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2024-02-29

サイドオーダー周回クリア増田酢魔アリクイかウュシーダー小土肥差(回文

おはようございます

結局昨日はスプラトゥーン3の「サイド・オーダー」周回クリア

最低限の色々なストーリーに関するものを全て見たり集めたりするための周回クリアに費やしちゃったわ。

でもさ、

言い訳させて、

これが気になって終わらせないと次のゲームが出来ないのよ!って

ゲームなんかーい!って思われちゃいそうだけど、

最後最後までスプラトゥーン3の「サイド・オーダー」はやり切ったわ!

最初のまだ慣れてないときはこれはクリア出来るんだろうか?って不安に駆られまくりまくりすてぃーだったけど、

もう私ぐらいの立ち回りを披露するぐらいのレヴェルなら

自分から最初恐れていて全然そのチャレンジに挑戦せず逃げてばかりいた「ゲキムズ」のミッションも自らどんどん行くようなものよ。

もう誰も行かなかったら、

私自らが行く!みたいな。

なので、

結構ブキや立ち回りを強化できるカラーチップを集められると、

そのブキの性能にあったカラーチップ運用ゲットできることができたらなおさら

うどんどんゲキムズに自分からどんどん挑めるのよね。

そんで、

使い慣れていないブキも、

チップドローン化してついて回ってサポートしてくれるヒメもヒメチップを強化すると、

スペシャル連打できたり、

それこそボムも連打してくれたりこれどうなってんの?って自分でもよく分からないぐらい、

ある程度サポートしてくれるドローン化したヒメがハチの強さを上回ることさえあるから笑っちゃうわ。

もうさ、

あんなに苦戦していた中ボス中濃ソースを水で薄めなくてもそのままかけて美味しいことを気付いた瞬間が訪れる季節!

何分も倒すのにかかっていた中ボス

文字通り秒で滅殺できちゃったりして、

なかなかまあカラーチップ運にはなるけれど、

ある程度強まったらもうどんなお題でも「ゲキムズ」でも怖くないのよね。

からある程度立ち回りも上手になったし、

もうこれ「サイド・オーダー」のブキ全部集めるの不可能!とまで私の昨日までの辞書のページに載っていた不可能という項目は削除したわ!

全ブキ集められたんだけど、

最後ハチパレットをゲットして使えるようになるブキは苦労するかな?

まあ内容はネタバレキングに怒られるから言わないけど、

最後苦労しそうかな?ってネタバレクイーンにも怒られそうだけど、

ある制限があってブキやサポートしてくれるヒメのそうね、

オーケーっ!ライドオンっ!級のマックスまで強化できずに限りがあるの。

ってマックスなのはライドオンタイムだったのは内緒だけど!

終盤最後ボスとかはほぼ実質スペシャル連打でゴリ押しである程度快適に倒せるんだけど、

それがハチのブキのパレットだと

本当にスペシャル一択の強化!

三択の女王竹下景子さんだけど、

その竹下景子さんが三択無双するのとは裏腹に

制限があるから

ハチパレットはどれか一つの能力を特化して切り込むしかないのよね。

から最後最後ハチパレットのブキは

本当の立ち回りの上手さが必要なのかも。

でも私は今までその周回クリアしてきた修行で危なかったけれど1発でクリア出来たから良かったわ!

もうさー

映画ベストキッド

師匠様がぜんぜん修行で凄い技を教えてくれなくて洗濯物ばかりさせられてうんざりしていたんだけど

いざお師匠様と組み手をしていたときに、

え?これ洗濯物で鍛えられてる干している仕草修行だったのね!って

知らず知らずのうちに強くなっちゃってた!って

もう進研ゼミでここやった!って言いたいぐらい結構真っ当な私の立ち回りはパレットカラーチップ強化できなくともなんとか立ち回りで最後切り抜けられたわ!

それにも感動!

初回クリアしたときの「サイド・オーダー」のエンディングでも感動!

最後自分ハチパレットでもクリア出来たときも感動!

1粒で二度美味しい300メートル走れるキャラメルのようなお得感でもあり充実感でもあり

なかなか遊びごたえのあるよい「サイド・オーダー」でした!って言うのが総じて周回何周もクリアしてのさら感想ね。

でも、

制作側は毎日「サイド・オーダー」で遊んで欲しいみたいで

サイド・オーダーの街の中の売店で1日1回ある店主ユメエビの「おとしもの」と称するまた1日1日のノルマ的なお題のお買い物もできちゃったりして

遊んでもらおう!というのに余念がないわよね。

しばらくは適当に「サイド・オーダー」は充分味わったので大人しくしておくわ。

クリアしてしまわないとモヤモヤする謎を解いてしまわないとって感じよね!

中途半端はいけないわ!

都合の良いときだけそう言いがちな私だけど、

星のカービィディスカバリー」も「スーパーマリオワンダー」もほったらかしよ!

翼を広げて

瞳を閉じて

目を背けないで

J-POPありがちな歌詞のように

ちゃん現実を見据えて途中のものクリア出来るように頑張るわ。

とりあえず

「サイド・オーダー」は終わらせたので一息つけるわね。

ホッとするわ。

次行くわよ次!

うふふ。


今日朝ご飯

タマサンドしました。

タマサンドタマゴ濃厚感で優勝よ!

私見つけちゃったんだけど業務スーパーで売ってる1キログラムタマサラダもあれは罪よ。

罪の塊!

邪悪存在よ。

人々はそれを退治すべく買って食べて美味しいね!つってニッコリしなくちゃいけない罰を背負うのよ!ってぐらい

あの1キログラムタマサラダは美味しいすぎるわ!

タマサラダ食べ放題

1キログラムってすごくない?

人類の叡智が詰まったまさに業務用1キログラムタマサラダはションテンが上がりまくりまくりすてぃーよ!

人類勝利ね!

割高なタマサンドも美味しいけれど

これで自作自演ができるから

食パンに大勝利業務用1キログラムタマサラダをのせて挟めば私もタマサンド名人!になれるわ!

そのぐらい感動!

デトックスウォーター

ホッツ白湯ウォーラーだと味気ないので、

ホッツルイボスティーウォーラーしました。

春もうすぐとは言えどもまだまだ春先神戸には行くには寒いこの頃だし

ホッツ白湯ウォーラー系はまだまだ活躍電気ポットよ。

電気ポットよいわー!

良い仕事してるわよ!


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2024-02-27

「要は暇空氏が東野先生をメス呼ばわりして、それに軍事クラスタからたしなめられる」→「これを受けて暇空氏が己の軍事知識披露するnoteを書くが、軍事クラスタが暇空氏を嘲笑する」→「軍事クラスタへの恨みがこの堀口という学生くんに全部向いちゃってる」だそうです

masasiro これだけの情報があってもなお根拠ソースのない「最初喧嘩を売ったのは堀口」「堀口にも問題があるから因果応報」的な言説が少なくない。さらスターも入ってる状況…いったいどんな正義の元に彼を叩いているの?

について回答してる人たち

murlock 可愛そうだとは思うけど発端聞いたら自業自得かな。暇空の火力が高すぎて一方的誹謗中傷に見えるかもしれないけどお互い様でしょ。その他大勢がいじりたい放題してるのは知らん。

pokute8 現状学習院告発サイト削除の仮処分判決が出ているにもかかわらずそれを無視し、note訴訟を取り下げて法廷での決着から逃げた側を全力で応援するはてなー。暇空氏は逃がさないらしいのでいずれ決着は法廷でつく。

subarari

この人は学習院OBに関しては完全に「加害者」(個人情報晒しサイト作って誹謗中傷)なんだけど、そこは一切スルーして暇空叩きに走るブクマカダブスタ。「誹謗中傷が許せない!」のなら許されないタイプの人だよ これはひどい はてサカルト 誹謗中傷

sugikota "Horiguchi Hidetoshi"で学術論文ひとつも出てこないんだが、この堀口さんという方はどういう理由アカデミアを自称してんの?

n_231 これだけの分量あって結局今KCL在籍してるの?という点すら分からないの凄いな。レスバ頑張って


これのことかな?

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11291000996

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/gakushu.in/gakushuin/

https://togetter.com/li/2267714

今見たけど、仮処分でたという割には今でも

https://gakushu.in/gakushuin/

普通にサイトが残ってる。

暇空さんの言ってることなんかおかしくない?

2024-02-25

中学の時に書いたシンデレラ桃太郎が混ざっているやつ

むかしむかし、あるところに「まほうつかい」と

「おじいさん」が住んでいました。

ある日、おじいさんは年金を受け取りに街へ

まほうつかいは川へ洗濯にいきました

まほうつかいが川で洗濯をしようとすると、川の上流に箱が捨てられていました。中を見てみると

そこには裸の赤ちゃんが寝てました。

「まあなんてかわいいこなんでしょう」

まほうつかいがそう思って、手を伸ばすと

「おぎゃあおぎゃあ」とすごい声で赤ちゃんが泣き出しました。それはそれはすごい声で、獣は逃げ出し、木は揺れて、まほうつかいは鼓膜を守ろうと耳をふさいでしまうぐらいでした

すると、川から桃が一つどんぶらこどんぶらこと

流れて来たので、まほうつかいはそれに「えい」と魔法をかけると桃が大きくなりました。

「とりあえずここにはいってなさい」と

赤ちゃんは桃の中へしまわれてしまいました

そうして、まほうつかいは大きな桃をゆりかごの様に持ち帰りました。

まほうつかいはおじいさんに事のあらすじを説明しましたが、年金に浮かれたじいさんは全く聞く耳を持ちません。しまいには包丁を取り出して、桃を真っ二つに割ってしまいました

すると、割れた桃からやす眠る赤ちゃんが…

おじいさんはやっと、まほうつかいの話を理解しました。そうして、桃からまれ女の子

脈略も無く「新田玲蘭」と名付け

玲蘭はまほうつかいとおじいさんに愛されて

とてもやさしい女の子に育ちました

ある日玲蘭は二人に「鬼ヶ島舞踏会が行われているとか噂があって、面白そうなのでいくね」と

言いました。

舞踏会かい、そりゃステキだねぇ」と

まほうつかいシンデレラ金色ドレスガラスの靴を履く魔法をあげました

おじいさんはきびだんごをくれました

そうして、鬼ヶ島へ向かっていると

自分より年齢が高そうな女性出会いました

ちょっとあんたみっともない格好してどこへ

行こうとゆうんだい?」

鬼ヶ島舞踏会があるらしいので、鬼ヶ島まで

行くのです。この格好は一時的もので、きれいなドレスは持っています

女性はそれを聞いて「ははぁ、こいつは嘘つきの頭がおかしいやつかもしれないぞ」と思い

玲蘭についていく事になりました

こうして、鬼ヶ島へたどり着いた二人

島を歩くと、音楽が聴こえてきました

そこでは鬼たちが踊りを踊っていましたが、なにか楽しくなさそうに踊っています

「鬼さん鬼さん、どうしてそんな楽しくなさそうに踊っているの?」玲蘭は聞きました

だって鬼どうしで踊るのは飽き飽きしたよ。

人間と踊りたいなぁ出来るなら…ん?」

鬼たちは玲蘭の姿を見て、びっくり!

あわあわし出したと思ったら、次々と「私と踊ってください!」と玲蘭に頼みました

玲蘭は金色ドレスと靴を履き替え、鬼たちと

踊ってあげました。嫌がっていた女性も見ていたら踊りたくなって、いつの間にか踊っていました

次第に、噂が島中に広まって、鬼の大将がやって来ました。鬼の大将はとても恐ろしい顔をしていましたが、玲蘭に一目惚れしてしまいました

「お、俺様と…踊ってくれやしないか?」

鬼の大将はとってもドキドキしながら言いました

「ええ、もちろん」玲蘭は大将の手をやさしく握ると、すらりすらりと踊りだしました

鬼の大将は踊りが実はあんまり得意ではありませんでしたが、玲蘭に合わせているとまるで風に流されてるみたいに楽しく踊れました

そうして、踊り疲れてついに玲蘭も帰らなきゃいけない時間になってしまいました

玲蘭は「いつか会いに来てくれる時のためにこれをあずかっててください」と大将ドレスガラスの靴をあずけました。

そうして、もう一人の女性鬼ヶ島へ住むことになり、玲蘭は家へ帰りました

数ヶ月が経ち、鬼の大将は「玲蘭ちゃんに会いに行く!」と女性が止めるのを振り切って島から玲蘭のところへ向かってしまいました

街へつくと、鬼の大将は靴を見せて「この靴の持ち主を知りませんか?」と聞いてまわりました

しかし、みんな怖がって逃げてしまます

次第に雨が降って、鬼の大将は街のすみっこ

靴を抱えて座り込んでしまいました

そこへ、一人の女性が通りかかって

「こんなところに座っていたらおしりがつめたくなっちゃますよ」と声をかけました

みるとその女性は格好こそ違いましたが、間違いなく玲蘭でした

「れ、玲蘭さん…」大将は涙を流しながらぴかぴかに輝いたガラスの靴を渡しました

「まあ、覚えていてくださったのですね。靴が戻ってきたら踊りたいなと思っていたのですよ」

玲蘭は大将の冷たくなった手を引くと、街の中心に走っていきました。そして、大将と何回も何回もぐるぐるとまわりました。まるであの時みたいに何回も…

「玲蘭さん、雨に濡れちゃいますよ」と心配して

大将が言いましたが

玲蘭は笑って「いいえ、雨なら誰もあなたいじめたり嫌ったりする人は来ませんから」と大将を持ち上げてしまいました

大将は玲蘭の力にびっくりしましたが、今度は逆に大将が玲蘭を持ち上げてしまいました

そうして、疲れるまで踊った二人は空が晴れた瞬間に互いに「好き」とぶちまけました

すると、家に篭っていた人々が飛び出して、祝福の踊りや歌をみんなそれぞれ披露しだしたのです

そして、鬼ヶ島はいつでもダンスパーティーが開かれる様になって、いくつもダンスホールが建てられて、いくつもの出会いが産まれました

でも、その中心では恐ろしい顔をした鬼とガラスの靴を履いた女の子が誰よりも楽しそうに踊っているそうで、島を歩いているとまほうつかいやおじいさんに出会えるかもしれないとか…

をおわり)

2024-02-20

ChatGPT(と、その他のデカい面したChatbot)による社会ハッキング方法100選

汚染

ナチ礼賛する感じのデータを与えて最悪な助言をさせる。実際にChatBotとのやりとりをもとに自殺した人が存在する。

他の攻撃の足がかりにもなる。

権威を振りかざす

これも基本技で、権威品質保証させた上で恐ろしいことを起こしてトドメをさす。

  • Chatbot様がこうおっしゃっているのだぞ、と、詭弁押し付け
    • 汚染によって被攻撃者が飼っているChatbotにも同じ詭弁を喋らせれば確実に効く

間違った知識を広める

これはChatbotのパッシブスキルでもある。

デマゴーグGoogleサジェスト汚染からの間違った記事トップに出てくるコンボ有効性は実証済み。

社交性の高いエンジニアは、意図せずにこの攻撃を行うことを「ハルシネーション」が起きたと、幻覚でも見てるかのようなうわ言でごまかす。

間違った文言大事場所放置する

Chatbotが出したソースコードを置いて、レビューは「Chattyが言ったんですもの」で済ませる(済ませられた場合、暗に「権威振りかざし」攻撃が成立している)。後々クソバグる。

log4jが逝った時大変だったろ?残業したくなきゃやめとけ。

最大コンボ局所的なカルト複数作ってトーナメントを開く

汚染」して「間違った知識を広める」ことでエコーチェンバーを作る。

各々のエコーチェンバーに「権威振りかざし」バトルをさせ、蠱毒原理でクソデカカルトを作る。

そうこうしている内に、それぞれが日々の労働をChatbotに頼って行い「間違った文言大事場所放置」していたものが爆発する。

めちゃくちゃになった世界の中心では獣が叫びながら、遍くワクチンの接種を拒み、いかなる疾病をも陰謀と断じる。

100分de名著ローティ篇第3回「言語虐殺さえ引き起こす」

https://x.com/hee_verm/status/1759564599987478894?s=20

面白かったから勢いで書いた。

まあ、知識をつけながらバズってるブクマ(だいたい本文読んでねーーーバカ適当根拠のない自論をお披露目する糞放り出し会場になってる)くらいの信用度でChatGPT等々使って、裏付けとったら有用なんじゃないすかね。

単に産業革命時の機織りと違うのは品質の低下が生む「結果」なんだよね。服がスカスカでもそこまで困らんし、目に見えるから直せる。知らんけど。

anond:20240219210419

あるあるなのか?

2024-02-19

anond:20240219183522

男性不信自体馬鹿にされたり恥ずかしいような事ではないよ

このメンヘラ彼女に関しては元彼に酷い扱いを受けて男性不信になったエピソード元増田披露して「男の人より元増田ちゃんが好き〜」とかいってよしよししてもらっておきながら普通に男を好きになって元増田を捨ててるから揶揄されてるんだろ

悲惨旅2

四章 40万()のアクセサリー

その日祖母は朝からガサガサと何かを探し回っていた。

「無いわね〜」

「何かなくしたんですか?」

アクセサリーが入った袋がないのよ」

昨日はあったはずのアクセサリー類がまとめて見つからないのだという。身なりにこだわる祖母だ。アクセサリーもこの服にこれを!というものをあのギチギチのスーツケースに詰め込んできたらしい。

「あら、どうしようかしら〜……40万くらいするんだけど……」

パタパタと探してる最中爆弾発言に思わず固まった。なんだって

「あれ全部で40万くらいするはずなのよ!だから困るわ……💦💦」

困るって、そういう問題ではないだろう。祖母がそういうちょっとお高めのものを好む人物ということは知っていたが、具体的な値段とかは初めて聞いた。というか、なぜ旅行にそんなに値の張るものを持ってきているの?そんで、なんでそんなのを無くす?

すごい、疑問符オンパレードだ。なんなんだこの人。

「どうしようかしら!どこかで盗られたのかも……」

探し始めて20分ほどで大胆で心配性の彼女の悪い所が出る。

探しているところを見ていたが、ギチギチのスーツケースを撫でるように探すだけで「無いわ…」と言っているがまずその布しか入ってないスーツケースを全てひっくり返す方が先だろう。

でもこれは今の私だから言えることであって、当時その場にいた私はそれなりに焦っていた。ちょうど母方の祖父インドで30万円をすられた話を聞いていたから、もしかしたら…の気持ちがぬぐえなかったのだ。

うちの親戚たちはなぜ旅行に行くのに数十万を迂闊に持ち運ぶのだろう。成金なの?それともマヌケ?まぁ、もうじいさんは死んでるから知りようもないが。かなしいかな、私たちはしっかり両方の間抜けの血を引いている。せめて他人に余計な迷惑をかけずに生きましょう。

それはさておき、見つからなくても旅行は始まる。

とりあえず添乗員さんに知らせるとすごい必死で前日止まった宿に連絡してくれた。申し訳ない。

そんでもってその伝え方がまぁ"繁子(祖母)節"だったから聞いてもらおう。

添乗員さん、あのね、全部で40万のアクセサリーの入った袋が無いのよ…」

「えぇ!」

「もしかしたら昨日の宿に置いてきちゃったのかもしれないから連絡してくれない?40万くらいのアクセサリーが入った黒い袋ね、盗られたのかもしれないわ…」

「わ…かりました。すぐに連絡致します。」

これを早口でまくし立てる。ポイントなのが、「40万」という金額連呼すること。その単語いる?

可哀想添乗員さんはすぐに宿を始めとする各所に連絡してくれた。

その間祖母迷惑をかけたなんてさらさら思っておらず、わりと旅行を楽しんでいた。さらには昼食の席で一緒になったご婦人方に「40万くらいのアクセサリー類が無くなったのよ〜」と話していた。ご婦人方は心配してくれたが、傍から聞くと困りに見せかけた金持ち自慢にしか聞こえない。

さら添乗員は休憩時間に入った時に「すみません、もうクリーニングが入っていて、そういった届けは無いようです…」と報告してくれた。ぜんっぜん悪くないのに「申し訳ございません」と述べる添乗員さんが哀れで祖母迷惑をかけていたたまれなかった。

当の本人は「あら…。じゃあどうしようかしら…」と不安げな表情を浮かべたが、盗られた(仮定)ことには微塵の疑いもなく、金のイヤリングだのバカかいカメオだの、アクセサリー類がどんなものだったか説明していた。それを聞いてさら添乗員さんの顔がますます曇る。そりゃ、自分が引率した客がすられたなんて良い話じゃないだろう。しか祖母いわくかなりの高額商品。あるのかは知らないが保険とかそういう手続きだってある。添乗員さんの皮膚の見える頭頂部はこの心労で抜け毛が増えるんじゃなかろうか。

なんだってそんな高いもんを持ってきたんだ。見栄です。って、理由があまりにもしょうもないでしょ。

結局見つかりそうもないままホテルへ。荷解きをしている時祖母が声を上げた

「あ!あったわ!

「えっ!?!?

例のアクセサリーが見つかった。スーツケースポケット部分に入っていたらしい。真っ先に探すべきところでは?そして、

「なんだ、こんなとこにあったのね。」

一言。こういう時、普通の人ならば「よかった…」とか、「心配かけちゃったわね…」とかの反応をすると思うが、そこは祖母他人迷惑をかけたという発想がない。一日がかりで何人も余計な心配をかけたことに対する謝意とか、そういったことはこの人の頭には存在しないのだ。それに気づいて力が抜ける。

添乗員さんと昼のご婦人方はに無事見つかったことを伝えたが、その時も"繁子節"は圧倒的だった。以下はご婦人方に知らせた時の祖母だ。

「ほら、見てぇ〜!見つかったのよ〜!」

と言いながら早速見つかったブローチを胸元に付けたのを見せつけに行った。昼間に散々「盗まれたかも」とか言って心配してもらってた相手にできることじゃない。呆れを通り越して面の皮の厚さに天晴れだわ。その精神力があれば怖いものなんかないだろう。

こうして、40万アクセサリー紛失事件添乗員さんに余計な苦労をかけただけで幕を閉じた。

余談だが、この話はリアルタイムLINEで共有していたのだが、帰国してから父が「ほら見てぇ〜!」と言いながら胸元を指さすモノマネをしばしばやるようになった。こうしてネタにしてはいるが、もし、当時同行していたのが父だったら海外で最悪の親子喧嘩をして帰ってきていたと思う。

閑話・ボッティチェリに敬意を示して。

さて、前回無くしたアクセサリーが無事見つかったが、次の日はフィレンツェにあるウフィツィ美術館に向かう。ボッティチェリの「春」「ヴィーナス誕生」等某ゼリヤ店内で必ずと言っていいほど飾られている有名すぎる絵が見どころだ。

正直ヨーロッパツアーだと1週間とかでいくつもの美術館を巡るから作品ひとつひとつの貴重さとかよりも人でごった返す中、はぐれないよう頑張ってついて行きーの作品チラ見して説明聞きーの写真撮りーのの繰り返しで鑑賞する風情もへったくれもあるもんじゃなかったけど、そんなもんなのか。

ツアー自体の目玉でもあるこの日、祖母特にオシャレをして臨んだ。あのギッチギチのスーツケースからこの日に着る服を決めていたのだと思われる。毎日服を変えていた祖母ファッションショー写真で残しておけばよかった。当時はそんな余裕もなかったが。

その日のコーデの主役は胸元に付けられたバカデカカメオ。5~6cm程のブローチにしてはかなり大きなそれは真偽は知らないが祖母曰くかなり高級なものらしい。そう、前日無くしたと騒ぎを起こしたあれだ。

同じツアーの客にブローチ素敵ねと声をかけられ祖母の鼻は高々。

「えぇ、ボッティチェリに敬意を示してね。ほら、プリマヴェーラの柄なのよ」

添乗員さんにまで聞かれてもないこだわりを披露する祖母。ああもう、添乗員ちょっと引いてるじゃないか他人のフリをさせてくれ

この話、何がすごいって、祖母別に美術に特段関心がある人でもないということ。美術が好きでボッティチェリの実物を見れるのが嬉しい!という人ならばまぁ、「ボッティチェリに敬意を示して」なんて言っても許されるが祖母絵画の前を結構素通りするような人だから、余計に「んなこと言う!?」という気持ちが大きい。普通に生きててそんなの言う様な人は叶姉妹くらいしか思いつかないのだけど、祖母普通一般人じゃん、ハイソぶってるん?恥じゃん、そんで身内じゃん。勘弁してくれ。

しかボッティチェリの実物を間近見てもまぁサイゼで見たのも同じだなぁという感想になった自分ももしかしたら祖母と似たような感性を持っているのかもしれない。血の繋がりに震える。しょぼい感想しか言えなくて情けなくなるが、貴重なものを鑑賞したこと自体は間違いなく良い経験になったと思いたい。小学2年生並の感想ではあるけど。


5章 ナポリと靴

青の洞窟に行く日、ついに私は限界を迎え、その日の観光を全てブッチして一日ホテルに留まる権利を獲得した。そして、ここまでで祖母性格をなんとなく知っているならばこの権利を得るまでにも戦いがあったことも想像に難くないだろう。

この作戦はまず第一に私とおばあちゃんとの別行動が肝だ。というか、そのためだけに私はわざわざ観光の目玉ともいえる青の洞窟キャンセルしたのだ。

朝食の時間から勝負は始まった。朝食会場に着くと同時に添乗員に駆け込み

「スミマセン、チョットタイチョウガワルイノデ今日観光ホテルヤスマセテイタダキタイデス」

添乗員は当然心配ポーズを取りながらも了承する。

「あら!そしたら私も一緒にいた方がいいかしら!?

間髪入れず飛んできた祖母(謎自信杖無し)の攻撃に、勘弁してくれ!!!叫びたくなる。若干叫び漏れたかもしれない。

大丈夫です!なのでおばあちゃんはぜひ行ってきてください!!!!!貴重な体験ですし!!!!!!

ビックリマークの数は必死さの証。ここで折れたら全部ムダ。白刃戦の火花が散った。

「でも…」

ダイジョウブデスカラ!!!!!!

押し問答を何回か繰り返し、半ば無理矢理一人の休暇を勝ち取った。勝ちました。人生は強引さが必要な時もあって、それは今だった。朝から何をやっているんだろう。

部屋でのことは特に書くともないけど、FGO夏イベをやっていたことと、わりと階数の高い部屋で窓がやたら汚かったことぐらい。

私が一人時間を無為ソシャゲに費やしている間に事件は起こった。祖母は、ウン年前、下手したら二桁年前に買った慣れない靴を引っ張り出してきていたのだった。ツアーについていけなくなったあたりから「靴が悪いのよね!前の奴だから!」と旅行初日から怪しい声を聞いていたその靴が遂にぶっ壊れたという。

身体能力ごまかすような靴への悪態を聞くたびに普通に靴は古いし本人の体力も身体能力も落ちてますよ、の言葉を喉元で押しとどめていた。あたりまえ体操過ぎる。

帰ってきた祖母第一声は「この靴ナポリで買ったの!」だった。足元にはメタリックな輝きを放つパープルの靴が光る。まずなんで洞窟を見に行った人の足元が新しくなって帰ってきてんの?

頭に???が浮かぶ

肝心の洞窟はと言うと「ああ、綺麗だったわよ、うん。」とホントに行った???と思うようなうっすい反応。

その後ろを添乗員さんが「すごかったですよおばあ様。店内でたくさん試し履きをされていて」と伝えてくれた。

すごい、見てないのに光景が目に浮かぶ添乗員さんにお世話を丸投げしたようなもんだ。心なしかげっそりして見えて申し訳なさが募る。ごめん、でも限界だったんだ。

当の本人はケロッとしておニューの靴にご満悦なようだ。きっと気に入るものが出てくるまで沢山試着したのだろうと想像して頭が痛くなる。添乗員さんの様子を見るに多分現地の店員さんにも日本語で「もっと𓏸𓏸なのはないの!?」とかなんとか言ってたんだろうなあと思う。言葉の通じない異国の地で謎に自信に満ち溢れてる(そのくせ心配性な)のはなぜなんだ。

こうして、ぶっ壊れたウン10年前の靴はろくに使われずに外国ホテルに捨てられて行き、おばあちゃんの足元は新しく"ナポリで買った靴"で飾られ、その後の旅路を共にすることとなった。

今回の教訓:靴は履きなれたもの履いて行こう。

間違っても大事しまい込んだ靴を久々に出すもんじゃないよ、旅先でぶっ壊れるからね。

六章 おばあちゃんクレーム

クレームクレーム (クレイム、英語: customer complaint, consumer complaint)は、サービスに対する苦情や改善要求契約あるいは法律上権利請求を指す和製英語。ーWikipediaより

クレームを入れたことはあるだろうか。私はない。大体の人もそこまでのことがなければクレームを入れることは無いと思う。サービス側が悪いこともあるが、客側がかなり無茶苦茶をいうことがある。無茶苦茶クレームを入れる人のことをクレーマーと呼び、さらサービスだけでなく個人的な怒りも乗せてくるような輩は一段昇格して「モンスタークレーマー」と呼ばれる。こうなってくると、もうヒューマンじゃありません。ホモ・サピエンスから新しい生き物への変身だ。

コールセンターアルバイトで実際にクレームを受けたことがあるが、その時は相手の「だいたいお宅はさあ!」との発言に(本当にこんなことを言う人がいるんだ!)と感動したものだ。今まで私が見てきた創作内のクレーマーが言ってたことそのまんまの言葉を受け取って、おお!と今までの答え合わせができた気分だった。まぁ、バイトの内容的に相手の氏名住所生年月日職業家族構成家族情報も全部知っているという圧倒的に有利な立場だったから慌てなかったというのもある。

さて、クレーマー対処には同じ気持ちになって怒ると有効というのがある。自分より起こってる人を見て逆にクレーマー側が冷静になるとか、自分の怒りが認められたと思うことによって満足するらしい。

一方で、対処相手同調してくれたと思い込みさらに怒りがヒートアップするタイプもいる。もちろん祖母後者だった。

悲惨

ツッコミ祖母ファンタスティックで困るって話【不在】

膝の手術を3回受けた70代祖母が同行者の孫に無断でイタリア縦断弾丸ツアーに申し込んだ話。

序章 不安しかない出発

一章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

三章 こんなとこに住む人の気がしれませんよね

四章 40万()のアクセサリー

五章 ナポリと靴

六章 おばあちゃんクレーム

七章 ローマの夕食

終章 逃げ切った空港バス

サイドストリー

シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

・激重スーツケース

・Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

・自慢話と夏の空

ボッティチェリに敬意を示して。

・嵐ってすげぇや!

序章 不安しかない出発

孫が中学三年になるのに合わせて祖母海外旅行に行きたいと言い出した。

昔は海外によく行っており孫と一緒に行くのが夢だったんだそう。

そこで白羽の矢が立ったのが、2番目の孫で初の女の子わたし

おばあちゃんは息子しかいないから初めての女の子をかわいがって、よく自分の好みの服やらを買って着せられた。娘がいたらしたかたことを私にしてる感じ。

あとまぁ「孫と一緒に旅行!」ってのが老人にとってはステータスなんだね。「孫と海外旅行をするくらい仲が良くて金銭的にも裕福な家庭」みたいなさ。

「あらお孫さんと旅行?いいわね〜羨ましいわ〜」って言われたいのもあったと思う。そりゃあ孫連れて旅行してる人がいたらそういう反応しかないでしょ。

当時は何も知らんかったか旅行行くのに全然賛成で二つ返事でOKしたし海外行けんの楽しみにしてた。

祖母は膝が悪く何度か手術の経験もあるため、最初は膝のこともあるしバンクーバーあたりのひとつ都市に留まってゆっくりしようねって話してた。

それが5月のある日

「孫ちゃんイタリアにしない!?もう申し込んじゃった!」

って。ねぇ、あんた。

パンフレット見せてもらったらまぁイタリアを北から南まで大移動する8日間の超弾丸ツアー。母が「大丈夫なんですか?」と心配そうに聞いても「大丈夫よ〜!」で聞きゃしない。

身体爆弾抱えてる人がどうしてそこまで自信満々になれるのか。謎です。

テンションの上がった人間は突拍子もないことを言い出すの典型を目の前で見た。

1章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

そして迎えた当日、前泊する為に祖母の家に行った私が「杖あります?」って聞いたら、自信満々に「無いわ!でも多分大丈夫だと思うから!☺️」

まって??

いやもう、「なんで??」の一言に尽きる。

だって言ったもん、「買う」って言ってたやんけ。母さんがおばあちゃんの膝を考慮して折りたたみ式の勧めたり口酸っぱくして杖を持っていけって言ってたから。そりゃあ買ってると思ってたし若くないんだから過信しないでくれ、たのむから

ここで私が間違ったのは不安に思いながらもすぐそばショッピングモールに走って杖を買いに行かなかったこと。これが後に解決できない大問題となる。

今なら過去の私をぶん殴ってでも杖買ってこっそり自分スーツケースに突っ込む。もし声だけでも伝えられるなら夜とか関係なしに「杖を探しに走れ〜!!!!!」って叫ぶ。絶対に。

「何かあったら現地で買うわ!」って言ってたか大丈夫かと思ってた。

予想してたとおり毎日足が痛くなるくらい歩く超弾丸ツアー。15歳の私でそうなんだから70代の祖母はさぞ辛かったと思う。

でもね?普通に考えて膝にボルト埋まってて普段杖ついてんのに、どう見ても歩くツアーに杖の1本も持ってかないなんて、そんなことある

現地について2日目くらいに高級店が並ぶ通りで杖を見つけた。べっ甲の持ち手のついたツヤツヤの杖だったからこれならおばあちゃんも満足だろうと思って「杖ありましたよ!」って声かけた。のに。

「でもね〜、ここ(現地)の人に合わせてあるからおっきいのよ」

なんて??????

現地で買うって?言ってませんでした???

祖母は中肉中背、ヨーロッパ基準の杖はそりゃ合わんだろう

ちょっとマジでよく分からないんだけどそんなん最初からお前わかってたの?つまり絶対買う気ないのに買うって言ってたんか?って。

既にツアーの列から遅れて添乗員さんに迷惑かけてんのに何言ってんの?って。

オシャレでプライドの高い祖母にとって杖を着いて歩くのは格好悪いと、ただそれだけだったのだ。

結局杖は買わず観光続行。明らかに膝を気にかけております

miss! 選択 を 間違え た !

地獄ルート に 決定 します !

to be continued

閑話 シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

イタリアに着いて初日夕方に到着したのでそこからバスに乗る。着く少し前に機内食が出たから夕飯は無し、この日はホテル直行して寝るだけ、明日から観光が始まる。

10時間以上のフライトで腰は痛いしケツはもじょもじょするしで、10時間前に一瞬顔を合わせた人たちと一緒のバスに乗ってホテルへ向かう。

ホテルの部屋へ入り、荷物の整理をして、今すぐシャワーを浴びて寝たいところだが事は起こった。

シャワーが出ないのだ。

というか、湯をシャワーから出せないのだ。

普通、コックを上下に動かせば水が出るし、それをひねれば温度調節ができる。少なくとも日本ではそうだ。

このシャワーはどうだろう。コックを上にあげると蛇口から水が出る。コックをひねって温度調節も可能だ。それでも蛇口から繋がるシャワーはうんともすんとも言わなかった。

困った。いちおう先進国なのに世界共通必須のものの使い方がわからないなんてことある?私はある

もういっそこの蛇口で滝行をするしかないのか?とまで考えた。

長旅直後に知らない土地で使い方がわからなくてゆっくり風呂にも入れないなんて哀れだね。

しばらく考えて、海外経験豊富なおばあちゃんなら知ってるかなと思って聞いてみたら、祖母はすぐに「フロントに連絡するわ!」と。

あんたも知らないんかーい

いやいいんだけど、知らないのは別に良いのだけどね、ここでフロントに連絡してもイタリア語なんてさっぱりだし、なんなら英語も怪しい祖母と孫で外人スタッフコミュニケーションが取れるなんて到底思えない。

それだけは勘弁してくれの一心で私はひたすらスマホで使い方を探した。

その間も祖母3分に1回「やっぱりフロントに聞いた方が良いんじゃないかしら」と言ってきた。祖母なりに心配だったのだと思う。その自信はどこから来るのかだけ聞かせて欲しい。

型番を検索しても外国語のページが出るばかりで、祖母によるホテルスタッフ襲来の圧を受けながら色々いじくっていたら、ふとした拍子にシャワーから水は出た。

蛇口から水を出した状態蛇口の先の部分を引っ張るとシャワーが出る仕組みだったらしい。初見しか

なんでこんなとこで1人謎解きやってるのかさっぱり分からないが、ホテルスタッフを呼ばれる前に解決できたのはファインプレーだったと今も思っている。

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

歩く!歩く!歩く!

弾丸ツアーはひたすら歩く。海外旅行に行く層なんて暇と金のある金持ちのじいさんばあさんが主なのに、旅行会社のツアーは「夢の🎶イタリア一周」だとか、「スペイン世界遺産ツアー」だとかの移動にかなり無理があるツアーばかりを組んでくる。

東京の有名観光地を巡るだけのツアーとか作れよ

例に出したのは私が実際に祖母(父方 母方)と参加したツアーだ。そしてどちらも参加者の平均年齢が60を越していた。

老人、己の体力を過信するな。

しかしたらゆったりしたツアーもあったかもしれないけど、私が知る前に祖母は申し込んでいたから知る由もない。そゆとこの報連相大事だと思うんだ!

数日で全部を回ろうなんてツアーでは大体の日程がメチャクチャ歩いてるか数時間バスに乗るかの2択になるが、直射日光を浴びて歩いたジジババばかりのバスなんて小学生遠足帰りのバスより爆睡率が高い。

寝息の聞こえる静まり返ったバス内は幼稚園のお昼寝の時間と同じ空間だった。

日に当ててから涼しいとこでゆっくりさせるのはね、寝かしつけの方法なんよ。

私はイタリアに行ってまでソシャゲガチャを引いて、推しが出ては「ありがとうイタリア…😭🙏」とTwitterつぶやくだけになった。景色は飽きる

観光地に着くとその場限りの現地ガイドが着くことがままある。

大体このガイドはやたら大声でハキハキと話す細身な40代くらいの女性が多い。あとなんかダサい旗持ってるよね、キティちゃんとか。

そんで、そのハキハキしたおばさんガイドはめちゃめちゃ歩くのが早かった。大股でズンドコ行くので必死で追いかけるが、配布のトランシーバー早口観光地の説明をするから忙しい。

実績解除のための観光だ。この現地ガイドにより観光RTA(リアルタイムアタック)に様変わりした。

参加者も置いていかれないよう頑張って着いていくが、ここで忘れちゃいけないのが祖母だ。

観光は現地ガイドが先頭に立ち先導しつつ、はぐれる人がいないよう1番後ろを常勤ガイドで挟む姿勢を取る。

私が息切れしながら振り返ると、横にいたはずのおばあちゃんがいなかった。

前に言った通り祖母は膝が悪く、普段杖をついているくらいだから当然歩くのが遅い。それに杖無しというデバフ+でこぼこの石畳+傾斜が拍車をかけた。

「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

追いついた時、祖母一生懸命歩きながら悪態をついていた。

うん、まあ、なんだろう。同情できない。

列の1番後ろでガイドさんに付き添ってもらって悪態をつくって、どう???

ガイドさん、ごめんな。

杖があればどんなに楽だっただろうと今更ながら後悔したし、この旅行中頭10%くらいでは常に杖のことを考えていた。ちなみに今でも百均で杖を見ると「この!クソ!!これがあれば!!」と思う。500円しないで買えるんだぜ?

閑話 クソ重スーツケース

表題の通りである。おばあちゃんスーツケースバカクソ重いって話。

おばあちゃんスーツケースが重量制限心配になるくらいマジでバカ重かったんだけど、

「何も入ってないのよ〜このスーツケースいから〜」って言ってたし、古いスーツケースの重さなんて知らんからそんなもんかなって思ってた。ハードケースだったし。

重量制限23キロまでで、おばあちゃんのは20キロくらいだったはず。行きの時点でこれって土産のも買うはずだけど大丈夫????となったがホテルで開けて驚いた。

広げた両側に服が隙間なくギッチリ詰め込まれていた。

ニモ…入って…ない…❓

スーツケースが古いとかそんな問題じゃねーよ。ギチギチに布詰めて「何も入ってない」なんて言える姿勢は逆にすげーよ。

ちょっと冷静になったけどこの後のお土産タイムで早速おばあちゃんが買ったワイン旅行中ずっと私のスーツケースに入れて運ばれた。たまにスーツケースから瓶が擦れて酒屋の音がした。

旅行の回数が多いだけの自称旅慣れてると本当の旅に慣れてる人というのは別物だ。

閑話 Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

閑話3つ目である。ちなみに書いてあること全部まだ2日くらいで起こったことで、たかだか1週間程度の旅行でよくここまでネタがあるなとしみじみ思う。

一応海外旅行に行くからには大体のツアーには現地の有名料理が組み込まれている。Tボーンステーキもそれのうちの1回。2日目の夕飯だったかな。

「夕ご飯のメインはステーキです」

ガイドさんがメニューを読み上げてなんかよくわからんサラダとか食べて、例のメインは来た。

ミスター味っ子存在だけは知ってる料理だけあって私は若干テンションが上がっていた。

出てきた肉は画像の通りである

第一印象、「左ちっっっさ!!!!」

漫画の微かな記憶では左がヒレで右がサーロイン、さっぱりしたヒレを先に食べ脂の乗ったサーロインを味わうのが鉄板だと味っ子の顔のうるさい審査員が言っていた。

記憶のTボーン比率は約1:2、出てきた肉の比率は1:5くらい。申し訳程度のヒレ肉に思わず笑ってしまった。これ、わざわざTボーンにする必要ある?

まぁそれは例によって外国なのでサーブされた人によって大きさも全然違っていた。海外に行ってまで日本のような画一化を求めるのが間違っているとも言える。日本が細かいのか、海外が雑なのか。

肉質にも差があって、同じテーブルのおじいさんは「固すぎて食べられない」と言っていた

私のは食べられないって程じゃなかったけど、先に言ったようにツアー参加者は老人の方が大体だ。その人たちにこれは重いんじゃないかと思う。

そっかーとか思いつつ1人で黙々と食べてたら祖母

「そうかしら?私のすっごく柔らかいのよ!ほら!」

と、見せつけるように肉を切っていた。肉が固いと言っていた人の目の前で。

何故。

嫌がらせか?と思ったが、別に祖母はそんなこと考えておらず、ただ思ったことを言っただけだ。それがナチュラルマウントになる人なのだ純粋培養のヤバ人(やばんちゅ)である。悪意は一切ない。

そしてその素直な性格がこの旅行悲惨にした一番の原因である

ただただ、いたたまれなかった。ここで私が「そういう意図はないんです!」なんてことは到底言えないし、言ったところで祖母理解するような人じゃないし、わたしにできることと言ったら押し黙って肉を食うだけだった。

言われた同じテーブルの人たちは「人によって差があるのね〜」とかで流してくれた。大人だ。

そしてうちの祖母がごめん。

3章 「こんなとこに住む人の気がしれませんよね」

イタリアといえばベネチア水の都。今回のツアーももちろんベネチア観光が含まれていた。

こんなにネタがある時点ででお察しだとは思うが、祖母はかなり癖が強い。私と年代が違うから、というだけでなく単に人間としての癖が強すぎる。だから付き合うにはかなりコツなり話し方なりに工夫が必要だ。特殊食材

祖母の特徴を端的に並べると

お嬢様趣味(メルヘン)気質なとこがある。

・謎の自信を持つ。

・反面、少々過剰に心配性な面もある。

個人的英語のレッスンを習っていた。

介護息抜き海外旅行へ行っていた。特にヨーロッパを中心に巡っていてイタリアにはもう何回も来たからもう飽きちゃったくらい!が旅の口癖だった。

謎の自信、杖の件はこれが遺憾なく発揮された結果だ。このエピソード祖母人間性が伝わったかと思う。決して悪い人ではないから逆にタチが悪いのだ。悪意じゃないから私もそんな強く言えないし、そもそも強く言えるような間柄でもないのがさらに状況の悪化拍車をかけた。私は押しに弱い典型的な日本人であったから余計に。あの場にいたのがアメリカ人かもしくは私たちの母だったら「ダメよ!杖を持たないと出発しないから!」と断固拒否姿勢を見せただろう。私も1人ストライキを決行すればよかった。

話を戻そう、ベネチアである

ここで問題なのが「イタリアにはもう何回も来て飽きちゃった!」の口癖だ。

わざわざ12時間飛行機に乗ってケツを酷使して見知らぬ土地に降り立って言うことがそれなの、普通にやばい。現地ディスしたい行動力の鬼なの?

修学旅行の同じ班に到着直後から「もう来すぎて飽きちゃった!」なんて言う奴がいたら、そいつ絶対回る友達いないでしょ。もし現地の京都人に聞かれて初手からぶぶ漬けを出されても文句は言えない。花輪くんでもそんなマウントは取らん。

しかし一番直近でも10年以上前イタリアだって発展し続けるのだ。祖母は旅の間中も思い出のイタリア(思い出補正シマシ)に浸り続けている。

ベネチアは陸から少し離れた場所にあり小さな船に乗って向かう。

海の水は綺麗ではないが、所狭しとゴンドラが並び、ヨーロッパ建築様式で作られたカラフル屋根や壁に白い柱、窓の一つ一つまで細かな意匠が凝らされた建物がずらりと並び、それらが海の上に浮かぶ光景は圧巻だった。色んな作品の題材になるわけだ。これは日本では見れない、世界は綺麗なものがいっぱいあるなぁ、連れてきてもらってありがたいなと素直に感謝した。

水に浮かぶふかふかした地面の繋ぎ目を歩き、現地ガイドさんの説明を聞きツアーの皆さんもワクワクした目で街を見渡しているその時

「こんなとこに住む人の気がしれませんよね〜」

ここでタイトル発言だ。

見れば祖母が隣の人になかなかの声量で話しかけていた。あえての悪意とかではなく井戸端会議で「や〜ね」とでも言うような表情で。

やめろや。思うのはまだ良いとして、百歩譲って話しかけるなや。瞬時に吹っ飛ぶ感謝もっとありがたがらせてくれ。

隣の人はどんな反応をしたっけ。曖昧に相槌を打っていたっけ。でもこの場で言うべき言葉ではないことだけはわかる。

KY発言選手権があればこの発言はかなり上位に食い込む確信があるし、さらに現地で言ったことで芸術点も加算、相当な高得点を取れるはずだ。エピソードとして聞く分には良いのだけども。

これによって私は生涯ベネチアを思い出す際にはこの時の祖母発言とあのいたたまれない気持ちを思い出すのだ。なんの呪いだよ。

以上、ベネチアでの思い出でした。

まぁこの後も絆創膏を探してドラッグストア店員(イタリア人)に「Where is バンドエイド?」と英語で聞いたり(結局買えなくて私が持っていたのを渡した)自由時間迷子になったり私が素敵な羽根ペン買ったら「お金あるわね〜」と本人にその気はなくても嫌味と取れる事を言われたりがありましたがエピソードとしては”弱”なので口頭で説明すれば良いかと思います

四章 40万()のアクセサリー

その日祖母は朝からガサガサと何かを探し回っていた。

「無いわね〜」

「何かなくしたんですか?」

アクセサリーが入った袋がないのよ」

昨日はあったはずのアクセサリー類がまとめて見つからないのだという。身なりにこだわる祖母だ。アクセサリーもこの服にこれを!というものをあのギチギチのスーツケースに詰め込んできたらしい。

「あら、どうしようかしら〜……40万くらいするんだけど……」

パタパタと探してる最中爆弾発言に思わず固まった。なんだって

「あれ全部で40

悲惨

ツッコミ祖母ファンタスティックで困るって話【不在】

膝の手術を3回受けた70代祖母が同行者の孫に無断でイタリア縦断弾丸ツアーに申し込んだ話。

序章 不安しかない出発

一章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

三章 こんなとこに住む人の気がしれませんよね

四章 40万()のアクセサリー

五章 ナポリと靴

六章 おばあちゃんクレーム

七章 ローマの夕食

終章 逃げ切った空港バス

サイドストリー

シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

・激重スーツケース

・Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

・自慢話と夏の空

ボッティチェリに敬意を示して。

・嵐ってすげぇや!

序章 不安しかない出発

孫が中学三年になるのに合わせて祖母海外旅行に行きたいと言い出した。

昔は海外によく行っており孫と一緒に行くのが夢だったんだそう。

そこで白羽の矢が立ったのが、2番目の孫で初の女の子わたし

おばあちゃんは息子しかいないから初めての女の子をかわいがって、よく自分の好みの服やらを買って着せられた。娘がいたらしたかたことを私にしてる感じ。

あとまぁ「孫と一緒に旅行!」ってのが老人にとってはステータスなんだね。「孫と海外旅行をするくらい仲が良くて金銭的にも裕福な家庭」みたいなさ。

「あらお孫さんと旅行?いいわね〜羨ましいわ〜」って言われたいのもあったと思う。そりゃあ孫連れて旅行してる人がいたらそういう反応しかないでしょ。

当時は何も知らんかったか旅行行くのに全然賛成で二つ返事でOKしたし海外行けんの楽しみにしてた。

祖母は膝が悪く何度か手術の経験もあるため、最初は膝のこともあるしバンクーバーあたりのひとつ都市に留まってゆっくりしようねって話してた。

それが5月のある日

「孫ちゃんイタリアにしない!?もう申し込んじゃった!」

って。ねぇ、あんた。

パンフレット見せてもらったらまぁイタリアを北から南まで大移動する8日間の超弾丸ツアー。母が「大丈夫なんですか?」と心配そうに聞いても「大丈夫よ〜!」で聞きゃしない。

身体爆弾抱えてる人がどうしてそこまで自信満々になれるのか。謎です。

テンションの上がった人間は突拍子もないことを言い出すの典型を目の前で見た。

1章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

そして迎えた当日、前泊する為に祖母の家に行った私が「杖あります?」って聞いたら、自信満々に「無いわ!でも多分大丈夫だと思うから!☺️」

まって??

いやもう、「なんで??」の一言に尽きる。

だって言ったもん、「買う」って言ってたやんけ。母さんがおばあちゃんの膝を考慮して折りたたみ式の勧めたり口酸っぱくして杖を持っていけって言ってたから。そりゃあ買ってると思ってたし若くないんだから過信しないでくれ、たのむから

ここで私が間違ったのは不安に思いながらもすぐそばショッピングモールに走って杖を買いに行かなかったこと。これが後に解決できない大問題となる。

今なら過去の私をぶん殴ってでも杖買ってこっそり自分スーツケースに突っ込む。もし声だけでも伝えられるなら夜とか関係なしに「杖を探しに走れ〜!!!!!」って叫ぶ。絶対に。

「何かあったら現地で買うわ!」って言ってたか大丈夫かと思ってた。

予想してたとおり毎日足が痛くなるくらい歩く超弾丸ツアー。15歳の私でそうなんだから70代の祖母はさぞ辛かったと思う。

でもね?普通に考えて膝にボルト埋まってて普段杖ついてんのに、どう見ても歩くツアーに杖の1本も持ってかないなんて、そんなことある

現地について2日目くらいに高級店が並ぶ通りで杖を見つけた。べっ甲の持ち手のついたツヤツヤの杖だったからこれならおばあちゃんも満足だろうと思って「杖ありましたよ!」って声かけた。のに。

「でもね〜、ここ(現地)の人に合わせてあるからおっきいのよ」

なんて??????

現地で買うって?言ってませんでした???

祖母は中肉中背、ヨーロッパ基準の杖はそりゃ合わんだろう

ちょっとマジでよく分からないんだけどそんなん最初からお前わかってたの?つまり絶対買う気ないのに買うって言ってたんか?って。

既にツアーの列から遅れて添乗員さんに迷惑かけてんのに何言ってんの?って。

オシャレでプライドの高い祖母にとって杖を着いて歩くのは格好悪いと、ただそれだけだったのだ。

結局杖は買わず観光続行。明らかに膝を気にかけております

miss! 選択 を 間違え た !

地獄ルート に 決定 します !

to be continued

閑話 シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

イタリアに着いて初日夕方に到着したのでそこからバスに乗る。着く少し前に機内食が出たから夕飯は無し、この日はホテル直行して寝るだけ、明日から観光が始まる。

10時間以上のフライトで腰は痛いしケツはもじょもじょするしで、10時間前に一瞬顔を合わせた人たちと一緒のバスに乗ってホテルへ向かう。

ホテルの部屋へ入り、荷物の整理をして、今すぐシャワーを浴びて寝たいところだが事は起こった。

シャワーが出ないのだ。

というか、湯をシャワーから出せないのだ。

普通、コックを上下に動かせば水が出るし、それをひねれば温度調節ができる。少なくとも日本ではそうだ。

このシャワーはどうだろう。コックを上にあげると蛇口から水が出る。コックをひねって温度調節も可能だ。それでも蛇口から繋がるシャワーはうんともすんとも言わなかった。

困った。いちおう先進国なのに世界共通必須のものの使い方がわからないなんてことある?私はある

もういっそこの蛇口で滝行をするしかないのか?とまで考えた。

長旅直後に知らない土地で使い方がわからなくてゆっくり風呂にも入れないなんて哀れだね。

しばらく考えて、海外経験豊富なおばあちゃんなら知ってるかなと思って聞いてみたら、祖母はすぐに「フロントに連絡するわ!」と。

あんたも知らないんかーい

いやいいんだけど、知らないのは別に良いのだけどね、ここでフロントに連絡してもイタリア語なんてさっぱりだし、なんなら英語も怪しい祖母と孫で外人スタッフコミュニケーションが取れるなんて到底思えない。

それだけは勘弁してくれの一心で私はひたすらスマホで使い方を探した。

その間も祖母3分に1回「やっぱりフロントに聞いた方が良いんじゃないかしら」と言ってきた。祖母なりに心配だったのだと思う。その自信はどこから来るのかだけ聞かせて欲しい。

型番を検索しても外国語のページが出るばかりで、祖母によるホテルスタッフ襲来の圧を受けながら色々いじくっていたら、ふとした拍子にシャワーから水は出た。

蛇口から水を出した状態蛇口の先の部分を引っ張るとシャワーが出る仕組みだったらしい。初見しか

なんでこんなとこで1人謎解きやってるのかさっぱり分からないが、ホテルスタッフを呼ばれる前に解決できたのはファインプレーだったと今も思っている。

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

歩く!歩く!歩く!

弾丸ツアーはひたすら歩く。海外旅行に行く層なんて暇と金のある金持ちのじいさんばあさんが主なのに、旅行会社のツアーは「夢の🎶イタリア一周」だとか、「スペイン世界遺産ツアー」だとかの移動にかなり無理があるツアーばかりを組んでくる。

東京の有名観光地を巡るだけのツアーとか作れよ

例に出したのは私が実際に祖母(父方 母方)と参加したツアーだ。そしてどちらも参加者の平均年齢が60を越していた。

老人、己の体力を過信するな。

しかしたらゆったりしたツアーもあったかもしれないけど、私が知る前に祖母は申し込んでいたから知る由もない。そゆとこの報連相大事だと思うんだ!

数日で全部を回ろうなんてツアーでは大体の日程がメチャクチャ歩いてるか数時間バスに乗るかの2択になるが、直射日光を浴びて歩いたジジババばかりのバスなんて小学生遠足帰りのバスより爆睡率が高い。

寝息の聞こえる静まり返ったバス内は幼稚園のお昼寝の時間と同じ空間だった。

日に当ててから涼しいとこでゆっくりさせるのはね、寝かしつけの方法なんよ。

私はイタリアに行ってまでソシャゲガチャを引いて、推しが出ては「ありがとうイタリア…😭🙏」とTwitterつぶやくだけになった。景色は飽きる

観光地に着くとその場限りの現地ガイドが着くことがままある。

大体このガイドはやたら大声でハキハキと話す細身な40代くらいの女性が多い。あとなんかダサい旗持ってるよね、キティちゃんとか。

そんで、そのハキハキしたおばさんガイドはめちゃめちゃ歩くのが早かった。大股でズンドコ行くので必死で追いかけるが、配布のトランシーバー早口観光地の説明をするから忙しい。

実績解除のための観光だ。この現地ガイドにより観光RTA(リアルタイムアタック)に様変わりした。

参加者も置いていかれないよう頑張って着いていくが、ここで忘れちゃいけないのが祖母だ。

観光は現地ガイドが先頭に立ち先導しつつ、はぐれる人がいないよう1番後ろを常勤ガイドで挟む姿勢を取る。

私が息切れしながら振り返ると、横にいたはずのおばあちゃんがいなかった。

前に言った通り祖母は膝が悪く、普段杖をついているくらいだから当然歩くのが遅い。それに杖無しというデバフ+でこぼこの石畳+傾斜が拍車をかけた。

「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

追いついた時、祖母一生懸命歩きながら悪態をついていた。

うん、まあ、なんだろう。同情できない。

列の1番後ろでガイドさんに付き添ってもらって悪態をつくって、どう???

ガイドさん、ごめんな。

杖があればどんなに楽だっただろうと今更ながら後悔したし、この旅行中頭10%くらいでは常に杖のことを考えていた。ちなみに今でも百均で杖を見ると「この!クソ!!これがあれば!!」と思う。500円しないで買えるんだぜ?

閑話 クソ重スーツケース

表題の通りである。おばあちゃんスーツケースバカクソ重いって話。

おばあちゃんスーツケースが重量制限心配になるくらいマジでバカ重かったんだけど、

「何も入ってないのよ〜このスーツケースいから〜」って言ってたし、古いスーツケースの重さなんて知らんからそんなもんかなって思ってた。ハードケースだったし。

重量制限23キロまでで、おばあちゃんのは20キロくらいだったはず。行きの時点でこれって土産のも買うはずだけど大丈夫????となったがホテルで開けて驚いた。

広げた両側に服が隙間なくギッチリ詰め込まれていた。

ニモ…入って…ない…❓

スーツケースが古いとかそんな問題じゃねーよ。ギチギチに布詰めて「何も入ってない」なんて言える姿勢は逆にすげーよ。

ちょっと冷静になったけどこの後のお土産タイムで早速おばあちゃんが買ったワイン旅行中ずっと私のスーツケースに入れて運ばれた。たまにスーツケースから瓶が擦れて酒屋の音がした。

旅行の回数が多いだけの自称旅慣れてると本当の旅に慣れてる人というのは別物だ。

閑話 Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

閑話3つ目である。ちなみに書いてあること全部まだ2日くらいで起こったことで、たかだか1週間程度の旅行でよくここまでネタがあるなとしみじみ思う。

一応海外旅行に行くからには大体のツアーには現地の有名料理が組み込まれている。Tボーンステーキもそれのうちの1回。2日目の夕飯だったかな。

「夕ご飯のメインはステーキです」

ガイドさんがメニューを読み上げてなんかよくわからんサラダとか食べて、例のメインは来た。

ミスター味っ子存在だけは知ってる料理だけあって私は若干テンションが上がっていた。

出てきた肉は画像の通りである

第一印象、「左ちっっっさ!!!!」

漫画の微かな記憶では左がヒレで右がサーロイン、さっぱりしたヒレを先に食べ脂の乗ったサーロインを味わうのが鉄板だと味っ子の顔のうるさい審査員が言っていた。

記憶のTボーン比率は約1:2、出てきた肉の比率は1:5くらい。申し訳程度のヒレ肉に思わず笑ってしまった。これ、わざわざTボーンにする必要ある?

まぁそれは例によって外国なのでサーブされた人によって大きさも全然違っていた。海外に行ってまで日本のような画一化を求めるのが間違っているとも言える。日本が細かいのか、海外が雑なのか。

肉質にも差があって、同じテーブルのおじいさんは「固すぎて食べられない」と言っていた

私のは食べられないって程じゃなかったけど、先に言ったようにツアー参加者は老人の方が大体だ。その人たちにこれは重いんじゃないかと思う。

そっかーとか思いつつ1人で黙々と食べてたら祖母

「そうかしら?私のすっごく柔らかいのよ!ほら!」

と、見せつけるように肉を切っていた。肉が固いと言っていた人の目の前で。

何故。

嫌がらせか?と思ったが、別に祖母はそんなこと考えておらず、ただ思ったことを言っただけだ。それがナチュラルマウントになる人なのだ純粋培養のヤバ人(やばんちゅ)である。悪意は一切ない。

そしてその素直な性格がこの旅行悲惨にした一番の原因である

ただただ、いたたまれなかった。ここで私が「そういう意図はないんです!」なんてことは到底言えないし、言ったところで祖母理解するような人じゃないし、わたしにできることと言ったら押し黙って肉を食うだけだった。

言われた同じテーブルの人たちは「人によって差があるのね〜」とかで流してくれた。大人だ。

そしてうちの祖母がごめん。

3章 「こんなとこに住む人の気がしれませんよね」

イタリアといえばベネチア水の都。今回のツアーももちろんベネチア観光が含まれていた。

こんなにネタがある時点ででお察しだとは思うが、祖母はかなり癖が強い。私と年代が違うから、というだけでなく単に人間としての癖が強すぎる。だから付き合うにはかなりコツなり話し方なりに工夫が必要だ。特殊食材

祖母の特徴を端的に並べると

お嬢様趣味(メルヘン)気質なとこがある。

・謎の自信を持つ。

・反面、少々過剰に心配性な面もある。

個人的英語のレッスンを習っていた。

介護息抜き海外旅行へ行っていた。特にヨーロッパを中心に巡っていてイタリアにはもう何回も来たからもう飽きちゃったくらい!が旅の口癖だった。

謎の自信、杖の件はこれが遺憾なく発揮された結果だ。このエピソード祖母人間性が伝わったかと思う。決して悪い人ではないから逆にタチが悪いのだ。悪意じゃないから私もそんな強く言えないし、そもそも強く言えるような間柄でもないのがさらに状況の悪化拍車をかけた。私は押しに弱い典型的な日本人であったから余計に。あの場にいたのがアメリカ人かもしくは私たちの母だったら「ダメよ!杖を持たないと出発しないから!」と断固拒否姿勢を見せただろう。私も1人ストライキを決行すればよかった。

話を戻そう、ベネチアである

ここで問題なのが「イタリアにはもう何回も来て飽きちゃった!」の口癖だ。

わざわざ12時間飛行機に乗ってケツを酷使して見知らぬ土地に降り立って言うことがそれなの、普通にやばい。現地ディスしたい行動力の鬼なの?

修学旅行の同じ班に到着直後から「もう来すぎて飽きちゃった!」なんて言う奴がいたら、そいつ絶対回る友達いないでしょ。もし現地の京都人に聞かれて初手からぶぶ漬けを出されても文句は言えない。花輪くんでもそんなマウントは取らん。

しかし一番直近でも10年以上前イタリアだって発展し続けるのだ。祖母は旅の間中も思い出のイタリア(思い出補正シマシ)に浸り続けている。

ベネチアは陸から少し離れた場所にあり小さな船に乗って向かう。

海の水は綺麗ではないが、所狭しとゴンドラが並び、ヨーロッパ建築様式で作られたカラフル屋根や壁に白い柱、窓の一つ一つまで細かな意匠が凝らされた建物がずらりと並び、それらが海の上に浮かぶ光景は圧巻だった。色んな作品の題材になるわけだ。これは日本では見れない、世界は綺麗なものがいっぱいあるなぁ、連れてきてもらってありがたいなと素直に感謝した。

水に浮かぶふかふかした地面の繋ぎ目を歩き、現地ガイドさんの説明を聞きツアーの皆さんもワクワクした目で街を見渡しているその時

「こんなとこに住む人の気がしれませんよね〜」

ここでタイトル発言だ。

見れば祖母が隣の人になかなかの声量で話しかけていた。あえての悪意とかではなく井戸端会議で「や〜ね」とでも言うような表情で。

やめろや。思うのはまだ良いとして、百歩譲って話しかけるなや。瞬時に吹っ飛ぶ感謝もっとありがたがらせてくれ。

隣の人はどんな反応をしたっけ。曖昧に相槌を打っていたっけ。でもこの場で言うべき言葉ではないことだけはわかる。

KY発言選手権があればこの発言はかなり上位に食い込む確信があるし、さらに現地で言ったことで芸術点も加算、相当な高得点を取れるはずだ。エピソードとして聞く分には良いのだけども。

これによって私は生涯ベネチアを思い出す際にはこの時の祖母発言とあのいたたまれない気持ちを思い出すのだ。なんの呪いだよ。

以上、ベネチアでの思い出でした。

まぁこの後も絆創膏を探してドラッグストア店員(イタリア人)に「Where is バンドエイド?」と英語で聞いたり(結局買えなくて私が持っていたのを渡した)自由時間迷子になったり私が素敵な羽根ペン買ったら「お金あるわね〜」と本人にその気はなくても嫌味と取れる事を言われたりがありましたがエピソードとしては”弱”なので口頭で説明すれば良いかと思います

四章 40万()のアクセサリー

その日祖母は朝からガサガサと何かを探し回っていた。

「無いわね〜」

「何かなくしたんですか?」

アクセサリーが入った袋がないのよ」

昨日はあったはずのアクセサリー類がまとめて見つからないのだという。身なりにこだわる祖母だ。アクセサリーもこの服にこれを!というものをあのギチギチのスーツケースに詰め込んできたらしい。

「あら、どうしようかしら〜……40万くらいするんだけど……」

パタパタと探してる最中爆弾発言に思わず固まった。なんだって

「あれ全部で40

anond:20240219133635

土曜の夜のルノアールなんかではよくパパ活カップル知識披露と上手な相槌のくだらねえ会話をやっているのを見物できる。

爺が奥に座ってパパ活女が通路に座る構図が多く、おもてなしされるマンスプおじと接待する若い女位置取りだ。

言われてみりゃテレビのそれと同じやつやな。

子育てがチョロすぎるww

5歳半の男の子、これまで子育てで苦労したことが無かった

楽しい思い出しか無い。

どうせ母親に任せっきりなんだろう?

8割は俺が担った自負がある。

シメ交換は9割俺がやった

土日の終日95%俺が面倒見てる。

幼稚園の迎え(送りはママ)や公園遊びの99%は俺

家の中でも子供相手は俺、

離乳食はほぼ和光堂キューピに頼ったが粥くらいは作った

米をごま油で炒めチキンスープで煮込む、わりと手間がかかる

まぁ俺が好きだから作っただけで8割が俺が消費していたが、まぁ作った

 

子どもたちが集う公園には精神ギリ暴発寸前のヤツれた母親大勢見かける、ブチギレシーンを何度も目撃した

ウチ一度もねぇのよ

そりゃもちろんダダをこねることもあるがせいぜい3歳まで、ほぼ記憶が無い

公園から帰りたくないとか玩具買って、地面に転がって手足バタバタは1度あったが、我が子にもとうとうこの時期が来たかと嬉しくなりビデオ撮影した。

アングルが悪いからもう一度やってくれと頼んだら断られた。

その後、次こそ最高の映像を残してやると待ち構えていたがついぞやらずに4歳、5歳を経過。

もうやらんだろう

 

イヤイヤ期も無かった、健全な成長に必要な時期だと本に書いてあったのでイヤイヤ期をやれと命じたことがあるが、拒否られた

 

きじゃくる、癇癪を起こすことも稀にあったが、数えるほどしか覚えてない

人間含めた哺乳類は抱きしめて胸の圧迫と皮膚刺激を与えると落ち着く。リッキンギ、グルーミング

海馬糖質コルチコイド受容体視床下部からの副腎皮膚刺激ホルモン分泌に対するネガティブフィードバック機構作用する、しろ、さぁ交感神経活動正常化カテコールアミンの分泌を抑制せよ、とか考えながら30秒も抱きしめていれば落ち着く、チョロイ

その後はタイムアウト我が家では反省タイムと呼んでいる

これも4,5回しかやった記憶が無い

 

押さえつけてるだけだろ?

好き放題させている

公園で遊びたい、帰りたくない、真っ暗の砂場で飽きるまで待ってやったのは10回20回では無い

面倒な説得やら交渉やら説諭するくらいなら俺は俺でスマホネットでもやってりゃいい。

目を離した隙に砂を食ってたりしたこともあったが、腸内フローラ多様性、幼年病原体とのエンカウントはむしろ有益であるとの論文もある、どんどん食え。

 

タブレットスマホ専用機を与え自由に使わせており、一応は制限時間を儲けているが時間ロックかると

「パパ延長して」で延長してしまうので形骸化している

目が悪くなるかもしれんが、なぁに彼が大きくなることにはips細胞とかでちゃちゃっと直せるようになるのではなかろうか、しらんけど。メガネかけりゃいい。

 

玩具買ってくれ、買いますとも、せいぜい数百円、数千円、数万円のもの

一時期Nゲージにはまったときは焦ったが

ウチは貧乏から、との説得をそれとなくしたらあまり無茶は言わなくなった、値札を見て「これならどう?」みたいな、挙げ句に「ウチは貧乏から我慢する、お金持ちになったら買ってね、っていうか俺が自分で買うわ」とか言い出した

念のため、悲壮感はゼロからね、子供は笑いながら冗談半分に言うてる。

なんというか、部屋にゴミ増えるのうぜぇっ等々大人の諸事情的なこともざっくり包括的理解してくれてる感じ、天使か、

 

出かける時は服も着させる、自分でやらない、パパやって

無理にやらせようとしても遊んでいるだけで逆に面倒くさい、ならばさっさと俺が着せたほうが早い

まさか10歳二十歳になって、パパ靴下捌かせととは言わんだろ、そのうち勝手自分でやりだす。

というか幼稚園では全部自分でやってるのだ。

甘えてるだけ

甘えが悪いとは思わん、5歳なんて「生きるの楽しい」って記憶だけ刷り込めば十分だと思ってる。

今日は運が良かったね、楽しかったね」子供の口癖、俺がよく言ってやるのを真似た。

なにか少しでも楽しいことや新しいもの出会えたらそうやってフラグを打つ、記憶する

 

うそう、そう言えばトイトレも楽だった。

幼稚園に入る前に終わらせなければと少々焦ったが、入園数週間前に秒で終わった

おねしょは1度だけだった。ちょろい

 

だがいまだにトイレに付き合わされてチンコを持たされる

幼稚園では自分でできるのに家では俺を呼ぶ

はいはいやりますとも、持ちます

まさか30歳40歳にもなって以下略

 

先日、公園で遊ばせていると「パパ来て」、公園では勝手に遊ばせる、

友達がいれば友達と遊んでいるし、誰も居なければ適当に同年の子供を見つけて友達になって遊んでる。楽でいい。なんか知らんが走り回ってる、何が楽しいのかねぇ

そんな息子が満面の笑顔で「雲梯最後まで行けた見てくれ」と、アレをしろこれをしろという指導誘導は一切しないが勝手に雲梯の練習を初めて、しばらく2,3ステップまでしか進めなかったがようやく最後まで渡り切れたようだ。

雲梯で脳が活性し利口になることは知っている、頑張ってやってくれ

披露、行けた、凄い凄い、拍手はしてやった

自転車は4歳でストライダーを足蹴りからペダルに変えた

補助輪をつけるのが面倒くさかったのでそのままやらせていたら小一時間習得

ビュンビュンと走り始めた、とにかく楽で良い

 

公文だのピアノ絵画水泳、皆さんいろいろされているが一切無し

風呂場にスピーカーをつけて好きな音楽を流せるようにしているが、元気に鬼滅とポケモンを歌っている。そんなんでいいんちゃうの?一応俺はピアノが弾けるが

 

先日、図書館で3歳まで公園でよく一緒に遊んでいた母子と再会した

突然来なくなったのだが習い事全部入りなのは知っていた、育児マニュアル信奉親、公園では裸足で遊ばせてた

の子を見て、正直勝ったと思った、いや勝ち負けとか言うちゃダメなのは百も承知、二百も合点なんだが、感じてしまったものしょうがない

彼は生命力覇気スポイルされた目をしていた、可哀想に、だがそれも親の愛だ

アホだと思うが。どうにもできん。頑張れ

スポーツクラブに通う彼の筋力、体幹は明らかに俺の息子に劣っている、事実から仕方がない

俺の息子はひらがなを一つも書けないが、彼はカタカナも書けるだろう

なぁに文字なんて小学生になってから嫌でも習う、60にもなってひらがなが書けない以下略

 

就学してから、こんなの全部やってるもーん、よゆー、から教育が始まるのと

え?俺全然できない、みんなできるの?ヤベ、勉強頑張らないと不味くね?

からスタートしたほうが良いと思ってる

息子は超絶負けず嫌い、そこで折れない諦めないフォロー自尊心自己肯定感を養ってやれば良い

 

だって一応子供を育てるにあたってマニュアルも参照した

スポック博士育児書の初版本を図書館書庫請求して取り寄せてもらった(平成元年の三版しか残ってなかった)

まり、まー、こんな知見はどれほどの支持、権威科学データだと言うても、ほらみてみ、変わるのよ、間違えてるのよ

というのを我が目で再確認しておきたかたからだ

ようするにマニュアル本を否定するために読んだ

だがあの本はぶっちゃけ役に立った、「いろいろ書くが、子供なんて頑丈だから簡単には死なない、自信持って自分のやり方で育てなさい」だって

そのまんまやんけw

 

とにかく、子育て楽しい

追記

コメントいっぱい貰った、ありがとね

少子化ニュースを見た、「「自己責任」が重すぎる」って記事

子育てしると暴発ママ(パパ)に遭遇することもあるじゃん

俺も何度かある、それ子供悪くないよね?叱るところじゃないよね?その叱り方じゃないよね?

人様の事だから口出しはしないが、正直見てて切なくなる。

精神的にギリなのもわかる

からさ間違っててもいいんだよ、子供は育つ、育てやすい子、そうでない子、色々なのもわかるが、もう少し肩の力を抜いて子供を育てない?

正しい子育てなんてなくね?マニュアル頼りの子育て、測りすぎの育児を少しだけ見直す

 

書きたかったのはそういう事です。

ポケGOの人?→YES正解

2024-02-13

anond:20240213135942

その点浅見光彦は静かに推理披露するだけで後の身の振り方は相手に任せるから偉いよな

周囲の罪なき人間逆恨みして勝手に敵認定する奴っているよね

なにかのきっかけでそんな通り魔的な性分が丸くなり、周囲の人間に害意を撒き散らすことをしなくなってくれればまだマシだけど、

タチが悪いのはその溢れんばかりの逆恨みエネルギー原動力に何か大きなことを成し遂げてしまった場合だ。

その一人相撲的な成功体験を相変わらず歪んだ認知でもって

大志を抱き続け遂に敵に打ち勝った私」

と総括し、

成功後に新たに出会った人々の前で、自分過去に関わりあってきた人間を(事実無根で)口撃し、勘違い被害体験饒舌披露する。

そんな有害な奴っているよね。





それはまさにかつての私のことだ。

「全ては若気の被害妄想だった」と憑き物が落ちたかのように客観視できるようになった頃には30をとうに過ぎていた。

ひとたび内面的に落ち着くと、あれだけ嫌っていたはずの仮想敵だった人々を懐かしむようになり、彼らと再び関わり合いを持ちたいと望むようになった。

つい先日、そんな彼らの1人と10年振りに会う機会があった。

かつて私が攻撃的だった頃の非礼や、逆恨みで敵視するようになったことをその場で詫びるつもりだった。

「夢が叶ってよかったね。テレビでもやってたね」

年齢相応に大人びていた彼は淡々とした調子で言っていた。

そして私が過去の振る舞いを詫びると

「いや、いいよいいよ。昔のことだから

となんでもないことかのように謝罪を受け止めてくれた。

だが、会話の終わりに私が連絡先の交換を申し出ると彼は

「ごめん、それは遠慮しとくよ。じゃあこれからも頑張ってください」

と去っていった。

かなりショックを受けながらそれまでのやり取りを反芻すると、彼が最初から最後まで一度も笑顔を見せなかったことに気づいた。

私は全く許されてなかったのだ。


私と同じような人がいたら今すぐ心を入れ替えることをオススメする。

私のように仕事以外の人間関係を完全に失ってしまった寂しい人間になって欲しくない。

2024-02-12

アスペで極端に職業経験薄そうな増田に『非常に共感されないポイント』と、言い方はともかく『それはそうポイント』書いておきます

⭐️非常に共感されないポイントはここなんですわ。 ⭐️

>あの程度の確執なんざまともに社会人生活送ってたら何度か出会すことだろ

脚本家には脚本家事情がある

スシローで皿ペロやコンビニおでんツンツン並みに無くてクビなんだわ。何のための秘密保持契約NDA)って話で下手したら賠償問題。だから大炎上した

とりあえずエージェント使ってたらそのエージェントは二度と使えない

無限♾️投稿しているけど、マジでここ、なにが増田理解を妨げているのかわからない。日本法治国家だぞ?法律契約に基づいてお仕事する。お気持ち人員稼働させない

こういう妄想があるから人や社会が怖いとかそういう話か?

 

 

⭐️同じくらいに共感されないポイントはここ。⭐️

無駄騒動拡大させたのが自殺原因だろ

霊界から使命を得たガチスピの人でなくば、端的に基地外ですよね

脚本家のせいで死んだ、編集のせいで死んだ、小学館のせいで死んだ、日テレのせいで死んだ、原作ファンのせいで死んだ、ネット民のせいで死んだ、

いずれも正気じゃないですね

遺書も公開されていませんし、たとえ遺書にある内容が公開されても、それが事実かどうかわかるのも、亡くなった本人だけですよ?

イタコ芸披露するのはお身内の間だけにしましょう

 

 

⭐️『構ってじゃないなら、言い方・・・』って思うが、下記ははまぁ『それはそうポイント』はあると思います⭐️

勝手死ぬ方が悪いだろ

精神スペランカーかよ

>「ビジネスモデル自体をそれ専用に設計する」

 

それはそうポイント1:通常、自死は複合的な原因の結果であり、直接的に誰かのせいでは無いです

もちろん、虐待拷問などの物理攻撃を加えられていたとか監禁されていたとか死ぬよう脅されていたとか、

胸糞な旭川14歳少女イジメ凍死事件類似する事件くら寿司パワハラ焼身自殺事件類似する事件

自殺裁判労災認定されるような事件とか、因果関係が明らかであるケースは除きますが、

それ以外の自死はさまざまな不幸がタイミング悪く重なった結果であって、何かひとつの不幸でどうこうは基本的にない

精神科医などの専門家の助けと休息が必要

ここ理解出来ていれば、脚本家のせいで死んだ、編集のせいで死んだ、小学館のせいで死んだ、日テレのせいで死んだ、原作ファンのせいで死んだ、ネット民のせいで死んだ、

そんなイタコ芸は出来ないはずです

 

それはそうポイント2:自殺はしてはいけないことです。なので自殺幇助罪とかあります

もちろん、自死に結びつくことにならないよう社会全体がフォローをするは大前提にあれど、それはそう

 

 

それはそうポイント3:誰も話していないかわいそうランキングの話

誰も今その話をしていないし、何事も命あっての物種だと思いますけど、理解フツーに出来ます

 

 

 

それはそうポイント4:これから社会コンテンツを良くしていく話をしたい政治厨や軍師様 

誰も今その話をしていないけど、理解フツーに出来ます

  • これから社会倫理話したい政治厨や常勝コンテンツ軍師は冒頭にそれを書いておくといいと思います。あと興味のないこと(今回の炎上)には無理に触れなくていいです。毎回毎回トンチキなので。『これから』のことだけ書きましょう

 

 

理解出来ましたか

anond:20240212062553 anond:20240212101950 anond:20240601075043

2024-02-11

何が何でも浮気しない女はめちゃくちゃマイノリティだけど実在する

他方、浮気してしまう女というのはめちゃくちゃ多い。体感で9割超えてる。

そして、そういう浮気女は大きく2タイプに分けられる。


1つは「浮気して何が悪い!」って豪胆なスタンスの女。

既婚や彼女持ちだけど風俗大好きでそれを仲間内面白クズ話を披露するための肥やしにしたり、自分の中の武勲のように見なしたりする男にかなり近い精神性と言える。

関西芸人に近い。

残る2つ目は、強烈な罪悪感を覚えるくせに結局浮気してしまう女。

彼女らには共通の特徴がある。

知能が低いorメンタルが弱いor家庭環境問題がある。メンタルのほうは軽度発達障害の裏返しなのではと疑ってる。

2024-02-10

anond:20240210113837

そもそも誰もそんな話してないからな。どこでその勘違いを得たの?

 

プレビューで飯食ってる確信犯のバズり屋や、あたおかブクマカ

どこぞの傲慢アニメ監督ゲームネタ書いてる時代から(自粛)の漫画家なら知りませんけど、

脚本家のせいで死んだ、編集のせいで死んだ、小学館のせいで死んだ、日テレのせいで死んだ、原作ファンのせいで死んだ、ネット民のせいで死んだ、

いずれも正気じゃないですね

 

イタコ芸披露するのはお身内だけにしといた方がいいです

2024-02-08

権力腐敗の象徴TV業界って基本的高学歴コネそしてコネ世界なので

どこぞの有名な大学出て〜とか、物書きなのに何故か元モデル女優アナウンサー芸人だとか、親が○○とかな

中卒・高卒コンテストに応募して認められて下積みしてとかそういうのもゼロじゃないが、多数派では無いので、

『嫌ならやめろ』でよろしかろうと思います

 

 

あと、元増田の見ているポイントと言っていることちょっとズレてんだよな

 

漫画家可哀想っていうけど俺のが可哀想だろ。メディアミックスされるIPが作れる才能と発掘される運があるヤツの何が可哀想なんだよ』とか、

『端金でメディアミックスされてもっていうが、今まさに、創作活動続けるために金がいるんだわ。それに多少なりとも人に作品の名が知られるなら、

今後とも創作活動する資金にするためいくらでも売るわ』とか、

そういう話であれば<今、かわいそうランキングの話をしていません😅>と思いつつ、まだ言わんとしていることが理解出来なくもないが、

(ワイも増田もお互い、宝くじとか当たるといいね)

 

 

『才能やIPを発掘される運を授かった奴が、法を無視する権力腐敗の象徴スシロー皿ペロに何か物を言うのは傲慢』って、

それは流石に、<何言ってんだ、こいつ?😥ドン引き>しかないぞ

法令違反法令違反しかないし、スシロー皿ペロはスシロー皿ペロ以外の何者でもないので

 

ただ、インスタで奇行(原作者に対して攻撃して愚痴った)した連中は雲隠れでも、

『大切なのは原作であって、原作者の方はあまり関係いかな』『最近原作者はこだわりが強い』とか、

なかなか常人じゃできない新たなスシロー皿ペロネタ披露した日本シナリオ作家協会は、いちおう形だけの謝罪しましたね

 

スシローの皿ペロネタ貼っておきますね、気になるなら魚拓検索しよう

魚拓より

最後脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、

過去にも経験したことのない事態困惑しましたが、残念な

がら急きょ協力という形で関わることになりました

魚拓より

最終回についてコメントDMをたくさんいただきました。まず繰り返しになりますが、私が脚本を書いたのは1〜8話で、最終的に9・10話を書いたのは原作者です。誤解なきようお願いします。

 

(中略・気になるなら魚拓見て)

 

脚本家の存在意義について深く考えさせられるものでした。この苦い経験を次へ生かし、これからもがんばっていかねばと自分に言い聞かせています

 

どうか、今後同じことが二度と繰り返されませんように。

魚拓より

(『個人的にはあり得ないと思っています。どんな経緯があろうとです』という同業者のリプに対して)

はい脚本家として生きるすべての人に関わることだと思います

 

 

そこに検索バーがあるじゃろ?どんなコメント脚本家が『いいね❤️』をつけていたか魚拓で見れますよ。脚本家・文業者奇行

脚本

○○さんの一ファンとして悔しいです。🥺

1〜8話で変化、成長していった登場人物たちが、9、

10 でほぼ初期状態に戻ってしまった感じでした。

お見合い相手に断るシーンが無く、○○さんならちゃ

んと描くだろうなと思いながら観ました。

あかりの踊りも少しづつよくなってなかったけ?と

か、2年経ったのにスーパー記号的に使ってるだけ

で、その時間経過も描けてなかったですね。。

重ねてきた登場人物たちの厚みが最後に薄くなってし

まったのが残念でした。😢

私もこの事、胸に刻んでおきます

脚本

個人的にあり得ないと思っています。どんな経緯が

あろうとです。わたしもいろいろ考えさせられまし

た。ともあれ素敵な作品をたくさんおつかれさ

までした!良いお年を迎えてください

 

(これに対して『はい脚本家として生きるすべての人に関わることだと思います。』と該当脚本家はリプ)

文業の人

はじめまして。毎週楽しみにしてました。

最終回に向かって、急に世界観テンポも変

わったので不思議でした💦そして、えっ、

ここでふんわり終わり?と。

でも訳がわかりました。

そして、私も物書きの1人として尊厳を傷つ

けられたお気持ち、お察しします。

素性不明

脚本素人に変更していたなんて初めて知っ

て驚きました。素人でも書けるものなのか

な?誰かが手を入れたりして現場も混乱した

のでは?

 

他にもドン引きコメントいいね❤️推してるのが確認できるので気になるなら魚拓見ようね

 

 

この脚本家のSNSでの奇行プロデューサー及び日テレはどうしたか

まさか放置、通常の企業ではあり得ませんよな

 

その上、日テレ公式垢で最終回批判コメントに『いいね👍』を付けて回ってしま

まぁ批判コメント書いた人の良心に訴えるとか、すべてのコメントに『いいね👍』をつける運用だった可能性もワンチャンありますけど、

最終回肯定的ポジティブコメントに『いいね👍』をけっこう付け漏らしてたみたいで、SNSではこえぇぇぇぇって言われてますわね

https://x.com/twmybwb1zh8y8zl/status/1752317299493830688?s=61

 

どう考えてもSNS運用チームと連携取らなかったの悪手でしたわね

(今はゴタついてるから奇行を黙らせたり、手動なんだか自動ウエイトタイムがあるなんだかわからないけど『いいね』の運用変えるべきだった)

anond:20240208045945

2024-02-07

anond:20240206144758

二回ずつ書いてるのはそこを後悔したということなのかな

結果オーライから別に気にする必要はないよ 

親も上司も30代相手ちょっとおかしいよね

(まあ一番披露するべきだった相手がいない状態の「披露宴」した増田本質を誤解していて多少はおかしいとおもうけど。

上司友人同僚あたりは呼んだならいいんじゃないかな)

ライン電話ブロックしてたまに死なない程度におもいつきで声かけてあげな

孫の写真でもちらつかせれば食いついてくるよ

 

今なら入籍だけして同棲事実婚でもいいとおもうけどお嫁さん(かな)にとってはけっこう屈辱的だしただしかったんじゃないの

増田じゃなくて伴侶に感想を聞け

 

あと健常者エミュレーターからコピペなら元のやつにもそういっといてくれ

2024-02-06

自己表現のむつかしさ

 SNSで何を呟けばいいかからない。

共有したい話題はあり、日常面白いことに出会い感動したりもする。

ネタツイのような笑わせる文章を思いつき、ニヤつきながらメモしたりもする。

しかしそれを誰かの目に見せたことはない。

勿体ない気がするのだ。

他人に見せるほど価値あるアイデアならば、どうせなら自分評価に繋がる場所披露したくはないか

もしそのアイデア評価されたとして、自分が何一つ褒めてもらえないならメモ用紙を破って捨てるのと変わらないではないかSNSでは「これ面白いなー誰が書いたんだろう」とはなっても「その誰かはどんな人物なのかな?」とはならない。アカウントという私の代弁者はいても私ではない。

からそのアカウント評価されても私は何一つとして満たされないままなのだ

一言で言ってしまえば"顔を出したい"。顔を出したうえで評価されたい。

私のX(旧Twitterアカウントフォロワーは200人。殆ど業者フォロバ垢。

何もツイートしてないのでこの少なさは当然だ。 

しかし、こんなアカウントでさえ自撮りを載せたいのに載せられない悔しさで悶々としている。

顔を出したら無限の引き出しを開けられるからである絶対面白いって言わせられるのに。

 

 そうまさに、この“顔出し“という行為こそが「自分評価されたい」気持ちの発露である気がしている。

絵師や実況者やら歌い手やら才能を評価された人間が、評価された後で顔を出す理由もこれで説明できる。

結びつけてほしいんだろう、現実自分仮想自分を。

皆が憧れ敬意を抱く存在が「それ自分っす(照)」と公表するのが顔出しなのだ。

あわよくば顔も褒めてもらえたら嬉しいしな。

よーーーーく分かるよ気持ちは。

最近ネタツイッタラー自撮りを載せるしな、みんな承認欲求に飢えているんだろう。

  

 

 さて、こんなことを書いてはいるが本当は顔を出さずとも自己表現がしたいのだ。

処女作が名作になる人物はいない。だからいつか咲ける場所で咲くためにも匿名で誰にも認識されない空間でも七転八起の精神自分を磨くべきなのだアウトプット大事なので、それは絶対に正しい。

けれどもイケア効果のように自分から生み出された発想、才能の断片が余りに美しく素晴らしすぎて、

それが、誰かに真似されて自分のものではなくなってしまうのを酷く恐れている。公共のものになることを酷く恐れている。今もスマホメモ帳にルーズリーフに、無数のネタツイと小説アイデアが窮屈そうに眠っている。

今すぐ、こいつらを解放してやりたいけどできない、何度も書いたように自分評価されないので。

自己表現はむつかしい。自縄自縛なので頑張れば払拭できるくらいの難しさだが、むつかしい。


この文章登録するときも指を押さえつけ歯を食いしばりながら悶々として5分、なんとか公開できた。

何かブログに書くべきだったか、そんなもの持ってないが、匿名で消費するには惜しすぎるな。

そんな価値がないなんてのは薄々知っていて、誰にも読まれなかった時に確信するのだが、

それでも読まれなかったとき嬉しいような悲しいような、ひっそりとした安心感を抱くのだ。

増田、読んでくれてありがとう。拙い文章だが、ほんの少しでも共感できる所があれば嬉しいよ。

2024-02-04

anond:20240204024152

芸者の間だけでチ○ポに見立てて食べることが流行ものか?客の男の前で披露するもんだろう。SNSでは、船場旦那衆のように客層まで特定されていたりするしさ。チ○ポのメタファー抜きに発祥したということなら分かるが。

anond:20240204052017

それも上で暴れてるバカとおなじくらいには極端な意見だよね

よく素人男性が「金もらえてAV撮影をタダでみられるなんて得しかない」という考えで意気揚々と汁男優に応募するけど、

実際撮影になると素質がある(その場でつかいものになる)のはごく一部だっていうじゃん。(好みじゃない女優体位でも金もらってる以上はなんとか汁をひりださないといけないわけで)

まりおまえらの読んでるエロ漫画にでてくる「種付け」だの「はらめっ💓」だの「おまえがママ~」だのいいながらいつどんなタイミングでもでっぷり腹で完璧ピストン披露できるおじさんてのも、ものすごく過酷な訓練を受けている専門家エロ漫画てのはありえない人を普通にいるように描くフィクションしかないのよ

フィクション女性側もグロッギー(吐きそう)になるようなことやらされてあんあん喜んでみせるのは過酷な訓練をうけた専門家しかみえんしやっぱりあり得ない。

からあり得ない毛なし人形アクロバット見て抜いてるサルっつってフェミさんたちに忌み嫌われるのよ

2024-02-03

anond:20240203115807

切っても副乳が頑張って生えてくるんだ、って昔ラジオ杉田智和がムダ知識披露してた

2024-02-02

Bang Dream! It's MyGO!!!!!』から数ヶ月でバンド箱推し沼に落ちつつある

バンドリ、正確にはBang Dream!プロジェクトは、ガールズバンドを題材にブシロードが展開するメディアミックスコンテンツだ。

とこのあたりはチャキチャキ行きたいのであとは各自調べてください。

スマホゲーを中核にしつつ、アニメ化とか音楽かいろいろあるわけだが、一番のキモリアルバンドということになると思われる。

文字通りというか何というか、リアルバンドであるキャラクター担当する声優さんたちが楽器練習してバンドを組んでライブをするという、そういう感じだ。

この流れの中で、昨年リアルバンド活動開始とともにテレビアニメシリーズBang Dream! It's MyGO!!!!!』が放映されたのがMyGO!!!!!(以下マイゴ)というバンドである

It's MyGO』については、もう全員見ているであろうから話の大筋は割愛する。平たく言えば「気まずい『けいおん!』」である

ともかく、今にして思えばこのテレビシリーズが始まりだった。バンドリのアニメシリーズ自体は以前にも3シーズンばかり放送されており、目を通してはいた。が、ハマるということはなかった。「ふーん、いいじゃん。」と渋谷凛程度のテンションで受け流していた。

ところが今度の『It's MyGO』は違った。端的に言えば、わかる。これに尽きる。劇中で次から次へと起こるいざこざは、バンド経験者であれば、馴染み深いとまでは言わなくとも身に覚えのあることばかりだ。そもそもバンドマンなんて人格問題を抱えた人間の方が多い。それが群れてひとつ目的に向かおうというのだから、揉めるこじれるは必然と言える。現実には、結束バンド放課後ティータイムのように円満関係バンドのほうが珍しいはずだ。

そして何より、バンドは終わる。99.9%のバンドは、とくに売れることもなく、ライブ成功させる(何を成功とするかは難しいが)こともなく終わる。マイゴだって一度は最悪の形で終わりを迎える。だがそこからだ。大きく話題になった10話のライブ回。「終わったバンド」の先を描くファンタジー。泣いた。泣き散らかした。なんというか、過去の私が救われたような思いがしたのだ。『ラ・ラ・ランド』のクライマックスのようだった。

It's MyGO』の放送終了後である

youtubeのマイゴチャンネル情報をチェックするようになった。新規楽曲MVチャンネル上で公開されていたのがきっかであるアニメ終わったのに新曲出るんだ、と思ったのを憶えている。

そうやって過去楽曲MVまで漁っているうちに、画面端に目が留まった。

話が逸れるようだが、ここでインターネットのコツについて書く。youtubeの関連動画を見るな。というのがそれである。猫動画を見ていたら関連動画ハムスターの共食い動画が現れたことがあった。関連動画を見ていいことなんてひとつもないのである。私が数ヶ月前の自分に何かアドバイスできるなら、youtubeの関連動画を見るな、と必ず言うだろう。

というわけだから、実際には見たわけである

同じバンドプロジェクトの別バンドの、リアルライブ映像だった。RAISE A SUILEN。以下、RAS

音楽的には全く好みでなかった。マイゴがクリーンヒットするくらいだから、私が好きなのは直球のギターロックなのであるアジカンとかイースタンユースとかアンディモリとか、そういうバンドなのである

RAS音楽は、好みと全く違った。が、好みでないがゆえに、俯瞰分析的に見られた。そして思った。演奏力、ヤバい

特にドラム。全員巧いが、特にドラム。叩くマスキング役夏芽氏のドラムは、完全にパワータイプであるビスケット・オリバとか花山薫とか好きな人なら多分好きである。四つ打ちのシンプルリズム我慢ならんとばかりに無限フィルが入ってくる。打点がよほどいいところを抜いているのか、バンドとしては重心低めの音像にも関わらず、ドラムの音が小気味いいほど抜けてくる。かつ重さもある。そして常に笑顔普通あんドラムを叩いていれば虚無顔か仁王顔になってしまうと思うのだが、めちゃくちゃ抜けのいい笑顔で叩いている。怖い。あと髪型がかっこいい。東京リベンジャーズに出てきそうな髪型である。怖い。

しばらくはRASにハマり、ブックオフオンラインアルバムを買った。当然、特典ブルーレイ付の初回盤である

ここで、バンドシリーズCD特殊形態について少し説明しておく必要がある。CDには、たいてい【通常盤】とブルーレイ付の【初回盤】が存在している。なんだ普通じゃんと思われるかもしれないが、特殊なのは、このブルーレイの方が「本体であるという点だ。ブルーレイには、基本的バンドライブ公演が一公演まるごと収録されている。そのブルーレイの分、通常盤と初回盤の間には価格差がある。たとえば、シングル盤だとCDのみの通常盤では1,760円(税込)。これに対してブルーレイ付の初回盤は7,810円(税込)である。これがアルバムになると、付属ブルーレイは二公演ぶん二枚となり、価格通常盤3,520円(税込)に対して初回盤11,000円(税込)となる。この価格差が、ブルーレイが「本体であると書く理由である

MyGOのアルバムを購入した時点では、ブルーレイ本体であるということを見抜けていなかったため、私は通常盤を購入してしまっている。今では、中古盤を漁る際でも、必ず初回盤を狙うようにしている。

それはさておきRASである付属ライブブルーレイ二枚を鑑賞して、参ってしまった。ドラム音源よりライブのほうが三十倍かっこいいではないか

といったところで、脱線脱線を重ねることにはなるが、バンドリとプロメンバー、ということについて少し書く。

バンドリにおいてキャラクターを演じる声優さん演奏するのがリアルバンドであると先に書いた。掘り下げると、このあたりは少し込み入った事情がある。RASについていえば、はじめはバンドプロジェクト専属バックバンドとして組まれものであり、ドラムベースギターというバンドの核を成すパートを受け持つメンバーはもともとスタジオミュージシャンとして活躍されていたようである。いわば演奏プロ演奏うまいのは当たり前と言ったら失礼になるが、むべなるかな、である

このあたりの事情について、もうひとつ、注目すべきことがある。こうした、スタジオミュージシャン出身メンバーも、自身担当パートキャラクターに声をあてるのである。私としては、ここのところをとても面白いと感じている。彼女らは演奏プロであるが、声優としては(はじめの時点では)アマチュアである。翻って、本業声優メンバーについて考えると、彼女らは声優プロであるが、演奏についてはアマチュアである。この交差が面白い声優メンバー演奏技術の向上と、ミュージシャンメンバー演技力の向上。後者についてはスマホゲームアニメシリーズでよく確認することができる。再三触れているRASの夏芽氏などは、もはやキャラクターとしても堂に入ったものである

RASライブ映像にどっぷりと浸かった私は、気付けば他のバンドライブ映像アーカイブを掘って追うようになっていた。

見ていて、面白いことに気づく。バンドリのリアルバンドでは、技術的な要点はリズム体に置かれているということである

一応のシリーズの顔であるPoppin Partyで全体の演奏リードするのはバンドマン上がりのベーシスト西本であるベースをかなり低めに構えた独特のフォームで激しいパフォーマンス披露して客席を強烈に煽る姿は、演じるキャラクターとのギャップに少し笑ってしまう。

Poppin Partyと対になるRoseliaでその役を担うのはドラムの櫻川氏だ。ツーバスを主軸にした手数の多いド派手なスタイルで、バンド全体を牽引する。最初見て「この人もスタジオミュージシャン出身なのかな」と思っていたら普通声優さんだったので、少し引いた。

バンドというものは、リズム体さえしっかりしていればそれなりに聴けるものになる。そういう点を押さえた上で、どのバンドにおいてもリズム体には力を入れるディレクションを行っているのではないだろうか。

という流れで、もっとも後に触れたリアルバンド、Morfonica(以下モニカ)の話をする。

モニカについては、番外編除くアニメシリーズには未登場だったのもあり、ここに至るまで知らずにいたバンドであった。

ライブ映像をまず見ての感想は、なんだかちぐはぐなバンドである

特徴となるバイオリンバイオリンについては恥ずかしながら知識がなく、技術的なことの細部については分からない。ただ、だからこそ、バイオリニストAyasa氏が凄まじく巧い、ということは分かる。いや、モニカライブ映像を見れば、誰もがそう思うはずである。どんな素人でも分かる凄さである。それぐらいに並外れている。パート的にはリードギター役割を担い聴かせる激しい演奏は、間違いなくこのバンドの華であろう。ミラ・ジョボヴィッチか?と言いたくなるようなビジュアルも含め、強烈な引きを持ったスタープレイヤーである

それにドラム。叩くmika氏は夏芽氏とは別ベクトルの超絶ドラマーである。繊細でテクニカルタイプで、刃牙では烈海王が好きだという人などは恐らくピンとくる音なのではないだろうか。mika氏のプレイにあって、ことにスネアにおけるニュアンス付けは卓抜している。スネアロールの中でのアクセント位置付け、クレッシェンドタッチ自在であり、音だけ聴けば口径も材質も違うスネアが四つも五つも並んでいるのかと錯覚するほどであるスタンダードスクエアリズムの中に三連系や五連符のフィルさりげなく滑り込ませるようなプレイも多く、いわゆる「うたう」タイプドラムとして実に聴きどころが多い。

やはりというか、この二名はもともとプロミュージシャンであったようだ。演奏彼女らが引っ張っていく形になるが、ライブ映像の印象は、ギターボーカルベースはそこに必死についていっているというものだった。演奏がよれたり躓いたりするのを見て失礼ながら「本当に演奏しているんだなあ」と改めて感じた、とそんなような演奏である

プロジェクト内の他バンドに比べてやけにこなれていないこのバンドに、なぜだか興味が湧いた。

youtubeバンドチャンネルを掘っていて見つけたのが、モニカ活動初期ドキュメンタリーシリーズ、「Morfonical」であるバンドの結成から練習、はじめてのイベント出演、単独ライブまでを追う。これが順風満帆はいかないスターである。初ライブではライブの開始時にイヤモニにトラブルギター直田氏は自らの音が聴こえない状態一曲目を演奏していたようである。これは目隠しをして絵を描かされるに等しい。演奏に慣れない中、いきなりの大舞台でそれなのだから、恐ろしすぎる。トラウマになってもおかしくない。そんなこともあって、この初ライブメンバーにとって悔いの残るものになったようだ。ことに悔し涙を流すベース西尾氏と、「自分が全体を見る立場なのにメンバー不安に気づいてやれなかった」と語るmika氏が印象に残った。それを経ての猛練習と、続く単独ライブ。そこにはドラマがあった。そうした物語込みで見ながら、モニカに対する印象は変わっていった。当時、ギター直田氏とベース西尾氏は「モニラジ」としてyoutubeラジオ放送しており、これのライブ前後の回、及びにAyasa氏とmika氏のゲスト回にて、ライブにかかる心境を詳しく語っている。

この頃、私はバンドプロジェクトの中心となるスマホゲームガールズバンドパーティ』にも手を出し始めていた。マイゴのストーリーイベントが公開され、アニメシリーズの先の物語が語られ始めたためである。このゲーム内ではモニカストーリーも詳しく語られることになるのだが、これを語り始めるとまた際限なくなってしまうので、詳しくは触れない。ただ感じたのは、モニカストーリーは、バンドリにおける特殊物語構造──キャラクターたちの物語リアルバンド物語の交差──を強く推し進めたものだということであるミュージシャンであるAyasa氏とmika氏のキャラクターを演じるという意味での成長、声優である藤氏、直田氏、西尾氏のミュージシャンとしての成長、これが交差しモニカという存在の強度を増していく──そういう物語である。少なくとも私にはそのように感じられた。

エンターテインメントを止めない!~バンドリ! コロナ禍の軌跡~』という特番youtubeバンドチャンネルにて全編視聴することができる。

特に2021年から22年にかけては、ライブの規模縮小、イベントキャンセルなどかなり活動制限されたようである

最近になって、コロナ禍を経ての直近のライブ映像が幾つかアップされている。その中でモニカの最新のライブも見ることができた。

実によくまとまった演奏であった。声優組のパフォーマンスは見違えて堂々とし、演奏ミスほとんどない。ミュージシャン組のふたりの音もより自由にのびのびと奏でられていた。

そこまでにあった物語を思って、すこし涙した。

CD初回盤付属ライブ映像もそれなりの数を見てしまって、あとは実際に見るしかいかなと思い始めている。

場の雰囲気を思うと、怖くもあるが、なんだか楽しみでもある。

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