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はてなキーワード: 局所麻酔とは

2021-06-28

パイプカット実体験記録 術後~三日後

 我、パイプカット体験増田集合知寄付せんと欲する者である。容易く調べられることは記さない。自分32妻38子1人有り、断種については合意を得ている。

 なぜパイプカットをしたのですか?と聞かれれば、(自分の)快感のために(妻に)生中出したかたから、というのがすべてである。これについては理屈抜きで生が一番としかいいようがない。そして生でやりたい男が、別にナマでやらなくてもいいという女性と性行為を行うにあたって、どう避妊すべきかという道理自分尺度で考えると、こちら側の欲望につき、避妊用の一切の負担こちらが請け負うべきであると言い切ってよい。(てめえの性欲のために奥さんピルを飲ませるんじゃねーよ、と俺の中の真の男が囁く)

 もともと、数年前にどこかでパイプカットおじさんのブログを見つけて、その選択肢を知って以後、心のどこかでは、やりたい、やらなければならない、と考えるようになっていたのだと思う。そして、第二子を作るか作らないか、という不安定な状況が、作らないという結論に収まったため、自分生殖能力は完全に不要ものになり、手術を受ける準備は整った。だが、実を言えば、そこから1年ほどは何もしなかった。なにしろ不要不急の手術である。ことが動いたのはある夜、イった後のベッドにて、パイプカットを受けようかな、と冗談めかして、妻に言ったことだった。パイプカットが何であるかを知らぬ妻に一から説明を施すことになった。妻は、好きにすれば良いと言った。そして、それを友人にも伝えてみた。人は、声に出して他人に伝えると、その言葉に自らが駆られることがある。言い出した手前、やらない理由がないことを、ただ億劫で滞っていた状態から、先に進めることができた。不要不急であるがゆえに踏み出せない人は、存外、周りの人に伝えてみるのがいいと思う。それは否定されるかもしれないし、肯定されるかもしれない。(まだそんなことで消耗してるの?と処置済みの傷跡を見せられるかもしれない)いずれにしろ、いずれかの道を選べる。我々はいつか死ぬ。結果ではない。主体性を持ち、やる、やらぬを自己決定することが重要なのだ。でなければ死の間際に後悔という手痛い代償を払うことになる。(その前に勃たなくなるかw)

 受けた手術は2か所切開法。電気メス?的なもので精管焼き付けて日帰りの手術だった。手術費用時間や日程などは、だいたい調べた通りだった。最初病院の受付にて、物腰のよい女性事務員パイプカットを受けたいのですが、と言うのが一番高いハードルかもしれない。逆に言えば、そこまで行けば、あとはアンケート票を渡されて、成り行きに流されるのみだった。手術は緊張したし、術中、右の精管を引っ張られるときに玉をぎゅぅぅぅ、と握られたような痛みが3秒ほどあった。これは想像していたよりも痛かったが、子供を産むときの妻が陣痛で苦しんでいた姿を思い浮かべたら、あれはこんなものじゃないぞ、と自分鼓舞できた。あるいは、つわり入院して食道が裂けて吐血した妻の妊娠時に比べてみろ。つわりは終わらず、毎日下剤を飲み、床に伏せて苦しんでいた姿を思い浮かべろ。たいした痛みではない。覚悟が決まった。同様の痛みが精管を焼くときに一瞬走ったので少し驚いたが、そのときにはもう、たいした痛みではなかった。そして、左の精管のときは痛みがなかった。これは私見だが精管の長さが関係しているのかもしれない。玉が緩んでぶらぶらのときにも左のほうが長い形をしているのだ。あるいは、局所麻酔の効きが少し違ったのかもしれない。いずれにしろ、今後も痛みに耐えるときには妻の力を借りることになるだろう。

 術後、当日は安静にしていたせいか、手術部位に痛みは感じなかった。当然ながら、射精は行っていない。

 その翌日、軽く自転車こいでダンベベントオーバーロウを行ったが、痛みはなかった。シャワーを浴びたが、絆創膏は貼っている。まだ射精は行っていない。

 その翌日、これを記した。長期的な所見については、順次記していくつもりである

2021-04-06

[]2021年4月5日月曜日増田

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2021-04-05

anond:20210405142727

前立腺生検のことだろうけど、それは局所麻酔でも入院が基本だからだね

からもう一泊追加で全身麻酔にするという選択肢比較的取りやす

元増田

いっそのこと入院してくれたほうが管理が楽なんだけど、検診やミレーナだけで入院するとか本人も面倒だろうし、何より保険診療では許されないだろう。

って言ってる通り。

ブコメ前立腺生検のほうが点数が高いからさが出るんだ!って言ってる人がいるけど、入院が前提だから

コストが高いんだから点数も高くて当たり前。

anond:20210404172838

全身麻酔って、未だになぜ効くのか分かってないんだぞ

から、なんで麻酔から帰ってくるのかもよく分かってない

死ぬ危険性がほとんどない手術や検査で使うのは、結構リスク

局所麻酔は、仕組みがきちんと分かってる

肝臓さえまともに働いてるなら、きちんと代謝されて、ブロック機能が無くなるから麻酔が解ける

から気軽に使える

この検査はそれなりに痛いです

全身麻酔をすると痛みは感じませんが、それなりの確率で目が覚めないこともあります

打ちますか?

って同意をとっても、目が覚めない確率が下がるわけじゃなし、目が覚めなければ訴訟になる可能性もある。同意書が残っていても、だ。

元増田心中は察するがツイートなんか見てあれこれ気に病むのは時間無駄だろう

あと、胃カメラで、とか書いてるやつらのは大きな勘違いだな

あれは麻酔じゃなくて鎮静剤だ

麻酔は喉にスプレーするやつだけ

あれも局所麻酔なので、ほぼノーリスク

医療女性差別をしているという主張まとめ

・まず大方の批判者が局所麻酔全身麻酔の違いとリスク理解しておらず、説明しても理解できる脳みそが無い

・分娩方法に関して男性はその選択に関与することはほとんどなく、自然分娩マウントなるものがあり大体女社会が原因

男性医師の方が痛くないという報告多数

anond:20210404172838

それを意味がないとなんで痛みを感じるわけでもないお前らが勝手に決めつけてるんだってことなんだが。麻酔のための麻酔だって実際あるだろうが

予防接種注射が痛いから先に局所麻酔薬を注射する」みたいなもの

anond:20210405105757

局所麻酔ならホイホイ使えるけど子宮体癌検査には意味ねえって書いてるだろ

anond:20210404172838

てか歯医者麻酔科医でもないけど局所麻酔ほいほいするけどそれはどうなの

体重も把握してないのに勘で投与してるよねあれ

効きが悪いですとかいったらどんどん追加してくれるし

anond:20210405080326

バカなんだよバカ。はてフェミは「女性はとにかく虐げられ不当な扱いをうけている」事になっていないといけないから、男女で扱いが違うとそれ即ち「女性が虐げられ不当な扱いを受けているんだ!」と発狂するの。

男性なら局部のみの局所麻酔で済むいっぽう、本文を読めば女性全身麻酔必要ということがわかるけど、そんなこと頭に入らず脊髄反射で「

ジョセイサベツ!ムキーーー!」と顔真っ赤になっちゃうの

2021-01-14

コロナ禍の今、俺の金玉を手術してもいいのか問題

ちょっと煽りっぽいタイトルになってしまったが割と真剣に悩んでいる。

要は「なんだかんだ我慢できる症状で、実際は日帰りできる手術を、保険制度の縛りだけのために4泊もして病院に世話になってもいいのか」ってことを聞きたい。

まず、俺の金玉は恐らく精索静脈瘤という問題を抱えている。正確には金玉に繋がる静脈問題だ。(この増田とかこの増田がわかりやすい)

先に言っておくと根本的な解決には手術が必要

症状としては

が挙げられ、今のところ子作りとは縁遠い自分なので主に鈍痛が問題になる。

なんや痛いんなら手術しろやって話になると思うんだけれど、この痛み、自分場合常時続くものではなく主に正立時や姿勢を正して座っている時、それもその場から動かず数分、といった条件が重なると出てくるので、逆に言えば我慢できてしまう。

これまでの人生でもその場に留まり続けなければいけない場面は意外と少なく、長時間会議でもなんだかんだ動きを挟める場面は多かったりする。テレワーク推進が叫ばれる現在ならなおさらスキだらけで動きたい放題。

ただ不利益が生じているのは事実なので、これだけなら恥を忍んで手術だけサッと受けて帰ってくるくらいの図太さは持っているつもりだ。

しか問題は他にもある。精索静脈瘤において現在主流で効果的な手術は、局所麻酔の日帰り手術だと保険がきかないらしい。保険制度の詳細はよくわからないのだが、なんかそういうことになっているらしい。

まり保険が効くように無駄全身麻酔してもらい、無駄入院する必要がある。

正直自分保険診療がいいし、高額医療制度も使いたい。何せ10万以上負担が違ってくる。学生自分には違いがデカすぎる。あと社会人になってからだとこんな時間が取れるかも怪しい。でもコロナが完全に収まるのを待っていると何年も経ってしまいそう。

こんな感じで、今の俺は自分キンタマを今手術するかどうかでめちゃくちゃ悩んでいる。

どうすればいいのでしょう。

2020-12-31

パイプカット実体験記録 術後~三日後

 我、パイプカット体験増田集合知寄付せんと欲する者である。容易く調べられることは記さない。自分32妻38子1人有り、断種については合意を得ている。

 なぜパイプカットをしたのですか?と聞かれれば、(自分の)快感のために(妻に)生中出したかたから、というのがすべてである。これについては理屈抜きで生が一番としかいいようがない。そして生でやりたい男が、別にナマでやらなくてもいいという女性と性行為を行うにあたって、どう避妊すべきかという道理自分尺度で考えると、こちら側の欲望につき、避妊用の一切の負担こちらが請け負うべきであると言い切ってよい。(てめえの性欲のために奥さんピルを飲ませるんじゃねーよ、と俺の中の真の男が囁く)

 もともと、数年前にどこかでパイプカットおじさんのブログを見つけて、その選択肢を知って以後、心のどこかでは、やりたい、やらなければならない、と考えるようになっていたのだと思う。そして、第二子を作るか作らないか、という不安定な状況が、作らないという結論に収まったため、自分生殖能力は完全に不要ものになり、手術を受ける準備は整った。だが、実を言えば、そこから1年ほどは何もしなかった。なにしろ不要不急の手術である。ことが動いたのはある夜、イった後のベッドにて、パイプカットを受けようかな、と冗談めかして、妻に言ったことだった。パイプカットが何であるかを知らぬ妻に一から説明を施すことになった。妻は、好きにすれば良いと言った。そして、それを友人にも伝えてみた。人は、声に出して他人に伝えると、その言葉に自らが駆られることがある。言い出した手前、やらない理由がないことを、ただ億劫で滞っていた状態から、先に進めることができた。不要不急であるがゆえに踏み出せない人は、存外、周りの人に伝えてみるのがいいと思う。それは否定されるかもしれないし、肯定されるかもしれない。(まだそんなことで消耗してるの?と処置済みの傷跡を見せられるかもしれない)いずれにしろ、いずれかの道を選べる。我々はいつか死ぬ。結果ではない。主体性を持ち、やる、やらぬを自己決定することが重要なのだ。でなければ死の間際に後悔という手痛い代償を払うことになる。(その前に勃たなくなるかw)

 受けた手術は2か所切開法。電気メス?的なもので精管焼き付けて日帰りの手術だった。手術費用時間や日程などは、だいたい調べた通りだった。最初病院の受付にて、物腰のよい女性事務員パイプカットを受けたいのですが、と言うのが一番高いハードルかもしれない。逆に言えば、そこまで行けば、あとはアンケート票を渡されて、成り行きに流されるのみだった。手術は緊張したし、術中、右の精管を引っ張られるときに玉をぎゅぅぅぅ、と握られたような痛みが3秒ほどあった。これは想像していたよりも痛かったが、子供を産むときの妻が陣痛で苦しんでいた姿を思い浮かべたら、あれはこんなものじゃないぞ、と自分鼓舞できた。あるいは、つわり入院して食道が裂けて吐血した妻の妊娠時に比べてみろ。つわりは終わらず、毎日下剤を飲み、床に伏せて苦しんでいた姿を思い浮かべろ。たいした痛みではない。覚悟が決まった。同様の痛みが精管を焼くときに一瞬走ったので少し驚いたが、そのときにはもう、たいした痛みではなかった。そして、左の精管のときは痛みがなかった。これは私見だが精管の長さが関係しているのかもしれない。玉が緩んでぶらぶらのときにも左のほうが長い形をしているのだ。あるいは、局所麻酔の効きが少し違ったのかもしれない。いずれにしろ、今後も痛みに耐えるときには妻の力を借りることになるだろう。

 術後、当日は安静にしていたせいか、手術部位に痛みは感じなかった。当然ながら、射精は行っていない。

 その翌日、軽く自転車こいでダンベベントオーバーロウを行ったが、痛みはなかった。シャワーを浴びたが、絆創膏は貼っている。まだ射精は行っていない。

 その翌日、これを記した。長期的な所見については、順次記していくつもりである

2020-09-14

エロマンガ大好きおじさん、睾丸の手術から逃げ出す

9月12日(土)、俺は、全身麻酔下で行われる精索静脈瘤(グレード3)の手術を断ることにした。

精索静脈瘤のことは、男性不妊受診した人なら良く知っていると思う。

精巣の周りの血の流れが滞ることで、玉袋の排熱がうまく機能しなくなり、

精子運動力が弱ってしまうというものだ。ご存じの通り精子は熱に弱い。

精巣のエコーと触診の後、俺はこう告知された。

左:3.6mm。右:拡張が見られる。自覚症状は全くなかった。

完治を望める治療法は外科手術しかない。保険適用自己負担は4万円。

命に係わるリスクなんて全くない、腹腔鏡による低侵襲な手術で、

盲腸切るよりもはるかにイージーだ。ひと眠りする間に治っている。

それで、俺の精子が元気になるなら、しない選択肢は無いと、理性ではそう感じている。

  †

5chとTwitter全身麻酔体験談を読んでいて、本当に気が滅入ってしまった。

過呼吸パニック気味になり、みっともなく妻の前で何度も泣いた。

 「あっという間に落ちる」

 「10数えようとして最後まで数え切らずに落ちた」

 「一瞬で落ちて、次の瞬間ベッドの上に居る」

これを、苦痛の全くない素晴らしい治療と捉えるか、それとも……

俺は、これはとても怖いと感じた。

から無意識というのがどうにも苦手だ。

 手術を受けている間の、無意識下の自分はどこに行ってしまったのか?

 目覚めた後の自分は、本当に、目覚める前の自分と同一なのだろうか?

 突然プツンと意識が途切れるのは一時的遮断ではなく、死そのものでないか

 今ここにいる自分は死に、同じ意識バックアップした他人が目を覚ましているのでは?

考え出すと、脳味噌ショートしそうになる。

 カリフォルニア火事で喪われた木々の本数だとか、

 人間の贅沢の為に毎日費やされる莫大な原油消費量だとか、

 宇宙が出来る前の何も無い世界だとか、

そういった、途方もないもの想像した時と同種の、金玉が縮こまる感覚が、ある

(これは静脈瘤によるものではない)。

手術に対する恐怖心は、弟が大病をしたこともあり、子供の頃から人一倍あって、

手術になったらどうしようと夜一人でベッドで震えて眠れないこともあった。

幸いにして、大怪我一つもせずにこの歳まで生きてきた。

から、この問いに対する結論先延ばしにしていればよかった。

その先送りのツケを、今払わされている。

いまどき、ガン告知だって、もう少しあっけらかんとしているだろう。

いい歳して、そのくらい動揺してしまった。精神的に堪えられそうになかった。

精液検査の結果は悪いものではなかった。運動率は少々低かったが。

自然妊娠不可能なほどの数値ではなかった。

医者も今すぐ手術しろとは、勧めなかった。

放置したところで、ガン化したり、命に別状のある病気でもない。

男性不妊以外では、積極的治療されることは稀という事実存在する。

から、今すぐに手術を受ける必要はない。

言い訳だけはどんどん出てくる。

結局、手術は受けないことに決めた。

  †

手術が怖いと訴える若者存在自体は珍しくもないかもしれない。

俺の場合、まず第一にくるのは無意識への惧れだ。

幼い時から、気を失う、失神することへの恐怖が半端無く強い。

30年余りにわたり肥大し続けた認知の歪みは、ちょっとやそっとで打ち砕けるものじゃない。

そうはいうが、お前は毎日キッチリ5時間寝てるじゃないかといわれるかも知れない。

正直に答えよう。俺は、睡眠を取ることさえ、怖くなってしまうことが、よくある。

実際俺は、イヤホンでASMR音声を聞き続けていないと、不安のために寝落ちすることができない。

から入ってくる音声を頼りに、眠りにつく前の自分と、目覚めた後の自分自意識

ひとつながりになっていることを、毎日自分に言い聞かせ、それで漸く、おっかなびっくり

落ちていくことができるようになったのだ。全身麻酔ではそれができない。

手術室でもASMRを流してくれたら、それも可能かもしれない。

先日は、それすら堪えられなくなった。中間過程――睡眠によって4時間も5時間も、

途絶えてしまった自分意識の屍――を想像してしまい、そのことがとてつもなく、恐ろしく

感じられたのだ。それは、死の時間のものだ。横たわるベッドはさながら棺だ。

自分という存在消滅してしまう恐怖を抱えて、どうして、赤子のように、

無邪気な安心を枕に、眠ることができるだろうか?

最近は、睡眠中1時間おきにアラームを鳴らすことで、これに対処するようにしている。

1時間睡眠ならまだ「こちら」へ戻って来られるという感覚的なものが、自分の中にはある。

3秒ルール」みたいなものだと思ってくれれば、それでいい。

ウトウトたかと思ったタイミングで、アラームが鳴る。現在の時刻をチェックする。

よし1時間は眠れた、次の1時間行くぞ、そしてまた入眠する。

これを繰り返すことで、無意識回避しつつ、朝までの時間をやり過ごす。

論理ではないのだ。

結局自分が納得できるかどうかが、恐怖を乗り越えるのに一番大事だと思わされる。

俺は、無意識下の自分まで、わが制御下に置いておきたいのだ。

全身麻酔ではそれができない。

手術室でも1時間おきに覚醒させてもらえれば、それも可能かもしれない。

(思考実験をしてみたが、30分で完了する手術なら、躊躇なく受けていたと思う)

昏睡への恐怖を訴える患者に対して、麻酔科Webページではこう説明されている。

 今まで麻酔から目覚めなかった患者存在しない。必ず覚醒している。だから大丈夫だ。

真っ当な説明だ、こちとら原理まで散々調べたからそれは承知している。

そう、それでも、絶対安全な「作り物の死」であっても堪えられないのだ。

思い出したが、俺はジェットコースターも楽しめない人間だが、それと同根な気もする。

ビビリの俺は、カリブの海賊からモールステップで難易度を上げていかなければならない。

幸いにして精索静脈瘤には、自費負担にはなるが、日帰り局所麻酔による治療

存在する(ナガオメソッドは良さげだがとても高額で、貯金を溜めておかないと払えそうにないが)。

どうしても自然受精が困難であればこちらも選択肢に入れることにしよう。

こうして俺は、種無し騒動回避した。

  †

一方、全身麻酔の予期不安は、一生付き纏い続ける。

一生のうち一度も手術を受けない幸運人間は稀だろう。

これから20年30年生きていれば、体中にガタがどんどん見つかるはずだ。

大病の経験こそないものの、健康には全く自信は無い。

癌やポリープが、あちこちに出来るだろう。

ドッグを受ければ、脳動脈瘤が必ず1個や2個は見つかるだろう。

祖母心臓が弱かった。心臓カテーテルを挿入しないといけないかもしれない。

そのたびに、泣きわめいて何とか全身麻酔回避する方法を探し求めるのか。

きっと俺みたいな臆病者がガン告知で取り乱し、代替療法にハマった挙句

治るはずのステージをみすみす悪化させて、全身転移の末苦しんで死んだりするのだろう。

いや、それよりも何よりも、人生終焉に待ち構えている大関門――死――、

これに対する対処法をいまだに俺は見いだせてはいない。

死こそ、人知の及ばぬ、理性の制御できない最たる存在ではないか

死ぬのは怖い――――そう、死ぬことも誰よりも怖いのだ。

妻や、まだ見ぬ子と、どれだけ輝かしい日々を送ったとしても、それはいつか終わるのだ。

偽りの喜びでしかないのだ。

俺と、その家族暮らしていた記憶は、いつの日かこの世界から消え去ってしまうのだ。

それに何の意味がある?


そうして、俺は今日も泣きながら仕事をしている。

運よく在宅勤務で顔を見られることもない。

まさに今この時も、数秒後に脳卒中で誰にも気づかれず突然死してしまう妄念が頭から離れない。

大人になれば、こんなくだらない恐怖は薄れていくものと信じていた。それがどうか。成人して以降不安は強まるばかりだ。

 膵臓癌じゃないか

 心筋梗塞じゃないか

 脳腫瘍じゃないか

まだ若いから、と一笑に付してきた最悪の可能性が、日に日に、無視できないほど大きくなっていく。

幼少期から不安感が全く緩和されていないことに、絶望しか感じない。

死の数か月、数日、数時間前、俺は更に激しく動揺し、どれだけの絶望で染められているのだろうか。

どうしてこんなにみっともない人間になってしまったのだろう。

どうして自分のことしか考えられない人間になってしまったのだろう。

誰よりも出産希望していた妻に対して、本当に申し訳が立たない。

それとも、こんなにも死に怯え、生まれてこなければとさえ思っている男が、新たな命の親になろうだなんて、烏滸がましいということなのだろうか?

2020-08-11

粉瘤の手術したよ

粉瘤の手術したよ

数週間前からしこりになってるな〜と思ってたけどどんどんでかくなって3cmくらいになったから仕方なく手術したよ

粉瘤はわかりやすく言うとでっかいニキビみたいなやつだよ

膚の下の袋の中に膿が溜まってでかいピンポン玉くらいの大きさになるよ

くり抜き法で手術したよ

予約して病院行って診察されて採血されて局所麻酔して手術したよ

診察のとき「あ〜これ粉瘤が2つあってくっついちゃってますね」って言われてビビったよ 仲良しか

手術自体は寝転がってるだけで5分で終わったよ

待ち時間のほうが圧倒的に長かったよ

麻酔注射痛かったよ

麻酔効いてからは何かをひたすらちょきちょきされてる感覚があったよ

時々患部をぎゅ〜っと搾られてる気がしたけどよく見えなかったよ

ちょっとだけ縫われたらしいよ

手術後は大量のガーゼを大量のテープで止められて歩きづらかったよ

麻酔が切れた頃ちょっと痛みだしたけど薬飲んだら治まったよ

問題は翌日にガーゼ剥がすときだったよ

くり抜いた後が穴っぽこになってて、そこにガーゼが入り込んでて剥がすのが地獄だったよ

もう少し術後安静にしておけばよかったと思ったよ

ガーゼ剥がしても当然穴っぽこ空いてたよ

肉の色が見えたよ

軟膏塗ってガーゼ貼って治療中だよ

2020-08-05

anond:20200803033808

自分も受けたことあるよー

増田と違うのは

CMやってる大手で受けた

局所麻酔のみなので手術中ずっと意識

・痛みは無いけどビラビラをザクザク切り取ってる気配や、血がビシャビシャ尻にかかる感触は感じられてパニック起こすかと思った

・抜糸有(手術2週間後くらい)

・翌日普通に仕事してたら、縫い目の一部が風船みたいに腫れて(血腫?)、そのままの形で治ってしまい、第二のクリトリスみたいに小陰唇の一部が飛び出してる形になってしまった

感想:

思ってたより手術怖い。

思ってたより患部が痛い。

思ってたより術後の生活が不便。

変な形に治ってしまった件は、

抜糸の時に「これちゃんと綺麗になりますか?」って聞いたら「経過は順調ですよ」って言われたので様子見→結局綺麗にならなかった

ので、やっぱ大手は術後のサポートが雑なのかな、小規模でも信頼できそうなとこ時間かけて探すべきだったかな、と後悔はしてる。

手術後にネットで手術の感想調べたら、「術後に腫れて変な形になった」「糸が解けて傷が開いた」などのトラブル結構多いと知った(自分が受けた院の口コミではなく、あくまで小陰唇縮小のトラブルとして)。

まあ尿が飛び散る、生理の時かぶれるという不便はある程度解消されたので別にいっかって放置してる。

たまに40万近くかけて奇形マンコかよ……って悲しくなる時があるけど。

2020-08-03

小陰唇縮小手術を受けた

小陰唇縮小手術を受けて、ほぼ全工程終わったのでレポートする。

【手術を受けた理由

ずっと小陰唇の大きさが気になっていて、下着ストッキングで締め付けられると痛かった。

自転車も乗りにくい。

擦れて痒みもあった。

トイレで小が飛び散るのが最悪。

初めてボーナスが全額支給されて、一括で受けられる程度の額だったことが最終的な決断理由

あと在宅勤務中にやったほうが楽そうだと思った。

病院選び、費用

ずっと病院は色々探していたが、同様の手術の口コミ等が良い、女性医師のところにした。

CMとかやってる大手は避けた。

カウンセリング

評判通り、頭の良さそうな話し方の女性医師カウンセリングを受けた。

サバサバしているが、話はわかりやすく、疑問や不安にも親身に答えてくれた。

とても気に入ったし、さっさとやってしまたかったので、3日後に手術を決めた。

早いし一括で払うしで、受付のお姉さんにガチ目に心配された。

費用

副皮の切除、麻酔、薬など込みで40万円くらい。

少し相場より高いが、手術中に静脈麻酔で眠らせて欲しかったので良し。

若干安くなるので、経過の写真学会資料等に使われるモニタープランにした。

もちろん顔や名前は出ない。

【手術当日】

手術は昼なので朝から飲食普通に空腹だった。

かなり緊張しながら病院へ向かった。

歩きやすい靴で、しめつけない服装ノーメイクでということだったので、

コンビニに行くみたいな服で行った。

術前に何故かとても待たされた。

着替えて、荷物ロッカー的なところに預け、自分で手術台に乗った。

BGMは何がいいか聞かれたが、特に思いつかなくて困った。

足を固定して消毒等をしてもらい、テレビでよく見る心拍数が出るモニターがついた。

緊張で心拍数が早くて恥ずかしかった。

静脈麻酔を打たれ、すぐにフワフワし始めた。

エヴァエントリープラグみたいな幻覚を見てから記憶がない。

次に目が覚めたのは、切ったところを縫っている最中だった。

局所麻酔が効いているので感覚は全くない。

尻が蒸れて気持ち悪く、ぼんやりしていて動いてしまったので、尻の下のシートを取ってもらった。

縫っているのが頭上のライト金属部分に反射して少し見えたので、動物のお医者さんを思い出した。

ぼんやりしていると、縫い終わったので切ったものを見るか?と聞かれ見せてもらった。

まあ肉だなあという感じだった。

その後は休憩室に自力で移動し、トイレも行き、出血が止まったので痛み止めを飲んで帰された。

だいたい来院から4時間だった。

【術後0日目】

帰りの電車の中で段々創部が痛くなってきた。

しかし何を思ったかパン屋パンを買って帰った。

かなり痛くて動けず、寝そべるか正座(創部が当たらなくて良い)で過ごした。

止血用のナプキンガーゼの圧迫が少し怖かった。

夕飯を何とか食べ、痛み止めを飲める時間になったので飲んだ。

トイレに恐々行ったら死ぬほど痛くてちょっと泣いた。

風呂にはまだ入れないのでそのまま寝た。

【術後2〜7日目】

痛み止めを飲めば普通生活がある程度できた。

在宅勤務中で本当に助かった。

風呂はかなり怯えながら入ったが、そこまで滲みなかった。

寝返り階段などで足が動くとひきつれて痛かった。

3日目くらいまでは、まだ血が出るのでナプキンをつけて生活した。

4日目は美容院に行ったりできた。

塗り薬を塗るのが怖かった。

【術後8日目〜3週間】

入浴(浸かる方)が解禁されたが、怖くて14日目くらいまではシャワーのみで済ませた。

経過観察で病院に行ったが、15分くらいで終わった。

縫合した糸が、ポロポロ取れ始めた。

溶ける糸って面白いなーとか思っていた。

取れた糸の残りが皮膚に当たるのでちくちくした。

さぶたが痒い感じで痒いので、冷やしたりして誤魔化した。

【術後1カ月】

糸は見えている部分は全部取れた。

痒みは風呂上がりに少し感じる程度になった。

日常生活は全く通常通りになった。

塗ったところは固くなっているが、これから柔らかくなっていくらしい。

むくみほとんど取れた。

【術後の感想

人生初手術だったが、静脈麻酔など面白い体験もできた上、煩わしく思っていたものが取れたので、とてもスッキリしている。

トイレでも飛び散らないし、締め付ける衣服問題ないし、痒みもない。

若い方が術後の経過が良いらしいので、早めに受けてよかったと思う。

唯一気になる点は、もともとの厚みが左右で違ったため、切除後も左右で厚みが違うこと。

元の悩みに比べたらあんまり気にしてないけど。

自分でも終わってスッキリしたので、記念に書き残した。

追記 8/6未明

なんかすごい伸びてびっくりした。

いくつか質問や訂正があったので、追記しておきます

しれっと誤字も直しました。

麻酔について

受けた麻酔全身麻酔じゃなくて静脈麻酔というやつ。

完全に全身の力が抜けるか、意識が無くなるだけかの違いらしい。

途中覚醒するのも事前に説明されていた。

・なぜ自分の小陰唇が大きいことに気が付いたか

高校生くらいから、自転車に乗るとなんか痛いなとは思っていた。

大学アトピーになり、皮膚と皮膚が擦れる部分が痒く、掻いてしまうせいで余計に伸びた。

それで、皮膚と皮膚が当たってるから痒いんじゃないか?と思い、これを小さくする方法無いのかな?と考えて検索したところ、自分の小陰唇が平均より大きいらしいということに気がついた。

・なぜ小陰唇が小が飛び散る原因だと気づいたか

手術について説明している病院HPを読んでいて、小の飛び散りが解消される、という記述があった。

これだ!!!となった。

水撒きをするホースの先をを潰して持った時みたいに、小が広がってしまうのは私の小陰唇が邪魔をしているからだと気が付いた。

サバサバしているが…のこと

個人的に、

サバサバしたお医者さん=あんまり話を聞いてくれない

という印象があったので、

サバサバしてたけど親身だった、と記述した。

でもサバサバしてる人で親切な人も沢山いるので、書き方がよくなかったと思います

すみません

保険適用について

保険適用は、一部婦人科施術してもらった場合できるという噂を聞いた。

しかし、手術に不慣れな医師より、高くても慣れてる医師の方がいいかなと思った。

今後保険適用になったら良いよね。

確定申告について

医療費控除については調べたが、美容整形基本的対象外なので無理そうかなと思った。

沢山お読みいただいてありがとうございました。

2020-07-10

自傷跡の切除手術をしました

拝啓

リストカットをしているあなたへ

今日局所麻酔リストカット跡の皮膚を切除、縫合する手術を受けました。

初めてだったので範囲はこれより狭いですが、高●クリニックさんのこの動画(https://youtu.be/wPewFyff1iY)と同じような処置です。

怖かった。死ぬほど怖かった。本当に本当に怖かった。皮膚を切るのも痛いのもとっくに慣れたと思っていたけど全然違いました。

局所麻酔を切除する周りから注射していき、感覚がなくなってから皮膚を切り取っていくのですが、今まで散々血まみれになるまで切っていて、採血なんかもむしろ好きなくらいなのに、処置してもらっているところを直視できませんでした。泣きながら反対側の壁をひたすら見ていました。

自分で付けた傷なのに、自業自得なのに、先生処置して頂くのが本当に申し訳がなかった。恥ずかしかった。怖かった。情けなかった。

気持ちが全部ぐちゃぐちゃで手足の震えと涙が止まりませんでした。

自業自得なのにすみませんと涙声で謝ることしかできませんでした。


リストカットをしているあなたへ

リストカットの跡を治療するのにはどのような方法があるか、どのくらいの費用がかかるかご存知でしょうか。

リストカット跡の治療をしようと決意してから形成外科美容外科を回れるだけ回りました。

提案された例は(自分の傷の状態場合ですのでかなり個人差はあると思います あくまで一例です)、レーザー治療85万円、植皮治療70万~140万円、削皮治療35~70万円。途方もないと思いませんか?

これだけお金をかけても、元通りの皮膚には決して戻りません。火傷の跡のような傷が残ったり、継ぎ接ぎの傷が残ったり、縦に縫合した跡が残ったりします。

私はリストカットをしていたことを心の底から後悔しています

生きにくい世の中で生きていくには必要だったかもしれない。リストカットをしていたか自殺を完遂できずに済んでいたのかもしれない。それでも、人の目は避けられません。就活は不利になります治療には途方もなくお金がかかります。まるでダメ人間というレッテル自分の腕に貼っているような気持ちです。

どうか、傷跡が残ってしまうほど深く切る前に、回数を重ねる前に、残る傷跡が酷くなる前に、リストカットをやめてみるという選択肢を持ってみてください。未来自分のために、考えてみてください。取り返しのつかない状態になる前に、後悔する前に、どうかお願いします。

敬具

局所麻酔が切れてきて地獄にいる私より

2019-12-29

35歳、授乳期にステージ0の乳がんになった

ありがとうインターネット

年代がん患者さんの情報発信きっかけで、幸いなことにステージ0の超早期乳がん発見したのがこの夏。

早期のがん患者治療を終えそのままひっそりと日常に戻って行く人が多いのか、あまりインターネット体験談も見当たらず…

この度約6ヶ月の治療を終えたので、簡単ではあります自分体験談インターネット漂流させてください。


発見きっか


子の授乳中、胸に触ったら左胸にしこりが触れた

昨年、子を出産しました。

出産直後は乳の生産が安定せず、両胸しこりだらけ(これはあるある)。

そして徐々に安定供給が始まり1年が経ち…そろそろ乳が枯れてくる時期にやってきても1箇所だけ残り続けるしこり

丸というよりは、いびつな楕円形…?

触れて見た感じでは2センチくらい。

「ここだけ母乳が溜まりやすいのかな?なんか気になるな」と思いつつ、体調面での自覚症状は何もなし。

あと最大の難関は、自分病院に行きたくても0歳児を預かってくれる先もなく…しこりに気づいてから半年はゆるやかに過ぎて行きました。

身近にいるがん患者記事を読む機会があった

これまで、TVピンクリボン特集を見ても、芸能人乳がんになったニュースを見ても、全部人ごとだと思ってました。

両親も健在。

身内にも乳がんはいない。

でも、そんな私でもなっちゃうんですね…がんに。

しこりに気づいて半年が経ち、子が1歳になったので保育園に預けて復職

その頃、同じ職業の30代子持ち女性乳がん闘病記を読む機会がありました。

なんとなく「授乳中だから関係ないだろう」で済ませていたしこりがまた気になり始めます

安心するために、乳腺科に検査に行っておくか」という軽い気持ち

早めに会社を早退し病院を予約、保育園にお迎えに行くまでの1時間検査に行きました。

過去会社健康診断乳がん検診も受けたことがあり、エコー検査マンモグラフィも受けたことがあったので、検査自体特に不安はありませんでした。

(検索すると、よく「マンモは泣くくらい痛い」とか出てくるが、個人差あるのでビビってないでとりあえず検査には行って欲しい)

発見した乳がんの種類

結果、町医者での検査では「良性腫瘍です」。

ホッとしたものの、「念のために精密検査受けますか?」と言われ、「まぁ安心するために受けとくか」くらいの気持ち

病院を紹介してもらい後日精密検査をしたら一転。

悪性腫瘍だということがわかりました。

最終的な病理結果は以下。

あれよあれよという間に精密検査の日程が組まれ、手術日が決まり、手術決行。

ジェットコースターのような数カ月でした。

気持ちの変化


思えば、はじめに町医者に行って検査結果を待っている間が一番気持ち谷底でした。

考えうる最悪のシナリオを一日中考えていた気がします。

今、標準治療がすべて終わって当時の自分の心境に一問一答で答えて行くと

子供が成人するまで生きていられるのかな…」

ステージ1でも、5年生存100%2019年においては、早期の乳がんは治せる病です。信頼できる最新の統計データを見て一旦落ち着こう。

乳がん母乳を子に飲ませてしまたかもしれない…」

医学的に、子に対して影響はないとエビデンスが出ているそうです。

仕事も、休職退職かな…」

→実際には、手術入院の5日間を除いては、通院しながら継続して働くことができました。焦って会社辞めないで!人事とか社労士さんに相談して!!

「髪が全部抜けちゃったり、一日中吐き続けるのかな…」

テレビドラマ悲劇的な演出に毒されています…これは抗がん剤副作用乳がん放射線治療では髪は抜けません。

「左胸だけ凹んじゃうのか。二度と温泉に行けないのかな…」

→左胸に手術の傷はありますが、驚くことにサイズにほぼ左右差がありません。目立ちにくく仕上げてくれたそうです。先生ありがとう医学ってすごい!

「これから医療費はいくらかかるんだろう…数千万とか用意できないよ…」

トータルでかかった治療費は、半年間でだいたい40万円くらいでした(加入している健保で上限を超えた分はこのあと戻ってくるので、この半額以下になります)


今回の学び


一番の恐怖は無知

身近に患者がいない人にとっては、先入観で「がん=治せない病気」だと思っている人も多いと思います。(私もそうでした)

正しい医学情報に触れましょう。しかも最新の。2000年代2010年代でも標準治療の内容は変化しています

私の場合は、夫が徹底的にここ最近データを調べ上げてエビデンス武装してくれたため心強かったです。

早期であれば、仕事と通院を両立しながらがんは治療できる

仕事をしていたから、がんのことを考えすぎずに生活できたと思います

周囲に告知するかどうかは慎重に

身近な例としての啓発も含めて、割と気軽に周囲の友人にカミングアウトしていたのですが、

友人がドン引きしてしまい変な空気になってしまたことが何回かありました。

相手も、わたしとどう接していいかからなかったんだと思います

そもそも相手自分乳がんであることを伝えて、どうしたいのか?」を考えた方が良いなと感じました…。

身体違和感があるなら、検査へ行こう

子育て世代のみんなー!皮膚科小児科耳鼻科…子の通院行脚お疲れ様です!

自分の通院ってついつい後回しになるよね。わかる!

でもね…違和感があったら、検査に行ってみてください。

あとこれを読んでるパパさん、ママ検査に行くために会社遅刻/早退して子供を見ていてくれると嬉しいです。





この後10年間の経過観察が控えていますが、

ひとまず一区切りということで。

◾︎2019/12/30追記

驚くほど多くの人に読んでもらえて嬉しい!あたたか言葉ありがとうございます。一点だけ補足。

町医者はどうして見逃したのか?】

曖昧記述があってはいけない」と具体的な医学情報を端折った関係で、言葉足らずになってしまいました。

近所の乳腺科では「穿刺吸引細胞診」という検査を受けました。これは即日検査できる反面、取れる細胞も少ないので確定判断が難しいそうです。(ちなみに転院時、検体を大病院にも持ち込みましたがそちらでも「良性」との判断でした)

病院では、局所麻酔をして更に多くの細胞採取する「針生検」という検査を事前予約して行いました。

ステージ0で見つけるのも難しい段階のがんだったと思いますし、むしろ町医者先生が適切に大病院へとご紹介してくれて大変感謝しております先生ありがとう!!

2019-10-05

無痛分娩してきた

ので自分経験を記録しておく。

30代、初産。都内総合病院で予定日より2週間前に計画無痛で出産した。

麻酔は硬膜外麻酔という下半身局所麻酔で、痛みは取れるが意識感覚は残る。

全くの無痛ではないケースも存在するので「和痛分娩」というのが正確らしいが、ここでは無痛分娩表記する。

・お産の流れ

その産院における、初産婦の一般的な分娩スケジュールは以下の通り。

前日に入院してテスト麻酔子宮口を開く器具を挿入して一晩過ごす。

翌日、子宮口が十分開いたら(5㎝くらい)、麻酔陣痛促進剤開始。破水していなかったら破水させる。

子宮口全開大(10㎝)になったら分娩室に移動して、自力でいきんで出産

お産が進行しないまま麻酔を使ってしまうと陣痛が弱くなり、分娩が長引いて危険になることがあるため、初産だとある程度陣痛経験する場合が多いらしい。

それでも本格的な陣痛ではないので、生理痛程度らしいけど。

私は幸いなことに、前日から子宮口4㎝も開いていたので、ほぼ陣痛経験することなく、最初から麻酔を使い、完全に無痛に近かった。

朝8時に促進剤と麻酔を入れて、12時過ぎには生まれた(初産にしてはとても速い)。

メリット

体力を温存できる

緊急帝王切開になっても素早く対応できる

痛くない

デメリット

費用

飲食や行動の制限

相対的産後の痛みを強く感じやす

麻酔陣痛促進剤に伴うリスク

まずはメリット

・体力を温存できる

初産婦だと一日以上陣痛経験することも普通にある。

いざ生まれるというときに、いきむ力が残っていないということになると、さらにお産が長引くことになる。

産後も当日から3時間おき授乳が始まり、怒涛の育児ライフ強制的突入するので、体力を残しておくに越したことはない。

・緊急帝王切開への移行

母親血圧が下がったりお産が長引いたりすると、胎児負担がかかるため緊急帝王切開になることがある。

そうなるとできるだけ早く胎児を出してあげないといけない。無痛分娩麻酔はそのまま帝王切開の際の麻酔として使えるため、手順が一つ減り、素早く対応できる。

実際私も分娩中に胎児心拍数が下がる瞬間が数回あり、緊急帝王切開もありうると医師に言われていた。

お産はいつ何が起こるかわからないので、安心材料の一つになる。

・痛くない

これ。

多少陣痛経験するにしても、陣痛マックスの痛みは感じることはない。

陣痛最中には立ち合いをした家族助産師暴言を吐いてしまうということも聞くが、無痛の場合まずそれはない。

私の場合は夫が立ち会ったが、陣痛中は普通に会話をしたり動画をみたりとリラックスして過ごし、生まれる瞬間も「産声でかいなー」と一緒に笑って迎えることができた。

前述の通り麻酔中も感覚は残っているので、痛くはないものの、胎児が出てくる瞬間のどぅるんとした感触はしっかり感じた。

そしてデメリット

費用

私の場合は通常の入院6日で70万円、無痛分娩10万円、計80万円ほどだった。

これは病院によるけど、どこも無痛はプラス10万円くらいかと。

そもそもの基本の費用が高いが、胎児モニタリング麻酔の経過チェックなどの体制が整っていたことを考えると、私は納得できた。高いけど。

飲食や行動の制限

事故防止のため、麻酔前3時間麻酔中、麻酔後1-2時間飲食禁止だった。

ただ、麻酔中は輸液されるので、のどが渇くという感覚はない。

下半身麻酔なので、歩行も麻酔後数時間はできない。つまりトイレ自力でいけない。

私の場合は導尿されてた。少し心理的抵抗はあったが、産後は回診のたびに会陰をいろんな人に見られ、母乳の分泌を確かめるために乳首を無遠慮につままれるので、思い返せば導尿くらいなんともない。

相対的産後の痛みを強く感じやす

産後には子宮が元の大きさに戻ろうとするときに、生理痛のような痛み(後陣痛)が伴う。

それに加え、多くの場合に分娩で会陰が裂ける。

麻酔が切れたあとにこれらの痛みがいきなり襲ってくる。

陣痛経験していないと、これらが人生の中で最高レベルの痛みに感じる(ような気がする)。

私も会陰がバチバチに裂けたので縫われたが、これがまあ痛い。出産当日の夜はひいひい泣きながらナースコールした。

ただ、後陣痛も会陰裂傷も痛み止めを飲んだり、患部を冷やしたりといった対策はある。

リスク

麻酔で重大な事故が起こる割合は低いが、全くリスクがないわけではない。

計画分娩だと陣痛促進剤も併用される。促進剤でも事故が起こったケースがある。

自分で調べても情報にはたどり着けるけど、これらの処置リスク事故防止のためにどのような対策をとっているか、などをしっかり説明してくれる病院を選んだ方がよいと思う。

今回の産院では、無痛分娩に関する説明会を受けることが必須になっていた。みっちり2時間半、質疑応答時間たっぷりとられていた。

リスクに対してメリットが大きいと納得できれば、無痛を選べばいいし、そうでなければ避けた方がよいと思う。

私の場合、完全無痛に近かったことと、よい病院に恵まれたこともあって、無痛にして本当に良かったと改めて感じている。

はてなーには「痛みを経験してこそ」なんて人はいないと思うが、無痛で産んでももちろん我が子はかわいい

お腹を痛めて産んだことがないから、比較できひんけど。

それではみなさまよい分娩を!

2019-07-22

局部局所どっちがどっちかわからない

言い間違えると恥ずかしくて死にそうだから人前で「局所麻酔」って言えない

2019-05-06

anond:20190506164945

 動かすと頚が痛いので、寝違えが起こった時には痛い方向には動かさずにいる方が良いでしょう。

医療機関で処方される湿布には、炎症を抑えて痛みを取る薬剤が含まれていますので、痛い部分に貼るのは有効です。

鎮痛消炎薬や筋弛緩薬の内服も有効でしょう。可能なら緩やかにストレッチするのも有効場合がありますが、痛みを我慢してストレッチするのは逆効果場合があります

筋肉のけいれんが原因の場合には、こむら返りの治療で使う漢方薬有効なこともあり、痛い筋肉筋膜局所麻酔薬を注射する方法有効場合もあります

マッサージ有効場合もあるかもしれませんが、余計に痛くなる場合には良くありません。

いずれにしても、治療効果を見ながら治療方法を考えていく必要がありますので、整形外科医への受診おすすめします。

https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sprained_neck.html

寝違え日本整形外科学会より

2018-10-14

ピンクリボンなんか糞くらえだ

二十代後半で乳がんが見つかった。

乳腺症のひどい胸をしていて、二次性徴が見られるころからずっと胸が痛かった。

からしこりがあるのも普通だった。

二十代半ばをすぎたこから何となく胸全体が柔らかくなった気がしていたけれど、

よく触ると固い部分があるからやっぱり自分の胸はこういう胸なんだと思った。

巨乳にあこがれて、理想Eカップだったけれど、長い間Cカップだった。

がんが見つかる2,3年前に下着屋さんで測ってもらったらDカップになっていた。

Dカップも小さくはない部類だなとのんきに考えてはいたけれど、

しこりが大きくなってきているのは薄々感づいていた。

私は医療系の国家資格を持っている。

きちんとした専門の大学に行き、大学院にも通った。

大学院の同期と後輩で海外旅行へ行った。

自然乳がんの話になり、乳がん肉まんの中に梅干しタネが入っているみたいな触り心地らしいよ、と、年上の同期が言った。

肉まんの中に梅干しタネ入ってるのなんか触ったことないですよね~、と、呑気なフリをしていつもの通りおちゃらけて私は返事した。

実は私の胸にもしこりがあるんですよ~、触ってみます?と、いつも通りの雰囲気で、しかし内心焦って続けた。

のしこりは、想像の中にある肉まんの中の梅干しタネに触り心地がそっくりだった。

彼女たちは触らず、微笑みながら言った。

帰国したら検査してみなよー、安心するよ。」

帰国して約一か月、土曜日トイレぼんやりしながら、そういえば、と思い出した。

スマホ検索して、土曜日受診できる病院電話を掛けた。

何となく人気らしい病院を選んだ。院長が講演活動なんかもやっているらしい。

電話がつながったものの、案の定、初めての患者は一か月くらい診てもらえないと応答した女性は言う。

しこりがあるようなら、うちじゃなくても良いんで、一刻も早く診てもらってください」

まりにも真剣な声だった。電話で問い合わせただけの相手に言うにはあまりにも真剣だった。

予約がとれなければ面倒だからやめとこう、そう考えていた私に次の病院電話をかけさせるには十分すぎる熱量だった。

仕方なく次の病院に連絡をしたら、その日のうちに検査ができた。

マンモグラフィーは痛いものだと健診で受けたことある友人から聞いていた。

それにしても痛すぎるのではないか

それまでの人生、私は自分が痛みに強いのだと思って生きてきた。根拠があるわけではないのだけれど。

しこりのある胸を挟まれた時、あまりの痛みに体が震えて、冷や汗が出た。

検査技師のお姉さんに肩を抱かれて、一旦休憩しようかとベッドに座らされたときパニックになりそうだった。

こんなに痛い検査が侵襲性のない検査とされているのがおかしい、どうかしている、

痛みを我慢できなくて恥ずかしい、情けない、あまり働かない脳みそを使ってぼんやり考えた。

しこりの少ない胸を検査された時も痛かった。だけども反対側より随分と楽に思えた。

自分名前を呼ばれて診察室に入った時に、お医者さんからかけられた第一声は「大丈夫?」だった。

大丈夫ではなかった。血の気が引くとはこういうことをいうのかとしみじみと考えた。

若い女性にはマンモグラフィーよりも、エコーが良い。

そういう知識は持っていた。普通会社員として働いてはいるけれど、学校で習った。

エコーでお医者さんが見せてくれたしこりは、もこもこしたクリームパンのような形をしていた。

医者さんは、難しい顔をしている。モデルのように美しい女医さんだ。

良性の腫瘍の表面はつるりとして、悪性の腫瘍デコボコしている。

そういうことも学校で習った。

その後二か所の細胞診をした。帰りに次回受診の予約をした。

これがもしも何ともなければ、がん保険に入ろう。

いつも私は自分のことを病人にしたがってしまう。

から大丈夫だ、言い聞かせるように胸の中で何度もつぶやいた。

それでも不安がぬぐえない。どう考えても悪性の要素しかない。

医師の友人に連絡をとった。

友人はマンモグラフィー読影の講習を受けたばかりだから何でも聞いてくれといつになく自信にあふれていて、

安心させようと、大丈夫大丈夫と返してくれた。

エコーがこうで、というと、段々と友人の返信に元気がなくなってきた。

最終的には検査結果を待とう、としか言ってくれなくなった。

当時、転勤になったばかりで、それまでとは全く別の職種コンバートされていた。

それまでは暇で仕方なかったのだけれど、打って変わって忙しく

新しい職場単身赴任おっさんばかりで、慣れない環境に日々翻弄されるばかりだった。

残業中、ふと個人携帯に着信がある。

登録していない番号に胸騒ぎがする。折り返すと病院に繋がり、すぐにお医者さんへと代わった。

電話細胞診の結果を言うことはできない。でも詳細に検査がしたいので予約時間を変更してほしい。

結果を言うことができないも何も、それは告知のようなものではないのか。

人生を揺るがすほどの言葉を、私は残業中に、会社非常階段で受け取った。

診察室で細胞診の結果を見た。

まり詳しくはないけれど、学校で見たことのあるような悪い顔をした細胞が並んでいた。

検査施設からつけられたコメントにも『陽性』と記載がある。

確定診断のための検査は、もはや簡単な手術だ。

バコラ生検といって、皮膚を切って漫画のような太い針をした注射器のようなもの組織を吸い上げる。

局所麻酔を打つ。痛みがありますよ、なんてお医者さんは言ったけれど、マンモグラフィーの方がよっぽど痛い。

検査をしてくれた個人病院ではなく、大学病院へそのまま紹介状が書かれた。

色々な説明を受けた。

詳細な検査なしにはわからないけれども推定されるステージ予後タイプによる治療方法の違いや色々。

がんのサイズは3cmあったので、ステージⅡ以上は確定だと、悲しい顔で告げられた。

先生、すぐ治りますか」お医者さんにバカみたいな質問をした。

「うん、すぐに元気になるからね」お医者さんは、今思えばとんでもない嘘つきだった。

大学病院での検査の結果、私はホルモンレセプター陽性、HER2タンパク陽性だった。

簡単にいうと、乳がん治療薬に対して感受性が良いか治療やすタイプだ。予後も非常に良い。

その時は、結果に対して良いことだと感じた。

しかしそれが不幸なこととだと後々思い知る。

術前に二種類の抗がん剤をし、術後に放射線治療ホルモン療法をする。

卵巣の保護とがんの発育を防止するために女性ホルモンを止める注射を打ち

抗がん剤を入れるタイミング分子標的薬の点滴もする。

手術は、温存できそうであれば乳房は温存、シリコンは30年で入れ替える必要があるからおすすめはされなかったので

自分脂肪筋肉移植する方法選択した。

術中にすべてが終わる、同時再建となる。

私の乳がん治療効果が出やすい。出やすいということは、可能な限りの治療法をすべてやってしまうということだ。

予後が良いことと、元気に余生を送ることは違う。

若いから体力がある、回復が早い、とあまり知識のない周りは言う。

抗がん剤は元気な細胞ダメージを与える薬だ。

元々同い年の友人と比較しても筋肉痛になりやす新陳代謝の良かった私に副作用はてきめんに出た。

2,3回の抗がん剤でがんは柔らかくなり、一種類目の抗がん剤を終えるころには触れることさえできなくなった。

それでも、標準治療という、乳がんに決められた治療は命に関わる副作用でもない限り続けられる。

薬を検索して出てくる副作用は大抵踏み抜いた。

感染症にだけは気を付けていたので治療は滞りなく続いた。

味覚障害にならなかったことで体重はどんどん増えていってしまった。

がん=痩せる、は乳がんには当てはまらない。

病気ストレスでどんどん食べる。抗がん剤副作用吐き気がおさまれば、

副作用止めのステロイドのせいで食欲がとどまることを知らない。

ハゲデブ、年頃の女性にとって最悪の状態になる。

乳がんです、と職場に言えば早期と言った覚えもないのに早期のがんの扱いをされる。

実際に早期の分類ではあるものの、どうせ早期なんだろ、と軽くみられるのは納得いかない。

普通に接してやっている、と面と向かって言われたこともある。

咳が止まらない風邪おっさんが、俺もガンかな、と独り言を言う。

今考えれば職場環境は最低だった。

病人扱いはしない、と言われたけれど、仕事は当たり前に1人分用意されていて

懇願しないと手伝ってもらえない。

離れて暮らす家族も、会社を休むな金を貯めろとしか言わない。

確定診断の前、がんかもしれないと連絡したらいつもお前は私たちを驚かせてばかりだとなじられた。

そのあとに、あんたが落ち込んでると思って、と電話をかけてきた母に優しさは感じたけれど

最終的にはがんは自業自得だと罵られて終わった。

突然健康容姿を奪われてしまって、なおかつ職場家族理解が伴わない、そうなると当然頭がおかしくなる。

抗うつ剤睡眠導入剤が追加された。

手術はうまくいった。乳首も残せた。傷跡も自分ではそれほどは気にならない。

少しずつ萎縮しているようで、元々がん抜きにしても健側の乳房より大分おおきめだった乳房がかなり小さ目になっている。

今計測してもCカップいかもしれない。

それでも医療機関で新しいスタッフ出会うたびにきれいだと褒められる。

執刀医がその分野での大権威だったことは幸いだった。

分子標的剤とホルモン療法は副作用のため途中で終了。

術後4年とそろそろ半年がくるが今はがんのためには何もしていない。

時期的にはそろそろ寛解といっていい。

しかし体に残るダメージは癒えない。

手術痕はきれいなものの、剥がれた背中筋肉や、弄り回されて傷ついた神経は軽い疲れや天候不順で大いに痛む。

ホルモン療法のせいで腱鞘炎がひどく、手術もした。

この手術がうまくいっていないようで周辺のスジがひどく痛むし、こうしてキーボードを打っていても

薬指や小指のあたりに力が入らない。

抗がん剤で傷ついた手の表面の神経はいまだに感覚が怪しく、ざらざらした布を撫でると奇妙な不快感を覚える。

足も不意に菜箸でつつかれるような痛みを覚えるときがある。

ついでに、おそらく不妊症になってしまっている。

私は元々婦人科系のホルモン疾患があって、ピルを飲まなければ日常生活を送ることすら困難だった。

しかし、ホルモンがエサになるタイプのがんだから使用することができない。

倦怠感、睡眠障害PMS自律神経失調症気象病

ホルモンの乱れ、心身に蓄積したダメージ、見た目が元気そのものからこそ理解されないタイプの不調を抱えている。

こんな体調だし、あまり弱みを他人に見せることが好きではないか彼氏はいない。

そもそもいたこともないので作り方もわからない。

太ってしまったものの、髪の毛は生えてきているし、我ながら顔は普通レベルには整っている方だと思う。

だけれど、結婚して、子供を産んで、ということは私には夢物語だ。

人生で一番色恋にうつつを抜かさなければならない5年間私はひたすらに体調が悪くて自分の世話さえままならない。

がんそのものでは死なないかもしれない。

がんが連れてきた不調によっては死に至ってしまうかもしれない。

かに抗がん剤はつらかった。

幾度も孤独な夜を越え、みじめさと苦しさと痛みに、毛のない頭を抱えてもだえ苦しんだ。

粘膜が弱って、鼻が蛇口になったのかと思うほどの量の鼻血が出たこともあった。

ホルモン療法を始めてすぐはひどい鬱状態に陥り、首を吊りたい欲求を抑えることに必死になった。

それと比べれば瞬間最大風速は今の方がぬるい。

でも、終わりもないし先が見えない。

次にがんができたら、そう、一度でもがんを体験したことのある人間なら頻度はともかく頭に浮かぶだろう考え。

私は次にがんができても積極的治療はしない。

できれば死にたい

お酒たばこもしないので、非難される要素はあまりない。

病気で死んだとなれば、外聞も悪くない。

ピンクリボン活動が声高に叫ばれている。

何もなくて、安心を得る人もいる、見つけて、切って、はいおしまい。で済む人もいる。

でもそうでもない人もたくさんいることだろう。

死ぬよりつらい地獄に引き込まれることもあるだろう。

こういう地獄があるんだよ、と説明することも大事だと思う。

地獄入り口になるかもしれない責任を持つべきだ。

ピンクリボンなんて、かわいらしいイメージではよくない。

そもそも私は乳がん検診適用の35才より若くに自分病院にかかったか

まり恩恵を受けてはいない。

がんサバイバーがエネルギッシュな姿をさらすことは勇気を与えるかもしれない

でもサバイバーがエネルギッシュにならなければいけないという無言のプレッシャーがある。

現に、私の母は新聞で見た乳がん患者はこんなに元気なのに、あんはいつまで病人気取りなんだと叱責してきた。

元気がある人しか声を上げないのだもの

元気がない人にも声を上げさせてほしい。

下手にがんが見つかるとこういう辛い思いをして、死ねずに生きる羽目になる。

からそれでも生にしがみつきたい人だけが検診をする覚悟を持てと。

やさぐれて、どうしようもなくて、地の底を這いずり回って泥水すするような気持ち毎日を送る羽目になるぞ。

末期で見つかっていれば、大事な人にありがとうと、嫌いな人へ呪詛を伝えて心軽く天国だか地獄へ行けていただろうに。

病気になる前よりずっとずっと性格が悪くなってしまって悲しい。

長い長い、そろそろ自分乳がん患者と呼ぶのにためらってしま三十路女の独り言

追記(10.15)

たくさんの方に愚痴に付き合っていただけたことに、少し気分がすっきりしました。長くてすみません

Amazonの欲しいものリスト!?公開したら物をいただけるの!?さもしい私は飛びつきそうになりましたが、三十路レディなので澄ました顔で見ない振りができます

お肉食べたい!不眠改善のために良い寝具欲しい!楽して痩せるダイエット器具

物欲は止まることを知りませんが、あなたの周りの少し元気がない人に美味しいご飯おやつをごちそうしてあげて下さい。

回り回っていつか私がご相伴に預かることになるかもしれません。

◆母のこと◆

クソ!母親が!!うちひしがれている娘に!!!そんなことを言うだなんて!!!と、当時発狂しそうに悲しんだんですけど、母も恐かったんでしょう。

恐がりなんです、恐がってる自分を受け入れられなくて、私に当たることしか出来なかったんだと思います

今も、私が一刻も早く普通に戻れることを期待しています。私の体調が悪いこと、気持ちの落ち込みがあること、すべてを気の持ちようで片付けようとしています

私は、母の中では病人であってはならないのです。あって欲しくないのです。

からと言って、娘に言って良いことと悪いことの区別がついていない理由にはなりませんが。

母は、母なりに私に愛情を持っていることだけは誤解されたくなくて追記しました。

内弁慶で臆病なおばさんなんです。

ちなみに、近親者で乳がんは父方の祖母(60代発症)だけで、姉も、おばや従姉妹、その他男性、他に誰も乳がん患者はおりません。

遺伝性のものではなさそうなので、単純に運が悪かったのです。

職場について◆

国家資格は取得しているものの、勤めている会社ではその資格を使ったお仕事はしていません。

ですので、デリカシーのないおっさんらもあんまり医療知識がないです。

とは言え、どう考えても非情対応をされたことは間違いありません。

もっと貶してください。

叩いて下さい。

あの頃耐えて笑っていた私が報われます

今は優しい人達の多い職場に転勤しています仕事にも人にも恵まれています

泥水をすすりすぎて、濾過した雨水うめぇ水道水最高!って言っている状態なのかもしれません。

分子標的薬で心不全症状がガンガン乳がんだけに)出ていた最中引越しを伴う辞令を出した会社には多少わだかまりはあるものの、結果オーライ職場環境は確実に改善されています

それでも体が辛いものは辛い。

ピンクリボンへの八つ当たり

そうなんです、八つ当たりなんです。

わかっているんです。

気軽に乳がん検診に行こう、それで簡単処置で助かる命がある、それは尊いことなんです。

ファッション感覚ピンクリボン、ウェーイ!としている女子が妬ましいんです。

ウェーイしている女子いるからこそ気軽に検診が出来る、それが本来目的なんでしょう。

ただ、若年性乳がんって、乳がん全体のほんの数%なんです。貧乏くじ引いてしまった感が否めないんです。

元々ちょいちょいツイてなかった私が、こんな所でもツイてなかったかー、と。

妬ましく思っても許して下さい。

ネルギッシュに闘病体験を語って、良い感じの活動をしている先輩サバイバーを見て、そうはなれない(なりたい訳でもないけれど)不定愁訴しんどいんです。

残っている後遺症のようなもの障害レベルではなくて、1個1個は誰しもが抱えている何らかの不調なのかもしれません。

不調の数が多すぎて、歯車がガタガタで、支える気力も尽き果てた状態が今の私です

ぶっ飛ばさせて、レッドリボン軍だか、クリボーだか、びっくらぽんだかのアイツを。匿名のこの場でくらい。面と向かっては、きっと吐き出せないので。

優しい言葉ありがとう、長い愚痴に付き合ってくれてありがとう

嵐のような感情の発露は鍵付きのTwitterだけで行っていました。

初めて書き散らしたこの場で、思いもよらずたくさんの方に見ていただけて、嬉しく思います。 

大好きなアーティスト懇願して(服の上から)触って貰ったことあるので、本体の私は乳のせいで地獄のクソ煮込みをわんこそばで注ぎ込まれている割に、乳だけは世界で1番幸せ者かもしれません。

欲しいものリスト我慢するので、私と彼が結ばれる結末を祈って下さい。

2018-07-02

この間止まらなすぎて入院した人のブログを読んでゾッとした

小さい頃から鼻血の出やすい体質で、2年に1回くらいのペースで耳鼻科で鼻の粘膜を焼いてもらう事態になる。咳やくしゃみはもちろん何の前触れもなく出ることもあって、ひどいと30分くらいトイレにこもって鼻をつまみながら貧血と戦う羽目になる。それを駅のトイレでやって駅員に救急車を呼ばれたり、介抱してくれた友人がパニックになってしまったり、その都度悩まされてきた。

先日も右の太い血管に傷ができてしまい、あまりにぶり返すので焼いてもらってきた。局所麻酔をして、ピンセット型の電極を鼻の穴に突っ込んで、患部の血管に当ててバチバチっと焼いて傷口を塞ぐ。体の負担は大きめの虫歯治療と同じくらい。

その日の夜、遠方から来た知り合いに誘われた飲み会で、酒が飲めない理由として鼻血の話をしたら「エロいこと考え過ぎなんちゃう?」ってニヤニヤしながら言ってきたやつ。

お前酔ってたとはいえ一生覚えとくかんな。

鼻血よく出す人にそれ言ったらしばかれますよ!笑」って返したけど後でまた繰り返してたし。この言い回しでだめならもう直で「お前しばくぞ」しかないやんけ。

鼻血一回も出したことない人って結構いるし、期待はしてないけども。

いやーもう、知り合って3回目の相手に持病の話なんてした私がよくなかった。勉強になりました。

しか小馬鹿セクハラ同時にかまして笑いも取るなんてうまいことやるわ。ほんまに。

2018-06-10

anond:20180610174436

私も処女なので他人に膣を見せること自体が初めての体験だったから、最初にどうしても抵抗があって、「グロいですけど……大丈夫ですか?」って思わずかめちゃったよ。

もちろん、家を出る前に念入りに洗ってはいたんだけどさ。

そしたら「ぜーんぜん大丈夫!」って言うから、そこまで言うならしゃーねーな、もうまな板の上の鯉になったるわーって気分で股を開きました。

股を開いてからも「グロくてごめんなさい」とか言っちゃったけど「大丈夫、きれいですよー」と言ってもらって少しホッとした。とにかく自分の膣が他人と比べて汚いのかきれいなのかなんて把握してないから、不安しかなかったのが、少し自信を持てたよね。

でも泣くほど痛かったです、検査

元増田は「痛いって声ばかり集まるから目立つ!」って主張してるけどさ、私としては、人によっては超激痛だということがもっと広まってほしい。そしたら局所麻酔とか選択できるようになるかもしれないじゃん。処女でもタンポンOKな人ってまた別ジャンルだと思うんだよね。検査時の痛みも含め。膣にモノを入れること自体が恐怖って人もいるわけで。

と言うわけで、麻酔必要レベルガチ痛いです。ぐわわわわわわわわああああ!!!ってなります。数秒が永遠に感じられました。婦人科検査が超痛いってことがもっとまりますように。

anond:20180609174609

私も34歳処女で経膣エコー子宮頚がん検査子宮体がん検査を初めて受けたけど、もう耐えられないくらい痛くて痛くて死にそうだったんだけど……。

再診時にもう一度経膣エコーだけすることになったんだけど、あまりの痛みに「いっ、いったたたたたたたた、痛い!痛い!」と叫んでしまい、そこで先生が「あっ……」と私が処女であることに気付いて「ごめんごめん、忘れてた! 痛かったよね、ごめんごめん」といって肛門からの挿入に変えてもらった。

処女なのに、あの検査があまり痛くない人もいるなんて衝撃だ。

私は処女で、膣になにかモノを入れた経験ゼロからなのかな?

元増田さんは膣になにかモノを入れた経験があったりするの?

私は局所麻酔をしてほしかったくらい、トラウマになるくらいの苦しみと痛みがあった。恥ずかしさよりも痛みが上回って正直もう二度と受けたくない検査

この元増田記事鵜呑みにして痛さで叫ぶことになる人がいないといいんだけど。


ちなみに自分処女だと医者に伝えるのは全然恥ずかしくないタイプ

だって事実だし、相手医者検査必要な項目なんだし。

あと身なりはちゃんと整えてるから相手がいなくて処女のままって感じに見られることもないかなと思ってるので。

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