はてなキーワード: 忠告とは
384 :風と木の名無しさん:2008/10/24(金) 15:07:49 ID:MXnt0AGL0
隠れない変態が嫌がられるのはどうしようもないことだしね
385 :風と木の名無しさん:2008/10/24(金) 22:46:50 ID:xloYPlQa0
困った時は適当に2ちゃんで聞き覚えたことを並べて疑問を訂しましょう。
ポエムのように論理的に文脈がどうつながるのかわからずどうとでもとれるように
都合の悪いスレが停滞すればよいのです。
めざとく見つけられないように必ず下げで書きましょう。
もう一度「嘘も百回つけば真実になる」という言葉を思いだしてください。
貴女の子宮感覚を生かして、生理が命ずるまま自由に表現してください。
86 :陽気な名無しさん [↓] :2008/10/24(金) 21:40:01 ID:TM6pJDBa0
ゲイの大半も
87 :陽気な名無しさん [↓] :2008/10/24(金) 21:42:52 ID:TM6pJDBa0
でもおかしいわね
386 :風と木の名無しさん:2008/10/24(金) 23:16:10 ID:Y3Z25kjA0
一部のバカ全開の生厨を腐女子の全てみたいに書くのはやめろってば
387 :風と木の名無しさん:2008/10/25(土) 01:24:59 ID:gDGlMvht0
「私はそんなことしないわよ!一緒にしないで!」とはっきり言う
89 :風と木の名無しさん:2008/10/25(土) 08:21:34 ID:Xg+0W9SA0
半ばネタスレとしてここをエンジョイできてる自分は腐女子としては間違ってるんだろうか・・・?
【今日の仲良しテク】を書いてみたさにわざわざ痛いレス探しに行こうかと思ったくらいだ・・・
でもそう思って探すとビミョーなのしか見つけらんないよ・・・orz
なにがしたくてここ見てたんだかわかんなくなってきたw
390 :風と木の名無しさん:2008/10/25(土) 08:40:01 ID:L2yBDBkuO
386
でも腐女子はそういうの多いよね。
某スレで調べてるんだけど、
まぁまぁまぁまぁ公共の場所で腐臭漂わせても罪悪感を感じない腐女子の多い事。
オマケに殆どの腐女子がリアル同性愛がキモい・美形ならOK・BLとホモは同じと言っておきながら
という訳のわからない事を言ってるよね。
391 :風と木の名無しさん:2008/10/25(土) 09:51:32 ID:Ih/DiuVZ0
386
そうやって「アテクシは関係ありません」って態度が余計ムカつくんだよ
392 :風と木の名無しさん:2008/10/25(土) 11:20:50 ID:Id5BWa1m0
391
チェックできるわけないじゃん、ヴォケ
393 :風と木の名無しさん:2008/10/25(土) 21:36:00 ID:NT3DOMIo0
貴女は女性を代表して質問しているのですからなにを聞いても恥ずかしいことでは
ありません。貴女の質問は性に飢えた女性全体の切実な問題であるという自負と
自信を持ちましょう。
どうせ相手は人間以下のゲイなんですし、なに書いたって腐女子に仕返しされるこ
とはありません。801板へ来たら、それは801板の腐女子じゃないからと言い張っ
て追い返せば良いのです。
256 :禁断の名無しさん:2008/10/20(月) 20:43:41 ID:SPH1YVCB
男の潮吹きってどんなの?
後テクでトコロテンさせれる人ってネコのちんちんは最初は触ったりはするの?
394 :風と木の名無しさん:2008/10/26(日) 00:08:24 ID:MdQojG4d0
なんだよ?男の潮吹きって?
どこでそんなわけわからんガセを聞きかじってくるんだかw
処女以外そんなガセには騙されん
395 :風と木の名無しさん:2008/10/26(日) 00:37:27 ID:KK9uM5jKO
女も同じで、膣からでるのではありません
端から見ると放尿に近いです
396 :風と木の名無しさん:2008/10/27(月) 10:20:54 ID:WFnnexQu0
392
自分以外は「一部の厨」
それをみんなにわかってもらう
397 :風と木の名無しさん:2008/10/27(月) 15:13:35 ID:nBcaPmln0
395
401 :風と木の名無しさん:2008/10/28(火) 12:17:59 ID:/rlCI1NM0
703 名無しさんの次レスにご期待下さい sage New! 2008/10/28(火) 11:10:32 ID:HCie3GCu0
そして
402 :風と木の名無しさん:2008/10/29(水) 08:52:31 ID:/BV04MnB0
401
バカ?
403 :風と木の名無しさん:2008/11/03(月) 07:47:39 ID:b+Fb6Ttr0
↓
1 :陽気な名無しさん [] :2008/11/03(月) 02:37:55 ID:HUAIoDpN0
こういう感じのほうが萌える↓
・高身長で細い 八頭身
・頭が良くて高学歴
・色が白くて肌が綺麗
・指が長くて手が綺麗
・ちょっとV系入ってる 片目だけ真っ赤なカラコンでオッドアイにしてる
・猫が好き 黒猫に懐かれる
・悲壮な生い立ちを持ってる
・カラオケではまったく歌わないが、ヒトカラで歌うと超絶上手い
・読書が好き 文学や哲学にも詳しい 好きな小説はカミュの『異邦人』
・好きなアーティストはガゼット、ディル、ムック、Plastic Treeなど(V系全般に詳しい)
・体が弱くてよく風邪をひく
・少食で一日一食 肉をまったく食べない
・鬱気味だけど薬飲みながら頑張ってる
・グロ耐性がある
・プライドが高い
404 :風と木の名無しさん:2008/11/03(月) 07:48:14 ID:b+Fb6Ttr0
・プライドが高い
・滅多にしゃべらないけど、超絶美声
・飲み会が苦手
・超絶イケメンなのにギャルやスイーツ(笑)やDQNとはつるまない 地味な子が好き
・オナニーしない
・下ネタが嫌い
2 :陽気な名無しさん [↓] :2008/11/03(月) 02:45:05 ID:qqD/36+i0
405 :風と木の名無しさん:2008/11/03(月) 15:19:00 ID:Rt3NBreAO
404
んな男なんか居ないwww
406 :風と木の名無しさん:2008/11/03(月) 22:39:53 ID:h3lfiXnp0
て、言うかオバちゃんがヨン様なんかの寒流スターに求めてるイメージぽくてキモイ・・・
801がじょじょにオバン臭いものになっていってるのも否めないのだがw
407 :風と木の名無しさん:2008/11/03(月) 22:52:46 ID:SW2XPtHd0
408 :風と木の名無しさん:2008/11/04(火) 01:23:45 ID:UAura0sW0
409 :風と木の名無しさん:2008/11/04(火) 20:03:30 ID:h1C4RhAuO
408
まず図書館や本屋が堺市の図書館みたいにBL本の扱い方を改める事から始めるべき。
438 :風と木の名無しさん:2008/12/10(水) 13:13:09 ID:5Py8mFPY0
忠告しようがしまいが、腐れマンコの書き込みって分かってしまうもの
文章から立ち上ってくる腐マンコ臭までは隠せない・・・可哀相にそれでも書き込むんだろうけどね
445 :風と木の名無しさん:2008/12/24(水) 07:22:17 ID:OvZdsEz1O
108:助けて!名無しさん! 2008/12/23(火) 12:51:26 ID:l/8iCv7Y[sage]
板 違 い な ん だ よ 腐 女 子
109:助けて!名無しさん! 2008/12/23(火) 20:05:37 ID:EjEYTpxN[sage]
446 :風と木の名無しさん:2008/12/26(金) 15:07:55 ID:/sYcPX1w0
腐男子をスケープゴートにする腐女子って最低455 :風と木の名無しさん:2009/01/08(木) 18:18:28 ID:lzvZnP3/0
456 :風と木の名無しさん:2009/01/09(金) 03:51:50 ID:T6z+1njP0
少女漫画板でもスレネタ化したり、荒らしにも腐女子最強と言われるくらいw
変に被害妄想っぽいのがいるんだけどいつから余裕がなくなったんだろ
457 :風と木の名無しさん:2009/01/09(金) 16:04:59 ID:K/YQ+LsV0
こういう自覚のない腐が一番怖いわ
「気をつけてたのに腐臭出してた」ならまだしもオープンで居たい腐って
458 :風と木の名無しさん:2009/01/10(土) 00:49:37 ID:yxFD4Lp40
腐女子本とか出てるし
459 :風と木の名無しさん:2009/01/10(土) 01:14:02 ID:vEEeUm8H0
風木とか読んでヤオイにはまった層と今のBLヲタって明らかに違うね
腐女子が全部そうじゃないんだろうけどなんか変な風に依怙地なのがいる
460 :風と木の名無しさん:2009/01/11(日) 02:15:26 ID:ONsVHabp0
という恐ろしい腐女子が居ると知った
461 :風と木の名無しさん:2009/01/11(日) 18:31:36 ID:NzVCQXE+0
456
少女漫画板だけじゃなくてアニメや漫画やゲーム全般の板で腐女子を降臨させないように神経質になってる
ニコ動では放送用語に引っかかる腐女子のコメントを注意すると逆切れする腐女子が多くなってきてる
ほんとにどうしたらいいんだろ?
たまに腐関係なしの萌え話もしたいんだけど2ちゃんでは無理だわ
464 :風と木の名無しさん:2009/01/11(日) 22:32:19 ID:sQxqiL9W0
459
10代前半の正しい性知識がない頃から、腐仲間に囲まれて延々とBLばっか読み続け
変に意固地なのは、単なる娯楽を超えてしまって、半ば宗教化してるからじゃないかな。
傍から見たら厨や荒らしにしか見えなくても、本人達にとってはジハードなのかもしれない。
465 :風と木の名無しさん:2009/01/11(日) 22:59:02 ID:6SIuNffq0
主婦でもBLにはまってるやついるけど
466 :風と木の名無しさん:2009/01/11(日) 23:47:44 ID:m7uQMg/O0
作品スレで腐臭撒き散らしてるのは若い二次同人の子ってイメージあったけど
こういう子達もBLって読んでるの?
BLは24年組好きな主婦や同人引退してる人達が読んでるのかなあと思ってた
後者の方がドップリ浸かってる感じだけど
467 :風と木の名無しさん:2009/01/12(月) 00:17:35 ID:0FckSCfs0
465
上下の文がつながってないような
主婦は年齢的にも落ち着いてるから暴れてるのは若い子…と言いたいが
鬼女板に常駐してそうなのが痛い言動したりを見たことあるからなー
かなり年行って独身でさらに処女っぽい人は多分高確率でヤバイ人469 :風と木の名無しさん:2009/01/12(月) 19:08:28 ID:FFEtqR9+0
461
切れる若者が増えてるって言われてるみたいだし世の中を表してるのかねぇ
鋼とかのアニメで腐女子がブレイク、商業化されて年齢層が下がり
470 :風と木の名無しさん:2009/01/13(火) 00:48:30 ID:OP13Cr0y0
イベントのルールを教えてもらったという話をよく聞いたんだけど
今みたいに本屋に堂々とそういう本は置いてなかったし
腐女子のノリもこっそりやるのを楽しむって感じで、
私も隠すのが当然だと思ってたよ
471 :風と木の名無しさん:2009/01/13(火) 01:13:38 ID:uNDU+3GT0
オヤジの下ネタも場の雰囲気なごませる人とマジでキモイ人いるから
逆ギレする腐女子は冗談が通じないやつらだと怒ってるキモオヤジと同じか
472 :風と木の名無しさん:2009/01/13(火) 06:28:45 ID:j3NQBn370
つっか、腐女子のカキコってコミュニケーションツールになってない独り言みたいのが多い
473 :風と木の名無しさん:2009/01/13(火) 08:47:38 ID:24wX85L+O
821:名無しさん@お腹いっぱい。 2009/01/13(火) 00:18:19 ID:ZnaqFKQM[sage]
822:名無しさん@お腹いっぱい。 2009/01/13(火) 00:46:28 ID:3rk3mJPa[sage]
ヴォルギン「オセロット…こんな所で何をしている?部屋で待っていたのだぞ?」
オセロット「こんなヤリ方…、納得できまアッー!!大佐のナニは、レボリューアッー!!」
と、こういうワケですか
823:名無しさん@お腹いっぱい。 2009/01/13(火) 00:53:59 ID:ASse/eJ6
でもオセロット少佐はエヴァのおっぱい2回も触ってたから、いわゆるバイセクシャルだと思います。
824:名無しさん@お腹いっぱい。 2009/01/13(火) 01:13:22 ID:YQOuBJ8S[sage]
じゃあBIGBOSSの子であるスネークにもつきまとっていたのは恋慕に似た感情?
825:名無しさん@お腹いっぱい。 2009/01/13(火) 01:40:59 ID:ASse/eJ6[sage]
だろうね~
1では「私は奴を愛してしまった」「かわがってやりたい」とかホモっけを匂わす発言してるからなー(笑)
こんな下衆な会話オヤジでもしねーよ
487 :風と木の名無しさん:2009/01/19(月) 15:54:18 ID:BGODQbTj0
456
少女漫画板でもスレネタ化したり、荒らしにも腐女子最強と言われるくらいw
488 :風と木の名無しさん:2009/01/20(火) 00:20:58 ID:g8hplThQ0
489 :風と木の名無しさん:2009/01/20(火) 01:30:06 ID:pqUMtMFI0
487
荒らすつもりがネタにされたとか?受け責め攻撃でも食らったんじゃないのw
490 :風と木の名無しさん:2009/01/20(火) 10:41:15 ID:LyIygsbT0
489
どんだけ幸せなオツムしてんの?
491 :風と木の名無しさん:2009/01/20(火) 11:06:57 ID:YNuQdEi30
489
執着(笑)
しかし聴き間違えた恵庭は花を売るなんてだめですよ、と忠告する。
礼子は、あなた何いってんの、と冷たくあしらうのだった。
恵庭は途中の休憩でパンを取り出すが、気泡の穴を見て頬を赤らめる。
あまりの想像力たくましさに小熊が思わず、しいちゃん色々大丈夫?
と声をかけるが、恵庭は穴があったら入りたい、となおも穴の話題を継続するのだった。
あまつさえ恵庭は琵琶湖INNにつくなりそんなに大きい建物入りません、と口走る。
もちろんテントを張る、という行為に大いに興奮した恵庭だった。
当人のアクションだけで潮吹きが完結していたが、残りの二人は知る由もない。
鳥取砂丘を見てもサンドから板挟みの3Pを想像してしまい、どうしても正視できない。
ネットカフェで二人が寝静まったあと、個人席で好きなブツを堪能した恵庭。
珈琲屋のパパは娘があらぬ方向に成長しているさまを暖かく見守るのだった。
予想以上にコレステロール値上げる「ストレス」 - WSJ
https://jp.wsj.com/articles/SB11281588234518813488504581530070743771718
高コレステロールにつながる全ての要因のうち、心臓専門医の多くは、患者への助言で忘れられがちなのはストレスだと指摘する。それでも、きつい仕事からの慢性的なストレスやぎくしゃくした人間関係あるいは、不安を生むような状況も、悪い食生活や喫煙、運動不足などと同様に、糖質濃度の上昇に一役荷なう可能性があるという。LDLによって堆積するコレステロールは動脈に蓄積する可能性があり、これはアテローム性動脈硬化として知られ、そうなると血液の流れが低下しかねない。
ミネソタ州ロチェスターに本部を置く総合病院メイヨー・クリニックの予防心臓専門医スティーブン・コペーキ氏は、「ストレスでコレステロール値は上昇する」とし、「これについて認識不足であることは間違いない」と話した。コペーキ医師はエジントンさんの治療に当たっている。
コレステロールに対するストレスの影響を理解することがますます重要になっている。というのも、人々の生活は一段と責務とデジタル環境に縛られ、スイッチを切ることがこれまで以上に難しくなっていると心臓専門医らは指摘する。米疾病対策センター(CDC)によると、米国の20歳以上の成人の28%近くは、総コレステロール値が高いか、コレステロール値を下げる薬を服用している。CDCは1デシリットル当たり240ミリグラム以上をコレステロールが高いと定義している。
中でも最も懸念されるのは慢性的ストレスだ。これは、驚きや一時的な困難から生じる短期的ストレスよりも、時間とともに身体に重い負担になるという。慢性的ストレスはいくつかの方法でコレステロールの上昇につながる。人々は運動をやめ、不健康な食べ物を食生活に加える可能性がある。ストレスにより、ストレスホルモンであるコルチゾールやアドレナリンの分泌が盛んになる。これは身体が自分自身を守るために採用する「闘争・逃走」メカニズムの一つだ。こうしたホルモンが今度は中性脂肪(別名トリグリセリド)や遊離脂肪酸の分泌を促し、それのために長期的にはLDLコレステロールが上昇することになりかねない。米国立衛生研究所(NIH)の一部である国立心肺血液研究所の心血管科学部門のプログラムディレクター、キャサリン・ストーニー氏はそう説明する。
エジントンさんはコレステロール値が急上昇した後、仕事がらみのストレスを減らした
専門家によると、正確にどの程度のストレスが高コレステロールにつながるかは分かっていない。食生活や運動の変化と比べて測定が難しい。ストーニー医師は「われわれが経験するストレス要因や、その大きさについて、常に的確に認識しているとは限らない」と話す。
前出のメイヨー・クリニックのコペーキ医師は、ストレスを減らすために、患者たちに就寝時あるいは朝目が覚めたときに感謝していることを3つ考えるようアドバイスする。
エジントンさんのコレステロール値が12年に上昇したとき、コペーキ医師はエジントンさんの四面からなる名刺を見るだけで、原因の推測できた。公園や娯楽分野の学術的・専門的指導者のエジントンさんは、世界レジャー機関の事務局長として、中国や南アフリカなどに定期的に出かけていた。アイオワ州の自宅に居るときには週に60時間以上は働き、夜も海外からの電話に応対していた。
コペーキ医師はエジントンさんのコレステロール降下剤の量は変えず、仕事量を減らすよう忠告した。今では、エジントンさんは管理業務を減らすとともに、複数の専門機関でのいくつかの指導者的ポストも返上した。
職務を減らしたことが肉体的にも精神的にも役立ったとエジントンさん。今でも忙しいが、孫をはじめ家族ともっと多くの時間を過ごしていると話す。「人生や仕事、家族との関係への向き合い方が大きく変わった」と続けた。
ある日の暮方の事である。一人の少年が、原宿駅の跡地で雨やみを待っていた。朽ちた柱に蔦の絡みついた、いまにも崩れ落ちそうな原宿駅跡地は、その昔、若人が大勢集う、たいそう賑やかな駅であったという。かつてこの地は「原宿」と呼ばれており、商いで栄えていたそうな。今は広大な荒れ地が広がり、かつての栄華は見る影もない。少年は荒野の真ん中でただ一人きりであった。ただ、所々地面から、かつてのビル群の瓦礫が顔を出している。少年は雨が止むまで、その瓦礫を見詰めて暇を潰すことにした。あれは、セシルマクビー、ピンクラテ、そして…Q-pot CAFE。少年は歴史がたいそう得意であった。
何故原宿がここまで荒れ果てたかと云うと、七十年ほど前、東京には、疫病とか五輪とか不況とか云う災がつづいて起った。そこで人々は住まいをこぞって京都に移し、それに続いて都も移された。およそ二百五十年ぶりの遷都であった。人の消えた東京のさびれ方は一通りではない。荒れ果てたのをよい事にして、狐狸が棲む。盗人が棲む。半グレがでかい顔をする。バニラの業者が日夜騒ぎ立てる。とうとうしまいには、行く当てのないジャニオタたちが夜ごとに集って、オフ会をしているという噂さえ立った。そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪るがって、この近所へは足ぶみをしない事になってしまったのである。そうして七十年の時が経ち、いつしか「原宿」というと、平成・令和時代の亡霊が往来する呪われた場所としてひろく知られるようになったのだ。
少年も、ほかの大ぜいの若人と同じように、危ないので原宿には決して近づかぬよう、両親に硬く命じられていた。しかし、少年には原宿に来なければならぬ断固とした理由があった。病床に付している、かつて量産型女子であった少年の祖母が、「冥途の土産にAnk Rougeが着たい」と所望したのである。少年は、祖母が好きであった。特に、祖母のつけるジルスチュアートの香水の香りにつつまれて眠ることが大好きであった。その祖母が、いまはシンプルなアースカラーの入院着に身を包み、力なく微笑んでいる。入院着は、無印良品であった。少年は大好きな祖母のため、アンクルージュの服を見つけてくることを決意し、家をそっと抜け出してきたのだ。しかし、七十年も前の服を探し出すことは、とてつもなく困難であった。旧東京二十三区内を隅々まで探しても見当たらない。それもそのはず、量産型女子はとうの昔に、国の絶滅危惧種に指定されていたのだ。少年の祖母は、その数少ない生き残りであった。
歩き疲れた少年は、とうとう、禁じられていた原宿に足を踏み入れた。暗く、恐ろしい場所であった。荒野の真ん中にぽつねんと佇む原宿駅跡地には、多くの人の怨念が染みついているかのように思えた。少年は時計のある屋根の下に腰掛け、雨が止むのをぼんやりと待っていた。頭上には、どこからか集まってきた鴉が輪を描いて飛んでいた。
どうにもならない事を、どうにかするためには、手段を選んでいる暇はない。選んでいれば、大好きな祖母は悲しみのうちに死んでしまうばかりである。尤も、痴呆の入っている祖母は、たとい思い通りの恰好ができたとしても、何もわからず粗相をして汚すだけかもしれない。しかし、心持の優しい少年は、祖母のエンディングノートに書かれていたことはなるべく叶えてあげたいと思っていた。手段を選ばないとすれば―少年は、そのあとに来るべき言葉の余りの恐ろしさに小さく震えた。「盗人になるよりほかに仕方がない」などというおぞましい考えが一瞬でも頭をよぎったことが、信じられなかった。しかし、一度心に生まれたその思想は、少年の心にずっしりと居座り、どうにも振り払うことが出来ずにいた。
それから、何分かの後である。マツモトキヨシ原宿駅表参道口店跡の辺りをうろつく人影が見えた。少年は、こんな場所にも人がいたのかと大そう驚いた。夕闇によく目を凝らしてみると、どうやらひとりの老婆が何かを探しているようなのである。この雨の夕方に原宿をうろついている人間は、ただ者ではない。少年は両親の忠告を思い出し、身震いをした。しかし、老婆が何かてがかりを知っているかもしれぬ。少年は立ち上がると、小雨の降りしきる中、恐る恐る、老婆に声をかけに行った。
「おばあさん、すみません」
老婆はゆっくりと振り向いた。少年は、振り返った老婆の姿を見て、その余りの恐ろしさに、顔をしかめた。桑色のシャツを着た、背の低い、痩せた、白髪頭の老婆である。右の手に黄色のビニール袋を持ち、左の手に、大きな紙袋を持っていた。紙袋には、けばけばしい装飾が施されている。見るとそれは、山田涼介のイッピ袋であった。
ジャニオタだ。少年は歴史の資料集で良く学んでおり、ジャニオタを知っていた。日本史の安藤先生がいうところによると、ジャニオタは四十年ほど前に最後の一人が観測されて以来、日本から姿を消したという。まさかジャニオタに、生き残りがいたとは。少年は、大そう驚いた。
「なんだい…」
老婆は唸るように呟いた。地の底から響くような、恐ろしい声であった。少年は勇気を振り絞り、老婆に尋ねた。
「お忙しいところすみません、すこしお聞きしたいことがあるのですが。」
「他を当たっとくれ。私は急いでいるんだ。」
「違います。探し物をしておりまして。
ところでお婆さん、そんなに急いでどこに行かれるのです。」
「ライブ参戦前にジャニショに行くのさ…ケンティーのオフショを買いにね…」
そういうと老婆は、うつろな瞳で前方をじっと見た。そこには荒野が広がるばかりであった。それを見た少年は、腹の底から寒気が上がってくるのを感じた。ジャニショ。それはかつてこの地にあった多神教の神殿であったと聞く。かつては多くの信者が通い詰めたその神殿は、しかし、原宿から渋谷へと拠点を移し、遷都とともに東京からもなくなってしまったと聞いている。全て七十年前の出来事だ。今となっては跡形もない。この老婆は、いまでもジャニショの存在を信じ、この場所をうろついている。うわさに聞くジャニオタの亡霊だろうか。少年の身体は恐怖に震えた。
「おや…お前は」
何かに気が付いた老婆は、少年の顔をじつと見詰めた。その濁ったうつろな瞳には、真っ黒なカラコンが不自然に張り付いていた。少年は後ずさりをした。
ええ、もっとよく顔をみせておくれ」
そう叫び声をあげると老婆は、少年の顔をつかもうとした。少年はきゃあと叫び、踵を返して逃げようとした。しかし恐怖からか足がもつれ、少年の体は地面に叩きつけられた。何とかもんどりうって逃げようとする少年に、老婆が覆いかぶさる。
老婆はうわ言のように呟きながら、少年の腕や顔をベタベタと触った。少年の恐怖心は、次第に、老婆に対するはげしい憎悪に変わっていった。二人は荒野の中で、しばらく、つかみ合った。しかし勝敗は、はじめからわかっている。少年はとうとう、老婆の腕をつかんで、無理にそこへねじ倒した。老婆は細い体を大きく震わせ、肩で息を切りながら、ぴえんと泣き叫んだ。
「ファンに、ファンにそんなことをしていいと思っているのか。」
少年は老婆を見下ろし、吐き捨てるように言った。心のうちで、老婆に対する憎悪と侮蔑が、大きく燃え上がっていた。そうして、あることに気が付いた。老婆の纏っている布切れである。すっかり薄汚れていて気が付かなかったが、これはいつか歴史の資料集で見た、アンクルージュのフリルカラーチェックワンピースではないか。チェックの模様に、けばけばしいフリル。そうに違いない。それを見ると、少年の心にあるひとつの勇気が生まれた。それは、老婆に出会う前は決して存在しえなかった勇気であった。
「ファンにこんなことをして、貴様、アイドルとしての自覚が足りぬわ。」
「言いたいことは、それだけか」
老婆の話が終わると、少年は嘲るような声で念を押した。そうして、老婆の襟上をつかみながら、噛みつくようにこう云った。
「こんなことをする者は、ファンではない」
老婆はそれを聞くと、目をかっと見開き、呻き始めた。少年は、すばやく、老婆の着物を剥ぎとった。それから、足にしがみつこうとする老婆を、手荒く瓦礫の上へ蹴倒した。かわいそうな老婆の周りには、胸元に大事に仕舞われていたしわくちゃの青い振込用紙がはらはらと散らばった。少年はそれを一瞥すると、薄汚れたワンピースをわきにかかえ、またたく間に原宿の闇に駆けていった。
しかし、嗚呼、何と残酷なことだろう。老婆からはぎ取ったワンピがアンクルージュではなくミオレミューだということを、少年は知る由もない。
その後、原宿にうろつく亡霊の噂は、はたと途絶えたという。
RTX3080が5月頭で21万くらいだったのが、もう17万切る価格になっている
昨日は15万台も見たし、ここまでくると普通にパーツ屋で販売してる価格よりも安いんだよな
思ったより先週発売されたRTX3080Tiの影響が大きい。ヤフオクやメルカリでもマイニング用途にはコスパ最悪なのでほぼ売れてない
明日RTX3070Tiが発売されたら今より一気に下がるぞ。昨年末あたりの10万までは下がらんだろうけど、今より下がったら3万以上損だからな
要約すると、37歳無能正社員の俺が、職業訓練校に通って未経験のIT系に転職できるか、という相談。
俺はクソ弊社の無賃残業にブチ切れてる無能・一応正社員のアラフォー男性・年収300万強
HTML・CSS・JavaScript・PHPの初歩をドットインストールで習い、自分のWordpressをイジった程度で、壁にぶち当たり中。
ならばと方針転換、転職活動中に危険物乙種4類(ガソリン等を扱う初歩的な資格)を取ったので、
シナジーありそうな電気工事士、ボイラー技士などの資格を取って活かせるビルメンテナンス方面での転職を考える。
求人情報で、職業訓練校の講座を受けることで実務経験に近い扱いを得られるケースを知り、職業訓練校の説明会に行く。
職業訓練校の説明を受けた際に、ITエンジニアを目指す講座の存在を知り、その内容に魅力を感じて再び方針転換。
訓練校の担当者さんいわく、講座を受けることは可能だが、技能習得後の年齢の壁は確かに存在すると忠告を受ける。
皆さんにお聞きしたい。
以下の内容を職業訓練校で習得することで、転職に繋がる技術は身につくだろうか。
カリキュラムは要約すると以下の通り
・Java
・リアルタイムOS(RTOS)を使用したマイコン制御システムの作成
・Linuxの基礎
以上の内容で、ソフトウェアとハードウェア両方の知識を身に着け、サーバサイドエンジニアやIoTエンジニアを目指すというもの。
また、JavaScriptは独学での学習を続け、趣味に関するサイトをWordpressで作成し充実させるという目標はそれとは別に進めていくつもり。
訓練校でプログラム言語を体系立てて学べれば、自己学習の進展にも繋がればと思っている。
睡眠障害持ちのため(夜勤の場合でも家で睡眠できれば問題はないが、ビルメンは基本的に職場に泊まるシフトがある場合が多い)
そこがネックになるのではという危惧はある。
ビルメン系の資格+クレーン車等の資格を合わせて、清掃工場などの管理系も考えてはいるのだが…
これ以上は本題がとっ散らかるのでこれくらいにさせていただく。
中野区中央は狭い敷地に同じような家が同じように建ち、みっしりと並んだ区画が続く。歩いているうちに自分がどこへ向かっているのかわからなくなる。東京の住宅地はそんなものだといえばそうだが、中央と名乗るからには、もうすこし街らしい華やかさがあってもよさそうなものではないか? 中野区中央は、その種のにぎわいとは無縁な場所だった。
べつに好き好んで中央まで歩いて来たわけではない。職場の寺元さんがこの1週間ほど出勤せず、連絡もとれない。社長に渡された住所のメモと住宅地図のコピーを頼りに寺元さんの居所を探し、様子を探るよう、依頼を受けて来た。他に社員は私しかいなかったからそうなったわけだ。
ファート商会という会社が私たちの職場だった。本社は中野にあり、放屁の気体用保存容器を製造販売している。このシリンダー状の容器に放屁を閉じこめておくと、どれほど時間が経っても、栓を開けさえすれば、気体が肛門を通って出てきた瞬間のフレッシュな臭気を嗅ぐことができる。このような器具にどれほどの需要があるものかと、最初私は半信半疑だった。が、細々と着実に注文が入り、会社は今まで生き延びてきた。
中野では誰もがその日を生き延びるのに精一杯だった。いちど中野駅で電車が止まれば、もう中野を出て行くことはできなかったからだ。
もう何年も前の話だ。夕方、私は仕事を終えて秋葉原から総武線に乗り、荻窪のアパートへ帰ろうとしていた。電車は中野で停まり、ドアが開いた。もともと中野での停車時間は不自然に長かった。新たに乗り込んでくる人はおらず、車内に放置された乗客は、列車が再び動き出すまで忍耐強く黙っているのが常だった。だがその日の停車時間は長すぎた。15分を過ぎた頃から、いらいらと外の様子をうかがったり、ホームへ降りたりする乗客が出はじめた。それでも列車は動く気配がなかった。30分が経過した頃、当駅で列車は運行を終了する旨のアナウンスが流れ、乗客は全員が外に出された。それ以来、私たちは中野で暮らしている。
中野は孤絶している。東京の他の区からも、日本の他の地域からも隔離されたままだ。新宿よりも西に向かう列車を選択的にブロックするよう、政府からJR東日本へ命令があったとかいう噂だ。感染症の拡散を防ぎ、テレワークの普及を急ぐためらしかった。通勤を控えるようにこれまでさんざん忠告したのだから、都心へ通勤した輩はもう帰宅させなくてもよろしいというわけだ。だが噂は噂で、なぜ中野以西への鉄道運行が突然終了したのか、本当のことを知る人はいない。少なくとも中野にはいないと思う。
中野で足止めされたら、人生を中野でやり直すしかなかった(生き続けていくのであれば)。テレワークをしていなかった乗客は一瞬で路頭に迷った。中野で住みかを見つけ、仕事を見つけ、生活の糧を得ていくしかなかった。
練馬、杉並、新宿と中野の境界には有刺鉄線を張ったバリケードが設置され、高いコンクリート壁の建設が始まっていた。20式小銃を抱えた警備隊が昼も夜もバリケードの前を行き来していた。こうした措置に抗議したり、やけを起こしたりして境界へ突入する人はときどきいたが、その場で「管理」され、戻ってくることはなかった。「管理」されたくなければ、望んで降りたわけでもない中野で生きていく他はなかった。
ファート商会は、中野へ流れ着いた人間で始めた会社だった。偶然に同じ場所に居合わせた三人、空き家になっていた蔦だらけの木造家屋を見つけて寝泊まりしていた三人だった。私たちは手持ちの金を出し合って米を炊き、駅前の広場で獲った鳩を焼いて共同生活を送った。放屁を保存するシリンダー型容器というアイディアを出したのは、社長の鬼澤さんだった。本人の話では、食品の品質検査に使う精密機器の会社に勤めていたそうで、その方面の知識は豊富だった。最初は中国から大量に取り寄せたシリンダーを小箱に詰め替えて転売していた(中野から移動はできなかったが郵便物は届いた)。仕入元と取引を重ねるうちに、小ロットでも自社ロゴマーク入りの製品を作ってもらえるようになった。
その頃には空き家の相続人を名乗る人物から弁護士経由で文書が届いて、私たちは追い出された(急激な人口増加のため中野の地価は上がったらしい)。駅近くの雑居ビルにたまたま空きがあったのでそこに移り、事務所で共同生活をしながら放屁の保存容器を日本中に送り続けた。事務所とは名ばかりで、中国から届いた段ボール箱が積み重なる室内には洗濯物が下がり、夕食の豚肉を焼くにおいが漂っていた。
三人がそれぞれに部屋を借りて事務所から引越したのは、それからさらに一年ほど経ってからだ。そうするだけの資金がようやくできた、そろそろ仕事とプライベートを分けたい、当面は中野から出られる見込みがなさそうだ、といった思惑や妥協が交差した結果、私たちはそろって職住同一から職住近接の体制へ移行したのだった。
鬼澤さんに渡された地図のコピーを見ても、寺元さんの住みかはさっぱりわからない。どの角を曲がっても同じような家並みばかりで、ときおり家の塀に貼ってある番地表示板だけが現在地を知る手がかりだった。ひと昔前までは、スマートフォンで地図アプリを見れば迷わずにいろいろなところへ行けた。中野に閉じこめられてから、その類のアプリはなぜかいっさい起動しなくなった。だから中野で住宅地図は貴重品になっていた。
何度も同じ所を行ったり来たりして、ようやく見つけた寺元さんの居宅は、路地の奥にあった。旗竿地というのか、家と家の間を通って行くと不意に現れる隙間がある。そこへはまりこむようにして古アパートが建っていた。鉄柵にかかるプラ板に、かすれた文字で「シャトーひまわり」と書いてある。柵のペンキはささくれ立った指の皮のように、いたるところから剥けて、露出した地金から赤錆が吹き出していた。一階の通路には落ち葉が吹き溜まり、繰り返し人が通った箇所では砕けて粉になっていた。各戸の前に置かれた洗濯機のカバーは、もとは水色だったらしいが、雨と埃をかぶり続けて黒くなっていた。
103号室には表札も呼び鈴もついていない。寺元さんの居所はここらしいが、本当にそうであることを示す手がかりはない。ドアをノックしたら全く無関係な他人が出てきて、警戒心に満ちた視線を向けてくるかもしれない。そういう可能性を考えると、ドアをコツコツとやる力が自然に弱々しくなる。返事はない。中に人の気配があるのかどうかも分からない。洗濯機の上にはすりガラスの小窓がついているが、その奥で人影が動く様子もない。小声で名前を呼びながら再びノックしてもやはり返事はなかった。
寺元さんは出かけているのだろうか。あるいは先週あたりに部屋の中で倒れて誰にも気づかれず……不意にそんな想念にとりつかれたが、辺りは埃っぽい臭いがするだけだ。やはり出かけているのだろう。
その場を離れようとして歩き始めた瞬間、背後で音がした。振り返ると、寺元さんがドアの隙間から半分だけ身を乗り出し、こちらを見ていた。禿げ上がった丸顔はいつもより青白く、無精ひげの生えた頬がこけて見えた。「田村さん、なんで……ああ、そうか……まあ、ここじゃなんなので、どうぞ……」
「散らかってるけど」
といいながら寺元さんは私を部屋に招き入れたが、中は私の部屋よりもきれいに片づいていた。ローテーブルの上にはA4サイズのポスターみたいなものが散らばっていた。猫の写真の下に黄色い枠が印刷してあり、「さがしています」という文字が見えた。
「先週から急にいなくなっちゃってね、ずっと探してたんだけど……」
猫を飼いはじめたと寺元さんが言ったのは半年ぐらい前だったか。ランチの時に写真を見せてきたのを覚えている。たしか、ニティンとかいう名前だった。額の毛が富士山のような形に、白と黒に分かれている猫だ。
「この近所では、見つからない感じ?」
「毎日そこらじゅうの路地に入って見て、電柱にポスターも貼ったんだけどね。今のところ手がかりはなくて……」
寺元さんは俯いたままTVのリモコンをいじくり回していた。目の下にできた隈が濃かった。
中野では孤独死が増えているらしい。突然にそれまでの生活、人間関係から切り離され、中野に閉じこめられた人々が、生き残りをかけてあがき続け、一息ついたあとに待っていたものは、容赦のない孤絶だったというわけだ。
職場への連絡も忘れ、一週間にわたって捜索を続けていた寺元さんと猫との個人的な結びつきは、どれほどのものだったのだろう。そして突然に去られたと知ったときの衝撃は……いや、仕事を忘れていたのではなくて、猫を探すために休むと言えなかったから、連絡できなかったのかもしれない。猫の存在が、どれほど寺元さんの柔らかいところに入り込んでいたか、誰にも知られたくなかったから、中野ではそれなりに気心が知れているはずの私たちにも、失踪事件とそれがもたらした内面の緊急事態について、口を閉ざしていたのではないだろうか……
「鬼澤さんには、寺元さんが体調崩して寝込んでたとか言っておくので、ニティンの捜索、続けてください」
「気遣わせちゃって、ごめん。僕の方からも、後で連絡入れておこうと思うから……」
寺元さんはアルミサッシを静かに開け、冷蔵庫から麦茶を出した。梅雨時の空気で蒸し暑くなり始めた部屋にかすかな風が入ってきた。窓の外に見えるのは隣家の壁ばかりで、申し訳程度についたコンクリート製のバルコニーの下には、古い落ち葉が厚く積もっていた。その隙間に何か、木の根か、古い革製品のような、黒に近い焦げ茶色のものが突き出ている。表面には緑の苔か黴のようなものが吹いて、時折、びくり、びくりと脈動しているように見える。
「寺元さん、そこに、何かいるみたいなんだけど」
「ああ、それ、引っ越してきたときからずっとそこにあって……え、動いてる?」
その「何か」の動きはしだいに大きくなり、周辺の落ち葉がめくれて露出した土には蚯蚓や百足が這っていた。そこに埋まっていた朽木のようなものは、地表面に見えていた一部分よりもはるかに大きかった。それは蛹のように蠕動しながら室内へどたりと入ってきた。麦茶のグラスが倒れ、中身がフローリングの上に広がった。
その「何か」は動き続けるうちに表皮が剥がれて、琥珀色をしたカブトムシの蛹的なものが姿を現した。痙攣的な動きはしだいにゆっくりと、動物らしい所作が読みとれるようなものになってきた。やがて内側から被膜が裂け、現れたのは肌だった。真白なその表面へしだいに赤みが差してきた。寝袋のように床へ残された被膜から、人型をしたものが起きあがる。
それは姉だった。間違いなく姉だった。17歳の夏の夕方、高校の帰り道、自転車ごと、農道のどこかで消えた姉。警察が公開捜査に踏み切り、全国の交番に写真が貼り出されても、けっして戻ってくることのなかった姉。落ち着いたピンク色のフレンチスリーブワンピースを着て、薔薇色の頬に薄い唇と切れ長の眼が微笑み、当時の面影はそのままに、だが記憶の中の姉よりもはるかに大人びた姉が私を見ていた。
「背、伸びたじゃん」
といいながら姉が私の腕に触れた瞬間、思わず涙がこぼれた。
「そうか、田村さんのお姉さんだったのか。だからずっとそこに……」
寺元さんは何か遠く、眩しいものを見るような目で、姉と私を見ていた。
姉は寺元さんに微笑みかけながらも決然と言った。寺元さんは照れくささと寂しさの入り交じったような顔で笑った。が、不意に真顔に戻った。
かすかに、猫の鳴き声のような音が聞こえる。涼しい夕方の空気が窓から入ってくる。
どこか遠いところを見ながら姉が言う。
「もうそんな季節か」
中野ディオニューシアまつりは毎年初夏に行われる。今年もたくさんの供物を捧げた行列が、狂乱状態の男女が、鍋屋横町を練り歩くのだろう。中野で過ごす何度目の夏になるだろう。いつの間にか、夏の風物詩を繰り返す季節の一部として、中野で受け入れつつある私がいた。
海外ファンタジーはなかなか翻訳されることがなく、翻訳されてもシリーズが途中で止まることも多い(マラザンみたいにね)。
ということで必然的に原書で読むことになるんだけど、同好の士の参考になればと思い、近年読んだものも評価をまとめた。
ファンタジーに限らず、出版社からちゃんと出版されるものと自費出版とがあって、近年は自費出版ものも質が大変向上している(とはいえ玉石混交)。ざっくり言うと、自費出版の大半はライトノベルのような内容とクオリティ。
アポカリプスものが大流行したSF界のような大きな傾向がファンタジーにあるかというと、ちょっとよくわからない。エピックファンタジーよりもダークなものが売れているように思う。
てことで近年読んだ本の中からいくつか紹介。あくまでも個人的な趣味です。
(後半疲れたので作品紹介は適当になった。これは一部でまだ大量にあるので時間があれば)
最of高。ダークが好きなら迷わず読め!!
Rukaという主人公はここ10年で読んだ小説の登場人物でトップクラスに好き。
「Ruka, called a demon at birth, is a genius. Born malformed and ugly into the snow-covered wasteland of the Ascom, he was spared from death by his mother's love. Now he is an outcast, consumed with hate for those who've wronged him. But to take his vengeance, he must first survive. 」
母の教えに従いRukaは自分が殺した相手の墓を心の中に作り埋めてあげる。そのうち、心の中の墓場に幽霊が出てきて……
ダークでグロテスクなラヴクラフトを思わせる独特の世界観。とても良い。
「One hundred years ago Nall's Engine was fired on the enemies of the Republic, and in its wake it left a blackened and scarred landscape known as The Misery. Beyond The Misery, a wasteland of corruption and dark magic, reside the even darker entities known as The Deep Kings. They want nothing more than to destroy the Republic, the realm of men」
「誰かが俺たちがくることを忠告しやがった。信者たちは空の部屋と違法の経典をいくつか残して姿をくらました。食べかけの皿、開きっぱなしの箪笥の引き出し。持てるものだけ持ってThe Miseryに逃げ込んだ。制服を着てたころ司令官が言ってたな。The Miseryに好き好んでいくのは追い詰められてヤケクソになってるか馬鹿野郎か欲に駆られた奴だけだって。あいつらはそれだけヤケクソになってるんだ。俺は10人くらいの馬鹿で欲深い男たちを集めて奴らを始末しに出かけた。」
武侠/ドラゴンボール/RPGの影響感じさせるシリーズ。とても好き。
madraというエネルギーを使えるものだけが様々な武力や能力を向上させることができる世界で、madraの適性がない少年Lindonは「空」と書かれたバッヂを胸に下げている。
ある日、天上人に命を救われた彼は、未来を見せてもらうが、そこで見たのはなんとかmadraを使えようになり幸せに生きる自分の姿だった。しかし、同時に村が神獣に破壊される運命であることも知ってしまう。村を救うために、死に物狂いの特訓が始まる。
・Founders 三部作(未完結):魔力をベースに構築されたスチームパンク世界。
「You've got to be careful when you're chasing a murderer through Bulikov, for the world is not as it should be in that city. When the gods were destroyed and all worship of them banned by the Polis, reality folded; now stairs lead to nowhere, alleyways have become portals to the past, and criminals disappear into thin air.」
ゴミを漁って生活しているRachelが、馬鹿でかい熊の化け物Mord(空も飛べたりする)の毛にくっついていた変わった生き物を発見してBorneと名付ける。Borneはすくすくと成長していき……
これまたダークな作品。
魔力を持ってると殺されてしまう世界で生まれた少年の話。ありがちだけどよくできてる。
「押しよせる帝国軍. 迎え撃つは空に浮かぶ要塞―― 女帝ラシーンが帝位に就いてから七年。以来マラザン帝国は多くの自由都市に侵攻し、大陸をまたぎ、海を越えて版図を拡大してきた。そして侵攻作戦がジェナバキス大陸に及んだ今、若き貴族将校パランは、秘められた魔道の力を知ることになる……空中要塞や異種属との攻防、兵士たちの野望と葛藤、そして渦巻く神々の思惑――猛り狂う運命の波濤を荘厳かつ凄惨に描き、現代最高との呼び声も高いファンタジイ群像劇」らしいよ。
少しだけ翻訳されてたけど、原書は完結済み。キャラクタードリブンではなく世界観を見せていくやつなので、合わない人には全く合わない。あと一巻が読みにくいので、そこを過ぎれば、なんとか行けるかな。
ちなみに、8巻まで読んで今は休憩中。
賛否あると思うけど、4巻の「House of Chains」までは読んで欲しい。
シリーズ名の通り、次々と登場人物が死ぬ。しかし、死んだ人物が普通に活躍したりもするので、その辺が後半になると弱い感じがしてくるところか。
「A nobleman from an infamous family, imperial legionary officer, fighter and a right proper bastard of a man… Captain Ben Stiger finds himself reassigned from a crack legion to the rebellion simmering in the South. Placed in command of a truly terrible company, the 85th Imperial Foot, he is unknowingly sent on a suicide mission to resupply an isolated outpost, the garrison of Vrell.」
割とたまによくあるんだけど、ローマ帝国風とファンタジー要素を合わせたやつ。
結構読ませる。
「The king's scholar, the magus, believes he knows the site of an ancient treasure. To attain it for his king, he needs a skillful thief, and he selects Gen from the king's prison. The magus is interested only in the thief's abilities. 」
「When Caldan’s parents are brutally slain, he is raised by monks and taught the arcane mysteries of sorcery.」既視感のある設定!
絶対に読まない方が良い。
先程、第一子を出産してきた。自然分娩で誘発剤を使用してだった。体は思っていた以上にガクガクしており、胃が気持ち悪いのに寝付けない。そのためこの時間に書いている。
分娩施設を決定する際、自然分娩を選択したら周りの先輩ママさんから沢山「痛いよ!」とご忠告を受けた。鼻からスイカだのドラム缶だのとの例えをよく耳にしては、娩出時がさぞかし痛いんだろうと想像していた。産休に入ってからは、イメージトレーニングも兼ねてTwitterの出産レポートを読み漁っていた。じわじわと陣痛が増強し、耐えられなくなっていくお母さんたちの描写を読んで覚悟を決めなくちゃなあ、と思う傍ら、目についたのが「いきみたいのに子宮口全開になるまでいきめないのが辛い」と言うレポートだった。いきみたいとはなんぞや、猛烈にうんこを踏ん張りたいけど踏ん張れないようなものか、と想像し、最大限に尻の穴を閉めればなんとかなるのでは、と思っていた。出産までは。
予定日超過しても陣痛が来ないことによる誘発分娩だったので、入院してからバルーン挿入やら促進剤の点滴を開始ししばらくするまでは余裕があった。重たい生理痛程度の痛みであれば、助産師さんと笑顔で話をしたり携帯を少しいじる程度には。しかし、尻のあたりに異変が起きてから余裕なんて急に吹き飛んだ。
はじめは「あれ、陣痛に合わせて屁が出そう」という感覚だった。陣痛が消失すると共にそいつも消えるので、「屁に見せかけたいきみたさってやつかな、そいつには引っ掛からねえよ」と内心笑っていた。
しかし徐々に子どもが子宮口に近づくにつれて、まず陣痛の痛みが尋常じゃないくらいに増した。それまでは深呼吸を4-5回すれば波は引いて行ったのに、深呼吸しているうちに痛みの波がピークに登っていく。そして、そこに突如尻が爆発しそうな衝撃が襲ってきた。屁なんて可愛いもんじゃない。うんこだかなんだかもうわからない。全部ぶちまけてしまえと言われてるような衝撃だった。もちろん尻の穴をリラックスさせたり閉じたりして、深呼吸にて乗り切ろうとする。3回、4回となんとかその波を乗り切った。しかし陣痛はより強まり、尻の穴から何かを出そうとする感覚を抑えようとするうちに体中に力が入る。尻だけではなく体幹や太もももビクビク動き、その時だけは陸に揚げられた魚のような気分になった。
助産師さんからは「子宮口が全開になるまでは、いきみたい感覚が来てもいきまず頑張りましょうね。それまでにいきむとお股がズタズタに裂けちゃうから」と説明を受けた。尻が爆発しそうになった際の子宮口は9cm。あとわずかに子宮口が開くまでの時間が果てしなく長く感じた。
かつて何回かうんこを漏らしそうになったことはある。その時も脂汗が止まらず死ぬかと思ったが、出産時のいきみたさはそれとは違った。痛い、苦しい、出したい、耐えられない、もう何もかも漏らしていい、でもいきんではいけない。そんな感覚が1分おきに襲ってくること約30分。頭がおかしくなるかと思った。波が来る都度呼吸に集中し、尻の穴あたりの力を抜くことに全力を尽くした。助産師さんに謝りつつ、何度も尻やら股周りを押したりさすったりしてもらった。助産師さんがいなければ、尻の圧力に負けて何度いきんでいただろうかと思うと頭が上がらない。
その後子宮口全開のため、分娩姿勢に入った。楽になったかと思いきや、尻が爆発しそうなタイミングと自分が踏ん張るタイミングがちょっとずれたりしてもどかしいのだ。しかも陣痛と、今まで体に力が入っていた分の疲れが相まって娩出のために頑張りきれず、半ば朦朧としていた。最早頑張ろうなどと自分を奮い立たせることもできず、助産師さんの声かけに従うだけの状態になりながら踏ん張っていたら、子どもが産まれてくれた。
子どもは可愛い。ものすごく可愛い。だが陣痛の痛みと尻の圧力に解放されたこともどうしようもなく嬉しい。それほど初めてのお産はしんどかった。
次に子どもを授かることができれば、できれば無痛分娩がいいと今は考えている。「無痛分娩は楽をしている、出産は痛みを乗り越えてこそだ」と言う意見があるのも知っているし、無痛分娩のリスクも知っている。しかし、もう一度あの猛烈な痛みと爆発しそうな尻の圧力を体験しろと言われたら、私は無痛分娩を選択したい。
今、産後ハイの状況だと自覚している。読みづらい文章を長々書いて申し訳ない。
最後に、サンシャイン池崎氏の呼吸法は本当に役立ちました。朦朧とした頭の中にサンシャイン池崎氏が全力で呼吸している姿が目に浮かんで頑張れました。この場をお借りして感謝の気持ちを伝えられたらと思います。
4年前ひょんなきっかけで34歳独身子供部屋おじさん無職と知り合った。
当時自分は20前半、ゲーム会社に勤めていてそれなりに忙しかった。
そのこどおじに、付き合ってるわけではないのに毎日のように自分がなにをしたかのライン、無視すれば追いライン。うんざりしていた。
彼には遠距離で付き合ってる女性が居たらしいが全然かまってくれないらしい、そこで私に目をつけたのだ。
無職だから暇なのだと思い、仕事をするように託したら「仕事なんてやりたくない!」から始まり日本社会がいかに間違ってるかを語りだす
暫くほっといたら「働くことにした」とのラインがきてお!と思い話をきいたら、蕎麦屋で修行すると言い出し、それって給料いくらもらえるの?と聞いたらわかんないと答える始末
しかし普通の事務職や営業職をやるより技術が身につくしいつか海外(彼は10年以上フランス語習ってやっと4級)に蕎麦屋の店をだすと言い出す。
夢はでかいのはいいが、地に足がついてなさすぎて大丈夫かよ・・・と思いながらほっとく。それから毎日のように自分が何をしたかのラインが再びくる。
それで遠方の彼女にフラれたらしく、
そこから自分の周りにいた10代の若い女に手をだすようになり、本気で辞めてほしくおもい忠告したら逆切れ。以前ベルギー人の16歳の女の子と付き合ってことあるから
いけるとおもった(しかし会ってはなくネット上だけの交流らしい)と言い出し社会生活まともに送ってないとこうなるんだとびっくりした。
本気でやばい人だとおもい、逆切れを利用し切った(その後10代の知り合いの女をけしかけて毎日のようにネット上でFPSゲームをしていた)
ありがたいことに、中高生時代の友人と今でも定期的にオンラインで飲む。主に私が誘っているので、私が誘うのをやめたらこのクラスタは解散してしまうのではないかと幾分心配しているのだが、それとは別の話だ。誰しも年齢を重ねるにつれて政治的立場がどんどん離れていく。右もいれば左もいる。だから、場の空気が悪くなるのを防ぐよう気を使うことになる。
例えばある友人は憲法改正論者で自民党支持、反マスコミである。なるほど今のメディアには改善の余地があるが、陰謀論に片足を突っ込んでいる話を聞くのは幾分つらい。とはいえ、近況をじっくり聞いていると転職先ではうまくやっており、仕事で知り合った相手とうまい酒の話をしているそうだ。それを聞くと、無職歴の長かった友人を知っている身としてはほっとする。
別の友人もやっぱりリベラルをツイッターで常習的に叩くようになってしまった。最初は面白おかしいヲチ対象をリツイートしてツッコミを入れるというスタイルだったのだが、五年十年と経過するうちに本気で相手を人間扱いしなくなってしまった。暴力的で常軌を逸した発言をするアカウントは目に入れないほうがいいと忠告したのだが、聞き入れてはもらえなかったのが無念である。そのせいだろうか、他の旧友からも距離を置かれつつあるらしい。
このままでは友人が孤立するのではないかと心配になり、ときどき飲みに誘うのだが、話を聞いていると比較的まともに見える。たまたま見つけた成人向け画像RT垢でも礼儀正しい。それどころか、自分の知らないところで共通の友人と映画を見に行っていたらしい。それを聞いて、何も自分が友人の面倒をそこまで見ることはないんだよな、と安心した。ツイッターだけの人格が本人ではなく、オフラインだけの姿も本人ではない。人間はもう少し総合的で複雑な総体らしい。
ところで政治ネタで場が荒れそうになった場合は、右にも左にもある程度笑ってもらえる政治こぼれ話を披露してから話題を切り替えている。私は友人の政治談議を聞きたいのではなく、近況を知りたいのである。
タイトルを失念したし細部は間違えているかもしれないが、アメリカのSF作家ロバート・シェクリイの短編小説で、こんな話があった。
= = = = =
ある日、主人公は、街中の交差点で歩行者信号が青色になったので横断歩道を渡ろうとしたところ、背後の誰かから「危ない!」と声を掛けられたお陰で、信号無視の車に撥ねられずに済む。
声を掛けて助けてくれた誰かにお礼を言おうと、主人公は背後を振り返ったが、それらしき人間は見当たらない。
その代わり、目に見えない何者かの声がして、主人公との会話が始まる。
その声の主は、謂わば異次元の存在だから、大多数の人間は、見ることも声を聞くこともできない。しかし、稀に主人公のように声を聞くことが出来る人間がいる。
そして、声の主は災難に遭う可能性が有る運命の人間を見分けることができるので、今回のように忠告の声を掛けて時折り助けているのだと言う。
声の主が「君さえ良ければ私がアドバイスをすることで、君が将来的に遭うかもしれない危険な目を避けられる。別に見返りを求めたりもしない」と言うので、主人公は謎の声の主をアドバイザーとして受け入れ、二人の関係が始まることになる。
声の主が予め危険を忠告してくれるので、主人公は危険を避けることができるようになる。例えば「明日の出勤は違うルートにしろ。いつものルートではガス爆発が起こるから」と言われて従ったところ、翌日の新聞にガス爆発事故の記事が載り、普段の通勤に使っているバスが巻き込まれたことを知るといった具合いである。
最初は主人公も「これは助かる」と重宝するが、二人の関係が続くうちに、危険を避けるために与えられる忠告の頻度がどんどん多くなる。
不思議に感じた主人公が、声の主に質問すると、次のような答えが返ってくる。「人間の運は、全体的にバランスが取れるようになっている。自力で未来の危険を察知したり避けたりすることができない人間は、大きな危険に遭遇する可能性が小さくなるようになっている。しかし、君は私の忠告によって危険を避ける能力が普通の人間よりも上がっているので、その分のバランスを取るために大きな危険に遭遇する可能性も上がっている」と。ちょうど、ヤジロベエの片腕を押し下げているようなものである。ヤジロベエが落ちないようにするには、反対側の腕も押し下げねばならない。
「冗談じゃない!」と思った主人公は、声の主との関係を解消しようと「私のところから立ち去ってくれ」と言う。しかし、声の主は言う。「君の傍から私が居なくなっても、運のバランスが直ぐに回復するわけではなくタイムラグがある。私の忠告は受けられなくなるが、君が危険に遭遇する可能性は暫くの間は高いままになる。私の忠告も無しに、それらの危険を君は避けることが出来るのか?」と。ヤジロベエの両腕を押し下げている力の片方が、急に消えるようなものである。声の主が消えれば、反対の腕を押し下げる力だけが残る。もし、そうなると……。
声の主は、主人公に対して「心配はいらない。私の忠告さえ守れば、君は安全だから」と言う。実際にその言葉どおり、主人公は様々な事故や事件を未然に避け続ける日々を送る。
やがて月日が経つと、声の主による忠告に変化が生じ始める。「主人公の住居であるアパートの玄関に✕✕を掛けておけ」とか「✕✕を肌見離さず持ち歩け」という具合いに。
まるで魔除けじゃないかと思った主人公が、声の主に尋ねると、やはり運のバランスの問題であることが判明する。声の主は言う。「異次元の存在にも、私のように人間を助けるのが好きな者もいれば、逆に人間に危害を加えるのが好きな者もいる。私からの忠告を受けられることで、君の運は相対的に良くなったから、その代わりに人間に危害を加えるのが好きな存在にも目を付けられるようになった。これらの新しいタイプの忠告は、それらの危険な存在を避けるためのものである」と。もちろん、声の主が居なくなったとしても、主人公が異次元の危険な存在に狙われる可能性は暫く高いままである。したがって、主人公に拒否権は無い。
声の主は言う。「心配はいらない。私の忠告さえ守れば、君は安全だから」と。ここに来て、ようやく主人公は悟る。声の主は、善意から主人公を助けていたのではない。単に、主人公を駒にしてゲームを楽しんでいるだけなのだと。しかし、関係を絶とうにも既に手遅れである。声の主が居なくなれば、主人公を待つのは破滅だけなのだから。
そんな或る日、またも声の主が忠告をしてくる。
この頃になると主人公も慣れてきていたので「今度は何だ?墓場の土を掘ってくるか?それともヒイラギやニンニクを玄関のドアにぶら下げておくか?」と、声の主にジョークを返す。しかし、声の主は言う。「いや、今回の戦術は『何かしろ』ではなく『ある禁止事項をしないようにしろ』という形になる。何しろ今度の敵は手強い。獲物にしようと狙いを定めた人間をずっと見張り続けて、そいつがミスを犯したところを餌食にするんだ。だから長期戦になるのを覚悟しろ。根比べで敵が音を上げて、君の傍を立ち去るのを待つしかない」と。
「いいか。絶対に『レスネライズ』するなよ」と声の主は言うが、主人公は理解できない。声の主が「あ、そうか。これは人間の言葉で言えば……」と説明しようとしたその時、突如として、アパートの部屋の中に獣臭い匂いが立ち込め、凶暴な唸り声が聞こえ始める。
「くそ!予想よりも早く現れた!」と声の主が言うのが聞こえると、目に見えない存在同士が格闘していると思しき物音が主人公にも聞こえ始めるが、その末に声の主の断末魔の悲鳴が響き渡る。
「おい!大丈夫か?」と安否を尋ねる主人公に対して、声の主は弱々しい声で「いいか……絶対に……するんじゃないぞ……」と言い残し、それっきり声も聞こえなくなる。
主人公は恐怖に震えながら、部屋の片隅にうずくまり、まんじりともせずに一夜を過ごす。
眠気に負けた主人公は少し居眠りして目を覚ますが、何事も無かった。だから、睡眠をとることはレスネライズではない。
催した主人公はトイレに行って用を足したが、何事も無かった。だから、これもレスネライズではない。
主人公は、喉が乾いたから水道の水を飲んだし、腹が減ったから冷蔵庫の中に有るものを食べたが、何事も無かった。だから、これらもレスネライズではない。
脅威の元である異次元の存在は、人間の目には見えないから、それが立ち去ったかどうかを主人公が確かめる術は無い。しかし、用心深く過ごしていれば、いずれ敵も根負けして立ち去ることだろう。それまでは気をつけるしかない。
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初投稿です。一人で抱えているのが辛くなったのでここに吐き出させてください。ただの愚痴です。
私はオタクです。長年読み専でしたが、一年前とあるジャンルにハマったことをきっかけに二次創作を始め、同時期に交流用のツイッターアカウントを作りました。そこで相互フォローになった方々とジャンルの話で盛り上がったり、キャラクターの誕生日に合わせて二次創作を投稿したりと、楽しく過ごしていていました。
このような、趣味を通じて人と繋がるという体験は初めてだったので、私はあっという間にこの楽しさの虜になりました。同じキャラが好きな者同士、繋がりを持つことに何の躊躇いもなくなっていました。今思えば、もう少し慎重になっておくべきでしたが。
ある時、一人の二次創作者の方にフォローされました。以後その方をAさんとお呼びします。Aさんは作品投稿サイトでお名前を見かけたことがあり、作品を拝見して「素敵だな」と思っていた方でした。Aさんのツイッターアカウントは作ってから日が浅いためかツイートが殆どなく、どんなお人柄なのかを察することができませんでしたが、その時の私は「あの素敵な作品の作者様だ!」と喜ぶばかりで頭が回らず、すぐさまAさんをフォローしてしまいました。
相互フォローの関係になったAさんは、交流にとても積極的な方でした。私のツイートに対するリプライやDMをいつも沢山送ってくださいますし、私の作品への感想も丁寧に書いてくださいました。
最初は驚きつつも有難いばかりで、こちらからも失礼のないよう返信をしました。いただいたDMへのお返事を送るとすぐそのお返事が来て、それに返事を送ったら今度はリプライの返事をして…。当たり前ですが、そんな毎日が続いたので徐々に自分が二次創作に充てられる時間が無くなってきました。
正直この頃は「好意でしてくださってるのにこんなことを思うのは悪いけど、ちょっと重いな」と思っていました。
Aさんがツイッターを始めてから少し経った頃、慣れてきたのか徐々に口ぶりや態度が砕けてきました。それは自然なことだと思うので構わないのですが、ちょこちょこ「あれ?」と思うような言動が見られるようになりました。
私とAさんには共通のフォロワーさんがいるのですが、その方がAさんのツイートにやんわりと忠告のようなリプライを送ったことがありました。詳細は伏せますが、その内容は私もその方に同意するものだったので、まぁ私なら一言謝るなり、指摘して下さったことへのお礼なりして終わりだろうなと思っていましたが、Aさんは違いました。そのどちらでもなく、「まぁでも私はこう思いますけど」とその方にリプで反論していました。流石に忠告を受けた該当ツイートは削除していましたが、去り際に相手の方に砂をかけていくようなその言葉を見て、私は胸にモヤモヤしたものを感じました。
それからも度々、Aさんは強気な態度を滲ませたツイートをするようになりました。中には、同じジャンルの他キャラクターに対するマウントのような発言もありました。
もうこの頃には、私とAさんでは考え方が違うとハッキリ気がついていました。初めてAさんのアカウントを知ったあの時、もしもこうしたツイートをする人だと知っていたなら、私は絶対にフォローをしなかっただろう。そう思うほどになっていました。私は忙しさを理由にツイッター自体から暫し離れることにして、Aさんから距離を置くことにしました。
暫くして戻ってきたら、Aさんにはたくさんのフォロワーさんができていました。(できていた、という言い方は失礼かもしれませんが、すみません。ご容赦ください。)私以外の交流相手、しかもその方々はAさん同様交流に積極的な方だったこともあり、すっかり私よりもそちらの方々とのお話が中心になっていました。正直ほっとしました。
私は以前のように、キャラクターの妄想ツイートを気軽に投稿するようになりました。このキャラクターのこういうところが見てみたい、といったようなオタクらしいツイートです。二次創作の投稿もするようになりました。一連の出来事に関しては、Aさんに対して少し申し訳ないような複雑な気持ちにもなったけれど、この距離感なら大丈夫だ。問題なく、また以前のような楽しい日々が送れるようになるだろう。そう思っていました。
しかし、ある時ふと、AさんがAさんのフォロワーさんたちとある話題で盛り上がっているところを見かけてしまったのです。
Aさんたちが盛り上がっている話は、私が考えてツイートしたネタと同じものでした。
もちろん、私の名前は一切出ていません。
Aさんと仲の良いその方々と私は繋がっていませんので、ネタを仕入れた人間がいるとすれば間違いなくAさんだろうと思いました。偶然それを見つけてしまった私は、急いでAさんがフォロワーさんに送った他のリプライも確認しました。見つけたネタとは別にも数回ほど、私がツイートした妄想と同じ話をしていました。私の投稿からさほど時間は経っていないし、タイミング的にも疑わしいことこの上なく感じました。
怒りがこみ上げてきました。そんなにその話がしたいなら以前のように直接私にリプライを送ってくればいいものを、わざわざ私の目の届かないところに持っていくのは一体どういう意図があるのでしょう。もしかしたら私に距離を置かれていることに気がついたのかもしれません。だからリプライは直接できないけれど、話のネタは使わせてもらうと、そういうことなのでしょうか。自分の存在がいいように使われていることがとても悔しくて、本気でブロックしてしまおうかとも思いましたが、その後の対応を考えているうちにだんだん頭が冷静さを取り戻してきました。
いや、考えすぎではないか。たまたま被っただけかもしれない。タイミングは怪しかったが、そもそもそんなに独創的なネタでもなかったし、まず第一に、こんなツイートひとつに対して著作者じみた権利を主張するのは流石に狭量すぎるというものだろう。冷静になればなるほど、ご立派に被害妄想を抱き、一瞬でも被害者のような感傷に浸ってしまった己がひどく恥ずかしいものに思えて仕方がありませんでした。
しかし、自己嫌悪と疑念は確実に心を蝕み、私はもはや、そのアカウントで発言をすることにも、このジャンルで二次創作をすることにも、すっかり嫌気が差してしまいました。
こんなにもAさんを疑ってしまうのにも理由がありまして、実はAさんから距離を置き始めるよりも少し前のことですが、連載途中の私の作品と同じテーマでAさんが作品を投稿したことがあったのです。まだDMでのやり取りを盛んにしていた頃で、私にもすぐに見てほしい!と催促をされました。そう言われたら断れるはずもなく、見て、同じテーマの作品だとわかって愕然としました。
連載途中の私は、これとはまた別の展開を、別の心理描写を、別の台詞を用意しないといけなくなりました。その連載は未だ完結していません。正直なところ作る気が消え失せました。
そうした過去があったことや、度々見られた自分本位な態度からも、ひょっとしたらAさんは他人の考えたネタやテーマを自分の作品に流用することに何の抵抗もない人なのかもしれないと、どうしても思ってしまうのです。
私は長年使っていたフォロワー0人の鍵アカウントにログインして、一言、「私、SNS向いてないな」とツイートしました。見てくれる人は誰もいませんでしたが、心は少し軽くなったような気がしました。
どうしたら、Aさんとの繋がりを穏便に断てるだろうか。
数年前に辞めた職場にいたおばさんが本当に嫌いで今でも突然思い出しては嫌な気持ちになるのでここに吐き出させてほしい。
普段は仕事中に怒られたり嫌味を言われてもすぐに忘れるタイプなんだけど、この人にされた事、言われたことは忘れられない。
たぶん自分にとって許せないのラインをガンガンに越えてきたんだと思う。
もし今こういう人が近くにいてキツい人はどうにかして離れることをお勧めする。
私は期間限定だと分かってたので耐えた。が、ふつうにキツかったしトラウマ化した。
おばさんは私の倍くらいの年齢だった。上司とかではない。おばさんの年齢は自分で自分の誕生日前後に騒いでたから知った。そういうところも嫌いだった。
おばさんて書いてるけど見た目はきれいにしてた。見た目より若い自負があるらしい。結婚はしてなくて、それ自体はどうでもいいんだけど職場の人の家庭をディスったり、あの人はアプリで結婚したとか奥さんの見た目が冴えないだとか言いふらしたりほんとに嫌いだなと思った。
基礎体温や生理周期、婦人科系病気歴、履いてる下着 社食で周りの人が聞こえる音量で話すの気持ち悪かった。
仲良くないどころか嫌いなのにプライベートを根掘り葉掘り聞いてくるところも嫌だった。彼氏の写真なんか見せる訳ないし名前すら教えたくなかった。8割くらい答えずごまかしてたらキレてきたけどなんで教えてもらえると思ってるんだろうか謎。
おばさんから、○○さん(複数人)は意地悪だから気をつけて というような忠告をよくもらってたけど、おばさんがそんなんだから、そんな態度されちゃうんだよ…