ったら他県民がどう思うか考えれば、スペイン中央政府辛辣なのも多少は理解できるかと。(その辺差し引いても愚行とは思うが)

その喩えでいうなら、東京はたくさん税金を払っているのになかなか高速道路は作られないし老朽化した鉄道しか走っていない、しかもどちらも他の地方では整備されているのに、という状況なんですよね(近郊電車整備計画実施率はマドリードがほぼ100%バルセロナでは10%以下)。

さらに、法律では介護費用中央政府自治州が均等に負担することになっているのですが、2014年度のカタルーニャ自治州拠出額は9億ユーロを超えるのに対して中央政府は2億ユーロ弱。2015年度のカタルーニャへの文化予算は凍結されたのですがプラド美術館への予算は増額。最も視聴率の高いカタルーニャ語TV放送局廃止対象として名前が挙がっています(この辺、詳しくは参考文献にある奥野良知「カタルーニャでなぜ独立主義が高まっているのか?」38~40ページを参照してください)。

仮に日本でこんなことされたら都民が怒っても許されるのではないかと。

mahal しか徴税権の上前問題ぶっちゃけバレンシアラマンチャアンダルシア辺りから見ても「ヤツら俺らより金持ってるやんけ」みたいな感情とかはありそうなのが、また難しそうな。

実は2006年カタルーニャ自治州自治憲章は、中央政府だけではなく、ムルシアラ・リオハアラゴンバレンシアバレアレス諸島の5自治州から違憲だとして提訴されていますムルシア自治州ラ・リオハ自治州はご承知の通り1県だけで1自治州構成しているところで、何やら思うところがあったのかもしれません。バレンシア自治州バレアレス諸島自治州というカタルーニャ語圏に属する自治州から提訴されてるのは、カタルーニャ自治州独立運動が単純に言語だけに根ざしたものではないことの証明といえそうです。アラゴン自治州は州内にアラゴン語という少数言語を抱えていますが非常に規模が小さく、むしろカタルーニャとの州境沿いに広がるカタルーニャ語勢力の方が強い州ですね(州としての多数派言語スペイン語)。要するにカタルーニャ隣接する全ての自治州から違憲だと訴えられてることになるわけで、ご指摘のような要素は間違いなくあるだろうなと。

shoot_c_na こういうアプローチだとカタルーニャ可哀想だろうが、視点変えたら「貧乏人の面倒をもう押し付けられたくない。中央が取り立てるから習い事が続けられない」にもなるので、憤る前に深呼吸した方がいい

スペイン語という習い事カタルーニャ人押し付けているのはスペイン政府の側なのですがそれは。

スペイン語を「学ぶのが当然」、カタルーニャ語を「地方しか通じない特殊言語で学ぶ必要特にない」扱いする態度こそがカタルーニャ人の怒りを買ってきたわけで。

IkaMaru そこまで経済力のある地方を懐柔するのでなく抑圧して怒りを買うって、善悪別にしても政治のものがヘタクソすぎないか

これはもう統治技法問題じゃなくて、国民党(や市民党からしてみたら国家のあり方の根幹に関わる問題なので、妥協できないんだろうなーと思います。彼らからすれば憲法無視国家統一破壊する暴挙を阻止しようと懸命なのでしょう。

hahiho これ中央政府側もカタルーニャに甘い顔した奴は失脚一直線みたいな空気感すごそう

ていうか、スペイン中央ではけっこう反カタルーニャ雰囲気が強いんですね。彼らにはカタルーニャ要求が反スペイン的なものに見えていて、カタルーニャへの反感が政治家だけでなく市民レベルでも見られるっぽいんです。正直それがどの程度「ふつう市民」の感覚を反映しているかは疑問ではありますが、与党国民党の台頭にあわせてそういう風潮も増大したとか。

もちろんカタルーニャ側もけっこう強引なことをやってたりするんですが、それでもカタルーニャ民意をそれなりに反映しているわけです。独立派独立するかどうかは別にして住民の声を聞くべきだよね派で議会のかなりの数を占めていますし。ところがマドリードの側は「一部の煽動政治家によって国家分裂が試みられている」という認識なんですね。これは話通じませんわ。

あと、分離独立ということで、カタルーニャ独立運動フランス国民戦線みたいな国粋主義的・排外主義運動だと誤解する人も結構ます。実際には既に指摘したように移民出自独立に賛成している人も大勢ますし、普段スペイン語生活してる人の中にも独立派がいますし、そもそもカタルーニャ独自ネーションと認めないのってスペイン国主義以外の何物でもないと思うんですが。カタルーニャ移住した子どもが無理やりカタルーニャ語を学ばされている! と憤るスペイン人も多いようです。自分たちカタルーニャの子どもにスペイン語を学ばせていることは気にならないみたいですね。

以下のような体験をした人もいて、割とナチュラルカタルーニャ人のことを下に見てるカスティーリャ人って多いんだろうなぁと。

これに関して、「みんながカタルーニャのこと悪く言うけど、実際に住んでみたら全然違うじゃん!」という内容の動画ようつべで人気になってたみたいです(上で挙げた論文の注9で紹介されています)。

https://www.youtube.com/watch?v=M14ebPJ-AtM

こちらの論文も参考になります

  • Kathryn Crameri, “Anti-Catalanism, Moral Panics and the Catalan Language: The Case of Ciudadanos de segunda,” Journal of Iberian and Latin American Research, vol.21, no.2 (2015)

atahara なぜそんなにカタルーニャには、民族的アイデンティティがあるのか?という辺りに興味がある。例えばフランスも強力に言語統一して、国を維持してるよね。イギリススペインよりうまくいってないし。

いや、フランスバッチリ少数言語アイデンティティは残ってますよ。公用語としての地位こそないですが、オクシタンでは地名の二言語表記なんかもされるようになってますし、フランス領バスクではバスク語が話されていますし、ブルターニュではブレイス語を公用語にしようという主張が昔からあります。そしてコルシカ島では第2次世界大戦後に分離独立主義者テロが絶えなかった時期がありました。かつて少数言語絶対認めないマンとして有名だったフランスですら、最近地域語の存在を徐々に認めるようになってきてます(まあ、それでも地域公用語にすら指定してなかったりするので、かつての面影は健在というか)。

ちなみに欧州の少数言語Wikipedia作りが盛んで、バスク語オック語などの有名どころだけじゃなく、コルシカ語版(https://co.wikipedia.org/wiki/Pagina_maestra)やピカルディ語版(https://pcd.wikipedia.org/wiki/Accueul)のWikipediaも作られてますね。

参考文献はこちらです。

stet "逆に言えば、それ以外の言語を使う「義務」を州が課すことは違憲"ここの論理おかしいと思った。後段を見ても「それ以外の言語のみを「義務」とする」のが違憲ということでは。

私もこの辺の法律論争は詳しくないので、具体的にどういう理屈違憲とされたのかは参考文献で挙げた『現代スペインの諸相』を見てほしいのですが、たぶんこれは「知る義務」との兼ね合いじゃなくて「使う権利」の方に引っかかってるんだと思います。「カタルーニャ語を使う義務」があったとしたら、それは「スペイン語を使う権利が侵されている」ということになりますよね。

anus3710223 仮に独立した際、ビルバオ処置は如何に/いいまとめ。元々カタルーニャには興味あったので、参考文献読んでみたい。

mrescape 独立したらリーガバルセロナとかビルバオも脱退なのか?それだけはやめてほしい。アメリカMLSにもカナダのチームあるよね?そんなイメージ

ビルバオバスク自治州のチームなので、今回の住民投票カタルーニャ独立宣言しても問題なくリーガ・エスパニョーラには残れますね……。バルサに関しては、スペイン側が「リーガには参加できない」と言明してたような。カタルーニャ共和国リーグを作るか、あるいはリーグ・アンに参加するか、になるんじゃないかと思いますhttps://www.soccer-king.jp/news/world/esp/20151028/364245.html)。まあ、もしリーガ側が計算高ければ、独立が確定して覆せなくなった段階で残留してもいいとか言い出す可能性もありますけど。

gomaaji バスクはかなりの自治権を認められて停戦したのかなとぼんやり思ってたが、これを読むとバスク自治権なさそうで、あちらの解説もお願いしたい。

whirl 5分でわかるバスク地方もお願いしま

バスク自治州ナバラ自治州自治制度に関しては

が詳しく説明してくれているので、ぜひ読みましょう。かなりオススメです。

yogasa 権限委譲をしてしまっているのと教育なのかな。それと比べると本邦はおおよそ全ての国民47都道府県単一民族と思ってるだろうし統治成功しているんだなあ

いやだなあ、日本にもあるじゃないですか。選挙で示された県民民意中央政府にガン無視され続け、県民の怒りを逆撫でするような政策発言ばっかりされている、独自文化歴史を持つ県が。

最後

「5分じゃ読めない」って反応だらけだったの何なの!? ちゃんと5分でわかるまとめパートと補足説明パートは分けてたでしょ!? はてな民、読解力だけは信じてたのにがっかりだよ!1!!!

2017-09-10

5分でわかるカタルーニャ住民投票独立問題

このへんの話。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170907/k10011129891000.html

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20170908/p2

事情に詳しくない人からすると「なんでそんなにカタルーニャは熱くなってるの?」って感じだろうと思うので、簡単に解説したあとで補足説明をつけます。

5分でわかるまとめ

補足説明

背景を説明するためには、時代をいっきに40年ほどさかのぼ必要があります

1975年に、スペイン総統フランシスコ・フランコが亡くなりました。その結果スペイン王政復古し、現国王の父であり当時国王だったフアン・カルロス1世のもとで民主化への道を歩んでいくことになります。この王様、退位前の数年間はひどく評判が悪かったんですが、民主化に反対する軍将校が起こしたクーデター鎮圧したことで即位直後は民主化守護者としてたいそう人気がありました。ちなみに現国王のフェリペ6世は当時10歳にもならない子供だったので深夜に行われた国王クーデター首謀者との会談の席ではおねむだったのですが、船を漕ぐたびに「おまえは王様になるんだから王様のつとめをよく見ておきなさい」と父君に優しく揺り起こされていたそうです。なにそれ萌える

閑話休題。このフランコ政権ですが、典型的な「スペイン単一民族国家だもん!」派の政権でした。彼が在世中はカタルーニャ語バスク語をおおやけの場で用いることはひどく抑圧され、内戦前のカタルーニャ州政府首脳陣は殺されるか投獄されるか亡命するかという感じでした。そのフランコが死んだことで、亡命州政府トップスペインに帰国し、民主化が進展します。このときフランコ体制下で抑圧されてきた「スペイン多民族国家になるべきだもん!」派が一気に声をあげはじめます

(ここでいう「民族」ってのは、英語ネーションにあたる、スペイン語のnación、カタルーニャ語のnacióのことで、「自分で国を作れる権利や能力のある集団」みたいな感じなんですよね……うまく説明できないんですが。なので移民とかは勘定に入れてません。この文脈だと「国民」と訳した方がいいのかも。「スペイン単一民族国家だよ」というのは「スペインにいるのは『スペイン国民』だけであり、カタルーニャ人バスク人もひとしく『スペイン国民』だよ」ということで、カタルーニャ人たちは「スペインには『カタルーニャ国民』や『バスク国民』もいるんだ」と主張してるわけですね)

民主化したからにはちゃんと民主的な憲法を作らないといけませんが、これが紛糾します。単一民族国家というのはフランコだけの思想ではなく、熱心なスペインナショナリストフランコ死後も消えてなくなりはしなかったわけです。彼らは頑強にスペイン統一、つまりスペイン単一民族国家であることを守ろうとします。一方でこれまでさんざん煮え湯を飲まされてきた地方の側もそれでは収まりません。そんななか、妥協として制定されたのが1978年憲法でした。条文の英訳をウィキソースからコピペします。

Section 2

The Constitution is based on the indissoluble unity of the Spanish Nation, the common and indivisible homeland of all Spaniards; it recognises and guarantees the right to selfgovernment of the nationalities and regions of which it is composed and the solidarity among them all.

太字にしたところはテストに出るので覚えておいてください。ここではスペインひとつネーションからなり、不可分であること、そしてネーションの他にいくつものナショナリティ存在することが謳われていますナショナリティっていわれると普通は「国籍」って意味なんですが、この文脈では「準ネーション」みたいな意味だと思ってください。つまりネーションひとつしかないけど、準ネーションっぽいものはいくつもあるよ! ってことですね。

(ところで、この憲法からもわかる通り、スペイン連邦制国家ではありません。連邦制かと見紛うばかりに地方に権限委譲がなされてはいますが、それでも「連邦制=国の集まり」ではなく「スペインは不可分のひとつの国!」ということになっているのです。これを専門用語自治州国家体制といいます

この憲法にのっとってカタルーニャ自治州の地位を得、フランコ体制下で迫害されていたカタルーニャ語を復活させるための政策に着手します(これを「言語正常化」といいます)。使用弾圧されただけでなく、工業化が進む中でスペインの他地方からの移民が来て、カタルーニャ語を解さない州民が増えていたのです。また、なにせ相手は数億人の使用人口を誇る言語ですから、話者数数百万人のカタルーニャ語など放っておいたら自然淘汰されてしまいかねません。州政府公教育カタルーニャ語を導入し、様々な場面でカタルーニャ語使用を義務づけ、カタルーニャ語使用助成金を出し、結果として今ではほとんどの州民がカタルーニャ語スペイン語の見事なバイリンガルに育つようになっています

助成金は、たとえばパソコンのOSのカタルーニャ語訳とかに出されています。数億人が使ってるスペイン語経済的にペイするのですぐに翻訳されて、なおかつ州民はみんなスペイン語ができるので、放っておくとみんなそっちを使っちゃうんですよね……)

ところでこの憲法、実はもうひとつトラップがあります。それは公用語について定めた条文です。

Section 3

C1. Castilian is the official Spanish language of the State. All Spaniards have the duty to know it and the right to use it.

C2. The other Spanish languages shall also be official in the respective Self-governing Communities in accordance with their Statutes.

C3. The wealth of the different linguistic forms of Spain is a cultural heritage which shall be especially respected and protected.

そう、カスティーリャ語(つまりスペイン語)は、スペイン市民(たとえバスク人カタルーニャ人であっても)にとって知る「義務」があり、使う「権利」がある唯一の言語なのです。逆に言えば、それ以外の言語を使う「義務」を州が課すことは違憲になります

この時点で、たとえばカタルーニャ州が州内の教育カタルーニャ語だけで行おうとしたら違憲です。カタルーニャ州が州民に高度なバイリンガル教育を施しているのは、理想が高いのではなくそうせざるを得ないということです。またカタルーニャ州言語政策も、たとえば「お店のメニューカタルーニャ語を使う義務」「商品のラベルカタルーニャ語を使う義務」「企業広報活動カタルーニャ語を使う義務」といったものを法で定めたりしていますが、これは個々人に対する義務ではないのでギリギリ合憲ということになっています。なっているはずでした。

ところで、カタルーニャも極楽ではなく、何をするにも先立つものがいることには変わりありません。つまりお金です。ところが、スペイン自治州には基本的徴税権がありません。バスク自治州ナバラ自治州には歴史的事情(ありていに言うとスペイン継承戦争官軍についた)によって徴税権があり、その一部を国庫に納入していますが、カタルーニャあくまで国が徴税して配分するお金を受け取る立場です。そしてカタルーニャスペイン全体でみても豊かな地域であり、多くの税金カタルーニャから徴収され、多額の税金カタルーニャ還元されています

しかし、その収支が赤字だということが大問題なのです。カタルーニャから徴収される税金は、カタルーニャ交付されたり還元されたりする際に8%ほど目減りしていますしかも、これだけ払っていながらもインフラ整備は後回しにされているのです。カタルーニャだけ高速道路は有料で列車老朽化も放置、EUから勧告されたカタルーニャ高速道路整備も中央政府拒否っておきながらマドリードなどカスティーリャインフラはしっかり整備しています。他州より高く払っているのに他州より低いサービスしか受けられないのは何事だと、カタルーニャ州民が怒るのももっともです。

こうした状況を受け、2000年代に入ると自治憲章(要するに自治州の憲法ですね)改正の動きが活発化します。自治州議会は、徴税権やカタルーニャネーション(nació)であることを盛り込んだ憲章草案を可決しますが、中央政府(当時は左派社会労働党)との交渉徴税権は削られ(かわりに公平な交付金の支給を約束。結局実施されてませんけど)ネーション条項は前文のみ。妥協のすえ2006年にようやくスペイン国会を通過して新自治憲章が成立します。

これに待ったをかけたのが国民党(現・与党)です。彼らからしてみれば、「一地方の自治権強化はスペイン統一に反する」というわけですね。彼らはこの自治憲章が憲法違反だと憲法裁判所に提訴、これに対抗してカタルーニャではデモが盛り上がり、「我々には自決権がある」という主張が登場します。そして2010年憲法裁判所は自治憲章の多くの条文に違憲判決を下しました。しかもその判決は、これまでカタルーニャが行ってきた自治権強化政策を否定し、自治権をより縮小する方向のものでした。カタルーニャ語を行政において優先させる規定違憲となり、カタルーニャネーションとした前文は、スペインにおいてネーションはただひとつとして法的拘束力はないとされたのです。そしてこの違憲判決に基づいて、カタルーニャ学校ではスペイン語で教えるべし、という判決も出されました。

ここまで妥協しても憲法違反になるのか……という絶望が、一気に民意を独立へと傾けていきます。それまで20%前後を行ったり来たりしていた独立への支持率が、この違憲判決を境に一気に30%を超え、2013年には60%に達しました。今の憲法がある限り、スペイン国家に留まっている限り、カタルーニャ自由にはなれない、と多くの人びとが考えるようになったのです。移民の子だってカタルーニャ暮らしているわけですから独立に傾きます

2014年カタルーニャ自治州は「法的拘束力のない」住民投票実施を計画しますが、違憲とされて差し止めが命じられました(提訴したのはもちろん中央政府です)。じゃあ非公式の模擬投票やろうぜ、と言ったらそれも違憲とされて差し止め命令が出されます(模擬投票も認めないなんて表現の自由に対する攻撃だと国際的に抗議が殺到した模様)。結局自治州非公式の投票を決行しましたが、中央政府憲法違反の投票を強行したとして当時の州首相らを刑事裁判にかけますちなみに裁判期日として指定されたのは、フランコ政権によって内戦前最後カタルーニャ自治政府首相が銃殺された日でした。煽り力高い。州首相だけでなく州議会議長まで訴追するよう憲法裁判所は命じています民主主義とは。

このような国民党政府対応が火に油を注ぐ結果となり、今回の住民投票実施に至るわけですが、この期に及んでなお国民党は「カタルーニャ自治州に毎週会計報告を義務付け、違反した場合交付金を停止する」と表明したり(http://www.pressdigitaljapan.es/texto-diario/mostrar/775503/)、プッチダモン州首相を訴追する準備を進めていたりして(http://www.politico.eu/article/catalonia-independence-referendum-spain-the-carles-puigdemont-factor/)、まあある意味通常運転です。「やっぱスペイン国家の枠内では自治権保証されないじゃん……」とカタルーニャ人に思わせるだけの簡単なお仕事こうして着々と独立に向けたフラグが立っていくのでした。

スペイン政府オプションとしてカタルーニャ自治州政府の停止も視野に入れているという報道があります。根拠となるのはスペイン憲法155条です。

Section 155

1. If a Self-governing Community does not fulfil the obligations imposed upon it by the Constitution or other laws, or acts in a way that is seriously prejudicial to the general interest of Spain, the Government, after having lodged a complaint with the President of the Self-governing Community and failed to receive satisfaction therefore, may, following approval granted by the overall majority of the Senate, take all measures necessary to compel the Community to meet said obligations, or to protect the abovementioned general interest.

2. With a view to implementing the measures provided for in the foregoing paragraph, the Government may issue instructions to all the authorities of the Self-governing Communities.

ぶっちゃけこのオプションが採られた場合投票は物理的にはできなくなるでしょうが、まあスペイン国家とスペイン憲法へのヘイトをためるには十分すぎるほどなので、余計に独立への意志を強めるだけですよね……という辺りが現状言えることです。部外者としてはワクテカが止まらない祭り出来事ですが、楽しむためには背景知識必要だろうと野暮を承知解説してみました。部屋を明るくして画面から離れて住民投票をお楽しみください。

参考文献

この増田のパクr……ネタ元です。どれもネットで読めます

違憲とされたカタルーニャ州法の条文が詳しい解説が。

スペインにおける地方分権についての基本書。

現代カタルーニャ入門書

インド系カタルーニャ人独立派についての記事

そもそもなんでカタルーニャスペインの一部になってるの? とか、カタルーニャの栄光時代はいつだよ……ジャウマ1世の時か? とかの疑問が湧いてきた時にオススメです。住民投票は……住民投票は今なんだよ!

2017-05-26

http://anond.hatelabo.jp/20170525215430

獣医いるかどうかはどっちでもいいんだ

いるという人もいるし、いらんと言う人もいるという話で、絶対的な正解はない話だ

この話は今治市という地方自治体と、加計学園という、いち学校法人提唱したひとつプロジェクトで、そこに真実なる獣医師受給関係ない

悪意も違法性も何もない、ひとつの正当なプロジェクトの話だ

から今治市加計学園いくら調べても、どこをどう調べたって不正な話は出てこない

だって森友と違って何も不正なことしてないんだから

しかし、そこで降って湧いた首相利益供与疑惑

それが本当なら問題だし、首相周りが糾弾されても仕方ないと思う

ただ、それによって今治市加計学園不利益を被るいわれはないはずだ

首相含む中央政府に、地方のいち学校法人圧力効かせられるはずもなく、加計学園今治市はがんばってお願いしてきただけだ

ただ、理事長首相ゴルフ友達だっただけだ

忖度したのは首相側じゃないか


政府は、来年4月開学だからな!と早い段階で言ったようで、獣医学部を作りたい加計学園政府意向に合わせて建物を作り始めるしかない

もうすでに、いっぱいいっぱいお金使っちゃってて、もはや獣医学部不認可になったら、致命的な被害を受けるのは善意第三者である加計学園

加計学園問題っていうと、森友みたいに問題のある学園なのかなって印象を受けるけど、中四国では1番の私立大学だし、何も問題を起こしてはいない

いうなれば加計学園問題ではなく、「首相利益供与疑惑問題」でしかない

巻き込まれちゃった感がすごいある


ニュース羽鳥とかはちゃんとわかってて、加計学園問題って言いますが、加計学園がわるいわけじゃないんですよ、って言ってたけど、みんなに伝わってるのかな?

2017-01-24

奈良時代豪族はなぜ中央出仕していたのですか?

吉備真備和気清麻呂宮廷活躍していますが、彼らは元々は吉備の国の有力豪族だったと思います

そんな彼らが、自分の領国をあけて中央出仕しているという事実ちょっと納得がいきませんが、どういう状態だったのでしょうか?

畿内関西周辺の豪族ならまだわかりますが、岡山は少々遠いような気がします。

江戸時代参勤交代のように、中央権力が絶大であれば、地方豪族中央に従わざるを得ず、中央出仕するのはわかります

実際、あの時代中央政府はそれほど強大だったのでしょうか?

しかし、そうでなければ、自分の領国で権力を握り国力を増大させたほうが都合がよさそうに思います

それとも、中央への進出は、自分の領国を空ける価値があるほど、うまみのある話だったのでしょうか?

また、彼ら地方出身者が中央ポストに就く経緯ですが、地方で有力であるがゆえに自然と着任するものなのでしょうか? 地方をよく治めると中央に抜擢されるのでしょうか?

それとも、中央出仕させた親族の中から、できるものけが出世していく、という構図でしょうか?

では、彼らが出仕している間は一族の誰が領国を治めたのでしょうか?

あの時代の、有力な地方って、どんな状態だったのでしょう?

あと、岡山畿内周辺以外の豪族で、あの周辺の時代中央で有力となった豪族は誰かいますか?

2016-09-01

おまいらの言う地方って具体的にどこだよ

地方という言葉定義をいくつか列挙してみる

A.一部地域関東地方近畿地方中国地方九州地方等)

B.中央対義語中央政府に対する地方自治体、国管轄対象に対する自治体管轄対象

C.田舎大都市以外の地域

D.東京以外

  

  

おまいらの言う地方って具体的にどこだよ

よく地方語りや地方叩きの文章が見受けられるが、文脈から判断しようにもA・C・Dどれか分からないケースや

混在してるケースもあって事実誤認大量生産してるぞ。いいかげんにしろハゲ

宿題

おまいらの言う都内って具体的にどこだよ?

A.23区内

B・23区内のうち下町ではないエリア、畑や田んぼがないエリア

C.東京都下(青梅町田福生羽村あきる野等も含む)

  

都内不動産が高いとかさも当たり前のように言う人は多いが、お前の言う都内ってどこだよ

青梅とかあきる野とか完全に田舎価格だろ。その場合都内はAかBなのか?

しかし「都内不動産が高い」に便乗して「首都圏不動産が高い」や「関東不動産が高い」とか言う奴まで出てくるのはどうなのよ

田んぼと畑とラボしかない東京周辺のポットン便所エリア出身の人ほど、聞いてもないのにこういう詐欺手法で見栄張るだろ

いかげんハッキリ定義しろハゲ

2016-06-28

日本的にいうとスコットランド北海道、じゃない。

イギリスEU離脱問題で、Twitterとかで「スコットランド日本でいえば北海道みたいなものからー」という人が意外に多くてびっくり。

スコットランド北海道地理的環境は似ているけど、歴史的に言えば全然違うよ。

強いていえば、東北地方だよ。特にアイヌ文化がそこそこ残っている東北北部

まあ、北海道こそアイヌ文化の本場だけどさ、スコットランド的な意味では歴史性が全然違うんだよ。

現代では東北会津地方以外は「維新史観」に洗脳されて、他の地方との歴史連続性を当然視する向きがあるけどね。

そんなわけで、イギリスの各行政区分「国(country)」を日本にあてはめると、

イングランド

東北を除く本州の大部分。ロンドン東京遷都されずに京都がそのまま首都になった感じ。

あと、カンタベリー大聖堂のあるイングランド南東部は、お遍路とか宗教的聖地という意味四国に近いかな。

でも、実はイングランド王室って、発祥フランスだったりするので、日本に無理やりあてはめると

中国大陸発祥一族日本征服したことになってしまうので、まるで騎馬民族征服王朝説ですね(笑)

ちなみに、イギリスフランス文化的関係は、日本中国関係結構似てます

ウェールズ

九州に近い。王太子が「ウェールズ公Prince of Wales)」と呼ばれるように、他の地域に比べてイングランドとの一体性が強い。

九州宮崎県)が皇室ルーツであるように、かの有名な「アーサー王伝説」もウェールズに縁が深い。

ウェールズ人は怒りっぽいというステロタイプがあるけど、熊本人が怒りっぽい(肥後もっこす)というのとちょっと似てる。

スコットランド

上で述べたように、東北地方に近い。中央政府イングランド)にずっと対抗してきた歴史があり、文化や(遺伝子レベルで見た)人種結構違う。

東北地方地名にはアイヌ語に由来するものが多い(気仙沼の「ヌマ」とか)けど、スコットランド独自の語彙が少なくない(ゲール語)。

じゃあ、同じケルト文化圏コーンウェールとかどうなんだと突っ込まれそうだけど、強いていえば北陸東北日本海側あたりですかね?

北アイルランド

この地域こそ北海道に近い。でも、本当は朝鮮併合後日本から独立しなかった朝鮮半島、というイメージが最も似ている。

カトリックを中心とした民族運動についていけなかったプロテスタント系の住民が多く、アイルランド共和国から分離したので、

無理やりイメージすれば、今の北朝鮮にあたる地域平壌新義州あたり)だけが日本から独立しなかったという感じ。

ほら、こう書くだけでどうしてテロを伴う激しい独立運動が起きたか簡単理解できるでしょう? 最近はまったく平和ですが。

ついでに言うと、マン島とか王室保護領は、独自文化圏という意味沖縄および八重山諸島っぽい感じですかね。


<追記>

この前バラエティ番組で "United Kingdom" を「連合国」って訳したフリップを使っていたけど、

United Kingdom は「国連United Nations)」とは違って、United が形容している名詞単数形から

「(複数の)王国群の連合」ではなくて、「(複数王国が)統合された単一王国」が正しいのね。

実は「連合王国」という公式訳はちょっと誤訳気味だというのは業界(何の業界だw)では有名な話。

イギリスイングランド王室が各王国王位兼業することで、形式的に各王国の形を残しながらも

事実上統一国家になった王国なんですね。

から複数王国連合ではなくて、複数王国統合された単一王国理解するべきなんです。

2015-11-29

「緑の行進」40周年ロイヤルスピーチ

神に讃えあれ

平安と祝福が預言者とその一族にあらんことを

国民よ

この「緑の行進」四十周年記念式典は、いつもの行事や通過的祝典ではありません。それどころか、王国領土保全を完成させる過程における重要な局面なのです。

我が国土の解放、そして平和安全の強化の大いなる達成に続いて、我が国サハラの人々がれっきとした国民となり威厳のある生活を楽しめるようにしようとしてきました。

今日、「緑の行進」の40年の後、我々は、その有利不利にかかわらず、サハラ問題についてこれまで対処されてきたやり方からの、金利生活者経済や特権からの、民間部門の参加が貧弱であることからの、そして中央集権的なメンタリティからの、根本的な決別を求めます。

何故今日、40年の後なのでしょう?

そう、何年もの犠牲と、政治的かつ開発志向の努力の後に、我々は成熟を達成しました。

今、国家の一体性統合過程における新時代夜明けと、我々の南部地域祖国への完全なる統合の達成のために、機は熟しています。

南部地域開発モデル」の実行と進歩的地方分権化の適用は、その過程の一部です。

国民よ、

私は是が非でも、南部地域我が国民達へ彼ら自身仕事をこなすの必要なすべての手段を与えて、彼らが彼らの地域を開発できることを確かめたいのです。

太古の時代から、このサハラの人々は学者や季節的交易者として知られてきました。彼らは額に汗をして生計を立て、威厳と誇りを持って暮らしていました。厳しい生活環境にも関わらず、誰からの助力も期待していません。

私が話しておりますのは真のサハラウィ、彼らの祖先モロッコの王との間にいつも存在していた忠誠の絆へと身を捧げて続けてきた本物の愛国者のことです。

我等が敵たちのものの見方に乗せられて彼らを支持する少数の者についていえば、それらを許す余地は我々の間にはないのです。しかしながら、本心に立ち返り悔い改めた者に祖国は、概ね寛容かつ寛大であります。

国民よ、

南部地域開発モデル」を実行することは、これらの地域の我が同国民への我等の義務を果たすことに我々がどれほど身を粉にするかを示すもので、それゆえに統合的開発のモデルとなるでしょう。

我々はこの「開発モデル」に、統一祖国へとこれら地域を統合すること、そして、経済的ハブとして、またモロッコとそのアフリカルーツとの間の決定的な絆として、サハラ地域の影響力を拡大することを望んでいます。

そのために私は、利用できる全ての手段を集めること、全能の神の御恵みにより、ラユーン=サキア・エル=ハムラ、ダフラ=オウド・エッダハブとゲルミム=オウド・ヌーンの諸地域にて社会・医療・そして教育のプログラムとともに、多数の主要計画を遂行することを決断しています。

インフラに関しては、この地域の道路ネットワークが拡大されるとともに、国際標準に準拠した二車線道路がティズニットとラユーン、ダフラを繋ぐために建設されることになります。

私はまた、アフリカ各地とを結ぶハブ空港南部地域に設ける検討をすることも、政府に求めました。

私の念願の一つに、アフリカ他地域とモロッコを繋ぐためにタンジエとラグイラを結ぶ鉄道を実現することがあります。今日マラケシュラグイラ線完成のために今必要となっている資金の確保に助力いただけるよう、全能なる神に祈ります。

我々にはまた、「偉大なるダフラ大西洋港」を建設し、南部にて主要太陽光及び風力エネルギープロジェクト遂行して、ダフラと国立送電網とを接続する意思があります。

我々の目標の一つは、これらのネットワークインフラアフリカ諸国へと繋げて、これにより諸国の発展に寄与することであります。

もちろん私は、これらのインフラが、それ自体では、国民の生活状況を向上させることができないと理解しています。それゆえ私は経済発展を推進し、人間開発計画にてこの行程をサポートすることを切望しているのです。

強調しておきたいのは、この点について天然資源からの収入は、この地域の人々の便益の為、そして彼らとの協議と協力にて、この地域へと投資され続けるであろうということです。

地域の資源と製品の利用と振興のために、ダフラの主要海水脱塩プラントや、ラユーン、エル・マーサ、ボジュドーの産業区と施設類の設立のような、幾つかの計画が遂行されるでしょう。

これらのイニシアチブサポートするために、国内及び海外投資家のために明快さと競争力とが共存して、彼らがこの地域の発展に貢献できるよう、投資やすい法的枠組みが制定されることを切望しております。

経済構造を拡大し、事業と社会経済をサポートし、定収入を発生させ、特に若い人々の雇用を創出するために、経済発展基金も立ち上げることになりましょう。

国民よ、

私にとって、最も重要なこととは、サハラにおける我々の同国民の尊厳…とりわけ、若い世代の尊厳…が保護されることを確実とし、彼らの愛国心祖国への傾倒を強めることであります。

よって私は、人口の殆どのセグメントで要求されている公平と社会的正義原則を維持するため、社会保障システムに立ち戻り、これをさらに透明で公平なものとするよう、政府に求めています。

さらに、サハラの人々の心臓と心の中で特別な位置を占めているハッサーニ文化を考慮して、サハラ伝統の保存と推進のために必要となるメカニズムを、とりわけ、この国の南部に劇場美術館カルチャーセンター建設して、強化することを切望しております。

人権についてですが、モロッコは、全能の神のお恵みにより、国家の動員、良好な治安統制、そして国民社会組織との建設連携を通して、たくみに我が敵の目論見を打ち砕きました。

そのうえ、憲法にて定められた機関であります国家人権協議会とその地域委員会は、権利と自由の保護を任務としておりますが、如何なる違背があろうとも、これに対し、公的機関市民社会組織、そして国民との対話と協力を通じ、取り組んでおります。

国民よ、

進歩的地方分権化を遂行して、モロッコの信用を強化するとともに、公約を重んじる国であることを示すのです。

私が国会開会式で強調したように、この地域で選ばれたオフィシャル達は、国民によって民主的に与えられた正当性により、国家機関だけでなく国際社会とも向かい合う、南部地区居住者の真なる代表者となります。

進歩的地方分権化の遂行南部地域が最優先であることを確かなものとするために、一連のプログラム契約が、中央政府と本地域との間で、開発プロジェクトの実行に関する其々の義務をはっきりさせるために、締結されることになりましょう。

私はそれゆえ、王国の他の地域の経験が繰り返されることを期待して、権限委譲立法文書の採択を急ぐこと、適任な人的資源資金とを移転してこれをサポートすることを、政府に対し命じています。

我々はまた、地域部局に対し、この地域の物事を地方レベルで動かしていくのに必要特権を与えるための、本当の行政権移譲勅許状の準備を急がねばなりません。

私はそれゆえ、我々の南部地域居住者とその代表者達が、彼らの責務を遵守することを期待します。今や、彼らが自らの物事を執り行って自身要求を満たすために、制度化された開発関連のメカニズムを設定しているのですから。

国民よ、

モロッコが何かを約束するときは、言行をともにします。我が国は、履行できないことは公約しません。

ですから、我々は世界に向けてこう言いたいのです:他とは違って、我々、モロッコに居る者は、空疎スローガンを使うこともなければ、幻想を売ることもしないのだと。我々が何かを公約するときは、その内容を履行して、大地の上で物事を執り行うのだと。

今日モロッコは「モロッコサハラ」をサブーサハラアフリカ諸国との通信及び通商のハブとすること、そしてそれを達成するのに必要インフラ建設することを誓いました。そして今一度になりますが、我が国はこの約束を守るでしょう…敵たちが好むと好まざるとにかかわらず。

ところで、ティンドウフでは…アルジェリアのですが…人々が、貧困や、絶望収奪そして基本的人権の侵害に苦しみ続けています。ですから、私はこう問うべきと思うのです:

「何百万ドルもの人道的な援助はどこに行ってしまっているのか…一年あたり6千万ユーロも?…分離主義者たちの装備、プロパガンダ、そして弾圧に費やされる莫大なユーロについては言うに及ばず。」

分離主義者の主導者たちが腹立たしくも裕福で、欧州やラテンアメリカ不動産銀行口座を所有しているという事実を、どう説明できるのか?」

「どうしてアルジェリアは、人口がせいぜい四万人のティンドウフ・キャンプ生活条件を…例えば、アルジェの中程度の人口区域と同程度にまで…向上させようとしないのか?」

これはつまり、彼らの威厳を守る住宅6,000軒を、アルジェリアは建てることができていない…もしくは建てるつもりがないのだ、40年にも及ぶのに…ということなのです。

どうしてアルジェリアは…モロッコ軍事・外交で対抗するために莫大な額を費やしているのに…ティンドウフの住人達をあのような恐ろしい、非人間的な状態生活させておくのでしょうか?

かのサハラの、自由で立派な息子たち・娘たちを、人道援助を乞う者に変えてしまった者どもには、歴史が裁きを下すでしょう。

彼らがサハラ女性子供たちの集団の悲劇を利用して、彼らを戦利品に変えてしまっており、違法な商業活用だけでなく外交的論争のための道具としても使っているという事実を、歴史は物語ることになるでしょう。

ティンドウフのキャンプに居られる人々に問います:ご自分たち生活状況がすさまじいというのに、あなた方はそれで良いのでしょうか?このキャンプに居られる女性は、息子さんたちや娘さんたちの間に広がっている絶望と落胆の意味理解しておられるのでしょうか…期待できる展望未来もないというのに?

あなた方は、このような非人間的な状態などよりも良い扱いを受けるに値するものと、私としては信じております。あなた方がこういったことに耐えるのだというなら、誰を責めるわけにもいかないでしょう。そうしている間にも、あなた方の目前でモロッコは、その南部地域の発展を強力に推進していき、この地域の居住者が自由で威厳のある人生を楽しむのを確実にしていくのです。

国民よ、

この「サハラ問題」は、モロッコがその歴史のなかで初めて直面した問題ではありません。この国はシバ(無法)と混沌を知っています…保護領統治のもとで生きながらえ、占領を耐え抜きました。この国は、現代国家を築こうとして独立を勝ち取るうえで、不和と争いの時季も経験しました。

困難な状況に直面する度に、モロッコがいつも昂然として、強固であり団結していることが判ります。何故かといえば、モロッコ人は、自分たちが同じ運命のもとにあると信じ、自らの普遍の価値と領土保全を維持しており、この王と民との間にある密接な絆と団結へと、全面的に委ねているからです。

進歩的地方分権化の遂行と開発モデルの適用を開始することにより、モロッコは、我々の領土保全に係る不自然な論争に対する不変の解決策を見出す機会が多くなることを望んでおります。

そのように信ずる理由はただひとつ2007年モロッコは、国際社会の呼びかけに積極的に応じ、この袋小路から出る道を見出すための案を編み出したからです。

そうして我々は「南部地域の為の自治イニシアチブ」を提案しました。その国際団体からは、真剣で信頼できる提案であるとの判断が出ております。

昨年私が「緑の行進」の記念日を祝う式辞にて指摘したように、このイニシアチブは、モロッコ提供できる精一杯のところなのです。その遂行は、国際連合機構の枠組みでの最終的な政治的解決の達成にかかることとなります。

モロッコの一部について何か別の譲歩を待っている者たちは、思い違いをしています。それどころか、モロッコはそこで与えるべき全てを与えています。モロッコは、このサハラを守るために、自らの息子たちの血を惜しみなく捧げています。

我々は、それ以上の譲歩をしなければならないのでしょうか?一部の国際非政府組織たちが、我々に望んでいるような?

我々は、こういった敵対的態度の裏にある理由を知っています。彼らの狙いは、この国を分割することなのです。しかし当の彼らには我々のことに干渉する権利などないことも、我々は知っています。

これは、国際組織内のある団体がモロッコの歴史を知らないままシナリオを創り出そうとするのに対処するうえで、我々が支持しているのと同じ原則です。そうしたシナリオは、エアコンの効いたオフィスで創り出され、現実から遠く離れて、モロッコサハラに係る地域紛争の解決のための提案として示されているのです。

モロッコは、如何なるものであれ、深刻な結末をもたらしかねない愚かで危険な行動方針も、「自治イニシアチブ」で生まれた前向きな趨勢を転覆することが狙いでしかない実行不可能な提案も、いずれもお断りいたします。

モロッコ製品への敵対的キャンペーンに対しても、モロッコの団結と不変の価値を守る政治と防衛のセクターで発揮されたのと同じ、犠牲と献身精神に則って、立ち向かっていくことになります。我々の製品のボイコットを求める者たちについては、歴然とした国際法違反でありますが、彼らにはそうさせておきなさい。とはいえ、彼らは自ら決めたことの責任を執らなければならなくなるでしょう。

モロッコには、立ち上がるであろう大規模プロジェクト恩恵で、この地域に生まれ投資機会から利益を得るために、自らのパートナーを…国家も、グローバルカンパニーも…招待する権利があります。

丁度、我々がモロッコ北部と南部とを何ら区別していないように、トマトにおいてアガディール産とダフラ産の間でも、イワシにおいてララシュ産とボジュドー産の間でも、燐鉱においてコウリブガ産とボウクラア産の間でも…広く知られるデータ裏付けられているように後者我が国の埋蔵量の2%に満たないとしても…我々の目には何らの違いも、みとめられないのです。

同様に強固な意志と揺るぎなさをもって、モロッコサハラの法的状態を疑おうとする企てにも、この国の北部地域でと全く同じように、この土地、この南部地域にて力と特権の完全なる行使を行う我が国の権利へ疑問を投げかける企てにも、モロッコは立ち向かっていきます。

これはつまり、我々の正当性を良く知らしめ、我が国がなしている進歩をスポットライトで照らし、我々の敵のもくろみに対抗するための、取り組みの強化と警戒の維持、これら全てを、我々は総動員で行っていかなければならないということです。

国民よ、

緑の行進を特徴づけたのと同じ献身と犠牲の精神を保ちつつ、我々の南部地域の開発を推し進め、その地方の息子たちや娘たちの尊厳を護ること、そしてこの国家の領土保全を維持することは、我々の集団的責務です。

そのようにすることが、「緑の行進」の考案者…私の尊敬する父であって後の王ハッサン二世陛下…安らかにお眠り下さい…と、この国の栄誉ある殉教者たちへの、忠節の証しとなる筈です。

アッサラーム・アライクム・ワロマツロー・ワバラカア-トゥ

2015年11月6日

2015-07-22

http://anond.hatelabo.jp/20150722101154

見解の相違。

人民解放軍司令官中央政府意図とはことなる行動をすることはありえる。

また、日本米国同盟を傷つけたいならば、共同行動中の日米艦隊のうち、米軍艦艇のみを攻撃米軍を見殺しにした日本艦隊という構図を演出するのは理に適っている。

米国世論日米同盟の破棄に導いたのちは日本艦隊のみを相手にすればよくなる。

2015-06-17

地獄にも原住民がいる。

地獄にも原住民がいる。

彼らはこの土地に埋もれた無尽蔵のペリック(Perik)鉱石を製錬する技術に長けており、日常生活においてもそういった文化の影響がしばしば認められる。

イウ(Yew)半島南方の平地に住む原住民の一派は、仲間の死に際してその亡骸を伝統的な手法で丁寧に洗浄し、毛髪や爪、ある種の内臓を取り除いてから鉱石と共に鋳る。

彼らの死はいからか数え上げられており、十三の倍数にあたる死者は七人を一単位として特別大きな炉に並べられる。

然るべき日になれば、サグ(Shagg)と呼ばれる希少な鉱石とペリックを同時に鋳るための燃料となるのである

古来、このように作られた合金は、季節の変わり目に豊作を願うのに用いる長い鎌などの祭具に姿を変えていたが、現在では魂の回収を行う際の触媒として有用だと広く認知されたため、ほとんどが中央政府に納められている。

2015-05-14

大阪都構想大阪以外に住んでいる人にとって損か得か?

自分東京に住んでるので

正直大阪都構想自体どうでもいい立場

都になりたければなればいいんじゃない?って思っていた

更に言えば橋本徹に対して個人的好き嫌いも全くなく

それもあって全く無関心だった

そんな自分たまたま藤井聡(都構想反対派)と高橋洋一(都構想賛成派)の討論を聞いて思った事を書いてみた。


冒頭藤井聡大阪都にしてもそれ自体から上がる利益殆ど無いと色んな試算から示したのだが

高橋洋一ほとんど反論が無かった。

対する高橋洋一意見

大阪都にしてもそれ自体から上がる利益殆ど無いの(藤井聡の主張)はわかってる

ただ都の行政単位さえ手に入れれば中央政府から分捕って来れる金が増える

から何が何でも都の肩書を手に入れれば得だぜって話しかしてなかった

要は高橋洋一の主張は中央からどうやって金を分捕って来るかという話ばかり

一昔前の熊しか歩かない高速道路を作りまくってた連中と何ら変わらない

他人の(他の地域から集められた中央お金)財布を当てにして大阪豊かにしようぜって話

確かにこの主張は今大阪に住んでいる連中にすれば

中央から降りてくるお金(財源は他人の財布)が増えるから得だが

自分のように大阪以外に住んでるけどその立場からすると

せっかく中央に収めた税金地方交付税としてより沢山大阪に流れるだけで

全く損しか無いと思った

2015-03-01

なぜヒト・モノ・カネが東京ばかりに一極集中するのか?実体から思ったこと

この前地元県庁に勤めている友人と話をした時イラッとした事を吐き出したい

その友人とは大学が同じだったのだが

その友人曰く日本と言うのは中央政府役人自分がいる東京繁栄させたいから

各種法律規制産業政策東京を有利にするように仕込んでいる

したがって自分たちのような地方民は損をしている

よってヒト・モノ・カネが東京ばかりに集中し

地方は新たな産業起業が起こりにくく衰退していく

から地方分権をして東京にあるものを半ば強制をしてでも地方に持って来るべき

まあ言い方が悪いがまとめると

東京ばかり繁栄するのは許せん俺達にもその分前をよこせ

のようなことを力説していたのだが

地方である地元起業して事業軌道に乗ってから事業ごと東京移転した自分にわせると

問題本質は国の規制産業政策よりも

起業のような新しい物に対する地方人間保守的な態度のほうが余程障害になったということ

例えば上京してびっくりしたのが

ベンチャー起業・新しい業種に対する偏見のなさ

この偏見というのは社会的地位とでも言えばよいのか

実はこれはとても大きくコレがないと人材が集まらない

そして元々の人材が集まらない段階で

経験者の転職もまず期待できない

そして次がインフラ問題

あと事務所等借りる際も

そういった駆け出しの起業家向けの物件は少ない

そして行政問題

地方行政府は口ではベンチャーベンチャー言うもの

結局彼らが理解できるのは地方大学地方の名士が営んでいる起業が絡むような

保守的案件かそうでなければ1次産業2次産業ばかり

どうも三次産業は余りお好きでないようだ

そしてこれが一番でかい

最初に上げた社会的偏見にも通ずるが社会的空気がぜんぜん違う

自分も将来起業したいと言い出した時には親や教員は頭が狂ったんじゃないか

とにかく地元役所地銀に入れと散々言われた

確かにその勧めは安定を基準にすればとても正しいしよく分かる

ただ自分のようにチャレンジしてみたいと思うような若者が出てきにくい土壌を作っている

こういった国がどうのだから地方が衰退すると嘆いたり文句を言っている人に対して切に思うのは

それなら現状あなたのところでは新しい事や新しい事をしようとしている人たちにやさしいですか?

と聞いてみたい

大概は国が悪いと文句をたれて入るが

その実そういった人たちをないがしろにしている人が大半だと思う

なので仮に今の現状で地方分権だなんだ政策的に何かをしたところで

相変わらず東京への一極集中は変わらないと思う

2015-02-06

イスラム国ファンタジーのオープニング

9・11以降、アメリカは大規模な対テロ戦争を展開。

イスラーム過激派軍事的経済的に追い詰められる。

組織論の変更が必要な状況へと陥ってしまった彼らは、

脱集権化を進め、小規模な組織として分散していった。

だが彼らは、再び大規模に再組織化し、武装化を進め、

再建する機会を伺っているだけに過ぎないのであった。

まれるのは中央政府弱体化、周辺領域統治の弛緩。

勿論、それはただの妄想に過ぎないと思われていた――

アラブ諸国で、激しい政変の嵐が吹き荒れてゆく前は。

◆◆◆

2010年のジャスミン革命に始まる『アラブの春』。

ほがらかな名前を冠してはいるが、その内容は苛烈だ。

ひとりの青年による焼身自殺に始まった一連の運動は、

アラブ諸国における情勢を瞬く間に激変させていった。

長期に渡る独裁政権崩壊が、幾つもの国で実現した。

アラブ諸国で、政治参加が可能な状態が生まれたのだ。

イスラーム主義の政党誕生し、遂には権力を握った。

エジプトでのムスリム同胞団代表例と言えるだろう。

だが彼らは軍や官僚による抵抗により、追い出される。

エジプトでは、一年統治期間しか与えられなかった。

その間に統治能力を示せなかったのは内在的な失敗だ。

一方で、外在的制約が彼らを許さなかった側面もある。

制度の中での戦いを否定されたイスラーム主義者達が、

制度の外での戦い―ジハードを求めるのは自然である

ここで『アラブの春』のもう一つの成果を見てみよう。

成果というには余りにも過酷で、凄惨な、混沌である

革命」とは、実際には、ただの「反乱」に過ぎない。

多くは混乱と分裂の元、再び独裁くびきに繋がれる。

事実シリアは国土を焦土化する内戦の淵へ沈み込む。

これこそ正に、過激派が長年求めていた状況であった。

中央政府の弱体化と周辺領域統治の弛緩が実現する。

かつてのアフガニスタンのような聖域が目前にあった。

◆◆◆

シリア内戦を通し経験を積んだイスラム国戦士達が、

イラク北西部制圧したのは2014年の6月だった。

2014-09-12

進撃の巨人元ネタネタばれ注意>

都市と星」アーサー・C・クラークなんですね。

あらすじ

遙か未来銀河帝国崩壊によって地球に帰還することを余儀なくされた人類は、誕生・死さえも完全管理する驚異の都市ダイスパーを建造、安住の地と定めた。住民都市の外に出ることを極度に恐れていたが、ただひとりアルヴィンだけは、未知の世界への憧れを抱きつづけていた。そして、ついに彼が都市の外へ、真実を求める扉を開いたとき世界は……。20世紀SF界の巨匠が遺した、『幼年期の終り』と並ぶ思弁SFの傑作、待望の完全新訳版。

http://www.amazon.co.jp/dp/4150117241



巨大な壁に囲まれ都市

都市の外への恐怖を人工的に埋め込まれた住人たち。

都市成立以前の過去歴史記憶から自然に断絶された異常な世界

外の世界へあこがれ閉ざされた街から脱出を企てる主人公

都市ダイスパーが極度に科学技術が発達した永遠都市であるというSF要素をひとまず脇に置いておけば

ほとんどそのままじゃないか、という印象すらあります

決定的な点がもう一つ「都市と星」の主人公名前、「アルヴィン」です。

この名前は「エルヴィン」と「アルミン」に分裂して進撃の登場人物に引き継がれていますから、作者にはこの二人に仮託した何かがあるんじゃないでしょうか。

考えてみればエルヴィンとアルミン、共通点が多いです。

  1. トリガー

作中で外の世界へ行きたい、という強い憧れと自分の欲望に周りの人間を引きずり込んだのが彼らです。

アルミンがいなければ、他の主要登場人物エレンミカサが外へ行く動機付けはなかったし、アニメにも出てきたあのシーンで外に出てきたりもしなかったでしょう。

エルヴィンに至ってはさもあらんや。調査兵団が何人彼に連れられて壁の外に行き文字通り帰らぬ人となったでしょう。

  1. 目的を達成するために人間性を捨てる

エルヴィンの一番の理解者はアルミンとまでは言いませんが、(解説役として)真っ先にエルヴィンの非人間性を見抜いたのはアルミンでした。

59話の童○卒業展開も含めてアルミンはどんどん成長してエルヴィンに近づいていく様子。

  1. 中央への反発

アルミンは憲兵団の主導で巨人侵攻の翌年に敢行された領土奪還作戦に従軍した両親が死んでおり、エルヴィンも父を中央憲兵に殺されているという共通点があります

実際のところ、二人とも他のキャラクターと違って敵は巨人ではなく中央政府だと初めから考えていた感があります



都市と星の主人公アルヴィンは故郷地球を遠く離れた銀河の中心で、自分の帰る場所はやはり地球である悟り自ら脱出した星に帰ってくるわけですが、

エルヴィンとアルミンは果たしてどういう結末にたどり着くのかどうか、というのが終盤にさしかかる進撃の巨人の注目ポイントではあるかも知れません。

個人的にはエルヴィンはどこかで死んでアルミンがその意思を継ぐ展開ではないかと思います

話的にはアルヴィン役が二人いたら片方死んでも問題ないですからね。

追記

巨人存在はその作品の何が該当するの?」

肝心なこと忘れてました。

都市と星には巨人は出てきません。

巨人に該当する存在としては「侵略者」というのが出てきます

都市と星」の都市ダイスパーでは「侵略者」は銀河系に進出した人類駆逐地球に追いやったということが伝説として言い伝えられており

その伝説によると、地球に逃げ帰った人間と「侵略者」は契約を結び、地球から出ないのなら人間を滅ぼしはしないという協定を結んだということになっています

そうであれば都市からでることは問題なさそうですが、侵略者への恐怖から都市の外を見ることさえ忌避しているというのがこの話の普通都市生活者です。

侵略者あくま伝説であり、その「侵略者」の正体が何だったのかというのもお話ポイントにはなってきます

個人的には「侵略者」は都市の外部へ行くことへの恐怖の象徴、として物語に配置されている印象があります

「他にも似たようなのたくさんあるのでは?」

個人的には「僕と君の間に鈴木 央とかを思い出してました、

「大きな壁の中と外」は読んだことがないです。面白そうですね。

ほか考えたんですけどあんまり思いつきません。

星真一とかが書いてそうだなあと思いますが、だとしても星真一が都市と星を知らないわけがないので、その元ネタということになります……

ていうか閉鎖系ユートピア(デストピア)物で「壁」に囲まれた街って設定って有名どころが全然思いつかないんですが、そういう設定のものって全部元ネタ都市と星」じゃないですかね。(宇宙船物で起源の失われたユートピア的な話は調べたらハインライン元ネタじゃないかと)


古典だと、必然的に似たとか孫引きってことも良くありますが、読んでみたらわかりますがこれについては「それはないです」

進撃の巨人元ネタガリバー旅行記だ」みたいなレベルじゃないということです。

ありきたりな設定がしかしいくつも一致しているということと、都市と星の主人公名前の類似した進撃の登場人物志向の一致と物語中の立ち位置の完全な一致。

少なくとも作者が参照していることは間違いないでしょう。

2014-07-22

最近思うんだが

中央政府から外れて田舎で自給自作生活できないもの

昔やっている人がいたが。

2014-03-08

経済学素人が考えたお金の話

経済学部生でもないのに、学部教養でかじった程度の経済学の知識で書いてしまいました。

間違っていることも多いと思います。ごめんなさい。

はじめに

しか現代マネーは昔の金(gold)を価値裏付けとする兌換紙幣ではなく、債務価値裏付けとする不換紙幣です。

債務の返済とは、マネー消失と全く同じことなのです。

http://d.hatena.ne.jp/shavetail1/20140307

さらっと書いてるけど、好きで調べたりしている人以外には、こういうのがとてもわかりにくいと思う。

自分自身がそうだったからだ。だから簡単に説明してみようと思う。

金と交換できる「兌換紙幣」の場合

100gの金と交換できますよーっていう証明書マネー

この証明書裏付けるのは金の価値。みんなが、「金は高価だ」と思っていて、食べ物や服や家具機械とか、あるいはおねーさんと酒のんでおしゃべりする権利とかと交換してもいいと考えている。でも、金そのものを持ち歩くのはいろいろと面倒だしあぶない(財布の中に入れておくとすり減ったりする)から、金庫屋が金を預かり、かわりに「金と交換できる券」発行している。それをみんなが金の代わりに使っている。

金と交換するわけじゃない「不換紙幣」の場合

これはむずかしい。

なんでかというと、この場合の紙の券は、なにか具体的なモノと交換できる証明書ではないから

とすると、それは一体なんなのか?簡単化した単純な例で考えてみる。

まず登場するのは、超できる男として有名な出来山さん。この出来山さんがお店を出すことになった。お店を出すには仕入れが必要になる。しかし、裸一貫の出来山さん、仕入品の代わりに提供できるものがまだない。そこで、出来山さんは業者の人にこう言う。「この店がうまくいったら、色をつけてお礼するから、まずは仕入品を納入して欲しい」。仕入れ業者の人は「出来山さんは超できる奴。多分、出来山さんのお店は繁盛するに違いない。まだなにもない出来山さんだけど、そこに納入すれば、後々いい商売になるだろう」と考える。そこで、仕入れ業者は、まず出来山さんのお店に品を納入する。出来山さんは、お店の将来の売上から、仕入れ業者に色をつけて返す約束をする。

出来山さんは、その仕入品を使って自分商品を魅力的なものにするために色々な努力をする。そして、商品の売上から、仕入れ業者に、前借りしたものよりも多くを返す。そうすると、仕入れ業者は「出来山さんと商売しているとこっちも儲かるな」ということになって、もっと大きな商売をさせるために、仕入れ品をもっと納入するようになったりする。

さて、ここで、出来山さんを日本政府(あるいは中央政府)、仕入れ業者を日本銀行(あるいは中央銀行)と考えてみる。

出来山さん(日本政府)の商品というのは日本経済のもので、出来山さんの手にする売上は日本経済からくるアガリ(税金)だ。仕入れ業者は、出来山さんの商品日本経済)が魅力的(活発で生産的)だと見込んで、紙幣を「発行」して出来山さんに貸しつける。つまり、相手がリターン(利子)を返してくれるだろうという「信用」によって紙幣マネーが生まれる(creating money)。だから不換紙幣マネーというのは、兌換紙幣マネーと違って、モノとは交換できないけれども、より大きなリターンを返してくれるだろうという信用を形にした「信用紙幣」ということになる。

普通通貨は国単位経済単位流通している。例えば、日本なら1万円券や1千円券の日本銀行券、あるいは、造幣局が発行する100円硬貨なんかが流通しているし、アメリカならドル紙幣流通している。だから、この信用紙幣の「信用」は何に対する信用なのかというと、その通貨流通している経済体そのものが活発で成長する、あるいは(すくなくとも規模を維持して)その他の経済体に対して影響力を持つことへの信用だ。例えば、「(日本円を使ってモノを交換している)日本経済ドボンしないだろう」とか「日本円で買える日本商品が欲しい」とみんなが思っている(日本経済を信用している)限り、日本円はその価値を保つ。

日本円日本経済の信用を元手にしているということは、逆に言うと、「日本経済はもうダメや!」とか「日本に欲しい物なんかあらへん!」みたいにみんなが思い始める(信用を失う)と、日本円価値暴落して流通できなくなってしまう(ハイパーインフレ紙幣紙くず)。そうすると、日本なのに、みんな日本円を使わなくなってしまい、米ドルなどの外国通貨流通するようになったりする。そうなったケースが、アルゼンチンなど。

至極単純化したけれども、不換紙幣=信用紙幣、の仕組みは大雑把に言ってこういう感じのものだ。

日本銀行借金を返しちゃったらどうなるの?

日本銀行は、自分紙幣を発行していろんな人に貸し付けている。日本政府はその中のひとりだ。

から、なにも、日本政府けが日本銀行が発行するマネーを市中(日本経済)に流しこむパイプ役なわけではない。そこには色々複雑な仕組みがある(らしい)。例えば、日本銀行は、自分が発行したマネー不動産なんかにも投資したりする。つまり、直接、市中にマネーをぶっこむこともできる。でも、それはあまり勧められることではないとされている。なぜなら、自由にマネーを発行できる日本銀行は、理屈の上では、市中の商品をいくらでも買いあげることが出来る。すると、どんなジャンクな品物や詐欺まがいの商品でも、日本銀行に売りつければ商売になってしまうことになる。ジャンクな品物や詐欺まがいの商品が売れる経済というのは、まったく健康的じゃない。言い方は悪いけれど、そんなのは闇経済と同じことだ。

日本銀行がなんでも買ってくれるから適当商品使ってぼろ儲けしてやれ」「日本銀行がなんとかしてくれるから、いくらでも借金してやれ」なんていうのが、いわゆる「モラルハザード」というやつだ。

少し話がずれたけれど、ここで、わかりやすくするために、日本政府借金は全部日本銀行が引き受けているとしてしまおう。その額およそ1000兆円。そして、日本政府借金を返したら、再借金はしないと仮定してみる。すると、どうなるか?

日本経済には、すでに発行済の日本銀行券=マネーが出回っている。そこから日本政府はアガリ(税金)をとり、そこから日本銀行借金を返して、借用書(国債証書)を取り戻す。つまり日本政府日本銀行借金返済しきってしまうということは、日本経済から1000兆円のマネーを吸い上げて、日本銀行に収めてしまうということになる。マネーはみんなの交換を活発にするものから物々交換は、自分の欲しい物と相手の欲しい物がうまく噛み合わないと成立しなかったり、いろいろと面倒くさいのだ)、マネーが減った分だけ、みんなの交換は不活発になる。交換が不活発になるということは、在庫が余ってしまったり、あるいは欲しい物が手に入らなかったりするということだ。

マネーがないとどうなる?

マネーがないと交換が不活発になるということを、また簡単化した例で考えてみよう。あなたお腹が減っていて、定食屋に入りたい。マネーがないのだからあなたは、例えば皿洗いなんかの仕事定食を交換して欲しいけれど、皿洗いの仕事をする人はたくさんいて、定食屋の洗い場ではすでに定食目当ての人が働いていたりする。あなた機械を直すのが得意だから機械を直しましょうと定食屋オヤジに言うのだが、定食屋には壊れた機械がない。だから、やっぱり定食を食べられない。

ここにマネーがあったとするとどうなるか。あなた機械を直して欲しい人を探して、その人の機械を直してあげるかわりにマネーをもらう。そのマネーをもって、定食屋に行き、定食マネーを交換してもらう。機械を直して欲しい人、お腹の減ったあなたマネーが欲しい定食屋オヤジ、と3人ともハッピーになれる。つまり在庫が余る(あなた機械を直す能力が活かされない)ことや、欲しい物が手に入らない(あなた定食を食べられない)ということがなくなる。さらには、それぞれが得意なことをすることで、とても効率よく仕事ができるし、みんなが効率よく欲しい物を手に入れることができる。つまり、それぞれの能力が最大限生かす機会が生まれるということにもなるのだ。マネーすごいぜ!

そういうわけで、必ずしも、国の借金を減らせばそれでいいというわけではない。それは、日本経済の中に流通するマネーを減らしてしまう=交換が不活発になってしまう→日本経済の信用がなくなってしまう、ということにもつながりかねないからだ。

でもしか

もちろん、「日本政府は、もう借金の利子を払うこともできない」といった具合に日本国債の信用が失くなってしまうと、これはこれでまた大変なことになる。なぜかというと、そうなれば日本国債を買う人がいなくなってしまうからだ。日本国債を買う人がいなくなってしまうと、日本政府予算が減ってしまう。つまり、公的サービスが減ってしまう。警官検察裁判官が減ると、治安が悪くなって、インチキ詐欺師蔓延り、経済健全性が失われてしまうかもしれない。そうすれば、日本経済ダメ経済になってしまって大混乱、交換が不活発になってみんなが貧しくなってしまうかもしれない。あるいは、小中高の学校大学運営ができなくなって、将来のビル・ゲイツスティーブ・ジョブスマーク・ザッカーバーグになりかねない若い人達が、ただの非正規雇用ワープアになってしまうかもしれない。これも、日本経済にとって大きな痛手になる。

まり、まず第一には日本経済が元気なことが大事だし、第二には「日本経済は元気だな!」とみんなに思ってもらうことが大事だし、第三には「日本経済は元気ないな」と思われないことが大事だ。国の借金は、こういうことのバランス考慮しながら、考えることが必要なのだと思う。

じゃあ、そのバランスはどうやれば取れるの?ということになるのだが、それが簡単に分かることなら、経済学者の議論なんかは存在しないんだろう。

おわり。

さいごに

わたしが、経済学講義で学んだことは、「アニマルスピリッツ」を持った方が未来は明るい(らしい)ということです。

簡単に言うと、みんなが「やってみりゃいーじゃーん」(楽観的)で「やってやろーじゃーん」(能動的)で「なんか、よくなるかんじじゃねー」(希望的)な方が、雰囲気=景気は明るい。そして、楽観的で能動であるためには「(ダメだったとしても)そのうちなんとかなるだろう!」というやつも必要なのだと。

お金が出回っていることはとても有用なことだからお金を稼ぐことはむしろいいことです。自分にとってだけじゃなく、みんなにとってもいいこと。でも、稼いだお金を貯めこんで使わない守銭奴のような人はお金を回さない人だから悪い人です。自分ばっかり稼ぎすぎて、他の人に稼がせなさ過ぎるのも悪いこと。それはまるで、ヘビー級ボクサーが、モスキート級に混ざってチャンピオンになっても、全然まらないのと同じ。そんな気がしました。

みんなが気持ちよくお金を稼げて、気前よくお金を使えるような経済社会にするにはどうすればいいのかを考えることが、当面のわたしの課題です。

2013-09-08

http://anond.hatelabo.jp/20130908151919

このような論客は非常に厄介だ。筆達者な記者や活動員が良く用いる巧みな技法を使い意図的操作しようとする術がみてとれる。

このレス主の主張する部分は、レス元文を読んでみる限りレス主が主張する人物像とは到底当てはまらないのである

まり、この部分から読み解けるようにという説明は一切ないく、認識がない、盲目的だ、危険だと言い切っているだけなのである

本来このレス主が主張したいことは、

改革は現在も行われていて一定程度成功している。

中央政府主導で行われようとしている改革こそが、現在の改革の方向性に急ブレーキをかけるものである

いびつな協定が日本内需復活というひとつの対案に関しても水を差す。

この3点だろう。

こういった主張に真実味と重みをもたせるのに有効なのは、仮想の敵を作ることなのだ

http://anond.hatelabo.jp/20130908125413

このよう考え方の最大の問題は、観光資源日本農産物品質は人の手で維持されているという認識がないことだ。

また価格と量でしか製品を考えないので、ブランド化や産学連携など現在も行われていて一定程度成功している改革は見えていない。

そして現在中央政府主導で行われようとしている改革こそが、現在の改革の方向性に急ブレーキをかけるものであることも気付かない。

また日本消費者が安い海外製品に流れたことがかつての途上国軍事大国化という形で跳ね返っている中で、

いびつな協定が日本内需復活というひとつの対案に関しても水を差す形になることを認識すべきだ。

2013-08-26

http://anond.hatelabo.jp/20130826172201

原文

Mexican drug cartel activity in U.S. said to be exaggerated in widely cited federal report - The Washington Post

Mexican drug cartel activity in U.S. said to be exaggerated in widely cited federal report

When Sen. John McCain spoke during an Armed Services Committee hearing last year on security issues in the Western Hemisphere, he relayed a stark warning about the spread of Mexican drug cartels in the United States.

“The cartels,” the Arizona Republican said, “now maintain a presence in over 1,000 cities.”

McCain based his remarks on a report by a now-defunct division of the Justice Department, the National Drug Intelligence Center (NDIC), which had concluded in 2011 that Mexican criminal organizations, including seven major drug cartels, were operating in more than 1,000 U.S. cities.



Google

米国でのメキシコ麻薬カルテルの活動は広く引用連邦レポートに誇張していると言わ

とき上院議員 ジョン·マケインは、西半球のセキュリティ問題に昨年聴力軍事委員会の間に話し、彼は米国ではメキシコ麻薬カルテルの普及に関する厳しい警告を中継。

"カルテルは、"アリゾナ州共和党は "今1,000以上の都市でのプレゼンスを維持する"と述べた。

マケイン司法省の今はなき分割による報告書に彼の発言をもとに国立医薬品インテリジェンスセンター(NDIC)、七大麻カルテルを含むメキシコ犯罪組織は、1,000以上の米国で動作したことを2011年に締結していた都市



Bing

米国メキシコ麻薬カルテルの活動は広く引用される中央政府レポートは誇張と言われて

ジョンマケイン上院議員話したとき軍事委員会セキュリティ上の問題、西半球で昨年のヒアリングの間に、彼はアメリカ合衆国メキシコ麻薬カルテルの普及に関する厳しい警告を中継しました。

カルテルアリゾナ州共和党は、今「維持する」1000 都市でのプレゼンス

マケイン基づいて、司法省を含む 7 つの主要な麻薬カルテルメキシコ犯罪組織以上 1,000 のアメリカ都市で運営していた 2011 年に締結した国立薬物インテリジェンス センター (NDIC)の今は亡き部門報告に関する発言。



Excite

広く引用された連邦報告書の中で誇張されると言われていた米国メキシコ麻薬カルテル活動

ジョン・マケイン上院議員が昨年、西半球でセキュリティ問題について軍事委員会ヒアリング中に話した時、彼はアメリカメキシコ麻薬カルテルの普及に関する硬直した警告を中継しました。

カルテル」とアリゾナ共和党員は言いました。「今、1,000以上の都市存在を維持してください」

マケインの彼の発言は7つの主な麻薬カルテルを含むメキシコ犯罪組織が1,000を超える米国都市で作動していると2011年に結論を下した司法省(全国ドラッグ知能センター(NDIC))の今消滅した部門による報告書に基づきました。



精度はExciteがいちばんじゃないかな。

ただ、翻訳精度以外の技術的な面でExciteは劣っている(当たり前だが)。

2012-11-20

争点は地方分権中央集権かだと思う。

自民民主のいう「地方」と、維新の会みんなの党減税日本の言う「地方」は180度違う。

自民民主のいう「地方」は、文字通り田舎

田舎には仕事がない」「農村生活を守れ」etc...

国民生活亀井新党社民、大地、新党日本みどりの風共産もその点では同じスタンス

大都市が稼いだお金田舎を救おうという方向性

路線は大きな政府

財政再建よりも景気対策

財源は大都市が稼いだお金借金

自民民主より過激にそういう主張をしてるのが、上述の弱小政党郡。

維新の会みんなの党減税日本の言う「地方」は、大都市のこと。

大都市が集めた消費税中央が集めて田舎にばら蒔くのはけしからん

地方分権」=「大都市に国の機能を委譲しろ

つまるところ、小さな政府

小さな政府と相性がいい経済政策は当然自由主義小泉路線

TPP賛成。

財政出動キライ。

経済のことはマーケットにまかせて、財政再建に専念したい。

減税なんてもってのほか、とにかく財政再建という維新に、減税日本がはぶられてる。

石原地方分権というより、「中央政府じゃなくて、首都東京に持って来い」なので(文句なしで一番ワガママ)、自由主義とはちょっと違うが、維新軍門に下った。

アメリカでいうところの共和党民主党みたいなもん

共和党、つまり小さな政府、最小限の福祉を目指すのが、維新の会みんなの党

民主党、つまり大きな政府、手厚い社会保障を目指すのが、国民生活亀井新党社民、大地、新党日本みどりの風共産

で、自民民主がその中間あたりに位置してる。

自民民主の違いが一番よくわからない。

2011-05-09

職業としての飯館村

飯館村長が有権者マジョリティである高齢者の方ばかり向いて、

マイノリティである若年層を無視して、疎開に後ろ向き、という批判がある。

彼が村に固執するのは、「村民マジョリティ高齢者が村に固執している」ことの裏返しでもあるのだが、

同時に「職業としての飯館村長」がそうさせている、という面もある。

つまり、「飯館村長として俸給を受け取っている、一個人の菅野典雄」は、

行政機関としての飯館村が実在しないと、職を失う」のである

疎開後スグに失職する、ということはない(=俸給も受け取れる)だろうが、

疎開状態が5年も10年も続くとなると、

飯館村という法人格を存続させることに、意味あるのか?」という議論が沸き起こることになる。

そうなると彼は俸給を貰えなくなる。

なので、「飯館村に固執したい」という彼の発言の真意の数%は

法人格としての飯館村を維持して、村長職を維持したい」というホンネも含まれているはずである

で、それは人間から、責められないと思う。

そういう人間的な弱さを前提として、村長の発言を「割り引いて」判断することを、

村民マスコミ中央政府も求められるのでは?

2011-01-24

http://anond.hatelabo.jp/20110124024216

辛い目を見るのが借金した当事者なら、

倒すべき「悪い貴族」はかつての自分なので、革命は起こらない。

この国が前借りで発展したのだから,今,痛い目を見るのは当然,というのは理解できる.

ただ悪い貴族(に仕立て上げられる人)がいるかいないかでいうと,

まぁ元増田も書いているように世代差や既得権差で作りだされる気がする.

ただ、危機感が無かった。

ちょうど、増田なんかで、人ごとのよーに「日本危ない」とか言ってる、我々のように。

まったくその通り.

こんなことしてんじゃねーよと言われたらおしまいなんだけど.

でもまぁなですか,さんざん閉塞感が語られ,打開策が提案されるわけだけど,

ほとんどが「○○がダメから,それを直さないと」じゃないですか.

その是非の検討も必要だけど,まぁ仮にそれがダメだったとして具体的にどうするのか,と.

例えば田村耕太郎氏のこの話とか,中野雅至氏のこの話とか至極納得するのだけど,

■ この際、日本を30のシンガポールに分けたらどうか?

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110104/217792/

私はここに、日本に30のシンガポールをつくることを提言する。今や国民1人当たりでアジアNo1の豊かさを誇り、今年の上半期も18%近い成長率をたたき出したあの国だ。その秘密はそのサイズにあると思う。私は、人口400万人のシンガポールが、財政錯覚を起こさず、住民が政府と一緒になり、創造力と危機感を共有して繁栄する地域を築いていく適性サイズだと思う。人口1億2000万人の日本なら30のシンガポールができる。


決断ができないならば、日本を分割せよ

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110112/217895/

具体的に言うならば、中央政府の役割を外交とか安保とか、通貨などにぐっと絞って、あとは道州制にして分割する。そうした方がコンセンサスが築ける。お互いが顔の見える範囲にいれば、税金を払って支え合うという政策でも、それぞれが自助努力でがんばる政策でも、コンセンサスを築きやすいと思います。そして、地方政府の役割は社会保障を含めて、大きな政府でも小さな政府でも、道州ごとに決めればいい。大きな政府を取る関西州があってもいいし小さな政府を取る東北州があってもいいわけです

「現状の制度ではコンセンサスがとれないから,コンセンサスをとれるこの制度へ!」と言ったところで,

「じゃぁそうしましょう」というコンセンサスをどーやってとるねんー!という問題が残る訳ですよね.

そしてその問題への具体的な解決策がいまいち思いつかない.

そういう点で,元ブログの「無気力による革命」は,

人々のアクションが明確かつ実行可能性がそこそこあるように見えて,興味を引いた次第.

話していてちょっと自分もやもやが整理できた気がする.

つまり「(コンセンサスが取れないことに起因する)現状の閉塞を打破する,コンセンサスが不要な方法は何か?」を見つけたい

2011-01-23

民主党支持率30%がなぜ危険水域なのか。

過半数の過半数は25%+1票であり、マスコミの行うサンプル調査から全体を類推する手法では統計誤差が5%ぐらいあることから、30%を割ったら多数決で確実に負けるという事になる。そこで、30%を危険水域と呼んでいる。

法的には、支持率が何パーセントであろうとも、国会を解散する義務は無い。支持率統計誤差の5%を差し引いたら0%やマイナスになるという状態であっても、任期一杯まで、国内法では政権を続けられる。しかし、地方政府と違って、中央政府の重大な仕事の一つに外交があり、外交相手の立場に立ってみれば、明らかに多数派になりえない勢力と話し合いをしても、時間無駄であるし、どんな取り決めをしても、次の政権によってひっくり返されるとなれば、交渉自体を先送りにし、儀礼的な接触以外は避けるという事になる。

外交を、儀礼的な挨拶を交わすことだけだと勘違いしている万年野党にとっては、思い込みどおりの環境になるが、国際政治という観点から鎖国状態となり、国益の損失は計り知れないとなる。外交の相手国が民主主義国家で、その政権支持率が過半数の過半数を割っていても、馬鹿正直に交渉を行うのであろうか。そこまで考えれば、取るべき行動は自ずとわかる筈なのだが、わからないというのは、国政を担う資格が無いという事である

サヨク上がりや弁護士風情が幅を効かすような政党には、国際政治の視点なんぞ、最初から無いのであろうが、それに気がつかないようでは、田舎代議士と同じレベルという事になる。

施政方針演説に先駆けて外交方針演説を行ったようであるが、国民の支持を得ていない政権が何を言っても、本気には取られないという現実を、弁えていないのであろう。衆議院選挙政権を取った鳩山氏は外交で大失敗をしでかし、個人的な能力を問題視されて外交空転を起こしたが、政権たらい回しによって立った新内閣は、参議院選挙で信任を得られず、国民の支持という、民主主義においては法の規定よりも重要な後ろ盾を得られなくて、外交空転を起こしているのである

マスコミが行っている支持率は、マスコミの読者や視聴者という、マスコミ報道内容に満足している人が投票を行うし、自民党政権には使い道を全部開示しろと迫っていたのに、自分達が政権を取ったとたんに使い道は非公開としている官房機密費マスコミにばらまいているので、どうしても、甘くなる。その点で、統計誤差を考慮しなくて良い実数開示型の、かなり現実に近い数値が出るインターネット上の世論調査では、年末の時点で6.3%だったのが、1月末の段階では、3%前後になると見られているのであった。

外交という中央政府仕事遂行できなくなっている政権を強制的に辞めさせる事が出来ないというのは、現行憲法の欠陥の一つと言える。

2010-10-26

先週の初めにいったん鎮静化した中国反日デモが週末にまた再発した。朝日新聞の敏腕北京特派員、峯村記者による「反日デモ中国当局承認」(22日付朝刊)「反日デモ阻止、内部通達」(25日付夕刊)と一見前後で矛盾するような報道もあったから、中には「何が一体どうなっているの?」と、混乱した人もいるかもしれない。

だが反日デモがいったん鎮静化してまた再発したメカニズムには、実はそれほど矛盾も混乱もない(中国政府は混乱しただろうが)。

中国人ジャーナリストブロガーの安替氏が先日、東京講演会を開いた。その中で、南京生まれである安替が興味深いことを言っていた。曰く、「ネット情報を得るまでは、世の中のすべての悪いことは日本が起こしていると思っていた」「だから、中国では放っておけば毎日どこかの都市反日デモが起きる」

安替氏によれば、中国では「デモがないのが正常、あるのは不正常」だ。つまりデモが起きる背景には当局の何らかの意思が働いている。また今回のデモ北京上海広州といった中国を代表する大都市でなく、成都武漢鄭州といった中規模の内陸都市で起きた。これらの都市には「市民意識がそれほど高くなく、かつ情報インフラも不足している」(安替氏)という事情も共通する。要するに、これらの都市はまだまだ日本に対する単純な悪意が育ちやすい状況にあるわけだ。

北京上海など大都市ではデモを封じ込めたが、内陸の地方都市は「黙認」した――その理由は、ちょうど最初デモが起きた16日から18日にかけて、共産党重要会議である「5中全会」が開かれていたことと無関係でないだろう。会議の最大の課題習近平国家副主席が中央軍事委員会副主席という次期トップの登竜門ポストに就けるかどうか、だった。ちなみに会議の前には「今回も習氏は軍事副主席になれない」という情報が飛び交っていた。

峯村記者の記事によれば、中央政府公安当局は最初デモの翌日の17日には「デモ違法行為に当たる」と内部通達を出したという。先々週の週末から先週の初めにかけて、一部の地方政府が出した「ゴーサイン」に対し中央政府はいったん「ブレーキ」を踏んだが、先週末に当局の網からこぼれたいくつかの中規模都市デモが再発した、という流れなのだろう。

最初政治闘争に利用していた大衆運動がそのうち制御不能になって、最後運動参加者が「全員追放」された......毛沢東文化大革命で犯した過ちだ。大衆運動政治利用という火遊びの怖さを十分知っているからこそ、中国政府は早々にブレーキを踏んだ。とすれば、反日デモはとりあえずいったんこれで収束することになる。

まさか21世紀の現在、「下放」というカオスが再現するとは思えないが。

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