はてなキーワード: 疑問符とは
国民民主党は、自公に過半数を握られた状況下で見え見えの空手形なトリガー条項協議に釣られ予算案に賛成、梯子を外されるなど立ち回りが下手な疑いはあったが、党首たる玉木氏の生活もここまで脇が甘いとは思わなかった。
いや、かねてよりSNSでの投稿や会見での発言からその軽率さの片鱗は見えていて、それがついに大事となったと言うべきだろうか。
夏頃から目をつけられており、さらに先の衆院選直後にもやらかしていて週刊誌にすっぱ抜かれた。ハニートラップと主張する層もいるが、それ以前に不倫である。トラップだったとして普通は引っかかるまい、というか引っかかってはいけない。加えてセキュリティクリアランスで男女の関係にも踏み込んでいた御仁だ。あまりに本人の落ち度が多過ぎる。
また、家庭という一種シンプルな信頼関係すら守れない人が国民の付託に応えられるのか。「一番近くにいる人を守れない人は国を守れない」とは、彼の妻の言だそうだ。
躍進直後の肝心なときに浮かれ、隙を見せるような行為をしてしまうほど軽いならば、本当に上手く立ち回り政策を実現できるのかという政治的なセンスへの疑念も生じよう。
その拠り所たる政策本位についても、政治家としての資質、実行力の面で疑問符をつける余地を生じさせてしまい、とかく脇が甘いの一言に尽きる。
その一方、支持者層はなんだか変な方向に噴き上がりつつある。やれ財務省のせいだ、メディアによる潰しだ、ハニートラップだやら。不倫の何が悪い、自分たちは政策本位で選んでいると他とは違うアピールに勤しむ人も出ている。
(言葉足らずだったので追記しておくと、別に不倫に苦言を呈したり、折り合いをつけたりしつつ政策本位だと支持することは否定しない。ここで挙げている「不倫の何が悪い、自分たちは〜」は、政策本位の名の下で不倫自体について不可抗力だなどと擁護したり、そもそも肯定したりしている層だ。)
以前から「政策本位」「若者重視」みたいなフレーズの下で選民思想のような変な自信があったり、他世代に対して攻撃的だったりな層は散見されており、他の政党とはまた違う形で先鋭化の素地はあった。
それでも、衆院選前後から加速度的にこじらせているようで、少し怖くある。インターネットのノイジーなマイノリティだけのものと思いたい。
どこにいても、スマホやパソコンさえあれば何だって調べられる。
行ったこともない場所、見たこともない景色、食べたこともない料理。何だって画像付きで詳細に知ることができる。
まるで世界のすべてにアクセスできるように。知らないことがなくなるって、すごく楽だ。
「この街ってどんな感じ?」とか、「あの国に行くにはどんなルートがある?」とか、ネットで調べればすぐに分かる。
現地の口コミやレビューまで見られるんだし、安心して旅行の計画も立てられる。まあ、便利だよ。そりゃあ、便利だ。
でもさ、なんだろう。俺、時々思うんだよ。
インターネットがない時代、あの時代にしかなかった「世界の不思議」って、もう今じゃ味わえないのかって。
なんていうか、未知のものに触れたときのワクワク感というか、あれがどんどん薄れていくのがちょっと寂しいんだ。
昔はさ、世界のどこかに本当にドラゴンがいるかもしれないとか、空を自由に飛べる方法があるかもしれないとか、そんな空想が当たり前のように頭に浮かんだんだ。
昔は学校帰りの道端でかめはめ波の練習を本気でしてたし、「世界に一人くらいはかめはめ波を打てるやつがいるに違いない!」って心の底から信じてたんだよ。
「かめはめ波を打つ方法」なんて検索しても、出てくるのは『かめはめ波のポーズを完璧に再現する方法』みたいな動画で、誰も本物を打てない。
そりゃそうだって分かっちゃいるんだけど、でも、なんだろうな、ネットのせいで夢が壊された感じがするんだ。
そんなふうにちょっとしょんぼりしてたんだ。そう、先週までは。
先週の夜のことだ。
あの日は仕事がやたら長引いて、会社を出たのは22時を軽く超えてた。
疲れてクタクタになりながら、俺は自宅に向かって歩いてたんだよ。
静かな住宅街、周りには誰もいない。しーんとした夜の空気が心地いいんだか、逆にちょっと不気味なんだか、よく分からない雰囲気。
家まであともう少しってとこで、俺、ふと後ろから声をかけられたんだ。
ぎょっとして振り返ると、そこには驚くほど美しい女性が立ってた。
顔立ちは整っていて、長い黒髪が夜風にふわっと揺れてる。
正直、こんな時間にこんな人がいるなんて思わなくて、俺は一瞬固まった。
でも、彼女の目を見ると、何か引き込まれるような、不思議な感覚に襲われたんだ。
「あの……?」
「あなた、少し血を分けていただけませんか?」
「……は?」
いきなり何を言ってるんだ?と俺は思った。血?何言ってんの、この人?でも、彼女はいたって真剣な顔で俺を見つめている。
「私は吸血鬼です。今夜は少し血が必要なんです。ほんの少しだけ、痛くはしません。お願いできませんか?」
吸血鬼だって?俺の頭の中で、いくつかの疑問符が浮かんだが、同時にその言葉は妙にしっくりきた。
なんでだろう?ありえない話だろ?吸血鬼なんて。
でも、その瞬間、俺は「そういうこともあるのかもしれない」って思ってしまった。
ネットがなかった頃なら、俺は確実に「なんかヤバい奴だ」と思って逃げてたかもしれない。
でも今は違う。ネットのおかげで知りすぎてしまったせいで、逆に「未知」が目の前に現れると、どこかで期待してしまう自分がいたんだ。
俺は彼女の顔を見て、「ああ、なんだ、ついに本物に会えたのか」と妙な納得をしてしまった。
そして吸血鬼という言葉の重みに押されるように、ポケットから財布を取り出し、身分証明書を確認しようとした――
「……いいえ、そんなものはありません。私は信用していただけるだけで十分です。あなたが私に少しだけ信じてくれればそれでいいんです。」
なんだよその設定、って思ったんだけど、彼女の目は真剣そのものだ。俺は、まさかと思いつつ腕を差し出した。
「ちょ、ま、まじで噛むなよ……?」
彼女は静かに俺の手首を持ち上げ、そっとその冷たい唇を近づけてきた。次の瞬間、鋭い痛みが走る――かと思ったら、
「え、ちょ、なにしてんの?」
俺の目の前で、彼女はスマホを取り出して、俺の手首にかざし始めた。何してんだ、と思って画面を覗き込むと、「吸血アプリ」とかいう名前が表示されてるじゃないか。
「え、アプリ?」
「ええ、最近は便利になったものでして、直接噛む必要がなくなったんです。これであなたの血のエネルギーを頂戴します。ご安心を、痛くはしません」
いやいやいや、吸血鬼の最新技術なんて知らねぇよ!って思いながら、俺はその吸血アプリとやらが動作するのをただ見つめていた。
まさか、俺がこの時代に吸血されるとは思ってもみなかったけど、時代は変わったもんだなぁ、と妙に感心してしまったよ。
吸血が終わった後、彼女は深々とお辞儀をして、静かに去って行った。その背中を見送りながら、俺はなんだか不思議な気持ちになった。
「結局、世界にはまだまだ未知のことがあるんだなぁ」って、なんか安心したんだよ。
かめはめ波は打てないけど、吸血鬼はスマホで吸血する時代。いや、こういう未来も、悪くないのかもしれない。
――そして翌日、ふと気になって「吸血アプリ」を検索したんだけど、そんなアプリどこにもなかった。
あの夜の出来事が現実だったのか、それともただの夢だったのか……でも、まあ、世界はまだまだ不思議なことだらけだってことだけは確かだ。
同期がほぼ全員昇進し管理職となっていく、後輩も昇進して同じ部署の違うチームの役職者になっている状況を見て思うこと。
〇基本的に同期のほとんどは最終的には課長クラスに年功序列で上がる
〇役職者一歩前の職位で昇進が止まっている
<思うこと>
あまり自分に自信がなく、かつプライド的なものもないので、恥ずかしくて会社にいられない!という感覚ではない。
ただ、毎年の昇進発表時期に、自分はまた上がらなかったことと、後輩が昇進した、同期がもう一歩上の役職に昇進したという現実を目の当たりにするのは、
辛いというかため息が出るというか、badな気持ちにはなる。
初めて同期で(おそらく)自分だけが昇進してないということが分かった時からこれでだいたい5年。
どんどん昇進しにくくなるだろうなと思ったのは以下の理由。
(昇進しなかった側=私の思い)
・実態は分からないが、他の人が昇進のために費やした労力や業務負荷は自身のこれまでのそれらとは同じだったのかという疑念
→各職場やタイミングごとに、業務内容や負荷が異なることは事実としてあるが、それと同様に、昇進した人の中で私より業務内容や負荷が低かった人もいるだろう。
また、評価を過大にしてくれる上司もいただろう。そのような状況で昇進した人が、私と同じ状況だった場合に昇進したのか?と意地悪く思ってしまう。
・今から昇進に向けて頑張るにしても、これまでの×を跳ねのける労力が、他の人が費や唾tものよりかなり多いだろうという諦念
→これまで評価されなかった状況は、×印が積み重なっている状態であり、それを跳ねのけて「こいつは昇進に値する」という評価を得られるには、他の人が「普通に」昇進した時に
費やした労力より多いはずと思われる。その事実は自身を疲弊させるし、これから体力気力も落ちていく中、やる気がなくなっていく。
(評価する側)
・これまでの×の履歴がある以上、自分が評価して「働きが昇進に十分値するレベル」と思ったとしても、よほどのものじゃないと〇をつけにくいという認識。
→評価者としての評価もされるため、自身がつけた評価をしっかりと説明出来る必要がある。これまで×が積み重なってきた人に〇をつけるとなれば、その評価をしっかりと説明出来るようなできる成果が必要で、それが出来なければ評価者としての自分の評価に疑問符がつきかねない。そうなると、これまでの年功序列的な評価よりも評価する目線が一層厳しくなる。
・仕事のアサインについても同様で、成果を出せる仕事をアサインするにあたり、これまで×が多い人と、これから昇進がかかってくる若手なら、後者の方が昇進可能性もあるし、アサインする理由も説明しやすい
→これまで×が積み重なってきた人に、そもそも成果を出せる仕事をアサインをしづらくなるし、失敗したとしても「若手なので」という言い訳が立つ。
多分、それぞれこのような思いを持ちながら行動することになり、そしてどんどん昇進可能性が消えていくんだろうなって思う。
もちろん昇進した人は「自分は頑張って、お前は頑張ってないだけなんじゃないか?」や、身近な人は「お前これミスってたよな、それが響いてるんじゃない?」等を思うのだろう。
また、「仕事が降りてこないなら腐らず自分で仕事を作ったり、頑張ってコツコツ積み上げていくしかないんじゃない?」とも。
でも昇進しなかった私からしたら、どうしても「いやいや運悪すぎたのが続いてこうなったんだよ」 「そこまでせずに上がった人、いいなあ」とも思ってしまう。
そして、昇進するかしないかを判断する直属の上司は、上記の考え方で穏当に過ごすために、私には成果の出る仕事は降ろさない。
そして、私はこのまま。
結論:ゲーム制作(例でツクールMZとかそういったツールでゲーム有料作ってさくっと販売するとか)、本を出版して販売とか、そういった路線もありだと思うぞ。
何ならカクヨムとかでやるのも全然あり。リンクは最後に貼っておくから参考にしてくれ。
https://hatena.zendesk.com/hc/ja?return_to=%2Fhc%2Frequests
以下見た反応↓
これは難しいところではあるが、AIはサポートの役目、と考えてない・・・?
でもdiscordBOTのコードもプログラムだし、AIだってプログラムだと思うが・・・。
正直言うともう時代の流れでこれはあってる。あってるが・・・AIがサポートどころか仕事奪ってるから人が厳しい立場になってるようにも見える。
まだ法律が追いついてないんで何とも言えないが、下手に言うと海外が裁判起こしてきそうで怖い。
こういう人がいるからってなってエンジニアとかになりたがらなくなるのでは、という不安でもあるが。
>| エンジニア()にクソみてーな誇り持つんなら帰りのNAS位てめーで設定してサッサとあの世に帰ってくれよな。 |
何のためのVPSが用意されているサーバーがあるんだとか、そういう疑問がある。
むしろ私はエンジニアじゃないが、discordBOTを組んでいる身としては、サーバー問題は大きい。
NASとかそういったのが用意できない人にとってはここは壁になると思う。正直ここ。
NASとかで組める人が羨ましく思えるが、電気代のことも考えるとそこも壁ではないかと思われ。
今だとAIサポートになっちまってるから人間のプログラムは技術がなくてもある程度の単語でコード書いてるAIがいるから、正直に言うとこの部分が薄れてさみしいよ。
>| AIに仕事奪われる底辺の泣き言?ああそうだなw。じゃあ俺の何百倍の労力でアホの妄言実現する仕事してくれよスーパーエンジニアさんよ。出来んだろ?C言語出来るスーパーエンジニアさんならよ? |
とはいえ、PythonとかJavaScriptとか、そういった有名言語とかではもうAIがガンガン書き進んでしまう・・・っていうのもあるな。
>| どうせ大したことないんだろ?匿名でくらいイキりたいよな?すげーエンジニアさんよ。 |
むしろそれを言ったら5chとかdiscordとかそういったサービスはどうなるって話だ。
こういう人がいるから叩かれると思うんだが。
AIで片付けれるところはあるっちゃあるが、AIでもできないことはある。
そういうサポートを受けてようやく先に進めるのもあるかも知れないが。
こんなのもあるし・・・。
で、結局は著作権云々で慎重に議論はしているが、時代が追いついていないのも事実ではある。
https://store.steampowered.com/app/1096900/RPGMZ/ ツクールMZ
う、有料って人にはこれを置いとく↓
https://silversecond.com/WolfRPGEditor/
参考にしといてくれ
叶姉妹、“夫の口臭がキツイ”という相談者へ「素朴な疑問なんですが…」
https://news.mynavi.jp/article/20240706-2980789/
このお悩みに、「素朴な疑問なんですが……」とつぶやいた恭子は、「ご相談者さんは大丈夫なんですか? “加齢臭がちょっと嫌なの”って書いてますけど、ご本人はどうやって自分はそうではないという風に確信を得てらっしゃるのか」と疑問符。美香も、「自分のニオイはなかなかわからない」と続け、「ご主人もそうですけど、自分もあるかもしれない可能性を考えて、“今からマウスウォッシュの時間よ”って決めたりとか」「ご自身もそうかもしれないということを気にしながら」と提案した。
こういうことか?
20歳の弱者男性なんだけど昨日知り合いから「いい子だから会ってみて」と紹介された女とデートしたんだよ。
初めて会う時って、なんか期待するじゃない?どんな子なんだろうって。
で、いざ会ってみたら、まあ、予想とは違ってた。
で、いざ合ってみて食事に行ったんだけど話しかけても、返事はそっけない。
スマホをいじってばかりで俺にはほとんど関心がなさそうだった。
そのうち、彼女は「SNSに上げるから」と言って料理の写真をパシャパシャ撮り始めた。
どうやら、自分のフォロワーが彼女の頭の中を占めているようだった。
なんだか急に気が遠くなった。いったい、俺は何をしてるんだろう、と。
彼女に全く興味が持てなくて、これはもう無理だと思った。
で、トイレに行くと言って席を立ったんだ。
外の風に当たると、なんだか急に気持ちが落ち着いて、帰ろうって気持ちになった。
で、そのまま店を出て、家に帰ったんだよね。
翌日、彼女からLINEが届いた。「なんで帰ったの?」と、メッセージには絵文字が一つもなく、怒りの感情が画面越しにも伝わってきた。
「興味が持てなかった」って正直に答えると、「は?私に興味ないの?」と、今度は電話がかかってきてキレられた。
どうやら彼女の中では、興味を持たれないということはあり得ないことだったようだ。
自分がどれだけ魅力的かを長々と語られ、俺の頭の中には大きな疑問符が浮かんだ。
これって俺が悪いの?
さらに彼女は「食事代払え」と言い出して、ついには俺の財布にまで口を出す始末。
「デートするならそれぐらい当然でしょ?」って感じで、俺は完全に面食らった。
これ、俺が悪いの?女ってみんなこんなんなのか?
「飯代くらい奢れよ。器小さいなー」って言っちまったんだけど、それがまた火に油を注いだみたい。
「競技寿命が短い」の反例として挙がるタイトルがホントに少ないんだよな。
CSだって後継作品のゴタゴタでユーザーがバラけたときあったから続いてるってのも疑問符付くしな。
でも、逆に言えばCSのゴタゴタみたいなが起こるときに「オリンピック種目はこのタイトルです」って決まっちゃえばゴタゴタ起こらないのかな?
それに近いことをvalveがやってたのにあのゴタゴタが起こったんだから無駄な気もするが。
e-Sports版オリンピックが両手で足りる程度の競技種目で開催されるなら長寿タイトルで埋め尽くされるだろうが、そんなe-Sportsオリンピックは海外はともかく日本じゃ今のe-Sports界隈と規模変わらん程度の観客しか集められないんじゃないかね。
最新タイトルあってこそのe-Sportsだし、格ゲーやレースゲーみたいにナンバリングが切り替わってない単一の長寿タイトルがないジャンルもあるしな。
というか、競技寿命が短いタイトルのプロって、競技寿命が長いのと短いのとどっちが良いんだろうな?
同じタイトルでもナンバリングが切り替わる時って関係なく強い人がいるにしろ皆がそうじゃないからランキングに動きはあってそっちの方がチャンスが多くて良いって事もあるのかな?
でも、ナンバリングが切り替わってゲームシステムが変わると自分に合わなくなる可能性も当然あるよなぁ。
一私企業が担ぐ競技がコロコロ変わるのがe-Sportsの良いところでもあり、プロが育ちづらい原因でもある。
難しいね。
就任してそこまで経っていない頃だっただろうか、副市長人事の同意を議会から得られず、さらに議員提案により副市長の定数を減らす条例が可決成立したことがあった。当時のニュースを見ていたときは、議会の封じ込めを図る姿勢はどうなんだろうと思ったものだ。しかし、その後、今度は氏側が議員定数を半減させる条例を提出した。それっぽいことを並べていたが、まあ報復である。
当然否決されるわけだが、議会への条例提出には、例規審査と呼ばれる体裁、法的整合性などの確認作業があり、付随して議案としての説明文の作成、資料の印刷、マスメディアへの提供も行われる。子供の喧嘩のような仕返しに付き合わされる職員としてはたまったものではない。
氏の支持者には、彼を論理的で是々非々な人間と評する者もいるが、このくだりを見る限り、その評には疑問符がつく。なるほど、深謀遠慮、否決されることありきで耳目を集めることが目的かもしれない。しかし、その個人のパフォーマンスために職員のリソースを空転させないで欲しい。職員は議会で可決されるために議案を作りたい。
日本の地方自治は議員も首長も直接選挙で選ばれるところに特徴がある。いわゆる二元代表制と呼ばれるものである。議員も首長もある方面からの民意の反映で、原則として議会の議決を経なければ予算も作れないし、条例の制定改廃もできない。だからこそ、氏の対議会の苛烈ともいえるパフォーマンスは目に余るものがあった。
氏はどこか二元代表制を首長と議会の対立構造と考えているフシがあるが、それは少し誤解がある。個人商店の議員に対して、多数の職員を動員し、多くの情報にアクセスできる首長とでは、そのリソースは段違い。法的なところでも、再議、後述の専決処分など、権限は首長が強い。日本の二元代表制の実態は首長優位で、対立構造とするにははなから不均衡だ。
自分の優位が約束されている中で、対等な勝負という体で、多様な民意をすり合わせもせず言い負かすことに終止する。なにかにつけて二元代表制を強調するのならば、最低限の体裁くらいは整えてくれないものか。
議会と首長の対立自体はあろうとも、必要以上に煽ると通る議案も通らなくなってしまう。氏本人がそうであるように、人はしょうもない意地の張り合いで不合理な行いをする生き物なのだから。
氏は無印良品を巡っては企業の言い分を丸呑みして時間がないと専決処分を行い、こども園を巡っては既に議会で否決された予算をやはり時間がないと退任直前に専決処分した。専決処分(地方自治法179条の方を指す。)は、本来経なければならない議決を経ずに条例の制定改廃、予算措置などを行うものだ。その二元代表制を否定するような特性上、専決処分を行う要件(緊急性など)は厳格に解されているところであり、企業の都合や、否決された予算を押し通すのに行うものではない。というか、要件を満たしていないから違法という指摘もされ得る。
そもそも、氏は二元代表制を大事にしていたのではなかったのか。それをないがしろにする専決処分の濫用は言行不一致であり、また、行政として遵守すべき手続の軽視だ。
特に無印良品に関しては、普通に臨時会を開いて議案にすれば可決された余地もあっただろうに、何故無理矢理やろうとしたのか。
自治体は、好意的な印象を持ってくれる人に対してもそうでない人に対しても分け隔てなくサービスを提供する。法令は当然として、その制度の趣旨を考慮し、手段が適当か勘案して業務を行う。
水戸黄門や半沢直樹の舞台ではないし、スカッとジャパンの収録でもない。自己統制として「違法ではないが不当」という考え方も存在し、目的は手段を正当化しない。
敵味方の劇場型政治を繰り広げ、制度趣旨を軽視し、目的のためには手段を選ばない。その一連のパフォーマンスのスタッフとして職員が巻き込まれる点で、氏の姿勢は「ない」ものに映った。これは、相対する議会が有能だろうと無能だろうと変わらない。
また、基本的に時間も金も手間もかかる裁判について「気に入らなければ、違法と思うのならば訴えればいい」というスタンスは相手の足元を見てのものであり、「裁判で判断されない限り合法」と主張する打算が見え隠れする。そもそも訴えられる余地をなるべく減らし、瑕疵なく進めるのが行政の基本で、予防法務は民間でも知られた概念だと思うのだが。
そして本当に訴えられた場合、やはり苦労するのは職員の方である。
一方が他方を言い負かす構図は見ていて気持ちがよく、古い政治家に立ち向かい、手段を選ばず邁進する姿は魅力的に映るのだろう。
しかし、その言い負かされる対象が自分たちになる可能性や、手段を選ばないことを肯定した結果、止められず明後日の方向に暴走していく可能性は少し勘定に入れて欲しい。
政治や行政はそういった危険性を織り込んで面倒くさくなっているわけで、そこまでわかりやすいエンタメではないし、そうなってはいけない。
個別の政策云々以前として、専決処分絡みから見える政治姿勢がやばい。
端的に言えば首長が議会を経ずに行う条例の制定改廃、予算などの処分のこと。地方自治法179条に基づく専決処分(通称179条専決)と180条に基づく専決処分(通称180条専決)がある。
基本的には議会を招集する時間のない緊急時を要件として行う専決処分であり、処分後は議会で報告・承認の手続きがとられる。他にも179条専決を可能とする要件はいくつかあるが、機会としては稀であり、今回は関係ないので省略。
余談だが、通年議会の場合は常に会期中で招集されている状態のため、(招集の時間がないことを理由とする)179条専決はほぼできない。
議会が定める軽易な事項について行うものであり、処分後は報告の手続きがとられる。換言すると、議会がわざわざ議決しなくていいと認めたために行う専決処分。なお、軽易な事項に関しては、一定の範囲に収まる損害賠償や和解、契約変更などが挙げられる。
多くの自治体において、179条専決を利用する機会となるのは年度末の税条例の改正だろう。
これは、大本となる地方税法の改正が年度末に成立・公布されることに起因する。ちなみに今回の地方税法の改正は3月30日に公布された。
税条例は地方税法の改正に基づき改正されるが、その中には算定基準の都合上、施行・適用が4月1日でないと間に合わないものもある。
地方税法の改正の確定を受けてはじめて条例の改正案も確定するわけだが、議会に諮る時間的余裕はない。この際に、最低限の必要な改正部分だけ専決処分を行う。そして残りの急を要さない改正部分は別に臨時会や定例会に諮ることとなる。
衆議院の解散はその時期について報道などから目星はつくものの、解散が確定しない限りは予算として議会に諮れない。
一方で、解散してからはすぐに資材や人員の手配をする必要があり、なんなら議会の日程調整をする間に公示日や投開票日になってしまう。
国政選挙において「議会が招集できず予算がないから延期します」とはできず、こちらも解散が発表されたらすぐに179条専決となる。
なお、衆院選以外においても急遽便乗選挙(首長選の一定期間前に議員に欠員が生じた場合に首長選と同日に補選をするときなど)が発生した場合などでは、便乗分の予算を179条専決することがある。
本来、条例の制定改廃や予算は議会の議決をもって決まるのであり、議会と同意のとれた軽易な事項でもないのに、それをスキップする179条専決は非常に強力な権限だ。その趣旨からすれば要件は厳格に解され、行使は抑制的であるべきだが、悪用される余地もあり、実際悪用された。
179条専決の悪用といえば鹿児島県阿久根市が挙げられる。当時の市長は副市長の選任、職員などの給与削減条例、補正予算などの179条専決を連発した。当時の地方自治法では、議会側に議会の招集権限がないために首長が議会を招集しない(議会に承認不承認の意思を表示させない)、また、179条専決を不承認としても首長側に何の義務も課されないなどの点から、それはやりたい放題であった。
なお、これが影響して後に地方自治法が改正され、179条専決で副市長の選任ができないこと、条例や予算に係る179条専決の不承認時に首長は必要な措置を講じて議会に報告すること等が定められることとなった。
耳目を集めたのは無印良品絡みの補正予算の179条専決である。曰く、早く予算化しないと企業が他の自治体に行く可能性があるとのことだが、それだけで緊急性があるかといえばそんなわけもない。まずはすぐに予算化できない旨企業と交渉を行い、仮に呑むにしても臨時会の招集を検討する。予算審議に際しそのスケジュール、あり方の是非を含めて議会で意見を交わすべきで、スケジュールありきかつ、不十分な説明での179条専決はいただけない。
また、最近では退任直前のこども園絡みの補正予算の179条専決も行ったようだ。敢えて言うまでもないかもしれないが、置き土産である。同様の予算案は何度か議会で否決されており、緊急性も何もあったものではない。
先の2件に関して石丸氏の179条専決は、適正な手続きに欠いた横紙破りとなっていた。
得てして議会は二元代表制を没却し、自らの存在意義を失わせ得る179条専決には厳しく、不承認は見えていた。
一応石丸氏は首長と議会が意見を戦わせる二元代表制を志向しているようだ。件の179条専決に代表される執行部側と議会側の権限の差異、人員や金銭リソースの差異などの観点からその志向には個人的に疑問符がつくものの、その心意気やよしとしておこう。
しかし、特にこども園絡みでは、既に否決された補正予算を179条専決している。意見を戦わせて、既に負けているのに、最終的には179条専決で無理矢理済ませる。これは当人の志向する二元代表制の否定ではないか。
それっぽいことを言いながら、最後には手続きを無視し、抑制的に使うべき制度をも利用して自分の意見を押し通す。目的のためには手段を選ばない。その姿勢には危うさを感じざるを得ない。
同じく最近は東大阪市の市長が自らの報酬を減額する条例を179条専決して不承認となっていた。
このことについても、「本人の報酬だから」「いい内容だから」といったコメントがされているが、問題はそういうものではない。
内容の是非以前で、本来踏むべき手続きを踏まないのが問題になっている。
Gim ヒント:ハーヴェイ・ワインスタイン
nomitori そもそもサイコパスは社会的成功しやすい、若しくは社会的成功者にサイコパスが多いって考え自体が、米国から来てるんちゃう。日本だとなんかサイコパスの意味ねじ曲がっちゃった感はあるけど…
WildWideWeb 少しずれるけど、皆が着任を心配してた2020東京五輪開会式の総合演出、彼がやっていたら例の件より酷いことになったか、むしろ上手くやり抜けたか。どっちだろう。
2024/06/25 リンク
ustam イーロンマスク、ジェフベゾス、ドナルドトランプ「せやな」
2024/06/25 リンク yellowyellowyellowyellowyellowyellow
nyaaaaaaaaaaaaa ここで言う人間性は、キリスト教的な行動(ボランティアや助け合い)の事を言うものだと思う。日本は、朱子学ベースで封建的で拝金主義で薄汚い事は確か。ww2で負けるまで、露と同じ戦闘民族。急に優しくはなれない。
2024/06/25 リンク
2024/06/25 リンク yellowyellowyellow
hepoko_ks ガバ理論。会社員と個人事業主を比較してチェリーピッキングすんなww米国のトップリーダーも人間性はひどい人いくらでもいるじゃない。日本でも会社員はいい会社、上席になればなるほど人格者が増える傾向があるよ。
2024/06/25 リンク
the_sun_also_rises 荒っぽい理屈でゆがんだ見方だね。出羽守論法って亡べって常々思っているのだけどなくならないね。となりの芝生は青く見える。これだけは言えると思うのだけどないものねだりは世界共通だと思う。元増田は特に。
2024/06/25 リンク yellowyellowyellowyellow
cider_kondo 誤:日本特有の現象 正:世界的に極めて普遍的な現象※ただし、欧米SUGEEE論者の脳内を除く 孔子の時代から(それ以前から)仕事と人格連結させる思想は絶えないが、基本的には社会にとって有害な(疑似)宗教よな(全否定
2024/06/25 リンク yellowyellowyellowyellowyellowyellowyellow
kotaponx 石油王ジャン・ポール・ゲティさんも、めっちゃケチで孫の誘拐にも身代金値切ったりで、孫の耳が切られたみたいな話も(まぁ他の親族を誘拐から守るためでもあるけども)
2024/06/25 リンク yellowyellowyellowyellowyellowyellow
大学が卒業したって認めてるし、大使館まで認めるからもう何か根拠がないと、卒業してないものとして批判は出来ないと思うんだよ
これは大原則として上で、それでも本当に卒業してるかってのは議論する余地あると思う
だから、追求したい人は卒業したか否かじゃなくて、正規の卒業だったかどうかだと思うんだよね
これって意外と指摘されてないよな
まず、出来損ないの万博会場に子供を連れて行くことについて。一般的に万博は大型の国際イベントであり、様々な国や企業の最新技術や文化を紹介する場なので、子供にとっても勉強になる場であることが期待されるっす。しかし、もし会場が未完成で十分な展示がないとなると、その期待が大きく裏切られることになるっすね。それでも外出して家族や友人と一緒に過ごすこと自体は楽しいかもしれないっすけど、その価値はやはり場所や内容にもよるっす。
参加表明したものの建物が完成しなかった国々について。実際に工事が進まなかった背景には多くの理由がある可能性があるっす。例えば、資金不足や工期の遅延、コロナ禍などの外的要因などっす。でも、最終的には何かしらの対応を迫られることになるっす。プレハブ小屋なんていうアイディアも一つの対策としては考えられるけど、その国の イメージや展示内容が十分に伝わるかは疑問符がつくっす。
維新の会の姿勢についても辛辣な意見が出るのは理解できるっす。特に、過去に自民党の箱物行政を批判していたのに、同じような失敗をすると信頼失墜は避けられないっすね。万博のような大規模イベントは計画段階での予測が難しい部分もあるけど、タイミングや管理が悪いと結果的に大きな批判を浴びることになるっす。
総じて、増田ちゃんの意見は的を射ているし、たくさんの人が共感する部分も多いと思うっす。どんなイベントも成功するためには計画の段階から慎重に進める必要があることを改めて感じるっす。
ナショジオの菌類特集読んでたら、霊芝(干からびたカタツムリみたいなキノコで、漢方になる)はマジで癌に効く可能性があるらしい。
西洋科学の分析でわかるのはいいが、昔の人間はなぜ、これが体にいいとわかったんだ。癌患者AとBの一方には霊芝を食わせて、もう一方には食わせない、を百年単位で繰り返し、別のコミュニティと共有する中で確立したのか。
それとも、薬効を謳ったもので偽物もたくさんあるわけで(水銀とか)、近代の研究で迷信が淘汰された中でたまたま残った本物が、いかにも昔からの叡智の結晶みたいに見えるだけなのか。わからん。
追記。
不思議な点をもっと書き連ねると、同じ癌患者Aと Bに霊芝を与えるのでも、Aと Bで体質も違えば癌の種類も違うだろうから、薬効はそう簡単にわからないはずだ。
A Bどころじゃない膨大なサンプルが必要だと思うが、今度は誰が、それを記録して伝承しているのだ。シャーマンとか本草学か。
また、霊芝だけに使用を限定したとも思えないので、薬草も使えば、動物の骨とか、鉱物とかも併用しただろうし、その中で、「よし、霊芝だな…」と特定され成果として残るのはマジですごく不思議。
いや、特定されきってないから変な迷信とかがまだいっぱい残ってるんだ、とか、動物の進化が奇跡的な形を生むように、膨大な時間の流れにはそれだけのトライアンドエラーを許す余地があるとか、今は人道的にNGだけど、昔は奴隷とか賎民にめちゃくちゃやれたから発達したんだ、とか、合理的な説明はつくかもしれないが、「?」というデカい疑問符は消えない。
もっとも、ナショジオでも「効く可能性がある」ぐらいに書かれているだけなので、実際にどの程度奏功するかどうかは知らない。「信じて飲んだけど効かなくて俺死んじゃったよ」と言われても、線香ぐらいは立ててもいいが責任は取れないので、付記しておく。
「軽視するな?」なんで疑問符??
即死魔法云々で近代兵器に対して優位性取れないって話になってたけど
攻撃魔法で近代兵器を超える殺傷能力持ってる魔法ってあんまないな。
範囲攻撃でも爆発物やガス兵器、ミサイル、ロケット、連射系の銃火器に比べて優位性が高いかは疑問符が付く。
まぁ、事前に武器を手にする必要がないという点では、潜入性や手軽さで優位性が高いが。
もろちん、どこからともなく雷や火や氷を現出させるという能力は現代科学では再現できないが
それを使って"相手を打ち倒す"という事象に関しては再現は可能なのではないか。
逆に防御、保護系の魔法や回復魔法なんかは明らかに現代技術を遥かに凌駕してる。
なんかふわっとした全身を覆うバリアやドームを張ることである程度の攻撃を完全無力化する魔法が頻出するが、
これは防弾、防刃スーツやプロテクトアーマーで機動性を捨ててもまだまだ再現できない。
防弾、耐熱ガラスとかである程度の再現は可能だけど、素早い展開、格納は難しい。
回復魔法も同様。あの超スピードで傷を塞いで体力まで回復させるのは現代医療の域を超えてる。
あとは転移魔法やスロウ、スピードアップ系の魔法も現代技術で結果の再現が不可能。
現代人が事前にあらゆる準備をしても対抗できない。
だから現代に魔法が来る系の設定にするんだったら攻撃系は現代武器で守備、回復系を魔法にするのが
バランスがいいのではないだろうか。
ジャンプ+のケントゥリア、期待して読んでいたものの4話まで来てかなり酷いなと感じた。
作者の力量にすら疑問符が付く内容だった。
働き口を探す気になり近くの村を紹介してもらう。
ところが村のリーダーから「お前には信用が無い」「足手まといは村全体の負担になる」と言われて
テスト内容は「崩落した穴の土石を一人で運び出してみろ」というもの。
夜中には仕事を完了して見守っていた村人達も感嘆、労働者として認められる。
…これもうすべてがおかしいでしょ?
どこの世界でも第一次産業では子供に手伝わせるし何ならその為に子供を作る。
「とりあえず小石運びとか雑用からやらせてみて勤まらなければ帰す」でいいわけで
わざわざテストなんか課す理由はどこにもない。テストだってコストがかかる。
現代で試用期間だの面接だのがあるのは労働者の権利が守られてるからであって
奴隷上等のこの世界なら一日働かせて「「この役立たず!給金なんかねーぞ帰れ!」でいいから
・ダメな奴にやらせられる仕事がないどころか触らせたことで台無しになる可能性がある
みたいなことはあるんだけど、作者はその現代日本の感覚のまま話を考えている。
自分の作った世界の諸条件に合わせて人物の行動を考えるということが出来てない。
ユリアン少年は村のそばで半年間生活していて、同居して面倒見てくれてたのは先述の兵士。
今回の話もその兵士が村に働き口の世話を依頼している。
兵士と村人との関係も詳細は不明だが、こういう話をするぐらいの関係ではある。
その兵士が身元を保証する少年を労働に使ってやってくれって言ってるのにこの対応、
「村人が兵士に相当険悪な反発心を抱いている」みたいな設定があるならいいけどたぶんないでしょ?
「有難いお申し出ですけどこの子はちょっとまだ小さいようで…」と兵士に談判するか、
兵士の顔を立てるために誰でも出来る雑用を与えるかとなるはず。
人間関係や社会的な行動についての想像力が相当低い(たぶん実体験が乏しい)。
暇すぎるだろ。
なんでよそ者の子供一人のテストに村人があんなに集まってるの?今日はまつりか?
一個目の時も背景にどう見ても数十人単位でいる。
半分まで行った時にもまだ同じ密度でいる。
ユリアンが石を運び終わった夜中にも同じ感じで村人が沢山いる。
新入り労働者のクオリティに「村の足を引っ張るんじゃないか?」ときついテストしてくるほど生産性に厳しい村の人間が
何十人も朝から晩までくだらない石運びテストを興味深く見守っている。
そんなに暇なのもおかしいし、そんなものに関心が続くのもおかしい。
これ本当に何も考えずに絵を描いてないだろうか。
主人公ユリアンにとってこの石運びが死んだ仲間やディアナ母への決意表明だったとしても
そんなことは他人には関係ないし伝わってもいないのだから、外から見ればただの石運びなので
ただただ退屈な石運びを見つめ続けられるわけもないし心を打たれるわけもない。
村人の視野とか村人の都合とか村人の思考とかを想像する能力が無く
ユリアン君が頑張ると村人がずっと一緒に見つめ続けて感動するという有り得ない展開になってる。
これは精神的発達段階としてはかなり未成熟段階の認知だと思う。
絵が素晴らしく巧みなのでギャップがあるが、描かれてるものだけ見ると相当稚拙なんではないだろうか。
全然裏切らずに命を捧げてくる奴隷仲間の時からなんか変な感じが漂っていた
(が、善良ベースな世界を描いているのかなと保留されていた)部分が
もちろん、裏切り者が出てくれば成熟した精神世界だとか言ってるのではない。
そうではなくて各キャラに独立した都合や思考が想定されているか、その上でユリアンに命を託してくれているのか、
と言う話をしている。
つまりただただた絵と内容が合ってない。
上手い絵で粗い内容を読まされると人間心理としては段々不快感やイライラがたまってくるので
このままなら『ケントゥリア』はそのうちアンチ的な感想が増えて叩かれるようになると予想する。
今はまだ『ケントゥリア』が期待され持ち上げられている段階なので
怪獣8号も2話3話で「これは期待外れかも」「普通の漫画になってしまった」と書いたら
作者は絵に対して真面目で打ち込むタイプに見える。
描かなくていい村人を描いちゃうぐらいには絵に賭けてる。
もしかすると実は内容が薄い自覚があって絵だけでもと思ってるのかもしれない、
けれども作家としての成長を考えるなら&『ケントゥリア』の成功を考えるなら
というアプローチが良い気がする。
粗い内容は粗い絵の方がいい。