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はてなキーワード: 丁寧語とは

2017-10-06

丁寧語使っただけでmsdbkmになった気になれる

ナチュラルにこんなことできるってさぞ社交界に慣れていらっしゃるのだろうなあ

そんな人が昼下がりにティーかっぴを傾けてときおり頬を緩めながら増田をチェックする・・・

うーんなんか違うおゆなきーがしてきた

2017-09-27

というか女らしい言葉遣いってのが実質死んでるだけじゃないの

男のつもりで書いてても一人称私で丁寧語使うだけで勝手に女扱いされたりするし

2017-09-25

ブコメ丁寧語連続してると互助会らしさが出る

香ばしさが増す

2017-09-14

anond:20170914143215

丁寧語で、日本悪口を言われたら黙って居られるのか?という話し。

ニダってのを嘲笑するときに使うのを見るけど、あれ「~です」って意味

からあれをよくきくってことはもともと丁寧語で話す人が多いということ

それを馬鹿にするとかめちゃくちゃ失礼だし、むしろ無知馬鹿にされてもおかしくない

2017-08-09

嫌われることを異様に怖がる人

ネットとかで誰に対しても丁寧語

自分意見を述べない

人の悪口を聞き流せない

万人が同じ考えをもってるかのように良い人を演じる

良い人を演じる事を嫌う人間がいるけどそれは社会から自分のほうが正しいとする

毒のないような言動が毒に近い

自分の悪いところを治そうとするが

その悪い良いに明確な判断基準なんかなく

ただ周りの反応からいかいか判断する

あなたとは話してて息苦しい

でもあなたは嫌われることを異様に怖がるから

私がやめてほしいといってもいつまでも変わらないのだ

保育園での挨拶

お迎えに行くと先生たちに「おかえりなさい!」と言われるのだけど「ただいま!」と言うのはなんか違うと思って、でもなんと言ったらいいのか分からない。

ただいまの丁寧語があればいいのに。(ただいま帰りました、はやっぱり違うと思う)

2017-07-20

ネイティブ日本人接客されたい

この表現が合ってるのか解らないけど、早い話が日本人接客されたい。

勿論コンビニとか安い店じゃ何人だろうと構わない。選べる立場じゃないし。

問題はお高い店。サービス料とか払わなきゃいけない店。ああいう所で外人従業員に当たるとハズレ引いた…って思う。

だって聞き取りづらいんだもの外国人訛りの日本語って。頑張って聞き取らなきゃいけない。出身地は当然バラバラから訛り方も違うし。和製英語の所だけやたら発音が良かったりすると最悪。

相手がどの程度の話者かも解らないから喋るのにも気を使う。すっごい疲れる。

相手の顔色を見ながら、理解たかを注意深く確認しながら話をしなきゃいけない。どのレベルの話者なのか解らないから様子見つつ簡単丁寧語に切り替えたりするのも面倒臭い

大抵の場合、他の場所で会ったら尊敬する程上手な日本語で喋るよ。でも外国人にしてはって注釈必要レベルから脱してる人なんてほとんど居ない。

(まぁ日常生活でそこまでの上達は必要無いよね。あとアジア系外国人でめちゃくちゃ発音がうまかったら気付いてないって可能性もあるかも)

でもこっちは安定したサービスを得たいがためにサービス料払ってるの。サービス料が設定されてる店わざわざ選んでる時すらあるわけ。

そりゃ客としてマナーは守らなきゃいけないよ。過度な接客求めるのはNGなの解ってる。でもサービス料3000円も4000円も払ってるのに言語面でこっちがサービスしなきゃいけないのってなんなのって思う。

私がマイナー言語話者だったり外国だったりするならそれも当然だけど、国内レストラン日本で大半の人間母語として嗜む日本語話者の私がなんで言語面で譲歩せにゃならんのだ。

かと言って予約の段階で外国人従業員は居ますか?って聞くのも変だし(っていうか相当な割合で居るし)、こっちが店選定の主導権を握ってない時だってあるし、

そもそも本人なりにはベストを尽くしてるだろうに変えてくれって言うのもなんか変だし。その後そこで居心地悪くなりそうだし。差別主義者扱いもされたくないし。

移民の本場アメリカじゃ皆我慢してるのかなぁ。考えただけでもげんなりするや……。

2017-07-09

https://anond.hatelabo.jp/20170709165710

ブコメ低能ばっかりで笑える

滑舌が悪い」に対する例として「~させていただきます」が挙げられてるだけなのに

 

「「〜にいたします」でいいじゃん。なんでわざわざ言いにくい用語使うの?」

「「xxといたします」とか「xxではいかがでしょうか」とかニュアンスに応じてもっと最適なのがあるはず.そっち使えば滑舌的にも敬語的にもいっそう良くなる」

「〜とさせていただく"パターンは前文もまどろっこしくて大抵息が続いてない

「そんな過剰な丁寧語を使うのをやめたらよろしい」

等等、ケースバイに対するマウント取りのアドバイスばっかり並んでる

 

多分こいつら思考というもんがないんだろうな

2017-06-12

anond:20170612100524

私は常に丁寧語です

とおっしゃっているが、

失礼というか、すごく恥ずかしいんだよね

ともおっしゃっている。

タメ語丁寧語を切り替えられる人を尊敬する

ふとした拍子にうっかりいつもの奴が出るので

私は常に丁寧語です

 

客前でタメ語になったとき

失礼というか、すごく恥ずかしいんだよね

2017-06-08

男子校出身非モテだけど近所のお姉さんとなんとか付き合いたい

中高と男子校で気楽な生活を送っていて、大学になったら彼女欲しいなーと思ったんだけど、女性とどう話せばいいかさっぱり分からなくて殆どクラスの交友関係が作れてない。男同士の友人は何人か出来たんだけど、皆似たような非コミュ軍団だ。

経済的事情バイトをかなり入れなくてはならず、課外活動というのがほぼ出来ないのでサークルも無理だ。大学でも結局女性とお近づきになることが出来ないのか…と思っていた。

ただ最近自分が住んでいるアパートの二つ隣の部屋のお姉さんとちょっと会話して、一気に好きになってしまった。

多分女子大生で、俺より二つくらい上。俺の主観では滅茶苦茶綺麗な人。背は結構高めで、ぱっと見は物静かな感じ。彼氏はいるのかいないのかよくわかんない。

以前から、出かける時は挨拶くらいする関係ではあった。引っ越した時も同じ階の住人には手土産もって挨拶にいった、といっても隣の部屋は空き部屋で、後はそのお姉さんと単身赴任らしい40代のおじさんだけだけど。

うちのアパートごみ集積所が近所の家と共用で、特に水曜日には滅茶苦茶ゴミが溜まるんだ。前日夜から大量にゴミ捨てされるんだけど、アレどうにかならないのかな。

で、昨日お姉さんが、自分ゴミでもないのに散らかったゴミ袋を片づけていたので、「あ、俺もやりますよー」って言って手伝いに入ったんだ。正直お姉さんのことは気になってたんで、会話の発端になるといいなーと思ったんだ。

そしたらお姉さんが、今までずっと物静かな人だと思っていたのに、ぱっと笑って「おお、男らしいねえ」って言ってくれたんだ。今までずっと、挨拶する時も丁寧語だったのに、いきなりのタメ語

これだけ。これだけのことで滅茶苦茶好きになってしまった。我ながらちょろいなーと思うけどどうしようもない。

ずっと男子ばっかりの環境だったか距離感がつかめないし、どう距離を縮めればいいのかも分からない。彼氏がいるのかどうかすら分からない。ただ、なんとかお姉さんの眼中に入りたい。エロゲ経験なら多少あるが、エロゲみたいに簡単に仲良くなれるとも思えない。

引かれない程度に徐々に距離を縮めていくことはできないだろうか。

2017-05-31

みんなゴキブリが嫌いって言うわりに

丁寧語で呼んでるよな。

あんな奴「キブリ」でいいよ気持ち悪い

2017-04-23

匿名丁寧語使う奴

頭がおかしくなった奴かネット初心者ばかりが目立つのでそろそろ脳内フィルタしようかと思う

2017-03-17

最近、後輩によく言われる言葉「言い方じゃないっすか」。私の言葉の端々にトゲがあるらしい。「あ?お前何言ってんだ」というようなとき丁寧語で怒りを表している。

それでも言われるということは、発声的に端々から怒りを感じる雰囲気なんだろう。

最近取引担当が変わった。前の方よりは仕事力弱いかなという予想を裏切らない弱さ。

お前さぁ、メールはこまめに返信しろよーなんで何日も音沙汰ないわけ!休日なら仕方ないで済ますけど平日だよ。平日。「メールチェックしました。確認次第、改めて連絡します」とか、その程度でもいいかレスポンスしろ。見たのかどうかすら不安で業を煮やしてお前に電話してんだぞ。こっちだって電話なんかしたくねーんだよ。

あと、前にもあってそのときは気のせいかと思ったりしたが、打ち合わせをして改めて思ったけど「やっぱりお前忘れてただけじゃねーか!」

2017-03-03

二人称問題

家族に対して「あなたがた」と呼んだら怒られた。自分末っ子なので、一応丁寧語を使ったつもりだったんだが。。

相手が単数で目上のとき、「あなた」と呼ぶとなんか失礼になるっぽいので、名前を知っている場合は「○○さん」、名前を知らない場合は「そちら(さま)」とかでいいのかもしれない。

だけど相手複数でなおかつ、ある程度親しい間柄のときに困るんだよな。

まり親しくない人々であれば「みなさん」でいいんだろうが、友達家族に対して「みなさん」はおかしいし。

全員が目下なら、「君たち」「お前ら」とかでOKだけど、一部に目上の人が混じっていると、そうもいかない。

どないせいっちゅーねん。

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ad2217さん「旧来の価値観からすると、家族は「あなた方」ではなく「私たち」だからだろう。意見の違い? そんなものあるはずがない。」

あなるほど、家族は一体であるのだから、「個」として扱うなっていうことなんですかね。

気持ち悪いですね。

2017-02-27

「○○してください」→「○○ください」

自分の周辺だけかもしれないけど最近増えてきたと感じてる。

添付ファイル印刷ください

→「ファイル印刷!」の丁寧語ってことか

ファイルをご印刷ください」とは言わないので

もともとおかしいんじゃないかという気も。

2017-02-25

不倫妻のプレミアムじゃないフライデー

金曜夕方の17時。弊社にプレミアムフライデーは残念ながら存在しないが、今日は定時ちょうど、18時には帰れそう。

残業せずに帰れそうなめどが立ったところで、LINEで彼に連絡を入れる。

今日は18時過ぎには会社を出れると思うので、いっしょに夕飯でもいかがでしょう」

まりから予定を決めていても忙しい彼には負担になるので、誘うのはいつも前日か当日くらいだ。

「ぼくもそんなに遅くならずに出られそうです。何を食べたい気分ですか?」

良かった。前回会えたのは2週間前くらい。

相手仕事ピークや、私は私でこまごまとした用事が入っていて、なかなかちょうどいいタイミングがなかった。

「前回は中華だったので、イタリアンどうでしょう? 渋谷に気になってるピッツェリアがあります

と返信をし、店を決めながら残りの仕事を片付けつつ、今度は夫にLINEを送る。

「ごめん! 今週終わらせるタスク全然終わってなくて、かなり遅くなりそう。ギリギリに言うので申し訳ないけど、外で食べてきてくれない?」

結婚してから共働き体制を続けて3年が経つ。家事は分担しているものの、夕飯の担当は一応自分になっている。

彼のほうが残業することが多いのと、私のほうが一人暮らし経験があって料理スキルもあるので、とくに不満はない。

それに、なんだかんだ、あっちもあっちで仕事の付き合いが多い職業なので、二人でいっしょに夕飯を食べるのは1週間のうち2〜3回だ。

私が友達と飲みに行くというときも、彼はこころよくOKしてくれる。今日問題なく、「わかった、おつかれ」とスヌーピーのスタンプとともに返信がきた。

そうこうしているうちに残りタスクは終わり、定時とともに私はタイムカードを切る。

急ぎ足で駅に向かいながらLINE確認すると「ピザ、たまにはいいですね。では後ほど」と返信が来ていた。

こういう関係になって1年は経つけれど、彼のLINEでの丁寧語はまったく崩れない。スタンプも送ってない。

すでに5年の付き合いになるという彼女相手にもそうなのかは、知らない。たぶん違うでしょう。

まあ、どっちでもいいんだけれど。私も夫とやりとりするためのスヌーピーしか持っていない。

目当てにしていたピッツェリアは、プレミアムフライデー効果もあってか満席

念のため会社を出た時点で電話をしておけばよかったけれど、し忘れたものは仕方がない。

隣にあった小汚い中国粥の店に飛び込む。またも中華になってしまったのが痛手だが、普通に美味しい。

彼も気に入っていた。ここ、夫も気に入るんじゃないかな。店名をメモっておく。

青島ビール1本と紹興酒をグラスで飲んで、ほろ酔いになったところで、駒沢大学にある彼の家へ。

彼女地方出張中で急に来る心配もないということなので、泊まってもいいかな……と期待したけれど、

今日は夫に「仕事が終わらなくて」と言ったので、さすがにオール微妙だろう。

最初から失恋したばかりの友人を慰める飲み会から、かなり遅くなるかも」くらい言っておけばよかった。

Netflixで「英国王のスピーチ」を流しながら、なんとなくくっついたりキスしたりいちゃいちゃして、映画が終わるあたりで今日は終了。

彼に見送られ、夫に「終電では帰れそう」と伝えて、家を出る。次に会う約束はしない。だって別に付き合ってないから。

から「ごめん、俺のほうが遅いわ。朝帰りになるかも」と返信。

なんだ、だったらやっぱり泊まればよかった。でも今から引き返すのはウザいよね、と思い、しかたなく電車に乗る。

夫も本当は、誰かとどこかのホテルにでもいるのかもしれない。

そっちのほうが「良かった良かった、お互いセックス外注しようね」とあらためて確認しあえるかもしれないし、

そうなったらなったで、ムカつくのかもしれない。もしかしたら逆に燃え上がってセックスレスの解消になるだろうか?

うーん、今日考えるのはやめよう。

不倫をしているからって、もちろん毎日は劇的にはならない。

毎日電車で隣り合わせた適当な男とヤるとか、風俗でこっそりバイトするとかのほうが、本当に刺激を求めるならよほどお手軽だ。

でも、性欲とコミュニケーション欲がほどよくまぎれたことで、私の心は適度に凪いでいる。

万が一、彼がLINEで愛の言葉でもささやいてきたら、プッシュ通知を見た時点で即ブロックするつもりだ。

そういう覚悟のない人たちが、「ゲス不倫」と騒がれているのだ。

そうだ。帰ったら、まだ見れてない「カルテット」の録画を消化しよう。一人きりで。

2017-02-07

円光女のデビューと停滞と没落と

ツイッターとある女のアカウント作成直後からフォローしている。そいつは成人済み円光女だ。タイミングが合ったんで会うことにした。

  

車迎え必須場所指定からまり、そこに着いたら場所写真を送れ、車を教えろなどと細かい。冷やかしが多かったんだろうと好意的解釈していた。

女はアリな範疇の見た目だった。これで円女としての最低限のマナーが伴っていれば当たりである

  

外れだった。

  

今日スッピンだけどいいよね? 円で一々化粧したくないし」 いやまあ構わんが、どしょっぱなから余計な一言かましてくんじゃねえよ。

あんた何でそんな敬語なの? これ円だよ?」 いや円だろうが何だろうが初対面の相手に最低限の丁寧語使って何か悪いのか。

カシャッ(スマホ撮影音) ファッ!? 「あースクショから。うざい奴は全部スクショ保存して晒せるようにしてんの」 いやおい、もし本当だとしてもスマホ触んな。

あん経験人数何人? 円とか風俗以外で。 えっ一応そんだけいるの」 童貞かどうか確認たかったのか知らんが、なんだその不躾すぎる質問は。

電気は全部消して。円するような男の顔とか見たくないから」 どうしてわざわざ後半の余計なことを言うんだ。正直さとかいらねえよ。

キスとかクンニとかNGなんで」 おいコラ、事前のDMやり取りでそこはOK確認しただろ。嘘つくんじゃねえよ。

時間かかると嫌だから生で入れて? 盛り上がってきたらゴムつけてくれればいいから」 バカ野郎病気妊娠が怖いだろ。フェラもこっちから断ってるのに何で生入れOKなんだよ。

「あーあんた早いね~助かるわ」 そりゃどうも

  

一応言っておくが特に値切りもせず言い値で払ったし、送迎したし、相手NG強要もせず、自分で言うのも何だが見た目と円やってるというそもそもの点を除いて良心的な部類だったはずだ。

それにそういう態度なんだから、あーこいつ初心者だな。すぐ客に困るだろうなって思った。やっぱ上手くやってる奴は良い客をすごく大事にして固定化する努力をするから

もちろんこっちはもう会う気ねえんだけど、ツイッター観測だけは続けてた。案の定最近、すげえ客に困ってるようだ。バカだねえ。俺含め、最初の頃にごく普通に会ってくれた人を大事にしなかっただろ。

  

円でも生き残るのはけっこう大変だぜ。まあ頑張ってね。

2017-01-30

Web上で品性シフトが起きている

完全に、個人観測範囲内の印象論にすぎない話で恐縮だが、

昔は2ちゃんねらーは口汚いもの普通で、ゲーム攻略wikiなんかに寄せられる情報提供コメント丁寧語が多かった。

けれど今、スマホアプリ板なんかは意外と「良い空気」のような秩序感を守ろうとする若い人が多い。

一方、wikiに寄せられるコメントキッズ煽り合いの如き展開が繰り広げられているのをよく見る。

おそらく、アプリレビュー欄だとか攻略wikiまとめサイトコメ欄のようなものは、

PC文化がないITリテラシーの低い子どもたちが集まるから荒れる。

2chのような奥まった場所まで来れる時点で、自然リテラシーの高い子が集まっているのかもしれない。

なお、若い子たちがあまり来ないMMORPGなんかの板は、偏執的なおっさん達の狂ったような罵声で埋め尽くされている。

2017-01-04

職場の同僚に好きな女性がいました。私と同じ新卒入社女の子で、周りよりも落ち着いた雰囲気を持ち、それでも気持ち良く笑う、明るい女の子でした。

彼女と私はこれまで何があったというわけでもなく、ただただ同じフロアに机を並べ、仕事をし、たまにある同世代での飲み会では職場上司愚痴を言い合う、はたから見れば仲の良い同僚でしかありませんでした。

一度、一緒に外出する用事があり、二人ともそのまま直帰となった日、彼女からの誘いで夕食をご一緒したことがあります比較的早い時間、客先での用事を済ませ、二人で東西線に乗っているときのことでした。彼女から「疲れちゃいました。飲みに行きましょうよ。」と誘ってもらえたときは、電車内のこもった空気の息苦しさがたまらなくなり叫び出しそうになったほど、気持ちが高鳴ったことを覚えています。二人の乗り換えの駅となる飯田橋で降り、神楽坂の通りに面したお店で、二人でワインを飲みました。

彼女東京での生い立ち、学生時代の思い出などをひとしきり聞き、これまでずっと丁寧語だった彼女が、別れ際には「じゃあね」と言ってくれたことが、嬉しくてたまりませんでした。

同期の男から彼女が私の直属の上司不倫関係にあるらしいという噂話を聴いたのは、それからひと月ほど経った頃のことでした。

不倫という関係については、世の中で騒がれているニュースが時折耳に入ってくるという程度の印象しかなく、彼女のそんな噂話を聴いても、彼女に対する侮蔑の念は爪の先ほども起こりませんでした。

私はもう救いようもなく恋をしていました。

それからというもの、同じフロアに、彼女と、私の上司とがいる中で仕事をせねばならぬという状況が、いよいよ耐え難いものとなっていきました。

上司から仕事について指摘を受けるような場面があると、彼女の目が以前に増して気になって仕方がなく、上司の頭は頭に染み込まずただただ叱責を受けているということにパニックを起こしてしまいそうになりました。また上司を見返すつもりで取り組んだ仕事評価を得られたときには、必要以上に舞い上がってしまい、どうにも自身気持ち落ち着けられなくなってしまっておりました。

同期の男の指摘通り、上司が退社していくと数分後に彼女がいそいそと出ていく日が、少なくない頻度でありました。彼女が出ていったあと、残された(彼女意図して残していったというわけではもちろんありませんが)私は、残業どころではありませんでした。どこかのお店で以前神楽坂で飲んだ日のように、上司の前で酔っ払って顔を赤らめ、どこかの一室でスーツスカートの下に履いたストキングを降ろされている彼女想像するだけで、胸が引き裂ける想いでした。

私が何度となく想像した彼女の服の下、下着を取った彼女の白い身体丘陵、指を沈めるとそれを温かく受け入れるとろりと濡れた場所。そんな色々を今彼女差し出し、あの男は存分に堪能し、甘ったるい時間を過ごしているのだろうか。

そんな想像を、私は止める術を持ちませんでした。

想像力よ、お前は私に容赦をしない」

昔読んだ本にあったそんな一節を思い出したりしながら、進まない仕事を前にデスクで呆け、とがりきった自分気持ちがなんとか落ち着いたところを見計らい一人で退社する、そんな日々を過ごしていました。

しばらくはそんな毎日を過ごしていたのですが、彼女がある長い出張から帰ってきた頃から彼女らの関係に変化が見られるようになりました。

その出張の時期がきっかけであろうという自信はないのですが、ずっと見ていた私の目から見て、どうやらあの時期からであろうと思います。ある日、彼女がたいそうに目を晴らして出勤してきて、目に見えて元気のない日がありました。それから、示し合わせたかのように同じ時間に退社していく日もなくなり、同世代同士の飲み会でも彼女の出す話題には変化が見られ、また恋愛関係の話となったときに、少しだけ緊張がほぐれたような印象を、私は受け取りました。

彼女らの関係は終わったのだろうか。

そんな予感を少し感じるだけで、私の会社での生活も幾分平穏を取り戻してゆきました。

これから年末差し掛かる。またどこかで食事でもできないだろうか。

そこからまた始められないだろうか。

以前から、何が始まったというわけでもありませんでしたが、なぜだか私の心持ちはそんな風で、少し前向きなものとなっていました。

そんな頃、ある同僚の呼びかけで、同世代若者同士での忘年会企画されました。年末忘年会の重なる時期で、日程が仕事納めも終わった休業日にしか設定できず、集まったのは私と彼女含め数人での小さな飲み会となりました。

休みの日ということもあり、中目黒の外れにあるカフェバーに、開店とほぼ同時刻に入店しました。こじんまりとしたお店で、店員は二人しかおらず、客もまだ私たちグループだけのようでした。今時の洋楽が小さな音量で流れるこざっぱりとしたお店で、好感が持てたことを覚えています

最初飲み物の注文もそこそこに、彼女が手洗いに立ちました。その数分後、続いて私も尿意を感じトイレへと向かいました。そこは男女共有の個室で、その狭い部屋に入ってすぐに私が考えたことは、恥ずかしくも「つい先程彼女が使ったのだ」ということでした。私は立って用を足しながら視線を滑らせました。今は上げてあるこの便座に彼女腰掛け、ホルダーに設置してあるトイレットペーパー彼女は使ったのだ。誰にも覗かれることのない私のその思考は遠慮を知りませんでした。

ふと視線を下げた瞬間、私の心臓は一番の大きな伸縮をし、熱い血が全身へと駆け巡り、息が止まりました。サニタリーボックスが目に入ったのです。

まだ酔ってもいませんでしたが、頭に血がのぼった私は、躊躇うことをしませんでした。震える手をそれに伸ばし、つまみを持ち蓋をあけると、そこにはトイレットペーパーでくるめられたものが入っており、それを手に取り周りの紙を剥がすと、丸めテープで止められた紙ナプキンが入っていました。

私はそこで個室の鍵がかけられていることを確認し、便座に腰掛けゆっくりテープ剥がしました。これを開いて私はどうしようというのか、これまで見たこともない、血に染まったグロテスクものを見てしまっては、その衝撃が人生に大きな爪痕を残してしまうのではないか、そんな恐れのような感情が大きかったように思います。にもかかわらず、なぜ私は手を止めることができなかったのでしょうか。そのごわごわとした紙を開いてみると、少しの恐れとともに想像したような鮮血はなく、薄黄色に染まった濡れた箇所があるだけでした。

ショッキング赤色ではなかったことに安心すると、今度は自分の手中にあるそれがたまらなく愛おしいものに思えてきました。私はその濡れた箇所を自分の鼻と口とにつけ、息を吸い込みました。女性の秘部の香りが鼻孔を抜け、そこでしばらく止まった息を整えると、ゆっくりとその香りと味を味わいました。

そこからのことは、余り覚えておりません。このまま長居しては怪しまれてしまうと思い、それを元と同じように包んで箱へ戻し、自席へと戻りました。彼女とも二三言葉を交わしましたが、私の頭の中は先程の個室での光景で一杯でした。そんな上の空のまま宴も酣となり、会計を済ませ、次に会うのは年明けだね、良いお年をと言って、それぞれに別れました。

それからというもの、この年越しはあの紙ナプキンのことで頭が一杯なままでした。年始もろくに出かけることができず、自室のベッドに横たわり彼女彼女ナプキンのことを考えておりました。しかしながらいつまでもこうしているわけにもいかず、明日仕事始めとなります

明日出勤すると、新年の挨拶の飛び交う中彼女とも顔を合せます。おそらくその時も愚かな私は「もう月経は終わったのだろうか」などと考えてしまうのでしょう。

嗚呼、なんという2017年の始まりなのでしょうか。いっそこのままトイレットペーパーの芯にでもなってゴミ箱に放り投げられたい気分であります

2016-12-23

漫画図書館Zの漫画紹介(年代順)その1

漫画図書館Zがリニューアルしたし、年末だし、Jコミ時代から今まで読んできて面白かったZオフィシャルの漫画を紹介するよ。

匿名である以上筆者のパーソナリティに依存するランキングをつけても無価値なので、年代順に列挙する。参考にしたのは、作品本体、著者のホームページメディア芸術データベース (https://mediaarts-db.jp/mg/) および Wikipedia。画像がないので説明文多め。あと参考までに連載誌情報も分かった分だけ添えとく。

なお、増田はあんまり漫画を読まないので、この作者は有名とかこの作品は名作とかほとんど知りません。それと投稿制限のため作品ページには直リンクしていません。手間かけさせてごめんね。http か https でアクセスしてね。

1983-1987 赤々丸 (www.mangaz.com/book/detail/75161)

猫型のネコン星人と共存社会を作っている、近い未来の地球を舞台にしたコメディーSF。

人間たちに虐げられているネコン星人が自由のために蜂起する話がメインストーリーだけど、漫画の核心はめね田や猫田たち無軌道(猫)大学生たちの傍若無人っぷりを鑑賞することだと思う(特にモーガン所長がひどい目に合わされるところ)。

1986-1989 弥生!! (www.mangaz.com/book/detail/43871)

  • 著者 : 河内 実加
  • 連載誌: ちゃお
  • 巻数 : 8

ずばり少女漫画。ちびなのに馬鹿力で一人称が「オレ」の女の子 弥生と、弥生のことが大好きなのっぽでラグビー馬鹿の陸、通称バイオレンスコンビをめぐるラブストーリー

陸の方は一途に弥生を思っているのだけど、鈍感で男勝りな弥生は陸を親友としか思っていなくて、いつも悶々させられる陸。やっぱり男の片思いはいいわ。頭の中の箸が進むすすむ。

少女漫画の醍醐味と言えば恋する二人の関係性の変化なんだけど、この作品では、恋愛に無頓着な弥生が、何ものにも代えがたい陸と一緒にいるために、悩んだ末に親友から恋人という関係性の変化を受け入れるところがぐっとくる。恋人となることを受け入れた弥生だけど、陸とはずっと親友関係だったから、急に恋人関係(デート、キス)を求められて戸惑う。その弥生の戸惑いを汲んだ陸が自分が暴走していたと反省するところもいい。二人の幸せは一人と一人の幸せの足し算ではなくて、二人でいることでしか見えてこない幸せのことなんだと思う。

漫画が終わっても、この二人はきっと大丈夫だと思える少女漫画はいい少女漫画だ。

1987-1990 クラリオンの子供たち (www.mangaz.com/book/detail/45041)

超能力者として戦争のために育てられた子供達「クラリオンの子供たち」をはじめ、冷凍睡眠から目覚めてみれば地上で最後の生き残りとなっていた少年が、電話でマザーコンピューターにグチ垂れる「THE DAY AFTER CARE」など少年少女がメインのSF短編集。

廃棄された街の底で他人の赤子を身ごもる出稼ぎ代理母達が、中東の政治対立に巻き込まれる「マザーズタウンラプソディ」がおすすめ

ちなみに宮崎駿があとがきで絶賛している。なおハードなSFがよければこちらをどうぞ。

ARMS (www.mangaz.com/book/detail/43001)

女王蟻 (www.mangaz.com/book/detail/3901)

1987-1988 ゆめのかよいじ (www.mangaz.com/book/detail/43881)

タイトル通り、古びた町の古びた校舎を舞台に、転校生の少女とノスタルジックな夢が交差する漫画。

あらすじ

夏休みのある日、古びた町に転校してきたばかりの宮沢真里は、校舎の中で謎の少女に帰ってきたのと抱きしめられた。その少女は、真里が転校してきたころ偶然目撃してしまった、古びた教室で自らを慰めていた少女 岡部梨絵であった。梨絵と恋人同士になった真里は学校で、原っぱで、古びた路地で、幻想的なときを過ごす。

古い作品なんだけど、色褪せない艶みたいなものを感じる良作。正直はじめて読んだ時、過去にこんな作品があったなんてと、かなりショックだった。

作中にこんなやりとりがある。

梨絵「手沢(しゅたく)って言葉があるわ」

真里「聞いたことある」「よく使われたりさわられたりした木が つやつやに光ってくるようなことでしょ?」

梨絵「そう ここにはいっぱいあるね そういうのが」

まさにそんな作品。

また、田舎の学校の垢抜けない感じがごく自然に表現されていて、増田的には恩田陸の「蛇行する川のほとり」とか「六番目の小夜子」が思い出された(わかる人には伝わってほしい)。

キャラクターとしては真里のちょっとふてぶてしくてまっすぐな性格がよい。友達に対してはおおらかで若者らしく愛する人にはまっすぐ好きと伝える。その全てが自然体で、漫画を読んでいるとまるでどこかに古い学校があって真里が今でもそこにいるような気がしてくる。

レズビアン行為の描写があるので苦手な人は注意ね。

1988-1991 ティリニア・シリーズ (www.mangaz.com/book/detail/41582)

ティリニアという架空の大陸を舞台に「魅猟龍人」や「マジシャンロード」、「サルトーの凱歌」など複数のタイトルにまたがるファンタジー漫画シリーズ

いわゆる剣があって魔法が偏在している世界なんだけど、今のようにメラの上がメラミでメラミが強くなるとメラゾーマやまびこの帽子を装備したらメラゾーマ連発でめっちゃ強い、みたいな共通認識がない時代なので、世界設定に作者色が強く滲んでいる(巻末の歴史表および設定資料参照)。

オススメリンクしてある「魅猟龍人」。魅魔という悪鬼のようなものを狩る一族と、大陸中で迫害される龍族に生まれ魅猟に育てられた主人公の冒険譚。

1988-1993 嵐陵王 (www.mangaz.com/book/detail/50541)

  • 著者 : 篠原 正美, 伊吹 巡(原案協力)
  • 連載誌: ウィングス
  • 巻数 : 7

ビームとか飛行船とか出てくるけど、王宮とか飛行座とか聖武将とかファンタジー濃度が高い、ファンタジック時代風スペースオペラ

ちょっと増田の語彙では適切に紹介するのが難しいので、冒頭を引いてみる。

広大な星界に散らばる国々を「帝都」と称す専制国家が支配していた時代

『これが墓陵衛星「伊邪那美」か。星ひとつ墓にするなんざ気が知れねえな。』

『「星」というより岩の塊。小さいが造りはいい。気圧も重力も申し分ない。』

『これが”墓”とはね。』

『(こんなところに本当に”奴”がいるのか?)』

おわかりいただけたでしょうか。あんまりこういう漫画読んだことないけど、作者がこんな雰囲気好きなんだろうなーって思える。

なんていうか「デューン 砂の惑星」を初めて読んだ時の感覚といえばいいだろうか、SF的装置と非科学的なよくわからん概念が有機的に結合していて勢いがページから蒸れてくるような感覚。

架空時代物好きなんだーって人にオススメ

1988 PUSH♡桃園!! (www.mangaz.com/book/detail/70531)

力士と女子高生おかみもの。

少女漫画の彼氏側はかっこよくなくてはならないという不問律と脂肪と筋肉ドーンの力士でどう釣り合いをとったか。

答えは幕下イケメン力士だ! これならイケメンと脂肪のトレードオフにはならないぞ!

1990年代 月蝕夜合戦 (www.mangaz.com/book/detail/66591)

  • 著者 : 篠原 正美
  • 連載誌: 不明
  • 巻数 : 1

あらすじ

高校生の早弓は、たった一人の家族だった祖父の葬式の帰り、二年前に行方不明になった双子の兄 乙矢が斬り殺される幻想を見た。その瞬間、突然現れた黒い鎧武者に巨大な刀で斬りつけられた。目がさめると早弓の体は乙矢となっていた。しかも早弓が目を覚ました世界は現代の日本とは全く違う、戦国の世のような世界であった。兄の乙矢は二年前からこの世界で花敷の国の姫を守る衛士として生きていたのだった。
兄の最後の願い − 姫を守ってほしい − を守るために、早弓は姫の弟で総大将の夜光と共にさらわれた花敷の姫の救出に向かう。常識では考えられない九耀の死人兵や酷たらしい戦闘に、外見は男だが中身が少女の早弓は拒絶し苦しむが、国のため家族のため姉を助けるという夜光の真摯な思いに助けられ、次第に夜光に惹かれていく。しかし、乙矢(早弓の体)は姫と相思の仲であり、姫を無事助け出せれば国中に乙矢と姫の仲を示すこととなる。そして同時にそれは本当の自分を偽り生きていくことであるのだ。

時代伝奇ロマン漫画。いや増田にはBLの気はないと思っているんだけど、男の乙矢(中身は女)に向かって「幾度も思った。お前が女であればと。その度に自分が狂っている気がした。」なんて憔悴した顔で告げる夜光を見ると、なんか歪んだふわぁぁぁみたいな気持ちが湧き上がる。かと思うと男の体で殊勝な乙矢(中身は女)を見ると(少女として)いじらしいしかわいいし全力で応援する気持ちになるから不思議なもんだ。そう考えるとなかなかフェティシズムが詰まった漫画である

全200ページくらいのよくまとまっている中編なのでオススメ

1990-1991 白銀の魔狼 (www.mangaz.com/book/detail/46361)

諸事情により男子として育てられたノーランドの王女エスター(僕っ娘)が剣士ソール(女アレルギー)と術師テュール(男色家)を護衛に、自分の身代わりに魔狼に連れさらわれた乳兄弟を救いに行くのが一巻。彼らのその後を描いたのが二巻。一応タイトルにはサスペンスミステリーと書いてあるけど少女漫画

こういうのでいいんだよこういうので(その1)。なんとなくお姉ちゃんの本棚にありそうな気がする(姉いないけど)。面白い点を挙げるならば、ソールとテュールの友人同士のフランクなやりとり、男に迫られているエスターを見てエスター一筋のソールがやきもきする姿とか、つまり少女漫画フォーマットのものという他なくて、この気持ちがわかる人は読んでくれというしかない。

1991-1996 ルームメイツ (www.mangaz.com/book/detail/127351)

あらすじ

それぞれ違う人生を生きてきた還暦前の幼馴染三人 − 真面目な元小学校教諭の時世、お妾さんだった元芸者のミハル、専業主婦だったけど夫に愛想を尽かし家出してきた待子 − が共同生活を送りながら、第二の人生を支え合い暮らしていく話。

十年以上も前の作品になるけれど、オールドミスの老後や、熟年離婚、ワーカーホリック仕事人間の退職後問題など、家庭内問題を正面から書いていて好感が持てる。

どの部分も優しくて素敵なんだけど、増田的にオススメしたいのは、恋愛に恵まれなかった時世が、過去一度だけ思い合っていたかもしれない男性と第二の人生で再開し、不器用だけど優しく一緒に過ごそうと決めるところ。この元同僚の男性は妻に先立たれていて、その後同じ職場で出会った時世と再婚しようとしたけれど、子供に新しい母親なんていらないと反抗され再婚を諦めた過去がある。ところがその子供が成長し自分自身が子供連れの女性と再婚したことで、当時の父親の心境を理解して時世に昔のことを謝るシーンがある。とても普通なことなんだけどとても豊かだなって思った。

ウブな時世に、芸者だったために男の酸いも甘いも知り尽くしたミハルさんが寂しさを感じながらもアドバイスするんだけど、仲の良い幼馴染だけの間柄ではなくてこれから幸せになれる女性を羨み祝福する姿勢が中庸で凡庸でとても感じ入る。

1992-1996 BOOM TOWN (www.mangaz.com/book/detail/43191)

  • 著者 : 内田 美奈子
  • 連載誌: コミックガンマ
  • 巻数 : 4

感覚投入型の巨大VR空間「BOOM-TOWN」とその街を保守するデバッガたちのお話。

デバッガお仕事は、BOOM-TOWN に現れるノイズ(バグ)を発見して収束させること、なんだけど……実際は XYZ-P (NPC) のお悩み相談を聞いたり、BOOM-TOWN で自分の力を誇示するハッカーたちのやんちゃを懲らしめたりと何でも屋に近い。また BOOM-TOWN がメイン舞台と言っても、BOOM-TOWN での事件の原因追求のために現実世界でリアルハックを行ったりして、現実と地続きの二面性があってとても面白い仮想現実漫画。

BOOM0TOWN という仮想現実が普及した社会では、同じ人間より XYZ-P に感情移入してしまう人や、逆に人に恋をしてしまう XYZ-P がいたりして、人間もデータ化してVRに参加する以上 NPC と大差ないんだなって思える。

最後に、オススメポイント。主人公達デバッグ課はそれぞれが元ハッカーだったり英才教育施設出身だったりして、かなりプログラマ的な性格をしていてニヤニヤできる。特に、主人公(女性)が楽をするために自分の代わりに仕事(簡易デバッグ)をするボットを作ってサボっていたら、同僚に知らぬ間にボットモデルスキャンされてボディデータを把握されるという話は非常によかった。あとウィザード級のハッカーと BOOM-TOWN の中でマトリックスばりの戦闘をするんだけど、最終的にVRの中ではなくウィルスによる現実端末ハッキングハッカートドメを刺すところもリアルでよかった。

気がついたら内田さんの作品を紹介するのは二作目だった。多分この作者の乾いたユーモアが好きなんだと思う。

1992-1999 BREAK-AGE (www.mangaz.com/book/detail/45341)

作品ページの紹介より引用。

2007年。 超高速通信ケーブルで繋がれた電脳世界を舞台に、 自ら作成したデータ上のロボット(VP)に搭乗し、 戦いを繰り広げるリアルタイムバトルシミュレーションゲーム 「デンジャープラネット3」。 その名手、国府高専1年生の桐生は、 ある日、謎の巨大VP "ベンケイ"に大敗してしまう。 一体どんな奴が乗っているんだ!?── 隣町のコニーパレス(ゲームセンター)からエントリーしていた 相手VPのパイロットは、高校2年生の可憐な少女だった。 "ベンケイ"のパイロット、彩理に惹かれた桐生は、 トップパイロットプライドと彼女との交際を賭け、 新しいフルカスタムVP "九郎"で1対1の勝負を挑む。

この作品はデンジャープラネット(DP)に情熱を捧げる高専生たち若者の日々の物語。

この作品を読むと、ビデオゲーム同好会のみんなでワイワイしたり、 DP で勝利するために VP のカスタマイズに勤しんだりと、若い頃を仲の良い誰かと一緒に過ごすことができるというのはとても楽しいものだったんだなと思える。

主人公 桐生の周りの登場人物はみんな個性豊かで面白いんだけど、一番の際物は国府高専ビデオゲーム同好会の長船会長。私服として着ぐるみを毎日着てて国府高専のぬいぐるみ師の異名を持つ会長は、初登場時なんと二十二歳。まだまだ卒業したくないからという理由で計画的に留年しまくりである。さらには生粋のゲームマニアであるので、田舎を巡ってひなびた旅館に置かれているレトレゲーム(の基盤)を収集する旅(同好会の強化合宿)を開催したりと大変変人である。でも材料工学を専攻していてなおかつ構造力学にめちゃくちゃ詳しくて、 DP ではものすごい頼りになるところが実ににくい。

増田の中では、久我という過去に囚われたエンジニアと未来を純粋に見つめる桐生たちとのラストバトルがすごく良くて、ラストバトルの理想の一つになっている。 DP を遊んでいるいちユーザだった桐生が、彩理と出会い少しずつ業界に関わるようになり、 DP のユーザから DP の開発者となっていく。その桐生と彩理の目の前に最後に立ちふさがるのが、 DP に尊敬する人を踏みにじられ業界からドロップアウトした久我。このラストバトルのすべてが、若者たちによる閉塞しようとする未来の打破と過去の解放、まさに BREAK AGE を見事に描いている。

1992-1994 邪神ハンターピーチドラゴン (www.mangaz.com/book/detail/75041)

言わずと知れた魔夜先生の作品となります。

面白いので読みましょう。

一言いうならば、SFのうんちくがそこここにあり、独特の味気があるところが面白い

1992-1994 オパーリン (www.mangaz.com/book/detail/47381)

あらすじ

元気娘の一条あおこは温厚な生物教師の夜光先生が大好き。積極的に毎日しかける(お弁当を一緒に食べる)ものの、夜光先生はのらりくらりと柳の如し。しかしあるとき、いつも夜光先生が両手につけているオパールの指輪をこっそり自分の手にはめてしまったとき、突然人の心の声が、それどころか生き物全ての声が頭の中に流れ込んできた。
実は夜光先生は地球の化身で、先生がつけていたのは生物の声が聞こえるオパールの指輪だったのだ!
オパールの指輪を起点として、あおこの環境と夜光先生(地球)が交差していく。しかしその交差の先に待っていたのは……。

こういうのでいいんだよこういうので(その2)。

オパールの指輪をはめて、杉の木の話を聞いたり、カラスの恋愛相談に乗ったり、犬に占いをしてもらったりとのほほんとしてお話も多いのだけど、後半になるにつれて、(略)つまり地球がヤバイとなる。しかし漫画の主題が突き詰めるところあおこと夜光先生の関係性だからノープロブレムである。最後がとっても綺麗にセンチメンタルに終わるので読後感が大変気持ち良い。

友人の手入れが難しい花の世話を、先生に押し付けた時のあおこの名言を紹介しよう「平気 平気 先カンブリア紀から生き物育ててる人さ!!」

1993-1999 聖戦記エルナサーガI (www.mangaz.com/book/detail/74741)

あらすじ

聖剣により魔風から守られている世界、その世界の君主国アーサトゥアルの王女エルナは、王族の身でありながら全く魔力を持たないという稀有ではあるが異端の存在であった。
しかし世界の支配を進めようとするアーサトゥアルは、魔力を持たないがゆえに世界を支えている聖剣を引き抜ける唯一の駒としてエルナを利用しようとしていた。
支配を広げようとする自国に対して違和感を持つエルナだったが、一人の力では対抗することができなかった。しかしエルナを暗殺するために彼女の前に敵国の王子シャールヴィが現れたことで、世界を変えるために、自分の力でできること、成すべきことを成すために立ち上がる。

ちょっとSF風味が混じった剣と魔法のファンタジー

魔力がストック性だったり古代文明の遺産がSF的で独特の味があるファンタジー漫画

続編であるIIと合わせてどうぞ。

1993-1998 セキホクジャーナル (www.mangaz.com//book/detail/41301)

  • 著者 : 小坂 理絵
  • 連載誌: なかよし, るんるん
  • 巻数 : 4

あらすじ

個性豊かな関北高校新聞部は、霊能事件だったり恋の謎解きだったり、今日もあのネタこのネタと東西奔走。毎回締め切りに追われながらも、けっこう低俗なセキホクジャーナルを毎月発刊しています。

こういうのでいいんだよこういうので(その3)。

なんていうか安定感が半端ではない。そうそうこうなるよねと、筋書きも語りも全部頭に入っている落語を聞くような感じがするのは増田だけではないだろう。

なお、作品事情によりヒロインの相手役は眉毛が太い。しかしいい男である

1993-1997 轟世剣ダイ・ソード (www.mangaz.com/book/detail/74251)

クロスボーンガンダムで知ってた長谷川裕一作品。なんだかわかんないけど学校が丸ごと魔界へ飛んでしまったという漂流教室的な流れから始まり、わけがわからない内にいきなり敵がガンガン攻め込んでくるというハードな展開。

なんだけど、なんだかんだ7回だけ起動することができる超強力なロボット ダイソードに乗り込む熱血主人公や「サイバトロンかと思ったらモビルアーマーだわ」(自律型兵器かと思ったら搭乗型だったのねという意味)という名言を言い放ったオタク生徒会長(美人)のもと適度にシリアスに適度にコミカルにそしてちょっとエッチに進む。

長谷川作品はご都合展開などで設定を裏切ることはないし、当たり前を当たり前に描いているのでそういったこだわりが好きな人にはおすすめできる。

例えば超強力ロボット ダイソードは7回しか起動できないという制約から、一回起動したらパイロットが気絶したり寝落ちするまで気合い運用するとか、だけど無防備な会長と二人っきりになったせいでずっと悶々と完徹を続けていら、あっさりと「なぜならばナチュラルハイだからだー!」って叫んで貴重な起動回数を使ったりする主人公だったりして実によい。

ちょっとエッチで熱血な異世界漂流学園ロボット漫画である面白い

1994-1997 レニフィルの冒険 (www.mangaz.com//book/detail/64101)

立派な剣士を目指す少年カイル君が、魔法がダメダメけっこうワガママお気楽白エルフのレニフィルと、頼りになる酒乱の姉御こと黒エルフのシルカに振り回されるギャグ漫画。素朴な絵とハイブロウエルフギャグの落差が良い。

作中では、トールキンを含めたエルフの起源とか、エルフドワーフとの確執とかを描いていて、意外とファンタジー世界の基礎がしっかりしているところもグッドポイント

この増田は基本的にギャグマンガの激しい言動とか苦手でげんなりしちゃうんだけど、この作品はボケやツッコミがおとなしい(相対的に迫力がないとも言えるのかも)ので楽しく読めた。それにしてはひどく下品なネタもあったりするんだけどね(ケンタウロスがひっくり返ったときに腹側を見て「わー馬並み」とか)。

1996-2001 交通事故鑑定人 環倫一郎 (www.mangaz.com/book/detail/2201)

漫画図書館Zでだいたい通用する面白さの尺度として、巻数が長いほど面白いというのがある。

つまり18巻あるこの漫画は安定して面白い。あと長いのは奇面組(3年とハイスクール)かね。

内容は車に関する事件物。交通事故鑑定人の環倫一郎が、アメリカ全土を舞台に助手のクリスティーナを引き連れ(しばしば引っ張られながら)交通事故が起きた原因を解明していく。この説明だけだと地味な漫画かと思うかもしれないけど、いつも丁寧語で迫力がない環は実は、交通事故工学の博士号持つアカデミックポストだし、また過去に草レースでカミカゼと恐れられていたほどのドライビングテクニックを持つ元レーサーだし、かなりアメリカンアクティブである

ます間違いなく面白い

1999-2002 めもり星人 (www.mangaz.com/book/detail/44951)

透明感のあるSF連作。UFO を信じている少年や、時のエアスポットに落ちてしまった冴えない中年のサラリーマンなど、日常生活のふとした変わり目に立った人たちがメモリ星人を名乗る少女みーむと出会う、ちょっとふしぎな漫画。

みーむは会話の端々で古今東西の古典から引用する; 「恋愛の本質は自由である。」シェリー、「人生は芝居の如し」福澤諭吉、「みーん みんみんみんみんみん み〜〜〜〜ん」これは引用じゃないか……。

こんな、穏やかなんだけど、選べる選択肢には必ずよりよい道があって、だけどもどの選択肢を選んでも結局人生の無意味さに諦めを持てるような作風が増田の好みである

なお作中にインセストタブーの場面があるので、苦手な人はご注意。

あと、再読した時に解説を梶尾真治黄泉がえりで有名)が書いていることに気がついてびっくりした。

1999-2006 犯罪交渉人 峰岸英太郎 (www.mangaz.com/book/detail/45831)

警視庁刑事部特殊捜査課交渉班(重要犯罪交渉人)という、重大事件での交渉がメインの警察漫画。

テロリストによるハイジャック事件やイジメられた少女の飛び降りの説得、銀行強盗犯への投降の呼びかけなど、犯人の心の葛藤と向き合い、死傷者ゼロすなわち犯人の無事すらも絶対条件とし、人生を諦めた彼らを現実(社会)へ呼び戻す場面が実に迫力がある。

作中のセリフより重要犯罪交渉人の説明を引こう

「交渉人が目指す解決というのは 常に死傷者ゼロですから」

主人公である英太郎ちょっととぼけた頼りなさそうな顔(本人談: 僕の場合はこのルックス自体が罠なんだ)をはじめとして、マイペースでゴーイングマイウェイの臨床心理士 酒堂さん、暗くて怖くて渋い元捜査一課の平光リーダーなどユニークキャラクターが、ただでさえシリアス全振りになりそうな警察漫画にユーモアを添える。

あと、手書き輪郭線の柔らかい感じがたまらない。特徴的な図作りなんだけど意外と読みやすいと思う。また内容的にも、おそらくオウム事件を下敷きにしている新興宗教団体「メシアの号令」への強制捜査(最終章カルト編)は熱量がものすごい。

パワーがある漫画である

その2(http://anond.hatelabo.jp/20161223120504)に続く。

2016-12-19

最近ブログ毎日のように総合ホッテントリにあがってきてうざい

互助会くせえ丁寧語賞賛ブコメばっかでほんと市ねよって感じ

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