「政体」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 政体とは

2024-07-12

https://anond.hatelabo.jp/20240712184211  続き

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(16)

nippon.com版

 英国首相チャーチルはかつて「民主政は最悪の政治形態だ。ただし、過去の他のすべての政治形態を除いては」と語った。なぜ民主政は「最悪」なのか。それは運用が極めて困難な政体からである民主政は「合理的思考する市民」が多く存在することを前提にした制度である有権者の多数が「まともな大人」でないと、民主政簡単衆愚政に堕す。だから民主政は人々に向かって「お願いだから大人になってくれ」と懇請する。市民に向かって政治的成熟を求める政体民主政の他にはない。

 

 

内田ブログ

 英国首相チャーチルはかつて「民主政は最悪の政治形態だ。ただし、過去の他のすべての政治形態を除いては」と語った。なぜ民主政は「最悪」なのか。それは運用がきわめて困難な政体からである民主政は「合理的思考する市民」が多く存在することを前提にした制度である有権者の多数が「まともな大人」でないと、民主政簡単衆愚政に堕す。だから民主政は人々に向かって「お願いだから大人になってくれ」と懇請する。民主政有権者に向かって「いまあるあなたとは違う人間になってくれ」と懇請するのである。「よけいなお世話だ」と腹を立てる有権者がいても不思議はない。そして、実際に多数の有権者が「大人になってくれ」という制度からの懇請に腹を立てて「オレはオレのままでいいんだよ。オレはオレが大好きなんだ」と口を突き出すようになったことで民主政は終わりに近づいている。

 市民に向かって政治的成熟を求める政体民主政の他にはない。

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(17)

nippon.com版

 帝政王政貴族政も寡頭政も、どれも「市民が幼稚で愚鈍である方が統治コストが安く上がる政体である。だから、これらの政体市民に向かって「成熟するな」というメッセージを送る。「難しいことは考えなくていい。考える仕事私たち支配者が代わって行うから、お前たちは愚鈍のままでいい」という甘い言葉を送り続ける。中国の歴史書・十八史略に登場する、「帝力なんぞわれにあらんや」とうそぶいて、自分支配されていることさえ気づかなかった「鼓腹撃壌」の老人こそ愚民理想である

 

 

内田ブログ

 帝政王政貴族政も寡頭政も、どれも「市民が幼稚で愚鈍である方が統治コストが安く上がる政体である。だから、これらの政体市民に向かってさまざまな機会に「成熟するな」というメッセージを送る。「難しいことは考えなくていい。考える仕事私たち支配者が代わって行うから、お前たちは愚鈍のままでいい」という甘い言葉を送り続ける。「帝力なんぞわれにあらんや」とうそぶいて、自分支配されていることさえ気づかなかった「鼓腹撃壌」の老人こそ愚民理想である

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(18)

nippon.com版

 その中にあって、民主政けが市民を甘やかさない。市民に対して「大人になれ」という面倒な仕事押し付ける。だから民主政は嫌われるのである

 

 

内田ブログ

 その中にあって、民主政けが市民を甘やかさない。市民に対して「大人になれ」という面倒な仕事押し付ける。だから民主政は嫌われるのである

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(19)

nippon.com版

(無し)

 

 

内田ブログ

 たぶんこれから民主政は嫌われ続けるだろう。有権者たちが「あなたがたは今あるがままでよいのです。成熟する必要も、自己刷新する必要もありません」という甘ったるいメッセージを言い交わしているうちに民主政は終わるのである

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(20)

nippon.com版

 今回の選挙の混乱の再発防止のために、一部から立候補時の供託金を高額に引き上げることや推薦人を一定数確保することを立候補の条件とする案も出ている。だが、私は立候補を困難にする条件をつけることには原則的には反対である。一部の「性善説制度をハックする人たち」を何とかするために、今私たち享受している政治的自由を規制すべきではない。

というのは、性悪説に基づいても、違法行為も完全にシャットアウトできるシステムを作ることは可能だし、それに類するものを作ってみても、システム設計と維持に膨大なコストがかかり、かつ効果は大してない。「ハッカー」というのは「穴を見つける専門家」なのである性悪説シフトすることが民主政プラスをもたらすことはない。

規制を設けるなら、法律で網をかけ監視や取り締まりをしなければならず、システム構築に膨大なコスト必要になる。だが規制を設けても、相手は新たな穴を探してくる。おそらく終わりなきいたちごっこになるが、これによって民主主義に関する新たな価値を生み出すことは無い。

 

 

内田ブログ

(無し)

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(21) 最終部分

nippon.com版

 私たちなすべきなのは、「市民社会の常識」を再生させることである。「君がやっていること、それは非常識だよ」という言明が、現実に強い規制力を持っていれば、法律を作る必要はない。

米国では2016年の大統領選挙の時、ワシントンポスト紙が候補者たちのステートメントファクトチェックをかけて、「ピノキオ」という単位でその真実含有量を表示したことがあった。「一部誤認や事実つまみ食い」が1ピノキオ、重大な言い落としや誇張は2ピノキオ、重大な事実誤認や明白な矛盾は3ピノキオ、大うそが4ピノキオ前大統領ドナルド・トランプ氏は「底なしピノキオ」の称号を贈られた。信頼できるファクトチェッカーがその威信をかけて「誰が真実を語っているのか」を査定するならば、法的規制は要らない。

今回の都知事選が改めて示したのは、「常識あるまともな大人」が一定存在しなければ、民主政は持たないということである。今は「大人になれ」も「礼儀正しくあれ」も「非常識であるのは恥だ」も、どれも強い指南力を持つメッセージではなくなってしまったが、それでも私はこれからも忍耐強くそう言い続けるつもりである

 

 

内田ブログ

(無し)

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

内田樹によって書かれた都知事選に関する2つの記事比較

nippon.com版の方が先に書かれたので、nippon.com版→内田ブログ版の順に掲載

適宜改行等を加えた。

 

 

nippon.com版

https://www.nippon.com/ja/in-depth/d01018/

 

 

内田ブログ

http://blog.tatsuru.com/2024/07/12_0846.html

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(01)

nippon.com版

 今回の都知事選では、「選挙民主主義の根幹をなす営みである」という認識が崩れてしまったという印象を受けた。選挙というのは有権者自分たち立場代表する公人を、法を制定する場に送り込む貴重な機会であるという基本的認識が今の日本からは失われつつあるようだ。

 

 

内田ブログ

 今回の都知事選では、選挙民主主義の根幹を為す営みであるという認識がかなり深刻な崩れ方をしているという印象を受けた。選挙というのは有権者自分たち立場代表する代議員を選ぶ貴重な機会であるという認識日本からは失われつつあるようだ。

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(02)

nippon.com版

 知事選当選者は1人に限られるのに「NHKから国民を守る党NHK党)」が関連団体を含め24人の候補擁立した。そして24人分の掲示板の枠に同一のポスターを貼るなど“掲示板ジャック”をした。NHK党は、一定額を寄付した人にポスターを張る権利譲渡する行為にも及んだ。掲示板には選挙関係ない人物動物写真サイト誘導する2次元バーコードなども張り出された。NHK党以外の候補も「表現の自由への規制はやめろ」と書いたわいせつ写真入りポスターを張り出すなど、目を疑うような行為があった。政見放送も含め、注目を集めて動画サイトなどのフォロワーにつなげるなど、選挙を単なる売名や金もうけに利用しようとする候補者が多数登場した。

 

 

内田ブログ

(無し)

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(03)

nippon.com版

(無し)

 

 

内田ブログ

 投票する人たちは「自分たち利益をもたらす政策を実現してくれる人」を選ぶのではなく、「自分と同じ部族の属する人」に投票しているように私には見えた。自分と「ケミストリー」が似ている人間であるなら、その幼児性や性格の歪みも「込み」で受け入れようとしている。だから、仮に投票の結果、自分生活が苦しくなっても、世の中がより住みにくくなっても、それは「自分の属する部族」が政治権力行使したこと帰結から別に文句はない。

 自分自身にとってこの社会がより住みよくなることよりも「自分のような人間たちから成る部族」が権力や財貨を得ることの方が優先する。これが「アイデンティティーポリティクス」の実態である

 

 自分幼児的で、利己的で、偏狭で、攻撃的な人間だと思ったら、かつてならそれは「成熟」へのインセンティブになった。「もっとちゃんとした大人になろう」と思った。でも、今は違う。今は「そういう自分がけっこう好き」だとカミングアウトすることの方が人間的で、端的に「よいこと」だとされる時代なのだ

 正直言って、私には意味がわからない。この人たちはそんなに自分が好きなのか。そんなに同じ自分のままでいたいのか。私は同じ人間のままでいるなんてまっぴらである。息苦しいし、不自由だし、何より退屈で仕方がない。「自分自身に釘付けにされていること」をエマニュエル・レヴィナスは考えられる限り最も苦痛体験だと書いていた。私もまったくそうだと思う。そもそも自分自分しかあり得ないことの不快」を推力として、生物はここまで進化してきたのではないのだろうか。単細胞生物単細胞生物であることに自足していたら話はそこで「おしまいである。だからアイデンティティー固執する人たちを見ていると、私は奇妙な生き物を見ているような気になる。なぜ「そんなに自分自身でいたい」のか。自分であることにうんざりすることがないのだろうか?いや、ほんとに。率直にそう訊きたいのだ。

 

 選挙の話をしているところだった。

 

 今回の都知事選では、選挙を単なる売名や金儲けに利用しようとする候補者が多数登場した。

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(04)

nippon.com版

 公職選挙法に限らず、私たち社会制度の多くは「性善説」あるいは「市民は総じて常識的振る舞うはずだ」という仮定の下に設計運営されている。でも、「性善説」の制度は隙間だらけである。その隙を「ハック」すれば、簡単自己利益を確保できる。候補者にさまざまな特権保証されている選挙という機会を利用しても、私利私欲を追求したり、代議制民主主義のもの嘲弄(ちょうろう)したりすることは可能である。そのことを今回の選挙は明らかにした。もう「性善説」は立ち行かなくなったらしい。

 

 

内田ブログ

 公選法に限らず、私たち社会制度の多くは「性善説」あるいは「市民は総じて常識的にふるまうはずだ」という仮定のもとに設計運営されている。でも、「性善説」の制度は隙間だらけである。その隙を「ハック」すれば、目端のきいた人間なら誰でも簡単自己利益を確保できる。候補者にさまざまな特権保証されている選挙という機会を利用しても、私利私欲を追求したり、代議制民主主義のもの嘲弄することは可能である。そのことを今回の選挙は明らかにした。もう「性善説」は立ち行かなくなったらしい。

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(05)

nippon.com版

 だが、選挙がこれだけ軽視されるに至ったのは2012年以後の安倍晋三氏、菅義偉氏、岸田文雄氏の3代の首相による自民党政権立法府軽視が原因であると私は考えている。

 

 

内田ブログ

 だが、選挙がこれだけ軽視されるに至ったのは2012年以後の安倍、菅、岸田三代の自民党政権立法府軽視が一因だと私は考えている。

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(06)

nippon.com版

 日本国憲法では立法府が「国権の最高機関」とされているが、安倍政権以来、自民党政権行政府立法府より上位に置くことにひとかたならぬ努力をしてきた。その結果、国政の根幹にかかわる重要な事案がしばしば国会審議を経ずに閣議だけで決定され、野党が激しく反対する法案強行採決された。国会審議は実質的には意味を持たない「形式的セレモニーであるように見せかけることに自民党政権は極めて熱心だった。

 

 

内田ブログ

 日本国憲法では立法府が「国権の最高機関」とされているが、安倍政権以来、行政府立法府より上位に置くことに自民党政権はひとかたならぬ努力をしてきた。その結果、国政の根幹にかかわる重要な事案がしばしば国会審議を経ずに閣議だけで決定され、野党がはげしく反対する法案強行採決された。国会審議は実質的には意味を持たない「形式的セレモニーであるように見せかけることに自民党政権はきわめて熱心だった。

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(07)

nippon.com版

 安倍首相は「私は立法府の長である」という言い間違いを繰り返し口にした。これはおそらく「議席過半数を占める政党総裁自由立法ができる」という彼自身の実感を洩(も)らしたものであろう。だが、法律を制定する立法府の長が、法律執行する行政府の長を兼ねる政体のことを「独裁制」と呼ぶのである。つまり、彼は「私は独裁者だ」という民主主義精神全否定する言明を繰り返していたことになる。

 

 

内田ブログ

 安倍首相は「私は立法府の長である」という言い間違いを繰り返し口にした。これはおそらく「議席過半数を占める政党総裁自由立法ができる」という彼自身の実感を洩らしたものであろう。だが、法律を制定する立法府の長が、法律執行する行政府の長を兼ねる政体のことを「独裁制」と呼ぶのである。つまり、彼は「私は独裁者だ」という民主主義精神全否定する言明を繰り返していたことになる。

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(08)

nippon.com版

 現行憲法下で独裁制を実現するために、差し当たり最も有効なのは立法府威信を低下させること」である有権者の多くが「国会機能していない」「国会審議は無内容なセレモニーにすぎない」「国会議員選良ではなく、私利私欲を優先する人間だ」という印象を抱けば、民主政事実上終わる。

 

 

内田ブログ

 現行憲法下で独裁制を実現するために、さしあたり最も有効なのは立法府威信を低下させること」である有権者の多くが「国会機能していない」「国会審議は無内容なセレモニーに過ぎない」「国会議員選良ではなく、私利私欲を優先する人間だ」という印象を抱けば、民主政事実上終わる。

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(09)

nippon.com版

 だからこそ、自民党はこの12年間、国会議員は(自党の議員を含めて)知性的にも倫理的にも「普通市民以下かも知れない」という印象を扶植することに並々ならぬ努力をしてきたのである。そして、それに成功した。知性においても徳性においても「平均以下」の議員たちを大量に生み出すことで、自民党政党としては使い物にならなくなったが、その代償に立法府威信を踏みにじることには見事な成功を収めた。

 

 

内田ブログ

 だからこそ、自民党はこの12年間、国会議員は(自党の議員を含めて)知性的にも倫理的にも「ふつう市民以下かも知れない」という印象を扶植することになみなみならぬ努力をしてきたのである。そして、それに成功した。知性においても徳性においても「平均以下」の議員たちを大量に生み出すことで、自民党政党としては使い物にならなくなったが、その代償に立法府威信を踏みにじることにはみごとな成功を収めた。

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(10)

nippon.com版

 その帰結が、「代議制民主主義嘲弄する」人々が選挙立候補し、彼らに投票する多くの有権者が少なから存在するという今の選挙現実である

 

 

内田ブログ

 その帰結が、「代議制民主主義嘲弄する」人々が選挙立候補し、彼らに投票する多くの有権者が少なから存在するという今の選挙現実である

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(11)

nippon.com版

 NHK党は、暴露ユーチューバー有罪判決を受けたガーシー(本名・東谷義和)元参院議員国会に送り込むなど、国会威信国会議員権威を下げることにきわめて熱心であったが、これは彼らの独創ではない。自民党が始めたゲームを加速しただけである

 

 

内田ブログ

(無し)

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(12)

nippon.com版

 今回の都知事選で2位につけた石丸伸二氏も前職の広島県安芸高田市長時代市議会と繰り返し対決し、市議会機能していないことを訴え続けてネット上の注目を集めた。これも「立法者」と「行政者」は対立関係にあり、「行政者」が上位にあるべきだという、安倍首相体現してきた「独裁志向路線を忠実に踏まえている。

 

 

内田ブログ

 今回の都知事選で二位につけた石丸伸二候補安芸高田市長時代市議会と繰り返し対決し、市議会機能していないことを訴え続けてネット上の注目を集めた。「立法者」と「行政者」は対立関係にあり、「行政者」が上位にあるべきだという、安倍首相体現してきた「独裁志向路線を彼は忠実に踏まえている。

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(13)

nippon.com版

 日本維新の会も「独裁志向」では変わらない。「議員の数を減らせ」という提言は「無駄コストカットする」合理的政策のように聞こえるが、実際には「さまざまな政治立場代表者が議会議論するのは時間無駄だ。首長に全権委任しろ」という意味しかない。

 

 

内田ブログ

 維新の会も「独裁志向」では変わらない。「議員の数を減らせ」という提言は「無駄コストカットする」合理的政策のように聞こえるが、実際には「さまざまな政治立場代表者が議会議論するのは時間無駄だ。首長に全権委任しろ」という意味しかない。

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(14)

nippon.com版

自民党派閥裏金問題は、国会議員たちがその地位を利用して平然と法律を破っている事実を白日の下にさらした。この事件は「国会議員はろくな人間ではない」という民主主義空洞化するメッセージと、「政権に近い議員であれば、法律を犯しても処罰されない」という法の支配空洞化するメッセージを二つ同時に発信していた。

 

 

内田ブログ

 自民党裏金問題は、国会議員たちがその地位を利用して平然と法律を破っている事実を白日の下にさらした。この事件は「国会議員はろくな人間ではない」という民主主義空洞化するメッセージと、「政権に近い議員であれば、法律を犯しても処罰されない」という法の支配空洞化するメッセージを二つ同時に発信していた。

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(15)

nippon.com版

 このメッセージを「警告」として受けとった人は「今のままではいけない」と思って政治改革を目指すだろうが、このメッセージを「現状報告」として受けとった人は「民主政は終わった」という虚無感に蝕(むしば)まれてへたり込んでしまうだろう。そして、どうやら日本人の相当数は、この事件ニュースを「世の中とはそういうものだ」という諦念と共に受け止めたように見える。

 

 

内田ブログ

 このメッセージを「警告」として受けとった人は「今のままではいけない」と思って政治改革をめざすだろうが、このメッセージを「現状報告」として受けとった人は「民主政は終わった」という虚無感に蝕まれるだけだろう。そして、日本人の相当数は、このニュースを「世の中とはそういうものだ」という諦念と共に受け止めたように私には見える。

 

 

  • -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(16)

nippon.com版

 英国首相チャーチルはかつて「民主政は最悪の政治形態だ。ただし、過去の他のすべての政治形態を除いては」と語った。なぜ民主政は「最悪」なのか。それは運用が極めて困難な政体からである民主政は「合理的思考する市民」が多く存在することを前提にした制度である有権者の多数が「まともな大人」でないと、民主政簡単衆愚政に堕す。だから民主政は人々に向かって「お願いだから大人になってくれ」と懇請する。市民に向かって政治成熟を求める政体民主政の他にはない。

 

 

内田ブログ

 英国首相チャーチルはかつて「民主政は最悪の政治形態だ。ただし、過去の他のすべての政治形態を除いては」と語った。なぜ民主政は「最悪」なのか。それは運用がきわめて困難な政体からである民主政は「合理的思考する市民」が多く存在することを前提にした制度であるPermalink | 記事への反応(1) | 18:42

AI内田◯氏のコラム

今回の東京都知事選では、蓮舫候補者とその陣営の行動は、民主主義の根幹を揺るがすものだったと感じざるを得ません。事前運動を行い、戸別訪問を繰り返し、違法なビラを都内に大量に撒くなど、公職選挙法無視した行為が目立ちました。

そもそも選挙というのは、有権者自分たち代表を選び、政治に対して責任を持つ貴重な機会です。しかし、蓮舫候補者とその陣営はその機会を私利私欲のために利用しようとしました。このような行動は、民主主義のもの嘲弄し、有権者の信頼を大きく損なうものです。

蓮舫候補者が行った行為は、民主主義本質理解していないことの表れです。選挙は公平で透明な手続きによって行われるべきであり、違法行為によって結果を左右しようとすることは許されません。こうした行為が横行すると、選挙意味が失われ、政治への信頼が低下します。

さらに、私たち社会制度は「性善説」に基づいて設計されていますが、蓮舫候補者の行動はその隙間を「ハック」しようとするものです。彼らの行動は、制度脆弱性を露呈させ、私たちがどれだけ容易に自己利益を追求できるかを示しました。これにより、民主主義本質が問われる事態となっています

このような行動を見過ごすことはできません。私たちは、選挙重要性を再認識し、公正で透明な選挙が行われるように努める必要があります民主主義市民成熟を前提とする政体です。市民一人一人が自らの責任を果たし、政治に対して真摯に向き合うことが求められます

選挙の話に戻りますが、今回の都知事選における蓮舫候補者の行動は、民主主義原則に反するものであり、深く憂慮すべき事態です。民主主義は、理性的市民が多く存在することを前提としています蓮舫候補者とその陣営の行動は、その前提を覆し、民主主義未来に対して大きな挑戦を投げかけています私たちは、この挑戦に対して断固として立ち向かい民主主義原則を守り抜く必要があります

2024-06-29

政体関係者暴力的手段に晒された時に出る「民主主義の敵」について

腐敗した構造に対して幾度となく文や声で批判してきたが、その実行的影響、実害のなさをもって舐められ続けた結果が国体衰退ではないのか。

凶器を持った暴漢に今まさに家族が刺されんとする中、相手を殴ってはいけない、正義のためならその家族死ぬことも覚悟すべきだと、安全から曰っているだけないのか。

それが自分の子供や配偶者であっても同じことが言えるのか。

そこまで民主主義を重んじるなら、あなたが何かして欲しい。

国が弱体化して家族が苦しむ様子を看過してまで守らねばならない形式とはなんだ。

お前らはゴミ汚物にまみれた部屋で朝日が昇る恐怖に苛まれたことなんかないだろう。

君たちのその聖人然とした振る舞いこそが、災禍の元凶であることを早く気づいて欲しい。

2024-06-16

みんな違ってみんないい

政治国家適用されないのなんでなん?

地球規模で全滅しないためには政体多様性を確保して分散していた方がいいのでは。

2024-05-16

なんか資本主義国ばかりでつまんない。

もっと色んな政体があってもいいのに。

日本だけずっと日本!すごい!みたいなやつ

あれ本気で思ってんの?

天皇家というロイヤルファミリーとしての歴を見たらそりゃ世界一だとは思うけどさ、途中に武家政権があった時期とか江戸幕府大日本帝国日本国の流れとか明らかに政体変わってるよな?

他の国と比べるのは構わないけど誇張はよくないと思う

2024-04-02

米誌が指摘。『ゴジラ-1.0』は、日本米国に見捨てられる不安を描いている | クーリエ・ジャポン

https://courrier.jp/news/archives/359531/

米誌が指摘。『ゴジラ-1.0』は、日本米国に見捨てられる不安を描いている | クーリエ・ジャポン

https://courrier.jp/news/archives/359531/


はてなー共は「作品過程で成立させただけ」って言ってるけどな。

日本近海で大規模戦闘起こしたらソ連が「威力偵察」で海軍出すだろウラジオから

それで「間違い」が起こったら絶対に米ソ戦争になるんだよ。

露助だって原爆作ってるから使いたい時に使うんだよ、まだ威力とか問題点とか分かってねぇんだから

(そういう意味ではノイマンの言う通り「明日の一番早い時間モスクワを核攻撃する」べきだったんだが)


ぶっちゃけトランプ大統領になったらジャップ軍だけでシナ軍と戦うことになるんだよ。

「出撃すな。1兵も死ぬな。死ぬのはジャップだけだ」って大統領命令完了だぞ。

その間議会が動くけど、それまでの間は全部ジャップ軍だけ。制海権は取られないかもしれないが、制空権は取られるし、米帝のいない基地戦術核で潰される。

ウクライナ戦学習してるだろシナは。で、外洋全面侵出を阻んでいるジャップ国土制圧するのに一番簡単なのは航空自衛隊基地をすべて戦術核破壊すること。

露助は宇戦でそれが出来なかった。でかすぎる賭けだけど、キーウへの戦略核の一撃で西側の腰砕けは確実。ポーランドスウェーデンものすごい勢いで西側に追いやるだろうけど、ハンガリーは確実に離反するだろうし。そっちがプーとしてもお好みだろう。敵は殺せばいいんだから

攻撃は間違いなく防御側に思考停止時間を作る。特にジャップランドは間の抜けた片翼平和主義非武装(笑))だし、核アレルギーから一発で麻痺する。俺がくまプー主席なら間違いなく、米軍のいない自衛隊航空基地への確実な戦術核攻撃(港はやらん。上陸の時に使うんだから)。

それで民間の損害が出てない(出てもコラテラル・ダメージ認知される程度)だったら「この戦術核攻撃ノーカン米軍トランプ&親シナ議員)」ってなる。米本土(占領基地含む)攻撃じゃないし、日本国土への攻撃民間の死傷者だからね。

そうなれば米軍は動かん。動きたくても動けない。次の攻撃される前に全軍撤退グアム辺りまで前線下げるだろ。

まぁその後、シナの共栄圏(笑)属国として収まるだろうけど(米帝が奪還してくれないと)、user20200405 みたいな反米並びに権威主義政体主義者はどう思うんだろうね。まぁ、米帝がやったのと一緒だからノーカンか。そういう精神構造してそう。


俺は嫌だけどね。シナとは一緒になりたくない。その気持ち平時でも変わらん。仕事相手として優しくしたかったが、無理だよアイツラは。無理。

ジャップ企業よりケチだとは思わなかったよ、しか人材で困ってるCEOケチなこと言うんだから驚かされる(リードエンジニアを雇いたい→安くて月120万ぐらい→バカを言え!本土だったら月50万でも喜んで来るぞ!→(じゃあそうしろよクソが))。

挙げ句経営者としてのマネージもしないし彼の怠惰の失敗は部下のせい。心理安全性とかマジでバカにしてんだろうなアイツラ。国民全体にその精神性と価値観が生きてる連中とは一緒になれません。無理です。

2024-03-16

古代ローマ共和政期と帝政期に別れると習った。

共和政期とは実質的貴族たちによる寡頭政治のことだ。

帝政期とはその貴族たちによる議員政治制度を利用して独裁的な権力行使する仕組みのことだ。

共和政ローマにおいての首長は、独裁を避けるために二人の執政官が選出され元老院リードする形を取られた。

しか有事に際しては一人の独裁官が選出される仕組みとなっていた。

国家の存亡(といっても当初はローマ周辺の小さな都市国家だったのだが)の危機にあたって合議していては遅いからだ。

素早く決断して、素早く行動する。

そのためには一人の権力者が必要となるということだ。

しかし、共和政ローマにおいて常に危惧されていたのは一人の人間権力を握ることでやがて王政への道を開くことだった。

ということは常にそのようなことを夢想する輩がいたということの反証でもある。

そのような男の一人がユリウス・カエサルである

彼はその前時代独裁官の権力政敵粛清したスッラのやり方を見て着想を得た。

スッラ内戦により権力を握ると独裁官となり、自身政治信条に基づいた元老院運営体制を築いた後に独裁官を退き元老院へと権力を戻した。

なぜなら元老院による貴族政治スッラ理想とするところだったからだ。

しかし、民衆派であったカエサルは違った。

彼はその支持層貴族ではないことから権力を握るためには元老院による寡頭政治ではなく、より独裁必要としたからだ。

これは彼自身の野心であると同時に、対立したポンペイウス派に対抗するための手段でもあった。

カエサルルビコン川を超えてローマに帰還したあと独裁官に就任、その後内戦勝利したあと、永久独裁官に就任するところで暗殺された。

元老院派にとって、共和制の原点であり拠点とも言うべき元老院において、ひとつ政体を退けるために暴力行使されたというのは元老院議員にとって如何に王政に対する忌避感が強かったのかの現れであろう。

これを見ていた後継者アウグストゥスは、永久独裁官という地位を求めることはせずに、様々な制度を複合することで実質的独裁権を得た。

その王政アレルギーを刺激しない方式をとることで自らの権力をより受け入れやすものへと変質させたのだ。

2024-03-10

徴兵してまで戦争する必要ある?

真に民主主義国家であり国民国家であるならば、志願兵だけで戦争遂行可能ではないか

志願兵のみで戦争遂行できないとしたとき、その政体軍隊徴兵してまで保持する必要があるのだろうか?

2024-02-26

anond:20240225164316

>>いつかもっととんでもないトラブルが起きるだろうな。


是非起きて欲しい。

ウクライナ戦争のおかげで「権威主義政体」が最悪の存在である、ってのは皆周知された。

そしてジャップリベサヨ精神的支柱である反米主義」がバカの考え方だと知られたのは良かった。

(残念ながらイスラエルバカやらかしたせいで、ジャップリベサヨすり替えして反米主義継続している。くたばればいいのに)


TVでは漫画家自死することで「ジャップランドの契約おざなり」と「利益第一主義」の問題点が浮き彫りになった。

「売れればいいんだよ売れれば!」って口角に泡つけて怒鳴っていたTV屋とそれに与していた連中がイライラしているのを見るのは本当に楽しいざまぁ

金が全てではないのが表現者だ。

この増田は「お利口さん」のちょっと気取った消費者に過ぎないか理解も出来ないだろう。人を踏みにじってもやりたいことがあるという現実否定禁止発禁)したいだろうね。


エロ業界でもそこまで刺される事態になるべきなんだよ。

死人が出るべきなんだよ。

ジャップランドは人死が出ない限り改善されない。

ジミンの裏金解決しないのは「誰も死んでないから」だからな。

まぁ随分前にホテル自殺(笑)した政治家さんがおいでになられたが。

問題解決しなかったし、そのまま闇から闇へだったけど、今回のは随分明るいところにボロボロ出しているからね。


俺は人間価値を持ってない認知(俺も含めて)だし「死んでいい奴は死んでいいのだ」という価値観で30年以上生きているので。

から平成キッズやZ世代大事に思っているものって、ホント下らないと思ってるよ。他愛のないものだよ、オマエラの愛しているものは。

2024-01-29

anond:20240129120645

全ての政体について同じような基準批判するならいいけど

ナチス政権についてだけなんとかかんとか全否定しようとするムーブ

気持ち悪くてしょうがないよ

   

ナチスは悪、何故ならアウシュビッツをやったか

これでいいだろ

2024-01-23

性格の悪い婆さんは精神科治療して構わないか | Books&Apps

https://l.pg1x.com/oaxSDMhFrSgx46LF8


「実損害」が出てるなら「診断はしろ」。それで「病状確定」なら「治療しろ」だけじゃん。

「実損害」の線引が難しい、ってのは基本的に「意地悪や悪口問題行動は実損害か?」ってだろうからな。

警察行政に「訴えた(訴訟にあらず)」段階でそれは「実損害」だろうよ。

受容可能だったらそもそも公に相談しない。


「実損害を与える行為」がアイデンティティならそれは反社会性パーソナリティでしょ?

じゃあ社会から離して「治療・更生」があり方として正しいでしょ?

「個の人としてのCoLやら幸せやらを優先する」ってのは近代現代価値観だけど、社会に害をなす他人に害をなす家族に害をなすことを是とするような人格価値観承認していい訳がない。

(だから全てのハラスメントと、権威を傘にきた侵犯行為権威主義政体による戦闘戦争侵略行為の全てが、全面的否定されるんだよ)


「個としての幸福」の追求を徹底的に受容するなら「実損害でしか充足できないペドフェリア」の行為も受容するってことになる。

刑法抵触けが「実損害ではない」ってのは、社会テーマにしてるシロクマ先生ならご理解しているはずだが?

なんともナイーブテキストだったよ。

2023-11-24

anond:20231124173829

上に立つものは全員同質でそことの身分差はどんな政体でも変わらず、AIの下に政治家もそれ以外も完全に平等待遇も横一線であるべきという主張にあれば、政治家身分崩壊させようとたくらむアナキズムであり、それは政権をねらう左派と相性が悪い

AI政治を混ぜさせてはならない

政治AI政治家けが扱えるように法整備

2023-09-07

ジャニーズ屋号変えず再出発、同族経営脱却へ

先の大戦で近隣国にあれだけ迷惑をかけたのに国名国旗国歌)を変えずに再出発した国があるし、戦前政体に比べれば民主化はしたけどロイヤルファミリーは変わらない国があるの、ご存じでしたか

2023-08-21

[] HoI4 v1.12.14 イギリス領インド 民主主義 プレイメモ

適当にやってたら間が悪く人的資源を使い果たしたタイミング隣国が敵として参戦してきて詰んでしまった。次回プレイに向けてメモ書き。

自治度稼ぎ

NF地方選挙」を取れるようになったらすぐに取って、それ以後のNFを取って自治度を上げていく。

自治領まで上げると、NF で「飢餓の恐れ」を解除できるようになってバッドイベント回避できる。それ以外はあんまり効果はない。

この後は、自治領に留まってダラダラするかさっさと独立するかを決めてNFを取って行った方がよい。中途半端にするとただ遅いだけになる。

NFで日々の自治度獲得を上げた後は、結局戦争で貢献して自治度を稼ぐのが一番いい。レンドリースには全然工業力が足らないし、資源の輸出は受けてくれない。駐在武官派遣は忘れてたけどいいかもしれない。

傀儡国の時は支持政党を気にしなくてよい

初期状態では中道80%くらいで始まる。政治力が余った時期があったので、ディシジョンで民主主義を削って安定度の足しにしようとなんかやっていた。しか自治度が上がって自治領になると、指導者の変化と同時にイベントが発生して政体構成が大きく入れ替わって無駄になる。そのため、わざわざディシジョンを実行しなくてよい。

独立効果

長期的には独立した方がいいが、独立してしばらくは人的資源工業力共に減少してしまう。今回のプレイではこれらが必要な時に独立してしまい、軍が維持できなくなって酷いことになった。

メリット
デメリット

徴兵可能人口増加と消費財減少は強い。これらは取ってから独立してもいいかもしれない。工場がもらえるNF独立を目指すなら効果の割に時間がかかりすぎる。自治領に留まるつもりなら暇つぶしにいいかも。

今回のプレイ

序盤は自治度を上げるNFを取りつつ適当に内政。大戦開始前に20師団ほど出してリビア国境に並べた。編成は燃料を食わないようにしておいた。対枢軸戦が始まってイタリアが参戦したら行動開始。リビアイタリア軍を殲滅して貢献度稼ぎする。その後はイタリア領東アフリカに走り、アフリカにいる枢軸軍殲滅。この時点でイタリア軍死傷者の半分以上がインドのせいになっていた。アフリカが終わった時点で 1941年になったところだったので、対日開戦に備えて軍を戻す。ここまではいい感じだったが・・

日本が対米開戦したので対日戦に参加できるようになり、日中戦争と、よせばいいのにフィリピンに援軍を送って本土空っぽにしてしまう。フィリピンに送った軍で抵抗を試みるが、日本はいろいろなところから上陸を仕掛けてくるので支えきれず、結局フィリピン降伏。なんとか粘って一島を沿岸防衛する形で耐えたが、海上封鎖されて出られなくなってしまう。これと並行して戦争で稼いだ自治度があったので独立してしまい、徴兵可能人口工場が減ってしまって追加の軍を出せなくなる。徴兵法を上げなきゃ、と思ったところでシャム大東亜共栄圏に参加して参戦してしまった。全裸領土を殴られているのに見ていることしか出来ず投了

防衛部隊を残す、独立タイミングを考えるなどすればもう少しやりようがあったはず。

2023-07-08

北朝鮮政体崩壊するまでは生きていたい

面白い話がたくさん出てきそう

2023-06-02

少子化政策の「失敗」ではなく「成功」の結果だという現実をまず認識しろ

なんか少子化がいよいよ進んできたという現実がアホのはてな民にもようやく認識できたみたいだが

所詮はアホのはてな民なので、少子化が各国政府政策の「成功だっていう大前提認識できてないので割と驚く。

前世紀末、とくにローマクラブ以降の流れで人類にとっての一番の危機人口爆発による環境破壊破滅戦争リスクってことになり

各国政府産業界上層部少子化の流れを作って官民は粛々と従った。

それはいわゆるグローバルノースの先進国だけでなく、一人っ子政策中国不妊化手術のインドをはじめとするアジアなどはユースバルジによる政体崩壊リスクを鑑みてむしろ先進国より積極的だった。

南米キリスト教やらなんやらで抵抗もしたが、欧米から支援の見返りと脱貧困化のため避妊キャンペーンを地道に推進、その甲斐あって立派に出生率2を切った。

人口抑制成功しなかったのはアフリカぐらいだが、これはただ単に政府人口抑制政策成功できないほど崩壊していた地域が多いというだけの話で

南アみたいな優等生国家はしっかりと人口抑制成功している。

その他の地域も要するに「少子化政策を行って成功した国」と「少子化政策を行ったがうまくいかなかったorまだ顕著な効果が出ていない国」でしかない。

日本はもちろん日本人口会議を作って「子どもは2人まで」という大会宣言を採択して非常に早くいつもの欧米追従を行い、世界に先駆けて少子高齢化社会を作り上げた優等生だ。

から最近人気の、「政策を失敗したか人口が減ってしまったんだ!」「○○世代棄民たから失敗したんだ!」みたいな、はてな民大好きな失敗ポルノマジでアホとしか思えない。

それらは全部ちゃんエリートがまじめに計画してやったこと」「成功なんだよ。現実を見ろ。

さらに言えば、彼らの認識現在もそこまで変わっていない。SDGsなんかもEU主導なのも含め完全にローマクラブ世界観の延長線上にある。

日本でも少子化ヤバい!と言いつつ、本当に人口が増えるような政策は全く推進されていない。

やばいやばい言っているのは少子高齢化介護短期労働者などの奴隷身分一時的に足りないというだけの話で、特定技能2号の拡大などが回答になる。

当たり前の話だ。世界人口増やしたくないけど労働者は欲しいってんなら移動させるのが当然の解決策だ。

というかそもそも論として、人口増加そのものをを望んでいる奴はマジョリティではない。

子供を持ちたい夫婦自分の子供を持ちたいだけであり、社会資源獲得競争相手である他人の子供は別に増えてほしくない。

独身こどおじこどおばは自分世代の恨みを社会にぶつけたいだけで赤の他人の子供にお金を払いたいというのは逆張りで言っているだけが大半だろう。

すでに子供を作り終わった夫婦は安い食事サービス介護のために外国人移民自国民労働者として競争してくれたほうが嬉しいだろう。

若者だって面倒くさいし褒められない子作りをしたいのは少数派だし、その少数派だって愛情を注ぐ対象の子供は1,2人でもう十分だろう。

こういった人々の利害調整の結果、「政策」として少子化が日々推進され、それに官民を挙げて世界中で「実現成功」しているのが現代少子化だ。

アホのはてな民はまずこれを認識してから自説を述べていただきたい。

2023-03-23

白い点々が加工されるやつ 開発者お遊びで作ってこんなに流行るとは思わなかっただろう

getou  日本人天元を合わせてジュレイをさら進化させたらどうなるか見たい 笑っちゃうよねー

gozyou  今の呪術政体改善

itadori  できるだけ人の役に立ちたい

husiguro  姉ちゃんを助けたい

sukuna   夢準備?をやる いまだ不明

2023-03-21

anond:20230321045834

自分歴史には詳しくなくてWikipediaを少し読んだくらいの知識しかない。

その範囲の印象でいうと

1.徳川慶喜という人が権力を手放そうとしなかったから。

2.実際に「維新」というもの企画立案・実行していった面々が「革命」を望んだからではないか

だと思っている。

1については説明するまでもないと思う。

四侯会議のような妥協政体慶喜が骨抜きにしてしまった結果として維新勢力は倒幕へと大きく舵を切っていくこととなった。

2についてはあくま自分の推測である

もしも、倒幕がされずに諸侯東京に集まって政治を行う、というような体制ができたときにはどうなるのか?

西郷隆盛とか大久保利通かいわれる人たちの権力の源泉はどこにあるのか?

なぜ大久保命令薩摩藩藩士たちが従うのか?

それは薩摩藩主が大久保にその役目・権力を与えているがゆえである

まり薩摩藩からの信任がなくなれば大久保はただの人になってしまうのである

もしも倒幕がなされずに元将軍議長になって元藩主たちが議員となるような政体がつくられたとしても、その状態は続いたことだろう。

あくま権力は元将軍や元大名付与されることになり、実際に国を動かす人間のもとには集まらないこととなる。

それを拒否する心情が維新元勲と呼ばれるような人たちにはあったのだと思う。

旧態依然とした権力構造を打破する、その心根その思いが倒幕へと時代を傾かせていったのではないか

ここから歴史のifの話になるが、

もしも慶喜議長になって諸侯会議を開くような政体

あるいは薩長が中心となった諸侯会議のようなもの平和裏に形作られたとしても

それは存続すること無く第二革命のようなものが発生していたと自分は考える。

まりは倒幕とは歴史必然であるということなのではないだろうか。

2023-03-08

銀河英雄伝説を読んでいるが物凄く印象的なセリフが出てきた。

民主共和制とは人民自由意志によって自分たち制度精神をおとしめる政体のことではないか?」

なんてことだ、今の我々の社会はまさに自由意志によって制度精神も貶められているではないか

2023-03-02

anond:20230302070552

AI第一候補になる

権力者AIに譲らない

AIによる共産主義統治はありえない

まり政体がどうあれ権力を持った人が操る

シミュレーションゲーム巧拙より友人が多いパーソナリティもつ誰の目にも政治家にふさわしい貴族的な者がトップに君臨する

2023-02-10

anond:20230210120011

三島由紀夫檄文

 檄

   楯の会隊長 三島由紀夫

 われわれ楯の会は、自衛隊によつて育てられ、いはば自衛隊はわれわれの父でもあり、兄でもある。その恩義に報いるに、このやうな忘恩的行為に出たのは何故であるか。かへりみれば、私は四年、学生は三年、隊内で準自衛官としての待遇を受け、一片の打算もない教育を受け、又われわれも心から自衛隊を愛し、もはや隊の柵外の日本にはない「真の日本」をここに夢み、ここでこそ終戦後つひに知らなかつた男の涙を知つた。ここで流したわれわれの汗は純一であり、憂国精神を相共にする同志として共に富士原野を馳駆した。このことには一点の疑ひもない。われわれにとつて自衛隊故郷であり、生ぬるい現代日本で凛烈の気を呼吸できる唯一の場所であつた。教官助教諸氏から受けた愛情は測り知れない。しかもなほ、敢てこの挙に出たのは何故であるか。たとへ強弁と云はれようとも、自衛隊を愛するが故であると私は断言する。

 われわれは戦後日本が、経済的繁栄うつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失ひ、本を正さずして末に走り、その場しのぎと偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。政治矛盾の糊塗、自己の保身、権力欲、偽善にのみ捧げられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、日本人自ら日本歴史伝統を涜してゆくのを、歯噛みをしながら見てゐなければならなかつた。われわれは今や自衛隊にのみ、真の日本、真の日本人、真の武士の魂が残されてゐるのを夢みた。しか法理論的には、自衛隊違憲であることは明白であり、国の根本問題である防衛が、御都合主義の法的解釈によつてごまかされ、軍の名を用ひない軍として、日本人の魂の腐敗、道義頽廃根本原因をなして来てゐるのを見た。もつとも名誉を重んずべき軍が、もつとも悪質の欺瞞の下に放置されて来たのである自衛隊敗戦後の国家不名誉十字架を負ひつづけて来た。自衛隊国軍たりえず、建軍の本義を与へられず、警察物理的に巨大なものとしての地位しか与へられず、その忠誠の対象も明確にされなかつた。われわれは戦後のあまりに永い日本の眠りに憤つた。自衛隊が目ざめる時こそ、日本が目ざめる時だと信じた。自衛隊が自ら目ざめることなしに、この眠れる日本が目ざめることはないのを信じた。憲法改正によつて、自衛隊が建軍の本義に立ち、真の国軍となる日のために、国民として微力の限りを尽くすこと以上に大いなる責務はない、と信じた。

 四年前、私はひとり志を抱いて自衛隊に入り、その翌年には楯の会を結成した。楯の会根本理念は、ひとへに自衛隊が目ざめる時、自衛隊国軍名誉ある国軍とするために、命を捨てようといふ決心にあつた。憲法改正がもはや議会制度下ではむづかしければ、治安出動こそその唯一の好機であり、われわれは治安出動前衛となつて命を捨て、国軍の礎石たらんとした。国体を守るのは軍隊であり、政体を守るのは警察である政体警察力を以て守りきれない段階に来て、はじめて軍隊の出動によつて国体が明らかになり、軍は建軍の本義を回復するであらう。日本軍隊の建軍の本義とは、「天皇を中心とする日本歴史文化伝統を守る」ことにしか存在しないのである。国のねぢ曲つた大本を正すといふ使命のため、われわれは少数乍ら訓練を受け、挺身しようとしてゐたのである

 しかるに昨昭和四十四年十月二十一日に何が起つたか総理訪米前の大詰ともいふべきこのデモは、圧倒的な警察力の下に不発に終つた。その状況を新宿で見て、私は、「これで憲法は変わらない」と痛恨した。その日に何が起つたか政府極左勢力限界を見極め、戒厳令にも等しい警察規制に対する一般民衆の反応を見極め、敢て「憲法改正」といふ火中の栗を拾はずとも、事態を収拾しうる自信を得たのである治安出動不用になつた。政府政体維持のためには、何ら憲法抵触しない警察力だけで乗り切る自信を得、国の根本問題に対して頬つかぶりをつづける自信を得た。これで、左派勢力には憲法護持の飴玉をしやぶらせつづけ、名を捨てて実をとる方策を固め、自ら、護憲標榜することの利点を得たのである。名を捨てて、実をとる! 政治家にとつてはそれでよからう。しか自衛隊にとつては、致命傷であることに、政治家は気づかない筈はない。そこでふたたび、前にもまさる偽善隠蔽、うれしがらせとごまかしがはじまった。

 銘記せよ! 実はこの昭和四十四年十月二十一日といふ日は、自衛隊にとつては悲劇の日だつた。創立以来二十年に亙つて、憲法改正を待ちこがれてきた自衛隊にとつて、決定的にその希望が裏切られ、憲法改正政治プログラムから除外され、相共に議会主義政党を主張する自民党共産党が、非議会主義方法可能性を晴れ晴れと払拭した日だつた。論理的に正に、この日を堺にして、それまで憲法私生児であつた自衛隊は、「護憲軍隊」として認知されたのである。これ以上のパラドックスがあらうか。

 われわれはこの日以後の自衛隊に一刻一刻注視した。われわれが夢みてゐたやうに、もし自衛隊武士の魂が残つてゐるならば、どうしてこの事態を黙視しえよう。自らを否定するものを守るとは、何たる論理的矛盾であらう。男であれば、男の矜りがどうしてこれを容認しえよう。我慢我慢を重ねても、守るべき最後の一線をこえれば、決然起ち上るのが男であり武士である。われわれはひたすら耳をすました。しか自衛隊のどこからも、「自らを否定する憲法を守れ」といふ屈辱的な命令に対する、男子の声はきこえては来なかつた。かくなる上は、自らの力を自覚して、国の論理の歪みを正すほかに道はないことがわかつてゐるのに、自衛隊は声を奪はれたカナリヤのやうに黙つたままだつた。

 われわれは悲しみ、怒り、つひには憤激した。諸官は任務を与へられなければ何もできぬといふ。しかし諸官に与へられる任務は、悲しいかな、最終的には日本からは来ないのだ。シヴィリアン・コントロール民主的軍隊の本姿である、といふ。しか英米シヴィリアン・コントロールは、軍政に関する財政上のコントロールである日本のやうに人事権まで奪はれて去勢され、変節常なき政治家に操られ、党利党略に利用されることではない。

 この上、政治家のうれしがらせに乗り、より深い自己欺瞞自己冒涜の道を歩まうとする自衛隊は魂が腐つたのか。武士の魂はどこへ行つたのだ。魂の死んだ巨大な武器庫になつて、どこへ行かうとするのか。繊維交渉に当つては自民党売国奴呼ばはりした繊維業者もあつたのに、国家百年の大計にかかはる核停條約は、あたかもかつての五・五・三の不平等條約の再現であることが明らかであるにもかかはらず、抗議して腹を切るジェネラル一人、自衛隊からは出なかつた。

 沖縄返還とは何か? 本土防衛責任とは何か? アメリカは真の日本自主的軍隊日本国土を守ることを喜ばないのは自明である。あと二年の内に自主性を回復せねば、左派のいふ如く、自衛隊永遠にアメリカ傭兵として終るであらう。

 われわれは四年待つた。最後一年は熱烈に待つた。もう待てぬ。自ら冒涜する者を待つわけには行かぬ。しかしあと三十分、最後の三十分待たう。共に起つて義のために共に死ぬのだ。日本日本の真姿に戻して、そこで死ぬのだ。生命尊重のみで、魂は死んでもよいのか。生命以上の価値なくして何の軍隊だ。今こそわれわれは生命尊重以上の価値所在諸君の目に見せてやる。それは自由でも民主々義でもない。日本だ。われわれの愛する歴史伝統の国、日本だ。これを骨抜きにしてしまつた憲法に体をぶつけて死ぬ奴はゐないのか。もしゐれば、今からでも共に起ち、共に死なう。われわれは至純の魂を持つ諸君が、一個の男子、真の武士として蘇へることを熱望するあまり、この挙に出たのである

  (三島森田事務所刊『「楯の会」のこと』より)

2022-12-30

自力救済一年だった

今年は自力救済が成された一年だったと思う。

安倍元首相暗殺されたことによって、統一教会問題は白日の下に晒され、様々な対応が迫られた。

おそらく、現行法が成している政体によっては、この方法以外によって解決され得たというプロセスが思い当たらない。

例えば大阪王将暴露事件もそうだろう。保健所などに直接、法的な手続きによって解決を求めたとしても、解決し得ない。

そう判断されたからこそ、名誉毀損などの諸問題無視し、SNS等への開示を行った。

そしてそれは成功した。和解などという甘い落とし所などなく、フランチャイズ契約解除・閉店に到るまでの達成を果たした。

今行われているColabo問題は、そのハイブリッドと言えるだろう。

前述した方法などとは明確に異なり、適切なデュープロセスを果たしながらも、その目的和解を一切許容せず、また、その仔細にわたって盤外戦術は徹底的なSNSへの公開による清濁含めた「悪を討ち滅ぼす」救済である

おそらく、今までの手続きのものが大きく変えられていくのだろう。

徹底的に堕落した政体は、もう破壊されるしかないのだと思う。

SNSの発展や思想の変化によって、集団が失い個人が勝ち得た救済の力を留めることはできない。

おそらく、それがどういう暴走をしたとしても、どうにも。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん