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2021-06-15

原宿駅

 ある日の暮方の事である。一人の少年が、原宿駅の跡地で雨やみを待っていた。朽ちた柱に蔦の絡みついた、いまにも崩れ落ちそうな原宿駅跡地は、その昔、若人が大勢集う、たいそう賑やかな駅であったという。かつてこの地は「原宿」と呼ばれており、商いで栄えていたそうな。今は広大な荒れ地が広がり、かつての栄華は見る影もない。少年荒野の真ん中でただ一人きりであった。ただ、所々地面から、かつてのビル群の瓦礫が顔を出している。少年は雨が止むまで、その瓦礫を見詰めて暇を潰すことにした。あれは、セシルマクビーピンクラテ、そして…Q-pot CAFE少年歴史がたいそう得意であった。

 何故原宿がここまで荒れ果てたかと云うと、七十年ほど前、東京には、疫病とか五輪とか不況とか云う災がつづいて起った。そこで人々は住まいをこぞって京都に移し、それに続いて都も移された。およそ二百五十年ぶりの遷都であった。人の消えた東京さびれ方は一通りではない。荒れ果てたのをよい事にして、狐狸が棲む。盗人が棲む。半グレがでかい顔をする。バニラ業者が日夜騒ぎ立てる。とうとうしまいには、行く当てのないジャニオタたちが夜ごとに集って、オフ会をしているという噂さえ立った。そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪るがって、この近所へは足ぶみをしない事になってしまったのである。そうして七十年の時が経ち、いつしか原宿」というと、平成・令和時代の亡霊が往来する呪われた場所としてひろく知られるようになったのだ。

 少年も、ほかの大ぜいの若人と同じように、危ないので原宿には決して近づかぬよう、両親に硬く命じられていた。しかし、少年には原宿に来なければならぬ断固とした理由があった。病床に付している、かつて量産型女子であった少年祖母が、「冥途の土産Ank Rougeが着たい」と所望したのである少年は、祖母が好きであった。特に祖母のつけるジルスチュアート香水香りにつつまれ眠ることが大好きであった。その祖母が、いまはシンプルアースカラー入院着に身を包み、力なく微笑んでいる。入院着は、無印良品であった。少年は大好きな祖母のため、アンクルージュの服を見つけてくることを決意し、家をそっと抜け出してきたのだ。しかし、七十年も前の服を探し出すことは、とてつもなく困難であった。旧東京二十三区内を隅々まで探しても見当たらない。それもそのはず、量産型女子はとうの昔に、国の絶滅危惧種指定されていたのだ。少年祖母は、その数少ない生き残りであった。

 歩き疲れた少年は、とうとう、禁じられていた原宿に足を踏み入れた。暗く、恐ろしい場所であった。荒野の真ん中にぽつねんと佇む原宿駅跡地には、多くの人の怨念が染みついているかのように思えた。少年時計のある屋根の下に腰掛け、雨が止むのをぼんやりと待っていた。頭上には、どこからか集まってきた鴉が輪を描いて飛んでいた。

どうにもならない事を、どうにかするためには、手段を選んでいる暇はない。選んでいれば、大好きな祖母は悲しみのうちに死んでしまうばかりである。尤も、痴呆の入っている祖母は、たとい思い通りの恰好ができたとしても、何もわから粗相をして汚すだけかもしれない。しかし、心持の優しい少年は、祖母エンディングノートに書かれていたことはなるべく叶えてあげたいと思っていた。手段を選ばないとすれば―少年は、そのあとに来るべき言葉の余りの恐ろしさに小さく震えた。「盗人になるよりほかに仕方がない」などというおぞましい考えが一瞬でも頭をよぎったことが、信じられなかった。しかし、一度心に生まれたその思想は、少年の心にずっしり居座り、どうにも振り払うことが出来ずにいた。

 それから、何分かの後であるマツモトキヨシ原宿駅表参道口店跡の辺りをうろつく人影が見えた。少年は、こんな場所にも人がいたのかと大そう驚いた。夕闇によく目を凝らしてみると、どうやらひとりの老婆が何かを探しているようなのである。この雨の夕方原宿をうろついている人間は、ただ者ではない。少年は両親の忠告を思い出し、身震いをした。しかし、老婆が何かてがかりを知っているかもしれぬ。少年は立ち上がると、小雨の降りしきる中、恐る恐る、老婆に声をかけに行った。

「おばあさん、すみません

老婆はゆっくりと振り向いた。少年は、振り返った老婆の姿を見て、その余りの恐ろしさに、顔をしかめた。桑色のシャツを着た、背の低い、痩せた、白髪頭の老婆である。右の手に黄色ビニール袋を持ち、左の手に、大きな紙袋を持っていた。紙袋には、けばけばしい装飾が施されている。見るとそれは、山田涼介イッピ袋であった。

ジャニオタだ。少年歴史資料集で良く学んでおり、ジャニオタを知っていた。日本史安藤先生がいうところによると、ジャニオタは四十年ほど前に最後の一人が観測されて以来、日本から姿を消したという。まさかジャニオタに、生き残りがいたとは。少年は、大そう驚いた。

「なんだい…」

老婆は唸るように呟いた。地の底から響くような、恐ろしい声であった。少年勇気を振り絞り、老婆に尋ねた。

「お忙しいところすみません、すこしお聞きしたいことがあるのですが。」

「他を当たっとくれ。私は急いでいるんだ。」

後生です、他の人が居ないものですから。」

サロン体験ならお断りだよ。」

「違います。探し物をしておりまして。

ところでお婆さん、そんなに急いでどこに行かれるのです。」

ライブ戦前ジャニショに行くのさ…ケンティーオフショを買いにね…」

そういうと老婆は、うつろな瞳で前方をじっと見た。そこには荒野が広がるばかりであった。それを見た少年は、腹の底から寒気が上がってくるのを感じた。ジャニショ。それはかつてこの地にあった多神教神殿であったと聞く。かつては多くの信者が通い詰めたその神殿は、しかし、原宿から渋谷へと拠点を移し、遷都とともに東京からもなくなってしまったと聞いている。全て七十年前の出来事だ。今となっては跡形もない。この老婆は、いまでもジャニショ存在を信じ、この場所をうろついている。うわさに聞くジャニオタの亡霊だろうか。少年身体は恐怖に震えた。

「おや…お前は」

かに気が付いた老婆は、少年の顔をじつと見詰めた。その濁ったうつろな瞳には、真っ黒なカラコンが不自然に張り付いていた。少年は後ずさりをした。

「お前はまちゅくのショタ時代そっくりじゃないか

ええ、もっとよく顔をみせておくれ」

そう叫び声をあげると老婆は、少年の顔をつかもうとした。少年はきゃあと叫び、踵を返して逃げようとした。しかし恐怖からか足がもつれ、少年の体は地面に叩きつけられた。何とかもんどりうって逃げようとする少年に、老婆が覆いかぶさる。

「ああ、尊い尊い。」

老婆はうわ言のように呟きながら、少年の腕や顔をベタベタと触った。少年の恐怖心は、次第に、老婆に対するはげしい憎悪に変わっていった。二人は荒野の中で、しばらく、つかみ合った。しか勝敗は、はじめからわかっている。少年はとうとう、老婆の腕をつかんで、無理にそこへねじ倒した。老婆は細い体を大きく震わせ、肩で息を切りながら、ぴえんと泣き叫んだ。

ファンに、ファンにそんなことをしていいと思っているのか。」

「知らぬ。第一、僕はジャニーズではない。」

少年は老婆を見下ろし、吐き捨てるように言った。心のうちで、老婆に対する憎悪侮蔑が、大きく燃え上がっていた。そうして、あることに気が付いた。老婆の纏っている布切れである。すっかり薄汚れていて気が付かなかったが、これはいつか歴史資料集で見た、アンクルージュのフリルカラーチェックワピースではないか。チェックの模様に、けばけばしいフリル。そうに違いない。それを見ると、少年の心にあるひとつ勇気が生まれた。それは、老婆に出会う前は決して存在しえなかった勇気であった。

ファンにこんなことをして、貴様アイドルとしての自覚が足りぬわ。」

「言いたいことは、それだけか」

老婆の話が終わると、少年は嘲るような声で念を押した。そうして、老婆の襟上をつかみながら、噛みつくようにこう云った。

「こんなことをする者は、ファンではない」

老婆はそれを聞くと、目をかっと見開き、呻き始めた。少年は、すばやく、老婆の着物を剥ぎとった。それから、足にしがみつこうとする老婆を、手荒く瓦礫の上へ蹴倒した。かわいそうな老婆の周りには、胸元に大事仕舞われていたしわくちゃの青い振込用紙がはらはらと散らばった。少年はそれを一瞥すると、薄汚れたワンピースをわきにかかえ、またたく間に原宿の闇に駆けていった。

しかし、嗚呼、何と残酷なことだろう。老婆からはぎ取ったワンピアンクルージュではなくミオレミューだということを、少年は知る由もない。

 その後、原宿にうろつく亡霊の噂は、はたと途絶えたという。

2021-06-12

安い美容室で済ませたい

今までずっと表参道のオシャレサロンカットしていたけれど、コロナであまり出歩きたくないし近場の安いところでいいのではと思い始めた。

なので、まず近場のサロンショートに切ってもらった。(5000円)

あとは伸びたら都度1500円カットで済ませようと思っていた…のだが、皆同じことを考えているようで待ち人数が多すぎた。

そこで目をつけたのが、大き目のスーパーの中にテナントで入っている美容室だった。予約受付なしで当日飛び込みのみ、カットオンリーシャンプーなしで2300円。

待ち時間10分程度で済んだし、アドバイスを交えつつ40分くらいかけてじっくり切ってくれた。

ただし、美容師がおばちゃんなのでひたすら世間話をしなければならなかった。そこを除けば結構良かったと思う。

2021-06-10

手取り16万なのに家賃30万!?23メガバンクOLに忍び寄る、エリート男の恐ろしい罠

東京には、多種多様人間が生息している。

清楚な彼女も、エリートな彼も、リッチ人妻も…

みんな、人には言えない複雑なストーリーを抱えて生きている。

あなたの隣にいる、幸せそうなあの子だって別の顔があるかも!?

彼らの“リアルな姿”を、知る勇気がある人だけ覗いてみて…。

File1:東京が生んだモンスター



―2年前ー


ザ・リッツ・カールトン東京の45階にある『ザ・ロビーラウンジ』。

死ぬ気で仕事を頑張り続け、気づけば39歳。経営者として成功した今の僕は、ラグジュアリーなこの空間が似合う男と言えるだろう。

だが、僕の目の前にいる女性は、洗練されたこ場所には不釣り合いで、彼女存在けが浮いて見える。

「ここのアフタヌーンティーたかったんです。でも、1万円もするからなかなか来れなくて…。インスタに載せたいか写真撮ってくれますか?」

キラキラした目をして手渡されたスマホの画面は、派手にひび割れていた。

カメラに向かって微笑むその女性は、小皺が寄ったブラウスミニスカートを合わせ、膝の上に合皮のバッグをちょこんと乗せている。

「優里香ちゃんって、どこに住んでるの?」

家賃3万円の東陽町にある社宅に住んでます。配属は、虎ノ門支店なので、本当はもっと都心に住みたいんですけどね…」

たった1万円のアフタヌーンティーに目を輝かせ、屈託のない笑顔を見せてくれた優里香23)を愛おしく感じた。

僕は、素直で擦れていない女性タイプだ。


一体なぜ!?39歳男が、純粋OL地獄に突き落とす…男の闇深い本音とは



地獄へのカウントダウン


「僕、優里香ちゃんのこと、すごく気に入っちゃったから、特別に3万円あげるよ」

「え?お茶だけで、3万円もくれるんですか?そんな…いいんですか?小日向さん優しすぎます…」

メガバンクに勤めていて手取り16万円程度の彼女は、戸惑いつつも目を輝かせた。

「いいよいいよ。優里香ちゃんは、それだけ価値のある女性なんだから自分を安く見積もっちゃだめだよ。これで表参道サロン行って髪のトリートメントでもしてきなよ。もっと自分お金をかけなさい」

「そうだ、東陽町からはるばる六本木まで来てくれたことだし、せっかくだからミッドタウンでお買い物もしよう」

ワンピースはストラスブルゴで、靴はマノロラニクで、鞄はヴァレクストラ……。

初期投資は50万円。この程度で心が掴めるなら、安いものだ。

「わぁ、こんなにいいんですか?なんだかシンデレラになった気分!会社の同僚は、お洒落な子ばかりだから…これでやっとお食事会に誘ってもらえるかも…!」

僕は、キラキラと目を輝かせて心の底から感謝してくれた彼女のこの日の笑顔を、一生忘れることはないだろう。

「いいかい優里香ちゃん、縫製の粗い服、合皮のバッグ、ビニールの靴なんかを買うのは金輪際やめなさい。安い女に見えるよ。僕がサポートしてあげるから質の良いものを身につけなさい」

小日向さん…神様なんですか…?」

手取り16万円じゃ東京暮らしていけないでしょう。月30万円はどうかな?

でも、それを貯金するような貧乏くさい真似はしちゃだめだよ。洋服化粧品友達との遊びで使い切って、若い時間を楽しんでね」

東京には、美人ごまんといる――。

それにもかかわらず、この程度の小娘に、お茶だけで3万円を渡し、会ったその日に50万円相当のプレゼントをし、新宿にある家賃30万円のマンションと月30万円の生活費をあげる男は、この世に僕しかいないだろう。

もちろん、下心なしに、女に金品を与える男はいない。

大抵の男は、若い女の体が目当てだが、僕にはもっと“壮大な目的”があるのだ。

東麻布 天本』、『長谷川 稔』、『薫 HIROO』、『三谷』、『カンサンス』…

会うたびに、客単価5万円ほどの一流店に連れて行き、彼女の舌は順調に肥えていった。

お世辞にも美人とは言えない彼女をおだて続け、分不相応要求にも笑顔で応え続けた。

東京に染まりきっていない純朴な女は、真っ白なキャンバスのようなもの彼女思考価値観を変えることは、赤子の手を捻るほどたやすかった。

彼女プライド欲望はみるみるうちに膨れ上がり、たった1年で傲慢モンスターへと成長した。

『この間同僚に誘われたんですけど、場所居酒屋だったんで速攻断りました。居酒屋とかありえないですよね〜。同世代の男とは、価値観が合わないわ』

ヒールが擦り切れてる女性って下品ピンヒールコンクリートの上なんて歩くもんじゃないですよね。タクシー乗ればいいのに』

パスタランチ全然美味しいと思えなくて…友達とのランチは、ダイエット中って嘘ついて最近パスしてます。あ、今度『エクアトゥール』いきた〜い!予約できます?』

若い時間って有限なのに、手取り16万って割に合わないですよね?だって私の1ヶ月って16万以上の価値ありますもん』

金融機関に勤めているから、高価なブランド品を持ってると怪しまれて色々詮索されるんです。妬みですかね?小日向さんのサポートがあるから、もう会社辞めようかな』

『お食事会で出会ったお友達ローズサクラバーキン持ってて、すごく可愛かったの。お誕生日プレゼントに欲しいなぁ♡』


遂に、闇深き39歳男が、純粋だったOL地獄に突き落とす…



フィナーレ


「優里香ちゃん24歳のお誕生日おめでとう。バーキンが似合う女性になってね」

可愛い〜!だけど、サイズは25がよかったなぁ」

僕は約束通り、誕生日エルメスバーキンプレゼントした。

しかし、彼女はもう、“ありがとう”さえ言わない女に成長していた。

機は熟した――。

「優里香ちゃんごめん……。実は会社資金繰りが苦しくなって、もう君のサポートはできなくなったんだ。マンションも既に解約したから、今月末には出ていってもらうことになる」

「え、ちょっと待って…いきなりすぎる。手切れ金として、引越し費用くらいはちょうだいよ」

天国から地獄へ。

彼女の顔が、一瞬にして青冷める。この時の哀れで惨めな女の顔は、一生忘れることはないだろう。

「ごめん…本当に苦しくて。一銭も余裕がないんだ。君への最後プレゼントバーキンだよ。でも君みたいな“素敵な”女性なら、サポートしてくれる男性はすぐに見つかるよ!」

小日向さんみたいな男性は、他にいないよ…。小日向さんがいないと私、生きていけない…」

ラ・トゥール新宿の26階から見える煌びやかな東京夜景を背景にして、涙ながらに僕にすがりつく彼女の姿は非常に趣深かった。

「この世は、諸行無常盛者必衰だね」

「なにそれ、どういう意味…?ねぇ、小日向さん…待って、行かないで…」



あれから数ヶ月が経ったが、彼女からは毎週のように連絡が入る。

小日向さん、お元気ですか?久しぶりに会いたいです』

『やっぱり小日向さんみたいな男性は、この世にいないよ…』

『私どうやって生きていけば良いの?小日向さんに見捨てられたら、私死ぬしかないよ』

僕は溜まったLINEを眺めて、恍惚とした気分になった。

Bang & Olufsenのスピーカーモーツァルトレクイエムを流し、彼女の変わりゆく表情を思い出しながら飲む酒は、格別な味がした。

彼女はもう二度と、家賃3万円の社宅に戻ることはできないだろう――。

彼女はもう二度と、手取り16万円の仕事だけで生きていくこともできないだろう――。

消費性向は、絶対所得水準だけでなく、過去の最高所得依存するという説もある。

人間という生き物は、生活習慣を急に変えたり、生活水準を簡単に下げたりすることができないのだ。

僕が与えたブランド品を売ったって、靴や洋服リセールバリューは恐ろしく低いので、端金にしかならない。

唯一換金性があるのはバーキンだが、せっかく手に入れた富の証をあっさり手放すとは思えない。

美人でもない彼女が、僕が与えたような生活を維持するためには、マトモな仕事だけでは難しいだろう。

とにかく、身も心もすり減らして堕ちていく未来が待っているはずだ。

大金を稼ぐ辛さ…

社会の厳しさ…

東京を生き抜く大変さ…

それらを身を持って知って欲しいと思う。

そして、彼女はもう二度と、同世代の男と純粋な恋を楽しむことはできないだろう――。

世代の男が必死仕事をして買ったプレゼントにも、頑張って連れて行ってくれたレストランにも、ワンルームマンションシングルベッドでの行為にも…、喜ぶことも満足することもできない。

価値観が合わないと言って切り捨てた同世代の男たちの年収は、あと数年もすれば、右肩上がりに増えていくというのに……。

彼らの価値に気づく頃には、マトモな男たちは、マトモな女とゴールインしている。

分不相応ブランド品を身にまとい、分不相応な高級レストランに通い慣れている女を、マトモな男は選ばない。

僕以外の金持ちを漁ったとしても、ここまで傲慢モンスターに仕上がってしまった彼女を選ぶ男はどこにもいない。

一人ぼっちになって、永遠に僕を求め続けてほしい。

僕が、手に入れることができなかった同世代同士の健全恋愛を…、幸せ結婚を…、女から奪ってやりたかった。

学生時代から付き合って結婚を考えていたのに、価値観が合わなくなったと言って、年上の金持ちに乗り換えた初恋の女…。

純粋だったのに、東京に染まって変わってしまった同郷の女たち…。

お金がないからと、学生時代の僕に見向きもしなかった同世代の女たち…。

お金があるからと、今の僕に媚を売ってくる東京の女たち…。

すべての女が憎くて堪らない。

僕はずっと苦しんできたのに、努力して金を手に入れたのに、女はいだって虫が良すぎる。

人生は山あり谷あり。プラスがあればマイナスもある。

それならば、ずっと底辺を生きてきた僕は報われるべきだし、ずっと甘い蜜を吸ってきた女は、地獄に堕ちるべきだ。

次のターゲットを見つけた僕は、東京夜景を見下ろしながらスマホスワイプした。



https://tokyo-calendar.jp/article/21326?ref=new

2021/06/10 05:05

東京カレンダー

2021-06-09

anond:20210608130243

80年代ポパイに写ってた渋谷とか表参道の「オシャレ上級者」もこんな雰囲気だった気がするな

2021-05-24

anond:20210524150814

そのうち、青山表参道だけじゃなくて、銀座でも入れられるようになるよ

時間がたったとき熟成されて、進化を発揮する色、それがメンズヴェールカラー ファントムヴェール

anond:20210524144909

値段はちょっとあれだが、まぁ、落とすことを計算に入れている分、あるいみ長持ちするし

わきゃーこでも、なんとかなるだろう

ちょっとまってりゃ、表参道旗艦店じゃなくても、銀座とか下町でもできるようになる

ファントムヴェール

最初プロ美容師のおねーちゃんで、デート中に

ごめんなさい、カラー入ってますね、と褒められるぐらいだったけど

もはや、

ディレクタークラスでも、照明が通常照明なら、カウンセリング程度なら騙しきれるな

後輩のチーフ表参道レベルの勝ち

 

もはや、(機材なしには)わからない。

 

イルミナヴェールカラー(など多層カラー)を、極めて自然に入れてもらっている

 

だてに、ファントムとは言わない。 テスカトリポカの神殿でも通れるレベル

美術はわからないけど、家電プログラマーだから光の三原色は知っている。

赤い光の中でも、青い光の中でも、自然ヴェールカラー、という極めて不自然な色、普通は赤い光の中では赤くなる、ならねーよ。

全て真逆に入れてもらっている

これが、美術系じゃない工学系光の技。

どう反射しても色味を殺す

さすがに、専門の設備だと色が出るのがご愛嬌

 

専門の設備がないと、色が入っていないように見えるが

逆に、多少の設備があっても、色が入っていないように見えるように、逆に染めもらっている。

これが、メンズヴェールカラー

ファントムヴェール

 

赤い光の中では、青い髪の毛ははえない

青い光の中では、赤い髪の毛ははえない

から 普通は、色が映えるように染めてもらう

だが

すべて真逆に染めてもらった

どんな光でも映えないように染めてもらうと 黒髪に見える

まさに迷彩色 ファントムヴェールカラー

同業者美容師のおねーちゃんデート中にバレるとは思わなかったので、さらに技を使ってもらった

 

同業者美容師を騙しきれ、美容師たちよ

これなら、センコーではわかるまい

2021-05-16

anond:20210516082138

https://beauty.hotpepper.jp/slnH000219768/coupon/

実際1万円カットカラー込み)(NHK公園通り表参道旗艦店

は安い 初心者がわかりやすいのは所見でも 早いに尽きると思う

かなり難しいヘアスタイルでも 早い 30分あればほぼなんでも切り終わる NHK公園通り常連美容師が知らないヘアスタイルなら別だが

しかも宮久なら、まず任せて大丈夫 カット重視なら宮久

30分しか店の中にいないならコロナもほぼ怖くない

さすがにNHK公園通りカット文句つけられるひとはいない 自信を持って

通りを歩ける

anond:20210516075926

黄色人種 ジャニーズだけど ✅

連続で職質されたぞ

ルックスからうからな 

ヒント

髪の毛 美容室 だから公園通り表参道旗艦店 指定は?デッド ←??? ✅

靴 ナイキエアフォースワン

タバコ マルボロ  くわえたばこアウト✅

ズボン リーバイス   ず・・ぼん? ✅

4アウトって所か

ズボン参照

https://anond.hatelabo.jp/20210511224949

2021-05-13

Twitterで25歳の男がデートに行くなら表参道のCICADAってツイートがバズってて、女たちが「そんなレストラン大学生の時に行った、ダサい」とマウントし、男が「キャバ嬢のくせにマウントすんなうるせえ」と噛みつき、女が「必死こいてダサww」と笑い…

という流れがあったけど全員きもちわるい

そんなことはどうでもいいけど本当にモテる人は神楽坂の小さなフレンチとか割烹とか行くと思う、なんでみんな渋谷区とか港区とか東京西側の話したがるの?

2021-05-10

anond:20210510123707

神宮」とか「表参道」とかは? あと、銀座も元々は普通名詞かも。一ノ宮とか三ノ宮とかも。四日市廿日市もかな。国分寺とか境とかも。

2021-04-30

趣味表参道カフェ巡りです^^

代官山にもよく行きます^^

 

私とは合わないなと思って申し訳ないけどフェードアウトした

今思うと嘘くさいな

マジで婚活しとるんかそんな男

2021-04-13

乗り換えられない乗換案内に腹が立つ

乗換案内サイトアプリは、同じホーム(同じ島の向かい側に停車)で乗換時間1分とかを「乗り換えられる」と判断して表示してくるが、

実際には、それができるのは単一路線同士(急行から各駅停車への乗換とか)だけだ。

相互乗り入れしている路線場合、同じホームへの停車であっても乗り換えられない事が多い。なぜなら、相手を待たないから。

乗換時間1分だが、特に通勤・退勤の時間帯なら1分やそこらは普通に遅れる。

同じ路線なら接続を待って発車するが、相互乗り入れで別路線だと待たない。

小田急代々木上原がそれだ。

千代田線の方は都心を通ってる上に、常磐線とも直通運転してるので遅れやすい。1分やそこらはだいたい遅れてる。

一方、小田急代々木上原の隣が始発駅の新宿なので、まず遅れない。

なので、乗換案内千代田線から小田急線への乗換ルートが表示されても、乗り換え時間が1分の場合は、ほぼ乗り換えられない。

代々木上原に到着した時には、既に行ってしまっているか、こっちの扉が開く前に、乗り換え電車の扉が閉まってしまう。

こっちの扉が開いてしまうと、ゾロゾロ乗り換え客が移動し始めてしまい、あっちはなかなか扉を閉められなくなってしまって遅れてしまうので、遅れを避けるため、あっちの扉を閉めるまで、こっちは開けてくれないのである

そりゃね、遅れたくないのは分かるけどね、こっちは乗換案内信じて行動してるし、アンタらも同じ島で1分違いのダイヤって、接続を前提に組んでるんじゃないのかよ。

5分遅れとかなら待たないのも分かるが、遅延情報も出さない1分の遅延とかで接続放棄するなよ。

乗換先の電車が扉を閉めるのを、指くわえて見てなきゃいけない腹立たしさ。

代々木上原に到着すると、またかよってなる。

というか、表参道あたりで「駆け込み乗車はおやめください」の車内アナウンスがあると、どっかのバカが駆け込み乗車して発車を遅らせてるので、1分遅れる可能性が高い死亡フラグである

大変腹が立つ。

2021-03-13

転売ヤーの是非

転売ヤーって個人的には別に良いんじゃねーのってスタンスだったんだけど

今の転売ヤーって組織化されてるんだね、前からか?

お一人様一点みたいなのを大量に買い占めるために元締めが金を配って買わせる感じ

これは普通に悪質だと思った

朝の表参道おもしれーわ

2021-03-07

村上春樹文章は「うまくはないが読みやすい」(補足あり)

https://note.com/historicalmoc/n/n284957b96801

出したな! 俺の前で! 村上春樹文章の話を! 

村上春樹作品はほぼ読んだので大体同意だけれど、肝心の文章について全く語られていないのは片手落ちしか言いようがない。こういう何かを語っているようでその内実がわかりにくい言葉を並べるからハルキストだのなんだの揶揄られるんだ。ファンなら真面目にやれ。村上春樹以外の人間村上春樹の真似したら中身がない駄文しかならないって小学校で教わらなかったのか。

つーか村上春樹文章別にうまくねえから。特徴的で読解大好き人間ほいほいってだけ。

  1. リズムがあり、断定調である(巧くはないが読みやすい)
  2. 比喩表現を多用し、不思議モチーフをたくさん取り入れるが、書いてることの中身について説明しない
  3. めちゃくちゃはっきりした含意が含まれていることがある(ないこともある)

というこの3点が村上春樹文章もっとも印象に残る要素である。本気で語るなら時期によっての文体の変化とか、もっといえば情景描写についてもまとめたいのだけれど、とりあえず書き散らす。なお、3に関しては他作品に関する読解を含み、ひとによってはネタバレ解釈しうるものも混じるので注意。

1.リズムがあり、断定調である(巧くはないが読みやすい)

実例を挙げてみる。

四月のある晴れた朝、原宿の裏通りで僕は100パーセント女の子とすれ違う。

正直言ってそれほど綺麗な女の子ではない。目立つところがあるわけでもない。素敵な服を着ているわけでもない。髪の後ろの方にはしつこい寝癖がついたままだし、歳だってもう若くはない。もう三十に近いはずだ。厳密にいえば女の子とも呼べないだろう。しかしそれにもかかわらず、3メートルも先から僕にはちゃんとわかっていた。彼女は僕にとっての100パーセント女の子なのだ彼女の姿を目にした瞬間から僕の胸は地鳴りのように震え、口の中は砂漠みたいにカラカラに乾いてしまう。

村上春樹4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて

1文1文が短い。技巧的な表現を使うわけでもない。文章から浮かんでくるイメージ閃烈鮮烈なわけでもない。日常語彙から離れた単語を使うこともない(「閃烈鮮烈」とか「語彙」といった単語が読めない人間は思いの外多いからな。ここでの「外(ほか)」とか/悪いATOKに頼りすぎて誤用なの気づいてなかった。指摘ありがとう)。ただただ「シンプル」だ。わかりやすい。

また、冒頭の1文の次にくるのは「~ない」で終わる文章連続だ。テンポがいい。あと、どのくらい意図的なおかわからないが、↑の文章音読していみると適度に七五調がまじっているのがわかる。そして、大事なところで「彼女は僕にとっての100パーセント女の子なのだ。」という断言を入れる。リズムで読者を惹きつけた上ですっと断定されると、その一文がすっと印象的に刺さってくるのである

まり別にうまい」わけじゃないんですよ。ただ「読みやすい」。それにつきる。読みやすい以外の褒め言葉あんまり信用しちゃいけない。「うまさ」って意味なら村上春樹をこえる作家なんてゴマンといるし、村上春樹の「文章」がすごいなんてことは絶対にない。うまいとか下手とかを語るならナボコフあたり読んだ方がいい。

とはいえ個人的な所感だと、この「読みやすさ」は村上春樹発見あるいは発明した最大のポイントだ。「リズムがよくわかりやす文章で圧倒的リーダビティを獲得する」という、一見してみんなやってそうでやっていない方策村上春樹が徹底しているせいで、誰でも座れそうなその席に座ろうとすると村上春樹と闘わなければならない。

2.比喩表現を多用し、不思議モチーフをたくさん取り入れるが、書いてることの中身について説明しない

で、そのあとにくるのが「彼女は僕にとっての100パーセント女の子なのだ彼女の姿を目にした瞬間から僕の胸は地鳴りのように震え、口の中は砂漠みたいにカラカラに乾いてしまう。」という文章である村上春樹比喩表現は独特で、たとえば『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』を適当パラパラめくって見つけた表現として、「不気味な皮膚病の予兆のよう」「インカの井戸くらい深いため息」「エレベーターは訓練された犬のように扉を開けて」といったものもあった。この、比喩表現の多様さは彼の最大の持ち味であり、真似しようにもなかなか真似できない。

そして何より、「100パーセント女の子である。何が100パーセントなのか、どういうことなのか、この6ページの短編ではその詳細が説明されることはない。ただ、語り手による「彼女は僕にとっての100パーセント女の子なのだ。」という断定だけが確かなもので、読者はそれを受け入れざるをえない。それはこの短編に限らない。「かえるくん、東京を救う」におけるかえるくんとは。『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』における〈世界の終わり〉とは。「パン屋再襲撃」はなんでパン屋を襲うのか。「象の消失」で象はなぜ消失するのか。「レーダーホーセン」でどうして妻は離婚するのか。羊男ってなに。

こういった例には枚挙に暇が無い。文章単体のレベルでは「読むことはできる」のに対して、村上春樹小説比喩モチーフ物語様々なレベルで「言っていることはわかるが何を言っているかがわからない」ことが、ものすごく多いのだ。

3.めちゃくちゃはっきりした含意が含まれていることがある(ないこともある)

じゃあ、「村上春樹作品ふわふわしたものを描いているだけなのか?」と言えば、そんなことはない。村上春樹作品には「答えがある」ものが、地味に多い。

たとえば、「納屋を焼く」という作品がある。ある男が恋人の紹介で「納屋を焼く」のが趣味だという男性出会いふわふわした会話をして、ふわふわとした話が進み、語り手は時々恋人セックスをするが、そのうち女性がいなくなる。読んでいるうちは「そうか、この男は納屋を焼いているのか」という、村上春樹っぽいよくわからないことをするよくわからない男だな……という風に、読んでいるうちは受け入れることができる。

だけれど、この作品問題は、「納屋を焼く」とは「女の子を殺す」というメタファー可能性がある……ということを、うっかりしていると完全に読み飛ばししまうことだ(あらすじをまとめるとそんな印象は受けないかも知れないが、本当に読み落とす)。それが答えとは明示されていないけど、そう考えるとふわふわとした会話だと思っていたものが一気に恐怖に裏返り、同時に腑に落ちるのである

その他、上記の「レーダーホーセン」においてレーダーホーセンが「男性にぐちゃぐちゃにされる女性」というメタファーでありそれを見た妻が夫に愛想をつかした、という読みが可能だし、「UFO釧路に降りる」でふわふわゆきずりの女と釧路に行ってセックスする話は「新興宗教勧誘されそうになっている男」の話と読み解くことができる(『神の子どもたちはみな踊る』という短編集は阪神大震災地下鉄サリン事件が起きた1995年1-3月頃をモチーフにしている)。

勿論、これらはあくまで「そういう解釈可能」というだけの話で、絶対的な答えではない。ただ、そもそもデビュー作『風の歌を聴け自体断章の寄せ集めという手法をとったことで作中に「小指のない女の子」の恋人が出てきていることが巧妙に隠されていたりするし(文学論文レベルガンガン指摘されてる)、「鼠の小説には優れた点が二つある。まずセックス・シーンの無いことと、それから一人も人が死なないことだ。放って置いても人は死ぬし、女と寝る。そういうものだ。」と書かせた村上春樹がその小説の中で実は死とセックスに関する話題を織り込みまくっている。近作では『色彩をもたない田崎つくると、彼の巡礼の年』で○○を××した犯人は誰なのかということを推測することは可能らしい。

何が言いたいか

まり村上春樹は信用できないのである

たとえば、『ノルウェイの森』で主人公自分のことを「普通」と表現する箇所があったが、村上春樹作品主人公が「普通」なわけない。基本的信頼できない語り手なのだ。信用できないからしっかり読み解かないといけないようにも思える。

(なお、なんなら村上春樹自分作品について語ることも本当の部分でどこまで信用していいのかわからない。「○○は読んでない」とか「××には意味がない」とか、読解が確定してしまうような発言はめちゃくちゃ避けてる節がある)

ただ、勿論全部が全部そうというわけじゃなく、羊男とかいるかホテルって何よとかって話には特に答えがなさそうだけれど、『海辺のカフカ』『ねじまき鳥クロニクル』『1Q84』あたりは何がなんだか全くわからないようにも見えるし、しかし何かを含意しているのでは、あるいは村上春樹本人が意図していないことであっても、読み解くことのできる何かがあるのではないか、そういう風な気持ちにさせるものが、彼の作品なかにはある。

このように、村上春樹メタファーモチーフには、「答えがあるかもしれない」という点において、読者を惹きつける強い魅力があるのである

増田も昔は村上春樹を「雰囲気のある作家」くらいの認識で読んでたんだけど、『風の歌を聴け』の読解で「自分作品ちゃんと読んでないだけだった」ということに気づかされて頭をハンマーで殴られる経験してから村上春樹には真面目に向き合わないと良くないな」と思い直して今も読み続けてる。

……なお、それはそれとして、セックスしすぎで気持ち悪いとか(やれやれ。僕は射精した)、そもそも文章がぐねぐねしてるとか(何が100パーセントだよ『天気の子』でも観とけ)(なお「4月のある晴れた朝に~」が『天気の子』の元ネタひとつなのは有名な話)、そういう微妙な要素に関して、ここまで書いた特徴は別にそれらを帳消ししてくれたりする訳じゃないんだよね。

たとえば『ノルウェイの森』は大多数の人間経験することの多い「好きな人と結ばれないこと」と「知人の死を経験し、受け入れること」を描いたから多くの人間に刺さったと自分は思っているが、だけどそれが刺さらない人だって世の中にはたくさんいるのは想像に難くない。

から、嫌いな人は嫌いなままでいいと思う。小説は良くも悪くも娯楽なんだから

余談

マジで村上春樹論やるなら初期~中期村上春樹作品における「直子」のモチーフの変遷、「井戸」や「エレベーター」をはじめとした垂直の経路を伝って辿り着く異界、あたりが有名な要素ではあるんだけれど、まあその辺は割愛します。あと解る人にはわかると思いますがこの増田元ネタ加藤典洋石原千秋なので興味ある人はその辺読んでね。

文章うまい」に関する長い補足(「小説文章」に限定

「うまくない」って連呼しながら「『うまい』のは何かって話をしてないのおかしくない?」 というツッコミはたしかにと思ったので、「この増田が考える『うまい』って何?」というのを試しに例示してみようと思う。村上春樹に対する「別に文章うまくない」とはここで挙げるような視点からの話なので、別の視点からのうまさは当然あってよい。

小説家の文章が読みやすいのは当たり前だが、「文章が読みやすい」なら「文章が読みやすい」と書けばいいのであって、わざわざ「文章うまい」なんて書くなら、そこでの文章」は「小説じゃなきゃ書けない文章であるはずだ。

じゃあ、増田が考える「(小説の)文章うまい」は何か。読んでる間にこちらのイメージをガッと喚起させてくるものが、短い文章のなかで多ければ多いほど、それは「文章うまい」と認識する。小説のなかで読者に喚起させるイメージ情報量が多いってことだから

具体例を挙げてみる。

 長い歳月がすぎて銃殺隊の前に立つはめになったとき、おそらくアウレリャーノ・ブエンディーア大佐は、父親に連れられて初めて氷を見にいった、遠い昔のあの午後を思い出したにちがいない。

 そのころのマコンドは、先史時代怪獣の卵のようにすべすべした、白く大きな石がごろごろしている瀬を澄んだ水がいきおいよく落ちていく川のほとりに、竹と泥づくりの家が二十軒ほど建っているだけの小さな村だった。

ガルシアマルケス百年の孤独』の冒頭。大佐子どもの頃を回想して大昔のマコンドに話が飛ぶ際、「先史時代の」という単語を選んでいることで文章上での時間的跳躍が(実際はせいぜいが数十年程度のはずなのに)先史時代にまで遡るように一瞬錯覚する。

津原泰水バレエメカニック』1章ラスト昏睡状態のままで何年も眠り続ける娘の夢が現実に溢れだして混乱に陥った東京で、父親世界を元に戻すために夢の中の浜辺で娘と最期の会話をするシーン。

「お父さんは?」

「ここにいる」君はおどける。

彼女は唇を尖らせる。「五人兄弟の」

「さあ……仕事で遠くまで出掛けているか、それとも天国かな。お母さんがいない子供は いないのと同じく、お父さんのいない子供もいない。世界のどこか、それとも天国、どちらかに必ずいるよ」

 彼女は君の答に満ち足りて、子供らしい笑みを泛べる。立ち上がろうとする彼女を、君は咄嗟に抱きとめる。すると君の腕のなかで、まぼろしの浜の流木の上で、奇蹟が織り成したネットワークのなかで、彼女はたちまち健やかに育って十六の美しい娘になる。「ああ面白かった」

 理沙は消え、浜も海も消える。君は景色を確かめ自分腰掛けていたのが青山通り表参道形成する交差の、一角に積まれ煉瓦であったことを知る。街は閑寂としている。 鴉が一羽、下り坂の歩道を跳ねている。間もなくそれも飛び去ってしまう。君は夢の終焉を悟る。電話が鳴りはじめる。

作中の主観時間にしてわずか数秒であろう情景、ありえたかもしれない姿とその幸せ笑顔から夢のなかで消えて一瞬で現実に引き戻すこの落差、そこからまれる余韻の美しさですよ。

あるいは(佐藤亜紀小説ストラテジーから受け売りで)ナボコフ「フィアルタの春」という小説ラスト

フィアルタの上の白い空はいつの間にか日の光に満たされてゆき、いまや空一面にくまなく陽光が行き渡っていたのだ。そしてこの白い輝きはますますますます広がっていき、すべてはその中に溶け、すべては消えていき、気がつくとぼくはもうミラノの駅に立って手には新聞を持ち、その新聞を読んで、プラタナスの木陰に見かけたあの黄色自動車がフィアルタ郊外巡回サーカス団のトラックに全速力で突っ込んだことを知ったのだが、そんな交通事故に遭ってもフェルディナンドとその友だちのセギュール、あの不死身の古狸ども、運命の火トカゲども、幸福の龍どもは鱗が局部的に一時損傷しただけで済み、他方、ニーナはだいぶ前から彼らの真似を献身的にしてきたというのに、結局は普通の死すべき人間しかなかった。

ふわーっと情景描写ホワイトアウトしていって、最後にふっと現実に引き戻される。この情景イメージの跳躍というか、記述の中でいつの間にか時間空間がふっと別の場所に移動してしまうことができるというのがナボコフの特徴のひとつである

散文として時間空間が一気に跳躍して物語世界を一気に拡張してしまう、この広がりを「わずかな文章」だけで実現していたとき増田は「文章うまい」と認識する。自分村上春樹文章を「うまくない」って書く時、そのような意味での「小説としての文章」を判断軸にしてた。

村上春樹は下手ではない。村上春樹に下手って言える人いるならよっぽどの書き手だし、その意味村上春樹に関しちゃ言うことはないでしょう。しかしごく個人的私見を言えば、「文章」って観点だと、文章から喚起されるイメージに「こちらの想像を超えてくる」ものがめちゃくちゃあるわけではないと思う。

日本語文法に則りシンプルで誤解の生まれにくい文章を書くことは高校国語レベル知識可能で、その点村上春樹文章プロとしてできて当たり前のことをやっているに過ぎない。平易な文章を徹底しつつその内実との間に謎や寓話モチーフを織り込んで物語を構築するところがすごいのであり、そこで特段褒められるべきは構成力や比喩表現の多様さだろう。その際に使うべきは「構成力がうまい」でも「比喩表現うまい」であって、「文章」などという曖昧模糊とした単語で「うまい」と表現することはない。小説=散文芸術において「文章うまい」と表現しうるときもっと文章としてできることは多いはずなので。そして、このことは、村上春樹がしばしば(「小説」ではなく)「エッセイ面白い」と言及されることと無関係ではない。

ちなみに、増田津原泰水ナボコフ文章技巧には翻訳村上春樹じゃおよぶべくもないと思ってるけど、面白いと思うのは圧倒的に村上春樹ですよ。技巧と好き嫌いは別の話なので。

ここで書こうとした「うまさ」は佐藤亜紀がいうところの「記述運動」を増田なりに表現したもので、元ネタ佐藤亜紀小説ストラテジー』です。

2021-03-01

建築好きなら死ぬまでに見ておきたい建築100(日本国内編)

名称都道府県設計
水の教会北海道安藤忠雄
モエレ沼公園北海道イサムノグチ
公立はこだて未来大学北海道山本理顕
せんだいメディアテーク宮城県伊東豊雄
ショウナイホテル スイデンテラス山形県坂茂
会津さざえ堂 福島県-
那珂川町 馬頭広重美術館栃木県隈研吾
那須芦野・石の美術館 STONE PLAZA栃木県隈研吾
幕張メッセ千葉県槇文彦
東京スカイツリー東京都日建設計
すみだ北斎美術館東京都妹島和世
浅草文化観光センター東京都隈研吾
江戸東京博物館東京都菊竹清訓
国立西洋美術館東京都ル・コルビュジエ
東京文化会館東京都前川國男
法隆寺宝物館東京都谷口吉生
日本銀行 本店東京都辰野金吾
ミキモト 銀座2丁目店東京都伊東豊雄
エルメス銀座東京都レンゾ・ピアノ
ニコラス・G・ハイエックセンター東京都坂茂
安田講堂 (東京大学大講堂)東京都岸田日出刀
日本テレビタワー東京都リチャード・ロジャース
日生劇場東京都村野藤吾
虎ノ門ヒルズ森タワー東京都日本設計
ミッドタウン・タワー東京都SOM日建設計
21_21 DESIGN SIGHT東京都安藤忠雄
サントリー美術館東京都隈研吾
東京カテドラル聖マリア大聖堂東京都丹下健三
国立新美術館東京都黒川紀章
根津美術館東京都隈研吾
国立競技場東京都隈研吾
プラダ 青山東京都ヘルツォーク&ド・ムーロン
ルイ・ヴィトン 表参道東京都青木淳
表参道ヒルズ東京都安藤忠雄
Dior表参道東京都SANAA
Gyre東京都MVRDV
国立代々木競技場 第一体育館東京都丹下健三
hotel koe tokyo東京都谷尻誠・吉田
STARBUCKS RESERVE® ROASTERY TOKYO東京都隈研吾
多摩美術大学 上野毛図書館東京都伊東豊雄
ふじ幼稚園東京都手塚貴晴・手塚由比
博物館(ビュー福島潟)新潟県青木淳
ティホールプラザ アオーレ長岡新潟県隈研吾
茅野市民館長野県古谷誠章
高過庵長野県藤森照信
資生堂アートハウス静岡県谷口吉生高宮眞介
みんなの森 ぎふメディアコスモス岐阜県伊東豊雄
金沢21世紀美術館石川県SANAA
奈良ホテル奈良県辰野金吾
平等院ミュージアム鳳翔京都府生明
平成知新館京都府谷口吉生
京都駅京都府原広司
桂離宮京都府-
妙喜庵 待庵京都府千利休
法隆寺奈良県-
大阪府立近つ飛鳥博物館大阪府安藤忠雄
大阪芸術大学アートサイエンス学科大阪府妹島和世
司馬遼太郎記念館大阪府安藤忠雄
日本キリスト教団 茨木春日教会大阪府安藤忠雄
国立文楽劇場大阪府黒川紀章
大阪富国生命ビル大阪府清水建設ドミニクペロー
梅田スカイビル大阪府原広司
関西国際空港旅客ターミナルビル大阪府レンゾ・ピアノ
和歌山県近代美術館和歌山県黒川紀章
兵庫県立美術館兵庫県安藤忠雄
国際健康開発センタービル兵庫県丹下健三
淡路舞台 国際会議兵庫県安藤忠雄
本福寺御堂兵庫県安藤忠雄
植村直己冒険館兵庫県生明
兵庫県歴史博物館兵庫県丹下健三
姫路城兵庫県-
姫路文学館兵庫県安藤忠雄
木の殿堂兵庫県安藤忠雄
三徳山三佛寺 投入堂鳥取県-
倉吉市役所鳥取県丹下健三、岸田日出刀
植田正治写真美術館鳥取県高松伸
東光鳥取県菊竹清訓
J テラスカフェ岡山県妹島和世
岡山大学Junko Fukutake Hall岡山県SANAA
岡山県 岡山西警察署岡山県磯崎新
島根県立美術館島根県菊竹清訓
大社文化プレイスうらら館島根県伊東豊雄
広島平和記念公園広島県丹下健三
今治市伊東豊雄建築ミュージアム愛媛県伊東豊雄
犬島精錬美術館香川県三分一博志
豊島美術館香川県西沢立衛
豊島横尾館香川県永山祐子
香川県香川県丹下健三
直島ホール香川県三分一博志
地中美術館香川県安藤忠雄
海の駅「なおしま香川県SANAA
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 (MIMOCA)香川県谷口吉生
瀬戸内海歴史民俗資料館香川県山本忠司
延岡市駅前複合施設 エンクロス宮崎県乾久美子
風の丘葬斎場大分県槇文彦
北九州市美術館福岡県磯崎新
ネクサスワールド レム・コールハース福岡県レム・コールハース
長崎県美術館長崎県隈研吾
端島軍艦島長崎県-
名護市役所沖縄県設計集団

2021-02-22

anond:20210222183947

表参道以外にもうどこに残ってるか思い付かない。五反田もあったかなー最近行かないけど。

2021-02-20

追記東京歩道に安寧は二度と訪れない

はじめに断っておきますエビデンスとかがなくて一個人憶測レベルの話なんで片手間で読んで


直近ではSDGsのように、欧州国際的な時流に乗っかって日本を変えようという機運が高まることがよくあります

表立った動きを見る機会が少ないのですが、自転車でもそれにならうように欧州基準を揃えようという声が上がっています

どういうことが言われているのか、それは「車道を走ろう」ということです。

ああ〜ありがとうございます!いま、自動車ドライバーの方から痰をいただきました!こんなんなんぼあっても(道路を埋めるには)足りませんからね!

…さておき、そもそも自転車が(軽)車両であることは万国の共通事項であり、自転車車道(もしくは自転車専用道)を走るのは何を問うでもなく当たり前のことなのです。

日本人はこと自転車に限って言えばヤバい。パパでもママでも、子供が居ようがだいたい蛮族です。普通のパパママは希少です。こと自転車に限りますけれど。

道路交通法での自転車歩道通行は暫定措置として追加されただけのことで、暫定措置をそのままにしてる六法側も、暫定措置をアテにして自動車最優先で道路設計した側もみんな等しくバカです。


イギリスでは都市部への自動車乗り入れ通行税を課しています最近排ガスEV優遇になったから結局自動車様が一番になるんじゃん!という指摘があるやもしれません。待ってました。残念ですがそちらは「高排ガス車に更に課税する」ので結局通行税は払います

割と数々の自転車交通に関する書籍医学観点からも「中長距離移動の自転車乗り換え」が推し進められていることが語られています

混雑解消、交通スペースの再整理、健康観点から自転車乗り換えと自転車交通のための道路再整備が叫ばれてる訳で、ついでに言うと今出来てる自転車用スペースはえらく評判悪いです。

時流に乗るならば、車道を1本削って自転車バス停車のために殆ど幹線は再工事していくくらいの計画が組まれるでしょう。


時流に乗るならば、なんですよ。

欧州ではマイカーから自転車への乗り換えが推し進められてるんです。

……クルマ販路はどうするんですかね?

そうです。小さいくせにバカみたいに車ばっかり走ってる上に台数も市場規模ビッグな国、日本にそう易々と脱クルマされては困るのです。


都民様のマイカーが毎回道で渋滞につかまるようではメーカーも都合が悪い訳ですね!

しかしたら、表参道のあの歩道も、もう1車線欲しいと思っているのではないでしょうか?

自転車のためにアスファルトなんてくれてやらないんですよ。

雨が降ればひとりがやっとのタイル地の上に自転車歩行者も上げてもらわなきゃいけないんですよ、とは言わない。好感度があるんで。


増田では最近生活保護レポートが上がったところですが、自転車資産なんで持てないそうで…

(202102202340追記 これ anond:20210215161950 の終盤の空目してました。すんませんブコメの指摘ありがとう)

弱い人となると本当にどこへ出ても居場所がなくなる訳です。歩道にいたら自転車走行邪魔になる、と言われ始める頃です。


自転車事故はここ10年で件数が半減したそうです。


人対自転車ですか? 横ばいでしたよ。

2021-02-13

anond:20210213084036

オーシャントリコたっぷりたっぷりたっぷり

前の日に使え

匂いがしみつくから

あぁ、見た目を褒めてほしいんだなぁって相手に伝わる

初心者はそれで褒めてもらえ

家を出る前にもオーシャントリコを使って

オーシャントリコ香水もあればつかえ

たぶん、褒めえもらえる

まずはそこからスタート

簡単なところからいけ

ブランド多すぎてわからいから、まずは有名ブランドから

シャネル

わかりにくい。わからない。

オーシャントリコメンズ)たのむね。

コンビニで売っている縛り なんとかあたる

デパコス=どんだけひろい

ショップ独自ブランド・・・わかるか!そこの表参道から裏原宿にいく某店舗のおねーさん わからない。 男性にあてやすく。

2021-01-01

オーシャントリココンビニに置かれて、

思うことはみんな同じだろう

たぶん今、表参道美容室では0.6シャンプーとか

小数点シャンプーというのが人気だろう

だってレジにあったからな。ただワックスつけたまま、カラーをするとやっぱり吸い込みが悪いか

0.8シャンプーぐらいして落としてからカラーは入れたほうがいい

2020-12-31

anond:20201231194530

でも さすが 表参道エリア

担当増しで新しいチームで2ヶ月目

年内に 望む髪質に仕上がってる たぶん 色も長さも 望み通りだろう

はじまりは偶然に過ぎない

でも、おおよそ

これが、表参道エリアでできるなら、

横浜エリアでもできることは、わかるし

どう考えても埼玉エリアなど、副都心級のエリアでできないとは言わないだろう

 

ただ、通常男性

4万円/月をヘアスタイルにかけない

かけるときもなくはないんだが

まぁ1万円/月x3-4回

短めなら3000円x12回

女性とはまさにちがう

通常男性は12mmバリカンでいい

はじまりは偶然に過ぎない

でも、おおよそ

これが、表参道エリアでできるなら、

横浜エリアでもできることは、わかるし

どう考えても埼玉エリアなど、副都心級のエリアでできないとは言わないだろう

 

ただ、通常男性

4万円/月をヘアスタイルにかけない

かけるときもなくはないんだが

まぁ1万円/月x3-4回

短めなら3000円x12回

女性とはまさにちがう

通常男性は12mmバリカンでいい

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