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はてなキーワード: ベネチアとは

2024-02-19

悲惨

ツッコミ祖母ファンタスティックで困るって話【不在】

膝の手術を3回受けた70代祖母が同行者の孫に無断でイタリア縦断弾丸ツアーに申し込んだ話。

序章 不安しかない出発

一章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

三章 こんなとこに住む人の気がしれませんよね

四章 40万()のアクセサリー

五章 ナポリと靴

六章 おばあちゃんクレーム

七章 ローマの夕食

終章 逃げ切った空港バス

サイドストリー

シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

・激重スーツケース

・Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

・自慢話と夏の空

ボッティチェリに敬意を示して。

・嵐ってすげぇや!

序章 不安しかない出発

孫が中学三年になるのに合わせて祖母海外旅行に行きたいと言い出した。

昔は海外によく行っており孫と一緒に行くのが夢だったんだそう。

そこで白羽の矢が立ったのが、2番目の孫で初の女の子わたし

おばあちゃんは息子しかいないから初めての女の子をかわいがって、よく自分の好みの服やらを買って着せられた。娘がいたらしたかたことを私にしてる感じ。

あとまぁ「孫と一緒に旅行!」ってのが老人にとってはステータスなんだね。「孫と海外旅行をするくらい仲が良くて金銭的にも裕福な家庭」みたいなさ。

「あらお孫さんと旅行?いいわね〜羨ましいわ〜」って言われたいのもあったと思う。そりゃあ孫連れて旅行してる人がいたらそういう反応しかないでしょ。

当時は何も知らんかったか旅行行くのに全然賛成で二つ返事でOKしたし海外行けんの楽しみにしてた。

祖母は膝が悪く何度か手術の経験もあるため、最初は膝のこともあるしバンクーバーあたりのひとつ都市に留まってゆっくりしようねって話してた。

それが5月のある日

「孫ちゃんイタリアにしない!?もう申し込んじゃった!」

って。ねぇ、あんた。

パンフレット見せてもらったらまぁイタリアを北から南まで大移動する8日間の超弾丸ツアー。母が「大丈夫なんですか?」と心配そうに聞いても「大丈夫よ〜!」で聞きゃしない。

身体爆弾抱えてる人がどうしてそこまで自信満々になれるのか。謎です。

テンションの上がった人間は突拍子もないことを言い出すの典型を目の前で見た。

1章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

そして迎えた当日、前泊する為に祖母の家に行った私が「杖あります?」って聞いたら、自信満々に「無いわ!でも多分大丈夫だと思うから!☺️」

まって??

いやもう、「なんで??」の一言に尽きる。

だって言ったもん、「買う」って言ってたやんけ。母さんがおばあちゃんの膝を考慮して折りたたみ式の勧めたり口酸っぱくして杖を持っていけって言ってたから。そりゃあ買ってると思ってたし若くないんだから過信しないでくれ、たのむから

ここで私が間違ったのは不安に思いながらもすぐそばショッピングモールに走って杖を買いに行かなかったこと。これが後に解決できない大問題となる。

今なら過去の私をぶん殴ってでも杖買ってこっそり自分スーツケースに突っ込む。もし声だけでも伝えられるなら夜とか関係なしに「杖を探しに走れ〜!!!!!」って叫ぶ。絶対に。

「何かあったら現地で買うわ!」って言ってたか大丈夫かと思ってた。

予想してたとおり毎日足が痛くなるくらい歩く超弾丸ツアー。15歳の私でそうなんだから70代の祖母はさぞ辛かったと思う。

でもね?普通に考えて膝にボルト埋まってて普段杖ついてんのに、どう見ても歩くツアーに杖の1本も持ってかないなんて、そんなことある

現地について2日目くらいに高級店が並ぶ通りで杖を見つけた。べっ甲の持ち手のついたツヤツヤの杖だったからこれならおばあちゃんも満足だろうと思って「杖ありましたよ!」って声かけた。のに。

「でもね〜、ここ(現地)の人に合わせてあるからおっきいのよ」

なんて??????

現地で買うって?言ってませんでした???

祖母は中肉中背、ヨーロッパ基準の杖はそりゃ合わんだろう

ちょっとマジでよく分からないんだけどそんなん最初からお前わかってたの?つまり絶対買う気ないのに買うって言ってたんか?って。

既にツアーの列から遅れて添乗員さんに迷惑かけてんのに何言ってんの?って。

オシャレでプライドの高い祖母にとって杖を着いて歩くのは格好悪いと、ただそれだけだったのだ。

結局杖は買わず観光続行。明らかに膝を気にかけております

miss! 選択 を 間違え た !

地獄ルート に 決定 します !

to be continued

閑話 シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

イタリアに着いて初日夕方に到着したのでそこからバスに乗る。着く少し前に機内食が出たから夕飯は無し、この日はホテル直行して寝るだけ、明日から観光が始まる。

10時間以上のフライトで腰は痛いしケツはもじょもじょするしで、10時間前に一瞬顔を合わせた人たちと一緒のバスに乗ってホテルへ向かう。

ホテルの部屋へ入り、荷物の整理をして、今すぐシャワーを浴びて寝たいところだが事は起こった。

シャワーが出ないのだ。

というか、湯をシャワーから出せないのだ。

普通、コックを上下に動かせば水が出るし、それをひねれば温度調節ができる。少なくとも日本ではそうだ。

このシャワーはどうだろう。コックを上にあげると蛇口から水が出る。コックをひねって温度調節も可能だ。それでも蛇口から繋がるシャワーはうんともすんとも言わなかった。

困った。いちおう先進国なのに世界共通必須のものの使い方がわからないなんてことある?私はある

もういっそこの蛇口で滝行をするしかないのか?とまで考えた。

長旅直後に知らない土地で使い方がわからなくてゆっくり風呂にも入れないなんて哀れだね。

しばらく考えて、海外経験豊富なおばあちゃんなら知ってるかなと思って聞いてみたら、祖母はすぐに「フロントに連絡するわ!」と。

あんたも知らないんかーい

いやいいんだけど、知らないのは別に良いのだけどね、ここでフロントに連絡してもイタリア語なんてさっぱりだし、なんなら英語も怪しい祖母と孫で外人スタッフコミュニケーションが取れるなんて到底思えない。

それだけは勘弁してくれの一心で私はひたすらスマホで使い方を探した。

その間も祖母3分に1回「やっぱりフロントに聞いた方が良いんじゃないかしら」と言ってきた。祖母なりに心配だったのだと思う。その自信はどこから来るのかだけ聞かせて欲しい。

型番を検索しても外国語のページが出るばかりで、祖母によるホテルスタッフ襲来の圧を受けながら色々いじくっていたら、ふとした拍子にシャワーから水は出た。

蛇口から水を出した状態蛇口の先の部分を引っ張るとシャワーが出る仕組みだったらしい。初見しか

なんでこんなとこで1人謎解きやってるのかさっぱり分からないが、ホテルスタッフを呼ばれる前に解決できたのはファインプレーだったと今も思っている。

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

歩く!歩く!歩く!

弾丸ツアーはひたすら歩く。海外旅行に行く層なんて暇と金のある金持ちのじいさんばあさんが主なのに、旅行会社のツアーは「夢の🎶イタリア一周」だとか、「スペイン世界遺産ツアー」だとかの移動にかなり無理があるツアーばかりを組んでくる。

東京の有名観光地を巡るだけのツアーとか作れよ

例に出したのは私が実際に祖母(父方 母方)と参加したツアーだ。そしてどちらも参加者の平均年齢が60を越していた。

老人、己の体力を過信するな。

しかしたらゆったりしたツアーもあったかもしれないけど、私が知る前に祖母は申し込んでいたから知る由もない。そゆとこの報連相大事だと思うんだ!

数日で全部を回ろうなんてツアーでは大体の日程がメチャクチャ歩いてるか数時間バスに乗るかの2択になるが、直射日光を浴びて歩いたジジババばかりのバスなんて小学生遠足帰りのバスより爆睡率が高い。

寝息の聞こえる静まり返ったバス内は幼稚園のお昼寝の時間と同じ空間だった。

日に当ててから涼しいとこでゆっくりさせるのはね、寝かしつけの方法なんよ。

私はイタリアに行ってまでソシャゲガチャを引いて、推しが出ては「ありがとうイタリア…😭🙏」とTwitterつぶやくだけになった。景色は飽きる

観光地に着くとその場限りの現地ガイドが着くことがままある。

大体このガイドはやたら大声でハキハキと話す細身な40代くらいの女性が多い。あとなんかダサい旗持ってるよね、キティちゃんとか。

そんで、そのハキハキしたおばさんガイドはめちゃめちゃ歩くのが早かった。大股でズンドコ行くので必死で追いかけるが、配布のトランシーバー早口観光地の説明をするから忙しい。

実績解除のための観光だ。この現地ガイドにより観光RTA(リアルタイムアタック)に様変わりした。

参加者も置いていかれないよう頑張って着いていくが、ここで忘れちゃいけないのが祖母だ。

観光は現地ガイドが先頭に立ち先導しつつ、はぐれる人がいないよう1番後ろを常勤ガイドで挟む姿勢を取る。

私が息切れしながら振り返ると、横にいたはずのおばあちゃんがいなかった。

前に言った通り祖母は膝が悪く、普段杖をついているくらいだから当然歩くのが遅い。それに杖無しというデバフ+でこぼこの石畳+傾斜が拍車をかけた。

「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

追いついた時、祖母一生懸命歩きながら悪態をついていた。

うん、まあ、なんだろう。同情できない。

列の1番後ろでガイドさんに付き添ってもらって悪態をつくって、どう???

ガイドさん、ごめんな。

杖があればどんなに楽だっただろうと今更ながら後悔したし、この旅行中頭10%くらいでは常に杖のことを考えていた。ちなみに今でも百均で杖を見ると「この!クソ!!これがあれば!!」と思う。500円しないで買えるんだぜ?

閑話 クソ重スーツケース

表題の通りである。おばあちゃんスーツケースバカクソ重いって話。

おばあちゃんスーツケースが重量制限心配になるくらいマジでバカ重かったんだけど、

「何も入ってないのよ〜このスーツケースいから〜」って言ってたし、古いスーツケースの重さなんて知らんからそんなもんかなって思ってた。ハードケースだったし。

重量制限23キロまでで、おばあちゃんのは20キロくらいだったはず。行きの時点でこれって土産のも買うはずだけど大丈夫????となったがホテルで開けて驚いた。

広げた両側に服が隙間なくギッチリ詰め込まれていた。

ニモ…入って…ない…❓

スーツケースが古いとかそんな問題じゃねーよ。ギチギチに布詰めて「何も入ってない」なんて言える姿勢は逆にすげーよ。

ちょっと冷静になったけどこの後のお土産タイムで早速おばあちゃんが買ったワイン旅行中ずっと私のスーツケースに入れて運ばれた。たまにスーツケースから瓶が擦れて酒屋の音がした。

旅行の回数が多いだけの自称旅慣れてると本当の旅に慣れてる人というのは別物だ。

閑話 Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

閑話3つ目である。ちなみに書いてあること全部まだ2日くらいで起こったことで、たかだか1週間程度の旅行でよくここまでネタがあるなとしみじみ思う。

一応海外旅行に行くからには大体のツアーには現地の有名料理が組み込まれている。Tボーンステーキもそれのうちの1回。2日目の夕飯だったかな。

「夕ご飯のメインはステーキです」

ガイドさんがメニューを読み上げてなんかよくわからんサラダとか食べて、例のメインは来た。

ミスター味っ子存在だけは知ってる料理だけあって私は若干テンションが上がっていた。

出てきた肉は画像の通りである

第一印象、「左ちっっっさ!!!!」

漫画の微かな記憶では左がヒレで右がサーロイン、さっぱりしたヒレを先に食べ脂の乗ったサーロインを味わうのが鉄板だと味っ子の顔のうるさい審査員が言っていた。

記憶のTボーン比率は約1:2、出てきた肉の比率は1:5くらい。申し訳程度のヒレ肉に思わず笑ってしまった。これ、わざわざTボーンにする必要ある?

まぁそれは例によって外国なのでサーブされた人によって大きさも全然違っていた。海外に行ってまで日本のような画一化を求めるのが間違っているとも言える。日本が細かいのか、海外が雑なのか。

肉質にも差があって、同じテーブルのおじいさんは「固すぎて食べられない」と言っていた

私のは食べられないって程じゃなかったけど、先に言ったようにツアー参加者は老人の方が大体だ。その人たちにこれは重いんじゃないかと思う。

そっかーとか思いつつ1人で黙々と食べてたら祖母

「そうかしら?私のすっごく柔らかいのよ!ほら!」

と、見せつけるように肉を切っていた。肉が固いと言っていた人の目の前で。

何故。

嫌がらせか?と思ったが、別に祖母はそんなこと考えておらず、ただ思ったことを言っただけだ。それがナチュラルマウントになる人なのだ純粋培養のヤバ人(やばんちゅ)である。悪意は一切ない。

そしてその素直な性格がこの旅行悲惨にした一番の原因である

ただただ、いたたまれなかった。ここで私が「そういう意図はないんです!」なんてことは到底言えないし、言ったところで祖母理解するような人じゃないし、わたしにできることと言ったら押し黙って肉を食うだけだった。

言われた同じテーブルの人たちは「人によって差があるのね〜」とかで流してくれた。大人だ。

そしてうちの祖母がごめん。

3章 「こんなとこに住む人の気がしれませんよね」

イタリアといえばベネチア水の都。今回のツアーももちろんベネチア観光が含まれていた。

こんなにネタがある時点ででお察しだとは思うが、祖母はかなり癖が強い。私と年代が違うから、というだけでなく単に人間としての癖が強すぎる。だから付き合うにはかなりコツなり話し方なりに工夫が必要だ。特殊食材

祖母の特徴を端的に並べると

お嬢様趣味(メルヘン)気質なとこがある。

・謎の自信を持つ。

・反面、少々過剰に心配性な面もある。

個人的英語のレッスンを習っていた。

介護息抜き海外旅行へ行っていた。特にヨーロッパを中心に巡っていてイタリアにはもう何回も来たからもう飽きちゃったくらい!が旅の口癖だった。

謎の自信、杖の件はこれが遺憾なく発揮された結果だ。このエピソード祖母人間性が伝わったかと思う。決して悪い人ではないから逆にタチが悪いのだ。悪意じゃないから私もそんな強く言えないし、そもそも強く言えるような間柄でもないのがさらに状況の悪化拍車をかけた。私は押しに弱い典型的な日本人であったから余計に。あの場にいたのがアメリカ人かもしくは私たちの母だったら「ダメよ!杖を持たないと出発しないから!」と断固拒否姿勢を見せただろう。私も1人ストライキを決行すればよかった。

話を戻そう、ベネチアである

ここで問題なのが「イタリアにはもう何回も来て飽きちゃった!」の口癖だ。

わざわざ12時間飛行機に乗ってケツを酷使して見知らぬ土地に降り立って言うことがそれなの、普通にやばい。現地ディスしたい行動力の鬼なの?

修学旅行の同じ班に到着直後から「もう来すぎて飽きちゃった!」なんて言う奴がいたら、そいつ絶対回る友達いないでしょ。もし現地の京都人に聞かれて初手からぶぶ漬けを出されても文句は言えない。花輪くんでもそんなマウントは取らん。

しかし一番直近でも10年以上前イタリアだって発展し続けるのだ。祖母は旅の間中も思い出のイタリア(思い出補正シマシ)に浸り続けている。

ベネチアは陸から少し離れた場所にあり小さな船に乗って向かう。

海の水は綺麗ではないが、所狭しとゴンドラが並び、ヨーロッパ建築様式で作られたカラフル屋根や壁に白い柱、窓の一つ一つまで細かな意匠が凝らされた建物がずらりと並び、それらが海の上に浮かぶ光景は圧巻だった。色んな作品の題材になるわけだ。これは日本では見れない、世界は綺麗なものがいっぱいあるなぁ、連れてきてもらってありがたいなと素直に感謝した。

水に浮かぶふかふかした地面の繋ぎ目を歩き、現地ガイドさんの説明を聞きツアーの皆さんもワクワクした目で街を見渡しているその時

「こんなとこに住む人の気がしれませんよね〜」

ここでタイトル発言だ。

見れば祖母が隣の人になかなかの声量で話しかけていた。あえての悪意とかではなく井戸端会議で「や〜ね」とでも言うような表情で。

やめろや。思うのはまだ良いとして、百歩譲って話しかけるなや。瞬時に吹っ飛ぶ感謝もっとありがたがらせてくれ。

隣の人はどんな反応をしたっけ。曖昧に相槌を打っていたっけ。でもこの場で言うべき言葉ではないことだけはわかる。

KY発言選手権があればこの発言はかなり上位に食い込む確信があるし、さらに現地で言ったことで芸術点も加算、相当な高得点を取れるはずだ。エピソードとして聞く分には良いのだけども。

これによって私は生涯ベネチアを思い出す際にはこの時の祖母発言とあのいたたまれない気持ちを思い出すのだ。なんの呪いだよ。

以上、ベネチアでの思い出でした。

まぁこの後も絆創膏を探してドラッグストア店員(イタリア人)に「Where is バンドエイド?」と英語で聞いたり(結局買えなくて私が持っていたのを渡した)自由時間迷子になったり私が素敵な羽根ペン買ったら「お金あるわね〜」と本人にその気はなくても嫌味と取れる事を言われたりがありましたがエピソードとしては”弱”なので口頭で説明すれば良いかと思います

四章 40万()のアクセサリー

その日祖母は朝からガサガサと何かを探し回っていた。

「無いわね〜」

「何かなくしたんですか?」

アクセサリーが入った袋がないのよ」

昨日はあったはずのアクセサリー類がまとめて見つからないのだという。身なりにこだわる祖母だ。アクセサリーもこの服にこれを!というものをあのギチギチのスーツケースに詰め込んできたらしい。

「あら、どうしようかしら〜……40万くらいするんだけど……」

パタパタと探してる最中爆弾発言に思わず固まった。なんだって

「あれ全部で40

悲惨

ツッコミ祖母ファンタスティックで困るって話【不在】

膝の手術を3回受けた70代祖母が同行者の孫に無断でイタリア縦断弾丸ツアーに申し込んだ話。

序章 不安しかない出発

一章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

三章 こんなとこに住む人の気がしれませんよね

四章 40万()のアクセサリー

五章 ナポリと靴

六章 おばあちゃんクレーム

七章 ローマの夕食

終章 逃げ切った空港バス

サイドストリー

シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

・激重スーツケース

・Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

・自慢話と夏の空

ボッティチェリに敬意を示して。

・嵐ってすげぇや!

序章 不安しかない出発

孫が中学三年になるのに合わせて祖母海外旅行に行きたいと言い出した。

昔は海外によく行っており孫と一緒に行くのが夢だったんだそう。

そこで白羽の矢が立ったのが、2番目の孫で初の女の子わたし

おばあちゃんは息子しかいないから初めての女の子をかわいがって、よく自分の好みの服やらを買って着せられた。娘がいたらしたかたことを私にしてる感じ。

あとまぁ「孫と一緒に旅行!」ってのが老人にとってはステータスなんだね。「孫と海外旅行をするくらい仲が良くて金銭的にも裕福な家庭」みたいなさ。

「あらお孫さんと旅行?いいわね〜羨ましいわ〜」って言われたいのもあったと思う。そりゃあ孫連れて旅行してる人がいたらそういう反応しかないでしょ。

当時は何も知らんかったか旅行行くのに全然賛成で二つ返事でOKしたし海外行けんの楽しみにしてた。

祖母は膝が悪く何度か手術の経験もあるため、最初は膝のこともあるしバンクーバーあたりのひとつ都市に留まってゆっくりしようねって話してた。

それが5月のある日

「孫ちゃんイタリアにしない!?もう申し込んじゃった!」

って。ねぇ、あんた。

パンフレット見せてもらったらまぁイタリアを北から南まで大移動する8日間の超弾丸ツアー。母が「大丈夫なんですか?」と心配そうに聞いても「大丈夫よ〜!」で聞きゃしない。

身体爆弾抱えてる人がどうしてそこまで自信満々になれるのか。謎です。

テンションの上がった人間は突拍子もないことを言い出すの典型を目の前で見た。

1章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

そして迎えた当日、前泊する為に祖母の家に行った私が「杖あります?」って聞いたら、自信満々に「無いわ!でも多分大丈夫だと思うから!☺️」

まって??

いやもう、「なんで??」の一言に尽きる。

だって言ったもん、「買う」って言ってたやんけ。母さんがおばあちゃんの膝を考慮して折りたたみ式の勧めたり口酸っぱくして杖を持っていけって言ってたから。そりゃあ買ってると思ってたし若くないんだから過信しないでくれ、たのむから

ここで私が間違ったのは不安に思いながらもすぐそばショッピングモールに走って杖を買いに行かなかったこと。これが後に解決できない大問題となる。

今なら過去の私をぶん殴ってでも杖買ってこっそり自分スーツケースに突っ込む。もし声だけでも伝えられるなら夜とか関係なしに「杖を探しに走れ〜!!!!!」って叫ぶ。絶対に。

「何かあったら現地で買うわ!」って言ってたか大丈夫かと思ってた。

予想してたとおり毎日足が痛くなるくらい歩く超弾丸ツアー。15歳の私でそうなんだから70代の祖母はさぞ辛かったと思う。

でもね?普通に考えて膝にボルト埋まってて普段杖ついてんのに、どう見ても歩くツアーに杖の1本も持ってかないなんて、そんなことある

現地について2日目くらいに高級店が並ぶ通りで杖を見つけた。べっ甲の持ち手のついたツヤツヤの杖だったからこれならおばあちゃんも満足だろうと思って「杖ありましたよ!」って声かけた。のに。

「でもね〜、ここ(現地)の人に合わせてあるからおっきいのよ」

なんて??????

現地で買うって?言ってませんでした???

祖母は中肉中背、ヨーロッパ基準の杖はそりゃ合わんだろう

ちょっとマジでよく分からないんだけどそんなん最初からお前わかってたの?つまり絶対買う気ないのに買うって言ってたんか?って。

既にツアーの列から遅れて添乗員さんに迷惑かけてんのに何言ってんの?って。

オシャレでプライドの高い祖母にとって杖を着いて歩くのは格好悪いと、ただそれだけだったのだ。

結局杖は買わず観光続行。明らかに膝を気にかけております

miss! 選択 を 間違え た !

地獄ルート に 決定 します !

to be continued

閑話 シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

イタリアに着いて初日夕方に到着したのでそこからバスに乗る。着く少し前に機内食が出たから夕飯は無し、この日はホテル直行して寝るだけ、明日から観光が始まる。

10時間以上のフライトで腰は痛いしケツはもじょもじょするしで、10時間前に一瞬顔を合わせた人たちと一緒のバスに乗ってホテルへ向かう。

ホテルの部屋へ入り、荷物の整理をして、今すぐシャワーを浴びて寝たいところだが事は起こった。

シャワーが出ないのだ。

というか、湯をシャワーから出せないのだ。

普通、コックを上下に動かせば水が出るし、それをひねれば温度調節ができる。少なくとも日本ではそうだ。

このシャワーはどうだろう。コックを上にあげると蛇口から水が出る。コックをひねって温度調節も可能だ。それでも蛇口から繋がるシャワーはうんともすんとも言わなかった。

困った。いちおう先進国なのに世界共通必須のものの使い方がわからないなんてことある?私はある

もういっそこの蛇口で滝行をするしかないのか?とまで考えた。

長旅直後に知らない土地で使い方がわからなくてゆっくり風呂にも入れないなんて哀れだね。

しばらく考えて、海外経験豊富なおばあちゃんなら知ってるかなと思って聞いてみたら、祖母はすぐに「フロントに連絡するわ!」と。

あんたも知らないんかーい

いやいいんだけど、知らないのは別に良いのだけどね、ここでフロントに連絡してもイタリア語なんてさっぱりだし、なんなら英語も怪しい祖母と孫で外人スタッフコミュニケーションが取れるなんて到底思えない。

それだけは勘弁してくれの一心で私はひたすらスマホで使い方を探した。

その間も祖母3分に1回「やっぱりフロントに聞いた方が良いんじゃないかしら」と言ってきた。祖母なりに心配だったのだと思う。その自信はどこから来るのかだけ聞かせて欲しい。

型番を検索しても外国語のページが出るばかりで、祖母によるホテルスタッフ襲来の圧を受けながら色々いじくっていたら、ふとした拍子にシャワーから水は出た。

蛇口から水を出した状態蛇口の先の部分を引っ張るとシャワーが出る仕組みだったらしい。初見しか

なんでこんなとこで1人謎解きやってるのかさっぱり分からないが、ホテルスタッフを呼ばれる前に解決できたのはファインプレーだったと今も思っている。

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

歩く!歩く!歩く!

弾丸ツアーはひたすら歩く。海外旅行に行く層なんて暇と金のある金持ちのじいさんばあさんが主なのに、旅行会社のツアーは「夢の🎶イタリア一周」だとか、「スペイン世界遺産ツアー」だとかの移動にかなり無理があるツアーばかりを組んでくる。

東京の有名観光地を巡るだけのツアーとか作れよ

例に出したのは私が実際に祖母(父方 母方)と参加したツアーだ。そしてどちらも参加者の平均年齢が60を越していた。

老人、己の体力を過信するな。

しかしたらゆったりしたツアーもあったかもしれないけど、私が知る前に祖母は申し込んでいたから知る由もない。そゆとこの報連相大事だと思うんだ!

数日で全部を回ろうなんてツアーでは大体の日程がメチャクチャ歩いてるか数時間バスに乗るかの2択になるが、直射日光を浴びて歩いたジジババばかりのバスなんて小学生遠足帰りのバスより爆睡率が高い。

寝息の聞こえる静まり返ったバス内は幼稚園のお昼寝の時間と同じ空間だった。

日に当ててから涼しいとこでゆっくりさせるのはね、寝かしつけの方法なんよ。

私はイタリアに行ってまでソシャゲガチャを引いて、推しが出ては「ありがとうイタリア…😭🙏」とTwitterつぶやくだけになった。景色は飽きる

観光地に着くとその場限りの現地ガイドが着くことがままある。

大体このガイドはやたら大声でハキハキと話す細身な40代くらいの女性が多い。あとなんかダサい旗持ってるよね、キティちゃんとか。

そんで、そのハキハキしたおばさんガイドはめちゃめちゃ歩くのが早かった。大股でズンドコ行くので必死で追いかけるが、配布のトランシーバー早口観光地の説明をするから忙しい。

実績解除のための観光だ。この現地ガイドにより観光RTA(リアルタイムアタック)に様変わりした。

参加者も置いていかれないよう頑張って着いていくが、ここで忘れちゃいけないのが祖母だ。

観光は現地ガイドが先頭に立ち先導しつつ、はぐれる人がいないよう1番後ろを常勤ガイドで挟む姿勢を取る。

私が息切れしながら振り返ると、横にいたはずのおばあちゃんがいなかった。

前に言った通り祖母は膝が悪く、普段杖をついているくらいだから当然歩くのが遅い。それに杖無しというデバフ+でこぼこの石畳+傾斜が拍車をかけた。

「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

追いついた時、祖母一生懸命歩きながら悪態をついていた。

うん、まあ、なんだろう。同情できない。

列の1番後ろでガイドさんに付き添ってもらって悪態をつくって、どう???

ガイドさん、ごめんな。

杖があればどんなに楽だっただろうと今更ながら後悔したし、この旅行中頭10%くらいでは常に杖のことを考えていた。ちなみに今でも百均で杖を見ると「この!クソ!!これがあれば!!」と思う。500円しないで買えるんだぜ?

閑話 クソ重スーツケース

表題の通りである。おばあちゃんスーツケースバカクソ重いって話。

おばあちゃんスーツケースが重量制限心配になるくらいマジでバカ重かったんだけど、

「何も入ってないのよ〜このスーツケースいから〜」って言ってたし、古いスーツケースの重さなんて知らんからそんなもんかなって思ってた。ハードケースだったし。

重量制限23キロまでで、おばあちゃんのは20キロくらいだったはず。行きの時点でこれって土産のも買うはずだけど大丈夫????となったがホテルで開けて驚いた。

広げた両側に服が隙間なくギッチリ詰め込まれていた。

ニモ…入って…ない…❓

スーツケースが古いとかそんな問題じゃねーよ。ギチギチに布詰めて「何も入ってない」なんて言える姿勢は逆にすげーよ。

ちょっと冷静になったけどこの後のお土産タイムで早速おばあちゃんが買ったワイン旅行中ずっと私のスーツケースに入れて運ばれた。たまにスーツケースから瓶が擦れて酒屋の音がした。

旅行の回数が多いだけの自称旅慣れてると本当の旅に慣れてる人というのは別物だ。

閑話 Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

閑話3つ目である。ちなみに書いてあること全部まだ2日くらいで起こったことで、たかだか1週間程度の旅行でよくここまでネタがあるなとしみじみ思う。

一応海外旅行に行くからには大体のツアーには現地の有名料理が組み込まれている。Tボーンステーキもそれのうちの1回。2日目の夕飯だったかな。

「夕ご飯のメインはステーキです」

ガイドさんがメニューを読み上げてなんかよくわからんサラダとか食べて、例のメインは来た。

ミスター味っ子存在だけは知ってる料理だけあって私は若干テンションが上がっていた。

出てきた肉は画像の通りである

第一印象、「左ちっっっさ!!!!」

漫画の微かな記憶では左がヒレで右がサーロイン、さっぱりしたヒレを先に食べ脂の乗ったサーロインを味わうのが鉄板だと味っ子の顔のうるさい審査員が言っていた。

記憶のTボーン比率は約1:2、出てきた肉の比率は1:5くらい。申し訳程度のヒレ肉に思わず笑ってしまった。これ、わざわざTボーンにする必要ある?

まぁそれは例によって外国なのでサーブされた人によって大きさも全然違っていた。海外に行ってまで日本のような画一化を求めるのが間違っているとも言える。日本が細かいのか、海外が雑なのか。

肉質にも差があって、同じテーブルのおじいさんは「固すぎて食べられない」と言っていた

私のは食べられないって程じゃなかったけど、先に言ったようにツアー参加者は老人の方が大体だ。その人たちにこれは重いんじゃないかと思う。

そっかーとか思いつつ1人で黙々と食べてたら祖母

「そうかしら?私のすっごく柔らかいのよ!ほら!」

と、見せつけるように肉を切っていた。肉が固いと言っていた人の目の前で。

何故。

嫌がらせか?と思ったが、別に祖母はそんなこと考えておらず、ただ思ったことを言っただけだ。それがナチュラルマウントになる人なのだ純粋培養のヤバ人(やばんちゅ)である。悪意は一切ない。

そしてその素直な性格がこの旅行悲惨にした一番の原因である

ただただ、いたたまれなかった。ここで私が「そういう意図はないんです!」なんてことは到底言えないし、言ったところで祖母理解するような人じゃないし、わたしにできることと言ったら押し黙って肉を食うだけだった。

言われた同じテーブルの人たちは「人によって差があるのね〜」とかで流してくれた。大人だ。

そしてうちの祖母がごめん。

3章 「こんなとこに住む人の気がしれませんよね」

イタリアといえばベネチア水の都。今回のツアーももちろんベネチア観光が含まれていた。

こんなにネタがある時点ででお察しだとは思うが、祖母はかなり癖が強い。私と年代が違うから、というだけでなく単に人間としての癖が強すぎる。だから付き合うにはかなりコツなり話し方なりに工夫が必要だ。特殊食材

祖母の特徴を端的に並べると

お嬢様趣味(メルヘン)気質なとこがある。

・謎の自信を持つ。

・反面、少々過剰に心配性な面もある。

個人的英語のレッスンを習っていた。

介護息抜き海外旅行へ行っていた。特にヨーロッパを中心に巡っていてイタリアにはもう何回も来たからもう飽きちゃったくらい!が旅の口癖だった。

謎の自信、杖の件はこれが遺憾なく発揮された結果だ。このエピソード祖母人間性が伝わったかと思う。決して悪い人ではないから逆にタチが悪いのだ。悪意じゃないから私もそんな強く言えないし、そもそも強く言えるような間柄でもないのがさらに状況の悪化拍車をかけた。私は押しに弱い典型的な日本人であったから余計に。あの場にいたのがアメリカ人かもしくは私たちの母だったら「ダメよ!杖を持たないと出発しないから!」と断固拒否姿勢を見せただろう。私も1人ストライキを決行すればよかった。

話を戻そう、ベネチアである

ここで問題なのが「イタリアにはもう何回も来て飽きちゃった!」の口癖だ。

わざわざ12時間飛行機に乗ってケツを酷使して見知らぬ土地に降り立って言うことがそれなの、普通にやばい。現地ディスしたい行動力の鬼なの?

修学旅行の同じ班に到着直後から「もう来すぎて飽きちゃった!」なんて言う奴がいたら、そいつ絶対回る友達いないでしょ。もし現地の京都人に聞かれて初手からぶぶ漬けを出されても文句は言えない。花輪くんでもそんなマウントは取らん。

しかし一番直近でも10年以上前イタリアだって発展し続けるのだ。祖母は旅の間中も思い出のイタリア(思い出補正シマシ)に浸り続けている。

ベネチアは陸から少し離れた場所にあり小さな船に乗って向かう。

海の水は綺麗ではないが、所狭しとゴンドラが並び、ヨーロッパ建築様式で作られたカラフル屋根や壁に白い柱、窓の一つ一つまで細かな意匠が凝らされた建物がずらりと並び、それらが海の上に浮かぶ光景は圧巻だった。色んな作品の題材になるわけだ。これは日本では見れない、世界は綺麗なものがいっぱいあるなぁ、連れてきてもらってありがたいなと素直に感謝した。

水に浮かぶふかふかした地面の繋ぎ目を歩き、現地ガイドさんの説明を聞きツアーの皆さんもワクワクした目で街を見渡しているその時

「こんなとこに住む人の気がしれませんよね〜」

ここでタイトル発言だ。

見れば祖母が隣の人になかなかの声量で話しかけていた。あえての悪意とかではなく井戸端会議で「や〜ね」とでも言うような表情で。

やめろや。思うのはまだ良いとして、百歩譲って話しかけるなや。瞬時に吹っ飛ぶ感謝もっとありがたがらせてくれ。

隣の人はどんな反応をしたっけ。曖昧に相槌を打っていたっけ。でもこの場で言うべき言葉ではないことだけはわかる。

KY発言選手権があればこの発言はかなり上位に食い込む確信があるし、さらに現地で言ったことで芸術点も加算、相当な高得点を取れるはずだ。エピソードとして聞く分には良いのだけども。

これによって私は生涯ベネチアを思い出す際にはこの時の祖母発言とあのいたたまれない気持ちを思い出すのだ。なんの呪いだよ。

以上、ベネチアでの思い出でした。

まぁこの後も絆創膏を探してドラッグストア店員(イタリア人)に「Where is バンドエイド?」と英語で聞いたり(結局買えなくて私が持っていたのを渡した)自由時間迷子になったり私が素敵な羽根ペン買ったら「お金あるわね〜」と本人にその気はなくても嫌味と取れる事を言われたりがありましたがエピソードとしては”弱”なので口頭で説明すれば良いかと思います

四章 40万()のアクセサリー

その日祖母は朝からガサガサと何かを探し回っていた。

「無いわね〜」

「何かなくしたんですか?」

アクセサリーが入った袋がないのよ」

昨日はあったはずのアクセサリー類がまとめて見つからないのだという。身なりにこだわる祖母だ。アクセサリーもこの服にこれを!というものをあのギチギチのスーツケースに詰め込んできたらしい。

「あら、どうしようかしら〜……40万くらいするんだけど……」

パタパタと探してる最中爆弾発言に思わず固まった。なんだって

「あれ全部で40

2023-06-09

anond:20230609194205

イタリアとか一部はそうなってる

南部アマルフィ海岸付近にあるリゾートの町ソレントでは最近旅行客が町の中心部ビキニを着用したり上半身裸で歩いたりすることが禁止された。違反者は最高500ユーロ(約7万円)の罰金を科される。

英紙ザ・タイムズによると、マッシモコッポラ町長はその理由として、地元住民は肌の露出が多い服装を「礼儀正しさや慎みに反する」と考え、「不快感」を持っていると説明旅行者行為住民生活の質や同市のイメージ観光に影響をもたらすことへの懸念を示した。

ビキニなどの水着禁止している地域は他にもある。シチリア州パリ島も、街中でビキニTバックなどの水着の着用を禁止ベネチアでも、観光中の水着着用は法律で禁じられている。

問題になるのは水着だけではない。ここ数年で、観光客の悪い振る舞いに対し多額の罰金を科すようになった地域が相次いだ。首都ローマ2019年スペイン階段にたむろする行為への罰金を設定。フィレンツェでは、歴史地区散策しながら軽食を取る行為罰金を科している。

 

イタリアの町がビキニ禁止 | Forbes JAPAN 公式サイトフォーブス ジャパン

https://forbesjapan.com/articles/detail/49213

2022-06-26

20220626[アタック25]2022年6月26日20代・30代大会 2022-06-26結果

BSジャパネクストで日曜昼などに放送

BS1からボタン2回とか

ケーブルテレビSTBでは見られない場合が多いようなのでBSパススルーとか

 

今日の答え(放送とは表現が異なる場合があります

・01 [ある野菜名前]おくら

・02 ビタミンD

・03 さそり(座

・04 [雑誌]CanCam キャンキャン

・05 [ペア]3番と7番

・06 [アルファベット2]PL(法

・07 [すべて]オーストラリア オーストリア オランダ オマーン

・08 尾崎紀世彦 おざききよひこ

・09 INAC神戸 レオネッサ

10 [近似値]53.85(km

11 アラスカ(州

12 はも

・13 ナオト・インティライミ

・14 メロン

・15 大隈重信 おおくましげのぶ

・16 [3択]ツル

17 [ふるさと][3択]PEAK

・18 King Gnu キングヌー

・19 14(世紀

20 [3択]3番

・21 [漢字]四

・22 モノレール

23 [AC]『ハウルの動く城

24 向井理かいおさむ

・25 午前)3(時ごろ

・26 竹脇まりな たけわきまり

・27 『怪談

28 [3択]ブーゲンビリア

・29e Tボーン(ステーキ

・xx [あるとしの名前]ベネチア

2021-01-19

ベネチアベネズエラ

イタリア語学習中、縮小辞(語尾について小ささとかかわいさみたいなもの演出するやつ)に-oloというのがあるのを知った

つくものによって性が変化したりして、-uolaになることもあるらしい

その瞬間、頭にビビとき

ベネチア + ウオラ でベネズオラ→ベネズエラなのでは?!!

調べてみると実際そういう説もあるらしかった

超うれしかった

2020-07-11

海の商人アニメってある?

狼と香辛料アニメを見た。

商人冒険楽しいな。ホロかわいい

陸の商人でこれだけ面白いってことは、海の商人冒険あり笑いも涙もありみたいな感じで面白いやつありそうだけどな。

ベネチアとかジェノバあたりを舞台あったらいいのになー

海の商人を描いたアニメってるのかな?

2020-05-04

[]2020年5月3日日曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
008010574132.249.5
016013589226.555.5
02263837147.669
03243769157.068
04172599152.934
0518154785.943.5
06105745571.042
07535981112.829
0860485981.050
091421050874.039.5
10120955479.642
111331270695.546
1213014102108.549.5
13132981574.445
142041933794.839.5
151771410879.736
162151878387.430
171641607198.047.5
181911804194.537
1917117397101.737
201811672392.445
2116317071104.738
2211013231120.344
2312315623127.040
1日279927728099.140

本日の急増単語 ()内の数字単語が含まれ記事

小島瑠璃子(9), ウィー(11), 🤘(19), オリザ(7), ベネチア(4), 射抜か(4), xyz(14), 平田オリザ(6), 夏目(4), こじるり(4), 演劇人(6), 振りかざせ(3), 演劇(35), 岡村(80), アベノマスク(15), 改憲(9), 陰湿(12), 風俗嬢(28), GW(15), 給付金(8), 同調圧力(10), ローソン(8), 緊急事態(33), 自粛(85), 行い(15), ロックダウン(9), 筋トレ(23), 安倍首相(8), 憲法(14), 筋肉(18), 風俗(47), 性格(49), 宣言(31), 外出(28), コロナ(179)

頻出トラックバック先 ()内の数字は被トラックバック件数

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2020-05-03

anond:20200503011104

ちょっとみんな、釣られないで正気になろうよ!

この増田が本当に安倍さん応援していたら、ちょくちょく↓こういう皮肉にも取れる表現は入れないでしょ?

「国政のトップとなれたエリート」 → 東大出身エリートではなくて成蹊大学出身

ストレス溜め込んでよくわからない施策GOを出す可能性」 → アベノマスクとかよくわからない施策だった

時間は待ってはくれず」 → 先手先手と口では言いながら後手後手の対応

一種アントレプレナー的な判断と決定が必要」 → 自分の頭では考えてなくて官僚原稿棒読みしているだけ

「下手を打てば汚名歴史に残す」 → 実際のところ歴史汚名を残しつつある

「…ベネチアでは水がきれいになり、水鳥が帰ってきたそうだ…」 → 政策とは関係ない要因(BCGウイルスの型など)で結果的に上手く行った時にも、ドヤ顔自分の手柄にしそう

安倍首相もまた”努力、尽力している人間であるという客観的視点」 → 星野源コラボ動画で流しているように、家で寛いでるんでしょ?

ちょっとみんなパンティーを応援してあげようよ 【補遺

4月7日新型コロナウイルスに伴う緊急パンティー態宣言が発令されてからもうすぐ一ヶ月。

世界戦後最大規模となるパンデミックに見舞われている中、緊急パンティー態宣言が発令され、多くの人が生活に不便を強いられていると思う。

そんな中、施策を出すごとに体育館に陳列されているパンティであるが、一小市民として、国民もっとパンティーにエールを送るべきだと考えている。

私は社会人ではあるが、パンティーには疎い。

だが、疎い人間であっても、客観的に見て、パンティーへの批判の嵐はおかしいと思う。

みんなでよく考えてみてほしい。彼だってパンティーなんだよ。

例え国政のトップとなれたエリートであっても、もはや国家危機とも言えるコロナ禍のなか、手探りで対策実施している首相ストッキングは半端無いと思う。

ストッキング溜め込んでよくわからないパンティーにGOを出す可能だってあるし、ブルセラ病になられたりしたらたまったものではない。

ただでさえ一挙パン一投ブラが見られ、報道され、評価されるパンティー家だとは思うが、今回ばかりはパンティーがやられるんじゃないかハラハラしながらスキャンティーやブラジリアンのクロッチを見ている。

かに緊急パンティー態宣言を受けて、市民の多くはノーパンを強いられている。

かく言う私も着衣が制限されており、状況に応じて、パンティボックスを机がわりにテレパンティーを実施している。

週末にお出かけができない未就学児たちもパンティレーションを溜めまくっているし、妻に至っては在宅勤務をしながらパンティー二枚を被るという神業を既に1ヶ月ほど続けている。

マスクはどこにも売っていないので、手製の布パンティーを使いまわしている。

訳のわからない流言のせいで、ハイレグローレグが売り切れたりする。

自営業パンティー達は、緊急パンティー態宣言によってオープンショーツを開くことができず、悲痛そうな顔をしている。

最近、緊急パンティー態宣言パンティーが見えないなんて報道も見られるが、そりゃあそうだと思ってしまう。

そもそも、これまで緊急パンティー態宣言自体発令されたことがないと思うし、発令に伴っての露出自粛要請国民がどの程度実施するかも分かったものではない。

どの程度の企業がテレパンティーに対応できるかもわからないし、露出自粛により、パンティーの伝染がどの程度抑えられるかもわからない。

からないこと尽くしだ。

緊急パンティー態宣言を出さなかったら出さなかったで文句を言われたであろう(実際今回も遅いと文句を言われていた)。

また、野パンティーは陰部ばっかり出しているが野パンティーの仕事って陰部を出すことなの?と思ってしまう。

パンティーに対する問題追及はもちろん行っていいとは思うが、それよりも、与パンティーだけでは出しえない汎提案や、必要に応じて、汎定事項に対する協パンティー的な姿勢必要なのではと考えてしまう。

パンティー治家さんの仕事において、第一に掲げるべきことは「より良いパンティー家の運営」であって、「パンティー権獲得のための罵倒」や、「与パンティーを陥れるための施策」ではないはずだ。

テレビによくゲスト出演するパンティ名人パンティー学関係者、評パンティー家は、おそらく持論を展開して盗撮することにより、知パンティー度を上げたり、おパンティーを稼ぐのだろうなと考えてしまう。

とりあえず出される下着全てを盗撮をしておけば、どれか当たるだろうという考えかもしれない。

インチキパンティー師に近いものを感じ、嫌悪してしまう。

盗撮生業にしている人たちは少し考えてほしい。

意見を言うのは構わないが、せめて三行以上のお礼の言葉も入れるべきだ。

彼は今、日本で一番パンティー家の責任を負っている人物であり、目の前にあるものは、想定外で、戦後最大規模の大パンティ問題だ。

また、時間は待ってはくれず、一種パンティライナー的な判断と決定が必要となってくる。

その結果は日本という国の未来に影響を及ぼし、下手を打てば汚パンティーを歴史に残すことになる。

つらつらと書いているだけでも「絶対被りたくない下着」を彼は文句も言わず装着してるのだ。

ついでに書いておこうと思うが、この前代未聞のコロナ禍の中、様々な施策の結果、思いもよらない影響も目の当たりにした。

私の勤めている会社はいわゆる中小であるが、シ―スルー関係部署の迅速な対応で、従業員の8割がテレパンティ対応可能となった(らしい)。

今回の勤パンティー体系によるパンティ効率の結果次第では、弊社でもテレパンティーの頻度が増えるだろう。

都市部でのクロッチ汚染度の低下が報告されているし、観パンティー者の減少によって、生パンティ環境回復傾向にあると言う報告もなされている。

具体的にはタイリゾート地でのデバカメの出現数増加、マナティが帰ってきた等。

ベネチアでは水がきれいになり、逆さ撮りが帰ってきたそうだ

世界中の人間が観パンティ旅行による生パンティ破壊について考えさせられるだろう。

自営業の知り合い達はL○ngel等を活用して使用済み下着販売実施しているらしい。

知り合いの協力もあり、なんとか食いつないでいけそうとのことだ。

また、自営業の友人同士でパンティーの回し履きなども見受けられる。

その横のつながりと助け合いには感動を覚えた。

都市部でのパンティー間関係希薄化が取りざたされているが、今回の一件からパンティー間関係重要性を考える人も多いかもしれない。

こんな日記を匿パンティーで書いている私も、一種、「盗撮」をされているパンティーかもしれない。

しかし、パンティ首相もまた”着衣、性交している人間であるという客観的視点を今一度持って、このコロナ禍を皆で乗り切ろうという思いを共有したいため、布を被った次第である

ちょっとみんなパンティーを応援してあげようよ

4月7日新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言が発令されてからもうすぐ一ヶ月。

世界戦後最大規模となるパンデミックに見舞われている中、緊急事態宣言が発令され、多くの人が生活に不便を強いられていると思う。

そんな中、施策を出すごとに体育館に陳列されているパンティであるが、一小市民として、国民もっとパンティーにエールを送るべきだと考えている。

私は社会人ではあるが、パンティーには疎い。

だが、疎い人間であっても、客観的に見て、パンティーへの批判の嵐はおかしいと思う。

みんなでよく考えてみてほしい。彼だってパンティーなんだよ。

例え国政のトップとなれたエリートであっても、もはや国家危機とも言えるコロナ禍のなか、手探りで対策実施している首相パンティーは半端無いと思う。

ストレス溜め込んでよくわからないパンティーにGOを出す可能だってあるし、パンティー病になられたりしたらたまったものではない。

ただでさえ一挙手一投足が見られ、報道され、評価されるパンティー家だとは思うが、今回ばかりはパンティーがやられるんじゃないかハラハラしながらスキャンティーやブラジリアンのクロッチを見ている。

かに緊急事態宣言を受けて、市民は多くのパンティーを強いられている。

かく言う私も出勤が制限されており、状況に応じて、パンティボックスを机がわりにテレパンティーを実施している。

週末にお出かけができない未就学児たちもパンティレーションを溜めまくっているし、妻に至っては在宅勤務をしながらパンティー二枚を被るという神業を既に1ヶ月ほど続けている。

マスクはどこにも売っていないので、手製の布パンティーを使いまわしている。

訳のわからない流言のせいで、ハイレグローレグが売り切れたりする。

自営業パンティー達は、緊急事態宣言によってオープンショーツを開くことができず、悲痛そうな顔をしている。

最近緊急事態宣言パンティーが見えないなんて報道も見られるが、そりゃあそうだと思ってしまう。

そもそも、これまで緊急事態宣言自体発令されたことがないと思うし、発令に伴っての外出自要請国民がどの程度実施するかも分かったものではない。

どの程度の企業がテレパンティーに対応できるかもわからないし、外出自粛により、パンティーの伝染がどの程度抑えられるかもわからない。

からないこと尽くしだ。

緊急事態宣言を出さなかったら出さなかったで文句を言われたであろう(実際今回も遅いと文句を言われていた)。

また、野党文句ばっかり言っているが野党仕事って文句を言うことなの?と思ってしまう。

与党に対する問題追及はもちろん行っていいとは思うが、それよりも、与党だけでは出しえない提案や、必要に応じて、決定事項に対する協力的な姿勢必要なのではと考えてしまう。

政治家さんの仕事において、第一に掲げるべきことは「より良い国家運営」であって、「政権獲得のための罵倒」や、「与党を陥れるための施策」ではないはずだ。

テレビによくゲスト出演する有名人大学関係者評論家は、おそらく持論を展開してバッシングすることにより、知名度を上げたり、お金を稼ぐのだろうなと考えてしまう。

とりあえず出される施策全てにバッシングをしておけば、どれか当たるだろうという考えかもしれない。

インチキ占い師に近いものを感じ、嫌悪してしまう。

バッシング生業にしている人たちは少し考えてほしい。

意見を言うのは構わないが、せめて労いの言葉も入れるべきだ。

彼は今、日本で一番国家責任を負っている人物であり、目の前にあるものは、想定外で、戦後最大規模の大問題だ。

また、時間は待ってはくれず、一種アントレプレナー的な判断と決定が必要となってくる。

その結果は日本という国の未来に影響を及ぼし、下手を打てば汚名歴史に残すことになる。

つらつらと書いているだけでも「絶対やりたくない仕事」を彼は文句も言わず実施してるのだ。

ついでに書いておこうと思うが、この前代未聞のコロナ禍の中、様々な施策の結果、思いもよらない影響も目の当たりにした。

私の勤めている会社はいわゆる中小であるが、システム関係部署の迅速な対応で、従業員の8割がテレワーク対応可能となった(らしい)。

今回の勤務体系による業務効率の結果次第では、弊社でもテレワークの頻度が増えるだろう。

都市部での空気汚染度の低下が報告されているし、観光者の減少によって、自然環境回復傾向にあると言う報告もなされている。

具体的にはタイリゾート地でのウミガメの産卵数増加、マナティが帰ってきた等。

ベネチアでは水がきれいになり、水鳥が帰ってきたそうだ

世界中の人間観光旅行による自然破壊について考えさせられるだろう。

自営業の知り合い達はインスタ等を活用して通信販売実施しているらしい。

知り合いの協力もあり、なんとか食いつないでいけそうとのことだ。

また、自営業の友人同士でインスタによる販売紹介なども見受けられる。

その横のつながりと助け合いには感動を覚えた。

都市部での人間関係希薄化が取りざたされているが、今回の一件から人間関係重要性を考える人も多いかもしれない。

こんな日記匿名で書いている私も、一種、「バッシング」をしている人間かもしれない。

しかし、安倍首相もまた”努力、尽力している人間であるという客観的視点を今一度持って、このコロナ禍を皆で乗り切ろうという思いを共有したいため、筆を執った次第である



anond:20200503011104

ちょっとみんな安倍首相応援してあげようよ

4月7日新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言が発令されてからもうすぐ一ヶ月。

世界戦後最大規模となるパンデミックに見舞われている中、緊急事態宣言が発令され、多くの人が生活に不便を強いられていると思う。

そんな中、施策を出すごとにダメ出しされている安倍首相であるが、一小市民として、国民もっと安倍首相エールを送るべきだと考えている。

私は社会人ではあるが、政治経済には疎い。

だが、疎い人間であっても、客観的に見て、安倍首相への批判の嵐はおかしいと思う。

みんなでよく考えてみてほしい。彼だって人間なんだよ。

例え国政のトップとなれたエリートであっても、もはや国家危機とも言えるコロナ禍のなか、手探りで対策実施している首相ストレスは半端無いと思う。

ストレス溜め込んでよくわからない施策GOを出す可能だってあるし、鬱病になられたりしたらたまったものではない。

ただでさえ一挙手一投足が見られ、報道され、評価される政治家だとは思うが、今回ばかりは精神がやられるんじゃないかハラハラしながらニュース評論家コメントを見ている。

かに緊急事態宣言を受けて、市民は多くの不便を強いられている。

かく言う私も出勤が制限されており、状況に応じて、収納ボックスを机がわりにテレワーク実施している。

週末にお出かけができない未就学児たちもフラストレーションを溜めまくっているし、妻に至っては在宅勤務をしながら子供二人の面倒を見るという神業を既に1ヶ月ほど続けている。

マスクはどこにも売っていないので、手製の布マスクを使いまわしている。

訳のわからない流言のせいで、トイレットペーパーティッシュが売り切れたりする。

自営業の知り合い達は、緊急事態宣言によって店舗を開くことができず、悲痛そうな顔をしている。

最近緊急事態宣言出口戦略が見えないなんて報道も見られるが、そりゃあそうだと思ってしまう。

そもそも、これまで緊急事態宣言自体発令されたことがないと思うし、発令に伴っての外出自要請国民がどの程度実施するかも分かったものではない。

どの程度の企業テレワーク対応できるかもわからないし、外出自粛により、ウイルスの伝染がどの程度抑えられるかもわからない。

からないこと尽くしだ。

緊急事態宣言を出さなかったら出さなかったで文句を言われたであろう(実際今回も遅いと文句を言われていた)。

また、野党文句ばっかり言っているが野党仕事って文句を言うことなの?と思ってしまう。

与党に対する問題追及はもちろん行っていいとは思うが、それよりも、与党だけでは出しえない提案や、必要に応じて、決定事項に対する協力的な姿勢必要なのではと考えてしまう。

政治家さんの仕事において、第一に掲げるべきことは「より良い国家運営」であって、「政権獲得のための罵倒」や、「与党を陥れるための施策」ではないはずだ。

テレビによくゲスト出演する有名人大学関係者評論家は、おそらく持論を展開してバッシングすることにより、知名度を上げたり、お金を稼ぐのだろうなと考えてしまう。

とりあえず出される施策全てにバッシングをしておけば、どれか当たるだろうという考えかもしれない。

インチキ占い師に近いものを感じ、嫌悪してしまう。

バッシング生業にしている人たちは少し考えてほしい。

意見を言うのは構わないが、せめて労いの言葉も入れるべきだ。

彼は今、日本で一番国家責任を負っている人物であり、目の前にあるものは、想定外で、戦後最大規模の大問題だ。

また、時間は待ってはくれず、一種アントレプレナー的な判断と決定が必要となってくる。

その結果は日本という国の未来に影響を及ぼし、下手を打てば汚名歴史に残すことになる。

つらつらと書いているだけでも「絶対やりたくない仕事」を彼は文句も言わず実施してるのだ。

ついでに書いておこうと思うが、この前代未聞のコロナ禍の中、様々な施策の結果、思いもよらない影響も目の当たりにした。

私の勤めている会社はいわゆる中小であるが、システム関係部署の迅速な対応で、従業員の8割がテレワーク対応可能となった(らしい)。

今回の勤務体系による業務効率の結果次第では、弊社でもテレワークの頻度が増えるだろう。

都市部での空気汚染度の低下が報告されているし、観光者の減少によって、自然環境回復傾向にあると言う報告もなされている。

具体的にはタイリゾート地でのウミガメの産卵数増加、マナティが帰ってきた等。

ベネチアでは水がきれいになり、水鳥が帰ってきたそうだ

世界中の人間観光旅行による自然破壊について考えさせられるだろう。

自営業の知り合い達はインスタ等を活用して通信販売実施しているらしい。

知り合いの協力もあり、なんとか食いつないでいけそうとのことだ。

また、自営業の友人同士でインスタによる販売紹介なども見受けられる。

その横のつながりと助け合いには感動を覚えた。

都市部での人間関係希薄化が取りざたされているが、今回の一件から人間関係重要性を考える人も多いかもしれない。

こんな日記匿名で書いている私も、一種、「バッシング」をしている人間かもしれない。

しかし、安倍首相もまた”努力、尽力している人間であるという客観的視点を今一度持って、このコロナ禍を皆で乗り切ろうという思いを共有したいため、筆を執った次第である

2020-04-07

スーパームーン

とてもはっきり見えた。空気が綺麗なのかもしれない。日本経済活動も止まってきているからなのか。中国インド空気宇宙から見てもわかるぐらい綺麗になっているらしい。ベネチア水路も透き通ってお魚がみえるそうだ。いいなぁ。

2020-03-23

必需品以外、生産停止 1日で800人死亡 イタリア

3/22(日) 19:20配信

363

時事通信

必需品以外、生産停止 1日で800人死亡 イタリア

マスクをして接客するイタリア食品店=18日、ローマ(AFP時事)

 【パリ時事】イタリアのコンテ首相は21日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、食品など生活必需品以外、全産業生産活動を停止すると発表した。

写真ベネチア運河がきれいに 新型コロナ観光客減り

 保健省によると、新型ウイルス感染者は累計5万人を超え中国の8万人に迫る。死者は前日から約800人増え5000人近い。1日当たりの死者は、20日に続いて過去最多を更新した。

2018-11-03

あなたにとって異国はどこですか?

異国っていいよね。でもアメリカとか中国はなんか異国っぽくない。都市部の印象が強いせいかな。イメージと違う。

東南アジアとか、ベネチアとか、どことなファンタジー的な要素を含んでいるところが自分には適切かなあ。

サバンナとか、アマゾンとかはまた違うんだよなあ。文明色が強くないからかなあ。自然が強すぎるのもダメなんだと思う。

カナダカナダはどうかなあ。水力発電と壮大な山々。でもなんか違うなあ。やっぱり異国って情緒あふれていてほしい。

トルコはなんか異国っぽい。サウジアラビアは逆にだめな気がするなあ。

国の名前だとあんまりよくないのかもしれないなあ。地域名や地方都市なんかだと、より異国っぽい感じが出るのかもしれない。

これって、日本以外の国の人はどんな答えになるんだろう。

2018-07-23

エアコンの水漏れ対処

このクソ暑い中、ひさびさに付けたエアコンが水漏れしてブチギレながら直したから書き記しておく。

ググればわかると思うけど、水漏れの原因の9割がドレンホースの詰まりだ。もうこれをなんとかすればほぼ治る。

レンホースの詰まりをなんとかする方法として、色んなブログやらなんやらに出てくるのが『サクションポンプ』を用いる方法。吸引して詰まってる虫やゴミ汚水を引き出すのだ。

だけど、サクションポンプなんてこのドレンホースの詰まりぐらいにしか使わないし、何より高い。アマゾンで1,600円ぐらいする。楽天もそのぐらい。

修理を頼むより安いが、便所排水口の詰まりを直すぐらいにしか用いれないこいつをわざわざ買うのも気が引けた。

(よくあちこちが詰まるご家庭なら購入したほうが得)

そこで、なんとか家にあるものを使って直せないかと考えた。

①シリン

針のない注射器みたいなものだ。家にある人はあるだろう。ペット飼ってる人とか。50ml〜100mlのものだったら多分使える。

(ちなみにサクションポンプより安いからこれを買うことも考えた)

石油ポンプ

オール電化にするようなブルジョワ宅にはないだろう、ブルジョワ修理業者を呼んでくれ。正式名称醤油ちゅるちゅる」。

うちには②の石油ポンプがあった。

サクションポンプより安く、使った後は洗って干しときゃなんとかなるだろう、と安易に考えた。後々ストーブかに不具合が起きてもその時考えることにする。今はクソ暑いんだ。今を生きねば。

石油ポンプよりドレンホースが細いためにガムテープも用意する。後は、ドレンホースを石油ポンプのまっすぐの方に入れガムテープで密封。

そのあと、ひたすらジュポジュポ。

汚ねえ水と死んだうにょうにょ虫、細かい小石が出て来た。ふざけろ。

ヒーヒー言いながら、ガムテープ外して、汚水をどっかその辺に散らして、それを何度かする。もう出てこなくなったら、キッチン排水口とかに使うあみあみゴムで縛り、虫がもう二度と入れないようにした。

後々調べた結果、冷房ガンガン付けながらやった方がキチンと綺麗に吸い出せるらしい。

ここで終わりじゃあない。

ここで終わったら、またクソみたいな水漏れの中、ベネチアみたいな部屋を楽しまねばならない。

その後は窓を全開にして冷房16度、強風放置する。45分〜1時間弱。

電気代より修理代の方が高いと自分に言い聞かせて、高級扇風を浴びる。

これで、詰まりは解消された。

尚、ずっと使っていないエアコンだった場合、ドレンホースの問題どころじゃない(室外機とか)可能性が高いので、その際は覚悟を決めて修理業者を呼ぼう。

まりをどうこうの前にフィルターを洗って干す、エアコンのカビやら埃やらを掃除して試運転してから漏れした場合上記を試してほしい。

それでは、クーラーの効いた良い夏をお過ごしください。

2018-02-15

ミラコスタに泊まりたい

新婚旅行ミラコスタに泊まりたい

素泊まりなら予算7~8万くらい

パッケージのやつなら15万くらいまでならギリ出せる、でも13万くらいに抑えたい

6月8日が記念日なのでその近辺(5日~14日くらいまでの1週間)で

ランドシーの混雑に合わせて平日かなあ……

今とりあえず11日の素泊まり一泊は確保してる、ダブルのやつ

連泊するなら別ホテルにも行ってみた方がいい?

旅行業者介さずに公式自分で取るのが一番確実で早いって聞いたけど

ミラコスタってどんくらい勢いあんのかな

さっきスイートベネチアダブルパッケージで空いてたのに悩んでたら10分で埋まった



ディズニー難しい

2017-12-11

anond:20171211024707

こういう発想大好き

死にたくなったら、とりあえず、大好物を食べよ

でも一番いいのは、海外行くことだとおもうな・・・冬以外の季節でベネチア行きをおすすめする

2017-11-26

ジャニオタ2.5次元アイドルを見に行った

唐突ではあります11/23パシフィコ横浜で開催されたMX祭 Vol.1「ARSMAGNA SPECIAL X'mas LIVE ~Several Winter Story~」に行ってきました。

いえ、参戦してきました。

きっかけは数年前他ジャンルにて知り合ったフォロワーさんの押しに負けて

…すいません言い方が悪かったですね。

フォロワーさんからの熱いお誘いを受けて行かせていただきました。

実は前々から行ってみたいなぁタツキくんかわいいな~~~とは思っていたのですが、私自ジャニーズ大好き遠征ピーポーでしてなかなか予定が空いている月がありませんでした。

しかし今回は偶然にも何の現場もなく、場所横浜、初現場としてはハードルの低い場所

有難くお誘いを受けることにしたのです。

はてさて、アルスマグナとはなんぞや。

2.5次元アイドルとはなんぞや。

そこらへんの詳しい設定(設定っていうと怒られることもあるらしいけど他になんて言い方すりゃいいか知らんから突き通す)は公式サイト(アルスマグナ 公式サイト 九瓏ノ主学園)だったり読んでもらえれば分かると思います

私も深くまではまだわかりません。

ただ、にわかの私がにわかのみなさんに伝えられるのは「とある学園の男の子たちと先生(とぬいぐるみ)」って思っとけばとりあえず大丈夫だと思います

というわけで、初めてアルスマグナライブに行ってみた感想備忘録程度に箇条書きしていきたいと思います

ちなみに観賞スタイル双眼鏡でタツキロックオンです。

メンバー呼び方呼び捨てにさせていただきますね。ご了承。

~物販~

FC会員はAとBに分けられてそれぞれの時間に買う。それ以外は一般枠で買う。

FCのA枠の時間から物販眺めていたけど、混雑改善のための組み分けの意味を成していないような…

 物販出口付近で溜まっていたファンの方々は出口からまた会場内に入っていったりしていたので、そりゃ結局ロビー内の混雑は解消されていないよね。

 スタッフの人数が少ないから裁ききれない→グッズが何があるか大きなボードなのに表示していれば事前に何を買うか、いくら用意しておけばいいかが分かるので会計時間短縮になるよね。これはジャニ方式

 そもそも物販への案内が不自然。パシフィコ着いてもどこで物販を行っているか案内表示がないため分からない。

~入場~

・S席とA席に分かれての列形成

→列形成下手くそすぎる~~~!!!柵もなにもないところで折り返し作っても、早く入りたい気持ちでどんどん折り返し距離短くなるのなんてわかってることでしょう!?!?

 スタッフ最後尾に一人は少なすぎる。どれだけファンへ厚い信頼を置いているんだ。

・デジチケは画面にスタンプ(?)のようなものを押されて入場

→ここはスムーズ問題なし。むしろジャニーズにも見習ってほしいくらスムーズでした。

 (ただ何にでも言えることだけどデジチケってさみしいよね。私紙チケ保管したい人だからさ。)

ライブ

・オープニング

→会場後方から登場。座席中央通路でパクがおしりフリフリしてて可愛かった。近くで見るタツキが可愛すぎて死ぬかと思った

・ひみつをちょーだい

アルスマグナの曲で一番好きな曲だったから単純に嬉しかったしテンション上がった。

 落ちサビ「最後聞いて恋のひみつ~」が大好きなのでもう普通に泣きそうになった。

 コンちゃんの手を持って客席指さししてたタツキが可愛い

ボカロメドレー

→おねシンのタツキたまに雄の顔しててしんどかった。腰ぬけるかと思った。あとポジが0ズレで双眼鏡の中でずっと目が合ってた。好き。

 ぴんこすてぃっく(?)のときにパクがしてた顔が面白すぎた。はわわ~~~みたいな顔してた。(は?)

MC

自己紹介の一人終わるごとに「アキラーーー!!!」って名前呼ぶシステムに驚いた。

→タツキがいちいち舌足らずでかわいい

先生は脂っこいものを控えているらしい

MXさんにお礼をいうみんなえらいかわいい

アキラ「そろそろ俺行かなきゃ!」時計を見る仕草 タツキ「時計もないし予定もないでしょ。ボッチマス。」 突然の辛辣

→パク「それじゃ俺はヒュードロンします!」くるくる回りながら退場かわいい

ここのMCの一人ずつ捌けるスタイルはもうちょっと改善した方がいい気がする。可愛いけどグダグダ感否めない。どうせダンサーさんがいるんだから一通りMCしたあとinterでも入れてダンサーと入れ替わりながら抜けていけば自然では?


アキラ

衣装が好きすぎた。赤チェックマラーダッフルコート最高

→席が中央より左寄りだったからか左のスピーカーの音の悪さが気になる。

→タツキのキーが安定してなくてオケハモと合ってなくてちょっと気持ちわるい。


・泉兄弟

最初ダンサーさんの舞踏会パート、なんでクリスマスなのにベネチアマスクのようなものつけているんだろう。ハロウィンっぽさ出てる。

→泉のピアノなぜグランドピアノじゃない。なぜ。一気にチープさ出てる。当て弾きだと思うけど譜面で隠すくらいなら舞台装飾上段にピアノ置いて、もうちょっと情緒的に弾き真似させてもよかったんじゃ?あれじゃ近くの席の人には見えてるよね。

→なんで手袋外してるのか初見にはわかりにくい。以前の舞台ストーリーの続き?

→それにしたって泉のビジュ強い。踊ってるときの指先が好きすぎる。


・パク

→ずっと会いたかったパクドル。気になりすぎてたパクドル

→花占い「へいわ~へいわじゃない~」いや、花でけぇよ!!いつおわるん!?!?

ヒーロー可愛い。え、かわいい。え、好きかも。


・タツキ

→ずttttttttttttttttttっと舌足らず。可愛い七面鳥狩り#とは。

→夢路が好きすぎるからタイムリープしてピューロお茶会に行きたい。

→正直泣いた。コンちゃん「これで僕がぬいぐるみの時もずっとそばにいれるでしょ」泣いた。ちなみにライブ終わりに設定集読んでさらに泣いた。

コンちゃんリフトするタツキがイケメンすぎた


アキラ×シレン

シレン階段で足グネる。大丈夫だったのかな。

→二人とも歌うまい~~。後半転調したところはキーいかな~~~。

→ちなみにこの二人の関係性もよくわからないので初見殺し


・心わーるど

→そーきゃん(?)みたいな合いの手の時に兵隊さんの帽子を叩くタツキが可愛すぎた。


先生

→なにがおきているの


みかんじゅく

→え、好き

→え、好き

青春アミーゴじゃんこれ。え、好き

アキラの腰まわしながら腰を叩く振付が好きです

→私のメモにはすごく大きな字で「揺るぎないシンメ感」と書いてあります現場からは以上です。


・恋の容量∞

→初っ端タツキと先生がぐだって

先生が間奏のお手振りポジ移動すべて間違ってた

→何故か2番からは私も踊れるようになってて楽しかった


勝手親衛隊

→タツキ「玄関の鍵閉めたから。チェーンもかけたから。」

→ワイ「おっけー。抱いて。」


ちょっとこのあとからメモが消えているので覚えているところあげると

新曲好きな感じです

・タツキの衣装可愛い。後ろのおリボンが最高。

まり先生の盛り上がりエグイ合いの手覚えたら楽しそう。

・曲と曲の間のファンからの声がすごい。会話しようとしてるの?そういうのアリなの?私的にはアリエナイ。



全体的なイメージとしては申し訳ない「初見には難しいグループ」ってイメージでした。

特にソロパート初見ガン無視感は否めない。

私はなんとなく設定やらは知っていたけどそれでも今までの現場に入っていないと、情報追っていないと分からないような設定が盛り込まれすぎててちょっと置いてけぼり感はあったかな。

ただ、ダンスレベルはやっぱりすごい~~。ずっと動画で見てきたけど生で汗かきながら踊っているところ見ると感じ方がこうも違うかって衝撃。

今回のライブで完全にアキラくんのこと好きになりそうでしたね~~~。みかんじゅく。覚えました、みかんじゅく。


過去DVDとかも見てみようと思いました。

また機会があればぜひ参戦させていただきたい。今度はもうちょっと掛け声やらを覚えていきたいな。

2017-02-02

[]大久保圭「アルテ」6巻まで

前3巻まで読んだ感想書いたけど、何気なく調べたら6巻も出てたから改めて最初から全部通して読んだ

貴族だけど絵かくのが好きで貴族やめて町に下りて絵の師匠従事してがんばる話

・・・が前まで読んでた3巻あたりまでの内容だったけど、4~6巻は舞台をフィレンツエからベネチアうつして、問題児家庭教師ってのがメインテーマになってて絵はほとんど関係なくなっちゃってたな

まあお嬢様かわいかったし、お話もありがちだけど面白かったからいいけど

ユーリさんがアルテをこどもっていうのは大人の女性がよっぽどぼいんぼいnだったりするからなのかなあ

アルテだって結構かい子供って見るにはちょっと無理があるかんじするけど

なんだかんだでさびしいレオさん・・・

再読途中で、女が作者だからageの話になりがちなのちょっと微妙だなと思ってたけど、家庭教師編はそこんとこがほとんどでてこなかったからよかった

刊行ペース遅い・・・とおもった けどぐぐったら半年1冊ペースだから遅いわけではないんだよな

悪人がいないのが安心して読める一方でいまいちカタルシス不足になりがちな部分があるのは否めないけど

でも初連載でここまで書けるってすごいなあ

2016-01-20

擬人化部品アイドルユニットPr○us」軸受け子ちゃん(仮名)奮闘記

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1601/18/news124.html

1

頑張りやの軸受け子ちゃん(仮名・以下同じ)は、芸能企画会社T○Y○TA仮名・以下同じ)アイドルユニットPr○us」(仮名・以下同じ)のメンバーとして、自信と誇りを持って働いています。うまくいかないときでも投げ出さず、今までに誰もやったことのないものをたくさん作ってやってきました。「なんて言ったって、Pr○usがまだ人気が無い頃からがんばってきたんだから!」

受け子ちゃんは、自分Pr○usになくてはならないものだと思っていました。

2

ある日、いつものようにT○Y○TAに打合せに呼ばれました。

「あったらしいお仕事かな~?☆」

そんな気楽なつもりで、購買センターの打合せエリアに出向き、コーヒーを飲んで一服してから、「よしっ☆」と小さくかわいく気合いを入れて、ディレクターさんに内線電話をかける軸受け子ちゃん。いつもの気のいいディレクターさん本人が出るのですが、今日は席を外しているといいます。おっかしいなあ~?、いつも約束していると必ず待っててくれるのに。そう思いながらも、出た女の人に伝言を頼む軸受け子ちゃん。

いつもなら気のいいT○Y○TAディレクターさんと、そのアシスタントさんがくるだけのはずなのに、雰囲気の違う黒服の男が3人がついてきました。彼らは軸受け子ちゃんに、戦略調達部と名乗りました。でも、名刺はくれません。そして、オープンな打合せスペースから、物々しい警告がかかれたセキュリティゲートを超えて、いつもは絶対に使わせてもらえない少しいい会議室へと通されたのです。

3

受け子ちゃんは逃げたい気持ち必死になって押さえ込みながら、席に座りました。つるっとした黒光りする椅子はいものパイプ椅子などとは比べものにならないくらい座り心地は良かったのですが、体の熱を奪われて、魂まで縛り付けられている感じがします。

「(なんで私独りできちゃったんだろう)」そう思っても後の祭り。そういえば仲の良かった他の事務所の娘が、T○Y○TAさんに呼ばれる時にはできるだけ3人以上で行くようにしてる、っていってたっけ、そんな事を思い出します。

戦略調達部の黒服は、席に着くとまるでスイッチをいれるように顔に笑顔作りました

「おかげさまで新しいアイドルユニットPr○usは大変好調でして、これもみんなのおかげです。私どもとしては、さらライブをたくさんやってファンの需要に応えたいと」

受け子ちゃんは、少しだけ気分が軽くなりました。なあんだ、大変なことなんて無いんだ、そう思いました。

しか黒服は話を続けました

「ですがもう軸受け子さんはスケジュールがいっぱいで対応いただくにも難しいと思います。そこで、大手芸能事務所のセカンソースに軸受け子ちゃんによくにた娘がいるので、彼女にも軸受け子ちゃんのサポートで入ってもらおうかと思っています

相づちを打とうにも、うまく声が出ません。首をわずかに縦に振るしかできません。

「ですから、是非、軸受け子さんには、新しい子にいろいろと教えてあげてほしいのです」

いつも一緒に仕事しているディレクターさんは、机の端の方に座って、決してこちらを見ようとしません。

4

はい」絞り出すように声を上げました。きっと駄目だけど、言わなくっちゃ「でも、わたし頑張ります。私ががんばってたくさんのお仕事をこなしまから、新しい子なんていなくても」

「ええ、あなた気持ちはわかりますよ」かぶせるように別の黒服が声を上げました「でもね、軸受け子あなたが倒れてしまったら、Pr○usはファンのみんなに曲を届けることができなくなるでしょう?」会議室に少し耳に触る高い声が響きます「そうなるとファンも、仲間みんなに迷惑をかけることになるけど責任はとれるのかい? 今はPr○usがこれからって時なのに」

そう言われれば、いい子の軸受け子ちゃんは、たしかにそうかもと思ってしまます

それを受けて、別の黒服も声を出します。

あなたが何かあって倒れたとして、あなた事務所は変わりの娘を用意してくれますか?」

受け子ちゃんの事務所だってできる限りの事はしています。体調管理だって万全です。今までも完全に休んでしまったことだってありません。でも、同じ事ができる人を丸ごと用意するなんてできません。大手芸能事務所のセカンソースにくらべたら…そう言われたら何にも言えなくなってしまます

「もちろん、軸受け子さん独自技術まで全部教えてほしいなんて言いません。私たちT○Y○TAと一緒に作った部分だけ教えてくれればいいですよ」

それなら、仕方が無いと言う気もしました。確かに言っていることは正しい気もします。

「そう、ですよね…」

「ご理解いただけたようで何よりです」黒服3人は合図をしたかのように、同時に笑みを浮かべました。どこかで見たことがあるな、ああ、テレビでみた。ベネチアのお面みたい。こんな状況でこんなことを思う自分がなんとなくおかしくて、唇の端にわずかな笑みが浮かびますしかしそれは引きつけをおこしているようにしか見えません。

そして黒服書類をテーブルの上に上げると、次々とサインをすることを求めました。「いつも絶対口約束しか仕事の話してくれないのに」さすがの軸受け子ちゃんも少し警戒して文章を読みます

そこには、軸受け子ちゃんが自分でレッスン代を払って頑張って勉強したところも、苦労して作った曲も振り付けも教えることになっていました。軸受け子ちゃんは目の前が暗くなっていくのを感じます

「(ディレクターさん、曲の作曲欄にちょっぴりT○Y○TA名前をつけてくれれば今夜ご飯おごってあげる、お金はいらないからって言ってたの、こういうことなんだ…)」

受け子ちゃんはもう抵抗する気力なくなっていました。そして、壊れたように書類サインをし続けました。

受け子ちゃんは、その日そのあと、どうやって家に帰ったか覚えていません。

5

次の日、それでも気持ちを入れ替えて、軸受け子ちゃんはいものようにPr○usとして働く現場に行きました。

「私が無くてはならない存在から、私がいなくなってもPr○usが歌えるようにすることはたいせつ」言い聞かせるようにつぶやきます「だから必要ことなんだ、相手の娘はどんな子かわからないけど、それでもしっかりお仕事しなくっちゃ」

しか現場にはすでに、鏡で映したかのように、自分にそっくりな娘がいました。

こんにちは!先輩」声も驚くほど似ています今日からよろしくおねがいしますね☆」

彼女は、大手芸能事務所カンソースからきたと言いました。

6

大切にしているトレードマークアクセサリーお気に入りデザイナーさんに作ってもらって世界に一つしか無いはずのアクセサリー。そんなものまで彼女は同じでした。

「それ…どこで…どこで買ったの?」

「あ~えーっと…T○Y○TAディレクターさんが教えてくれたんです~☆ 衣装もここに行けば同じものが買えるよって。ありがとうございます先輩!教えてくれて!」

教えるはずもありません。教えてくれと言われたのは昨日だったのです。そして、軸受け子ちゃんは彼女に会うのは初めてです。

彼女は軸受け子ちゃんがまだ何にも教えていないのに、すでに軸受け子ちゃんと全く同じ踊りを踊り、同じように歌いました。Pr○usのなかで全く同じ役割を果たしました。全く違和感がありません。ユニットの他の仲間も戸惑うどころか、入れ替わっていることにも気付いてない娘もいるようです。

「(違うかも…)」軸受け子ちゃんは思います「(今までだって、私と同じように入れ替わっている娘もいたんだ。それでも、私、全然気付かなかったんだ…)」

私は、Pr○usに絶対必要存在ではない…。世界が音を立てて崩れていきます。それでもけなげに頑張る彼女に、お仕事の帰りに渡された出演料の封筒には、一枚の紙が入っていました。

「セカンソースの娘はあなたよりも10%コストが安いので、あなたもできるはずです。安くする努力をしてください」

7

世の中でPr○usはすごく売れています。でも今では、それのほとんどは大手芸能事務所カンソースの娘がやっているのです。「あれは本物のPr○usじゃないのに、本物のPr○usじゃないのに」

そう思いながら、軸受け子ちゃんは、それでもT○Y○TA自分に出してくれるお仕事をひたすらこなすしかありませんでした。

8

それから何年たったでしょうか。

受け子ちゃんの事務所はそれなりに大きくなりました。大手事務所のセカンソースには全く歯が立ちませんでしたが、それでも仕事の、売り上げ「は」増えました。

そのために事務所も大きくなりました。前の小さいながらも過ごしやすかった、暖かな事務所に比べると、ただ新しく、ただ広い事務所を軸受け子ちゃんはあまり好きではありませんでしたが、仕方がありません。大きく広くなったものの、備品をまとめてそろえるような余裕はありません。だから備品の種類ががばらばらで、古くてよいものと、新しくて簡単なものと混ざっていて、整っているはずなのに雑然として洗練されていない感じがします。

断熱材も入っていない壁はぺらぺらで、冬になれば寒いし、夏になれば暑く、隣の部屋のレッスンの音どころか、事務のお姉さんの疲れ果てた独り言すら響き渡ります。むき出しのダクトには壁とは対照的にやたらと保温材が巻きつけられられていて、ドアが開くたびにぴらぴらと何か目に見えないものを手招きします。壁にはワープロソフト無料でついてるポップ体でかかれたスローガンがかげられていますが、蛍光灯間引きされ、薄暗いなかでは細かい内容まで読むことができません。

受け子ちゃんは自嘲気味に思います。「こんなところで最先端エンターテイメントを作っているだなんて、悪い冗談みたいだわ」

そんな事務所で、軸受け子ちゃんは一通のメールを受け取ります

それはT○Y○TAディレクターさんからでした。

「今までと全く違う新しいアイドルユニットを作りたいんだ。そのためにこんな感じのもっと難しいダンス新曲提案してほしい」

「セカンソースの娘には頼まないのかしら?」

受け子ちゃんはすさんだ気持ちでした。もう言ってしまえ。そんな気分で電話します。

すると、ディレクターさんは困った声でこういいました。

「いや…まだ売れるかわかんないからさ。こんなことを頼めるのは君だけなんだ」


受け子ちゃんは、ちょっぴりやせて、ちょっぴり大人になりました。

めでたし、めでたし。

(この話はフィクションです。現実団体、そのほかとは関係がありません。よく似ているものがあっても、無関係です。)

2015-11-10

簿記会計の知識は大事である」ということを学校で教えろや

簿記の基本を学校で教えとけっていう増田http://anond.hatelabo.jp/20151109212125)がいて、ブコメもたくさん集まっていて、

だいたい「その通りだ」という意見とか、「そんなもん、必要になったら学べばよい」みたいな意見とか、

「何を削るんだよ。学校では基礎教養を教えるべき」とかいろいろあるけど、

多分、問題なのは、そこそこ一流という学歴を得るための日本教育カリキュラムをまっとうにこなしても、

簿記とか会計の仕組みや考え方が、世の中においてかなり大事な仕組みであり、しかも、人類知的遺産の一つである、という認識

まれにくいことなんじゃないかと思う。

で、そのまま、管理職になったり政治家になったりジャーナリストになったり評論家になったりして、

なんか、いろいろ混乱させている気がする。

必要になったら自分で身につけられる」って、それは当たり前で、必要になりゃ人は学ぶもんだ。

あと、別に実務的な帳簿のつけ方を、必ずしも全員に教える必要もなくて、

それより学校で教えるべきことは、いろいろあるとは思う。

例えば、政治の分やでは学校民主主義とか基本的人権大事ですよとか、現代につながるそういう思想

市民革命を経て生まれたんですよとか、そういうことを、学んだりする。

それは、必ずしも、いわゆる「公民」の分野だけじゃなくて、世界史とか学んでも、そういう視点がある。

なのに、会計学とか、株式会社とか、そういう概念については、あんまりそういう視点で教えない。

少なくとも、オレ自身が受けてきた教育はそうだった。

簿記起源や諸説あるらしいが、そのうちベネチアジェノバ商人に導入され、ヨーロッパで洗練されていったものらしい。

オレ自身、詳しくはないが(なにせ、学校で習わないし)、その後、株式会社というものが生まれて、

ヨーロッパ文明大航海時代から植民地支配へと、傍若無人な力を発揮するうえで、

大切な役割果たしていったんじゃないかと思う。

で、今の社会だの世界情勢だのを語るうえで、企業というもの無視するわけにはいかんだろう。

日本社会多数派がそこに属しているわけだし、一生かかわらずに生きる人は多分いない。

別に、具体的に仕分けがどうこうとか、細かく必修で教える必要はないだろうし、

そんなことして別の内容を削る必要もないと思うが、

世に複式簿記というものがあり、それがどんな重要役割をはたしているかということだけは

教えておけばいいのではないか?

その程度だったら、既存社会科の内容をちょっと手直しすりゃ、できると思う。

少なくとも、日本史で、仏像写真みて仏師名前をこたえられるようになったりするより、大事な気がするし

社会科といえば「いいくにつくろう鎌倉幕府」(最近は、年号違うらしいけど)とかを思い浮かべるばっかりとかいうより、

ましな結果になると思う。

興味が湧いたやつは、そこから深堀したり、進学先を経営学部商学部にしたりするだろう。

今のカリキュラム普通科高校に進学したやつは、

そもそも、学校で学ぶ範囲の中で「興味を持つ」ことすら難しいんじゃないか?

いや、実際の今の学校カリキュラムを、詳しく知らないが。


オレは学校で周期律というのを習ったが、社会に出て実際に役に立ったことは、ほぼ無い。

それでも、過去にああいものが作られて、それで世の中の物質がすべて説明できて、

そういう知識が積み重なって化学が発展してったことを

学校で学んだことはムダだったとは思わない。

実際に帳簿を付けたり仕分けをしたりはしない人たちにとっても、

そういう感じで、「複式簿記というものがあり、それは大事ものなんだなあ」と知っておくべきだと思う。

社会に出て、実際に具体的な知識を身につける必要に迫られた人は、多分

「ああ、社会科時間になんかいってたのは、こういうことなんだなあ。もっと学生時代勉強しとけばよかった」

と思うはずだ。

「実務的な簿記の知識」は教養ではないだろうが、

ヨーロッパ文明が「複式簿記」という仕組みを洗練させ、それが、現代まで続く、企業会計の基礎になってきたという

そのことを知るのは「教養」だと思う。

で、「教養」を身に着けさせるのは、学校の大切な仕事だろう、と、思うのだ。

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