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2020-08-10

冷凍餃子Wikipediaレポートのはざまで(追記したよ!)

スーパーポテトサラダ冷凍餃子はいまどき手抜きとは思わないけど

Wikipediaコピペヤフー知恵袋で聞いた内容でレポート出すのはNGって人たぶん多いよね?

どのあたりに線引きがあるんだろう?

クックドゥは?カレールーは?

そんな手抜きしてたら本当の実力がつかない、とか言ってしま努力観がそろそろ破綻してきているように思う。(餃子の皮で餡を包む実力?)

惣菜時間を買ってるというなら、課題レポートコピペで済まして研究なり就活なりに時間を費やした方がよかったりしない?

追記

自分Wikipediaコピペが良いと思ってるわけじゃなくて、さすがにここまでいったらダメだろうという最悪例として出した感じ。

ちなみにイメージしていたのは「○○について説明せよ」みたいな学部レベルレポートで、理系場合表現差異はあれどほとんどおんなじ内容になる。

なかには「〇〇について独自アイデア根拠とともに述べよ」みたいなレポートもあって、それはコピペでは無理。

今まで頭のいい大学学生Fラン大の学生も見てきたけど、頭のいい学生は先輩なり同期なりからレポートの内容のアドバイス(というか元ネタ)を貰って要領よく効率的に半ば機械的レポートを書いてるイメージがある。

もちろん頭がいいからそれでも身になってるんだけど。で、先輩学生や同期のできる学生Wikipediaのどっちが信頼に足るかというとケースによるとしか言えない。心配ならちゃん自分で裏をとるべき。

先輩学生に聞くのと、専門の研究者に聞くのと、昔よりずっと充実した検索サービスを使って文献を検索するのとなにがどう違うのかも時代とともにあいまいになってきたように思う。

貧弱な検索しかできなかった時代は、それっぽい文献をかたっぱしから見てひとつずつ内容を吟味するうちに実力もついたんだろうけど。

あと進歩の激しい分野では文献の内容が古くなっていないか確認する必要もあって、そういうのは人に聞いた方が正確だったりする。

それからから思ってるんだけど、文献の探索とまとめのスキルを、レポートという形式評価するのはちょっといまいちなところがあって、

探索スキルなら「〇〇について信頼に足る文献を5個探して列挙せよ」とか、まとめスキルなら「列挙した5つの文献から〇〇についてまとめよ」とすべきで、

それを一気に「○○について説明せよ」みたいな課題にするから、すでに誰かがきれいにまとめたものコピペの方が良い内容(≠良い作成手段)になるおそれがある。

内容を吟味せずにコピペという行為ダメなのであって、結果として得られたレポートの内容(餃子の味)がダメかどうかは別の議論だよね。

一見、内容の課題に見えて、実はやりたいのは手段評価で、でも提出させるのは内容部分のみで、評価者の勘と経験手段を予想して評価するというのは、検索コストが極端に低くなった時代に合わなくなってきたような。

話が逸れた。自分が興味があるのは両極端の事例ではなくて、その中間OK/NGラインについて。

たとえば公式の導出はできた方がいいけど、応用的な分野では公式を使えれば十分で、(必要になったら調べられるくらいのぼんやりした理解で)公式の導出スキルがないことは非難されるくらいダメことなのか否かってあたり。

アセンブラは書けた方がいいけど、複雑なプログラムを書いてサービスを作る仕事や、プログラムを書いてなにかを研究する分野でアセンブラが書けないのはダメかってあたり。

それをスキップすることで、凡人でも過去の高スキルの人たちよりもさらに先へ進めることの勘所の見極めについて。

子供囲碁強くなるにはどうすればいい?って聞かれた。

 我が子が通ってる囲碁教室には保護者のお当番がある。そのお当番で一緒になった人にそれを聞かれた。保護者の中で碁を打てる人って他にいないらしく。

 なので私は棋譜並べをおすすめした。棋譜並べというのは、対局の記録である棋譜”の通りに碁盤に石を並べていくこと。棋譜並べをすると対局の大まかな進め方や、「良い形」を何となく身に付けることが出来るといわれている。ある程度碁の打ち方を習得している人には、棋譜並べは楽譜を見てピアノを弾くのと似たような、鑑賞と遊びを兼ねた楽しみにもなったりする。

 棋譜並べは勉強になるだけでなく、ただ一局並べきる達成感や、なんか勉強をした感じが得られて、いい気分になるという効能もある。囲碁が好き、対局が好きな子供には向いていると思う。

 私としては、『ヒカル囲碁入門』(石倉昇 著)に載っている模範対局がおすすめ。何しろ初手から終局後の整地まで載っている棋譜なんて貴重なのだ囲碁専門誌などに載っている棋譜は、粗方勝負の着いた所までで後は省略されている。初心者ゲームの終わらせ方がまず分からないので、終わりの方を省略した棋譜には悶々としてしまう。

 まずは棋譜並べで単純に碁盤に石をパチパチ並べていく楽しさを味わいつつ、囲碁の対局の進行の仕方を大まかに知っていくのがいいと思う。……と、話をしたら、

「うちの子パズルみたいなのが好きだから、詰碁は好きみたいだけど、そういう、並べるとかは好きじゃないと思う。あと碁の本ならもう持ってるし、これ以上はお金をかけたくないし、ちょっとした遊びとしてやれればいいだけだから、そういう本気っぽいのは要らない」

 と言われた。

 

追記

id:kkobayashi 将棋なら有段者になるまで棋譜並べは手の意味が分からないので効果が薄いと聞くけど。将棋で言う詰将棋みたいなのはないのかな”

(↑私のスマホからだと何故か一部のタグ記法が使えないっぽいので、ただのコピペでごめん)

 へぇ、そうなのか。将棋だと「詰将棋>>>棋譜並べ」って感じなんだなあ。

 囲碁棋譜並べの場合は、まず初心者は手の意味理解する必要はないのだ。何となく対局の流れをぼんやりと感じてもらえればOK。逆にいうと、初心者は対局をどう進めていったらいいのか全然からないのだ(子供場合は脱初心者して15級くらいになってもまだよく解ってなくて、無闇に打ってることも多い)。だからまずはお手本を見て真似してみるのがいい。

 将棋場合だと、対局しながら相手のやり方を見よう見まねするのでも、守りを固めてから駒を進めていって敵将を追い詰めて行くくらいのことは分かるもんなあ。

追記②】

書きました↓

https://anond.hatelabo.jp/20200811122857

 

 

レーシック14年後。

自分2006年レーシックを受けたので14年くらい経つ。

当時も病院によって値段はピンキリだったけど、自分中間地点の20万円くらいの病院で受けた。

元々は近視と乱視が混ざってぼんやりしか見えなかった(多分0.1未満)のが、手術直後は1.2になり、7年後には0.9くらいになった。

で、今もそのまま0.9くらい。

メガネをかけなくても不自由はないけれど、老眼で近くが見えにくくなっているので(まだ40代中盤だけど…)いずれ老眼鏡は必要になると思う。

手術には賛否両論あると思うけど、自分としてははっきり見えるようになったおかげで天変地異があってもすぐ逃げられるし、コンタクト眼鏡生活から解放されたので全く後悔していない。

2020-08-09

高学歴高収入非モテ童貞に対する所感【追記

大学時代からの知人男性の中に、ここ数年恋人を欲し続けている人物がいる。彼は今まで女性とは凡そかけ離れた環境に身を置いており、ここ15年くらいは「男子校生活」と言って差し支えないだろう。そんな状態では仕方ないかもしれないが、所謂彼女いない歴=年齢」の一人だ。

彼の学歴世間一般から見ると申し分なく(歯切れが悪いのは彼と私は同じ大学出身からだ)、収入も良く、職種的に将来性も高い。敢えて言うなら外見が垢抜けず、人間関係に奥手であるのが恋愛市場的には短所と言える。とはいえ性格に難があるわけでもなく、友人の立場から見るとそう悪い物件とは思えない。本人もアプリなどで恋活に励んでいるようだ。

しかしどうしてかな、彼には一向に彼女が出来る様子が見えなかった。お互いもうアラサー出会いを求めても上手くいかず、次第に元気をなくしていく彼を見るのが心苦しくなり、異性からアドバイスがせめてもの参考になればと話を聞いてみることにした。

そこでわかったのが、多少意地の悪い言い方になるが、彼が「周りに異性がいないあまり自分の『身の程』をはかりかねている」ということだった。

彼の理想相手。それは「可愛くて、優しくて、教養があって価値観が合う、努力を惜しまなない人」だという。この場合の「可愛さ」の定義について、てっきり私は「自分を好きになってくれる」とか「愛嬌がある」とかそういう話だと思っていた。しかし聞いてみると、「顔が自分の好きなコスプレイヤーと同じタイプで、肌や髪の手入れが行き届いていて、おしゃれ」というのが、彼の「可愛い」の詳細らしい。ここ数年ミュートしていた彼のTwitterアカウントを覗くと、女性アイドルコスプレイヤーポートレート自撮りRTで埋め尽くされていた。

さて、彼のスペックについて、先程「外見は垢抜けない」と書いた。清潔感が全くないという訳では無いが、簡単に言ってしまえば「量産型オタク」といった風貌だ。身体は全く鍛えておらず、何より姿勢が悪い。服装についても、最後に服を買ったのは3年前だそうだ(品質が高いから物持ちがいい、という訳でもなさそうだ)。彼はいつ見ても白の長袖シャツに黒いパンツを履いている。どこに行くにも、仕事用のバックパックを背負っている。聞いてみると、アプリを使って出会う時も同じ格好だそうだ。

こんな言い方をしてしまうと身も蓋もないのだが、同じ社会階層の「彼の思う可愛い子」に、相手にされるような人物ではないのだ。可能性はゼロではないが、限りなくゼロに近いだろう。

しかし彼はそれに気がついていない。可愛い子には振られ、自分のお眼鏡にかなわなかった女性とは距離を置いてきたようだ。そこまで理想が高いなら確かに彼女が出来る気配がないのにも頷ける。しかし彼は「自分理想が高い」ということにすら自覚がなく、何故上手くいかないのかと心を病んでいた。

彼が今こうなっている理由の最たるものは、恐らく「ほぼ男子しかいない環境」にあったのではないかと私は分析している。周りに数組カップルが出来るほど男女が入り交じった生活を送っていれば、「こういう男子とこういう女子がくっつく」という肌感が身についてくる。勿論本音を言ってしまえば、美少女交際したくない男子はいないし、イケメン交際したくない女子もまず居ないだろう。しかしそんな「突き詰めて言えば」を実行する人間は少ない。現実が見えているからだ。とても嫌味な言い方だが、「自分交際するならこれくらいのレベル」という「身の程」は、バリエーションがある複数の異性と交流のあるコミュニティに属さないと気が付かないものなのかもしれない。そこに「自分に近いレベル学歴」というフィルターがかかるならなおさらだ

一方彼は、そもそも女子バリエーション」を知らない。普段の彼の目に入る女子は、SNSを通じて目に入ってくる「可愛い子」とアニメキャラだけだ。だからその基準に達していない女子は、一般的には普通レベルであっても、彼目線からすれば「普通未満」になってしまう。どんな男性恋愛強者なのかもイメージがつかないから、「可愛い」が高望であることにも気がつけない。異性に対する幻想は凝り固まっていき、アラサーになっても彼は「色白黒髪フリル可愛い若い女性」が好きなのだ

おそらく彼がその感覚を身につけるには、荒療治ではあるが、多様な女子がいる環境に放り込むのがてっとり早いのだろうが、忙しい社会人オタク(主なジャンル男性向けアニメ)に適したそんなコミュニティを私は知らない。上から目線だとは承知の上、他に方法はないかぼんやり考え込んでしまう。

追記

ブクマコメでは結婚相談所を勧める声が多いし、確かに私も「彼の需要が高い」のは恋活事情より婚活市場だと思う。

彼は彼で、年齢的にも真面目な性格的にも結婚意識はしている。しかあくまでしたいのは「恋愛」だそうだ。勉強就活で失った(と本人が思っている)青春を取り戻したいのだと思う。

そうは言っても個人的には彼の言う「可愛くて若い子」ほど交際相手総合評価(外見、女性経験なども含め)で見ていると思っており、やはり彼に勝算はないと思ってしまう。実際に「高収入非モテと低収入イケメン、どっちと付き合いたいか」が逆転するのは30代というアンケートも見かけた。彼を好きになる女性と彼が好きになる女性が、悲しくなるほど噛み合っていない。

現状に満足するように(彼女がいなくても満ち足りるように)促すのが吉なのかもしれない。もしその「諦め」がついた男性がいたら、そのコツなどもお聞きしたいところだ。

GReeeeN「星影のエール」のMVがすっげぇ変な刺さり方したので考察した

NHK朝ドラエール」の主題歌「星影のエール」のMVが先日公開された。

曲も映像も素敵で、ストーリーも素晴らしいような気がして初見で泣いてしまった。Youtubeコメント欄でも泣いたファンは多かったようだ。

それで立て続けに何回も観たが、見れば見るほどストーリーは分かるようで分からなくて、考える余地がたくさんありひどくハマってしまった。ストーリー重視のMVはたくさんあるけど、こんな刺さり方をしたことはなかったので、妄想したことをひたすら書いていきたい。

星影のエールMV、まだ観ていない人は観てみて。

https://youtu.be/wqxs8k5OudU

まず私について簡単に。

しがない社会人。かつてはこういうコンテンツに興味があって勉強をしていたこともあったし、なんならそういう職に就いていたこともあった。

くじけてそうじゃない職に移ってしまい、いまはただの消費する側になってしまった落ち武者。仕事しんどいと思いながら虚無になる前にコンテンツを消費することで救われている多くのうちの一人。

少しだけ作る側の現場や状況を知っているので、そのことに思いを馳せて敬意とか羨望とかを織り交ぜながら楽しませていただいています

GReeeeNの明示的なファンではないけれど、めっちゃ有名な曲とかはスマホに入れてて、星影のエール朝ドラ主題歌なんだーと思って買ってた。

星影のエール作品世界考察しながら、MVリピートしまくっているところ。

〜〜〜〜

まずはMVの流れから確認

イントロ

回想シーンを使ったタイトル

宇宙航行する宇宙

〜1番〜

泣いてる赤ちゃんと見つめているロボット

歩く赤ちゃんと世話をするロボット

光る星と遠ざかる青い惑星

〜2番〜

青空の絵を見ながら訝しがる少女

ロボット喧嘩する少女

星空を見つめるロボット

Cメロ

浜辺。流星群を見つめる男女

宇宙船内。眠っている老婆

それを見つめるロボット。窓外に青い星

大サビ

畳み掛ける走馬灯のような映像

意を決するように胸のスイッチを押すロボット。激しい光があふれる

倒れるロボット

青い惑星に落下する大きな流星

地上。青空、眠っている赤ちゃん、微かに動くロボット

構成は「段階的に年老いていく女性」と「段階的に老朽化していくロボット」の変化が主軸。1番サビではロボット庇護される赤ちゃん笑顔、2番サビではロボット少女喧嘩対置されている。怒っている少女はこの作品の芝居の中では最も感情が発露されるアクション上のピークだが、その直後には宇宙船内から回想へ移る展開の落差が用意されている。流星郡や星空を含め無数の星が描かれている作中で「誰よりも私には輝く星」の箇所では、青年はそれらの一切は眼中になく少女を見つめているのが印象深い。そのあとは老婆とロボット宇宙船の行く末という作品の山場に雪崩れ込む。

文明レベルについて

宇宙船のデザインロボットデザインレトロフューチャーなのであまりカッチリ考えてもというところではあるが、楽しいしその後の考察の手がかりとして重要なので考えておきたい。

まり近未来か遠未来かという点だが、ロボット人格精神を転写したり、恒星宇宙船を建造できるくらいには未来、ということになると思う。

宇宙船は、メインの舞台になっている広間の「大窓」がイントロカットでも確認できるので、居住区を回転させて遠心力で擬似重力を得るタイプではなく、狭い範囲重力制御とかを実現しているのかもしれない。

また、ラスト事実上船員がいなくなった宇宙船をオートバイロットで着陸させられる程度に進んだ科学技術がある。

光速航行は実現していない、重力制御はできる遠未来、と考えたい。

ロボットについて

眉間の間に指を持ってくる謎の仕草をたびたびするが、これが回想に登場する青年と同じ癖であることが描かれる。このことからロボット青年は深い関わりがあると考えられ、「ロボット化した青年」もしくは「青年精神人格を引き継いだロボット」だと考えられる。この差はSF的には重要で繊細だけれど、これ以上判断材料提供されていない。ひとまず設定上の同一人物として扱っていいと思う。

青年ロボットになった理由はなんだろう?宇宙船は恒星航行ができるが、超光速ではない。生身の人間は保たない。だがそれでは「少女ロボットではない」理由にならない。

作中、そのボディは徐々に劣化していく。記号的にボロにしているといえばそれまでだけどあえて考えてみる。宇宙船内だけで活動している場合、こけて塗装がはげるくらいは起きるだろうが、大袈裟にへこむことは考えづらい。赤ちゃんの世話だけでなく、船外活動など宇宙船のハード的なメンテナンスも多いに請け負っていたものと考えられる。大型の飛来物は宇宙船を操作して避けるだろうが、小型の飛来物は当たってしまうのだ。天文学的確率で。(あたったらへこむどころでは済まないんですが、そこは主人公補整)

女性について

冒頭で産声を上げ、時にはロボット喧嘩をし、回想後にはカプセル内で眠っている老婆。これらは同一人物として見ていいと思う。その後、ロボットトリガーした謎の発光により、再び赤ん坊へと再生する。歳を重ねてから赤ん坊へ戻る仕組み(能力)の詳細は不明だが、トリガーロボットボタン女性が握った星型のアイテムにある。

回想の中で登場する女性と同一人物かどうかは分からない。ただ、別人と考えた場合、回想の男女のうち男性はその後ロボットになったのに女性が描かれない、ただ数秒登場する男性恋人ということになる。その二人の子供が冒頭の赤ちゃんだと考えてもいいが、それだと母親は乗っていないのか、乗っていないにしてもロボットだけで行けばいい(お子さんは連れて行かなくていいんじゃ?)という話にもなるので、そのすじは想像を膨らませすぎというか、素直に回想の女性宇宙船の女性と考えていいと思う。少女時代の姿もとても似ている。

星形のなにか

GReeeeNらしい緑色の星。作中たびたび光の強さが変わるが、冒頭は光っていない。赤ちゃんが嬉しそうに持ち上げている時にぼんやり光り、ロボット少女喧嘩した時には光が弱まった。回想には登場しない。終盤、ロボットが胸のスイッチを押すと激しく発光し、女性の体が薄く透けていく様子が確認できる。

このことから女性生命の様子に深く関係し、影響を与える(具体的には身体を若返らせる)。

また、ロボットと二人の関係に影響を受けることが分かる。若返り発動が「女性が星を握る」「ロボットスイッチを押す」という両者のアクションで発動した(女性ひとりのアクションで発動しない)ことからも、星は両者に関係して動くのだと考えられる。

感情に感応する・若返り効果を発揮するといった現象が、登場する二人だけに生じるのか、人類全般に対して生じるのかは不明だが、「互い照らすその意味」を司るアイテムだと考えたい。

若返り(転生)について

終盤、老婆になった女性が、ロボットスイッチを押した途端発生した光により赤ちゃんへと若返る。途中、老婆の手が透けてうっすら星が見えることからコナンくん的に身体が縮むというよりは、もっとファンタジックなものだと思う。なのでやっぱり、若返りというよりは転生という語が適当だと考える。

船員はこの女性ロボット二名で、ほかの船員は描かれない(最初はいたのかもしれないが、空間に余裕のある船ではなさそうだし、二人だけだと思う)。となると、出発時点で赤ちゃんだということは考えづらいので、MV開始時は「旅路の途中で、女性が老婆から赤ちゃんへ転生したあと」ではないか

なので、MVクライマックスで描かれる発光と転生はMV開始時点で最低一回は行われていることが分かる。そうなると問題になるのは回数だ。何度もできるならロボット最後に「意を決するように」押す必要もなく、気軽に押せる。おそらく回数制限があるし、多分MVラストのそれが文字通り最後だったのだと考えられる。

冒頭、転生直後のためか星は光っていなかった。ラストでは淡く光っており、ロボットすら転生する様子はまさしくキセキということだと思う。

流星群

回想シーンでは、夜空に流星群が飛来している。GReeeeNのキセキでも同様のモチーフ使用されていて、同MVYoutube登録されたのは2010年7月のようなので、ほぼちょうど10年ということになる(10年前でももう少しグラフィカルな合成はできたと思うのでMV制作の厳しい予算ことなんかを考えてしまった。このフルCGアニメは仕上がり通りの潤沢な予算で作られていてほしいと流れ星に祈るなどした)。

流星群と言っても放射点がない?ので、この呼び方適当かはわからない。

流れ星には「良いことの前兆」「悪いことの前兆」両方の伝承があるようだが、今回はどちらだろうか。流星の色、宇宙船内の星形のアイテムの色をみると、両者に関係があると考える方が自然で、もっというと両者は同一物だと思う。

悪い物を持ち込んで旅をするのは苦しいし、実際転生のアイテムでもあるので、ここは吉報の方の流星だと考える。カタストロフ前兆を描いたものではない。

そんな特殊ものが降っていると考えると、自然現象としての流星ではなく、人為的な何か(人工物は降っている、または軌道上にあった人工物が飛び散って降下している)ではないかという妄想も膨らむ。

旅の理由旅路

そろそろまとめていきたい。

流星が飛来し、それに祈る女性とその女性にみとれる男性がおり、二人は姿を変えてすごく長い宇宙の旅に出かけた。その理由はなんだろうか。

彼女は、流星として降ってきた何かの作用を受けて、若返ることができる。ロボットはできない。では男性は、同じことができただろうか?

20xx年、宇宙から飛来したものに、一部の人類の身体を転生させる効果があることがわかった。

そして、なんらかの理由でそれを多量に行使する必要が出てきた。収穫するために、宇宙を渡る旅に出なければならない。

なんらかの理由とは、やはり人類が滅びるようななにかではないかと思う。その着想はYoutube考察コメントで見かけたものだが、細かい理由MV内に描かれていないしなんでもいいのだけど、このご時世、どうしても強大な病原体による感染症を考えてしまう。

そして男性は、その牙から逃れられなかった。

人類が滅びに向かう中、かつて流星群で飛来した物体特殊作用があることが分かる。それは使用回数に制限のある消費物で、できればたくさん欲しい。

一方で転生に耐えられるのは人類の全員ではなかったのだと思う。なので、適性が見られた彼女が、星を摘みに行くミッションを担うことになった。

男性は病魔に屈する(または、転生の適性がなかったのでやばいことになった、という想像もできる)が、ロボットとして彼女サポートし続けることを選ぶ。

SF恒星航行といえば冷凍睡眠だが、設備が大きく収穫物を積むスペースはできるだけ確保しなければならない。冷凍睡眠設備は搭載されなかった。その意味でも、転生可能人材はこのミッションに適切だったし、それをサポートできる誰かが必要だった。

一人と一機は地球のために旅立った。

どれくらいの旅路だろう?

「昔々から ほら 1000年もその前も」


回想で高らかに歌われる歌詞普通に考えて2020年現在からみて星座を眺めた数千年前(ギリシャ時代とか)を指した歌詞に違いないが、ここは妄想の翼を広げたい。この歌詞流れる瞬間が千年前の出来事作品が描いている時間と、回想とで、1000年程度の開きがあるという妄想だ。

片道500年以上の旅だ。光速の何パーセントの速度が出るのかはわからないが、計画の時点でわかっていた数字だと思うと絶望が深い。

宇宙船建造時点でも、現代より進んだ科学で人の寿命は伸びていると思う。それでも何度となく転生が必要だ。

MV内で描かれた赤ちゃん少女、老婆は、それぞれが通しではなく、転生した時々の一コマコマであると考えたい。転生する度にロボット喧嘩をしたかもしれないが、孤独な旅に耐えるために、おそらく女性感情抑制する精神改造か何かが必須だっただろう。喧嘩なんて起きない、そんな中での感情の発露。あの衝突は、数ある転生の中でもほとんど起こらなかった、非常に珍しく尊いといえるような出来事だったのではないか

窓の外の星はどうだろう。冒頭、大窓の外には青い星が見え、子供が歩き出すころには遠ざかっている。

出発地・地球から遠ざかっている、と見ることもできる。

ただ、最低一度は転生を実行し、新たに産声を上げたにしては、地球が近い気がする。また、赤ちゃんの一人歩きは1歳三ヶ月で80%とのことだが(ググった)、それだけの期間が経過したなら、青い星はもっと遠ざかっていてもいいのではないか。冒頭に環のある惑星が写っているが、土星軌道から見た地球であれば遥かに小さいはずだ。

ふたつめの理由については、推進剤を節約するためにスイングバイしていたと考えることができる。

ひとつめの理由については、「出発時点=赤ちゃん」はSF的な筋立てを思い浮かばないのでここでは支持しないのだが、そうするとMVが描いているのは「行き>回想>帰り(到着)」ということになり、作品としての納まりはなんとなくいい。そうでない場合、あの星は地球ではなく目的地の星だと設定できる。MVは「帰り>回想>到着」という流れで、こちらは描かれているものの背景の勘ぐりとしては納まりがいい(と思っている)。冒頭の環のある惑星も、目的近傍土星ではない巨大ガス惑星だと考えると辻褄が合う。

最後の転生は、女性が自ら動けなくなるほど老いから行われた。転生の回数券がいよいよ最後だと判明し、可能な限り老いから実行することになったのだろう。目的の星での収穫物を使えればいいのだが、察するになにか使えない理由があったのだろう。

「時に私の後ろに光る星」

老婆とカプセル、その向こうにうっすら見える地球

それまで暗い星空で埋め尽くされていた大窓には、いま青い星が大きく見渡せる!

安堵もある、悲しさもある複雑な美しさに目眩がする。

地上300〜400km程度の低軌道で、降下は始まっていただろう。時間がない。最後の転生の光に包まれながら、宇宙船を地上へ降りていく。

二人を迎えてくれるのは、二人を、あるいはほかの多くの収穫者たちを打ち出したかもしれないマスドライバー発射台人類の残り時間が少ない中、限られたリソースで建造されたそれは、いまは朽ちて鉄骨を晒している。(そうではない頃に作られた灯台は、長らく無人状態でもメンテナンス機構が行き届いているようだ)

地上に着いてすやすやと眠る赤ちゃんだが、誰一人迎えには来ない。滅びかけの人類は、おそらく地上設備では可能だった冷凍睡眠を実行し、ミッション成功とともに目覚めるのだろう。

青空の絵について

女性ロボット喧嘩する前、空の絵を見ていた。その次のカットでは引きの絵になるが、反対のページにはほとんどなにも描かれていない。おそらく商業的な画集などではなさそうだが、船内スペースが貴重な中で持ち込まれものなので、とても大事な、プライベートな冊子だと思われる。

絵には青空・雲・海・浜辺に立つ女性、が描かれている。

明日はきっといい天気/青き春もまた そうであれ」

白紙物語に/何を描くのか/誰と描くのか」

青き春の時代に、白紙状態から、誰と物語を描いていくのか、考えながら描かれた絵。回想に登場する二人にまつわる品、もっというと青年にとっての「輝く星」である女性を描いたものだろう。流星群を見る前の昼間か、「夜明け前の空」を見たあとの絵だ。そう考えると、右ページに見えるスケッチが回想に出てくる帽子に見えてくる。

そんな思い出の絵なのに、少女は空のみに注目して、暗い星空と見比べる。

ロボットの手を払いのけて、少女は怒りながらなんと言っただろうか。たとえば「こんな空を一体いつになったら見られるのか」。

ロボットは困った仕草で答えない。

自分が描かれていることには気づかない……転生しても、記憶は引き継がれないのだ。いま怒っている彼女は、だから青空は見られない。

答えられるわけがない。

ロボット献身ふたりの悲哀に残酷ささえ感じるが、それでも困難を乗り越えて互いに照らし続けた二人が、数百年の航海を終えてのちには青空の下で安らかに眠っている。

〜〜〜〜

だいぶ書きたいことは書けた気がする。

ここで明示しておきたいのだが、「公式はこう考えて制作したに違いない!」と当てようとしているわけではない。むしろ、私はここでこう考えたが、全く違う考えで作られていたのならその方が面白い。そうあって欲しい。

残念ながら、設定を徹底的に練りきった上で作られた作品なんて、それこそ恒星航行デブリにぶつけられるくらいの低確率で、どんな作品も多かれ少なかれ作りながら決めた・変えたことが無数にあり、特に理由もなく決めたことも無数にある、ということを私は想像してしまう癖がついている(そういうナイーブさはないけど「考えてなかったけど結果的に筋が通って見える」みたいになってる箇所には、謎のかっこよさを感じたりする。このMVにもそういう箇所があったら楽しいなと思う)。このMV制作間中には緊急事態宣言とか自粛とか、ままならないことがあったと思うし、その意味でも、隅々に渡って「ここはこういう考えで作られたに違いない」という考察態度でいることは難しい。

いや、そのあたりはなんでもいいけど、とにかく妄想捗る作品出会えて嬉しいってことです。

ありがとうGReeeeN

ありがとう映像制作スタッフの人たち。

監督の森江康太さんは、ヨルシカAmazarashiMVもやってるひとっぽい。探したら観たことあった。

顔を出してない歌い手MVをよく手がけているのかもしれない。

同じく8/7に公開が始まったドラえもんポスターにも名前が載ってる。

誰にいうでもなく自前の発表の場があるでもないので、初めて匿名ダイアリー使ってみた。

誤字とか見つけたら直します。

(「地球を滅ぼすようななにか」の所ですが、SFに興味がある方は「天冥の標」(小川一水)を読んで思い浮かべるといいと思います

2020-08-08

anond:20200808130329

SES契約客先常駐してたときおんなじ感じのことをやってた。

自分案件をとってきたひとりプロジェクトで客と話をするのは一週間に一度だった。朝はとりあえずラッシュを避けて1時間遅刻メールチェック、たいした仕事来とらんなと思って昼に市民プールで泳いで飯食って、ぼんやり新しい言語勉強、で定時に帰る。

これが1年くらい続いた。何だったんだろ、あの仕事。単価はよかったらしい。

2020-08-07

こんなになるはずじゃなかった、高3の夏

気持ちを整理するために書きます

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僕は高校3年生(男)だ。

今日も、昨日も、一昨日も、ここのところずっと、自発的勉強ほとんどしていない。

代わりに、大量のネット上の記事ブログ無料音楽漫画ヤフコメはてなブックマーク増田摂取してはひり出し、少し休んで親のいる時だけ勉強のふりをし、摂取してはひり出ししてどうにか生きている。何の知識も身につかず、自分関係ない人や物を消費していく毎日。正直、虚無感しかない。

僕は普通に大学受験をするつもりで、今のところ京大理系学部を目指している(という事になっている)。しかし、現在体たらくを続ければ、京大どころかどの大学にも落ちるレベルだ。自分の現状とその先にある未来は見えているが、理想との間にある暗い穴から僕は顔を背けている。その逃避の一環としてネットサーフィンがあり、というか増田に書いている時点でこの行為もまた逃避だろう。

起きて朝飯を食べて親が仕事に出かけたらソファーChromeを開いてネットを漁りオナニーして親が帰ってきたら夜飯を食べて寝る日々。こんな状態を望んでいない自分ネットを見る以外に何もしたくない自分綱引きをしていて、多少の誤差はあれど後者が常に勝っている状態現実からの逃避。

どうしてこうなったのか、時間を遡ってみる。

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僕が中学受験の末に今いる男子校に入ったのはだいたい6年前だった。(本命には落ちたが)東京男子御三家の一つに入れたのは嬉しく、自分の中では今でもある種の成功体験的な地位を占めている。

それから5年間やりたい放題好きに過ごしてきたのだが、特に高校生になってから、学年が上がるにつれ同級生大学受験意識する様子が目立ってきた。

高2の後半になると、東大合格を至上とし進学校の生徒のみが入れる中規模のカルト的人気を誇る塾に学年の1/4以上が入塾し、授業を聞かずに塾のテキスト自習する奴の割合も増え、英単語帳やら青チャやら重問がクラスに溢れるようになった。つまりみんな勉強を始めていた。

ここら辺から勉強していない自分と、みんな勉強しててヤバい俺も勉強しなきゃという規範齟齬が生じてきて、その齟齬を上手く埋めることができず、長じて今の状態に至るのかなあと推測したりもする。でもこの頃はその規範通り、効率が悪いにせよちゃん勉強していた。

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そうしているうちにコロナ流行りだし、安倍(どう表記するのが適当かわからない)によって休校宣言が出された。3/1くらいか

学校休校になっても、春休みが終わるまでは塾の春期講習に行ったりで勉強モチベはわりあい高く保てていた。実際に一日6~9時間くらいは勉強していたと思う。

しかし、そこからが辛かった。学校では友人と愚痴を言い合ったり馬鹿話をしたりバトミントンをしたりして、ある程度勉強ストレスが和らげられたと思うのだが、コロナの巣籠もり下では誰も話し相手がいない。

日中誰とも喋れず家で勉強をするのは、精神衛生上かなりキツかった。ちょくちょく友人とはLINEしたり電話したりしていたが、それも焼け石に水だった。

学校Google Classroomを使い始め、zoom配信動画を見ることで出席をつける形式になり、ここを先途とばかりに大量の数学演習やら長文読解やら共通テスト対策問題やらの課題を出すようになったのもキツかった。

ネット上の課題は対面で「この課題、やっとけよ~」と言われるよりも課題やらなきゃという義務感が生じにくく、タブを一つ消すだけで存在ごと消えてしまうため、期限を忘れた課題が大量に溜まり、その多さを見てやる気がなくなるという悪循環が際限なく生じてしまった。

更に、zoomGoogleClassroomを使うためにパソコンスマホを手に取る機会が増えた。それは僕の場合ネットを開きはてブ増田やアルなどの他のサイトを見る機会の増加に繋がってしまった。

こうなるともう爆発の一歩手前だった。ただし、それでも5月の初めまでは自制してなんとか勉強できていた。

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5月6日から8日の間、僕は虚無の中にいた。勉強ブッチし、カーテンを閉めて照明を一つだけ灯した薄暗い部屋の中パソコンでひたすらソク読みはてブ増田とpornhubを巡回していた三日間。それまでも週一くらいで勉強サボる日はあったが、三日連続でのそれは初めてだった。仕事をしていて日中家にいない親には特にバレず、小言を言われることもなく、要するに僕は手軽に快楽に浸って現実逃避する道を知ってしまった。

この三日間がぶち抜いた綻びから生活が徐々に崩れてきた感覚がある。

最初勉強をしないことに対する罪悪感もあったが、ネットに頭を占領されていくにつれて、頭の奥が靄がかかったようにぼんやりとしてきて物事を深く考えるのが辛くなり、そういった感情も段々と消えていった。

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6月になってリアルの登校が始まったが、コロナ前の登校に比べて頻度も授業のコマ数も内容も悪い方向に変化してしまったので、状況は大きく変わらなかった。

かに久しぶりにする生身の友人との会話は話すネタも尽きずめちゃんこ楽しかったし、3時間くらいしかない授業が終わった後は勉強モチベも高まった。

しかし、長期の家籠りで重度の出不精コミュニケーション不精と化していた僕にとっては、登校日は楽しいであると同時に疲れる日でもあり、その疲れと怠さはだいたい翌日以降も続き、勉強のやる気を阻害した。

登校日は月に数えるほどしかなかったので、リアル登校の再開によって逆に僕は勉強ができなくなっていた。

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6月後半~7月に入ると、本当に幸運なことに、友人の一人が学校のない日に一緒に勉強しようと誘ってくれるようになった。彼は通っていた中規模塾の自習室がコロナのため空かず、かといって家で勉強はできないから一緒に外でやろう、そしたらお互い良いんじゃね?とLINEしてきた。これは絶好のチャンスと思った僕はホイホイ乗っかり、感染防止対策を取った上で一緒に自習する日々が続いた。

友人と一緒にいるときは(体面を良くしたいというのもあって)だいたい6時間くらいは集中して勉強できた。そんなこんなで最初順風満帆だと思っていたのだが、段々と状況は悪化してきた。

7月2日のことだった。前日の7月1日もその友人と勉強していて、明日も午後から勉強しようぜ!と話していた。しかし、2日の朝起きると体がだるく、親が出て行った後に心の中で言い訳をしながらソファーに寝転んで午前中いっぱいスマホブログやら何やらを見てしまった。

当然ずっと寝ていると体が重く、長時間ネットを見たとき特有の頭がぼうっとする感じにもやられ、僕の頭はどこからともなく湧いてきた「今日だるいから外出は無理だな・・・」という考えに完全に支配された。まあ、事前に連絡をしておけば別に一日くらい行けない日があっても問題はないだろう。

・・・・・・問題なのは、僕が友人に夜8時まで連絡しなかったことだった。早めに「すまん。ちょっと今日は無理そうだ・・・」とLINEしておけば良かったのに、僕は夜までそれを意図的にサボってしまった。連絡しなければいけないことはわかってる、連絡せねば、という思いは強くあるのに、なぜかLINEを開いて連絡するのがひどく億劫で、僕はそれよりもソファーで丸まって現実逃避することを選んだ。

罪悪感はすごかったが、一方でなぜか「ああ、こんなもんなのか」と思っている自分もいた。

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そこから堕落は早かった。いや、その前から堕落していたのかもしれないが、もうよくわからない。友人との勉強約束は3回に1回くらいすっぽかすようになり、昼飯でも奢ってちゃんと謝ろう、と決意した頃には友人の塾の自習室が解放され、結局うやむやなまま僕と彼の勉強は終わってしまった。学校が再開したらきちんと謝りたい。

その他、自分やらかしたことを列挙してみる。

学校の登校日を2回サボる

学校課題を大量にやり残し、入学してから初めてある科目の学期成績で白点をとる

▼塾の一学期通常授業の最終講をサボる

▼塾の夏期講習(5日間)のうち3日サボる

▼親と交わした「勉強する」という約束を守らない

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こうやって家に籠って自堕落生活をある程度の期間続けていると、だんだん自分思考言い訳の仕方がわかってくる。僕の場合、「○○からやるぞ症候群」が顕著に表れた。

今日はだらけていてもしょうがないが、明日から毎日10時間勉強するぞ。そしたら受験にも間に合う。・・・から、今スマホを見てもいいんだよ」

みたいな感じだ。○○には「明日」が入ったり、「6月」とか「7月」、はては「15時」が入ったりする。

言うまでもなくこれは未来責任押し付け現実から逃避するだけで、実際に実行できるなら良いが、実行できないのなら全く意味がない。

僕は、ほとんど実行できなかった。5月には「6月からちゃん勉強する」と言い、6月には「だらけすぎた。7月からマジでやるぞ」と言い、7月には「たるんでる。8月から毎日10時間やろう」と言った。

8月7日の今も、勉強は全くしていない。

あとは、ネット断ち・スマホ断ち・ゲーム断ちも考えたが、これもほとんど続かなかった。昨年12月アンインストールしたみんはやはついこないだインストールしてしまった(またアンインストールした)し、同じく12月に押し入れに封印した3DS今日開けてしまった。マリオテニス楽しい~~~~~~~~~~~~~~~

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こんな感じで酷い暮らしをここ3ヶ月くらい送っています。高3の夏をこんな風に過ごすとは去年には考えもしなかった。こうなった要因の一つは間違いなくコロナがあって、確かに休校がなく毎日登校していたら精神もっと健全勉強ももっとできていただろう。でも、どんどん堕落の坂を転げ落ちていったのは間違いなく自分の弱い性格のせいだと思うので、あんまり環境のせいにしないようにしたい。

他にも気が滅入るようなことは沢山あって、けん玉のこととか昭和42年まれ司法浪人さんのこととかオナニーのこととか書きたいことも色々あるんだけど、疲れたのでここらで止めておきます

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よくわかんねえものを垂れ流してしまってすみません。やや自分気持ちの整理ができた気はします。「勉強しなきゃな」と。何だかんだ自分はやればできるという妙な自信はあるので、それを現実にすべく明日からコツコツと勉強を始めたいです。要するにこれも「○○からやるぞ症候群」の一種ですが、劇的な物を望みすぎると失敗するということは身に染みたので、あんまり負荷をかけないように少しづつ少しづ

やっていきたいです。どれだけの人に読まれるかわかりませんが、もう投稿したら入試終了まで見ないことにするのでブコメトラバも返せません。入試が終わったら(たぶん3月下旬)結果を書くかもしれないです。

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これ時間が経って読み返したら自意識まみれでバイアスかかりまくりで恥ずかしくなるやつだろうな。まあいいや。

頑張りますさようなら

カルト2世の葛藤

自分所謂カルト2世」だ。

正確に言うと、自分祖母と母が同時入信なので、世代で言ったら3世。実質的には2世だからカルト2世ということにさせていただく。

カルト2世」を知らない人のために軽く説明すると、親が新興宗教(≒カルト宗教)の信者である人のことを指し、本人の意思とは関係なく(生まれる前から信者のことも多い)、彼らは戸籍を作るように、宗教に入会している。

自分ほとんど生まれた頃から信者で、二十余年間、現在に至るまでとある新興宗教の会員である。母の紹介で父と自分は入会しているが、父も自分も今はほとんど集会に参加しない。ペーパー会員のようなものである。これは当然宗教によるのだが、自分が入会している宗教はかなり緩く、会費さえ払えばそれ以外の制約がない。毎週集会に参加しろとかは一切ない。正直ファンクラブくらいのノリである

自分中学から大学入学まで、結構熱心な信者やらせてもらっていた。うちの宗教には例えば進路とかで迷ったときにお告げみたいのをもらえるシステムがあって、そういうのをよく利用させてもらっていた。みんなも経験があると思うのだが、本当に迷ってしまったとき、誰かに助言をもらえるって言うのは結構ありがたいことだ。原理としては占いに似ていて、法に抵触するようなことを言われない限り……まあこれはちょっと大げさにしても、あまり自分の信念と反するようなことを言われない限りは、そういうのに従ってみるのもありかな、みたいなマインドに陥る。そもそも自分の信念がちゃんとしているような人間宗教には嵌らないんじゃないか自分は思う。歴史上、いつだって宗教は迷える人のために寄り添ってきたものだ。

から自分宗教というもののもの否定しようとは思わない。問題は、カルト2世、信教の自由守られてますか?ということだ。

自分の母は、(あえてこういう言い方をするが)ズブズブなので、自分(当増田のこと)が抜けるなんてことは考えも及ばない人間だ。一度、辞めたい(次回の更新飛ばしてくれ)と言ったら、「今までどれだけ助けてもらったと思ってるんだ、恩を仇で返すつもりか」とそれはそれはものすごい剣幕で怒鳴られ、挙句の果てには体調を崩してしまたことがある。自分が数十年信じてきたもの否定された母の心情は察するにギリ余らない程度だが、そうはいっても、母が言ってることは、1割くらいはわかってしまうのが大変辛い。確かに、今まで自分は救われてきたのだ。多分。しかしそれは過去の話でこれから信仰約束するものではない。そんな自分の考えは間違っているだろうか。その後も何度も話し合ったが、平行線だ。

以前、うちの宗教には(例えば)8時前に起きなかったら一日上手くいかない、みたいな教えがあるんだけど、就職活動中、ほとんど8時前に起きなかったことに言及し「8時前に起きなかったか就活ほとんどうまくいかなかったのよ」と母がおっしゃっていた。確かにそうかもしれないし、早起きは三文の徳とかい言葉もあるくらいだから、その可能性は否定できないけど、別にいいじゃんか。(実際、自分大手企業から内定を頂けた。就職活動がすべて失敗していたら母の言い分も分かるが、そうでもないので母の意見には賛同しかねる。それに、自分記憶が正しければ、内定貰った企業の最終面接の朝も確か10時くらいに起きた。)こういうところが、マジでクソだと思う。

母は猛毒親ではないが、ミニ毒っぽさはあるので、当増田のことを所有物だと思っている気がある。自分の思い通りにならないことは気に入らない性格なので、そういうのも込みで、自分脱会するのを阻止したいのだろう。

父は母に連れ込まれる形で入会したが、父もこの宗教に救われたという体験があったので、「何かあったときに頼れる存在は貴重だ。脱会してしまえば、いざ、本当に困ったときにどうしようもなくなっちゃうよ」と言ってくる。質問なんだけど、みんなはそういう経験に陥ったときどうするの?orどうするつもりなの?特に日本無宗教の人が多い。自分は今の宗教インストールされた状態で生まれてきてしまったので、そうじゃない世界を知らない。マジでみんな、どうしてるの?


自分脱会を望んでいるのは、「カルト2世だという事実」が辛いから、そして、別にこの宗教のことを今信じていないので、会を継続している必要がない、ということである。まあ、信仰を捨てるみたいな大げさな形になってしまうんだけど、そもそも自分意思で拾ったわけでもないものを、継続しておく必要性が全くわからない。はたから見たらみなさんはどう思われるのだろう……

残念なことに現在自分の会員証を管理しているのが母なので、このままだと永遠に自分脱会することができない。やろうと思えば本気になって探して、燃やすなりなんなりしてしまえば良い。現行のシステム上再入会が難しいとのことなので、脱会成功するだろう。

しかしながら、多分それは親との決裂とか、そういうことを意味するものであるミニ毒であっても親は親なので、正直、決裂すんのもダルいわな、とも思う。

しかも、恐ろしいことに、母は「今やめたらあなた大変なことになるって〇〇さん(信者)が言ってたわよ」って言ってくる。おいおいおい、本当にそうなったらどうしてくれんの。新興宗教マジでこういうところがヤバすぎる、宗教のものよりも、宗教にどっぷりいってしまった信者の方が数億倍も恐ろしい。

悲しいことに、自分伊達に二十数年間新興宗教人間やってないし、大学入試までの人生、お告げ通りにやってきてしまったので、「マジで最悪の場合命落としたらどうしよう」と思ってるのだ。信者の方が恐ろしいってこういうこと。そんなに覚悟がないんなら、辞めずにペーパー継続したら?って感じもするので、もうどうしたらいいかわからん


ケロっと無宗教やるか、脱会して天涯孤独になってワンチャン命落とすか、これからぼんやりカルト2世続けるか。できれば無宗教やらせてもらいたいので、とりあえず会員証探しに奮闘することにする。

サイゼの紙ナプキンマスク、いきステとかすき屋が発表してたらクソほど嘲笑されてたんだろうなあ…とぼんやり思った

会社を無断欠席していつまでバレないかやってみる

新卒でこの会社入社して、正社員として働き早三年が経った。

しょぼいと思われるかもしれないが、

自分の中で、新卒入社した会社を辞めずに三年続けるというのは、一つの大きな目標だった。

なぜなら、私はいつも、ある一つのことを続けていて、それが上手くいっていると急に台無しにしたてしまいたくなる癖がある。

中学生ときバスケ部に入っていた。毎日早朝と夕方から練習に欠かさず参加していたし、チームメイトの輪を乱すこともしなかった。二年生になれば、ときどき試合に出してもらえるようになるかもしれない、という未来も見え始めていた。

私は一年生の最終学期、突然練習に行かなくなった。退部届を出したかどうかも覚えていないけれど、二年生からは全く部活に行かなかったことだけは確かだ。

そのときのことは、正直昔すぎてあまりよく覚えていない。

単純に、どれだけ地道に頑張っても花形選手にはなれないと気づいていたから、努力するのが面倒になったのかもしれない。

ただ、そんなことは入ったばかりの頃にとっくに気づいていたはずなのに、なぜ一年続けた後で?という疑問は残る。

今でも古い付き合いの友達に「どうしてあんなことしたの?(とてもうまくいってるように見えたのに)」と言われてしま出来事の一つで、一番古いものであるのは間違いない。

それ以前もちらほらと、小学校読書クラブや、公民館児童クラブ友達に借りたゲームカセットで、似たようなことはあった気がするが、全て挙げていればキリがない。

それより象徴的なエピソードは、大学受験ときのものだろう。

私は県外の国公立大が志望で、地元私立大学も併願していた。

二年生から受験のことは意識して勉強していたので、滑り止めの私立にはあっさりと合格して、本命の国公立大学の前期試験に挑んだ。

父親はお前の好きにすればいいと言ってくれたけれど、母親過保護なところがあったので、地元に残って実家から通って欲しいという願望(つまりは、第一志望には受からないで欲しい)が見え隠れしていた。

そんな母に実は気の引けるところがあって、あんなことをしたのだろうかと、ときどき振り返って考えることがある。

だけどそれはおかしい、と同時に思う。

結局私は後期試験で県外の第二志望の国公立大学合格し、結局実家を離れることになったのだから

前期試験あの日、あの一瞬だけ、気持ちが揺らいだのだろうか?

自信はあった。

試験範囲勉強計画通りきちんと終えていたし、模試でもA判定かB判定が安定して取れていた。

今でも思う、あの日あんなことをしなければ、多分50%くらいの確率で、試験には受かっていた。

第一志望と、後期で入った第二志望の大学は、だらちも国公立大学だったけれど、知名度と規模の点で大きく違いがあった。

もし、合格して、入学していたら、大げさでなく人生が変わっていたかもしれない。

就職先も今の会社ではなかったかもしれない。

そうしたら、今日こんな風にズル休みしてこの文章を書いていることもなかったかもしれない。

前期試験の日、私は試験会場の前までたどり着いた。

しかし、私がその正門の内側に入ることはなかった。

受験生に向けて、いろいろなパンフレットや、サークルのチラシを配っている学生大人たちが待ち構えている花道を、私は通らなかった。

大学の正門前最後横断歩道を渡る前で私は立ち尽くし、しばらくそこで考えた後、踵を返して駅に戻った。

駅のトイレでしばらく座ってぼんやりしている内に、試験の着席時間が過ぎていった。

それでも、トイレから出て走って会場に向かえば間に合ったと思うが、私はそうしなかった。

駅のコンビニで、実際遅刻して走って会場に向かう他の受験生を見守って、完全に試験の開始時刻に間に合わなくなった頃に、電車に乗って、ホテルまで引き返した。

県外の大学だったので、受験会場のホテルに前日からまり込むことにしたのだが、家族はついてきていなかった。

好きなアーティストライブを見るために、一人で遠征することには慣れていたのもあって、親の同伴を断ったのだ。

少しだけ後悔している。

きっと母親ホテルに一緒に泊まっていた、会場まで見届けられていたら、流石にあんなことは出来なかっただろうから

私はやってしまった。

ホテルの部屋に帰ってきてから事の重大性に気付いて慌てて、色々な言い訳を考えたが、学校に行くのをサボったわけではないので、試験会場に行かなかったことが、学校にも親にもバレることはなかった。

感想を聞かれたら、「あんまりできなかった。落ちたかも」とだけ繰り返した。

同じ高校で同じ学部を受けた子はいなかったので、試験内容について詳しく聞かれてバレることもなかった。

受験発表の日、ネットで番号がないのを先生確認して、「ああ、落ちちゃったんだね」で終わりだった。

月日が経って、時効かなと思えるようになって、友達にこの話をしたことはあるが、半信半疑だった。

結局、受験していても受かっていたかどうかはわからない。

長い間志望校合格に向けてがんばっていたから、はっきりと不合格の通知を受け取るのが怖くて逃げたのかもしれない。

それくらいしかあんなことをした理由は考えられない。

思い当たることがあるとすればあと一つだけ。

学生の頃、留学資金を貯めるために、半年休学して工場で働いていたことがある。

いわゆる交代制シフトで深夜も稼働している工場で、かなりキツかったが、無遅刻無欠席で頑張っていた。

短期で来る人は流れ者のようなだらしない人も多かったから、班長からも信頼されて、普通社員しか触らない機械の整備もさせてもらったりしていた。

大学辞めてこのまま就職しないか、なんて誘われたりもしていた。

さらさらその気はなく、期間満了までしっかり働いて、爽やかに終われたら、と考えていた。

その最後の週だった。

作業中、絶対に押してはいけないと言われていたボタンがあった。

いわゆる機械の非常停止ボタンだ。

大型の機械には事故防止のための緊急停止ボタンがそこら中に設置されているのだが、中でも、本当に緊急のとき(例えば腕が切断されそうになった、とか)以外は絶対押すなと言われていた、装置全体の非常停止スイッチがあった。

他の停止ボタンと違って、プラスチックカバーで覆われていて、簡単には押せないようになっている。

この手の緊急停止スイッチは、いわゆる強制シャットダウンをするので、再び機械を稼働させる前にメンテナンス必要になり、その間はラインを停止させることになる。

一部だけが停止されるスイッチならば、20〜30分程度で復旧できるが、全体を止めてしまう非常停止スイッチを押してしまうと、一日作業が再開できないこともある。

そうすると、当然のことながら生産に遅延が発生して、多大な損害が生まれる。

これをして頭を抱えるのはお世話になった班長だ。

班長は私には親切にしてくれていたが、短気で気分屋なところがあって、前に契約社員が一部の動きを止める緊急停止スイッチを間違って押してしまったときは、手もつけられないくらい荒れていた。

からストレスが相当あるのだろう。パワハラ と取れるような発言も飛び出して、結局その契約社員は期間満了を待たず仕事を辞めた。

それより更に悪い、全体の非常停止ボタンなど、押していいはずがないのだ。

私はそれを班長そばで、班長の話を聞いて、誰よりも理解していた。

そして、一部停止のボタンを押すこともなく、これまで真面目に勤務してきた。

もうここまで来ればわかるだろうが、私は最後の週にそのボタンを押した。

プラスチックカバーを外し、そのボタンを押すところを、誰にも見られないようにやったつもりだったが、他の作業員に見られていた。

班長は結局、(私がしどろもどろの言い訳をした後で)pわざとやったわけじゃないんだろうと許してくれたが、後でその目撃者に、何であんなことしたんだと尋ねられて、私は答えられなかった。

その日の作業ができなくなって、社員以外は帰されることになり、ロッカールームで着替えている時に、聞かれたのだが、当然答えることができず、無言を貫いた。

その内相手は苛立ち始め、覗き込むように私を見た。

私は残りの着替えもおざなりに、荷物を全て持ってロッカーを出た。

流石に外までは追いかけてこなかった。

そのまま逃げるように家に帰り、次の日から工場には行かなかった。

掛かってきた電話も全て無視して逃げた。

いわゆる「飛び」だった。

最低最悪なことをしてしまった。

その事件の後、私は罪悪感と共に、大きな不安に襲われていた。

それは、「私は本当はすごく悪い人間なのではないか」という不安だった。

理由もなくこんなことをしてしまうなんて、そんなことがあっていいはずがない。

ただの怠惰や、逃避癖を超えた、もっと悪い何かが私の中に根付いていて、一生そのせいで私は周囲に迷惑をかけ続けるのだと思った。

怖かった。

とにかく怖くて怖くて堪らなくて、就職活動中、たくさん適性検査という性格診断のようなものを受けさせられるものから、この検査とやらで、私のその何か悪いものが見破られて、私はどこの企業にも就職することはできないのではないかと思うとさらに怖かった。

実際は、適性検査タイミング不合格となることはほとんどなく、まわりと比べて大した遅くもない時期に無事内定をもらえたのだが、そのとき自分にはそれが奇跡に思えた。

そうして入社したのが今の会社だ。

入社してからは嫌な上司に当たったり、苦労することも多かったが、今は待遇面で満足もしている。

こんな状況下でも収入は安定しているし、今の上司に感じている恩義も深い。

何よりこの会社に入るとき、心に決めていたことがあった。

自分は何か物事がうまくいきかけると、自ら全て台無しにしてしまう癖がある。

きっとこの会社もせっかく入ったのにそんな理由で、最悪の辞め方をしてしまいそうで怖い。

何があっても、三年は絶対に続けよう。そう決めていた。

そして今年の四月で、見事それを達成した。

ああ治ったんだ、と私は思った。

私はもう、大丈夫なんだ。普通の人と同じように、最後まで頑張ることができる。人を裏切ったりもしない。逃げたりしない。もう大丈夫だ。

その自信が私を強くして、責任を持って仕事をできるようになってから毎日が楽しかった。

そうだ、毎日が楽しかった。

今日も、連休前に済ませたい仕事がいくつかあって、それを終えれば長いお盆休みに入れたのだ。

それなのに、私はまたやってしまった。

はいつもより少し早く起きて、サボりがちな朝食も食べる時間があった。

会社に行く用意は前日からしてあって、あとは外に出るだけだった。

私は時間になっても、家の机に座ったままだった。

一人暮らしなので、誰かがそれを指摘することもない。

会社の始業時刻は朝9時だけれど、営業直行直帰が多いのと、フレックスで事前の申請があれば11時までに行けばいいというルールもあるので、9時の段階ではまず誰からも連絡はなかった。

申請は出していないけど出し忘れたと言い訳すればいい。11時までに行こう、と私は思った。

11時を過ぎて、まずい、と思った。

遅刻するだとか、体調不良で休むだとか、連絡をするならこれが最後のチャンスだ。

私は静かに時計の針が回るのを見ていた。

父親就職祝いに買ってくれた時計だ。

それを嵌めて、今日もいつものように出社するつもりだったのだ。

ほんの数時間前までは。

私はじわじわと、これもまた「同じ」なのだ気づき始めていた。

怠惰なのか、逃避なのか、わからないが、自らうまくいっているもの台無しにしてしまう癖。

治っていなかったのだ。

三年が終わったので、気が緩んでいたのだ。

ああこの会社は本当に、私を雇ったのは間違いだった。

この病気は一生治らない。

発達障害だとか、そういう診断をしてくれるクリニックに行ったこともあるが、自分を責めすぎないでと言われて抑うつ剤を出されて終わりだった。

たとえ発達障害が原因だとしても、治療法はないのだから一生この自分の悪癖と付き合っていくしかないのだ。

ああ自分を責めるなと言われても、こんな風に周囲の人の信頼を裏切ることを繰り返してしまうのはやっぱり私が悪い人間である証明ではないか

ああ怖い。

恐ろしい。

いっそ死にたい

会社からはまだ連絡が来ない。

上司は午前中は外出の予定があったから、メールさえ家から送れば、すれ違いだと思われておしまいかもしれない。

明日からお盆休みから休み明けに何食わぬ顔で出社すれば案外バレないものなのかもしれない。

しかし、私がまた「やってしまった」ということに変わりはない。

私が「そういう人間」だということに変わりはない。

私は

私は……

この前からしばらく録り溜めた「みんなのうた」をぼんやり見ている。

テツandトモが歌っている「サイボウの不思議」が結構中毒みある。

内容の際どさに対して「ちゅっぽろりん」という謎の響きがいい。

「ちゅっぽろりん」

「ちゅっぽろりん」

「ちゅっぽろりん」

anond:20200806214920

文字ではなく音楽の話なんだけど、「もしかしたら昔にも今流行ってる曲と同じメロディーを作った人がいたのかもしれないなあ」と小さい頃からぼんやり思っている。

人の好みも変わるし楽器も違うだろうから、たとえ今の感性で良いメロディーだとしても埋もれてしまうのも無理はないけど不思議

なにはともあれ文字配列しろ音の配列しろ、今ここにこの組み合わせが存在するっていうのはかなりロマンチックことなのかも。

2020-08-06

2年前、友人が自殺未遂をした

2年前友人が自殺未遂をした。

2年間ずっとこのことが心のおもりのようになっていたが、ようやく少しだけ吐き出して身軽になれそうなのでここに書くことにする。

ずっと気持ちの整理がつかなくてこのように文章にすることすらもできなかった。

特定を避けるためにところどころ虚偽の情報を入れている。それによって多少不自然なところがあるかもしれない。

その友人とはすごく仲がいいというわけではなかったが、近所に住んでいて会えばそれなりに話すような仲ではあった。

事が起きる数日前には「もうすぐ重要プレゼンがあるから頑張らないといけない」などと話す友人に、「がんばれよ」などと言った。

本当にたまたま事務的用事があり、その日はその友人の家に行った。

かいことは省略するが、「ドン」という音がして、見てみると友人が真っ青な顔になって横たわっていた。

まりにも肌の色が真っ青だったので、見つけてすぐはその青い人が自分の知っている友人だとは思えなかったほどだ。

自分は急いで119番通報をして、近所の人に協力を仰いで一緒に軽い応急手当や救急隊の誘導などを行った。

初めて119番通報をしたのだが、焦りのあまり火事ですか?救急ですか?」などと聞かれても一瞬何のことだか分からず「人が~して倒れていて・・」などとモゴモゴと要領を得ない返事をしてしまった。そして見るからに状況は自殺(未遂)なのに、自分はひたすら「自殺とかではないと思うんですけど」と聞かれてもいないのに繰り返していた。

呼吸はしっかりしていたが体の一部が痙攣していて、こういうときってAEDを使うのだろうかなど迷いつつも見つからないうちに救急車が来た。

一応救急車には同乗したが、何をしていいのか分からずただちょこんと座っていた。このような状況で「頑張って!」などと言うのも違う気がする。救急車でも何度か「悲鳴みたいなのが聞こえたので、自殺とかではないと思うんですけど」とうわ言のように繰り返した。

病院に着いたら、あっさりと自分は帰された。

一応怪我をした経緯を訊かれたが、それすら形だけという様子で、医療者は友人の怪我しか見ていないようだった。

なんというか「プロだな…」などと思いながら1人帰宅した。

友人はかなり危ない怪我をしたようだったが、幸い命は助かったらしい。重度の後遺症も残っていないということを風の便りで聞いた。

友人は引っ越してどこかに行ってしまった。休職退職なのかは分からないが、とりあえず仕事からも離れているようだ。

LINEアカウントも消したようで、連絡はとれない。

もう二度とその友人に会うことはないだろう。自分の中で、その友人は驚くほど青白かったその日のままだ。

自分はというと、その日の光景フラッシュバックに何回か悩まされた。また、友人の件以外にもいろいろな負荷がかかって、しばらくメンタルクリニックに通っていたこともあった。今ではほぼ完全に回復して普段通りに過ごしている。

しかし、今でもその友人の自殺未遂と同じようなシチュエーションに出くわすと、心にざらっと鳥肌が立つことがある。これは一生かもしれない。

それぐらいだ。自分の中ではこのことはもう終わったことだ。

実は自分若い頃はずっと死にたい、生きていたくないと思いながら生きていた。自殺する計画を立てたこともあった。

でも、あの青い体をぼんやりと思い出すたびに、自分は一生自殺はしないだろうな、と思う。

2020-08-05

理想ミートパイ

ミートパイってものに大変な憧れがあるのだが、なんというか我ながら実現不可能なほどの理想化をしてしまっているなと思う。

というか、なにをもってミートパイなのかまずあまり固まっていない。

パイであるからにはパイ生地で、ミートとつくんだから肉が入っている。これは確定なんだけど、なにの肉がどんなふうに入っているのかがわからない。

たぶんトマト系の味付けのひき肉、っていうのが正解なんじゃないかぼんやり思ってはいるんだけど、そんなつまらないものが「ミートパイ」の輝かしい響きに対応してたまるものかという思いがある。

もっとジューシーで、肉らしくて、かつパイとの相性が抜群で、もう最高、ひとつ食べたら止まらない、そういうものミートパイだと思う。

でも冷静に考えると、肉らしさとパイとの相性は両立できない気がするんだよな。ジューシーで食べ応えある肉がパイに包まれてたらパイ邪魔しかならない気がする。もっとこう脇役というか、パイにも活躍の場を与えるような肉でなくてはいけない。

でもそんな日和ったハンパな肉をミートと呼ぶのは嫌だ。ガッツリ肉らしくいてほしい。

ダメだ。俺のミートパイには実現可能性がない。

本物のミートパイを食べて現実と向き合うべきなんだろうと思う一方で、いつまでもわずに頭の中にある曖昧輪郭理想ミートパイを追いかけ続けるのも一興だと思う。

失敗料理

料理は時折かんたんなものを作る程度なので、とりあえず冷蔵庫にあったニラ豚肉焼肉のタレを和えて焼いた。

タレを入れすぎてしまったので、フライパンの底が隠れる程度に肉汁ニラの風味が溶けこんだ焼肉のタレが残っていた。流石にこの量を捨てるのはもったいないと思った。

父が醤油で餅をたまに焼くので、その要領で、少しタレとみりんを足して角餅を三つ焼くことにした。

焼けた餅に海苔を巻いて、三枚の皿にひとつつのせ、父の席、母の席、自分の席にその皿を置いた。

餅を焼いているあいだに母が作った、卵と野菜の炒めものテーブル中央に鎮座していた。

早く餅を食べた方がいいぞと父が言うので、席について餅を食べた。餅自体が美味しいのでタレで焼いた餅も美味しかった。

席についた母が、餅ののった皿をこちらによこそうとした。お腹が空いていないのかな、と思った。

けれど自分は餅をひとつ食べていたし、なかなかの弾力ボリュームがある餅をもうひとつ食べられるほどに夏バテ気味の腹に余裕はなかった。お腹がいっぱいだからと、断った。

すると母は父の前に餅の乗った皿を押しやっていた。

「食べないの? せっかく作ったのに…」

純粋に疑問だったのもあったので尋ねた。母も夏バテ気味なのかもしれない(にしても恩着せがましい嫌な言い方をしてしまったと、あとになって反省した)

「焼いた肉の出汁が入ってる!」

母が語気を荒げて言った。父が小さく母に苦言を呈す。

「責めないでよ!」

母の叫び声が響いた。

母が肉嫌いなのは家族全員が了解していることだった(ちなみに父は魚が嫌いで、自分は辛いものが苦手だ)

焼肉ステーキローストビーフ手羽先も角煮も焼き鳥も食べない。

しかソーセージハンバーグ餃子などの加工品は比較的好んで食べる。大好物焼きそばは肉をよけて食べていた。

から肉の出汁焼き肉のタレも平気だと思っていた。

それなりに長い付き合いをしているけれど、母のことを実はあまり知らないのかもなあと思いながら、自分の皿の上にあったニラと肉を口に詰め込んだ。

いつもはそれなりに和やかな食卓雰囲気が、気まずいものになったのは誰がとりわけ悪いというわけでもなかったように思う。

それでも一番悪いのは、付き合いの長さのうえに胡座をかいて、普通に焼いても美味しい餅を肉を焼いたあとのタレで焼けば美味しいのかな、と浮かれて食べるかどうかを確認をしなかった自分だろう。結果的に責めるような言い方をしたのも。そもそも母があのように語気を荒げたのは、父や自分がいままで母に対して似たような反応をしたことがあるからなのかもしれない。

もう自分以外の誰かのために料理は作りたくないなあと皿を洗いながらぼんやりと思った。

2020-08-03

有名な〇〇円男画像は「結局顔が全て」の証明として使われているが

http://fugguchment.hatenablog.com/entry/2017/06/25/182935

少なくとも67万円男は「いくら服がかっこよくてもブサイクはかっこ悪い」の例として用いるにふさわしくない。

1 そもそもブサイクか?

67万円男の顔はわりとぼんやり写っており、またメガネの反射で目の辺りは見えない。

この程度の情報量画像ブサイク認定するのは無理がある。超イケメンではなさそうだが、まあまあ整った顔程度ならありそうに見える。

2 顔以外の部分かっこいいか

ソースは見つからなかったがこの写真は恐らくわざと格好悪く撮ったものだろうと思われる。

まず、服の値段が細かくわかっている時点で街行く人のスナップではなく被写体と協力して撮ったことは明らか。

灰色のなにもない壁を背に高級スーツを着て1人で立っている男性という不自然な状況も根拠になる。

で、せっかく自分ファッションを見せつけようとしている人ならば普通もっと堂々とポーズを作りキメ顔をするだろう。

それなのに67万円男はカメラ目線さえせずに俯いている。

またスーツの着方もおかしい。「スーツ 着崩し」で画像検索したがこんなだらしないネクタイの人は見当たらない。

以上から、67万円男の画像完璧ファッションを顔が台無しにして格好悪いのではなく、ファッションが(多分わざと)格好悪くて顔はあまり関係ない画像である

カメラ目線スーツをきっちり着れば恐らくそれなりに品のあるリーマンに見えるだろう。

顔が並でもファッションや表情、姿勢に気を配ればきちんとして見えるのは適当大学教授画像検索すればすぐにわかる。

顔は並やそれ以下でも、67万円男ほど汚らしくしょぼくれて見える人はほとんどいないはずだ。

https://anond.hatelabo.jp/20200802180856

有名な〇〇円男画像は「結局顔が全て」の証明として使われているが

http://fugguchment.hatenablog.com/entry/2017/06/25/182935

少なくとも67万円男は「いくら服がかっこよくてもブサイクはかっこ悪い」の例として用いるにふさわしくない。

1 そもそもブサイクか?

67万円男の顔はわりとぼんやり写っており、またメガネの反射で目の辺りは見えない。

この程度の情報量画像ブサイク認定するのは無理がある。超イケメンではなさそうだが、まあまあ整った顔程度ならありそうに見える。

2 顔以外の部分かっこいいか

ソースは見つからなかったがこの写真は恐らくわざと格好悪く撮ったものだろうと思われる。

まず、服の値段が細かくわかっている時点で街行く人のスナップではなく被写体と協力して撮ったことは明らか。

灰色のなにもない壁を背に高級スーツを着て1人で立っている男性という不自然な状況も根拠になる。

で、せっかく自分ファッションを見せつけようとしている人ならば普通もっと堂々とポーズを作りキメ顔をするだろう。

それなのに67万円男はカメラ目線さえせずに俯いている。

またスーツの着方もおかしい。「スーツ 着崩し」で画像検索したがこんなだらしないネクタイの人は見当たらない。

以上から、67万円男の画像完璧ファッションを顔が台無しにして格好悪いのではなく、ファッションやが(多分わざと)格好悪くて顔はあまり関係ない画像である

カメラ目線スーツをきっちり着れば恐らくそれなりに品のあるリーマンに見えるだろう。

顔が並でもファッションや表情、姿勢に気を配ればきちんとして見えるのは適当大学教授画像検索すればすぐにわかる。

顔は並やそれ以下でも、67万円男ほど汚らしくしょぼくれて見える人はほとんどいないはずだ。

眠さを数値化してほしい

タイトルのまんまなんだけど、眠さを数値化してくれる機械とかアプリとか欲しくない?

自分はとにかく仕事中でも本当にほとんどの時間が眠くて、頭がぼんやりしている。

世間の人たちはよく「眠いけど頑張ろう」とか言うけれど、頑張りたい気持ちくらいじゃ眠気に抗えないし、ガムを噛んでもちょっと社内を歩き回っても風を浴びても眠いもんは眠い

これは自分が異常に眠すぎるのか、それとも周りのみんなはこの眠気に打ち勝っているのかということが知りたい。

から数値化してほしい。

他人の言う「今日めっちゃ眠かった」は自分の日々の眠さと同等レベルなのだろうか。

同じようにダルさとか頭の痛さとか腹の痛さとかも数値で比べられれば楽なのになと思う。

今日ダルレベル85じゃん!いや~さすがにダルいわけだわ」とか

ダルレベル23か…じゃあ気合いで頑張るしかないな」的な。

小陰唇縮小手術を受けた

小陰唇縮小手術を受けて、ほぼ全工程終わったのでレポートする。

【手術を受けた理由

ずっと小陰唇の大きさが気になっていて、下着ストッキングで締め付けられると痛かった。

自転車も乗りにくい。

擦れて痒みもあった。

トイレで小が飛び散るのが最悪。

初めてボーナスが全額支給されて、一括で受けられる程度の額だったことが最終的な決断理由

あと在宅勤務中にやったほうが楽そうだと思った。

病院選び、費用

ずっと病院は色々探していたが、同様の手術の口コミ等が良い、女性医師のところにした。

CMとかやってる大手は避けた。

カウンセリング

評判通り、頭の良さそうな話し方の女性医師カウンセリングを受けた。

サバサバしているが、話はわかりやすく、疑問や不安にも親身に答えてくれた。

とても気に入ったし、さっさとやってしまたかったので、3日後に手術を決めた。

早いし一括で払うしで、受付のお姉さんにガチ目に心配された。

費用

副皮の切除、麻酔、薬など込みで40万円くらい。

少し相場より高いが、手術中に静脈麻酔で眠らせて欲しかったので良し。

若干安くなるので、経過の写真学会資料等に使われるモニタープランにした。

もちろん顔や名前は出ない。

【手術当日】

手術は昼なので朝から飲食普通に空腹だった。

かなり緊張しながら病院へ向かった。

歩きやすい靴で、しめつけない服装ノーメイクでということだったので、

コンビニに行くみたいな服で行った。

術前に何故かとても待たされた。

着替えて、荷物ロッカー的なところに預け、自分で手術台に乗った。

BGMは何がいいか聞かれたが、特に思いつかなくて困った。

足を固定して消毒等をしてもらい、テレビでよく見る心拍数が出るモニターがついた。

緊張で心拍数が早くて恥ずかしかった。

静脈麻酔を打たれ、すぐにフワフワし始めた。

エヴァエントリープラグみたいな幻覚を見てから記憶がない。

次に目が覚めたのは、切ったところを縫っている最中だった。

局所麻酔が効いているので感覚は全くない。

尻が蒸れて気持ち悪く、ぼんやりしていて動いてしまったので、尻の下のシートを取ってもらった。

縫っているのが頭上のライト金属部分に反射して少し見えたので、動物のお医者さんを思い出した。

ぼんやりしていると、縫い終わったので切ったものを見るか?と聞かれ見せてもらった。

まあ肉だなあという感じだった。

その後は休憩室に自力で移動し、トイレも行き、出血が止まったので痛み止めを飲んで帰された。

だいたい来院から4時間だった。

【術後0日目】

帰りの電車の中で段々創部が痛くなってきた。

しかし何を思ったかパン屋パンを買って帰った。

かなり痛くて動けず、寝そべるか正座(創部が当たらなくて良い)で過ごした。

止血用のナプキンガーゼの圧迫が少し怖かった。

夕飯を何とか食べ、痛み止めを飲める時間になったので飲んだ。

トイレに恐々行ったら死ぬほど痛くてちょっと泣いた。

風呂にはまだ入れないのでそのまま寝た。

【術後2〜7日目】

痛み止めを飲めば普通生活がある程度できた。

在宅勤務中で本当に助かった。

風呂はかなり怯えながら入ったが、そこまで滲みなかった。

寝返り階段などで足が動くとひきつれて痛かった。

3日目くらいまでは、まだ血が出るのでナプキンをつけて生活した。

4日目は美容院に行ったりできた。

塗り薬を塗るのが怖かった。

【術後8日目〜3週間】

入浴(浸かる方)が解禁されたが、怖くて14日目くらいまではシャワーのみで済ませた。

経過観察で病院に行ったが、15分くらいで終わった。

縫合した糸が、ポロポロ取れ始めた。

溶ける糸って面白いなーとか思っていた。

取れた糸の残りが皮膚に当たるのでちくちくした。

さぶたが痒い感じで痒いので、冷やしたりして誤魔化した。

【術後1カ月】

糸は見えている部分は全部取れた。

痒みは風呂上がりに少し感じる程度になった。

日常生活は全く通常通りになった。

塗ったところは固くなっているが、これから柔らかくなっていくらしい。

むくみほとんど取れた。

【術後の感想

人生初手術だったが、静脈麻酔など面白い体験もできた上、煩わしく思っていたものが取れたので、とてもスッキリしている。

トイレでも飛び散らないし、締め付ける衣服問題ないし、痒みもない。

若い方が術後の経過が良いらしいので、早めに受けてよかったと思う。

唯一気になる点は、もともとの厚みが左右で違ったため、切除後も左右で厚みが違うこと。

元の悩みに比べたらあんまり気にしてないけど。

自分でも終わってスッキリしたので、記念に書き残した。

追記 8/6未明

なんかすごい伸びてびっくりした。

いくつか質問や訂正があったので、追記しておきます

しれっと誤字も直しました。

麻酔について

受けた麻酔全身麻酔じゃなくて静脈麻酔というやつ。

完全に全身の力が抜けるか、意識が無くなるだけかの違いらしい。

途中覚醒するのも事前に説明されていた。

・なぜ自分の小陰唇が大きいことに気が付いたか

高校生くらいから、自転車に乗るとなんか痛いなとは思っていた。

大学アトピーになり、皮膚と皮膚が擦れる部分が痒く、掻いてしまうせいで余計に伸びた。

それで、皮膚と皮膚が当たってるから痒いんじゃないか?と思い、これを小さくする方法無いのかな?と考えて検索したところ、自分の小陰唇が平均より大きいらしいということに気がついた。

・なぜ小陰唇が小が飛び散る原因だと気づいたか

手術について説明している病院HPを読んでいて、小の飛び散りが解消される、という記述があった。

これだ!!!となった。

水撒きをするホースの先をを潰して持った時みたいに、小が広がってしまうのは私の小陰唇が邪魔をしているからだと気が付いた。

サバサバしているが…のこと

個人的に、

サバサバしたお医者さん=あんまり話を聞いてくれない

という印象があったので、

サバサバしてたけど親身だった、と記述した。

でもサバサバしてる人で親切な人も沢山いるので、書き方がよくなかったと思います

すみません

保険適用について

保険適用は、一部婦人科施術してもらった場合できるという噂を聞いた。

しかし、手術に不慣れな医師より、高くても慣れてる医師の方がいいかなと思った。

今後保険適用になったら良いよね。

確定申告について

医療費控除については調べたが、美容整形基本的対象外なので無理そうかなと思った。

沢山お読みいただいてありがとうございました。

2020-08-02

朝市はいいぞ

近所の朝市に行ってみたら案外よかったというレポ。

増田20代女 就職を機に西日本田舎を出て、関東田舎都市?に移住して3年目。

きっかけ:コロナ帰省できない代わりにこっちのものお中元として送ると家族に安請け合いしたものの、名産も何も知らないことに気づく。「〇〇市の名所は?名物は?出身芸能人は?調べてみました!」みたいなサイトを見ていると、自宅から程近い場所で朝市が開かれていると判明。特産品も売っているだろうと思い行ってみることにした。

概観商品を長机に並べた出店が20前後並び、どこもそれなりに賑わっている。客は常時100人くらいで、その回転サイクルは早い。客層は主婦のおばちゃん〜おばあちゃんがメインだが、小学生くらいの子供連れや一人で来ているおじさんもいた。

出店:野菜農家が全体の半分、豆腐業2、その他パン果物生麺etc。出来上がった料理を売る店は少ない。あと運営無料ポカリを配っていた。

買ったものきゅうりみょうがパン惣菜(かぼちゃ煮物)、絹豆腐カレースイカ1/4玉 計2000円ちょっと

感想

朝市は体験型エンタメである

行く前は「農家がくず野菜安値で売っていてコスパがいいのかな?」くらいのふんわり失礼なイメージを持っていたが、増田一人暮らしであること・普段利用しているのが激安スーパーであることから、然程お得感はないというのが正直な感想だ。

しかし、そういう残念感を上回る程に面白さがある。

まず、販売者生産者ということは、この商品を一番食べているのも売り子である可能性が高い。そういう人が教えてくれる食べ方とか、もう絶対美味しいに決まっている。クックパッドより余程信頼できる。

目の前で捌かれるのを見るのもいい。生憎から遠いためマグロ解体なんかはないが、スイカが瑞々しすぎて汁が滴るどころか吹き出ているのを見てうっかり1/4玉買ってしまった。実はスイカはあまり好きではないのに。衝動買いである

また、ちょっと驚いたのが、商品ぼんやり眺めていた私にレジに並ぶ知らない人が「ここの〇〇美味しいですよ」と教えてくれたことだ。客同士のコミュニケーション孤独死予備軍のぼっちにとっては衝撃だった。だって普段利用している大型スーパードラッグストアコンビニではまず発生しないイベントだ。なんだか地域社会に溶け込めたような気分になれて嬉しかった。「アッハイ…ソッスカ…ハハッ」などとコミュ障丸出しの返答しかできなかった自分はクソ。

最後に:

この文章を書いて気づいたが、そもそも目的である家族に送るための特産品をまったく買えていない。仕方ないので今度は地元名産を扱っているアンテナショップとやらに行ってみようと思う。仕方ない、いや、正直楽しみだ。ただ住んで生活してあるだけでは気づけない楽しいことや美味しいものが実はたくさん存在していて、私は今日、そのうちの一つを見つけられたのかもしれない。ある意味コロナ禍による移動制限のお陰だ。もし私と同じくコロナのせいで暇を持て余し、とはいえ遠出するのも憚れる人がいたら、朝市などの近場の催しを調べてみるのもいいのではないかと思う。

スイカ、甘くてめちゃめちゃ美味しい。

姉に告白された

「実は結婚してた」って言われた。

すごくビックリした。

すごくビックリすることで夢から覚めた。

人はすごくビックリすると夢から覚める。

から覚めた後もお祝い金とかどうしようかとかぼんやりと考え

夢だしいいかとまた寝た。

夢日記

女子悪口雑言や悪戯をされ、仲良くしていた男子グループにはハブられてしまう。 僕はこれが自然の摂理から仕方ないと思うが、流れ任せに簡単ハブいてしま同級生に少し失望する。カーストの高いグループだった。まあでも仕方ないかと思い直す。親がいじめに気付くがやることなすことすべてが的外れ。やめてくれとお願いするが声が届かない。昼休み。靴に何も仕込まれてないか確認し外へ出る。することがないので仲が良かったグループが遊んでるのを脇の茂みにて鉄網に背を預けながら観戦する。たまにボールが飛んでくるのでひたすら避ける。なぜか顔面しか飛んでこない。別のグループだった場合は返す。同級生はそれぞれ僕への扱いが異なり、態度があからさまに変わる人に対しては、意外とこの人は幼稚だったんだな、と発見をする。通りすがる女子名前を呼ばれたのでそちらを向くと「何こっち見てんの」「キモ」と言われる。日常である。やめて欲しいが、まあ中学生だしこんなもんだよな、と思う。手にジョウログモが登ってきた。虫が苦手なのであわてて指で払おうとする。目が醒める。蜘蛛だって自然の摂理なのに払い除けようとしてしまったとぼんやりとよく分からない後悔をする。

夢を占ってほしいと思ったけど全て自分記憶に基づいてるのでその必要はないかなと思いました(照)

舞台が違うのと思考回路が成長しててまあまあ面白かったです。こんなの幼い頭脳でやられたら壊れちゃうよね…。

2020-08-01

承認欲求クソデカ女、女風へ行き依存する



女風、つまり女性風俗のことである

これがまあものすごい体験だった。

なんとか消化しようと思ったのだが、話せる友人も特にいないのでここに記す。

承認欲求クソデカ女、増田体験したのは、

巷で噂の女性風俗、性感マッサージで有名なお店。

本番は規約禁止されているためなかったが、それでも大変に満たされた時間だった。


私はというと、自己肯定感はほぼ無し、

しか承認欲求と性欲だけは人一倍あるというどうしようもない女だ。



そんな女がこのサービスを利用したらどうなるか?答えは明白である


信じられないほどハマった。


まずい。これは本当にまずい。

正直今までそういうのにハマっちゃう人たちってわからんわ…こわ…とか思ってました。申し訳ございませんでした。


まず会った瞬間から会話が苦痛じゃない。

普段会話のキャッチボールどころか、1人で投げっぱなしボウリングばかりしている私が、楽しく話せている。


そして何よりめちゃくちゃに褒めてくださる。

息をするように褒めのジャブが打たれまくるのである

褒められ慣れていない私はただただその幸せを受け止め浴びることしかできず、すぐにノックアウトした。


さすがプロ…すごい。

これが諭吉の力。すごい。


このホテルまでの道のりで既にホクホクだったが、彼らの神髄はこんなものではなかった。


部屋に入ると、まずカウンセリングがある。

カウンセリングでは、マッサージして欲しい部分、して欲しくない部分、したいプレイNGプレイなどをヒアリングしてもらう。

してもらうのだが


びっくりするくらい喋ってしまった。

ギアスでも使われたのかと思った。


これからしてほしいプレイを自ら言うとか、正直めちゃくちゃ恥ずかしい。


非常に!恥ずかしいんだけれども!

喋ってしまう!何故!不思議だ!!


…と、恥ずかしい思いをしつつ、ある程度こちらの要望を伝えたところで代金を支払う。


シャワーを浴び、いざ、マッサージへ。




いや…良………



所詮マッサージとは名ばかりの、雰囲気だけのただの踏み台なんだろ?とか思っていたが普通に良かった。



そして徐々に中心部へ迫ってくる指先に嫌でも期待と熱が高まっていくが、この間にも褒め殺しジャブがめちゃくちゃ飛んでくる。



理性が飛ぶ…やめてくれ…

最中は思っていたが、これは理性を飛ばしていた方が後々もっとしかったように思う。



何より、セラピストさんに触れて悦んで貰い、(当然表面上のリップサービスなのだろうが)褒めジャブを浴びせてもらえるというのは、私を脳内麻薬バドバのスーパートリップ状態にするには十分すぎる要素だった。



こんな精神状態で、学生時代から妄想し続けてきた両手拘束目隠しで玩具責めにあう、というのを想像してみてほしい。



…無理だ。

堕ちるなと言うほうが無理だ。




自分意思関係なく責め続けられるというのは、想像を絶する快楽だった。

今よがり狂ってるのは本当に私か?と一瞬俯瞰してしまったくらい。


結局あれは何分啼かされたんだろうか。

喉は死ぬわ酸欠で頭も足もフラフラするわで、最高の気分だった。



相手仕事とはいえ、こんなに性癖さらけ出しても褒め、肯定し受け止めてくれるというのは、これは錯覚おこしても仕方ないなあ…。

というのが体験感想


めちゃくちゃに褒めて貰えるので、嘘でも

えっ、自分、生きてていいんすか!となれてしまう。


健全な心、精神をお持ちの方は正しく受け止め、割り切って満足に到れるのだろうと思うが、日々渇望している私にとっては正に麻薬だった。



お金を払っているので、心の内ではどう思われていようが、目に見える形でこちらを傷つけてくることは無いであろうという安心感

こちらが努力せずとも、事ある毎に認め、褒めてくれる充足感。

おまけに意識が飛びそうになるほどの快感もついてくるときた。





これは間違いなくまずい。

日々あんなに努力しても得られなかったものたちが、お金の力でこんなにも簡単に手に入ってしまう。


こうして人は何かに依存していくのか、と他人事のように感じている。


自覚があるだけまだマシと思っているが、依存している人間というのは「あ〜、自分依存してるな〜。」と思いながらも離れられないものなんだなあ…と、ぼんやり考えている。


あくまで、あちらは仕事としてお金を貰っているからあそこまでしてくれるのであって、私そのもの肯定しているわけではない。

私の背後の諭吉肯定しているのだ。






そこを完全に見失ってしまった時が、私の真の終わりの時だろうと思う。

2020-07-31

何かとても悲しい事があったけど、何が悲しいのか忘れてしまった。

ただ悲しかった、自分は何かをしなくてはいけなかった、という気持ちけがぼんやりと残っている。

その内この「何かが悲しかった」という気持ちさえすぐに忘れてしまうのだろう。それが今は悲しい。この悲しさもきっとすぐ忘れてしまうだろうけど。

炎上って昔は祭りって言わなかったか

あの頃はみんなで盛り上げていく感じがあったが

今や祭りはバズと炎上の二つに引き裂かれ

ただ誰かの恨みや呪い燃えてるのをぼんやりと眺めてる

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