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2017-07-19

2回以上アニメ化された作品

※2期ではなく新作として放映された作品に限る

ドラゴンボール

キノの旅

グルグル

フェイト

はいからさんが通る

ヤッターマン


……後なんだっけ。結構あるよね。

個人的にらんま1/2を再アニメ化してほしいなぁぁぁぁぁ

2017-06-30

漫画アニメ界で一番有名な少佐って

シャア少佐

【追加】

草薙素子攻殻機動隊

少佐HELLSING

ジャスティ・ウエキ・タイラー無責任艦長タイラー

アレックスルイ・アームストロング鋼の錬金術師

ジャック・バンコランパタリロ!

草加拓海(ジパング

アナベル・ガトー機動戦士ガンダム0083

ベルント・バルツァー(軍靴のバルツァー

ホシノ・ルリ機動戦艦ナデシコ The prince of darkness

クラウスハインツ・フォン・デム・エーベルバッハエロイカより愛をこめて

ルドル・フォン・シュトロハイムジョジョの奇妙な冒険

ロイフォッカー超時空要塞マクロス

ガイルストリートファイターII MOVIE)

葛城ミサト新世紀エヴァンゲリオン

ヤン・ウェンリー銀河英雄伝説

田所(総員玉砕せよ!)

ジェイムズ・ブッカー(戦闘妖精雪風

・ラウンデルエリア88

・エーリッヒ・フォン・レルゲン幼女戦記

ブライト・ノア機動戦士Ζガンダム

兵部京介絶対可憐チルドレン

・ジャン・ロベールラップ銀河英雄伝説

・アーサー(ブラックマジック M-66)

ブラン・ブルターク機動戦士Ζガンダム

・花村父(はいからさんが通る

坂本美緒ストライクウィッチーズ

鷹野三四ひぐらしのなく頃に

・ターニャ・デグレチャフ幼女戦記

・ウォルフガング・ミッターマイヤー銀河英雄伝説

マクギリス・ファリド機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

ガエリオ・ボードウィン機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

【お礼】

100ブクマいったので一旦終わりにします!皆さんありがとうございました!

エーベルバッハ少佐人気ですね!

しばらくして増えてたらまた追記しますね~

2017-01-04

加工しました

元増田→ anond:20170101233150

 公開予定日タイトル備考
11/6傷物語〈III冷血篇〉
21/7甲鉄城のカバネリ 総集編 後編総集編、2週間限定
31/14チェインクロニクル~ヘクセイタスの閃~第2章2週間限定テレビ放送の先行上映
41/20ルパン三世 カリオストロの城MX4D版
51/21劇場版カードキャプターさくらバイバル上映
61/21黒執事 Book of the Atlantic
72/3虐殺器官
82/4LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門4週間限定
92/4魔法使いの嫁 星待つひと 中篇2週間限定コミックス同梱アニメ
102/4こんぷれっくす×コンプレックス短編Flashアニメ
112/11チェインクロニクル~ヘクセイタスの閃~ 第3章2週間限定テレビ放送の先行上映
122/11劇場版 青鬼 THE ANIMATION
132/18劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-
142/25宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第1章2週間限定
152/25デジモンアドベンチャーtri. 第4章『喪失3週間限定有料配信あり
162/25劇場版 オーバーロード 不死者の王(前編)総集編
172/25劇場版 トリニティセブン-悠久図書館と錬金術少女-
183/4劇場版プリパラ み~んなでかがやけ!キラリン☆スターライブ
193/4映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険
203/10モアナ伝説の海
213/10しまじろうと にじのオアシス
223/11劇場版 オーバーロード 漆黒英雄(後編)総集編
233/17SING/シング
243/18ひるね姫 ~知らないワタシの物語
253/18結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-〈第1章〉テレビ放送の先行上映
263/18映画プリキュアドリームスターズ!
273/18劇場版 黒子のバスケ LAST GAME
284/1レゴバットマン・ザ・ムービー
294/7夜は短し歩けよ乙女
304/8映画 きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち
314/15映画クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ
324/15劇場版 名探偵コナン から紅の恋歌
334/28映画かみさまみならい ヒミツのここたま 奇跡をおこせ♪テップルとドキドキここたま界
 同時上映短編映画たまごっち ヒミツのおとどけ大作戦
344/-結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章- 第2章テレビ放送の先行上映
352017/春ご注文はうさぎですか?新作エピソード
365/27BIOHAZARD: VENDETTA
376/-KING OF PRISM PRIDE the HERO
38初夏劇場版 魔法科高校の劣等生 -星を呼ぶ少女-
 7/15劇場版 ポケットモンスター キミにきめた!
 7/21劇場版 生徒会役員共
 7/22魔法少女リリカルなのは Reflection
 7/-結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章- 第3章テレビ放送の先行上映
 8/18打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?


以下は上映時期未定

2017西遊記 ヒーロー・イズ・バック
2017/夏怪盗グルー最新作
2017/夏メアリと魔女の花
2017/秋機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦
12/-ガールズ&パンツァー 最終章 第1章
12/-映画 妖怪ウォッチ 第4弾
2017劇場版ガンダムGのレコンギスタ
-BLAME!
2017GODZILLA
2017劇場版総集編 コードギアス 反逆のルルーシュ 第1章
2017劇場版 はいからさんが通る 前編  紅緒、花の17
2017劇場版 はいからさんが通る 後編
2017劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel 第一
-新テニスの王子様劇場版
-新・エヴァンゲリヲン劇場版:||
-ダムキーパー 新作長編
-劇場版 ノーゲーム・ノーライフ
-劇場版リズマ・イリヤ ドライ!!
-デジモンアドベンチャー tri.5章、6章
-THE NEXT
-Force of Will the Movie
-トイ・ストーリー4


参考までに2016年上半期

http://d.hatena.ne.jp/dawamad/20161231 から無断借用・加工したので問題あったら削除します)

  1. 01/08(金) 傷物語〈I 鉄血篇〉
  2. 01/09(土) ガラスの花と壊す世界
  3. 01/09(土) KING OF PRISM by PrettyRhythm
  4. 01/16(土) シンドバッド 魔法のランプと動く島
  5. 01/23(土) PERSONA3 THE MOVIE ―#4 Winter of Rebirth
  6. 02/06(土) ラストエグザイル -銀翼のファム- Over The Wishes
  7. 02/06(土) 新劇場版 頭文字[イニシャル]D Legend 3 -夢現-
  8. 02/06(土) コードギアス 亡国のアキト最終章 愛シキモノタチヘ
  9. 02/06(土) 怪盗ジョーカー 上映祭(すばらしき怪盗仲間篇:2月7日/恐るべきライバル篇:2月14日/愉快痛快!爆笑篇:2月21日/奇想天外トリック篇:2月28日
  10. 02/13(土) 劇場版 selector destructed WIXOSS
  11. 02/20(土) 同級生
  12. 02/20(土) モンスターホテル
  13. 02/27(土) 劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ ~逆襲のミルキィホームズ
  14. 03/05(土) 映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生
  15. 03/05(土) ひつじのショーン スペシャル ~いたずらラマがやってきた!~(ひつじのショーン テレビシリーズ ベストセレクション
  16. 03/11(金) 劇場版 しまじろうのわお! しまじろうと えほんのくに
  17. 03/12(土) プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ
  18. 03/12(土) デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」
  19. 03/12(土) アーロと少年
  20. 03/18(金) 甲鉄城のカバネリ 序章(一週間限定
  21. 03/19(土) 映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡魔法
  22. 03/19(土) 父を探して
  23. 04/02(土) たまゆら卒業写真~ 第4部 朝-あした-
  24. 04/09(土) 映画 きかんしゃトーマス 探せ!! 謎の海賊船と失われた宝物
  25. 04/16(土) 名探偵コナン 純黒の悪夢ナイトメア
  26. 04/16(土) 映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド突撃
  27. 04/23(土) ずっと前から好きでした。~告白実行委員会
  28. 04/23(土) 劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS
  29. 04/23(土) 劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~
  30. 04/23(土) ズートピア
  31. 05/06(金) 劇場アニメ3部作 第2部『亜人 -衝突-』
  32. 05/14(土) シンドバッド
  33. 05/21(土) 機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起
  34. 05/21(土) デュラララ!!×2 結 外伝!? 第19.5話「デュフフフ!!」
  35. 05/21(土) 牙狼〈GARO〉 -DIVINE FLAME-
  36. 05/21(土) なぜ生きる-蓮如上人と吉崎炎上-
  37. 06/25(土) 機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY

1~6月の本数だけ見ると2016年から2017年にかけて激増したようには見えない。

(それ以前の増加量は調べてない)

2017-01-01

2017年個人的注視しているアニメ映画

一覧


傷物語〈III冷血篇〉

甲鉄城のカバネリ 総集編 後編

チェインクロニクル~ヘクセイタスの閃~第2章

ルパン三世 カリオストロの城 MX4D版

劇場版カードキャプターさくら

黒執事 Book of the Atlantic

虐殺器官

LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門

魔法使いの嫁 星待つひと 中篇

・こんぷれっくす×コンプレックス

チェインクロニクル~ヘクセイタスの閃~ 第3章

劇場版 青鬼 THE ANIMATION

劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第1章

デジモンアドベンチャーtri. 第4章『喪失

劇場版 オーバーロード 不死者の王(前編)

劇場版 トリニティセブン-悠久図書館と錬金術少女-

劇場版プリパラ み~んなでかがやけ!キラリン☆スターライブ

映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険

モアナ伝説の海

しまじろうと にじのオアシス

劇場版 オーバーロード 漆黒英雄(後編)

・SING/シング

ひるね姫 ~知らないワタシの物語

結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-〈第1章〉

映画プリキュアドリームスターズ!

劇場版 黒子のバスケ LAST GAME

レゴバットマン・ザ・ムービー

夜は短し歩けよ乙女

映画 きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち

映画クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ

劇場版 名探偵コナン から紅の恋歌

映画かみさまみならい ヒミツのここたま 奇跡をおこせ♪テップルとドキドキここたま界

同時上映:短編映画たまごっち ヒミツのおとどけ大作戦

結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章- 第2章

・BIOHAZARD: VENDETTA

・KING OF PRISM PRIDE the HERO

劇場版 魔法科高校の劣等生 -星を呼ぶ少女-

劇場版 ポケットモンスター キミにきめた!

劇場版 生徒会役員共[

魔法少女リリカルなのは Reflection

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

西遊記 ヒーロー・イズ・バック

・怪盗グルー最新作

メアリと魔女の花

機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦

ガールズ&パンツァー 最終章 第1章

映画 妖怪ウォッチ 第4弾

劇場版ガンダムGのレコンギスタ

BLAME!

GODZILLA

劇場版総集編 コードギアス 反逆のルルーシュ 第1章

劇場版 はいからさんが通る 前編  紅緒、花の17

劇場版 はいからさんが通る 後編

劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel 第一

新テニスの王子様劇場版

・新・エヴァンゲリヲン劇場版:||

ダムキーパー 新作長編

劇場版 ノーゲーム・ノーライフ

劇場版リズマ・イリヤ ドライ!!

デジモンアドベンチャー tri.5章、6章

・THE NEXT

Force of Will the Movie

トイ・ストーリー4

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■-ここまで-■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


多すぎぃ!!!

とりあえずそこそこメジャーそうなのは以下


傷物語〈III冷血篇〉

劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-

映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険

モアナ伝説の海

映画クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ

劇場版 名探偵コナン から紅の恋歌

・KING OF PRISM PRIDE the HERO

劇場版 ポケットモンスター キミにきめた!

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel 第一

トイ・ストーリー4


今後のアニメ業界を占う上では


打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-

劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel 第一

はいからさんが通る

夜は短し歩けよ乙女

トイ・ストーリー4

西遊記 ヒーロー・イズ・バック


このあたりは注目しておきたい。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は「君の名は。」に続けるかどうか。

SAOFateは今の深夜アニメ劇場版としてはおそらく最大級の弾なのでどこまでファン層に届くか気になる。

特にfateは近年のアニメのお陰で空の境界の時以上にファン層が拡大しているはずで、うまくいけば相当な大台に乗りそう。


3DCGアニメに注目してる人は国産だとバイオハザード海外なら断トツトイ・ストーリー4だろう(モアナもいいかもしれんが・・・)。

SFアニメなら虐殺器官だ。

魔法少女リリカルなのは Reflectionは5年ぶりの新作である

どこまでファンが残っているだろうか。


はいからさんと夜は短し辺りはこの手のアニメが当たれば劇場アニメ多様性が更に拡大する契機にもなると思うので注視しておきたい。

それと「西遊記 ヒーロー・イズ・バック」は中国国産3DCG映画だ。

中国では196億円も売れているのでとりあえず見ておく。


あと、「魔法科高校の劣等生」と「劇場版カードキャプターさくら」は個人的趣味で見る(いや、上で上げたのも全部面白そうなんだけど)。

さくらちょっと久しぶりなので全然客が読めない。

30~40台のおっさん・おばさんが大挙してやってくるのか?

2015-06-27

児童の頃もテレビ東京アニメ再放送が平日の楽しみだったと思う。

天才バカボンベルサイユのばらはいからさんが通るエースをねらえとか楽しんだ記憶があるが、

ベルばらを除いて内容の詳細は覚えてないな。

2013-09-19

http://anond.hatelabo.jp/20130919170741

承前


斉藤由貴デビューシングル『卒業』を発表した1985年2月、同名のシングルが他に2作、チャートインしていました。菊池桃子『卒業』尾崎豊『卒業』です。毛色の違う尾崎別にして、ここでは斉藤菊池斉藤『卒業』菊池『卒業』比較してみましょう。

80年代女性アイドル格付」では私は斉藤を8位、菊池を9位にしましたが、記録上の実績では菊池の方が上です。菊池オリコン1位のシングルを6枚出していますが、斉藤は『青空のかけら』1作のみです。ただし、1985年から1989年まで、年間の順位で菊池斉藤を上回ったのは1985年のみで、菊池1988年1989年には年間100位以内にチャートインしていませんが、斉藤はしています斉藤の方が息が長いアイドルだったことがうかがえます

1985年菊池の全盛期で、菊池『卒業』オリコン1位になっています斉藤『卒業』も6位ですから新人の実績としては大健闘だったのですが、その時点では菊池版の方が実績を残したのも確かです。しかどうでしょうか、あれから30年近く過ぎて、言及される頻度が高いのも、記憶に残っているのも斉藤『卒業』の方ではないでしょうか。それは楽曲としては斉藤版の方が出来がいいからだと思います

松本隆はもちろん松田聖子プロデュースで知られますが、聖子以外に提供した楽曲の中にも佳作傑作はずいぶんあって、石川秀美『ゆ・れ・て湘南』、薬師丸ひろ子Woman~"Wの悲劇"より』、斉藤由貴『卒業』情熱』は白眉の出来です。

斉藤『卒業』で好きなフレーズは、

ああ 卒業しても友達

それは嘘ではないけれど

でも 過ぎる季節に流されて

逢えないことも知っている

のところですね。集団から浮き上がっている、集団の中では流されない冷静な批評眼が提示されています

これは私のある種の偏見かもしれませんが、女性による批評評論の多くは自己憐憫主観が強すぎて読むに堪えません。平均のライン男性よりもずっと低い。けれども最高水準の批評家何人かを選べと言われればおそらくそれは女性ばかりになるでしょう。批評に限らず創作でも感じることですが、女性全般の平均は低いけれども最高水準の女性書き手男性トップ比較してもなお傑出している。そう感じることが多々あります

斉藤『卒業』における松本隆作詞は、そうした女性の高度な批評眼を的確に捉えています。彼もまた超一流である証です。卒業と言う感傷の中にある冷静な眼差し、これを書いた松本隆もすごいし、これを歌わせようと思わせた斉藤由貴もすごいですね。菊池桃子『卒業』もいい曲なんですが秋元康は男目線なんですよ、やっぱり。松本隆はさすがに年季が入っているだけあって、頭がいい女性批評眼と言うか冷たさと言うか冷静さ、しっかり捉えていますね。けれども、これを菊池桃子が歌ったら似合わないと思いますから秋元康菊池桃子と言うフォーマットに沿った詞を作っただけかも知れません。

ただ、菊池桃子『卒業』斉藤由貴『卒業』ヒロイン立場は似通っているんですよ。どちらも、付き合っている/付き合ってはいない、は別にして初恋男性を都会(東京)へと送り出す立場です。

菊池『卒業』では、

4月が過ぎて都会へと

旅立ってゆくあの人の

素敵な生き方

うなづいた私

何だか物足りない、妙に物分かりがいい感じがします。対して、斉藤『卒業』では、

セーラーの薄いスカーフ

止まった時間を結びたい

だけど東京で変わってく

あなた未来は縛れない

とより主体的な、色彩の豊かな表現になっています

諸般の要素があるから一概に作詞家の優劣はつけられませんが、出来上がったラインだけを見れば、『卒業』合戦松本隆圧勝なのは明らか、少なくとも私はそう思います。ただ、菊池桃子の歌ではヒロインぼんやりとしているのはわりあい一貫しているんですね。『Broken Sunset』では彼氏からいきなり「他に好きな人が出来た」と切り出されても、「泣かないように目を閉じた」、それが精いっぱいの感情表現なんですね。重要なのは菊池桃子にこういう歌を歌わせたい、こういう歌を歌うべきと作家製作者が考えてサジェストした歌がそういう歌なんだということです。

女性なり女子なりが持っている批評性をみじんも感じさせない、幼女のような聖女のような、どこか現実離れした世界菊池桃子は歌っています。男目線少女の歌ですね。

対して、斉藤由貴楽曲ヒロインは遥かに色彩が豊かです。デビュー曲『卒業』からして、片思いの相手に対する批評が含まれています斉藤由貴はそういう歌を歌わせたくなる、躍動感のあるアイドルです。

斉藤由貴個性が、ライターを刺激して、それが結果的に神曲ばかりになった、ライター歌い手幸福な結合が斉藤由貴楽曲にはあります


女優としての斉藤由貴キャリアを考えてみましょう。

斉藤由貴は一般に演技が上手な女優と見られています。もちろん下手ではありませんが、まず役柄の幅が狭い。活発でお転婆な少女女性)が困難にたいあたりでぶつかって、周囲を動かしてなんとかなってゆく。このタイプの役、仮に斉藤由貴型と呼んでおきますが、こう言う役が非常に多い。

この型の初出は、1985年に放送されたNHK銀河テレビ小説『父(パッパ)からの贈りもの』です。これは日本最初期のコメディエンヌ文学座の重鎮だった新劇女優演出家だった長岡輝子自伝テレビドラマ化したものです。長岡輝子テレビドラマでは『おしん』の加賀屋大奥様役(おしんに文字を教えた老女)で一般には知られています斉藤由貴が出演した連続テレビドラマでは『スケバン刑事』の次、『スケバン刑事』の放送期間中に撮影・放送されたものです。

長岡輝子の父は著名な英文学者で、洋行のたびにお土産を買ってきてくれる、娘思いの父親でしたが、長岡女優になりたい、そのためにパリで芝居修行をしたいと言うと、後押しをして費用も出してくれた、それが「父からの贈りもの」だった、そういう話です。『はいからさんが通る』っぽいというか、非常に『はね駒』的です。斉藤由貴の演技は、この斉藤由貴型、スケバン刑事型(『野球狂の詩』『スケバン刑事』『和宮様御留』『新十津川物語』)、その他型(『小公女セイラ』など)に分けられるとすると、圧倒的に斉藤由貴型が占める割合が高いです。

はね駒』も『あまえないでョ!』でも『はいすくーる落書』でも『吾輩は主婦である』でも、『八代将軍吉宗』や『同窓会』でさえ、基本的には同じ演技、同じキャラクターです。敢えてスケバン刑事型と分けたのもしいて言えばという話であって、ああ、いかにも斉藤由貴の演技だなと思わせるには違いありません。2012年朝ドラおひさま』でも基本線を踏襲していたのには、ある意味、さすがだと思いました。

丹波哲郎がかつて言っていたのですが、キャスティングの時点で、この役はいかにもこの人に合うと思われてキャスティングされているのだから、余計な役作りは不要自分自身がその場に置かれた状態で演じればいいと言っていました。一つの方法論としては分かる気がします。斉藤由貴が役作りをどう捉えているのかは別として、結果的に役を自分の側に引き寄せる人だと思います

役の後ろに斉藤由貴が見えて興醒めだ、というのではないんです。「役を自分に引き寄せる」型の人にはそういう人がいますね。そう言う人は多分、役それ自体に対する理解が足りません。他人に対するアンテナが弱いんじゃないかと思います本質的ナルシストの人は役者には向いていません。

斉藤由貴は役として非常にリアリティがある演技を見せています。ただ、そのリアリティ斉藤由貴と言うフィルターを抜きがたく感じさせる、そういう意味ではたぶん、役そのものとは違います斉藤由貴が実際にそう言う立場だったらこういう反応を返すだろうという意味では非常に説得力があります。ただし、そのリアクション斉藤由貴以外では再現不能という意味おいて、役そのものには根差していないのです。

もちろん、役者の演技なんて誰の演技でもその人以外には、その人であっても再現不能じゃないかと言うならばそうなんです。その通りなんですが、自分と言うフィルターを演技の構築の上でどれだけ重視するかどうかで、役そのものからロジカルに構築するタイプと役を自分に引き寄せるタイプに分かれるのではないか、そう思います。その分け方ならば斉藤由貴は明らかに後者ですね。


続く

http://anond.hatelabo.jp/20130919170749

2013-09-12

http://anond.hatelabo.jp/20130912100737

承前

アイドル寄りの話をしましょう。

80年代半ばに究極の選択というお遊びが流行りました。「ウンコ味のカレーカレー味のウンコ、どちらを食べるか」みたいなものです。そのひとつに、「南野陽子と一回やって死ぬのと、林真理子毎日やって100歳まで生きるのとどちらがいい」という、いかにも男子中高生的な下世話で思いやりのないお題がありました。

ここで南野陽子ティーンズアイドルとして最大公約のセックスアイコンとして扱われています。これが他のアイドル四天王だとしっくりいきません。中山美穂だと妙に生々しいし、工藤静香では好き嫌いが多そうです。浅香唯はアピール層が南野よりはずっと狭い。

ここでは南野セックスアイコンではありますが、何も実際にセックスをしよう、したいというわけではなく、男子同士が下世話に社交として名前を出すのにちょうどいい、ニュートラルな感じがあるからここで用いられているのです。

まりセクシャルな印象がないからこそ、社交としてのセックスアイコン向きなのです。この、女子でありながら女性ではない感じがアイドル向きなのです。

南野陽子は『楽園のDoor』からフィルムの向こう側』まで11連続してオリコン1位もしくは2位を達成しています。そうでありながら、人口に膾炙した楽曲ほとんどありません。一番有名なのははいからさんが通る』『吐息ネット』でしょうが、同時代小泉今日子工藤静香中山美穂のようには、カラオケ女子が歌う定番にはなっていませんでした。『秋の Indication』のように楽曲として優れたものもありましたが、おそらく南野以外の人が歌った方が楽曲の魅力を引き出せていたでしょう。

南野陽子は素材の時点でアイドルとして完成されているので、アーティスト性は無いのです。試しに、南野楽曲南野以外の人が歌っていたらと想像すると、どうもそちらの方が魅力的に見える。南野楽曲が持つポテンシャルをむしろアイドル歌謡の域にまで引き下げているのではないか、私は南野のファンですがそう思わなくもありません。

私は工藤静香を実はそんなに歌が上手いとは思っていませんが、まあ80年代女性歌手としてはパンチのきいた歌い方をする、「」付の歌唱力はあります工藤静香はその歌唱力によって訴求力があったのも事実でしょう。

中山美穂フェミニンロールモデルとしてアイドルの枠を超えて同性に支持されました。

他のアイドルたちがアイドル性の中核とは別の部分で武装していたのに対し、アイドル性そのもの、それだけでトップアイドルになり、長期間その地位を維持した、その点が南野非凡なところです。

それは素材として彼女が圧倒的に優れているから出来たことでした。

マスダ80年代女性アイドル論~南野陽子

80年代女性アイドル格付

マスダ80年代女性アイドル論~松田聖子論

マスダ80年代女性アイドル論~中森明菜論

マスダ80年代女性アイドル論~小泉今日子論

マスダ80年代女性アイドル論~インターバル

マスダ80年代女性アイドル論~薬師丸ひろ子論


南野陽子と言えば、『はいからさんが通る』です。『はいからさんが通る』は少女漫画代表的作品を挙げる時には必ず名前が挙がる作品ですが、70年代中頃の作品です。

薬師丸ひろ子論の中で、70年代にはマルキシズムの影響で、「女性男性のようにリーダーシップを執らなければならない」という思想が、少なくとも先進的な意識を持つ若い女性学校にはあった時代だったと言いました。その「あるがままの私」が80年代おい現実との軋轢の中で鍛え上げられていきました。70年代の「あるがままの私」が実は女性に無理を強いているのではないか、それは本当に「あるがままの私」ではないのではないかという問題意識体現し、生き方としてロールモデルを提示したのが松田聖子です。

しか70年代以前は、松田聖子はまだ存在せず、女性は無理を承知で男の真似事をしなければならなかったのですが、その時代ロールモデルフィクションの中にありました。

はいからさんが通る』もそのひとつです。この流れから80年代少女小説家たち、氷室冴子らが出てくるのですが、氷室冴子理想としてのフィクションいかに守ろうとしたかいか現実との狭間で苦闘を強いられたか彼女の作品と同時に、諸々の葛藤を描いたエッセイをお読みになればあの時代少女意識彼女たちが直面した現実が分かるのではないかと思います

アイドル論を無理やりフェミニズムで語るつもりはないのですが、結果的にそれに近い感じになっていますね。それはアイドルたちが、時代ロールモデル少女たちの在り方を反映しているからです。

薬師丸ひろ子には王道的な、「党中央本部の作成したスローガン」のような無菌的な匂いを感じますが、南野陽子もっと現実寄りの人です。しか評論家的ではありません。南野陽子には確かにフェミニズム寄りの感性があるように見えますが、フェミニズムがその成り立ちから逃れがたい、アンチとしての批判性を濃厚に持っているとしたら、南野陽子にはそれはありません。

フェミニズムの到達地点が南野陽子にとっては当たり前の状況、出発点であるような、そういう印象があります

70年代にはフィクションで切り取られるしかなかった『はいからさんが通る』的な在り方が、現実に当たり前のように南野陽子の中には存在しています南野陽子は『はいからさんが通る』の作者の他の作品である菩提樹』にも映画主演していますが(『菩提樹』はおそらく大和和紀最高傑作です)、自分の足で立つヒロイン南野自身のキャラクター投影して演じています

 

南野陽子女子校出身ですが、プロフィールを見る前から私はおそらくそうなんだろうと思っていました。女子校出身者はしばしば、男性がいない状況で、ジェンダーとしての女性を内在化させないことがあって、すべての女子校出身者がそうではありませんが、自然独立心を持っている女性のかなりが女子校出身者です。

そうした女性社会への眼差しアンチでもなければ評論家的でもありません。あくまで自分もその一員であると言う、責任感を持っている、部外者性をあらかじめ排除しています

たびたび引用している松任谷由実の評ですが、彼女南野陽子について、

彼女自分を持っているから好き」

と言っています自分を持っていない人なんているんでしょうか。誰しも逃れがたく自分を持っています。けれどもその自分は幾層にも思惑や配慮や自分がこうなりたいというロールモデルによって塗り固められていて、剥き身の自分自分でさえ分からなくなっている、特に女性はそういう人がほとんどです。

この場合南野自分を持っているというのは、剥き身の自分を隠すことさえ考慮にない、そのある種の無鉄砲さ、清々しさを指しています。それは絶対的に、かつ盲目的に自分を肯定する、傲慢さとは似て非なるものです。その種の傲慢さは実は絶対ではないからです。

例えば自分が美しいということについて、南野はもちろんそれを自覚しているでしょう。多くの場合、それは自意識リンクして、自分をも値ぶんだうえで、他人を侮蔑することに直結します。それは多くの女性が、自分の武装と自意識を切り離して捉えることが出来ないからです。そうすることが出来ない、ということがジェンダーなのかも知れません。

南野場合は、要素として自分が美しいことは承知している、だからそれを活用しようとする、しか自意識はその要素とは別のところにあるのです。自意識は要素とはまったく無関係に絶対的に肯定されるものです。なぜならば自分自分であるのですから

比喩的に言うならば、南野自己に対する捉え方は企業家的です。アイドル南野陽子は商品であるので、南野陽子当人とは別のものです。これはアイドルを演じている、別人格というのではなく、南野陽子の商品性客観視しているということです。

表層に現れるアイドル南野陽子が、アイドルとして非常に典型的であるだけに分かりにくいかも知れませんが、南野陽子当人は理性的な、理が勝った女性です。そしてテレビアイドル南野陽子を見つめる南野陽子をも映し出すのです。

商品としての自分自分当人を分けて考える、このことを自分についても他人についても理解できない人がたくさんいます

今年の初めに亡くなった十二代目市川団十郎の父の、十一代目市川団十郎は腰が低い人でしたが、団十郎襲名してからは打って変わって尊大になりました。多くの人は彼当人が尊大になったと見たのですが、そうではなく、彼は団十郎と言う暖簾に対して敬意を要求したのです。歌舞伎役者ならば団十郎に最大の敬意を示すのが筋、悪評がたつことで彼個人には不利益になっても、団十郎の暖簾を守ろうとしたのです。

南野陽子も、尊大だと悪評が立つことが多い人でしたが、南野陽子と言う暖簾を大事にしろスタッフに言ったのだとしたら理解しやすい話です。非常に友人が多い人で、素が出やすい場面では気さくな人ですが、素のキャラクターアイドル南野陽子アイドル南野陽子経営者としての南野乖離があるのだとしたら、それは自分を見つめる目が極端に理性的からです。

 

素材として南野アイドルとして最高のものを持っています美人ではあるけれども、親しみやすキュートな顔立ちで、声も鈴が鳴るように可愛らしい。アイドルとして最高なので、それ以外では大成しにくいという弱点もあります

松田聖子中森明菜歌唱力で、小泉今日子は斬新なパフォーマンスで、薬師丸ひろ子は演技で大成したように、実は彼女ら、スーパーアイドルであっても純粋アイドルとしての性格を維持した期間はそう長くはありません。例えば中森明菜は、デビュー直後は肉感的な身体を水着を着て晒すなど、いかにもアイドル的なことをしていましたが、シングル3作目くらいからもう、歌唱をメインにした、アーティストとしての性格を強めています。『TANGO NOIR』の頃は皇后エリザベートもびっくりするくらいウェストが細くて折れそうなほどですが、デビュー直後はむしろやや太めなくらい、それくらいの方が男子には人気なのですが、性的アイコンとしての価値を斬り捨てて、表現を高めていった、そういう路線に入ったから「単なるアイドル」を越えた時代アイコンになったのです。南野にはそういう「先」はありませんでした。それはアイドルとして完成されていたからです。

何万人にひとりの逸材で、顔と名が知られるや否やあっという間にトップアイドル上り詰めたのは不思議ではありません。不思議なのはこれほどの逸材が長らく飼い殺しにされていたことです。意外とプロフェッショナルスタッフも分かっているようで分かっていない、そう思うことが時々あります南野が「下積み」を強いられたというのにもそういう感想を持ちます

角川三人娘のひとり渡辺典子美人系の女性アイドルとして人気が出るタイプではないのですが、オーディションでは彼女グランプリ原田知世が特別賞でした。むろん、人気も実績も原田知世の方がはるかに上の結果を残しました。

南野陽子大手所属すれば事情は違ったのかも知れませんが、彼女所属したのは、エスワンカンパニーという弱小事務所でした。この会社ピンクレディー楽曲で知られる作曲家都倉俊一氏が立ち上げた芸能プロダクションで、売り込みのノウハウがありませんでした。

堀越学園での彼女同級生本田美奈子岡田有希子高部知子石野陽子らがいましたが、彼女たちが仕事に忙しく早退してゆく中で、南野は焦らざるを得ませんでした。事務所があてにならない中、南野は一人で売り込みを開始し、自分プロフィール名刺作成して、テレビ局出版社を回りました。彼女にとって最初のチャンスになった週刊少年マガジングラビア仕事は、そうやって彼女自分で営業を行って獲得したものです。

このグラビア仕事から、『スケバン刑事Ⅱ』の仕事が決まり、一躍彼女トップアイドルになってゆくのですから、売れるうえで事務所には何の世話にもなっていないと彼女が思ったとしても当然でしょう。

エスワンカンパニー作曲家の個人事務所のようなもので、音楽業界はともかく演技に関しては指導育成のノウハウがありませんでした。器楽的な意味おいて、南野アーティストとして魅力に欠けるため、売出しに熱意が無かったのかも知れません。

横道の話になりますが、エスワンカンパニーには他に太田貴子所属しています彼女アニメ魔法の天使クリィミーマミ』に声優として主演したため(救いようがないくらい下手でした)、オタク層に支持されるアイドルになりました。しかし、自らの支持層であるオタク層を「気持ち悪い」と評したため、急速に勢いを失くします。アイドル親衛隊と言えば、ヤンキーが多かったのですが、80年代後半からオタク層が目立つようになり、以後、アイドルオタクのものになってゆくのです。

太田貴子南野はその端境にいたアイドルです。

女優業についてはエスワンカンパニーではマネージメントが出来なかったので、青年座マネージメント外注する形になりました。この結果、南野エスワンカンパニー青年座に両属するような形になってしまい、急速に売れっ子になると、彼女スケジュールを巡って両事務所が争い、頻繁にダブルブッキングが発生しています

南野スタッフに対して当たりが厳しい、厳しく叱責しているという噂はずっと以前からあったのですが、それを公に最初に示したのは浅香唯です。浅香唯芸能界裏話のような話で、

自分スタッフに大声で怒っていて、テレビ全然印象が違った。芸能界は怖いところだと思った」

みたいなことを言っています。一応名前は伏せてありましたが、誰がどう見ても南野とすぐに分かるように作ってありました。

後に南野週刊文春インタビューにてそれが事実であることを認めています。その理由として、クライアント迷惑をかけるダブルブッキングが頻発していたことを述べています

また、そのインタビューの中で、当初はまともにマネージメントを受けられなかったこと、転機になった仕事自分で営業活動を行ったこと、事務所独立時の確執についても述べています南野陽子独立を契機としてエスワンカンパニー負債を背負って倒産しているのですが、その負債南野が知らないうちに南野名義になっていて、数億円と言うそ負債南野が背負ったそうです。それが事実ならば刑事事件にもなるような話で、裁判に訴えれば南野負債を免れたはずですが、アイドル南野陽子がそんなお金にまつわる醜い振舞をしては、ファンを傷つける、だから裁判には訴えなかったと述べていました。

これは南野陽子側の言い分ですが都倉氏から反論がなされていないため、大枠では事実と考えていいでしょう。

その後数年、テレビから干された、と南野は言っていますが、プロフィール年表を見る限り映画の活動は活発でしたから、余り干されていたという印象はありませんが、90年代特にテレビドラマの影響力が強い時代でしたから、彼女ほどのコンテンツテレビドラマでは活用されていなかったのは事実です。

この時期、南野は状況を打開するために、単身、ハリウッド渡りユニバーサルスタジオの門の脇に立って、プロフィール写真関係者に配っています。誰にも知らせずに自分一人で行ったことですが、もちろんカリフォルニアにも日本人大勢いるわけですから、すぐにあの南野陽子がと噂になりました。とにかくものすごい行動力です。実際、オファーもいくつかあったらしいのですが、ちょうど日本での映画仕事がたてつづけに入ったため、その仕事は友人知人に回したそうです。彼女プロデューサーになっても大成したでしょう。

 

自分を持っている南野ですが、それが如実に表れたのは主演映画『私を抱いてそしてキスして』の完成記者会見での発言です。この映画は当時、日本でも広がりつつあったエイズ、その患者患者に対する偏見を描いた作品で、啓蒙映画的な意味合いがありました。日本でのエイズ患者の大半は実は薬害エイズによって感染していたのですが、当時、厚生省によって患者第一号に認定されマスコミにも登場したのは同性愛者の患者でした。これは、エイズ同性愛者の病気であり、薬害エイズを覆い隠そうとした当時の厚生省の思惑があったと見られています

橋本内閣厚生大臣を務めた菅直人によって薬害エイズ被害が厚生省ぐるみでの怠慢によって引き起こされたと明らかになったのが1995年、この映画はその3年前の制作ですから厚生省がまだ性病としてのエイズに焦点を合わせていた頃の映画です。

この映画ではヒロインが前の恋人によってエイズうつされ、エイズであることにショックを受けるけれども、新しい恋人にはそのことを言えずに性交渉を持ってしまう。その結果、妊娠して出産するけれども、その恋人の愛に包まれながら死んでゆくという内容です。

あり得ないと言うかほとんど犯罪なのはエイズと知りながら他人と性交渉を持つ」ことを「あなたを失いたくなかったの、許して」みたいに処理している点です。この「愛がすべてを癒す」みたいなご都合主義的な展開についてはこの映画社会問題を取り扱っているだけに記者から厳しい批判がなされました。

それに対して南野は、

「私もそう思います映画の内容はご都合主義です」

と言うような内容の発言を行い、映画のコンセプト自体を批判する形になり、同席していた映画プロモーターは狼狽し激怒していました。ことここに至るまでに、内部で南野は批判を口にしていたのでしょう。

 


続き

http://anond.hatelabo.jp/20130912100847

2013-08-21

80年代女性アイドル格付

ブログ開設しました。

http://hanabusatokiichi.hatenablog.com/

あまちゃん」見ていた甥っ子が、キョンキョン薬師丸ひろ子を見て、「この人たち、松田聖子より人気があったの?」と聞いてきた。

そんなゆとりな彼のために、80年代女性アイドルの当時的な感覚での格付けをやってみる。

第1位 松田聖子

代表作品:「青い珊瑚礁」「チェリーブラッサム」「赤いスイートピー」/『野菊の墓』など。

言わずと知れたアイドルの中のアイドル。絶対正義。高度経済成長から、安定成長へ、そしてバブルへと向かう世相の中で、松田聖子が時代を代表出来たのには彼女の生い立ちによるところも大きいと思う。一点の曇りもない地方の中産階級、そんな彼女には貧困も、学園闘争も、無縁だった。60年代加山雄三的なるものから70年代の四畳半フォーク時代を飛ばして直結していると言えるが、加山雄三が曇りが無いように見えても階級社会的な側面や敗戦国国民のてらいのようなものがあるのに対して、松田聖子徹頭徹尾能天気であった。彼女は日本が初めて獲得した、先進国アイドルであった。

第2位 中森明菜

代表作品:「少女A」「DESIRE」「難破船」/『素顔のままで』など。

80年代の曇りのない時代性に松田聖子シンクロしたのに対して、中森明菜は裏シンクロしていたと言えるだろう。彼女の性向が松田聖子的なるものにアンチであったわけではない。彼女自身、松田聖子シングルアルバムはすべて聞き込んでいることを公言しているように、彼女は松田聖子的なるものの渇望者であった。しかし彼女の生育環境が、松田聖子的なるものから遠い場所に彼女を置いてしまった。松田聖子は唯一の兄が普通に私立の進学校を経て早稲田大学を出ているが、中森明菜の家族の中には四年制大学を出た者はいない。松田聖子が家庭の教育方針も含めて「きちんとした家」の出であったのに対して中森明菜はそういう家の出ではなかった。山口百恵母子家庭で育ったゆえに貧しい環境の生い立ちであったが、後に彼女を利用しようとした父親を早い段階で義絶するなど、厳しい倫理観を持っていたのに対し、中森明菜の家庭は「四年制大学に行くのが当たり前の時代にあって、方法を求めれば大学に行けなくもないのに、大学に行くという選択を考慮しない家」であった。60年代、70年代における低学歴80年代における低学歴は意味が違う。中森明菜は貧困ではない、戦争でもない、家庭環境のキャラクターのせいで、80年代メインストリームから取り残された層を代表するアイドルであった。ヤンキー映画「ハインティーンブギ」に主演した近藤真彦に対して見せた彼女の執着も、中森明菜のそうしたキャラクターに由来している。

第3位 小泉今日子

代表作品:「真っ赤な女の子」「ヤマトナデシコ七変化」「なんてたってアイドル」/『生徒諸君!』『あんみつ姫』など。

彼女は「そこそこ」の人だった。演技力もそこそこ、歌唱力もそこそこ、下手ではない。デビュー曲カバー曲であったことからも分かるように、バーニングプロダクションは彼女が聖子に匹敵するようなアイドルになるとは期待していなかった。小泉今日子は結果的にセルフプロデュースで大きくなった人であるルックスは82年組の中でも特に可愛らしかったのだから、トップアイドルになったのは不思議ではなかったが、アイドルたちのひとり、から抜け出してきたのは、松田聖子が日本社会の経済面を担い、中森明菜が社会面を担ったとすれば、文化面を担うと言う決断をある時期に、彼女がなしたからであった。そういう意味では、オタクの愛玩的な性格を強めてゆくその後のアイドルの先駆けをなした人であるが、彼女が直接のターゲットにしたのはニューアカデミニズムであった。それが下世話にならない選択であり、それは社会にまだハイブロウ雰囲気があればこそ可能なのであった。それがバブル崩壊で日本経済が自信不信になり、社会世相が暗くなってから、むしろそれ以後に、ハイブロウライフスタイルを体現する生活アイドルとして彼女が支持された理由だった。

第4位 薬師丸ひろ子

代表作品:「セーラー服と機関銃」「メンテーマ」「woman~Wの悲劇より」/『野生の証明』『翔んだカップル』『ねらわれた学園』『セーラー服と機関銃』など。

薬師丸ひろ子アイドル歌手と言うよりは角川映画の女優であって、立ち位置的には他のアイドルとやや異なるが、彼女にとっては余技であったアイドル歌手としての実績も十分である。系譜的にはアイドル的な先駆者はおらず、むしろNHKの少年ドラマシリーズのようなジュブナイル的なものの延長に彼女はいた。小学生などからの支持は無かっただろうが、中高生の理系的な男性が支持層の中心にいた。2010年テレビドラマ『Q10』では彼女は化学教師を演じているが、教師を演じるなら彼女は理系だろうなと思わせる雰囲気があった。

第5位 中山美穂

代表作品:「生意気」「派手!!!」「You're My Only Shinin' Star」/『毎度お騒がせします』『BE BOP HIGHSCHOOL』『ママはアイドル』など。

中山美穂は路線的にはきつい顔立ちであることもあって当初は「不良少女路線」であり、『毎度お騒がせします』『BE BOP HIGHSCHOOL』もその路線に沿った出演作品だった。11作目のシングル「501/50」あたりからフェミニンな路線に入り、以後、5作連続してオリコン1位を獲得している。デビュー時と路線を変えて大きくブレイクしたというのは小泉今日子もそうだが、中山美穂の場合は、キャラクターまで変えてきたのが大きかった。

第6位 工藤静香

代表作品:「抱いてくれたらいいのに」「黄砂に吹かれて」「慟哭」など。

工藤静香おニャン子出身であり、うしろ髪ひかれ隊でも堅調なセールスを示していたが、ソロになってからは一躍トップアイドルになり、聖子、明菜、小泉今日子がそれぞれアイドルというステージを脱してゆく中で、アイドル四天王のひとりとして遇された。彼女の特徴はCDセールスが非常に高いことで、これは90年代にかかって、いわゆるカラオケブームに伴うCDがやたら売れると言う時代に差し掛かったことにもよる。シンガーの作品として楽曲が評価されていた、ということでもあるが、彼女には映像作品にはこれという代表作は無い。(南野陽子の最高売上シングルは「吐息でネット」で30万枚。工藤静香の最高売上シングルは「慟哭」で94万枚)。

第7位 南野陽子

代表作品:「楽園のDoor」「話しかけたかった」「はいからさんが通る」/『スケバン刑事(第2期)』『はいからさんが通る』『熱っぽいの』など。

勢い的には、第5位につけてもよかったし、個人的にはファンであったので、そうしても良かったのだが諸々を考慮すればこうなるのかなと思う。第6作のシングルから8作連続でオリコン1位を獲得という快挙を成し遂げているが、その記録の割には、記憶に残る楽曲が少ない。実際、彼女の歌は、中山美穂工藤静香と比較して、順位は高くまで行くが落ちるのが早い印象があり、セールス額もそれを裏付けている。中山美穂工藤静香には女性ファンも多かったが南野陽子には稀だった。そのファン層の狭さが素質的には抜群であるのに、ついに頂点を極められなかった理由だろうか。そういう意味ではアイドルらしいアイドルであり、彼女がアイドルの世界を心から愛し、自らを律していたことについては数多くの証言がある。事務所の不手際でふたつの事務所に属することになったため、ダブルブッキング等が頻繁に発生し、マネージャーを厳しく叱責していた姿も知られているが、アイドル的なものに対するプロ根性のあらわれだろう。

第8位 斉藤由貴

代表作品:「卒業」「初戀」「悲しみよこんにちは」/『スケバン刑事(第1期)』『はね駒』『はいすくーる落書』など。

東宝芸能の所属であり、アイドルと言うよりは女優のイメージが強い彼女だが、デビューから継続してシングルチャート上位に入れている。斉藤由貴が世間を騒がせた恋愛事件は二件とも不倫であったので、「魔性の女」とも言われたが、その言葉からほど遠いキャラクターである。やった行為で言えば、確かに二件の不倫の当事者なのだが、「魔性の女」という言葉を用いた人でも、その言葉から連想されるような女性とは彼女は異なることは分かっていただろう。宗教上の理由もあるのかもしれないが、彼女は世間ずれしていなくて、不必要なまでに一生懸命な印象であった。「悲しみよこんにちは」では紅白初出場で紅組キャプテンを務めたが、いつになく「由貴ちゃんのために」と紅組がまとまっていたように、芸能界特有の嫉妬や自己顕示欲とは無縁の人であった。

ブコメがたくさんついていて驚いた。とりあえず甥っ子には好評でした。

9位以下を書いていないのは疲れたからです。

個人的には、9位 菊池桃子、10位 原田知世、11位 柏原芳恵、12位 河合奈保子、あたりじゃないかと思います。浅香唯は実働が短かったので、柏原芳恵あたりと比較するとその下くらいなのかなと。

ちなみに、松田聖子中森明菜南野陽子斉藤由貴についてはファンクラブの会員でした。おニャン子からは14位くらいに河合その子が入るのかなあと思います。

9位以下を書いてみます。

そう言えばグループは書いていませんが、おニャン子クラブは全体としては、小泉今日子の下くらい、もしかしたら中森明菜の下くらい、でも明菜より上には絶対に行かないくらい(それくらい聖子と明菜は別格です。ケタが違います。聖子と明菜以外を全部足してもまだ聖子と明菜には及ばない感じです。聖子と明菜は日本芸能史全体を通しても突出しています)、WINKは実働が80年代末期に偏っているんでどっちかというと90年代の人という印象なんですが、斉藤由貴の下くらいなんじゃないかなと思います。ribbon とかは年代的に対象外です。おニャン子ユニットでは、後ろ髪ひかれ隊が斉藤由貴あたりと同格、そのすぐ下にうしろ指さされ組(高井麻巳子ゆうゆ)あたりが入る感じです。ニャンギラスは…ま、いいですよね。おニャン子ではなかじが好きでした。「じゃあね」は名曲っす。ただ今回はグループは除外と言う方向で。グループで言ったら、あと「わらべ」とかね。

第9位 菊池桃子

代表作品:「卒業」「もう逢えないかもしれない」「SAY YES!」/『パンツの穴』『アイドルを探せ』『君の瞳に恋してる』など。

彼女は東京出身なのだが、個人的にずっと北海道出身と誤解していた時期が長くて、なんでそう誤解してたんだろうと思うと、非常に素朴な、ピュアな感じがしたからだと思う。本当のところは知らないが、おっとりとした上品な感じがする女性で、『パンツの穴』なんていう映画に出ていても、下品な感じにはならない、でもちょっと男の子の側に寄り添ってくれるような、そういう雰囲気を持っていた。普通はそういう女性は女性からは嫌われるんだけれど、良くも悪くもあんまり印象に残らないというか嫌われないのはいいことだけれど、女性から見ても、妹キャラというか、強く女を感じさせる存在ではなかったのかも知れない。独特の、女性というよりは幼女のようなフェミニンな印象からか、彼女のアイドルとしての活動時期には「桃子」と言う名前が新生児の命名の上位を占めることがあった。何というかそういう親から見て良い娘的なそういうポジションに素直に入り込んだ人であった。彼女の代表曲としては、実は「アッイッはこころのーしごとよー」のアイマイミーマインなRA MU時代の楽曲が世間では一番強く印象に残っているのだろうが、それを代表曲に選ぶのはあんまりだと思った。RA MU で迷走した彼女だったが、90年代にはトレンディ女優の一画を占め、アイドル時代よりも大成功した。

第10位 原田知世

代表作品:「時をかける少女」「天国にいちばん近い島」「早春物語」/『時をかける少女』『天国にいちばん近い島』『早春物語』など。

松任谷由実薬師丸ひろ子にも原田知世にも楽曲を提供しているが、彼女が言うには、原田知世は鉛筆で例えるならば2Hで薬師丸ひろ子は2Bらしい。言い得て妙だと思う。原田知世には肉感の無い、サイバーパンクな感じがあるんですね。顔立ちもいわゆるアイドル顔ではなく、と言って和風と言い切れる顔でもなく、どこかメカニックな感じがする。たぶんここまでの人たちの中で一番、初音ミク的なフォルムがある。世俗的ではないんだけれども、宗教的な超越に向かうんじゃなくて、SFっぽい方向に行くような、そういう感じがあって、オタク的な性向のある人たちには熱狂的に支持されていた。サブカルクラスタ的には彼女がたぶん80年代を代表するアイドル。逆に言えばそこを越えては広がっていかない感じ。「時をかける少女」の頃はアイドルが歌が下手と言っても限度があるだろ的な下手さであったが、不思議なもので、シンガーとしてのキャリアは、二大歌姫(聖子と明菜)を除けば彼女が一番長いし、独自の境地を切り開いていると思う。彼女の歌には情感はかけらもないが、それがむしろユニークな歌唱になっている。

第11位 柏原芳恵

代表作品:「ハローグッバイ」「最愛」「あの場所から」「春なのに」/『ピンキーパンチ大逆転』『山河燃ゆ』など。

たぶん美人で言ったら、彼女はアイドルの中でもナンバーワンに美人なのだが、「かわいい」が受けるアイドルとはそもそも路線が違う顔立ちで、彼女のファンだと公言するのはやたら生々しい、女、に直結する印象があった。美人であるがゆえに、80年代の土壌ではトップにはなり難い顔立ちだったのだが、女性をめでる基準がアメリカ的というか、日本よりはむしろアメリカに近いアジア発展途上国アメコミが大人気、的な)では非常に強く支持されているアイドルだった。ただしアイドルとしてデビューして、数年たってから彼女はヒット曲を連発していて、みんな知っている代表曲がわりあい多いアイドルでもある。ただそれも、わりあい歌唱力が高いのと、楽曲の良さが相乗した結果であって、歌手としてのヒットであってアイドルとしてのヒットとは言い難い(歌手としてはそれは名誉なことだが)。ドラマでは早くに本格的なドラマに出演するようになったのは、彼女の素養がむしろそちらにあると考えたからだろう。大河ドラマ山河燃ゆ」では長男・自殺、三男・日本兵として戦って敗戦の傷を負う、三男・米兵としてヨーロッパで戦い失明、という天羽家にあって希望の光のような末の妹を好演していた。90年代以降は2時間ドラマの常連になる。

第12位 河合奈保子

代表作品:「大きな森の小さなお家」「ヤングボーイ」「けんかをやめて」など。

デビュー曲「大きな森の小さなお家」は女体を連想させる歌詞になっているが、ポスト百恵の時代、試行錯誤が行われていたことを示している。彼女は「秀樹の妹」コンテストから出てきたのだが、ロリコンチックな、吾妻ひでお的なオタクアイドル的な扱われ方であった。「ヤングボーイ」の振り付けは彼女の巨乳を強調するもので、あきらかにセックスアイコン的な意味が含められていたのだが、当人がそれに気づいていない風な育ちの良さのようなものがあった。「おかあさんといっしょ」のお姉さん的な素朴さというか。突っ込んでいけば、気づいてないわけねえだろ的な悪態は可能であったが、そこまで抑えて抑えて、加工して加工しなければ、女性に接することが出来ない、いわばそう言う層を彼女はメインターゲットにしていた。彼女の代表曲「けんかをやめて」はそういう路線を変更する、オタク層には逆鱗に触れるようなビッチ女性の態度を優しくオブラートに包んで提出したものだったが、なにぶん、当の河合奈保子キャラクター的に素でお嬢さんであったため、路線変更はうまくいかずいったんそこでフェイドアウトしている。後に、シンガーソングライターとして一時的に復活した。

第13位 浅香唯

代表作品:「C」「虹のDreamer」「セシル」/『スケバン刑事(第3期)』

うちのカミさんカラオケに行ったら、必ず「セシル」で締めるんだが…。浅香唯は『スケバン刑事』でブレイクしたのだが、オリコン1位をとったのは4作品と、アイドル四天王の中では実績が一番小さい。ブレイクが1988年、「ザ・ベストテン」が終わるのが翌年の9月だから、いわゆるアイドル黄金時代の末期に出た人である。その活動期間の短さが、結果的にスーパーアイドルとまではいかなかった理由か。

第14位 荻野目洋子

代表作品:「ダンシングヒーロー」「Dance Beat は夜明けまで」「六本木純情派」/『早春物語』

そうだろうよ。実績から言ったら、彼女は岡田有希子よりものりPよりもアイドルとしては上だろうよ。でも誰も「荻野目洋子の名前がない!」とは言わないんだよね。そういう感じなんですよ。そういう感じのアイドルなんですよ。そもそも彼女は低迷時代が長くて、ユーロビートを歌うようになってから、ダンスミュージック的なジャンルにかかって出てきた人なんで、ルート的には長山洋子とかと同じタイプなのだが、そのわりには顔立ちがアイドルアイドルをしていて、ブレイクしてからどんどんアイドル色を強めていったという、普通は逆にアイドルアーティスト色を強めていくのだが、彼女は逆だったという珍しいパターン

第15位 本田美奈子

代表作品:「Sosotte」「1986年のマリリン」「the Cross ~愛の十字架」/『ミス・サイゴン

シンガーとしては本物の天才であり、そのことはアイドル時代を脱してから、ミュージカルスターとなってから証明されたが、アイドル時代は「アイドルにしては歌が上手い子」程度の扱われ方だった。それは売り出し方が適切ではなかったからではないか。歌が上手いと言っても、情感があるとか、テクニックがあるとかいろんな意味合いがあるが、彼女の場合はフィジカルポテンシャルに負う部分があって、言い方は悪いが「歌う機械」としてはロングトーンの能力はたぶん人類史上最高の能力を持っていた。それを活かす楽曲ではなかった。本田美奈子は元は演歌歌手志望であったように、彼女の適性を活かせる楽曲を探し求め続けた半生であったと言えるかも知れない。なまじ顔立ちが愛らしかったため、小悪魔的なアイドルとして売られたのは彼女にとっては不幸なことだったかも知れない。『ミス・サイゴン』のオーディションではしょせんアイドルくずれと鼻で嗤っていた者たちも彼女の歌を聞いて圧倒されて身動きも出来なかったと言うが、あれほどの才能にして、アイドルと言うパッケージに入れられれば、そのパッケージしか見ない者がどれだけ多いのかということを示している。聖子や明菜についてさえ、「歌が下手」と言ってはばからない不見識の者が多かったが、あれから30年が過ぎて、何もわかっていないのはどちらだったのか、歴史が証明している。時が過ぎるのは悪いことばかりではない。

第16位 岡田有希子

代表作品:「ファーストデイト」「Love Fair」「くちびる Network」/『禁じられたマリコ』

彼女はこれからというところだった。徐々に売り上げを伸ばしていて、8作目のシングルくちびる Network」(事務所の先輩の松田聖子の作詞)でついにオリコン1位を獲得して、ようやくトップアイドルになったばかりだった。ポスト聖子を担う、サンミュージック大黒柱になるはずだった。おそらくアイドルの中では傑出して頭がいい子だっただろう。ノーベル賞受賞者を輩出している、愛知県でも有数の進学名門高校を彼女はアイドルになるために中退している(そして堀越学園に転校)。進学校にいる女子生徒は、もちろん頭もいいのだが、男子の場合は野心のようなものがあるのに対し、むしろ野心の欠如というか、従順性の結果として勉強をしている子も多い。岡田有希子も基本的にはそういうタイプの子で、彼女は望みさえすればキャリアウーマンにもなれるような道を選ぶことが出来たのだが、そちらの路線には価値を見出さずに、小さな女の子の時の夢のままに、アイドルになるという選択をした。ああいうことになって親御さんはどれほど悔んだだろうか。彼女は天然ボケというか、悪意があって周囲が彼女にセクシャルなことを言わせようとすると笑顔でなんにも気づかずに、それを言ってしまうようなところがあった。お笑い系のいじりでは「またー、変なことを言わせようとしてー」みたいなうっふきゃはは的なのりを期待していたのだろうが(そういうのが一番うまいのは松本伊代だった。天性のチーママである)、岡田有希子はうかつにいじれない、危険物っぽいところがあった。その純粋さが、衝撃に直面した時に、他人の何倍もの痛みになって彼女を殴打したのかも知れない。合掌。

というわけで、8の倍数ということでここまで。

15位が抜けていたので、入れました。本田美奈子です。河合その子や、82年組のその他の人たちが入っていないのは、「おニャン子を排する」「ママドルっぽい人たちを排する」とかそういう基準があるわけじゃなくて、評価としてこの下だということです。標題をつけました。

数字は敢えて重視していない

客観的な数字としてはレコード売上があるけれど、参照はしてもそれだけを基準にしていないのは、80年代、活動時期を90年代に延ばしても、それなりの時間幅があるからです。ちなみに筆者は1971年の生まれで、正確に言うならば、松田聖子ファンクラブの会員だったのは筆者の姉です。南野陽子の最初のアルバムレコードで買って、それ以後をCDで買ったという世代です。松田聖子はあれほど売れながらもミリオンは90年代の「あなたに逢いたくて」しか出していません。中森明菜はゼロです。一方、小泉今日子は90年代にミリオン2枚(合計すれば300万枚を越えます)、中山美穂ミリオンを2枚出していますから、シングルセールス的にはひょっとしたらキョンキョン中山美穂は二大歌姫を上回るのですが、時代が違うから同じ基準では較べられません。より客観的な基準でレコードセールスを示している人もいますが、それだとかえって評価が歪められるのです。レコードセールスなどの記録は後からも参照できますが、歴史的な要因を補正して提出できるのは同時代人の見方だけです。これは個人の主観ではありますが、そうであるがためにかえってセールス記録を見るよりも客観的だと思います。

自分としてはアイドル黄金時代の終わり=ザ・ベストテンの終焉だと思っています。ザ・ベストテンは、音楽の趣味が多角化して、バンドブームの時代に対応できなくなったから終わったわけですが、逆に言うと、それ以前は日本人全体がひとつの文化環境を共有していた、そういう最後の時代だったということです。ですから80年代を生きた人なら、特別その人のファンではなくても、ここに上げられている楽曲のほとんどを歌えるはずです。

2009-06-07

思い出よこんにちは

インターネットの普及というよりはデジタル化の進歩かな。

20年以上昔のこどものときに好きだったアニメをいつでも簡単に見られる。

Youtubeとかニコニコ動画で。

著作権権利者の人たちがどう思っているかは知らないけど

ただのユーザである私はそれが本当にすばらしいことって思ってた。

最近はこども時代に好きだったアニメを見るとなんか懐かしいというより切ない。

なんでかはわからないけど切なくて泣きそうになる。

続けてみれば見るほどに切なくなって

じゃあ見なければいいんだけど見ちゃう。

切ないのは毎日ムジャキに過ごすだけで許されたこども時代を思い出しちゃうからかな。

今にそんなに不満はないつもりなんだけど。

今と思い出の間の時間が伸びる程に悲しくなる。

あと5年ぐらいすると直視できなくなるのかもとか思う。

はいからさんが通るの紅緒さんよりもめぞん一刻の響子さんよりも年上になっちゃった

そのうちスプーンおばさんも年下になる。生きていられればだけど。

情報化が進むってことは過去を残しやすくなるってこと。

過去を忘れる能力人間長所だとするとその長所を自ら捨ててることになるのかな。

過去が増えすぎてコントロールできなくなりつつある感じ。

 
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