はてなキーワード: ぶっきらぼうとは
当方(弟)20代半ば、兄は30近い。首都圏住み故に、双方実家暮らし社会人。
私が兄を形容するにあたって、何よりもまず「畏怖」のようなものが挙げられる。
幼少期の兄はガタイがいい(というか太り気味)であり、私は痩せ型であったため、年齢差も相まって力関係の差があった。何かしらあると怒られたりつねられたりし、長期休暇などで家にいるとおっかなくてしょうがなく、仕事に出ている母親に電話で助けを求めた記憶が残っている。
兄は中学からは塾に通うようになった。進学校を目指すようなハイレベルな塾で、競争が激しいのか課題が多いのか兄の機嫌は更に悪くなった。当時の私は、塾に行くと性格が悪くなるのではと兄を見て思った。
兄は中学から高校にかけての反抗期も激しかった。親と盛大に喧嘩をしており、私はいつか兄が家族を手に掛けるのではないかと不安になった。高校の定期テストや受験あたりでは輪をかけて機嫌が悪くなった。中学生だった私は、中学時代の兄を見たために塾には入らず、テスト前でも呑気にゲームをやるような生活をしていた。一方で成績は中学時代の兄よりも良好であったため、いけ好かなかったと思う。
兄は大学生になった。活動が盛んな運動部に入り、土日は家をあけることが多くなった。接触が減ったが、部活の影響で体格が良くなったため、揉めた際の迫力が増した。一方で私は兄と同じ高校に入った。文理選択では、兄と異なる系統を選んだ。単純な興味の面が半分、兄との比較がしにくくなる面が半分であった。
私は兄と異なる大学に進学した。兄のいる部屋と別の部屋で友人とスカイプ通話をしていたら、うるさいとすごい剣幕で怒られた。今度やったらパソコンをへし折るとのこと。私は兄がいないときのみスカイプを使うようにした。
兄は就職し、婚約者が出来た。兄の婚約者と私達家族で食事する機会があった。普段のぶっきらぼうな態度は何処にというような気さくな言動をする兄の姿があった。あれが家の外での兄なのだろう。私はなんだか胃が痛くなり、手元にあった酒を呷った。
そして兄は海外へ赴任した。兄との相部屋は、人が一人常時いないのもあり随分と静かになった。社会人になっていた私は、労働に追われながらも兄のいない生活に慣れていった。
他方で、兄の優しかったことや、兄の尊敬できるところももちろんある。
幼い頃に、揺れる車の中で即席の話をよく聞かせてくれたこと。私の高校受験のときに、応援の意図でシャープペンシルを贈ってくれたこと。自分のセンター試験のおやつのついでとはいえ、私にアルフォートを買ってくれたこと。私の大学受験や就活に助言してくれたこと。
兄は大学時代、部活動の一方で学業も怠らず、皆が羨む企業に就職した。努力を嫌った私には出来ないことであった。
そんな兄が半年前に帰ってきた。帰国の予定日が近づくのと一にして、疲弊した感覚が襲ってきたことは記憶に新しい。
冒頭に書いたが、私は兄を畏れている面がある。知人に、「何かに怯えている感じに自信がなさげ」と評されることがあるが、多分その影響であろう。親には、自分の気質の理由を他人に見出すなと言われる。遅きに失している感はあるが、私も恐怖を抜きにして兄や自分自身に向き合うべきなのだろう。
兄はこの度家を出る。海外赴任ではない、夫婦としての新生活だ。私にとっての兄のいる生活は、完全に終わりを告げる。余程のことがない限り、寝食を共にすることはないだろう。これが最後だと考えると、兄にしたこと、されたことを思い出し、得も言われぬ寂しさが湧いてくる。我ながら調子がいいものだ。
国内各地で、首相による「大規模なイベントの今後2週間の自粛」要請を受けて、集会やコンサートなど各種イベントが次々と中止に追い込まれていますね。
それによって、損害を被った人は決して少なくないはず。筆者自身も、イベント関係の仕事が突然いくつも吹っ飛び、精神的にも経済的にも打撃を受けています。
さて、2/29に、以下の意見を各省庁・各党に送りました。
宛先は首相官邸・内閣府・内閣官房・財務省・文科省・厚労省・経産省の各省庁。および自民・公明・立憲・国民・維新・共産・社民・れいわの各党。
自民党の文字数制限が厳しく(600字以内)、これに合わせて書いたので随分ぶっきらぼうな文面になってしまいましたが。
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本文:COVID-19予防策として、政府の要請を受け、多くのスポーツ・文化に関わる興行が中止・延期されています。
天災と異なり、感染症対策での興行中止では興行保険が適用されず、多くの主催者が施設使用料や出演料、チケット代返金対応などを自己負担し、大幅な赤字が生じています。
また、イベントの中止により、多くの出演者やスタッフが本来の給与・報酬を受け取れない事態となっています。興行に携わる出演者・スタッフにとって、興行は「不要不急」ではなく生業であって、被った大幅な減収は労働者の生活に関わる重大な問題です。
以上を踏まえ、以下4点の対応を政府ならびに各党に要請します。
1.中止・延期の実態調査
現状、今回の要請を受けた興行中止・延期の全貌が見えません。中止・延期となったイベントの数と規模、損害額、保険適用の実態、損害の負担者等、きめ細かな実態調査を求めます。
実際に損害を被った全ての興行主催者・施設設置者に、補償を行うことを求めます。
興行中止・延期によって急遽休業となり、収入がなくなった出演者・スタッフ等の全ての労働者に、休業分の給与・報酬の補償を求めます。
各省庁や外郭団体からの補助金や研究奨励金などの興行中止等への支給や翌年度へと繰り越す特例措置を求めます。
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何ら補償などがセットになっていない今回の「要請」によって損害を被った全ての主催者・労働者に、何らかの対応をして頂けることを願っています。
これネット民がよく言ってるけど、なんでこんな思い込みをするようになったんだろう?
少女漫画でよくいるぶっきらぼうキャラって、いざって時に頼りになるし一途だし全力でヒロインを守ってくれるよね。
つまりぶっきらぼう要素は優しさや頼り甲斐がある点を引き立てるためのスパイスに過ぎないんだよね。
まあそもそも二次元で人気な要素がリアルなモテに繋がるかっていうと疑問はある。
読者(視聴者)目線だと登場人物全員の思考がある程度わかるから、態度は悪くても根はいい奴だってわかる。でも現実はそうじゃない。
ツンデレキャラって大抵人気になるけどリアルでいたらただの態度の悪い嫌な奴になる。
長々と書いたけど要するに男も女も優しさを態度に出してくれる人が好きだよ。
転職活動中に気づいたのだけれど、俺はメールが不自然なのが怖いということがわかった
おそらく自分が定形的なビジネスメールに慣れすぎていて、崩されているメールが届いてしまって混乱しているのだ
自分も書くのは得意ではないので、より一層気をつけなければと思ったが、どうしても不安がつきまとっているため、増田に書くのだ
今回届いたメールには、署名には名前と社名が書いてあったからわかったものの、名乗ってもおらずいきなり来社したこと、
まずなぜ面接に来社したことだけを書くのだ、来社したからなんなのか。
そもそもお前は、前回折り返しをした際の電話で「メールしました」と言っておきながら、メールが届いてなかったのでアドレス帳に登録もできてないのだが、
おそらく声の感じと、人事担当ということだとあまりメールに慣れてないからだと思うのだが、
2日目、1つ作業のみ教わる
3日目、じーさん休み社員から指導を受ける、習ったことを告げると驚かれる
質問しても自分の説明下手、じーさんの理解力の問題が相まってまともな回答が得られない
お互いぶっきらぼう、口下手
今日も
じい「昨日教えたでしょ」
自分「1回じゃ覚えられませんよ」
じーさん監視の元設置した、仕事開始すると気に入らないのか嫌みのよにじーさん設置場所を確認。
自分が質問、じーさん最後まで聞かずそれ終わった。カチンときたが、
片付ける物が山積みで入り口を塞ぎイライラした。みんな迷惑している。
自分はまず入り口から手持ちでも片付けられる、だが、じーさんは部屋奥にある台車の上に山積みになった方から片付けと指示。入り口の物も台車を使えと。
仕事終わり、どうでもいい明日に回しても誰も困らない物を発見したじーさんが一言
「これ忘れてる」と勝ち誇ってた。
器小さっ!
自分はまだ入って間もない。
いつでも辞めてやる
「うんち」「再投稿は甘え」の仕様(完全にスクリプトなのか、それとも人力との合わせ技なのか等)を調べるため、内容を修正して再投稿しました。
後者については、スクリプトと人力の合わせ技なのでは? と思いました。内容を少し変えて投稿しても、「再投稿は甘え」とコメントされない日記がひとつあったからです。スクリプトのバグかもしれませんが…
はてな匿名ダイアリーに常駐されている方々にはご迷惑をお掛けしました。
今年度中に勝負をかける。
はてなには、俺のような者に声をかけてくれる人もいるんだよな。優しい人に感謝。
会社の行事の準備中、景品引換所で色々と作業をしていたら、女子が2名ほどまごついていた。
あれが人形か! そう思った。噂には聞いていた。1年前に入った新人の子がもの凄く綺麗だって。影のあだ名は人形(笑)。そのままじゃねーか。
そんな人間いるわけないだろ、と思ってたら本物だったという。
その子が俺の方に近づいてくる。どちらかというと、別の子に手を引かれているような気がした。
……どれぐらい可愛いかって? 文字で伝わるかはわかんないけど、説明してやろう。
まず、顔が小さい。アイドルを見たことはないけど、これがアイドルか!ってくらい小さい。でも、そこまで顔がいいとはいえない。平均よりは上だけど、化粧でごまかしてる。たまに化粧に失敗して口裂け女みたいになってる(笑)。
プロポーションは完璧だ。身体のラインや手足がすべて細い。アニメキャラのフィギュアがあるだろ? 冗談抜きでそんな体型だ。
それでいて背が低い。150くらいかな? 肉体が細くてもモデルみたいじゃなく、全体がちょこんとしてい
髪は長くて、顔つきはぼんやりとクールな感じ。つまらなそうにしてる。胸はほとんどない。少年みたいでもある。
話が逸れた。
それで、その女子2人に引換券整理の仕事を分けてやって、でも男は邪魔だろうから、別のアトラクションの準備をしに行った。
ところで、俺らの職業はリーマンだ。中規模企業のホワイトカラーが一番近い。
家に帰って、その人形みたいな子(Yさんとする)のことを思った。幸せだった。
翌週に来客があって、こちらでとある資料を用意せねばならないことになった。
そこに行くと、入口辺りにYさんが座っていた。聖女だった。薄いピンクのスカートに、水玉模様のブラウスを着ていた。
「このことが知りたいんですが」と声をかけた。
その子がぶっきらぼうな感じでパソコンをガガガッと叩くと、必要なデータが印刷機から出てくる。秘と印字されていたそれを受け取ると、なんて言ってたかな、「個人情報なので気を付けてください」だったかな、そんなことを言っていた。口調が震えていた気がする。
ある時、例の部署に行くと、行事の時にYさんと一緒に居たMさんが一番前に座っていた。
隣に居たYさんが立ち上がる。スーツスタイルだった。スカートじゃなくてパンツ。二次元キャラみたいな頭身だった。腰の位置が高い。
この人形を手に入れたい、と思った。
でも、声をかけることはできなかった。忙しそうだったので。今回の仕事はたぶん面倒だ。俺が声をかけたら、あの時みたいに助けてくれるだろうか? 別にこの部署は、依頼された仕事を断ることだってできる。
この日の朝のことを思い出していた。駐輪場でYさんと目が合った時さ、サッと真下に目線を逸らしたんだ。こないだもそうだったな、視線の逸らし方が。あれ、これって好意のサインじゃないか? 経験からして。
で、結局Mさんの方に声をかけた。
するとどうだ、10分も人を待たせやがった! 挙句の果てに、「時間がかかるので明日まで待ってください」だって。
もしかして、Yさんってもの凄く優秀なんか? Mさんが苦戦してる時にこちらを注視していたし。
翌日の夕方、Mさんがうちの職場にやって来た。地図が完成していた……と思ったらぜんぜんだった。縮尺が違うから、ぜんぜんハマらない。
畜生、と思ったけど我慢した。それで、「こんなに頑張ってくれたの? ありがとう~!」とみんなに聞こえるような声で言った。Mさんはもの凄く照れていた。
これまで熟練のスタッフが100の時間を要していた仕事を、新卒の子でも20以下で終えられるようにする少人数での業務改善プロジェクト。面倒くさいだけで難易度は低い。実りがあるかは怪しかったが、俺は手を挙げた。
Yさんが髪を切っていた。長い髪だったけど、ショートカットになっていた。心境の変化かな?
今回の仕事は、俺自身がシステムを操作する必要がある。Mさんに声をかけて使い方を請うたところ、先輩であるYさんも寄ってきて、手取り足取り教えてくれた。
以後、約2ヶ月間、計6回ほど其処に行くことになった。総作業時間は9時間ほど。死ぬほど退屈な作業だった。でも、Yさんは丁寧に教えてくれたし、MさんとはラインのIDを交換して話をするようになった。
Yさんとの仲が悪くなった。
5回目に行った時のことだ。それまでは何を聞いても親切にしてくれたのに、今日は機嫌が悪い。話しかける度、めっちゃウザそうな視線を俺に向けてくる。
今思えば当然だった。Mさんが病気で居なくなっていたのだ。そりゃ当たり前だよ。しかも、俺は間が悪いから、帰り際に「アドレスを教えて」なんて言ってしまった。教えてなどくれなかった…
Mさんのことを思い出す。Yさんよりも年上の後輩で、明るくて、真面目で、ひたむきだった。そのうえ頭がいいときてる。あの部署に配属される人間はみんな賢いのだ。
賢いだけじゃない。魅力もそれなりで、ぽっちゃりしてるように見えるけど、実はお腹が出ていない。撫でると恥ずかしがる。
料理は上手いし、耳かきもできるし、生理の時もイラついた様子を見せない。
YさんもMさんも大学を出てないけど、人事の目は本物だと思ったものだ。
で、それからまた、俺はYさんに話しかけた。ウザがられてるのはわかってるけど、それでも話しかけた。それで、ある時、仕掛けた作戦がピタッとはまって、彼女の笑顔を見ることができた。笑顔なんて滅多に見せないから小躍りして喜んだものだ。
Mさんが復帰してくる気配はない。Yさんやその同僚も、繁忙期が重なって負担が大きくなっているようだった。
俺は馬鹿だった。そうだとわかっていながら、機会を見つけてはYさんに話しかけたのだ。
今ではわかる。女子の恋愛は減点法というが、相当点数が減ってたんだろうな。
でも、まだ圏内にはいたと思うよ。「髪切った?」って聞いたら照れて俯いてたし。
で、俺がどうしてこんな話をしたいと思ったかというと、4日ほど前、いいことがあったからだ。
仕事納めだというのに残業した。トラブルがあって、新年からどのような対応をするのか部内で話し合う必要があったからだ。
10時前に全部終わって駐輪場に向かった。心も体もヘトヘトだった。
いた。Yさんがいた。
「お疲れさま」と声をかけた。返事はなかった。
顔色が悪かった。いつもぶすっとしているが、それでも様子がおかしい。
「嫌なことあった?」って聞いたら、コクリとうなづいた。
話を聞いていると、業務過多+人間関係がしんどいとのこと。お局みたいな奴がいて、だいぶ調子に乗っているらしい。
俺はこれまでに居た部署で、そういった女の始末を人事から依頼されたことがある。
余談になるが、そういった女の処分方法は、ひたすらにキレさせることだ。人間、一度キレてしまうと、その日中は自律神経が乱れっぱなしになる。なので、そういうのが毎日続くと、肉体の健康に支障が出てくる。
約半年後、『そういった女』に限界がきた。俺にキレている最中、どうなったと思う?
過 呼 吸
になったんだ。
ああ、これがあの、かの有名な過呼吸なんだな、と思った。上司①と同僚①②は俺への怒りを露わにしてたけど、俺が処分なんて受けたはずがないだろう。
そりゃ、その女は可哀相だったけど、でも、そいつにも責任はあるんだぜ。だって、前の職場でさんざんマウンティングとかパワハラやらを繰り返して、男だけ十数人の部署に異動させられてるんだからな。とんだ罰ゲームだ。そりゃ、人事も辞めさせたくなるよ。
話が逸れた。許してくれ。
それで、Yさんの話の続きだ。
とりあえず、そういうクソお局を気にしないための方策を教えてあげた。オブラートに包んで。
もっと、サッと近づくと、Yさんが感付いたのか後ろに下がろうとする。俺は、彼女の後ろ髪を掌で包み込むようにして、グイッと顔を寄せて、唇を奪った。
イケる、と思ったんだ。ちょっと抵抗されてたかな、と思う。何秒か経って唇を離すと、胸を押して距離を取ろうとする。今度は手を掴んで、またキスしようとすると、逃げようとした。
腕を引っ張って、何度も口づけをした。両手で背中を掴んでいるので、もう大丈夫だ。尻も掴んだ。ああ、これが人形のお尻か、と思った。死んでもいいって、そう思えた。
Yさんが唇をずらそうとして、口づけて、ずらそうとして、口づけてを繰り返しているうち、抵抗がなくなった。
計ってないけど、1分くらいかな?
手を繋いで、「家まで行きたい」と耳元で囁いた。Yさんは迷った様子で、首を横に振った。
「行きたい」
と再度言った。すると、俯いたまま首を縦に振った。
Yさんは震えてたけど、「はい」って、俺の顔を見て、確かにそう言った。
迷ったけど、俺はYさんの家に行かないことにした。
これは危ないパターンだ。
本当にOKなら、もっとこう、恥ずかしげになる。違う、これは違うんだ。おそらく本意じゃない。
実は、その気はあんまりないんじゃないか? このまま家に行ってセックスできたとしても、後でひどい目に遭うんじゃないか? 罠なのでは、と直観した。
今ではわかる。過去でもわかってたし、未来でもそうだと思う。俺はへタレなんだ。今になって思う。あの時は行くべきだったんじゃないか? と。
とにかく、あの時の俺は、これ以上はダメだと思った。ちょっとやりすぎだ、と思った。
俺はYさんの頭を撫でると、「また来年」とだけ伝えて、自転車に乗った。
家に帰って気付いたんだが、俺はまだYさんの電話番号もラインも知らない。
俺は馬鹿だ。なぜさっき聞かなかったんだろう。教えてくれたかもしれないのに。
いつも、こうやって後悔ばかりしている。
でも、あの人形の子だけは手放したくない。俺の物にしたい。頼むよ、神様。来年の最初のひと月とかだけでもいいからさ、俺の背中を後押ししてくれよ。
「はあ……」
両親がこの問題に口を挟みたがらないのも分かる。
つまり、問題だと思っている側と、思っていない側の溝が埋められないんだ。
そして残念ながら、俺も「実際のところ何が問題なのか」を客観的に説明できない。
こじつけることは可能だろうが、そんなやり方で弟を納得させるのは難しいだろう。
問題にならないことを無理やり問題にして、それを解答して喜ぶのは出題者だけだ。
あのセミナーや本で語られていることは大したものじゃないが、咎めるほどの“確かなもの”が俺にあるかは甚だ疑問だった。
結局、放っておくしかないのか。
「はあ……」
俺が何度目かの溜め息を吐いた時、近くでコロッケを食べていた男性が声をかけてきた。
「えっ」
「ちょっと気になりまして。私が知る限り、この肉屋にはいつも弟くんと来ていたでしょう、あなた」
俺は少し身構える。
こちらを知っているようだが、俺はその男性が誰か気づかなかったからだ。
「……ああ、失礼。いつもと違う格好なので分かりませんでしたか」
男性はコロッケを口で挟むと、携えていた鞄から白い羽織を取り出した。
「んん?……あっ!」
思い出す素振りを見せると男性は白い羽織を元に戻して、再びコロッケを食べ始める。
そいつは『生活教』とかいうのを掲げ、このあたりを中心に活動している新興宗教家だった。
信者の数は今や1000にも届く勢いらしいが、実際はそのほとんどが面白半分の輩で構成されている。
「普段は、そんな地味な格好をしてるのかよ」
「布教活動のときは目立つ必要があるから着ているだけですよ。それで……弟くんのことですが、今回いないのは偶然ですか?」
弟は野次馬根性で色々なことに首を突っ込むから、教祖にも顔をよく覚えられている。
そして今、兄の俺が一人で息を漏らしているから気がかりだったのだろう。
「仮に何かあったとして、あんたに言う筋合いはねえよ」
この教祖を面白半分に見ている奴もいるが、俺はその“半分”すらなかったからだ。
「まあ、プライバシーに関わることなら仕方ありませんが。そうでなければ、言うだけ言ってみても損はしませんよ」
「そこまでは分かりませんが、別の視点から物事を見ることで、意外な糸口が露わになるかもしれませんよ」
そう一笑に付そうとした時、俺はふと“引っかかり”を覚えた。
「いや……むしろ」
よくよく考えてみれば、あのセミナーは、この教祖がやっている布教活動と似ている。
ほぼ“信仰”なんだ、あれは。
明らかな違いは、ガワが宗教かどうかくらい。
「はあ……どうしても話したくないってわけでもないしな」
俺は一連の出来事を話した。
変なことを言ってきたら話を即中断できるよう、常に教祖の反応を窺いながら。
「ふーむ、確かに。一つの体系に基づいて教えるという点では、我が『生活教』とその自己啓発は本質的に近いかもしれません」
俺の指摘に不服だろうと思ったが、意外にもすんなり同意してきた。
「俺が言うのもなんだが、そこらへんの自己啓発と同じ扱いとか、お前はそれでいいのか?」
「生活教は他の教えをダメとは言いません。それが誰かにとって、より良い生活になるのなら」
そう教祖は語るが、とどのつまり俺のスタンスと大して変わらない。
他人が良いと思っているのなら、必要以上に意見できないってことだ。
「結局そんな穏当なことしか言えないのか」
「どの体系を支持するか、それ自体に善し悪しはありませんから。私が宗教から生活をアプローチしようとするのも、そういう理念があってのことです」
「理念だけは立派だがなあ……」
「まあ、心配になる気持ちは分かりますよ。体系が人を不幸にする側面も確かにありますから」
「別に、お前に分かって欲しくて話したわけじゃない」
これでは話し損だ。
父は自営業だった。
子供の頃、自分の部屋の下に父の事務所があって、家を出るときは必ず事務所を通る必要があった。
後ろからディスプレイが見えるのだが、結構な確率で父はパソコンの将棋をしていた。
子供心に、「遊んでばっかりだな…。」って思ってた。
それに、少し短気でぶっきらぼうな印象があった。
今ならわかる。
仕事が手に付かないくらいやる気が出ない時はあるし、必ずしも日中にスイッチが入るわけじゃない。
それにゲームが楽しいんじゃない。ゲームやってると仕事に比べて楽なんだ。
一人で全て考えなきゃいけないから、余裕がなくなる事だってある。
こんな気持ちだったのかもしれないな。
2019年10月上旬、西成区のとある安宿に女一人で泊まった。
宿の最寄駅は新今宮駅と動物園前駅と荻ノ茶屋駅。この記事を書くにあたって調べてみたところ、あいりん地区と呼ばれる地域だそうだ。
15時半頃に動物園前駅に着いた。
荷物を預けるために宿に向かう。駅前にはドンキにいるような若い男性がいたが、駅から離れるに連れて若者は減り中年以降の男性ばかり見かけるようになった。迷子になりながら10分ほど歩いたがその間に見かけた女性は一人だけだった。
大通りから横道に入ったところで空気の異様さを感じる。すれ違う人はビール片手にふらふら歩いている男性、何かを入れたビニールを引きずって歩く男性、定職に就いていないであろう風貌の人ばかりになった。
警察署の前では警察官と6、7人の浮浪者が談笑しているようだった。
もうチェックインができると聞き、チェックインを済ませた。鍵代がデポジットで1000円かかるそうだ。宿泊料はネカフェのナイトパックより500円ぐらい安い。タバコは吸わないと言うと禁煙の部屋をあててくれた。
視線を感じたのでできる限りぶっきらぼうに靴を脱いで、スリッパに履き替え部屋に向かった。
隣りの部屋から男性が出てきたので男女で部屋の場所をわけていないんだなと思い、廊下から人がいなくなってから部屋に入った。
部屋は想像の3倍はきれいだった。無論、とても古くて汚かったが掃除はされていた。
折りたたみのパイプベッド、折りたたみのデスク、棚と小さな冷蔵庫とテレビ、エアコン。デスクの上には簡素な部屋に不似合いなピンク色のスタンドミラーがあった。
Googleの口コミで南京虫がいると書かれていたのでまずベッドのシーツや枕カバーを剥いで血痕がないか確認した。問題なかった。
今度は大通りを通らず最短距離で駅まで行った。来たとき以上にヤバい雰囲気で、なるべく「俺は今機嫌が悪いんだ」という顔を作った。中国やオランダに行った時より厳つい顔で歩いた。
駅に入ると普通の男性や女性がいて差に驚いた。道路を一つ挟んで別の世界があるようだ。
駅近くの玉出でデカビタを買った。遠心力を利用すれば痛烈な一撃が繰り出せる。リーチもある。
勝ったと思った。
右手にスーパーの袋、左手に551の袋をぶら下げ、勝ち誇った顔で歩いた。
最短距離の中道を行ったが昼とは違って夕方は人が多く、スーツを着たサラリーマンが通りを歩いていた。
宿の部屋に戻ると汗ふきシートで髪や身体を拭いた。
女性用の大浴場やシャワールームはあるが、ロビーの前を通る必要があるのでシャワーもトイレも諦めた。
受付で説明はされなかったがフリーwifiがあると予約サイトに書かれていたので適当に拾って使った。
近くにスナックがあるのかカラオケの音が聞こえる。喧嘩の声もする。
21時に就寝。熟睡した。
6時に目が覚め、身支度を整えた。
ふと、今の時間ならロビーにいた人たちは寝ているのでは?と思い、女性用シャワールームへ向かった。正解だった。
シャワールームは想像の10倍以上きれいだった。ゲストハウスの平均ぐらいの清潔度だ。
洗面台は二つあり、予約サイトには無しと書かれていたドライヤーがあった。他の旅行者が残していったものか、ボディソープやブラシなどもあった。
シャワールームは施錠されていて受付に声を掛ける必要がありそうだったので洗面台で頭を洗った。トイレもきれいだった。備品も女性的なかわいい色合いのセレクトで女性が泊まっても大丈夫なように、という心遣いを感じ胸が痛んだ。
「快適に過ごせました。ありがとうございます。」と部屋に書き置きを残してチェックアウトした。鍵代が返ってきた。
口コミでは「お値段相応」と書かれていた宿だったが、私にとってはお値段以上だった。
住民は道端に集まって談笑していた。
そのうちの一人に「おはよう」と声を掛けられたので「おはようございます」と返した。
駅の中と外のギャップは相変わらずだが、帰る頃には怖い街だという印象はかなり薄れた。
私が通ってる大学に、ツイッターで学生に向けてユニークなツイートをしたり、頻繁に自分の学部以外の人や外部の人に向けた勉強会なんかをよく開催されてる、わりとフレンドリーなスタンスの人気の先生がいらっしゃる。
その先生は私が所属してる学生サークル(一応学校公認のもの)を立ち上げた方とのご縁で、サークルの顧問を務めてくださっていて、今では名前を貸していただいてるだけなんだけど、そのお陰で公認サークルとして様々な恩恵を受けているので、こちらとしてはとても感謝している。
ただ、私はサークル関連で今まで2回ほど連絡のために事務的なお話(どちらも3分程度)したことあるんだけど、そのときの対応がぶっきらぼうで、ちょっと驚いた。
私はその先生が講師を務めた勉強会にも参加したことがあって、そこでは私含め終始色々な人ににこやかだったし、SNS等にあげる写真や、そこでの学生とのやりとりも和やかなものばかりだから、サークル関連のことでお伺いするとあまりにも普段の感じと違うので面食らってしまう。
お忙しい中、名前貸ししてるだけのサークルのほとんど知らない学生からの事務的な連絡なんて絶対面倒くさいと思うし、もしかしたら本当にお疲れだったのかもしれないんだけど、、、こんなこと申し訳なさすぎて増田でしか書けないけど、こういう素で和やかな人なのかと思ってた人が実はそうでもないのかなって思ってしまう瞬間は微妙なものである。
キッタネー少女像。
天皇の写真を燃やした後、足でふみつけるムービー。
かの国のプロパガンダ風習
まるパク!
現代アートに求められる
面白さ!美しさ!
驚き!心地よさ!知的刺激性
が皆無で低俗なウンザリしかない
ドクメンタや瀬戸内芸術祭みたいに育つのを期待してたんだがなぁ…残念でかんわ— 貞本義行@腰痛 (@Y_Sadamoto) August 9, 2019
というツイートに対して、
https://t.co/3wqZGCqLzd"所詮個人の(特定集団の、というべきか)感想だし何を言おうが勝手だが、胸の悪くなるような悪意でグジュグジュの言語感覚が本当に気持ち悪いので、人の目に触れるところに文字を書いちゃ駄目な人だな、と思った。
特に胸糞悪くなる様な文章では無いと思うのだけれど、どのあたりがそうなのだろう。もちろん、胸糞悪いというのも、個人の感想なら勝手だし、ブコメを書いちゃ駄目な人だとも思わなのだが。
私の書いたことを反復してやり返されてるあたりに煽りを感じなくもないけど、
上記ツイートを読んで胸が悪くならない人にとっては正当な疑問だと思うので、
説明を試みる。
「キッタネー」なんて言うのは、論評の範囲を外れた軽蔑の吐露でしかないと思うが、
ここは文頭でもあるし、多少どぎつい表現で書き出して読み手を引っ掛けるのは、
ぎょっとするけど、まぁ何を言うのか読んでみるか、と思わされるところはある。
ただし問題は、後段で「キッタネー」と思う理由の言語化を試みていないところにある。
あえて斟酌するなら、技術の不足や表現の杜撰さによって不快を感じた、ということで、
イラストレーターの鋭敏な美的感覚からすればそういうこともあるだろうと思う。
「そんな重いものを表現するのに、そんな適当な仕事でいいのか?」という方向で、
表現の意図を(賛同しないにせよ)酌んだ上で、その実現における難点を、
実物に即したかたちで(つまり実際に観察した上で)言語化しているのであれば、
「キッタネー」と文頭で言うことぐらいは許されると思う。
でもそれをしないで「キッタネー」とだけ言ってるので、やはり論評とは言えない。
単に政治的文脈に対する不快感を、仮構した芸術的不備に転嫁しているように読める。
ただしこれだけなら「感想」の範囲ではあって、明確な悪意までは感じない。
単にぶっきらぼうで露悪的な言動を好む人なんだな、と思うだけ。
「天皇の写真を燃やし〜」という作品についての論評として書かれているのだが、
ここで「風習」という語を選択するところには、明確な悪意が込められている。
この文脈(作品の表現の引用元を指摘する)で「プロパガンダ」と連結しうる語は、一般的には
「手法」、次点で「技術」「様式」、あるいはちょっと意味を拡大して「文化」といったところである。
しかしそれらの語を選ばず、あえて非標準的な「風習」という連結語を選ぶことの含意を分析すると、
「プロパガンダ」に「風習」という語が含む土俗的、前近代的なイメージを付着させ、
かつそれを、発言者が揶揄の対象としている(おそらく)東アジアの一民族が古来から持つ習俗、
と考えていることが見て取れる。
言い換えるなら、特定の民族に対して「未開人」「土人」などと呼称するのと同型の差別的な認識を、
しっかり内面化し、かつ機会があれば表現するのをためらわないからこそ、
「風習」という語が(「手法」や「文化」を押しのけて)ここで選択されているわけである。
作品についての論評の一部(引用元の指摘は端的な論評と言える)ということで、
ギリギリ許容されうるのかもしれないが、婉曲的なヘイトスピーチである。
婉曲的、は外してもいいかもしれない。
「現代アートに求められる」もの(あまり一般的ではないようだけど)を列挙して、
これは個人の感想であって、自由に発言されるべきものだとは思う。
より辛辣にすべく「低俗な」と付け足すところに、悪意の奔出が感じられるのだが、
「発言者がウンザリすること」自体を「低俗(下品で程度が低い)」だと言っている、
とも解釈しうるので、「(作品が)低俗なことにウンザリ」と補うべきだったと思う。
悪意が先走りすぎて言語が崩れている箇所、と言える。
「胸の悪くなる」とまで言ったのは、こういうところである。
4)「育つのを期待していたんだがなぁ……」
言うまでもなく、展覧会の将来を勝手に先取りして否定して悲観してみせるのは、
現在行われている展覧会あるいは個別の表現の評としては、意味のあるものではない。
発言者としても「これは良くないな」と思ったからこそ、自己リプライで要望を書いて、
自分の望むようなものであれば応援したいのに、というポーズを見せているのだと思われる。
あと、ドクメンタや瀬戸内芸術祭にだって、発言者が不快に思うような
プロパガンダと解釈しうる展示がまったくないとは思えないけど(なにしろ大きいから)、
それはまた別の問題である。耳に入らなければOKなのかもしれないし。
ただし、勝手によその芸術祭の権威を借りてきて論難の武器に使うようなのは、
あまり責任感のある言動とは言えない。虎の威を借るなんとやらに見える。
名前を出すなら、せめて一つくらいはモデルケースを挙げて論じて欲しいところである。
ついでなので、上記ツイートに自己リプライで書き足されている部分についても、
悪意を感じる箇所を指摘しておく(埋め込みは省略)。
どのメディアを指していってるのか知らないけど。
6)「プロパガンダをアートに仕込む行為も全く否定しないけど正直
アートとしての魅力は俺には全く響かなかった」
アートとして失敗してると思うなら、プロパガンダとしても効力は薄いと予測できるわけで、
ひっそり敵失を喜んでいればいいんじゃないでしょうか。
そういうわけにもいかないのかな。
以上のようなわけで、拙ブコメの
「人の目に触れるところに文字を書いちゃ駄目な人」
というのは不当で過剰な個人攻撃だったかも、という視点から再検討してみたんだけど、
主に2)の理由によって、撤回するほどでもないな、という結論になりました。
もちろん露悪的な言い方であることは進んで認める。
黒の背景にオレンジ色のフォント、シルクハットを被った紳士がアイコンのコーヒーチェーン店のところね。
諸々の事情で地元のこの店を4日に一回ぐらいの頻度で使わざるを得ないんだけど、ここがまたひどいんだ。
とにかく店員の接客態度が悪すぎて利用するたびに嫌な気持ちになる。
例を挙げればキリがないんだけど、まず入店しても何も言われない。完全無視。席も誘導しない。なので自分でふらふらと探しにいく。
オーダーを取りに来た時もびっくりするほどぶっきらぼうで、気が滅入る。
注文しても、吐き捨てる様な感じで注文の確認をする。
オーダー後にコーヒーを持ってきても無言でおく。
レジで支払い後にありがとうございました、も言わないので支払い後は無言の微妙な雰囲気に。俺はレジの後は「どうもー」みたいな声かけをするんだけど、それにも無反応。
コーヒーをこぼされたことがあったんだけど、流石にその時は「すいません」と言ってくれた。そのあと拭いてくれたけど、一回布巾をなでただけだからその周りはまだコーヒー残ったままだった。そのまま立ち去ったので、また戻ってくるかと思ったら戻ってこなかった。
これは1人の特定の店員がやったわけではないんだけど、店員のほぼ全員がこういうことをする要素や雰囲気をもってる。なんかこう・・・ふてぶてしいんだよね。
極端な例で言うと、店員Aがぶっきらぼうにオーダーを取ったら、店員Bが無言でコーヒーを置く。逆に店員Bがぶっきらぼうにオーダーを取ったら、店員Aが無言でコーヒーを置く
みたいな感じね。
一応、念のためにこれって俺だけ?と思って他のお客さんへの接し方をみてたけど同じ感じ。
こんなんだから、おとなしい県民性だと言われてるのに月一ぐらいで店内でマジギレしてるお客さんを見る。しずかーに怒ってるお客さんはほぼ毎回どこかしらでみる。
とまあ色々チェーン店としてはすごいのね。んで、見かねた友人が1年前に、俺は半年前にクレームを本社の相談センターに言ってみたがほとんど効果なし。
そんで、ここにきて流石にもうあかん、と思い再度クレームを入れようと思った次第。だけど、事例から分かるように、普通に本社の相談センターに言っただけでは効果が見られない。なので、こういう時はどうすればいいのか何か知ってることがあれば教えていただきたい。
何の意義があるか分からないまま、漫然とやっていたこともあった。
「お願いしま~す」
ある日、俺たちは署名運動をやることになった。
何のためにそんなことをしていたのか。
答えは「さあ?」だ。
わざわざそんなことをさせるんだから、俺たちにも関係のある事だったのかもしれない。
しかし、いずれにしろガキには分からないし、知ったこっちゃなかった。
それでも言えるのは、全くもって楽しくないってこと。
「お願いしま~す」
「……」
見知らぬ人にいきなり話しかけ、とにかく名前を書いてもらうよう頼み込む。
人と接するのがよほど好きだとかでもない限り、基本的にストレスが溜まる行為だ。
有り体に言って不愉快だった。
「お願いしま~す」
無視してきたり、ぶっきらぼうに応対する人もいるから尚更である。
いい気はしなかったが、その人たちに恨みはない。
つまり俺は、自分がされて嫌なことを赤の他人に対してやっていたわけだ。
「はい」
それでも、なんだかんだで署名は集まった。
我ながら無愛想な態度だったが、書いてくれる人は意外にもいた。
なんとも不可解な出来事だ。
よく分からないまま名前を集める俺たちと、よく分からないまま名前を書く誰か。
そうして集まったこの紙の束に、一体どんな意味があるのだろう。
「兄貴……」
弟はというと、その日はずっと申し訳なさそうにしていた。
弟は当時、人見知りが激しかった。
免疫細胞がなくなれば、人は泣き喚く以外の行動はできなくなる。
「自分の分をやっただけだ。謝られる筋合いはない」
実際、ノルマがあるわけでもなかったので、俺は弟の分までやったとは思っていない。
サボりたかった気持ちを、長男の安っぽいプライドが邪魔しただけだ。
お互い誇れるようなことはしていないが、恥じるようなこともしていない。
「でもさあ……」
「それでも何か言いたいことがあるなら、謝るより感謝してくれ。どっちかっていうと、そっちの方がマシだ」
結局、あの署名にどのような効果があったのか、今になっても俺たちは知らない。
ただ、あの時やったことが何かに繋がっている、と願うしかなかった。
1週間と1日前、6千円払って男性とセックスしたわけだがそこから性欲が止まらなくなった
早い話やりたくてたまらない
まず四年やってないのは嘘偽り一切ないし、なんならオナニーもしていなかったのはマジの話。
言われてみればそりゃあ四年間絶食したところに突然とてつもない旨いものを食ったらタガが外れるのもわけないだろう
普通ちょっとずつ栄養食でならすもんじゃん?それをそんなプロに解かれたらそりゃあ気も狂うってもんだよ
というかここまで読んでわかると思うがこの記事はだいぶ個人の特定ができてしまう内容なので正直インターネットに流してはいけない文章なんだよな、いやまあこの名前の時点でもバレるし、普通に心当たりある人が見たら一瞬で私のことってわかるし…書いていいと思う?みんな聞きたいの?しょうがないにゃあ…
まあ分かってしまったらそっと私に連絡してきて下さい、酒飲むついでにやりましょう
とまあ最近は高校生かってぐらいけつが軽くなってるわけだが、水曜日ひょんなことから職場の人間とやった
相手の名誉のため名前や業種は伏せるが私が襲ったんだしよくない?ダメですか?そうですか…まあでも大丈夫です、問題あれば自主退職させていただきます、私よりその人の方が有能なので
申し訳ありませんが私の後任はそちらで、もしくは外注でお願いします
流れとしては中サイズの飲み会があってから二次会で数人になり、最後とっくに終電のなくなった私はそこにいた徒歩で帰れる一人とサシで鳥貴族へ行き、時間稼ぎのような無意味な時間を過ごし(なんの会話したか全く覚えていない)、あとは部屋へ行くだけだった
ここまでは及第点のような流れかと思うが、問題は私が生理2日目だったことだろうか、それとも相手に彼女がいたことだろか(最初の飲み会で知った)、まあ今更考えたらどっちも大した問題ではない、後者はうまく二人で収めればいいし、収めていただきたいし、前者に至っては翌日もそいつとやったわけだからなんの問題もないだろう
こちらとしては四年ぶり1度目のセックスからものの数日しか経っていないし、職場の人間だし、彼女がいるし、正直好奇心がとんでもなかった、これからどんなことが起こるんだろう、どんな目に合うんだろう、もうその時点で脳汁がとてつもない量が出て、エンドルフィンだかドーパミンだかα波だか何だかがもう目がチカチカするくらいだった、ってか今更思い出したが私は生理前はめちゃくちゃやりたいし、生理中しんどくて死んでるところをさらに追い討ちかけられたいタイプだったから当たり前の流れではあった
そんなに詳細に行為を書いても私の顔を知っている人間たちがただただ嫌な顔をするだけだと思うので大幅に伏せるがとりあえず2回やった、流石だ私、終わった後はとんでもない幸福感、満足感、何でもいいが満ち足りていたし、日は上りきっていた
相手が特に喋りながらやるタイプだったのもよかった、言葉責めとかそういうんじゃなくて普通に仕事の話?っていうかなんだろう日常会話?みたいな、そこの合間にエロを挟むみたいな、そういうのがたまらなくよかった、今までのセフレにはない現実感の中でセックスしてるのがとてつもなかった
あとは、って書こうとしたけど大体が行為中の私に関する話になるので純粋に聞きたくないでしょ?でもここが一番興奮した部分なんだよな、ということで聞きたい人はわっふるわっふるしておいてください、現実で喋るかまたどっかでまとめます
それでだ、翌朝まあしこたま酒を飲んだので頭がいたい、何もする気にならない、不思議と体のだるさはなかった、相手はのそのそと起き出している、しゃあない起きるかと私はいつもの会社での喋り方に変えたのがよかったのか、相手は何で敬語なのと言ってくるし、なんでもうすぐ敬語に戻せんのと言うし、頭を抱えていた
とてつもなくツボを刺激された、普通に朝から一発やりてえと思うほどだった、聞けば今までセフレがいたこともないというのもよかった、ひととくらべられないというのも結構ポイントが高かった(リップサービスかどうかはこの際どうでもいい、興奮したから)、でも二回やって気がついたがこいつはそんなに性欲のあるやつではなかった、そこが残念かな…寝起きのセックス最高じゃない?私は大好きだったことを思い出した
他にも色々言われたりして本当に自己肯定力が上がった、というかすごく潤った、ああこれでいいんだみたいな、よくないけどすごい満たされた、心身ともに、やっぱり人間は循環が重要だと思う、やりすぎもよくないけどやらなすぎもよくなさそう、いい具合にいい塩梅で
たまらん、また多分誘おうと思ってるんだけどダメかな、2度目の最後が感触良くなかったんだよね、あ、てか2度目の最後も色々メッセージを確認されるとかあったんだけどそういうところまでガッと盛り上がるものがあった
読み返してここは別に私の顔浮かんでも嫌じゃねえのでは?と感じたので書くんだけど、メッセージのやりとりをとあるアプリを使ってやっていたわけだが、今日はおっけーかイヤか選んでと送ると、しゃーないなあと返ってきたところ、断りきれない優しいところ、そのあと住所などのやりとりもして見事に私に握られてしまったところ、翌朝置いていったピアスを会社に持っていくか聞いてくる律儀なところ、朝会社の前まで来るとどうやって接していいか分からなくてぶっきらぼうになったところ
その直後私は自分が送ったメッセージだけを全て消した、なぜなら相手が私のメッセージを開いたかどうか、開いて私の分だけ消えていたらどう思うのか、どうするのか気になったから、退勤後確認したら相手のメッセージも消えていた、とてつもなく一番興奮した、尋常ではない
そいつは私とのメッセージを彼女と会う前に消そうと思ったのか真相は謎だが自分の手で仕事のメッセージ以外の部分を削除したのだ、考えられる?絶対に次会いたい、何を考えてやったのか、絶対に聞きたい、メッセージで聞くのは勿体なさすぎる、どんな顔するのか反応が気になって仕方がない
平成に生を受け童貞のまま令和に向かうのも癪だったので、お風呂に行ってきた。
当初遊び好きの友人が90分3回転20000円ぽっきりコースを見つけ、おすすめしてきたのでそのコースを予約した。
当日は朝から非常に落ち着かない気持ちで時間がたつのを待った。
緊張した理由は以下の4点。
1:やはりアングラなイメージがありヤな人たちがいそうなのが怖い
2:20,000円という安くはない金額で楽しめなかったらどうしよう
3:嬢がどんな人なのか。ぶっきらぼうな人だと怖いし
4:そもそも立つのか?立ったら即暴発しない?暴発した後虚無にならない?
こんな不安を抱えつつお店へ。
ソープ店が軒を連ねる場所なので呼び込みのお兄さんたくさんいるじゃん・・・
怖い・・・
コスプレなお店も見つけたので次回(があるのなら)行ってみたいと思いつつ予約の10分前に入店。
一つ誤算だったのは予約時間に日が落ち切っていないこと!
初めてエロ本買うのと同じくらい緊張するな?
そもそもこの時間私しかいないっぽくて名前すら聞かれずにコース説明に入った。
あふれ出る童貞オーラからかやんわりとコース変更を進められる。
3回転はかなりドタバタするので値段も変わらないし90分で一人のコースに変更。
見た目は結構イケイケなチャラいお兄さんだったが普通に接客態度は飲み屋の人より良くて笑ってしまいそうになる。
待合室で10分ほど待ったのちに奥に通される。
写真は全くあてにならんなww
全然印象が違う。
セミロングでストレート、オフショルでミニなブルームスカートのお姉さんだった。
どうせ童貞ムーヴは伝わるので、告白してリードしてもらう流れに。
スwケwベwイwスw実在したのかお前とちょっと笑いながら浴室へ。
普通のボディソープと泡立つ消毒液で股間周りを洗ってもらい、同時に歯磨きとイソジンとモンダミンで口腔消毒。
ケツと玉の間を触られると本当にこそばゆくて笑ってしまいそうになる。
一通り洗い終わるとベッドへ。
じらされながら目の前で下着を脱がれると生唾を飲み込んでしまう。
マジでうらやましいなあんな柔らかくて触り心地のいいものがついてるなんて!
すべすべでうらやましい。あと髪もそもそも太さが違うのか?
そんなことを話しながら流れに身を任せてキスをする。
手コキは微妙
けどめっちゃ立つ!
「大きい!女の子喜ぶよこの大きさ」なんて言われてもお世辞だな思うくらいにはまだ冷静。
あと裏側に歯が当たって、くすぐったかった。痛くはないんだけど。
ずっと背中と肩撫でてた。はなすこともないしそもそも話せないし。
潮吹率80%という表現にまるで降水確率みたいで笑ってしまった。
最初は嬢のオナニーっぽく、次に私がさわり、結局電マで汐吹を鑑賞。
ここでいよいよ挿入。
上にそれ、下にそれ、嬢の誘導でようやく挿入。
・・・思った以上に刺激が弱い。
「嘘でもいいから好きと言って」と頼んだのはマジで今思うとキモすぎるな。
でも愛してると斜め上の答え方してくれたのはうれしかった。
ここらへんで中折れする。マジかよ
辛い。俺より嬢が焦ってて申し訳なかった。
フェラしてもらって手でしてもらってそれでも立たない。
だけど快楽は押し寄せてくるので気持ちいいのでずっと声が漏れっぱなしだった。
クッソ恥ずかしいので手で顔を隠していたら隠さないでと言われおめープロフはMだけどSじゃねーか!
息子に集中できなかったから中折れしたのか?
ずっと腰が浮きっぱなしでびっくりした。
遠慮なく突き上げてびっくりするほど出した。
急いで服を着て、最後にもう一度キスしたいと言ったら向こうからぐいぐいしれくれて幸せだった。
いいっすねこれ。
アンケートこたえて退室。
いいお姉さんだった。うん、ツイテル。
私は研究者の実態を知らない、あなたは一般的な社会人の日常を知らない。突き詰めるとこの溝が問題の原因だろう、でもその溝の幅が広すぎてこんな話しても解決へと導けない。橋が届かない、声が届かない距離だ。なので一旦横に置いとく。溝を横に歩き幅の狭い所を探そう、
http://nakajimahiroshi.xblog.jp/article/464197926.html
慰めになるかはわからない、あなたの声をかき消す行為になるかもしれない。が、上のURLは個人的に信ぴょう性がある。6記事あるので是非全部読んで欲しい。
私が言いたいのはニュースは煽りすぎている、実態は複合的な要因で主に夫婦生活が要因による自死だと思う。
焦りはわかるからこそ言いたい、落ち着いて欲しい。
研究と現場は両輪だと聞いたし納得も行く。現場とは一般的な社会の事ではないかと思う。ぶっきらぼうに割り切ると労働者と研究者と分けても大きな差は生まれないと思う。あなたと同じ焦りを同年代の労働者も感じているだろうか?という観点があなたには抜けているのではないか?
研究者が苦しい時は労働者も苦しい。研究がどんどん進めば労働者も楽だ。こうゆう両輪の関係、あるのか無いのかはわからないが個人的にはあると思うが、それこそ研究者界隈の意見の方が信ぴょう性があるだろう、あなたはどう思いますか?
報道は時として意図的に溝を作り対立関係を作る。今回もそのパターンでは無いか?炎上商法の延長線上にあるそれではないか?
どうだろう、この距離なら橋は届くかな?声は届くかな?
https://221b.jp/h/sign-01.html から引用:
シャーロックホームズはマントルピースの角から瓶を取り、しゃれたモロッコ革のケースから皮下注射器を取りだした。彼は細く白い神経質な指で繊細な針を調整し、左手のシャツの袖口を捲り上げた。しばらくの間、彼は無数の刺し傷で穴だらけになった筋張った前腕と手首を考え込むように眺めていた。遂に、彼は注射器を突き刺して、小さなピストンを押し下げ、満足げな長い溜息と共にビロードで縁取られた安楽椅子に沈み込んだ。
何ヶ月もの間、私はこの行為を一日に三度目撃していた。しかし私は、何度見ても納得できなかった。それどころか、日が経つにつれて、この光景を見るとさらにイライラするようになっていた。そして夜が来ると、私は自分に抗議する勇気がないと考え、良心の呵責がつのってきた。私は、この件に対して意見するべきだと、何度も決意を固めていた。しかしホームズには、冷たく平然とした雰囲気があり、あえて意見を言うのはかなり難しかった。彼の素晴らしい能力、見事な手法、私が見てきた驚くべき資質の数々、これらすべてが、私の気持ちを臆病にし、彼に介入するのを思いとどまらせていた。
しかしその午後、私が昼食の時に飲んだボーヌのせいか、彼の極端な緩慢さによって、いつにも増して怒りが大きくなったせいか、私は突然、これ以上我慢できない気になった。
「コカインだ」彼は言った。「七パーセントの水溶液だ。やってみるか?」
「絶対やらん」私はぶっきらぼうに答えた。「私の体はまだアフガン戦争の衰弱から回復していない。これ以上の負担には耐えられん」
彼は私が激しく怒っているのに、笑顔を見せた。「多分君は正しい、ワトソン」彼は言った。「この効果は肉体的には悪いと思う。しかし、精神が活気付いて明瞭になるので、副作用は小さなことだと判断している」
「しかしよく考えろ!」私は必死に訴えた。「どれだけの損失を受けていることか!君が言うように、頭脳は覚醒し、興奮するかもしれない。しかしその病理学的に不健全な作用は、細胞を大きく変質させる。良くても、不可逆の萎縮が残る可能性があるのだ。それに、どれほど不快な反動が来るかも知っているだろう。これは全く割に合わない行為だ。なぜ君は単に快楽を貪るために、自分に授けられた凄い能力を失う危険を冒すのか。いいか、僕は一人の同僚として言っているだけではなく、医者として、その健康に一定の責任がある人間に対して言っているんだ」
彼は感情を害したようには見えなかった。それどころか、彼は両手の指先を合わせ、会話を楽しむかのように椅子の肘掛に置いた肘によりかかった。