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2024-11-09

カンニング前提G検定の受験スタイル

今日、G検定を受験した。AIディープラーニングに関するちょっと話題のやつだ。11月8日〜9日開催の2024年第6回。今回の試験からシラバス(問題範囲)が適用で出題数が変更となる。

G検定は自宅受験可能性質上、運営不正行為禁止と言いながらもPCインカメラ監視や画面共有監視もなく受験者たちの間では公然カンニングが行われていることで有名な試験だ。

IT系AI試験からGoogleAIを使いこなすの試験の一環だって?そんな屁理屈ありかよ。ありなんだよな。

SNSnoteqiita受験記を見てもそうだし、検索欄に「G検定」と入れると「カンペ/カンニング/チートシート」などが多数サジェストされることからも明らかだ。

そのため運営カンペを一目見たり用語集をCtrl+Fで検索してすぐ解けるような一問一答的な出題を避けているという。問題文と選択肢画像形式で出題されてコピペ不可。それくらいの抵抗はしてくる。

前回まで試験時間120分に対して出題数は公称200問程度だったが今回から160問へと変更され1問当たり時間が約30秒から45秒へと増えたのも、複雑な出題でカンニング潰しをしてやるという運営の意気込みが事前に感じられていた。

しか運営姿勢自力で正々堂々と挑む他の受験者に悪いが不正受験者がいる以上は俺も乗っていくし、先端AI的な試験を受ける気概はあっても高度な自動回答環境を作れるスキルはない、そんなクズカスの取ったスタイルを紹介する。

他の自宅受験系の資格試験にも流用できるだろう。こんな恥ずべき内容は他じゃ書けない。

事前勉強

割愛本来取り組むべきなのは言うまでもない。

受験場所

ネット環境下でどこでも受験OKだが自宅がベター。広いテーブルがあるといい。カンニングしまくる以上そんな姿は人目に晒せない。会社学校など知り合いのいる環境は論外だ。

出題内容が各人で同一であるなら仲間と結託してもいいがおそらく違うのではないか

用意

PC

ノートPC2台とスマホ2台を用意した。詳細は後述。

AI先生

頼みの綱。文字入力よりPC画面上の文字コピぺできない問題文をスマホで撮って画像入力するのがメイン。アップした画像内の文字認識して回答できるタイプで事前に操作に慣れておく。

最近AIならまあ対応可能だろう。性能の高い有料版に課金して安心ダメ押してもいい。世話になるのは本番2時間なのでお試し版でもいい。

俺はSoftBank回線があれば1年タダの有料版Perplexityを普段使用しているのでこれ。

テキスト

シラバス(試験範囲)記載用語解説されたいわゆるチートシートネットに落ちている。ブラウザで開くなりWord Excelファイルにするなり中身を検索できるようにしておく。

画像タイプでない中身が文字検索のできる試験対策電子書籍や、テキストをそのまま書き起こしたような詳しい有料チートシートもあると心強い。

目次や索引の充実した、またはこの辺に書いてあると把握できてる読み慣れたリアル書籍もいい。

・その他

計算問題自力で解くつもりなら紙、ペン電卓

飲み物はすぐ飲めて倒してもこぼれにくいストロー付き紙パックなどがいい。

2時間の長丁場なので食べる余裕ありそうならお菓子などを用意してもいいし、アガるプレイリストを用意して音楽聴きながらやってもいい。

時計受験画面内に常に残り時間カウントダウンされているので不要。120分160問だから目安として残り100分時点で27問解いておきたい、80分で53問、60分で80問とメモっておくと焦った頭でもペースが掴める。

回答方法

ノートPCを2台並べ、1台はブラウザ受験画面とAIを2画面表示、もう1台は簡素一問一答的なシラバス用語チートシートと詳細なテキスト状のチートシートを2画面表示。これはデスクトップとか1台のデカモニターに並べてもいいだろう。

そしてスマホ2台でもAIカメラAI使用できればタブレットでもいいだろう。これらを出題内容によって使い分ける。

自分の実力次第だが、用語説明文見たら解けそうな問題テキストからCtrl+Fで検索AI先生に聞いた方が早そうなものAIで。

AIに聞くのもPCタイピング入力スマホフリック入力、出題文丸ごとをスマホ写真撮って画像認識のどれが早そうかを使い分ける。写真アップの場合文字認識にやや時間がかかるだろう。その間に次の問題に行きそこでもAIに聞きたい場合に2台目のスマホで解いてもらう。待機時間問題を行き来する時間は極力減らしたい。

計算問題自力で解ける実力があってもAIに頼んで次の問題に行った方がおそらく早い。問題にはチェックマークつけて後で見返せるので1周終えてから検算してもいい。

Perplexityは画像認識での行列サイコロ確率期待値、畳み込み演算などを難なく正解した、はずだ。

感想と結果

今日の2日目受験だったが1日目受験者の感想SNSで見ると今回からなかなか厄介に変更されているようで覚悟して挑んだ。

まり勉強してないので過去出題や問題集との比較はできないのだが見て回ると今回は阿鼻叫喚難易度らしい。カンニング跋扈運営もキレたか

問題プールの中から出題も順番もランダムに出題しているのか、同じ図表の穴埋め場所違いな問題複数あったり、同じ用語の問われ方違いやほぼ似た感じの問題複数あった。

勉強していればサービスだが勉強不足だと「似た問題を少し前に解いたけど自分理解して解いたわけじゃないからまた探さなきゃ(またAIに解いてもらわなきゃ)」となり時間ロス。運営戦略か?

試験は終了時間5分ほど残してとりあえず解き終えた。上記回答方法スムーズにこなしてもかなりギリギリだった。

から気付いたが問題画像右クリック保存できるようにしたり最悪スクショした画像ブラウザAIに読ませた方が早いかもしれない。

感触はかなり良いが、AIに聞いた部分が正答できたのか全スクショして答え合わせしたわけでもないので合否不明。判明したら追記する。合否のみで得点開示されないのは残念。

AI先生の回答能力画像認識力が上がりまくった現状、カンニングできちゃうIBT(自宅受験)はほぼお布施価値しか無いだろう。最低限インカメラ目線監視や画面共有監視、CBT(近所の会場受験)でないと。

2024-10-30

通信制大学オンライン講義を受けているんだけど

シラバスに「ZoomBoxなどの利用が必須ですので、利用方法確認した上で受講してください」って書いてあったのに、

使い方が分かってない年寄りZoomチャット欄で騒ぐせいで毎回講義開始が遅れる。

一人だけなら「まあ中にはそういう変な人もいるよね」で済むけど、それが何人もいるから始末に負えない。

学問に励もうとする年寄りですらこれとか、世の中一体どうなってんだろうと怖くなってくる。

2024-09-17

anond:20240916153057

似たような感じで英語が他よりできたので英語英文科と安直な考えで進学したけど、シェイクスピアとか英語古文とか全く興味を持てず、英会話が好きなだけだったと入学後わかった。

結局、他の大学の違う学部に3年次編入した。

興味の持てないことを4年やるのはツライ。

ネットシラバスを見られる大学もあるだろうし、どんな勉強をするのか調べて、実際に英文学を読んでみたらどうだろう。

それで面白い!となったらそれはもう仕方ないと思う。6年後(かな?)の就活時にどうなってるかはわからないけど、少子化だしある程度のレベル卒業してたら今ほど引く手数多でなくとも、氷河期再来のようなことにならない限り就職できないことはないのでは。

英文学でなくても英語に関連する学部は今ならたくさんあるだろうから、まずは決めつけず色々見てみるのがよさそう。

2024-09-04

国立大学 理工系の50代教授日本大学研究力低下について書く

日本の注目論文数が世界13位であった」というニュースが今更ながら読売新聞に載っていたので、日ごろ思っていることを書いてみる

書いているのは 国立大学 理工系 50代 教授

出勤前のただのガス抜き

日本「質の高い」論文数はイランに次ぐ世界13位、過去最低でも文科省研究所「下げ止まりの傾向」…自然科学分野 : 読売新聞 https://www.yomiuri.co.jp/science/20240903-OYT1T50055/

国立大学法人化されてから20年、日本大学における研究力の低下は歯止めがかからない。

研究力低下に対する危機感は、すでに10年以上前から言われていたが、文部科学省は長いことそれを認めなかった。

この記事のような明確なデータがようやく一般に見られるようになって、今になってあれこれ施策を出してきているが、どれもこれも遅きに失している。


大学研究力がここまで低下した理由は、個々の教員能力とかやる気問題ではなくて、完全に政策問題

個々の教員努力でどうにかなるものではないということをはじめに書いておく。


国の研究力は(国内研究者の数)×(研究時間)。あと金さえあれば向上する。

それがこの20年間、研究時間と金の両方が著しく減少している。

大学には金が無い、という話がネット上には溢れているのでここでは、教員研究時間が無いことについて書く。

現状、ほんとうに時間がない。まったくない。

わたしだってゆとりのある時間が確保できるのであれば、こんなところで愚痴を書かずに、ゆっくり腰を据えた研究をしている)


ではなぜ研究時間が減少したか


その原因の1つは明らかに教育改革(笑)」に時間を投入しすぎているから。

この20年間、大学教育改革w、教育改革w、教育改革w、そんなことばかり繰り返してきた。

これは、教育改革しないと文部科学省から予算が降りてこないからだ。

しかし、この教育改革(笑)と言うのは、ひたすらに教員時間を奪う。それによって研究時間は大幅に減った。


学生はおおよそ4年間大学に在籍するだけで卒業していくから、その変化は感じにくいだろうし、すでに卒業後の社会人には今の大学の実情が見えていないだろう。

この教育改革には、学部改組、新規学科開設、ディプロマポリシー明確化カリキュラムマップ整備(笑)シラバスの整備(笑)、成績評価厳格化学生からの不服申し立てへの対処法の整備、成績不振者のサポートリメディアル教育高校の内容の再教育)、海外留学支援インターンシップ支援情報リテラシー科目、データサイエンス科目の整備などなどがある。

反転授業アクティブラーニンググループ活動といった準備負荷の多い科目も増えた。


さら負担を増やしているのが入試改革だ。

一般入試で入ってくる学生はひたすらに減少し、推薦、AC入試、各種特別枠で入学してくる学生が大半を占めるような大学もある。

留学生枠も増え、編入の受入れも増えている。

一般入試を乗り越えていない学生は、基礎学力が怪しく学習習慣が身についていないケースも多い。おのずとサポート負担は増加し(成績の悪い学生は呼び出して面談をしないといけない)、講義レベルも下げざるを得ない。

アカハラパワハラは厳禁である。それようの講習も受けないといけない。学生に寄り添った学生日常生活支援メンタルサポート必要となってくる。

入試多様化入試業務の負荷増大に加え、オープンキャンパス高校訪問パンフレット整備、Webページ整備などの負荷も増やす(これらを教員がやっている)。


では、こういった教育改革によって大学卒業する人材の質は向上したか

おそらく底辺層落ちこぼれ層の救済には一定程度貢献したに違いない。まさに我が国が得意とする、足並みをそろえて仲良く卒業しよう。という理想の実現に近づいているわけである

(それでも、大学教育は手抜きであって学生は遊んでいる、といつになっても非難される)


これは尖った優秀な学生にとっては悲惨である

全体的に講義レベルは下がった。授業への出席が求められるようになった。

初年次には、分野横断総合的な学習が重視され、専門を深く学ぶ機会が先送りされた。

その一方で、早くからインターンに参加し就職活動に取り組むことがあたりまえになった。総じて、深い学びの機会は失われている。


では、大学院はどうか。

大学院の重点化、大学教育の実質化(笑)も、大学教員の負荷を確実に増やした。

修士学生は増加傾向にあるが、残念ながら修士程度の学生即戦力にはならない。

博士学生専任研究員が減少し、修士学生にも教員が手取足取り指導しなければならない。研究成果と言う面においては完全にマイナス生産性だ。

こうやって育てた修士学生博士へ進学してくれればありがたいが、そうはならずに多くは就職してしまう。

ここ数年の博士進学実績は低下基調だ。日本アカデミアは学生にも見限られている。


こういうった状況をスポーツ界に喩えるならば

国内トップクラススポーツ選手に対して、地元中学高校部活の面倒をみるのと同時にオリンピック出場を目指せと言うようなものだ。

ようするに、教育改革に力を入れれば研究力は下がる。

教育研究の両立と言えば響きがいいが、実現は無理なのだ


さて、今後の展望

これから少子化によって18歳人口が減少するため、ますます大学間の競争が激しくなる。一般入試を経ずに入学する学生が増えて学力は低下する。

活路を留学生に求めることになるため、ますます入試システムが複雑になり、学内には英語コース設立が求められる。これは、新しく学科を1つ開設するのと同等の労力(つまり時間)が奪われることになる。

ますます教育時間がとられ、研究時間は奪われる。


しかし、希望もある。

文部科学省財務省)もようやく現状打破の施策を立ち上げ始めた。

博士学生を増やすための支援を増やし、若手教員比率を高め、若手教員研究時間確保のための取り組みを大学に求め始めた。


そう、もはや若手ではない40代後半以降の氷河期世代アカデミアにおいても国の支援範囲外なのである

おそらく10年後には、我々氷河期世代アカデミアの凋落を招いた張本人であると後ろ指指されるであろう。

2024-05-03

退職エントリー的な何か

ずっとソフトウエアエンジニアで飯食っていたのですが、2021年4月からIT系専門学校教員を3年間やってきました。

今年の3月末で退職し、技術系の会社転職しました。

教員は初めての経験でした。

始めるうえでやって良かったこと。逆にがっかりしたことを書こうと思います

いずれちゃんと書くつもりだったのですが、途中で飽きてしまったのでwとりあえず下書きっぽいのを投げてます

—-

教員になってすぐに、理事長含むお偉方の前で模擬授業をやったのですが、そこでの理事長評価がとても良かったそうです。私がいないところで褒められたので、どこが良かったのかわからないのですが、模擬授業中の他教員からフィードバックでは、「常に教室中を見回して聞き手のことを見ている」「適当時間質問タイムを入れている」などをいただきました。この辺りは説明プレゼンを数多くこなしていれば普通に対応できると思います。どちらかというと、「初手で理事長に好印象付けに成功した」が大きかったと思います

とりあえず、なんとかなりそうだとの感触を持ちました。


まず、何を考えて教員をやったか。やって良かったこと等。

さて、私は大卒専門学校のことも知らないし教員歴もありません。

なので、経験のある社員教育OJT)をベースに、不具合があったところを修正する、という方針で臨みました。

新人から入社数年くらいの社員に対しては

課題解決方法提供、答え合わせまで行う。

課題解決のための材料提供のみ行い、課題解決自身で行なってもらう。こちらが全てお膳立てして、こちらの想定に沿った解決策の提示を行なってもらっているので、まだ自立しているとは言えないが、本人は自分努力解決したという自意識を持っている。

③「なぜこの課題解決すべきなのか」という問題提起のみ行い、解決のためのリソースを入手するところから自力でやってもらう。これができるようになると、こちらの想定を超えた課題解決を行うことがあり、仕事を任せることができる。

という順序で指導を行っています

こちらをベースに、不具合のあるところをアレンジする方針で臨みました。

基本方針

①専門知識は全て教員が持ち、必要情報を全て提供する「教師と生徒(≠学生)の関係

②体調が悪い時には自ら病院に通い、専門技術を持った医者医療サービスを受けるような「医者と患者の関係

RPGの「武器屋」のように、自ら魔王は倒さないけど、各自に合った良い武器の選び方、武器の使い方は教える「勇者武器屋関係

という3つの関係の使い分けです。

③だけちょっと表現が違いますが、これが1番学生に通じやすかったんです。

また、学生は「さん」づけで呼びました。TPOによっては呼び捨てしますが、「あの子」のような「子」とは呼びませんでした。「あの子呼ばわり」というとネガティブな印象の方が私には強いので。


学生対応について

基本的学生との接触回数・接触時間を増やすことで、学生から好感度信頼度は上がります(人によって上昇率に差はあるにせよ)

なので、登校日はできるだけ朝早く教室に顔を出しました。

学生によっては、授業の始まる30分前には学校に来ています

朝早くから在室しているメンバーは固定されがちですが、まずは少数の学生であっても、良い評判を勝ち取り、口コミで他の学生評判が広がってくれれば良いと考えました。

これはずっと続けたかったのですが、特に3年目は仕事が忙しく、時間ギリギリ通勤するのがやっとだったので中断してしまったのが残念です。


専門学校大学と違うところの一つが、専門学校にはゼミ研究室がないことです。

コロナ禍でオンライン登校が多かったせいもあると思いますが、学生同士のつながりが希薄です。クラブ活動も全面ストップだったので、クラス外の学生、学年を跨いだ学生同士の連携ほとんどないように感じました。

大学だと、学生が何かわからないことがあれば、まず同じ研究室生・同級生に、次に先輩に質問し、それでもわからなければ教員に聞きにくると思うのですが、専門学校だと、割と軽微な質問まで教員にきます。もちろん困っている学生がせっかく相談に来てくれたのだからそのつながりは大事しますが、教員に聞きにくるまでに捨てられた無数の質問もあったんだろうなと思いましたので、そちらをなんとかしたいと考えました。

まずクラス内の学生のつながりを強化したいと考えました。

ひとつツールなどの紹介です。

こんな便利なツールがあるよ。よかったら授業で使ってください。という「紹介」をしました。

かい使い方までは言わなかったのですが、特にグループワークで学生自主的に使ってくれました。

特に人気があったのはMiroブレインストーミングカンバンなど)、Figmaアプリデザインなど)、Notion(技術共有などWiki的な使い方)などです。どれも複数人の同時編集機能があるので、グループワークで使うのに相性が良かったようです。

ツールの使い方、どんな図面ドキュメントを書くかなど、学生同士が細かく相談したり、あるチームの成果を別のチームで紹介したり等、学生自主的に動いてくれました。

統制が取れた、良いチームワークができたと思っています

統制とは(辞書に載っている意味とは違うかもしれませんが)個人自主的に別の個人やチームに共感し、自主的にその方針に従っている状態が保たれている時、「統制が取れている」と言う言い方を、私はします。

フォローアーシップが十分に発揮されている状態、と思って頂ければと。


もうひとつ放課後教室開放です。

1年目は登校授業が週1に制限されていたので、放課後学生居残りまで発想が及ばなかったのですが、「夏休み中に登校して、学校基本情報勉強をしたい」との学生の申し出があったのでいろいろ調べたところ、前日までに登校計画書を提出すれば対応可能だとわかりました。計画書さえ出せば毎日登校でも良いそうです。その後、通常授業の日も事前に学生名などを届けることで教室が使えることになったので、できるだけ学生を呼ぶようにしました。

あとひとつ就活の利用です。

卒業の1年以上前内定を取る学生もいますので、彼らに未内定学生フォローを手伝ってもらいました。

面接でどんな質問があるか」等、最新の就活事情は私もわかりませんし、その辺の情報学生が1番詳しいです。

教員就活支援担当のいうことより、同年代学生経験談の方が、説得力もありますし、学生真剣に聞いてくれます

さらには、就活フォロー名目で、学生との1on1に当てていました。

自己PRネタ探し」などの名目で、学生経験などをかなり詳しく聞くことができます普段なかなか聞けない「みんなより1学年上なのはなぜ?」などの質問もできますので、私にとっては貴重な時間です。



授業について

私は座学をほとんど受け持たず、実技メインの授業でした。

実技メインなのは助かりました。

技術者として他の人に指導なり水平展開するのと、基本的に同じやり方が取れるからです。

技術リーダー仕事は「自身スキルを持って、他の技術者の成果を向上させる」です。それは教員でもほとんど同じです。

受け持ちも3、4年生なので、2年以上プログラミングを学んだ人たちです。ずぶの素人集団ではありません。

特にグループワークの授業では「チームがより良い成果を出すためには、チームメンバー技術知識経験をフルに生かすこと」を命題に、かつて学んだCrew Resource Managementの技術ベースCRM自体学生に学んで欲しいわけではないので)に、Psychological SafetyやHealthy Conflictの考え方を交えた取り組みを行いました。

引き継いだシラバスからデザイン思考を用いた企画発案、スクラムによるアプリ開発を重点に、他の部分は極力削ぎ落としたり簡単に取り上げるだけにしたのも良かったと思います

実際の授業では、先に挙げた通り学生同士の教え合いを活発化させることをメインに、こまめに学生の机の間を回って、学生から質問なり、ただの雑談があったときにすぐに話ができるようにしていました。

このあたりは、工夫というほどではないですね。

専門学校は1コマが50分しかないので、途中で集中力が切れてしまったら、時間内の回復は難しいです。

なので、できるだけ授業を止めない。たとえばあるチームの質問を他のチームにも展開したいと思った時には、その場で一旦授業を止めるのではなく次のコマの開始時にまとめて話をするようにしました。

逆に、これは50分持たないな、と思った時には、あえて中間に5分ほどアイスブレイクを入れることもあります


この辺り、授業進行・クラス運営技術ではなくアートだなと強く感じました。


優秀な学生への対応

基本的には「中間層の学生をメインに授業設計する」「よりできる学生は本人の自主性・成長力に期待する」「それ以外の学生個別対応」で対応しました。クラスに40名以上もいると、全員個別対応はできませんので・

ただ、できる学生からと放っておいてもいいわけではない。常に気を配っている姿勢を見せつづけないといけない。

で、そういう学生には「こちからお願いごとをする」機会をできるだけ作るようにしました。

直近2年連続で学年総代を私のクラスから輩出させていただいたのですが、彼(女)らは、4月の時点では特に目立って他学生への気配り・目配りができるタイプではなかったです(仲間内では人気がある学生でしたが)。「総代候補」の学生数人を中心にこちからお願い事を増やし「ありがとう」という感謝の意を伝えるようにしました。

結局、総代になった学生は、私から最もお礼を言った学生になりました。

総代になる学生は、何か具合の悪いことが起こった時に逃げたしだりやる気を失ったりせず、問題解決しようとするか、少なくともテンションが大幅に下がることがないですね。そういう「胆力」がある学生結果的に総代になってくれて、個人的にはうれしかったです。


成績・出席率の良くない学生対応

高校時代の出席率が良くない学生は、(高校入試偏差値が高くても)成績がよくないケースが多いです。高校時代の出席率は入試担当部門に行けば見せてもらえるので(そのことを知ったのは教員やって1年以上経ったころでしたが)、予め当たりをつけることができました。

ちなみに今は高校時代の成績、出席率は教務担当オンラインで見られます。なぜか国語の成績はシステムに入ってないので、そちらは相変わらず見に行かないといけないのですが。


人数はそう多くないのですが、高卒資格入学してくる学生は、これらの情報がありません。学生コミュ力結構な差があって一概にいえないのですが、教員含む大人との駆け引きは苦手な学生が多い印象です。つまり就活が大変になるということです。


調子の良くない学生典型例として心療内科受診経験者も結構いたのですが、教員にも隠していることが多く、引き継ぎにも書かれていないケースや、本人から教員に言わないで欲しいという申し出もたまにあります

私の場合心療内科受診を勧めた学生受診歴なしの学生はいなかったのですが(受診歴あるのに本人から申告されるまで気づかなかった学生はいます。)こういう対応ができる教員はそう多くないので、学生が隠したがる一員になっていると考えています

対処法は学生による、としか言いようがないですね。学生むけの無料相談室を勧めるところまでは共通ですが。


前年度の担任から、「特に問題点はない素直な学生だが成績は良くない」という引き継ぎを受けた学生が、実は大人を騙すことになんのためらいも無い人物だったことがありました。私などからすると「こんな単純なウソ大人通用すると本気で思っているのか?」と思える幼稚な対応でしたので、すぐに保護者連絡を取って(当然保護者は気づいていますので)、保護者担任連携が強固に取れていることをアピールすると、少なくともウソ通用しないことは気づきます基本的には保護者から先生、なんとか卒業だけはさせてください」という言質を取って、とっとと卒業してもらう、というスタンスです。

やたら素っ気ない態度と、1年の時から比較して成績が急降下していた学生がいたのですが、彼女の友人から父親と決定的に仲が悪く、そのためか年長男性に心を開かない」ことを教えてもらうまでは、全くとりつく島がなく、苦労した学生がいました。会話が成立するようになってからも、特に強い言葉を使ったつもりもないのに学校に来なくなってしまうことが時々あったのですがなんとか就職も決まり、今は元気にやっている様子です。

出席率・単位が不足する学生には補習を受けてもらうのですが、私を含めごく少数の教員は「他の人よりちょっと多く学校に来てもらうことになったけど、これが終われば進級・卒業できるんだから、あとちょっとけがんばろう」というスタンスでした。補習が終わり「これで卒業決定です。4月から新社会人として頑張ってください」というと、学生自ら反省とか決意とかを言ってくれるので、こちらはそれを信じて送り出します、

一方で補習中ずっと説教モード教員も多く、聞いているこちらがうんざりしました。説教しない教員同士で「学生はすでに十分反省しているのに、なんでまだ怒るんでしょうね」とヒソヒソ話をしてたものです。

保護者面談について

事前に全く想定していませんでした。

私自身、大学どころか、高校中学先生と両親が面談をやっていた記憶がありません。

とりあえず

保護者スポンサーステークホルダーとして対応する」

「できるだけエビデンスを揃える」

で臨みました。

成績の良くない学生就職を控えている学生保護者との面談特に重要です。

「もうすぐ社会人なのだから自分決断・行動してほしい。先生にお尻を叩かれてから行動を起こすようでは困る」という保護者は多い、というか、ほぼ全員です。こちももとよりそのつもりです。

単純に放置する保護者も多いのですが、「1人前になるのはゴールではなくスタートですよね?1人前の人間としての能力を持ったら、その力をどう使うべきでしょう?困っている人を助けるのも、力の使い方のひとつと思います」などと偉そうなことを言って、保護者連携を強化しました。

最新の就職事情がわからない。自身IT系人間ではないので、どういう支援をしたら良いのかわからない、という保護者の方には、過去学生活動事例、本校学生就職先、勤務地などの資料をもとに、説明を繰り返しました。

大学就活に関する情報ネットにたくさんありますが、専門学校生に特化した情報は意外とありません。それはこちらも同じなのですが、「ここは大学生とほぼ同じ。ここは事情が違う」という情報を集めてご報告しました。


保護者自身も、保護者懇談を予想していなかった人もいます

先生と会ってどんな話をしたらいいのかと思っていたが、お話できてよかったです」というメールをいただいた時にはホッとしました。

教員を辞めた理由について

1. とにかく忙しい。

去年の3月末で辞めた教員の補充しなかったため、仕事が山積みになった

その前年にもベテラン2名が辞めていたので、土日も休めない状況になった。

2.やることがなくなってしまった

2年目で数値化できる数値はほぼずべて学年トップ場合によってはIT学科トップや全校でも2、3番手などになってしまい、さらに上を目指すものがなくなった

3.学科長の方針独自すぎる

校長など経営陣の意向を取り違える。他の学科長と連携しないなど、独自路線を突っ走る。かといって学科の取りまとめもやらないので、成果の出ない(クラス数激減)学科になった。

4. 他教員と話が合わない

4年ではスクラム開発を取り上げるのですが、4年担任はよくいえばスクラムガイドに忠実。悪くいえば批判精神がない、なぜこういうルールになったのかまで考えが至らないタイプでした。

スクラムガイドには、チームは「10名以下」と明記されているのですが、チーム開発経験の乏しい学生にこの人数は多すぎです。

実際、成果を出したチームは4人チームが最も多かったのですが、ずっと多人数チームに固執し続けていました。

4年生は当然実力はあるのですが、それに見合った成果が出ませんでした

成果の出ない授業の担当は、本当に苦痛でした。

5.他教員が働かない

関係者以外の目に触れた実例として卒業式の例を。

私は卒業生・保護者来賓の方の誘導係でした。

2、3名で案内をしていたのですが、体が不自由そうな保護者の方をエレベーター誘導したり、 Permalink | 記事への反応(2) | 13:20

2024-04-16

今日のブクバカ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.tokyo-np.co.jp/article/321387

ykhmfst2012 定員割れ常態化してる私大問答無用で認可取り消したら良い。そんなエセ大学なくなっても困らない。公立化(税金投入)なんてもってのほか

khtno73 シラバス見れば中学校レベル教育文科省に名指しで指導されるゴミ大学教育なんか考えてない。大卒資格売るためのビジネス徹頭徹尾社会を舐めてる加計学園社会に要らない。

https://megalodon.jp/2024-0416-1144-21/https://b.hatena.ne.jp:443/entry/4752119805024273728/comment/ykhmfst2012

https://megalodon.jp/2024-0416-1143-59/https://b.hatena.ne.jp:443/entry/4752119805024273728/comment/khtno73

加計学園文句を言いたいのはわかるが、通ってる学生を指してゴミだ何だと囃し立てるのが大人のすることかね? (まあFランだとは思いますが)

2024-02-28

anond:20240228115948

夢って寝てる時の夢?

自分ほとんど学生のままだけど

自分だけ出席してない、授業の教室が分からない、シラバスも持ってない、試験が解けないとか、そんな夢ばっかり見てる

2024-02-25

学歴コンプこじらせて閉鎖病棟に入れられた

登場人物

 ・父

 ・母

 ・第一子 (以下,私)

  2000年まれ大学4年生.3年生を2回した.

 ・第二子 (以下,二号)

  2002年まれ大学3年生.幼稚園から大学学科まで私と同じ.

 ・第三子 (以下,三号)

  2005年まれ高校3年生.幼稚園から高校まで私と同じ.

大学に行かせてくださいと私が頼んだ時,父は以下の条件を出した.

 ・実家から通える,

 ・理系の,

 ・国公立大学に,

 ・予備校などには頼らず,

 ・現役で合格すること.

これら全てを満たせば学部卒業するまでの生活費学費も払ってくれるという.

私の高校は進学実績が落ちてきてはいたけれど進学校で,教育費には糸目をつけない親を持つ同級生が多くいた.

同級生たちよりも厳しい条件で大学受験に臨むことを不満に感じなかったと言えば噓になる.

が,学費を払えなくなったり,子供ができたりして高校中退した中学の先輩を数人知っていたので,彼らに比べれば自分はずっと恵まれ環境にいるということを私は知っていた.

そして私は父の出した条件に従うことにした.

実家から通える理系国公立大学は3校あった.

 ・A大学

  通学時間は片道2時間.興味のある分野について学べるが,定員が少ないうえに後期試験がない.センターリサーチではC判定.二次試験は苦手科目の配点が大きい.

 ・B大学

  通学時間は片道2時間半.興味のある分野に関連する学科はないが,設備が充実している.センターリサーチではB判定.二次試験は苦手科目の配点が大きい.

 ・C大学

  通学時間は片道1時間.興味のある分野に関連する学科はないし,設備も充実しているとは言い難い.センターリサーチではA判定.二次試験得意科目の配点が大きい.

A大学にどうしても通いたかった私は,合格可能性が低いことを分かっていながら前期試験はA大学を受けることにした.後が無いので後期試験は安パイのC大学に出願した.

私はC大生になった.

入学一週間後には,自分大学の下調べをかなり怠っていたことに気づいた.

シラバスを読む限り1年生の講義高校の復習と言って差し支えなかった.2年生以降も,うちの学科はさして専門的な講義はないらしい.

1年生の時点で,大学で新しく勉強を始めたものは必修でもないのにとった第二外国語くらいだった.

やる気を出さないまま1年生の前期が終わった.GPAは4だった.

私は頭が良いと同期たちがあまりにほめるので,「いやいや,センター数学で65%しかとれないくら勉強苦手だよ」と事実を言うと,めっちゃ頭いいじゃんと返された.

とんでもないところに来てしまったと心から思った.

やる気を出さないでいるうちに色んなことができなくなっていった.オンラインなのに講義毎日欠席し,部長まで務めていたサークルを無断で辞めた.

堕落しているのは自分なのにC大学を見下す気持ちが強まっていく.

3年生前期のGPAは1を下回った.留年が決定した.

その頃,高校1年生の三号が志望大学を決めた.東京一人暮らしをして文学部に通いたいらしい.個別指導の塾に通うし,滑り止めで私大を受けるし,浪人視野に入れているという.

一体どんな手を使ったのか,三号は頑固な父を説得して自分の望み通りの条件で大学受験をすることになっていた.

私は理解できなかった.親の方針って,絶対的ものではなかったのか.大学に入ってからの この3年の月日は何だったんだ.

親に制限されたからぱっとしない大学生活を送ることになったのだと,私はこれまで現実逃避してきた.本当は違ったのだ.

与えられた状況に流されるまま行動してきた結果がこれなのだ

私は自分の至らなさを受け入れられず自殺未遂をした.

校医に紹介された精神科へ通うことになった.

はっきり言ってこれは逆効果だった.

医者に,「私は学歴コンプがあるんです」なんて恥ずかしくてとても言えない.

結局2度目の3年生の春にまた自殺未遂をし,大学病院へ転院することになった.

今度の主治医旧帝大出身で,博士号までもっていた.

学歴コンプさらに加速した.

だが,新しく処方された薬でやる気のなさが改善大学へ通えるようになった.

真面目に大学へ通い始めて,うちの大学には親切な先生が多いことを知った.

通院でどうしても講義を受けられないときは代わりに課題を出せば出席扱いにしてもらえたし,語学試験を受けたいと第二外国語先生相談したら週1でレッスンをしてくれた.

特に親身になってくれたのが指導教員で,色んな学術書を貸しては解説をしてくれた.

次第に興味の対象が広がり大学院へ行きたくなってきた.

進学の準備を始めた矢先,自分でもどうしてだか分からないのだが自殺未遂をしてしまった.入院しましょうと主治医が言った.

その部屋には布団とトイレ監視カメラしかなかった.部屋には何も持ち込めないので情報収集勉強もできなくなった.

数日後に読書が解禁されて,父がたくさん本を買ってきてくれた.一日中本を読んだ.ただ本を読むことに没頭できたのは小学校時代以来かもしれない.

入院しているうちに気持ちが落ち着いてきて,2カ月ほどで退院することができた.

入院したことで準備が間に合わず,C大学以外の大学院は受験できなかった.学科内の同期で内部進学をしたのは私一人だけだった.

昨日の朝二次試験のために東京へ行く三号と両親を,二号が車で駅まで送っていった.飲んでいる薬のせいで私は運転できないから家に残った.

夕食後の薬を飲むといつもは副作用で起きていられなくなるのだが,今日は目がさえて眠れない.

二次試験を受けるのは私ではなく三号なのに緊張してしまっているようだ.

三号への感情は羨ましい妬ましいという気持ちと,私ができなかった分も大学生活を満喫してほしいという気持ちがないまぜになっている.

からは三号に対して学歴コンプを抱くようになるのだろうか.今すぐにはできなくても少しだけでいいから,いつかは克服したい.

2024-01-20

レジュメが~」「シラバスが~」

あ? 気取ってんじゃねぇぞゴミ

2024-01-07

anond:20240107003027

難しいよね

参考書に出てこない単語もあるし

試験シラバスは読んでおいた方が安牌よ

2023-12-29

JSTORとか海外大学紀要かに収載されているPDFで本文にアクセスできないものって結構あるけど論文タイトル検索すると研究者本人がフリーで配ってたりとか大学シラバスで「目を通しとけよ!」ってフリーアクセスできたりするの割とバグだよなw

2023-12-22

小学生の時「詩の暗唱」という謎のテストがあった

たぶん金子みすゞとかそのあたりの短文だったと思うがあれはなんのためにやってたんだろう

しかもたぶん授業枠(シラバス項目)ではない

校長先生が授業中に各クラスを訪れ、生徒一人ずつと廊下で向き合い詩の暗唱をさせる。それだけ

わざわざ校長先生直々に出向くくらいだから多分これは校長先生発案の教育法かなんかなんだろう

でも未だにアレに何の意味があったのか分からん。俺全然覚えられなくて何節かすっ飛ばしてたけど「ウン、完璧だね」って言われたし

2023-11-30

「良い教科書がなんであるかを知るには、大学シラバスの参考図書を見るといい」っていうツイートRTで回ってきたけれど

正直、知識ゼロから独学でなんかやろうって思っている人の多くはいきなり大学採用されている教科書なんて読んでも、

なにもわからないのがオチなんだよな。大学に入れているっていう時点で素養があることが前提になっているわけだし。

これだから高学歴は困るよ。底辺を知れ底辺を。

2023-07-09

ITストラテジスト【不】合格体験記@アラフィフ事務

https://anond.hatelabo.jp/20221225142418

の続きです。これまでは幸運も手伝ってか合格を続けることができましたが、ついに落ちてしまいました。午前I免除、午前II88、午後I84、午後IIDでした。最初お断りすると、事務屋が高度試験論文分野を受験するに当たっての参考としては、topisyuさんのプロマネ合格体験記の方が本駄文よりよほどお役立ちかと思いますので、ぜひぜひお読みください。こちらは、こうすれば失敗するぞ、という反面教師にしていただければ。

1 準備

いわゆる経営学系の問題が多いのがITストラテジスト試験なので、高度試験の中ではもっともわたくしの本職が活かせる試験であるわけです。実際、午前II、午後Iは去年の過去問を眺めただけで楽勝だろうと察しがつき、午前IIはこれまででもっとも少ない4年分の過去問プリントアウトして解き、間違えた問題のみ何度か解き直しておしまい。午後Iに至っては、過去問を解くこともしなければ、参考書を読むこともしませんでした。

準備のほとんどすべては、午後II対策に費やしました。用意したのは、翔泳社の『情報処理教科書』のITストラテジスト2022~23年版と、アイテックの『ITストラテジスト 合格論文の書き方・事例集(第5版)』の2つ。最近はDX関連が必ず出ていて、自分本業でもそれっぽい経験(ただし、非システムからのもの)があったこから、その経験システム側に寄せて論文を書きました。本番までの間、それを実際に手書きしましたし、何度も読み返して(たまには音読もして)、準備万端だ、と思っていたわけです。

あと、この手の体験記で明示的に触れられることが少ないのですが、論文で取り上げるシステムについてのアンケートがあります。規模等についてのものですが、このぐらいのシステムならこの程度、という感覚がわたくしには一切ないので、これについてもきちんと調べて書くべき内容を整えておいたわけです。

2 本番

午前II、午後Iは順調に終わり、いよいよ午後IIとなったわけですが、開始とともに冊子をめくって愕然しました。DX関連の問題がない! 問題選択からして、どれを選んでも書ける気がしませんでしたが、相対的絶望度がもっとも小さそうな大問1、システム改修を選びました。昔いっちょ噛みした複数部門で使っている業務システムの改修事例(ただし、自分所属部門ではそれを使っていなかった)を必死で思い出しながら、設問で問われている事項は形式的にはすべて対応する記述を盛り込み、字数制限も満たして何とか書き上げることができました。

しかし、書いた内容というのが、結局は(1)ユーザ部門と緊密にコミュニケートしました、(2)使用頻度の低い機能廃止してコストを削減しました、の2つしかなかったのがD判定につながったのだろうな、と自己分析しています。こんなことを話し合いましたとか、こんな機能廃止しました、といった具体例などをあれこれ書いて字数を稼ぎましたが、水増し以外の何物でもなかったわけですし。事前に作った論文が改修ものだったらある程度転用もできたのですが、まったくの新規プロジェクトだったのでそれも叶わず適当な旧システムでっちあげて改修ネタにすればよかったかな、と後からは思うものの、その場では頭が真っ白になり、そんなことを考える余裕はなかったですね。アンケート適当に書きましたが、規模の見当もなく、論文の内容ともさぞかし齟齬があったことでしょう。

3 今後

とりあえず秋は監査を受けようと考えています来年の春には再チャレンジを考えていますが、シラバスが変わっちゃうんですよねえ。論文の大問のひとつ組込みで固定されることになるので、それ以外の出題内容は振れ幅が大きくなってヤマをかけるリスクは大きくなってしまますし。いっそのこと技術的な話を詰め込んで組込み勝負する? それなら秋にエンベデッドシステムスペシャリストを受ける? もう少しゆっくり考えてみます。。。今回受かるつもりでシラバス変更をちゃんと読んでませんでした。組込みがエンベデッドスペシャリストに集約されて、ITストラテジストでは出なくなるんですね。やっぱり秋はシステム監査技術受験で。

2023-05-13

Fランク大学体験

Fランク、ボーダーフリー意味らしい。

で、BSで映る放送大学っていうやつ申し込んだ。

通わなくてもいいらしいし。

入試

ない。

マジで試験なしで入学できた。書類出すと入学許可証がきて、コンビニで金を払って終了。

入学はもう2年も前のことだから記憶曖昧だけど、地味にビックリした。

学生証を取りに行かないとダメだったのだけ少しムカついた。

いや、いいんだけど、学生証が届く前から専用ポータルサイトから授業が聞けるってのが変な感じで、じゃあ物理カード要らないんじゃね?

教科書郵送できるなら学生証も送れよ。

っと。

入学手続きじゃなく別のことなはずだけど、なんかの証明書発行で現金書留郵便為替必要になったりして、今時マジで?って思った。

授業

もう書いちゃったが、そんなわけでテレビみなくてもネット配信がある。

iPhoneからだとSafariしか対応してないのが不満。それにテレビミラーリングも出来ない。

教科書、全部独自教科書みたい。

大学教科書って、普通本屋で買える本(と言っても漫画週刊誌小学生ドリルくらいしか置いてない俺の町の本屋にはもちろんないが)なイメージだったけど、全教科とも授業に合わせて製本して出版してるみたい。

テキストを一回読むか、放送を一回みるかのどちらかで単位認定試験は受かる程度になる。

後述するが、カンニング放題なので、テキスト勉強したほうが「たしかあの辺に書いてあったな」ってなるので有利だと思う。

単位認定

試験基本的に自宅なのでカンニング放題だし、テキストから逸脱した問題がでない。

カンニング放題なんだから、もう少し応用問題にしてもいいと思うけど、意外と平均点が低い。みんなカンニングしてないのだろうか。

易しいとはいえ、科目が多いとスケジュール的にきついから、働きながら4年卒業はかなり大変だと思う。

おすすめ科目

シラバスっていう冊子に授業の内容が書いてあって便利。

単位認定試験カンニングし放題で事実上ザルなので、単位認定レポートの科目はおすすめできない。特に、なんとか入門、基礎からほにゃららって科目は総じて簡単数学化学物理はほぼ高校の授業以下。これで大学なら単位としていいんか?って感じだけど、すっかり中年の衰えた脳みそにはうれしい。

あと、内容が似たような科目がある。例えば、身近な統計統計学は覚えなくちゃいけない数式は一緒で、試験の難度だけが違う感じ(といってもカンニング放題だし問題ない)。

独断でいうと、文化芸術系の科目はは聴いてて面白いが、試験レポートも嫌い。

教育系のは、聴くのはまあまあ、テキスト読むのが苦痛

物理化学数学単位稼ぎにちょうどいい。

情報系の授業は、高校でやってない数学記号が出たりして面食らうけど(計算するのはコンピュータからなんてことはないのだけど)。

学割

officeのサブスクが安いんだけど、3月更新固定だし、Amazonとかで値下げ時を狙えばそんなに差額はない。iPadはたいした値引きじゃない。

MacBookはいいかもだけど、Mac派じゃないし。

Windows派はLenovo学割でx1carbonだね。

映画美術館は興味ないけど、そんな数百円ケチってどうすんだ?って感じ。

なんかいいことある

教養はつくんじゃないかな?

教養学部だし。

httphttpsの違いとか、チコちゃんに聞かれそうな小ネタをたくさんしれる。

そんくらい。

まだ、2年しか在学してないし、もうオッサンだし、卒業就職に役立つかとかは知らん。

あと、面接授業っていう実際にF2Fでやる授業に行って、若い女の子拝もうと思ったんだけど、思ったよりジジイババアばかりだった。

2023-02-09

anond:20230209133809

成績表の裏とか同封の書類かにおそらく卒業要件単位数や進級要件単位数は書かれていると思う

それと子供の成績を比較して、基準クリアできそうかだけ見てやればそれでええんだと思います

単位数的にクリアできてなければ留年可能性が高いってこと

それ以上は基本分かっている必要はないと思うけど、奨学金関係で成績が必要なら知らなきゃいけない人もいるかもね

それ以上詳しいことを知りたいなら、子供と話すしかないんじゃないかなー

子供学生便覧って冊子を持ってて、卒業必要な履修単位ルールなんかが細かく書いてあるはずなので、学生便覧と成績表を並べて、子供説明させるのがベストです

子供は嫌がるかもね

成績評価基準講義ごとに違って、それが書かれているのがシラバスだね

シラバスはどの大学オンラインで公開されていると思うので、気になるなら子供大学シラバス検索だ!

2023-01-22

SFは好きだけど、SFに出てくる仰々しいギミックには興味がない

私が読みたいのは、大きな物語というか、今までに見たことのない驚きのある結論を持つ物語であり、

SFというジャンルが好きなのも、物語フレームとして、そうした驚きある結論へのシラバスとなりやすいからというだけ。

から、そこに登場する仰々しいギミックには、そうした結論への素材以上の興味が持てない。

数学書でいうところの、レンマ補題)くらいの興味しかない。

それは、大きな定理を導く一過程しか過ぎず、その導出の自然さに納得したら、あとは忘れてしまうようなもの

から数学書はなるべく短い方が読みやすいように、SFも「オッカムの剃刀」的に、ギミックは少ない方がむしろ好み。

同じ結論をもたらす物語なら、ギミックが少ない物語の方が読みやすいわけであり、個人的には素晴らしいSFだと感じる。

あと、キャラクターについてもそう。

大きな物語のためなら、別にキャラクターはどんな目に合っても構わないと思っている。

(それは逆に、物語コミットしないキャラクターの悲哀は描かない方がよいと個人的には思っている、ということでもある。)

なので、キャラ萌えとかは、個人的にはよくわからない。

キャラクターは、驚きある結論に仕える舞台装置しか思えないので、先の仰々しいギミックと同じ意味で、興味が持てない。

ギミックキャラクターも、面白い物語を成立させるための具材しかないと、個人的には思ってしまう。

それゆえ、自分でもこうして、増田などに自分で考えた文章を多々投じているのだが、毎回、ギミックキャラクターが無い文章を書いているなぁと思う。

ただ、それでもある程度はブックマークしてもらえるので、そこを見直そうという意欲は薄いのだが、

そこを押さえたら、もっと幅広い人に読んでもらえる文章になるんだろうなとは思う。

なので、今年はギミックキャラクター舞台装置以上の興味(好奇心愛情というのか)を持って、文章を読んでいきたい今日このごろ。

いつかは、こういう散文でなく、流れある小説を書いてみたいと思うので、そういうところも押さえいくようにしたい。

2022-11-14

高校の時に一般教養やっとかんかい!!!!!!

大学で楽に好成績を取れればアドバンテージしかない

高校までに専門分野もやっておけばバイト部活漬けでも成績が圧倒的になる

シラバスを公開している大学もある

2022-11-03

大学一年。秋。やめたい。

高校からプログラミング勉強しており、この春情報系を学べる大学へと進学した。

理想は現状不足しているネットワーク周りやサーバー周りの知識をつける事だったが、現実はそう甘くはなかった。

後期唯一のプログラミングの授業は教授に「ここまで出来るなら来ても時間無駄から出席しなくても単位あげるよ」と言われてしまった。

2つほどある情報学の授業はどちらも齢一桁の頃には知っていたようなコンピュータの基礎の話だった。

残りの単位はどこで使うかわからない物理や、人工知能でも作るなら役に立つであろう数学の必修で埋め尽くされている。

大学一年はそんなもの。3,4年になればもっと面白い勉強をできる。」と皆口を揃えて言う。

私もそう思い、先週、4年の卒論大学図書館で読んできた。

論文」というフォーマットに落とし込む為の勉強必要だが、実際の物自体は今でも作れるなと思ってしまった。

シラバスからネットワーク周りの講義を探したが、3年の前期に週2コマ。後期に週6コマの授業があるだけだった。弊学は1コマ60分なので実際の講義時間はそれぞれ120分と360分だ。それ以外は突拍子もなく人工知能講義が少しあって、あとはもう完全に会得しているプログラミング実習と十年前には知っているコンピュータの話と物理数学と何故か電子回路の授業がある。これで全てだ。

大学選びを完全に失敗した。嫌いな母親から離れたい一心で、実家を出たい一心関東情報を学べる大学を選んだが、正直勉強の内容はサイバー大学だかの方がよほど有意義に思える。大学Webサイトではもっと高度な事が出来るように書かれていたが、そんな事は無かった。考えてみれば大学入学時点でIT企業インターンをしている程度に出来る人間なんてそうそう居ないか

このモチベーションだと遅かれ早かれ留年しそうだな。大学辞めるか。

2022-10-30

anond:20221030092328

俺のいた大学では、講師が死んだ後、別の教員が引き継いでシラバス通りの授業をしていた。

単位は、落としたやつもいた。

2022-09-12

Fラン文系向け】単位を確実に取る方法

Fラン文系向け!単位を1つも落とさずに取る方法

1.シラバスをよく読む

基本中の基本です。シラバスをよく読みましょう。

シラバスには、各回の講義内容、成績評価方法、到達目標(到達できるとは言っていない)が

掲載されていますシラバスをよく読んでおくことで「こんな講義だと思っていなかった」

「なんでこの科目テストなんだよテスト多すぎふざけんな」

「2回休んだだけで落単とか聞いてねーよ」等のミスマッチを未然に防ぐことができます

シラバスをよく読みましょう(3回目)

2.講義内容を理解しよう

各回の講義内容を理解するようにしましょう。

理想講義中に全て理解しておくことなのですが、難しい場合は家に帰って

5分程度でいいので復習しましょう。きっと短時間で大体理解できると思います

このように取り組んでおくと「テストノー勉だったけど単位余裕だったわw」という状況を

楽に作り出すことができます。(まあ大抵の場合Fラン文系講義なんてクソ簡単なんで

講義中に理解できないことなんて殆どないんすけどね。まあ一応)

3.期日を守ろう/スケジュールをきちんと立てよう

はい、これも基本中の基本ですね。とはいえ高校までと違って

大学生は怠けがちなので意外と難しかったりします。

中間レポートの提出期限は○月○日まで、出席しておいた方が良さげな重要回は

△月△日、などの情報を把握しておかないと単位を取るのは難しくなります

めんどくさがらずに期日をしっかり把握しておきましょう。

(その際、日にちの感覚曖昧な友人に頼るのはおすすめしません!

Fランあるあるだと思うのですが、日にちの感覚曖昧な奴が結構多いんですよね。

友人に明日テストについて尋ねたら「えっ、明日テストなの?マジ?」という風に

なる場合もザラにあります。信頼できそうな人からしっかりした情報を教えてもらうようにしましょう)

4.友人や知人と一緒に講義を取ろう

1~3をきちんとできていれば基本的問題ないのですが、いわゆるリスクヘッジというやつです。

やっぱ最終的に物を言うのは数の力なんすわ、ほんまに。

レジュメノートが揃っていない状態単位を取るのは難しいです。

でもそんな時に友達や知人と一緒に講義を履修していれば…?

そう、ノートレジュメ講義を出ずとも入手することができるんですよね。

小中高大の学生生活の中で、この時ほど日頃の友人関係の有り難さを実感することはないでしょう。

僕は友達の少ない陰キャ学生だったので、友人や知人の少ないツテを辿って

サボった回のノートレジュメを集めていました。でも陽キャ学生なら

講義に1回も出席しなくてもノートや配布物をフルコンプ余裕なんでしょうね。羨ましいですね。

まとめ

以上4点を守れば、Fラン文系大学単位を落とすことはほぼないと思います

楽に単位フルコンプして、快適なFラン大生生活謳歌しよう!

2022-08-02

anond:20220801213707

擁護する気も無いけど、確定した事実と推測されるであろう事実根拠不足の仮説が入り交じってるのは確か。

事実

  • 弟夫妻及び姪の存在
    • シュナ氏本人が言及している

推測される事実

根拠の不足した仮説

2022-08-01

anond:20220801213707

たとえば京大シラバスと本人が言ってることが辻褄合わないとか。

こういうのを、どの程度嘘の証拠として強いと思うかは、人それぞれなのかもね。

身バレ防ぐために入学年度にフェイクを入れたとか、留年したのを隠してただけで、とかの解釈可能なんで。

から京大OBなのは嘘じゃないとか、言えなくはないけど、本気でそんなこと言ってる人がもしいたら、随分なへそ曲がりだなあとは思ってしまう。

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