2021-12-07

大学数学は嫌われて当然

小説だって何巻というのを無視して途中の巻から読めば作中特有概念人物を示す固有名詞でつまづくのは普通で、そうならないように何巻とか上下巻みたいな目印がある。

しか数学書はそういうのがなく仕方なく手に取ってみても行単位で見知らぬ固有名詞ぼんぼん出て来る。予備知識を手に入れようにも「前の巻」という概念自体がどうにもならない。

岩波基礎(!?)数学叢書かいうのに微分多様体の本があったと思うけどはしがきには基本的な解析数学代数学微積分学を既知のものとして扱っていると書いてあったと思う。

しかしたとえばお前の言う基本的代数学とは具体的にどこまでの範囲を指しているんだ?ていうか何の本を読めばいい?てかお前が大学時代読んできた本のなかでその範囲に属するものを列挙すりゃそれで済むし確実なのになぜそうしない?という言葉がつい漏れる。

だって同じ岩波基礎の本でもアフィン代数みたいな本があってこれが大学数学代数スタートラインにあたるものなのは確実だろうがそこのはしがきにはその応用は標準形は別の本にまとめられてると書いてあって確かにジョルダン標準形とか二次形式は別の本になっている。

しかしこれらもそれなりのボリュームがあるわけで読んでやっとのことで理解した後に「実はそこまで代数を掘り下げて学ぶ必要はなかった」と言われたんじゃ遅いわけ。

興味ある分野へ最短経路で学べるようになりたい人も当然多いわけで、実は不必要なのに無駄学習時間注ぎたくないわな。そわそわしてもこれは必要学習だということだから頑張れるわけで。

高校みたいに数1とか数2とかなってて高校行ってなくて道筋が明瞭でどうとでも独学できるのとはわけが違う。しかも全てのはしがきに予備知識として学ぶべきものが書いてあるわけじゃなくこのはしがきを頼りとした芋づる式で学ぶべき順番に見当をつける方法をもってしても袋小路に入ることもあるという…。んでどうでもいいことだが俺の学びたいものベクトル解析が必要なのかいまだに判断がつかない。

日本語一家言ある人や政治的思想がある人は検索してるうち日本語学や法律学論文に当たることもあるだろうけど、そもそも興味があるのもあって字面は難しそうでもじっくり読めば理解できなかったということはなかったはず。でも数学知識が無い人を門前払いです…。

ドラクエだかでファルスコクーンなんていうスラング象徴されてる現象プレイすればゲーム展開に沿って難なく解消されるわけで要するにそんなのよりずっとタチが悪いのが大学数学の現状

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