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2019-01-06

追記ありコミュ障婚活マッチングアプリ出会い別れるまでの一部始終

この日記対象読者は恋愛経験の少ない30歳以下の男性のみです。それ以外の方は時間無駄なのでブラウザバックしてください。

かにまれることを想像すると恥ずかしさで死にそうですが、何らかの形でアウトプットしなければ心が潰えてしまいそうなので、今の心の内を書き残そうと思います

恋愛婚活初心者。2ヶ月間、心の一部を占めていた彼女と別れてしまい、とにかく辛い気持ちでいっぱいです。彼女はとても女性的で、ユーモアに溢れた魅力的な方でした。

出会いきっかけはマッチングアプリでした。4歳年下の彼女毎日メッセージを交わすこと約2週間。彼女提案で実際に逢ってみようという話になり、その後はおよそ週1回のペースでデートしました。4度目のデート自分から告白をしてOKを貰い、一緒にマッチングアプリを退会し、手を繋いで駅まで歩きました。幸せなひと時でした。

しかし、5度目のデート彼女に会うと、彼女は終始退屈そうでした。微妙空気のまま、4時間足らずで解散。その2日後、彼女からLINEで、やっぱり告白OKしたことは取り消したい、と言われました。敢えて気にしないようにしていた、彼女が別れ際に放った「お疲れ様でした」という言葉違和感が、頭に蘇りました。

彼女最初最後電話しました。なぜ取り消すのかと理由を尋ねると、今はやはり自分趣味に集中したい、というような意味のことを言いました。実際に彼女は多趣味で、宿泊旅行を含む予定や様々な友人との約束が頻繁に入っており、忙しそうでした。無論、単にそれらに優先するだけの魅力が僕になかったことを、オブラートに包んで伝えてくれたのでしょう。恋愛偏差値低めな僕のことをあまり傷つけず、後腐れなく(彼女にとってもリスク低く)別れられ、告白OK自体を無かったことにすることで「元カレ」という立場さえ与えない、という言葉選びの巧みさに彼女らしさを感じました。彼女は文才に恵まれるとともに、相手の心を慮ることのできる、とても知的な方でした。そんなところが好きでした。

彼女は、電話で「本当に良くして頂いて」と僕に言いました。これが真の理由なのかもしれません。僕は、彼女の行きたいであろう場所デートスポットとして提案し、ディナーの予約では彼女の苦手なものを先立って抜いてもらうようお願いし、それらの代金も全部持っていました。結局のところ、いい人だけど、それだけだったのでしょう。彼女との距離を縮めることではなく、上手に “接待” することが目的になってしまっていたのかも知れません。彼女は、最後まで僕に対して丁寧語でした。

今の僕の気持ちは、彼女を失った喪失感もさることながら、自分否定されてしまったという挫折感(人間としての魅力の無さや、彼女ときめきを与えられない男性としての魅力の無さ、という、自分でも漠然と分かっていた事柄を明確に突きつけられたことによるショック)、2ヶ月間彼女のことだけを考えてきた努力が無に帰してしまったという徒労感(これは僕がもうすぐ30歳を迎えるという婚活に対する危機感から来るものだと思います)、そして、最後デートでの自分ちょっとした言葉選びや態度が彼女の心を閉ざしてしまったのだろうなという反省と後悔が大きな部分を占めています

最後デートで、僕は何を誤ったのか。自分の中にはいくつか心当たりがありましたが、それらが正解なのかどうか、分かりません。堪えきれずに電話彼女にも聞いてみましたが、はぐらかされてしまいました。もしかすると、最後デートに来た時点で既に彼女の心は決まっていて、僕にそれとなく気づかせるために敢えてそっけない態度を取っていたのかな、とも思います。これまでパンクチュアルだった彼女が、最後デート理由なく10遅刻して来たことの違和感を、僕は今まで見過ごしていました。

最後電話を終えた後、僕は彼女LINE非表示しました。結局一度も使われることがなかったメールアドレスや、一緒に撮った写真などのデータは、普段目につかないところにバックアップしてから削除しました。全てを完全に削除する勇気は、まだありません。彼女クリスマスプレゼントしてくれたマフラーは、どうすれば良いのかわかりません。身に着けてみると、彼女と一緒にいるかのような多幸感を与えてくれていたはずのマフラーが、今は自分の首を絞めてくるかのようです。

幸いなのは彼女LINE以外のSNSで繋がっていないことです。彼女が何をしているのか、これからどうするのか、全く分かりません。いつか彼女マッチングアプリで再び出逢ってしまったらどうしよう、という一点だけが不安です。

ここまでの文章自身客観的に読み返すと、恋愛話としてはあまりにも単調で、ありふれていて、馬鹿馬鹿しい、読んで損した、と思われるのだろうな、と思います。たったの2ヶ月、5回逢っただけの相手だろう、どれだけナイーブなのか、と。こんなレベル失恋高校生大学生のうちに経験しておくべきだったのだろうなとも思います。僕は学生時代自分趣味を優先してしまった(あるいは、それに逃避してしまった)ばかりに、仕事ではそれなりに成功したものの、十分なコミュニケーション経験を積むことができず、恋人はおろか友人さえ両手で足りるほどしかいません。その代償を今払っているのだと思いますが、結婚というゴールに至るまでにそのツケがどれ程残っているのか分からず、ただひたすら怖いです。何遍こんな辛い思いを繰り返さねばならないのでしょうか。人間的魅力、男性的魅力とは何なのか。この答えを見つけて自分を磨かない限り、何度やっても同じ結果になる。そのことに薄々気づいてはいますが、今から何をしたら良いのか見当がつきませんし、相談できるような人もいません。一方で、誰かがありのままを受け入れてくれるのではないか、という甘い期待をしている自分がどこかにいて、そんな向上心のなさに自己嫌悪を覚えます

気持ちを切り替えて前に進もうと、再びマッチングアプリ登録しましたが、このままのやり方で相手が見つかるのか、分かりません。いいね!が来ると、一瞬だけ自己肯定感回復して彼女のことを忘れられますが、メッセージの返信が1時間来ないとひどく憂鬱になる、というジェットコースターのような気持ちの揺れが続いています。この3日間は、彼女のことを考えたり、泣き腫らしてしまったりして、夜は殆ど眠れませんでした。月曜日から仕事ちゃんと勤まるのか、心配です。

文章をしたため、推敲に集中することで、心が整理されて少しだけ楽になりました。この日記を公開するのは、こうして経験を共有することで誰か1人でも人生の参考にしてくれれば嬉しい、という承認欲求の現れですが、彼女にいつかこ日記を見つけて読んで欲しい、という僕のとても幼いエゴのためでもあります今日だけ、悲劇のヒロインのように振舞うことを、どうか許してください。エピファニーのこの日に、あなた人生がより幸せものになることを祈っています。僕も幸せになれるよう頑張って生きてゆきます

《2019/01/07 追記

想像していたよりも遥かに多くの方に読んでいただいたようで、ありがとうございます。数箇所、表現を微修正しています

多くの方に励ましやコメントをいただいて、涙が出ました。また、このような極めてプライベート事柄コンテンツ昇華することについて、彼女には(当然ながら)何の断りも入れていないので、彼女のことは非難しないであげてください。あくまで僕の主観をもとにした記述です。

敬語を使っていたのか、というご指摘について。すみません、これは「丁寧語」と書くべきでした(本文は直しました)。ただ、僕から彼女へは徐々にフランクな口調へ移行していたつもりなのですが、彼女最初メッセージから最後電話まで殆ど丁寧語さん付けのままでした。2、3度目のデートで「そろそろやめよ?」とか「〇〇って呼んで欲しいな」というように伝えても良かったかな、と思っています。この反省は “次” に生かします。

無理に結婚しなくてもよいのでは、というご指摘について。幸い両親や親戚からプレッシャーは無く、少し前まで僕もそう思っていました。ただ、先輩や同期の子供たちを見ていてとても愛しく思うのと、やはり両親には家庭を持ったところを見せて安心して貰いたいな、という想いが高まり婚活を始めました。踏むべきステップがもう少しあるのではというご意見も当然あるかと思いますが、残された時間もそう多くはありません。もうちょっとだけ、このまま頑張ってみたいと思います

エピファニーきもい、というご指摘について。夜のテンションで書いたので、ごめんなさい。

《2019/01/07 追記 その2》

自分ブログでは400ブックマークも頂いたことがないので緊張しています。誰にも自慢できないのが残念ですが、自己肯定感が満たされる上に色々な観点からコメントを頂けて勉強になる増田は素敵ですね。このためにはてなIDを取得した甲斐がありました。でも、本当に彼女の目に触れてしまいそうです。

文章に書き下して客観したこと想像以上に気持ちの整理がつき、一晩寝たら何故あんなに悩んでいたのか既に分からなくなりました。マフラーはただの熱を帯びる布に戻り、寒い思いをせずに出勤して仕事始めができました。それなりに高級なもののようなので、この冬は大切に使わせてもらおうと思います

5回しか逢っていない女性と別れて泣くのは重すぎる(anond:20190107082818)、というご指摘について。僕自身、こんなに感情が揺さぶられたのは久々なので驚いています対象読者以外の方には青臭すぎて理解できない、ということかと思います。ちょうど長期休暇の時期だったので、仕事に逃避できず考え込んでしま時間が長かったことも、熱量が高くなってしまった一因かなと思います。この日記で伝えたかったのは、人生選択肢を広く持つためにも対象読者の皆さまは同じ思いをしないで済むように早めに動き始めた方が良いよ、ということです。また、自己憐憫というご指摘は、悲劇のヒロイン自分でも書いている通りで、反論余地がありません。「彼女にいつかこ日記を読んで欲しい」と書きましたが、僕が彼女立場だったら「やっぱりこいつと別れて正解だったな」と感じると思うので、全体的にはご意見同意します。

マッチングアプリよりも結婚相談所の方が向いているのでは、というご指摘について。選択肢として考えてはいますが、なにぶん口下手なのと、経験値がモノを言う分野だと思っているので、いきなり限られた数の相手と対面からスタートするお見合い婚活パーティーの類よりも、多数の相手と事前にメッセージで相性を確認しつつ関係性を深めてから逢えるアプリの方が向いていると現時点では考えています。実際に、アプリではかなり幅広くマッチングさせて頂いていて、色々なバックグラウンドの方とメッセージを交換することで雑談力や話題ストックが鍛えられました。また、彼女と初めて逢ってから告白するまでの間に、他の女性電話をしたり、お逢いしたりしたこともありました。所謂同時進行なので、これを快く思わない方がいらっしゃるであろうことは承知しています綺麗事かもしれませんが、その方々とお付き合いする可能性がゼロだったわけではないということをご理解いただければと思います告白後には同時進行は一切していなかったことを念のために申し添えておきます

業者サクラだったのでは、というご指摘について。これは明確に否定しておきます。月定額数千円のマッチングアプリで、相手と5回も真面目にデートしていたら大赤字です。少なくとも、彼女デートプレゼントに費やしてくれた時間お金はそれ以上です。

セックス(しようと)しろ、というご指摘について。相手意識させろ、という意味であれば、「最近スマホ変えたんだけど、これ凄く綺麗に撮れるから一緒に撮ろ!」と言って肩を寄せてセルフィー、という程度のボディタッチはしていました。このあたりもやはり経験値が求められる感じがあり、自然にこなせるようになるまで時間がかかりそうです。艶のある話をしろ、という意味であれば、殆どできていませんでした。あるいは、もっと直接的な意味で仰っているのであれば… それは、告白する前段階で相手にそこまで想って貰えるほどのルックステクニックセクシーさを持った方向けの助言なのかな、と思います

あと、文章を褒めてくださる方もいらっしゃって、驚いています普段技術書しか読まない完全な理系なのですが、恋愛表現力を高めてくれるのだなと思います

《2019/01/07 追記 その3》

様々な方にご助言いただけて大変嬉しいです。ついに追記パートの方が長くなってしまいました。

仕事を終えて皆さまのブックマークコメントを読んでいたらどんどん冷静になってきて、本文の自己陶酔感が恥ずかしくなってきました。昨日書いた文章のはずなのに、中学生時代ノートを開いてしまたかのような感覚です。「彼女を失った喪失感」などと書きましたが、僕の中の彼女への気持ちは、まださほど大きく育っていなかったのだ、涙の理由は全く別のところにあったのだと、改めて気づかされました。

「人としてはいい人だし、真面目そうで色々な条件も合う…清潔そうでもある…けどセックスする気になれない!!みたいな人かなと思う」(anond:20190107131655)というご指摘について。女性目線でのコメントありがとうございます。かなり腹落ちするご意見でした。ただ、これを単に相手との相性の問題として片付けてよいのか、あるいは男性的魅力の底上げ必要なのか、必要なのだとしたらどうすればよいのか… など悩みが尽きません。この観点で今行っているのは香水を付けることくらいです。僕は嗜好などに女性的な面があるので(文章にすると気持ち悪いですね)、アピールを抑えめにしようかな、とか、美容室へ行って髪型を変えてみようかな、などと思いました。結婚相談所だとアドバイザー女性の方にこういうカウンセリングもお願いできたりするのでしょうか。お勧めしてくださる方が多いので真剣に考えたいと思います

自分にばかり原因を求めるのは良くない、というご指摘について。改めて冷静に考えると、彼女デートで少し選択肢を間違えたくらいで一旦OKした告白を急に取り消すほど非常識な方ではなかったかなという思いに至りました。影響力の強い身内から年末年始に「長男は止めておけ」と言われたとか、如何ともしがたい外的要因の可能はいくらでも考えられそうです。そう思うと、また少し気が楽になりました。

結婚をゴールと捉えない方がよい、というご指摘について。少し表現が雑でしたが、結婚(書類を提出する作業)の前後連続である、ということは理解しているつもりです。

《2019/01/07 追記 その4》

anond:20190107162510説明に、すごく納得しました。彼女の話ぶりとも完全に当てはまっているように思います。そういうことだったのか、と感動して思わず泣きそうになりました。彼女は、正式に付き合うことになれば僕の接し方が変わるのではないかと期待していたのですね。こういったことが直感的に理解できていないことがコミュ障たる所以なのだろうと思います言語化していただいたことに感謝します。そのまま引用させていただきます

彼女は多趣味で、宿泊旅行を含む予定や様々な友人との約束が頻繁に入っており」ってあるけれど、友人が多い人は「旅行に行くときはこの友人」とか「悩んでいて話を聞いて欲しい時はこの友人」というようにどんな友人かによって付き合い方を変えていると思う。増田デートしているときに、増田がどんな人か知りたかったけれど、尽くしてくれるばかりで人となりがわからずに、どんな付き合い方をすれば良いかからなかったんじゃないかな。それを彼女なりに表現したのが「本当に良くして頂いて」なんだと思う。人となりがわからいから、イマイチ打ち解けられずにずっと丁寧語だったんだと思う。彼女は同じ人と深く付き合うよりも、多くの人と浅く付き合いたい。もう彼女がそういう人間関係を構築してしまっているので、今更変えられない。一方で、増田もっと彼女と深く付き合いたかった。

彼女上記のようなことを直感にわかっていたけれど、うまく説明できなかったんだと思う。もしくは、わかっていたけれど、詳細に説明するには彼女のことをいろいろと話さないといけないので、デートを5回しただけの相手にそこまでしたくなかったのかもしれない。

《2019/01/07 追記 その5》

5回しか会ってない相手に対して距離感がおかしいのでは(anond:20190107183800)、というご指摘について。彼女への思い入れで泣いていたわけではなかったことは上の追記に書いた通りです。なお、対象読者以外の方は「5回デートした相手に振られた30歳男性」を「生まれて初めてちゃん告白した相手10日で振られた15歳高校生男子」くらいに希釈してお飲みいただくと良い塩梅の甘酸っぱさになるかと思いますので、お試しください。

ひとまず、この記事更新はここでおしまいにしたいと思いますアドバイスコメントをくださった皆様、本当にありがとうございました。大きな進捗があったらまた投稿させていただきます

《2019/01/08 追記

サイドストリーを書きました。

コミュ障の初恋。片思い6年間の一部始終

死にたい

 死にたいと言う人が僕の周りにいた。その子23歳の風俗嬢だ。なぜ死にたいのか聞いてみたら、もう充分に生きたか死にたいのだと言っていた。風俗で働いているのは自分葬式代と親に少しばかりお金を残すために働いてるそうだ。500万貯金ができたら死ぬ。僕はその考えを否定することはできなかったし、どうすることもできなかった。

どうせ人間死ぬ。なら早く死んでも同じなのかもしれない。それでも多くの人は生きることに何かしら意味を求めて生きている気がする。目的を見つけてそれに向かって努力をする。

10代の頃、自分は何かを成し遂げるために生まれてきたんだと信じていた。誰かに言われたわけでもないのに肩に力を入れていた。

20代後半になって、たまに漠然とした将来への不安を感じる時がある。その時は現実逃避するために映画小説を読んだりする。

現実と向き合うと参ってしまうから。肩の力を抜いて生きてるくらいが調度いい。

2019-01-05

あるエンジニアマネージャーの今後について

エンジニアマネージャーとして仕事をしている。

チーム体制1on1評価アジャイル推進、また、プロダクト寄りになると開発ディレクションをやっている。

今まさにキャリアについて悩んでいる。

体制は整えて、まだまだな部分もあるし、今後大きくなっていくであろうエンジニアグループを引っ張る役として

やっていきたい思いはある。ただ、会社事情的にも、僕の役職的にもすでに上はあるけどないとの一緒で、

1プロダクトに対してのみの裁量しかない。他のプロダクト、全体を考えた人事権などはない。

そしてこの事実はそう簡単には変わらない。

んじゃあ、これから僕なにするの?ってのが今一番悩んでいる。

チーム体制そもそもある程度整えていて、自己組織化できつつある今、僕がやることをないのではないか

そう考えてしまう。(やることあるのはわかっている)

エンジニアとしてやってきて、マネージャー/リーダーに抜擢されて、この数年間がむしゃらにやってきた。

炎上はしたけど、みんなで切磋琢磨した時のやりがいは半端なかった。

マネージャーになった時は技術コードにふれる時間が少なくなって、悩んでいる時もあったけど、

コードプライベート仕事マネージャーで割り切ってきた。

そのマネージャー仕事に対して今未来が見えなくて不安だ。

会社が大きくなってきたことによるベンチャー感の喪失もあるのかもしれない。

自分がなにをやりたいのか、将来なにをしたいのかがここに来て、まったく見えなくなってしまった。

僕どこ目指してるんだろう。

もの作りは楽しいコード書いている動いた時の喜びは今も変わらず感じる。

ゲーム作りたいの?VRしたいの?なんかサービスしたいの?

エンジニアマネージャーで今後なにをしたいの?

④今のプロダクトでエンジニアリーダーからディレクタープロデューサー目指す?

起業したいの?

うーん、なるほど。

正直な話、役職の話ではない気がする。将来に対する漠然不安なのかな。

このままサラリーマンエンジニアとして一生やっていきますか。っていう。

んじゃあどうすればいいんよ。自分価値ってなんなんだよ。

anond:20190105153843

数多くの男たちにトラウマ植え付けた作品やで

過去に生きることは、目の前で移り変わる一期一会の季節を味わうことも忘れさせ、新しい後悔を重ねるだけや

今目の前にあるもの、今身近にいる人、今すべきことを大切にしていれば、全然別の人生があるかもしれないのにな

目の前にいない人や物を乞う・焦がれることを執着というんや

ただ漠然と「彼女を忘れられない」と思ってLINE送ったりと彼女気持ちを向けるのもまぁべつにいいと思うけど

なんで彼女に執着するのか、その理由が本当に彼女を想ってのことなのか、自分自身の生い立ちとか愛着不足とかによるものじゃないのかとか

一度とことんまで掘り下げて考えてみたらどうや?

チキンメンタルにはきついだろうけど、案外根っこの方にいるのは彼女じゃなくて、まったく別のもっと大切なものかもしれない

2019-01-03

「本当に諦めて刺身タンポポ乗せたほうがよいのか」について

https://note.mu/kotofurumiya/n/n31d401fce782

多分記事執筆者コメントつけてる増田レベルが高すぎて、世間一般言語能力ってもの理解してない。この場合言語能力ってのは、別に小説風の気の利いた文章を書く能力や、BlogでHit数を稼ぐ能力、あるいは豊富な語彙なんかを指し示す漠然とした「すごい能力」ではなく、自国語を用いてなんらかの論理を伝達したり受け取ったりする能力だ。

 例えば中学教科書から引用した「幕府は、1639年、ポルトガル人追放し、大名には沿岸の警備を命じた」の一文と、「1639年、ポルトガル人追放され、幕府大名から沿岸の警備を命じられた」の一文とが同じ意味かどうかを尋ねたところ、「同じ」と誤答した中学生は約43%を占め、高校生でも約28%が間違えた。

上記のようなニュースにもなってるようなレベルで。このニュースアンケートテストなどの方式なわけだから自国語の塊を音声じゃなく文章という視覚で把握できる上に、ある程度時間をかけても許される環境でもこのような数値が出てしまっている。つまり日常会話においてはもっと多くの人が、もっと劣悪な能力で生きている。

ごく普通のそこらにいる一般人において、会話における(つまり日常に用いる)言語コミュニケーションとは、感情伝達がメインだ。つまり会話の内容に関係なく、対話者がいま機嫌がいいのか悪いのか、どんな反応を欲しがっているのかを伝える/受け取るのが主な役割情報量が少ない(というか、情報量という概念がほぼない)。何らかの意味を伴うコミュニケーション、例えば待ち合わせ(時間場所が伝わらないと困る)も多くの場合テンプレート化されて含まれ情報の種類が決まっている。――この2種類程度の言語能力一般的な人間は十分に社会生活を送ることができる。

もうちょっと高級な、つまり情報量の多いコミュニケーションにおいても、その一連の塊から単語抽出して脳内補完意味類推するくらいが一般人の平均レベルだ(単語抽出レベルなので、「AがBにCされた」と「AがBにCした」は同じ意味だと理解されてしまう。ABCという登場単語が同一だからだ)。

でも、プログラミングにおいてこの言語感覚は致命的だ。機械入力者の感情を読み取って忖度してくれないし、登場単語が同じでも構文(つまり論理係り受け)で意味は全く違うものになってしまう。つまりはなんてことはなく、「プログラミング能力が低い/伸びない初学者がいる」わけではなく、それ以前の段階で「自国語さえも論理記述レベルで使えてない人間過半数」というだけなのだ

彼らの多くはそれで日常問題なく過ごせているし、「AがBにCされた」と「AがBにCした」が「違う意味を指しているその価値」が理解できない。日常の交友関係では、AとBのどちらが悪者対話者の口調や顔色で自明から助詞を的確に使う習慣そのものが、無い。

はてなコメントしてるひとは、そこの部分を甘く見すぎてるようにみえる。それはプログラミングあるいはプログラミング教育問題じゃまったくないんだよ。だからプログラミング教育をどういじったところで全く解決されない。

2019-01-02

anond:20190102092653

前にラジオで、周りと比較して落ち込むし嫉妬してしまうのをどうしたら良いのでしょうか、の投稿に対して「自分に期待しすぎ」って返されててハッとしたよ。

自分も周りのすごい人とか頑張ってる人を見て凹む事が多くて辛かったんだけど、それ聞いてから自分が実際やれてるのはこれ位で、こういう人間だしな」って一度把握してから楽になったよ。あとは漠然とがんばる、とか何かやる、じゃなくて具体的な目標と期間決めるのも有効だった。

自分比でどれだけやれたかで見てったらどうかな。周りと比較してたら、世界一にならない限り収まらないのでは。

追記

なんかのびてる?っぽいので補足すると、確かジェーン・スーさんのラジオだったはず。いつの何のやつだったかは覚えてないすまん。

[] #67-6「年越した四股使途(意味不明)」

≪ 前

「それよりもさ、『マホ使』観ようぜ。歌ばっか聴いてるより、こっちのほうが面白いじゃんか」

魔法使いじゃありませんわよ!』かあ。

資金を持て余した貴族令嬢が、子供の頃の夢だった魔法使いになるのを夢見て、様々な“魔法使いっぽい”ことを大げさに実現する。

……という設定で長年続いてる、年末番組風物詩だ。

近年では超能力者の躍進や、魔法少女アンドロイドなどの影響もあり、マンネリどころか更に面白くなっているとさえ思う。

しかし、気がかりなこともある。

「でもなあ、善良な市民団体の声がなあ」

兄貴はそういうの気にしすぎだって

そうは言っても気にもするさ。

善良な市民団体は、最近では特に力をつけている。

特に中東の国に武力介入して鎮圧してしまったニュースは衝撃的だ。

その国の宗教にまで口出ししてブルカニカブ廃止させた時は、いよいよここまで来たかといった感じだった。

噂では、魔法少女アンドロイドを作った大手ロボット企業戦争をするという話もある。

この『マホ使』が種火になるんじゃないかと思うと、気が散って素直に観ることができない。

とはいえ掃除が終わったら観てもいいと言ったのは俺だ。

弟は言われたとおり掃除を済ませたのだから個人的感情はともかく見せてやるべきだろう。


「……ん?」

ふと、弟の掃除スペースに目を向ける。

よく見るまでもなく、まるで終わっていないのが分かった。

「おい、弟よ。まさか“アレ”で掃除をしたって言い張るつもりじゃなかろうな?」

だって、年越したじゃん」

「……は?」

「“年末から”やってた大掃除だろ。つまり年を越した時点で『年末大掃除』じゃなくなる」

かに時計を見ると、既に新年を迎えている。

だが、そんなのは大した理屈じゃない。

「言っておくが、『掃除を一生しない』という選択肢があるわけじゃないぞ」

「……」

俺がそう念を押すと、弟は無言で掃除を再開した。

やれやれ、そんな御託をのたまうほど掃除したくないのか。

俺もズボラなほうだが、こいつは筋金入りだな。

まあ弟の主張は理解できなくもない。

そもそもズボラな俺たちにとって、『年末大掃除』というものは“理由”と“目的”が一致していない。

年末から”という理由がなくなってしまった時点で、“掃除をして部屋を綺麗にする”という目的も失われるのだ。

だが、とどのつまり掃除をやりたくない」というのを誤魔化しているに過ぎない。

掃除をしなくていい理由にはならないんだ。


…………

さて、そろそろか。

「じゃあ俺は出かけるが、帰ってくるまでには掃除終わらせとけよ」

年越しの大掃除をやっている弟を尻目に、俺は外出の準備を始める。

「え、今からどこ行くの?」

神社だよ。カン先輩の屋台を手伝う約束してんだ」

元旦仕事? 大企業ですらお休みモードのところもあるのに」

「あれは企業の“ポーズだって元旦に働く必要がないのなら、元旦に休む必要もないだろ」

「ん?……」

「見せ掛けだけ良く見せて社会に媚を売るくらいなら、普通にモノ売ってたほうがマシってことだよ」

「それも、そうか……うーん、なんか言い包められてる気がする……」

「言い包められろ。それに抵抗するほどの理由目的があるのなら話は別だが」

「……はいはい兄貴が帰ってくるまでにはちゃん掃除終わらせるよ」

この世の理由目的なんてものは、俺たちが思っているよりも曖昧だ。

俺たちだってそうだ。

でも、それ自体は悪いことじゃない。

年末からという意味不明理由で、部屋を綺麗にする気力が湧く。

年越し蕎麦や、おせち献立を埋められる。

新年のため神社に人が集まり、人が集まるから屋台で儲ける。

そういう漠然とした理由で十分なんだよ。

年を越そうが俺たちは、俺たちの日常は大して変わらないのである

(#67-おわり)

2018-12-31

友人が結婚する。

おめでとう。また友人が結婚する。おめでとう。また友人が結婚する。おめでとう。


なんだろう。この焦燥感は、いったいなんだろう。胸の奥がザワザワする。それとも、これは虚しさか?

言葉では言い表せない、不思議感覚漠然と胸の奥にじんわりと広がる。

幸福という力で迷いなくそ未来開拓していける人たちはすごいと思う。そのエネルギーが私には、ない。

そりゃ長く悲劇のヒロインは演じていられない、そんな事は知っている。誰にだって幸福ちゃんと訪れる。だってそんな怠惰生活をしていないだろう、実は頑張っているのを知っている。

からいつか「幸せです」とニッコリ笑いながら、大手を振って歩いていかなくちゃならない。それを認めなくちゃいけない。

しか幸せに生きていくことのほうがエネルギー必要なのだ。私がただそう思っているだけなのか?


生活に変化はいらない。ただ普通に、ありきたりにのんびりと生きていけたらいい。

けれど幸せを追い求める人々が、現状に満足ができずに、また新たな未来を切り開いていく。おめでとう。そうやってまた祝福しなくてはならない。

その未来がやがて終わる頃、満足げな顔をして死んでいくんだろう。そんな場所を目指して歩いていくなんて、想像するだけで辛いじゃないか

2018-12-30

早死にするために煙草を吸っている

僕が煙草を吸っているとよく聞かれることがある。

「なんで煙草を吸ってるの?」

単なる会話の糸口として聞かれる場合もあるし、疑問の提示場合もある。ともかく上記の疑問の後に続く文は経験上多くの場合共通していた。

「体に悪いよ」である

この呼びかけに対する返答に僕はひどく困るのだ。

僕は早く死ぬために煙草を吸っているのだ。

ただ、こんな返答をすれば今度は相手が困る番だ。それは僕の望むところでは無いので当たり障りのない嘘を返すことになる。

嘘をつくのはどういうものであれ、僕にとっては蟠りとなる。なので、ここでは何故僕はそのような理由煙草を吸っているのか、吐き出すことにした。

本来であれば墓まで持っていくかチラシの裏にでも書くべきなのだが、僕は墓まで持っていける程の思慮も持ち合わせておらず、最近のチラシはツルツルした紙に両面印刷されているので書きにくいのだ。

前提として僕は特徴のある生き方はしていない。

普通の両親からまれ地元公立小中高校と進み、地元国公立大学を4年で卒業し、東京企業就職した。年齢は30代が見えてきた辺り。履歴書の経歴欄は2,3行で埋まり、「特徴ねえな」と思ったものである

だがこんな人生の中でふと思ってしまったのだ。あと何年も生きることになるのか。と。そんな思考に至ったのは記憶が正しければ高校時代に進路を考えていた頃だった。

この思いは一種のひらめきに似たもので、どのように導き出されたのか自分にもわからない。ただ分かるのは、この漠然としたひらめきは僕にとっては恐怖として解釈されたということだ。

生きることに恐怖を抱いた場合自明解決手段がある。死ねばよいのだ。

ただし人間はそれほど明瞭な思考回路をしていない。人は、パンによってのみ生きるのではなく、必要ものはまだまだあるのだ。そして生きるために必要だったそれらの多くは、死ぬときにはしがらみとなるのだ。

僕にとってそれは家族自分自身であった。家族迷惑をかけたくないし、自殺者の家族という不名誉を負わせたくない。この思考理解が容易だと思う。

問題自分自身だ。あくまで僕は僕の保身の為に一定名誉を保ったまま死にたかったのだ。

改めて文字にしたためてみると途轍もなく独善的であることを認識させられるが、これは僕自身をどう殺生するかの問題だ。独善と詰られようと知ったことではない。

まず思いつくのが自殺であるが、実行後の障壁が多すぎて諦めた。車や電車に身を投げようが高所から飛び降りようが樹海に行こうが、最終的に家族に多大な迷惑がかかる。

なので病気になって死ぬことにした。次善手である。この方法では僕は"不幸にも"病気にかかって死ぬことになるため名誉を失わず死ねるのだ。病気の合間は苦しむことになるだろうが、周囲の同情を買ってくれるのではと打算的に考えている。

それに利己的に死のうとしているのだ。当然の報いであろう。

病気になる方法は色々あるだろうが、摂取する毒が広く売られているのでそれを利用した。それで行き着いたのが煙草である

死ぬには数年から数十年かかるだろうが寿命が縮むのは間違いないだろう。またその期間で両親が他界し、兄弟姉妹結婚していれば言うことがない。

結果として僕は病気死ぬため、ひいては自殺と悟られないよう大手を振って死ねるよう煙草を吸っているのだ。

体に悪い事を知りながら。むしろその悪性を利用して。

僕は結婚はしないだろう。子供を持つことに興味を覚えることはあれ、現実感はないし人の親になる器ではない。

何よりしらがみが増える事を良しとしない。親戚の子ゲームで遊ぶくらいがちょうどいい。

会社の昇進にも興味がない。死のうと思っている人間には煙草を買える分の金さえあればいい。煙草が一箱1000円になれば考えるかもしれない。

このまま働きながら職場喫煙所や自宅のベランダ煙草を嗜み、いつか来る病魔を待ち続け、いつの日にか惨めに僕は死ぬのだ。

2018-12-29

パトレイバーNetflix配信記念。「僕が考えたこんなパトレバーは嫌だ」と「僕が考えた新作パトレイバー

「僕が考えたこんなパトレバーは嫌だ」

・本編から数年後の二課メインメンバーバラバラになってる時間

・南雲さんの昔の男テロをする話

熊耳さんとカヌカは影も形もない

・そのくせ後藤隊長が「俺にはあいつらだけか」とか言っちゃう

イングラム活躍するのは5分程度

・なんかよくわからない哲学的な話が続く

後藤隊長事件を早期解決するために法律ルールを守らない

後藤隊長がもはや超能力レベル事件に先んじれる

・遅すぎたというより早すぎるんじゃないっすかね

・まあけどテレビシリーズでも、伊藤和典が本書いてた遊馬がイングラム三号機でファントムと戦う話の時とか、そんな感じだったから全体的にそういう風潮はあるんかなあ

横手版の小説と、ゆうきまさみ漫画版とかでは後藤隊長にそういう風潮は見受けられないと思うし、なにより作劇の都合ってのもありえるからこの路線で責めるのはやめとくか

後藤隊長が明らかに南雲隊長のことが好き

・まあけど二人でラブホテルに泊まるのが嫌か嫌じゃないかといえば僕は、いい52、いや48ぐらいの価値観だし、まあこの辺から責めるのもやめとくか

そもそもパトレイバー蕎麦を食べる必要があるんですか?

・けどさあ、それじゃあ太田殺人たかもと怯える話だの、特撮パロディ回だのも、パトレイバーである必要なんてなかったのかなあ

・そうはいうけど、明らかにパトレイバーという枠組みを蕎麦を食べる行為は逸脱すると言っているんだよ

・ふーんまあそれならそれでいいけど、なら逆にパトレイバーでやらないとならない話ってじゃあなに?

・そりゃ…… 春の嵐とか

・おまえそれ、おまえが特定キャラが好きなだけだろ

・ごめん、じゃあ、雨の日のゴマ

・それこそパトレイバーである意味とは? だろ!

・雨の日のゴマはいるだろ! 十選するなら余裕で入るわ!!!! もういい! コーナーの途中でコーナーします! 旧OVATV版と新OVAベストエピソード十選! のコーナー!

・ロングショット、Lの悲劇、特車二課壊滅す、地下迷宮物件、火の七日間、太田惑いの午後、黒い三連星、VS、二人の軽井沢、雪のロンド

・ふーーーーーん、まあ…… まあ…… わからんでもないかな、すらすら言いましたけども

・好きだし。お前のも教えろよ

殿下お手柔らかに

・お前本当にそれが一番目でいいんだな?

・順不同! スキスキ野明先輩

逆張りしてる

・してない! 量産機計画

・これは俺も好き。零式とかピースメーカーよりもAVS98のが見た目は好き

・石和AVS98対グリフォンパトレイバーベストバウトだな。職業選択の自由

・君が野明萌えなだけじゃない?

・災厄の日は選ばないから違うもん! 花とレイバー

・いやまあたしかにたまに見返したくなる話ランキングでは上位っぽいけど

安心売ります

・あっこれは俺も普通にあげるか悩んだ

視聴率90%

熊耳さん可愛い可愛い回な

・それは闇に呼ぶ声では?

・いや、なんかゆうきまさみ版が原作アニメ回ってあげづらくない?

・まあいいや、あといくつ?

・あといくつとか、自分から十選やろうと言い出して言いますかね? あと三つ。

春の嵐、雨の日に来たゴマ

・あと一つは?

あんたの勝ち

・んー? なんの話だっけ

最後カヌカと野明が飲む回

・……押井守脚本じゃねえか!!!

あんたの勝ち!!!!!!! おまえの勝ち! 俺の負け! 火の七日間好きだもん! 特車二課壊滅すなんてテープが擦り切れるほどみたもん! テレビアニメ史上もっとも優れた1話を選ぶならこちら特車二課だもん!

・なんだいえたじゃん…… 好きっていえたじゃん

・好きだもん…… 好きだから…… 好きだから嫌いなんだもん……

・というわけで次のコーナーです

「僕が考えた新作パトレイバー

・オープニングは血と骨パロディだが、豚でなく犬が屠殺される

反省してないな

・それはそれこれはこれだし

・でも真面目にどんなのみたい?

・『新九郎、奔る!』(しんくろう、はしる)は、ゆうきまさみによる歴史漫画。後に北条早雲となる伊勢新九郎主人公として、その生涯を描く[1][2]。

ゆうきまさみファンであって、ヘッドギアファンではないみたいな話?

・いやでもさ、ぶっちゃけ、あのメンバーって俺ゆうきまさみ以外は、他の作品は好きじゃないんだよな

・きみいっときとあるごとに、ラーゼフォンブルーフレンドあそこを一人で人形劇再現ごっこしてませんでした?

・してたけど、劇場版が好きなだけでテレビ版は別にで、劇場版京田知己作品って感じしない?

・うーん、詳しくないからわかんないけど、確かにするかも。えーじゃあ、.hackいろいろ持ってたじゃん

浜崎達也好きなんだよね、絶対少年浜崎達也の面と望月智充の面で好きなだけで、伊藤和典作品から好きって感じじゃないし

・だから君、マミ漫画版あんな後半の展開まで読まない的なブコメ書いてたのか

・あのさあ、書き起こしとかしてないしログも残ってない話だから記憶で喋るんだけど

・聞きましょう

伊福部崇さんと小野坂昌也さんがラジオで、うる星のどの劇場版が好き? って話になって伊福部さんはビューティフルドリーマーで、小野坂さんはオンリー・ユーが好きって言っていたんですよ

・まあ人には好みがありますからね、伊福部さんは「大友のディティールも押井哲学も知らないくせにほら文句ばかりたれる」なんて歌ってらしたし、好きなんじゃないですか押井哲学

・ただね、その、どっちかっていうと、ビューティフルドリーマーと言わない方が勇気いりません?

・どういうこと?

・いや、その、言葉選ばずいうと、正直覚えてます? 内容。ビューティフルドリーマー以外の。っていうかなんなら、オンリーユーが何作目か覚えてます

・一作目だけど

・あっそうか、これも押井からツッコミ側の人格はそれを把握するのか

ツッコミ側の人格という表現

・わかる人はわかるけど、その、小野坂昌也さんは、特に具体的にここがどうとか、あそこがどうっていう強い思いがあったわけじゃなかったみたいなんです。もちろんラジオなので尺の都合もあるんでしょうが

・そんなもんでしょ、人の好きとか嫌いって気持ちが常にそれなりの文量を伴うとは限らないじゃん

・そうなんですけど、そういうふわっとした好きとか嫌いのときに、ビューティフルドリーマーよりもオンリーユーが好きっていえます

・あーなるほどね、言いたいことわかってきた。「ハンバーグというジャンルには、さわやかという絶対的名店が存在するのに、そこまでハンバーグが好きじゃないのに、好きなハンバーグを上げる際にあえてさわやかを外してびっくりドンキーといえるのか?」ってことね

・その通り! そうなんだよ! びっくりドンキーがすごい好きで、かつハンバーグというジャンルを愛しているからこそ、名店を「あえて外して」、一般的チェーン店を褒めるのなら、わかるんですよ

・おまえこれ、この例えよっぴーさんのびっくりドンキー記事読んだから思いついただろ

ちょっとそもそもハンバーグにたとえ出したの、ツッコミ人格の方だから、君だよ!

・えーじゃあもう俺がボケ人格になるけど、びっくりドンキーを例に出したのは、伊福部崇さんが大晦日びっくりドンキーいく習慣があるからってのもあるかもですね

・やめて! 話がブレるでしょ! とにかくそのね、好きとか嫌いって気持ちもっとこう、気軽になんとなくで言ってもいいと思うんですよ、対象相手を過剰にくささなければ

・「すごいね〜」

・「すてきね〜」

・「大したものですね」

・「イイネしました」

・「じょうずね〜」

・「さすがね〜」

・「やっぱり …天才ですね」

・ってことだな

・うむ

・いまこれ、どっちがどっちの俺だ?

・まあそれはそれとして、ガチで僕が考えた新作パトレイバーは、日本以外の国が舞台なのがいいか

・ほうほうその心は?

・結局さ、パトレイバーの中に漠然とある埋め立て地から眺める東京」というシチュエーションのものが、押井守的な何かに過ぎないのかなあって

・うん? ちょっとよくわからない。ゆうきまさみ伊藤和典にはそれがないってこと?

・そういうわけじゃなくて、彼らもそれが「パトレイバーらしさ」を担っているとは考えていると思う。だから押井守以外もパトレイバーを描くときに、それらを描くと思うのだけど

ただそれがなぜパトレイバーらしいかというと、そこには押井守が旧OVAと劇1で魅力的に描いたからにすぎないというか。

パトレイバーというものを描くために必要絶対条件ではないのかもしれないというか。

・もうちょいわかりやすくいってよ

ゆうきまさみ版のパトレイバーで「埋め立て地から眺める東京」というシチュエーションを描くのは、ゆうきまさみというカメラ東京に行ってそれを撮っているわけじゃなくて、

ゆうきまさみというカメラ押井守というレンズを介して、押井守の中にある過去の思い出の東京を撮っているんじゃないか? みたいな話

・わかりにくいよ。それは分かち難いもので、わざわざ分けて考える必要ある? それじゃあ、パトレイバーの巨大ロボットという幻想は、ゆうきまさみがそれを描こうと決めたからだけど。

それを、伊藤和典横手美智子はゆうきまさみというレンズを介してしか眺められないの?

・そんなことはないと思う

・じゃあ、押井守だって一緒だよ

そうかもしれない。けど、こうなんていうか、この被写体にこだわる必要がないというか

・違うんだって。まさにその押井守というレンズを外して撮ったパトレイバーが、まさに、じゃじゃ馬グルーミンUPであり、平成ガメラであり、ラーゼフォンであり、超機動伝説ダイナギガなんじゃねえの?

・なんかそう並べられると、ヘッドギアメンバー高田明美がいなさそうだけど、まあそれもそうなのか

・いやそれにしても、ダイナギガのオープニングアニメすごいよな

・「やっぱ人間少し歩かなきゃ」のところ、未だに月に一回は思い出す

・これ有名なアニメーターさんがすごい参加してるとかなの?

・おれアニメーターってよく知らないんだよなあ

あきらかにクオリティがすごいよな

・なんのはなしだっけ

アニメ面白いって話だっけ

・そうそう、アニメって面白いんだよ、ひもてはうすしか今期見てないけど

・「たいへんよくできました」

2018-12-27

何を勘違いしたのか理系公務員になれば技術力が身につくと思っていた

本当に何をどう勘違いしてこんな事になったのかは分からないんだけど、公務員になればちゃん研修を受けられて、長い間同じ場所で働いてるベテランから技術継承を受けて、もし公務員を辞めたとしても業界の中で食っていくことが可能技術力が身についていくと、本気で勘違いをして公務員になった。

実態はあまりにも違っていて、自分達が購入した製品に対する漠然としたマニュアルどおりの知識はそれなりに蓄積されていくけど、そこから先には一切進むことが出来ないし、そこより前の基礎知識が身につくこともない。

公務員という仕事はいくら続けていても、『蒲鉾が魚から出来ていることまでは当然のように理解できているのに、魚が海や川を泳いでいるという事がスッポリ抜けているような』そういう人種しかなれない。

研修は複雑化した文書管理システム(紙と電子の双方による似ているようで微妙に違う承認と保存のスパゲッティモンスター)とどうにかこうにか渡り合っていく術を身につけることにばかり費やされ、技術的な知識は1ミリも身につくことはなかった。

職場には本当の意味でのベテランはおらず、誰もが数年おきの人事異動によって断絶まみれの経験しかつめていないので、結果として自分たちがやっていることに対して漠然とした認識しか持つことが出来ていない。

公務員社会という強烈な村社会の中でなんとか生きぬいていくために鍛え上げた姑じみた自己存在アピール力と、いざというときに姿をくらま嗅覚の良さと、行政組織という立場の強さがなければ一瞬で吹き飛ぶようなハッタリだけを武器として40年間を勤め上げようとする人間を量産していくだけの空間だった。

とにかくこの仕事スキルアップには程遠い。

それは単純な技術力という面の話には留まらない。

予算が削られていると口にしつつも未だ殿様商売としての側面が有るため顧客対応能力は身につきにくいし、足枷しかならないような所内システム使用義務付けられているので一般的OA事務能力も身につかない。謎のマクロで動くエクセル方眼紙と格闘し続けそのバグとどう渡り合うと仕事が早く終わるかの経験則こそがベテランの腕として扱われる。

役所で出来るのは自分時間を金に買えることだけだ。

残業代も出ないし、難しい案件渡り合った所でボーナス査定がよくなったりもしないのでただただ漠然自分時間をふんわりとお金に変換するだけの場所だ。

結局の所フルタイム単純労働者しかなく、派遣切りに合わないという事だけがメリットとなっている職業だ。

市民のために働いているという喜びを味わうにしても、どこかの有名企業が作ったもの右から左に流しているばかりなのだから、直接その会社に入って働いている人間と比べればその社会貢献度には雲泥の差があることを嫌でも思い知らされる。

クビにならないと簡単に口にするが、そこら中に埋められた時限爆弾タイマー自分がその場所脱出するまで先延ばしにし続ける日々の中に安心感なんてどこにもない。

周りにいるのは技術屋を自称したくて堪らないけどそれが無理だと自覚した結果として自他に歪んだバイアス押し付けることが日常化した気取り屋、世間擦れをカッコイイと勘違いしたチンピラ事なかれ主義他人爆弾押し付けることだと解釈した爆弾魔、書面の試験で良い点を取ることぐらいしか自分の強みを見いだせなかったスキル無きコミュ障公務員になればいい思いができると騙された情弱新人、そういった人種だ。

ここには何もない。

ただ悲しいことに、今の自分が現状よりマシな仕事にありつこうとするには自分無能すぎることもよく分かっているし、長いことこのぬるい毒沼に浸かりすぎて技術力も同年代と離され気力は完全に失われているから今更自分を磨いて高く売ろうとも思えないことだ。

時間業務処理能力は売るが人格まで売ったわけではないという言い分が通るような仕事をしたい気持ちはあるが、どうも周りを見ると民間企業に言ったからといってソコ(人格の売却が給料に含まれること)は変わらないようだ。

まあ、相手側となる業者の人も官公庁相手に働いてる人たちばかりであるのだからこちから悪い影響を受けているという可能性はあるにはあるが・・・

2018-12-25

メンタルクリニックの予約をした

薄々感じてたADHDが原因ぽいケアレスミスなどの連続、それに伴う仕事での信頼低下が最近しんどすぎて、めちゃくちゃ鬱っぽくなった(土日出かけられず寝てばかり)。

県が公表しているADHDを扱うメンタルクリニックリストのうちのひとつ昼過ぎ電話した。

本当はすごく電話したくなくて、いろいろ病状を聞かれたらどうしようとか、あなたみたいな軽度の人は来ないでくださいとか、ネット流行ってるから自分もそうなんじゃないかとか思ったの?多いんですよねそういう人〜とか言われたらどうしようとか、心配でいっぱいだったんだけど、

さっぱりした喋り口調女の人が、まるで美容院の予約みたいに淡々と進めてくれて、ものの2分で終わった。詳しいことは当日聞くとのこと。

なあああああんだ、、、、、、こんなことなら、はやいと電話しておけばよかった。あまりにもあっさり終わって拍子抜けしてる。

頭の中が常にニコ動の画面みたいなのと、なんとも言えない漠然とした不安感(返し忘れてて延滞料金がえらいことになってるレンタルビデオがあるような気持ちが常にある)がなくなって、ケアレスミスが減ることを祈っている。

予約の日まで三ヶ月と時間があるので、ADHD効果があるという音読と、問題が起こったときは落ち込みすぎないように認知療法を使いながらカウンセリングの日を待ちたいと思う。しかし長いな〜、、、

女が羨ましくて羨ましくてしょうがない

自分が男であることに漠然とした違和感があって女に生まれればよかったのにって最近ずっと思っている

ちなみに恋愛対象女性女性男性のどこに惹かれて付き合うのか全く理解できない

自分なりに考えた男であることのデメリットを列挙すると以下の通り

平均寿命女性より8年も短い

自殺率過労死率がかなり高い

労働災害犠牲者ホームレス危険作業への従事者でもほとんど男性が占める

命は軽く扱われ、戦時中などいざとなったら義務として矢面に立たされる

毛深く汚くて臭くなりやす

犯罪率が女性10倍近く、衝動性が強くて凶暴

それ故、場面によっては女性専用などで疎外されてしま

男性女性よりも高学歴であるべきだという風潮が残っており、受験に対する社会的圧力が強い

運動能力という生得的な能力女性よりも競争に晒されやす

恋愛イニシアティブを取らなければならず、ハードルが高い

妻が育休・専業主婦であろうと全面的育児参加しないと批判されかねないような社会的風潮

このくらいか

自分は十本の指に入る程度の総合大学化学系の専攻をしていて、難関+STEM系統ということで周りの女子はかなり少ない

医学部と違って女子学生を隠れて排除する動機があまり見当たらないし、理工系はどこも女子を取り込もうと躍起になっているので、女子学生は多くの人に好意的に迎えられている

当然野郎だらけだから状態恋愛相手にも困ってはいないようだ

女性としては一番綺麗な時期だと思うし、女の特権とも言われる化粧をして、男性には着れないような鮮やかな服に身を包んでお洒落を楽しんでいる

アスペだらけの男子と違ってコミュ力がかなり高く、人間関係の構築でうまくやっている

そんな様子を見ていると、隣の芝生は青く見えるとはわかっていても、自分灰色学生生活と比べて嫉妬してしま

加害者性」を持たず、女性の華奢で妖艶な身体を持って生まれたかった

このどうしようもないコンプ野郎罵倒してこの嫉妬を解いてくれ

2018-12-23

地頭もそうだけど「絵の上手さ」なんかも妙に万能信仰がある

「絵が上手い」っていう抽象的な表現

デッサンがきっちりとれることも

神経質なくらい細かな書き込みが得意なことも

個性的で華やかな色使いが出来ることも全部表されてしま

そして結構割合

絵がうまければ漫画も描けるし自在に絵柄を変えられるし

みたいな万能信仰を持ってる人がいる

いやこれはだいたい本人は違うつもりなんだけど

絵描きからみるとやっぱりわかってない

絵描きが描ける範囲っていうのは素人さんが思うよりずっと狭い

 

一番なんだかなーと困るのは「絵が上手くなりたい」って言うオタク学生さん

よく言われるようにラフ描きなんかを見せられて感想を聞かれても困るけど

逆にきっちり丁寧に仕上げてあるのを持ってこられても「もう良いんじゃないの?」ってなる

絵描きとしての才能なんか一言で言ってしまえば

「完成作品と認められる絵を描き」かつ「その絵がウケる」かどうかでしかない

完成作品と到底認められないほど雑なものでは駄目だけど

逆にそのラインを越えたらもう上手い下手よりもウケるかどうか

絵の上手い下手がきっちり言えるのって

選考基準の決まってるアカデミック美術世界とか

その前段階としての美術教育だけ

まあその過程を経てる人はそつなく技術が鍛えられてる傾向はあるけど

普通多くの絵描きは上手い下手よりももっと複雑で水物な世界で戦ってる

ここで言う「絵」というのを完全に漫画ひとつに絞っても

一体どういう世界観で勝負したいのかもわからなければ意味がないし

逆に世界観がはっきりしてたら「その世界ウケるように頑張ってね」という他ない

「上手い」かどうかなんて同じ世界観の別の絵とでも比較しないと

一般評価することなんか出来ない

そしてもちろん、じゃあそこでその道の大家比較して下手とか言っても…ね

 

「絵が上手い」ということを

漠然とした才能とか第六感でも働くようになると考えている人にはいつも考えさせられる

自分の描きたい絵を自分の描きたいクオリティで仕上げることに必要なのは

才能とかそういうものではない

完成形という目的地目指してただ歩く

当たり前の手段の結果でしかない

2018-12-20

anond:20181220123214

例えば、エロを楽しむとして、難癖レベルゾーニングじゃなかったらむしろウェルカムなんだけど?

全てのゾーニングは難癖。

根拠がないから。

そもそもエロがらみって受け入れられる閾値低いじゃん。エロ漫画とか漫画家登竜門みたいな側面もあるし。

客観的閾値がない。

漠然とそう思ってる奴がいるだけ。

その不快感規制正当化するならなにもかも規制しないと筋が通らない。

閾値低いエロジャンルでも生き残れないクラスの奴はさっさと滅んでてどうぞ。ましてや、ゾーニング廃止とか訴えるな。喧嘩ばかり増えて、むしろエロジャンル全体が危うくされる。

理不尽要望と戦うことを恐れて戦うものを笑う豚。

お前が逃げ隠れするのは勝手だが、俺は俺や表現者人権への理不尽要求は断固否定する。

辺野古の埋め立て

元々は、恒久的な施設じゃないし、海上フローティングで最小限の埋め立てでやろうとしていたのに、それだと地元土建屋がする事無いから困る…って言って、わざわざ埋め立て方式にしてもらって、「やっぱり県民投票で反対だからダメ」とか言い出すの意味が解らないよな。

今後沖縄海上埋め立ては他の場所も含めて一切やらせない!っていうなら、変節にしても筋が通っているが、この件だけ問題にする人は政治的な人か、漠然と「自然大事!」みたいなのぼせた人だと思う。

2018-12-18

anond:20181218101714

今時ネグレクト状態ではない普通の家庭なら、リテラシーなくても

子供フィルタリング無しのスマホ与えるのは危険」くらいの漠然とした認識はあると思うけどな

ネット危険性なんて耳タコレベル啓蒙されてるし

そういう啓蒙が全く耳に入らないくら教育に関心ない放置家庭なら別だけど

anond:20181217201102

元増田(使い方あってる?)です。反応ありがとうございます

心中お察しします。色々な境遇がありますし、死を考えるほど心が疲弊しているわけですから、在職中に命を絶たれても会社は「迷惑」ではないと思いますあなたなら、急な大怪我をして突然仕事からドロップアウトをするような人のこと責めないと思います。それと同じことだと思います

死を選択肢に入れると、それが神格化されて希望にすら感じますよね。死ぬ方より生きる方を選んでいくほうが良いはずなのに。

「生きてください」って抱きしめてあげられるくらいが真っ当なんでしょうが、こんなわたしなので「死ぬな」「生きろ」的なことは言えません。ですが、「死ぬ前に会って話がしてみたいな」と思いました。

わたし友達全然いなくて、いてもリアルな知り合いに落ち込んでいる話は全然できなくて…でも誰かとの会話からほぐれる心があるような気がしてなりません。だから、似た境遇経験している(した)誰かと話しがしてみたいと思っている次第です。匿名性がウリのここで何言ってんのって話ですが、自分に似て時間が余っている誰かと話してみたいと漠然と思うのです。

あなたは、死に向かって積極的なのがすごいですね。わたしは好きなアイドルとか歌手がいて、その人たちのこれからとかグッズとかCDとか本とか…そういうの見れなくなるのが、死ぬには少し心残りで足首掴んで離さないんですよね。死に向かって思い切れることが偉いわけじゃないですが、そういうところに自分との違いを感じます

可能なら、わたし以外の人には生きていてほしいです。

2018-12-17

男女問題ブラック企業政治などについて考える娯楽

それらについて考えるのってすっげーー楽だよな。

それについて怒りながら真剣に考えて長文打ってレスしたりしてると、

自分のことを考えなくて済む。

将来に対する漠然不安とか、今抱えてる個人的問題とか、やらなきゃいけないけど急を要さないことか。

そういうの全部から目を背けることができる。

全く別次元の何かについてで頭がいっぱいだと、そういうことを考えなくて済む。

楽。

しかも同じような話題ネット上でいくらでも共有できて、いくらでも話相手がいる。

これらの議論社会問題であり、これらについて考えることは時間無駄だという気持ちにもならない。


増田とか、はてなとか、5chとかそういう問題を取り扱うWEBサービス見るのぜーーんぶ止めた。

余計な怒りにエネルギーを使わなくて良くなった。

でも、その暇になった時間自分のことを考えてしまう。

このまま将来どうなっていくんだろう。

考えてもしょうがない。こればっかりは行動しないと意味がない。

考えてるだけでは現実世界は変わらないので。


でも、考えてしまう。

勝手不安になって、どうしようどうしよう、何からやればいいんだろう・・・と焦る。

焦るだけ焦って、何もせずにいつものように1日が終わる。

最近は何も考えたくなくてバラエティばかり見ていた。

普段バラエティなんか見ないのに。

おかげで流行している芸人の顔をだいぶ覚えてしまった。

何の益にもなりはしない。

でもそれも、社会問題に対して意見を書くのも、似たようなもんだ。

意味はない。

なんか、考えなくていいって楽だよなぁ。

今まで色々考えてるつもりだったけど。

社会問題に対して本気で何かするつもりがある人は現実世界で行動している。

デモをしている人たちを横目に見て思うことは、「うわー」だ。

「どうせ何も変わらないのにうるさいし暇なんだなぁ」という気持ちだった気もする。

もしくはそこまでも興味が無かったか

やっぱり、「僕の社会問題にたいする最強の考え」はただの暇つぶしであり娯楽なのだ

それ以上でもそれ以下でもない。

無意味な遊び。


自分はこの長文を書いて投稿したあと、スマホを閉じ、バラエティの続きを見るのだろうか。

多分そうするんだろうな。

今これをこうして打っている間も、特に何も考えていない。

何も成長してない。

自分の現状を変えるにはエネルギーが大量に必要すぎて、もはや何から手をつけたらいいかからない。めんどくさい。

どうすべきかも分からない。

結局、また増田に戻って来てしまった。

とても楽。

ははは。

2018-12-13

二年半後。旦那同人活動をしてみようとした結果。

https://anond.hatelabo.jp/20160622100234

また昔書いた記事が取り沙汰されているのに気付いてしまいました。

上げられるたびに背中にじわりと嫌な汗をかきます

この記事自分人生の写し鏡のようです。事実を曲げず素直に書いた分、読んだ感想として幸せ結婚もあるよ書き手クズだよとマウントを取られたり叩かれることには結構ダメージを受けます。著書買ってるような名のある作家さまにまで叩かれてたときはさすがに少し泣きました。でも大ファンです。人生の内に貴殿文章を読んで貰えて光栄でした…といきなり誰ともなく私信失礼。

ただ、部分部分では共感して頂けたり、書いてくれてありがとうと仰ってくれる方もいることを考えると、決して書いたこ自体無駄ではなかったのだと、一旦は縮み上がった心臓の辺りを撫で下ろしています

そんな筆者のそれから二年半後の話です。

この旦那とは別れることなく続いています

金銭感覚に関しては自分がだいぶまともになったため、小遣い制も続行ではありますがその範囲内で収められるようになりました。

同人活動に関してですが、これも公認の上続けております

完全なる理解を得ることに成功しました。

やはり私の人生から絵を描く、文章を書くということを取り上げることは難しく、どれだけそれが大切なことであったかを話し、どうしてもやめられないのだと謝罪しました。出会ってから丸4年かけて。何かあるたび、ことあるごとに。離婚の話も時々しながら、それでも私は彼と分かり合いたかったのです。

旦那守銭奴でもあるので、イベントの度に黒字を出さないと、というプレッシャーはないことはないですが、趣味なのにかけたお金にリターンがあることがプラスに働き、その点でも理解を得るのに成功しました。私は少しずつ趣味で得た収入活動を回し、今では毎回イベント黒字を出せる位までになりました。(家計電気代、通信費自分持ちで、税金もペイしてます)

とそんなある日に、旦那が突然こんな事を言い出しました。

「俺も同人活動やってみようかな」

どうやら、私の活動を観察し続けた結果、副収入になりえる趣味があるのを羨ましく思ったようです。原作はお前と一緒に観ていたのでわかるし、文章ならば俺も書けると。同カップリングで書けば私の取ったスペースに置いて貰えるのでわざわざ旦那が申し込む必要はない。萌えいるかどうかは微妙なところであるが、金になるならやってみたいとの事でした。

私は大賛成でした。収入を得るのはとても難しいことだけど、世の中に自カプの本が増えるのは喜ばしいことだ。自分活動を見ていて刺激になったのならばこれほど嬉しいことはない。是非私のオススメ同人誌も見てくれと、旦那相手に全力で布教しました。旦那はとりあえずそれを全部読んでくれましたが、わかりやすく絵がきれいエロい内容の物を良いと言うタイプで、個性的な絵柄、作り込んだ話の物はぴんときていなかったようです。ロム専の心理の参考になるな…と思いながら布教を続けました。

「これ全部プロじゃない人が書いたのか?」と彼はとてもびっくりしていました。プロも含むけど、大体の方がアマチュアで、カップリング萌えた結果本を出さずにはいられないで書いたものだよ、と教えると彼は随分悩んだような顔をしていました。

しばらくそのままほっておいて、創作をするかどうか様子を見ていましたが、その後も別に忙しいというわけではないのに書き始める様子が全くありませんでした。気になって聞いてみると、やっぱやめたとの事。

私は旦那が書く自カプの小説がどうしても読みたくてリアル土下座してお願いしたのですが、言い分を聞いてそれ以上何も言えなくなりました。

「正直舐めてた。でもやってみようと思って触れてみて初めてわかった。これは、俺のような半端な好きじゃ出来る物じゃない」

彼は、打ちのめされていました。その気持ち、私もわかります。好きだという想いが強く、愛の伝わる同人誌との出会いで、如何に自分表現力が拙いか、愛し抜き方が足りないか、実感するんですよね〜。

「お前よくこんな趣味で心折れずにやってるね?辛くない?」

「辛いよ。誰よりも自分が下手で情けなくて嫌になる夜もある。でも何百回そういう思いしたとこで、結局書くのが好きって気持ちが強くて次回作を書いてしまうんだ」

そんな会話を交わすと、彼はふっと笑い、急に昔話を始めてくれました。

それはまだ出会って間もない頃、私がまだ嬢で向こうが客のとき。私はてっきり容姿に惚れたのかと思ってたのですが、もっと何気ない、私が発した一言に彼は惹かれたんだそうです。

「私ねー、この仕事やってんのには目的があるんだ。やりたいことやるためにやってる。だから全然仕事が苦じゃない」

このセリフを聞いて、彼は雷が落ちたような衝撃を受けたらしいんです。なんでも、その頃の彼は何もやりたいことがなく、ただ漠然仕事をし、婚活をし、人生の空しさを埋めるためだけに風俗に通っていた。だから、その私の発言が輝いて見えた。その輝きをずっと傍で感じていたいと思ったんだそうです。(とはいえ同人活動のことだとは露ほども思ってなかったらしいですが)(なんせ同居してからはしばらくやめてしまってたので)(よってあの輝きはなんだったのかしばらく悩んでいたらしいです)

「俺と一緒にいるということはあなた自由度を下げてしま人生幸福度を下げているのかもしれない。だってあなたは形に残るほどすごいものを作れる人なのだから。それでも俺は好きな物を作って輝いてるあなたが魅力的だと思う。やってみてはじめてわかった。もっと自信を持っていいよ」

…まー、これを言われたとき号泣しました。私は旦那センスを信頼してるので是非自カプ小説を書いて貰えたらなと思ってたのは事実ですが、それを差し置くくらい嬉しかったです。わりとこのときはじめて「この人に私をわかってもらえた」という感覚になりました。

世の中には色んな夫婦がいると思います。お互いの人格の完成度が高く、なんでも尊重し、協力しあえる夫婦趣味価値観は会わなくても、子供架け橋努力している夫婦。互いの趣味嗜好には立ち入らない距離感を正しく保てる夫婦最初からそうだった人たちからすれば、最初エントリー私たちなんて機能不全夫婦もいいとこで、嬢をやってた社会不適合者とドケチ旦那のギスギス話なんて叩いてなんぼ、まともな人間もっとまともな夫婦関係歩めるからね〜ウチみたいに…と、酒の肴に楽しむ人の不幸扱いされても仕方ないなと本気で思います。(傷付いてないわけではないのですこーしだけ悪意込めてしまいました、すみません)

私の想いは文章として私の手を離れた瞬間からのものになります。その文章に記したドラマがどう思われるか、どう受け止められるかは受け取り手次第になる。たぶんあのころの私はとにかく辛くて、そんなことまで考えられないくらい捨て身で文章を書いた。だからこそこう何年経っても読まれてはバズってしまうような文章になったんだろうなと思います。誰かを気遣わない文章からこそ、あの文章のなかの二年半前の私は時を経た今でも生々しく悩み、精神DVを受け続けています

受け取る側の精神状態にまで気を遣えるようになった私の今の気持ちは、分かり合えるか合えないか自分の頑張りもあるけど、旦那も歩み寄るかどうかにかかってるから正解なんてないのだよ、ということです。

あの文章を読んだ人の中ではその後の私のの人生はあそこで止まってあとはただの評価場となりますが、あの文章を書いた私の人生はその後も続きます

そこでどんな努力をするか、どう生き方を変えるか、パートナーを諦めるという選択肢もありました。人生自体を終わらせる選択肢だって。全部選んだのは私です。

その結果、私の「好き」は正しく相手に伝わりました。四年くらいかけてようやく届いた。それでよかったなぁと心から思います

ちなみに、私が彼を好きだった理由は、名前で呼んでくれることと同人活動気持ち悪がらなかったことでした。でも今ではそこに、私を正しく理解してくれることが加わりました。

彼は私の全てを知ってもなお好きでいてくれます。なんだかんだで、私の神様なのです。愛を持って私をある程度正しい人間へと導いてくれました。彼が完璧人間かと言えばそうじゃないですが、私にとってはこの上なく必要な人だったのだと自信を持って思います

また、最初エントリーも私にとって大きな転機になりました。自分人生一般的でなかったことに気付くきっかけになり、びっくりする位批判マウントをとられ、本当にショックでした。でもその悔しさは逆に、二度とあの世界に戻らないという誓いにもなりました。堕落した生活を送った過去は変えられないからこそ、正しく幸せを手に入れた人に叩かれたからこそ、何がなんでも幸せになってやると思いました。

今、自分がまともな人生を歩んでいるとも、素敵な旦那に恵まれて楽しく同人活動継続できてますよとも言うつもりはありません。ここに至るまではご覧の通りです。沢山の苦しみや痛み、驕りや嫉妬、あと絶望がありますもっと器用に生きれるなら生きたかった。でもその度に私は自分でなんとかして生きてきました。だからこそこれだけは自信を持って言います

自分好きな物を諦めなければ、いくらでも人生は変わります絶対

同人活動結婚なんて多分天秤にかけるものじゃなかった。

好きを貫いたら、好きなことができるようになるのが人生

結婚生活破綻するかどうかはそれに付随する事象しかなかったんです。

から結婚生活を無理に続ける必要もないし、同人の優先度が下がればやめてもいい。人生ってもっと気楽に、好きな物に忠実に生きて良いんだと思います。どうせ死ぬまで続くんだし。

努力したら分かり合える人もいるけど、努力してもわかり合えない人もいて、袖すり合いつつ生きていく。

結婚同人も全部自分人生の一部。どれが欠けても終わっても続いても、自分人生自体は続いていくんだから大丈夫

そう思うことで、とても楽になりました。

こういうこと書くと、また同人に対する重さとかのほうが取り沙汰されそうで心境的にはちょっと嫌だな。

あんまり深く考えないで、いかれた生き方している一個人日記程度に留めてほしい。間違っても同人女の一般化なんかしようとは思ってないから。結婚こわくないよ。でも結果として別れるかどうかは運次第みたいなとこあるよ。

自分にとって何が一番人生を豊かにしてくれるのか、ぶれずに行動すれば必ず思ったように人生は回っていくと、それだけは言わせてください!

当時16歳の私から見た『涼宮ハルヒの憂鬱

私は1990年まれ高校の時にリアルタイムハルヒニコニコ動画出会った男性です。あまりアニメ全般については詳しくありませんが、私の経験の限りにおいてハルヒについて語ってみます

ハルヒは当時の印象では「わけがからないが、とにかく新時代のすごいアニメ」という作品でした。一つ一つの要素を見ると取り立てて珍しいものではないのですが、それらをアレンジするセンスと細部のクオリティがずば抜けていたと思います

まず、日常系学園ラブコメと高度なSFとを融合させたアニメが珍しかたことは記憶しています。当時の私はスクールランブルあずまんが大王にハマっていましたし、エヴァンゲリオンカウボーイビバップも大好きでした。しかし、両者の世界観が融合するような日常系アニメがあり得るとは思ってもいませんでした。その後六畳間の侵略者ニャル子さんなど似たような作品が出てきましたが、少なくとも当時の私にとっては斬新な世界観でした。

もちろん作画も素晴らしかったです。これについて私はほとんど語れませんが、日常系萌え作品であれだけぬるぬると人物を動かしたことには驚きました。それまではロボット飛行機をどれだけなめらかに動かすのかについては意識してきました。しか美少女の手足や顔を実写のように丁寧に動かすことについては、ほとんど注目していませんでした。明らかにキャラクター日常身体動作を美しく作画する流れは、けいおんやその他の萌えアニメに繋がっていったでしょう。

また、ブログや2chなどでの考察が盛んになったのもこの頃でした。ハルヒは謎が多い設定や話数シャッフルなど、視聴者探究心を刺激するギミックが多数仕掛けられていました。当時のアニメブログ上では考察記事参考書籍の一覧があちこちで見られ、2chでは解釈を巡る論争が白熱していました。その後、シュタインズ・ゲートまどマギでも同じような光景が繰り広げられることになります

さらにはニコニコ動画Youtubeの「ハレ晴レユカイ踊ってみた動画社会現象になりました。この流行高校生や大学生の社交的な人々の多くが参加したこと意味は大きかったです。これによって電車男以来続いてきた、社会におけるオタク文化容認の流れが加速することになったと思います。深夜に放送している萌えアニメが、陰気なオタクが見るものから「(女性も含めた)普通の」中高生も楽しめるものに変わる転機でした。

2000年代京アニは、Key作品のような男主人公ハーレムかららき☆すたけいおんのような百合日常物へと変化していきました。それは2000年代から2010年代にかけてアニメの潮流がエロゲ的な物からラノベきらら的な物、オタク的な物からサブカル的な物、男性作家原作から女性作家原作へと変化する動きと重なっているように私には見えました。そういったアニメ界の地殻変動結節点存在していたのがハルヒであり、90年代文化終焉10年代に続く新たな文化の始まりの両者を象徴するアニメだったのではないかと今にして思うのです。もしかするとハルヒのこうした両義的な立ち位置フォロワーの少なさに影響しているのかもしれません。

ちなみに2010年前後の私は一連のアニメ業界流行の変化を「男性向けアニメ少女マンガ化」だと漠然と感じ、個人的にそのことを嬉しく思っていました。というのも私はエロゲ象徴されるようなハーレム作品が苦手で、少女漫画百合が大好きだったからです。けいおん以降の百合アニメ全盛のこの10年間は私にとってアニメ黄金期でした。今後、ハルヒやその前後アニメの潮流は、どのように分析批評されるのでしょうか?近い内にどなたかが『10年代想像力』を書かれる日を楽しみにしています

anond:20181213072629

個人的には「キャプテン翼」と「スラムダンク」どっちも確かに部活ベースとしているのだけど、あんまり部活モノには入らないという印象があるのでなぜだか考えてみた。

野球マンガだと、

主人公監督だけど、


野球以外だと、


なので、試合描写がメインになっちゃってるコミックアニメはやっぱりスポーツものになるんじゃないかなという漠然とした結論に至ったけど、例外も多そうで原則レベルに留まるのかもしれない。

直感と印象以外でなにがそれを分けるのかは知りたいな。

[] #66-5「結果発表

≪ 前

第1位・・・45話 「ジャストコーズの、その先へ

俺が持ち合わせている独特のパワー「ジャストコーズ」

実績だけ顧みれば確かに強力ではある。

しかし、近年では頭打ちを感じていた。

独特なパワーがなくても何とかなることが増えている昨今、ジャストコーズは単なる時短以上の意味を持たないのでは。

からといって、このままジャストコーズに頼らないことが正解なのか。

頼るにしてもこのままでいいのか、という感覚漠然とよぎる。

しかし、それに答えてくれる者はいない。

仲間ですら、ただの憶測しかならないからと口を紡ぐ。

ヴェノラ「憶測でもいいから答えてくれ。俺は何でもいいか情報が欲しいんだ!」

ウロナ「ダメだ。それだとデマの温床になっちゃうかもしれない」

イセカ「そうだヴェノラ。安易情報をつまもうという精神が、安易情報を流布させる」

リ・イチ「『ジャストコーズ』はあなたけが持ち合わせた独特なパワー。ならば、その答えはあなた自身で見つけられるもののはず」

この世界の住人たちは、どうにも己の分をわきまえすぎている。

持たざる者特有の苦悩がない。

持とうと思って持てないものは、考えることも言葉にすることも無駄だと思っている。

持つ者に何の貢献もしてくれない、持つ者しか苦悩しない世界

なんて不自由で、不公平なんだ。


四天王最後の一人であるズハックを前にしても、俺の気持ちは萎びていた。

結局は俺が勝つに決まっているのに、本気になる必要性がどこにあるのか。

そんなことを考えるほどだった。

いつも何時でも上手くいくなんて保証はどこにもないのに……。

ズハック「恐れ戦け、テラー・ウィンド!」

イセカ「む、何という恐怖感だ。これ以上は近づけない!」

リ・イチ「魔法詠唱する暇すら与えてくれません」

ウロナ「同時に出ている風圧も厄介だよ。これじゃあズハックの鱗に傷をつけることすら出来ない」

ヴェノラ「はいはい、それじゃあジャストコーズ……あれ、発動しないな」

俺は信念を、ひいてはジャストコーズを見失っていたんだ。

戦う気概理由も持ち合わせていない人間に応えてくれるほど、独特なパワーは甘くない。

ヴェノラ「じゃあ仕方ない。ジャストコーズなしで行こう。えーと、まずはテラー・ウィンドを何とかしないとな」

それでなお、俺は何一つ焦っていなかった。

どうせ他にも対処法はあるからだ。

ヴェノラ「サーチ魔法分析した結果、あのテラー・ウィンドは闇と風の複合スキルだな。ならスキル効果軽減の指輪をつけて、闇と風の属性耐性を上げる魔法をかければいい」

リ・イチ「ですが今の私では魔法をかける余裕が……」

ヴェノラ「既に自分でかけたか大丈夫だ」

ズハック「いつの間に!?

イセカ「それが噂のクイックマジックか! もう習得していたのかヴェノラ!」

ウロナ「すごいぞ、ヴェノラ! すごいぞ、ヴェノラ! すごいぞ、ヴェノラ!」

実際問題、今回もどうにかなっていた。

だがどうにかなる度に、俺の心にはモヤがかかっていく。

ジャストコーズは俺の才能、個性アイデンティティ思想信条、核……

引退したプロ野球選手が、野球の話すらしなくなったかのように、俺は擦り切れていた。

ズハック「小癪な。ならば我がブレス攻撃で冥府へ送ってやる。元四天王の犬っころのようにな」

しかし敵の予想外な言葉が、俺の気持ちを再燃させた。

ヴェノラ「最近見ないと思ったら……お前がイノウをやったのか!」

ズハック「それがどうした。所詮、奴はこちら側の人間。お前が怒る理由がどこにある?」

ヴェノラ「……いや、ある!」

ズハック「なにぃ!?

ヴェノラ「“情”がある。相手がどんなに悪い奴であろうとも、相手が俺のことをどう思っていたとしてもだ!」

ズハック「それが理由だとでも言うつもりか?」

ヴェノラ「つもりだ! よくもイノウをやってくれたな! 俺は今とても傷ついている! お前のやっていることで、傷つく人がいる可能性を考慮しろお!」

その時、ジャストコーズは俺の気持ち呼応してくれた。

ヴェノラ「ジャストコーズ・オン!」

それと同時にジャストコーズは新たな段階へと移行したんだ。

ヴェノラ「このジャストコーズに名前はいらない。この俺の“心”……それこそが正当な理由だ!」

新たなジャストコーズは今までのピンポイント効果とは違い、俺に全体的な力を与えた。

それは強化魔法とは一線を画す、有無を言わさせない力だ。

ズハック「な、なんだそれは!? メチャクチャだ! ズルいぞ!」

ヴェノラ「メチャクチャでもないし、ズルくもない。よしんばメチャクチャズルかったとして、俺には正当な理由があります!」

こうして最後の新四天王ズハックは、俺の怒りの鉄合金によって完膚なきまでに叩きのめした。

イセカ「やったなヴェノラ、すごいぞヴェノラ!」

リ・イチ「色んな意味危機は去ったのですね!」

ウロナ「やっぱりヴェノラがナンバーワン!」

ヴェノラ「ありがとう。皆のおかげだ。仲間がいい感じにサポートしてくれて助かったよ。あと俺の勇気と才能、努力に裏づけされた機転によって今回も何とか勝つことができた」

俺はもう迷わないと思う。

これからは愚かな言動も控えて、嫌われないことは勿論、全ての人間に好かれる人間であろう。

転生したこ世界に来た俺は、更に転生したのだ。



投票者コメント

「決して相容れることはなかったイノウに、確かな情を感じていたことを激白して奮起するヴェノラに悶死」

ジャストコーズが理屈を超え、強引ながらも発動した展開に大興奮! ジャストコーズ・ココロデザインも最高!」

「ゴタゴタしていた第3シーズン、その負債を背負った第4シーズンクライマックス。とうとう借金返済だ!」

「やっぱりヴァリオリにはシュー監督がいなくっちゃ! それを改めて感じたエピソードでした」

次 ≫

2018-12-12

ぼくは希望が持てない

本やテレビ世界では、今日希望戦士絶望と戦っている。

希望絶望を打ち倒し、世界平和が訪れる。

よくある話だ。

人々は希望に惹かれ、絶望嫌悪する。

それがこの世界セオリーだ。

数々の希望の話を見ながら、ぼくは輝かしいと思うと同時に、いつも少しだけ、

ほんの少しだけ恐怖していた。

ぼくは希望が持てない

ぼくはごく一般的な、平和家族の元に生まれた。

優しい父と母に守られ、愛されてきた。

絵に描いたような幸せ家族だ。

ぼくは父と母が好きであるし、家族になんの不満もなかった。

友達にも恵まれていた。

幼少期は少しいじめられたりもしたものの、人との関わり方を覚え、そのいじめっ子とも仲良くなれたほどだった。

というのも、ぼくがいじめられたと思っていたことも、その子に言わせてみればじゃれ合いの範疇だったことがのちにわかたからだ。

ぼくの世界は、平和だった。

平和すぎるほどに平和だった。

そんな幸せ世界にいながら、ぼくはどうしてもフィクション世界の彼らのように、希望を持って生きることができなかった。

3日に一度、末期ガン余命宣告を受けたらと考える。

一週間に一度、隕石地球が滅んだらと考える。

そんな時、いつもぼくの心に表れるのは

羨望の念だった。

もしぼくが末期ガンになって、残り半年の命だったら?

きっと延命治療なんてしない。

できるだけ少ない苦痛の中で、放置していたゲームをやり切り、行きたい観光スポットに赴き、美味しいご飯を食べて、半年後に満足して死ぬ

不謹慎だが、こんなに幸せなことはないと思う。

もし、明日隕石地球が滅ぶなら?

皆が家族の元で最期ときを過ごそうとして、人がいなくなった渋谷スクランブル交差点に、堂々と大量のチョークを携えて立ち、地球最後落書きをしよう。

描き終わったら、地面に描いたでっかい落書き中央に寝転んで、そこから落ちてくる隕石を眺めながら昼寝でもしよう。

きっと最高に楽しい眠りにつけるだろう。

「終わり」について考えたときのぼくの中にあるのはいだって喜びだ。

きっとなんの脈絡もなく交通事故で死んだところで、明日の部屋の掃除をしなくても良くなることを喜ぶ自分がいるのだ。

明日が来ないこと、それこそが僕の救いだ。

だらだらと毎日が続いてしまったら、きっと放置していたゲームをやり切ることなく、行きたい観光スポットにも一生行かず、独り暮らし節約だけを考えた特に美味しくもないご飯を食べる生活が続く。

人の迷惑を一番に考え、スクランブル交差点で地面に落書きなんて絶対にできない。

「終わり」を考えると恐ろしいと、友人は言った。

隕石で、地震で、地球温暖化で、何かしらの大きな力で、無慈悲に人の今までの営みが消されていくのが恐ろしいと。

話を聞きながら、そうだねと相槌を打ちながら、人の営みが消されることに恐怖を覚えると言うことを、どうしても理解できずにいた。

人間は高度な文明を持ちすぎたせいで、自分地球上に生まれ動物ひとつだということを忘れがちである

動物」と「人」を分け、動物無意識に見下し下等生物だと思っている節がある。しかし、人間はただの動物に過ぎないと、神《ここでは生物支配できない天候、運命等を言う》になることはできないのだと、ぼくは常々思う。

しろ動物を超えてしまった何かになっていたのだとしたら、ぼくは僕の心臓が動いていることすら恐ろしく感じる。

たくさんの動物がこれまで絶滅してきた。隕石で、地震で、地球温暖化で。

人間がそれらの神の力によって死に絶えることが出来るなら、ぼくは人間が地上に存在して良い生き物であったと、やっと安心することができるだろう。

ぼくは、いずれ人間が滅ぶことを、心の底から望んでいる。

ぼくはきっと、希望戦士から見たら倒すべき思想を持っている人間だろう。

きっと倒されて光の力に圧倒され、希望を持てるようにされるのだろう。

でも僕は、希望を持つことが何よりも恐ろしいのだ。

希望を持った人が、その希望が続くと信じて、その希望が失われた時、その先にあるのは深い悲しみと絶望だろう。

でも、希望に触れた人が、いずれこの希望は消えると思っていたら、いざ本当に消えてしまったとき、たしかに悲しいけれど、心の準備ができていた分苦しまずに済む。

後ろ向きなことを言っていることは百も承知だ。

でも、これはぼくなりの心の防衛なのだ。期待せず、希望を持たず、諦める。

もちろん100%後ろ向きな訳ではないが、心のどこかで諦観を持っておく。

希望を持つということは体が浮いてしまうような漠然とした恐ろしさを感じる。

諦観を持っておくことで心に重石ができて、地に足を付けることができる。

「死」は、「終わり」は、僕にとってはエンドではなくフィニッシュだ。

終わりではなく完成なのだ

どうせならヨボヨボの状態でなく、現在の最高点でフィニッシュさせてしまいたい。

忘れじの 行く末までは 難ければ

今日を限りの 命ともがな

(「忘れない」と言ったあなた言葉最後まで変わらないのは難しいだろうから、私はその言葉を聞けた今日死んでしまいたい)

この和歌を歌ったのは儀同三司母という人であり、この歌は恋のうたであるが、ぼくはこの人の気持ちがよくわかる。

きっとこの人も、この幸福状態のまま自分人生を完成させてしまいたいと思ったのだろう。

希望を持つことは素晴らしい。それは同感だ。

ぼくも希望に憧れるし希望に向かって進む姿はかっこいいと思う。

しかし、ぼくがそれをやれと言われたら、きっと迷子の子ものように前に進むことができず立ち尽くしてしまうに違いない。

フィクション世界の悪役のように、人々を絶望に染めてやろうとは思わない。

でも、ぼくにとってぼくのネガティブ思考は、長年連れ添った相棒であり、ぼくの心を守ってくれた騎士でもある。

ぼくはきっと一生こいつを手放すことができない。

希望戦士にも悪役にもなれず、少しだけ希望に恐怖しながら、一般人として生きていくのだろう。

anond:20181212165917

???無能を含む全男性」ってことか?

無能を含む全女性」に対して男女共同参画予算は使われてるので当然。

障害者就労予算があるだろ?

それは女性にも等しくかかってるので。

障害もないが漠然能力が低い層は、だから自助努力モテ結婚という全く同じルートがあるぞ

やりたくなくても全女性が自我を殺して無償でやってたんだゾ

意味不明日本語で書いてくれ。主語とか目的語とか略しすぎて文になってない。

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