2024-06-22

謎の委託を受ける運送業者指定車両運転都内のごく短距離輸送を行うだけで百万円という怪しさしか無い仕事

訝しみつつもゆっくり車を走らせるが、桜田門に近づいた途端、突如ドライバーコントロールを離れ車両は加速を始める。慌ててブレーキを踏んでも一切の減速が効かずパニック

けがからないうちに、こちらの加速を知っていたかのように余裕の速度をもって目の前に車線変更してくるバン

後部扉が開き、車両の前に落とされるなにか。衝撃。

バンはそのまま加速して去っていく。

減速が効かないままなんとか車両コントロールしようとする運送業者の視界に飛び込むのは、カーブの先に待機していた警察官の群れ。

逃げ場を失い、運送業者運転する車両中央分離帯に突っ込んで横転する。

すぐさま警察官に取り囲まれる。

警察官は口々にいう

「よくやったぞ」

「お前は英雄だ、同士」

「チンチコーレ」

「チンチコーレ」

運転手が叫ぶ「どうなってんだ、この国」

  • 「すべてはお前にしかできない仕事だったのだ。我々は、お前を信じていた」 「信じていた……?」 混乱していると一人の男が警察官の群れの中から現れた 「すべては終わった。我々...

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