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はてなキーワード: 量子もつれとは

2024-02-04

エンタングルメント

Googleで完全一検索したら約80700件ヒットした。

"量子もつれ"で完全一検索すると約140000件ヒットするので、思ったよりは認知度に差がない。

エンタングルメントで完全一検索すると「エンタングルメントお気持ちを知る」という東大PDFトップに出てきて、なんとなく煽られてるような気持ちになれる。

2023-11-18

セガが勝ち、増田が生き残った世界

アベマプライムの見逃しで、物理学者タイムトラベルについて語る回を観た。

するとそこでは量子もつれによる過去改変について話していて、曰く「人間過去に戻るのは不可能だけど、情報などの質量を持たないものなら過去に行ける」とのこと。

関連してシュタゲ言及していたのは嬉しかったし、一方が決まることでもう一方が決まる。

この原理を用いることで過去を変えることが出来るという話はとても興味深かった。

とすると、セガソニーに勝ち、増田が封鎖されず存続している世界線も有り得るという話なのかもしれない。

2023-10-02

anond:20231002075225

「三体」のダメなところは智子の設定に集約されている。

智子というのは三体人が地球技術的発展をかく乱するために送り込んだ陽子一つ分のコンピュータなのだが、これの製造過程描写素人でも一瞬で分かる大嘘が書いてある。

三体人は粒子の次元操作することが可能らしく(この理論根拠は全く描写がない)、次元の数を増やしたり減らしたりして、内部に回路を作る(劇中では核力を整形してエッチングするというような説明がある)が、2次元展開した陽子が三体世界を包み込んだとき、全体が鏡面になって惑星自体を映し出す場面がある。

自分は反射の核物理的な原理を詳しく知らない。おそらく電場や磁界が電磁波の進行方向を曲げるのだと思うが、陽子一つ分のエネルギー惑星全体を映し出す電磁波を同時に偏光させることが出来るはずがない。一つ一つの光子エネルギー対応するだけの電場あるいば磁界を形作る必要があるが、もし出来るのだとしたら、それはエネルギー保存則に反している。六次元空間から三次元投影された智子に国家元首が触れると「空気抵抗」を感じるが、これも同様の理由により間違っている。

明らかに劉慈欣は次元コントロールによって空間と共にエネルギーの総量もコントロールされうるという混淆を侵している。この混淆を取り払ってみれば、そもそも陽子つのエネルギー計算機構成するというのもまず不可能相談であるということが分かる。核力によって形作られた回路には、電子の代わりに情報媒介する何らかの量子が必要だが、必要とされる量子、あるいは回路を構成するエネルギーは軽く陽子一つ分を超えてしまうだろう。現代では情報を伝達するには相応のエネルギー必要なことが分かっており、実験で確かめられてさえいる。

(ついでに言うと量子もつれによってスピン状態を検知して、智子をコントロールするという話も出てくるが、もちろんこれも間違っている。量子もつれによる同期は情報を伝達しないことが分かっているのだ。もしも情報を伝達するならそれは光速度不変則に反することになる)

この事実は本作が一見論理的に見えて、その実極度に倒錯的な性質を表している。なにしろ質量関係から智子(陽子一つ分)を送り込む必要性をあらかじめ説いたのは劉慈欣自身なのだ質量問題回避するために作り出した智子の設定の方が盛大にエネルギー保存則を破っているというのは一体どんな種類の皮肉なのだろうか。無論劉自身がそのような皮肉意図した形跡もなく、センスが悪いとか荒削りとかいレベルさらに下回っているとしか言いようがない。自分の課したルール自分で破る作品に、まともな完成度を認めないのは、自分には正常な判断に思える。

この本の最大の皮肉は、馬鹿げているのに面白いジョークでもない物語が、英米SFがつまらなくなった状況(その他の国に面白い作品があるわけでもない)がゆえに耳目を集め、あまつさえ世界的なヒットになってしまたことではないか。このあたりが古いSFファンが見向きもせず(最もまともに作品批評できる連中は残っていないのかもしれない)、根強く批判が消えない理由だと思うのだが。

2023-05-17

anond:20230517131352

それでは、あまり一般的には知られていない興味深い知識をいくつかご紹介します。

 

量子もつれ: 量子力学には「量子もつれ」という現象があります。これは、2つの粒子が一度関連付けられると、それらがどれだけ離れていても、一方の状態を変更すると、即座にもう一方の状態も変更されるという現象です。アルバート・アインシュタインはこの現象を「スポーキーな遠隔作用」と呼んでいました。この現象は、量子コンピュータや量子通信の基礎をなす重要概念です。

 

オクトパス遺伝子: オクトパスは、その遺伝子構造が他の生物と大きく異なることで知られています。通常、生物遺伝子はその種が進化する過程で徐々に変化していきますが、オクトパス遺伝子は突然大きく変化することがあります。これは「エピジェネティック進化」と呼ばれ、オクトパスがその特異な生態と高度な知能を持つ原因とも考えられています

 

"The Room"という映画: 2003年に公開された"The Room"は、その稀有プロット、不自然対話、そして技術的な問題から、「史上最も悪い映画」とも評されることがありますしかし、そのユニークさが反面、カルト的な人気を博し、今では多くの映画祭やイベントで上映されています

 

デザートガラス: 約2900万年前、エジプト砂漠に巨大な隕石が落下し、その衝撃で周囲の砂が一瞬で融解し、ガラス状に固まったものデザートガラスです。古代エジプト人はこのガラス宝石として利用していました。キングツタンカーメンの墓から出土したネックレスにも、デザートガラス使用されていました。

 

"Noby Noby Boy"というゲーム: "Noby Noby Boy"は、その非常にユニークゲームプレイで知られていますプレイヤーは伸び縮みするキャラクター、"BOY"を操作し、オブジェクト建物動物などを食べて長さを伸ばしていくというゲームです。プレイヤーが伸ばした長さは、他のプレイヤーと共有され、全員で「GIRL」というキャラクターの長さを伸ばすことが目的となっています。このゲームは、ユニークアイデアシュール世界観カルト的な人気を持っています

 

タータグリア語の存在: タータグリア語は、実在する言語ですが、その言語が持つ音声と文法構造が非常に複雑であるため、話者が非常に少ないとされています。これは、カフカス山脈地域ダゲスタン共和国で話されている言語の1つです。タータグリア語は、多くの子音と複雑な子音クラスターさらに複雑な文法を持っており、その独特の特徴から言語学者たちの興味を引いています

 

ホヤの眼球: ホヤは、海の無脊椎動物であり、その中でも特に興味深いものが、ホヤの眼球です。ホヤの眼球は、進化過程で退化し、非常に単純化された形状をしていますが、それでも光を感知する能力を持っています。この珍しい眼球は、動物視覚システム研究において、非常に興味深い対象となっています

 

"Cory in the House"というアニメ: "Cory in the House"は、アメリカテレビドラマシリーズであり、実写で制作されていますが、インターネット上のジョークとして「最高のアニメ」と称されることがあります。このジョークは、インターネットミームとして広まり、一部のアニメファンから愛されるようになりました。

 

 

 

このように、普通生活ではなかなか知ることが難しい情報トリビアがたくさん存在します。これらの知識が、日常生活に彩りを与え、さまざまな話題について学ぶきっかけとなることを願っています

2023-02-08

[]シュレーディンガーの猫のいくつかの解釈

シュレーディンガーアインシュタインに宛てて、量子力学コペンハーゲン解釈の重大な欠陥を明らかにするために、架空実験装置を作った。この解釈では、量子系は外部の観測者と相互作用するまで、2つ以上の状態の重ね合わせに留まるとされる[1]。

この効果を、原子というミクロ世界特殊性として片付けることはできるかもしれないが、その世界が、テーブル椅子、猫といったマクロ日常世界に直接影響を及ぼすとしたらどうだろうか。シュレーディンガー思考実験は、それを明らかにすることで、量子力学コペンハーゲン解釈不条理を明らかにしようとした。 粒子が重ね合わされた状態にあることは、一つの事実だ。しかし猫はどうだろう。猫はどちらか一方にしかさないし、死んだり生きていたりもしない。

ガイガーカウンターの中に、ほんの少しの放射性物質が入っていて、1時間のうちに原子の1つが崩壊するかもしれないが、同じ確率で1つも崩壊しないかもしれない。このシステム全体を1時間放置しておくと、その間、原子崩壊していなければ、猫はまだ生きていると言うだろう。システム全体のΨ関数(波動関数)は、その中に生きている猫と死んだ猫(表現は悪いが)が等しく混ざり合っていることで、このことを表現している。

この思考実験意味合いについては、多くの現代的な解釈や読み方がある。あるものは、量子力学によって混乱した世界に秩序を取り戻そうとするものである。また、複数宇宙複数の猫が生まれると考えるものもあり、「重ね合わせられた猫」がむしろ平凡に見えてくるかもしれない。

 

1. シュレーディンガーのQBist猫について

通常の話では、波動関数は箱入りのネコ記述する。QBismでは、箱を開けたら何が起こるかについてのエージェントの信念を記述する。

例えば、Aさんがギャンブラーだとしよう。ネコの生死を賭けたいが、量子波動関数が最も正確な確率を与えてくれることを知っている。しかし、世の中には波動関数のラベルがない。自分で書き留めなければならない。自由に使えるのは、Aさん自身過去の行動とその結果だけである。なので結果として得られる波動関数は、独立した現実を反映したものではない。世界がAさんにどう反応したかという個人的歴史なのだ

今、Aさんは箱を開けた。死んだ猫、あるいは生きている猫を体験する。いずれにせよ、Aさんは自分の信念を更新し、将来の出会いに期待するようになる。他の人が不思議な「波動関数崩壊」と呼ぶものは、QBistにとっては、エージェント自分の 賭けに手を加えることなのだ。

重ね合わせを形成するのはエージェントの信念であり、その信念の構造から猫について何かわかる。なぜなら、波動関数は、エージェントが箱に対して取り得るすべての行動(相互排他的な行動も含む)に関する信念をコード化しており、Aさんの信念が互いに矛盾しない唯一の方法は、測定されていない猫に固有の状態が全く存在しない場合からである

QBistの話の教訓は,ジョン・ホイーラーの言葉を借りれば参加型宇宙であるということである

 

2. ボーミアンについて

量子力学コペンハーゲン解釈によれば、電子のような量子粒子は、人が見るまで、つまり適切な「測定」を行うまで、その位置を持たない。シュレーディンガーは、もしコペンハーゲン解釈が正しいとするならば、電子に当てはまることは、より大きな物体特に猫にも当てはまることを示した:猫を見るまでは、猫は死んでいないし生きていない、という状況を作り出すことができる。

ここで、いくつかの疑問が生じる。なぜ、「見る」ことがそんなに重要なのか?

量子力学には、ボーム力学というシンプルでわかりやすい版があり、そこでは、量子粒子は常に位置を持っている。 猫や猫の状態についても同様だ。

なぜ物理学者たちは、シュレーディンガーの猫のような奇妙でありえないものにこだわったのだろうか?それは、物理学者たちが、波動関数による系の量子的な記述が、その系の完全な記述に違いないと思い込んでいたかである。このようなことは、最初からあり得ないことだと思われていた。粒子系の完全な記述には、粒子の位置も含まれるに違いないと考えたのである。 もし、そのように主張するならば、ボーミアン・メカニクスにすぐに到達する。

 

3. 知識可能性について

シュレーディンガーの猫の本当の意味は、実在論とは何の関係もないと思う人もいる。それは、知識可能性と関係があるのだ。問題は、量子世界が非現実であることではなく、量子系を知識対象として安定化できないことである

通常の知識論理では、私たち質問とは無関係に、知るべき対象がそこに存在することが前提になる。しかし、量子の場合、この前提が成り立たない。量子力学的なシステムに対して、測定という形で問いを投げかけると、得られる答えに干渉してしまう。

 

4. 反実仮想的な本質

シュレーディンガー実験には、3つの基本的意味がある。

これらの本質的な特徴は「反実仮想」であり、何があるかないか現実)ではなく、何が可能不可能かについてである。実際、量子論の全体は反実仮想の上に成り立っている。反実仮想性質は、量子論運動法則よりも一般的であり、より深い構造を明らかにするものからだ。

量子論後継者は、運動法則根本的に異なるかもしれないが、反実仮想性質を示すことで、重ね合わせやエンタングルメントさらには新しい現象可能になるだろう。

シュレーディンガーは、仮想的な猫の実験で何を言いたかったのだろうか?現在では、シュレーディンガーは、量子論は、猫が死んでも生きてもいない浮遊状態にある物理可能性を示唆していると主張したと一般に言われている。しかし、それは正反対であるシュレーディンガーは、そのようなことは明らかに不合理であり、そのような結果をもたらす量子論理解しようとする試みは拒否されるべきであると考えたのである

シュレーディンガーは、量子力学波動関数は、個々のシステムの完全な物理記述提供することはできないと主張したアインシュタイン-ポドロスキー-ローゼン論文に反発していたのであるEPRは、遠く離れた実験結果の相関関係や「spooky-a-distance(不気味な作用)」に着目して、その結論を導き出したのである

シュレーディンガーは、2つの前提条件と距離効果とは無関係に、同じような結論に到達している。彼は、もし1)波動関数が完全な物理記述提供し、2)それが「測定」が行われるまで常に彼自身シュレーディンガー)の方程式によって進化するなら、猫はそのような状態に陥る可能性があるが、それは明らかに不合理であることを示したのだ。したがって、ジョン・ベル言葉を借りれば、「シュレーディンガー方程式によって与えられる波動関数がすべてではないか、あるいは、それが正しくないかのどちらか」なのである

もし、その波動関数がすべてでないなら、いわゆる「隠れた変数」を仮定しなければならない(隠れていない方が良いのだが)。もし、それが正しくないのであれば、波動関数の「客観的崩壊」が存在することになる。以上が、Schrödingerが認識していた量子力学形式理解するための2つのアプローチである。いわゆる「多世界解釈は、1も2も否定せずにやり過ごそうとして、結局はシュレーディンガー馬鹿にしていた結論に直面することになる。

 

5. 波動関数実在論について

シュレーディンガーの例は、量子システムの不確定性をミクロ領域に閉じ込めることができないことを示した。ミクロな系の不確定性とマクロな系の不確定性を猫のように絡ませることが考えられるので、量子力学ミクロな系と同様にマクロな系にも不確定性を含意している。

問題は、この不確定性を形而上学的(世界における)に解釈するか、それとも単に認識論的(我々が知っていることにおける)に解釈するかということであるシュレーディンガーは、「手ぶれやピンボケ写真と、雲や霧のスナップショットとは違う」と指摘し、量子不確定性の解釈はどちらも問題であるとした。量子もつれは、このように二律背反関係にある。

ベルが彼の定理実験的に検証する前、量子力学技術が発展し、もつ状態実在性を利用し、巨視的なもつシステムを作り出す技術が開発される前、形而上学的な雲のオプションテーブルから外されるのが妥当であった。しかし、もしもつれが実在するならば、それに対する形而上学的な解釈必要である

波動関数実在論とは、量子系を波動関数、つまり、死んだ猫に対応する領域と生きた猫に対応する領域で振幅を持つように進化しうる場と見なす解釈アプローチであるシュレーディンガーが知っていたように、このアプローチを真面目に実行すると、これらの場が広がる背景空間は、量子波動関数自由度を収容できる超高次元空間となる。

 

6. 超決定論について

不変集合論IST)は、エネルギーの離散的性質に関するプランク洞察を、今度は量子力学状態空間に再適用することによって導き出された量子物理学のモデルであるISTでは、量子力学連続ヒルベルト空間が、ある種の離散的な格子に置き換えられる。この格子には、実験者が量子系に対して測定を行ったかもしれないが、実際には行わなかったという反実仮想世界存在し、このような反実仮想世界は格子の構造矛盾している。このように、IST形式的には「超決定論」であり、実験者が行う測定は、測定する粒子から独立しているわけではない。

ISTでは、ISTの格子上にある状態は、世界アンサンブル対応し、各世界状態空間特別な部分集合上で進化する決定論的系である非線形力学理論に基づき、この部分集合は「不変集合」と呼ばれる。格子の隙間にある反実仮想世界は、不変集合上には存在しない。

アインシュタインは、量子波動関数は、不気味な距離作用や不確定性を持たない世界アンサンブル記述していると考えていたが、これは実現可能である特にシュレーディンガーの猫は、死んでいるか生きているかのどちらかであり、両方ではないのだ。

 

7. 関係量子力学について

シュレーディンガーの猫の寓話に混乱をもたらしたのは、物理システムが非関係的な性質を持つという形而上学仮定である。 もし全ての性質関係であるならば、見かけ上のパラドックスは解消されるかもしれない。

猫に関しては、毒が出るか出ないか、猫自身が生きているか死んでいるかであるしかし、この現象は箱の外にある物理系には関係ない。

箱の外の物理系に対しては、猫が起きていても眠っていても、猫との相互作用がなければその性質は実現されず、箱と外部系との将来の相互作用には、原理的に、猫がその系に対して確実に起きていたり確実に眠っていたりした場合には不可能だった干渉作用が含まれ可能性があるからだ。

まり波動関数崩壊」は、猫が毒と相互作用することによって、ある性質が実現されることを表し、「ユニタリ進化」は、外部システムに対する性質の実現確率進化を表すのである。 これが、量子論関係論的解釈における「見かけのパラドックス」の解決策とされる。

 

8. 多世界

物理学者たちは古典物理学では観測された現象説明できないことに気づき量子論現象論的法則発見された。 しかし、量子力学科学理論として受け入れられるようになったのは、シュレーディンガー方程式を考案してからである

シュレーディンガーは、自分方程式放射性崩壊の検出などの量子測定の解析に適用すると、生きている猫と死んでいる猫の両方が存在するような、複数の結果が並列に存在することになることに気づいた。実はこの状況は、よく言われるように2匹の猫が並列に存在するのではなく、生きている1匹の猫と、異なる時期に死んだ多数の猫が並列に存在することに相当する。

このことは、シュレーディンガーにとって重大な問題であり、量子測定中に量子状態崩壊することによって、量子系の進化記述する方程式としての普遍的有効性が失われることを、彼は不本意ながら受け入れた。崩壊は、そのランダム性と遠方での作用から、受け入れてはならないのだろうか。その代わりに、パラレルワールド存在が示されれる。これこそが、非局所的な作用回避し、自然界における決定論を守る一つの可能である

[1] https://en.wikipedia.org/wiki/Schr%C3%B6dinger%27s_cat

2023-01-15

anond:20230115024945

創発を起こす量子もつれ物理現象だしなあ

人が理解していようがいまいが物理は変わらんよ

2022-12-13

量子もつれに対して今持ってるイメージ量子もつれが量子間の距離関係なく起こることを非局在性によるものと言って片づけるのははっきりいって説明から逃げてるだけだよな。なぜ空間の大きさな無視しているかのように振る舞うのかか疑問なのにそれに対して非局在性があるからというはトートロジー的というか理由になってない。

二種類の色玉が入ったガラガラ回すタイプ抽選機があったとして、この抽選機は普通のものと違い玉の出口にホースのようなある程度曲げたりできる、不透明な筒が垂れ下がった状態接続されているとする。

抽選機を回せばどちらかの玉が排出されるが排出口と筒の入り口はぴったりくっついてるので何が出たか確認できない。

玉は重力に従って筒の中を安定した速度で転がっていくが、とにかく転がっている先の方で筒を切ってみることではじめて何が排出されたか確認できる。

この玉が何が何色かわかれば抽選機に入っている残りの玉の色も観測せずと確定する、という具合か。

最初抽選機に玉を入れる作業人為的に行うもつれの設定に相当する。でも具体的に各量子にがどの状態であるかについては人為的に設定、関与できないから、どの色が排出されるかが確率論であるように、量子もつれという現象が起こるのではとイメージした。このイメージだとなんの不可思議なことは起こっていないことになる。確率論であるからといって抽選玉が重ね合わせを起こしているわけでは当然ないのだから

まあこのイメージは多分穴があるんだろう。

なのでもう一つ考えておく。

凸型と凹型の互いがぴったりくっつくパズルピースの一方を誰かに運ぶとする。

ただしそのパズルピースは加工される段階で凸型と凹型に分離する前に、決まった面積の判子がランダム位置に押されたうえで、各ピースにそれと同じ大きさの不透明な薄片がぴったり貼られる。一連の流れはブラックボックスのなかで機械処理によって行われ人間は完成品だけを見ることができる。

運ぶ側が凸を運ぶか凹を運ぶかの指定はできる。これはもつれを設定した量子のうちどっちのモーメントを送るかということに相当する。

しかし測定器を傾けた場合にどう観測されるかというところまでは人為的に関与できない。傾けた場合観測されるモーメントがピースの片方に押された分のハンコの面積に相当する。

送られた側は薄片を剥がしてハンコの面積を図れば、送った側が持っているピースのハンコの面積も確定するという具合か。

ようはモーメントを矢印とみなしたとき人間指定できるのは、左か右かということだけ。←、→。

しか人間はこれを「平面的にしか」捉えられない。というのもこれは、上あるいは下にも矢印が突き出た矢印のようなものなのだ。Lがたの積み木のようなものを上から見れば出っ張っているかどうか分かりづらくなる(場合によっては分からなくなる)ことを想像してほしい。

もっといえば左か右かということは指定できるが、それが「左手系」か「右手系」かには関与できない/いままでのもつれを確かめ実験でしてこなかったようなものだと思う。

左かつ左手系(上)なら、もう片方のもつれの関係にあるやつは右かつ右手系(下)なんだよ。同じ左でも右手系ならその相棒左手系なので上なんだよ。もつれを調べる過程でモーメントを指定する過程において、そのモーメントがここでいう右手のもの左手のものなのかは観測できないので区別できないから、こういうことが起こるんだと思う。観測できないなというのは、観測したら確定しちゃってもつれがあるかどうか調べられなくなるからね。

2022-12-12

量子もつれ観測してある状態だと分かったときは、観測前についても、その状態特定状態として継続していた、あるいはその観測自体によって観測後の状態に変わるような、つまり観測前と観測後が因果論的に結びついているような、ある特定状態であったと言えるのだろうか。それとも観測する場合観測しない場合区別なく、観測していないときのことを切り取って考える限りは、単なる状態の重ね合わせだったと言うのだろうか。

2020-03-29

anond:20200329001556

俺の出した案じゃなくていいけどぜったい1つ選んで実行しろよ。絶対だぞ

2019-10-02

三体を読んだ(英訳で)

面白いのだけど、Sophonの設定がサイエンス的に無理すぎてかなり萎える。多分2・3冊目は買わないと思う。

エイリアン地球までやってくるのに400年かかるから、その間にあんまり地球科学技術が発達しすぎないよう妨害する、という設定は十分にありえるし、面白い

でもそれを達成するために、量子もつれを使って光速を超える通信ができるとか(できない)、陽子サイズAI効果的に加速器センサー妨害できるとか無理に決まっている。

ファンタジーじゃないんだから、もうちょっとリアリティのあるトリックがほしかった(ワームホールかいろいろ方法はあるだろう)。

2019-03-24

神様存在することが証明された

量子もつれに関して不思議なのは宇宙のある1点に置かれた粒子が、他の点に置かれた粒子と、両者間の距離関係なく関連し合うことだ。このため、一方の粒子を測定すると、どれだけ離れていようとも、ただちに、もう一方の粒子の測定値に影響を及ぼす。

https://www.technologyreview.jp/s/88840/how-the-nature-of-cause-and-effect-will-determine-the-future-of-quantum-technology/

キリシタン弾圧した江戸幕府とその末裔どもは反省文を提出しろ

2017-11-06

anond:20171106003805

wikipedia引いておきながら一行も読んでないだろ

量子もつれは複合系の状態が部分系の状態直積でないこと、

まり平たく言えば部分系の状態同士が相関を持つことであって

「1と0の両方の状態を同時に取ること」とは定義関係ない

さらに言えば「1と0の両方の状態を同時に取ること」も多値論理とは全く関係ない

2016-07-09

http://anond.hatelabo.jp/20160708214547

ブコメじゃ短すぎるので増田に書くよ。

クッキーだって、断面を観測するまで断面の状態は確定しないのではないですか?

片方の断面を確認する瞬間まで、クッキーの断面は「可能性が重なり合った状態」になるのでは?

まず前提として、"重ね合わせ"は基本的に量子レベルミクロ世界のものなのです。

クッキーマクロ世界存在から可能性が重なった状態」にはなってない。

から割ったクッキー観測しようがしまいが、割れた断面は確定しているわけです。OK?

注意深く条件設定した場合クッキーの断面情報は、量子もつれ情報とどう違うのか?

それじゃ次は"注意深く条件設定した場合"はどうなるのか話してみよう。

"シュレーディンガーの猫"というのは、放射性元素崩壊っていうミクロな話を、猫の生死っていうマクロな話に上手いこと連動させた思考実験なのね。

放射性元素崩壊ってのは確率的な現象で、観測されるまでは"崩壊した/してない"ていう重ね合わせ状態にある。

そこで、十分に少量の放射性物質ガイガーカウンターとそれに連動したハンマー(放射線検知したら振り下ろされる)、あとは揮発性の毒が入った瓶をハンマーの下に設置して、それら一式を猫と一緒に鉄の箱に入れる。

すると、箱の中が観測されるまで

放射性元素は"崩壊した/してない"って重ね合わせ状態

ガイガーカウンターは"放射線検知した/してない"って重ね合わせ状態

・連動ハンマーは"振り下ろされた/されてない"って重ね合わせ状態

・毒瓶は"割れた/割れてない"って重ね合わせ状態

・猫は"(毒で)死んだ/生きている"って重ね合わせ状態

になるわけよ。

ミクロ世界だけだと思った?残念!実はマクロ世界でもあり得るのでした!」ってのがこの思考実験キモね。

で、クッキーの話に戻るんだけど、状態が重ね合わさったクッキー自体シュレーディンガーの猫と同じギミック作成可能よ。

ガイガーカウンター連動ハンマーで叩き割るのを毒瓶でなくてクッキーのものにすれば、"割れている/いない"って重ね合い状態が作れるでしょ。

これが"注意深く条件設定"して作成した量子重ね合わせクッキーにあたるのかな。

でもそこから量子もつれに持っていくのが無理。

無理というか私の貧弱な想像力ではクッキー量子もつれ状態に持っていけるギミックが思いつかないというだけなんだけども。

そういうわけで、"注意深く条件設定した場合"でも"量子もつれクッキー"なんて想定できないから、それをもとに回答なんかできないわけ。

そいで、もし元増田が想定できるんならそれを教えてちょうだいな、というのがブコメ("注意深く条件設定した場合"をまず~)の趣旨だったのね。

でまあ過程とか無視して量子もつれクッキー作ったらどうなるの?っていう卓袱台返しだけど↓

どうにかして「可能性が重なった状態」のふたつに割ったクッキーを作ったら、量子もつれ状態の粒子の代わりに量子テレポーテーション実験に使えないのか。

使えないとすれば、どういう違いが理由なのだろうか。

実験には使えないね。例え話として説明に使うのもちょっと厳しいかな。

だって"量子もつれクッキー"がどんなものか分からいからね。

量子もつれ状態にあるヒッポロ系ニャポーンさ!」とか言われても困るでしょ?それと同じね。

ごくごく単純に、粒子とかをクッキーに例えるならOKよ?説明にも思考実験にも使える。

EPRペアになってる粒子対」あたりを「割れクッキー対」、「粒子のスピン」あたりを「クッキーの断面情報」に言い換えるだけだもの

もちろんこれはクッキーじゃなくともよろしい。煎餅でもチューペットでもキットカットでもOK。

え?クッキーで例えた意味が無いって?まあ例え話なんてそんなもんよ。

ついでに最初ブコメではそういう意味に取った上で回答したんだよね。

とまあこんな感じでどう?

実を言えば私もあんまり詳しくないので間違ってるとこあったらごめんね。

2016-07-08

http://anond.hatelabo.jp/20160708124443

"注意深く条件設定した場合"をまず提示してくれないと説明できないよ。最初の例はそのままじゃ使えないからね。

それは具体的に実験方法や手順を考案しろ、ということですか?

実際に実験を行おうってわけではないんで……

これは雑談にすぎないので、学術的な正確性は棚上げしてくれませんか。


それとも、質問意図するところがつかめないということ?

方法は何でもかまいません、あえて言えば実際に可能でなくてもいいです。

どうにかして「可能性が重なった状態」のふたつに割ったクッキーを作ったら、量子もつれ状態の粒子の代わりに量子テレポーテーション実験に使えないのか。

使えないとすれば、どういう違いが理由なのだろうか。

だいたいこんな感じです。

http://anond.hatelabo.jp/20160707213900

可能性が重なり合った状態」っていうのはあくまミクロな粒子における物理状態であって、かなり注意深く条件設定しないと(シュレーディンガーの猫みたいに)マクロレベルには適用できないのよ。

お聞きしたいのは、まさにそこですよ。

注意深く条件設定した場合クッキーの断面情報は、量子もつれ情報とどう違うのか?

そこをお願いします。

2015-05-14

増田さんたちの中に、量子力学に自信ニキっている?

数式抜きで優しく教えてくれると嬉しいな。


堀田昌寛博士ツイート

https://twitter.com/hottaqu/status/597149727541501952

スピン観測したとき+が出たというアリス経験記憶もすっかり初期化されてしまう。

そしてボブの干渉実験終了後には、アリスの脳には半分の確率で前の自分実験スピンが+だった記憶構成され、残り半分の確率でーであった記憶が植えつけられる。

https://twitter.com/hottaqu/status/597160860516093952

相対論で言うところの事象(event)は、世間感覚でいうところの「歴史」でもある。

古典的相対論では、事象は誰にとっても不変であり、一度起きてしまった歴史的事件は時空においても普遍的意味を持つと考えられてきた。

しか量子力学を考えると過去事象存在絶対的ではない。

https://twitter.com/hottaqu/status/597161902792257536

先のアリスとボブの実験でも、アリスが体験した「スピンは+」という歴史的事件の全ての記憶や記録はボブの干渉実験によって初期化される。

そして実験後に「スピンがー」という記憶構成された場合には、先の「スピンは+」とアリスが体験した歴史宇宙のどこにもその痕跡がなくなり消滅してしまう。

https://twitter.com/hottaqu/status/597163371176153088

関ヶ原の合戦が昔あった」という歴史的事象存在性も、量子力学ではある意味格下げに。

例えば遠い星にいる知的生命体にとっては、関ヶ原の合戦に関わる人物やその後の子孫(我々)や文献のマクロな量子的重ね合わせ状態と思って構わないし、干渉実験地球に行えばその事実はある確率で消え失せる。



上のツイートを前提に考えたんだけど

量子もつれ状態のAとA'、BとB'をアリスとボブがそれぞれ片方ずつ持つ。

アリスがA、ボブがBのスピン観測する。

観測の結果スピンが+なら相手に干渉実験を行い、-なら何もしないものとする。


観測段階でのスピンは、(A+B+)(A+B-)(A-B+)(A-B-)の4通りがそれぞれ25%の確率で現れる。

(A+B+)の場合、お互いが干渉実験を行って双方を初期化するため測定をやり直した状態になり、4通りの結果がそれぞれ6.25%で出現する。

(A+B-)ならアリスが干渉実験を行ってボブの観測初期化し、(A+B+)と(A+B-)がそれぞれ12.5%。

(A-B+)は、ボブが干渉実験を行って(A+B+)と(A-B+)がそれぞれ12.5%。

(A-B-)は両方何もしないので25%のまま。


合計すると(A+B+)と(A-B-)がそれぞれ31.25%、(A+B-)と(A-B+)がそれぞれ18.75%になる。

まり、AとBのスピンは揃う可能性が高いってことになる?

2014-07-02

新たな量子もつれ発見されたそうだが、オレはドラえもんでいう4次元があると思う

平行世界みたいに、目には見えないけど同じ時間空間を共有する違う世界がやはりあるんじゃないかと思う

そしてこの話はいづれ霊の存在裏付ける説に発展していくんじゃないかな、って想像してる

 
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