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はてなキーワード: ルネサスとは

2021-05-24

半導体復興の話

本当にやるのだろうか。


先端ロジックファウンドリを作る?

ベルギーのimecに近い物を目指すのか?

先端EUVを量産として持つのは、TSMCサムスンIntelとなるわけだが、imecもEUVの300mm試作ラインは持っている。

imecは各企業から研究受託して、量産ではないが先端を走っている。

もちろんEUV露光機を作っているASMLとも関係がある。


6Gの100GHz超える無線を狙うとしてもいいかもしれない。

先端ロジックの素材メーカ装置メーカリードし続ける後押しにはなるかもしれない。


ただ量産はどうだろう。

世界中馬鹿みたいにデバイスが売れないと回収できない金額になっている&最先端ニーズを把握し続ける体制にないと駄目。



ファブレスロジック半導体設計を目指す?

ブロードコム、クオルコムAMD、NVIDA、Appleなど、回路設計だけ実施する企業はある。

産学連携をしても無理では。

大学研究をやっていないので産学連携をしてもノウハウを持ってるところがない。設計ソフト(Synopsys, Cadence)を使いこなせる人も少ない。

富士通ルネサスに頼み込んで人を育成する?

そもそも何か実現したいものがあって半導体を作るわけだが、国内に先端プロセスで量産して売れる物を作ってる企業がない。

AI向けとしても、CUDAの代わりに専用チップ向けのを作って使ってくれる市場はあるか?



自動車向けのファウンドリを作る?

ルネサスバックアップ

自動車向けのみ生産利益度外視自動車会社半導体を売り、赤字になったら税金補填する。

2021-04-29

WiiU任天堂ソニーの買収とルネサス鶴岡工場デマ

ソニー工場を買収されたので任天堂WiiUチップを作れなくなった」

よーく任天堂信者さんがいうこの理論、完全にデマから注意。

https://toyokeizai.net/articles/amp/29520

>買収後も一定期間はルネサスブランド半導体受託生産することでソニー合意している。ルネサスは2~3年内に、甲府工場をはじめとする工場閉鎖や生産ラインの集約を計画しており、生産終了品目を選定中。鶴岡工場生産する半導体は、那珂工場移管するか生産を終了するか検討している。

というわけでソニールネサス鶴岡工場WiiUチップ作ってた工場だぞ)が買収されたあとも、しばらくは受注生産を続ける計画だったわけ。それでもWiiU製造終了したのはただの任天堂の都合。





んで、次いくぞ。もう一つのデマがある。「ルネサス鶴岡工場WiiU不振から売却するはめになったwww」っていうデマだ。こっちはPS信者さんがいうデマな。

https://eetimes.jp/ee/articles/1207/03/news088.html

>「生産能力を縮小し、運営。ただし、事業計画に従い譲渡または集約を検討」としたのは、鶴岡工場ルネサス山形セミコンダクタ)の5インチ/12インチ

この記事2012年7月記事だ。つまりWiiU発売前。なのにこの時点で縮小がもう確定していて場合によっては売るし、集約(ようするに閉鎖)もするよとルネサスは言ってるわけ。

WiiUバカ売れしていたら延長はあるかもね、みたいな路線で、どっちみちお先真っ暗だったの。鶴岡工場は。そもそも40nmラインで28nmへの更新打ち切りになったから、顧客が他にいるわけないな! むしろよく任天堂この工場使おうと思ったな。



結論としてはゲハ論争はデマだらけだぞ! あと日本半導体絶望的だ! それじゃあまた今度!

2021-04-03

ルネサス火災でどれだけ有害物質漏れたのだろうか

みんな黙っているけれども

2021-03-21

anond:20210321003430

端的に言うと「質問したのに相手が長々と言い訳をしだしたように聞こえて希望粒度で回答を得られない場合質問を変えるべき」

ええとなあ、最初の話が「技術的には可能です」を言うシチュエーションとその理由という話だった。返答に「ワイ『無理です』と即答して営業に怒られたことあるぞ」って来てるけどこれが全面的に正しい。純真子供のように言うなら「無理です」がピッタリの状況だが、言えないということ。

「光の速度」とか「商業的に扱える最も強靭鋼鉄の強度」とか「人類が現時点で保有している純金の量」とかが制約になって無理な場合、「技術的に無理ですね」と切って捨てられるし、食い下がったところで「じゃあ光の速度を上方修正してきてくださいよ私じゃなくても世界中の誰でも不可能です」なんて言えば済む。エンジニア自分責任じゃないポイント防衛可能という最強な無理回答可能状況である。どうあっても無理と言わせないことができないわけ。

ところが、たとえば競合他社とか類似業界が実現しちゃってるとする。ルネサス半導体製造現場に行って「5nmプロセスCPU製造開始しろTSMCはできてるじゃないか!できないのはなんでだ!」と叫ぶとかね。そこで「先方が達成している通り技術的には可能です。ただ当社の装置は残念ながら~」とか「現在の当ラインの主力はアナログ半導体で~」って長々と説明が始まっちゃう。「無理です」「あっTSMCに頼んでくださいね」というクソ度胸のある人ばっかりじゃないのよ。

要は質問おかしい。

建築っぽい人が急にIT見積もりのことを尋ねたのでIT見積もりの話が回答されちゃってるけど、これは質問が悪かった。めちゃめちゃ悪かった。だってIT見積もりそれだけで死ぬほど本が出版されてて何も解決してない、まるで長寿健康法状態のところに心構えなく鼻突っ込んでるわけで。IT見積もり簡単ならみずほ銀行あんなことになってないっつうね。

そもそも建築の人の想像力が足りてなくて、ITの人は工数で断ろうとしてるけどこれは無茶振りしてる相手との共通言語を少しでも模索しようとしているだけなのね。正確に工数算定ができて相手を納得させられるなら楽なのになあ、っていう願望なの。IT現場無茶振りしてくるそういう人、大体お金の話なら通じるから。「私の見積もりだとこの金額納期ならできると思います」っていうのは「それを値切ろうとするぐらいなら他へご相談くださいね」で「無理です」を責任もって根拠付きで言えるってことだからね。

工数金額見積もれる建築の人が自分自身「技術的には可能です」っていうとき、本当はどういう理由で断りたいのか、そしてそれが言えないのかを考えてみるべきだったのよ。多分「法的な理由」とか「支払いサイト」とか「口座」とか「管轄」とか「人間関係上の理由」とか「人種差別問題」とか「絶滅危惧種絶滅ちゃう」とかのうち自分職掌にないものが出てくるよ。「アホほど面倒くさい」とかかもしれないけど。

2021-03-11

新卒採用状況から見る日本半導体産業

半導体業界人増田です。3月になって就職戦線が始まりましたね。というわけで、日本の主要な半導体メーカーが将来を支える人材採用戦略についてどう考えているのか、新卒採用の状況を基に見ていきたいと思います

得に記載しない限り、情報ソースリクナビマイナビで、本体及びそれに準ずる会社についての調査します。(製造子会社等は今回の集計対象外地元に直接求人を出していたりして、採用ルート新卒一括採用とは異なるケースが多いからだ。)

日系メーカー

IDM
企業名採用人数社員大卒初任給院卒初任給備考
キオクシア201~30010,000\215,500\239,500東芝メモリ
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング201~3009,900\222,000\248,000ソニー半導体製造部門
ソニーLSIデザイン101~2002,200\225,000\252,000ソニー半導体設計部門
ルネサスエレクトロニクス101~20018,958\215,500\239,500従業員数は連結で記載。(単体の記載なし。)IR資料を見ると日本国内の研究開発人員は4200人程度と思われる。
ローム101~2003,480\227,000\249,000従業員数は単体で記載。連結だと22,161人
新日本無線11~151,352\215,500\239,500従業員数は単体で記載。連結だと3,110人
エイブリック11~15984\214,000\238,000従業員数は連結で記載。単体の情報なし
ファブレス
企業名採用人数社員大卒初任給院卒初任給備考
ソシオネクスト26~302,700\220,000\240,000富士通PanasonicSoC部門統合
メガチップス6~10588\217,000\240,000

日本最大の半導体メーカーだけあって、キオクシアの採用人数は予想通り多い。がそれよりも目立つのソニー設計製造部門を合わせればキオクシアを上回り、給与水準も高い。(さらに言えばソニー本体採用から半導体部門配属がある。)最近では関西にも設計センターを開設(台湾企業半導体部門を売却したPanasonicイメージセンサー技術者引き抜きを意図していると思われる。)、事業の拡大指向が見て取れる。ロームも規模を考えると採用人数が多いが、離職率の高さを見越してのことか?ルネサス、ソシオネクスト等のロジック系、アナログ系のメーカー定年退職等の自然減の補充分程度しかとっていないと思われる。

外資系IDM

企業名採用人数社員大卒初任給院卒初任給備考
マイクロンメモリジャパン201~3004,000\312,000\340,000Micron日本法人。倒産したエルピーダメモリを買収したのが母体
ウエスタンデジタル101~2001,000年俸470万年俸500万Western Digital日本法人。旧SANDISKについて記載
オン・セミコンダクタ1~51,800\215,500\239,500モトローラアナログディスクリート部門が分離。三洋半導体を買収

外資系メモリメーカーは人数・給与水準ともに景気がよさそうである。キオクシアとウエスタンデジタル、同じ工場製品共同開発しているのにどうしてここまで差がつくのか…

一方、アナログディスクリートメインのオン・セミコンダクターは人数が非常に少ない。同じ外資といっても、製造品目で勢いが全然違う。

ファウンドリ

企業名採用人数社員大卒初任給院卒初任給備考
ユナイテッドセミコンダクタジャパン6~101,032\215,500\239,500富士通三重工場台湾UMCが買収。
タワーパートナーズセミコンダクタ11~151,920\215,500\239,500Panasonic工場3か所をイスラエルTower Jazzが買収。
フェニテックセミコンダクタ6-10678\200,600\207,700アナログ・ディクリートメインの小規模な日系ファウンドリ

どの会社も、企業規模を考えると採用人数が少ない。工場から現場作業要員は採用ルートが違うというのはあるかもしれないけれど。外資系に売却されているメーカーは、新規投資を絞って既存設備人員利益を出そう的な方針に見えるのは気のせいだろうか?

全体の傾向

採用の積極度合いは各社の主力製品によって大きく変わっている。採用人数から見る方針としては、メモリイメージセンサーが規模拡大、ロジックアナログ現状維持ファウンドリ縮小均衡といったところだろうか。過去記事でも書いてきたが、競争力を保っているメモリ系、衰退傾向のロジック系という方向性新卒採用状況から見ても間違いないようであるロジック半導体も、せめて設計の方がもっと盛り上がってくればよいのだけども...

余談だが、筆者が就活をしていたころは半導体総合電機の一部門であることが多かったので、半導体事業部に狙って配属されるには半導体研究室の教授推薦を取ったりしないといけなかった。今の時代は専業メーカーが増えたので、『半導体業界就職する』だけなら昔よりもやりやすくなっているかもしれない。

用語解説

IDM: Integrated Device Manufacturerの略。設計製造販売までのすべてを一貫して行える半導体企業のこと。といってもここ10年位でルネサスのように自社の工場を持ちながら先端品はTSMC等に外部委託するファブライトと呼ばれる企業もかなり増えた。

ファブレス: 工場を持たない設計専業の会社

ファウンドリ: 自社で製品開発をしない、製造専門の会社

過去

https://anond.hatelabo.jp/20201219004424

https://anond.hatelabo.jp/20200813115920

https://anond.hatelabo.jp/20200813164528

2020-12-19

日本半導体産業年代記

以前にこんな日記を投下した半導体業界人増田です。

https://anond.hatelabo.jp/20200813115920

https://anond.hatelabo.jp/20200813164528

久々に日記を書きたくなったので、今回は方向性を変えて年代記風の記事を投下してみます

私自身は業界の全盛期である80年代~90年代前半を経験しておらず、当時の状況を記述するのに十分な知識がないため、その時代については省いています

ということで、私がこの業界に入ることになる少し前の90年代半ばから物語を開始します。

工場呼び名企業の再編によって変わる事が多々あるので、原則立地で表記している。

1990年代半ばごろ 時代の転換点

80年代後半に栄華を極めた日本半導体産業であったが、日米貿易摩擦の影響で一時に比べて勢いを失っていた。

また、韓国企業の台頭により得意分野のDRAMの雲行きが怪しくなり始めたのもこの時期である

(余談だが、日本半導体衰退の原因としてよく話題に上がる韓国での週末技術者バイトさらに昔の話である。このころにはすでに強力な競合に育っていた。)

とはいえ世界的にみると日本の電機メーカー資金力・技術力ともに上位であり、一時的不況を乗り越えさえすれば再び繁栄が訪れると誰もが信じていた。

そんな時代背景の元、日本企業貿易摩擦に対抗しつつ、さらなる勢力拡大を図るため、自動車産業成功例に倣い世界各地で現地生産を進めることで変化に対応しようとしていた。

北米進出歴史
企業進出設立
NECカリフォルニア州ローズビル1981
富士通オレゴン州グラシャム1988
三菱ノースカロライナ州ダーラム1989
日立テキサス州アービング1990
松下ワシントン州ピュアラップ(National Semiconductorより買収)1991
東芝ヴァージニア州マナサス(IBMとの合弁でドミニオンセミコンダクタ設立) 1996
欧州進出歴史
企業進出設立
NECリビングストン1982
日立独 ランツフルト1990
三菱アーヘン1990
富士通ダーラム1991
アジア進出歴史
企業進出設立
NEC中国首鋼集団と合弁工場設立1991
三菱台湾力晶半導体(Power Chip)と提携DRAM技術供与1994
東芝台湾華邦電子(Winbond)と提携DRAM技術供与1995
沖電気台湾南亜科技(NANYA)と提携DRAM技術供与1995
日立新日本製鉄及びシンガポール開発庁と共同出資シンガポール工場建設1996

1998 ~ 2002 終わりの始まり

Windows95ブーム終焉による半導体のだふつき、アジア通貨危機後の韓国メーカーのなりふり構わぬ安値攻勢、ITバブル崩壊による半導体需要の激減と、短期間で何度も悪化する半導体市況。

次第に半導体産業は将来性を危ぶまれるようになり、成長分野から社内の『お荷物』とみなされるようになっていった。

かつて半導体事業の中核だったDRAMは、優位性を失い韓国企業覇権を譲り渡してしまった。

資金面でも徐々に脱落するメーカーが現れ始める。はじめについていけなくなったのは、バブル期事業多角化を進めて半導体新規参入した鉄鋼メーカーだった。

続いて総合電機各社も規模縮小に向かう。世界中に作った半導体工場投資の回収ができないまま次々と閉鎖されていった...

工場の現地化の試みは失敗に終わり、10年程度という短い期間での工場立ち上げ・閉鎖はマンパワー資金の浪費に終わった。

こうして各社は体力を削られ、余力を失っていくのだった。

1998

新日本製鉄館山半導体工場台湾UMCに売却

三菱北米拠点ダーラム工場を閉鎖

日立北米拠点アービング工場を閉鎖

松下北米拠点ピュアラップ工場を閉鎖

富士通欧州拠点ダーラム工場を閉鎖

1999

新日本製鉄シンガポール半導体工場株式日立に全額譲渡

NKK綾瀬半導体工場キヤノンに売却

富士通DRAM撤退

NEC日立DRAM事業統合を決定。エルピーダメモリ設立

2000

神戸製鋼、米TIと合弁の西脇半導体工場を米Micronに売却

日立台湾UMCと合同で初の300mmェハ(従来の主力の直径200mmのウェハから2.25倍の面積になり、ざっくりいえば同じ工程数で2倍程度のChipが取れてコストを削減可能現在に至るまで主流のウェハサイズ。)を使用する工場トレセンティテクノロジを常陸那珂設立

2001

東芝DRAM撤退北米拠点ドミニオンセミコンダクタを米Micronに売却。

ソニー熊本に300mmのイメージセンサー工場建設

2002

NEC欧州拠点リビングストン工場を閉鎖

富士通北米拠点グレシャム工場を閉鎖

NEC、非メモリー半導体事業分社化NECエレクトロニクスを設立

2003 ~ 2007 反転攻勢

繰り返す半導体市況の激しい変動も落ち着きを取り戻し、待ち望んだ好景気がやってきた。

90年代後半から不況で体力を消耗した日本企業だが、いまだ技術力は健在。

からブームとなっていた『選択と集中』を合言葉に、各社の得意分野に集中投資だ!

パソコンではアメリカ企業に後れを取ってシェアを失ったが、液晶プラズマをはじめとするテレビDVDレコーダーデジカメ等、日本お家芸である家電デジタル化が進展する今こそ最大のチャンス!

さらに、世界中で規格が共通化された第三世携帯電話が普及すれば、圧倒的な先進性を誇る日本携帯電話が天下を取れるのだ!半導体復活の時はついに来た!!!

製造業国内回帰の波に乗り、生産性に優れる300mmウェハの工場をどんどん建てて再起をねらうのだ!

2003

日立三菱ロジック半導体事業統合世界三位半導体メーカールネサステクノロジ誕生

富士通、米AMDNORFlashメモリ事業統合Spansion設立

エルピーダ三菱電機からDRAM事業譲渡日本の残存DRAM事業が集約。新社長を外部招聘し、反転攻勢開始

東芝四日市に300mm対応NANDFlash工場四日市第3工場建設開始

東芝大分に300mm対応の先端ロジック工場建設開始

NECエレ、鶴岡に300mm対応の先端ロジック工場建設開始

ソニー長崎に300mm対応の先端ロジック工場建設開始

2004

ルネサス三菱時代から欧州拠点アーヘン工場を閉鎖

エルピーダ東広島に300mm対応DRAM工場建設開始

東芝大分の300mm工場が稼働

NECエレ、鶴岡の300mm工場が稼働

富士通桑名に300mmの先端ロジック工場建設開始

Spansion会津若松に300mm対応NORFlash工場建設を発表

松下魚津に300mmの先端ロジック工場建設開始

ローム浜松に300mm工場建設

2005

エルピーダ東広島の300mm場が稼働

東芝四日市第3工場稼働

ルネサスUMCからトレセンティテクノロジの持ち株を買収。完全子会社

ソニー長崎の300mm工場が稼働

富士通桑名の300mm工場が稼働

松下魚津の300mm工場が稼働

2006

東芝四日市に300mm対応NANDFlash第4工場建設開始

富士通桑名に300mm新棟を建設開始

エルピーダ台湾力晶半導体と共同で台中DRAM工場建設

2007

Spansion会津若松の300mm工場が稼働

東芝四日市の300mm第4工場が稼働

富士通桑名の300m工場新棟が稼働

2008 ~ 2015 暗黒時代

2000年代日本企業の反転攻勢は、リーマンショックで終わってしまった。

日本の電機業界が成功を夢見たデジタル家電韓国勢との競争に敗れ、携帯電話でも海外展開に失敗した。

90年代から繰り返し計上してきた赤字と、2000年代の大規模投資を経た今、半導体工場への投資継続する資金的余力はもはや残っていなかった。

不採算部門とみなされるようになった半導体事業設備投資が止まり建設されてからわずか数年で時代遅れとなってしまった。

これ以降は、東芝NANDFlashメモリや、ソニーイメージセンサーといった競争力を維持している分野、また旧エルピーダDRAM工場といった外資資金を得た分野のみが投資継続されることになる。

2008

ルネサス日立時代から欧州拠点、ランツフルト工場をLファウンドリーに売却

日立シンガポール工場シンガポールチャーターセミコンダクタに売却

ソニー長崎の300mm工場東芝に売却

ローム沖電気半導体事業を買収

2009

Spansion倒産

2010

ルネサスNECエレが合併世界第三位半導体メーカールネサスエレクトロニクス発足。フィンランドノキアからモデム部門を買収。

東芝四日市に300mmのNAND製造第5工場建設開始

米TI、Spansion会津若松の300mm工場買収

2011

ルネサスエレ、NEC時代から北米拠点ローズビル工場を独テレフンケンに売却

ルネサスエレ、1400人リストラ

東芝四日市の300mmの第5工場が稼働

ソニー長崎の300mm工場東芝から買戻し

オン・セミコンダクター三洋電機半導体事業を買収

2012

エルピーダメモリ倒産。米Micronが買収

ルネサスエレ、7500人リストラ

富士通岩手の200mm工場デンソーに売却

2013

東芝四日市の300mm第5工場2期工事開始

ルネサスエレ、ノキアから買収したモデム事業から撤退さらに2300人リストラ。またNEC時代中国の合弁を解消し撤退

富士通マイコンアナログ事業を再建したSpansionに売却

2014

東芝四日市の300mm第5工場2期分稼働。200mmの第2工場を300mmに建て替え

ルネサスエレ、年2回のリストラで約1000人削減

Panasonic半導体工場をまとめてイスラエルTower Jazzに売却

ソニールネサスエレから鶴岡の300mm工場を買収

富士通桑名の300mm工場台湾UMC出資受け入れ

2015

ソニー東芝から大分の300mm工場を買収

ルネサスエレ、1800人リストラ

富士通PanasonicSoC設計部門統合、ソシオネクスト設立

2016 ~ 再編ひと段落?そして現在へと続く道

この時期に至ってようやく主要半導体メーカー工場再編が一通り完了し、現在につながる枠組みがほぼ出来上がった。

リーマンショック後の大規模再編で日本企業世界地位はかつてないまでに低下し、国内工場においても外資系の傘下に入るところが増えた。

現在半導体の先端工場継続投資できる日本企業は、イメージセンサーに強いソニー東芝メモリ事業を引き継いだキオクシアだけである

はたして日本半導体産業は今後どうなるのだろうか?再び世界に飛躍する日はやってくるのだろうか?

2016

東芝四日市の第2工場建て替え完了大分岩手の200mm工場分社化ジャパンセミコンダクターを設立

2017

東芝本体粉飾決算あおりを受けてメモリ事業分社化東芝メモリ設立四日市に300mmの第6工場建設開始。さら北上市に300mm新工場建設

ルネサスエレ、米intersilを買収

2018

東芝メモリ四日市の第6工場が稼働。多国籍連合ファンドパンゲアから出資を受ける。

富士通桑名の300mm工場台湾UMCに売却。また、会津若松の200mm工場も米オン・セミコンダクターに売却。

2019

東芝メモリ、キオクシアに社名変更北上工場稼働

Panasonic、残ったマイコン等の事業台湾Nuvotonに売却して半導体から撤退

ソニー長崎に300mm新工場建設開始

Micronエルピーダから買収した広島工場拡張

ルネサスエレ、米IDTを買収

2020

キオクシア、北上に300mm第2工場建設開始

東芝本体SoC部門撤退で770人リストラ

2021

キオクシア、四日市に300mm第7工場建設開始予定

2020-11-27

官僚の実務能力について

30代技術職。社会人になりたての頃は、官僚と言えば優秀な人たちだと思っていた。一時の官僚バッシング(90年代大蔵省批判や、民主党政権等)はあれども、国家公務員試験パスして官僚になった友人達メチャクチャ勉強していたし、時折飲み会とかで仕事の話を聞いても激務ぶりが伝わってきた。

ある時、政治経済に全く興味のない市役所勤務の友人が仕事の都合で中央官庁に出向していたのだが、地元に帰ってきたときに数年ぶりに話をすると同一人物か?と思うほど時事問題について詳しくなっていて、中央で揉まれるとここまでレベルが上がるのかと驚いたものだった。

だが、最近その官僚への個人的な信頼が揺らいでいる。現在進行形コロナ対策で不信感が増したのだが、不信感の発端は自分のの勤めている業界(メーカー)に絡むお役所経済産業省の産業政策メチャクチャだった事だ。理由は謎だが、彼らはとにかくメーカーの統廃合に口を出したがる。

実績を見ても、ルネサスや完全な失敗例だと思うし(3社の売り上げを足し合わせて1+1+1=1とかなんの冗談だよ)、ジャパンディスプレイ倒産寸前である。(無理に3社くっつけるより、早いうちに日立液晶部門財務が良くて意欲のあるキャノンや、車載向けを強化したい京セラかに各社の工場研究開発拠点個別売却した方が良かったよね?)まあ、実現した案件がこれくらいなのはまだ不幸中の幸いだろうか?

シャープが潰れそうになった時に、東芝家電部門とくっつけるとか、最近話題になりかけた日産ホンダ統合とかは動き出さなくて本当に良かったなと思っている。

話が少々脱線したが、悩ましいのは官僚の実務能力は実際のところ高いのか否か?と言う点である地頭の良さとハードワークは間違いないのだが、無駄な慣習や謎のお役所ルール生産性を落とすだけの文化が残っていたりもする。時折出てくる政策意味不明さにはドン引きする事も多々ある。しかしその辺は政治家や財界横槍なのせいなのかなとも考えられるわけで、なかなか判断し難いのだ。ぶっちゃけ実態はどうなんでしょうね?

2020-11-19

日本国民性の嫌いなところ

思考停止やすいのと諦めやすいところホントムカつく。

理系大学を出てエンジニアをやってる30代だが、今回のコロナ禍で人生3回目の憂鬱を感じている。ストレート国民性絶望している。

1回目は17年前。

中国有人宇宙飛行に成功したとき

俺はまだ当時学生だったが、技術後進国だと思っていた中国日本が先を越されたというニュースをに聞いて、後頭部を強く殴られたような衝撃を受けたのを今でも覚えている。

当然、世論も同じようなものだと思っていた。

その頃は日本ロケット打ち上げが失敗続きだっただけに、このニュースに触発されて航空宇宙関連の予算が増額されたり、対抗して野心的なプロジェクトが立ち上がるものだと期待していた。

だが、マスコミは冷めていた。中国ロケットソ連の旧式のデッドコピーで大したことが無いとか、国威発揚のための金の無駄遣いだとかそう言う話ばかりで俺たちも負けるなという声はついぞ出て来なかった。

しか政治家までもがこの状況をスルーして、今後20年間ほどは有人宇宙飛行計画に注力しないという真逆方針が打ち出されるに至った。

俺は世論に大きく失望した。

(ちなみに一部の評論家だけはこの状況を真剣に憂いていて、宇宙への自前の輸送手段日本でも保有すべく、のちのインターステラテクノロジズ前身となる夏のロケット団を立ち上げている。志に共感しているので、毎年ささやかながら寄付をしている。)

2回目は10年ほど前。リーマンショック後のダメージ日本の電機メーカーボロボロになったとき

当時、日経新聞をはじめとする経済紙評論家は、日本品質が良いけども人件費が高いのでコスト競争に負けてシェアを落として敗北したと盛んに喧伝していた。

だが当時電機メーカー就職していた若手技術者の俺の実感は違った。日本企業が負けているのは価格ではなくて、品質製品化のスピードだと。

わかりやすいのが製品に搭載される汎用デバイスシェアメモリーとか液晶とかバッテリーとかね。これがもう特性がいい順番にシェアが高くなっていた。そんで当時日本企業が弱かったのが製品化の速度。今や当たり前に使われているリチウムポリマー有機ELと言った部材だと、量産判断が遅れててそもそも選択肢に日系メーカーが入って来なかったりとか。

大事なことだから繰り返しいうけども、人件費が高いから負けたっていうのは全く実感とは違っていた。それなのに思考停止して、エルピーダルネサスジャパンディスプレイが大赤字を出すたびに同じ事を繰り返し書いてるマスコミにはマジで嫌気がさしている。お前らちゃん調査取材しているか?そんな思考停止ぶりだからシリコンバレーITメーカーアジア新興勢力に敗れ、今やソニー任天堂ゲーム機を除いて、世界通用する製品を出せなくなったんだぞ。

3回目は現在進行中のコロナ対策

もうね、科学エビデンスに基づかない政策の乱発でマジで毎日憂鬱になる。経済感染予防の両立とか狂ったようにお題目を唱えるだけで、実効的な対策はろくになく、世間空気頼り。「欧米に比べると相対的被害が少ない」とか、「中国は封じ込めたと言っているけどそれは嘘だ」とは言うけど、「台湾ニュージーランドは封じ込めに成功しており、日本はこう言う部分が足りていない」とか、「中国は正しい発表をしていないかもしれないので、定点観測した衛星写真で人の移動を調べてみた」とか、そう言う多角的な踏み込んだ事がほとんど出てこない。これでウィルスとの戦いに勝てるだろうか?いや勝てない。

そんなわけで、人生で3回目の日本国民性憂鬱タイムが来てるわけだが、はてなの皆さんは多少なりとも共感してもらえるだろうか?マジでこの思考停止で諦めやすいのどうにかなんねーかな?

2020-09-08

新・国民民主党エールを送りたい その2

https://anond.hatelabo.jp/20200907220331

上記日記を書いた増田です。仕事から帰ってきたら何件も反応があったんで返信を兼ねて少し追記したい。

私が新・国民民主党を支持する理由ちょっと弱かったんでその辺の補足をふくめて。

最初結論

新•国民民主党は、主要政党の中で一番中間層に目を向けているから支持。

他の政党は、各種圧力団体等の既得権益層や、社会運動家高齢者といったコアな支持層の方を向きすぎている。

お前の理想とする政治ってどんなの?

穏健保守日本の伝統文化大事にしてほしいけど、靖国参拝とかの復古的な風潮はいらない。

そんなことよりも社会の変化に対応して必要な変化を適切に取り入れていってほしい。

今の時代なら、お役所教育といった公的セクターIT化をどんどん進めて当然だと思うけど、今の政府は遅れているどころか世界的に見ても低レベル。そこに不満を感じる。

現役サラリーマン層の社会保障の負担軽減は必須。なんで毎月給料の1/3近くが社会保障関連費で天引きされるんだよ。

自衛のための戦力や日米同盟必要だけど、右派が言うような核武装敵基地攻撃能力はやりすぎ。中国韓国日本非難の口実与えるだけ。

原発即時全廃は拙速。天候依存太陽光や風力、中東原油依存の火力に頼り切って本当にいいの?

長期的にみて、安定供給できる電力の代替手段が見つかれば廃止進めても問題ないと思うけども。

そんな立ち位置なんで、今の自民党政権自体はそれなりに評価。ただ点数をつけるなら決して高評価にはならない。

自分の中ではよくて40点くらいの点数だろうか。だけど野党評価すると20点とかそれくらいになっちゃうんで、仕方なく自民投票している。現状そんな感じ。

なんで左派が嫌いなの?

少し古い話だが鳩山政権の時に、沖縄基地移転問題で何の準備もなくちゃぶ台返しした挙句

昔の自民と同じように辺野古移転という結論に至ったお粗末さとか、理念先行で空回りする傾向が信用できない。

あとは、日本左派知識人反知性主義に近いのが嫌い。立憲がこの前擁立していたおしどりマコとか、なんで科学的根拠に基づかない主張する候補をもちあげるんだよ。

他には無駄に対決姿勢が強いところとか。旧民主党政権ときの長妻議員とか、厚労省官僚対立してろくに改革できなかったり、

最近だと石垣議員のように、政敵になら何を言ってもいいというような独善性とか。そういうところが普通に嫌いです。

ネオリベ支持派だよね?

ネオリベとは割と思想的に近いとは思ってる。ただ、競争的な環境必要だと思ってるけど、なんでも競争させればいいってもんじゃないという考え。

大学競争資金制度を持ち込んだ結果が日本大学国際競争力の低下や教職員待遇悪化につながってるのが悪い例だよね?

あと、現政権ネオリベ寄りといわれながらぶっちゃけ見掛け倒しだと思ってる。

電通パソナリクルートといった特定業者利益誘導するのは自由競争精神に反するし、政府企業統合に介入する産業政策ぶっちゃけセンスがない。

ルネサスとかジャパンディスプレイとか明らかに失敗だよね?最近日産ホンダ統合構想とか、マジで思考が終わってる。

少数政党にできることなんかないよ?

国会質疑で対決型の野党と違う視点を持ち込めるのは、多様性観点大事

選挙で1回議席増やして、衆議院20議席参議院10議席とれば議員立法提出できたはず。

そこまで行けば個別法案自民と連立与党公明党判断が分かれるときキャスティングボートを握れる。

ていうかそもそも1回の選挙政権取ろうって考えが私には理解できない。

かつての民主党や、もっと前の細川連立政権が勢いで政権取って失敗してるじゃん。

彼らの教訓は、外交安全保障経済社会保障といった基本的国家観が一致していないと政権は持たないという事。

政党が掲げる大義が、「自民党政権を打破して腐敗をただす」だけなら同じ過ちを三度繰り返してしまう。

新しく実現したい具体的なビジョンを掲げるのは絶対必要なんだよ。

今の政府に不満があって政権交代の必要性を感じるなら、時間はかかっても地方選挙国政選挙を繰り返し、

理念の一致する仲間の数を増やして地道に党勢拡大するしかないと思う。

維新支持しないの?

左派を支持しない理由と同じで、反知性主義的なにおいを感じるから

世界中の研究機関が血眼になってコロナウィルス研究進めてもなかなか成果が出ないのに、イソジンコロナ解決したら苦労はせんのだよ。

コロナ対策候補が見つかれば、ちゃんと手順を踏んで治験を進めてエビデンスが得られてから認可っていうような正攻法で進めてほしい。

れいわ支持しないの?

山本党首が目立ちたがりで、考えるよりも行動した方が早いってタイプに見えて、維新同様、反知性主義的なにおいを感じるから

国会での葬式パフォーマンスとか、そういう左派特有政敵に何してもいいって考えが嫌い。

山尾議員微妙なのはなぜ?前原議員スキャンダル多いよね?

山尾議員ヤバいスキャンダルを重ねすぎ。ガソリン疑惑W不倫の2つが重なるとさすがに人格を疑う。地元の支持者が離れた対策かわからないけど、れいわの山本党首に近づいたり、復古主義的な保守系に近づいたりと節操がない。

前原議員外国人献金問題とかあってあまり擁護はできないけれど、民主党政権時に国交相としてJAL再建で成果上げてるのがポイント

他の民主党議員、例えば長妻議員厚労省改革で成果を上げられなかったのとは対照的

他にも京セラの稲森氏を後ろ盾にしていたりとか、民主議員には珍しく財界コネを作ってたりと実務能力の高さを感じる点が割と評価できる。

もっと永田メールに踊らされたり、小池知事に担ぎ上げられたりといった政局面での弱さが目立つので、実務に徹してもらいたいと思っている。

そんなわけで

個人政治的嗜好で支持政党判断すると、風見鶏議員が離党した後の新・国民民主党自分方向性と見事に一致してるんで、今の自民と違って『積極的に』支持ができるんですわ。

後1週間もすれば、新・国民民主党体制が発表されると思うんで、私のような穏健保守派の現役サラリーマンの皆さんも注目してみてはどうでしょう

2020-08-13

anond:20200813115920

またブクマカが騙されてる。

TSMCはもうすぐ5nmとか言ってるのにIntelまだ10nmでくすぶってるのかよ」「締め出された中国メーカーは1〜1.5世代遅れの14nmでこれからどうするの?」と思いながらニュース見てたけど、日本は40nm(2008年頃のIntelの水準)か...。

世界先端が10nmとか7nmとか言ってるのに国内が軒並み40-45nmくらいで驚いた。こんなに凋落してたのか

日本の先端ロジックはいまでも40nmが現役なの?設備投資何年してないんだ。ルネサス車載カスタマイズで生きてくしかないイメージだけど。

この手の専門的な話の中、プロセスルールという目立つ見出しを混ぜ込まれるとこう反応してしまブクマカ達の気持ちも分かるが...

例えばルネサスの主力製品であるフラッシュマイコン場合今日の先端プロセスといえば28nmの事でありその28nmノードフラッシュマイコン世界に先駆けてリリースしたのは外ならぬルネサス自身である

タワージャズに関しても同様でCMOSイメージセンサの40nmといえば先端プロセスといって差し支えない線幅であろう。彼らが衰退したのは先端プロセス競争に敗れたからではない。

そもそもこれらの製品スマホPC向けのアプリケーションプロセッサに比べプロセスルール競争力に及ぼす影響はずっと小さいのだが)

 

半導体製品プロセスルールというのは製品カテゴリが異なると全く意味合いの異なるものになってしまうのは業界常識だが、

この増田がある意図を持ってこうした書き方をしているのか、それとも門外漢であるが故なのかは分からない。

しかし、日本を支える論客たるブクマカ諸氏には他の情報源を当たったうえでコメントしてもらいたいものだ。

日本半導体産業擁護する気は毛頭ないし、むしろパッとしない現状を憂いているのは私も同じね。念のため)

日本半導体産業についての話_その2

https://anond.hatelabo.jp/20200813115920

上記記事を書いた増田です。外出して戻ってきたらまさか100ブクマ越えだったんで、調子に乗って続きを書きます

イメージセンサー

ソニーセミコンダクタソリューションズグループ

要するにソニー半導体事業部。金額ベースイメージセンサー世界シェア50%を超える王者

裏面照射型や積層型といった新技術世界に先駆けて開発しており、技術・規模両面において市場リードしている。

ただし、スマートフォンデジカメハイエンド品がメインなので、数量シェアでは過半数を下回る。

また車載向けではシェトップではなく絶対的王者といえるほどその地位は安泰ではない。


熊本テクノロジーセンター

ソニーイメージセンサーの基幹工場。初めからイメージセンサー向けで建てられたという特徴がある。

イメージセンサーの主流がCCDからCMOSに切り替わるタイミングでの大規模投資が功を奏し、近年では珍しい日本企業電子デバイス分野での覇権獲得につながった。

長崎テクノロジーセンター

みんな大好き、SCE久夛良木さんがPS3で夢を見てCell Processor量産のために大規模投資をした工場

もともとハイエンドプロセッサ向けの工場だったのだが、PS3爆死のあおりを受けて設備投資が中断。

ソニー本体が65nmまででプロセス投資凍結 → 東芝へ売却 → ソニーによる買戻し → イメージセンサー工場に転換という数奇な運命をたどる。

大分テクノロジーセンター

もともとは東芝の先端ロジック半導体製造の主力拠点

これまたPS3GPUであるRSXの製造担当していた。ソニーイメージセンサーの規模拡大のために東芝から買収。

山形テクノロジーセンター

もともとはNECの先端ロジック半導体製造拠点製造品目としてはWii / Wii UのCPUが有名。

NECロジック半導体部門分社化したNECエレクトロニクスが旧ルネサス合併後、日立系との勢力争いで非主流派となり、工場閉鎖が検討されていたところをイメージセンサー製造能力拡大を図りたいソニーが買収することになった。

こうしてみると、ソニーイメージセンサーシェア拡大には競争力のなくなった各社のロジック半導体工場の買収が大きく寄与していることがわかる。

最も、製造品目の転換にはデメリットもあって、最初から専用工場として建てられた場合に比べて効率が劣る部分があるのだ。

例えば、半導体の配線材としては銅が使われているのだが、金属汚染を避ける必要があるため工場内のレイアウトはそれを考慮されている。

ところが先端ロジック半導体では10層以上使っており配線工程が多いのに対して、イメージセンサーでは3層程度だったりするので、工場をそのまま流用すると製造装置の配置で効率が悪くなる部分が出てきたりするのだ。

パワー半導体

ごめん、ぶっちゃけパワー半導体は詳しくない。三菱電機東芝富士電機あたりが主なプレーヤー

現状では売り上げ、技術ともに世界上位だとは聞いているが、懸念点はある。

彼らは国内自動車メーカー重電家電メーカーに納めるモジュール向けに生産しているのがメインで、半導体メーカーとして世界顧客積極的に売るという感じではないようなのだ

かつての総合電機本体が自社の家電向けに半導体生産していたのが、国内メーカーデジタル家電のシェダウンで売り上げを落とし衰退したのを見ているだけに将来が恐ろしい。

ドイツInfineonアメリカON semiconductorのようにウェハを300㎜化して外販増やす戦略もとっていないようだし、どうなることか…

非先端ロジック / マイコン / ディスクリート / アナログ

ルネサスエレクトロニクス

かつてはマイコン世界一。旧ルネサス時代日立系・三菱系の製品ラインナップを統合できない間に、NEC系の製品も入ってきて大混乱。

顧客が1社購買を避けるため、一時的には1+1+1=3になっていたが、現在はいいとこ1+1+1=1.5程度ではないだろうか。

民生機器向けのローエンドマイコンではPICAVRを有するMicrochipの攻勢を浴び、ハイエンド品ではArmベースで開発しやすさをうたうST Microの攻勢を受けて苦しい状態が続く。

ちなみにアナログ半導体でも日本最大、世界シェアでTop10位置する。さすがは日本代表する半導体メーカー

とはいえアナログ半導体については国内工場ガンガン閉鎖したため、ぶっちゃけ国内製造している割合は大きくなく、買収した米国の旧Intersilの寄与分が大きい。

東芝

電子工作雑誌トランジスタ技術に乗っているような個別半導体を今でも作っている貴重な日系メーカールネサスが古い工場ガンガン閉鎖してほとんど個別半導体から手を引いたため、

ちょっとした単機能部品を使おうと思うと日系メーカーでは東芝がほぼ唯一の選択肢となることも多い。

アナログディスクリート部門の売上自体NANDを作っているキオクシアに比べて規模が小さく地味な存在ではあるが、個人的には頑張って製造を続けてほしいと思っている。

ローム

何かと癖のある京都メーカー。かつてはデジタル家電向けにカスタムICを作り高収益企業として知られていたが、最近ではそうでもない。

とはいえ車載向けの比率を増やしたり、沖電気半導体事業買収 / ヤマハから工場買収といったように経営的にはいろいろ模索している。

総合電機系の半導体メーカーが軒並み没落する中で、大崩れせずに生き残っているあたりはさすが京都系というところか。

なお、独自の社風は業界内でも有名。技術を身に着けた男性社員転職して出ていかないように、地元京都女子社員顔採用してお嫁さん候補としている等の都市伝説あり。

ちなみに筆者は就活生であったこローム選考書類を送ったのだが、他社では聞かれたことがない出身中学校を教えてくれと追加連絡があり、返信後にお祈りされるという謎の経験をしている。

■ TI

アメリカ代表する世界最大のアナログ半導体メーカー。半世紀くらい前から日本拠点を構えている。外資系のためドライな部分があるようで、工場老朽化すれば容赦なく閉鎖している感がある。

主力工場は旧Spansion (AMD富士通が合弁で作ったNORFlash memoryの会社)から買収した会津若松工場

小規模な工場が使われることの多いアナログ半導体では珍しく先端品同様300㎜ウェハを使った大規模工場だぞ。さすがはアナログ王者といったところか。

ON semiconductor

アメリカの電機メーカーMotorola半導体部門のうち、アナログ / ディスクリート部門分社化三洋電機半導体部門を買収。

日本にもそこそこの規模の工場や開発拠点を有しているが、気がかりなのは将来性。リクナビを見る限り、あまり積極的人材採用してる感じじゃないんだよな。

定年等の自然退職分の補充だけというか。日本進出している外資でも、Western DigitalMicronは割と積極的採用投資している感じなのだが、同じ外資でも方針が分かれるのだろうな。

デンソー

トヨタが日系半導体メーカーの衰退に危機感を覚え、自前の開発リソース強化を決断グループ半導体開発のリソースデンソーに集約。

富士通から工場を買収したり、東京設計拠点を開設してルネサス等の大規模リストラ失業したエンジニアを引き抜きしたりしている模様。

筆者の同僚も1人ここへ転職していった。

ファブレス半導体

■ ソシオネクスト

富士通Panasonicの先端ロジック半導体設計部門統合してできた日本最大のファブレス半導体メーカー

デジタル家電画像処理に強みを持つのだが、台湾勢とのガチ競合を避けるために若干ニッチシフトしている感がある。

富士通と旧Panasonic拠点が併存しており、社内文化の融合はあまり進んでいないとの噂。

メガチップス

任天堂関連銘柄最初からファブレス創業した日本では珍しい企業大阪地盤だが、旧川崎製鉄半導体部門を買収して関東にも拠点を確保した。

ソシオネクスト誕生するまで日本最大のファブレス半導体メーカーだった。

ザインエレクトロニクス

日本ファブレス半導体メーカーといえばかつてはここが一番有名だった。カリスマ社長創業して、講演会や本の出版も盛んにやっていた。

デジタル家電で急成長してリーマンショック前には200億くらい売り上げがあったのだが、今では30億くらいに落ち込んでいる模様。

ある程度年齢を重ねて思うのだが、経営者がメディア積極的露出する会社経営に割くべきリソースを浪費しているような気がする。

筆者も大学生のころは意識高い系だったので就活の時にはこの会社を志望していたのだが、今思えば採用されなくてよかったと思っている。

その他

日亜化学

LED大手。売り上げでは日系半導体メーカー上位だが残念ながら筆者は詳しくない。

シャープ

10年ほど前までは世界ランキング20位くらいに位置していたが、

最近はあまり開発リソース設備投資がされていないようで存在感があまりない。

EPSON

まりよく知らない。そこそこ(数百億)事業規模ある模様。

日清紡

本業は繊維メーカーなのだが、最近はなぜか半導体メーカー出資をしている。

オーディオファン知名度の高いオペアンプで有名な新日本無線や、電源ICを作っているリコー半導体部門を買収している。

ミネベアミツミ

アナログ半導体一定リソースを割いている模様。10年ほど前に元になった会社のミツミルネサス工場を買収 / SII半導体部門独立したエイブリックを買収など動きあり

それにしても、エイブリックはあの事業規模でガンガン広告出しているが、費用対効果めちゃくちゃ悪くないだろうか。渋谷看板を見たが主要顧客へのアピールエンジニア採用には役に立たない気が…

トレックセミコンダクター

岡山県アナログ半導体メーカーちょっと前に上場した。

2017-08-12

産業革新機構評価って低すぎない?

たとえばこういうの。

https://twitter.com/tampoposalad/status/894003376811237376

急にタイムライン産業革新機構の話が増えたので何だろう、ルネサス絡みにしては遅い反応だと思っていたら

日経新聞記事にしていたわけだ。でも、これって、産業革新機構がこれまでに全株売却した案件だけで見ると

ほぼ全損が多いということで、これまでに投資した案件の成績が悪いってことじゃないよね。

ほぼ全損までいった失敗案件はもう全株売却しないとならないけど、成功案件は全株売却してもしないで保有を続けてもいい。

まりランダムサンプルではなく全株売却案件だけを見るというのは、かなり偏ったサンプルになっている。

それでも歴史の長いVCだったらまだ新規投資保有案件、全株売却が定常状態になって安定しているので

間中の全株売却だけの勝率を見ても意味があるのかも知れないけど、産業革新機構のような出来て間もない、

しかも時限的な組織で途中段階の全株売却案件だけ見ても運用能力評価はできないでしょう。

というか、間違った評価ができてしまう、の方が正しいかな。



それに、こういうファンドは100発100中とはいかないのでトータルでの運用成績が重要だけど、

再生分野についてはルネサスエレクトロニクス

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF20H0G_Q7A620C1EE8000/

海外PE分野についてはランディス・ギア

http://www.incj.co.jp/investment/deal_021.html

https://jp.reuters.com/article/landis-toshiba-ipo-idJPKBN1A405V

そして、日経記事VC分野でもピーチ・アビエーション

http://www.huffingtonpost.jp/tatsuya-ishizuka/ana-peach_b_15324240.html

とそれぞれたったその一案件利益でその分野の投資額を半分は回収できそうなくらいの大型のヒットをとばしている。ルネサスにいたっては

産業革新機構の全投資額を一つで回収してお釣りがくるくらい。この3月末時点での保有上場株式の時価評価益1兆2000億円って多くはルネサスでしょ。

それに、投資案件ホームページに載っているけど、いま全株売却をすれば利益になりそうなのがいくつもある。ビジネス環境が良い時期だったことを

考慮したとしてもかなりのものだよ。


この産業革新機構銘柄ピック能力を低く評価したり、あまつさえ実は公金を裏に流すためにわざと実体のないところに投資しているとか、酷すぎない?

年間投資額が多くて2000億程度しかないという日本VC市場や、再生案件単独でまともに取り合わない銀行など、リスクマネー市場へぼいか

こんな産業革新機構必要で、しかもそれでしっかりリターン出しているのに。

2016-02-07

鴻海がシャープ再建で月末に最終契約会長ブランド世界に広める」

http://jp.reuters.com/article/sharp-honhai-idJPKCN0VE17F

レノボハイアール成功した?っぽいし、シャープも鴻海と共に多分ソフトランディングできるんじゃないかと想像してる。

中の人たちは「転勤がー、給料がー、リストラがー」って言ってるだろうけど、気持ちわからんでもない。

でも、東芝とかちょっと前のルネサスとかに比べたら、もう全然マシと考えればやっていけるのではないでしょうか?

2015-08-08

はげもやし顛末

イケダ「あの頃…そう、まだ東京で消耗しているの?とか言ってた頃、そうそう俺が鼻ほじりながら漫画読んで昼から酒を飲んでいた頃、

元同僚たちはその頃、キャリアアップのために必死勉強し、家族のために血眼に働き、将来何かあってもいいようにしっかり蓄財し、

子供に進んだ教育を受けさせ、ヒーヒー言いながら住宅ローンを返済し、自己犠牲にしても家族子供幸せのために心血を注いでいたんだなー。

そして何が起きてもそれなりに戦えるようにスキル、人脈、職歴、要するに信頼を重ねてきたんだ。

はっきり言ってそういうのバカにしていたよ。あの日までは。

あの日からもう俺には何にも残ってない、お金も、家族も、毛髪も…。もう高知にすら住んでいない。

結局あの日以後は都会に出ないと仕事ができなくなってしまった。

今や元同僚たちの仕事下請け孫請けみたいなものを、最低賃金ギリギリで受けさせていただいているような状態。

から晩までどころか、次の日の始発まで働いて…。

残業代なんて幻想だったんだな。本当に法律なんて守られていなかった。ルネサスの方がマシだよ。ルネサス戻りたいよ。

ヘロヘロになるまで働いて帰るところが、築50年以上の雑居アパート。誰もいない家。

そして、家賃が払えないから簡易宿泊所に移る予定だ。

悔しいよ。温泉でも掘って遊んで暮らしたいとか言っていた自分が心底恥ずかしいよ。

蓋を開ければ、銭湯すら月1…ははは、辛いよ。

あの日が来ることを薄々感じつつ、何の対策も取れなかったもんなぁ…。

そりゃブログもアフィも無くなるなんて思わないだろ?

2015-04-05

機電系採用したい化学、素材メーカー第二新卒まで枠を広げるべし

機電系が欲しければ、新卒にこだわらず30才くらいまでであれば

第二新卒まで採用枠を広げた方がいいよ。

ルネサスとかソニーとか

半導体家電メーカーが大リストラしてるので、若手の離職者多い。

30位までであれば育てることも考慮して採用枠を広げればいい人材採用できるよ。

採用リクナビネクストとかdodaとかね。

第二新卒については根性がないとか耐性が悪評もあるけど、リストラしてる会社から飛び足す人たちはまともです。

2013-11-10

http://anond.hatelabo.jp/20131109185658

組み込み系の仕事をしている二年目です。

毎日仕事ができなくて凹んでます元増田の2年目が羨ましいです。

研究室では解析アプリケーションを作るのにC,C++,Fortranをいじってました

また趣味サーバの立ち上げやWeb系のJavascriptPHP,Pythonなどもいじっていました。

なんである程度どっちもわかります

で、そんな自分組み込み系の仕事に入ったわけなのですが、

まったく違う。組み込みWebアプリケーション文化が違ったわけです。

ここからはあくまで私の体験ですが…

まず、組み込み系はハード接続図)を読めないと話になりませんでした。

CPUFLASHSRAMFPGACPLDアナログ回路、バッファ、それらをつなぐバス、電源、接点、コネクタスロット、A/D、D/Aなどなど、

これらがどうつながってるか意識しなくてはいけません。SoCとか行っても接続図読めないと意味ありません。

この段階でプリント板の単体検証もしてもらいます

広い話、プリント設計組み込み系の仕事なんですよね。

次に、FPGACPLD設計があります言語VerilogVHDLです。XilinxAltera、Actel等のデバイスに書き込みます

PLDって言うのは言語で書けるハードです。似ているようでCPUと違うので設計にはスキル必要です。

この段階でシミュレーション(modelsim等)をしてもらいます

ここも立派な組み込み系の仕事です。

次にCPUです。言語はC,アセンブラC++です。でもほとんどがCです。デバイスルネサスSHとかです。自分はここで見習いをしてます

CPUに直接入ってくる信号(接点・バス等)もありますが、前述のFPGACPLDから入ってくる信号のほうが多いです。

で、アプリケーションWeb系と何が違うかといえば、ものすごい短期間にいろんなことが起こります

リアルタイム処理っていうのでしょうか。割り込みとか聞いたことありませんか。

要はOSがないので自分でなんでも考えなきゃいけないわけです。

CPU検証はMISRA-Cや専用のカバレッジテストツールで行います

一般的組み込み系の仕事と言われるとここを指すと思います


実際にはユーザーインタフェース設計組み込みに入ります

接点の調整とかLCDパネルとかメンテナンスのツールだとかがないと装置に指令を出せません。

これらにもCPUが入っているわけなので別にコードを書く必要があります組み込み系の仕事です。

さらPLCってのもあります

これは言語でかけるリレー回路です。リレーってのはスイッチです。

スイッチ操作することで接続されている機械操作(電源の入り切りとか)します。

これもCPU,PLD等とは全く違う方式(ラダー)で書きます。十分組み込み仕事です。

最後に組み合わせ評価・試験です。

ユニット試験では通っても、組み合わせ試験で動かないというのは100%あると思います

試験仕事じゃないと思われるでしょうが自分はここも立派な組み込み系の仕事だと思ってます

この段階で確認がとれた後、装置に渡せるようになります

などなど一言組み込み系の仕事といってもいろいろあるわけです。

上の中の2つ3つを仕事に使えるレベルまで持って行くには10年、20年はかかると言われました。

ここで表題の件なのですが、元増田の人は経験8年なので、例えばFPGAを8年やってきてCを書けと言われても大変だと思います

特にその後にWeb系の仕事(これも一言で表すにはいろいろジャンルがあると思いますが)をされてきたとのことなので

いろいろとあったのだと思います。逆にずーとやっていた分野のことを任せるといいかもしれません。

まずどんなことをやってきたのか聞いてみたほうがいいと思います

2012-11-28

気楽に個人がお金を貸す時代

最初はどこから始まったか、よくわからない。

私が最初にそれらしいのを知ったのは、

Kiva - Loans that change lives

だったと思う。

アフリカとか、アジアの貧しい農民とかにお金を貸して、彼らを支援しようというものだ。

以前からあった貧困な国々への寄付概念と、

グラミン銀行で有名になったマイクロクレジット

それにIT技術を混ぜたような感じ。

自分寄付おしまい。ではなく、自分が貸したお金がどのように使われたかを知ることができてなかなか面白い

んでもって、別に善意のためじゃなくてもいいし、相手は貧しい人じゃなくてもいいじゃん。

普通に先進国の人だってお金借りたいだろ。

んでもって、利子返してもらえば儲かるじゃん。

銀行とかサラ金がやってたのを中抜きして、人件費からないシステムにしたら儲かるんじゃね?

ってできたのが、

Personal Loans and Online Investing - Peer to Peer Lending - Prosper

Zopa UK Loans - Get a great rate loan from Zopa Lenders

のように思う。

これはマイクロファイナンスって言うのかな。

んでもって、やっぱりクレジット借金地獄みたいな奴には金貸したくねーな。

せっかくだからもっと世間のためになるようなプロジェクトに金を出したいなってのが、

おなじみの

Kickstarter

CAMPFIRE(キャンプファイヤー)- クラウドファンディング

とかになる。

これはクラウドファンディングだな。

結局は金を借りるのは、人か組織ってわけで、

それが、豊かな人間か貧しい人間か、プロジェクトのためか借金返済のためか、くらいの違いしかないのか。

しかし、みなさん以外と、お金余ってるんですねぇ。

そのうち、ルネサスとか、潰れそうな企業に対する融資税金じゃなくて、キックスターターのように募集するようになるのかもね。

その方がいいのかもしれない。企業を救済するための基準というのが、とてもわかりやすくなるのかも知れない。

2012-06-25

さっさと動けば良いのにな

有機ELテレビソニーパナソニック共同開発合意した。

事業の切り離しと撤退を繰り返す電機業界

今回も遅すぎたか、それとも先手を打てたのか?

エルピーダルネサスの教訓は活かされたのだろうか?

2012-01-02

ルネサスは、ぶち切れてもいい。

http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1112/27/news054.html

 NTTドコモ12月27日富士通富士通セミコンダクター日本電気パナソニック モバイルコミュニケーションズSamsung Electronicsと共同で通信機器向けの半導体を開発・販売する合弁会社設立する契約を締結した。

 新会社設立2012年3月下旬の予定で、各社の出資比率などは未定。これに先立ち、ドコモ2012年1月中旬準備会社「通信20+ 件プラットフォーム企画」を設立する。出資金は4.5億円で、ドコモが全額出資する。代表取締役社長ドコモ20+ 件の取締役常務執行役員 研究開発センター所長の小森光修氏が就任する予定だ。

 ドコモ富士通NECパナソニックモバイルコミュニケーションズの4社は、2009年LTE通信プラットフォームLTE-PF」を開発しているが、今回の枠組みはここにSamsung Electronicsが加わった形となっている。

 合弁会社では、各社の通信技術ソフトウェア技術半導体製造能力設計経験ノウハウなどを集約して省電力かつ小型の半導体を目指す。高性能化が進むスマートフォン向けプロセッサの開発が中心になるとみられる。高速通信規格LTEドコモ20+ 件の「Xi」など)をサポートするのはもちろん、LTE-Advancedへの対応検討する。

参考: 一昨年の、ルネサスノキアの通信技術を買ったときの記事。

http://k-tai.impress.co.jp/docs/interview/20100727_383525.html

 せっかくルネサスクアルコムと戦うためにノキアから通信技術を買っても、元・親会社三星技術提供って。反韓流どうのこうの言っている人は、きちんとこれをたたいて下さい。文化なんかよりも、もっと金を奪われる提携です。

 年末モデルで、日本メーカースマートフォンが上手に作れないことが明らかになりました。遅かれ早かれケータイからは撤退することになるでしょう。結局、こんな半導体を作ったところで、日本メーカーは使うことができず、サムスンを利することにしかなりません。

 ドコモユーザーも声を上げるべき。月々払っているお金が、自分が使いもしない端末・技術に投入されるというのはおかしくないですか? ドコモ土管商売に留まりたくなくって、技術で引っ張っていきたい、のだろうなと思います。『iモード』もう一度、という。

 けれど、スマートフォン半導体を含めて世界共通のデザインになり、かつ、その恩恵で値段も下がる、という路線が見えているのに、消費者として独自技術通称ガラパゴス)を応援する理由はないはずです。「日本ケータイ屋さんは大変だなあー、でも僕・私はiPhoneがあればいいや(画面をなでなで)」な人が大多数なので。

 個人的には韓国会社よりも台湾会社のほうがビジネス戦略的にいいような気がします。例えばこの提携が、サムスンではなくて半導体専業のMediaTekだったら、慧眼を褒め称えたのですけれども。

 
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