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2020-12-06

計算中)生きがいと言えるほどのすごい番組出会ってしまった

22/7 計算中”っていうものすごく変な番組最初出会いアニメと間違って予約してしまって、見たら「なんじゃこりゃ!?」っていう衝撃。

Abemaで1話と最新話が無料で見られるので、百聞は一見しかずでちょっと見てほしい。

https://abema.tv/video/episode/26-95_s2_p1 1話

https://abema.tv/video/episode/26-95_s2_p35 最新の35話(パーパーほしのさんも出演)

https://abema.tv/video/episode/26-95_s2_p36 最新の36話(キャラクターが歌って踊るよ)

いきなり動画は厳しいという人もいると思うので文章でも説明してみるけど、言葉にするのがなかなか難しい。

番組としてはお笑いコンビ三四郎さんがMCで、そこに3Dアバター女の子キャラが合成表示されて、両者の掛け合いで進行していく。

MCとのリアルタイムな掛け合いを見てると、これは同じ場所モーションキャプチャー撮影してるなと分かってくるんだけど妙に気になる。

「あーバーチャルアイドルってやつかあ」と思ったら、途中いきなり生身の手や体が写りこんで驚愕

普通こういうのって中の人絶対秘匿するものなのでは?と思ったら、エンディング後のおまけシーンで収録場面まで写してくる。

驚きなことにみんな可愛い。「なぜ手間暇かけてわざわざアバターにするの!?」と、ますます意味が分からない。

意味が分からないなりにすっげー面白くて、調べてみるとすでにシーズン1が放映されてて70話以上あったとの事。

そこからはもう沼で、毎日計算中のシーズン1の番組動画を探して見続けてしまう日々※。なんせ30分の番組体感5分くらいだからまらない。

スタジオの外のロケにもどんどん出ていくし、3Dアバターのはずなのに料理したりジェットコースターに乗ったりとやりたい放題。

そんなファーストコンタクトでした。

…やっぱり文章だと伝わらない気がする。できれば数分でも動画を見てほしい。

三四郎さんのMCテクニックナレーションテロップ毒舌絶妙で、本当に丁寧に作られた番組ですよ。

そのくせ7人以上出演した時は容赦無くパネルにしたりと、丁寧なのか雑なのか割り切り方もすごい。

今では中の人のナナニジも気になってしまメンバーツイッターやインスタをチェックしてしまうどっぷり沼な毎日

みんな可愛いくて必死活動してて、40おっさんのこっちも若返っちゃうよ。アイドル好きになったの初めての体験だったし。

あんまり大きな声で言えないけど、当時公式配信されてなく、おそらく違法アップだろうなーってのをYouTubeニコニコで見てた。ごめんなさい。

シーズン1の半分くらい見たぐらいあたりでめでたいことにdアニメストアシーズン1が配信され、また最初から見返す楽しい日々を送りました。

正確にはdアニメストニコニコ支店で、一人でコメントつけまくったね。

追記

しまった、1人でもファンを増やそうと思って書いたのに一番大事宣伝忘れてたわ。

毎週土曜日23時、東京MXBS1122/7計算放送中です。みてみかみ!

返信

見てないけど22/7というIPは確か秋元康二次元に侵攻()してみた的なプロジェクトのやつだろ?

オタクの大半はそういうのは既にあれだ、てさ部とかで味わってるんだよ。秋元ならぬダテコーでな。

そう!てさ部だ。なぜ思いつかなかった。ノリとしては近いものがある。

ただ、あれは声優同士のテーマトークたつきが手付けのモーション付けてるから、やっぱり少し違うんだよね。

計算中はモーションキャプチャーを活かしてジェスチャーゲームやったり芸人コントやったり、歌ったり踊ったりと新規性を感じるよ。

で、アイドルコンテンツとしてはどうなのってことだが、少なくともノータッチの俺の印象としては、アレにハマってるオタクは見たことない。君が初めて観測した人類だ。

過去アニメもやってた気がするしいろいろ展開してるようだが、話題になっているのも見たことがない。

おそらくファン数としてはミリマスにも遠く及ばず、新興の電音部やD4DJとも競えていないくらいのオタク認知度ではないか

そこから察するにオタク感性からはズレているか周回遅れなんじゃないかと推察するところなんだが、バラエティ的な回し方としてはアニメ畑とはレベルが違うから面白くできるんだろう。

乃木坂とか欅坂とかやっぱりいまだに全く興味が湧かないけれどナナニジはどハマりしたので、メンバーの隠キャ気質オタク気質に惹かれるところがあるのかも。

たまにShowroomやインスタで配信やってるけど、ボーカロイドの曲や乙女ゲームの延々としてたりするからそれを微笑ましくみるのが好き。

秋元康さんは正直毛嫌いしてたけど、ナナニジの曲はほんと良くてドライブ中とかSpotifyで鬼リピしてる。

って事でオタクの人がハマる要素を十分に兼ね備えてると思うんだよね。ツボる人はツボるはず。これからこれから

まあ元増田ちゃんはこれまで二次元アイドルコンテンツにハマったことはなかったみたいだから

これ、はしかみたいなものでみんな何かしらハマるのよ

いろいろ言ってる増田たちも「〇〇〇」(アイマスでも、ラブライブでもナナシスバンドリ、何でもお好きなものをお入れください。俺はモバマス)に一回はハマったでしょ?

みんなそういう時期はあるのよ

ラブライブバンドリはアニメ見て普通面白かった程度。3次元アイドルはほぼ免疫がない。

もっと早くアイドルマスターを知りたかった」anond:20201206230646増田気持ちが痛いほどわかりみすぎる。

アイドルのV版」といった印象。わざと割ることで煎餅を「規格外割れせん」として売れるようにするような。もともと煎餅を買わない層への餌としての。「かわいい!」じゃなくて「かわいいのにガワつけてる!」。

本当それ。その表現力が羨ましい。素材をわざわざ加工してるギャップが味を出してるんだろうね。

基本はキャラクターの設定に準じて演じてるんだけど、素材の味(中の人性格)が外に染み出しまくってるのがたまらん。

アニメのほうはどうだったのかしら

実は前シーズンアニメ22/7は見てたんですよ。予備知識何もなかったから可もなく不可もなくって感じでした。

WUGと似たような印象。ファン向けだね。ここのキャラクター思い入れのある今見たら楽しめるのかも。

2020-12-05

黛冬優子に「世界一可愛いよ」って言いたい

fancy baby doll」という曲はご存知だろうか。

田村ゆかりさんという声優さん代表曲で、ライブで必ず歌われるらしい。

この曲はサビの部分(正確には"2番の"サビらしい)「世界一かわいいよ!!」とオタクが叫ぶようにコールすることで有名で、

ネットオタク(と言ってもある程度年齢が高い方々)は恐らく一度は聞いたことがあるはず。ゆかり姫祭り上げてる王国民たちの情熱は一周して清々しいまである

この曲の歌詞を読むと、この歌詞主人公は「自分を『世界一可愛い』と思っている」のではなく、「『世界一可愛い子に生まれたかった』と思っている」女性であることがわかる。

王国民はこの歌詞理解し、この歌詞を歌う女性に向かって2番の「世界一可愛いって今日も言ってね」にかぶせるように「世界一かわいいよ」と心の底から叫んでいると、古の増田にも書いてあった。

ファンは夢を見せてくれる勇気ある戦士であり、美しい姫である田村ゆかりさんに愛と尊敬感謝を込めて、

田村ゆかりさんの夢を叶えるため、全力で「世界一可愛いよ」と伝える。

自分には誰も言ってくれないであろう、世界一可愛いよという言葉を、

言って欲しかった気持ちの分だけ、大きな声で伝えるのだ。

https://anond.hatelabo.jp/20131011143156

王国民ではないのでこの増田が正しいかどうか分からないが、あのコールが単に「世界一かわいいよ」と声をかけているだけでなく、コールを通じて「世界一可愛い子に生まれたかった」という想いを持った存在肯定されているのは間違いないだろう。

自分男性であり「可愛い子に生まれたかった」と思ったことはないが、「人気ものになりたかった」という思いを持っていた時期があった。

小学生の頃に顔も良くはないし根暗陰湿な僕はその真逆を行くちょっと浮いた子だった。でも(だからこそ?)承認欲求人一倍強かった。幸いにもイジメに遭うことこそなかったが、目立つようなことをすればするほど人から避けられるようになっていた。

その時の影響か「自分普通にしていても人気者にはなれない」と思っている。だから年齢を重ねるごとに「どうやったらウケるかを考えて実践しなければならない」という自覚が強くなり、いつもトークイニシアチブを取れるよう必死になっていった。

もちろん普通の人はそんなに必死ではないので、完全に様子のおかしな人として扱われる事が多いものの、「必死にさえなればある程度の笑いを稼ぐことができる」というのは己の承認欲求を心地よく満たしてくれた。


そんな人と会話することで承認欲求を満たしていた自分が、コロナ禍で人と会わなくなった。

出社もしないし買い物もしない。生活徒歩圏内で完結し通信量も1ヶ月1GBも使わなくなってきている。

身の回りでもゴタゴタがあり結局のところ承認欲求が満たされてなかったのだろうが、一時期「何かを為したわけでもなく自分よりもチヤホヤされる職場の同僚の姿」(と認識してしまうくらい余裕がなかった)を見て焦燥感劣等感と、それを覚える自分への自己嫌悪に日々辛くなっていった。

そんなとき出会ったのが「黛 冬優子 (まゆずみ ふゆこ)」 というアイドルマスターシャイニーカラーズ(シャニマス)のアイドルだ。

冬優子は二次元アイドルなので顔が可愛い。そういうふうに作られているからというのもあるが、作中の世界でも顔の作りが良いことは何度も言及されている。

でもそんな彼女は「自然と振る舞ってるとどんどん人が離れていく」ようなアイドル真逆人生を送ってきたことがセリフの端々から分かる。

そんな人生を送る中で幼少の頃に見たアイドルアニメの影響で心のなかにアイドルへの憧れを抱えて生きてきたのだ。

からよそ行きの自分を作って、完璧仮面かぶった状態で人前に出ていくし、アイドルになったからにはその仮面を磨き上げることに余念がない。

からこそ、彼女とき理想現実狭間彼女の心が揺れて傷つくし、そこから這い上がる強さも見せてくれる。

自分アイドルに向いてない」 けど 「アイドルへの憧れを止められない」 から自分の中の理想アイドルを作り上げる」 そんな姿をユーザに見せてくれる。

シャニマスに限らずアイマス世界ではたびたび「ナチュラルボーンアイドル」がもてはやされる。

はじめは「私にアイドルなんて無理!」みたいなこと言ってるキャラも"人間的成長"を経て自然体のままアイドルになっていく描写がなされ、

一見とっつきづらいタイプアイドルも気づけば「いやあの子はいい子なんスよ…」みたいな評判になっていることが多い。

まれアイドルでなくても、トップアイドルを目指す過程で気づけば内面から理想アイドル」になっている。

アイドルになるべき女の子が、アイドルとして輝く世界アイドルマスター世界だった。

そんな中現れた黛冬優子のことを、他人事だとは思えなかった。

自分には誰も言ってくれないであろう、世界一可愛いよという言葉を、

言って欲しかった気持ちの分だけ、大きな声で伝えるのだ。」

今となってはこの文章意味が、痛いほどに分かる。

世界一可愛いよ。

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[2020/12/24 19:30ごろ] 書いたときの勢いを殺さな範囲で、読みづらかった箇所を一部修正しました。また、冬優子の新規pSSRは無事に引けました。世界一可愛いよ。

2020-11-25

のんのんびよりコラボすべきゲーム一覧

ドラゴンクエスト10

ドラゴンクエストウォーク

星のドラゴンクエスト

ドラゴンクエストモンスターズ

スーパーライト

ドラゴンクエストライバルエース

ファイナルファンタジー14

ファイナルファンタジー レコードキーパー

ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス

ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争

ディシディアファイナルファンタジー

オペラオムニア

ロマンシング サ・ガユニバース

インペリアル サ・ガ エクリプス

シノアリス

リムエコーズ

スーパーロボット大戦X-Ω

スーパーロボット大戦DD

機動戦隊アイアンサーガ

ツイステッドワンダーランド

刀剣乱舞

艦これ

オルタナティブガール

アリスギアアイギス

KOF98

パズドラ

モンスト

アズールレーン

コンパス

ガールズ&パンツァー

ウチ姫

ガールフレンド(仮)

神撃のバハムート

シャドウバース

グランブルーファンタジー

アイドルマスターアプリシリーズ

ドラゴンボールアプリシリーズ

ラブライブ!スクフェス

マギレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝

Fate/Grand Order

きららファンタジア

プリンセスコネクト! ReDive

レッドプライドオブエデン

バンドリ!ガールズバンドパーティー

D4DJ

炎上した二次創作否定の本題もわからないのに語るな

ファン活動としての二次創作を許容しなければならない空気感文化破壊したい」(該当ブログ削除済み)を読んだうえで、同じく二次創作否定からお気持ち表明したくて参上

いうて、私自体は商業どころか同人作家でもなく、駄文を書くことはあるけど基本は消費者しかないことご理解を。

あと該当ブログくんが炎上した後速やかに消えてしまったので、少し彼が本当に商業漫画家だったのか、web炎上させるの大好きマンくんではなかったのか怪しい空気になってしまったので悲しみ。

それでも、性善説を信じ、彼が本物だったと仮定して少し話させてほしい。まず二次創作擁護()派のみなさんに一言いいたい。

「本当に議論しないといけない部分」を無視して、主張の粗いところを責め立てて、論破()して「私たちの主張の勝ち、黙れ」って問題放置したまま勝利宣言するのいい加減やめてくれません?

私、基本はアイドルマスターくんとかいコンテンツオタクやってるんすけど、そっちでも炎上案件があったときによくみられるし、多数派意見をもっている人間がやりがちな行動なんだなぁとしみじみ。

根本問題が何一つ解決されていない、臭い物に蓋をする戦法でしかありません。そのくせ、勝ったという実績だけ手に入れたと対外アピールする最低演出ですよ。

あと「国語力を鍛えろ」も今回は追加で。

ふとTwitterみてたら今回の話だと「こんなこと言う前に『読者を金づるだと思ってるから逃げられたくない!』『編集部から煙たがられて仕事回されなくなったらヤダ』って思ってるところを認めなさーい」みたいなツイートが流れてきて

……言ってたよね? 筆者、その部分認めてたよね? あれ、俺は同じ文章読んでそう読みとったけど、俺が深読みオタクくんしちゃった?? と脳内バグりました。

本文で言及していた「大前提」(そもこれが前提なのか審議)を書いてないかダメっていって意見のもの否定するの卑怯にもほどがある。本文読んで読み取れなかったなら国語力なさすぎなので議論に参加しないでほしいし、

「わかって」やっていたならあんまりにも卑怯だよね。炎上案件なんて、いちいち全文目を通す人しかいないわけではない。そういう、見てない人に対して「あの主張はダメだよ!」っていうレッテルを貼って相手意見反対派に第三者誘導するの、まじで性格悪い。

 では、該当部分について引用して、僕が深読みオタクか、先方が国語よわよわマンだったのか判断お願いしたいと思います

「今、日本創作を行っている個人クリエイターは、二次創作活動を認めることを強制されている。

それが、すごく嫌だ。

「何様だ」って思うだろう。「読者がいなきゃクリエイターは食っていけないんだぞ」って言われるだろう。「好きなことを表現して共有することの何がいけないの?」って感じるだろう。

その通りだ。私は、何様でもなくて、ただちょっと絵が描けて、漫画が描けるだけの人間で、とても弱い。

読者のみんなが、漫画を買ってくれなきゃ、あっという間に死んでしまう、本当に弱い存在だ。』

『でも、結局私は商業作家で、最終的にはお金のために作品を描かなきゃいけないから、読者のみんなに、どうしても媚びなきゃいけない。』

作家が読者に依存していることをここで言及している。「金づる」という言葉は使っていないけど、お金ファンが結びついているので、僕はそういうニュアンスだと理解しました。

『色んな選択肢はある。これから選択肢は増えるだろう。

その選択肢を、消したくない。

読者に嫌われるということは、選択肢自分から消していくということだ。

編集者さんや出版社さんから「面倒な人物」と少しでも思われることは、自分未来を潰すことだ。』

未来=作家人生=仕事 をつぶしたくない つまり、面倒な人物だと思われたくない。単純明快

あと、「編集部にいえ」とか「ファンにいえ」みたいなことで怒っていた人たちはまじで何?

編集部に言ったら、自分の首を絞めることになる。ファンにいったら、ファンに離れられてしまうかもしれない。これらが実行した際に本当にそうなるかまでは確かではないが、

少なくとも筆者にとっては死活問題なんだと考えた。そう書いてあるのにいったい何を読んだら「これで反論してやったぜ」みたいな顔できるのかわからん

実際問題、「二次創作を許容すると宣言する作者」と「二次創作全面的否定する作者」のどちらが心証がいいかなんて明らかだろう。許容派の作者さんのその旨のツイートがバズってたし、

みんなわかってるんだろ? そして、二次創作を許容する人が言うように二次創作作品を盛り上げるうえで貢献する部分があるのだって事実でしょ? なら、企業として編集社はあやかりたいと思わない?

二次創作が許されている、つまり二次創作によって知名度があがる可能性がある作品と、二次創作を許されない作品。どちらも同程度に面白かった作品場合、どちらを選びたい? 前者だよね。

その二次創作を許されなくても人気が出るくらい面白作品を作れるなら、そういった意味も込めての「超大御所」という文章内での言葉だろう。それなら変わる、でもそこまで人気作家ではないと言っているんだから

そこで文句いうのは筋違いだ。

もし、そういった反論が書きたいなら「編集部に言うことも、ファンにいうことも売り上げや今後の仕事契約上、1mmも不利にならないこと」を論理的証明してから言えよ。

その証明が通れば、彼の増田でのアプローチおかしいと言えるだろう。

ここで一回区切るが、お気づきだろうか?

これらの反対意見、「増田に書くな」というご意見であり、本題である二次創作についてはなんも言及していないのだ。

これで「反対しました」とか「こういう雑な文章書かれると、本当の否定派も言いづらくなっちゃうよね~~」とか言ってくるのだ。

タチ悪いよねほんと、悪い癖にこんなガバガバ反証なんだからもっとやになっちゃう。

というわけで、ここから本題に入ろうと思います

筆者は「二次創作を許容しろという空気感文化が嫌い」と言いつつも、自身も「二次創作」をしたいと思う気持ちはあるという話をしている。

彼が本当に嫌っているのは何か。それは最後『むしろ「好き」を表現する手段として和気藹々と二次創作を行っている人達の方がはるかに『厄介』です。

自分達を善き人だと思い込んでいる人達に向けてこのメッセージを書いています』という言葉で語られる部分から考えていくことができる。

だって作品って私のもので、キャラクターストーリーも、本当に、精魂を込めて、精神と魂を削って描いて放出しているものなんですよね。

それを好き勝手されると、嫌な気持ちになることがどうしてもある。

作品を1匹のぬいぐるみだとするなら、二次創作ってのは、そのぬいぐるみを分解して、紐解いて、目をくりぬいて、

自分の好みの別のぬいぐるみにしてるような、そういう行為。』

とも書かれています。わかってきましたね?

そう、この人は「二次創作」そのものではなく、「二次創作と謳いながら作品自分好みに魔改造する行為」に辟易としているのです。

そして、そんなクソみたいな行為を「肯定」するしかないことを嫌だって言っているんです。

から私たちが今回の炎上で本当に考えないといけないのは「二次創作って何をもって二次創作っていうんだろう」ということなのです。

僕は最初二次創作否定派と言いましたが、一つ訂正します。僕は本当はそこらへんのオタクよりもよっぽど二次創作が大好きです。

でも、世間一般で「二次創作」として流れてくるほとんどのものが僕にとって二次創作とはいえない粗末なものばかりで、問題提起したくて

二次創作否定」という強い言葉をつかわせてもらっているだけです。

ですので、彼の意見賛同するものとして、君たちの「二次創作」が間違っているということをこれから話させていただきます

このことについて、まず私たちのもっている違和感感覚的に理解してもらいたいのでいくつかキャッチー言葉を考えて来ました。

いくつかあげますが、これらが伝わりやすさを重視し、正確さは少し度外視しているのでこのコピーに関する反対はご遠慮ください。

同人ゴロは「売れるものを売れるように描く」やつら、お前らは「好きなものを好きなように描く」やつら

②if設定で二次創作するとき、要素を変えすぎれば対照性が失われるから同一作品とは呼べなくない?

③それ創作じゃなくて、好きなキャラを好きなように動かして楽しんでいるだけのお人形遊び、いやもはやオナニーですよねそれ

自分で1から設定を練る力も考えた設定で継続してかいていく力もないから、既存の設定に乗っかって、

愛とかいって自己アレンジくわえて原作無視してるだけなのに「創作」者気分味わうのは気分よさそうですね^^

考察ではなく、願望によって展開されるもの二次創作ではなく妄想じゃない?

⑥そこにあるキャラを読み取るのが解釈なのであって、自分妄想押し付け行為のどこに解釈意味があるの?

原作ではありえないシチュエーション原作にありそうなシチュエーションを考えるのが二次創作であって、

原作ではありえないキャラの動きをさせるのは二次創作ではないのでは?

⑧ありえない事象シチュエーションについて「俺の宇宙では音が鳴るんだよ」と名だたる人が言及したことをあげて反論する人がいるけど、あれは一時創作

お前は二次創作、おわかり?

キャラクターから話を考えるのではなく、エモい展開にキャラを無理やり当てはめて描くんだからそりゃあバズりますよ。

消費者キャラじゃなくてお話評価下すんだから

打線組んだことないかセオリーからないけど、9つあるからなんか打線っぽくなったや。

まあ、伝えやすさ=過激さ重視なのであんまりいうと自分の足元掬われかねない言葉たちではあるんだけど、

一貫して言いたいことは「愛さえあれば何しても許されるわけないだろ」といったことだと思っていただければ。

「このキャラ好き、あのキャラも好き、その二人のカップリングが好きだし、公式でも絡みあったし、このキャラはあのキャラのことキチレベルで好きって設定にしよ!」

とか、「こういった恋愛関係が私性癖から、私の好きな二人にそういった恋愛させよ」とか、もしくは「このキャラ好きだからエッチ絵描きます!」とか、

そうやってあなた達が描いたキャラは、あなたが好きだっていったキャラがとりうる行動なんですか? 本来キャラなら取らないだろうなって思うなら、

それはそのキャラじゃないですよね。一次のキャラデザをパクり、性格を少し真似ただけの、貴方オリジナルキャラクターじゃないですか?

オリジナルから二次じゃないし、でもオリジナルというには既存キャラといろんな要素が一致するので、二次創作じゃなくて「パクリ」てすね。

そのくせ、パクった張本人は「二次創作だ」とか「私、この作品大好きなんです!」とかのたまっているんだから一次創作者で切れる人がでてきても全然おかしくないですよ。

そりゃあ、自分の好みのキャラデザ、設定を自分の好きなように動かせるなら大好きにでもなりますよ。

二次創作擁護する人達はいったい、どうしてこういった「妄想」や「パクリ」を擁護するのか教えていただきたいです。

彼らは善意作品雰囲気を壊す無邪気な子供みたいな邪悪さをもっているように思えます

その、作品雰囲気を壊すことが今の二次創作の大部分を占めているわけです。それで活発になるのは本当に原作にとって益なんですか?

作者にとって不本意な盛り上がり方になっている可能性は考えられませんか?

それとも、たとえどんな道であろうと、原作にたどり着いてもらえればそこで適宜消費者個人個人修正してもらえばいいとかいう考えですか? 

そして、何より、この妄想パクリというもの二次創作といって差し支えのないものなのか、本当に「愛」ゆえの行動と言えるのか、この部分を中心に議論していければよいなと思っています

それでは、対戦、よろしくお願いします。

P.S. もしくは蛇足

まあ、こうして否定しましたが、表現の自由とか考えれば「あなた方が妄想すること」自体否定するつもりはないんですよ。

ただ、それを自分一人で楽しむだけならともかく、他人に見せて自分承認欲求にあてたり、金稼いだりするのが気にくわないし

何より、それを「受け入れている」消費者が一番許せないって思っているのが私です。結局、問題同人ゴロと同じなんですよ。

彼らが存在するのは彼らを受容し、需要もつ消費者いるからです。誰も彼らの本を買わなければ、金稼ぎをしている彼らは描かなくなりますよね。

結局、こういう質の悪い「二次創作」、妄想しかない「二次創作」がTwitterに出回り、同人イベントであふれかえるのもそんな

他人を誑かすためだけに作られた作品をまんまと求める馬鹿消費者いるからなんですよ。

ですから、私、二次創作否定派ですが作者側には今一度、在り方を見直してほしいとは思いつつも「変えろ」という気はありません。

変わっていただければ私があなた消費者になるだけです。あなた気持ちが変わらないなら変えようと思いもしませんでしょう。

あくまで、私はそれを消費する消費者に「それを二次創作だっていって受け入れていいのか」と問いたい。そして、二次創作と呼べない粗末なものなら触らない。

別に妄想を書きたいだけの人なら、他人に見られなくても描き続けますし、承認欲求で描いてる人は、質のいいものを描こうと努力してくれるはずです。

そう、変わらないものは変わらないし、変わるものは質が良くなります。少なくとも「悪くなる」ことはないのです。

あなたも、キャラクターが好きで二次創作を追うだけなら魔改造されたキャラ設定を「良い」っていう必要がないのわかるでしょ? もはや、魔改造されたほうを好むなら

キャラクターが好きという言葉が適さないのもわかるでしょ? 

さあ、消費者よ。見栄えに騙されないで、甘言に惑わされないで、まずは私たち作品に「誠実」で在ろうよ。

素晴らしい二次創作はその先にきっとあるので。

2020-11-20

アイドルマスターXENOGLOSSIAで体調崩した時の話

オタクのめんどくさい話です。これ見て体調崩しても責任は負いません。あと長い。


アイドルマスターXENOGLOSSIAをご存知だろうか。

アイドルマスターについては多分はてなにいるほとんどの人が知ってると思うので説明しません)

アイドルマスターXENOGLOSSIA(以下ゼノグラシア)は2007年放送されたロボットアニメになります

アイドルとかじゃなくて、ロボットアニメ。いやまあロボットのことをアイドルって呼ぶとか、関係がない訳ではないんだけど、本来アイマスとは完全に別の作品アイマス原案だけど、設定もキャラの感じも何もかも違って、黒歴史って呼ばれてたりする。

エヴァガンダムを混ぜてアイマス香りを添えたゼノグラシアの内容を簡単説明すると、iDOLっていう隕石除去ロボットを操縦する、選ばれし女の子アイドルマスター』たちの成長物語です。

世界のために日々奮闘する中、敵が出てきて戦ったりするけど最終的に世界平和!みたいな王道ストーリー

インキャラの女の子たちはアイマスキャラだけど、見た目が似てるぐらいで、声優も違うし性格も体型も違ったりする。

ゼノグラシアアイマスとして見なければ良作アニメだと思う。内容もちゃんロボットアニメだし。

ただ、ずいぶん前だけど、見た当時の私は若干アイマスとして見てしまったばかりか感情移入しすぎてしまった。

ごめん、前置きが長くなったけどここからが話したかたことです。

私はデレステをやってた延長でアイマスに手を出し、そしてどっぷりハマった。菊地真ちゃんが好きで、色々調べていくうちに黒歴史と呼ばれるアニメを見つけた。

それがゼノグラシアで、別にキャラと分けて見たらいいのでは、と軽率DVDを借りに行った。

そうして体調を崩した。

見たのが本当にだいぶ前で、うろ覚えだけど久々に思い出して吐き出したくなったので、当時の思いを今から書きます文章は下手です。あと当たり前のようにネタバレするよ。


ゼノグラシアでも真ちゃんが好きだった。かっこよくて可愛くて、真ちゃんばかり目で追っていた。

ゼノグラシア彼女クールキャラになっていた。公式サイトから引用すると「天才アイドルマスターで、非常にクール性格。訓練や努力ほとんどしないが、ひとたびアイドルコクピットに座れば、つねに最高のパフォーマンス披露する。」という天才クールだけど何かしらの葛藤が描かれるんだろうな、っていう感じのやつだった。

アニメが始まると、主人公春香ちゃんなんやかんやあってアイドル、つまりロボットに乗ることになっていった。

それでそのロボットのある施設に行くんだけど、ロボットに乗る資格があるのは春香ちゃん、真ちゃん、そして伊織ちゃんという女の子3人だけっていうことがわかる。でも施設には2体のロボしかいなくて、しかも1体は動かない。は?ふざけてんのか?

なんか適正する奴がいなくて、才能がある奴しか乗れねーんだよってことらしい。元々いた真ちゃん伊織ちゃんは、もう1体の動くロボ『ネーブラ』を奪い合う形で動かしてた。つっても天才の真ちゃんほとんど乗ってたけど。

まあ乗ってみっか!ってしたら春香ちゃんがあっさり動かん方のロボ『インベル』を動かしちゃって適正があることが判明する。主人公属性だね。

ちゃん自分でも動かせなかったインベルを、不慣れとはいえ簡単に動かす春香ちゃんを見て、ちょっと心が乱れてくる。

そんで春香ちゃん伊織ちゃんはロボには心があるって主張するんだけど、真ちゃんは「心なんてない。こいつはロボットだ。道具だ。そんなことを言っているといつか大きなミスを犯す」って言う。

実際ロボットに心があると思っている勢は、ロボットも痛みを感じると思ってるからロボットを傷つけまい任務完璧遂行できなかったりしてしまう。

心があると思っている春香ちゃん伊織ちゃんロボットを労わるけど、人類を守るという任務完璧にこなすことはできない。

心はないと思っている真ちゃんは、ロボットを物として扱うけど、任務完璧にこなす

どちらが正しいかなんて無い。

そんなある日、とあるシステムが導入される。それはロボとロボに乗る者のチューニング

存在自体がふんわりしてて説明が難しいんだけど、ロボットとの相性、心がどれだけ通っているか、一つになっているか、それを音として聴ける?的なやつらしい。

ちゃんロボットの相性は悪くなかった。チューニングした時に奏でる音色は素敵なものだった。だけど繊細で、脆くて、壊れそうだった。

そして、真ちゃん伊織ちゃんの結果を比べると、能力としては真ちゃんの方が断然上だった。

だけど、伊織ちゃんには伸びしろがあった。

その結果から、ロボには伊織ちゃんが乗ることになり、真ちゃんサポートに回ることになってしまった。アア…………

ちゃんはそれが信じられないし、受け入れられなかった。

から伊織ちゃんがロボに本格的に乗るかどうかのテストの時、システムハッキングして、実質的には伊織ちゃん任務を失敗させた。

それは、春香ちゃん伊織ちゃんの主張する 「ロボットに心がある」ことを試すためでもあった。

任務が失敗になり、伊織ちゃんが大怪我を負ったあと、真ちゃんは呟く。

「やっぱり無いじゃないか


実は昔、真ちゃんロボットの心の存在を信じていた。

ちゃんは生まれからずっと、施設で訓練を受けていた。ただの天才じゃなくて、ちゃんと乗るための資格自分で得るために。

彼女には「お姉ちゃん」と慕う人がいて、血が繋がっていたりする訳じゃないんだけど、真ちゃんが小さい頃からの仲で、尊敬している人だった。

ひたむきに訓練をするのはこのお姉ちゃんあずささんのためでもあった。

あずささんは昔、真ちゃんが今乗っているロボのネーブラに乗っていた。だけど事故によって大怪我を負い、もうロボに乗れなくなってしまっていた。怪我は治っても、ネーブラが乗せることを拒否たから。

それを見た真ちゃんは、ロボットには心なんてなかったと絶望してしまう。そうしてお姉ちゃんのために、お姉ちゃんみたいにならないために、頑張ってきた。

クールなのは昔のトラウマを隠すための振る舞いだった。

そんな中、ロボと彼女たちは任務としてアイスランドに赴く。まだ誰も手にしたことのないもう1体のロボを回収するために。敵もその情報を握っていて、お互いはロボを奪い合う形で戦う。

でもその未確認のロボは、なんとマグマ中央に埋まっていた。さらに敵は人工的に作り出したロボで真ちゃんに挑む。

(言うの忘れてたけどロボは人が作ったものでなく月からまれた?もの。多分)

一刻を争う中、真ちゃんは自らの判断で、司令官許可なくネーブラを動かし、マグマの中に飛び込む。上はロボの回収を任せてサポートする。

敵は真ちゃんを追いかけ、マグマの中で戦闘を仕掛けてくる。真ちゃんはそれに応じるが、敵にネーブラの方腕を引きちぎられてしまい、うまく動く事ができなくなってしまった。

ちゃんは半パニック状態に陥り、片腕の状態でなんとか進もうとする。ネーブラも真ちゃんも、次第にマグマに耐えきれなくなっていく。

上はやめるように指示する。でも大声で呼びかけても真ちゃんにはそんなものは聞こえなくて、ひたすら「だめだ、だめだ、だめだ、だめだ」と叫びながら進もうとする。

「だめだ、だめだ、だめなんだよ!お姉ちゃんみたいになっちゃだめなんだよ!失敗したら、全部終わるんだ!全部!」

その時、ネーブラは急に動作を停止してしまった。司令室に繋がるモニターも途切れ、真ちゃんマグマの奥底で動けなくなる。

なんとか春香ちゃんがネーブラと真ちゃんを助けるけど、敵に未確認のロボは回収されてしまう。

ネーブラも真ちゃんも無事だった。施設に帰ると、真ちゃんは整備班に「ちゃんと整備しなかったから動かなかったんだ」と詰め寄るが、整備の人は「整備はちゃんとされていた。なぜ動かなかったのかはあなたもわかっているはず」と言い放つ。

ちゃんお姉ちゃんと慕う主任あずささんに自宅謹慎を命じられてしまった。

ちゃんのいる家に、同居しているあずささんが帰ってくる。慰めの言葉をかけるあずささんに、真ちゃんは「そんな上辺だけの言葉はやめて」と返す。

ごめんね、そう言うあずささんは真ちゃんを抱きしめる。泣きながら、真ちゃんしまいこんできた想いを吐き出していく。

ずっと、ずっと頑張ってきた。ボクがいくら上手く操縦しても、お姉ちゃんは見てくれなかった。

お姉ちゃんロボットと、春香ばかり見ていた。褒めてくれなかった。見てくれなかった。頑張ってきたのに。

小さい頃から、真ちゃんあずささんに褒められるように、認められるように頑張ってきた。

それなのに初めて任務遂行させた時、報告してもあずささんはすごいわね、と言うだけで見向きもしなかった。

次の日、春香ちゃんは真ちゃんに会いにきた。

そこで、要約するとあずささんはあなたのことをいつも心配してたよって言ってくる。

そうして、真ちゃんあずささんから電話がかかってきた。話があると。

ちゃんは昨日はごめんなさいと伝えて、施設に向かう。

あなたの今後について決まったわと電話で言ったあずささん。施設に行く真ちゃんは、吹っ切れたような柔らかな笑みを浮かべていた。



ちゃんは、お姉ちゃんからロボットに乗る資格剥奪する」ことを告げられた。


笑みが消えた。


そうして悪堕ちした真ちゃん絶対に倒すと決めていた敵の仲間に自分からなりにいく。

敵の方で前回回収した新しいロボに乗れることになるけど、色々葛藤があったりする。しんどい

なんやかんやで最終決戦的なやつになる。

体調が最悪だったのでここからマジでうろ覚えなんだけど、殺されそうになったあずささんを真ちゃんが守る場面があるんすよ。

さっきまで「ボクを裏切ったあの人を後悔させてやるんだ」って言ってたのにね…………。

そしてお姉ちゃん死ぬ。真ちゃんあずささんのつけてたネックレスをつける。

やばい局面伊織ちゃんとかの助太刀をする。

なんかでかい隕石?だったかな、それが降ってくるのを止めるために春香ちゃん伊織ちゃん、真ちゃんの3人で宇宙に出て止めて、爆発して死んだと思ったらロボ達に守られて生きてた。




?????

しんどい。思い出すだけでしんどい

いや、良いアニメなんよ。でも真ちゃんが好きで感情移入しすぎたばっかりに体調を崩した。数ヶ月引きずった。なんなら今もふと思い出して無理。

後日談としてドラマCDで真ちゃん宇宙飛行士になってるらしいんだけど、無理、そこまで見れん。

この真ちゃん悪堕ちから出戻りの文章は、当時しんどさの余り友達LINEでぶちまけたものを元にしてます

友達へ、あの時はごめん。ほんとにありがとう。聞いてくれて助かりました。

その当時のLINEにも書いたんだけど、なんか、真ちゃんがもうちょい救われてほしかった。

あずささんが真ちゃんに謝ってるシーンもあったけど、違………手遅れなんだわ…………………利用してたじゃん…………。

途中でむしろ殺してあげた方がいいって思ってた。悪堕ちして表情が死んでた辺りとかで。

主人公補正にここまで怒りと悲しみが湧いたのも初めてだったな……。

救われない役を好きになったり、悪役とかを好きになることが多くて困る。あんまり正義主人公とか好きになれんし…………。

とまあここまでクソ長語りしましたが、私個人の感想だし、普通に良いアニメなので気が向いたら見てみてね。主人公春香ちゃんがロボと水着デートしたりいちゃいちゃしたりするよ。

私は二度と見ないが。

2020-11-08

アイドルマスターって

ただのキャラクタービジネスなっちゃったんだね

最初期のプロデュースってすごく主観的ゲーム内のキャラクター成功体験を分かち合えた

それが他のどんなゲームよりアイドルマスター

どんなキャラクターより担当アイドルに夢中にさせてくれるものだったのに

音ゲーばっかになった時も

もうあの体験ってできないのかなって思ってたけど

ポプマスは本当にキャラありきでひどいや

2020-10-07

タマス初期実装人数を「平等」に振り分ける案

みんなまとめてアイドルマスターなのに本家からは13人、3コンテンツから5人ずつというのも何だか平等な感じがするので、アイマスが約15年間大事にしてきた「平等」を実現可能な案を考えてみた。

案その1:とりあえず28人と4コンテンツなので、各コンテンツ7人ずつ。

案その2:本家は13人出したそうだし最小のまとまりなので、全コンテンツ13人ずつの計52人。

案その3:選抜すると各コンテンツ毎で比率がばらけるので、人数比で按分する。28人を本家13人、デレ91人(バンナムが新ボイスを本作の為に付けるはずがないので)、ミリ39人、シャニ23人で按分して端数を調整。

本家2人、デレ15人、ミリ7人、シャニ4人で各コンテンツから17%ずつで計28人。

どれもそれぞれ違う意味平等でありつつ、不平等でもあると思うが、果たして公式提示してきた「平等」とどちらがより平等だろうか私にはわからない。

そもそも技術理由解決することを諦めてsideMが切り捨てられた時点で「平等」とは何ぞやとも思うが。

知らない人でもわかる!『シャニP』がトレンド入りした理由

「杜野凛世って主人公好き好きキャラが、他作品に出向というNTR展開でシャニマスプレイヤー発狂wwww」ってだけじゃないんだよって話

そもそも良い年したおっさんが、主人公=俺なんて視点持てると思うか?

違うんだよ俺が嘆いているのは、凛世が俺ではないシャニPと「また」すれ違ってしまたことなんだよ。

杜野凛世は「すれ違う恋」をテーマに作られたキャラクターだと思う。

凛世は想い人としてシャニPのことを大切に思っている。

一方でシャニPはあくまアイドルとして凛世を大切に思っている。

からこそシャニPは大舞台であるタマス世界に抜擢した。

そこはわかるんだよ。

だけどさ、そこには凛世の気持ちが無いんだよ。

凛世は一人の女の子としてシャニPのことが好きでずっと一緒にいたいと思ってる。

だけど凛世はシャニPのことが好きだから自分意思とは違うことでもシャニPの願いを叶えてしまう。

そして何よりも悲しいのがシャニPの願いは他でもない凛世のためだってことなんだよ。

俺は凛世が一人の女の子として幸せになることを望んでいる。

だけどスタマスに出向したということは、「アイドル」杜野凛世としてシャニPと離れたことが確定している。

それは一人の女の子ささやかな願いが叶えられなかったことを意味する。

結局シャニPと凛世は交わることなくすれ違うということを、俺はまざまざと見せつけられてしまったんだ。

アイドルスタースターリットシーズン出演おめでとう凛世。

願わくはその後に一人の女の子としての願いも叶えられますように。

追伸:これから4コマにもちゃんと監修つけようなガミP

2020-10-05

アイドルレスター THE IDOLMOLESTER

molesterとは悩ます人。女性子供性的にいたずらをする人のこと。

アイドル握手会で手に汗をにじませてから握手する。

SNSアイドルクソリプセクハラリプを送る。

アイドルの住所を特定して押しかける。

アイドルのリベポルを拡散する。

マネジャースポンサー立場を利用して枕を要求する。

これらを行う奴らをアイドルレスターと呼ぶことができる。

アイドルマスターと1文字違うだけで大きな違いだ。

そろそろシャニマスとノクチルと天塵と向き合う時だ

シャニマス2周年を迎え、新ユニット「ノクチル」が追加されてから半年。今2.5周年キャンペーンをやっているからそれで合っているはず。

ノクチルとは浅倉透、樋口円香、福丸小糸、市川雛菜からなる幼馴染の四人組グループだ。アイドルマスターでも姉妹以外の既に関係性が完成されているグループというのは珍しく、いろんな点でも話題になったことは記憶に新しい。

そんなノクチル初のシナリオイベントである「天塵」は、今だなお賛否両論を以て語られることが非常に多い。

というか実際には賛が多いのだろうけど半年たった現在、賛の部分はさんざん語り尽くされたので、今やドロドロした否定的意見のほうが根強く残っているように思える。

そのほとんどが初仕事生放送意図的放送事故を起こしたことに対するノクチルの批判。「擁護できない」「駄々こねているだけ」「身勝手だ」「もっと大人対応するべきだ」など、ノクチルが起こした放送事故が許せないという人が多い。

こうして色んな意見があるのはシナリオライターの目論見通りであることはさておき、そもそも天塵の放送事故番組側が事前の段取りや取り決まりを全て無視したことからはじまっている。放送事故を起こしたノクチルに対して「プロ意識が~」という意見が見られるが、そもそも番組側のそれら全てを反故にしたプロ意識の無さがはじまりだ。

じゃあなんでノクチルのプロ意識の無さばかりが叩かれているのかというと、それは多分「その他大勢」に迷惑をかけたということになっているからだ。あの個人集団迷惑をかけてはいけないが、集団個人にどれだけ迷惑をかけてもOK。というやつ。

日本人の多くが学校という場所を通過して育つわけだけど、そういった限られた集団の中の教育は極度に跳ねたやつや突出したやつを嫌い、みんな同じ服を着て髪の長さとかスマホ禁止だとか、集団に属する人を平均化するためだけの決まりを施して「周りに迷惑をかけないようにしましょう」みたいなことを言われ続けて、言われないにしても圧力をかけ続けられる雰囲気自動的形成される。で、そういう空気で育った人は周囲の目を気にするようになり、ただひたすら「考えることを放棄して言うことを聞く」という行為だけを強要され、同じように右倣え右して「周りに迷惑をかけないようにしましょう」とか言いだす。

で、そういうのを言い出す人のなにが始末に負えないかというと、他人糾弾するとき実のところ自分でも何が悪いのかわかっていないことがある。平均化された集団の中で右倣え右してきたので、「みんなが悪いと言っているので、悪い」みたいなのが無自覚根付いてしまっている。

実際今回のノクチルを見てみると、実のところ迷惑をかけた相手というのは全く多くない。強いて言えば事前の段取り放棄してきた番組しか迷惑は被っていない。この番組を見ていた視聴者も「うわ、放送事故だ」くらいしか思わないし、最終的に一番泥をかぶっているのはちゃん当事者たるノクチルとプロデューサーの五人だけだ。アンティーカに関してはシナリオライターは意図的に事前に言及してあるが、あれは「アンティーカに迷惑がかかりますよ」という合図ではなく、その後アンティーカのことを一切言及しないことで「アンティーカに迷惑がかかっている」というありもしない妄想誘引し、「見てもいないのになんでわかるの?」というカウンターを行うためのやつで、この手法アジェンダ283でもとっている。これに関してはちょっとシナリオライターが陰湿すぎるのであまり好きではないが、とにかくそういうことだ。(そもそもアンティーカを懇意にしているのは段取りを事前に破棄したアホアホディレクターなので、仮に今回の件で悪印象を持たれたとしても、あるいはノクチルが口パクしてなんの問題もなく進行したとしても、プロデューサーはそんな信用ならないアホとわざわざもう一度組ませようとする男ではないのでアンティーカが受けた被害は実際少ない。というかノクチルの仕事でアホアホディレクター問題性が浮き彫りになって本当によかった。あのアホアホディレクターのアホアホ仕事をうっかり受けてしまったせいで曇るアンティーカやイルミネや「え、たくさん練習したのに今日、歌えないんですか…」ってなる果穂ちゃんなんて、いやメチャクチャ見たいけど見たくない)

じゃあなんでノクチルが実際問題そこまで迷惑をかけていないのに、シャニマス世界でも現実でも多くの人がノクチルを叩いているかというと、やはり「放送事故を起こした」という表面上の言葉に囚われてしまっているから。それで迷惑をこうむった人は例によって段取り反故したアホアホ番組側だけだし、誰かが特別傷つくわけでもない。ノクチルの行為が身勝手だったとしてだから何だという話だし、そもそも仮に放送事故で「その他大勢迷惑」がかかったところで1ミリ子分関係ないはずなのに、なぜかめちゃくちゃ叩く。それは集団に隷属する限り自分たちは「その他大勢」であり、そういったものから逸脱する「個を尊重する」存在というのは安定した集団の和を崩すものなので、とにかく叩いて安定化させなきゃいけないというのが義務教育根付いてしまっているからだ。身勝手であることは別に悪いことではない、特別かに迷惑をかけるわけでもないし、まあそういう輩はいるけど、少なくともノクチルはそうではないのに、身勝手であるという属性自体に反感を憶えてしまうのはそういうわけだ。そうやって集団自動で安定化するように、別に誰かが意図的にそうしたとかではなく、平均化された集団に向けた教育がそうさせるのだ。

「それでも番組側に迷惑をかけるのはよくない」という意見に関してはそもそも番組スタッフ友達でもないのに番組側の肩をもつのはよくわからないとしか言いようがない。

また、「ノクチルがアイドルを舐めている」という意見もあるが、天塵を読めばそんなことはないことがわかる。雛菜を除きノクチルの三人は生放送に向けて通常のレッスンに加え、自主練をずっと続けてきた。彼女らは飄々とそれをこなすの一見なんの努力もしていないようにみえるが、初披露に向けてそうとうな時間をかけていたことがわかる。雛菜は雛菜でちゃんと283プロ側が用意したレッスンはきちんとこなしているので、求められるレベルに達しているのは間違いない(雛菜のスタンスについてはW.I.N.G.参照してください)。

ノクチルの練習風景を見ていないシャニマス世界人間がノクチルを「アイドル舐めてる」と叩くのはいいとして(良くないが)天塵のコミュを読んだうえで「アイドルを舐めている」と叩くのは、アイドルという存在を「ファンに尽くすために存在する傀儡」と捉えているからだ。なのでノクチルが画面の向こう側の人ではなく、自分たちの心の納得を優先して行動したのがどうしようもなく許せなくなってしまう。

その個を優先した姿からプロ意識の欠如だ」と訴える人は少なくないが、そもそも個人を優先することとプロ意識は全く矛盾しないし、そもそも本当にプロ意識があるのならばそれはレッスンを重ねた歌と踊りでみんなを楽しませることであり、番組側が無理やり押し付け口パク披露することではない。どちらにせよ、芸能界集団によるアホみたいな圧力に個を曲げる必要性など一つもないし、それで自分自身を貫いたとしてそれはプロ意識の欠如ということにはならない。そもそも最近アーティスト集団に隷属せず自分自身を優先させるスタンスの人が多い。その筆頭が若干18歳でグラミーを総なめしビリーアイリッシュで、彼女は「ファン否定や賛成の意見に全て従って生きていたら身動きができない」と集団への隷属に断固拒否を突き付けている。また、アーティストたちのメンタルヘルス重要性も訴えている。一方ビリーアイリッシュの圧倒的なパフォーマンスカリスマ性はファンを滅茶苦茶熱狂させるので、プロ意識に欠けているということはない。

別にノクチルはファンアイドルがどうでもいいわけではない。ただ同時に自分たちの心のこともちゃんと大切にできるだけなのだ

なのでノクチルの放送事故は「若さゆえの過ち」とか「青春の輝き」とかではなく、あくまでもスタンスの在り方であり、そういう時代性であり、今後その根元が変わることはないと断言できる。

「ノクチルが心から反省しないと受け入れない」といった意見も見受けられるが、そんなことは絶対起きないし、それはお前の教師がしょーもないことで怒鳴りつけてきたりクラスメイトが学級会を開いて「○○くんは悪いと思います。あやまってください」とかいって個人としてのお前を押さえつけてきた行為に他ならない。

そもそもノクチルにとどまらず、『アイドルマスター シャイニーカラーズ』というコンテンツ学校からの脱却というのをテーマの一つにしているところがある。

放課後クライマックスガールズなんかは直球に放課後クライマックスだし、プロデューサーアイドル一人一人と向き合いその個性尊重スタイルだ(無論全ての青春としての学校否定しているわけではない)。方言を使うアイドルである月岡恋鐘は283プロ所属する前、様々なアイドルプロダクションのオーディションを受けたが、その方言矯正するように言われる。そうやって集団個性ゴリゴリに摺り減らそうとしてくる。

ノクチルに「心から反省しろ」というのは実際そういった行為と変わりがないし、いい加減学級会から脱却してほしい。そもそも反省したとして、「これから大人とか世間とかそういう空気を読んで、おとなしく周囲に迷惑かけないよう口パクで歌います」とかいアイドルマスターシャイニーカラーズを見たいのか?

結局のところ「周りに迷惑をかけてはいけません」とか「空気読もうよ」とかいうのは集団を安定化させ扱いやすくするための上のほうのオッサン方便であり、絶対的な正しさではない。仮に一個人がなんらか困窮に瀕しても、集団がなにかをしてくれることはまずない。

なのでいい加減「周囲に迷惑をかけてはいけません」とか「身勝手はよくない」とか「世間様に迷惑をかけたら謝るのが筋だ」とか、そういうちゃんと考えれば全然意味からないし、そもそも周囲とか世間様とか誰だよって感じのやつから脱却したほうがいい。それがアイドルマスター シャイニーカラーズだ。

とまあ色々言ったが、なんだかんだ「周りに迷惑をかけるな」とグチグチ言ってくる人に限ってそういった圧力で甘い汁をすするオッサンの一番の被害者だったりする。本当によくない。ノクチルは最も個人的なアイドルからこそ他者尊重できるグループだ。誰もが自分自身と他者尊重できるようになればみんな大分生きやすくなるのにね。

あとこのエントリーを読んで「よりノクチルが嫌いになりました!」とか言うことで「もしかしたらノクチルが嫌いになってしまうかも…」みたいな考えを誘引してそういった発言を抑え込もうとする輩が出てくるかもしれないが、そういうメンタリティのやつは一生学級会していてノクチルともそりが合うことは無いので無視してもOKだ。

2020-09-29

なんどでも笑おう

笑えない。

明日9/30、アイドルマスター15周年記念楽曲「なんどでも笑おう」が発売される。

既に今日早売りで手にしている者もいるのだろう。

どうして各コンテンツごとで発売したのか。

90年代後半のCD全盛期とは違い、オリコンセルランなど何の価値も無いと言う者もいるだろう。

それでも、意味がなくともランキングはされる。各コンテンツ盤の数字が出てしまう。

ミリオンライブはどの位置につけるのだろうか。

願わくばシンデレラガールズの上にいたい。

ゲームアプリの売上は惨憺たるものだ。

せめてCD売上は上にいさせてくれ。これ以上妾の子の、外様の後塵を拝するのはうんざりだ。

どうしてこうなったのか。何が悪かったのか。

どうして正統後継者であり正統な続編たるミリオンライブのPがこんな目に合わなければならないのか。

さんざんシンデレラガールズバカにしてきたことが今になって返ってきたのか。

もう嫌だ。明日世界が終わればいいのに。

...さすがに今のアイマスにここまでのキチガイがいるとも思えないけど。

多かれ少なかれ、売上をネタに騒ぐやつもいるのだろう。

私の回りにはミリオン専任Pが多い。スターライトステージプレイしているだけで顔をしかめるような者もいる。

過去にはシンデレラガールズを、文字に起こすのも憚られるような言葉で貶めて嘲笑っていたものも少なからずいる。

コンプガシャ騒動アニメ放映時と、何かと話題に事欠かなかったのも要因のひとつではあろう。

それでも。

そのコンテンツを作り上げているスタッフキャストがいる。

そのコンテンツが好きで少なくない時間と金をかけているものがいる。

それを虚仮にして、貶めて、嘲笑ってきたツケが回ってきたのだろう。

せいぜい明日は、売上やそれに類する話題を目にしないよう顔を伏せて過ごしていただきたい。

こんなことを匿名ブログに吐き出す私も、彼らと変わらないのだろう。私も愚かな人間の1人だ。

私も彼らがシンデレラガールズを嫌っているのと同じくらい、彼らミリオン古参Pが大嫌いだ。

から

彼らが何より嫌いな、Pastel*Palettes新譜よりも売上が下回り、彼らが表には出さずとも歯噛みし、発狂してほしい。

ミリオンライブのPにとって"笑えない"1日になることを心から願い、祈っている。

2020-09-12

永吉昴と『ビギナーズストライク』が好きだという話

永吉昴と『ビギナーズストライク』が好きだ。けど語り合える友達がいない。からここに書き散らそうと思う。

わざわざこのためにはてなの垢も作った。えらい。

最初に断っておくがわたしミリシタ2周年ぐらいかミリオンに触れ始めたにわかPだ。グリー時代全然知らないし、なんならミリシタ内でも未読のコミュもある。

しかすると先輩Pからすると「こいつ何言ってんだ?」「解釈おかしすぎワロタ」的なところもあるかもしれない。

でも全部知らなきゃ語っちゃダメか? いやそんなことはない。はずだ。不快なところがあったらごめん。

あとはてな記法とやらもよく知らん。読みにくかったらごめん。

永吉昴と『ビギナーズストライク』の魅力について語る前に、ここまで何を言ってるのか全然わからんという読者(いるのか?)のために、まず少しく基本的情報を共有しておく。

有識者の同僚諸賢におかれては★印あたりまでスキップしていただくとよろしいかと思う。

 〇永吉昴とは?

 バンダイナムコエンターテインメントの展開する『アイドルマスター ミリオンライブ!』に登場するアイドルのひとり。

 15歳。一人称は「オレ」。趣味野球で特技は変化球

 すぐ「すっげー!」って言う素直でボーイッシュキャラクターかわいい。尤もアイドルはみんなそれぞれにかわいい

 〇『ビギナーズストライク』とは?

 永吉昴ソロ曲野球モチーフに、全体的に元気な曲調で瑞々しい恋心を歌った曲。

 ミリシタ内でしかいたことのない方にはぜひフルで聞いてみてほしい。フルを知らないとこのエントリ全然わからんと思う。

 〇ミリシタとは?

 『ミリオンライブ!』のスマホゲー。詳細はググってほしい。9月からフェスから始め時だよ☆

他、わからない単語適当検索してほしい。ていうかわかるPしか読まんだろたぶん。

そろそろ本題に移ろう。


  ★


ビギナーズストライク』の魅力は、ズバリ次のフレーズに凝縮されている。

  "素直にならなくちゃ なんにも変わらない ホントライバルは ヨワムシわたし"

      (出典:http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl=k-140430-185

この部分がわたしはもーほんと素晴らしいと思う。この1節のためにこの曲はあるといってよい。

尺の都合があるとはいえ、この部分がミリシタに実装されなかったのは残念至極というほかない。

さあではこのフレーズの一体どこにそれほどの魅力を感じているのか?

先述のように、ミリシタにおいて昴は基本的ボーイッシュキャラクターとして描かれることが多いが、そればかりではなく、実はかわいらしさ・女性らしさといったものへの憧憬を持っている。

例えば4コマ『あとひと押し』ではかわいい服に惹かれながらも自分からはなかなか一歩を踏み出せない姿が見られるし、オフショットかわいい必要もの』ではまさにド直球で「かわいいってなんだろう…」と思い悩む。

(少し話がそれるが、わたしの思うに『かわいい必要もの』は、一見安易性的ネタに逃げているように見えて実はしっかり昴の心情を表現している見事な一コマだ。おふざけでなく真剣に眉を寄せているのが肝だ。

例えば亜美真美ならおふざけ全開で胸に詰め物をするだろう。この違いは亜美真美が頭空っぽとかそういうことではなく、昴がボーイッシュ自分と風花さんのような女らしさとの間に乖離を感じていることに起因するものだ。

『あとひと押し』は正直なところ4コマ目が若干解釈違いで、わたしが作者なら「そ、そこまで言うならしかたねーなー!」みたいなセリフで喜ばせるところだ。「入ってみたかった」とはっきり言わせるのは違う。『あとひと押し』というタイトルならなおさら

このボーイッシュさと女らしさのせめぎあいというのが、永吉昴の大きな魅力のひとつだとわたしは思っている。このせめぎあいはすなわち子供らしさと大人らしさの葛藤であり、15歳の彼女の成長痛といってもよい。

アイドルとしてのみならず、一人の人間として女として、子供から大人へ成長しつつあるアイデンティティの揺らぎが描かれるところが、多くのアイドルの中で昴を昴たらしめている大きな特長である

翻って『ビギナーズストライク』の歌詞を見ると、全体としては「いま観戦してる試合に出てる”彼”、前から思ってたけど素敵だな~…でも告白する勇気は出ないんだよな~…でも…思い切って告白しようかな…!」みたいな歌詞なわけだが、つまり言いたくても言えず、心の中でつぼみのように大事にしている恋心をいざ伝えんと歌ったもので、要するにいままさに子供から大人へ一歩踏み出そうという歌詞なのだ

とはいえ勇気を出して告白しよう!」という曲ならぶっちゃけいくらでもある。が、『ビギナーズストライク』の場合、もう一つ注目すべきところがあって、それがさきほど引用したフレーズなのである

思い出してほしい。昴はボーイッシュキャラクターで、普段一人称は「オレ」であるしかし『ビギナーズストライク』に「オレ」は登場しない。昴が、曲中たった一度だけ心情を吐露する一人称、それが「わたし」なのである

この「わたし」のおかげで、『ビギナーズストライク』は、ボーイッシュではあるのだけれども決してそれだけではない、「オレ」ではない、恋する女の子としての昴を見事に表現することに成功しているのである

「こっそり隠したラブサイン」→「欲張りなオモイが泣き出しそう」→「告白してみよう…かな?」→「ホントライバルは ヨワムシわたし」なのである。ここに至るまで「わたし」は登場しない。ぜひフルで聞いてみてほしい。


正直に言うと、ミリシタ内で初めて『ビギナーズストライク』を聞いた時には、まあありがちな自己紹介曲だな、くらいにしか感じなかった。なんだか歌詞もわかるようなわからんような、まあ野球を恋の歌に落とし込むとなると難しいんだろうな、程度の認識だった。

初めてフルを聞いて『ビギナーズストライク』の良さに気づけたのは6月ライブ一挙放送でのことで、まあそんなわけで何が言いたいかっていうとその節は運営さん素敵な企画ありがとう可能ならまた一挙とかやってくれると嬉しいです。あとマスピ実装待ってます。あの大団円感が好きです。歌い分けもお願いします。おわりです。

2020-09-07

二度目は行かないなと思ったアイマスライブ

アイドルマスターを好きになって10数年が経った。

アニマスミリシタを履修し、ニコニコ担当コミュ動画を漁る程度の浅いファンである

 

地方に住んでいるため、アイマスライブというものは遠い都会で開催されるもので、レポを読むものしか思っていなかった。

しかし、ミリオンライブ地方公演を地元映画館LVすると知り、せっかくだし、一度は行ってみるかと思い、参加してみることにした。

 

感想は「感動して泣いたが、二度目は行かない」だ。

推敲していないため、日本語おかしい点が多くある。

 

理由1: 結局声優ライブ

レポを読むと「○○さんにキャラ降臨してた」とか言う発言散見されるが、そんなことはなかった。声優声優だ。

もちろん声はキャラクターだが、声優身体からキャラクターの声が出ているだけである降臨発言は、まあ、会場にいると頭がおかしくなるので、それゆえだと思う。

 

アイマスライブは、前提として、≪登壇している声優ファン≫じゃないと楽しくないライブだ。キャラクターだけが好きでは、何も楽しくない。

 

3Dメガネみたいなのをかけたら、声優の姿がキャラクターに置き換わるようにならんかな。

 

 

理由2: パフォーマンスの質

歌はともかくとして、ダンス…。あれに金払ってるのかと思うと、悲しくなる。

本業声優から仕方ないと言われるかもしれんが、舞台に立つ上で何が対価に見合うパフォーマンスなのかは考えてくれ。下手なダンスするぐらいなら、朗読しろ

自分声優ファンではないから、擁護する気にならない。

 

 

理由3:オタクきもい

田舎LVやばいのか、実際もそうなのかわからんが、オタクきもい。くさい。

これが隣にずっといるとか苦痛しかない。顔面偏差値高い声優がドアップになると「フォオオオオオオオ!! ドゥッドゥフッ」って言う奴多すぎる。こいつらがしばらく隣や前後にいるのはかなりの苦行だった。

しばしばアイマスファン同士で仲良くなったり、結婚したりといった交流をみるが、あれはマナーを守れる連番者の確保という点で非常に利がある行為だと思う。

自分は二度目は行かないので別に構わないが、アイマスファン安心できる連番者確保のために、風呂ちゃんと入ることと、人当たりの良い性格に心を入れ替えたほうがいい。

 

ここまで言っておきながらなぜ感動したかというと、登壇している声優も、クオリティーが低いにしろ彼女らが背負ってる重圧やそれを乗り越えて成長したことをその一つのライブから感じたからだ。

成長は、結果としてどんなに拙かろうが、尊いものである

 

 

でも、自分あくまキャラクターが好きで声優は好きじゃないし、ダンスレベルは低いし、周りのオタク気持ちいから、二度目は行かない。

2020-09-03

お気持ち表明(笑)

自分川島瑞樹出会ったのはちょうど4年近く前になるのかな?

好きだったなぁ川島瑞樹。全部、好きだった。雑コラネタにされていたことも、初代総選挙10位ってとこも含めて。メタ視点で見ても好きな存在だった。


28歳の元アナウンサーで、優しくて、かっこよくて、可愛くて、茶目っ気があって。なにより、憧れの存在だった。

アイドルになりたての頃、不安でヤケになっていたのが嘘だったみたいに立派に成長して、若い子と正々堂々切磋琢磨して、ああ、夢を見始めるのに期限はないんだ、28からでも成長していいんだって勇気づけられた。こんな大人になれたら素敵だなって。



モバマスポチポチ走って課金してスタドリ貯めてフリートレード駆使してカード集めも頑張ってたな。温泉アイプロ川島瑞樹メンバーのみんなに尊敬されてて鼻が高かった。オトナのバレンタイン報酬SR最近イラストの中で1番好きだったな。

デレステもNocturneイベントは全力出した、3桁きれないような雑魚だったけど自分なりに頑張ったな。




2019年6月23日SSRアドバンスアバンチュール実装された。かの有名な「水着マフラー川島さん」だ。自分はその頃ちょうどインターネットというかTwitterに嫌気がさしてて情報遮断してたから実際にどういう燃え方?というか物議の醸され方?してたのかは詳しくないんだけど、賛否両論だったらしい。

キャラクターのことを好きになりすぎるとパブサができない。推し悪口を言われてるの見るとムカついて、涙が出るから5ちゃんとかまとめサイトとかpixiv百科とか見れないタイプオタクだったから、相まってその時のインターネットが怖かった。



とりあえず、出番が貰えてよかった気持ちもあってTwitterでは喜んだフリした。いやもう、正直、現実世界自分は怒り心頭はらわた煮えくり返りまくりだったんだけど。冷静になって考えればTwitterで喜んだフリしたのも訳わからんよ。もっとキレて、喜んでる人達ブロックしまくったりすればよかった。同担の目が気になって本音が呟けなかった自分が情けない。まずもう死にたい

セクハラとかモラハラとか、似合う似合わないとかの問題じゃない。「こんな衣装」で一枠潰されたのが川島瑞樹だけでなく、まだSSRの無いアイドル達にも申し訳なかった。

布は少ないし、マフラー浮くし、個人的感想になるけど合うステージが少なすぎるし踊るの見てて不安になる。

そして、川島瑞樹が着る必要が無い。コミュを読んでも、親愛度セリフを読んでも、川島瑞樹けがポジティブ物事を捉えて素敵な解釈を後付けているようで、自分は追いつけなかった。「28歳でデビューした事が奇異の目で見られる」という最初期の設定をわざわざ掘り返してまで水着マフラー川島瑞樹に着せた意味もわからなかった。




自分もっと上手に川島瑞樹プロデュースして、人気が出てればこんな衣装貰わなかったのかと思うと悔しかった。死にたくなった。

その頃の自分は本当に馬鹿で、プロデューサーとして自分川島瑞樹に何か出来る気がしていた。本当は何も出来ないのに。

あと、高垣楓。あそこまでセットとして高垣楓とくっつけたいなら川島瑞樹にもそれ相応の衣装渡せよ。高垣楓ドレス貰いまくってるんだから川島瑞樹がそれに見合う衣装貰えないのおかしいだろって、なんの罪もない高垣楓八つ当たりしてしまった。ごめんな楓ちゃん。楓ちゃんは悪くない。あとその直後の月末三船美優のことはまだちょっと許せてない。ごめんな美優ちゃん。美優ちゃんは悪くない。






そこからどっぷりTwitterの「愚痴垢」関連のツイートを漁るようになってしまった。やれ、このアイドルの出番だの、このアイドル衣装だの台詞だの、言い出せばキリがないのは勘づいていたけど実際に言葉にしている人たちを見るのは割と辛かった。特にデレステ4周年~モバマス8周年本田未央シンデレラガールお祝いムードの時が一番色々な人の愚痴を見てた気がする。

辛かったけど、そのころにはなんだか安心できた。同じような意見を持ってる人が居たりしたのが嬉しかった。表垢じゃ言えないから、と、愚痴垢を作った人もいるようで安心した。自分ROM専だったが。

あそこで水着マフラーを出されなければ自分所謂聖騎士」になっていたんだろうなってくらいどっぷりハマってたはずなのに、気づけば愚痴ヲチして安心するような人間になってた。




水着マフラーから暫くして、とあるきっかけがあって運営に初めてお手紙を出した。「SSR衣装は目立つし、そのアイドルシンボルひとつになるからちゃんと考えて作ってくれ」的なこと。今考えれば稚拙感情任せな文章だったと思う。でも言いたいことを全部書いた。てかこれも随分と稚拙感情任せな駄文なんだけど。




元々、ソシャゲが嫌いだった。ゲームは好きで買い切りの家庭用ゲーム好きな人間だ。

いつかサービス終了するゲームに本気になれないし、ガチャというシステムがどうも金目当て臭くて好きになれない。長く続くソシャゲソシャゲシステムが多すぎて取っ付き難いし、シナリオも好きになれないものが多かった。あとただ単に毎日ログインが面倒くさかった。




そんな自分モバマスデレステには結構な額課金した。貧乏学生なりにデレマス生活の主軸になるような金の使い方をしていた。「ソシャゲ抗議文を送るなんてバカバカしい」って思ってたのに、感情任せのクソみたいな文章運営に送ったのもデレステ最初で多分最後だ。川島瑞樹に狂ってたし、運営に振り回されてた。




それからしばらくして、川島瑞樹は沢山の活躍をしてくれた。

LIVE新曲披露からフォーリンシーサイドイベント2020年5月31日ウェディングガシャのドレス姿SSRエターナル・マイラ実装。5周年のアニバのメンバーに抜擢。

自分はそんな川島瑞樹の頑張る姿を素直に喜べなくなっていった。

フォーリンシーサイドのイベントは完走した。ドレスSSRは3枚取りした。アニバイベントも今、とぼとぼ歩いている。

ももう、昔、川島瑞樹に感じていたあのときめきは無くなっていた。



川島瑞樹活躍が全部、運営免罪符に思えてしまった。

フォーリンシーサイドのイベントコミュが昨今のコミュ比較してとても良いものだったのも、ドレスSSRも、アニバのメンバー抜擢も、全部。

思えばアドバンスアバンチュールと同時に実装されたカバー楽曲も「カバー曲付けておくから衣装楽しみにしてた人はこれで許してね」と言われているようで実装当初から大嫌いだった。

どうでもいい事だけどHello Especiallyの歌詞片桐早苗の方が合ってるだろ。




ドレスSSRが一番嫌だった。水着マフラー実装された時「ドレスがよかった」という声が多くあがってるのを見て正直肩身が狭く感じた。

そりゃあ、水着マフラーよりドレスの方がいいけど、自分はずっと「永遠プリンセス」の上位互換SSRが欲しかった。確かに夜明けのディーヴァ自分も好きだ。水色のドレス姿で等身大川島瑞樹として歌う姿は朝焼け凌駕する美しさだと思う。だけど自分はそれより永遠プリンセスが好きなんだ。

AngelBreezeを踊らせたときに、しっくりくる、可愛いけど甘すぎない、ふわふわだけど爽やかな衣装が欲しかった。はじめてのダメガで使ってるうちに愛着が湧いて、自分川島瑞樹が好きになるきっかけをくれたカード。デレアニを見て尚更好きになった永遠プリンセス衣装SSR化はもう二度と叶わないんだろうな。

話を戻す。ドレスSSR実装、嬉しさよりも「ほら、みんなが欲しがってたドレスだよ!これで許してね?」という運営の声が聞こえてきて、本当に、素直に喜べなかった。

ポニーテール続投も、明るすぎる花の色と暗い青のちぐはぐさ、光ったりするギミックも無くてなんの捻りも感じられない。シンプルで良かった、と、気に入ってる人には申し訳ないが、何も嬉しくなかった。

イラストも、同時に実装された黒埼ちとせと比べて手を抜かれたように感じられて、物凄く不快に感じた。ごめんなちとせ嬢。ちとせ嬢は悪くない。

奈央さんの演技くらいだな。個人的にこのSSRの良い所。ボイスの実装があって良かった。

とにかく、自分はこのSSR実装運営が「ドレス出せって言うから出したよ。水着マフラーで怒ってた人これで機嫌直してね」と言ってるようにしか思えなかった。






アニバイベントは謎の2度目抜擢。

奈央さんの28歳に因んでる説があるらしいがそんなの知らん。中の人関連の色々ほんと無理。いや奈央さんの声と演技は大好き。ごめんな奈央さん。奈央さんは悪くない。

GoJustGoのアニメ観て全く感動できない自分がいて、一気に冷めてしまって今この文章書いてる。

俺も新規で動く川島瑞樹見て嬉し涙流したかった。

あと佐藤心二人称ぶれぶれなの呆れた。




川島瑞樹の出番に運営の「水着マフラー出してごめんね」の謝罪文が付いてまわっているようにしか思えなくなったのは、全部、自分が捻くれているせいなのはわかっている。

もともと被害妄想がひどくて、ネガティブで、後ろ向きで、落ち込みやす性格だ。

から自分が素直になれなくなったのは、他でもない自分のせいだ。

自分川島瑞樹をまっすぐ見つめることができなくなったのは、自分のせいでしかない。

川島瑞樹を追いかけられなくなったのも、全部全部、自業自得だった。

運営微塵も水着マフラー出してごめんね」なんて思ってないと思う。運営に「悪い事をした」という自覚があるなら、それはそれで恐ろしいから。どうかこれからも、悪気のないサイコパス運営であってくれ。


川島瑞樹のことは今でも好き。大好き。良い人だし、かわいい。曲はたまによく聴いてる。でもなんかもうなんか、わからない。あんなに好きだったのに、今でも好きなのに、公式川島瑞樹を素直に飲み込めなくなっていた。もうあの頃の頭お花畑なしあわせプロデューサーには戻れない。自分2019年6月22日以前の川島瑞樹のことしか素直な目で見れない。

アニバメンバー抜擢が良いきっかけになった。川島瑞樹イベントで、ここまで気持ちが上がりも下がりもしないの初めてだ。

このイベント終わったらデレマス関連全部辞めようと思う。こんなネガティブ野郎粘着されちゃあ、川島瑞樹迷惑がかかってしまうだろうし。

こんなメンタルクソザコナメクジと、アイドルマスターを引退しないかモバマスデレステもやめだやめだやめだ!

自分川島瑞樹みたいに前向きになれなかった。

お気持ち表明(笑)

自分川島瑞樹出会ったのはちょうど4年近く前になるのかな?

好きだったなぁ川島瑞樹。全部、好きだった。雑コラネタにされていたことも、初代総選挙10位ってとこも含めて。メタ視点で見ても好きな存在だった。


28歳の元アナウンサーで、優しくて、かっこよくて、可愛くて、茶目っ気があって。なにより、憧れの存在だった。

アイドルになりたての頃、不安でヤケになっていたのが嘘だったみたいに立派に成長して、若い子と正々堂々切磋琢磨して、ああ、夢を見始めるのに期限はないんだ、28からでも成長していいんだって勇気づけられた。こんな大人になれたら素敵だなって。



モバマスポチポチ走って課金してスタドリ貯めてフリートレード駆使してカード集めも頑張ってたな。温泉アイプロ川島瑞樹メンバーのみんなに尊敬されてて鼻が高かった。オトナのバレンタイン報酬SR最近イラストの中で1番好きだったな。

デレステもNocturneイベントは全力出した、3桁きれないような雑魚だったけど自分なりに頑張ったな。




2019年6月23日SSRアドバンスアバンチュール実装された。かの有名な「水着マフラー川島さん」だ。自分はその頃ちょうどインターネットというかTwitterに嫌気がさしてて情報遮断してたから実際にどういう燃え方?というか物議の醸され方?してたのかは詳しくないんだけど、賛否両論だったらしい。

キャラクターのことを好きになりすぎるとパブサができない。推し悪口を言われてるの見るとムカついて、涙が出るから5ちゃんとかまとめサイトとかpixiv百科とか見れないタイプオタクだったから、相まってその時のインターネットが怖かった。



とりあえず、出番が貰えてよかった気持ちもあってTwitterでは喜んだフリした。いやもう、正直、現実世界自分は怒り心頭はらわた煮えくり返りまくりだったんだけど。冷静になって考えればTwitterで喜んだフリしたのも訳わからんよ。もっとキレて、喜んでる人達ブロックしまくったりすればよかった。同担の目が気になって本音が呟けなかった自分が情けない。まずもう死にたい

セクハラとかモラハラとか、似合う似合わないとかの問題じゃない。「こんな衣装」で一枠潰されたのが川島瑞樹だけでなく、まだSSRの無いアイドル達にも申し訳なかった。

布は少ないし、マフラー浮くし、個人的感想になるけど合うステージが少なすぎるし踊るの見てて不安になる。

そして、川島瑞樹が着る必要が無い。コミュを読んでも、親愛度セリフを読んでも、川島瑞樹けがポジティブ物事を捉えて素敵な解釈を後付けているようで、自分は追いつけなかった。「28歳でデビューした事が奇異の目で見られる」という最初期の設定をわざわざ掘り返してまで水着マフラー川島瑞樹に着せた意味もわからなかった。




自分もっと上手に川島瑞樹プロデュースして、人気が出てればこんな衣装貰わなかったのかと思うと悔しかった。死にたくなった。

その頃の自分は本当に馬鹿で、プロデューサーとして自分川島瑞樹に何か出来る気がしていた。本当は何も出来ないのに。

あと、高垣楓。あそこまでセットとして高垣楓とくっつけたいなら川島瑞樹にもそれ相応の衣装渡せよ。高垣楓ドレス貰いまくってるんだから川島瑞樹がそれに見合う衣装貰えないのおかしいだろって、なんの罪もない高垣楓八つ当たりしてしまった。ごめんな楓ちゃん。楓ちゃんは悪くない。あとその直後の月末三船美優のことはまだちょっと許せてない。ごめんな美優ちゃん。美優ちゃんは悪くない。






そこからどっぷりTwitterの「愚痴垢」関連のツイートを漁るようになってしまった。やれ、このアイドルの出番だの、このアイドル衣装だの台詞だの、言い出せばキリがないのは勘づいていたけど実際に言葉にしている人たちを見るのは割と辛かった。特にデレステ4周年~モバマス8周年本田未央シンデレラガールお祝いムードの時が一番色々な人の愚痴を見てた気がする。

辛かったけど、そのころにはなんだか安心できた。同じような意見を持ってる人が居たりしたのが嬉しかった。表垢じゃ言えないから、と、愚痴垢を作った人もいるようで安心した。自分ROM専だったが。

あそこで水着マフラーを出されなければ自分所謂聖騎士」になっていたんだろうなってくらいどっぷりハマってたはずなのに、気づけば愚痴ヲチして安心するような人間になってた。




水着マフラーから暫くして、とあるきっかけがあって運営に初めてお手紙を出した。「SSR衣装は目立つし、そのアイドルシンボルひとつになるからちゃんと考えて作ってくれ」的なこと。今考えれば稚拙感情任せな文章だったと思う。でも言いたいことを全部書いた。てかこれも随分と稚拙感情任せな駄文なんだけど。




元々、ソシャゲが嫌いだった。ゲームは好きで買い切りの家庭用ゲーム好きな人間だ。

いつかサービス終了するゲームに本気になれないし、ガチャというシステムがどうも金目当て臭くて好きになれない。長く続くソシャゲソシャゲシステムが多すぎて取っ付き難いし、シナリオも好きになれないものが多かった。あとただ単に毎日ログインが面倒くさかった。




そんな自分モバマスデレステには結構な額課金した。貧乏学生なりにデレマス生活の主軸になるような金の使い方をしていた。「ソシャゲ抗議文を送るなんてバカバカしい」って思ってたのに、感情任せのクソみたいな文章運営に送ったのもデレステ最初で多分最後だ。川島瑞樹に狂ってたし、運営に振り回されてた。




それからしばらくして、川島瑞樹は沢山の活躍をしてくれた。

LIVE新曲披露からフォーリンシーサイドイベント2020年5月31日ウェディングガシャのドレス姿SSRエターナル・マイラ実装。5周年のアニバのメンバーに抜擢。

自分はそんな川島瑞樹の頑張る姿を素直に喜べなくなっていった。

フォーリンシーサイドのイベントは完走した。ドレスSSRは3枚取りした。アニバイベントも今、とぼとぼ歩いている。

ももう、昔、川島瑞樹に感じていたあのときめきは無くなっていた。



川島瑞樹活躍が全部、運営免罪符に思えてしまった。

フォーリンシーサイドのイベントコミュが昨今のコミュ比較してとても良いものだったのも、ドレスSSRも、アニバのメンバー抜擢も、全部。

思えばアドバンスアバンチュールと同時に実装されたカバー楽曲も「カバー曲付けておくから衣装楽しみにしてた人はこれで許してね」と言われているようで実装当初から大嫌いだった。

どうでもいい事だけどHello Especiallyの歌詞片桐早苗の方が合ってるだろ。




ドレスSSRが一番嫌だった。水着マフラー実装された時「ドレスがよかった」という声が多くあがってるのを見て正直肩身が狭く感じた。

そりゃあ、水着マフラーよりドレスの方がいいけど、自分はずっと「永遠プリンセス」の上位互換SSRが欲しかった。確かに夜明けのディーヴァ自分も好きだ。水色のドレス姿で等身大川島瑞樹として歌う姿は朝焼け凌駕する美しさだと思う。だけど自分はそれより永遠プリンセスが好きなんだ。

AngelBreezeを踊らせたときに、しっくりくる、可愛いけど甘すぎない、ふわふわだけど爽やかな衣装が欲しかった。はじめてのダメガで使ってるうちに愛着が湧いて、自分川島瑞樹が好きになるきっかけをくれたカード。デレアニを見て尚更好きになった永遠プリンセス衣装SSR化はもう二度と叶わないんだろうな。

話を戻す。ドレスSSR実装、嬉しさよりも「ほら、みんなが欲しがってたドレスだよ!これで許してね?」という運営の声が聞こえてきて、本当に、素直に喜べなかった。

ポニーテール続投も、明るすぎる花の色と暗い青のちぐはぐさ、光ったりするギミックも無くてなんの捻りも感じられない。シンプルで良かった、と、気に入ってる人には申し訳ないが、何も嬉しくなかった。

イラストも、同時に実装された黒埼ちとせと比べて手を抜かれたように感じられて、物凄く不快に感じた。ごめんなちとせ嬢。ちとせ嬢は悪くない。

奈央さんの演技くらいだな。個人的にこのSSRの良い所。ボイスの実装があって良かった。

とにかく、自分はこのSSR実装運営が「ドレス出せって言うから出したよ。水着マフラーで怒ってた人これで機嫌直してね」と言ってるようにしか思えなかった。






アニバイベントは謎の2度目抜擢。

奈央さんの28歳に因んでる説があるらしいがそんなの知らん。中の人関連の色々ほんと無理。いや奈央さんの声と演技は大好き。ごめんな奈央さん。奈央さんは悪くない。

GoJustGoのアニメ観て全く感動できない自分がいて、一気に冷めてしまって今この文章書いてる。

俺も新規で動く川島瑞樹見て嬉し涙流したかった。

あと佐藤心二人称ぶれぶれなの呆れた。




川島瑞樹の出番に運営の「水着マフラー出してごめんね」の謝罪文が付いてまわっているようにしか思えなくなったのは、全部、自分が捻くれているせいなのはわかっている。

もともと被害妄想がひどくて、ネガティブで、後ろ向きで、落ち込みやす性格だ。

から自分が素直になれなくなったのは、他でもない自分のせいだ。

自分川島瑞樹をまっすぐ見つめることができなくなったのは、自分のせいでしかない。

川島瑞樹を追いかけられなくなったのも、全部全部、自業自得だった。

運営微塵も水着マフラー出してごめんね」なんて思ってないと思う。運営に「悪い事をした」という自覚があるなら、それはそれで恐ろしいから。どうかこれからも、悪気のないサイコパス運営であってくれ。


川島瑞樹のことは今でも好き。大好き。良い人だし、かわいい。曲はたまによく聴いてる。でもなんかもうなんか、わからない。あんなに好きだったのに、今でも好きなのに、公式川島瑞樹を素直に飲み込めなくなっていた。もうあの頃の頭お花畑なしあわせプロデューサーには戻れない。自分2019年6月22日以前の川島瑞樹のことしか素直な目で見れない。

アニバメンバー抜擢が良いきっかけになった。川島瑞樹イベントで、ここまで気持ちが上がりも下がりもしないの初めてだ。

このイベント終わったらデレマス関連全部辞めようと思う。こんなネガティブ野郎粘着されちゃあ、川島瑞樹迷惑がかかってしまうだろうし。

こんなメンタルクソザコナメクジと、アイドルマスターを引退しないかモバマスデレステもやめだやめだやめだ!

自分川島瑞樹みたいに前向きになれなかった。

2020-08-24

今のK-POPの質低下が酷い

かつては自国のポップに海外の要素をいかに組み合わせてやるかで大衆性実験性が交差し面白かったのに、

ある時期から欧米流行をそのまま入れてろくに煮詰めずホイホイお出しするありさま。

しかも今はそのろくに煮詰めてないもの劣化コピーも溢れてとても退屈。

ただそんなシーンの中にも宝石があって今年だとYUKIKAのSoul Ladyはとても素晴らしいアルバム

音楽的にはなんとシティポップでそれを現代的にアップデートしてクオリティは高く、いくつかの曲は90年代ソウルと上手く融合してて見事な独自性を発揮してる。

そしてYUKIKAはなんと日本人で元声優アイドルマスター韓国ドラマにも出演していた寺本來可

長さもちょうどいいから「K-POPどんなもんかとBTSアルバム聴いたけど最初はいいのに途中から迷走して部分的には秀逸なのに全体的にイマイチだな」と見切りをつけた人もトライしてみてほしい。

2020-08-23

アイドルマスター特撮好きの子

南条とか小宮みたいな子が

彼氏が出来て徐々に好きだった趣味から距離を置いていくやつ

女性趣味主体性を認めず

彼氏の影響だろ」とか言ってバイク趣味女性非難する流れを連想してしまい辛いけど

作曲者レジェンドすぎワロタ

ロゴ昭和で懐かしいなあ

SE付きとかやりすぎだろwwww

などと曲の中身を褒めずに外面ばかり褒める奴らよりはアイドルのこと考えてるので

南条が日曜の朝から彼氏とやっててライダー戦隊も見なくなる同人誌読も

2020-08-19

anond:20200819111149

周りにはいないけどアイドルマスターシャイニーカラーズには両方いて、やっぱり嫌いなのは苗字呼びの方だから共感できなくもない

2020-08-10

アイドルマスター

「似た見た目のアイドルがいるね。どっちも好きなの?」って知り合いに聞いたら怒られた。

2020-07-27

アイマスでおじさんを楽しんでるはなし

アイマス15周年放送、楽しかった。

色んな思い出がよみがえってきて本当に楽しくてアイマス最高!って言いたかったけど、本アカウントではちょっと恥ずかしいのでこちらで。

なんでこんなに楽しいんだろう、なんでこんなにはまったのだろう、と自分なりに振り返ってみた。

きっと私はアイマスでおじさんを楽しんでいるんだろうと思う。

私は社会人女性だ。

女性Pがどうアイマスを楽しんでいるかは、ほんと~~~に人それぞれの楽しみ方がある。これはその沢山ある方法ひとつしかないことは先に言っておく)

ある程度普通に学生をして、仕事をして、過ごしてきた。

恋愛対象男性だ。あがり症からキラキラしたステージとは程遠い。裏方の方が落ち着くタイプだ。

今回、同い年くらいの声優さんが「アイマスに出たくて声優を志した」というメッセージをよく見かけた。

でも私はアイドルになれるような人間ではないし、別にそこに悔しさは感じない。淡々現実を受け止めている。

そんな自分が、普段の事を忘れて思いっきり「おじさん」ができるのがアイドルマスターなのだ

「おじさん」の自分かわいい女の子がいたら手放しでほめる。

がんばってる姿を見て、全力でサポートする。

悩んでることがあれば、一緒に話を聞いて悩んであげる。

流行りの言葉をまねて挨拶して、アイドルから白い目で見られる。

すこしセクシー衣装を見て、ドキドキする。

アイドル気持ちを打ち明けてくれたら、それは恋愛じゃなくて信頼だよとそっと静かに修正する。

でもちょっと自分も同じ気持ちを抱いていることに気づいてどぎまぎしてしまう。

大きな仕事成功した喜びを、一緒に分かち合う。

仲のいいアイドル同士で仲良くしているのを、微笑みながら見守る。

そういった、日常ではできない楽しみをアイドルマスターは提供してくれるのだ。

特に、徐々にお互いを知って距離を縮めて、仕事ちょっとはみ出した信頼を得て、お互いに恋のドキドキと錯覚してしまうあの甘酸っぱさが溜まらない。

その後にステージで輝く姿を見て、やっぱり恋愛じゃなくて、人として仕事としてこの子を輝かせたい、と思うまでがセットだ。

この感情は、上手く言えないが、私の日常だったり、私の仕事仲間に対してはなかなか味わえない。だからこそ尊いのだ。

(余談だが、sideMではおじさんになれないのでは、女性扱いされてしまうのでは、と不安を感じていた。

 そんなことは全然なく、1stライブ完璧だけど未完成な姿を見せてくれた後に「プロデュースよろしくな!」と言われた時点でおじさんは目が離せなくなってしまった。柏木翼くんのおじさんです)

はいろんなジャンル提示されている「イケメン恋人」でもなく「お姫様候補女の子」でもなく「おじさん」になれることに心地よさを感じている。

ちょっとは「おいおい…」と思うこともあるが、おじさんだから乗り越えていける。

これからもおじさんとして沢山アイドルプロデュースしていきたい。

15周年、本当におめでとうございます

2020-07-22

オタクジェンダー規範に関する研究を読もう

twitterでたまに、男オタクは女や非オタク男と比べて「男は仕事、女は家事」のような性別役割分業を支持する割合が高く保守的である、という結論の棒グラフが回ってきているのを見かける(例:https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/phanomenologist/status/1228500960588124163)。あれはしばしばフェミニストによって「男オタク女性蔑視の表れ」のように引用されるが、そもそもどういう文脈で出てきた棒グラフだったかちゃんと確かめた人はいるのだろうか? そして、あのグラフをめぐって学者同士の意見対立していることはどのくらい知られているのだろうか?

ということで、以下であのグラフが出てきた文脈を紹介してみるよ! なお、増田は男オタクだけど、統計とか専門外だよ!

あの棒グラフの出典は、社会学者北田暁大による若者趣味に関する研究の一節である北田 2017: 291)。だがもちろん研究というものはそれだけで完結するものではなく先行研究の積み上げた文脈のもとに成り立つものだ。そして北田(2017)が特に目の敵にして批判しているのが、心理学者山岡重行による研究である山岡2016年単著において腐女子心理学的に分析し、腐女子恋愛観だけでなく彼女たちに向けられたイメージについても論じた(山岡 2016)。

山岡研究はどう評価すればいいのか難しい。確かに興味深い点が多く、たとえば2015年時点でもオタクに対する否定的イメージ存在し、そのなかでも腐女子は同じオタクから否定的に見られているということを学術的に明らかにしたこと山岡 2016: 99, 132)などは、オタクあいだでは公然事実とはいえ一定の意義があるだろう。しかし一方で、男オタク腐女子は相性が良いんだからもっと恋愛すればいいのにというようなアドバイス大きなお世話というかソバイスの極みであり、腐女子心理について質問調査のみに基づいてものを言うのはいいとしてもBL作品構造を論じる上でテキストクリティークを欠いていることは理解しがたい(山岡 2016: 229-230)。山岡データに基づく研究重要性を主張するが、物語構造などの質的な面に踏み込むのであれば、数字で示されたデータだけでなく様々なテクストに当たって読み込むという人文学的な手法採用する必要があるはずだ。心理学実証研究としては面白いが、実証以外の部分で余計なことを言い過ぎている、という評価をするのが最も良いだろうか。

では、それを批判した北田研究はどのようなものなのだろうか。実はこれ、読んでみるとわかるがかなりのツッコミどころの塊なのだ

まず、北田がこの調査で用いた方法論について確認してみよう。北田依拠しているのは、2010年練馬区1988年1990年まれの男女に対して行った調査である。つまり2020年現在アラサーに対して10年前に行われた調査に基づくデータである。このデータは、北田が中心となっている若者趣味についての共同研究の一環として採られたものであり、北田(2017)が収録されている本に収められた他の論文も同様にこのデータを出典としている。

北田は、東浩紀(2001)のデータベース消費論に依拠しつつ、男オタクの消費が東の言うようなデータベース消費である一方で女オタクすなわち腐女子(ここ、「ん?」と思う人が多いだろうけどとりあえず脇において続きを読んでほしい)の消費が関係性消費である、という先行研究提示される図式を踏襲する形で分析を進めていく。当然、ではこの論文で言う男オタクと女オタクってのはどんな集団を指すんだ、腐女子かどうかはどうやって決めるんだ、という操作定義が求められるわけだが、北田がどんな定義をしているのかを以下で見てみよう。

北田はまずオタク操作定義を示すが、この時点で首を傾げてしまう。たとえば「ライトノベルが好きだ」という質問はいいとして、「マンガきっかけでできた友だちがいる」や「アニメきっかけでできた友だちがいる」という項目は、そりゃそれに当てはまるオタク大勢いるだろうがコンテンツきっかけでできた友人がいるかどうかはオタクとしての本質に何も関係ないよね? もちろんこの研究では若者趣味というテーマを掲げていて、趣味人間関係がどう連関しているかという点も研究対象に入るわけだからそういう質問項目が悪いわけではないのだが、それをオタク定義に使われると困惑するほかない。やめてください! 友達がいないオタクもいるんですよ!

そして北田は、上記のような質問定義した「オタク」を更に「二次創作が好きか否か」で分類する。つまりオタクを「二次オタク」「非二次オタク」に区分し、それをさらに男女で分けるわけである。そしてこの「二次創作好き」というのを定義する指標として「マンガ二次創作(同じ登場人物で、原作ストーリーとは違うストーリーを考えたり読んだりすること)に興味がある」(北田 2017: 270)というのを持ち出している……えーっと、これだと、銀河英雄伝説』も『炎の蜃気楼』も『東方』も『アイドルマスター』も原典マンガではないので当てはまらないのではないか? この調査の後にヒットした『ラブライブ!』も『艦隊これくしょん』も『刀剣乱舞』も『ユーリ!!! on ICE』も、いずれも原作マンガではない。仮に私が当時練馬区に住んでいてこんなアンケートを渡されていたら、「私が買っているのはアニメ作品二次創作なんだけど……」と回答に悩んでいたことだろう。「作品」「コンテンツ」とでも言い換えれば済むところをなぜ「マンガ」と表現したのか理解に苦しむ。ゲームを全部ファミコンと呼ぶおかんかよ(この喩えもいい加減古くなってきたな……)。

さらにこの調査は、「二次創作が好きな女性オタク女性二次オタク)」と「二次創作が好きではない女性オタク女性二次オタク)」を区別しているが、肝心の二次創作の中身については区別していない。つまりBL同人を読んでいようが男女カプの二次創作をしていようが「女性二次オタク」だし、商業BL一次創作同人専門の読み手二次創作に手を出していなければ「女性二次オタクである。つまりこれは、二次創作が好きなオタクを析出することはできても、本質的に腐女子を析出できる調査ではありえない。もちろん同じことが男オタクにも当てはまり、女キャラ無駄淫乱になって男相手にサカる同人誌も女キャラ同士がプラトニックイチャイチャする同人誌も同じ「二次創作である。種つけおじさんレイプ百合区別できない質問項目をもとにデータベース消費と関係性消費の対立みたいなこと言っていいのかな……いやダメでしょ。

だが北田定義おかしさはこれに留まらない。彼はなんと、「二次創作好きでオタク度の高い女性を『腐女子』という言葉でまとめあげることにはもちろん問題がある。二次創作好きとBL好き、やおい好き、女オタクなどの差異を孕んださまざまな概念が交差する地点に『腐女子概念存在している」としつつも、便宜的に「『二次創作好きで、オタク尺度が高位2層である女性』を、操作的に腐女子と」定義している(北田 2017: 307)。はぁ???

言うまでもなく、腐女子の全員が二次創作に興味を持つわけではなく、二次創作に興味を持つ女性オタクの全員が腐女子でもないのだから(男女CP百合の愛好者はどうすればいいんだ)、この段階で北田研究対象を正確に捉えられていないことがわかる。BLが好き」という質問項目を入れてないのに「腐女子」の操作定義なんてできるわけないだろ! この問題については山岡からtwitterでツッコまれているほか(https://twitter.com/yamaokashige/status/1131363111636615168)、「興味」と「嗜好」を区別すべきだとも批判されている(山岡 2019: 21)。妥当な指摘だろう。意地悪なこと言うけどさ、これを注に放り込んでるのって悪意ありますよね?

さらに、男オタクに関しても、「二次創作好きオタク男性ディープ男性オタク」(北田 2017: 294)と記述している。当たり前だが二次創作にはたいして関心もないがディープオタクはいるだろうと言わざるを得ない。声優のおっかけを熱心にやっているオタクディープオタクではあるかもしれないが二次創作が好きなオタクとはいえないだろう。

総じて、北田研究は、オタクとしてディープであるか否かとか腐女子であるか否かといったことを、すべて「二次創作が好きか」で測ろうとしている。だがそれはとんでもない勘違いである二次創作好きな人ディープオタク腐女子であることとの間にはある程度の相関関係はあるだろうが、あくま論理的には一対一で対応しているわけではないのだからディープオタク定義したければ注ぎ込んだ時間やカネや知識量を、腐女子定義したければBL趣味の有無を、それぞれ尋ねるべきだったのだ(特に客観的な測定が困難な「ディープオタク」と違って、腐女子かどうかは「BLが好きだ」という項目を入れた上で性別と組み合わせれば一発で判定できるのだから、ここで手抜きをしているのは許しがたい)。

少なくとも山岡の著書にはパッと見で「おかしいぞ?」と思うような操作定義あんまり見当たらなかったのに、北田論文操作定義はパッと見でもわかるツッコミどころが多すぎる。これもうどんグラフ出されても信用できないでしょ。データの処理とか以前に操作定義おかしいんだもん。

で、北田にさんざんdisられた山岡は別の著書(山岡 2019)を発表して北田反論している。個人的にはその議論はおおむね妥当であるように思えたので、詳しく知りたい人は山岡(2019)を読むか、彼のtwitterを見てほしい。私は統計とか詳しくなくて、前提となっている操作定義おかしさは指摘できても、標準得点に差があることは「対極にある」ことを意味しない(https://twitter.com/yamaokashige/status/1125940271298990080)とか、このへんはまったく気づかなかったので。

最後に、北田山岡のどちらの研究おかしい、と思ったポイントがあるので言及しておく。

北田データ練馬区若者から採ったものであり、山岡データ都内複数私立大学学生から採ったものである。つまり東京圏居住しているか、通える距離に住んでいる若者データに偏っており、さら後者大学生のみのデータとなっている。これが血液型性格判断の話であればいいかもしれないが(よくないけど)、オタク文化拠点東京などの大都市に集積していることと、就労等によって趣味との関わり方が変化すること、そして趣味学歴が及ぼす影響を考えると、東京圏若者」のみに焦点を合わせて「オタク」の全体像を論じることは適当ではない。そこで集められたサンプルは、オタクコンテンツが身近に溢れていて可処分時間が多く学歴も高いオタクサンプルに過ぎず、オタク代表例とも若者代表例ともいえない。

とはいえ、では他にどういう調査のやりようがあったのか? というと、思いつく計画がどれも高額の研究費を要求するものになってしまって個々人の研究ではなかなか厳しい。少なくとも、東京だけでなく日本全国(最低でも、大阪札幌などの東京以外の大都市圏)からサンプルを抽出することは必要だろうし、そのサンプル調査には大勢非オタクも引っかかる以上はサンプル数もそれなりのものにする必要があるだろうし……こういう大がかりな質問紙使った研究ってやったことないかイメージ湧かないんだけどどんくらい金かかるんだろう。

それと、北田山岡統計データを重視しているので、あえて質的研究には踏み込んでいないのだろうが、それでもやはりいずれの研究当事者の言説分析を欠いていることは大きな欠点であろう。オタク自分たちについて膨大な自分語りを残してきており、それを悉皆調査すべきだとは無論言わないが男オタク腐女子自分たちのことをどう語っているのかも踏まえた上で論じられればなお良かったんじゃないかな。もちろんそれは大規模な質問調査並にめんどくさい手続きであり、代表性とかどうやって保証するんだ、という感じではあるのだが、せめてオタク自身の手になる非学術的な文献はもっと多く引用されていてもよかったのではないか。それは一歩間違えば大塚英志(2018: 136-140)が指摘するような当事者営為無視した簒奪的な研究にもなりかねない、と思う(もちろん彼らは文化のものを論じているわけではないので、文化を論じる研究者に求められるほどの慎重さは要求しなくてもいいとは思うが)。

いやでもやっぱりこれ北田(2017)のほうがひどいわ。山岡(2016; 2019)の操作定義を見てると、彼自身オタクではないにせよ、趣味によってつながる人間関係のありようみたいなのを肌感覚でわかってるって感じがするけど、北田定義トンチンカンなんだもん。もしわかった上でやってるならクソだけど、仮に本気でああい定義を持ち出してきたんだとしたら、それはもう根本的に趣味でつながる人間関係がどんな感じなのか肌でわかってないってことだよね。趣味人としてのリアルからかけ離れすぎてるんだよな。

あと北田研究がひどすぎるからって社会学全般が悪く言われないといけない理由はないので念のため。北田研究別に社会学者なら誰もが参照してしかるべきみたいな位置づけのそれではないので……

追記

よく分からんのだが、その北田氏の研究がいい加減なものだとしても

2007年練馬区若者においては、漫画アニメが好きで二次創作を好む男が

それ以外と比べて保守的男尊女卑傾向だ、って事はとりあえず事実、って事になるのでは

anond:20200722104112

これ、回答の平均値じゃなくて標準得点を元にしたグラフなのよ。標準得点をもとにそんなこと言えるか? って山岡批判してるからそれ読んで(https://twitter.com/yamaokashige/status/1126035720122953729)。

ワイが間違ってたわ。言えるっぽい。すまん。

続きはanond:20200722142616で。

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