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はてなキーワード: 刊行とは

2022-01-29

anond:20220129111414

本の定価(文庫なら700円くらい?)×印税率(10%とする)×発行部数(たとえば1万部)×年間の刊行数(たとえば3冊)=210万円(収入=税引き前)

定価と印税率は誰でもそうそう変わらないし刊行数を増やす=超スピード執筆も難しいとなると、人気になって発行部数を増やすしかない

逆に言えばそこが爆上げすれば天井知らずになる

転スラはシリーズ累計3,000万部だそうだから

3,000万部を1巻刊行からの7年間にならすと1年間約428万部

定価1,100円×印税10%×428万部=約4.7億円/年(収入=税引き前)

収入から経費(作家ならごくわずか)を引いた所得から所得税で45%持って行かれたとしても55%が手元に残るから年間の手取り

4.7億円×55%=約2.6億円

1年間3万部=収入210万円でもトップブトップだということだから、1年間400万部超はその中でもさらトップだよね

2022-01-27

ネタバレあり)今日読んだBLと、頑張って再読した非BL

しまちゃん家の番事情』(三日ミタ)

あらすじ

 しまちゃん家にはパパが二人いる。能天気マイペースな茜パパと、理性的で優しい葵パパだ。

 そんな二人に愛されすくすくと健やかに育ったしまちゃん。ところが、授業参観の後、パパが二人いてママがいないなんて変だとクラスメートに言われてしまう。

 「変じゃない」と言い返したしまちゃん。だが、しまちゃん自分家族に何の不満もないものの、茜パパと葵パパがどうして結婚したのか、ふと疑問に思ったのだった。

 授業参観の帰り道にパパ二人に疑問を投げかけたしまちゃんに、茜パパが葵パパとの馴初めを語ってくれた。そう、初めての出会いは、葵パパの「秘密基地」で……。

 二人のパパ達のちょっと物騒な青春物語

増田感想

 オメガバース作品オメガバースとはなんぞ? というのは、ググれば私の説明よりもよっぽど解りやすい図解がいくつも出てくるので割愛

 私は普段、ツルツルテカテカな絵柄のビーボーイコミックスってあまり読まないんだけれども、表紙が助平じゃない作品は当たり率が高いという個人的観測により、試し読みを読んだ。そしたらパパ達の過去話の出落ち感が気に入ってしまい、購入してしまったという次第。実際のところ、わりと当たりだった。

 オメガバース設定の作品性質悲惨になりがち……特にΩのほうが。そして悲惨暮らしぶりのΩが理解のある彼くんに出逢って幸せになるというのがよくあるパターンのようだ。

 だが、本作は型破りなストーリーだった。つまり、野性の本能に振り回された挙げ句の不幸展開ではなく、αもΩもそれぞれ本能を抑え着けてお互い相手を気遣って着々と幸せになっていったという、そんな結婚生活の序章話。

 このご時世なんで、なるべくポリティカルコレクトネス配慮したストーリー構成なのだろうか……。BLという時点で男性同性愛者の性的搾取だろけしからんと言われたら終わりだけれども。まあ、Ωが一方的にヤられて不幸になる話よりはストレスなく読めていいと思った。

 茜と葵の若い頃に使っていたガラケーの型からして、彼らは00年代半ばくらいに高校生だった模様。ということは、現在は見た目は若いけど30代半ば。で、娘のしちゃん小学校低学年ぽいので、彼らはガチ計画的人生を歩んできたことがわかる。芸が細かい……。

 とはいえエロシーンはエロい。別にエロエロいのは悪くないけど、個人的あんまりけが派手にトロ顔するのは好きじゃないんで、そこだけは微妙と思った。

 あ、これはネタバレになるけど、彼らはちゃんゴムは着けていたというのが後のページに書かれていて、そんな後出し設定をだされてもなと思いつつ、ページを遡ってみたら、ほ、本当にゴムして致している!? それを修正が入らないように描くだなんて、なんつう芸と配慮の細かさなんだ……。半端ねぇ。

 オメガバース設定はその性質物語のよくあるパターンから、ずっとBL読みから批判され一部から嫌悪されて来たのだけれども、批判される部分を全て排除した作品も出て来るとは……。これもまた業界自主的表現規制のたまものかと思えば、良し悪しだなぁ。そもそも女性向けの作品で今時は古風な嫁入り譚とかが書きづらくなってきたというのも、オメガバース特殊設定が流行った原因の一つだと思うので、オメガバまでクリーンになると行き場のない物語の受け入れ処が更になくなってしまうのでは。


再読『その花の名を知らず』および『左近の桜』シリーズ長野まゆみ


左近の桜』シリーズとは。

 この世ならざる者をホイホイ拾い、しかもまぐわうことで相手成仏させるという特殊スキルを持った若者左近桜蔵(さこんさくら)を主人公とした短編~中編連作集。シリーズは『左近の桜』『咲くや、この花』『さくら、うるわし』『その花の名を知らず』の全部で四作品刊行されている。


『その花の名を知らず』のあらすじ

 大学生の桜蔵は、父方の祖父墓参りに行く為にバスに乗った。そこで彼はまた自分が異界に迷い込んだことを察知し身構えたが、起きたのはなんと交通事故

 そこで物語は四年前、彼が高校に上がる春に遡る。祖父の遺品を祖父の縁者に形見分けをする際、遺品の一つが函だけを遺して中身がないことが判明。桜蔵は無くなった茶碗〈ざくろ〉探しの手伝いをすることになった。桜蔵は〈ざくろ〉の手がかりを求めて、祖父の生家・白鳥家の家系を辿るが……。

増田解説感想

 『さくら、うるわし』までは幻想小説の体だったが、『その花の名を知らず』はそこにミステリー要素が加わる。といっても、殺人など事件が起きて主人公がその解決にのり出すという話ではない。テーマは茶碗〈ざくろ〉の行方探しというよりは、茶碗探しにかこつけて桜蔵と血の繋がりのない父親・柾の系譜を遡り、彼らの因縁を解き明かすことにある。

 そもそも、『左近の桜』シリーズのはじまりは、桜蔵が柾に懐いた疑問、「どうして柾は子どもを持つことにしたのか」なので、今回もまたその謎に、一族系譜を紐解くことで迫ろうということのようだ。

 私はずっとこのシリーズをなんかよくわからん幻想小説と思って読んでいたので、物語ミステリー要素があるということを完全に見逃していた。なんなら、あれだけ頻繁に登場しまくる柾をただの味のある脇役くらいに思っていたりとか……。なんだかなぁ、すごい訳わかんない話だけどなんなのこれ? と。

 ところが、最新作『その花の名を知らず』を読んでみて、既刊とテイストが違いミステリー要素があるのは一体何故なのかと不思議に思い、それから万葉集などの和歌謡曲などの引用があるのが気になった。もしかすると、このシリーズは単なる思いつきとインスピレーションで書かれた幻想小説というより、何らかの大仕掛けが仕込まれた大作なのでは? と思い付いて、シリーズ一作目から全部読み返した。ああ疲れた

 細かいことは全部省くけど、『左近の桜』ワールドには「蛇性」というかつては水神を祀っていた一族……その者達自身が蛇あるいは水神なのかも……と、その伴侶となる「女」の血筋があって、前者が柾の家系後者が桜蔵の血筋のようだ。桜蔵の育った左近家は、何故か「女」の血を継いだ男の子を、養子にするなど何らかの形で代々引き取ってきたらしい。

 「蛇」も桜蔵の血筋(おそらく、『左近の桜』に出てきた「とても長生きな蜃=龍の子ども」というのがこれだ)も長寿だというが、家系図をみれば、柾の先祖にも桜の先祖にも誰も度を超えて長生きした人物はいない。「長寿」というのは、血統が絶えることなく長く続いているという意味なのだろう。

 そもそもタイトルおよび主人公の名が「左近桜」に由来している。左近桜は京都御所にあるとても長い歴史を持った桜だが、すごく長生きな一本の木なのではなく、枯死するごとに新しい桜を植え替えて守り続けて今に至るものだ。『左近の桜』シリーズにおける「長寿」も、そういう意味での長寿なのだと思う。

 まあそういうわけで。桜蔵は「蛇」の伴侶になる「女」で、彼の戸籍上の父親の柾は「蛇」だ。柾は過去に彼の最愛の「女」を亡くした模様。そこで柾は桜蔵を自分のあたらしい「女」にするべく桜蔵を育て、彼が大人の「女」になるのを待っているのか、それとも単に「女」を育てるのが自分の役目と思って育てただけなのかは、『その花の名を知らず』でもまだ不明

 まあ、柾×桜蔵というカップリングが成立するのかどうかってとこだけど、年齢差が20歳以上もあるから、どうなるんだか。

 『その花の―』はストーリーの大部分が桜蔵の子ども時代の話で、柾と桜蔵が親子らしくキャッキャしているシーンが微笑ましくてよかった。それを読まされると、あーこの二人がカップリングになることは無いかもしれんなぁーという気もしてくるけども。



『猫道楽』(長野まゆみ

あらすじ

 「猫飼停」と呼ばれる豪奢な屋敷に棲む兄弟達のもとへ、とある必然によって引き寄せられた男達のなんやかんや。

増田感想

 『左近の桜』シリーズみたいに深い謎があるわけではない、肩の力を抜いて読めるちょっとえっちBL短編連作小説だったー。

 猫シッターアルバイトのつもりがセックスポジション的な意味で猫にされてしま大学生の話から始まったので、猫飼停に住まわされて客を取らされる話かなあと思ったら別にそんな話ではなかった。

 BL要素以上に、猫飼停の和洋折衷の豪華絢爛な内装や調度を想像するのが、とても楽しかった。

 

今回はこれまで。最近BLレビューサイトのくじが当たらないし、長野まゆみ先生新刊待ちでBLに使えるお金が乏しいので、BL日照りだ……。

2022-01-26

Aへの批判をBへの個人攻撃かのようにみせかけるはてブ伝統手法

プラネテスのコレとか典型的

https://togetter.com/li/1836225

取材協力JASRACクレジットが出るアニメ」を観た関係者アニメへの感想、なのに

そこに原作者先生を出して、あたかも件の関係者原作者を直接攻撃しているかのような印象操作をはかる

 

こういう印象操作をする人って

私たち受信料運営されている」公共放送

私企業私人が私財を投じて刊行している漫画

全く異なるメディア公表されているのに、表現に対して負う責任は同じと考えているのだろうかと疑問に思う

公共放送取材協力JASRACクレジットをつけて放送する影響度は、漫画の比ではないし

当然その放送物に対する責任度も違ってくる

 

ここを混濁してプラネテス批判的な感想を述べた人を叩く人ってちゃん物事本質が見えてるのだろうかと不安になる

2022-01-23

夏目漱石「月が綺麗ですね」の元ネタを遡る

夏目漱石は「月が綺麗ですね」となんか訳していない」という話から、「初出であるとされる70年代以前がどうだったのか知りたい」という話が出ていたので、Googleブックス検索していたのだが、1962年刊行の『日本人の知恵』にこのような話があるらしい。

さらにいえば、日本の社交の基本は「見る」ことで成立する。

若い男女の恋人同士が愛の告白をするとき西洋人のように、

「私はあなたを愛していますI love you)」

などとはけっしていわない。

そんなことばを口に出さなくとも、満月を仰ぎ見て、

「いいお月さんですね」

そして、二人でじっと空を見上げるだけで、意思は十分通じるのだ。

日本人の知恵 - 林屋辰三郎 - Google ブックス

この『日本人の知恵』という本は、

なんと、昭和37年に発行された本で、その前年朝日新聞に連載された「日本人の知恵」を再編集したもの

日本人の知恵 林屋辰三郎、加藤秀俊、梅棹忠夫、多田道太郎 *** - 意思による楽観のための読書日記

ということらしいので、つまり1961年朝日新聞掲載されたのだろう。

それならば世間に広く知られたとしてもおかしくないと思われる。

もうひとつさらに遡って戦前1935年刊行笠間杲雄『沙漠の国 ペルシア アラビア トルコ遍歴』にもよく似た表現があるようだ。

第一欧米人にとつては一生の浮沈を定める宿命的な宣言『アイ・ラヴ・ユウ』の同意語すら、日本語には無い。(中略)斯ういう意味外国人に答へると、然らばあなた日本人は、初めて男なり女なりを愛する場合に、どんな言葉意志を通ずるのかと、必ず二の矢の質問が飛ぶ。私は答へる。我々は「いい月ですね」と言つても、「海が静かね」といつても、時としては「アイ・ラブ・ユウ」の翻訳になるのだと。

沙漠の国: ペルシア・アラビア・トルコ遍歴 - Google ブックス

こちらは「いい月ですね」と「海が静かですね」が並列されており、あくまで「無数の表現のうちの2例」といった趣きではある。

さらに「I love you日本語にうまく訳せない」という話に限っては、

漱石文庫」に残された漱石メモ書きの中に、ジョージメレディスというイギリス小説家作品を取り上げて、

"I love you,Signora Laura."―Vittoria p.113.

I love you日本ニナキformulaナリ

と記した一節がある

夏目漱石が「I Love You」を「月が綺麗ですね」と訳したという伝説について - Togetter

これは漱石英国留学時代メモ書きだそうなので、1901〜1902年ごろに書かれたものか。

同様の主張が1922年刊行されて当時のベストセラーになったという厨川白村近代恋愛観』に書かれている。

日本語には英語の『ラヴ』に相當する言葉が全く無い。『戀』とか『愛』とか云ふ字では感じがひどくちがう。" I love you "や" Je t'aime "に至つては、何としても之を日本語に譯すことが出來ない。

近代の戀愛觀 - Google ブックス

この厨川白村夏目漱石の教え子で、漱石とは恋愛観について議論を交わしていたというから、これは夏目漱石受け売りだった可能性が高い。

というわけでグルグルまわっているうちに夏目漱石に戻ってきてしまった。

夏目漱石が「I love you日本語に訳せない」と言う

→その話が厨川白村を通じてよく知られるようになる

→じゃあ日本人恋人に何て言うの?

→「いい月ですね」とか「海が静かですね」とかそういうことを言うんじゃね?

日本人は「愛しています」とは言わず「いい月ですね」と言うんだ!

→その話が朝日新聞を通じてよく知られるようになる

→なんかいろいろ混線して「夏目漱石I love youを月が綺麗ですねと訳した」という話になる

みたいな流れが朧気ながら見えてくるような見えてこないような。

いかがでしたか

追記

国立国会図書館デジタルコレクションで調べてみたところ、1908年の『明治学報』に掲載された上田敏「予の観たる欧米各国」という講演の書き起こしにこういう記述があった。

https://dl.ndl.go.jp/pid/1890371/1/24

日本では「我汝を愛す」と云ふことは言へない、日本では何と云ふかと云ふと、「私アナタに惣れました」と云ふ、それでは「アイ、ラブ、ユー」と云ふことに当らない、「我汝を愛する俯仰天地に愧ず」それはどう云ふたら宜いか、(笑声起る)、所が「私はアナタに惣れました」といふことは日本語ではない、さういふ日本語は昔からないです、だから日本ではそれをパラフレーズするか、或はペリプラスチック、言廻はして、「誠にアナタはよい人だ」とか何とか云ふ工合に云ふより外言ひ方はない、「私はアナタが好です」と云ふと何だか芝居が好きだとか、御鮨が好だとか云ふやうになつて悪いです、

上田敏は高名な英文学者で「山のあなたの空遠く幸住むと人のいふ」や「秋の日のヴィオロンためいきの」などの詩訳で知られる。夏目漱石よりは年下だが、同時期に東京帝国大学で教鞭をとっていたこともあり、文学論を語り合う仲だったという。夏目漱石上田敏かいずれが先なのかはさておき、どうも「I love you日本語に訳せない」というようなことは当時の教養人のあいだで盛んに言われていたようだ。

1927年の『帝人タイムス』でもこのような記述を見つけた。

https://dl.ndl.go.jp/pid/2348792/1/6

西洋デハ人ノ表情ガ露骨デアツテ 例ヘバ恋ヲ囁クニモ 真正面カラ アイラヴユー ト斬込ムガ 日本デハ 良イお月デスネー ト言フ調子デ 後ハ眼ト素振リニ物ヲ言ハス

いまのところ「月が綺麗ですね」系統の話についてはこれが最も古いか

2022-01-08

昔「とらドラ!」というライトノベルがあった。その巻番号の振り方が不思議だった

1巻目は「とらドラ!」で問題なかったのだが、2巻目は「とらドラ2!」で、当時から私には「タイトル名の間に巻番号付けるの?どうしてそこにビックリマーク付けるの??」って感じだった。

とらドラ!2」(タイトル名の後ろに巻番号)ではなぜダメだったのだろう。アニメ化されて10年以上経った今でも、深く疑問に思っている。

そして、「とらドラ!」は最終的には10巻まで刊行されたので、最終巻は「とらドラ10!」という名称だった。

ところで、数学には階乗という概念がある。例えば、「5の階乗」と言えば5から1までの整数を掛け算した値のことで、5×4×3×2×1=120となる。

そして、その階乗は数式で表す際、ビックリマークが用いられる。つまり、「5の階乗」は「5!」と表現する。

とすると、「10!」は「10階乗」という意味であり、計算すると10×9×8×7×6×5×4×3×2×1=3628800である

よって、「とらドラ10!」とは「とらドラ3628800」と同じ意味なのだ

これはすごいことだ。ライトノベル史上、最大の巻番号だと思われる。おそらく現在でも、それを抜く作品は無いだろう。

2021-12-22

anond:20201108145554

言葉狩りがすぎる

まず漢字の「嫁」と和語の「よめ」は分けて考えるべきで、「よめ」は「良い女(め)」という意味から

夫が妻を「よめ」と呼ぶのは少なくとも平安時代からあった

そのとき漢字表記は「婦」だが、「よめ」には息子の妻という意味と夫の妻という2つの意味がある(倭名類聚鈔より)

明治刊行通俗古事記神代巻では、イザナギイザナミのことを「愛(うつく)しい我が汝妹(よめ)の命(みこと)」という文章があり、明治でも夫の妻を「よめ」と呼んでいた

常用漢字では「よめ」を表す漢字は「嫁」しかなく家にいる女という構成をしているために意味がそちらだけに引っ張られているが、日本語和語)においては、「よめ」は夫の妻であることは大昔から連綿と続いている

関西だけで残ったのか分からんが、関西発祥というわけではない

ことさら「よめ」呼ばわりを悪と決めつける理由はない

anond:20211222034146

でもまあ少なくとも件の話題で「児童ポルノ」と呼ばれてる書籍ヌーディストビーチ刊行ヌーディズム宣伝する雑誌で、所謂ポルノからは程遠い書籍であることは最低限抑えてもらいたいとは思う。

ポルノじゃないか問題ない」という話ではもちろんないけどな。

例えば「ナパーム弾の少女」は「児童ポルノ」か?という議題が以前盛り上がったことがあるけど、政治的芸術的価値があろうがなかろうが、被写体少女が傷つく気持ちは変わらないと俺は思うんだよな。

2021-12-12

tiktok小説紹介してる人、売れるために色々考えてるとか褒めてるの見かけたけど、それこそ『くさし』への反応も、売れるための反応してるなぁ、としか思わなかった

『来春デビュー作が刊行予定』とか含めた自身のいい宣伝になるように色々計算してそうだなって。

2021-12-07

大学数学は嫌われて当然

小説だって何巻というのを無視して途中の巻から読めば作中特有概念人物を示す固有名詞でつまづくのは普通で、そうならないように何巻とか上下巻みたいな目印がある。

しか数学書はそういうのがなく仕方なく手に取ってみても行単位で見知らぬ固有名詞ぼんぼん出て来る。予備知識を手に入れようにも「前の巻」という概念自体がどうにもならない。

岩波基礎(!?)数学叢書かいうのに微分多様体の本があったと思うけどはしがきには基本的な解析数学代数学微積分学を既知のものとして扱っていると書いてあったと思う。

しかしたとえばお前の言う基本的代数学とは具体的にどこまでの範囲を指しているんだ?ていうか何の本を読めばいい?てかお前が大学時代読んできた本のなかでその範囲に属するものを列挙すりゃそれで済むし確実なのになぜそうしない?という言葉がつい漏れる。

だって同じ岩波基礎の本でもアフィン代数みたいな本があってこれが大学数学代数スタートラインにあたるものなのは確実だろうがそこのはしがきにはその応用は標準形は別の本にまとめられてると書いてあって確かにジョルダン標準形とか二次形式は別の本になっている。

しかしこれらもそれなりのボリュームがあるわけで読んでやっとのことで理解した後に「実はそこまで代数を掘り下げて学ぶ必要はなかった」と言われたんじゃ遅いわけ。

興味ある分野へ最短経路で学べるようになりたい人も当然多いわけで、実は不必要なのに無駄学習時間注ぎたくないわな。そわそわしてもこれは必要学習だということだから頑張れるわけで。

高校みたいに数1とか数2とかなってて高校行ってなくて道筋が明瞭でどうとでも独学できるのとはわけが違う。しかも全てのはしがきに予備知識として学ぶべきものが書いてあるわけじゃなくこのはしがきを頼りとした芋づる式で学ぶべき順番に見当をつける方法をもってしても袋小路に入ることもあるという…。んでどうでもいいことだが俺の学びたいものベクトル解析が必要なのかいまだに判断がつかない。

日本語一家言ある人や政治的思想がある人は検索してるうち日本語学や法律学論文に当たることもあるだろうけど、そもそも興味があるのもあって字面は難しそうでもじっくり読めば理解できなかったということはなかったはず。でも数学知識が無い人を門前払いです…。

ドラクエだかでファルスコクーンなんていうスラング象徴されてる現象プレイすればゲーム展開に沿って難なく解消されるわけで要するにそんなのよりずっとタチが悪いのが大学数学の現状

2021-12-04

映画秘宝編集部オフィス秘宝、悪質なのはどちらか

さる12月1日映画秘宝編集部員たちが、ツイッター上で発表したリリースサブカル界隈がにわかに盛り上がっている。

詳しくは原文を読んでもらいたいが、

https://twitter.com/narana801/status/1466225876731789314

かいつまんでリリースの内容を要約すると、

今年の頭に元・秘宝編集長が、秘宝のアカウントからDMを送った事件について、映画秘宝権利を持つオフィス秘宝・映画秘宝刊行する双葉社が、その総括を誌面で行うことを許可しないことに怒り、そんな無責任雑誌はつきあいきれんと、退職を発表する内容だ。

この文面だけを読めば、なるほど、責任感にあふれた編集者たちだ。

それに比べて、オフィス秘宝は非正規労働者の声を押さえつける極悪非道じゃないか

ツイッター世論は、弱者の側の編集部員達に「私も連帯します!」と、同情が集まっている。

だが読者として、この一年間秘宝の(あまりにもしょうもない問題ウォッチしてきた身としては、編集部の言い分に信用がおけないというのが率直なところだ。

手身近に論点を整理したい。

1.問題解決しようとしたのは、本当は誰だったのか

先の編集部員が記したリリースだけを読めば、

発生した問題対処したい編集部VSなあなあにして沈静化を図ろうとするオフィス秘宝&双葉社

の、2つの陣営あいだで事態が進んでいるかのように思うかもしれない。

しかし、この秘宝の問題にはもう一つ、最も重要な働きをしたファクターがいる。

編集部員の秋山と、町山智浩柳下毅一郎高橋ヨシキてらさわホークライターたちだ。

詳しい経緯については元編集部員・秋山が書いたnote記事に譲るとして、

『映画秘宝』1月26日発表「ご説明」文書の投稿経緯について|秋山直斗|note

ポイントは、少なくとも事件当日に編集部員たちは、真相究明を行うこともせず、謝罪の発表に動くこともしていなかったことだ。

いまさら事態の解明を行うべく尽力していたと編集部員たちが文書を発表したところで、その本気の度合いは非常に疑わしく感じてしまう。

加えて、どういう判断がなされたのか定かではないが、

私の目からは、もっと真相究明に力を発揮した秋山という編集部員は、この一件でクビになっている。

さらに、町山智浩柳下毅一郎高橋ヨシキてらさわホークライターは、誌面から排除された。

町山智浩がいうに「創刊編集長としていつもスペシャルサンクス名前が載っていたが、前触れもなく外されていた」のだという。

編集部らの言い分としては、謝罪文書の公開にあたってパワハラが行われたというのが理由だったと、ツイッター発言していた(元ツイートをたどるのが面倒なので、各々でしらべてほしい)。

パワハラといえば、今回の編集部たちのリリースも、非正規労働者である私たち弱者の声を押しつぶした、オフィス秘宝という構図を彼らは作ろうとしている。

だが、じゃあ、当時編集部員の秋山を、事件に乗じてクビにしたのは、この一連のなかでもっとも大きなパワハラじゃないのかと。

話はそれたが、この項の総括として、編集部以上に問題解決に力を注いでいたように思しき、元編集部員の秋山と・町山智浩柳下毅一郎高橋ヨシキてらさわホークらが、排除しておきながら「問題解決を行おうとする私たち」と嘯く編集部のことばには、非常に信用がおけない。

2.オフィス秘宝と双葉社は本当に悪なのか

編集部員たちが公開したリリースだけを読むと、あれだけの事件を起こしておきながら、被害者にすら謝罪を行わない酷い連中だと誤解を与えることだろう。事実ツイッターでは「弱者の声に耳に傾けないとは」などの糾弾も少なくない。

しかし、現実には、オフィス秘宝と双葉社ちゃん被害者謝罪をしている。

被害者の方が自ら、オフィス秘宝から謝罪を受け入れた旨の和解合意書を、ツイッターで公開しているのだ。

https://twitter.com/TDIyNT0BAID9mI9/status/1459844778611273736

もちろん一読者として、この事件の詳しい経緯の説明責任果たしてほしいとは思うものの、編集部リリースに書くところの「被害者に対して不誠実」というオフィス秘宝への攻撃は不当なように思う。

しろ慰謝料も支払い、当事者間においては誠実に解決がなされていたわけなのだから

3.古参排除に乗じた編集部私物化

ここからは、編集部が発表したリリースから離れて、ここ最近の『映画秘宝』の誌面について話す。

編集長を解任し、岡本が新編集長就任してから、悪い意味でガラリと雑誌が変わった。

先に名前を挙げた、町山智浩柳下毅一郎高橋ヨシキてらさわホークらは、映画秘宝スターライターだったこともあり、彼らを排除したことによって戦力が落ちるのは避けられないことだった。

じゃあ、どうなるのか。どんな人を呼んでくるのだろうか。期待半分、疑い半分で、リニューアル号を開いたときの衝撃ったらない。

どこのページを開いても、編集長岡本が何かしらを書いている『映画岡本』へと変貌していたのだ。

決して文章が下手なわけではないが、編集長自ら書き手を見つける努力放棄し、それどころかライターの食い扶持を奪って書くのは、編集者職業倫理にもとるのではないか

単発の記事なら百歩譲っていいとしよう。岡本編集長は、あろうことか、ホラー映画ライターのナマニクが連載してきた「未公開ホラー映画」枠を、一方的打ち切り、そして全く同じ趣旨のページを自分でやり始めたのだ。

町山智浩柳下毅一郎高橋ヨシキてらさわホーク古参ライター排除したのは、このように映画秘宝の実権を簒奪する目的だったのではないかと、つい邪推してしまう。

また、これはまったく定かではないが、編集部が全員出て行くという経緯を踏まえる、オフィス秘宝という経営体を巡っても、編集部たちはなんならかの介入をしていたと考えるのが現実的な線ではないだろうか。

4.まとめ

書くのも疲れてきたのでまとめるが、以上のように、長年の読者としては編集部が出したリリースにまったく信用をおくことができないわけです。

古参ライターも消え、コアメンバー編集スタッフ退職し、映画秘宝アイデンティティはもうほとんど残ってないわけで、これから出てくるのは映画秘宝に似た何かにしかならないことでしょう。

でも、それでも、いい雑誌になってほしいなと思ってます

焦土からのやり直しですね。

(ただ、新編集長高橋信之だってのは。ちょっと違う気が…。もう少し若い人のほうがよくないか?)

2021-12-02

知名度が低いと自称するIHIなる会社ツイッタートンデモなのでちょい激励したら、IHI本社からヘビー(蛇~)な回答が飛び出てきた!【全文公開】

※肝心の質問に答えず、タッタ数行のお返事。笑って流してくれってさ~。貧すれば鈍する(涙)

IHIとやらのツイッターが厳冬の訪れを予感させるので

12月2日朝 IHIホームページ問い合わせフォームより、質疑メール送信

12月2日昼 IHIコーポレートコミュニケーション部より返信


以下にやりとり全文

人名伏字)(リンクアドレスは省略)

12月2日朝 IHIホームページ問い合わせフォームより、下記の質疑メール送信

ご多用中、失礼します。

単刀直入ながら、御社ツイッター担当者への

質疑メールを以下に差し上げます

(★印が質問事項ですので回答をお願いします)

御社ツイッターアカウントは下記リンクだと思いますが、

twitter.com/IHI_ad/

株主を含めたステークホルダーに対する責任ある会社

公式ツイッターであるということでしたら、

ツイッター担当者名、所属部署をお知らせ下さい。

匿名でこそこそではないはずですから

(おそらくコーポレートコミュニケーション部の××××氏か

××××氏だと思いますが。返答できなければ暗黙に認めたと判断します)

当該アカウントから発せられるツイート内容は、

まりにも幼稚で舌足らずで不親切で、

社会性の欠落したネット中毒オタク

暇つぶし落書きしているかのような不気味さと稚拙さが充満しています

会社イメージを良くし、親しみやすさを持ってもらう広報宣伝とは違う

異質なモノを感じます。「良き時代日本経済の顔」だった土光敏夫会社であり、

日本代表する大会社としての最低限の品位というものがあるはずです。

赤ちゃん喃語みたいな奇妙なツイートで、たとえば

リクルート活動においても優秀な学生採用できるのでしょうか?

幼いツイート最近顕著ですから、いくつか抜き出してみます

>おおおお!!!

スクショスクショ!!

twitter.com/IHI_ad/status/1465917164230422529

>あーあと5日で168歳かぁー

twitter.com/IHI_ad/status/1465582391242928129

「あと5日で168歳になります!」とかならば、

創業168周年を希望に満ちて祝う準備をしているように思えますが、

「あーあと」だの「168歳かぁー」では

今にも死に絶えそうなヨボヨボの老醜

嘆いているようにしか受け取れません。

>午前9:21 · 2021年11月29日

twitter.com/IHI_ad/status/1465113617779421187

ツイッター投稿時間を見ますと、勤務時間のはずですが 

この悲しい自虐ツイート、月曜の朝9時からする仕事ですか?

中学生憂さ晴らしみたいな書き込みだけで

給料を得られるとはラクチンですね。

ちなみに御社ツイッターは、自己紹介欄において、

私のツイート文句があるのならば、会社へ問い合わせよと

下記のようなリンクを貼っていますが、

ihi.co.jp/ihi/contact/

このアドレス11月ぐらいか

(一本化されたためか、更新し忘れているのか、

メンテナンス中なのか)繋がらなくなっています

担当者は気づいていないのでしょうか?、

【正しいリンク

www.ihi.co.jp/ihi/contact/

あどけないツイートを出社早々するぐらいならば、

もっと肝心なお化粧をすべきでは?

>社名のHは播磨のHじゃないです・・(n回目)

>#いいにくいことをいう日

twitter.com/IHI_ad/status/1465115596597522436

IHIツイッターの固定ツイート

twitter.com/IHI_ad/status/1423148853855850497

 ↑

★これらのツイート意味は、どういうことでしょうか?

石川島重工業播磨造船所を吸収合併したのでしょうか?

対等合併ではないのでしょうか?

IHIのHには当然に播磨意味も含まれているはずでしょうに。

「Hは播磨じゃない」と言い張るのならば歴史的暴挙であり、

合併時の播磨造船所関係者を騙したとかになってしまうのでは?

当の暴走ツイートには、「#いいにくいことをいう日」のタグまで

加えられていますが…。

いやはや暴走ツイートだけじゃなく、やはり御社自体が、

会社公式HP会社概要欄においても下記のように

「Hは播磨じゃない」かの如き説明をしています

現在IHIは、石川島造船所の流れをくむ石川島重工業1960年播磨造船所と合併して

>「石川島播磨重工業(Ishikawajima-harima Heavy Industries)」となった後、

2007年グローバルブランドの強化を促進するため,社名を「IHI」に変更して誕生しました。

www.ihi.co.jp/ihi/company/history/

わざわざ地名のHarimaを小文字にする必要があるのでしょうか?

Hを2つ重ねての「IHI」ということではダメなのでしょうか?

石川島中心で、播磨歴史矮小化し消し去りたいのでしょうか?

そもそも石川島」、

江戸時代は罪人やホームレスのための「人足寄場」です。、

IHI改名したのは、納税者国民からの悪質な窃取である

巨額公金ドロボー事件談合事件)を起こし、

2007年に45日間の会社業務停止処分を受けたどさくさだったはずです。

その罪を償い続けるために祈念して、

石川島」中心でIHIなる社名を掲げ始めたのでしょうか?

合併時の石川島重工業土光敏夫社長

播磨造船所の六岡周三社長

「Hは播磨じゃない」と主張されているのでしょうか?

>調印式の様子。右が石川島工業土光敏夫社長、左は播磨造船所の六岡周三社長

www.ihi.co.jp/ihi/company/history/

誤記なのか、「石川島工業」となっているのが示唆的です。

平和で持続的なグローバル社会を望むのならば、

死の商人」とも関係が深い「重工業」、

人を苦しめることにもなる「重」の文字

石川島播磨重工業の「重」こそが不要であって、

IHIの3文字は、Ishikawa Harima Indutries から創られたと

ハッキリと謳ってもよいぐらいでしょうに。

「Hは播磨じゃない」と言い張るのならば、

IHIが見捨てた」相生という町の寂れっぷりみたいに、

鈴木商店が消えた、播磨造船所が消えた、

次に消えるのは、当然にIの「石川島」の東京方面では?

Iの文字まで消えてしまえば、

平和のHしか残らない…。むしろ望ましいことのような…

御社ツイートを受けて、

朝日新聞社系のサイトに皮相な記事がつくられました。

twitter.com/withnewsjp/status/1465800566169292807

この船舶ならぬ浅薄文章を綴ったのは

札付きの若松××という記者で、

ジャーナリズムとは似ても似つかぬ

底の浅いウケ狙い記事ばかり量産している人物です。

若松記事中で、御社ツイッター担当者から次のような回答を

得ています

>「IHHI」とならなかった理由については、こう推測します。

>「『石川島』と『播磨』ではなく、『石川島播磨』として

>とらえられているためと考えます播磨とHeavyの頭文字

>同じ『H』だったことがすべての始まりですね」

蛇足ながら、私の身内(従兄)の××××がIHIOBです。

彼の論文が収録された1978年刊行の『石川島播磨技報』

dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3207285

表紙画像にはIHIの3文字が表示されていますが、

雑誌英字タイトルは「Ishikawajima-Harima Engineering Review

播磨頭文字も(当たり前ですが)しっかりと大文字です。

鈴木商店以来の会社歴史を考えるのならば、

「H」には当然に「播磨」の意味も含まれます

正式に伝えるべきなのでは?

不適切ツイートに基づいて、

いい加減な記事ネット上にばらまかれているのならば、

泉下眠る播磨造船所関係者の功労や名誉のためにも

会社公式HPで釈明をするべきです。

以上、縷々と綴りましたが、★印の質問に関して

真摯な回答をお待ちします。

追記

若松××が記事を書いていなければ、

御社にこのメールを送っておりません。

上述の××××も現在居住している佐賀への

悪意ある誹謗中傷記事で大暴れした

朝日新聞若松××だけは断じて許せませんから

※問い合わせフォームにおいて、

なぜ「貴社名」だとか「部課名」が必須になっているのでしょうか?

ツイッター会社に問い合わせしろと謳っておいて、

問い合わせフォームサイトは、デリカシーを欠き

不親切としか思えません。一般的な問い合わせ項目が無く、

仕方なく【IRについてのお問い合わせ】から

連絡を差し上げております

身内のIHIOB実名で健在ですが、

この質疑メールは、仮名にて送付しております

(メールアドレス電話番号と住所の一部は実際のものです)

IHIツイッター担当者匿名である以上、

現時点で実名を掲げる必然性は無いと判断しました。



12月2日昼 IHIコーポレートコミュニケーション部より返信

山田

平素は格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます

株式会社IHIの××と申します。

この度は、弊社のTwitterを通じて発信した情報において

不快な思いをされたとのこと、申し訳ございません。

弊社では、硬軟織り交ぜた多種多様ジャンル情報

様々な視点から発信することにより、幅広い層の方に

興味や関心をもってもらうことを意図し、Twitter運営しております

山田から頂いた貴重なご意見も今後の運営

参考とさせていただきますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます

また、誤記不具合についてもご指摘いただきありがとうございます

確認の上で適切に対処いたしますので、何卒ご理解のほど、

よろしくお願い申し上げます

IHI ××

∞━━━━━━━━━━━━∞∞━━━━━━━━━━━━∞

株式会社 IHI コーポレートコミュニケーション

×× ××(×××× ×××)

〒135-8710 東京江東区豊洲三丁目1番1号 豊洲IHIビル

TEL 03-6204-7030

FAX 03-6204-8613

E-MAIL個人アドレスのため非表示

URL www.ihi.co.jp

∞━━━━━━━━━━━━∞∞━━━━━━━━━━━━∞

2021-11-24

anond:20211124165652

wikiの「ライトノベル」の「定義」より

2004年刊行された『ライトノベル完全読本』(日経BP社)では、「表紙や挿絵アニメ調のイラストを多用している若年層向けの小説

新潮文庫とかで表紙がそういうイラストになってる若年層むけ文学作品が該当、それこそ太宰とか

榎本秋自身の著書における定義として「中学生高校生という主なターゲットにおいて読みやすく書かれた娯楽小説

中学生高校生でけっこう違う気がするけど、「SF 純文学っぽい」「ファンタジー 純文学っぽい」で検索すれば出てくるんじゃないかな。

あるいは「青年期の読者を対象とし、作中人物を漫画アニメーションを想起させる『キャラクター』として構築したうえで、それに合わせたイラストを添えて刊行される小説群」

森博嗣は、著書『つぼねのカトリーヌ』(2014年)において、「会話が多く読みやすく、絵があってわかりやす小説

イラストが文中に添えられるのはあまりいかもねぇ

純文学って、文学のための文学というか、言語表現のものを楽しむものかなと個人的には思っていて、

上の定義にあるような「読みやすさ」と相性が悪いかもしれない。

でもリーダビティの高い純文学はもちろんあるので、

まずはSFファンタジー畑を中心に探してみればよいかと。

平山瑞穂とかはどうかな。

あるいは村上春樹翻訳した海外小説とか?

anond:20211124132300

売上問題出版業界全体の問題としてあるけど、そうじゃなくて、マジで作家まらなくて雑誌が潰れる件があるんだ。そもそも、細分化された嗜好に合わせて雑誌を多く刊行しすぎなんだ。

2021-11-18

私が思う理想社会の1日

起きると時計11時を回っている。今日は働くか働かないか、なんとなく働きたくない気分なので働かないことにした。化粧もしないし、服はパジャマのままだ。

手軽にできる簡単レトルトの朝食を食べる。レトルト品の味や量にはブレがあるが、今日はどちらもまあまあの日だった。

そうだ、温泉にでも行こうかと思って外に出て、駅に向かう。

道すがら、たまに営業しているコンビニがやっていたので、今日たまたま在庫があったコーヒーを買う。

駅に行くと電車が動いていなかったので、温泉はやめにした。

商店街をぶらつき、店主の気分がよかったのか営業していた書店に入る。

たまたま発行され、たまたま配送されたであろう週刊少年ジャンプ不定刊行)と、流行りらしい小説を買う。

喫茶店はどこも「今日休みます。」と閉まっていたので、河川敷のんびりと本を開く。ジャンプは再掲載漫画だらけだが、それなりに面白かった。

耳につけたイヤホンが今更鳴り出して、音楽を奏で始める。昼飯にしよう。

趣味不定期に営業している店で出されたおまかせランチを注文。今日ラーメンだった。そこそこの味のラーメンを食べ、店主が「700円くらいかな?」といったのでその額を払う。

また河川敷に戻って、同じように暇そうにしている人間達を後目に小説を読む。乱丁だらけだが、やはりそれなりに面白かった。

スマホを弄ると、今日調子が悪いのか動かなかった。商店街に向かいたまたま気乗りした人達仕入れ食材を買う。

その食材適当に夕飯を作り、食べ。風呂に入る。テレビは昔の映画番組をだらだらとリバイバルで流すのがメインになっている。それを適当に見て、やることもなくなったので、寝る。

こんな一日をずっと過ごして、死んでいきたい。

2021-11-14

anond:20211114083142

まあ中国語検索すると普通に「屍山血海」が出てくるんだけどな。

出典は元代刊行された『三国志平話』。

尸山血海_百度百科

「血海屍山」というパターンもあって、これは明代の『王馬破曹』が出典。

血海尸山_百度百科

「屍積如山,血流成河」という形では清代の『説唐』が出典。

尸积如山_百度百科

2021-11-13

むかしの大河ドラマしぶいなー

『樅ノ木は残った』(もみノきはのこった)は、山本周五郎歴史小説江戸時代前期に仙台藩伊達家で起こったお家騒動伊達騒動」を題材にしている。

従来は悪人とされてきた原田甲斐原田宗輔)を主人公とし、江戸幕府による取り潰しから藩を守るために尽力した忠臣として描くなど、新しい解釈を加えている。4部からなり、本編の合間に藩の乗っ取りを企む伊達兵部(伊達宗勝)とその腹心・新妻隼人の密談を対話形式で描く断章が幾たびも挿入されている。

1954年7月20日から1955年4月21日まで、中断の後に1956年3月10日から1956年9月30日まで『日本経済新聞』に連載され、書き下ろしを加え、1958年講談社(全2巻)で刊行された。1959年毎日出版文化賞を受賞した。現在新潮文庫版が刊行されている(改版全3巻)。新潮文庫版の累計部数は100万部を超える[1]。

伊達騒動を描いたという歴史的着眼点の渋さよ・・・

そしてそれを映像にしてしまうという渋さよな・・・

いまの大河だったら有名どころじゃないと視聴率とれなさそう

2021-11-06

最近読んだBL

今回は短編小説1冊、単行本1冊、雑誌1冊。

夜の眼(ジョシュラニヨン)

あらすじ

 事件記者パーカーは、連続殺人犯リッキー正義感から助けたが、恩を仇で返され殺されかけた。

 再び収監されたリッキーだったが、ある日刑務所を脱走して行方不明となる。リッキーから報復を恐れ、警察に付き添われつつ逃避行したパーカーだったが、護衛に着いてくれたスッタッグ警部補に好感を持ちはじめ……。

増田感想

 すごく面白い訳じゃないけど、つまらなくもない。終盤、もしリッキー復讐に訪れたら、その時パーカーはスタッグ警部補に何をしてもらいたいと願っていたのか、その胸の内を白状するところが、人間臭くてよかった。

秋山くん』第4巻 (のばらあいこ

あらすじ

 柴からプロポーズを受けて、結婚するのもいいかなと思った、秋山くん。だが、自分と柴がふわっふわしていて地に足が着いていない有り様を仲間達に指摘され、自分がしっかりしないと、と決意したのだった。

増田感想

 進路選択を機に我に返って現実を見る、というのはあるあるだけれども、世間に歩調を合わせて妥協するのではなく、「結婚する」という目標はブレないまま、それぞれ成長していくところがよかった。

 柴と秋山くんだけでなく、柴の友人のじおんくんやちえちゃん秋山くんの悪友達も彼らなりに考えて成長し、互いに影響を与え合っている様もいい。

 そして、地方ヤンキー底辺高校生達の人生を回すスピード感リアル。彼らは都会の大卒アラサーで悩むような事に、高校在学中に悩み決断するんだよなぁ。

 BL漫画を描くような人が、こんな感じの市井の人々にスポットを当て、「ヤンキー」という形だけでなく彼らの暮らしぶりのリアル肯定的に描くのは意外な感じがした。

 第1巻の、かなり酷すぎる性的虐めからまさかの展開の時点では想像もつかなかった、大団円。よかったわねぇ、皆……と近所のおばちゃんの気分でほろりとしてしまった。

ボーイズラブアンソロジーCanna vol.80』

 記念すべき第80号。飛ぶ鳥落とす勢いの人気小説家、凪良ゆう先生作品コミカライズ! というスペシャルな感じがあるんだけど、寄稿者の人数が今月も少なく、大丈夫なの……? と一読者の私は若干心配になるのだった。朝田ねむい先生の『スリピングデッド』が2話分一挙公開! さもなければ雑誌もっと薄くなってしまったよね。私は電子派だからリアルに本の厚みに一喜一憂は出来ないのだけれども。

 ちなみに、『Canna』のテイストエロ大人しめで、青年漫画に近い感じかな。変わった作風のものが多いと思う。じっくりストーリーを楽しみたい人向け。

 ではでは作品ごとに感想を書いていくぞ。順番は掲載順。文章量があからさまに思い入れに比例してて御免。

『積み木の恋』第1話漫画 黒沢要/原作 凪良ゆう)

 昨今はあまりにも小説が売れないが、ストーリーを作れるのはやっぱり小説家、ということで、小説コミカライズがお盛ん。しか小説コミカライズを読む度に、大体原作の方が面白いなって思う。やっぱ、漫画には漫画の、小説には小説のやり方があるんじゃないかな。

 という訳で、この作品もやっぱり原作読んだ方がいいんじゃないかなという感想私自身は凪良ゆう先生作風が好きだけど、『積み木の恋』は未読。原作の方が好きになれそうと思った。

 凪良先生の良いところは感情表現ユーモアで、ユーモアの方は台詞に出がちなのでいいとして、感情表現地の文に出がち。しか行間を読ませるというよりは分析的な文章なので、漫画の余白とか空気感表現しづらいんじゃないかなと思う。

 コミカライズ担当者がまずいという訳ではない。漫画化との相性がいい原作を選んだの? と疑問に思うだけ。

 現在、他誌でも凪良ゆう先生作品漫画化されているんだけど、そちらは近々ドラマ化される『美しい彼』で、コミカル台詞回しが多く、少女漫画セオリーを綺麗に踏襲しつつたまに強烈な逸脱を見せる作風で、より漫画向きな感じがする。



『MADK』第17話(硯遼)

 すごく評判のいい作品なのだが、私はつい最近(4、5号前かな)から読み出したせいで、話がさっぱりわけわかめ最近までは悪魔Jの過去話で、現在主人公マコトちゃんがなんか生首持ってJの家に来たところ。

 まあ、よくわかんないけど、マコトとJのどろどろの愛を楽しむ漫画なの? 今回はやばやばエロ回。Canna漫画っておかし性癖エロはあまりない感じなんだけど、本作の今回は若干アブノーマルかなぁ。最中台詞を読んで、それ奴隷商人痴皇(@『幽遊白書』)が言ってた台詞のやつじゃん、とツッコミを入れたりなど。

 読後の感想としては、今回もよく分からなかったなと。


逃避行じゃあるまいし』前編(タクアン)

 ストーカー?×恋愛の美味しい所だけ味わいたいグラスハート のおっさんずラブみたいな感じ。画風がサラリーマン向け雑誌みたいだが、エロはがっつり腐女子好み。エロシーン多め。「×」というよりは「VS」が似合う関係性のようにも思ったが、受けの人は粘着されて嬉しそう。まじかよ。


『青い人の主治医』第2話(hagi)

 第1話掲載した後数回休むってすごいな! と、これまで読んできた漫画雑誌といえば有名少年漫画少女漫画雑誌くらいの私は思うのだが、Cannaにはよくあることなのかもしれない。

 別にBLでなくてもよくないか? と思った。まあ、こういうBL好きな人もいるさ。


ベルガモットサニーデイ』第5話(キタハラリイ)

 相変わらずタイトルの響きが最高だなあ、ベルガモットアンドサニーデイ! 声に出して読みたいタイトル

 働く大人女子向け漫画っぽいもだもだした恋愛もの別にBLでなくてもよくないかという気がしないでもない。


『嘘つきな愛を買う――オメガバース――』第4話(ポケラふじ子)

 オメガバースって、二次創作においては行きつく所まで行ったニッチ性癖感あるけど、オリジナルBLにおいてはネタ範疇妊娠出産も一応入る為に社会派の側面もあるよねー。ということで、これもうっすら社会派っぽい雰囲気のある作品

 とはいえ、大概のオメガバースはαとΩのやり過ぎエロとかΩの業の深さを楽しむものだとも思う。本作も社会派っぽい面はあくまでおまけかな。


スリピングデッド』第6話&第7話(朝田ねむい)

 イエーイ今回一番楽しみにしていましたイエーイ!! 2話ぶん一挙掲載にしても凄い分量がある。全部で80ページ越えだもんな。

 ネタバレをしながら書くので、ネタバレ無しで読みたい人は読み飛ばしてください。


 今年の8月末日に刊行された第一巻の続き。殺人事件に巻き込まれ理不尽な死を遂げた佐田が、マッドサイエンティスト間宮に拾われ理不尽にもゾンビにされ、これまた理不尽にも食人をして生きることになったのが、第一巻までのストーリー

 巻末辺りで、間宮が実は顔見知りだったことを佐田は思い出す、という謎めいた展開に。

 今回は、佐田記憶結構ぼこぼこに抜けがあるのが判明しつつ、視点佐田から間宮に移る。

 これまでもっぱら佐田視点物語が進み、佐田の人となりを読者は佐田自己認識という形で知ってきた。ところが! 間宮記憶に残っている佐田人物像がとても意外。いや、表向きは佐田は昔から非の打ち所のない、ほどほど善良な人物だった。それを間宮スクカー最底辺のひがみ根性から偽善者」と決めつけていたのだけれど、あることがきっかけで、佐田邪悪な一面を垣間見たのだ。

 一巻までは、クレイジー科学者間宮翻弄されるごく普通の善良なスパダリ佐田、という構図だった。けれども一皮剥けば、間宮科学的探求心に突き動かされていない時には案外まともな感性を持っているのに対し、佐田無意識ながら自身暴力性を発揮する隙を窺っているようにも見える。

 理由も無しに暴力を振るわない間宮と、理由さえあれば嬉々として暴力を振る佐田。彼らは似ているようで根の部分は真逆

 佐田仮面を剥がすと現れるのは、過去間宮を虐めた奴らと同じような気性で、間宮佐田に惹かれるのはストックホルム症候群のようなものに思える。お、これって同作者の『マイリトルインフェルノ』じゃん? 『マイリトルインフェルノ』のあとがきに、最初はいじめられっ子が悪魔の力を借りていじめっ子復讐する話だったが暗くなりそうだからやめた、と書いてあったと記憶しているが、今回はそのテーマに再挑戦するということなのだろうか?

 間宮佐田過去編にはBLなのに若干百合みを感じる。陰湿×陰湿からかな。

 感情を表情や言葉で表すのが大の苦手な間宮の、一巻までの言動伏線は全部一巻内で回収(あーこいつ実は佐田のことかなり好きだな、と。)されたものだと思っていたが、そのなかでの特に重要台詞や表情の一つ一つが、実は二人の過去しか佐田には綺麗さっぱり忘れられている)に掛かっていた、というのにはやられた。なんてすごい構成力なの……。

 ここまで見てくると、間宮佐田に対する一方的な想いが実にエモーショナルに感じられ、間宮佐田に対する言動の一つ一つが愛らしく思えてくる。間宮佐田の死顔を見、「……あまり変わってないな、キミは」と呟き佐田の頬を撫でるシーンにはちょっと涙が出てしまうな。一巻収録ぶんを未読な人には、変な人の変な行動にしか見えないかもしれないけど。いまだ紆余曲折の真っ最中にあり見た目にまで苦労の滲み出ている間宮が、昔のまま歪みなく順風満帆大人になり夢も叶えた佐田に対し、羨望と嫉妬以上の眼差しを向ける、名シーンだ。

 ところで、佐田が肝心の所をまるで覚えていなかったのは、何かの影響による障害にも読めるし、加害者被害者記憶ギャップにも読める。佐田間宮を虐めた人ではないけれど、佐田の心根にはいじめっ子的な所があるというか。間宮佐田のことで強烈に記憶している部分というのが、佐田にとっては他人に対する悪意を解放した部分である佐田本人はスカッといい気分)であるから、そりゃ覚えている訳はないか

 間宮佐田過去と二人の関係性、そして間宮佐田に対する想いは明らかとなった。だが、ゾンビ化が佐田に与えた影響という伏線はいまだ回収去れていない。これが今後どのようにストーリー関係していくのか。ゾンビものの定石として佐田人格を喪い人食いモンスター化し暴れ出すとかいう展開も予想出来る流れだし。

 次回が待ち遠し過ぎる。


BLACK BLOOD』第5話(琥狗ハヤテ

 えっ、この漫画もう第5話なの? あらまあ! 時の経つのは早いなあぁ。そういえば、私が初めてCannaを買ったとき、ちょうどこの漫画が新連載として載っていたような記憶がある。

 ハードっぽい作風と画風で、日本漫画という由りは海外の、フランスとかの漫画っぽい雰囲気なのだが、やっぱりBLBL。急速に恋が始まり、油液が飛んだ。(←何かの隠喩ではない。)ここまで一応事件はあったものの凄い急展開が起こった感はないのだけど、もう5話。一巻以降も続く感じかな。次号とかで終わったら、何だったのかよく分からない漫画になってしまうし。


『ジャルディニエの愛した毒花』第12話(椛嶋リラコ)

 娼館ものでかつ猫耳獣人ものという欲張りセット。連載が長く続いているのもあり、私にはさっぱりストーリーわけわかめ

 この間まではなんか過去の話をしていなかったか? 攻めの人がどっか遠い所に行っちゃうような話では? と、前回までの話を把握していないまま今回を読んでも理解出来るはずもなく……。絵が綺麗。しかし、何故レディコミではなくBLなのだろう? という疑問もなくはなく。まあ、こういうBL好きな人もいるさ。


シャングリラの鳥』第14話(座裏屋蘭丸

 イエーイ、これもすごく楽しみにしていましたイエーイ!! だが、ストーリーはそんなに進まなかったので、ネタバレのしようがない。

 前回までの色々が解決も進展も後退もせず。フィーは子供時代に犯した過ちがシャングリラに及ぶことを恐れて怯え続けれており、一方アポロといえば、輝く白さのホワイト労働のはずがまさか自身性質によって馴染むことが出来ずに進退を考える局面差し掛かっていた。

 アポロが試情夫として正規雇用されて依頼、なかなか接点を持てないふたりは、それぞれの悩みを一人で抱え込んだまま、ひたすら悶々とし続ける。

 精神的に詰みそうになったタイミングで、運良く二人きりになれたとこまでで次回を待て!

 なんとも言いようがない。ただ、座裏屋蘭丸先生の描く、男子達がより集まってあーだこーだ言い合うシーンは最高だなあ、ということくらい。

 絵柄がすごく綺麗なのに、背景を真っ裸で歩くフィーの超遠目に映ったおちんが白抜き修正されてしまうのが、地味に悲しい。全身クローズアップ絵では脚とかで隠し切っているのになぁ。


『つむぐ婚』第4話(黒岩チハヤ)

 別にBLでなくてもいい気がするのだが、BLじゃなかったらこのモフモフが観れなかったので、BLでよかった。

 つむぎの狐Ver.の口元のふにゃふにゃさと狐らしいお手々の感じが癒し。だが今回は人間姿でこってりエロ回。モフモフしっぽガードがよかった。


ひだまりが聴こえる――春夏秋冬――』第5話(文乃ゆき

 この作品はかなり人気があるようで、Canna代表作といえばこれ、みたいな扱いをされているけど、私はあんまりきじゃないんだよなぁ。BLなんだけど、少女漫画特有のねっちりさがあるところが、あまり好みではない。そういうのが良ければ少女漫画を読むよ。しか世間ではこれが王道綺麗めBLなのかもしれない。知らんけど。



***

 個人的に、「BLなのに百合みがある」は正直な感想でありつつ褒め言葉でもある(と言いながら、私はあまり百合は好き好んでは読まないのだが)のだけど、「BLでなくてもよくないか?」は明確にdisりとして使っている。

 せっかくの増田。何もしがらみのない場所なので、そりゃ忌憚のない感想をかくさ。

 では今日はこの辺で。

2021-11-03

弱者男性2021年刊行!!

…オビのアオリ文に、~「何のペナルティだよ」~て入れてほしい。

2021-10-26

オタク市場っていうほど小さくもないような

https://hokke-ookami.hatenablog.com/entry/20211019/1634655407

大元ツイートの言うオタクってなんやねんっていうのも色々疑問はあります

この記事で気になったことが大きく2つあって

(1)パチンコパチスロ業界市場規模をそのまま受け取り過ぎ。実質的に客が業界に落とす金はそれの15%くらい。

(2)レジャー白書趣味創作部門に含まれアニメ関連売上は広義のアニメ市場の一部。

です。


(1)ですが

パチンコ業界側が引用するように金額パチンコパチスロが目立つ。

市場が大きいのは間違いないけど、藤商事言葉をそのまま受け取りすぎじゃないかなあと思います

この20兆円というのはホールが客にパチンコ玉を貸す料金の総額です。

実際には、何故かホールの近くには景品交換所が合って、そこでは平均して支払った額の85%が客に還元されます

パチンコ台の製造会社であるダイコク電子の「DK-SIS白書2021年版」では、この実質的な売り上げにあたるもの業界粗利として算出しています

今回刊行された「DK-SIS白書2021年版」によると、2020年の業界総売上は14.6兆円、業界粗利2.35兆円。売上・粗利規模ともに前年比で27%の大幅下落となった。

「DK-SIS白書2021年版」刊行記者発表会 売上規模も粗利規模も27%の大幅下落 | パチンコ・パチスロ、業界ニュースを配信 遊技通信web

コロナの影響もあってか実質的に客が業界に落とす金額は約2.35兆円です。これでも相当大きいですけど。


(2)に関してはそのままの通りです。

まず広義のアニメ市場定義動画協会が発行する「アニメ産業レポート2020」を参考にします(2019年度までしか出てない)。

産業統計の調査・発表 | 日本動画協会]

ブログの方にまとめられている方がいます

https://www.otalog.jp/entry/2021/01/27/日本動画協会アニメ産業レポート2020」を読んで:TV

ここでいう広義のアニメ市場はいわゆるユーザー市場です。

2019年の売り上げなのでコロナ前ですが各アニメ関連売上の内訳はこんな感じです。

ジャンル売上(単位:億円)
TV970
映画692
ビデオ563
配信692
商品化権5813
音楽337
海外12009
遊興(パチンコパチスロ)3199
ライブ844
合計25112

合計が約2.5兆円。

業界の規模としては小さくないように思います

国内に限っても1.3兆円です。

衰退気味の遊技機業から3000億円という金額が出ていることにビビます

アニメ系パチの元々のお金が、オタクまどマギを打ってる非オタパチンカスのどちらの財布から出ているのか分かりませんが、

 今年のまどマギ新台は3万5千台売れたようなので1台50万円としても175億円のお金が動いています

この1.3兆円という数字は、2019年の旅館業界市場規模(1.4兆円弱)に迫る勢いですから小さくないように思います

https://www.jpc-net.jp/research/assets/pdf/Leisure20200824_2.pdf P.12

そしてレジャー白書記載について述べられている箇所ですが

いずれにしても、消費の数字だけを見れば趣味創作の規模は小さく、そのなかで「アニメ絵」に象徴される「オタクコンテンツ」が多くをしめているとはいいがたい

これは不思議に思いましたが、

推測ですが

アニメ漫画ビジネス重要商品化権料がレジャー白書趣味創作には十分に含まれていないから」

じゃないかなあと思いました。

レジャー白書趣味創作の内訳をみると出版音楽動画関係市場記載していますがグッズ関連の売り上げは含まれていないように見えます

https://www.jpc-net.jp/research/assets/pdf/Leisure20200824_2.pdf P.6~9

ちなみにゲーム市場規模国内だけで2兆円を超えているようなので、

2019円のホテル業界市場規模(約1.7兆円)と比べても大きいように思います

ハードと、オンラインを含むソフトとの合計となる2020年の日本国内ゲーム市場規模が、ついに2兆円の大台を突破しました。

ゲーム業界データ年鑑『ファミ通ゲーム白書 2021』を7月15日に発刊、国内外のゲーム市場を、最新調査による豊富なデータで分析|株式会社KADOKAWAのプレスリリース

感想

ゆるいオタクも含めれば、他の娯楽と比べてもまあまあの金額が動いているんじゃないかなあと思いました。

あと一番言いたい事ですが

アニメゲーム業界でもパチンコパチスロ業界でも大活躍中の

悠木碧主演のアニメ平家物語」がFODで2021年9月16日より先行独占配信中です!

歴史的名作を描いた今作ですが、京アニ活躍された山田監督の繊細な演出リッチ作画音楽に、

悠木碧(オリジナルキャラクター琵琶法師少女)と早見沙織(平徳子)の芝居がマジで最高過ぎるんで!!!

アニ豚も声豚もパチンカスも皆で見よう!!!

2021-10-18

伝説少女漫画」まとめ

個人が言ってるのを含めたらキリがないのでGoogleニュース検索対象のみ。

美少女戦士セーラームーン

愛と戦いの物語を描いた伝説少女漫画美少女戦士セーラームーン」が25年ぶりとなる劇場版として帰ってきた。

ときめきトゥナイト

ときめきトゥナイト』といえば、1982年から1994年まで「りぼん」で連載された大ヒットファンタジー少女漫画3部作構成で、主人公が変わっていきましたが、中でも第1部の江藤蘭世編は伝説少女漫画と言われるほどの影響力と人気を誇っていました。

しゅごキャラ!

「なりたい自分」にキャラチェンジ伝説少女漫画しゅごキャラ!』がよみがえる!

こどものおもちゃ

そんな僕が今回紹介したい作品は、僕に何度も新しい発見をくれた伝説少女漫画こどものおもちゃ』です。

NANA

連載再開を望む女子多数、伝説少女漫画NANA

ポーの一族

美しい画と革新的世界観伝説少女漫画ポーの一族』連載終了から40年ぶりに発表された続編『春の夢』とは

ガラスの仮面

さて、皆さんは『ガラスの仮面』をご存知でしょうか? 北島マヤ姫川亜弓という2人の演劇少女伝説舞台紅天女』の主人公役を追い求め成長する様を描き、1976年昭和51年から漫画家美内すずえ氏が『花とゆめ』で連載を開始、単行本現在49巻まで刊行されている未完の伝説少女漫画です。

ママレード・ボーイ

漫画家吉住渉によって1995年まで少女マンガ誌『りぼん』(集英社)で連載、アニメ化もされた人気作『ママレード・ボーイ』が満を持して実写映画化され、27日より公開される。(中略)伝説少女漫画映画化にあたって、原作者吉住渉に話を聞いた。

君に届け

さらに、キャラクター原案は、テレビアニメ化、実写映画化された伝説少女漫画君に届け』の作者・椎名軽穂氏が手がけている。

溺れるナイフ

破裂しそうな10代の恋と衝動を描いた伝説少女漫画溺れるナイフ』が待望の映画化

芋けんぴは恋を呼ぶ

以前ネットで話題になった伝説少女漫画、「芋けんぴは恋を呼ぶ」をご存知でしょうか?

花より男子

松本潤井上真央実写化された伝説少女漫画花より男子」1〜5巻を無料配信中!あのドキドキをもう一度

魔法騎士レイアース

1993年伝説少女マンガ「魔法騎士レイアース」はこうして開幕した

ホットロード

伝説少女マンガ「ホットロード実写映画化発表 能年玲奈純愛映画に挑戦

快感フレーズ

激しくキケンな恋を描き女性たちの胸をキュンキュンとさせた,新條まゆ原作伝説少女マンガ「快感フレーズ」。

はいからさんが通る

シリーズ累計1200万部を超える『はいからさんが通る』。いち早くテレビアニメ化され、舞台にもなった伝説少女マンガが、40年の時を経て新作アニメーションに。

パフェちっく!

東康之プロデューサーコメント

この度、あの伝説少女マンガ「パフェちっく!」をついにドラマ化することになりました。

絶愛 -1989-

伝説少女マンガ『絶愛-1989-』(以下、『絶愛』)、その続編でもある『BRONZE-ブロンズ-ZETSUAI since 1989』(以下、『BRONZE』)をご存じだろうか?

MARS

惣領冬実が描く累計発行部数500万部超の伝説少女コミックMARS』(マース)は、藤ヶ谷太輔×窪田正孝のW主演で実写ドラマ化&映画化された大ヒットコミック

先生

この映画先生!」は累計発行部数570万部を突破した河原和音先生による伝説少女コミック映画化で、先生と生徒の切ない純愛を描いています

クローバー

連載13年にも及ぶ、伝説少女コミッククローバー」(集英社刊)が実写化されることが明らかになった。

ピーチガール

累計発行部数1,300万部を超える伝説少女コミックピーチガール」が実写映画化。原作は、1997年10月号から2004年1月号にかけて講談社別冊フレンド」にて連載されていた漫画家上田美和氏による同名コミック

イタズラなKiss

作品原作、累計発行部数3,500万部越えの伝説少女漫画「イタズラなKiss」(多田かおる/集英社別冊マーガレット」)は、1990年に連載がスタートしてから27年、その人気は衰えることな世代を超えた“永遠乙女バイブル”として日本のみならず世界中ドラマ化、また舞台化、アニメ化され、愛され続けている作品であり、本作「イタズラなKiss THE MOVIE」は、その映画版となります

ホットギミック

販売部数累計450万部超えの伝説少女漫画ホットギミック」の実写映画ホットギミック ガールミーツボーイ』が6月28日(金)より公開。

BANANA FISH

別冊少女コミック』で1985年-94年に連載された伝説少女マンガのアニメ化

ストロボ・エッジ」「アオハライド

咲坂伊緒が描く伝説少女コミックストロボ・エッジ」「アオハライド」の系譜を継ぐ、青春三部作最終章思い、思われ、ふり、ふられ」。

潔く柔く

長澤まさみ岡田将生のW主演で、いくえみ綾伝説少女コミック潔く柔く(きよくやわく)」が映画化。そのロケ地マップが配布されています



こっそり追記するけど、これはもともと「(ニュース記事で)レイアース伝説少女漫画扱いされてたけど言うほどか?セーラームーンとかのほうが伝説じゃないか?」という話題があったので、他にどんな作品が「伝説少女漫画」扱いされているかを調べてみたものです。ここから業界の「伝説基準を察していただければさいわいです。

2021-10-13

最近読んだBL

『interlude 美しい彼番外編集』(凪良ゆう)

概要

 これまで刊行された『美しい彼』シリーズ単行本ドラマCDについていたオマケや、アンソロジー掲載された番外編SSなどが収録されている。数えた訳ではないけど、『悩ましい彼』の幕間話が多いんじゃないかな。なので、多くの場面で清居がおデブ。全体の半分弱が書きおろしストーリー面白さと登場人物が皆個性的キャラ濃ゆいせいで、ものすごい読み応えを感じる。


増田感想

 本編ではストーリーを進める都合上、省かれてしまった細かいエピソードが……特に平良きもち悪さが……盛りだくさん。

 家電の心意気で生きている平良普通人間普通恋人として触れ合い共に暮らしたい清居の、すれ違いまくるのにちゃんカップルとして成り立っている、チグハグなやり取りがとても面白かった。書き下ろしではまさか心霊現象発生。これまでリアル世界観で来たのに、いきなりSF(すこし・不思議)とはこれいかに。くっそ面白かったけど。あと、謎の光の存在感はら先生の『ハッピーくそライフ』に出てくる道祖神のような物体連想した。

 平良が熱く妄言を語るシーンぜんぶ好き。清居とビーバー小山の場外キャットファイトも好き。TO(トップオタ)と平良交流の話は、生々しいドルオタの裏側を知れて勉強になった、のか? てかドルオタって本当にああいものなの? かなり、怖いんですけど……。ともあれ、パン姐さんに幸あれ。

 ラスト社長視点は清居に対する見方が思いの外辛くて驚きなんだけれども、そう言われると確かにそうだよねっていう感じだった。心霊現象とかTOとかファンタスティックな話が続いてから急に現実に戻ったな。

 とにかく笑って笑って笑う。腹筋がかなり鍛えられる一冊だった。

 

余談

 来月からドラマ『美しい彼』放送だってー! 枠は二年くらい前に『きのう、何食べた?』を放送していた枠と同じかな。清居役を演じられるようなイケメンはこの世にというか、日本国内調達するのは無理なんじゃないかなと思っていたけれど、ちゃんと美しい男の子をひっぱってこれて良かったねー。役者コメント読んだら、まさに清居らしい生意気そうなコメントをしていてかわいい平良の子が、本当に平良っぽい容姿をしているのだけれど、笑うとすごく可愛いので、びっくりした。ドラマ楽しみ。

2021-10-08

anond:20211007234035

とりあえずググってみたら1890年代くらいの文章がたくさん引っかかった。

島田三郎ほか『近世泰西通鑑』1884年

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/776556?contentNo=219

然レドモ此ノ陰謀最モ熱心ナル助成者ノ一人ハ「ノウゴロド」ノ大僧正「セッチン」ナルカ、「セッチン」ハ俗帝ニ反シテ其ノ管内ニ在ル所ノ衆多ノ法皇即チ道士煽動セリ

今回見つけた中では最も古かった。これはトーマスヘンリー・ダイアーの『History of Modern Europe』の翻訳で、原文では以下のようになっている。

But one of its most zealous supporters was Setschin, Archbishop of Novgorod; who incited the multitude of popes or priests in his jurisdiction against the "profane" Emperor.

天野為之『高等経済原論1891年

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/799370?contentNo=128

「グドウィン・サント」ヨリ成リ世界中最モ不毛土地ナリシ「フランダース」ノ「ペース・デ・ウエース」モ勤労ノ効ニ依リ豊饒ナル性質ニ変シ今ニテハ欧州最モ生産多キ土地の一ト為レリ

こちらはJ・S・ミル『Principles of Political Economy』の翻訳で、原文は以下のとおり。

One of the barrenest soils in the world, composed of the material of the Goodwin Sands, the Pays de Waes in Flanders, has been so fertilized by industry, as to have become one of the most productive in Europe.

最初の「One of the barrenest soils」については「世界中最モ不毛土地」と訳しているあたりに苦心がうかがえる気がする。

田口卯吉『史海 第7巻 光明皇后1891年

光明子は嘗て我邦土の上に生れ出てたる最も明敏なる婦人の一人に御座すなり

日本評論」誌による竹越與三郎『マコウレー』評

https://books.google.co.jp/books?id=y3ljPfzhz6EC&pg=PP11

加ふるに本書の主人公マコウレーは、著者が最も同情を表せる一人にして、其著作は著者が日夕誦読精通する所、其時代は著者が最も熟通せる所なりといへば、本書の著者が本書に置ける得意想ふべきなり。

竹越與三郎『マコウレー』は1893年刊行らしいので批評も近い時期に出たのではないか。「日本評論」は、後の日本評論社の雑誌ではなく、1890年から村正久が発行したという同名の雑誌のことと思われる。

森鴎外『月草』1896年

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/871718?contentNo=235

されどすべての文字上にあらはれたる人心の形象を文学なりとして、新聞紙最も重要なる文学の一つとせむは、文学の義をあまりに広く取り過ぎたるものにて、これがために青年文学会の進歩の多少障碍さらるべきは惜むべき事なり。

竹越與三郎『二千五百年史1896年

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/993477?contentNo=128

良房藤原氏中、無学無術、最も拙劣なる政治家の一人なりき。

再び登場の竹越與三郎。今度は本人の文章である

外山正一『藩閥之将来 附教育之大計』1899年

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/809188?contentNo=11

リーランド・スタンフォルド」大学ノ如キハ、千八百八十五年ニ「リーランド・スタンフォルド」氏及其夫人ヨリノ莫大ナル寄付金ニ依ッテ創設セラレタル大学デアルガ、今日デハ、米国ノ諸大学ノ中デ最モ盛大ナルモノノ一デアル



このように並べてみても、通説のとおり英語の「one of the most 〜〜」構文を直訳したものから「最も〜〜の一つ」構文が広まっていったように思える。つまり「誰が言い始めたの?」という質問に対しては「明治初期の翻訳家のうちの誰か」が答えになる。明治といえば、いわゆる言文一致運動があったように、まだ「近代日本語」自体が固まりきらず模索されていた時期であるし、またここに挙げた森鴎外田口卯吉・竹越與三郎・外山正一などは、いずれも英語の使える教養であるので、意識的に「直訳」的な表現を取り入れていったのだろうとも思われる。ちなみに、そもそも「〜〜の一つ」といった言い方自体が、英語の「one of 〜〜」から多用されるようになったという話もあるらしい。そうした文体は「欧文脈」「欧文直訳体」だとか言われて研究対象になっているので、気になるなら本格的に調べてみてはどうだろうか。

2021-10-04

コミックマーケット準備会刊行物のデジタル化を進めないのは何故か

単純にITリテラシーが低いからに加えて、

内輪で持ち上げてきた名物スタッフの故・イワエモンをはじめとした参加者達が

例の増田↓に書かれたような差別するオタクまんまの文章レポートを書いていた事実を掘り起こしたくないからと邪推してる

https://anond.hatelabo.jp/20211003125552

anond:20211003162936

おいおい、あんなクソ記事に引っかかっちゃって大丈夫か?

一般大衆向け中立の物は新聞であり、機関紙特定業界向けの刊行物という事になります

しか世界日報電子版は一般紙であるため、メディアとしての中立を保つ以上宗教的に踏み込んだ話自体そもそも掲載出来ません。

なんて書いてあるけど、これウソ定義に基づいたウソの主張だぞ。

たか出版物一般大衆向けの「新聞」とセクト内向けの「機関紙」に分類され、「新聞である場合には「メディアとしての中立性」があるかの如く書かれているが、日本語の「新聞」には「一般大衆向け中立の物」なんて意味包含されていない。

そもそも新聞中立性を要求されない。日本新聞協会新聞倫理要綱ですら中立性は謳われていないし、まして世界日報社は日本新聞協会の会員社ですらない。

ここで言われている「新聞」「中立性」は、世界日報社内部の用語と言わざるを得ない。

そして重要なのは、「カルト勧誘の本質は正体隠しという情報操作である」と言われるとおり、統一教会をはじめとするカルト宗教では、一般人への接触点を作る際は、宗教色・勧誘色を隠すようにマニュアル化されていることだ。

一般向けメディアでは宗教色・勧誘色を廃すのが、カルト勧誘手法だ。記事で「過度な宣伝勧誘を行う記事寄稿したとしても取り下げられる」といっているのは、この手法自白しているようなものだ。

このようなカルト勧誘マニュアルを前提に、記事が「新聞」「中立性」という語をことさらに持ち出していることを見ればその狙いは明確で、「宗教色・勧誘色のないメディアである」とアピールする意図に出たものだ。日本新聞協会の加盟社でもないのに世界日報毎日新聞産経新聞になぞらえるのも、大学生勧誘時に大学公認サークルになぞらえるのと同じ手法である

加えて、記事は、統一教会から世界日報社への「資金提供漸次目減りしており自己資本での企業経営を強いられてきた」ことをもって、世界日報社が統一教会無関係になったと主張するが、「漸次目減り」とは今なお資金提供を受けているという意味であるし、そもそも資本的な協力が無い以上現在支持母体であるとは見做せない」というのがウソである読売ジャイアンツ運営母体である株式会社読売巨人軍独立採算性かつ単独黒字読売新聞から資金援助を受けていないが、ジャイアンツ読売新聞無関係だなどと言う者は居ないだろう。

記事に現れた数々のウソは、どれもカルト勧誘マニュアルに驚くほど一致しており、そのような記事が、統一教会無関係だなどとカルト勧誘マニュアルと同じ主張をしても、信用に値しない。

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