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2019-04-18

【注意】未知との遭遇ネタバレ

anond:20190416115255

元田の感性は正しい。

未知との遭遇はいくつかバージョンがあって、それぞれラストシーンが違うからね。作り手にも迷いがあったのだろう。

バージョンの違いは下記の通り。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AA%E7%9F%A5%E3%81%A8%E3%81%AE%E9%81%AD%E9%81%87#%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3

1.オリジナル劇場版

2.「特別編」

3.初期ソフト

4.「ファイナルカット」版

このうち、午前10時の映画祭で上映されるのは4番のファイナルカット版。

えらそうにコメントを書いていた俺は特別しか観ていなかったりする。ソーリー・・・


でも、「ファイナルカット版」のラストいまいちに感じたのなら、「特別編」をみたら印象が変わるかもしれないね

ラストに「星に願いを」が流れるんだけど、あっさとしたラストよりエモーショナルな展開を求めるのであれば、あれはあったほうがいいよ。

俺が特別編をみたのは学校だったな。

空き教室にある4:3のモノラルのテレビデオで、授業をサボって占領した。

小さい画面だったけど、教室には椅子がいっぱいあったか映画館風に感じた。

まあ、観客は俺ひとりだったんだけどね。

そんで、ラストシーン主人公マザーシップ内を見ていくんだけど、最後に「星に願いを」のBGM流れるわけよ。

それがとてつもなく感情を揺さぶった。あの時感じた不安気持ちとか穏やかな気持ちが今でも思い出せるぐらい。

残念ながら特別編が上映される機会はほとんどないのだろうけど、元田も機会があったら観てほしいね

2019-04-17

[]2019年4月16日火曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
008813039148.239
01314096132.135
02202911145.636
0312112293.528.5
04112265205.982
0581195149.4114
06181835101.970.5
0735260774.544
0842409097.428
09113850775.331
101351135184.147
111171153998.641
122121850887.340
1312012085100.730.5
14101511150.625
151461295288.746
1614417792123.665
1713014809113.950
1818419539106.250
1916016256101.637
2010012644126.438
2112516346130.871
2212820959163.746
2313915507111.650
1日2319247065106.544

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増田合計ブックマーク数 ()内の数字は1日の増減

6179555(2211)

2019-04-16

面白くなさで鑑賞候補を削る午前10時の映画祭

anond:20190415145055

数年前、NHKハートネットTV山師のような見た目の青年高校生進路指導をしていた。

ナレーションによると、進路を導くプロらしい。

数十人の高校生を前にして、まったく信用のできない口ぶりで彼は言った。

「進路を決めるコツは、やりたくない仕事をはっきりさせることだ」

増田は、自分が観るべき映画をどう選択すべきなのか。

それは観たくない映画を選ぶことだ。

というわけで、午前10時の映画祭のラインナップに対して、増田が観に行きたくなくなるようなコメントをしてみたいと思う。


1.アラビアのロレンス

長すぎ(3時間47分)。東京から秋田まで行ける。

2.E.T.

どうせ指と指くっつけて終わりだろ。宇宙生命体とガキの心温まる話とか増田は興味ないって。

3.ウエスト・サイド物語

オープニングいつ終わるんだよ。

4.風と共に去りぬ

究極に長い(3時間58分)。東京から神戸まで行ける。

5.ゴッドファーザー

長い(2時間55分)、東京から京都まで行けんぞ。

そもそも増田イタリア系移民マフィアになんか興味ないでしょ? 

照明が有名だけどそれにも興味ないなら眠いだけだからマジで観なくていい。

6.サウンド・オブ・ミュージック

長い(2時間52分)。途中で休憩あるけど。

7.七人の侍

ずっと白黒てwwwwwww(しかも3時間27分wwwwwwww東京から兵庫まで行けんぞwwwwwww)

8.ショーシャンクの空に

陰気くさい。どうせ観るならギルダ観てからのほうがいい。

9.JAWS/ジョーズ

ドゥンドゥンwwwドゥンドゥンwwwwドゥンドゥンwwwwwwww

テーマ曲聞き飽きたわ。恐いだけの映画

10.スティング

オシャレなカイジ

ネタバレしたらクソつまんなくなる。

11.大脱走

長いし(京都まで行ける)、主役がゴリラ

ゴリラバイク乗ったりボール投げてるの観て楽しいか?

12.ダンス・ウィズ・ウルブズ

時間きれいな映像が流れ続ける(3時間1分、頑張れば岡山行けそう)。

13.テルマ&ルイーズ

増田フェミニズム嫌いだろ?

じゃあ観ないほうがいいね

14.時計じかけのオレンジ

精神的なグロさはともかく、今となっては映像的にグロく感じないかもしれない。

じゃあ観なくていいね

15.日本のいちばん長い日

それほど長くない(2時間37分)。緊張感があるだけの映画

16.ニュー・シネマ・パラダイス

そもそも増田さあ。第二次大戦中とかのイタリア映画館に興味あんの?

ないよね。以上。

17.バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ

増田思想保守じゃないだろ?

これ、当時のアメリカ保守層のための映画から。やめといたほうが無難

18.八甲田山

体感時間が一番長い(2時間49分)。息が詰まる。

19.ブルース・ブラザース

増田ブルースとかロックとかソウルに興味ないだろ。

ノリが良いだけの映画。ばいばいだね。

20.ベニスに死す

ひたすら美少年を映したいだけの映画

21.未知との遭遇 ファイナルカット

今となっては映像に未知感がない。かろうじてロマンが残っている。メッセージ観とけ。

22.レオン 完全版

増田ロリコン嫌いだろ。じゃあやめとけ。

23.ローマの休日

白黒wwwwwwww。アン王女リアルで元レジスタンスだった危険な奴だからやめとけ。



どの映画も古くさく感じるかもしれない。

だが、同時に「今だと作ることのできない映画」でもある。

それは、戦争経験した役者の凄みや、リソース無視した人海戦術美術、独創的な演出、華麗な音楽映画の隅々にまで至る。

どの作品掛け値なしの名作であり、少しでも興味を持った作品があれば鑑賞を薦めたい。

※残念ながら「砂の器」、「愛と青春の旅立ち」は観たことがない

2019-04-04

今年の午前十時の映画祭でこれは見とけって名作教えてください

こちらがリストです

http://asa10.eiga.com/2019/cinema/

2019-03-18

anond:20190318165628

近所で午前10時の映画祭やってるのがTOHOだけだからそこ行くわな

値段が安い上鑑賞ポイントも貰えるので実にうまい

AUから月曜行けば普通映画も安いし

2019-01-28

作品論】女が作品リアリズムを持ち込むのをポリコレガーで拒否する男ってさ

あれってポリコレ云々でさも

自分たち表現押し付けられる被害者のように見せかけてるけど

本当の理由別にあるんだよ

 

「従来、男にとってリアルだとされてきた作品

女の指摘で安っぽいファンタジーになるのを恐れてる」んだよな

 

例えばアカデミー賞受賞した映画でもそう

軍事政治的リアリズム

あるいはサスペンス犯人心理描写とか

どんなに重厚リアリズムを導入した作品でも

大抵は女関連の描写に粗がある

最近だとシンゴジの石原エセ外人なんてその典型だろう

 

それを指摘されることで、

自分たちリアルだと思ってきた世界がB級映画化するのを恐れてる』んだよな

 

男の脚本根本的に粗があるとすれば、

今まで映画祭や何かしらの賞において

リアル」とされてきた作品は、その価値を今一度新たに評価しなおさなければならなくなる

すると自分たち権威が貶められてしまうのだ

2018-11-17

今年のアカデミー賞作品賞にひっかかりそうな映画たち

自分ブログにでも書こうかなと思ったけど、だいたい https://www.metacritic.com/pictures/oscar-best-picture-contenders-for-2019?ref=hp からパクリだしそんなに力いれて調べてないので増田に放流します。

本命は『スター誕生』、『BlacKkKlansman』、『グリーンブック』あたりか。ノミネーションだけなら『ファースト・マン』や『女王陛下のお気に入り』も。


BlacKkKlansmanスパイク・リー監督

今年のカンヌで『万引き家族』の次点グランプリを獲得した、黒人映画永遠トップランナーの最新作。

黒人なのにKKKにもぐりこんでしまった潜入捜査官の実話を描く。

スパイク・リー監督作のなかでは『ドゥ・ザ・ライトシング』や『マルコムX』をも凌ぐ評価を獲得している(そして興行的にもここ十年で自己最高)。

公開時期が夏季であることと、ややコメディよりのタッチノミネーションに不利に働くかもしれないが、トランプ政権下において「ブラックリブス・マター」運動はまだまだ意気軒昂。「黒人映画」枠競争を勝ち抜くポテンシャルは十分だ。


ブラックパンサー(ライアン・クーグラー監督

解説不要だろう。今年米国内で最高興収をあげた作品にして、マーベル映画史上でも最も支持された傑作ヒーロー映画

アメリカ国内外黒人問題歴史的視点にめくばせしてオスカー好みの社会性もばっちり備えているものの、やはり「アメコミ映画」のレッテルがネック。

まだまだ白人男性・おじいちゃん大勢を占めるオスカー会員にあっては弱い。ギリギリノミネーションがあるかどうか、といったポジションだろう。

余談だが一時期新設されそうだった「ポピュラー映画賞」部門ブラックパンサーを受賞させるために作られるのだという噂だった。裏返せば、作品賞本選に選ばれる格ではない、と会員からみなされているのだろう。


Can You Ever Forgive Me?(マリエルヘラ監督

落ち目ライター有名人手紙文章捏造して高値で売る詐欺に手を出し、それが嵩じて博物館から実物を盗みだそうと企む実録犯罪コメディ

日本ではあまり知られていないけれど主演のメリッサ・マッカーシーアメリカで今いちばんアツいコメディアンのひとり。

夫のポール・フェイグと組んで『ブライズメイズ』、『SPY』、『ゴーストバスターズ(リメイク版)』などの陽性の笑いでヒット作を飛ばしてきた。

そんなマッカーシーが一転してシリアスブラックコメディに挑戦し、見事大成功。本年度の主演女優賞ノミネートが確実されている。

演出したヘラ監督の手腕も高く評価されており、初の監督ノミネート、さらには作品賞も夢ではない。


Eighth Grade(ボー・バーナム監督

インディーからまれた今年最大のダークホース

とある気難しい現代っ子少女中学生最後の一週間を描いた青春コメディ

中学生版『レディ・バード』にもたとえられる(中二病的な意味で)痛々しくも切ない、みずみずしくもどんよりとしたフレッシュローティーンライフ描写が広範な支持を集めている。

監督は若干28歳のコメディアンで、なんとユーチューバー出身アメリカ映画界における新世代の台頭を予感させる一本。すでに数多くの映画祭や映画賞にピックアップされている

オスカーコメディ敬遠する一方で、サプライズ的なインディー作品を好む傾向にあるが、はたしてこの作品の出目は吉とでるか凶と出るか。最悪でも脚本賞ノミネートは固いか


女王陛下のお気に入りヨルゴス・ランティモス監督

ロブスター』、『聖なる鹿殺し』と強烈かつキテレツ作風で知られるランティモス監督最新作にして初の時代劇

アン女王を演じるオリヴィア・コールマンを巡る二人の家臣(レイチェル・ワイツとエマ・ストーン)のバトルを描く百合時代劇……たぶん百合だとおもう。

すでに巨匠地位確立したランティモス監督過去作のなかでも群を抜いて評価が高く、今年のベネツィア国際映画祭でも第二位にあたる審査員賞を勝ち取った。オスカー前哨戦となる各種賞レースももちろん名前を連ねている。

今年の本命作のひとつとも目されるが、ランティモス特有変態さ加減が(今回は脚本までは書いてないとはいえ)どこまでお上品なオスカー会員たちに受け入れられるか……。


ファースト・マンデイミアン・チャゼル監督

ラ・ラ・ランド』で幻の作品賞受賞というなんともかわいそうな結果に終わった(それでも本人は史上最年少で監督賞を獲っているが)デイミアン・チャゼルライアン・ゴズリング

そんな彼らのリベンジマッチが実録宇宙開発物語ファースト・マン』だ。人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロング船長スポットライトを当て、彼の視点からドラマを描く。

企画段階から作品ノミネートは当然、という空気のなかでプレッシャーを跳ねのけて見事高評価を集めた。ノミネーションはほぼ確実といっていいのではないだろうか。反面、今度こそ受賞なるかというと、今ひとつパンチがきいてないようで不安が残る。


グリーン・ブック(ピーター・ファレリー監督

オスカー前哨戦の最も重要とされるトロント国際映画祭で観客賞に輝いた作品。ここ十年で同賞を得た作品オスカー本選にノミネートされなかった例はたった一回しかないのだ。

黒人差別が法的に是認されていた時代アメリカで、自分ちょっとレイシスト入っている用心棒白人男が南部コンサートを開きに来た黒人ピアニストを送迎する仕事を命じられる。最初は「黒人のくせに上等なスーツを着てお上品にピアノなんぞひきやがって……」と反感を抱く用心棒だったが、行く先々で差別待遇を受けるピアニストに対してだんだんシンパシーが湧いてきて……という内容。

ほろ苦くもユーモアメッセージ性に満ちた内容はまさしくオスカー好み。「分断されたアメリカ」というテーマタイムリーさもある。ちなみに監督は『メリーに首ったけ』などのロマコメで知られるファレリー兄弟の兄。このところは過去のヒットコメディリメイクなどで仕事に恵まれなかったが、もともと潜在的に持っていた社会派なセンスが一挙に花開いた。


If Beale Street Could Talkバリージェンキンス監督

ムーンライト』で一昨年の作品賞を獲得したジェンキンスの最新長編。今度こそはチャゼルにかっさらわれた監督賞もいただいて完全制覇を目論む。

原作は今年日本でもドキュメンタリー映画私はあなたのニグロではない』が公開された、黒人小説家ジェームズボールドウィンによる短篇濡れ衣をきせられて収監された夫を助け出すために奮闘する若き妊婦お話

テーマ重厚さも話題性も十分だが、公開が当初予定していた11月から12月にのたことが若干きがかり。クリスマス狙いのブロックバスター大作のなかで埋もれてしまう恐れがある。


Mary Queen of Scots(ジョージィ・ルーク監督

互いにイングランド王位をかけてあらそったスコットランド女王メアリーイングランド女王エリザベス一世を、それぞれシアーシャ・ローナンマーゴット・ロビーという旬な女優が演じる。

脚本担当したのは『ハウス・オブ・カード』や『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』などの現代政治劇の名手、ボー・ウィリモン。

いずれもオスカーノミネーション歴を有した名前ぞろいでクオリティ保証されている。同じくイギリス舞台にした時代劇である女王陛下のお気に入り』がライバルか。


ROMA(アルフォンソ・キュアロン監督

世界的に見れば今年最も評価の高い映画といっても過言ではない。ベネツィア国際映画祭の最高賞。

1970年メキシコ・シティで家政婦として働く女性とその一家ドラマモノクロで撮る。

評価の高さと『ゼロ・グラビティ』でオスカーを獲ったキュアロン知名度があれば当然作品賞も……となりそうなものだが、障害は多い。

まずスペイン語映画であること。長いオスカー歴史のなかでこれまで十作品外国語映画作品賞にノミネートされてきたが、受賞にいたったものは一つとしてない。

次に Netflix 映画であること。カンヌみたいに公に締め出すことはしないにしても、アカデミー会員のなかでも動画配信サービス勢に対する反感は根強い。一昨年の『最後の追跡』やドキュメンタリー作品例外として、『ビースト・オブ・ノー・ネーション』『マッドバウンド』といった作品たちもその年最高クラスの称賛を受けながらもオスカーノミネートには至らなかった。

いちおうネトフリも『ROMA』については配信に先駆けて劇場公開を行うなどの「オスカー対策」をやっているが、はたしてどうなることやら。

ちなみに Netflix でも来月に配信される。驚くべき時代になったものだ。


アリ― スター誕生ブラッドリー・クーパー監督

ショービズ映画古典リメイク。この八十年で三回目の映画化です。

本年度大本命に数えられる一本。批評家・観客からの圧倒的な支持率もさることながら、商業面でも大ヒット(現時点で世界興収三億ドル突破)を飛ばした。主演のブラッドリー・クーパーレディ・ガガの演技もさることながら、これがイーストウッド降板を受けての初監督となったブラッドリー・クーパー演出にも嬉しい驚きが満ちているとかなんとか。

監督役者脚本、成績と四方に隙のない完璧映画に見える。

だが、一昨年の『ラ・ラ・ランド』、昨年の『スリー・ビルボード』と「早すぎる大本命」はかならずバックラッシュに晒されるのがオスカーという場。12月以降に猛然と差してくるであろう後続期待作たちを振り切れるかどうか。


Widows(スティーブ・マックイーン監督

2013年アカデミー作品賞を獲得した『それでも夜はあける』のスティーブ・マックイーン最新作。オスカー獲得後の第一作でもある。

シカゴでヘマをやらかして死んでしまった強盗たちの四人の未亡人ヴィオラ・デイヴィスエリザベス・デビッキミシェル・ロドリゲスシンシア・エリヴォ)が亡夫の後を継ぎ女だけの強盗団を結成するちょっと変わった犯罪映画

マックイーンとヴィオラ・デイヴィスというアカデミー賞受賞コンビ鉄板の出来。

そのパワーでジャンルムービーを嫌うオスカーノミネーションを勝ち取れるかが見どころだ。


Boy Erased(ジョエル・エドガートン監督

厳格なキリスト教である両親のもとで育ったゲイ少年ルーカス・ヘッジス)が教会同性愛矯正プログラム(いわゆるコンバージョンセラピー)に放り込まれセラピストとバトルする青春ドラマ

近年では『ダラスバイヤーズ・クラブ』のジャレド・レトがそうだったように、LGBTもの俳優にとってオスカー像への近道だ(スカーレット・ヨハンソンみたいに非LGBT俳優LGBTの役を演じることに倫理的非難が高まりつつあるにしても)。

批評家から評価的には作品賞には届かないかもしれないが、演技賞ではノミネートが有望視されている。

トランプ政権下でLGBTに対する抑圧が増しつつあるだけに、時事性も捉えているかもしれない。


Vice(アダム・マッケイ監督

GWブッシュ政権下で「史上最悪の副大統領」とも呼ばれたディック・チェイニー副大統領クリスチャン・ベール激太り(何度目だ)+ハゲという負の肉体改造で演じたブラックコメディ政治劇。

他にも妻リン・チェイニー役にエイミー・アダムスラムズフェルド国防長官役にスティーヴ・カレルGWブッシュ役にサム・ロックウェルなどアカデミー賞級の芸達者がずらりと並んでいる。

題材としてはなかなかトリッキーだがマッケイ監督の前作『マネーショート』がそうだったように、ツボにはまれば一挙にアカデミーノミネートまで行ける。

同じく政治ネタでライバルだった『フロントランナー』(ジェイソン・ライトマン監督)の評判がいまひとつ芳しくないのも本作にとっては好材料


The Old Man and the Gun Now(デイヴィッド・ロウリー監督

名優にして名監督ロバート・レッドフォード引退作。15才で逮捕されたときから人生を通じて強盗を繰り返してきた70才の犯罪者(レッドフォード)と彼を追う刑事ケイシー・アフレック)、そして彼に惹かれていく女性シシー・スペイセク)を描く実話犯罪コメディ

作品ノミネートは微妙なところだが、レッドフォードはまず間違いなく主演男優賞候補入りするだろう。

ちなみにデイヴィッド・ロウリーの前作であるゴースト・ラブストーリー『A GHOST STORY』は今日から封切り。観に行け。

一方で、実話犯罪・老人・名監督にして名俳優共通する要素の多い作品としてクリント・イーストウッド監督の『The Mule』にも注目しておきたい。こちらは80才の麻薬の運び屋をイーストウッドが演じる。映画祭などでもまだ未公開なため、どう転ぶかはまだわからないが、近年のイーストウッド作品に対するアメリカ人の冷め方からすると賞レース的な意味での期待はあまりできなさそう。



その他有望そうな作品

メリー・ポピンズ リターンズロブ・マーシャル監督

シカゴ』でアカデミー作品賞をさらったミュージカルの名手ロブ・マーシャルディズニー伝説的名作の続編を制作

エミリー・ブラントベン・ウィショーこりん・ファース、ジュリー・ウォルターズといった英国の名優たちでがっちり固めつつ、リン=マニュエル・ミランダメリル・ストリープといったミュージカル定評のある俳優陣をフィーチャーし、万全のこのエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2018-08-10

anond:20180809104048

ネタバレしても平気な映画だと思うけど

あれ映画祭とかで何も知らずに見た人とか

最高に楽しかったと思うし嫉妬ちゃう

2018-03-26

anond:20180326101315

宮崎駿が、海外映画祭だか何かのイベントでぽにょを上映したら、スタッフロールが流れないでそのまま終わったって言ってたな。

外人は余韻を楽しむとかって文化がないのかな。

2017-12-12

奈良市映画館あるのにない、ないのにある???

映画館あるのにない?

先週、関西テレビ『みんなのニュース 報道ランナー』を見ていたら、「現在奈良市内には、いくつ映画館があると思われますでしょうか?」「正解は0です」と言っていた。この話は、三条通から映画館が消えた2010年以降ずっと言われ続けていて、特に県庁所在地奈良市だけ」というものが多い。

県庁所在地で唯一、映画館のない市というフレーズが「文化度の低さ」という蔑称を伴って語り継がれる。

http://www.nara-np.co.jp/20121228090629.html

県庁所在地映画館がない唯一の都市……それは奈良県だ!

http://rocketnews24.com/2015/10/07/637966/

全国の県庁所在地でも唯一、映画館のない町だと聞いています

http://business.nikkeibp.co.jp/atclcmp/15/072800004/050300010/

県庁所在地映画館がないのは奈良市だけ

https://tvtopic.goo.ne.jp/kansai/program/mbs/25312/481023/

(他に読売新聞奈良テレビ、なら国際映画祭奈良市議会TBS毎日新聞FM京都、ならマガ、シンポジウム地域から次世代映画を考える」など)

ただ、本当に唯一かというと先につぶれたのは徳島市で、その後徳島市は復活したけど山口市もなくなってるし、何より奈良市映画が完全に見られなくなったわけではない。

というのも、京都府木津川市イオンモール高の原奈良市域に飛び出ていて、映画館があるのは奈良市側。それなのに届出上は京都府なのだそう。階下の歯医者奈良市扱いなのに。

イオン高の原ショッピングセンターにあるワーナー・マイカル・シネマズ高の原は、境界を越えて奈良市側に位置しており、法人市民税などの市税を賦課しているのは奈良市


地理的には奈良市側に位置するものの、興行場法許可申請京都府となり、所属する興行組合生活衛生同業組合京都興行協会となった。

http://voiceofnara.jp/news132.html

映画館ないのにある?

奈良市映画館がないとか、奈良県全体でも4館しかないとか言われているのに、都道府県中核市ごとの常設映画館数ランキング幸福度ランキングなどでは、奈良県に4.3館、奈良市に2.7館(いずれも100万人当たり)あることになっていて、その結果奈良ではなく埼玉県豊中市最下位になっている。

これは何故かというと、「カサブランカ シネサークル」(奈良市)と「橿原シネアーク」(橿原市)がずっと廃止届をしていないのが理由だとか。存在しない映画館順位が決まるなんて変な話。

2017-12-03

オーストラリア映画花戦さ」を見てきた

オーストラリア在住。

先日、街の映画館で、日本映画祭をやっていたので見に行った。

Flower and Sword (原題花戦さ)という映画英語字幕付きで見た。日本戦国時代京都舞台にした時代劇映画だ。

ざっと客席を見た感じ日本人もけっこういて1~2割ぐらいはおそらく現地在住の日本人で、あとはオーストラリア人ぐらいの比率だったかな。

映画については事前知識なしで、はっきり言ってあんまり期待してなかったけど、予想以上に良かった。

映画の終わりのクレジットロールのところで、拍手がわきおこった。一番最初拍手したのは、前の席に座っていたオーストラリア人おっさんだった。その人の拍手に続いて会場全体が拍手に包まれた。

日本映画にはよくありがちだけれど、役者の大げさな身振りや表情が、どうも安っぽく映ってしまって、個人的にはあまり好みではなかったんだけど、逆にそのわかりやすさがオーストラリア人にはウケたのかもしれない。映画のことはよくわからないけど、ストーリーも全体的にわかやすいし、音楽も良かったし、作品としての質が高かったように感じた。

茶道華道とか戦国時代知識がないと、オーストラリア人にとってはわかりづらいんじゃないかと思ってたけど、そうでもなかったみたいだ。

私が住んでいる都市は、日本人がけっこう住んでいるとはいえ、日本映画が上映される機会はほぼなくて、年に一度ぐらい日本映画祭みたいなときに上映される程度だ。

こういう海外ウケる映画が、映画祭という限定された短い期間のみで、わずかな人しか見ることができないなんてもったいないなーと思った。

ちゃんと宣伝して、他の普通映画みたいに長い期間にわたって、上映されるなら、こっちでけっこう評判になってたかもしれないのにとちょっと残念に感じた。

日本でのこの映画評価はどうなんだろう。

2017-11-07

小田急ショートショートシアター

催事用ページは会期終わったらソッコーでサヨナラされてたので上映プログラムを残しておくよ

マップはここにあった→ https://netatopi.jp/article/1086972.html

新宿店開店55周年特別企画 小田急ショートショートシアター

小田急百貨店が今だけ映画館に!

笑って、泣いて、元気になれるショートフィルムを上映!

観ると前向きになれたり、ほっとしたり。アジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル&アジアから、気分をちょっと変えたいときにぴったりの心動くフィルムを新宿店本館11階で上映。

いま注目のおしゃれなフードと一緒に、いつもと違う空間を楽しんで!

■小田急ショートショートシアター

11月1日(水)→6日(月)

●新宿店本館11階=催物場 午前10時→午後8時30分

※5日(日)は午後8時閉場

※上映スケジュールは予告なく変更する場合がございます。

協力:株式会社パシフィックボイス株式会社ビックカメラ、(C)円谷プロ

A)フロントシアター

B)HAL東京シアター

C)サイドシアター

D)タブレットシアター

E)光カウンターモニター

F)VRシアター

G)グッドミールズショップ

H)アンド・ザ・フリット

I)ドックポップコーン

ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)とは

俳優の別所哲也氏が代表をつとめる米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭

グランプリ作品は、次年度のアカデミー賞短編部門のノミネート選考対象となる。

FRONT THEATER フロントシアター

(観覧無料/エリアA)

大きなスクリーンで多様なショートショートの世界に没入。

★世界最高峰のプログラムA(3作品・約45分)

米国アカデミー賞短編実写部門受賞作品を含む3作品をセレクト

『旅立つ前に(The Lottery)』

ニューヨーク映画祭2014(アメリカ)最優秀ドラマ作品

Shahir Daud/アメリカロマンス

アメリカ永住するための飛行機を待つ間、アウグストは彼の人生の中で最も後悔した三つのことを思い出す。

『アンディ(The Six Dollor Fifty Man)』

カンヌ映画祭2009(フランス)特別名誉賞

Mark Albiston & Louis Sutherland/ニュージーランド/ドラマ

いじめっ子たちに負けたくない、8歳の‘スーパーヒーロー’アンディ。 ある日校長先生に呼び出されてしまった時、自分自身と唯一のメアリーを守るため、アンディは現実の世界に立ち向かう。

リッチーとの一日(Curfew)』

第85回(2013)米国アカデミー賞短編実写部門受賞作品

Shawn Christensen/アメリカ/ドラマ

自殺を図ろうと浴槽に血まみれのリッチーに、長年疎遠になっていた妹から、娘を一時預かって欲しいと電話がかかってくる。

★世界最高峰のプログラムB(3作品・約45分)

クリーブランド国際映画祭受賞作品を含む3作品をセレクト

『彼氏のヒミツ(Appy Ever After)』

モンテカルロ映画祭2012(モナコ)観客賞

Rupert Le Poer Trench/オーストラリアコメディ

ケイトは彼のために特別なディナーを準備していた。しかし彼は仕事で帰宅できない。二人は電話で愛を確かめあうが…

アンチョビ(Anchovies)』

シンガポール短編映画賞2015(シンガポール)最優秀撮影賞・美術監督ノミネート

Zulkifli Salleh/シンガポールマレーシアコメディ

海の怪物の映画を観た少年は、それ以来海が怖くて仕方がない。不幸なことに、少年の家族は代々漁師で、家業を継がなければならない。

『またね(Bis Gleich)』

クリーブランド国際映画祭2015(アメリカ)審査員&観客賞

Benjamin Wolff/アメリカ/ドイツ/ドラマ

老いた二人の男女が、通りを挟んで向かい側に住んでいる。二人は時折窓ごしに目が合うが、一度も会って話をしたことはない。そんな二人の関係に、ある日変化が訪れる。

★世界のアニメーションプログラム

(9作品・約45分)

お子さまが楽しめる!大人もおもしろい!

『僕のかわいいクロコ(My Little Croco)』

Etienne Bagot-Caspar, Yohan Cohen, Francois Mancone, Maickel Pasta, Milian Topsy/フランスアニメーション

ミスタークロコの生活は「赤ちゃん」がやって来たことで一転。そんなクロコを周りは笑うが…

『やさしいハリネズミ(The Generous Little Hedgehog)』

Marjorie Caup/フランスアニメーション

小さなハリネズミが、森の中で見事なリンゴの実を見つける。ハリネズミは岩陰にリンゴを隠してゆっくり食べようとするが、そこに招かれざる客が現れる…。

ハムスターの大脱出(New Digs)』

Martin Sen/オーストラリアアニメーション

飼い主からの愛情を感じられないハムスターが、新しい環境を求めて、老朽化したケージから脱出することを決意する。

『羊が一匹、羊が二匹…(Counting Sheep)』

Frits Standaert/フランスベルギー/アニメーション

夜になかなか寝付けない少年が、父親から羊を数えろとアドバイスを受ける。少年は教えの通り羊を数えはじめるが…。

モンスターボックス(Monster box)』

Ludovic Gavillet, Lucas Hudson, Colin Jean-Saunier, Derya Kocaurlu/イタリア/アニメーション

モンスターと少女はとある花屋にやってきた。彼らが捜しているのは、モンスターの新しい家だった。

『スナイパーVSハト(Shoot)』

Rory Conway/アイルランド/アニメーション

あるビルの上層階で、プロの暗殺者が要人を狙撃するため、ピストルの照準を合わせている。そこに突然ハトが侵入し、暗殺者の行動をことごとく邪魔してくる。暗殺者はハトの妨害をかわし、任務を遂行できるだろうか?

『少女エラスティカ(A Girl Named Elastika)』

Guillaume Blanchet/カナダアニメーション

少女の名前はエラスティカ、彼女は縦横無尽に駆け回る。

『家を出るということ(Leaving Home)』

Joost Lieuwma/オランダ/アニメーション

いい年になったが、まだ両親と共に暮らす青年。「かわいい子には旅させよ」-父に説得された青年はついに家を出ていくことを決意した。でもそううまくはいかず…

プレゼント(The Present)』

Jacob Frey/ドイツ/アニメーション

ジェイクはいつもビデオゲームをして過ごしている。しかし母親がくれたあるプレゼントきっかけで、彼の人生は一変する。

ウルトラマンジードプログラム

(2作品・約45分)

ウルトラマンジード・ゼロにスクリーンで会える!

『第3話「サラリーマンゼロ」/第6話「僕が僕であること」』

ウルトラセブンの息子・ウルトラマンゼロ。若さゆえ己の力を過信する面もあったゼロだが、悪に堕ちたウルトラマンベリアルとの戦いを通して、心身ともに成長していく。地球にやってきたウルトラマンゼロは、宿敵・ベリアル遺伝子を受け継ぐ、ウルトラマンジード=朝倉リクと出会う。ゼロは地球人・伊賀栗レイトと一体化し、リクの行動を見守ろうとするのだが、サラリーマンのレイトは仕事に家庭に大忙し・・・!?

タイムスケジュール

11/1(水)

10:30~ 世界最高峰のプログラムA

11:30~ ウルトラマンジード

12:30~ 世界のアニメーション

13:30~ 世界最高峰のプログラムB

14:30~ 世界最高峰のプログラムA

15:30~ 世界最高峰のプログラムB

16:30~ 世界最高峰のプログラムA

17:30~ 世界最高峰のプログラムB

18:40~ 別所哲也氏 トークイベント

19:30~ 世界最高峰のプログラムA

11/2(木)→5(日)

10:30~ 世界最高峰のプログラムA

11:30~ ウルトラマンジード

12:30~ 世界のアニメーション

13:30~ 世界最高峰のプログラムB

14:30~ 世界最高峰のプログラムA

15:30~ 世界最高峰のプログラムB

16:30~ 世界最高峰のプログラムA

17:30~ 世界最高峰のプログラムB

18:30~ 世界最高峰のプログラムA

19:30~ 世界最高峰のプログラムB

※5日(日)は18時30分の回で終了。

11/6(月)

10:30~ 世界最高峰のプログラムA

11:30~ ウルトラマンジード

12:30~ 世界のアニメーション

13:30~ 世界最高峰のプログラムB

14:30~ 世界最高峰のプログラムA

15:30~ HAL東京 ノミネート作品

16:00~ HAL東京 表彰式

16:45~ 世界最高峰のプログラムB

17:45~ 世界最高峰のプログラムA

18:45~ 世界最高峰のプログラムB

19:45~ 世界最高峰のプログラムA

SIDE THEATER サイドシアター

(観覧無料/エリアC)

お仕事やお買い物の合間に、心に響く作品で気分をリセット

★大事なものに気づけるプログラム

(4作品・約45分)

大切な人や時間を思い出させてくれる作品。

『秘密の学校(THE SCARECROW GIRL)』

Cássio Pereira dos Santos/ブラジル/ドラマ

数十年前のブラジル。両親と弟のペドロと農村地帯に暮らす少女、ルジア。ペドロが学校に通うことになり、自分も一緒に行きたいと望むがルジアだが、父は許してくれない。そこでルジアは秘密の勉強を始める…。

『接着剤(Glue)』

Michal Lavi/カナダ/ドラマ

ある一つの「接着剤」が、トムとソフィー結婚生活を変える。

『小言(Jansoree - The Unbearable Heaviness of Mama's Nagging)』

Jung-yol Choi/韓国/ドラマ

息子は、母親の口から出る言葉ひとつひとつが、すべて説教のように感じていた。しかし実は…。空想と現実が同時に表現されているワンカット映画。

飛行機と僕の家族(Time Flies)』

Stephane Moukarzel/カナダ/ドラマ

1999年モントリオールパキスタン移民の家族は毎週末とある場所にお弁当を持って出かける。それは頭上を飛ぶ飛行機を見に行くため。しかし17歳の長男は、そんな家族が許せず、家を出ていくと宣言する。


ふるさとを思い出す こんな作品も

『くまもとで、まってる』

小山薫堂/熊本県/ドキュメンタリー

おとうさん、おかあさん、お元気ですか?ぼくは、とても忙しい毎日をおくっています。くまもとサプライズ大使になって、アッという間に1年が経ちました。くまもとには…、おとうさんとおかあさんを連れて行きたい場所がたくさんあります。でも、それと同じくらい…、ぼくは、くまもとの”ひと”に魅力を感じます。

ふるさとで、ずっと。~くまモンサプライズハピネス~(My hometown, forever…)』

小山薫堂/熊本県/ドキュメンタリー

前作 「くまもとで、まってる。」から4年。

現在も熊本県の営業部長として、県の内外でサプライズハピネスを届けて回っているくまモンが、当時の懐かしい人々の元を訪ねます。そこにはそれぞれの4年間と、大切なふるさとへの想いがありました。そしてくまモンが新たに仕掛けるサプライズが・・・

リフレッシュプログラム

(4作品・約45分)

気持ちをすっきりさせてくれる作品をセレクト

ロシアン・ルーレット(Russian Roulette)』

Ben Aston/イギリスコメディ

寂しい毎日を送るルーシーが、チャットルームで出会ったのは・・・ちょっとおバカ宇宙飛行士

『ホーム・スイム・ホーム(Le Grand Bain/Home Swim Home)』

Valérie Leroy/フランスコメディ

離婚して一人暮らしを始めた30歳の女性が、アパートの小さな部屋に引っ越してくる。かつて水泳に夢中だったことを思い出した彼女は、アパートの住民に向けて、プールもない自分の部屋で水泳教室をはじめる。

『文房具(Stationery)』

Lucy Wigmore/オーストラリアアクション

ベテラン女性社員が、古き良き時代の職場を懐かしんでいる。そんな彼女が新しい年下のボスにいびられる姿を見て、ベテランの同僚男性は彼女に手を差し伸べ、お近づきになろうと試みる。彼の独創性と、彼女の文房具だらけの引き出しは役に立つだろうか?

モーリス・レスモアとふしぎな空飛ぶ本(The Fantastic Books of Mr. Morris Lessmore)』

William Joyce & Brandon Oldenburg/アメリカアニメーション

本を愛する人々と、その期待に応える本たちのお話。“物語”の持つ癒しの力を感動的かつユーモアたっぷりに綴った寓話。サイレント映画テクニカラーミュージカル映画の融合が、様々なアニメーション技術によって表現されている。


ウルトラセブンウルトラQ

(各プログラム2作品・各約45分)

今だから観たいストーリーを厳選。

ウルトラセブン メトロン星人登場』

ウルトラセブン 第8話「狙われた街」/ウルトラマンマックス 第24話「狙われない街」

ウルトラセブン』(1967年)の社会に疑問を投げかけるかのような重厚なストーリーは、いまなお高い評価を得ているが、メトロン星人は、その一風変わった造形と侵略作戦で異彩を放っている。メトロン星人が登場したウルトラセブン第8話「狙われた街」の続編と言える作品があるのをご存知だろうか。同じく、実相寺昭雄監督が手掛けた『ウルトラマンマックス』(2005年)第24話「狙われない街」だ。人々が突然暴れだし意識を失う怪事件が頻発する理由とは・・・?

ウルトラセブン ガッツ星人登場』

ウルトラセブン 第39・40話「セブン暗殺計画(前編・後編)」

シリーズ初の360度VR特撮作品「ウルトラファイトVR」で繰り広げられる、ウルトラセブンウルトラマンゼロの親子と、ガッツ星人・イカルス星人のタッグマッチ!! かつてウルトラセブンと激闘を繰り広げた侵略宇宙人たちのなかでも強敵として知られるのが、いかなる戦いにも負けたことのない無敵のガッツ星人だ。その能力を調べ上げたガッツ星人は、セブン捕獲に成功し、公開処刑すると人類に通告する・・・!

『総天然色 ウルトラQ

第15話「カネゴンの繭」/第28話「あけてくれ!」

1966年に放送された『ウルトラQ』。宇宙における地球と自然界のバランスが崩れた時に発生する数々の怪現象を描いた本作は、日本全土に空前の怪獣ブームを巻き起こした。放送当時モノクロだった映像をカラーライズした『総天然色 ウルトラQ』(2011年)は、昭和の日本の風景を色濃く映している。下北沢を舞台に怪獣カネゴンになってしまった少年の事件を描いた第15話「カネゴンの繭」。第28話「あけてくれ!」では、小田急ロマンスカーが空を走る・・・!

タイムスケジュール

11/1(水)→4(土)・6(月)

10:15~ 大事なものに気づけるプログラム

11:05~ くまもとサプライズフィルム***『くまもとで、まってる。』

11:25~ リフレッシュプログラム

12:15~ くまもとサプライズフィルム***『ふるさとで、ずっと。』

12:40~ ウルトラセブンセブン暗殺計画(前編・後編)」

13:35~ 大事なものに気づけるプログラム

14:25~ くまもとサプライズフィルム***『くまもとで、まってる。』

14:45~ リフレッシュプログラム

15:35~ くまもとサプライズフィルム***『ふるさとで、ずっと。』

16:00~ ウルトラQ

16:55~ 大事なものに気づけるプログラム

17:45~ リフレッシュプログラム

18:35~ ウルトラセブン「狙われた街」「狙われない街」

19:25~ 大事なものに気づけるプログラム

11/5(日)

10:15~ 大事なものに気づけるプログラム

11:05~ リフレッシュプログラム

11:55~ ウルトラセブンセブン暗殺計画(前編・後編)」

12:50~ 大事なものに気づけるプログラム

13:40~ くまもとサプライズフィルム***『くまもとで、まってる。』

14:00~ リフレッシュプログラム

15:00~ ウルトラセブンウルトラマンゼロ握手撮影会

15:45~ ウルトラQ

17:00~ ウルトラセブンウルトラマンゼロ握手撮影会

17:45~ ウルトラセブン「狙われた街」「狙われない街」

18:35~ 大事なものに気づけるプログラム

19:25~ くまもとサプライズフィルム***『ふるさとで、ずっと。』


HAL TOKYO THEATER HAL東京シアター

(観覧無料/エリアB)

学生による映像コンテンツ 次世代の才能を発見しよう!


★HAL東京 ノミネート作品5本を上映!

(5作品・約30分)

IT・デジタルコンテンツクリエイターをめざす若者たちが学ぶ、新宿を代表する専門学校「HAL東京」。

学生たちが手掛けたCG映像作品の中から5本の秀作を上映します。

『FUSION』

少年の眼前では乳牛が宙に浮いている。キャトルミューティレーションだ。抵抗虚しく吸い込まれる少年。少年に気付かないUFOは少年を挟んだまま農場を飛び立つ。足の生えたUFOは宇宙を進んでいく・・・。

『litter』

人間の知らないところでゴミが生きている世界。人間の都合で捨てられ、掃除され。彼らは何を考え何をする?

『MATE』

世界の何処かのお洒落な一室。チェスと将棋、二つのゲームの駒たちが意志をもつ不思議な空間で、彼らが踏み出した「1歩」の大切さを伝える物語。「MATE」は、主人公の「ポーン」が、自分の世界を変えようと努力する物語です。

『WATCH YOUR STEP』

青年は宝石を探し、洞窟に足を踏み入れた。探索の末に一際大きく輝く宝石を見つけ、嬉々としてつるはしを振り下ろす。しかし彼の足元にいたのは・・・表情豊かなキャラクターが繰り広げる、心温まるドタバタコメディー。

『猫侍』

時は、天下泰平の江戸時代。風の向くままに旅をする素浪猫は、ふとしたことからお調子者の村猫と知り合い、行く先々で騒動に巻き込まれていくが、凄腕の剣術と勇気で悪党を倒していくのであった。

TABLET THEATER タブレットシアター

(観覧無料/エリアD)

すべてのプログラムを自由にタブレットを使ってご覧いただけます。

※VRシアターを除く

カウンターモニター

(観覧無料/エリアE)

カウンター上で超ショートショートプログラムを上映。

『駐車場、男と女(Lost and Found)』

Sam Washington/イギリス/ドラマ

駐車場で自分の車を見失ってしまった女性。ようやく見つけるも、怪しい男が何やら近づいてきて・・・

同窓会パーティー(Twisted)』

Stuart Bowen/オーストラリアコメディ

同窓会はいつだって妙なもの。不器用なタイプの人間にとってはなおさらだ。

不器用に憧れた“可愛いあの子”にアピールするため、男2人が熾烈なバルーンアート・バトルを繰り広げる。

置き手紙(With best regards)』

Bernhard Wengerオーストリアコメディ

カフェの女性店員が、常連のかっこいいお客さんに声をかけろと同僚からそそのかされている。同僚が思いついたアイディアは、彼の車にかすり傷をつけて、電話番号を書いたメモを窓に挟むという大胆なものだった。

『決死のカーチェイス(The Chase)』

Philippe Gamer/フランスコメディ

四人のちょっとワルな美女たちが、何十台ものパトカーヘリコプターを振り切って高速道路を爆走している。警察の必死の追跡も、彼女たちにとってはまるで楽しいゲームなのだ。

『ロード(Road)』

Jane Eakin/オーストラリア/ドラマ

交通事故の被害者と目撃者のやりとりを通して明かされる、事故の真相。

フライデーナイト・タイツ!(Friday Night Tights!)』

Joonki Park/アメリカアニメーション

金曜日の夜、ザックの誘いに渋い顔をするジョンギ。しかも理由すら説明しないジョンギにおこったザックは一人で出かけてしまう。

『60秒で彼女を射止める方法(How to get a girl in 60 seconds)』

Johannes Peter/ドイツ/ドラマ

女心を射止めるには、勇気とひたむきさが大切である。しかし時には思い通りにいかず、予想外の展開が待っていることもある。

『励ましのメッセージ(Peptalk)』

Andrea ostberg/スウェーデンコメディ

携帯で激励の長いメッセージを送る女性の話。

VR THEATER VRシアター

(有料/エリアF)

ウルトラマンゼロVR」などの人気コンテンツで、バーチャルリアリティーの迫力を体感!

★1回 各600円

★ POD1 『ウルトラマンゼロVR』(6分42秒)

オフィスビルでの会議中、突如宇宙怪獣エレキングが出現する。

命からがら非常口の扉を開けると、そこでは巨大怪獣ウルトラマンゼロのバトルが繰り広げられていた・・・!

★ POD2 『ウルトラファイトVR』(6分)

ウルトラセブンウルトラマンゼロとの親子と、ガッツ星人・イカルス星人との荒野での大乱闘が始まった!360度泥まみれ「ウルトラファイト」は見応え十分!

★ POD3 『攻殻機動隊 VIRTUAL REALITY DIVER』(15分46秒)

科学技術が急速な発展を遂げた2029年、日本。

脳神経をあらゆる情報ネットワークに直接接続できる“電脳化技術”や義手・義足のように体の一部をアンドロイド化する"義体化技術"が普及する世界で、日本政府に一通の爆破予告が届く。その対応は内務省直属の独立部隊「公安9課」、通称「攻殻機動隊」に一任された。

★ POD4 『進撃の巨人展 presents 360°体感シアター“哮”』(5分13秒)

巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は高さ50メートルの巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いで いた。 そんなある日、トロスト区の扉が破壊され穴が空いてしまった。兵団の一員となり、ミカサやアルミン達と立体機動装置を使いこなし、扉の穴を塞ぐトロスト区奪還作戦を敢行せよ。

FOOD&DRINK

(エリアG・H・I)

映画を観ながら楽しめる話題のフィンガーフードをチョイス♪

おいしさもビジュアルも話題のフォトジェニックな自然派フードがお出迎え!

お得なフードチケットをご利用ください。

※現金または各種クレジットカードでのお支払いもできます。

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2017-09-02

来週末、映画ファンは財布を開く

映画ファンの中で話題になっている日付がある。

2017年9月9日だ。

なんと映画ファンが注目する三監督作品が一気に公開されることになった。

1作目は、是枝裕和監督の『三度目の殺人』だ。

これが何故注目を浴びているのかというと、正直ポスター、予告やCMの出来がよくないので(笑)監督が是枝だからということに尽きるだろう。

また、是枝組キャストも登場するので是枝スターシステム感というのもあれば、売れっ子キャストファンはまた綺麗に撮ってもらえるということで監督ファンwin-win関係を築いているように見える。

あとまだ海外公開で評価が出ていないのもいい。

海外にでる映画というのは公開日の都合上、既に映画祭に参加しており、評価ができっている(なんならオチが書かれている)ことがある。

ネタバレ踏み放題なので、なんで邦画を先に外国人評価しやがるんだコノヤロー海外評価されるたけし風に(アウトレイジ3もうすぐだね)文句も言いたくなるが

まだ、まだギリ出きってはいない。もうすぐ出ちゃうが。大体海外と同じぐらいの時期に海外賞に出される邦画が見られるということだ。

自分感覚映画を見ることができるのは、映画ファンにとってなによりの幸せだろう。

結構規模も大きいので、どこの映画館でもやっているだろうし、地方住みにも優しい。

2作目は『ダンケルククリストファー・ノーラン監督だ。

ノーラン映画ファン必修映画を作る。インテリに見せかけたエンタメが得意であり、作る映画作る映画評論され、世界中ノーランファンを生み出している。

彼の映画の特徴といえばCGを使わないでCGのような映像を撮ることなのだが、今回あることで話題になって居る。

ダンケルク 国内オリジナルで見られる場所が1か所しかない問題」だ。

IMAX用のカメラで撮るのだが、ノーラン世界中劇場サイズをまったく無視した規格で映画を作ってしまった。

日本にあるIMAX映画ファンの中では有名なことだが大体偽物です。いわゆる偽IMAX洋画ファンが大好きTOHO新宿にあるのも偽物ですよ。

TOHO新宿IMAXでもしこの映画を見ると、上下がわりとカットされてしまうらしい。普通劇場で見ると最早真ん中しか見れない。

え、じゃあ上手いことできないのか!?と疑問が枠だろう。映像を小さくするとか。うん。できないらしいよ。

そこで登場するのが大阪ひらパーの近くにある109シネマズ大阪エキスポティIMAXになる。正義IMAX。本物IMAXだ。

ここ以外に日本に無いのか?YESエキスポティスタッフもそれを公言していた。

ちなみに次にオリジナル版で見られる映画館台湾だ。大阪の山が遠いという方は台湾とか、韓国に飛んでくれ。

エキスポティ満席になることだろう。予約必須

3作目は『散歩する侵略者黒沢清監督だ。

どうだろう。黒沢清って知ってるだろうか?意外に日本ではあまり賞を貰ってない監督だが、海外の経歴だけ見れば確実に日本トップレベル監督である

この映画も、上で書いたように既に海外批評が出ているし、ファンも多く海外に行けば役者をおいてサイン会行列海外配給も多くの国で決まっている。

ホラーの名匠でもあるが、今回の作品ホラーではない。しかも漂うエンタメ臭。映画ファンたちの先行試写の感想は興奮に満ち溢れている。

しかしたら、日本黒沢監督がやっと評価を受けることになる映画になるかもしれない。この逆輸入感がたまらない。

ダンケルク程では無いが、完全オリジナルを鑑賞するには『ドルビーサラウンド7.1』という表示があるスクリーンに入らなければならない。

ざっくり言えば邦画では超珍しいサウンドで、音が格別な映画とも言える。

またドルビーサラウンド7.1を導入している劇場でかかるかも微妙な中規模映画なので、公式サイト劇場情報確認してから見に行こう。

ドラマ版も公開後にWOWOW放送するらしい。

話題になることは間違いないだろう。筆者はWOWOWに加入していません。

というわけで三作品紹介したが「年間1本しか映画を見ない」「漫画実写しか見たことが無い」「映画とか正直かったるい」とかそういう人たちにはオススメしない。

何故なら、そういう人は多分寝る。分からなかったとヤフーレビュー(笑)に低評価をつける。

多分そんな作風からだ。

エンタメは誰にでも広いものでなければならないが、この三作の監督商業なんてどうでもいいからお前の世界を見せてくれよ!というのを求められている監督たちだ。

三人とも商業意識したら内容も興行も失敗してしまった経験をもっているし、彼らにそれを求めてはいけない。

ただ確実に言えることがある。

この三作見てたら映画ぶれる

今年の「映画通なら見とけよ三大映画」である。それが同日に公開される。

映画通でなくとも、それっぽく振舞える。映画ファンキョロ充必須ファッションアイテムなのだ

是非、三作見てほしいがまぁ、見なくても一作くらい見てほしい。

結果つまんなかったーでも映画ファンは多分怒らない。賛否が分かれるところも含め、この三監督共通点である

9月9日劇場映画ヲタが押し寄せる。

以下、金払っても後悔しないかな今年公開予定の映画リスト

ナミヤ雑貨店の奇蹟/亜人レゴ ニンジャ ザ・ムービーアウトレイジ 最終章ブレードランナー2049/ラストレシピ 麒麟の舌の記憶泥棒役者探偵はBARにいる3/スター・ウォーズ 最後ジェダイスイスアーミーマンジュリーと恋と靴工場あゝ、荒野 前後編/岩合光昭世界ネコ歩き/KUBO/彼女がその名を知らない鳥たち

2017-08-29

Call Me By Your Name@miffレビュー

8月29日、思ったより拡散したため追記。自分ではネタバレなしのつもりで書いて、ツイートにもそう明記してしまったが、ネタバレという言葉には個人差があることをすっかり忘れていた。ネタバレ見たら死ぬタイプの風上にも置けない。地雷を踏んでしまったら申し訳ない。配慮したつもりですが、どうぞご注意ください。太ももの話以外もします。

なにせ太ももがすごいらしいのである

俳優アーミー・ハマーの太ももである

サンダンス映画祭直後、賞賛と祝福の声とともに、あまりの刺激のために悩殺されてしまったという感想ツイート散見されて、映画祭参加の幸運に預かれなかったファンはもどかしさに身悶えしたのであった。

Call Me By Your Name1983年北イタリアとある町のひと夏を舞台にした、二人の青年あいだの恋を描いた映画である。くわしくはimdbを参考にされたい。

http://m.imdb.com/title/tt5726616/

この映画2016年5月世界中の一部界隈にて話題になった。言わずもがなアーミー・ハマーファン界隈である。そのあまりに蠱惑的なあらすじにつられて手に取ったのが原作小説である

そんなごく軽くかつ不純な動機で読み始めたAndré AcimanによるCall Me By Your Nameだが、回顧体で描かれた物語に一瞬で虜になった。

冒頭のシーンからして心憎いのである

まりにも印象的な出会い、一生を変えてしまうたった一言から語り始められるその物語は、意識の流れを実に巧みに取り込んだ、プルースト研究者でもある著者ならではの文体で読者を陶酔させる。やがて語り手であるエリオと一体化した読者はオリバーの冷淡さに苦しみ、意外な素顔を見せられはっと息を呑み、ただ呆然と結末を迎えることになる。

ツルゲーネフの「はつ恋」やらナボコフの「ロリータ」やらをこよなく愛するわたしにとっては好み直撃ど直球であり、そのうえアーミー・ハマーの太ももやばいとあってはなにがなんでも映画を見なくてはという気持ちになった。

しかネタバレ見ると死ぬタイプオタクにつき、どうしても世界公開より先に見たいという気持ちを抑えられない。はたしてMIFF(メルボルン国際映画祭8月3〜20日、CMBYNは4日と6日上映)に飛んだのである

笑ってほしい。

かなり早い段階でチケットも売り切れ(一度キャンセルが出たが、最終的に上映日までには両日完売!)ていたため、予想はしていたが、当日は冬のメルボルンにて1時間から長蛇の列である

席は早い者勝ちなのでみんな普通に必死だ。特に二度目の上映での、劇場をぐるり半周する列は写真に撮らなかったのが悔やまれる。みんなが手の端末にQRコードを表示させ、南半球ならではの冷たい南風に身を縮めながら待機している。

2度のCMBYN上映の他は同じくアーミー・ハマー出演のFinal Portraitに参加したばかりだが、それに比べるとやや平均年齢が下がるかなという感じ。

それでも、老若男女ということばがふさわしい、実に幅広い客層。

そんなことより映画だ。ここからネタバレはなるべく避けて進める。なにせネタバレ見ると死ぬタイプなので安心してほしい。後日一部シーンバレ感想もあげるつもりでいる。万全の態勢です。

さて、本編はピアノ音楽によって始まる。

劇中曲について、MIFFのQ&Aにてルカ・グァダニーノ監督が語っていたことだが、基本的には登場人物が耳にした音楽……エリオの弾くピアノ曲ギターオリバーが身を委ねて踊るダンスミュージック家族が耳を傾けるラジオレコード……に限った、とのことである。それを知らされるまでもなく、最初楽曲から没入感があり、一息に世界に引き込まれる。

そしてオリバーが現れる。イタリア太陽である。明るい陽光主人公エリオのいる部屋の暗がりを際立たせる。

エリオを演じる当時弱冠20歳ティモシー・シャラメは終始少年健全さと病的な魅力をひとしくたずさえて美しいが、とりわけ夜、ベッドでのシーンでの肌は内部から光を放つようだった。

アーミー・ハマーが、その見せ場においてはつねにイタリア太陽に照らされて灼けたなめらかな肌とあかるい金色に見える髪を輝かせているのと好対照で、一場一場面が絵画を見るようだった。あるいは、冒頭でわれわれを一息に映画世界に引き込む、連続的な彫刻群のショットのようだ。

この対照関係意識されたものだと思う。

エリオオリバーに魅了されるのはかならず真昼の屋外だし、エリオオリバーを室内に引き込むと、オリバーは初めて(ようやく、と言ってもいい)エリオに見とれるのだ。

野外と屋内、昼のシーンと夜のシーンが交互にさしはさまれて、われわれ観客はふたりうつくしい青年に2時間超の間目まぐるしくも目移りしてしまうのだった。

そしてくだんの、アーミー・ハマーの太ももである

ももに殺されたひとびとのツイートがいまならよくわかる。

しかしいざ太もも談議をするとなると血で血を洗う戦争になるにちがいない。

短いショーツか、あるいは水着でのシーンが大半で、太ももは終始晒されているので各人のフェイバリットももがあることだろう。

マイフェイバリットももとある場面にてエリオとともに床にぺったりと座るオリバーの太ももである。だが自分多数派である自信はない。これについてはまたあとで。

オリバー原作よりもなお複雑で謎めいたキャラクターになっていると感じる。

原作では物語がすすむにつれ、読者はエリオとともにオリバーの知らなかった一面に驚かされるのだが、映画ではむしろ序盤からオリバー大人の男としての魅力と奔放な子どものような無垢さが入れ替わり立ち替わり現れてエリオないし観客を翻弄するのである

(シーンバレありの記事にでも書くつもりだが)序盤からオリバーエリオよりも幼い子どものようないとけない振る舞いを見せ、グァダニーノ監督言葉を借りるなら、エリオより「なおイノセント」だった。

アーミーハマーファンの同志は心してかかってほしい。奇声を発するか原作エリオ言葉を借りるならswoonに至らないよう上映中握りしめるなり揉みしだくなりできる柔らかい布など持っていくことをおすすめする手ぬぐいとか)

そのような差異こそあれ、アーミー・ハマーオリバー原作を読みながら夢想していたオリバーほとんど完璧に一致していた。

この結論にはアーミーハマーのじつに感情たかな目の表現が大いに寄与しているのだと思う。たとえば「J・エドガー」でのクライドトルソン役において彼が見せたような目つきだ。沈黙の場面で熱っぽく目が話す。このものを言う目がとくに生きるのは、逆説的だが目の映らない場面で、たとえば映画の中でもひとつクライマックスにあたる戦争慰霊碑のシーンがその一例だ(トレーラーにも引用されていた)。

もうひとつ、結末に近い重要な場面でピントを外したカメラオリバーをとらえる。オリバーの顔が長く映されるのだけれど、けして鮮明な像を結ばない。観客は食い入るようにスクリーンを見つめてはじめて、自分エリオと同じようにオリバーの目に浮かぶ表情を読み取りたいと熱望していることに気づかされる。

目について語るならばティモシー・シャラメにも言及しなくてはならない。

ティモシー・シャラメは今後少なからず目にする機会が増える役者だとつくづく思いしった。身体の使い方が素晴らしく、手足の隅々まで神経を張り詰め、あるいは意図的脱力し、髪の先まで演技していると感じさせる。(この先エリオ面影を振り払うのが難しいのではとも感じるが、むしろその印象を己に利するものとして使ってほしいしこの期待は報われるにちがいない)

だがなによりも、その目つきである! トレーラーにも含まれていた、踊るオリバーをじっとりと見つめるあの目が全てではない。映画から小説通底する一人称の語りが省かれているものの(あれば安っぽくなり得たと個人的には思う)それを補って余りあるティモシー・シャラメの目つき。

まさに小説が羨む技法で、文字で書かれたフィクションを贔屓しがちな身としては、こういった映画化を見せられるとただひたすらに喜びを感じてしまう。

さてトレーラーといえば、あの実に夢見心地で幻惑的で、緊張感とせつない予感に満ちた映像を、わたしだってリリース直後には再生する手が止まらなかったほど熱愛しているが、 本編とは少しトーンが違っているとも思える。

トレーラーから、そして原作から想像していたものにくらべると、より明るく、ユーモアがあり、笑いだしてしまう瞬間がある。

かなりの頻度で笑いが起こっていたが、これは映画祭だったのと、おそらく英語圏中心とおもわれる観客層も関係してくるのかもしれない。

ただ、エリオ食卓でのとあるシーンについては国内映画館でも笑いが起きると予想できる。そしてその直後におとずれるエリオオリバー官能的な接触に息をのむことになることも。(さてくだんのマイフェイバリット太腿はこの場面で登場する。すくなくとも個人的にはこの場面はお祭りだった。細いのに肉感的な大腿部に釘付けになるあまり台詞をごっそり聞き逃したのだ……)

こういった感覚の急激な転換は映画全体を通して言えることで、一瞬たりとも気を抜けないと感じた。ほほえましく口元を緩めた直後に、心臓が指でひっつかまれるように締め付けられる。

ところどころに埋め込まれた、笑える箇所について、今ふと思ったが、これは原作にて重要役割果たしているが本来映画だと表現しにくい「時間性」をどうにか持ち込もうとした結果なのかもしれない。

10代のころの恋愛とか、恋愛でなくてもエモーショナルなやりとりは当時は必死真剣なんだけれど、そのときの行動を大人になって振り返ってみると、わがことながらおかしくて笑ってしまう、あの感じがよみがえるみたいだ。

そのようなノスタルジーを引き起こす展開に身を委ねるうち、二度の上映は割れんばかりの拍手でしめくくられた。自分も同じように手を叩きながらLater、と軽やかな別れの言葉脳内で繰り返していた。原作で読んで想像していたよりもなおあっさりと、冷淡で、なのに奇妙に耳に残るオリバーの声。

一夏の客人のその挨拶を、エリオが、母が、父が真似たように、自分もつい口にしたくなるはずだ。

じつは原作を読んだ時から自分は最適な読者じゃないと思っていた。

小説として心から好んではいものの、「この物語自分物語だ」「この物語によって救われた」「こういう物語が描かれるのをずっと待っていた」と感じる人がいることを、一行読むごとに、確信し続けたからだ。

この映画現代を生きるごく若いセクシュアルマイノリティに届くことを願っている。

キャロル』がそうであったように、相手性別特別なのではなく、ただその相手特別だっただけ、ということを描いた映画。だが一方で、両親という存在の描かれ方において、この作品はこれまでのクィア作品と一線を画している。

そして、『ムーンライト』があまりにも普通恋愛映画であるという事実特別だったのと同様に、Call Me By Your Nameエリオの一夏の恋愛は美しいと同時に「ごく普通青少年悶々とする」という部分が色濃くて、その事実をとにかく祝福したい。

自分はこの映画クィア映画だとは思っていないのだとグァダニーノ監督がQ&Aで語っていたが、この言葉がすべてだと思う。

10代の頃に出会ってたら人生が変わっていたなと確信を持つ映画はいくつかあるけれどCMBYNはそのトップに躍り出た。

現在のところレーティングはR18のようだけれど、そこまで直接的なショットはなかったように思う。

何かが起こったこと、そして何が起こったかから目をそらすという悪い意味での曖昧さは無いが、物語破綻させないように、そして必要以上にセンセーショナルに煽らないと努めての結果なのかもしれない。

からこそ、PG12かR15バージョンが作られるといいなと思っている。エリオと同年代の、この映画肯定感を本当に必要としているひとたちに見てもらいたい。

キャストきっかけに興味を持ったCMBYNだが、自分の中にそびえる金字塔を打ち立てた。日本に来た時にも従来の俳優物語ファンに愛されるのはもちろん、新しい映画として多くの観客に愛してほしい。そして本当に必要としているひとにぜひとも届いてほしいと思う。

ちょうどこのレビューを書いている最中8月23日)にMIFFの観客賞が発表され、Call Me By Your Nameが晴れて1位を獲得した。http://miff.com.au/about/film-awards/audience#

もちろん自分も最高点の星5つで投票したし、あの盛り上がりを考えると納得の結果だ。

アジア内では台湾映画祭での上映が決まっているCMBYN。東京国際映画祭に来ないはずがない、と信じている。

お願いします。

邦訳本もどうぞよしなに。

2017-06-29

夜明け告げるルーのうたアヌシー映画祭最高賞受賞記念SP

2017年6月29日(木) 24時55分~25時25分

深夜にやるってことは要するにマニア層向けの賞でしかないって言ってるようなもんじゃ

2017-06-19

https://anond.hatelabo.jp/20170619104209

かぐや姫の物語レッドタートルを「やーいジブリのくせにコケコケた」とメディアがはやし立てたりしたのもそういう世間意識によるところがありそう。

映画祭って商業要素の少ない鑑賞会っていう役割ビジネスとしての見本市っていう役割が表裏一体になってるけど、

鑑賞会で褒めてもらったっていうのをビジネス的なセールスポイントにするっていうことに違和感が出てきてるのかもね。

審査員は娯楽作の売り込みをしようと思ってるわけじゃなくて良いと思ったもの推挙してるだけだし。(いろいろあるのかもしれないけど建前ではね)

映画批評がちゃんと機能してれば日本でも他人の推薦するものを見に行くスタイルができてたのかもしれないけど、

批評家が信頼されてないから、なんとなくすごい賞とったか野次馬根性でみんな見に来いみたいなプロモーションなっちゃうんじゃないだろうか。

世界三大ファンタスティック映画祭存在意義をわかってくれる人とか今の日本でそんないないのかもしれない。

https://anond.hatelabo.jp/20170619155748

マウンティングおつかれさん

モントリオール映画祭がとても規模の大きくて本当は結構有名だってことやアヌシーが実質カンヌ映画祭アニメ部門だってことは知ってるよ

モントリオールが半端発言」みたときは俺も無茶苦茶なこと言うやつがいるんだなあとは思ったよ

でもまあそういうことを吐き捨てる奴がいる程度に、映画に興味ないやつからは知られてないんだよ

いくらFIAPF公認権威ある賞でもロカルノ国際映画祭は「なにそれ」扱いで東京国際映画祭は「電通テレビ局配給会社が仕掛けてるだろう寒いイベント」扱い

世間的な扱いはそういうもんなんだよな悲しいが

まあ映画好きや制作者(not製作)はそんな無知蒙昧な奴らなんか無視して暗い部屋で鑑賞に没頭するまでだ

https://anond.hatelabo.jp/20170619104209

ザクレブ映画祭アヌシー映画祭アカデミー賞カンヌ映画祭の違いも分からないやつが言う問題じゃないだろ

ファンタスティック映画祭がどういうものかも知らないで

それにそういう海外賞って基本的映画祭りのイベントの一つなんだよ。

それも分からないで日本の賞と比べて云々ってアホすぎる。

祭りをしてもいけないのか。

外国映画賞取得がダサくなってきた

いや、ルーとか片隅が悪いって話じゃないんだけどね。

評価されることは素直に喜ばしいことだし。

俺はどっちも好きな作品だし、今回の話に当てはまらないし。


ただ、最近邦画の流れみてるとこの手の海外映画祭とかに出展して

実績を利用して国内宣伝するって手法がダサく感じるようになってきた。

邦画はなんか出羽の守化しててすげーだせえ。

一部の映画なんか何の賞も貰ってないのにただ、出展しただけで箔つけましたよみたいなドヤ顔感漂ってるし。

その辺、日本人も感じてるのか海外で賞貰ったところで興行ほとんど影響が出ない。

千と千尋とかみたいにもともと売れてる作品評価されるんなら見ようかなって人増えそうだけど。

海外で賞貰っても、どうせアート系でしょ?

みたいな感じになってきて逆効果すら感じる。

そのせいかアニメ映画賞とかじゃなくてエンタメ系のアニメエキスポとかイベント出展が増えてく気がする。

2017-06-18

海外では絶対受けないと思ってたんだけど

夜明けを告げるルーのうた。これはもう発表された段階で海外視野は見えていた。

多分日本では厳しいが、きっと海外とくにヨーロッパ圏では受けるだろうなと。ただし脚本に一抹の不安はあったが杞憂だったようだ。

エイプリルフール公式利用されたうえにちょっと滑ってしまったルー大柴も喜んでいるだろう。

ただしやはり日本での評価は厳しくなると思う。どんな世界映画でも国内国外評価は分かれるものだ。その国の気質があるのだから邦画に限ったことではない。

結果的湯浅監督次回作が見られる(しか予算あがる)ということだけで嬉しいものがある。

驚いたのが「この世界の片隅に」で、エンタメ色はあるといえばあると思うが無いと言えば無いし、日本の歴史にある程度精通してないと理解できない部分も多い。

今回の公式上映中も「盛り上がるクライマックスはどこ?」という質問監督に飛んでいた。(国内外アニメファンがその質問同意したり失笑していたが、エンドロールだと監督は答えていた)

あとWW2の日本映画というのも不利だ。

例えば「火垂るの墓」なんかは国外アニメファンジブリブランドも手伝って多くの人が見ているらしいのだが

海外評価されたかというと、時代もあるが一部の無名賞でしか評価されていない。

出来が気に入らなかったのか、といえば多分違っており、昨今では見ておくべきアニメ映画の一つとして海外に広がっている。

これはなにを意味するかというと「賞を与えるべきでは無い」という心理があるからだ。

実際「この世界の片隅に」もアジアからの反応は複雑なものが時折見受けられている。どこまで理解しているのかは謎だが、のんさん効果映画祭りには呼ばれているようだ(のんさんアジア人気あるわ)

が、しかし今回のアヌシーでは発表前の予想段階からレビューサイトの点数を見ても有力候補だった。(ゴッホアニメとの競合。多分ルーは観客賞の雰囲気だったが、これはサプライズ

次点という扱いだが審査員賞というと百日紅もとっているので、国外に出ると知識を持ったちょっとインテリ向けなのは否定しないし

オープニング作品にも選ばれていたので、審査員に本作激押しの人が居たのかもしれないと睨んでいるのだが

個人的サプライズだった。日本的であり日本人が好んだストーリー極右極左は嫌ってたの笑ったが)であまりにも日本人が辛いだけの映画

外国人に届く。というのは、作品構成だったり熱意だったり出来だったりが良かったのは間違いないし

火垂るの墓以降20数年経って、「日本」の印象が少し変わっているというのも分かる。

アニメだけではなく、実写も舞台も本も漫画も、この先きっともっと自由に作って海外の人に届く日が来るのかもしれない。

この世界の片隅にはこのあとそのままLA映画祭に行くようだけど(監督スケジュールめちゃくちゃ大変だな?)

断言しよう。ギブミーチョコレート批判があるから受賞しない!

アヌシー国際映画祭

夜明けを告げるルーの歌とこの世界の片隅にが賞を取ったが、平成狸合戦ぽんぽこ以来の快挙と報道されているのを見て随分センスの悪い賞だなとテンション下がった。

2017-04-07

映画祭ジャンパー

歩行者信号が青になるのを待っていたら、目の前の人の背中に「TOKYO INTERNATIONAL FANTASTIC FILM FESTIVAL」と書かれていた。男性。年齢はよく分からず。学生さんではないけれど、ジイさんでもない。

何年のノベルティなのかは特定できず。Google画像検索してみたけれどダメ。そもそも、東京ファンタスティック映画祭が開催されたのが何年だったのかも分からないのだけれど、そこを調べるほどの熱意が出てくるでもなし。本件終了で。

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