2020-08-05

理想ミートパイ

ミートパイってものに大変な憧れがあるのだが、なんというか我ながら実現不可能なほどの理想化をしてしまっているなと思う。

というか、なにをもってミートパイなのかまずあまり固まっていない。

パイであるからにはパイ生地で、ミートとつくんだから肉が入っている。これは確定なんだけど、なにの肉がどんなふうに入っているのかがわからない。

たぶんトマト系の味付けのひき肉、っていうのが正解なんじゃないかぼんやり思ってはいるんだけど、そんなつまらないものが「ミートパイ」の輝かしい響きに対応してたまるものかという思いがある。

もっとジューシーで、肉らしくて、かつパイとの相性が抜群で、もう最高、ひとつ食べたら止まらない、そういうものミートパイだと思う。

でも冷静に考えると、肉らしさとパイとの相性は両立できない気がするんだよな。ジューシーで食べ応えある肉がパイに包まれてたらパイ邪魔しかならない気がする。もっとこう脇役というか、パイにも活躍の場を与えるような肉でなくてはいけない。

でもそんな日和ったハンパな肉をミートと呼ぶのは嫌だ。ガッツリ肉らしくいてほしい。

ダメだ。俺のミートパイには実現可能性がない。

本物のミートパイを食べて現実と向き合うべきなんだろうと思う一方で、いつまでもわずに頭の中にある曖昧輪郭理想ミートパイを追いかけ続けるのも一興だと思う。

  • ギョウザや肉まんのように、生地とひき肉の餡が相乗効果を持つようなのが良いのだろうな。試行錯誤の価値がありそう。

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