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2023-08-29

パウリナ・サラスロベルトミランダを殺したのか?(1)

 この度、岩波文庫からアリエルドルマン(昔は、英語風にドーフマン表記だった)の戯曲作品『死と乙女』が刊行された。90年代に一度、英語から日本語翻訳されたものが劇書房から刊行されたが、その後は長く絶版品切状態だった作品である

 「過去に読んだが岩波文庫から復刊したことは知らなかった」という人は、書店に急いで欲しい。

 読んだことの無い人も、やはり書店に急いで欲しい。

 もしかしたら、作品を読んだことは無くても、朴璐美真木よう子などが主演した舞台を、日本国内で観たという人もいるかも知れない。または、ポランスキーによる映画作品を観た人もいるかもしれない。

 ちなみに、これを書いている増田は、ど田舎生活低所得者なので、演劇文化とは縁が無いことから舞台を観たことはない。

 今回の岩波文庫版は、著者の母語であるスペイン語で書かれたバージョンから翻訳となる。翻訳者による詳細な解説があるので、作品執筆の背景となった70〜90年代チリ内外の政治事情を知ることも出来ることから、一読者として有り難い。

 これを目にしている貴方が、書店に赴いて『死と乙女』を入手して読んでくれるならば、もう以下の駄文を読む必要は無い。

 この増田が読むことを勧めている『死と乙女』とは、どのような作品なのか、読んだことは無いが少しだけ興味が有るという人に向けて、以下を記す。

 ただし『死と乙女』の結末に触れる部分があるので、未読で結末は自分で知りたいという人は、ここで一旦、この駄文を読むのをストップしてもらいたい。

 また、直接的ではないものの、性暴力言及する箇所もあるので、精神的な苦痛を喚び起こされる虞がある人は、ここで読むことを止めてもらいたい。

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 物語の大雑把な時代背景と、粗筋を述べる。

 1970年南米チリで、サルバドール・アジェンデ大統領とする政権誕生した。俗に、史上初の民主主義選挙により誕生した社会主義政権とされる。

 しかし、アジェンデ政権を皮切りに中南米地域社会主義国がドミノ倒し的に増加することを怖れた米国ニクソン政権は、チリへの介入を決定する。かくして、米国の後ろ楯を得たピノチェトが起こした軍事クーデターによって、チリ独裁国家となる。

 この独裁政権時代チリでは、多くのチリ国民政治犯として弾圧され、不当な身柄拘束、拷問虐殺対象となっている。

 チリ国外亡命した人間もいる(亡命はしたものチリ国外暗殺されたという人間もいる)。映画『イル・ポスティーノ』の主人公詩人も、そのような逃亡者であったことを、記憶している人もいるかもしれない。或いはまた、ヨーロッパ亡命していたチリ映画監督ミゲル・リティンが、ピノチェト支配下チリへ潜入して取材する姿を、コロンビア出身ノーベル文学賞受賞作家ガブリエル・ガルシア=マルケスルポルタージュ戒厳令チリ潜入記』(邦訳岩波新書)として著したので、それを読んだ人もいるかもしれない。   

 本作『死と乙女』の著者アリエルドルマンも、チリ国外亡命した人間の一人である

 そして『死と乙女』の主人公パウリナ・サラスもまた、ピノチェト政権下で筆舌に尽くし難い苦痛を味わい、生還したチリ国民の一人である

 本戯曲題名は、音楽家シューベルトの曲に来する。

 パウリナの夫ヘラルド・エスコバルは、ピノチェト政権下で、弾圧されている人々をチリ国外亡命させる手助けをしていた。そのためにヘラルドは、ピノチェト政権当局から弾圧対象とされた。

 しかし、ヘラルドが当局の手を脱して逃亡したので、彼の居場所を吐かせるために秘密警察は、彼の妻であるパウリナの身柄を拘束し、彼女拷問した。その時、拷問者は、目隠しされたパウリナをレイプしながら、シューベルト作品『死と乙女』をBGMに流したのである

 時が流れて90年代に入ると、チリ民主主義国家へと移行する。ヘラルドが逃亡する必要も、パウリナが夫の隠れ場所を吐かずに耐える必要も無くなり、二人は夫婦として、堂々と暮らせるようになった。しかし、パウリナの心には、拷問による拭いきれない大きな傷が残り、それが二人の暮らしに暗い影を落とし続けていた。

 民主主義政権となったチリ政府は、ピノチェト独裁時代に行われた弾圧について、調査究明を行なう国民約束し、そのための調査委員会を任命する。今やパウリナの夫ヘラルドは、その調査委員会のメンバーの一人である。これが、物語の開始の時点で、主人公の置かれた状況である

 物語の冒頭、或る晩、ヘラルドは、パウリナの待つ自宅へと自動車で帰る途中、タイヤパンクにより立往生していたところを、通りがかった医師ロベルトミランダに助けられる。ロベルトミランダの車で自宅に送り届けられたヘラルドは、夜も遅いし助けてくれたお礼にと言って、ロベルトに自宅へ泊まっていくことを勧める。

 結局ロベルトミランダヘラルドの申し出に甘えることにし、ヘラルドが寝室に居るパウリナに声を掛けて、彼女にも客人を泊まらせることを了承させる。

 翌朝。

 ロベルトミランダは、椅子に縛られている。パウリナが、彼にリボルバー拳銃を突き付けている。

 それを見て驚く夫ヘラルドと、狼狽する医師ロベルトミランダに対して、主人公パウリナは告げる。

「昨夜、この男の声を聴いて気づいた。この男、ロベルトミランダこそが『死と乙女』をBGMとして流しながら、あたしを拷問し、レイプした人間だ」と。

 ロベルトミランダ拳銃を突き付けて「洗い浚い罪を吐かせる」と主張する主人公パウリナに対して、夫ヘラルドは思い止まるように説得する。

 チリピノチェト独裁体制を脱して民主主義国家となったとはいえ、いまだピノチェトを支持するチリ国民も決して少ないとは言えない(現実世界2023年現在でも、ピノチェト支持者が残っているのだから民主政権に移行したばかりの90年代前半を時代設定としている物語の中では、尚更である)。独裁政権時代弾圧活動に関与した人間たちの全てを、罪に問うて処罰しようとしたならば、親ピノチェト派の有権者からの反発を招き、まだ体制も盤石とは言い難い民主主義政権が倒れることになりかねない。最悪の場合内戦が勃発して、更に血で血を洗う国民同士の殺し合いともなりかねない。

 そのため、現実世界チリで行われた調査も、調査対象事件を「被害者殺害されたという重大なケース」に限定し、尚且つ、真実を綿密に明らかにした調査報告書を作成する代わりに、弾圧関与者の氏名公表や厳しい処罰免除するという、謂わば折衷案の形をとらざるを得なかった。

 処罰免除するという条件を餌にした、一種司法取引によって、ピノチェト独裁政権時代弾圧に関与した人間に、己の罪を自発的告白するように促したとも言える。

 しかし、もしも調査委員の一人であるヘラルドの妻パウリナが、ロベルトミランダ殺害してしまったとしたら、いや、殺害せずとも、拳銃を突き付けてロベルトミランダ自白強要したこと世間に知られたならば。

 民主化した政権も、真相究明も、全てが水泡に帰すことになりかねない。

 パウリナは、ロベルトミランダの命までは取らないことを条件にして、今ここにいるパウリナ、ヘラルド、ロベルトミランダの三人で"裁判"を行なうことを強引に承諾させる。かくして、現実チリで行われた真相究明の動きを追体験するような、緊迫の一夜が、舞台上で演じられることとなる。

 以下では、物語の結末に触れているので、未読の人は一旦ここで増田駄文を読むのを切り上げて、まず『死と乙女』を読んでもらいたい。

 ロベルトミランダに罪を告白させること(供述テープレコーダーに録音した上で、ロベルト自身の手で文字起こし原稿を書かせ、さらに「自発的真実を語った」と宣誓する署名までさせること)が出来たミランダは、ロベルト監禁する前に家から離れた場所へ移動させておいた彼の車を、返すために取りに行くようにと夫ヘラルドに頼む。

 そして夫ヘラルドが家を出て二人きりになると、パウリナはロベルトミランダ銃口を向け直す。

 「真実告白すれば命を助けると言ったのに、約束が違う!」と抗議するロベルトミランダに、銃口を向けるパウリナ。

 パウリナは、ロベルトミランダの語りを聞いて、心の底から反省や悔悛が彼には見られないと判断したのだ。

 ここで演出として、舞台には幕が降り始め、パウリナとロベルトミランダの姿を隠すとともに、その幕は鏡となっており、演劇『死と乙女』を観ている観客たち自身を映し出す手筈になっている。

 再び幕が上がると、物語ラスト場面であり、パウリナとヘラルドは、二人で連れ立って、音楽演奏会に出掛けている。演奏の休憩時間では、他の観客と、調査委員会による調査の成果について、夫ヘラルドは語り合っている。

 休憩が終わり、演奏が再開される。

 すると、その演奏会の会場にロベルトミランダが入って来て、主人公夫婦から離れた、ずっと後方の客席に彼は座る。

 夫ヘラルドは気づいていないが、パウリナはロベルトミランダ存在に気づいて、しばし後ろを振り返り、ロベルトミランダを見る。ロベルトミランダは、何も言葉を発すること無く、ただ、主人公パウリナに視線を向け続ける。やがてパウリナも、ロベルトミランダから視線を外し、前方(演奏会舞台があると設定されている方向)を向いて、物語は終わる。

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 パウリナ・サラスは、ロベルトミランダを殺したのだろうか?

 この増田は、殺したと考えている。(続く)

2023-08-16

anond:20230816155618

Very Short Introductions (VSI) シリーズは、1995年に Mary Beard 著『Classics』の刊行をもって創刊し、以来、歴史政治宗教哲学科学時事問題ビジネス経済芸術文化など、様々な分野のテーマを取り上げてきました。発行点数も数多く、現在までに700タイトル以上を刊行しています

https://www.oupjapan.co.jp/ja/academic/vsi/index.shtml

2023-07-16

ジャニー喜多川たたきと暇空沈黙利権百田尚樹週刊文春と公金チューチューしているぱっぷすがグルであることをばらしてしまった

証拠Youtubeでの発言

なんといったのか

嬉しいライブ「文春は『木原誠二奥さんの前夫変死事件』をやる気マンマン!新谷発行人がそう言った!」

https://www.youtube.com/watch?v=qiiBmQmVgk4

8:03

 さてところで、私はね聞いたです刑事事件で訴えるけどもうそれはもう動いてる。

 新谷さんですねまだ刑事事件の方は全く私に特に報告ありません(笑)

 さてそこでですね、(新谷が)考えてるのは他のメディアをどう動かすかということですね。

 で、他のメディアを動かす方法としてはですね、一つそのジャニーズ方式であろうかみたいなことをねポロっと言ってました。

 ジャニーズ方式というのはどういうことかというとですねいわゆる外国メディアですねこれを動かしていこうかなって感じですねつまり例えばジャニーズはですねあの記者会見なんとかうわさんですかね記者会見やってそれで外国向けに記者会見がありましたね。外国ベースよりねそれでBBCが動いてこれで世界的な問題になってそこから日本の目で動き出したということでこれをですね。いわゆる外国メディアにこれを知らせようと外国メディアを動かそうですよね外国メディアが多いたらこねこ外国語では飛びつく可能性あるんですよ。だって日本G7の国日本ですよ、この間、サミットが行われたその岸田総理を陰で動かしてるという噂もある官房副長官ですね、しかもいずれは日本総理候補とも目されてるそれほどの大物です。

BBC番組には実態がないうえに何一つまともに活動しているはずがないぱっぷすがバックに入っている

>>BBCドキュメンタリーは、ジャニー喜多川氏の「スキャンダル報道でなにを浮き彫りにしたか

J-POPの捕食者 ~秘められたスキャンダル」を見る #1

水島 宏明

子どもが「疑問を持ちにくくなり、性的要求を受け入れてしまう」

 この番組制作に協力したNPO法人「ぱっぷす」の相談員後藤稚菜さんは「(一度信頼した)そういう相手から性的なことを求められて、畳みかけられて、理詰めにされたら、やっぱり嫌われたくないとか、いままでの気遣ってくれた関係性とかもなくなってしまうのかと思うと、やっぱり断れなくなってしまう」と少女たちの心理説明する。

 実際にそうした性被害にあった女性Aさんに話を聞くと、中学2年だった14歳の時に「かわいい」などと容姿を褒めるメッセージ男性から頻繁に届き、「会いたい」と求めてきたという。実際に会うとカラオケボックス同意なく性行為をさせられ、性暴力被害経験した。

 Aさんは10年経った今も、この日のトラウマ幻覚幻聴などに悩まされ続けて服薬している。だが「会いに行った自分が悪い」と自らを責めている。

「その相手男性ものすごく憎んでいるとか、それを思ってしまったら、全部その人の悪意だったと思ってしまって、自分否定してしまう気がして、全部犯罪って思いたくないと当時は思っていた」と行為正当化しようとした心理を語る。

 グルーミング被害に詳しい弁護士川本瑞紀さんは、グルーミングによる性犯罪の手口の共通点として「みんなすごくやさしい」「受容的で」「無条件で肯定してくれる」「共感してくれる」と説明する。

https://bunshun.jp/articles/-/61969?page=3

<<

まずグルーミングなど存在しない。それを言い出すと家族制自体グルーミングになるので、極左の狂ったイデオロギーしかすぎません。弁護士かいっているけど頭にアルミホイル巻いている連中です。

なぜこういう弁護士がいるのか。簡単にいうと金です。家族制度を壊す、異性関係を壊す、恋愛関係を壊す、そうやって儲けているわけです。マスコミ弁護士社会学者、全部金です。この記事に出ている連中は全員詐欺師泥棒です。

sayu

@sayu_nt

ジャニーさんBBC番組制作にぱっぷす入ってたのか

ぱっぷすの元副理事長北原みのり北原はのりこえねっと共同代表でもありキボタネ韓国慰安婦団体日本支部)発起人で理事でもある。PENLIGHT賛同人に辛淑玉太田啓子、フォロワーアジュマブックスがいるのも納得

PENLIGHTも北原が立ち上 https://twitter.com/psacoiswhere/s

https://twitter.com/sayu_nt/status/1655845657792614402

新田哲史と週刊文春ジャニー喜多川をわざと犯罪者に仕立て上げるためにぱっぷすを利用している

このような非科学的なグルーミングというものを罪とか言い出すのは完全に頭がおかしい。

グルーミング自体似非科学しかない。そんな専門家は頭がおかしいか詐欺師か金のために嘘をいっているかしか過ぎない。

  匿名被害者はなんら意味がない。実名でも同じ。

  まず実名で登場、

  客観的証拠

  イデオロギーに囚われていない専門家によって確認

というステップが全くないため、バカげているし非科学的だ。

しか新田は「ジャニーズ方式」と言っている。これはBBCに嘘を流したのは、ぱっぷすの国際顧問 キャロラインノーマを利用している。ということになる。

グルーミングも嘘をのために用いているに過ぎない。

 これは先例がある。草津町新井祥子だ、

 だから方式という単語がつく。

 ぱっぷすのキャロラインノーマはつい最近まで英語草津町について虚偽の情報英語で流しており、立場が悪くなると黙って消した。しかし嘘は通った。

 草津についても外国人記者の会見を利用しており、極めて類似性が高い。今回の百田に対する発言から新田はぱっぷすを利用していると判断される。

 さらに言うと、週刊文春発行人新田哲史ははWBPCを利用している公金チューチュースキームの仲間なので、絶対に暇空茜を悪者に仕立て上げる機会を狙っている。

 百田尚樹が暇空に近づいたのも、新田がさせたということだ。百田新田には逆らえない。殉愛をもみ消したからね。

水道橋博士

@s_hakase

百田尚樹の大ベストセラーかつ偽ノンフィクション『殉愛』(幻冬舎)の反証本『殉愛の真実』(宝島社)が数々のウソを暴き裁判に勝っても、幻冬舎側がマスコミを抑え、騒ぎ立てなかったら世間記憶にも残らず、何も無かったことになる。その教訓から今回は自己犠牲になっても数々の目撃者を作りたい。

https://twitter.com/s_hakase/status/1495008814130921476

その覚悟があるならなぜ議員辞めるんや、というのはある。しかし、この判決

速報 「百田尚樹・殉愛の真実裁判宝島社が一審勝訴!

2018年03月08日 やしきたかじん 宝島社 幻冬舎 殉愛の真実 百田尚樹

3月8日(木)13時15分から、家鋪さくらさんが宝島社相手取って起こした損害賠償請求事件判決公判が開かれました。

判決は、

原告・家鋪さくら請求棄却する」

というものでした。

2015年2月23日宝島社より「百田尚樹・殉愛の真実」が刊行されましたが、裁判所の判断宝島社に非はないというものでした。(取材鈴木孔明

https://tablo.jp/case/news002985.html

『殉愛』をめぐる係争

2014年、『殉愛』によって名誉毀損プライバシー侵害をされたとして、やしきたかじんの長女が、出版元の幻冬舎に、出版差し止めと1100万円の損害賠償などを求める訴えを東京地裁に起こした[45]。

2015年百田ツイッターにおける発言が「人権侵害にあたる」として、やしきたかじんの長女が東京弁護士会人権救済を申し立てた。申し立てによると、発言は、やしきたかじんの闘病生活を書いた百田著作「殉愛」の発行差し止めなどを、長女が発行元の幻冬舎に求めた訴訟をめぐるもの申し立てで長女側は、「発言自分に対する脅迫であり、提訴報復するとの宣言だ」としている[46]。

2016年7月東京地方裁判所は、「百田氏のノートにはあいまいメモしかない」と指摘し、長女に関する記述は「真実と認められない」として名誉毀損を認めた[47][48]。その上で、計6カ所の記述名誉毀損プライバシー侵害にあたるとして、幻冬舎やしきたかじんの長女へ330万円の支払いを命じた[47][48][49][50][51]。また、2017年2月1日東京高等裁判所で行われた控訴審判決では、更に1か所について名誉毀損にあたる部分があるとして、一審より賠償額を増やし、幻冬舎に対して長女への365万円の支払いを命じた[52]。

2017年12月22日最高裁判所幻冬舎側の上告を受理しない決定を下し、これにより二審判決が確定した[53]。

たかじんの元マネジャー男性損害賠償を求めた訴訟で、2018年11月28日東京地裁百田幻冬舎に計275万円の支払いを命じる判決を下した。

これから1年後、百田尚樹は作家引退すると公言した。

百田尚樹に大ブーメラン

R5/01/10ゲスト:暇空 茜】百田尚樹・有本香ニュース生放送 あさ8時! 第33https://www.youtube.com/watch?v=86CT7bfexzc

R5/04/10いてまう宣言ライブ「暇空茜氏、WBPもやっつけると宣言」 https://www.youtube.com/watch?v=vLItZM64EkQ

R5/04/20わくわくライブ「桜ういろう、絶体絶命!最強男『暇空茜』氏が提訴!」 https://www.youtube.com/watch?v=g2K3qc7gcB8

百田尚樹は暇空茜を3回しかこすっていない。そしてジャニー喜多川をたたき始めたのが令和5年4月に入ってから

まり、文春の新谷にいわれて暇空を扱うのをやめている。そもそも言及が0になっている。

文春が木原を扱うのが小さいとか言っていたが、百田尚樹と週刊文春はそれ以上である

なら暇空茜を扱っていないことも圧力があったということになる。

ここから導き出されるのは

ジャニー喜多川はまず冤罪だ。都市伝説に過ぎない。最高裁判決?そんなものはない。弁護士がそう解釈しているだけでしかない。なのでネット民頭が悪い

そして頭が悪い簡単マスコミに騙され、陰謀論洗脳される。

まず、マスコミ弁護士名誉棄損は金額が低すぎる。農業アイドルですら600万にしか過ぎない。全く合わない。すくなくともこの10倍は必要だろう。

さら刑事罰必要だ。今は誹謗中傷したほうが絶対に得をするシステムになっている。

またNPO法人は一度解散させる必要がある。

2023-07-06

anond:20230706151026

SFアイデアの新奇性、センス・オブ・ワンダー重要なのであって、

さらヴェルヌやウェルズを読んだところで、価値はない(ギブスンやディックも同様)。

同意しかねる。

アイデアの新奇性が重要ジャンル作品価値理解するには、先に刊行された文献への理解必要になるため、新しい作品の方が難しい。

から、たくさん読むわけではない人向けには(仕方なく)古臭い作品を勧めることになる。

「そんなことはない」と言うなら、ここ数年に出た作品で(ヴェルヌもウェルズギブスンもディックも読んでいなくても)アイデアの新奇性が理解できるものを挙げてみせて欲しい。

2023-05-30

邦題射精責任』が訳者村井理子によって歪められている可能

村井理子

@Riko_Murai

男性は、ほんのわずかに気持ちいいことのために、本当に女性人生危険晒すのでしょうか? ええ。晒します。そんなことは毎日起きています。道端に咲くタンポポぐらい、ありとあらゆる場所にある話です。

――ガブリエルブレア

射精責任 - 太田出版 https://ohtabooks.com/publish/2023/07/19181958.html

@OHTABOOKS_PR

より

ohtabooks.com

射精責任 - 太田出版

全米騒然! ニューヨークタイムズベストセラー選出 世界9カ国で翻訳 刊行からSNS話題沸騰!! 男性は、ほんのわずかに気持ちいいことのために、本当に女性...著『射精責任作品案内。/ISBN:97847783187892023年7月19日搬入発売。

午前11:47 · 2023年5月29日

村井理子

@Riko_Murai

本書で議論されているのは、「望まない妊娠責任100%男性にある」という点です。中絶の原因となる〈望まない妊娠〉という点が非常に重要なのです。避妊責任アンバランスさにも言及がありますので、よろしければお読み下さい。

午後6:17 · 2023年5月29日

ふじさわ📚編集者

@FUJISAWA0417

📚全米ベストセラー🏆日本でもTLを騒がせ続けてきた話題作『射精責任』、いよいよ予約開始です👏営業に「売れる未来が見えない…」と後ろ指刺されながらも、ヘルジャパンをぶっ壊すために版権取っちゃったので😇皆さんの力で日本でもベストセラーにしてくださいませ🙏予約だ👉

ふじさわ📚編集者

@FUJISAWA0417

Amazon売れ筋ランキング(全体)、2桁台、来た!すごい!!みんなの力で!!『射精責任』をベストセラーにしてくれ!!!日本を変えよう!!!!!私たちの肉体的、精神的痛みに、NOと言おう!!初版刷って少しでも安くこの本を広めよう!引き続きよろしくお願いしま!!!

ふじさわ📚編集者

@FUJISAWA0417

男は絶対責任を負わないぞという社会に対するミラーリングワードです。女はすでにしっかり責任を取ってるし、そこから逃れらないって話も書いてあります。7月刊行予定で頑張ってます。読んでね。



パンチのあるタイトルと、強烈な目次と、上記のような思想訳者編集者という素敵な組み合わせで話題になっている『射精責任』(邦題)ですが、どうも訳者村井理子氏が恣意的な訳し方しているようです。

Munehiko Matsuyama /松山宗彦ポーカー翻訳

@donkeydragonfly

タイトルインパクト訳者村井さんの百人組手上等の構えで話題沸騰中の「射精責任」だが、原題をそのまま訳すと「責任ある射精」となる。この二つ、微妙ながら大事ニュアンスの違いがあるように思えるのだが。

💫T.Katsumi🏳️‍🌈📢

@tkatsumi06j

そのまま訳すなら、

責任ある射精を」でしょうか。

原作者にどう伝えているのかは気になるところです。「逆翻訳してこう伝わります」と伝えたのかどうか。出版翻訳ではそこまでして著者と密に確認したりしないのかもですけれど、なにしろ書店に並ぶ本の表紙ですから。副題の訳も気になっています


モーリーン@読書ノート作る人

@maureen_kanae1

この原書”Ejaculate Responsibly”をポチった。タイトル動詞から名詞に変わるだけで印象がガラッと変わる。

原書責任を持って射精しなさい」

名詞の方が責任所在を探すニュアンスが強いな。タイトル大事

モーリーン@読書ノート作る人

@maureen_kanae1

翻訳者さんにとってこれは火を見るより明らかなことであるはずだから、『射精責任』という題名にするまでの決定プロセス意図を知りたい。

原題の方が男性側を咎めるような、諭すようなニュアンスがあるからかなあ。


かに射精責任』と『責任ある射精を』では受け取る印象が全然変わってしまますね。

射精責任』だと自慰行為による射精ですら責任を負わなきゃならんのかという気分になってしまます

この分だと本書の中身も意訳だらけになって、訳者村井理子氏による利己的な内容に(リコだけに)書き換えられているかもしれません。

しかしたら原書グローバルな視点で書かれている良書なのかもしれませんが、日本特有ミサンドリーベースのラディカルフミニズムによって原書作者のガブリエル・スタンリーブレアさんの思惑とは違う方向性に歪められてしまっている可能性が否定できません。

今のところ、ツイッター上で本書を絶賛しているのは(発売もしてないのに)、いかにも男性への憎悪毎日生きづらそうなミサンドリストばかりの印象でした。

そういった層にリーチをかけるために意図的にこういう訳し方したのでしょうか?自分が一から書いたわけでもないのに、海の向こうの人が書いた原書をダシに男性攻撃を煽るのは村井理子氏の翻訳家としての、そして太田出版出版社としての理念を疑います

発売は7月だそうです。

2023-05-29

「略式軍服」という日本語存在する

はじめに

この記事の主旨は「ウクライナのゼレンスキー大統領パーカーは略式軍服である」ということではない

あくまで「略式軍服という日本語はなかった」「一年ほど前から急に現れた言葉だ」という誤認を訂正したいだけである

そもそも話題元はこちら。

ゼレンスキーは「略式軍服」を着たのか?|ヒト

ウクライナ侵攻前には誰も「略式軍服」という言葉を使っていなかったのだ。


「略式軍服」という言葉の使用例は、国立国会図書館デジタルコレクションの全文検索では33件 - 法華狼の日記

どう見ても定着した言葉概念ではない。ほとんどが翻訳採用された言葉だったり、あくまで「略式の軍服」という意味表現にすぎない。同一作品の重複も多い。

新しい用例は1975年雑誌現代』と1984年雑誌ミステリマガジン』で確認できるだけ。


近年の用例

法華狼氏のエントリでは近年の用例はないとされているが、実際にはそうした用例は存在する。

書籍検索結果一覧 | BOOK☆WALKER

池波正太郎『男のリズム

そのころ、海軍略式軍服を着て、東劇歌舞伎を見に行った。

堺屋太一時代末』

マッカーサーが敢えて天皇を呼びつけ、略式軍服写真を撮らせたのも、

半藤一利日本国憲法の二〇〇日』

天皇モーニングの礼装であったが、マッカーサー略式軍服ネクタイもしめていなかった。

藤本ひとみ皇帝ナポレオン

濃紺の略式軍服である元帥従軍軍装だった。

枯野瑛終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?

見慣れない服装だった。女性兵用略式軍服

アマラ『地方騎士ハンスの受難

ハンスは寝巻きから動きやす略式軍服へ着替えると、ベッドに立てかけてあった剣を腰に差す。


あえて翻訳は除外したが、日本人作家商業作品限定してもこうしていくつかの使用例がある。

池波正太郎以外は、2000年ごろから2020年までに刊行された新しい書籍である

もちろん10件足らずでは「定着していた」とまでは言えない。

しかし「用例がまったく無いわけではない」ということはわかるはずだ。

訳語としての用法

「用例」の存在確認したところで、次は「用法」の確認をしたい。

国立国会図書館デジタルコレクションで「略式軍服」を検索すると、1940年発行の岡倉由三郎編『新英和辞典』がヒットし、以下のような項目を見つけることができる。

新英和大辞典 - 国立国会図書館デジタルコレクション

tu'-nic [tjúːnɪk] n. 1) 〘古代ギリシャローマ襦袢, 肌着, シャチ; 2) 一種の陣羽織; 3)(現代婦人の用ひる)腰部緊着上衣; 4) 〘俗〙密着短上衣, 略式軍服(又は, 警官服); 5)〘解・動〙被膜, 膜(=integument); 7)〘植〙膜質外皮, 種皮(=husuk). [OF tunique, < L tunica]


まり辞書レベルで「略式軍服」は「(軍服の)チュニック」の訳語だったのである

これは法華狼氏が「ほとんどが翻訳採用された言葉だった」と書いているのにもつながる。

翻訳での用例

実際に、国立国会図書館デジタルコレクションで読めるいくつかの翻訳書籍の原文を確認してみると、

エリック・アンブラー著・宇野利泰訳『真昼の翳』(1963年

少佐は、これでおわつたといわねばかりに、立ち上つて、略式軍服のまえを撫でさすった。

He stood up, as if to end the discussion, and smoothed down the front of his tunic.

サマセット・モーム著・斎藤三夫訳『剃刀の刃』(1965年

帰って来た時は、軍服姿で、惚れ惚れするほどでしたわ。略式軍服にあの綺麗なリボンをすっかりつけましてね。

when he came back he looked lovely in his uniform, with all those pretty ribbons on his tunic,

コーネリアスライアン著・木村忠雄訳『ヒトラー最後戦闘』(1966年

ゴルボフは略式軍服上衣ポケットから折った「赤い星」紙を取り出し

Golbov took out of his tunic pocket a folded copy of the newspaper Red Star


用例が少ないために「それが定訳だった」とまでは言えないかもしれないが、「チュニックを略式軍服と訳していた」ということの証左にはなっていると思う。

結論

「略式軍服」という日本語存在する。

古くは「チュニック」の訳語とされ、近年でも数は少ないながら商業作品に使われている。

ウクライナ侵攻前には誰も『略式軍服』という言葉を使っていなかった」というのは誤りである

2023-05-26

いろいろな「三大欲求

プラトン法律』(紀元前350年ごろ)

I see that among men all things depend upon three wants and desires, of which the end is virtue, if they are rightly led by them, or the opposite if wrongly. Now these are eating and drinking, which begin at birth—every animal has a natural desire for them, and is violently excited, and rebels against him who says that he must not satisfy all his pleasures and appetites, and get rid of all the corresponding pains—and the third and greatest and sharpest want and desire breaks out last, and is the fire of sexual lust, which kindles in men every species of wantonness and madness.

私は、人間あいだではすべてのことが三つの欲望依拠していると見ています。それらは、正しく導かれれば徳であり、誤って導かれればその反対となります。まずは「食欲」と「飲欲」であり、これらは生まれときからまります。あらゆる動物自然とその二つの欲望を備え、激しく興奮させられ、己の快楽や食欲を満たしてはいけないと言う者に逆らい、付随する苦痛からは逃れようとします。そして第三の、最も強く鋭い欲望が、最後に噴き出します。それは人々のあらゆる種類の淫気と狂気燃え上がらせる「性欲」の炎です。

今のところこれが最古である。さすが西洋哲学の祖。「食」と「飲」が分かれているのが特徴。プラトン著作明治時代翻訳されていて日本人にも知られていたと思われる。

法雲『翻訳名義集』1134年

欲界三欲

(一)飲食欲,即凡夫於種種美味之飲食,多生貪愛之心。(二)睡眠欲,即凡夫之心多暗塞,耽著於睡眠不能修道業。(三)淫欲,即一切男女由互相之貪染,而起造諸種欲事。

欲界三欲

1. 飲食欲、すなわち凡夫はさまざまな美味の飲食において、多くは貪愛な心を生む。2. 睡眠欲、すなわち凡夫の心は暗く塞がり、惰眠に耽って修業に励むことができない。3. 淫欲、すなわちすべての男女は互いに貪欲に染まり、それがさまざまな欲事の原因となる。

翻訳名義集』は中国南宋時代編纂された仏教系の書物。もちろん日本にも伝わっている。というかこの組み合わせが現在スタンダードである

貝原益軒養生訓』(1713年)

いにしへの人三慾を忍ぶ事をいへり。三慾とは、飲食の欲、色の欲、睡の欲なり。

養生訓』は江戸時代の大ベストセラー貝原益軒儒学者だが、この組み合わせは仏教の「三欲」と同じなので、「いにしへの人」というのは僧侶ことなのか。三欲を「抑えるべきもの」と捉えているのも仏教である。「睡眠を減らすと健康になる」みたいなことも言っている。

内山真弓『歌学提要』(1843年)

そもそも飲食男女と、言語とは、天下の三大事なり。

歌学提要』は幕末歌人香川景樹理論をその弟子内山真弓がまとめたものだという。

山本友一『私の短歌入門』(1977年)によれば、

人間の根源の欲望を、食欲・性欲・表現欲に三大別して言うそのことは、江戸末期の巨匠香川景樹以来、歌界ではならいとなっている。

ということで「食欲」「性欲」「表現欲」を表しているらしい。

官報』(1885年

人生の三大欲望すなわち黄金健康・不死

これはイギリス科学振興協会の当時の会長であったライアンプレイフェアのスピーチ翻訳されたもののようだ。原文を当たると「かつての錬金術師黄金健康・不死のために賢者の石研究していた」…みたいな内容だったらしい。

they hoped to attain the three sensuous conditions of human enjoyment -- gold, health, and immortality.

直訳すると「人類享楽感覚的な三条件」か。

村上専精『宗教観』(1906年

思ふに人生の三大慾望たる知識慾、資財慾、生存慾は直ちに人生の三大不可能と云ふを得べし

村上専精は僧侶だが仏教の「三欲」とは異なるのか。「生存欲」は戦時中文章で「日本人は三大欲求生存欲を抑えて国家に殉じるからすごい!」というふうに使われているのを見かけて面白かった。

滝沢秋暁『愛の解剖』(1907年

人間の三大慾望たる衣食住

個人的に「衣食住」は欲望というより「基本的もの」「必要もの」というニュアンスで捉えていたのだが、井原西鶴の『世間胸算用』でも「分際相応に人間衣食住の三つの楽の外なし」と書かれているそうなので、あながち欲望」的な捉え方でも間違いではないのか。似たようなパターンだと三大欲求を「福・禄・寿」に割り当てることもある。

黒田鵬心『美学芸術学概論』(1917年

美慾は字に示す如く美を求める慾で食慾、色慾と共に人間の三大慾の一つである

美術評論家が三大欲求に「美欲」を入れるのは、歌人が「言語表現欲」を入れるのと似通っているか

依田今朝蔵『日本風土を主としたる保健衛生論』(1920年

人生の三大慾とも稱すべき食慾と性慾と名誉

明治以降経済発展もあってか「金銭欲(利欲・財欲)」や「名誉欲(出世欲)」を挙げることがかなり多い気がする。

ロス・ロックリッジ『愛情花咲く樹』(1958年

そうすれば一日にして人間の三大慾望を果たすことになる、性慾と食慾と戦争――つまり殺傷慾だな

もとはアメリカ1948年刊行された小説だが、原文だと「three main pastimes」なので「三大娯楽」かな。

小松武樹『囲碁将棋の泉』(1959年)にも、

また囲碁将棋は、人間の三大欲望、つまり、食欲、性欲に次ぐ、闘争欲の中和剤の役目をしてくれます

といった記述がある。

鍵谷幸信『食欲と性欲の谷間に顔を埋めてしまったフェリーニ』(1974年

食欲、性欲、排泄欲の根源的意味に比べたら、人間の他の欲望である出世欲とか名誉欲とか権力欲とか支配欲とか金欲とか知識欲など、それこそ屁以下の価値しかない。

いわゆる「生理的欲求」のひとつとして食欲や睡眠欲と並べて語られる「排泄欲」だが、「三大欲求」として挙げられていることは少ない印象を受ける。ただ「性欲(射精欲)」を排泄欲の一種とみなすこともあるようだ。

梶矢文昭『読者を想定した教材解釈と授業展開』(1978年

本来、仲間と一緒にいたい、集団の中で自分の安定した位置を占めたいという欲求――集団欲は、食欲、性欲と並んで三大欲と言われる程のものである

この「集団欲」を三大欲求とみなすのは戦後にかなり広まった感じがする。近年の書籍でも睡眠欲に代えて集団欲が挙がることがあるようだ。

吉田聖『誘惑に負けない勇気、強い意志』(1979年

貞潔清貧従順修道誓願人間共通の三大欲求(肉欲・所有欲・支配欲)にかかわるものとして、生涯の一大試練と誘惑になりうる。

これはつまりカトリック修道士が守る三誓願対義語となるような欲望貞潔↔肉欲 清貧↔所有欲 従順支配欲)を「三大欲求」と見なしているらしい。カトリックあいだでポピュラー解釈なのかは知らないが、三誓願のもの3世紀末くらいまで遡るらしいので、当時からそうした発想があったとしたら面白い。

実用日本表現辞典『三大欲』(2015年

一般的には、生存にかかる根源的な欲求とされている食欲、睡眠欲、性欲を総称した言い方。

現在一般的認識。「金銭欲」「名誉欲」「集団欲」あたりを含めて「諸説あり」と言われていてもおかしくなかったと思うが、最終的にほとんど「食欲・睡眠欲・性欲」で固定されてしまったのは面白現象である

2023-05-18

続・「リーゼント」は誤用されているのか?

前回の記事こちら。

anond:20201124190429

テーマ

リーゼントというのは前頭部の髪型(ポンパドール)ではなく後頭部の髪型(ダックテイル)のことだ」って本当なの?

だいたいの前回のまとめ。


さて、今回の記事の主眼は、前回の記事でも書いた「ポールグラウス」という人物は何者か、というところにあるのだが、そのまえに増田英吉が戦前からリーゼント」を施術していたという証拠提示しておきたい。というのも国立国会図書館デジタルコレクション検索したところ1936年広告を見つけたのである

スタア 4(21)(82) - 国立国会図書館デジタルコレクション

ゲーブル・トーンに英國風カッティングを加へた銀座ユタカ調髪所創案のリーゼントスタイルお薦めしま

この「ユタカ調髪所」というのが増田英吉の店である

「ゲーブル」というのは俳優クラーク・ゲーブルのことだろう。

などがこれでわかる。

なおインターネット上で「リーゼント命名者」とされるもう一人に尾道理容師小田原俊幸がいるが、彼が「リーゼント」を発表したのは昭和24年1949年だというので遅すぎる。おそらくは既にあったリーゼント独自アレンジしたとかそういう話なのだろう。

さて、では増田英吉や小田原俊幸とは違って、ググっても検索結果に引っかかりすらしない「ポールグラウス」とは何者なのか。あらためて調べてみると、1931年イギリス刊行された『The Art And Craft Of Hairdressing』という書籍にその名が掲載されていることがわかった。

The Art And Craft Of Hairdressing : Gilbert A Foan Ed : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive

7ページ(16 of 700)より。

PAUL GLAUS, Past President, Academy of Gentlemen’s Hairdressing (London), a former Chief Examiner in Gentlemen’s Hairdressing, City and Guilds of London Institute.

ポールグラウスは、ロンドンの「Academy of Gentlemen’s Hairdressing」の前会長であり、かつては「City and Guilds of London Institute」の紳士向け理髪の主任試験官でした。

同姓同名同職の別人の可能性もなくはないが、おそらくはこの人が「ポールグラウスなのだろう。ただし、この書籍の著者はGilbert Foanという人物で、ポールグラウスは「Special Contributor」としていくつかの記事寄稿しているだけである

そして驚くべきことに、この『The Art And Craft Of Hairdressing』では「リーゼント(Regent)」についても解説されているのである。「リーゼント」は和製英語であると思われていたが、やはり由来はイギリスにあったのだ。

118ページ(146 of 700)より。

One of the most artistic and distinguished of haircuts, the Regent has been worn by elderly society gentlemen for many years. Then it was always associated with long hair, in most instances nice natural wavy white or grey hair. Since the present writer first decided to cut this style shorter, but in exactly the same shape, the style has been in great demand.

リーゼントは、最も芸術的で格調高いヘアスタイルひとつで、長年にわたり、年配の社交界紳士たちに愛されてきました。当時、リーゼントは長い髪、それも自然ウェーブのかかった白髪白髪の髪によく似合う髪型でした。筆者がこのスタイルをより短く、しかし全く同じ形にカットすることに決めて以来、このスタイルには大きな需要があります

Rub the fixative well into the hair, spreading it evenly, but do not make the mistake of using so much that it runs on to the face and neck. Then, when the hair is saturated, draw the parting and comb the hair in the position required, sideways, going towards the back of the ears.

整髪料を髪によく揉み込んで均一に広げます。顔や首に流れるほど使いすぎないよう注意してください。髪に馴染んだら、分け目を作り、耳の後ろに向かって横向きに髪をとかします。

リーゼント」の解説を読むかぎり、そしてイラストを見るかぎり、その前髪には分け目があり、側面の髪を横向きに撫でつけて、襟足はバリカンでV字に刈り上げていたようだ。どうやら前髪を膨らませるわけではなさそうである。また、この書き方だと、もともと「髪の長いリーゼント」が存在しており、それから「筆者」によって「髪の短いリーゼント」が生み出されたらしくはある。具体的なところは不明だが。

追記。鮮明な画像を見つけたのでリンクを張る。ダックテイルのように左右の髪を流して後頭部で合わせているのがはっきりとわかる。

https://www.pinterest.jp/pin/59672763786345196/

ちなみに、この書籍の281ページ(316 of 700)では「Duck-Tailed Pompadour」という髪型も紹介されている。おおっ、と思ったがこれは女性向けの髪型で、いわゆる「エルビス・プレスリー髪型」とは異なるように見える。しかし、後頭部をアヒルのお尻に見立てる発想や、それとポンパドールを組み合わせる発想は、まず女性向けに存在していて、それが1950年代アレンジされて男性にも適用されるようになった、ということなのかもしれない。

ややこしいことに、このスキャンされた『The Art And Craft Of Hairdressing』は1958年に発行された第四版なので、どこまでが改訂の際に追加された内容かわからない。1936年ポールグラウス日本リーゼントを紹介した、という話があるからには、少なくともリーゼント1931年から存在していたと思うのだが…。

追記Google Booksにあった1931年版に「The Regent Haircut」が記載されていることを確認した。

『The Art And Craft Of Hairdressing』はイギリスで30年以上にわたって改訂されつつ出版されていた名著らしいので、当時のイギリス理容師あいだでは「リーゼント」はそれなりに広まっていたのではないかと思うのだが、現在では「リーゼント」という言い方はぜんぜん残っていないようだし、それどころか英語圏でさえ「リーゼント」は和製英語だと書かれていたりするのも謎ではある。

ともあれ推測するに、まず1930年代以前にイギリスで「リーゼント」という髪型が生まれ1936年ごろにイギリス人ポールグラウス日本に「リーゼント」を紹介し、その「リーゼント」を見た増田英吉が日本人に合うように「前髪を膨らませるかたち」にアレンジして広告を打った、という流れなのではないかと思われる。

というわけで大枠の結論としては前回の記事と変わらないが、いくつかのディテールが明らかになったことで状況の理解度は上がったと思う。こちからは以上です。

2023-05-17

レイヤーが「Kindleに3000冊入ってる。毎月2万くらい課金してる」と言っていた

「2万くらいすぐ無くなっちゃう」とも

ほんと、漫画高いよね。自分漫画(紙)を買ってた頃はえげつない金額飛んでったわ。なるべく中古で買うとかしてても

金はかかるし場所は取るしほんと…恐ろしい娯楽よな

電子全盛になってから漫画読んでないし買ってないかKindleに蓄えは無い

(しかもごく僅かな買ってる漫画も買いっぱなしという状態。なんと金カム最終巻買ったまま読んでねーわ笑。今調べたら刊行されてからもう直ぐ1年経つじゃん)

でも紙時代に買った漫画が未だに手元に有って、アレどうすんだよ…って思っている

全部捨てるのは忍びないし。でも厳選して残すのも大変だし。一体何冊あるんだろう

10年に満たない期間でも無尽蔵に蔵書が増える。途中で売ったり捨てたりしててもだ

分解してスキャンしてデータで取っとくとかする気力や暇があれば良いんだが、あるわけない

はー。どーしよ

2023-04-28

anond:20230427230551

追加の燃料があるかどうかだろ。

アニメが第二期・第三期と続いていたり

原作刊行され続けていたり

劇場版が公開されたりOVAが発売されたり。

2023-04-26

anond:20230426085634

ChatGPT様の回答

1) "えんみ"について

私が持つ情報によると、「塩味」を「えんみ」と読むという表記発音は、江戸時代中期から存在していたとされています。『国語辞典』によると、「塩味」を「えんみ」と読む例は、1712年に発行された国語辞典「和漢三才図会」にも見られるとのことです。また、「塩味」を「しおあじ」と読む例は、現代でも一般的に使われています

2) "しおあじ"について

塩味」を「しおあじ」と読む例については、古くから存在していたと考えられています。『日本国語大辞典』によると、平安時代末期に成立したとされる「枕草子(まくらのそうし)」に「しほあじ」という表記が見られるとのことです。また、江戸時代中期には「しおあじ」という表記一般的になっており、国語辞典「和漢三才図会」(1712年刊行)にも「しおあじ」という読みが記載されています現代でも「しおあじ」という読みが広く使われていると思われます

3) 使い分け

「しおあじ」と「えんみ」は、ともに「塩味」という意味を表しますが、使い分けには一定の傾向があります

「しおあじ」は、一般的には味覚を表す際に使われます食品調味料の味を表現するときに使われることが多く、例えば「しおあじポテトチップス」や「しおあじのだし」などがあります

一方、「えんみ」は、味覚の他にも広い意味を持ち、塩分濃度を表現する際にも使われます化学的な分野での使用が多く、例えば「海水のえんみ濃度」や「食塩水のえんみ」などがあります。また、「えんみ」という言葉は、塩分以外の物質の濃度を表すときにも使用されることがあります

anond:20230426085634

ChatGPT様の回答

1) "えんみ"について

私が持つ情報によると、「塩味」を「えんみ」と読むという表記発音は、江戸時代中期から存在していたとされています。『国語辞典』によると、「塩味」を「えんみ」と読む例は、1712年に発行された国語辞典「和漢三才図会」にも見られるとのことです。また、「塩味」を「しおあじ」と読む例は、現代でも一般的に使われています

2) "しおあじ"について

塩味」を「しおあじ」と読む例については、古くから存在していたと考えられています。『日本国語大辞典』によると、平安時代末期に成立したとされる「枕草子(まくらのそうし)」に「しほあじ」という表記が見られるとのことです。また、江戸時代中期には「しおあじ」という表記一般的になっており、国語辞典「和漢三才図会」(1712年刊行)にも「しおあじ」という読みが記載されています現代でも「しおあじ」という読みが広く使われていると思われます

3) 使い分け

「しおあじ」と「えんみ」は、ともに「塩味」という意味を表しますが、使い分けには一定の傾向があります

「しおあじ」は、一般的には味覚を表す際に使われます食品調味料の味を表現するときに使われることが多く、例えば「しおあじポテトチップス」や「しおあじのだし」などがあります

一方、「えんみ」は、味覚の他にも広い意味を持ち、塩分濃度を表現する際にも使われます化学的な分野での使用が多く、例えば「海水のえんみ濃度」や「食塩水のえんみ」などがあります。また、「えんみ」という言葉は、塩分以外の物質の濃度を表すときにも使用されることがあります

2023-04-24

中年向け記事が「シン◯◯◯◯◯」ばかりで恥ずかしい

なんでも「シン」をつければウケると思いやがって

寒いんだよ

そういうところが親父なんだよ

たとえば以下のようなやつ

週刊ダイヤモンド「シン富裕層

https://dw.diamond.ne.jp/

スポニチ 「ゴルフ界のシン・シンデレラ神谷そら涙のV 」

https://news.yahoo.co.jp/articles/e29a53f53ccebd283155d2f1f329d403759ff4e4

中央大学 「岡嶋裕史書籍(共著)『日本世界で勝つためのシンID戦略』を刊行しました」

https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/itl/news/2023/04/65758/

サッポロビールレモンサワーの"シン・定番"おすそ分けキャンペーン

https://www.sapporobeer.jp/campaign/shin-lemon_sour/20230417-2/


探せばどんどん出てくるけど、シン◯◯◯◯って書いてるの、おっさんだけだぞ??

早く気付いてくれ、そして早くやめてくれ

2023-04-13

anond:20230413162714

そういう集権機構の危うさをアメリカ人とか中国人はよく分かってるから

法とかガン無視で(権利者に何か言われたら取り下げはするけど)とにかくネット上にあらゆる刊行物のデジタルデータ集積しておくサイトとか各分野で作ろうとするし

そういうサイバーリバタリアニズム的な発想を結構(おおっぴらにではないけど)支持して協力する人が多いんだよね

そうやって組織化されるから収益性も最低限しか求めないボランティアカンパで維持してるイメージ

なるべく健全にみんなでアカシックレコード作ろうとしてる雰囲気すらある

一方で日本では日本からそういう発想が出たとしても個人レベルでしょっぼい商業作品違法upサイト作って広告で派手に稼いでしょっぴかれることを繰り返してて海外とは発想の次元が違うんだよな

2023-04-08

追記あり独身貴族はどう金を使うべきか【別にアドバイス求めてないよ】

追記】は一番下につけた。エントリ投稿してからホッテントリに入ったからだ。主に推してるソシャゲがそうバカにしたもんじゃないぞって反論なのでそこまで重要でもない。

ちなみに「アリスギアアイギス」は現在アニメ化しており

https://www.nicovideo.jp/watch/so42039421

4月10日からは1週遅れでニコニコ無料で観れるので上記URLチェックよろしく

【以下投稿時原文】

俺は37歳の独身貴族である

恋愛もした、婚活もした

だが、懇意にしてた女性は皆「比較検討した結果、結婚したい相手あなたではない」と俺を滑り止めにした。

それはもう終わった話なのでいい。独身人生を終わる決心はしたから、これ以上触れる話ではない。

独身貴族として人生をどう使うか

さて、ここから人生をどう使おう。

婚活女性とのデートもする必要がなくなった。十分経験したしもういいやと思ってもいる。

ここであえて、今まで細かくつけていた家計簿をつけるのをやめた。投資も一切やめた。月々増える総資産の把握もやめた。何を始めたかというと、散財だ。

なぜなら、俺は誰にも自分の蓄えをたくす相手がいない。養う相手もいない。なら、我慢してた分散剤しようと決めた。

まず、風俗キャバクラ系統の娯楽は一切行わなかった。理由簡単だ。もう女性は懲り懲りなんだ。

で、何を始めたかというと

こんなオタク趣味に全ツッパした

で、2年経った。

あえて放置していたメインの銀行通帳に久々に書き込みをした。

預金残高は300万円増えていた。

まだ散財が足りていないようだった。赤字にはほど遠い。

ここからどうするか

俺は妻子がいないし持たない。

しかし、大金は持っている。

でも投資のような気苦労をする気もFireかいうのを目指す気もない。

今より散財するにはどうしたらいいか考えてみた

ここらへんがいいだろうなと思う。

自分なんかよりも、世の中にはものすごい才能を持っている作家がたくさんいる。

そのfanboxに課金をして、糊口をしのいだり新たな創作の糧にしたりしてほしい。

当面の目標は、60歳から80歳まで働かずに悠々自適に暮らせるだけの資金は確保した上で

ありあまるお金応援したい作家企業へと届ける事に腐心すべきだと思っている。

今、応援しているのはアリスギアアイギスというゲーム

コロプラ社・ピラミッド社・コトブキヤ社・グッドスマイルカンパニー社・TAITO社のコンテンツ

このゲームにじゃぶじゃぶ課金してフィギュア音源書籍アニメBlu-rayを買って

ソシャゲがずっと続くように支援したい。

そして、アリスギアの絵を描いている絵師さん達にfanboxで支援をして

独身貴族としての責務を果たしたい。

俺の人生は一生、その時々の好きと、人生の快適さに捧げたいと思う。

【以下 追記

まず反論

ソシャゲ会社が儲かったって何のイノベーションも起きんからやめろ

あれは反社が儲かるのと変わらん

そんなのより寄付しろ

ソシャゲ課金して文化が育つか?

ソーシャルゲーム全般に対する偏見もあるだろうけど文化が無いソシャゲもある事も事実なので「アリスギアアイギス」の文化的な要素を語らせてほしい。

もちろん語っても「そんなもの文化じゃあない」と言われるかもしれないがそれはそれだ。

まず、今作の音楽担当は「ZUNTATA」なんだ。

ZUNTATAについて俺の言葉で長く語ってもいいけど

https://zuntata.jp/about/index.html

ちゃん公式にわかやす説明があるからこれで十分だと思う。

リンク先を読みたくない人向けに超平たく言うと「スペースインベーダーを祖とするTAITOサウンド部門」がZUNTATA

1983年スペースインベーダーから続く日本ゲームサウンド歴史文化が今ちょうど担っているのがアリスギアアイギス

グルーヴコースター電車GO!にもハマった自分としては、「ZUNTATAなんて、ゲーム音楽なんて、文化だとは認めないし反社会的だ」なーんて言われたら、ちょっと待てよってなります

音楽の話はここまでにして

アリスギアアイギスにどう文化があるかと言うとデザイナーの面々だ。

このそうそうたるメンバーだけでも俺にとっては文化だ。

デザイナーイラストレーターについてはどこのソシャゲだってだいたいすごいメンバーなんだけど上記メンバー自分にとっては正に青春の煌めきそのままで

そんな彼らの最新作がアリスギアアイギスなんだ。

次に立体物だが「鳥山とりを」が本作の立体物プロデューサー担当している。

https://colopl.co.jp/alicegearaegis/special/interview/interview2.php

かい話はこの対談記事を読めばわかるけど「鳥山とりを」がどんな人なのかを紹介すると(Wikipediaみたいなのも無いし)

そうして、日本では今、完成品の美少女アクションフィギュアであるfigma等のシリーズと並行して「美少女プラモデル」略して美プラがたくさんリリースされている。

これは間違いなく文化だ。

アリスギアアイギスはこの美少女プラモデル文化の一翼を担う存在であるメカプラ美少女という文化最先端の1つがアリスギアアイギスなんだ。

大金と言うには桁がだいぶ足りない様な

計算上は専業主婦子供を2人抱えて大学まで進学させたとしても余裕で生活できる収入があって

その収入を額面見ずにテキトーに消費しても娯楽だけだとなお余るんだなぁって。だからパトロンサイト登録して月々固定額をクリエイターへと募金しています。恵まれない人宛より、大好きなクリエイターお金届けた方が有意義だと思っているので。

総資産額とか書く必要いから書かないけど、老後穏やかに働かずに生きれる金額は俺にとっては大金で、それはもう溜まってます

後は余ってるお金を、薄く広く、様々なクリエイターへと届けて人生を潰したい。いや、謳歌したい。

id:plusqplusq

まぁやってることには何の反対もないし羨ましい限りなんだが、答えの決まってることに「どう金を使うべきか」なんてタイトルをつけるのは感心しないなぁ

俺はどう使うべきか考えて、オタク分野を牽引する数多の天才に捧げようと思ったか

他の独身貴族の面々も自分にとって輝かしいものに全ツッパしてみてほしい。

独身男性という泥を糧に大輪の花が長持ちしてほしい。

俺の使い方がもしも、貯金をし続けたが親になれる年齢を過ぎ去った人の参考になれば幸いだ。

id:world24

他人のために使うと幸福度増すと言われているよ。寄付とかさ。時間あるなら一緒に活動もしたりして。

なので他人の為に寄付していますよ。

パトロンサイトってそういうモンなの。

月額500円とか1000円とかを作家に中継サイト経由して送金し続けてるの。

一度に高額送って終わりじゃなくて、小規模な金額継続的に。

その宛先となる作家給与が許す限り増やして楽しんでいます

id:hhungry

2年で300万の増加ってあまり多くないでしょ。何かあると1,000万でもあっという間になくなるぞ。ほどほどに貯金をした方が良い。

このブクマカに限らないけど読解力バグってるブクマカ多くて日常生活心配になる。

増やそうと思うのやめて、額面見ずに散財して、それでもなお増えてるからもっと散財しようって話に対して「2年で300万の増加は多くない」ってコメントするの100人が聞いたら99人が返しとしておかしいって思うよね・・・

他のブクマカでもトンチンカンな事書いてる人多いけど。散財はどうぞ自分お金で好きなだけ、貴方の考える最善の使い道で行いましょう。俺はそうしていますあなたもそうしていいんです。どうぞどうぞ

id:horita_ryo

なんか本気ではアドバイス求めてない気がする。1つだけ気になったのは、そこまで好きなコンテンツでも興味がない関連商品のことになるとあやふやになるんだなってことだ。 鳥山とりをはコトブキヤの人じゃねえ

タイトルで誤解させたかもしれないけどアドバイスは一切求めてないです

そして修正感謝です。ありがとうございます。「株式会社鳥山とりを」の代表であって寿屋社員とかじゃないんですね

フレームアームズ・ガールの作例記事とかコトブキヤブログに書いてたか

ここまでやって社員じゃないんだ・・・って

訂正ほんとにありがとうございます

id:ffrog

ブコメアドバイスなんて聞かなくていいアリスギアアイギスの話もっとしてくれ

アドバイス求めたつもり1gもないからみんな単に自分語りだと思ってた

アリスギアアイギスの魅力についてだけど

とにかく、古いゲーム文法ソーシャルゲームやってるのが好き

2023-04-03

anond:20230402144655

漫画家も、ヒットした以降はコミック刊行が年に一回になってそのうち連載が放置されて未完のままになったりとかあるね。

2023-03-28

高島鈴『布団の中から蜂起せよ』について

布団の中でスマホをいじってSNSで世相を斬っている限り、『正しい』アカウントでいられるでしょう。また、フォロワーが影響を受け、『正しい』認識を身に着けるようになるという点では、社会に対して良い影響力をもたらすこともあるでしょう。しかし、かねてより左翼が多いとされる『はてな』のユーザーであれば共感できるかもしれませんが、ここ15~20年の、個人発信の環境ブログSNSと変遷してきた状況において、左翼課題は『現場にどうつなげるか』や『運動をどう継続していくか』ということに結局帰着します。

社会運動組織し、地方議員とのつながりを築き、多様な生活困窮者接触するようになると、原則論だけではどうにもならない場面が出てくることや、運動マイノリティ問題が発生し、運動疲弊していくことがあります。それでも、原則を参照して進むしかないのですが、このような困難はかなり重たいものです。実際に、メンタルフィジカル両面の健康を害し、リソースSNSでの『論争』にまで割けなくなり、SNSではほとんど沈黙するようになった友人を数多く知っています回復のためには『布団の中』まで退却する場面があっても、『SNSだけの正義の人でいいや』というところまで後退しないだけの、尊敬すべき精神を持っているがゆえの沈黙であるとも言えるかもしれません。

こうしたもどかしさをここ数年感じていたところで、『布団の中から蜂起せよ』が華々しく刊行されました。一読させていただきましたが、このSNS時代に『正しい』とされる在り方がことごとく踏まえられており、見事に『正しい』本でした。SNS左翼がこのように『純化』されつつある気配は感じていたのですが、こんな題名は単なる開き直りであり、一種自死のように思えて受け入れがたいものです。SNSを見渡し、『正しい立ち振る舞い』を学んで、布団の中からSNSに発信する限り、ほとんど間違わないでしょう。「運動」「現場」に関わらなければずっと正しくいられるのです。

思えば、反原連は国会前に数万人集めましたが、体制はそれを脅威にもしませんでした。決まった時間解散するのがわかっていたからです。「蜂起」がもはや布団の中にまで後退した時代となれば、体制永遠の春を享受することでしょう。

新刊リリースを察知する能力

「完結したら全巻買うから早く終わらせて」 ファン要求に人気ラノベ作家が苦言...その背景は

https://www.j-cast.com/2023/03/26458346.html

って話があって。続きがなかなか読めないもどかしさはわかるんだけど、そのもどかしさには意外と慣れられるんだよね。新刊を待ちながら1年経ち2年経ち・・・ってしてると、狂おしいほどの待ち遠しさはどんどん薄れて、やがて全然平気になる。なんなら内容も忘れる。

てか、新刊が年単位で出ない作品、なかなか完結しない作品ってのはゴロゴロあるんだよ。自分が好きな作品では十二国記とか星界シリーズとか。雑誌連載みたいに締め切りがある形態ならコンスタントに新作が出てくるけど、そうじゃない形態作品はそうなりがち。まあ人間締め切りがないとそうなるもんなんだろう。(グイン・サーガだけは異常なハイスピード刊行されてたね)

で、ここからが本題。

最新刊を読んでから何年もたつ → もう全然気にしなくなってる → ある日なにげなくふと「そろそろ新刊出てないかな?」と思う → 調べる → ごく最近刊行されていたことを知る → うおおおー即購入!・・・っていう体験を何度かしている。

なんだろうねこれ。新刊リリースを察知する特殊能力は持ってないという前提で考えると、新刊リリース広告とかがどっかで視界の端に入ってんのかな。意識的には気付いてないけど、無意識下に何かが刻まれて、「そろそろ新刊出てないかな?」に繋がるんだろうか。なんかすごいね

2023-03-25

漫画単行本は順番書いてあるのに

なんで小説は表紙に1、2、3とか順番つけないときがあるの???おしゃれ???

読む順番がわかりづれーよいい加減にしろ

一巻とか二巻のうちからシリーズを読んでるファン出版されるたび、新刊を読めばいいけど

出遅れシリーズ10冊、20刊行されてから読んでみようと思った読者にはめっちゃわかりづらいんよ

2023-03-23

日垣隆ハックルさんの今後

https://twitter.com/kanose/status/126516042754301952

加野瀬未友 @kanose

ハックルさんが日垣案件化していると@soylent_green さんがブクマコメントしていて、最初それは言い過ぎではと思ったけど、最新記事見たら、言い過ぎじゃない気がしてきたよ…

https://twitter.com/raf00/status/126540252662870016

はあちゅうといいべにぢょといいハックルといい、今日発狂した人たちが大量に湧いている一日だなぁ

ハックルさんの様子見てきた。あいかわらずのアノ押しの強さ、すさまじいなあ。冷静に操り糸引ける参謀なりソロバン弾ける番頭なりとタッグを組めば(組めれば)、広告代理業でも押売営業でも新興宗教開祖でもナンでもやれるだろうなあ。「もしドラ」もそうだし。すごいなあ。そのタッグ相手を、とある会社経営者K氏へ一方的因縁つけて白羽の矢刺しまくってる節操の無さも含めて、押しの強さハンパなくてすごい。「もしドラ」チームから放たれて野に返されたとか組む相手いなくなったとかなにかか。いやまあ、まじめに、ああいう、議論とか感性とか倫理とかぜんぶすっ飛ばして、コチラの主張をアチラへ丸飲みさせようとする力押しと心意気、人格としてじゃなくてヤクザ手法として学ぶところあると思いました。

広告代理業でも押売営業でも新興宗教開祖でもナンでもやれる、って書いたけど、そういう押しの強さで商売するのって手品タネを明かさないことが大事で、インターネット普及しちゃってからは(書評が流布したりして)手品タネすぐバラされるから一発屋になりがちだしすぐ野に返されるなのでハックルさんもう文筆ではダマクラかせないんだから、文筆にこだわってるうちは組んでくれる相手あらわれないし、方針転換して筆は折って違う戦場でまた押しまくれば稼げるかもしれないな。あの押しの強さはひとつの才能だもの。ただ本人がベストセラー作家だけどとかやってるうちはアレだわ

見事に「ゲーム歴史」にて成し遂げましたね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E5%9E%A3%E9%9A%86

マーケティング手法には「電子書籍日本一売った」「世界初日本初の有料メルマガ」「5年で所得3倍」「数ヶ月でTOEIC900点超え」など煽るような広告宣伝が多かった。

買ってはいけない」は嘘である」という著書がある。

2006年11月刊行された「すぐに稼げる文章術」(幻冬舎新書)で盗作騒動が起きた。新潟大学教授(のちに慶応義塾大学教授)の山内志朗による「ぎりぎり合格への論文マニュアル」(平凡社新書2001年刊)の一節と酷似した内容が掲載されていることが刊行の翌年にインターネット上で指摘され、平凡社幻冬舎に抗議する事態に発展。問題とされた部分は増刷の際に書き改められた。

盗作騒動の影響か、2007年いっぱいで当時抱えていた連載[5](「新書一点賭け」(文藝春秋)、「MEDIA WATCH 売文生活日記 どっからでもかかって来い!」(WiLL)、「通といえば販!」(週刊現代)、「敢闘言」(エコノミスト)、「日垣隆のどこへ行くのかニッポン!」(日刊ゲンダイ))がすべて終了となった。以降、いわゆるマスメディアへはほとんど登場せず、ツイッターフェイスブックなどのSNSによる情報発信有料メルマガ電子書籍による自費出版を盛んに行っている。


dankogaiがこの日垣隆をすっごい持ち上げてたのは覚えてる。

anond:20230323124521

あれ元々はラノベとして刊行されてたんよ……作者もイラストレーターもアレになってしまったが

2023-03-18

anond:20230318165708

ちなみこういうことが起こる作品のにレーベルに限ってそれを管理する出版社もとい組織のサイトみたいなのがそもそも存在しないことがある。

よって刊行リスト確認して漏れを防ぐみたいなこともできない。

2023-03-01

校閲は何をしているのか

先日ホットエントリに入っていたブログエントリColorful Pieces of Game『書籍ゲーム歴史」について(5)』にて、

校正校閲はいったい何をしていたのか」

との言及があった(現在修正済)ので、校閲業界では若輩者の私ですが、書籍制作において「校閲は何をしているのか」を少しばかり紹介しておこうと思い立ちました。

まず前提としてご理解頂きたいのは、一冊の本が世に出るまでには様々な工程を経るわけですが、その中で校閲が関わるのは「かなり後のほう」という点です。

書籍制作において最も時間を要するのは「筆者が原稿を完成させるまで」、次いで「社内の了承を得て刊行が決まるまで」のプロセスだと思われますが、校閲の出番は更にその後です。通常、校閲ゲラが回ってくる段階では既に発売日・刊行部数etc.が決定しており、余程の(筆者都合の)問題でも起きない限り(*1)動きません。つまり、「企画に無理がある」「内容がおかしい」といった理由刊行を延期ないし撤回させる権限は、そもそも校閲には無いわけです。

校閲者でもフリーランスなら「降りる」という選択可能ではありますが、企業所属している場合だと、誰かが作業を引き受けざるを得ません。こうなると、多くの場合は「誤字・脱字etc.のチェック、および最低限(=具体的には固有名詞・年月日etc.)の事実確認のみ行う」という対応となります

ファクトチェック」という言葉も指す内容が広いのですが、最優先でチェックすべきは、前述したように固有名詞・年月日etc.です。その次に、筆者の行った引用・要約etc.確認作業(*2)が来るのですが、その際に「筆者の主張は妥当か」という評価を下すことは、校閲権限を超えています(*3)。

そもそも筆者は誰よりもその分野に詳しいから本を書いているのであって、その内容を筆者以上の緻密さでチェックできる人間は、論理的には存在しないはず。そして、筆者の主張を世に出すことが妥当ないし有意義だと編集者・版元が判断たから、企画として動いているわけです。こうしたことを踏まえれば、校閲者の有する権限編集者に比べるとかなり限定的ものに過ぎないこともお分かり頂けるかと存じます。言い換えますと、筆者・編集者が「内容はグダグダでも構わない」と開き直っている場合校閲抵抗する余地はありません。結果として事実誤認オンパレードと化した本が世に出てしまった場合、その咎は筆者と編集者が負うべきである、と一介の校閲者としては考えます

また、「チェックしようがない事柄」も存在します。例えば、筆者が行ったインタビューを基に書かれた原稿ですと、発言内容の真偽(*4)、あるいは遡って「本当にインタビューは行われたのか」を問うても意味がありません。また、専門的あるいはマニアックな内容(*5)だとか、そもそも記録が残っていないために手も足も出ないという例も、ままあります

最近ですと、漫画アニメゲーム音楽etc.に関する記述・論評をチェックしたい場合に、「信頼の置けるデータベースが見当たらない」という問題もあります。有名なシーンやトピックなら各所で言及されている場合もあるにせよ、本来なら現物を取り寄せて実際に確認するのが望ましいのでしょうが、実際の校閲作業でそんなことをしているわけにも参りません。最終的には筆者を信用せざるを得ず、どうにも頭の痛い問題です。

ついでながら、校閲を通す場合金銭的なコストにも触れておきます

例えば物議を醸した『日本国紀』の場合一般的相場ですと、素読み(=ファクトチェックは行わず、誤字・脱字etc.のみ指摘する場合)は初校なら15万円程度、再校で10万円程度(*6)。更にファクトチェックも求められた場合、かかった時間に応じて別立てで請求することが多いのですが、作業可能時間刊行スケジュールに制約されることを考慮すると、20万円程度が上限かと思われます。当然ながら「作業量を考えると、この日程(or支払額)では無理」ということもあるわけで、そういう場合は「できる範囲確認作業は行うが、手が回らなかった部分は、ともかく著者を信用する」という対応も起こり得ます

気の利いた編集者ですと、先回りして「ファクトチェック不要です」と言ってくれることもあるのですが、実際には「ツッコミどころが多過ぎることを編集者自覚しているが、それを筆者との間で摺り合わせる時間も気力も無い」だけじゃないのか?と、一介の校閲者として邪推したくなることはあります。『ゲーム歴史』の制作進行は、どんな感じだったんですかね。

ともあれ校閲者としましては、単純な誤変換の見落としetc.の指摘に関してはひたすら恥じ入るばかりですが、「文章破綻している」「内容が間違いだらけ」といったレベルのご批判でしたら、できれば筆者か版元へ向けて頂きたいと願う次第です。

(*1)個人的経験した中で最もアツかったのは「筆者の不祥事新聞沙汰になりました)が発覚して、既に校閲済=刊行間近の新書企画が飛んだ」という事例です。誤訳の指摘も含めて、ファクトチェック、すげえ頑張ったのに……。

(*2)挙げられている資料アクセス困難で詰む事例は珍しくありませんが、中には筆者自ら資料を開示して「引用や要約が適切か確認してほしい」と依頼してくる例もあります。そういう場合は当然ながら、校閲者が責任を持って作業に当たることになります

(*3)もっとも「前段と後段で主張が食い違うのでは?」といった指摘は起こり得ます

(*4)無論、明白な事実誤認記憶違い、言い間違いと思しき例など)が含まれていれば、その旨は指摘します。

(*5)とりあえずネット上で検索を試みたものの、ほとんど筆者自身による論文しかヒットしない、という事例は実際に経験しました。

(*6)ここを著者と編集者校正することにしてしまえば多少ともコスト圧縮できるわけですが、その結果どうなるかというと……

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