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はてなキーワード: 臭気とは

2022-09-24

マジレスすると、、、

加熱時の温度が違ってくるので、メイラード反応などで生成される物質も変わってきて、味や香りに違いが出るから

煮込みなど水分中では100度(場所や水分の質によってはそれ+ε)くらいで加熱されることになるが、フライパンで直接加熱しているときには180度くらいまでになる。すると、起きる化学反応が異なり生成物も違う。

分かりやすいのは、どれだけ水分中で煮込んでもいわゆる飴色にならないこと。それはつまり飴色した物質が生成されるかどうかが違っているということなわけ。で、その飴色成分(や同時に高温加熱の場合にのみ生成される成分)には独特の臭気や甘み・苦味があって、それが料理香りやコクになってくれる。

煮込むのも炒めるのも加熱である点では同じだけど、100度の加熱と180度の加熱といった違いがあるわけよ。あとは直接油に触れさせて炒めることで油溶性の成分を抽出やすい(煮込んでもあまり溶け出してくれず全体と馴染まない)とかもあるけど、これは玉ねぎなんかよりは鷹の爪とかで顕著かな。

anond:20220922151933

2022-07-31

anond:20220731004837

和式はめちゃくちゃ臭い

これは構造的な欠陥

洋式ウンコが水中に落ちるから臭気空気中に拡散される時間が最小限に抑えられる。

それに対して和式ウンコ空気に晒される時間が長いので、臭気拡散する十分な時間があり、最悪の場合ウンコ臭が服にまで染み込んで、ウンコテロを引き起こすことになる。

もし増田に娘が出来たら和式便所のせいでグレるし家出するし、トーヨコ界隈的なところに入り浸るようになるよ。

2022-07-25

TAE不都合な真実

諸君DNAアガロースゲル電気泳動でジャブジャブ使っているTAEバッファー, トリス酢酸EDTA溶液であるが, 重大な事実告発する.

TAEは滅菌してない(だろう)し, 無菌的に操作するものでもないため時間が経つと傷む.

そうすると鼻持ちならない匂いを放つようになることは諸君も知っているだろう.

まあDNA流れるしつって, 見て見ぬふりしてそのまま使い続けている者も多くいるだろう.

そんな諸君に警告する.

傷んだTAE匂いは洗ってないちんぽと同じ匂いである.

したがって傷んだTAEで作ったゲル素手でつかんで, 洗わないでアレコレ触ったりされると匂いが移ってしまう.

これは極めて不快であるが, なぜに不快であるかを告げることが, 様々な事情により躊躇われる.

から口頭では注意しないが, 傷んだTAEを使い続けることは今後一切やめてもらいたい.

ピペットマンから洗ってないちんぽの臭気が漂ってきたらと, 諸君もいちど想像してみて欲しい.

あと, 来年度になったらすぐ, TAEを全廃して, 全実験をTBEに切り替えるよう発議するつもりだが, そういう事情から反対するなよ.

今後新しく始める実験がある者は, マテメソで困るから初めからTBEにしとけよ.

バイト日記

 私が出勤してから5分後くらいに出勤してきたAさんが事務所に入って来るなり、部屋中に新商品の某炭酸飲料臭いが満ちた。最近Aさんは某炭酸飲料ハマっているそうで、この間のシフト中にこっそり某炭酸飲料をお買い占めしていたほどなんだが、毛穴からフレイバー臭いが出るほど飲むとは。某炭酸飲料がとても美味しいとAさんが言うから、先日私もそれを買って飲んでみたが、強烈な臭気のするゲロ甘い炭酸飲料だった。強炭酸水で三倍稀釈してやっと飲める味になったが、稀釈しても臭いの勢いが衰えないのに辟易した。

 Aさんからチェンソーマン』をごりごりにおすすめされたが、「見ないです。」の一言でぶったぎった。『ルックバック』で藤本タツキは not for me とわかったので要らないです。

 五時間シフトのなかで前半三時間は忙しかった。コロナ感染者数が過去最多なんてニュースも、もはや人流を変えることはできないんだな。でも、マスク使い捨て手袋装備で買い物に来ていた慎重派の常連さんたちは来なくなった。

 Aさんの休憩中に一人で店番をしていたら、ある家族連れの客が店の出入口にしゃがんで大騒ぎ。なんか、虫でも落ちていたのだろうか? 当店には時々クワガタが落ちている。その時もクワガタがいたんならその騒ぎもわからなくもない。母親父親に何か指示を怒鳴り、子供達(小6か中学生くらいでなかなかに体格がよかった←普通店の中で走り回る歳じゃねえだろの婉曲表現)が凄い勢いで駆けつける。ギャーギャー騒ぎながら床に落ちた何かにスマホを向けて写真動画を撮っていた。他に客のいない時だったのでほっといた。

 今日は来客数は多かったが飲み物しか買わない人が多くて、おにぎりサンドイッチ惣菜パンもものすごく沢山売れ残った。なのに辛い味のFF商品カップラーメンはよく売れた。

 とある常連お客様最近ビールと一緒にトマトジュースをよく買って行かれるのを見て、

レッドアイ自分で作るのにハマっているのかなあ」

 と言ったら、Aさんがレッドアイって何ですか? というので、ビールトマトジュースで作るカクテルって答えたら、なんか尊敬の目で見られた。Aさんはお酒を一滴も飲まないので、カクテルの作り方を知ってるというだけで異世界の住人に見えるらしい。なお、私もお酒を飲まないのだが、レッドアイを知っている理由はといえば、トマトジュースは大好きでビールは大嫌いなので、レッドアイを初めて見た時にビールトマトジュースを入れるなんて最初に考えた奴は頭がおかしいと思ったせいで強く印象に残り記憶したってだけである。そうでもなければ、カクテル名前なんか現物を見ても秒で忘れる。

 月曜からシフトが大変なことになっている。というのも、今月一杯でバイトを辞めるDさんが、今週からすでにシフトにほぼ入らないからで、そして女子フリーターアルバイトさんもシフトを半分に減らしたからだ。

 女子フリーターアルバイトさんは本当は辞めようと思っていたらしく、オーナーに辞めますLINEを送ったのだが、オーナーが「死んでしまます」とくそ重い返信をしてきたので踏み止まった……のではなく(オーナーの返信がクソ重かったのは本当)、シフトリーダーに辞めない方がいいとアドバイスされたので考え直したらしい。

 で、女子フリーターアルバイトさんが何でバイトを辞めようと思ったのかというと、ガールズバースカウトされたからだった。大分から女子フリーターアルバイトさんがガールズバーで働きたがっていたのは私も知っていて、シフトリーダーがいいじゃんやっちゃえよと背中を押しまくっていたのも知っていたけれど、まさか本当にやるとは。シフトリーダーは、女子フリーターアルバイトさんに「ガールズバー一本だと車とかのローンを組む時に審査下りいから、コンビニバイトと掛け持ちでバイトしたらいいよ」とアドバイスしたそうだ。そんなこと、オーナーにバレたら女子フリーターアルバイトさんは即クビになるだろう。

 AさんがDさん経由で聞いた話によれば、ガールズバーに「スカウトされた」という経緯がなんかおかしい。正しくは、「親切な人の紹介で(県内一の繁華街にある)ガールズバーで働くことになった」というのだそうだが、どうもそのとても優しいという「親切な人」が夜の繁華街跋扈しているスカウトにしてはなんかおかしいのだ。そもそも、このご時世にガールズバースカウトなんかがそこら辺にいるのかというのも謎だけど。

 ともかく、女子フリーターアルバイトさんは優しい親切な人が紹介してくれたガールズバー体験入店に、嫌がるDさんを伴って行ってきたのだが、駅からその店に行く途中で二人組の男達に声をかけられた。女子フリーターアルバイトさんとDさんは「今出勤するとこなんで」と言って断ると、二人組の男達は女子フリーターアルバイトさんに名前は? とか、勤め先はどこ? とか、個人情報を聞き出そうとしてきて、それに女子フリーターアルバイトさんは全部素直に答えてしまった。

 それからガールズバーに着いて体験入店をした訳だが、体験入店開始すぐに例の二人組が来店して女子フリーターアルバイトさんを指名した。そこから客が途絶えることはなく指名をいくつももらって、沢山の給料をもらった。女子フリーターアルバイトさんは、ただカウンター越しに客とおしゃべりしているだけで指名が取れて、自分の飲み代はぜんぶ客持ちで、基本給の他に指名料ぜんぶ貰えて、しかも待機時間も時給が貰えるというし、世の中にこんなにいい仕事があるのかと大喜びで、もはや完全にその気になっているらしい。

 しかし、ガールズバーの全てが悪い訳ではないだろうけど、その店は本当にいい店なのか? というかそもそも、本当にガールズバーなのだろうか? 実はガールズバーの皮を被ったパパ活斡旋業者実態はただの管理売春)だったりしないか? と、私は大いに疑問に思った。そもそも、優しくて親切な人が本当に優しくて親切だったら、10代の女の子にお水風俗仕事を紹介したりはしない。

 シフトリーダーは昔ガールズバーで働いていたことがあるらしいのだが、シフトリーダーや私の若い時代ある意味平和からよかった。そういう所に来る客は所詮普通の男達ばかりであり、普通の男達は本当に「普通」だった。ところが今はどうだろう。普通の男達の間にも普通ではないやり方が共有されている。例えば、女の子のグラスに薬物を混入させる方法とか。そういうのがまるでよくある事のように広まっていて、被害に遭った女の子達の体験だってネットに書き込まれている。

 私だったら若くても今なら絶対そんな仕事はしたくないから止めるけど、シフトリーダーはなまじ自分がそれで痛い思いをしたことがないので、やればいいじゃんカッコいいじゃんと勧めまくってしまう。ま、モテる事が人生価値だと思っているような人だからなあ。

 女子フリーターアルバイトさんが勤めようとしているガールズバーがまともな店であったとして、そんな所に入っても見た目の可愛くてしかもデキる女の子は掃いて捨てるほどいるというのを思い知るだけなので、見た目への拘りとコンプレックスが強すぎる女子フリーターアルバイトさんは、病むだけだろうなと思うが。まあそういうとこがあるから変なのに狙われるのか。

 という話を帰宅後に夫に話したら、そんなん、堕ちる奴は誰が止めようがわざわざ自分で堕ちる道を一々選んで堕ちて行くんだからほっとけば? と鼻で笑われた。

そもそも、そんな話を直接でなく又聞きしてる時点でお前はもうその子に何か言う資格のある奴じゃないし。彼女に言えるのはシフトリーダーとDさんだけだって彼女自身が選んだんでしょ?」

 結局、私がムキになっているのは嫌いなシフトリーダー若い子に選ばれたからで、もう既に敗北してるんだから、醜く嫉妬拗らせてないで、そんな下らないことはさっさと忘れてしまえっていう。軽率に夜の仕事に片足突っ込んでも負け知らずのシフトリーダーの事が妬ましくて、若い女の子が美貌で大金稼ぐのが憎らしいだけないんでしょ? はいはい、オバサンの嫉妬乙。あー、醜いねぇ。

2022-07-12

anond:20220712231901

それな。

…指つっこんだことで鼻腔内が部分的に圧迫されて外気の流入路が変化し、それまで当たっていたのとは違う範囲の粘膜に臭い分子が反応して、感覚麻痺して感じられなくなっていた臭気に再度また反応するようになったのではないか?とワイは愚考しとるやで🤔

(なぜなら鼻の穴を拡げたり鼻柱を摘まんでも同じ臭気を感じるから😅)

2022-07-04

anond:20220704093329

元増田です。

・「近所にペドファイルが住んでいて不快です幸福追求権の侵害ですbyアメリカ国民」→あっ、これはメーガン法で成立してたな

少なくとも俺は「刑務所から出所した元犯罪者」は強盗詐欺性犯罪殺人横領平等に扱われるべきだと思うのでメーガン法日本に導入することは反対する。

・「聞きたくもない工場騒音を聞かされて不快ですby 周辺住民」→これが講じて第一種住居地域とかの区分け(ゾーニング)があるよね

これは当然。客観的に測定できる音量によって健康被害が出るという因果関係は明らかなので、音量(あと光量や臭気も)による一定規制は当然。

あるいは、「画面の激しい点滅により、一定割合で光過敏性てんかんを引き起こすという健康被害があります」ならば不快以上をもたらす因果関係は明らかなので規制は当然。

ただし、『不快に感じるだけ』ならば規制するべきではない。

・「ムスリム揶揄ムハンマドを貶めたのが不快ですbyイスラム教徒」→結果、ああいう結果になったんだよなぁ

私はシャルリーです。揶揄という言論には言論で対抗するべきであり、私的暴力により対抗するのは誤りです。

・「宅八郎みたいな戯画化した格好でコントされたり絵に書かれると不快ですbyオタク」→これは「ツリ目メガネ出っ歯みたいな格好で日本人役の映画に出られると不快ですby日系人」みたいに制作側が取り扱いに配慮することで消えてったな。

抗議するのは自由ですよ。制作側には配慮するかしないかを決定する自由があります。それだけです。

・「KKKを見ると気分が著しく落ち込み半日動けなくなるのですby黒人

・「ネオナチを見ると気分が著しく落ち込み半日動けなくなるのですbyユダヤ人

配慮するべきではない。

逆に聞くが、

同性愛者を見ると気分が著しく落ち込み半日動けなくなるのですbyムスリム

同性愛者は殺されるべきと書いてある旧約聖書聖典とする宗教信者を見ると気分が著しく落ち込み半日動けなくなるのですby同性愛者」

が両方存在したらどうするべきなのか。

2022-06-24

Result

Summary of the Document

 会計の時、ぶすくれ中の男子に、集団の中で一番年長者(といっても23、4歳くらいだろう)が「それおごってやるから出しな」と、ぶすくれ男子に手に持っている缶ジュースレジ台に置くよう促したが、ぶすくれ男子は「いや、いいっす。

 とピキピキしていた先輩男子笑顔で言った。

 小さな子供とその両親が来店。

 そんな子供を連れて両親が会計のためにレジにやって来たが、母親の顔は子供そっくりだった。

なんか見た目で苦労してそうな人だなと思った。

https://www.qhapaq.org/imakita/

昨日ここで教えてもらったツールですら要約できない。

女性さんの文章ってわざと結論を要約できないようにしてるんだね。

学びが多いなあ。

バイト日記

 Aさんが汗みずくで出勤。遅刻しそうになってダッシュで来たのかと思ったら違った。出勤前にそんなことやる??? って驚くような事をしてからそのまま家に帰らず直行してきたらしい。しか真冬に着てたのと同じ服を着てその上から秋冬用の制服を着込んでいる。汗が前髪の先から滴っているし、副鼻腔炎をぶり返して今一つ鼻が利かなくなっている私でさえもくっさ~と思うくらいの汗臭さだった。お客様にまで臭いって思われるで。Aさんは身なりとかにおいとかに頓着が無さすぎる。時々、ニンニク丸々一株食べて来たのかな? ってくらい激烈な臭気をまとって出勤する事もある。コンビニとはいえ接客業なんだから気を付けろよといっても、客が何も言って来ないか大丈夫、という事でフリーダムで徹している。

 最近夕方の早い時間帯によく来るチャラチャラした若者集団が来店。大工左官かわからないが肉体労働であることは確かな人たちだ。普段はみんな恐そうな見た目に反して愛想がいいのだが、そのうちの一人が無関係第三者の目から見ても分かるくらい機嫌が悪かった。でも彼はその集団の中では立場が高い訳ではないようで、機嫌が悪いといっても露骨に横暴に振る舞う訳ではなく、眠いの子供みたいにぶすくれているだけだった。

 会計の時、ぶすくれ中の男子に、集団の中で一番年長者(といっても23、4歳くらいだろう)が「それおごってやるから出しな」と、ぶすくれ男子に手に持っている缶ジュースレジ台に置くよう促したが、ぶすくれ男子は「いや、いいっす。自分で払います」とぶすくれたまま答えた。言われた年長者はこめかみに青筋をピキピキと立てて「おごるっつってんじゃん」と言ったが、ぶすくれ男子は「自分で払うからいいんで」と言ってスススと別のレジに行ってしまった。

 こういう感じのチャラチャラというかウェイウェイというかした集団の中には一人くらい人間関係を丸く収めるのが上手な人が混じっていて、「ま、ま、ま、ま」と間に仲裁に入るもんだけれども、しかしそういう人は居らず、険悪な雰囲気のまま全員ぶんの会計が終了。店を出てから先輩がぶすくれ後輩を〆るパターンだろうか。私は渦巻くどす黒い空気など見えなかったかのように、

ありがとうございました、またお越しくださいませ」

 とピキピキしていた先輩男子笑顔で言った。彼は「あ、どうもー☆」と素早く気分を切り替えたかのように笑顔で店を出ていったが、その後どうなったのかは知らない 。

 小さな子供とその両親が来店。子供は3歳くらいの女の子だったが、なんだか世界の全てに不満でもあるのかというようなどろんとした倦怠感いっぱいの表情をしていた。具体的にいえば極度に目尻の下がった半眼で、目の下にクマがあって、クマの下の際をシワが縁取り、口角の下がった口は常時開けっ放し。

 そんな子供を連れて両親が会計のためにレジにやって来たが、母親の顔は子供そっくりだった。私が「レジ袋はご利用になりますか?」と聞いたら、母親はとてもいい笑顔に表情を素早く切り替えて「あ、はいお願いします。レジ袋に入れてください!」と言った。倦怠感いっぱいに見えるのは生まれ持った顔貌であって、中身は別に倦怠がもりもりに詰まっている訳ではないらしい。なんか見た目で苦労してそうな人だなと思った。

anond:20220624143257

バイト日記

 Aさんが汗みずくで出勤。遅刻しそうになってダッシュで来たのかと思ったら違った。出勤前にそんなことやる??? って驚くような事をしてからそのまま家に帰らず直行してきたらしい。しか真冬に着てたのと同じ服を着てその上から秋冬用の制服を着込んでいる。汗が前髪の先から滴っているし、副鼻腔炎をぶり返して今一つ鼻が利かなくなっている私でさえもくっさ~と思うくらいの汗臭さだった。お客様にまで臭いって思われるで。Aさんは身なりとかにおいとかに頓着が無さすぎる。時々、ニンニク丸々一株食べて来たのかな? ってくらい激烈な臭気をまとって出勤する事もある。コンビニとはいえ接客業なんだから気を付けろよといっても、客が何も言って来ないか大丈夫、という事でフリーダムで徹している。

 最近夕方の早い時間帯によく来るチャラチャラした若者集団が来店。大工左官かわからないが肉体労働であることは確かな人たちだ。普段はみんな恐そうな見た目に反して愛想がいいのだが、そのうちの一人が無関係第三者の目から見ても分かるくらい機嫌が悪かった。でも彼はその集団の中では立場が高い訳ではないようで、機嫌が悪いといっても露骨に横暴に振る舞う訳ではなく、眠いの子供みたいにぶすくれているだけだった。

 会計の時、ぶすくれ中の男子に、集団の中で一番年長者(といっても23、4歳くらいだろう)が「それおごってやるから出しな」と、ぶすくれ男子に手に持っている缶ジュースレジ台に置くよう促したが、ぶすくれ男子は「いや、いいっす。自分で払います」とぶすくれたまま答えた。言われた年長者はこめかみに青筋をピキピキと立てて「おごるっつってんじゃん」と言ったが、ぶすくれ男子は「自分で払うからいいんで」と言ってスススと別のレジに行ってしまった。

 こういう感じのチャラチャラというかウェイウェイというかした集団の中には一人くらい人間関係を丸く収めるのが上手な人が混じっていて、「ま、ま、ま、ま」と間に仲裁に入るもんだけれども、しかしそういう人は居らず、険悪な雰囲気のまま全員ぶんの会計が終了。店を出てから先輩がぶすくれ後輩を〆るパターンだろうか。私は渦巻くどす黒い空気など見えなかったかのように、

ありがとうございました、またお越しくださいませ」

 とピキピキしていた先輩男子笑顔で言った。彼は「あ、どうもー☆」と素早く気分を切り替えたかのように笑顔で店を出ていったが、その後どうなったのかは知らない 。

 小さな子供とその両親が来店。子供は3歳くらいの女の子だったが、なんだか世界の全てに不満でもあるのかというようなどろんとした倦怠感いっぱいの表情をしていた。具体的にいえば極度に目尻の下がった半眼で、目の下にクマがあって、クマの下の際をシワが縁取り、口角の下がった口は常時開けっ放し。

 そんな子供を連れて両親が会計のためにレジにやって来たが、母親の顔は子供そっくりだった。私が「レジ袋はご利用になりますか?」と聞いたら、母親はとてもいい笑顔に表情を素早く切り替えて「あ、はいお願いします。レジ袋に入れてください!」と言った。倦怠感いっぱいに見えるのは生まれ持った顔貌であって、中身は別に倦怠がもりもりに詰まっている訳ではないらしい。なんか見た目で苦労してそうな人だなと思った。

2022-04-30

小便を火にかけたらやばい

ホテルのケトルで「カニ茹でた」宿泊客損害賠償請求される - 弁護士ドットコムニュース

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.bengo4.com/c_18/n_14410/

このブコメで「おしっこを沸かすやつがいる」という噂が広まっているが、いっぺんでいいか自分おしっこを沸かしてみてほしい。

その部屋にいられなくなるくらいの臭気を発するぞ。カニを茹でるどころの騒ぎではない。

 

俺の自宅では冬場はトイレに小さな電熱ヒーターを置くんだけど、ある日うっかり小便をひっかけてしまった。

ありゃりゃ、と思った数秒後には涙が止まらいくらいの猛烈なガスが発生してパンツも履かずにトイレを飛び出さなければいけなかった。

映画マルサの女』でも、捜査官に自宅を包囲された容疑者が苦しまぎれに玄関で小便を沸かして捜査官を撃退するシーンがある。

「うわっ、ションベン沸かしやがった!」と逃げ出す捜査官のリアクションは、経験者の目から見て納得のいくものだった。

小便を火にかけるとそのくらいの殺傷力があるのだ。

 

ホテルの部屋のケトルで小便を沸かそうものなら、ケトルのみならず部屋も当分使い物にならないと思う。

寝るどころじゃないし、廊下にも臭気漏れると思う。

常識的に考えて、ホテルとしては一度小便を沸かされたケトルを洗って再利用する選択肢はないはずだ。

少なくとも俺が従業員なら小便を沸かしたケトルを洗いたくはないし、それをもう一度客に使わせようという気にもならない。

 

それやこれやを考え合わせると、「ホテルのケトルは小便を沸かしたかもしれないから使わない」というブクマカ判断杞憂にもほどがあるという気がする。

まあ好きにすればいいけど。

 

そんなことを心配するくらいなら備え付けテレビリモコンもっと関心を払ったほうがよいと思う。

男性客がテレビで有料チャンネルを視聴しながら何してるか想像してみ?

ホテルによっては「消毒済み」と書いたビニールでくるんであることもあるが、友達ホテルマンは「してるわけないじゃんw」って笑ってたぞ。

2022-04-15

不快文章ばかり書くアカウントがあるけど

その種類の一つに

言葉は丁寧だが、内容は断定的に誰かを侮辱する内容でしかない」

ってパターンがある。

慇懃無礼さと自己の知性への確信って組み合わせから発生する臭気は、本当に耐え難いものだ。

2022-01-23

anond:20220123225115

キビヤック、キビャック、キビヤ(kiviakやgiviakと音写されることが多い)とは、グリーンランドカラーリット民族カナダイヌイット民族アラスカ州エスキモー民族が作る伝統的な漬物一種発酵食品である海鳥ウミスズメ類)をアザラシの中に詰めこみ、地中に長期間埋めて作る。

材料

ヒメウミスズ

キビヤック材料となるのは、現地でアパリアスグリーンランド語:Appaliarsuk)と呼ばれる海鳥[1]の一種アザラシである北極圏の短い夏の間、繁殖のため飛来したアパリアスの群れを捕虫網のような道具で捕獲する。

製法

捕獲したアパリアス直射日光の当たらない涼しい場所に1日ほど放置して冷やす内臓が早く傷まないようにするため)。

アザラシの腹を裂き、皮下脂肪のみ残して内臓と肉をすべて取り出す(皮下脂肪も取り除くという説もある[2])。

袋状の空になったアザラシの内部にアパリアスを(羽などをむしらず)そのままの形で数十羽程詰め込み(資料によれば700羽とする記述もある)、アザラシの腹を縫い合わせる。縫合口にハエが卵を産み付けるのを防ぐために、日干ししたアザラシの脂(プヤ)を塗ったりもする。アザラシの袋に空気が残らないようぎゅうぎゅうに詰める。空気を抜かないとうまく発酵せず腐ってしまう。

これを地面に掘った穴に埋め、日光温度が上がって腐ることがないように日除けと空気抜きを行ない、キツネなどに食べられないようにするために上に石を積んで覆い、2ヶ月から数年間放置熟成する。

アザラシを掘り出し、中からアパリアスを取り出して食べる。

食べ方

食べるときアパリアス尾羽を除去した後、総排出口に口をつけて発酵して液状になった内臓をすする。肉も、皮を引き裂きながらそのまま食べる。歯で頭蓋骨を割り中身の脳味噌も食する。

また、液状になった内臓調味料として焼いた肉などにつけて食べることもある。発酵により生成されたビタミン豊富に含むため加熱調理酸化・分解してしまった生肉中のビタミンを補う機能があるとされ、かつては極北地域において貴重なビタミン源の一つであった。

誕生日クリスマス結婚式成人式などの祝宴の席でよく供される。

強い臭気

美味だが非常に強い臭気があるとされシュールストレミングくさやホンオフェと並び世界異臭料理として有名である

2021-12-04

俺はまたひとつ賢くなった

ロングコートを着た状態おならすると、臭気が顔までダイレクトにやってきて大ダメージを受ける。

いやマジで臭いわこれ

2021-08-25

anond:20210825135033

濡れた服を放置してると雑菌が繁殖して臭気がつくんや

雑巾原理は一緒

洗濯機から取り出すのがめんどくさくて放置とか風呂場のタオルとかが臭くなる

2021-08-18

anond:20210817205224

なんかこう、童貞セックス談義のような、ネット仕入れ知識思い込みだけで語ってる臭気がすごいな……

このテキストの臭さは真似したくても真似できない

加齢臭も酷い

2021-08-15

古いエレベーターって、故障して閉じ込めかつ無限移動しそうで怖い

私の場合思考や行動が行き詰まったりすると必ず見る夢がある。

それは、エレベーターボタンが効かなくなり閉じ込められ、それなのにエレベーター無限に動き続ける(最上部まで行くと下降、逆もそう)というものだ。

というか、その場面を想像しただけで視力が落ちて画面が見ずらくなってきた。

もともと、閉所恐怖気味(暗くて身体に迫るサイズ空間だと無理)だったのもあり、この夢を見ると、自分意志エレベーターの動きが止められない=一生続くかもしれない、

ってことに強い恐怖を感じて、えもいわれぬ叫び声(おーえーえーおーみたいな声、と言われたことがある)を出して起きてしまう。

傍らに居る嫁にもいつも申し訳なく思うが、自己意志で止められないので、気晴らししてから寝るしか対策がない。

そういうわけで「夢が現実にも影響を及ぼす」なんて書くとオカルトっぽいが、私の場合、その夢だけは現実に影響を与えていて、わりと困っている。

まり、夢のせいで故障しそうなエレベーターに乗れない。

もちろん、私はプロじゃないため、故障するかどうか正確にわかるわけじゃない。

なので、故障しそうかどうかは直感的に、エレベーターが古いかどうかで判断する。だから、古いエレベーターに乗れなくなってしまったのだ。

例えば、田舎ビジネスホテルにありそうな、ボタンが丸くてしっかり押すようなやつで、階数が白い文字で掘ってあるようなタイプエレベーターとかは無理。

それで蛍光灯が暖色で、少し光量が足りないとかだったら、客室が5階とか6階とかでも確実に階段を使うと思う。

そう、このエレベーターイメージも実際に見た記憶が無いんだが、夢でよく現れる。

ここまで書いてもたぶん、この恐怖感ってなかなか共感してもらえないと思うけど、良い具体例を最近みつけた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0bbc47afd0de432ebb3f72aaabbaf0d347149c3a

エレベーター側が無限に回り続けて、利用者はこれに飛び乗るというものらしいけど、それに感じる恐怖感が、

私がエレベーターに持つ根元的な恐怖感に近い(まだ、いつでも降りられるという点で救いはあるが)。

これ、最下部とかどうなってんの?とか考え出すと、特に下り方向(落ちる方向)とか乗るのは、個人的には無理に感じる。

あとはおまけ。

これ書いてて、行き詰まったときの夢はもう1パターンあるの思い出した。

古い公衆トイレの夢もたびたび見るのだ。

古さは、男性便器個別便器じゃなく壁に放尿して下の溝に流れるタイプ、大の便器は周りに個別壁の無いタイプぐらいの古さ。って、昭和前期か。

いや、私は平成ギリの昭和生まれなんで、そんな光景を実際に見たわけじゃないんだけどね。映画かなんかの影響か?

とにかく、放尿された壁と覆いの無い便器から来るひどい臭気に圧倒されて具合悪くなるという夢なのだ

もちろん夢だから、本当に臭気を感じるわけではないのだが、その夢を見た後は鼻先に不具合を感じる。

その臭気なすすべがないというのは、閉じ込めエレベーターの夢に通じるものがある。

きっと、その無力感が、自己思考や行動の行き詰まり抽象的に表しているのだろう。

うそう、そういうわりとナイーブ感覚の持ち主なので、迷走神経反射もひどかったりする。

普通注射でも、ふくらはぎとかつねって、意識を保持するよう頭に思い浮かべていないと、目の前が真っ白になって立ちくらみする。

採血なんかは寝ながらじゃないとできない。そのことにいつも申し訳なく思うが、実際に目の前が真っ白になること数回で、

初めての採血就職用の健康診断の際だった)は本当に気を失って倒れてしまったので、事情を話してお願いしている。

私の場合自分迷走神経反射に至る思考プロセスはある程度わかっている。それは先のエレベーター無限移動にも繋がる話なんだけど。

注射でも採血でも、自己身体に血を吹き出しうる穴が空いていたら、そこを早くふさぎたくなる。

今すぐ塞ぎたいけど採血が終わらないので、どんどん血が吹き出す(当たり前だが)→私には止めることができない無力感→あーもうダメ自分ヒューズが飛ぶ、って感じ。

ドラえもんに「いやになったらヒューズをとばせ」って話(自己ヒューズをつけておいて、イヤなことがあったらヒューズ意識を飛ばす、という話。

意識が飛ぶだけなんで、道具としてはあまり意味がない)があるんだけど、あれはまさに迷走神経反射の比喩だなって、個人的には思う。

私の場合迷走神経反射は出血という恐怖に対し、ヒューズを飛ばす行為なんだと思う。

まあ、そうやって理解できてるなら、その迷走神経反射による意識飛びも理解力で防止しろって話ではあるんですが。

しかし、それがどうしてか上手くいかない。

私の場合子供の頃も、転んで膝から血を出したりすると、「傷テープ~」って何回も大声で繰り返して泣き出す子供だったらしいので、

私は自己出血理解力以上の強い恐怖感があり、それが原因だからかもしれない。

魯迅絶望抵抗

人生で一番苦痛なことは、夢から覚めて、行くべき道がないことであります。夢を見ている人は幸福です。もし行くべき道が見つからなかったならば、その人を呼び醒まさないでやることが大切です。」(「ノラは家出してからどうなったか」)

賢人と馬鹿奴隷

奴隷は結局のところ相手を探してぐちをこぼすにすぎません。そうしたいだけで、またそれしかできないのです。ある日、彼は賢人に出会いました。

先生!」彼は悲しそうにいいました。涙が糸を引いて目尻から流れおちます。「ご存知でしょう。わたし暮らしはまったく人間暮らしではありません。食事は一日に一食ありつけるかどうか、その一食だってコーリャンカス、豚や犬さえ食わないような代物で、しかも小さな茶碗に一杯きり……」

「それはほんとうにお気の毒な」賢人は痛ましそうにいいました。

「そうなんです!」彼はうれしくなりました。「それでも仕事は昼も夜も休みなし、朝は水くみ晩は飯炊き、午前はお遣い夜は粉ひき、晴れりゃ洗濯降れば傘役、冬は炉の番夏は煽ぎ屋。夜中には白きくらげを煮込み、賭場へ主人のお伴をし、てら銭のおこぼれにありつくどころか、ときには鞭まで食らう始末……」

「それはそれは……」賢人はため息をついて目の縁を赤くし、今にも涙をこぼしそうです。

先生! これではやっていけません。なんとかしなければなりません。しかしどんな手がありましょう? ……」

「思うに、いまによくなるよ……」

「そうでしょうか? そうだといいのですが。でも先生わたしの苦労をお話しし、同情し慰めていただいたおかげで、もうずいぶん楽になりました。やはり天は人を見殺しにはしませんね……」

 しかし幾日もたたないうちに、彼はまた不満になり、またぐちをこぼす相手を探しにでかけました。

先生!」彼は涙を流しながらいいました。「ご存知でしょう。わたし住まいはまったく豚小屋にもおよばないのです。主人はわたし人間あつかいしてくれません。飼い犬の狆のほうが何万倍も大事にされて……」

くそったれ!」相手は大声でどなり、彼をびっくりさせました。その男馬鹿でした。

先生わたし住まいは一間きりのぼろ小屋で、じめじめして暗く、トコジラミでいっぱい、寝るとすかさず刺してくるのです。臭気が鼻をつき、四方には窓ひとつなく……」

「主人に窓をひとつ開けてくれとはいわんのか?」

「めっそうもない……」

「じゃあ、おれを連れていってみせろ!」

 馬鹿奴隷のあとについて彼の小屋の外に着くと、すぐその土壁を壊しにかかりました。

先生! 何をするのです?」彼は仰天していいいました。

「おまえに窓をひとつあけてやるのさ」

「いけません! 主人に叱られます!」

「知るか!」彼はそのまま壊しつづけます

「だれか来てくれ! 強盗がおれたちの家を壊しているぞ! 早く来てくれ! 早く来ないと穴をあけられてしまう!……」彼は泣き叫びながら地べたをのたうちまわりました。

 一群の奴隷が出てきて、馬鹿を追いはらいました。

 叫び声を聞きつけて、ゆっくり最後に出てきたのが主人でした。

強盗わたしもの家を壊そうとしましたので、わたしがまっさきに大声をあげ、みんなで追いはらいました」彼はうやうやしく、得意そうにいいました。

「よくやった」主人は彼をこうほめてくれました。

その日、大勢の人が慰問にやってきて、賢人もその中にいました。

先生。この度はわたしが手柄を立てたので、主人にほめられました。この前、先生はいまによくなるとおっしゃいましたが、ほんとうに先見の明で……」彼は希望に満ちているようにうれしそうにいいました。

「そうとも……」賢人もうれしそうに答えました。


賢人による救いは、奴隷主観における救いである。つまり、呼び醒まさないこと、夢を見させること、言い換えれば救わないことが、奴隷にとっては救いである。

奴隷主観からいえば、奴隷が助けを求めること、そのことが奴隷奴隷たらしめている。

から、このような奴隷が呼び醒まされたとしたら、かれは「行くべき道がない」、「人生で一番苦痛な」状態、つまり自分奴隷であるという自覚状態体験せねばならない。

「行くべき道がない」のが夢から醒めた状態なので、道があるのはまだ夢が続いている証拠である

奴隷が、奴隷であることを拒否し、同時に解放幻想拒否すること、自分奴隷である自覚を抱いて奴隷であること、それが「人生で一番苦痛な」夢から醒めたとき状態である

行く道はないが行かねばならぬ、むしろ、行く道がないからこそ行かねばならぬという状態である

かれは、自己であることを拒否し、同時に自己以外のものであることを拒否する。それが、魯迅においてある、魯迅のものを成立せしめる、絶望意味である

絶望は、道のない道を行く抵抗においてあらわれ、抵抗絶望の行動化として現れる。

それは、状態としてみれば絶望であり、行動としてみれば抵抗である

2021-08-07

anond:20210807105929

わかる

作文で小銭稼いでる人の文章って独特の臭気がある

2021-07-27

anond:20210727025346

「中身が女」という情報があればパワードスーツ着てるサムスでもエロく感じるからなぁ。

ギリースーツ暑い→汗ばんだ下着、むわっとした臭気 みたいな連想ゲームやればギリースーツ全然いける類だと思う。

2021-07-22

五輪とかスキャンダル以外に興味ないけど

トライアスロンだけはマジで見たい

録画と視聴予約した

できれば前日大雨が降ってほしい

屈強なアスリートが男女ともに東京人のひりだしたウンコをガブガブ飲みながら泳ぎ、臭気を漂わせながら自転車に乗る姿けなげで美しい

2021-06-11

ポカの広告の何がハラってんのか気になるけど

文をパッと見たとき臭気で思わず閉じた

誰か3行で教えてよ

2021-06-06

ティ

中野区中央は狭い敷地に同じような家が同じように建ち、みっしりと並んだ区画が続く。歩いているうちに自分がどこへ向かっているのかわからなくなる。東京住宅地はそんなものだといえばそうだが、中央と名乗るからには、もうすこし街らしい華やかさがあってもよさそうなものではないか? 中野区中央は、その種のにぎわいとは無縁な場所だった。

べつに好き好んで中央まで歩いて来たわけではない。職場の寺元さんがこの1週間ほど出勤せず、連絡もとれない。社長に渡された住所のメモ住宅地図のコピーを頼りに寺元さんの居所を探し、様子を探るよう、依頼を受けて来た。他に社員は私しかいなかったからそうなったわけだ。

ファート商会という会社私たち職場だった。本社中野にあり、放屁の気体用保存容器を製造販売している。このシリンダー状の容器に放屁を閉じこめておくと、どれほど時間が経っても、栓を開けさえすれば、気体が肛門を通って出てきた瞬間のフレッシュ臭気を嗅ぐことができる。このような器具にどれほどの需要があるものかと、最初私は半信半疑だった。が、細々と着実に注文が入り、会社は今まで生き延びてきた。

中野では誰もがその日を生き延びるのに精一杯だった。いちど中野駅で電車が止まれば、もう中野を出て行くことはできなかったからだ。

もう何年も前の話だ。夕方、私は仕事を終えて秋葉原から総武線に乗り、荻窪アパートへ帰ろうとしていた。電車中野で停まり、ドアが開いた。もともと中野での停車時間は不自然に長かった。新たに乗り込んでくる人はおらず、車内に放置された乗客は、列車が再び動き出すまで忍耐強く黙っているのが常だった。だがその日の停車時間は長すぎた。15分を過ぎた頃から、いらいらと外の様子をうかがったり、ホームへ降りたりする乗客が出はじめた。それでも列車は動く気配がなかった。30分が経過した頃、当駅で列車運行を終了する旨のアナウンスが流れ、乗客は全員が外に出された。それ以来、私たち中野暮らしている。

中野は孤絶している。東京の他の区からも、日本の他の地域から隔離されたままだ。新宿よりも西に向かう列車選択的にブロックするよう、政府からJR東日本命令があったとかいう噂だ。感染症拡散を防ぎ、テレワークの普及を急ぐためらしかった。通勤を控えるようにこれまでさんざん忠告したのだから都心通勤した輩はもう帰宅させなくてもよろしいというわけだ。だが噂は噂で、なぜ中野以西への鉄道運行が突然終了したのか、本当のことを知る人はいない。少なくとも中野はいないと思う。

中野で足止めされたら、人生中野でやり直すしかなかった(生き続けていくのであれば)。テレワークをしていなかった乗客は一瞬で路頭に迷った。中野で住みかを見つけ、仕事を見つけ、生活の糧を得ていくしかなかった。

練馬杉並新宿中野境界には有刺鉄線を張ったバリケードが設置され、高いコンクリート壁の建設が始まっていた。20小銃を抱えた警備隊が昼も夜もバリケードの前を行き来していた。こうした措置に抗議したり、やけを起こしたりして境界突入する人はときどきいたが、その場で「管理」され、戻ってくることはなかった。「管理」されたくなければ、望んで降りたわけでもない中野で生きていく他はなかった。

ファート商会は、中野へ流れ着いた人間で始めた会社だった。偶然に同じ場所居合わせた三人、空き家になっていた蔦だらけの木造家屋を見つけて寝泊まりしていた三人だった。私たちは手持ちの金を出し合って米を炊き、駅前広場で獲った鳩を焼いて共同生活を送った。放屁を保存するシリンダー型容器というアイディアを出したのは、社長の鬼澤さんだった。本人の話では、食品品質検査に使う精密機器会社に勤めていたそうで、その方面知識豊富だった。最初中国から大量に取り寄せたシリンダー小箱に詰め替えて転売していた(中野から移動はできなかったが郵便物は届いた)。仕入元と取引を重ねるうちに、小ロットでも自社ロゴマーク入りの製品を作ってもらえるようになった。

その頃には空き家相続人を名乗る人物から弁護士経由で文書が届いて、私たちは追い出された(急激な人口増加のため中野地価は上がったらしい)。駅近くの雑居ビルたまたま空きがあったのでそこに移り、事務所で共同生活をしながら放屁の保存容器を日本中に送り続けた。事務所とは名ばかりで、中国から届いた段ボール箱が積み重なる室内には洗濯物が下がり、夕食の豚肉を焼くにおいが漂っていた。

三人がそれぞれに部屋を借りて事務所から引越したのは、それからさら一年ほど経ってからだ。そうするだけの資金がようやくできた、そろそろ仕事プライベートを分けたい、当面は中野から出られる見込みがなさそうだ、といった思惑や妥協が交差した結果、私たちはそろって職住同一から職住近接の体制へ移行したのだった。

鬼澤さんに渡された地図コピーを見ても、寺元さんの住みかはさっぱりわからない。どの角を曲がっても同じような家並みばかりで、ときおり家の塀に貼ってある番地表示板だけが現在地を知る手がかりだった。ひと昔前までは、スマートフォン地図アプリを見れば迷わずにいろいろなところへ行けた。中野に閉じこめられてから、その類のアプリはなぜかいっさい起動しなくなった。だから中野住宅地図は貴重品になっていた。

何度も同じ所を行ったり来たりして、ようやく見つけた寺元さんの居宅は、路地の奥にあった。旗竿地というのか、家と家の間を通って行くと不意に現れる隙間がある。そこへはまりこむようにして古アパートが建っていた。鉄柵にかかるプラ板に、かすれた文字で「シャトーひまわり」と書いてある。柵のペンキはささくれ立った指の皮のように、いたるところから剥けて、露出した地金から赤錆が吹き出していた。一階の通路には落ち葉が吹き溜まり、繰り返し人が通った箇所では砕けて粉になっていた。各戸の前に置かれた洗濯機のカバーは、もとは水色だったらしいが、雨と埃をかぶり続けて黒くなっていた。

103号室には表札も呼び鈴もついていない。寺元さんの居所はここらしいが、本当にそうであることを示す手がかりはない。ドアをノックしたら全く無関係他人が出てきて、警戒心に満ちた視線を向けてくるかもしれない。そういう可能性を考えると、ドアをコツコツとやる力が自然に弱々しくなる。返事はない。中に人の気配があるのかどうかも分からない。洗濯機の上にはすりガラスの小窓がついているが、その奥で人影が動く様子もない。小声で名前を呼びながら再びノックしてもやはり返事はなかった。

寺元さんは出かけているのだろうか。あるいは先週あたりに部屋の中で倒れて誰にも気づかれず……不意にそんな想念にとりつかれたが、辺りは埃っぽい臭いがするだけだ。やはり出かけているのだろう。

その場を離れようとして歩き始めた瞬間、背後で音がした。振り返ると、寺元さんがドアの隙間から半分だけ身を乗り出し、こちらを見ていた。禿げ上がった丸顔はいつもより青白く、無精ひげの生えた頬がこけて見えた。「田村さん、なんで……ああ、そうか……まあ、ここじゃなんなので、どうぞ……」

「散らかってるけど」

といいながら寺元さんは私を部屋に招き入れたが、中は私の部屋よりもきれいに片づいていた。ローテーブルの上にはA4サイズポスターみたいなものが散らばっていた。猫の写真の下に黄色い枠が印刷してあり、「さがしています」という文字が見えた。

「先週から急にいなくなっちゃってね、ずっと探してたんだけど……」

猫を飼いはじめたと寺元さんが言ったのは半年ぐらい前だったかランチの時に写真を見せてきたのを覚えている。たしか、ニティンとかい名前だった。額の毛が富士山のような形に、白と黒に分かれている猫だ。

「この近所では、見つからない感じ?」

毎日そこらじゅうの路地に入って見て、電柱ポスターも貼ったんだけどね。今のところ手がかりはなくて……」

寺元さんは俯いたままTVリモコンをいじくり回していた。目の下にできた隈が濃かった。

中野では孤独死が増えているらしい。突然にそれまでの生活人間関係から切り離され、中野に閉じこめられた人々が、生き残りをかけてあがき続け、一息ついたあとに待っていたものは、容赦のない孤絶だったというわけだ。

職場への連絡も忘れ、一週間にわたって捜索を続けていた寺元さんと猫との個人的な結びつきは、どれほどのものだったのだろう。そして突然に去られたと知ったときの衝撃は……いや、仕事を忘れていたのではなくて、猫を探すために休むと言えなかったから、連絡できなかったのかもしれない。猫の存在が、どれほど寺元さんの柔らかいところに入り込んでいたか、誰にも知られたくなかったから、中野ではそれなりに気心が知れているはずの私たちにも、失踪事件とそれがもたらした内面緊急事態について、口を閉ざしていたのではないだろうか……

「鬼澤さんには、寺元さんが体調崩して寝込んでたとか言っておくので、ニティンの捜索、続けてください」

「気遣わせちゃって、ごめん。僕の方からも、後で連絡入れておこうと思うから……」

寺元さんはアルミサッシを静かに開け、冷蔵庫から麦茶を出した。梅雨時の空気で蒸し暑くなり始めた部屋にかすかな風が入ってきた。窓の外に見えるのは隣家の壁ばかりで、申し訳程度についたコンクリート製のバルコニーの下には、古い落ち葉が厚く積もっていた。その隙間に何か、木の根か、古い革製品のような、黒に近い焦げ茶色のものが突き出ている。表面には緑の苔か黴のようなものが吹いて、時折、びくり、びくりと脈動しているように見える。

「寺元さん、そこに、何かいるみたいなんだけど」

「ああ、それ、引っ越してきたときからずっとそこにあって……え、動いてる?」

その「何か」の動きはしだいに大きくなり、周辺の落ち葉がめくれて露出した土には蚯蚓や百足が這っていた。そこに埋まっていた朽木のようなものは、地表面に見えていた一部分よりもはるかに大きかった。それは蛹のように蠕動しながら室内へどたりと入ってきた。麦茶のグラスが倒れ、中身がフローリングの上に広がった。

その「何か」は動き続けるうちに表皮が剥がれて、琥珀色をしたカブトムシの蛹的なものが姿を現した。痙攣的な動きはしだいにゆっくりと、動物らしい所作が読みとれるようなものになってきた。やがて内側から被膜が裂け、現れたのは肌だった。真白なその表面へしだいに赤みが差してきた。寝袋のように床へ残された被膜から、人型をしたものが起きあがる。

それは姉だった。間違いなく姉だった。17歳の夏の夕方高校の帰り道、自転車ごと、農道のどこかで消えた姉。警察が公開捜査に踏み切り、全国の交番写真が貼り出されても、けっして戻ってくることのなかった姉。落ち着いたピンク色のフレンチスリーブワンピースを着て、薔薇色の頬に薄い唇と切れ長の眼が微笑み、当時の面影はそのままに、だが記憶の中の姉よりもはるか大人びた姉が私を見ていた。

「背、伸びたじゃん」

といいながら姉が私の腕に触れた瞬間、思わず涙がこぼれた。

「そうか、田村さんのお姉さんだったのか。だからずっとそこに……」

寺元さんは何か遠く、眩しいものを見るような目で、姉と私を見ていた。

「ニティンくん、きっと戻ってきますよ」

姉は寺元さんに微笑みかけながらも決然と言った。寺元さんは照れくささと寂しさの入り交じったような顔で笑った。が、不意に真顔に戻った。

「待って。聞こえる……ニティン、ニティン!」

というが早いか、寺元さんは部屋から駆けだしていった。

かすかに、猫の鳴き声のような音が聞こえる。涼しい夕方空気が窓から入ってくる。

「もうすぐディオニュソスお祭りだね」

どこか遠いところを見ながら姉が言う。

「もうそんな季節か」

中野ディオニューシアまつりは毎年初夏に行われる。今年もたくさんの供物を捧げた行列が、狂乱状態の男女が、鍋屋横町を練り歩くのだろう。中野で過ごす何度目の夏になるだろう。いつの間にか、夏の風物詩を繰り返す季節の一部として、中野で受け入れつつある私がいた。

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