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2020-10-02

スウェーデン若者に絡まれwww

追記すみません。あるブログ転載です  

  

スウェーデンの夜を覚えている。2月スウェーデン坂道を歩く。サーブフォルクスワーゲントヨタ、表情豊かな車が路肩に並び、眠っている。不思議とどの車もくすんだ色になる。

  

北欧の夜には不思議な静寂がある。凍ったアスファルトが音を吸いとってしまうのかもしれない。街灯の光子彫刻のように止まっている。

  

あの冬、仕事北欧にいた。同業者と一緒に北欧を回る出張だった。みな、巡礼者のように、同じような黒のダウンジャケットに身をつつんでいる。凍った道に足を取られないよう、歩幅を狭くして、冷気で化粧した街を歩く。

ペリカン」という名のレストランに入ったのは、北欧に着いてから何度目かの夜だった。タイル張りの床、チークの壁、スカンジナビア特有の、あのとろけたような飴色の照明。ビアホールスタイルペリカンレストランダンスフロアのように広く、笑い声とグラスを打ちつける音に溢れている。今までに見たどのレストランよりも薄暗いが、しかし、今まで見たどのレストランよりも客の顔が明るい。

  

僕らは4つのテーブルをくっつけた一角に座る大所帯で、めいめいが好きなビールを、あるいはワインを、ぶっきらぼう英語で注文した。テーブルろうそくが子熊のダンスのようにゆらめく。人の瞳を大きく見せる、不思議な炎だった。スウェーデンで覚えた「スコール!」の掛け声とともに、琥珀色の液体を冷えた胃に流し込む。

  

ざらざらとした紙のメニューは、スウェーデン語と英語の2つが印刷されていた。チーズ、魚、マッシュポテト、そして子猫の頭ほどの大きさがあるミートボールテーブルに並ぶ。肉厚な白磁の上で、てらてらと光る料理を見ていると、夢と現実境界曖昧になる。メニューに刻まれた”smaklig spis!”の文字が滲んでいく。

  

ふと隣のテーブルを見ると、やけに騒がしい。スウェーデン若者が盛り上がっている。年の頃は20代テーブルではしゃぐ8人全員が屈強な男たちだ。不思議なことに、全員が純白のナプキンを頭にかぶせている。ナプキンの四隅を結び、帽子のようにして。

  

水夫のようだ、と思った。彼らはだいだい色の髭と睫毛をろうそくの光に透かし、歌を歌い始めた。樽いっぱいの勇ましさに、ひとさじの寂しさを混ぜたような合唱。なぜかその歌と、その力強い瞳と拳とは、バイキングを思い出させた。

  

アルコールの助けもあるのだろう、バイキングのひとりが、僕らに話しかけてきた。君たちはどこから来たのか?トウキョウだと答える。すばらしい!乾杯!と男が叫ぶ。テーブルでできた国境曖昧になって、アジアスカンジナビアが溶け合った。トウキョウの明かりは闇を削る。北欧の光は、闇をぼかすようなやわらかさがあった。

  

日本の歌を聞かせてくれ!——スウェーデン若者テーブルの向かいから叫んだ。僕らは困り果ててしまった。この異国の地で、ここにいる日本人が詰まらず歌えて、しか日本代表するような歌……それは一体なんだろうか?

  

君が代。いや、堅すぎる。「翼をください」はどうだろう?しっくりこない。誰かが言った。「『ふるさと』だ」

  

そして僕らは、声を揃えて歌った。

  

兎追いしかの山……小鮒釣りしかの川……夢は今も巡りて……忘れ難き故郷……

  

北欧の地においても、当然ながら僕らは日本語でコミュニケーションをしていた。でもそれ以上に、「ふるさと」は日本語で話していることを意識づける歌だった。

  

8000キロ離れたスウェーデンの地で、この歌の持つ郷愁は凄まじいものがあった。僕らは住んだこともない日本原風景を思い浮かべて、目頭を熱くした。バイキング若者たちはその大きな手で拍手する。ペリカンレストランの客にとって、「兎」や「小鮒」からかぶイメージは、僕らのものと随分違っていただろうが、歌の持つなにかは伝わった。

  

そして彼らは返歌とばかりに、彼らの故郷の歌を歌った。いや、実際は故郷の歌ではなかったかもしれない。けれど、僕らが言葉メロディ故郷表現したことを、彼らは彼らなりに感じとって、故郷の歌を口ずさんだのではないかと思う。そう思いたいだけだ。独りよがりかもしれないけれど、ペリカンレストランの光は、そう思わせるに十分な魔力を持っていた。

  

歌の交換が終わり、場が落ち着いて、ひととおり肉と魚とアルコールを胃におさめた後、僕らは三本締めを派手に決めてやった。これもスウェーデンにはないものだ。隣のバイキングに威勢を張るため……あるいは、友好の意を示すため、僕らは目配せし合いながら手を掲げた。「イヨォーオ!」という掛け声とともに掌を打ち付ける。スウェーデン若者がワッと歓声をあげる。「俺にもやらせてくれ!」誰かがスウェーデン語で叫んだ。「よし!」日本語が応える。片言の「イヨーオッ!」、それに呼応する柏手。そして都合3回の三本締めを終え、スウェーデンの夜はふけた。

  

あれは夢だった、と言われても信じてしまうくらい、全てが出来すぎた夜だった。

  

ホテルに戻り、ベッドに倒れ込む。

  

頭の中に、凍りついた道と、白い息と、温かなテーブルと、チョコレートのようなミートボール、人懐っこいスウェーデンの男のきらきらした眉毛がこびりついている。

2020-08-23

anond:20200823000633

でもそのロリは多分同じクラス陽キャA君のことがきっと大好きじゃん?

A君サッカー得意で女子にはぶっきらぼうだけど

鍵落として困ってたら夕方まで一緒に探してくれたんだよ

ほんとは優しいの…

2020-08-02

ヴォルっちがペットの蛇のナギニに人間を食わせるときに「ナギニ、夕食だ」って言ってるシーン、英語だと「Nagini, dinner」なんだけど、英語だとこの2単語だけで「夕食をお前にやろう」という意味が適切に伝わるってことなのか。

日本語で「ナギニ、夕食」だと「母ちゃん、メシ」みたいなぶっきらぼうな感じがある。

2020-07-28

労働の所感

 今日バイト先で、あるお客様に「鍵につけるキーホルダーが欲しい」と相談を受けて、お店にある品の中から彼女の好みに合わせて符合するものを勧め、彼女もそれを気に入って購入した。

 ただ、チェーンがちょっと長いので、もう少し短い方が良い、ということだったので、店内に置いてあるペンチを使って、私が個人的に短く改造して、取り除いた部分も彼女に渡す、ということで解決した。我ながらそれなりに良い対応だったのではないかと思う。

 仲の良い店員から普通はここまでしないよ」と言われて、「確かに」と思った。確かに普通だったら「短い方が良い」と言われても「じゃあ私が切ってあげます」とは私も普段はならない。でもこの時の私は「この人のためだったら、ペンチで切っても良い」と思ったので、そうしたまでだった。ありがた迷惑だったら悪いが、悪くはない対応だったと思う。

 その後休憩に入ったが、色々考えた結果、お客様店員は、お互いのペースに乗せ合う関係なのではないかという結論に至った。

 つまり今日、あの女性にその意図があったかどうかは知らないが、結果的に私はあの女性のペースに乗せられて、まんまと「キーホルダーのチェーンを切ってあげる」というサービス提供した、ということになる。

 以前本でこのような話を読んだことがある。ある若い女性が「気持ちよく買い物する時のテクニック」を教えてくれる、という話で、彼女店員に優しく声をかけ、「これを買いたいのだけど、案内してくださる?」と聞くのだ。そうすると店員も親身になって彼女に案内してくれる。大きな冷蔵庫を買う時も、小さなボタン一つ買う時も。話の最後は「笑顔を浮かべた女性のお願いを、断る人なんてそうそういないでしょ?」で締め括られる。

 別に「若くて可愛い女は優遇される」なんて話をしたいわけではないことをわかって欲しい。たまたま話に出てきたのが若い女だったのだ。しかし一旦考えても見てほしい、あなた店員だったとして、優しそうで可愛らしい女性が、「すみませんこれ探してるんですけど」と笑顔で話しかけてきたら、ちょっと好意を持ちますよね。店員として。

 そりゃあ可愛くて若い女の方が有利なのは認めますかわいいので。顔がいい人間が概ね好意を持たれる傾向にあるのはどうしようもない。現段階で私にはどうしようもない。でもかわいくなくたって、丁寧に話しかけてきた人間にたいして、特に店員お客様に対して、失礼な態度で返すことはないんですよ。

 逆に考えても見てください。例えばあるとても醜い人がいて、周りから嫌われていると。でも店に入った時だけは違います店員も内心「うわ…」とは思ってるかもしれませんけど表向きは普通を装わなくちゃいけないんですよ。ある意味、かわいくても性格クソな子より良い対応受けられる可能性があるんですよ。

 個人的にですけど、私は接客では性格重視です。すごいぶっきらぼうだったり、すごい異臭を放ってたりしてても「早く接客終わらせよう」とは思うけど、私に対して失礼な振る舞いをしているわけではないので、普通対応します。逆にかわいくてもクソ失礼だったら内心ブチギレて「一刻も早く帰れクソ」と思って接客します。人間なんでしょうがないんですよ。

 話がそれましたね。要は話に出てくる女性は、上手いこと店員彼女のペースに乗せて、接客させていたわけだと私は思っているのです。乗せられた店員も悪い気はしていないはずです。それが理想的接客の流れではなかろうか。

 別に客に下に出ろとかいうことではなく、無理を言ったり駄々捏ねたりせず普通にしてくれれば、店員普通接客できるんですよ。ムカつくこと言われたら店員もムカつくので……人間なんですよ……仕方ないんですよ……ムカついちゃう……。

 コロナでみんな気が立ってるのはわかるんだけども店員だって人間なんだよな〜マスクがない時はマジでないのよ……私がいたところでは割とお客様たち理解がある方でありがたかったのですが全部そうとはいかないのが現状で、心ない暴言に傷ついた店員さんもたくさんいますそもそも平常時もクソ客はいるし……。

 理想としては、お客さんが優しくしてくれて、店員も優しくしてあげて、優しい世界が生まれるのが理想なんですが……「なぜ店員なんぞに」と思ってるような方がいる限りそんな世界は訪れないんですよね。

 むしろね、どうせ同じ家で暮らすわけでもなし、来客している時だけの仲なんですから自分のペースに乗せて優しくしてもらう、で良いじゃないですか。店員も乗せられて優しくしたら良いんです。どうしてこんなに難しいんでしょうね。

 「接客業やると店員に優しくなるのは、その気持ちを知ってるからじゃなくて、店員にキツく当たったら受けられたサービスも受けられなくなると知ってるから」という意見があるけどもそういうことですよ。

 そこで仕方なく、優しい世界が訪れる店員の方が客を乗せていくしかないんです。心の安寧のために。クレームには一緒に怒ってあげる、というのもそういうことです。ちょっと気を使って一言多めに話すだけで、だいぶ快適になるのはお得じゃなかろうかと私は考えています

 割れやすい物を持ってる方のレジの後に「お気をつけてお持ちくださいませ」と言ってみたり、お探しのものがまだ入荷してなかった時は「また見にきてくださると幸いです」と付け足したりしてます。言わなくてもいいけど、言われた方が悪い気しないならそれで良いし、私にとっては負担でもないので。

店員全員そうしろ、ってわけではないですよ。上手いことお客様を乗せられたらもしかしたら楽だよ、ってことです。私も本当は全然器用じゃないし。何はどうあれ今は接客業してるみんなが元気に働けるようになれるといいですね。もっと店員さんに優しい世界になれるといいですよね。

 最後に一つ、お客様お客様だけです、店の敷地内にいるだけのクソ野郎お客様ではありません。はよ帰れ。店員さんのみんなもそのくらいの気持ちで働きましょうね!

2020-07-27

返事としての「ああ」

フィクションに出てくるぶっきらぼうキャラが相槌として時々いうじゃん、「ああ」って。

「おいおい、大丈夫かよ?」

「ああ、心配するな」

こういうやりとりよく見るじゃん。

 

「ああ」って現実で言うの聞いたことある

俺はマジでない気がする。どんな口調の人も「ああ」とは言わないというか…まあ「うん」がなまった結果音として「ああ」に近くなることはあるかもだけど、それにしたって気持ちあくまで「うん」なわけで……

「そういえば会議室の件ってどうなってる?」

「ああ、それは大丈夫だよ」

の「ああ」…?でもちょっと違う気がするんだよな。ぶっきらぼうキャラが言う「ああ」ではないじゃんこれ。普通の人感があるというか

 

あの「ああ」…あの「ああ」って実在するのか?

2020-07-23

子宮頸がん検診が、レイプ過ぎた

今日会社健康診断に行ってきた。

今日が来るのが、大変憂鬱だった。

なぜなら、3回目の子宮頸がん検診が含まれいるからだ。

がん検診を社内や顧客へ推奨している立場としては、重要性は重々理解している。

しかし、いま私のハートと膣はヒッソリと痛んでいる。

何があって、どう憂鬱だったか、ここに記したいと思う。

■■■

そもそも子宮頸がん検診に恐怖感を持ったのは初回の印象が悪過ぎたからだ。

経験したり調べてもらうとわかるが、検査の部屋に入ると可動式の椅子に座らされて、自動的に股が開くようになっている。カーテンがかかってこちからは姿が見えない医師に、オープンになった下半身を見せるのだ。

何の説明もなく股がオープンになる。向こうは年齢も性別もわからない医師がいる。恐怖でしかなかった。

当然のように「はい、入れますからね」と言われる。そこで中年女性がいると初めてわかった。

冷たい器具が肌に触れて膣の中に入ってくる。驚きで私の体は膠着した。

そうすると、器具死ぬほど痛い。柔らかい内臓に硬い金属が入る。下手したら傷つくと思い、頭が真っ白になる。

「力入れると余計痛いですよ」と言いながら医師ゴリゴリと進めていく。

痛みと恐怖でパニックになりそうだったが、震えながら耐えた。

検査は終わり、私は下着ズボンを履いた。横に生理ナプキンが置いてあったその意味を、そこでようやく理解した。出血はしていなかったが、その日はうまく笑えなかった。

職場に戻り、先に検診を受けたバンギャの後輩が「あれ、マジでレイプじゃないっすか」と話してくれて、心が少し軽くなった。

■■■

その後、転職をして次の子宮頸がん検診がやってきた。

ネットで予習をしてリラックスすれば痛くないと知り、心の準備をして臨んだ。

結果として、2回目は全然痛くなかった。

カーテン越しで顔は見えなかったが、最初簡単挨拶をしてくれて、まだ若い女医だとわかった。

器具を入れる前のジェルも温かく、アレッ?入ったの?というくらいだ。

奥を擦る時に少し痛みが走った。前回のトラウマが甦り、体が硬くなった。

大丈夫ですよ」と器具を入れる手を止めて、手のひらで下腹部を優しくトントンとしてくれた。先生の手はあたたかった。

■■■

そして、今日3回目の子宮頸がん検診だった。

名前を呼ばれて、検査室に入った。挨拶をしたら、ぶっきらぼう中年女性の声が返ってきた。

3回目なので流れもわかっていた。リラックスリラックス…と心の中で唱えた。

はい、じゃあ入れますね」と言うのと同時に医師器具を挿入した。

痛い…やばい、これは痛い…と体が膠着した。

「力入れると痛むので、力抜いてください」と言われ、「あ、はいすみません」と言うが私の頭はやめて欲しいと思っていた。

潤滑剤のようなものを足して医師は先ほどと同じ速度で挿入する。私の体はガチガチで異物に対して閉じてしまっていた。

その時、医師は私に面倒臭そうに言った。

性交渉経験ないんですか?」

「あ、あります…」

だって早く検診を終わらせたい。子宮頸がんは二十代でも発症リスクがあることも知ってる。

医師は軽くため息をついて「じゃあ、細いものでやります」と言って器具を変えた。

今度は痛くなかったが、私の心はズキズキと痛んでいた。

その後、指を入れた触診があった。生理痛はどうですか?等の問診で受け答えはできたが、膣内で蠢く指が不快しかなかった。

終わって、椅子に引かれたペーパータオルの上に潤滑剤が溢れてるのを見てて、後輩が言ってたことを思い出した。

「あれ、マジでレイプじゃないっすか」

■■■

たぶん、また数年後に子宮頸がん検診を受けるだろう。

次回は医師自分から「通常の器具で痛い思いをして来たので、細い器具検査をお願いします」と伝えようと思った。

■■■

最後に、正直でショッキングタイトルをつけたが、子宮頸がん検診自体は賛成している。

特に若いうちから性交渉していたり、不特定多数男性としている女性は二十代前半でも早いと思わず検査して欲しい。

2020-07-19

淡路島紀行

去年の9月くらいに彼女淡路島行ったんだよ

良かったんだよなあ…

ちょうどいい感じに晴れててさ、雲ひとつない!ってほどではないけど、気持ち良い秋晴れだ 気温も暑すぎず寒すぎずでちょうどいい

淡路島は大して遠くない 隣県だし船にも乗るしで気持ち的にはけっこうな遠出なんだけど、まあ2時間そこらで行ける ぜんぜん日帰りできる

で、まあ行くわけですわ 

神戸三宮で一回乗り換えがあるんだけどこれがまた良い 俺三宮好きなんすよね 道が広くて海が近くて、なんとなくオシャレで、でもちょっとゴミゴミしてるところもあって… 洒落てていいとこなのに気を張らないでいい ホントいいとこだと思うよ ちょっと妬ましいくらい良い 乗り換えのホームから街を見るだけで嬉しい

で、あんまり乗らんJRにのって明石に行くわけだ 明石はまた趣が違って全然シャレてない いや、そりゃ俺の地元の寒村よりは何百倍も良いけど、さっき三宮をみたばかりだからな 港町っぽさを強く感じる 駅からジェノバラインまでの道しかいたことないけど

ジェノバラインだ!名前がカッコいいし、やっぱ船はいいよなあ バス使ったほうが早いし楽なんだろうけど、船に乗りたくていつもジェノバラインのほうに行ってしまう いつもつっても2回しか乗ったことないけどな

とにかく良い 船室のまばらに埋まった座席、船内モニターテレビを見る爺さん婆さんもいいし、甲板に出て感じる風もいい このときマジですっげえ風吹いててわりとすぐ退散したけど、気持ちよかったな 

淡路島に着く 今回はチャリを借りる計画だったんで、岩屋フェリー乗り場をうろついて観光案内所を探し、公的機関特有のショボさがあるママチャリを借りた ちょっと不安になるくらいボロいけど、まあ動くしOK

で、チャリを漕いで北上道の駅あわじに行くわけですわ この道は平らで良いんだけど、わりと狭いし結構分かれてるしで不安にもなる 路駐軽トラを避けて車道に出る瞬間のスリルスリルってほどいいもんじゃねえなあ… でも海は見えるし、だんだん明石海峡大橋が近づいてくるのもステキ

道の駅あわじは良い 下調べしていた海鮮丼屋は昼時なのもあって盛況で、席の確保にちょっと苦労した気がする 鯛の刺身丼としらす丼を頼んだけどどっちもなかなかオツな味だったな とくにしらす丼が良かった記憶がある 温度がよかった

売店いちじくソフトなんてものも食べた カップに入った凍ったいちじくの上にソフトクリームが乗せられたもので、組み合わせのシナジーはとくに感じられないもの普通にうまい 道の駅あわじの売店ソフトクリームは妙にうまくて、はじめて来たときネタ気分で頼んだ「しらすソフト」なるものがそのソフトの力で普通ソフト以上にうまくて驚いたな

そして、今度は南下して明石海峡公園に行く

この道は長い 4キロある 平坦だし海沿いだし天気がよくて気持ちいいんだけど、なんせヘボいママチャリからけっこう疲れる 途中で休み休み行ったっけな 彼女のほうが元気だった気がする

フェリー乗り場から南に行くにつれて民家とかが少なくなって道も広くなり、「海沿いの国道」以外の要素がなくなっていくんだよな 途中から歩行者が少ないのか歩道雑草が生えてたりして、自転車むちゃくちゃガタガタしたりしたけどそれもまた味だった バッタがすげえ数いて轢いてないか不安だったのはイヤだったな

海沿いを自転車で走るのはいい 海つっても内海だし、自転車つっても観光案内所貸し出しの信じられないくらいオンボロのやつだけど、それでもやっぱりいいものはいい 爽やかだったなあ

明石海峡公園公園つってもオープンなやつじゃなく、入場料がかかるタイプ 目的はなんと言ってもスワンボートに乗ってみること! 

スワンボート貸し出し所のオッチャンがぶっきらぼうで怖かったけど、ボートに乗るのは楽しかった 2人ともペーパードライバーから教習所思い出すね、なんて言いつつ池のコースを回った 最初は壁にゲキトツしまくってたんだけど最後の方にはかなりスムーズに動けるようになったな 運転というか舵取りは途中から彼女になげて、俺は漕ぐ方に集中してた 彼女が楽しそうにハンドルを回していてよかった 鯉もおったな

スワンボートが終わると、わりと疲れてるし自転車の返却期限は近いしで公園を出ないといけない感じだった 明石海峡公園そもそも馬鹿かいし、全然見切れてない また行きてえな

帰り道の自転車はキツいかと思ったけど、案外いけたな というかあまり記憶がない いつのまにか島を出ていた

明石といえば明石焼き 現地ではたまご焼きと呼ぶらしいそれの有名店が近くにあったから行ってみたら、常に行列という前評判に反してスンナリ入れた 明石焼きはうまかった 滋味があった 食感がよかった 5,6人しか入れない店の狭さがカッコ良かった 地元民がバンバンテイクアウトに来るのが面白かった

食べ終わって店を出て、そして気がついたら家に帰りついていた 遠出の帰りは記憶が飛びがちだ

淡路島、また行きてえなあ

9〜10月くらいの、暑さが終わって涼しくなり、しかし寒くはないあの時期 あの時期にまた遠出がしてえよ 無理かなあ 淡路島くらいなら許してくれねえかな

うんち増田に顔がついた

「うんち」は無機質でぶっきらぼうでとげとげしくて、ただ冷たい感じだった

「💩」には顔がある

💩

しかもけっこうかわいい

このトボけた顔のイメージ絵文字版うんち増田には付き纏っている

良いのか悪いのかわからない

2020-07-14

友達がいなくてよかった

31男性独身

ファッション

私服ユニクロはおろか高校の頃母親スーパーで買ってきた謎のメーカーシャツすら現役。

気温が15度を超えたくらいから靴は完全にサンダルに移行、ズボンも全部短パンにする。スネ毛は剃ってない。

冬場はダウンジャケット(安物で、毛羽立ってきつつある)で上半身を覆い隠す。

スキンケアスーパーで一番安い洗顔剤(すげえくさい。マジでなんの臭いかわからなくて不気味)を買って使ってる以外はなにもしてない。肌は普通に汚い。

 

お金の使い方

マシ。あんまり使わない。

趣味ゲーム映画鑑賞あたり。といってもゲームはどんどんやる体力が無くなってきて、積みゲーをするタチでもないのでやらない分だけ買わなくなってる。PCゲームちょっと嗜むが、パソコンが低スペックなので遊べるのはごく限られた作品のみ。

映画も好きだけど、映画館は高いし遠いのでNetflixに頼りきり。引越しを機にテレビを廃したので地上波でやってる映画番組を観なくなってしまった。近所のTSUTAYAが潰れたというのもあり、映画は専らパソコンの画面で観ている。ボーッとしていて聞き逃してもすぐ巻き戻せるのがいいね英語字幕翻訳字幕を比べやすいのもいい。

 

●落ち着き

 常にひとりでいるから落ち着きもクソもない。職場事務的やりとりで終わる雰囲気だし、飯もひとりで食ってる。会話というものをしないので自分の口調すらよくわからん。(この文章意図的ぶっきらぼう感みたいなものを出しながら書いています。なぜ?俺にもわからない)

Twitterは一応やってるが、リプライほとんどしない。まれに誰かが飛ばしてきたら「その通りですね」みたいに適当同調するか、ファボだけつけて終わりにする。

 

32歳腐女子エントリをみて「うわ、俺もアカンやんけ!」と思ったものの、恥じらうべき対象特にいない。学生時代友達とはもう何年も連絡をとってないし、職場では会話らしい会話をしないし、ネット友達もいない。

マジな話、俺にとって社交の場は増田だけだったりする。この匿名の後腐れのない感じが肌に合うし、逆に他のあらゆる顕名サービスは肌に合わないような気さえする。

なにが言いたいかからなくなってきた。つまり、俺は中学生みたいなファッション無趣味・無コミュニケーションっていう結構アカ暮らしをしてるんだが、友達全然いないせいでそのヤバさというものを実感していないってことだ。

というか、別に気にしなけりゃいいよな。汚ねえオッサンだと思われるなら思われればいいし、孤独死する異常独身男性と哀れまれようと俺がいまの暮らしの中で感じている楽しみは(少ないが…)揺らがないわけだ。

友達がいなくて良かったと思う。自分客観視する社会的視点というものがないか特に危機感なく暮らすことができている。寂しさは増田癒してくれる。ありがとう増田。愛してるぜ!

2020-07-09

推しが死んだ

推しが死んだ。

このご時世に物騒な言葉を使って申し訳ない。

推しというのは私が好きな二次元キャラクターのことだ。

それも本当に死んだわけではない。命が尽きたわけではなく人格の話だ。

私が好きになった推し固定観念が死んだのだ。

推し存在するジャンルについて書こう。

そのジャンルは未だに更新のある生きたジャンルで、リリースからしばらく経つが人気も高い。

私がそのジャンルに落ちたのは1年ほど前のことでまだまだ新参者の類だ。

でも落ちてからは早かった。

推し出会い自分でも驚くほどそのジャンルにのめり込んで何度も同じストーリーを繰り返し読んでは公式最高!推し最高!と萌え狂っていた。

わたし二次創作も嗜むオタクだったので自分でも推しを書き他人が書いた推しの話も支部の古いものから順にほぼ全てに目を通した。

先に書いた通り人気のあるジャンルだったため公式二次創作ともに頻繁に供給があって本当に毎日が楽しくて仕方なかった。

でもある時から公式ストーリー展開に違和感を覚え始めた。

推しの変化だ。

二次元キャラクターは目まぐるしい速度で成長していく。アクションSF・学園モノ…カテゴリーは様々だが、連載が長引くにつれキャラクターは必ず内心面や身体的に成長していく。

良い成長だけではなく時には悪い方向に向かってしまうこともあるが、不変ほどつまらないものは無いのでそれは話の展開に必要ものだ。そうした成長を見守ることが楽しく胸を熱くさせるからオタクはついつい同じジャンル長居してしまうのだ。

でも私が推しに感じた違和感は何かが違った。

そしてその日は訪れた。

更新されたストーリー内で、推し絶対に言うはずのない台詞を口に出したのだ。

絶望だった。

ストーリーが突然グチャグチャになって、推し支離滅裂なことを言い出したわけではない。あくまでも自然に徐々に推しの中身が異質なものになっていって、私が変化を強く感じたのがそのストーリーのその台詞だったというだけだ。

なんで?どうして?何故そんなことを言うの?

全く理解が出来なかった。変わってしまったと感じた部分は、私が推しに落ちた理由でありその推しの"核"だったのだ。

私はうまく回らない頭でTwitterを開いた。同じように戸惑っている人を探そうとしたのだ。

でも目に入ってきたタイムラインには、

「このページの推しの顔可愛くなかった?」

「今回のストーリーすごく泣けた…。」

推しカプの妄想が滾る。ストバレになるけど絵上げていい?」

といったいつもと何ら変わらない公式への称賛の声ばかりが広がっていた。

絶望。もう、ドン底だった。

どうして誰も推しの変化に気付かないの?自分の好きなキャラクターなのに分からないの?

私が推しの"核"だと思っていた性格は、公式にとっても他のオタクにとっても重要ものじゃなかったの?

推し盲目的になるあまり客観性を失ったのは私の方なの?

私が推し解釈を拗らせて自分の中に空想上の性格推しを作り出してしまったの?

でも、だっておかしいんだ。

推し絶対にそんな考え方はしないしそんなことは言わない。いつそんな変革があったんだ。

ストーリー初期の推しであれば最新話の推しが言った言葉絶対否定すると思う。最新話の推し性格が初期の推しに反映された場合にこの物語全体が破綻するくらいにはこの固定観念は変わってはいけないものだったはずなのに。作品テーマだったはずなのに。

そんなことを一人でグルグルと考えて苦しくなって、わけも分からずずっと泣いていた。

元々、私は他人感覚が違うんだと思う。

例えば、

才能があって乱暴自分勝手で、だけどたまにぶっきらぼうな優しさを見せるキャラがいるとする。(※これは上で語った推しのことではない)

そうした時に、このキャラを好きになる大抵の人が"ぶっきらぼうな優しさ"に惹かれるとする。ならばこの場合の私は"才能があることを自負している強さ"に惹かれるのだ。だから二次創作原作描写以上に終始優しい姿を見せるこのキャラを見ると「解釈違いです!」とそっとページを閉じる。でもどちらの性質もそのキャラが有しているものであってどこを好きになっても間違いではないはずなのだ

感覚というかそのキャラの重視するポイントみたいなもの他人と違う。

まり何って私とTLの感想が一致しないのはわりと頻繁にあるということ。

話を戻すと、

私は公式解釈違いを起こしたのだ。

そんなことある

否、そんなことは絶対にあってはいけないし、その場合解釈違いを起こした私がおかしいのだ!いつだって公式が正しい。だって推しの在り方の正解を知っているのは生みの親である公式だけなのだ

私の好きな二次創作公式原作あってこそのものから、私はストーリー更新されるたびに各キャラクターの変化を自分解釈に反映させてきたし、それはきっとどのオタクだってそうだと思う。

供給をもらうたびに考察して、うまく飲み込めない時には他人考察を見たりして、自分の中に落とし込んで、その都度自分の中の「好き」をアップデートさせていると思う。

でも私は今回それが出来なかった。

公式が間違っている!なんて独りよがりの最低なことを思ってしまうくらいには納得がいかなかった。

毎日楽しく漁っていたTwitter支部も、二次創作すべてが見れなくなった。最新話に関係のない時間軸の推しを描いたものでさえ、「でも結局この推しは最新話のような思考に陥るんだ」という負の感情邪魔して見れなくなった。

もちろん自分でも書こうとは思わない。早い話が虚無である

疲れているかマイナスな発想にしかならないんだ、時間を置いてもう一回最初から読み返そう。

そう思ってインプットアウトプットも止めて、身体を動かして美味しいものを沢山食べてどこか退屈なだけど気楽な日々を過ごした。(その間も推しが恋しくなったが私生活に支障があっては困るのでなんとかして推し脳裏から抹消した。)

そうして約一ヶ月後、もう一度推しと向き合った。が、ダメだった。

離れている間の他人感想検索して私と似た人も見つけた。推し作品の傾向の変化について考察をまとめている人もいた。でもその考察がどんなに納得できる内容でも私はダメだった。

ジャンルを離れてもダメで、新しく何かにハマろうという気も湧かない。

ただただ推しのことが好きだという気持ちが消えない。

死んだ推しの亡霊を追い求めているのだ。


そんな私は今もそのジャンル更新を追っている。

もちろん前のような気持ちで見ることはできないし、私の許容範囲外なだけでもしかしたら他のキャラクターおかしな変化をしているんじゃないか?と疑うくらいには公式に対する信頼も無い。今はまだそうはなっていないがもし今後すすんで粗探しするようになってしまったら本当にオタクとして終わりだと思う。

でも、「もしかしたら推しのあの台詞に対する言及が来るかもしれない!」サ終していないから、更新があるからこそ、私はそういった希望を捨てられないでいるのだ。

公式を信頼していないと言いつつ自分に都合の良いどんでん返しがきたらあっさりそれを受け入れられるよう準備をしているのだ。ボロボロになりながら呪詛を吐きながらそれでも追い縋ってみっともない。

だけどSNSで表立って愚痴を言っているわけでもない、公式sageるようなことも言っていない。このヘドロのような感情自分の中で室内飼いしているだけなのだ

耐えきれなくなって開いた穴から毒が漏れ、ついにはこうしてはてなに書き込んでしまったわけだがどうか許してほしい。

恐らく私は公式にどうにかしてほしいわけでもジャンル人間によしよししてほしいわけでも無いんだと思う。

私が頼れるのはもう時間しかないのだ。

許してほしい。

死んだ推しの亡霊が見えなくなるまで

私に憑いたものが消えてジャンルを去れるまで

その界隈の住人でいることを

どうか許してください。

2020-07-07

anond:20200706165448

ツイッターなどでおけパに対する仄暗い感情を露わにしている女性

男性側の視点で見た感想

綾城は「綾城さん」

おけけパワー中島を「おけパ中島

これに全てが現れていると思う

人様のことを、自分の中の勝手基準

価値のある人間”と“価値のない人間”に分けて

尊敬できる人間にだけさんをつけてやる」という傲慢

おけパのことを「八方美人」とか「媚びてる」とか言って罵倒するけど

その実は、自身相手を見て態度を変えてるだけのエゴイスト

おけパみたいな

魅力ある人と仲良くなれるほどの礼節があり、コミュ笑顔女の子

最高じゃん

普段は「お前なんか興味もない」って塩対応ぶっきらぼう仏頂面なのに

好きな人間が来たときだけ

そんな顔見たことねぇよって笑顔になる女の子

最悪じゃん

そういうクソ態度は家の中で父親に対してだけやってろよ!

女性

20前後の親にもてなされ養なわれ、子供的な傲慢さが顕著な頃からまり

年収300万という自分社会の中での価値を突きつけられ

自分が優れているわけではない、というのを失敗や上司に叱られながら実感し

子供を産んで、こちらのお気持ちなど全く察してくれない悪魔を育てる側になり

からチヤホヤされる年齢でもなくなった辺りで

だいぶ丸くなるので

その辺りになると人間としては大分好きなんだけど

顔とか女体としては、うんこみたいな性格をしている頃の方が魅力あるんだよなぁ

からシャアララァを求めたし

から恋愛工学みたいのが流行って、サラはシロッコになびくし、大佐はクェスをマシーンとして扱うし

なんて言うか冨野ってすごいな

2020-07-05

日本語方言」は「日本語」に入るのか?標準語しか駄目か?

まず最初に問いたい。

俺の標準語って変じゃないかな?

最後に改めてもう一度聞く。

その時までこの言葉は忘れていてくれていいよ。

覚えててもいい。


俺の生まれ場所東京から1000kmぐらい離れた場所にある。

日本という国において「標準語」ってのは「関東で生まれ標準語」を指す。

関西にも東北にも九州にもそれぞれの標準語がある。

この感覚関東の人は分からないっていうんだけど、本当にそうなんだ。

たとえば関東の中にだって埼玉千葉しか使われていない言葉があって、それが標準語の喋り方に組み込まれている、らしい。

これは東京の知り合いに聞いたことであって、もしかしたら俺が詳しくないだけかも。

東京弁みたいのがあってそこから外れているだけなのかも知れない。

まあとにかく、この国では「いまどきの東京弁」≒「標準語」なわけだよ。

まあ結局の所、一番強い力を持った方言日本支配してるだけ。

俺はそう思っている。


その「東京標準語」が堪能じゃない人がいたとして、その人は君たちのいう「日本語が通じない」に入るのかな?

そこが気になってしょうがない。

さっきそれぞれの地域にそれぞれの標準語があると言ったけど、これが本当に厄介なんだ。

本当に、すっごく微妙にだけども違うんだ。

99.9%一致してるけど1000回に1回飛び出してくる僅かな違い。

それが時に混乱を生む。

こっちが尊敬語として使った言葉を、別の地方から来た人はぶっきらぼうタメ口だと勘違いしたりする。

お互いが大人からその場では何も言わないけど、あとになってからそのことについて苛立っていたと告げられて驚く。

その逆だってある。

自分なんかは、嫌なことは忘れるのがQoLだと思っているのですぐ忘れるけど。

そういやこの「QoL」みたいな「新しい言葉」も面倒だ。

これこそアチコチで微妙ニュアンスが変わる。

そういうものだと割り切って使えばいいとお互いが考えてればいいけど、そうじゃないと僅かな誤差から喧嘩になったりするのがキツい。

そもそも論として、みんな言葉なんて曖昧もの完璧を求めすぎている。

たとえば、「汚名挽回」、とか。

汚名挽回」と「汚名返上」と「名誉挽回」はどれも同じ意味だ。

そう決まっている。

でも、「汚名挽回」って言葉に対して、「汚名返上」と「名誉挽回」が混ざったようなイメージがある。

から「間違えている気がするので、間違えているということにする」。

そういう闇の勢力みたいのが世の中にはウヨウヨいる。

他人の揚げ足を取りたくしょうがなくて、苛々することが大好きな人達が。

いつもどこかで曖昧根拠言葉狩りが行われいる。

そうして実に気持ちよさそうに「日本語が間違っている」「日本語が通じない」と口にしたがる。

ああ駄目だ。

嫌な思い出に振り回されてルサンチマンの塊になってきた。

これだけ書けば十分だな。

改めて聞くぜ。

覚えていてくれた人、ありがとう

俺の標準語って変じゃないかな?

本当に、本当に、不安なんだ。

実は今の上司がさ、そういうのめっちゃ気にする人でね。

2020-06-15

恋愛に一番大切なのは人間への興味』だと知った

7/7

ブックマークの増加に衝撃を受けました…公開してから2週間ほどブクマ数はゼロでした。

多分誰かがSNSに上げてくれたのだと思いますありがとうございました。

追加でコメントに返信しています

(以下本文)

後悔している。

今付き合っている恋人のことだ。

別れたい。

相手は22才。もうすぐ23になる。付き合い始めたばかり。同じ会社で働いてる。

綺麗だ。身長は160で、細身でもなければ太くもない。

髪型がおしゃれだ。今時な感じ。「髪が長すぎるよ。垂れてるし不潔に見えるよ」って言ったら、次の週にはセミロングだった。

仕事ができる。初めてのイベント運営でも、一生懸命仕事をこなした。何十人と並んでいても、受付事務スピードが落ちることはなかった。たとえ遅くてもちゃんとやってた。

気質が優しい。弾んだ声で笑いながらしゃべる。今時の女の子なんだけど、ちょっと影がある。

この年で人事に期待されている。今は国に対して数億円の補助金請求する仕事をしている。

ミオはモテるアタックしている男性社員は少なく見積もって2人。みんな男前だ。人柄もいい。

ミオと早く付き合ってくれよと願いながら、社員食堂で同年代の男と話しているのを見て思う。

俺の話をする。

結婚活動を始めて1年ちょっとになる。30代半ばのリーマン土木の測量をしている。

婚活母親に言われて始めた。35になる頃だった。母親に泣かれた。早く結婚しろって。孫の顔が見たいって。いい年なんだからから出ていけって。

月に6万も家賃を払っているのに、農業だって、親の会社の手伝いだって町内会活動だってやってるのにひどいなと思ったけど、さすがになと思って婚活を始めた。

ペアーズに登録した。

最初はぜんぜんダメだった。

マッチングアプリをやり慣れてる人ならしないようなミスやらかしていた。

プロフ内容が男目線女性目線物事を考えている様子がない

女性あしあとを踏まない

プロフ写真地鶏

いいねされる数が少ない。月に3人とか

メッセージ自分のことばかり。返信しにくい。さっき見返して噴き出した

・何十人にいいねを送っても誰にも相手にされない

3か月が経って、ようやく会える子が見つかった。テルコとする。

写真かわいいなって思って、いいねを送って、マッチングして、メッセージが長続きして、会う約束をして、会う前に電話をして、マッチングしてから2週間後に初めて会った。

地元の駅で待ち合わせした。駅の外でなかなか見つからないなと思ってたら、テルコが集合場所を駅の中だと勘違いしていた。場所の詳細を写真で送ったのに。

……駅の正面入口からテルコが出てきた。ようやく会えた!と思った。人生初のデートだと期待していた。

思い違いだった。その子が俺の前に来た時、「あ!?」って思って、唇が歪んだ。

違う人だった。

まず、顔の輪郭が違う。写真では細いのに、本人はなんかもう小倉トーストだった。

マッチングアプリ初心者だった。違う人の写真を使う奴がいるというのをわかってなかった。

テルコ(実物)の顔は真っ黒で、ニキビが多い。髪は長め。身長に嘘はない。確かに170センチある。

お疲れ様です」と俺は言った。テルコは「どこにいるのかと思いました」と低い声で言った。

それから、一緒に市街を歩いたけど、向こうは俺と話す気はないようだった。常に俺の前を歩いて、話しかけてもいい反応はない。ぶっきらぼうだ。冗談を言うと、「さよなら」「知らないです」「じゃあ帰りましょう」みたいな答えを返す。

我慢して我慢して、候補にしていた店のひとつであるハンバーグレストランに着いた。

店の出入口で、「おごりでもいいし、そっちがちょっと出すのでもいいよ」と聞くと、「どっちでもいいです」って返事だった。「じゃあ千円だけ出してね」と言った。

レストランの店内でも最悪だった。食事が出てくる前はひたすらに携帯電話を触っていた。ハンバーグ定食が出てきた後で携帯を触るのをやめたけど、それでも会話にならない。たまに何往復か続くけど、それだけだ。

時間もしないうちに会食は終わった。また携帯を触ろうとしていたので会計にした。5,500円だったかな?ごちそうさまはない。

店を出て、テルコは足早に歩き出した。俺のことなど眼中にない。追い抜くと逆に速度を下げる。その繰り返しだ。

百貨店の前の地下階段まで来ると、「もうここでいい!」とテルコは言った。「うん。じゃあね」って言ったら、何も言わずに階下に降りて行った。

帰りの電車の中、「今日ありがとうございました」というメッセージを送ったら、「こちらこそ」というメッセージと一緒にスタンプが送られてきた。

寝床につくときペアーズでテルコの顔写真確認しようとすると、テルコはどうやら俺をブロックしていた。

何が悪かったんだろうと考えた。1時間は考えたろうか。結論は出なかった。

次の日になって、とりあえずできることを考えた。

テルコをペアーズの運営通報した。事実として、違う人間顔写真を使っていたからだ。許されることじゃない。人を騙しているじゃないか。俺以外の人間にもおそらくこんなことをしている。

翌日、運営から、「本人に警告します」みたいなテンプレメールが返ってきた。本当に警告なんてしたんだろうか、実はしてないんじゃないのか?って考えた。前科〇犯になったら初めて警告が行くとか……

反対の考えが込み上げてきた。もし本当に警告を受けたのだとしたら、かわいそうに思えてきた。テルコはどうしてあんな態度を俺に取り続けたんだろう。そういえば、仕事の話だけは頑なにしなかった。仕事のことは話したくないって言ってた気がする。

テルコはストレスが溜まってたんだろうか。だからあんなことをしたんじゃないか

と思ったら、可哀そうなことをしてしまったのかな、という感情が込み上げてきた。昨日までは俺以外の騙された人に同情していたのに、この日はテルコに同情していた。

ひとつだけ感情が残った。悔しさ、そして不甲斐なさだ。ふたつあるけど気にしないで。

しかった。

これまで恋愛経験はない。童貞だ。

チャンス自体はあった。

中学生の時だった。放課後同級生の子に「家まで送ってよ」と言われた。「1人で帰れ」って言ったら、口のへの字に曲げて瞼を落として、顔が石みたいになってた。今でも覚えている。お地蔵みたいな顔。

高校生の時だった。柔道部合宿帰りに、先生運転するハイエースの中で、ゴトウという仲間に「チハヤがお前のこと好きなんだって」と教えられた。ほかの部員も何人かその場に居て、ゴトウの携帯電話メール画面を覗いていた。

チハヤは、たまに話す程度のクラスメイトだった。小柄でおとなしくて明るい子だ。恥ずかしがりなところがある。よく教室を走り回る。

友達から携帯を渡されて、画面を見ると、「〇〇(※俺の名前)のことが好き。伝える方法があったらゴトウ教えて」みたいなことが書いてあった。

先生ハイエースから降りる時、ゴトウは俺に、「7時30分にチハヤがお前に電話するからな」と言った。

俺は黙っていた。いたずらだと思ったからだ。現に、俺が通う高等学校底辺に近いところだったので、告白系のいたずらもあった。携帯を所有していない俺は、そのメールの文面はゴトウが作った偽物だと考えた。

でも、友達がいない俺にゴトウはよく話しかけてくれる。それが嬉しかった。ゴトウの言葉を信じようという気持ちが湧いていた。

午後7時30分。電話がかかってきた!クラシックな着信メロディが鳴っている。ゴトウに電話番号を教えてもらっていたので、コードレス電話の着信画面を見てチハヤだとわかった。7コールほど鳴った時に受話器を取ろうとして切れた。

心臓が痛い。どうしようかって思って、ちょっと開いた襖の戸に手をかけて、握りしめて離してを繰り返した。カーペットに落ちているリモコンを足でつついて、炬燵の方まで軽く蹴飛ばした。炬燵の足に当たって高い音がした。

……受話器を握ってリダイヤルした。何コールだったかな?諦めて受話器を置いて、リモコンを炬燵机の上に置いて、カレンダーをボーっと眺めた後で2階にある自分の部屋に帰った。

8時半にもう一度着信画面を見ると、チハからの着信があった。あれから4,5分後だった。俺は夕食を食べに離れの家に向かった。それから電話はしなかった。

以後、学校で出くわしてもチハヤの態度に変化はなかった。いつもどおりの低い声で、恥ずかしそうに喋っていた。卒業までずっと、小柄でおとなしくて明るい子だった。

大学生の時にもチャンスはたくさんあった。

当時は気が付かなかったけど、とにかくチャンスはたくさんあった。ぜんぶ棒に振ったけど。

今なら、あれがチャンスだったんだなってわかる。

マクドナルドでの4年間のアルバイト生活

教職課程の最難関と言われる講義で、半年間一緒に戦った仲間たち。

みやこ音楽祭』なる学生イベントで、出演者側の芸能事務所マネージャー現場スタッフに舐められ、バカにされながらも、当日本番の舞台管理をやり切ってイベント成功させた。

でも、恋愛はできなかった。できればしたいなと思うばかりで、自分から前に進むことはなかった。相手から来てくれればいいなと思っていた。男として三流以下だ。ナンパに挑戦しているダサい男の方がまだいい。男として優れている。

ここから本題だ。

ミオと出会ったのは、会社イベントスタッフとして参加した時だ。

冬にやるウォーキングイベントで、毎年何百人もの人が参加して長距離を歩く。

ウォーキングコース中間地点(兼昼食場所)にミオはいた。年配の社員と一緒に中間受付用のテントや机を並べていた。

ミオと挨拶を交わす前に感じたことがある――この子は俺よりも格上だ。

まず、気品がある。上品笑顔に、さらさらとしたロングヘアに、真白のワンピースみたいな冬物のコートコートの下はジャージだけど、ウォーキング大会雰囲気に合っている。

の子がいるのは社長肝いりで作られた部署だ。そこに入社何年目かの女子が入って、会社威信に関わる仕事をしている。

ひとまず、「お疲れ様です」と挨拶をした。そしたら、ミオの『お疲れ様です』という落ち着いた声とともに、トラブルの話が始まった。

ミオの話によると、休憩場所になっている体育館の照明が点かないという。現場に行くと、奥の方にあるブレーカーが落ちていた。古い体育館なので、普段から切ってあったのかもしれない。

体育館を出て、受付場所に戻って報告を済ませ、ミオと年配の職員との3人でしばらく雑談をした後、本来ポジションである参加者誘導する仕事に戻った。

それで、1時間ほど経って、昼食をしに戻ったんだよ。そしたら、イベント参加者もの凄い行列を作っていた。100人以上はいる。初めてのイベントなのに大丈夫かなって思って、サポートをしようとしてテントを覗いた時、ミオの凄さが伝わってきた。

逃げてない。普通の人だったら、そんなに並ばれたら怖じ気づいて投げやりな受付になるだろうに、テンパってしまうだろうに、ミオは逃げてなかった。戦っていた。参加者の番号を聞いて、名簿に消し込みを入れて、到着時刻の記入と出発の説明をして、昼食場所を案内する。

この人は物事に対して本気になることができるんだな、凄いなって感心した。

イベントが終わる頃、参加者誘導仕事を終えた俺は、ゴール地点の最終受付で記念品を配る仕事をしていた。

残りの参加者はあと半分くらいかなってところで、ミオの存在に気が付いた。今いる建物入口あたりで携帯をいじっている。手持ち無沙汰らしい。

仕事を中断して、ミオのところに行った。「俺、このイベントやってる部署にもういないし、よかったら〇〇さん(ミオの苗字)、記念品渡す仕事やる?」って声をかけた。「どっちでもいいです」と言われたので、「じゃあついてきて」って言って、仕事の内容を説明して交代した。

それがきっかけだ。

イベントの数日後に、駐輪場でミオとばったり会った。彼女自転車通勤だったらしい。イベントお疲れ様でしたと伝えあった。

ミオと駐輪場でよく会うようになった。最初挨拶だけだったけど、お互いの仕事の話とか、経歴の話とか、休日に何をしてるとか話すようになっていった。

ラインの交換をして、1日で数回程度のやりとりをして、食事に行く約束をして、携帯電話の番号を教えあって、実際に食事に行って、次はデートに行って、さらにまたデートに行って……こないだのゴールデンウイークだった。一緒に夕食を食べた帰りに寄った公園告白した。

ありがとうございますよろしくお願いします」だって

しかった。喜びというよりは、これで俺は一歩前進したんだって、一人前に近づくことができたんだって、救いようのない人間じゃないんだって安心できた。

別れたい。

これが今の気持ちだ。

コロナ禍の渦巻く中、ひっそりとデートを重ねた。手を繋いで、体を寄せ合って、口づけを交わした。

あぁ、こんなもんかという感想だった。

デート最中、何度も冷たい気分になった。ミオに対して何も感じない。

その時、何年も前のことを思い出した。夜の散歩中に野良猫に出くわしたことを。そいつは茶トラで、怖がりで、そそくさと俺から逃げて行った。

でも、そいつを振り向かせたくて、ゆっくりと追いかけた。茶トラはやがて、田んぼの中にある収穫間際の稲の中に入っていった。

しゃがんだ姿勢で、ずっとそいつを待った。指を振ったり、声を掛けたりして、目の前の猫に届けばなと思ってずっと待った。撫でつけるような、不安そうな猫の声が響いている。

……30分ほどが経つと、ザザッという音がした。茶トラは稲の中を縫うようにして出てきて、こちらに寄ってきた。

体を擦り付けてくる猫を正面から抱きかかえて俺は、歩き出した。柔らかい温度が腕に伝わってくる。

同時に冷たい気分になった。

猫がキモい。猫がウザい。さっきまで、この茶トラに懐いてほしい、信頼してほしいって確かに願っていたのに――抱きかかえたところで、俺の中の何かが変わってしまった。

ミオに対する無感情。この猫とのことを思い出した瞬間に、本当の自分に気が付いた。

本質的意味で、他人に興味がなかったんだ。だから友達はいないし、恋人も作れなかった。思い出してみれば、他人と会話が弾んだことがないじゃないか最初自分から話すけど、段々と何も話さなくなっていって、他人と俺は単なる存在同士になる。

そんな人生だった。

俺は人間に興味を持つことができない。そういう人間なのだとわかった。

でも遅い。俺には彼女ができてしまった。もうすぐ1ヶ月になる。

週に一度はデートをするけど、ミオが塩ビ人形みたいに思えてくる。

セックスしたくない。肌がきれいだとは思うけど、なんだか気持ちが悪い。自慰をすることはできるのに。

ラインに返事をしなくなったら文句を言われた。うざいなこいつって思った。ミオがキモい。ミオがウザい。こんな感情は持ちたくない。

昨日、廊下ですれ違った。あっちは俺をチラッと見るけど、俺は彼女を見ない。

朝の駐輪場。今は、ミオと絶対に会わないであろう時間に家を出ている。



ミオと別れたい。

どうしたら平穏に別れられる?

増田の人、教えてくれ。頼むよ。

ミオのために。



追記

茶トラの猫は家に持って帰った。今も飼っている。

名前ちゃとらん。母親がつけた。

後日の話

https://anond.hatelabo.jp/20200708194035

アドバイスありがとうございます

うんち

 そうだね。うんちだね泣

ミオが可哀想からさっさと別れてあげて。ポエマーおっさんに割く時間ないよ。

 助言ありがとうあなたの言うとおりだ。全力を尽くすよ。目標は来月中。

しろゲイなんじゃないかと思った。男を好きになったことはないの?

 助言ありがとう。男に性的な興奮はしないんだよ。たぶん俺は人間が好きじゃないんだと思う。

はいはいノロケ話おつかれさん

 幸せな方だとわかっている。本当にきれいな子なんだよ。俺はまともな人間じゃないけど、まともな人間擬態することができる。人生で一度はノロケてみたい。

実は借金があるって言えばさっぱり別れられるよ。 奨学金でも友達保証人でも昔贅沢しちゃったでもいい。 というわけでさっさと別れたほうがいい。

 彼女金持ちなんだよ。すごくお金持ち…苗字がすごい。めちゃくちゃ難しいうえに普通読みが不可能

 明らかな嘘はつきたくない。つかない。でも、あなたアドバイスで気が付いたことがある。助言ありがとう

彼女のためにはいまここで書いたことを正直に伝えて「別れたい」と言ったほうがいいと思う。

 先週、伝えた。怒った顔をしてた。すぐに辛そうな顔になったよ。なんて言っていいかからなかったけど、話し合いを続けた。それはまた追記する。コメントありがとうございます

これ何年か前に見た気がするんだけどなんで突然再挑戦しようと思ったん?

 それは間違いなく違う人なのです…

すべて妄想ということに気づくことは不可能だろうが、治療まではまだ時間がかかりそうだ

 私は異常なんだと思う。普通の人は、性格いいし綺麗な子と付き合えたら幸せな気分がドバドバと湧いてくるんだよな。俺にはそれがない。それが治ったら治療完了になるのかな?

化現象じゃね?

 ググったよ。近いかもしれない。もっと勉強してみる。コメントありがとう

ちゃんと別れてやれよ

 別れないことにした。ミオのことが気持ち悪いという感情は今でもある。でも、ここで諦めたら駄目だと思った。最低1年は続けてみせる。

2020-06-12

本当はこんなこと、ネットに書くべきじゃないとわかっている。でも耐えきれないので吐き出す。

  

今月から新しい派遣先に出勤している。地方にしては大きな会社の中で、ぽつんと部屋を隔離された、やや特殊業務を扱う20人程度のちいさな部署だ。いままでいくつかの派遣先経験してきたが、かつてないほど落ちついた物静かな雰囲気職場で、みんな穏やかな人たちばかりだ。ほとんどが男性で、私と同じ女性は離れた席に一人だけ。彼女とはまだ挨拶以外の話をしたことがない。みんな雑談ほとんどせず、黙々と仕事をしている。

そんな中で一人だけ、初日から明るく話しかけてくれる男性がいた。社内を案内してくれたり、総務に文具を取りに行くにはどうするか、わざわざ連れて行って説明してくれたり。

そして数日前、その人にお昼ご飯に誘われて、一緒に食べに行った。

  

「毎朝早く来て、帰りは定時ですぐに帰ってるけど、もしかしておうちでご飯作って食べさせてあげる人とかいるの?」(私が一人暮らしであることは、すでに話してあった)

「昔、職場女性に連絡先をきいたら、上司に言いつけられちゃったんだよね。君はそういうのどう?(この時点でかなり引いてたので、私も職場の人にプライベートの連絡先は教えたくないとはっきり答える。)そっか~(しばらく別の話をして、唐突に)でも僕は君の連絡先、いつか教えてもらいたいと思うな!」

「口がちっちゃくてかわいいね」(食事をしてるので当然マスクを外している。三密対策で、席は正面でなく隣り合って座っていたが、自分が食べ終わった後、椅子ごとこちらを向いてずっと私の顔を凝視していた。)

「君みたいに話の合う人、なかなかいいから嬉しいな」(私はまだ自分のことをほとんど話していない。いつも向こうから質問されることに答えているだけだ。)

  

地獄のような時間だった。その後ずっと、夜眠れなくなるほど、なぜあんな事を言われなければいけなかったのか悩み続けた。

  

悶々とすることに耐えきれず、翌日の朝、いつものように廊下で話しかけられたので、昨日の会話は不愉快でした、もうお昼ご飯とかご一緒したくないです、私に構わないでください、とはっきりと伝えた。「ごめん」と謝られた。

そして昼休みご飯を食べに行こうと廊下に出たら、その人が待っていた。「今日はお昼どこで食べるの?」と聞かれた。

なんで!?と一瞬でパニックになった。朝、断るどころか「一緒に食べたくない」とまで言ったのに、なんで同じ日の昼にそんなこと言えるの?深い意味のない世間話のつもりかもしれないけど、なぜその話題?私がどう答えることを想定してるの?

混乱と恐怖を感じ、ぶっきらぼうな返事をして通り過ぎた。それまでは世間話くらいなら大丈夫と思っていたが、もはや言葉の通じる相手ではない、という恐怖でいっぱいだった。軽い気持ちで会話をするとまた「話が合う人」と馴れ馴れしく扱われそうで、こうなれば言葉だけでなく態度でも拒絶を示すしかないと思った。

その後も相変わらず話しかけられたので、かなり強い口調で世間話もしたくないと断った。それでも隙あらば話しかけようとするそぶりを見せていたので避け続けた。私の席は部屋の奥、その人は一つしかない出入り口の近くの席なので、フェイントをかけてまでやり過ごしたこともあった。

  

しか今日、他の部署とも合同の全員参加の集会が朝一であり、大会議室へ移動中、とうとう捕まってしまった。呼ばれるのに気がつかない振りをして早足で逃げたのに、後ろからずっと呼び続けられて小走りで追いかけられた。

「そんなツンケンしないで、挨拶ぐらいしてくれてもいいじゃん」

私はその少し前、出勤時にオフィス入り口でその人と鉢合わせしまった際、ちゃん自分から挨拶をしていた。挨拶ぐらいはきちんとしなければ、と思っていたのだ。

恐怖と混乱の中で、私は一瞬で闘争モードに入ってしまった。かなりキツいヒステリックな口調で「私は今朝、ちゃん挨拶しましたよね!」と言い返した。その人もさすがに勢い押されて「…うん、はい」と言葉を飲み込んだので、その隙に私は踵を返した。

  

少し経って気持ちが落ち着いてから、はたと気づく。さっきの私は、周りの人からどんなふうに見られただろうか。

  

私はデブスの中年女だ。若い頃ですらこんな経験したことはない。この年になってこんな目にあうとは予想もしていなかったし、こんな話を他の人にしても、自意識過剰妄想と笑われるのではないだろうか。(自分でも未だに、これが実際に我が身に起こったことと信じられない。)派遣会社に話をして、派遣先上司事情を伝えてもらうつもりではいるが、信じてもらえるだろうか。

人前でその人を強く拒絶した、私の反応は過剰すぎたとも思う。冷静に、直接対立せずに、先に派遣会社上司に根回しをするべきだった。そもそも最初にその人の親切を疑わずヘラヘラと受け取ってしまったのも悪かったのだろう。新しい職場で、話しかけてもらえて、親切にしてもらえて、とても嬉しかったのだ。二週間前の、甘かった自分が憎い。

この仕事で頑張ろうと思って、私なりにこの二週間を一生懸命やってきて、褒めてもらえたところだったのに、こんなくだらないことで失ってしまうのだろうか。このご時世、運良くみつけられた新しい仕事を。私が女でなければ、こんな目に合わずにすんだのだろうか。短期間で、こんな理由仕事を辞めざるを得なくなったら、次の仕事はどうやって探せばいいのだろう。今の仕事だってやりがいを感じはじめていたところなのに。つらい。

2020-06-06

モラハラ気質ありそうな同僚

気分によっては返事がぶっきらぼう

電話を気分によってはガチャンと置く

気分によっては話しかけても返事をしない

ちょっと忙しくなると必要以上に音を立てて作業を行う

話していて不機嫌になったなと即座にわか

2020-05-12

anond:20200512133533

似たような話

ぶっきらぼうで人付き合いが苦手な爺さんがいて、近所とのコミュニケーションほとんど婆さんがやっていたが

婆さんが亡くなったとたん、急に爺さんも愛想良く近所に挨拶をし会話をするようになった

婆さんは死の間際まで口下手な爺さんのことを心配しており、独り身となった爺さんもこのままではいけないと一念発起したのだ

程なくして爺さんも亡くなるのだが、最期はやれることをやったという満足感で幸せそうであった

…というのはあくまで爺さん視点、実は近所の人達は「あの爺さん急に話しかけてくるようになってきてキモい」「いちいちおみやげ渡してくるのウザい」とか最初からずっと陰口を叩いていた

やっぱKKOって何やっても迷惑だわ

というのが『死役所』にあったエピソード

2020-03-25

ワニの件で、昔大炎上したのを思い出した。



ワニのメディア展開の件で、大炎上した件について、自分も数年前に似たような感じで

大炎上に巻き込まれた?事を思い出した。

たぶん、目線としては作者、および電通とかの目線なんでよろしく

自分WEBデザイナーだ。ちょうど、大炎上した時はリーマンショック云々とかで超不景気

中小企業バスバス倒産した頃だ。ちょうど自分会社資金繰りがうまくいか倒産した。

んで、次どうするかなーと失業保険もらいながらニートしてた頃に

その会社でお世話になった企画プランナーの人から連絡があった。

バナーを作ってほしい」

最初はそんな感じだった。その企画プランナーさんは自分よりも前に退職したんだが

結構アクティブな人で色々な事をやる人だった。

前職はSI系と教育系がメインのお硬い感じのITだったが、その人の仕事だけは特殊

割とメディア寄りの事をやっていた。イベントとかそういった感じの。

「盛り上がる」ような事であれば何でもやるっていう感じの人だった。

そんな感じで、退職後も自分で色々やってたようなんだが

詳細を聞いた所、どうやら、気まぐれで動物保護して、その動物との生活ブログで公開していた所

結構な人気が出たらしく、今で言う「バズった状態」になったらしい。まだFBtwitter一般的になる前(か、なり始め)

だったんで、アメブロ2chという感じの界隈だったと思う。

会社ではわりとぶっきらぼうタイプの人だったんで「動物保護とかするんかい」とちょっと以外だったんだが

ブログの内容もハートフルで非常に良い感じだった。

失業中で暇だったのもあり、ちょっと手伝う事にした。

この時点で自分感覚としては

自分特に動物とか好きでは無い

・お世話になった人だったか

・暇だし、まぁバナーかぐらいなら

というような感じだった。そんな感じで、ブログデザインテンプレをちょいちょいと修正して

若干見た目を良くしてあげた。

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その後も順調にブログ運営していたようで、ちょいちょい連絡を貰って現状を聞いていた。

ちょうどブログ本とかが流行ってた時期でもあったんで、広告代理店から出版化の打診とかも来ていたようだ。

この辺がちょっとワニとかぶるんだが、広告代理店などのアンテナばりっていうのはまじでめちゃくちゃ早い。

アンオフィシャル状態から仕掛けが入っている。たぶんなんだけど、ワニもそういうどっかしらのタイミング

ふわっと噛んできたんだろうな。。

話は当時に戻って

動物保護しバズった」のは結果としてそうなったわけであって

動物保護した事自体」は完全にこの人の気まぐれと善意から始まった事である

そういう訳で、この企画プランナーさんは、こういった保護されるような不幸な動物達(虐待やらなんやら)のために

何か出来ないか?という事で、募金?のような感じで賛同者を募る事にしたそうだ。

ちなみにこの時点でも動物に興味が無い自分なんで、色々熱心に説明してくれたんだが

あんまり良くわかってなかった(汗)

「まぁ何か良いことしたい」って感じなんだろなーぐらいなもんだった。

とりあえず、募金の使いみちは出資してくれた方々とブログとかで交流しながら詰めるとして

去勢とかそういうような方向性で貢献できるような感じを想像していたらしい。

さて、この辺から何かしらちょっと不穏な空気が出てくる。

これまでハートフルだったブログ読者達の中で「金銭」がからむ事への何かしら不穏な空気が流れだしたようだ。

まぁただこの時点では、大多数は賛同者だったらしく、このプランナーさんも

「そういう意見もあるから慎重にやらないとねー」

ぐらいに言っていた。

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さて、この時点で振り返ると、

・完全に善意と気まぐれで始まった活動がバズった

・その中心人物企画プランナーという職種の人だった事

事の発端は、この人の完全なる善意スタートしているんだが、この人は企画屋という側面もある事。

んで、実際に多くの人に注目され、ブログ本化の打診も来ている

という状態だった。

そのタイミング基金を募るという行動は、スムーズに行けばめちゃくちゃ良い方向につながったに違いない。

動物保護してから生活ブログで公開し、注目され、基金設立

その基金からさら動物に対して「良い」事につながる活動をする。

そしてそれがブログ本で出され多くの人の手に渡りさらに相乗効果生まれる。

トントン拍子で行ければそうなったに違い無い。

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この基金を開設するにあたって、さすがにそういった知識等が無いプランナーさんは

そういった慈善活動等を通して社会貢献を行う事を種としたNPO団体とつながる事になる。

ちなみにこのNPO団体も前職でのつながりだ。

IT系の会社ながら、そんなイベンターや、慈善活動やらをやってる人たちがいたっていう

今考えれば、色とりどりな会社だったのかなと思う。

そのNPO団体代表さんに相談し、基金を開設するまでのフォローをおねがいすることにしたそうだ。

そういう点に関しては、このNPO団体のおはこといえる部分だろう。

活動を通して、社会をより良くし、そして利益も生んでいく。

それのプロフェッショナルな訳だ。

なんとなく始まったブログから、実際にこういった具体的な活動に繋がった事に

プランナーさんは結構な達成感があるような感じだった。

自分も、ただブログバナーだけの協力だったり、話を聞くだけレベルの携わり方だったが

何か嬉しく感じた。

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そんな中ちょっと事件が起こる。保護していた動物が死んでしまったのだ。

ちょっと身バレもつながるんでファジーに書くんだが、このブログスタート

虐待等で傷ついていた動物を、このプランナーさんが保護した」という事からスタートした

ブログだった。その動物を世話や交流を綴っていくという感じのブログだったと思う。

しかし、様々な処置も虚しく、この動物他界してします。

この基金開設のタイミング自分はよく分かっていないんでアバウトなんだが

この出来事が強く影響していたのは間違いない。

「こういった悲しい事をなくす為の基金にしよう」

という思いは本物だった。

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しかしここでちょっと雲行きが変わってくる。

実際に基金を募るため、NPO団体側としても人々を集めるための動きに出るようになる。

ここで善意のこじれが出てくる。

このNPO団体スタンスとしては「外部」という形で協力しているというスタンスだったんだと思う。

なんで、この一連の活動に関して

「こんな素晴らしい活動が行われているんです。みなさん知ってください!」

という感じで、中核にいるというスタンスではなかったんだと思う。

このNPO団体は、そういった事を「外部」としてサポートするプロフェッショナルだったわけだ。

そして、そのNPO団体が作ったバナー掲載された文言が「感動の物語」という一文だった。

この一文がトリガーになる。

動物保護し、その交流の中で生まれたたくさんの出来事、そのハートフルさに人が集まる

しかし、そんな中動物他界してしまい、そんな悲しい出来事を起こさないようにしたいという思い

というアウトラインは、外部が纏めるならば「感動の物語」の一言しか無いだろう。

NPO団体は外部から目線でそういったワードを選んだんだと思う。

しかし、実際に基金賛同していたり、ブログの読者からすれば

この活動の中心になっている人たちが自分達で「感動の物語」と称している

ように写ったんだと思う。

んで、このバナーを見て自分は「この文言大丈夫なんすか?」っとプランナーさんに訪ねたが

プランナーさん自身

「そうなんだよね。ちょっとこの文言大丈夫なのかなっておもうんだよ…」

とぼやいていた。ここで、じゃあこのプランナーさんが「修正」を出せば良いと思うかもしれないが

この辺が「善意」の微妙な所で

このNPO団体さんも完全に「善意」と「前職のよしみ」という感じで協力をしてくれているのだ。

そして、そういった基金設立というようなノウハウに関しては、完全にNPO団体さんの方がもっている。

という訳でこのプランナーさんは、そういった力関係から、このバナーワードに関して

口を出さなかったようだ。いや、たぶん気を使って言わなかったんだろう。

善意に対して」申し訳ない。

というような感じだったんだろう。



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さて、そんな不安満点のワードが盛り込まれバナー案の定大炎上する。

動物の命が亡くなっている事が感動の物語なのか

・感動商法の金集めなんじゃないのか

そういったような意見が多く寄せられたようだ。

ブログコメント欄も大荒れで、掲示板でもスレッドが立つ等炎上をしてしまう。

そういった負の感情連鎖っていうのは本当にものすごいエネルギー

これまで積み上げてきたものを一瞬でふっとばすかのようだった。

ワニの件でも「嫌儲」というキーワードがあったが、「お金」が絡むと本当にすごい事になる。

まったく事実無根な事ばかりが書かれまくるのだ。

このプランナーさんとしてもブログ本の出版というようなメディアミックスを行う事も

頭の中にあったのは間違い無い。

しかし、それは最後最後きれいな形でそうなれば良いし、そしてその活動でそういった不幸な動物達に対して

目が向き、世の中が変われば良いと思っていたのも間違い無い。

この「基金自体お金を集め儲けようなんて思っていなかったのは、本当だ。

しかし、そんな思いとは裏腹にどんどんと広がっていく。

まず、プランナーさんのこれまでの行動がさらされれる。

もちろん、このプランナーさんも個人ブログという形でやってたんで、人間臭いところもあったんだろう。

そういった人間くさい所に悪いフォーカスが当てられる。

そしてNPO側の情報ネット上にさらされる。代表者の名前、経歴等

なんというか「疑い」の目というのは本当に怖いなと感じた。

ちなみに、自分対応したバナーブログテンプレに関しても

「急にプロっぽいクオリティになる金銭が発生している可能性がある」というような疑いをかけられいた。

金銭は発生していないが、まぁ本職の人間がやってるんだからそうだろう。

プロっぽいクオリティと言われて、内心ふふんと思ってたりしていたが。


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そんな感じで、あることないこと書かれて、一気に燃え上がった。

こんなはずでは…とプランナーさんと話す。

これはもう、経緯をもっと詳しく書き、ブログ読者達にしっかりと理解してもらうしかない。

そうなったプランナーさん、読者にむけてのメッセージを書くことにした。

そして自分はその文章大丈夫かどうか読者目線で見てほしいとおねがいされた。

まぁ要は謝罪文添削ですな。

んで、そのプランナーさんが出してきた文章は、そのブログでの口調が反映された文章だった。

まぁ言ってしまえば、結構フランク言葉選びというか。

個人的にこのワードセンス違和感を感じた自分

謝罪や釈明ならば、もう少し社会的な感じの方がよいのではないか?」

というアドバイスをした。自分としては、プランナーさんが出してきた文を見た時に

さら炎上する」と感じたからだ。

その意見を受け、プランナーさんは文章を硬い感じの文章に書き換えた

「この度は当ブログが発信した内容が社会的に大変な混乱を…」

的な。

んで、これがまた大炎上する。「急に会社っぽくなりやがった!」と。

もうこれに関してはエェぇぇエエエ……!!って感じだった。

疑惑の目ってマジに怖すぎ。

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そんな訳で、必死の釈明も全く逆効果に。

正直、プランナーさんももう訳がわからなくなってきており

かにすがりたいっていう感じだったんだろう。

自分もなんとか協力したいという思いもあったが、それ以上に、この大炎上騒ぎが本当に

怖くて怖くてたまらなかった。

画像も、ブログCMSの容量制限から設置が出来ず、自分管理している個人サーバー

画像ファイルを設置していた。

このままだと、ブログソースまで解析されて、自分までやり玉に上がってしま!!!

連日相談をかけてくるプランナーさんに自分もとうとう疲れてはててしま

「もう自分じゃわからないんで電話しないでください!!!!」

とブチギレてしまった。

あの時のプランナーさんのしょんぼり具合は本当に悪い事をしたと今でも思う。

でも俺も怖かったんだよ…。

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その後、色々あったようだが、最終的にその基金解散

出資で集まった金額はすべて返還という形で終わったようだ。

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長文になってしまったが、今回のワニ騒動

違う部分もたくさんあるんだろうけど、なんというか凄く思い当たる節がたくさんありました。

何ていうか、「一つの事柄」にたくさんの人が携わって行くことで制御が出来なくなっていく感じ。

たとえば「感動」というワードも人によってはまったくの別物なわけだ。

んで、担当する人によってそれぞれ価値観があるという事。

「協力」という体制からまれる「忖度」だったり

とにかく、何でこうなってしまったんだろうと制御が効かない感じ。

ちょうど、先日の伊集院さんのラジオでも過去伊集院さんがプロデュースした

バーチャルアイドル?の「芳賀ゆい(はがゆい)」に関して言及していた。

ものすごく分かるわーと思い聞いたわけだが。

以上、何か駄文でした。

2020-03-23

またオレ何かやっちゃいました?

昨日から上司の返事がぶっきらぼう

またオレ何かやっちゃいました?

先週まで気さくに話しかけてくれてた同僚が挨拶しかしなくなった

またオレ何かやっちゃいました?

定期的にやってる部署飲み会声かけられなくなった

またオレ何かやっちゃいました?

2020-03-06

半年前に兄が帰ってきて、また出ていく

半年前、兄が海外赴任から帰ってきた。

当方(弟)20代半ば、兄は30近い。首都圏住み故に、双方実家暮らし社会人

私が兄を形容するにあたって、何よりもまず「畏怖」のようなものが挙げられる。

幼少期の兄はガタイがいい(というか太り気味)であり、私は痩せ型であったため、年齢差も相まって力関係の差があった。何かしらあると怒られたりつねられたりし、長期休暇などで家にいるとおっかなくてしょうがなく、仕事に出ている母親電話で助けを求めた記憶が残っている。

兄は中学からは塾に通うようになった。進学校を目指すようなハイレベルな塾で、競争が激しいのか課題が多いのか兄の機嫌は更に悪くなった。当時の私は、塾に行くと性格が悪くなるのではと兄を見て思った。

兄は中学から高校にかけての反抗期も激しかった。親と盛大に喧嘩をしており、私はいつか兄が家族を手に掛けるのではないか不安になった。高校定期テスト受験あたりでは輪をかけて機嫌が悪くなった。中学生だった私は、中学時代の兄を見たために塾には入らず、テスト前でも呑気にゲームをやるような生活をしていた。一方で成績は中学時代の兄よりも良好であったため、いけ好かなかったと思う。

兄は大学生になった。活動が盛んな運動部に入り、土日は家をあけることが多くなった。接触が減ったが、部活の影響で体格が良くなったため、揉めた際の迫力が増した。一方で私は兄と同じ高校に入った。文理選択では、兄と異なる系統を選んだ。単純な興味の面が半分、兄との比較がしにくくなる面が半分であった。

私は兄と異なる大学に進学した。兄のいる部屋と別の部屋で友人とスカイプ通話をしていたら、うるさいとすごい剣幕で怒られた。今度やったらパソコンをへし折るとのこと。私は兄がいないときのみスカイプを使うようにした。

兄は就職し、婚約者が出来た。兄の婚約者と私達家族食事する機会があった。普段ぶっきらぼうな態度は何処にというような気さくな言動をする兄の姿があった。あれが家の外での兄なのだろう。私はなんだか胃が痛くなり、手元にあった酒を呷った。

そして兄は海外へ赴任した。兄との相部屋は、人が一人常時いないのもあり随分と静かになった。社会人になっていた私は、労働に追われながらも兄のいない生活に慣れていった。

他方で、兄の優しかたことや、兄の尊敬できるところももちろんある。

幼い頃に、揺れる車の中で即席の話をよく聞かせてくれたこと。私の高校受験ときに、応援意図シャープペンシルを贈ってくれたこと。自分センター試験おやつのついでとはいえ、私にアルフォートを買ってくれたこと。私の大学受験就活に助言してくれたこと。

兄は大学時代部活動の一方で学業も怠らず、皆が羨む企業就職した。努力を嫌った私には出来ないことであった。

そんな兄が半年前に帰ってきた。帰国の予定日が近づくのと一にして、疲弊した感覚が襲ってきたことは記憶に新しい。

冒頭に書いたが、私は兄を畏れている面がある。知人に、「何かに怯えている感じに自信がなさげ」と評されることがあるが、多分その影響であろう。親には、自分気質理由他人に見出すなと言われる。遅きに失している感はあるが、私も恐怖を抜きにして兄や自分自身に向き合うべきなのだろう。

兄はこの度家を出る。海外赴任ではない、夫婦としての新生活だ。私にとっての兄のいる生活は、完全に終わりを告げる。余程のことがない限り、寝食を共にすることはないだろう。これが最後だと考えると、兄にしたこと、されたことを思い出し、得も言われぬ寂しさが湧いてくる。我ながら調子がいいものだ。

2020-02-29

新型コロナウイルス対策によるイベント中止要請

国内各地で、首相による「大規模なイベントの今後2週間の自粛要請を受けて、集会コンサートなど各種イベントが次々と中止に追い込まれていますね。

それによって、損害を被った人は決して少なくないはず。筆者自身も、イベント関係仕事が突然いくつも吹っ飛び、精神的にも経済的にも打撃を受けています

さて、2/29に、以下の意見を各省庁・各党に送りました。

宛先は首相官邸・内閣府内閣官房財務省文科省厚労省経産省の各省庁。および自民公明・立憲・国民維新共産社民れいわの各党。

自民党の文字数制限が厳しく(600字以内)、これに合わせて書いたので随分ぶっきらぼうな文面になってしまいましたが。

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タイトル:COVID-19感染症対策による興行中止について

本文:COVID-19予防策として、政府要請を受け、多くのスポーツ文化に関わる興行が中止・延期されています

天災と異なり、感染症対策での興行中止では興行保険適用されず、多くの主催者施設使用料や出演料、チケット代返対応などを自己負担し、大幅な赤字が生じています

また、イベントの中止により、多くの出演者スタッフ本来給与報酬を受け取れない事態となっています興行に携わる出演者スタッフにとって、興行は「不要不急」ではなく生業であって、被った大幅な減収は労働者生活に関わる重大な問題です。

以上を踏まえ、以下4点の対応政府ならびに各党に要請します。

1.中止・延期の実態調査

現状、今回の要請を受けた興行中止・延期の全貌が見えません。中止・延期となったイベントの数と規模、損害額、保険適用実態、損害の負担者等、きめ細かな実態調査を求めます

2.主催者施設等への補償

実際に損害を被った全ての興行主催者施設設置者に、補償を行うことを求めます

3.出演者スタッフ等の休業補償

興行中止・延期によって急遽休業となり、収入がなくなった出演者スタッフ等の全ての労働者に、休業分の給与報酬補償を求めます

4.興行中止・延期を受けた各種補助金特例措置

各省庁や外郭団体から補助金研究奨励金などの興行中止等への支給や翌年度へと繰り越す特例措置を求めます

_____________________

何ら補償などがセットになっていない今回の「要請」によって損害を被った全ての主催者労働者に、何らかの対応をして頂けることを願っています

2020-02-19

なんか感じ悪い人を矯正するには?

年上の部下がなんか感じ悪いんだよね。

ぶっきらぼう挨拶も返事も会話も笑顔も足りない。

俺に対してだけじゃなくて、お客さん以外の誰に対しても。

客にはそこそこへこへこ対応してるから、良くはないけど及第点なのかな。

なんか人間として社会人としてギリギリのギリセーフ!!みたいな人ってどう育てていいのかわからん

2020-02-01

anond:20200201150303

逆だよ。漫画なら「ぶっきらぼうだけど本当は優しい」は成り立つけど、現実のヤカラでそれは成り立たないんだよ。

女は暴力的な男が好き

これネット民がよく言ってるけど、なんでこんな思い込みをするようになったんだろう?

少女漫画でよくいるぶっきらぼうキャラって、いざって時に頼りになるし一途だし全力でヒロインを守ってくれるよね。

まりぶっきらぼう要素は優しさや頼り甲斐がある点を引き立てるためのスパイスに過ぎないんだよね。

まあそもそも二次元で人気な要素がリアルモテに繋がるかっていうと疑問はある。

読者(視聴者目線だと登場人物全員の思考がある程度わかるから、態度は悪くても根はいい奴だってわかる。でも現実はそうじゃない。

ツンデレキャラって大抵人気になるけどリアルでいたらただの態度の悪い嫌な奴になる。

長々と書いたけど要するに男も女も優しさを態度に出してくれる人が好きだよ。

2020-01-12

anond:20200112110758

口に出さなくても住所リストを見ながらぶっきらぼうに応待すれば一発じゃん

それなら犯罪証拠は何もない

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