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2020-11-10

かに死にかけたことがある

とにかくお金がなかった時があった。

派遣仕事をしていて、電話1本で休めるし責任がない。そもそも病んでたけれど病院に行くお金時間もないし、診断を受けて保護を受ける気がなかった。

9-18時働いて、20-翌8時まで働いて、仮眠し12-21時働いて、休んで。

そして疲れすぎて9-18を仮病で休んだ。

出勤するお金がなかった。派遣会社の人に交通費を借りて出勤したこともあった。

出勤したら、ご飯を食べなければミスするしお腹の音も恥ずかしいかご飯代がかかる。見栄っ張りだから

外に出てると外食の誘惑がすごい。でもそんなお金がなかったから外出したくなかった。

家にいれば食べなくてふらついても誰の迷惑にもならない。

風呂に入る水道代も勿体ない。家にいればお風呂に入らなくても誰の迷惑にもならない。

食べるものは無いし、食欲もない。

米は炊いたきり炊飯器放置して異臭を放ったから、それは掃除したけれど炊飯器はそのまま使ってない。(5年後にやっと捨てた)。

菓子パンを食べすぎて胃腸炎になってから食べたいと思えなくなった。

多分、煎餅ポテチを食べてたような気がする。ぜんぜん覚えてない。

あ、思い出した。人からもらったお菓子を食べてた。お饅頭とかモナカとか。あとはフリカケを指でつまんで食べてた。フリカケはよく食べてた。

何を飲んでいたか覚えてないけど、ペットボトルゴミが大量に出るから多分ペットボトル。それに水道水を入れて。

何がきっかけか全く思い出せないけれど、気付いたらベッドから起き上がろうとしなくなってた。会社への休み連絡はちゃんと入れてたけど。

ベッドに横たわってフリカケをつまんで、多分スマホを眺めてた。何かアニメとかゲーム実況とかをずーっと見ていたと思うけど何を見ていたか全く思い出せない。あとはずっとパズルゲームをしてた。延々と。懸賞つきのやつ。ただスマホを眺めてる時間が全く苦しくなくて、暇とも感じなくて、ずっとずっとずっとスマホを見ていた。

起き上がるのはほぼトイレだけ。

頭が痒くなる。自分臭いなぁと思ってた。

そのうち、ハエが飛び始めた。

風呂でみる3角の小さいヤツじゃない。

外で見る大きな丸いヤツじゃない。

最初ハエなのかも分からなかった。

スマホを見てるから調べたら、肉に湧くハエだった。え、集られるの?生きてるけどなぁと思った。うじまではわかなかったし噛まれたーとかも特になかったけど肉にわくハエは印象的だった。

休み続けて、家から出ず、多分2週間くらい経った。

私の状況を知ってる人はきっといたけれど、別に心配の連絡なんかは来たことがなかったと思う。それかスルーたか別に大丈夫だと思ってるから大丈夫大丈夫ってきっと返してる。

死にたいけれど死にたいことは普通で、別に気合い入れて自殺する気はなかったし。

多分偶然、友人が遊びに誘ってきた。

2週間ぶりに風呂に入った。

外に出た。

今までも多分夜には何回か歩いてたけれど、明るい時間を歩いた。

自分では至って普通を装ったつもりだったけど、友人から見たらどうだったかは分からない。久しぶりに外に出ることは言えてなかった気がする。

友人の馴染みのカフェに行ったから、カフェマスターさんが、死なないでよって声掛けてきたのは印象的だった。死にそうに見えるのかなと思った。

それからぽつぽつ仕事に行っては、外に出られなくなることの繰り返しだった。

そうだ、そういえば毎週、お芝居(アクターの方)のためにでかけていたんだった。

それも休むようになった気がする。

それを休んでまで、この派遣生活を続ける意味…?とかも多分思った。

それでも暫く、外に出れない→ぽつぽつ働くを繰り返す。

何かの拍子に、これは多分ウツでしょと思った。ウツなら治るでしょ。とかは元から知ってたので、検索をかけた。自分でできる対処法。

すごく効いたのは些細なことを褒めまくること。寝返りを打った、すごいことだ。腕を持ち上げた、なんて素晴らしい!

上半身を起こした。できるじゃないか

足を床につける…つけられるだろうか…できた!すごい!

みたいな。心の中で。あと口に出して。

これはちょっと驚くほど効果があったので蛇足でご紹介でした。

ちなみに多分同時期だと思うけれど、もちろん滞納していた家賃の催促が来た。実は、家賃滞納で1度実家に払ってもらったことがあった。

2度目。頼れない。

ああ、

もう、貧乏に飽きた。

心底飽きた。

アクター教室の方に顔を出した。

アクターの方の教室は質が合わず業界にも馴染めず、そもそも期待されてないのが分かってた。お芝居するのももうわりと嫌いだった。昔は好きだったけど。

もう、来週から来ないかもしれない。お金が無くて。仲の良かった教室の人に話した。

実家に帰って続ければ?とか言われる。

今更実家に帰って迷惑かけてまで続ける意味を見いだせない規模の教室だった。

その価値観が、合わなかった。

もう辞めようと心に決めた。辞めたら家賃が払えるから家賃よりも高い教室料金だった。コネで入っていたので、教室料金を滞納するとコネ元に迷惑がかかるからこちらを優先していたのでした。

それが正しいかどうかとかではなく、本当に、感覚が狂ってるから貧困になるんだと思う。

無事に働けるようになって、もう結構な年数が経つ。

当時、ベッドに転がる自分は当たり前にクサイけれど、すえた臭いの中に甘ったるい、気持ち悪い匂いがしていた。

最近、死臭は、脂肪が溶ける匂いは甘ったるいのだと知った。

多分、よく馴染みのあるあの臭いなんだろうと思った。

やっとベッドのシーツを変えた時に、お茶をこぼしたシミだと思っていたものが、人型にずっと広がっていたことを知った。

意識さえ手放せば、このまま、このまま全てが進行したのだろうなぁと思った。

よく生きてたな。

2020-11-09

10月家計簿

貧乏人の一人暮らし

家賃65000
食材25000
水道光熱費15000
日用品6000
書籍4000
通信費3000
寄付(MSF)3000
外食2500
新聞1000
交通費500
おやつ300
合計125300

外食を減らして頑張って自炊したので食費3万切れた。

おやつもなるべく抑えたのでダイエットになっている。

でも8月電気代は1万超えてやばい。完全にテレワークのせい。エアコン代が欲しい。

2020-11-06

anond:20201106153126

美人でも無い限り若い女からという理由で場がわいて、

当人が出来る得ってせいぜい飲食代や交通費だし割りに合わない。

2020-11-02

リモートワークで今喫茶店にいるけど

隣の席の若い女おっさんペアが、会話の内容から察するにどうやらパパ活でらしく、隠れるように机の下からお金のやりとりしてた。

だけど、おっさんの方が交通費を出し渋っててなんかワロタ

2020-10-31

日本学術会議会員任命拒否についてイタリア学会による声明

http://studiit.jp/

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日本学術会議会員任命拒否についてイタリア学会による声明

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 日本学術会議が推薦した第 25 期会員候補者 105 名のうち、6名が菅総理によって任命されなかったことについて、

明確な理由説明はなく、説明要求を斥けることは学問の自由理念に反すると同時に、民主主義敵対するものであり、

これに断固として異議を唱えます

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 《説明しないこと》こそが民主主義に反する権力行使国民に対する暴力)であり、主権者である国民説明責任を果たすことが

民主主義の基本だからです。

情報公開制度古代ローマ時代イタリアの地で芽生えました。イタリア学会としてこれを看過することはできません。

必ず説明責任が果たされることをイタリア学会の総意として要望します。

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令和 2 年 1017

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イタリア学会会長

藤谷道夫慶應義塾大学教授

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理由

 イタリア学会は「日本におけるイタリア学の発展と普及に寄与することを目的としている。」(イタリア学会会則第 3 条)

イタリア学を通じて学び得た知見を社会活動適用することは、学会目的に適う実践行為判断し、

今回の声明を発した理由簡単説明したい。

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 菅首相は「(学術会議の会員は)広い視野を持ち、バランスの取れた行動を行ない、国の予算を投じる機関として国民

理解されるべき存在であるべき」だと述べた。これをテキスト解釈にかけると「国の税金を使っている以上、国家公務員

一員として、政権批判してはならない」という意味になる。ここには 2 つの大きな誤謬が隠されている。

学問国家従属する《しもべ》でなければならないという誤った学問観であり、国家からお金をもらっている以上、

政権批判をしてはならないという誤った公民である

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 学問は、国家や時の権力を超越した真理の探求であり、人類資するものである与党資するものだけを学問研究

なすことは大きな誤りである学問研究によって得られる利益人類全体に寄与するものでなければならず、

時の政権のためのものではない。

判りやすい例を挙げれば、日本西洋から数学物理化学を始め、あらゆる分野で多大な恩恵無償で受けた。

万有引力定数や相対性理論発見したのは日本人ではない。その恩恵利益を受けながら、その使用料は払っていない。

なぜなら学問成果は全人類共通善として無償で開放されているかである

日本国には受けた恩恵人類に返すべき義務があることは言うまでもない。

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 国からお金をもらっている以上、政権批判をしてはならない」というのは手前勝手な考え方である

公務員政権の《しもべ》ではないかである公務員国民全員の利益のために働く。

政権が間違った判断をすれば、それを国民のために批判することは、むしろ公務員義務である

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古代中国では臣下君主に行ないを改めるよう諫言することは褒むべき行為とされた。

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翻ってイタリアの地、古代ローマ時代には、時の政権勝手な振る舞いか国民を守るための公的機関である

護民官が設置されていた。現代公務員匹敵する護民官は、時の権力批判牽制するために作られた

驚くべき官職である

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 次に、菅首相憲法 23 条が保障している「学問の自由」の意味理解していない。「学問の自由保障とは、

学者学問良心に従って行なった言動評価は、まずは学者うしの討論に委ね、最終的には歴史判断に委ねるべきであり、

間違っても《時の権力者》が介入すべきではない、ということである。」(小林節慶應義塾大学法学部名誉教授

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権力学問世界に介入する事例は西洋史に無数に見出される。

1632 年ガリレオ・ガリレイが『天文対話』を完成させた時、ローマ教会検閲を行ない、教皇ウルバーヌス 8 世と

イエズス会士はこれに激怒し、同書を禁書にした。

ガリレオローマ異端審問所で証言するよう出廷を命じられ、翌年、6 ヶ月にわたる裁判を受けさせられた。

ガリレオ自分の誤りを認めさせられ、異端審問官の前で研究放棄するよう宣誓させられた。

そしてフィレンツェ近郊で残りの 9 年の生涯を軟禁状態で過ごすことになる。

教会の決定に疑義を挟むことなどあってはならず、時の権力に反する主張は時の権力判断によって封殺された。

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 「今回、菅首相は、特定学者言動について《広い視野を持っているか》《バランスの取れた行動であるか》

について自分権限判断した」と告白し、その結果、《国の予算を投じる機関(の構成員)として国民理解され

存在ではない》と認めたのである

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問題は、仮に菅氏が高い実績のある学者であったとしても、同時に、《首相》という権力者の地位にある間は、

そのような判断を下す《資格》が憲法により禁じられているという自覚がないことなである

にもかかわらず、高い実績の学者たちが全国から会議に集まるために 1 人につき月 2 万円余の交通費を用意する程度の

ことを逆手にとって学術会議に介入しようとするとは、《選挙に勝った者には何でも従え》という、政治権力者の思い上がり以外の

ものでもない。」(小林節名誉教授

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 私たちが最も問題とするのは、《説明がない》ことである憲法 63 条は「答弁または説明のため出席を求められた時は、

国会に出席しなければならない」と義務付けている。この趣旨について政府は「首相らには答弁し、説明する義務がある」(1975 年の内閣法制局長官

見解を示している。

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しかし、菅首相官房長官時代から記者会見で「指摘はまったくあたらない」と木で鼻を括った答弁を繰り返して憲法無視してきた。

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世界で初めて情報公開制度を始めたのはイタリアである。「執政官就任して(前 59 年)、まずカエサルが決めたことは、

元老院議事録国民日報編集し、公開する制度であった。」(スエートーニウス『ローマ皇帝伝』第1 巻「カエサル20

これが民主主義への第 1 歩である

それまで国民元老院でどんな議論を、誰がしているか知る術もなかった。

議員私利私欲談合を行なっても、知る由もなかったが、議事録速記され、清書されて、国民に公開されるようになったおかげで、

貴族権力は大いに削がれた。隠れての不正ができなくなったかである

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 一方、その時代から 2000 年以上経った今の日本では、安倍政権下で情報は秘匿され、文書改竄捏造、削除され続けてきた。

かに日本では民草に説明をするなどという伝統も習慣もなかった。江戸城で開かれる老中会義の内容が知らされることもなければ、

人事異動プロセスも民草には窺い知ることもできなかった。

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おそらく安倍菅首相が目指す世界はこうした江戸時代のものなのであろう。人事で恫喝して従わせる手法は、一種の《暴力》とみなされる。

紀元前 5 世紀のアイスキュロス作品『縛られたプロメーテウス』には権力の何たるかが活写されている。

この劇は二人の登場人物プロメーテウスを連行する場面から始まる。

プロメーテウスは絶対君主であるゼウス意向に逆らって、天上の火を盗み、人類に与えたために、

暴君ゼウスから罰を受けて、スキュティアーの岩壁に磔にされる。

この時、彼を連行する 2 人の登場人物名前に作者の意図が巧みに織り込まれている。

二人は Kra/toj(クラトス)と Bi/a(ビアー)という名だが、ビアーの方は劇中で一言言葉を発しない。

ギリシャ語でクラトスは「権力」を、ビアーは「暴力」を意味する。無言の暴力を用いて他者を従わせるのが権力であるという寓意である

ギリシャ語のビアーやイタリア語の violenzaは単に武力による物理的な暴力だけではなく、圧力強制意味する。

ビアーのように《説明しない》ことが権力(クラトス)なのである

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同じく、カフカの『審判』では主人公ヨーゼフ・K は、ある日見知らぬ 2 人の男の訪問を受け、何の理由も告げられず、逮捕される

(この 2 人の男はまさに「クラトス」と「ビアー」を暗示している)。

その後、何の説明もなしに、有罪とされ、「犬のように」処刑される。この小説でも《説明しない》ことが権力であるとして描かれているが、

これが現実になったのが、ソヴィエトである

ソルジェニーツィンの『収容所群島』にはまさに何の《説明もなしに》逮捕され、強制収容所に連行される日常が記録されている。

逮捕するのは決まって深夜である。深夜に訪れることで逮捕者を恐怖させる効果を狙ってのことだが、

また同時に、近隣住民が翌朝、隣人が忽然といなくなったことを知って恐懼するよう仕向けるためでもある。

これが不安をかき立て、恐怖を蔓延させる。いつ自分逮捕されるか人々は戦々恐々とし怯えるようになる。これによって国民心理的権力によって完全に支配される。

まり、《説明しない》ことこそが権力行使であり、国民を無力化させる手法なのである。こうして国民は恐怖と不安から権力に従うようになる。

なかに権力忖度し、取り入る者が出て来る。

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こうした事例から民主主義いかに「説明すること」にかかっているかが判る。

説明情報公開民主主義を支える命であり、それを破壊する手段は《説明しないこと》、《情報を秘匿する》ことなである

たかが 6 人が任命されなかっただけで、ガリレオを持ち出すのは大げさであり、学者はそうした政治的な喧噪から離れて研究をしていれば、好いではないかと思う人がいるかもしれない。

ましてや一部の学者の話であり、自分たちには何の関係もないと思っているかも知れない。

しかし、問題本質は、時の権力が「何が正しく、何が間違っているかを決めている」点において、ガリレオ裁判と変わりない。

科学分野の基礎研究予算は削られ続ける一方で、軍事研究には潤沢な傾斜配分がなされる今の日本にあって、

また軍事研究に手を染めない学術会議方針を苦々しく思う自民党政権においては、杞憂で終わらないことを心得ておく必要がある。

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実際、すでに文科省は今月17日に行われる中曽根元首相の内閣自民党合同葬義において弔旗を掲揚し、葬儀中に黙禱するよう、

国立大学都道府県教育委員会日本私立学校振興・共済事業団、公立学校共済組合などに通知を送っている。

公金は自民党のためのものではなく、国民のためのものである

国民全体の奉仕者である公務員を、自民党のための奉仕者に変えようとする暴挙は許されない。

かつて次のように臍をかんだマルティン・ニーメラーの轍を踏まないためである

(文責:藤谷道夫

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ナチス最初共産主義者攻撃した時、私は声を上げなかった。

なぜなら私は共産主義者ではなかったから。

社会民主主義者が牢獄に入れられた時、

私は声を上げなかった。

なぜなら私は社会民主主義者ではなかったから。

彼らが労働組合員を攻撃した時、

私は声を上げなかった。

なぜなら私は労働組合員ではなかったから。

ユダヤ人が連れ去られた時、

私は声を上げなかった。

なぜなら私はユダヤ人ではなかったから。

そして彼らが私を攻撃した時、

私のために声を上げてくれる者は誰一人残っていなかった。

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通常の娯楽に加えて、(古代ローマ人の労苦に満ちた厳しい生活を陽気なものにしてくれるものに、

凱旋式があった。

(中略)民衆は大喜びで拍手喝采していた。だが、部下の兵士たちから将軍に向けて罵詈雑言を浴びせる習わしがあった。

将軍の弱みや欠点、愚行の数々を公衆面前であげつらうのである将軍高慢ものぼせ上って、

自分を無誤謬の神(絶対に正しい偉い人間)だと思い込んだりしないようにするためである

例えば、カエサルには、部下たちがこう叫び立てていた。「禿げ頭の大将よ、他人奥さんたちを物色してんじゃねぇぞ!

あんたは商売女(淫売女たちで)で我慢してりゃいいんだ!」1現代独裁者たちに対しても同じように言うことが

できたならば、きっと民主主義にとって怖いものは何もなくなるだろう。

(Indro Montanelli, Storia di Roma, Rizzoli, Milano, 1969, pp. 141-142)

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犬儒派キュニコス派)のディオゲネース(前 400/4 頃-325/3 頃)は、

世の中で最も素晴らしいものは何かと訊かれたとき

《何でも言えることだ(言論の自由 parrhsi/a パッレーシア)》と答えた。」

ディオゲネース・ラーエルティオス『ギリシャ哲学列伝』69~

2020-10-30

臨月妊婦備忘録

臨月というか、もう明日が予定日なんだけど。いまだに陣痛来なくて、ここ一週間はずっとソワソワしている。産まれたあとはまたバタバタしそうなので、今のうちに妊娠中に自分が感じていたことを書いておく。

 

私:30代後半、会社員地方都市在住、夫は1つ年上の自営業結婚5年目、実家義実家ともに車で3時間距離

  

  

・これから書くのは、あくまでn=1の話。

そもそも大前提として、「妊婦による」「子どもによる」「環境による」ことが多過ぎる。

アドバイスを求めてもないのに、「俺の奥さんがこうだったから、増田もこうなるはずだよ!絶対!」とか決めつけたことを言われるたびに「お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中ではな」と思っていた。

・ただ、自分場合はどうするのが一番良いか都度考えなくてはならないので、判断材料としていろんな事例を知ることは大事だと思う。

・「うちはこういう環境だったから、これが役立ったよ」とか、単純な事例共有の話はありがたかった。

・だからこれも年間80数万ある出産のうちの、ただの1つの事例。私はこうだった、というだけの話。

 

 

仕事に追われていたけれど、年齢的にもも子ども欲しいなと思ったのが去年のこと。ゆるく妊活してて、今月ダメだったら不妊外来行こうかなとしていた時に妊娠発覚。運が良かった。

・早々につわりの症状が出始めたので、8週の時点で上司と一部同僚にだけ報告。

つわりは食べづわりと、匂いつわりと、げっぷつわり。吐かなかった。「じゃあ、しんどくないんでしょ」って思われそうだけど、二日酔いの時とか吐かなくてもしんどいでしょ?しんどいもんはしんどい

グレープフルーツジュースと、アイスの実と、キウイをよく食べた。酸っぱいものが食べたくなるというか、口の中が気持ちいかサッパリさせたかった。

ポテトが食べたくなる日もあった。げっぷつわりがあるから炭酸あんまり飲まなかった。

 

 

・どんどん体調が悪くなるうちに、コロナ非常事態宣言会社から在宅勤務にシフトするよう通達が出る。これがめちゃくちゃ助かった。

・一応、在宅勤務できる制度は元からあったけれど、部下には妊娠を報告できていなかったし、その時はうまく仕事を回せる自信が無かった。

会社からの指令ということで、PC等の環境も使いやすくなるよう上も素早く動いてくれたし、メンバーもうまく在宅で作業するために自分たちで工夫してくれて、格段に仕事がしやすくなった。

非常事態宣言が解除されたころにはつわりも落ち着いて、会社から会社に徐々に出勤するよう通達が出た。私も基本出勤するようにしたが、無理な時は在宅勤務した。

・安定期に入って頃合いを見てから、部下に報告。みんな「おめでとうございます!」と最初に言ってくれたのが嬉しかった。

取引先には「えっ・・・マジですか?」と言われたりもした。そう言った人のことは絶対忘れない。

 

 

通勤電車を使っていたが、体が触れ合う程度には満員電車だったので、時間はかかるが比較的空いてるバスに切り替えた。

マタニティマークは「変な人に絡まれるのでは・・・」と付けるのを躊躇していたが、次第に「それどころじゃねーわ、とりあえず座らせてくれ」となって、付けるようになった。

・心優しい人たちに席を譲ってもらえることもあった。高校生女の子、50代くらいのサラリーマンのおじさま、笑顔が素敵なおばさま。皆さんありがとうございました。いいことがありますように。

・気まずいのは優先座席に座っている時に、目の前にご老人に立たれること。譲れそうな時は譲ったけれど、無理な時は譲れなかった。ごめんなさい。

満員電車だとマタニティマークって難しいなって思う。距離が近いかマークに周りも気付かないと思うし、そもそも優先座席近くまで移動できない。

・結局、電車でもバスでも街中でも、変な人に絡まれることはなかった。同じ市内でも知人は絡まれたと話していたし、ほんと運が良かっただけだと思う。産後出会うかもしれんし。

 

 

・調べてみると思っていた以上にいろんな公的サポートがあることを知り、改めて今の自分社会的弱者なのだな~としみじみ感じた。

役所に行ったり、電話をかけることが多くなった。税金政治のことも、妊娠前より考える機会が増えた。

お金については出産入院費用が(出産育児一時金42万引いて)8万、無痛分娩に13万、これまでの検診が9万、交通費に1万、出産準備に20万。トータルで50万超えくらいになりそう。

行政から補助クーポン出るけれど、検診が全てタダになるわけではなかった。

出産手当金とか育児休業給付金は試算してみると、産後8ヶ月くらいまでは手取り給料の9割くらいはもらえる。非課税なのがありがたい。住民税はあるけど。

・ただ、これらの補助金産後すぐもらえるわけじゃなく3ヶ月くらいしないともらえないので、それまでの生活費は立て替えないといけない。

・各種サポートはあれど、実際問題出産には先立つものがないと苦しいなと感じた。

両親学級などはコロナのせいでほとんど中止になってしまった。私も受けられず、動画などを見て学んだ。

 

 

・産院の方は非常事態宣言からずっと、家族の付き添いができなくなった。

・通院も本来だったら2週間に1回のところが4週間に1回になったりした。胎動が感じられない頃はちゃんと生きてくれているのか分からなくて、産院に行くまで毎回不安だった。

・そして1人で先生から説明を受ける。怖かった。

出産の際も立会い不可だったが、出産直前・直後のみ立会い可に今はなった。でも、同じ市内でも立会い全面不可のところが今でも多い。

PCR検査は38週の時に受けた。2万円かかった。助成金がうちの市では出るけど、出ない行政もあるの辛すぎる。

Go Toで日常を取り戻そうと世の中が動いている中、産院だけが時間が春から止まっているみたい。

・ただでさえ出産前の時点で女と男意識の差が生まれやすいというのに、今年はコロナがそれに拍車をかけている感じ。産後うつにもそりゃなるわ、って思う。

 

 

コロナ禍で良かったのは、在宅勤務以外だと各種ライブイベントオンラインで開催されたこと。

ナンバガエルレライブなんて、コロナ禍じゃない世界線だったら妊婦な時点で絶対に行けなかった。チケット取れるかどうかは置いといて。

・他にもオンリーイベントとかもオンラインで楽しめたし、推し配信も多くて、妊婦の割にはいろいろと楽しめた。本当にありがたかった。

・現地の良さはもちろん重々分かっているけれど、これからも自宅で楽しめる配信サービスは並行して充実してほしい・・・お金は払うから・・・

 

 

体重は安定期に入ってから今日に至るまで、ほぼ一定のペースで増えてトータル9kg増。後期になって一気に増える人もいると聞いていたが、私はそうではなかった。

・ただ、お腹はかなり早い段階で大きくなっていた。今では腹囲も100cmに近いとこまで来てる。妊娠前は一応BMIが19.5とかだったので、すごく太っていた訳ではないのだけど。はちきれそう。

・「(予定日を伝えて) え、まだそんな先なの?その割にはお腹大きくない?」「(7ヶ月の時点で) もう臨月かと思ったwww」「子ども4㎏超えるんじゃない?」「実は双子でしょ!」とか言われまくった。

・人の!体型を!いじったらダメだって!習わなかったのですかね!!?

妊婦になった途端、体型のことを話題に出していいと思っている人が多過ぎる。「触っていい?」とも聞かずにお腹触ってくる人も同様。

・逆にお腹があまり大きくなっていない人も、それはそれで「赤ちゃんが週数の割に大きくなっていない」と気にしている場合もあるので、どちらにしろ体型のことは触れない方がいいと思った。

 

 

産休は早目に取りたかったが、結局34週からとなった。最後の方はもう出勤しているだけで息も絶え絶えだった。

産休が近づくにつれて復帰後の話をするようになったが、いくら「復帰後も変わらず頑張ります」という話をしても、上からは「いやいや、お母さんになるんだから働き方変えないと!」と言われる。

・「やっぱり産んだら家庭優先になるからね」「頑張れるって今は思っていても、絶対変わるよ」「だから今は話半分にしか聞けないな」などなど。言われるたびに脳がスッと冷える感じがした。

・それと同じ言葉男性社員には言ってないですよね。最近子どもが産まれ男性社員たち、誰も働き方変えてないですよね。

・うちはあくまでツーオペの予定。保育園の送りは私、迎えは夫。時短勤務にはせず、定時までフルで働くつもり。

・もちろん、妊娠前と100%同じ仕事ができるとは思っていない。試行錯誤必要子供がどんな子かにもよるし。産後に考えが変わることもあると思う。

・でも、“今”、がんばろうと思っている私の思いを汲んではくれないところに心底ガッカリした。たとえそれが善意から言葉だったとしても。

 

 

産休に入ってからの日々は穏やかそのものだった。

保活したり、出産準備でいろいろ買ったり、やることはたくさんあったけれど。仕事から離れてまず体調が安定して、心も安定した。

・検診も特に問題なく進み、今日に至る。

産後どうなるかは分からない。今想像していることと180度違うことが起こるかもしれない。覚悟100%できているかって言われたらそんなことはない。

・今願うのは、ただ無事に産まれてきてほしいということ。それだけです。

 

 

そもそも高校生お金をかけずに『コスパよく勉強すること』なんて無理なんだろうな

いっそのこと思うんだけれど、

常に疑問に感じてることがある。

(疑問)

1)経済的に困窮してる場合大学受験自体難しいような気がすると思うんだけれど、間違ってるのだろうか、、。

2)そもそも勉強すること自体お金がかかるものなのに、

"コスパよく学ぶことができる"と

豪語してる奴らに関して、経済的感覚が狂ってるような認識しかないのかなと思ってしまう。

※次のような場合に関しては、勉強することの心理的ハードルが高くなるのではないのかと示唆してる。

※次のような場合

→家庭環境が複雑で、両親との関係が良くない。

経済的勉強にかけるほどのお金がない。

i.e.文房具(えんぴつ、ボールペンノート)を購入するお金さえない状況。

情報弱者である

校則アルバイトすることを禁止されてる、

もしくは『アルバイトするな』と親、担任先生から脅されてる。

上記に関してご意見を伺いたいです。

追記:

***

まず最初にお前自体が疑問に感じているだけで、金に困っている高校生ではないという話か?

現実大学に行きたい高校生で家が貧乏なのか、どちらかを教えて欲しい。

***

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Ans.後者ですね。

説明不足で失礼致しました。

ちなみに、下記のよう場合仮定してお話しております

人物名前:Aとする。

Aの家庭環境について

両親、担任先生との関係:

まり良くない。

〈AとAの両親との間であったこと〉

自ら購入したい参考書文房具がある場合

60分近く説得し、了承を得られない場合

購入できない。

Aの在籍していた高校偏差値帯:

(駿台模試であれば)40~50の間

高校とAとの自宅までの距離:29キロ

高校からAの自宅までの交通手段:電車バス

Aの自宅から高校までの片道交通費:1000円

 

A君の1ヶ月のお小遣い:2000円

A君の両親の経済的レベル:

基本的高校3年間の学費程度しか貯蓄がない。

A君が目指していた大学レベル:東大京大早慶レベル

高校の周りの生徒の学力レベル:

50%:就職する

50%:Fラン大学専門学校へ進学する。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2020-10-29

面談という名の派遣面接選考

久しぶりに競合の面接(表向きは企業訪問)に行ったよ。

行ったのは嵐さんがCMしてる大企業様のグループ会社ね。

競合だとは聞かされてなかったけど

求人検索したらPソナ・Tンプ・Hューマンリソシア・Mンパワー・Sタッフサービスで同じ案件出てきたよ。

派遣会社からスキルシート出させて面接して

派遣先企業が選ぶスタイル(当たり前になってるけどさ、違法だよね)

Hューマンリソシアの求人が朝市で消えてたか

多分Hューマンリソシアの派遣に決まったんだろうよ。

面談・・・仕事説明ほとんどなし

おっさんの経歴と会社歴史とか的外れな話聞かされるは

派遣営業担当説明と進行が下手くそだし

何しに行ったんだろう

無駄時間と労力だった。

交通費と時給くれ。

2020-10-26

日本から捨てられた土地で生まれ

この話をフィクションと思われてもいい。嘘松認定されてもいい。誰かの目に触れるだけで嬉しいから。

私は北国の相当の田舎で生まれた。コンビニも車がなければ行けない場所にあるようなところだ。当然電車なんて走っていない。ファミレスもないし、地方都市象徴と言われているイオンなんてものはない。地方都市とも言えない部類の地域だった。

私は小さい頃から勉強ができた。少なくても幼稚園の頃にはひらがなはかけたし、繰り上がりの足し算も誰にも教えられずにできた。漢字は一度見たらすぐに覚えた。だから読んでいた物語に出てくるような高学年向けの漢字も2、3年生の頃には書くことはできた。周りがなぜ同じようにできなかったか理解できなかった。

そんな私を親も当然理解できなかった。周りの大人は中卒と高卒しかいなかった。学校を出れば男は工場だの大工だの漁師だの農家だのになるもの、女はさっさと結婚して子供を2、3人は生むのが当たり前で、勉強なんてする必要のないものだった。スーツを着る仕事といえば役場の人か車のセールスマンぐらいだった。親も親戚も半分高卒もう半分は中卒という環境だったから、私は突然変異のなにかだったのだろう。私が勉強ができることを何か嫌な目で見ていた。私は親から勉強をしているところを見られるのが嫌で家で勉強をすることが全くできなかった。

家にはパソコンが無かった。インターネットも当然なかった。私の情報手段テレビ新聞学校図書室だけだった。町には本屋もなかった。

私は決して学校勉強から遅れることはなかった。地元中学校から高校に進学するにあたっては、地元に一つある高校ではあまり偏差値が違いすぎたため、バス電車を乗り継いだ地方都市にある校区の最上位高に進学することになった。通学時間は片道2時間以上かかる場所にあった。私の中学校からそこに進学する生徒は数年ぶりだったらしい。交通費がそれなりに掛かる場所にあったが、親は文句一つ言わずお金を出してくれた。ものすごく感謝している。

あと、高校進学とともにスマートフォンが手に入った。ただ、当時スマートフォンを使っている人など一人としていなかった。都会では当たり前だったけど、田舎にはそんなものがなかった。私はインターネットをするためにどうしても必要だった。ガラケーでいいと主張する親をどうにかなだめて、スマートフォンを買ってもらった。iPhoneなどではなく、Androidポンコツだったが、インターネットにつながるというだけで私には十分すぎるものだった。町の中で完結していた私の世界が急に広がった。Twitterを初めてオバマ大統領アカウントフォローした時には、テレビ新聞世界を飛び出した自分が誇らしい気持ちになった。ただ、Twitterでは痛い発言をして、炎上というほどではないクソリプをもらって恥ずかしくなってアカウントを消すという10代の恥ずかしいことも経験した。

同時に高校では人間関係も様変わりした。周りの子たちはよく勉強をよくやっていた。そこで初めて予習復習の必要性を知った。教科書にかかれていることだけやっていては不十分だということだった。大学受験ではそれ以上の問題が出てくるという。私は教科書は一度読めば覚えるものだったので、まともに勉強したことがなく、それだけでは点数が取れない、という経験を初めてやった。参考書も初めて買った。高校があった街は私の住んでいたところよりは何十倍も都会と呼べるところだが、いわゆる地方都市の一つで本屋さんはショッピングモールに一つあるだけだった。私は午後6時にはその街をでないと家に帰れないので、学校が終わっての僅かな時間本屋に向かい、そこで少ないお金で買える参考書立ち読みしながら一つ選んで繰り返し繰り返し勉強した。何冊も買う余裕はなかったし、予備校に通うような時間もなかった。また私は乗り物酔いをしやすいので電車ではともかくバスでは本を読めず、スマートフォン参考書自分朗読した音声を吹き込んでそれを聞いて覚えるようにした。

その後私は大学受験をする。私の地元にはそんなことをする人は誰もいない。私の親は大学受験することは認めたが国公立大学限定した。仕送り必要だし、お金がないからだ。奨学金だって借りる必要がある。私はどうしても東京に行きたかった。東京じゃなくても東京に近い横浜でも千葉でも埼玉でもどこでも良かったが、とにかく都会に住みたかった。田舎の何もなさにうんざりしていた。私は映画が好きだったが、映画というのはテレビしか見れないものだった。運良く私の家はBS契約してくれていたのでNHK BSでやっている昔の名作などを録画しては見ることができたが、面白そうな新作映画テレビYoutube予告編しか見れないものだった。アカデミー賞カンヌを取るような映画は大抵東京最初にやって、その後に地方に回ってくるが、それも大都市限定される。私の住んでいたところはツタヤもなかったのでレンタルすらできなかった。私の憧れは渋谷ミニシアターヨーロッパのどこかの映画を公開初日に見に行くことだった。今思えばそんなつまらない理由だったが、東京に住むという強いモチベーションになった。また、東京には私のような地方から出てきた学生優遇してくれる寮もあった。一人暮らしなんて贅沢はとても言えなかった。

私はどうにか大学受験をして東京とある国立大学に進学することができた。親は私の入学式に出るために人生で2度目の東京の土を踏んだ。私がそんな都会で暮らすことに不安を覚えたらしいが、進む大学も住むところも何もかもすべてを一人で決めてきた私に言えることなど何もなかった。私は親の手には負えない存在だった。

初めての東京に私は圧倒されることになる。一番驚いたのは電車だった。SUICAや本数のことではない。広告の多さだった。駅も電車内も外も広告で満たされている。歩いているだけで色んな情報が入ってくる。私が子供ときに見ていた日曜日昼の番組中吊り大賞などというのがあって週刊誌記事を色々取り上げていたけど、中吊りというものが何だったのかを恥ずかしながらそこで初めて知ったのだった。とき週刊誌卑猥コピー小学生の頭の上で揺れているのにも衝撃を受けた。電車で立っているだけで世の中のことについて情報が入ってくる。それが東京最初に印象に残ったことだ。

私はよくありがちな大学生としてサークル活動も始める。そのサークルインカレでいろんな大学の人とつながることになった。私の出身地のことを話しても誰も知らなかったので、自己紹介では東京から私の町までどうやって行くのかを話すのがつかみとして大いに受けた。

そこである東大慶応学生たちと出会たことが、私の人生そして性格にも極めて大きな影響を与えることになった。お互いの情報交換をするなかで家庭の話になった。私の父は町の工場で働いていた。トヨタなどの大企業ではなく、ただの町工場従業員として何十年も変わらない仕事をしていた。それを話す私のことを動物園の珍しい爬虫類を眺めるような、そんな目でみんなは見ていた。そんな人は誰一人としていなかったからだ。ある男の親は商社マンだった。私が「商社ってなんですか?」と聞いたら何言ってるんだこいつ?って明らかに馬鹿にされたような顔をされた。私は三菱商事三井物産を知らなかった。三菱といえば車か銀行だった。三井遊園地だった。またある女の親はファンドマネージャーで、別の女の親は広告代理店、ある男は外資系企業渡り歩いているらしかった。全員都内実家があった。

私は、自分と彼らの家庭環境のあまり格差の違いを見せつけられる事になった。最大の違いは勉強する目的だった。何を勉強するとどのような仕事につくことができるのか、そのためにはどんな資格を取る必要があるのか、その仕事につけばどれぐらいの年収が得られて、どこでどんな生活ができるのか、それらを彼らは親や親族仕事から知っていたのだ。私はテストで点を取る以上の目的がなかった。テストで点数を取れればこれぐらいの高校大学に行ける、それ以上の意味がなかった。さっき書いたが親兄弟を含めて全員中卒か高卒なので勉強をすること仕事というのはほとんど無関係と言ってよかった。せいぜい工業高校で乙4を取れば、ガソリンスタンド仕事ができるぐらいの意味しかなかった。私は大学に入って、彼らと知り合うことで、大学によってその後の人生が大きく変わることを知ったのだ。

他にもある。勉強する環境だった。彼らは小学校から塾に通って勉強をして私立中高校の一貫校に行っていた。私は中学受験というものも知らなかった。そして中高一貫校では高校1年生などで高校カリキュラムを終え、その後の2年間で大学受験勉強をひたすらにするということも知らなかった。更に学校帰りには予備校に行き、夜遅くまで勉強をするのだという。私は興味があって、知り合った一人から予備校テキストを見せてもらった。そのテキストは私が受験勉強で解けなかった問題を非常にわかやす説明していた。こんなテキストは私の手に届く場所にあった本屋にもなかった。そのテキストを読んだときに私は涙をこぼしてしまった。彼は動揺していた。私は気づいてしまったのだ。

私は東京に生まれて彼らと同じ環境にいれば東大合格できた。

私にとって東大というのは雲の上で超天才がいく学校という印象だった。東大過去問を一度やってみたことがあるが、ほとんど解けなかった。それは私が頭が悪いからだとずっと思っていた。まあ、国公立大学に入れるぐらいなんだからそれでいいよね、というのが私の自分への評価だった。でも違ったのだ。私は勉強をするにはあまりに彼らと環境が違いすぎていた。勉強する友人にも小学校のうちからまれていた。誰も勉強ができることをバカにしたりはしない。親も勉強への投資を惜しまない。彼らが望まなくても英語勉強のために夏休みカナダ語学留学をさせて、ネイティブ発音などを身に着けさせていた。私は英語勉強が好きだったが、流暢な発音馬鹿にされるものであり、英語などは隠れて勉強していた。小さな声でMP3ダウンロードした英語スピーチを繰り返していた私とは違った。彼らは圧倒的重課金と、息をするだけで情報が入ってくる恵まれ環境により、私よりも進んでいただけだった。私が布の服と木の棒で戦っている間に彼らはトマホークミサイルを連発して、敵を木っ端微塵にしていたのだ。

私は自分人生を激しく呪うことになる。生まれ場所が違うだけで、家庭が違うだけでなぜここまでの差をつけられなければいけないのか。彼らは別に頭がいいわけじゃないが、環境だけで私よりもずっと高い学歴を獲得していた。それが悔しくて仕方なかった。私が入った大学別に悪い大学ではない。学歴としては十分に評価されるところだ。でも私は環境さえよければもっと上に行けたのだと。

私はショックだったが、私が住んでいたのは寮だったので部屋に一人で閉じこもって泣き崩れることもできない。私は一人でどんどん悪い考えに蝕まれていった。そして一つの結論に達する。私の住んでいた町は日本から捨てられた土地なのだと。

私が出会った家庭環境に恵まれた彼らは手に入れた学歴武器にこの後は一流企業就職したり官僚になったりするだろう。日本というのは東京大阪に住む一部の裕福な家庭から出てくる人たちで回せるのだと。私のようなど田舎に住んでいる人間そもそもいらないのだと。だから勉強する環境手段も与えられることはない。だから黙って地元で油にまみれて仕事をするか、子供をぽこぽこ産めと。

私が大学卒業した後の話だが、昨年文部科学大臣大学試験について「地方学生はそれなりに」といった発言をして相当問題になった。あれは政府本質なのだと思う。東京に住んでいる人間だけで日本は十分なのだ地方土地以上の価値はないのだ。今地方はどんどん衰退していっている。政府は口先では地方創生などと口走るが、実際はただただ衰退しているだけである高齢化が進む町にだって子供はいる。彼らを救う手段を国が与えたことがあっただろうか。

また、インターネットがあればどこにいたって勉強ができるという発言もよく聞く。あれは戯言だ。東京で使うインターネット地方で使うインターネットはまるで別物であるインターネットを使いこなすためにはまず存在をしらなくてはいけない。例えばPCプログラミングというもの存在を私の田舎認識することは極めて困難である。ただ、都会に住んでいれば、今となっては子供プログラミング教室などに通って小さいころからそういうもの存在を知ることができる。あるいはさっき書いた駅の中吊り広告だっていい。色んな情報が目に入るのだ。田舎では色んな情報存在を知る事もできない。そのような情報格差がある状態インターネットを使ったところで、格差が開く一方なのは容易に想像がつく。インターネットがあれば壁を超えられるというのは、何もわかっていない持っている立場人間発言に過ぎない。孫正義が優秀な子供奨学金を与えたりしているけど、田舎の子供は目立つ手段も知らなければ、そういう行動も取ることができない。結局ああいうので評価されるのは都会で恵まれた親からまれ子供だけである田舎の頭がいいだけで何も知らない子供はただだた埋もれていくだけだ。

話が脱線してしまったのでもとに戻す。

私は田舎を飛び出して東京まで来てしまった。田舎に私を受け入れる場所はどこにも残ってはいない。そして東京にも私が必要とされている場所はない。私のような田舎もの必要とする会社があるのだろうか。私は結婚をすることができるのだろうか。私は鬱々とした気持ちを抱えながらも、彼らに負けたくないと勉強に励むことに大学時代を費やした。奨学金も借りたしバイトもした。得たお金で高い専門書を買って、もとを取るように読みまくった。英語勉強も授業以上に独学でやった。ただ、海外に行ったのは一人でいった卒業旅行の一回だけで、そのときは非英語圏を選んだ。英語は今のところ仕事では役に立たないけど、日常生活での情報収集には役立っている。

とにかく必死だった。帰る場所必要とされる場所もないのであれば、自分で作るしかないのだと。そうがんばれたことが私にとって一番幸運だったということが今ならわかる。あのとき挫折して、引きこもりになっていたかもしれない。もしかしてテロリストのようになっていたかもしれない。あるいは当選の見込みがない政治家を目指そうとしてたかもしれない。そのどれにもならず、今私は社会人としてそれなりのお金を貰えるようになった。ただ、そのお金奨学金の返済を行っている。東京に生まれた人々は奨学金を返す必要もなく入ったお金自由に使って遊んでいるのだろう。私はまだ過去日本が課した呪縛から逃れられていない。

こんな意味のない文章を長々と書いてしまった。ここまで書いてしまったので誰かにまれたらいいと思うけど、おそらく増田の早いタイムラインの中で埋もれてしまう。私が日本が見捨てた小さな田舎で誰にも気づかれることもなく勉強をしていたときのように消えていく運命だと思う。でも書かずにはいられなかったし、誰かの目に止まって嘘松認定いいねの一つでもしてもらえたら、田舎でもがいていた中学生だった頃の私の自尊心が少しでも満たされるかもしれない。

追記1

めでたく嘘認定されたので、ちょっと補足しますね。今は業務休憩中。

高校には社長の息子とか医者ゴロゴロいたでしょって話について。

同級生にいたのは板金塗装屋の社長の子はいたよ。社長はそれぐらい。医者はいなかった。そういうお金持ちの子もっと都会の私立学校にいくのでは?うちは公立だったし。東京と違って地方公立の方がレベルが高いので。

同級生でいい家って言えば市役所の人。これは間違いない。あと警察官とか? 大手企業で働くお家とか? そういえば市議会議員の子もいたのを思い出した。つながり殆どなかったけど。

友達床屋さんの子どもとか、どっかの工場で働く人とかが多かったです。

でもみんなよく勉強してました。

同級生殆ど地元を出たはず。みんなどうしているんだろう。繋がりが切れてしまったので分からないので、あまりわかりませんが、facebook検索したときインターネット系の大手で働いている人はいました。

追記2

追記を書きました。

https://anond.hatelabo.jp/20201027203138

2020-10-20

anond:20201020134506

地方のネックは美術館図書館書店といった施設が少ない点だが、最近ネット解決やすい。

いやほんとここなんだよね

展覧会映画スポーツ…と足を運んで現場体験したいものアクセスは都会なんだよね

交通費宿泊費考えるとどっちがいいのか良くわからなくなる

逆にこの辺りに興味なければ、無理して都会に住むこともないと思う

2020-10-18

anond:20201017180336

全く同意家族はもちろん、一人暮らしでも買い物やレジャーや離れた実家祖父母宅への移動などで、自由時間に好きなだけ荷物を積んで、天候に関係なく移動できるメリットは大きい。都心から箱根とか交通費も車の方が安いし。都内も意外と駐車料金タダだったりタダにできるサービスいから、車でよく移動している。

特に関東はここ数年オリンピックにあわせた高速道路開通ラッシュで車移動が物凄く便利になったし。

あと維持費の計算で駐車料金が大部分を占めている計算をよく見るけど、戸建に住めばかからないコストなんだよね。

持ち家の意見も全く同感。

車のコストも持ち家のコストも、わかっていてミスリードを誘っているように見えるニュース記事もよく見かける。

2020-10-14

大手社員からみて日当4万円とは

https://bunshun.jp/articles/-/40879

これ、日当4万円が高いかいかで揉めてるように見える。

俺は旅行界では無いが大手企業に努めてるので、当然「日当4万円は出張日当みたいなもの」と認識した。

ところがどうだ。1人日4万円の社員派遣料と読んでる人もいる。はてさて。どっちが正しいのかはこのケースでは情報不足なのでわからんが、どう感じるかは育ちで変わるんだなって思った。


1人日4万円なら1ヶ月80万円で1人正社員を借りる。旅行界の単価はしらんけど、高いとは思えない良い金額だ。

そこから出向元の制度に基づいた給与支払かな。そんなもんだろう


だが俺の計算は違う。

基本給と残業代は出向元と出向先を比べて良い方の賃金が設定される。そこに出張日当が出向元勤務地から距離プラス。泊まりを伴うのなら更にプラス。食費も日当がでる。(これは”出向”だから基本給というか支給に含まれちゃうかもだが、少なくとも家賃補助はでる)

それから交通費は実費請求タクシーとかも使いやすくなる。これに加えて出向日当として4万円が貰える。

とくに仕事もしないでこれだけ手当が貰えるのが大手企業。と想像した。日当だから表現が。

はてさて。真相はいかに

anond:20201013175039

DPZイッテQなどで有名になった「旅行先で散髪」企画ちょっとやってみたい

でもほんとは一番たのしいの親戚めぐりなんだよなぁ

岡山農家が一番刺激的でまさに昭和初期、サツキとメイの家より設定上古い。最初ぼっとん便所に五右衛門風呂体験できたしイノシシも見かけることができた。夜になると屋根裏ヤマネハクビシンかが運動会はじめる。朝は早くから雄鶏のときのこえがきける。子機つきのすえおき電話あげたら感謝された。

茨城農家キジとうぐいすと野うさぎくらいで大したこと無いけど薔薇が綺麗でめしがとんでもなくうまいwifi設定してあげたら感謝された。そろそろアイフォンアイパッドを贈りたい

感謝はじいばあの孫やひ孫の世代にのし袋で渡されることになるからオレ世代交通費を支払うだけ・滞在費用も(ホテルよりは安いくらいの寸志)渡すだけ。

迂回小遣いなんだけどそれはそれで楽しい

どこも高齢化してて今行くと殺すかもしれないからずっといけてない

2020-10-12

anond:20201012162411

ある意味そうやな。会議のための交通費宿泊代だけは出してもらえてるみたいな程度のボランティアに近い活動っぽいしな。

2020-10-11

anond:20201010223042

奥さんのお母さん召喚しろ

交通費とかちゃんと渡せば、下手に病院行くより安くすむぞ。

2020-10-10

みんな!手取り何円?

私は33万円!うち残業代10万円!家賃補助はなし!交通費は抜いてる!30台前半女!

東京暮らしてるとこれだけあっても奨学金やら親戚への仕送りやら突発の支出やらがあると独身特に贅沢してなくても毎月赤字黒字ボーダーギリギリである。しょっぱ。

2020-10-07

これブラックバイトであってる?

これが世にいうブラックバイトなのかな〜と薄々感じていたんだけど皆さんどう思う?

高校生の頃のバイトの話なんだけど、歯科医院でアルバイトしてた。入ってひと月目からずっと退職届を出し続けて3年目でやっと辞められたアルバイト

患者さんは自費の人から保険の人まで子供以外は誰でも来いよ!って感じのとこ。

最初は衛生士さんも優しそうで先生もそんなに怖くなさそうで未経験歓迎、徐々に教えていくね〜って言ってくれて安心してたらこれが全く違った。

アルバイト初日にいきなり抜歯と根管治療助手。それも説明無しで先生マンツーマン先生器具名前しか言わないし、場所教えてくれないし、棚片っ端から開けてそこに無いものは衛生士さんか助手さん呼んで探してもらってた。衛生士さん呼ぶ度に「それくらい勉強してきてください」って言われた、教えるって言ってた人に。詐欺じゃん?

それとやばいまり助手基本的グローブ使用禁止、使うとしても1日1組分のみ。勝手に変えると怒られるし血が着いても洗って使ってって言われるだけ。そういえば院長は「感覚が狂うから」って常に素手だったな、手術の時は流石にしてたけど。あとコントラとかタービン(歯を削ったりする機械)はアルコールで濡らしたティッシュで拭くだけで使い回し、普通は滅菌機にかけないといけないのにこれ平気なの?

あと院長の助手してると手しか出されないでなんの器具がいるとか言われないし5秒以内に器具出せないと突き飛ばされるか足踏まれるか頭ひっぱたかれるかの3択だった。手に持ってる機械とか器具とかで殴られるからめっちゃ痛い。突き飛ばされて足ひねった時なんか「受身が下手なんだなあ」ってにこにこされて引いたよね。何回たんこぶできたんだろう。

大学から来た実習生には控えめにだけど手は出すし怒鳴るし、それも怒鳴る時は患者さんの前で怒鳴るっていう。それに反抗したら全員で無視バイトにも「〇〇さんも実習生の人の事無視してね」って言ってくるあたりやばくない?いやこれやばいよね?

タイムカードはあったけど、給料明細がなくて欲しい場合は院長までって言われて院長のところに行くと「ここでのアルバイトお金だけじゃなく…」とかうんたらかんたら、やましい事があるから出せないんだなあって察した。実際お給料は毎月少しずつ足りてなかったり、増えてたり、バラバラだった。交通費貰えるって話が貰えてなくてその話をした日は一日から二日くらい機嫌悪くてまた痣増えてたな。

ある日衛生士さんが相談に乗ってくれるというからバイトを辞めたいって話をしたら「聞かなかったことにするから来月のシフト増やせるよね?」との事。怖すぎた。

退職届だしても気づくと捨てられてて辞められなくて結局バックれて辞めたんだけど辞める前の月のお給料振り込まれてなくてなんだかな…やっぱりやばいところにいたんだな…と思ったよね。

これはやっぱりブラック

2020-10-06

この記事についてのブコメが坊さんへの憎悪に満ちててゲッソリする件

ブクマエントリーされてるこの記事、いつものことだが坊さんへの不信と憎悪に満ちた下郎のブコメで溢れてて気分が悪い。

カレー坊主吉田武士(休憩中)さんはTwitterを使っています毎日広告デザイン賞。イオンのこの広告が選ばれていることが悲しいですね。違和感というか、何かを冒涜しているような気分になりはしまいか。作り手も選び手も途中で踏み止まることはできなかったのだろうか。 https://t.co/RkSww7V3qo」 / Twitter https://bit.ly/36DOnZw

建前としてはお寺が葬式商売とするわけにはいかない。「読経代がいくら交通費いくら、その他間接経費が…」と労働対価として請求を上げることが本来出来ないので「御寄付ですからお気持ちで」となり、明朗会計不可能なんである

そのお寺に対して「なんだそれはボッタクリじゃねえか、ふざけるなこの生臭坊主が!」といきり立つ頭の悪い下郎がものすごく大勢居て、そういう奴は「これは商売ですから」と明朗会計でやってくれるイオンみたいな所に行けば、下郎は安く葬式が出来て幸せになり、お寺は下郎の相手をしなくていいのでやはり幸せになるのである

あの広告イオンの「うちの葬式サービス業務として実施しますよ。寄付ではなく労働対価としてお金をとっているので、お気持ち次第の請求(=寄付)とかないですよ。見積書もちゃんと出ますよ」ってアピールなんだよね。仏教一般を位牌のパックで貶めようとしたものじゃない。

もしあれが冒涜目的とするなら、最初に貶められるものは当のイオンお葬式になってしまう訳で、それじゃ広告にならないのだから

ただ問題は、金を出す気がないくせに「イオン葬式では安っぽいから嫌だ。お前ら坊主が廉売しろ」とゴネてくるクソオブクソの問題があるが、そういうウジ虫対策までイオンに求めるのは酷だろう。

ただ、イオン葬式みたいな「社会的要求に答えて出すだけの葬儀を低コスト実施する商売」が定着し、ちゃんとしたお寺に頼む葬儀は本当に信仰心のある家族や代々の檀家衆の葬儀に限られてくるようになれば「イオン葬式じゃショボい」とか言い出す虚栄心の強いクズ自然に減っていくだろうと思う。

まあ、そういう時代では僧侶として行きていける人間の数は著しく減るかも知れない。お寺で修行をしたものの専業では食えず時々葬儀屋さんに呼ばれてアルバイト的に経をあげるようになり、それもいずれは録音で… ってことになるのかもしれず、あるいは社会的には存在価値を失って、修行者の互助団体としての寺院しか存在しなくなるのかも知れない。

2020-10-04

夢日記

世間は新たな不老不死可能性に沸き立っていた。

正確には不老不死ではない。

しかし、確実に、今までより遥か未来経験することが出来る可能性が高まっていた。

アメリカとある研究施設が、20名の成人男女の、10日間の冷凍保存に成功した。

このニュース世界中の注目の的となり、世界中寝ても覚めてもそのニュース一色だった。

研究施設には「私も」「俺も」という冷凍体験希望者の声が殺到し、研究施設側も更なるサンプルを収集する為、定期的に世界中から20名ずつの体験者」を募る様になった。

条件は「健康な成人」。同行者1人まで参加可能

世界中の物好き達がその企画に飛びつき、応募し、倍率は宝くじに当たるよりも高くなっていた。

まさか当たるわけないだろうけど」

「でももし当たったのなら体験してみたい」

そんな軽い好奇心から、私は、共にノリノリだった妹を同行者として、その企画に応募した。

日経ったある日、ぼんやりと見覚えのあるアドレスから、一通の英語メールが届いた。

うそ…いたずらよね??」

世界中で同様のメール詐欺が多発していたし、まさか自分当選するなんて。

オフィシャルサイトを開き、慎重に送信アドレスをチェックした後、本文を開いた。

本文サイトにあるリンクドメインも、オフィシャルサイトにある記述も、念入りに確認した。

「本物だ……」

google翻訳を駆使しながら、血眼になって内容を確認した。

内容は至ってシンプルだった。

2021年11月〇日~2021年11月〇日までの10日間、あなた方は冷凍保存体験を受ける権利を獲得しました。

権利を得る為には、いくつかの条件があります

・当施設体験した事に関し、一切の口外を禁じます違反した場合、1億ドル違反金を頂きます

・当体験で発生した事象について、当研究施設は一切の責任を負いかます。全て自己責任でご参加ください。

・当研究施設までの交通費は、全て自己負担となります

・集合時刻に遅れた場合、当体験には参加できません。

また、この権利はいつでも放棄する事が出来ます

なお、当体験必要最低人数を確保する為、本案内は余裕を持った人数へ送信しております

体験者は先着順で決定させて頂いております。ご了承ください。

この短い文章を何度か反芻した後、私は妹にLINEを送った。

今日、話がある」

「え、まじ!?すごくない!?一年後か。結構後だね」

それが妹の第一声だった。

「まぁ、準備とか色々あるだろし」

そう答える私の言葉を遮って、妹が畳みかける。

「返事した?」

「や、まだ」

「はよせいや!他の人に取られるじゃん!」

「まじか」

「いや、何の為に応募したと思ってんの!?はよせいや!」

「そうだね。『いつでも放棄できる』て書いてあるし、とりあえず確保しとこ」

私は半ば勢いで「同意します」をクリックしていた。

それから私たちは浮足立ったものだった。

世紀の大実験体験。初めてのアメリカ

心配性の母は間違いなく泣きながら(そしてブチ切れながら)反対するので、絶対に言えない。

10日間、いや、飛行機での往復を考えるともう少し、仕事も休まなければならない。

飛行機の往復チケットも取らなければならないし、聞いたこともない田舎にある研究施設までのルート確認しなければならない。

「せっかくアメリカ行くんなら観光とかしたかったよね。でも休み取るの限界だしな」

「まぁ、それ以上のすごい体験をする訳だし!」

「てかさ、アメリカまで行って寝てるだけって、冷静に考えたらうけない?」

「まじそれ」

職場に何て言う?」

「私は適当理由つけて有給申請する」

「げー、姉ちゃん会社ユルくていいな。どうしよ。どんな手を使ってでも休むけど」

「お母さんになんて言う?」

「なんて言おうか…」

「…………」

あれこれ画策しているうちに、一年ちょっとはあっと言う間に過ぎた。

初日冷凍保存され、起きたら帰るだけ。

なので、私達は一泊旅行程度の、冗談みたいに少ない手荷物を持って飛行機に乗った。

「結局お母さんに言えなかったね。どうする?」

「たった10日だし。『LINE調子悪かった』とかで乗り切ろ」

「うん…無理あるけど、どんだけ考えてもいい言い訳みつからなかったしね」

「起きて考えよ!起きてから!ねーちゃん考え過ぎなんだよ」

妹はとにかく世紀の体験を楽しみそうにしていて、

心配性の私は、どんどん余計な事を考える様になっていた。

「当研究施設は一切の責任を負いかますって、でもまぁバンジーでもこういうのあるしな」

生還した、ってだけで、体験者全員健康だとは言ってないよな…いやでも何かヤバイ事があったらこんな実験続いてないでしょ」

「口外したら1億ドル…でもまぁ、うちの会社コンプラ厳しいし普通かな…」

疑惑正当化をうろうろしているうちに、飛行機アメリカに到着した。

事前に入念に調べていたので、乗り継ぎを重ね、研究施設へはスムーズに到着した。

集合時間は午前7時。

研究者の方々から挨拶、改めて体験内容と契約内容確認、体調チェック。

そして、契約書へのサイン

体験前には栄養を蓄える為の豪華な食事でも与えられるのかと思いきや、排泄の関係もあるらしく、この日は何も食べさせてもらえなかった。

妹と「クッソ、出る前ちゃんと食べておけばよかった!」「クマ冬眠前に食べ込むのは一体何なの」と軽口をたたき合った。

「では皆様、防護服に着替えてください」

研究員の指示通り、なんだかよくわからない服に着替え、そのままついて行った。

道中、妹はずっとテンション高めにキャッキャとはしゃいでいた。

私は緊張で震えていた。

「ここが先ほどご説明した冷凍室です。皆様は、この中で専用のカプセルに入って眠って頂きます

みなさまは、ねむっていただきますかー。

研究員の人、一人でも体験した事ある人居るのかな。

いや、今まで報道された人達、全員一般人だったよな。

眼科医絶対レーシック手術しないって原理と一緒じゃね??

色々考えていると、冷凍室の扉が轟音と共に開いた。

から、顔を真っ青にした大人達が、ガタガタ震えながら、研究員らしき人々に支えられ、ゾロゾロと出て来た。

「前回の体験者の皆様です。おかえりなさい!」

研究員達は、張り付いた様な笑顔拍手を送っていた。

これから体験する参加者人達も、英雄を見る様な目で見つめ、共に拍手を送っていた。

え、おかしいでしょ。

あの状態人間に、拍手おかしいでしょ。

つか、これ私の体力じゃ絶対無理でしょ。死ぬでしょ。

こわい、どうしよう、こわい。

でも、多分これはいもの考え過ぎだ。私の悪い癖だ。

こんな貴重な体験が出来るんだから、余計なことは考えたらだめだ。

現に、あの人たちは生きて還って来てたし!

「では皆様、中へご案内致します」

研究員がそう言った瞬間、私は研究員の腕を掴み、言った。

すみません、辞退します」

妹は既ににこにこ顔で冷凍室の中に入ってしまった。

承知しました。ではあなたはここで。お気をつけてお帰りください」

もっと怒られるかと思ったのに、研究員は驚く程スムーズに、笑顔で私を解放してくれた。

というか、切り捨てた。

妹も引き戻そうと中に向かって妹の名前を叫んだ。

すると、先ほどの笑顔のまま、研究員は私の前に立ちはだかり、同じ台詞を繰り返した。

あなたはここで。お気をつけてお帰りください」

冷凍室の扉は、閉じた。

なすぎる荷物を抱え、私は研究室敷地を後にした。

何もない。ここがどこかもよく分かっていない。おなかもすいたし、ひどく疲れた

何より、妹をどうしよう。お母さんに何て言おう。

妹は無事に出て来てくれるよね?

10日間、どうしよう。

宿は?ここから一番近い街は?こんな時間にどうすれば?

着替えもほとんどない。とにかくきつい。

妹は大丈夫だよね?

10日間どうすれば…

思考が延々ループして、不安で泣いているうちに目が覚めた。

夢で本当に良かった。

汗びっしょりだった。服脱いだ。

冷凍されてなかった。よかった。

2020-10-01

同人活動が好きだった

私は同人活動が好きだ。

それほど多くのファンがついているわけでもないし交流にもあまり積極的な方では無いが、マイペースに細々と活動している。

前述の通りそれほど多くのファンがついているわけではないので、たくさん反応が貰えるわけでもない。たまに貰えればいい方だ。それでも自分が描いたものが本になった時の感動が大好きで、もう何年も活動している。

同人イベントにも年に数回参加していた。

弱小サークルなので毎回それほど多くの部数が売れるわけでもないが、同じジャンル、同じカップリングの同志たちが集う同人イベント特有空気感が大好きだった。

世の中には思ったよりも優しい人が多くて、こんな私でも時折「新刊楽しみにしていました」などの温かい声をかけて頂けたりもした。相手側としては何気ない一言で特段深い意味も無かったのかもしれないが、そういった生の声を直に聞けたときは望外の喜びを感じた。

少々生々しい話になってしまうが、交通費活動経費に含めるとするなら私のサークルの収支は毎回赤字だった。

趣味なので採算については気にしていない。そもそも商売お小遣い稼ぎのつもりであればややマイナーな現ジャンルでは活動していないだろう。

私はきっと会場でしか得られない""実感""が欲しくて同人イベントに参加していたのだと思う。

大好きなジャンル二次創作本を頒布するだけなら、通販だけで充分事足りた。

ところが2020年2月後半辺りからコロナ渦によって日常は大きく様変わりしてしまった。

同人界隈も相次ぐイベントの中止で苦境に立たされているという情報は逐一目に入ってくる。

私も一日も早く事態収束して欲しいと願いながら、オンライン通販を利用して細々と同人活動を続けている。

このところ緊急事態宣言が解除され、自粛ムードも和らぎイベント会場にも少しずつ人が戻り始めたという話を目にするようになった。そういった状況の中で、ここに来てイベント参加に対して前向きなレポートツイートだんだん重荷だと感じるようになってきた。

イベントはいいぞ!」

知っています。かつて何回も参加していたからこそ。

現在地方で家族暮らしている私は自分趣味と万一感染した際のリスクを天秤にかけると、まだ参加は難しいと感じてしまう。

やむを得ない事情自粛を続ける、続けざるを得ないという人はきっと私の他にも大勢いると思う。

意識の高い人達イベントに参加する事で同人文化の火を絶やさずにいようとしてくれている事はありがたい。

けれど、イベントに参加しない・出来ないからと言って別にジャンルへの愛や熱意が無いわけではないのに……と荒んだ気持ちになってしまう事も増えてきて、正直すごく疲れてきた。

ほんの些細なポジティブ言葉も同情圧力に感じられるようになってきたので、そろそろ辞め時なのかもしれないと考え始めている。

2020-09-30

面接交通費が出た時代ってあったんですか

○○○世代とか面接交通費だけで余裕で暮らせたとかテレビでは言うけど

面と向かっては言わないよね

卑怯だよ卑怯

anond:20200930034148

ここは交通費が出ないなあ

等々勝手職員のほうが先に喋るから

相談に行っても職業差別するほうに回っちゃう事が多々あってね

と言うか

2020-09-26

ウェブ会議

僻地にあって行くのがたいへんな取引先とzoom会議をやった。自分は楽でうれしい、簡単に打ち合わせできると思ってるのに

先方の出席者の一人のオッサンが「はやく実際にお会いできるようになるといいですね」とか言っててイラっとした。

顔合わせるかどうかより、まめにミーティングして進捗を共有してほしいんだよ、おまえらすぐ音信普通になるんだから

ただでさえ遠くてお互い行くの大変なのになんなんだ?交通費かかるんだし。

ずっとウェブにしてくれ。

2020-09-19

映画館スタバもない生活耐えられない

GoToトラベルだったり、満席演劇が上演できるようになるだったり、社会が徐々に明るい方向に向かっているというのに。自分は、映画館スタバ劇場も何もない田舎から出られないでいる。

まれから18年間、同じような生活環境の田舎で住んでいたのだから平気だろうと思っていたけれど、一度都会の娯楽に溢れた生活を知ってしまったら、もうこの「何もない」田舎生活が苦しくて仕方がない。

大学進学を期にいわゆる都会という生活に触れた時も感じたけれど、田舎は圧倒的に選択が少なすぎる。または、選択を広げるためにかかる時間お金負担が大きい。当たり前だけれど。

だってスタバ抹茶フラペチーノチョコチップいれたやつを飲みたいと思ったら、電車で30分揺られなきゃいけない。タリーズヨーグルトアサイーを飲みたいと思ったら1時間近く電車に乗る必要がある。500円の飲み物を飲むために、その三倍以上の交通費を支払う必要がある。

映画を観たくても電車で1時間かかるし、そもそも一番近い映画館は県をまたがなきゃない。朝日が昇るまでバーで飲むなんてこともできず、日付をまたぐ前にどこの飲み屋も大概閉店してしまう。刀剣展示を見た次にミュシャ展覧会に行ったり、プッチーニオペラを観た帰り道に箱で頭振るなんて芸当もできない。

きっとこの話を北海道に住んだことのある友人に聞かれたら「こっちはセブンまで〇〇時間かかる」とか言われそうだけど、今はそんな話をしているんじゃない。私が、私の経験してきた人生と照らし合わせて、今の生活がつらいっていう話をしたいんだ。私が今どうしても苦しいっていう話を聞いてほしいんだ。

こんなコロナがはやる前は「また田舎に住むことになったけど、大阪にも名古屋にもすぐ行けるし余裕っしょ。むしろ岡山長船)にも高知にも福岡にも近くなってラッキー!」ぐらいのノリでしかなかった。ほんと馬鹿

今じゃ大阪名古屋はおろか、プライベートでは自転車で動ける範囲での生活に縛られているんだぞ。あの頃の能天気自分を助走つけて殴ってやりたい。もっと足元を見ろ。

その自転車で行ける範囲にある娯楽はカラオケしかないし、大好きだった大判焼きを売っていたお店は、結局コロナ休業が明けることなく閉店してしまった。

そのくせ、駅前の通りにはデカデカ看板を掲げたキャバクラが立ち並んでいる。これで若者移住Uターン就職政策で掲げているのが、むしろギャグしか思えない。(だからと言ってじゃあスタバを作ればいいのか、という話ではないから難しいけれど)

社会情勢を見るに、まだしばらくはこの田舎から出られない生活が続く。そう考えるとぞっとする、というような感情は薄らぎつつある。今は諦め、の方が感情に占める割合が大きいきがする。それと怒り。

諦めは、この人生選択したのは自分から、というもの。都会の生活が良ければ、就職の時に都会の会社を選べば良かった。それをしなかったのは自分判断なのだから、今この状況に置かれているのは自分責任だろう、ということ。

怒りは、この田舎空気ムラ社会

この田舎コロナ感染者が出た時、その家の窓ガラスが割られた。そんな話、ネット上の創作でしょ、と高をくくっていたけれど本当だった。風の噂によれば、その家族引っ越したとも自殺したとも聞いている。どっちが本当かは分からないし、知りたくもない。

自分が、自分家族が次の感染者になるかもしれないのに、よくそんなことができるなぁ。

おそらく、これは自分想像しかないけれど、「こっちは我慢しているのに都会に遊びに行った挙句コロナにかかって」といった憂さ晴らしでそうした行動に移ってしまったのだろうと思う。

実際、パートのおばさまたちの「〇〇さんこの前大阪に行ったんだって……」という陰口を叩いている場面に出くわしているので、当たらずとも遠からず、といったところだと思う。

自分は、その憂さ晴らしを、自分の中にある嫌だなと思う気持ちを、こうして文章にして出力することができるからまだ救われている。他人の家のガラスを割るよりは、よっぽど健全な毒の吐き方だと思う。

ただ、万人がこの毒の吐き方ができるわけではないことも分かっている。自分だって本当は、美味しい酒を飲みながら、誰かに自分のつらさを聞いてもらって同情してもらいたい。

それが叶わないからこうして、家で冷凍庫から出したウォッカを、瓶のまま飲みながらこの文字を打ち込んでいる。

Twitterが見れなくなった。舞台美術館の上演・展示情報を見ると、そこに行けない事実を突きつけられるから。「行く!」と言っているフォロワーに後ろ暗い感情を持ちたくないから。

今の私の手には入らない美味しそうなお料理、綺麗な品々、素敵な物語。「どうせ自分はいけない……」と、いちいち悲しむことに疲れてしまった。

先日、上司(この田舎に住んで十年以上)に息抜きの会話の中で「(大学生活を送った土地)に帰りたいんですよね~」と話したら、「万一コロナに罹った時村八分になるからやめた方がいいよ、ガチで」と改めて念を押されてしまった。

その会話の数日後に、仕事終わりの終電に飛び乗ってその地に行こうと画策していたけれど、その計画もぽっきり折れてしまった。

久しぶりにワクワクした。全部終電を乗り継げば、日付は越えるけどその地に辿り着ける。出勤前に駅のコインロッカー旅行カバンを預けようとか、馴染みのバーマスターにはあのお土産を買っていこうとか、あっちに帰ったらあのレストランご飯を食べようとか、旅行用の歯磨きセットが無いから買わなきゃとか、いろいろ、考えてたんだけれど。

結局そのお休みは、昼過ぎまで寝てYouTube酷道走行動画を見たりしていたっけ。

どんどん預金残高が増えるけれど、これっぽっちも嬉しくない。いくら円盤を買っても生の演劇映画演奏とは別物。いくら高い酒を買ってもバーで飲む味には到底及ばない。

心が掠れる。この心を潤してくれるものが、田舎にはない。

何で自分は働いているんだろ。

生きてるって言えるのかな、これ。

コメ返

https://anond.hatelabo.jp/20200919145352

そんなささやか希望すら叶えられない田舎クソだな〜〜〜ってほんと思う。京都の確か四条通りカフェカヌレとかも食べたい。あと博多のShinShin。

https://anond.hatelabo.jp/20200919145353

映画自体じゃなくて映画館に行くまでの道のりが電車しかない(車持っていない)なので詰んでるんですよね。別に映画館とか行くの自体大丈夫でしょって思ってる。

https://anond.hatelabo.jp/20200919145626

明日トラックに轢かれて死ぬかもしれない刹那主義で生きてるから相容れなくてすまんな……あっでも10給付貯金額増えた時は嬉しかった。

https://anond.hatelabo.jp/20200919150005

近゛く゛に゛美゛味゛し゛い゛お゛酒゛飲゛め゛る゛バ゛ー゛が゛な゛く゛て゛困゛っ゛て゛ん゛だ゛よ゛!!!!!!!高い酒ストレートで飲む分にはいいけれど……さ……あとバー雰囲気が好き人間からよ……

https://anond.hatelabo.jp/20200919150734

分かりみすぎて笑ってしまった。わかる予言するわ多分「都会の生活時間が早すぎる、こんな溢れた情報の中で振り回されるような人生は送りたくない」とか書いてそう。生きるの根本的に向いてないな???

2020-09-13

anond:20200913193823

美術館めぐり交通費払ってその場で入場券買えば準備終わるから手軽でそこそこ楽しかったんだけど

今はだいたい事前予約必須でめんどくなっちゃった

行ったらだいたいの企画展で展示内容まとめの冊子が館内で読めるようになってるから展示見つつ解説書読めばそれで楽しめるよ

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