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はてなキーワード: 田植えとは

2021-09-22

anond:20210921082503

から技術開発をやって導入していこうって話なんじゃないの?

5年内以内とか10年以内とか目標スパンを定めて、面倒なタスクだが自動化やすもの自動化していった方がいい。

そうやって自動化割合を少しずつ増やしていけばいいだろう。

すでにトラクター田植え機とかの農業用の機械は使われているだけでその延長線上に、自動化があってもいいだろう。

それを否定していたらいつまでたっても人間農業をやる羽目になるし、自動化成功した国や人件費が安い国との差は開くだろうし。

国内農業保護する意味でも、どんどん導入していったほうがいいと思う。

2021-09-21

とある地方農家の現状と自動化

スペック

本州のどこか

兼業農家の息子

メインは米、野菜自家用道の駅に少し

 

なぜ書いたか

anond:20210921082503とそのブコメ共感しないので

 

こちらの田んぼ仕事の現状

基本、地区単位生産組合を作っていて、加入者で共同生産する

稲刈り機やコンバイン組合で所有

所有する田んぼの面積に応じて、現金で各農家成果物を分配

田植え、草取り、稲刈り等、作業に出た日は日当(8000~12000円)が出る

できた米は現金生産組合から購入(8月に何俵買うか注文する)

米の値段は組合員<JA買取一般向け

 

仲が悪く生産組合が立ち上げられない地区もあれば、

1人でやりたい変わり者(ケチが多い)、

次々と田んぼを買い漁って拡大している専業農家もいる

 

言いたいこと

ドローン農薬散布の実情

20年以上前から大型のラジコンで共同散布

地区ごとに散布スケジュールは決まっており、洗濯や窓を開けないよう注意を促すため、全戸に配られる

共同所有だと融通が利かなくなる

まり使いたいときはみんな一緒で共同利用しにくい

この辺が理解不能

今のラジコンが壊れたら次はドローンになるかもしれないが、ぶっちゃけどっちでもいい

所有者は役場JAか忘れた

自動運転トラック

軽トラ自動運転つけてボタン一つで家まで帰られたら困る、歩いて帰りたくない

そんな事より、苗の積み込みをどうにかしてくれ

楽な稲作への転換

1年に1回しか実験できないのも辛い

研究レベルでしょ、各地の複数田んぼでやってないの?バカなの?

 

テレビでやってるのは「実証実験

ニュースになるのは新規性のある「実証実験」だけ

水門管理なんてニュースバリューないけど、昔からあるし導入も進んでる

数年前まで電卓叩いて紙に書いてたが、事務作業システム化営業田舎でもボチボチ来る

 

まとめないまとめ

農家の省力化はめちゃくちゃ進んでるんだよ

ふた昔前ならコンバインからトラックに米を移すのも30kgの袋を人間が運んでたが、そんな風景は消え、

どこ行ってもコンバインからトラックに直接入れるのが当たり前になった

運転免許を持ってるので、三輪車に乗ったり一輪車を押す年寄りほとんど見かけなくなった

ビニルハウスの温湿度管理自動開閉なんて目新しくもない

機械化と自動化を分けたがるのは外野人間で、省力化と価格こそが命

ブコメに多い田んぼの集約、大規模化はこっちでは無理

鳥獣対策河川管理マンパワー必要で、地区住民の協力が欠かせない

住民の手から離れた農業に協力する義理もないし、営利事業者だと最低限しか行政も頼れなくなる

旦那本業:500万、妻パート:100万、田んぼ200万でそれなりに豊かな暮らしができる

製造業は何千、何万、稲作は40回のネタ元は経産省役人人類はまだ2000回しか作ってない発言だと思う

生産方法はもちろん、品種農薬肥料進化してるのでクッソどうでもいいし、比較として的外れ過ぎる

なんであんなのにスター集まるんだろ

農業自動化の行き着く先はどこか?

●過剰生産で需給バランスが崩れ豊作貧乏

作ればいいというものじゃない。買って食べてもらわないと意味がない。

今は、生産と消費と災害補助金高齢化による離農と参入、規模拡大がある意味よくバランスされていると思う。

ただちょっとした揺らぎでどこでどう転ぶか分からないので、とても不安ではあるが、

そのリスクを打ち消してくれるのが農業収入保険という制度。もはやこれは社会保険一種だとも思う。

ただその効果は3年程度だ。過去5年の売上を平均して収入補填をする仕組みなので、

3年目で立て直せないと廃業まっしぐらだろう。

●消費拡大を唱えるが、輸出はできない

長期的に消費は落ちていく。

今のところ、輸出で成功しているのは高級果物と肉と加工品(日本酒など)だと思う。それ以外はムリ。

そこには色々な事情があり、個別農家ではどうしようもない。一例をあげる。

コメ

国際価格が安すぎて話にならない。円換算で42円/kgだ。

1俵2500円、安い安いと騒がれている今年のJA仮渡金(販売額みたいなもの)の一番安い地域の1/3だ。

もし輸出前提で作るコメ補助金がつくのであれば、その大義国防だと思う。つまり過剰生産しても国民食糧を守るということ。

そもそもコメ生産国は、自国消費分を作っているのがほとんどであって、生産量に比して輸出量が少ない。

基本的にはほとんどの国が国内消費を前提としている。例外的生産超過しているのがタイインド

中国は現時点ではコメ生産力不足で輸入超過状態しかリン鉱石産出量世界一という農業上の最大のアドバンテージがあるので今後は未知数。

肥料について、すでに中国に首根っこを掴まれている状態のようだ。

野菜

日本には野菜を長期保管するように加工できる施設が十分にない。

なぜなら、日本国土が狭く生鮮品が生鮮のうちに目的地に着くため、加工施設必要ない。

アメリカと違って、ほうれん草缶詰にする必要はない。

その他冷凍長期保存技術の普及状態などは、おそらく勝ち目がない(たぶん)

投資をしたところで、ほとんど輸出前提の場合のみに使える技術となるので、元から加工が必要な国と比べると分が悪いだろう。

すまないが、これは想像も入っているので、気になる人はファクトチェックをお願いしたい。

●最終的なボトルネック人間である

全ての工程自動化することは不可能だ。必ずボトルネック存在し、そこには人間がいる。

農業は種籾を入れたらコメになるような機械存在するわけではないし、

この例えですら「種籾を入れる」というボトルネックになりうる工程存在する。

(#追記:籾を入れてコメにする機械存在し、それを精米機というが、ここでは主題から外れるのは理解してもらえるだろう)

自動化をすすめるというのは「どこまでコストをかけてボトルネックを解消するか」という問題に半分は置き換えられる。

もう半分の問題人間疲労だ。

残念ながら、機械が高度になればなるほど、人間作業環境過酷になっていくのではないだろうか。

例えば田植え機を自動化できたとして、今の速度の2倍の速さで作業ができるようになったとしよう。

田植え期間は限られるので、機械の性能向上と達成可能な規模拡大の最大値はイコールになるだろう)

しか田植え機を動かすには、苗の補給必要だ。

苗の補給はというかコメ栽培で最も重労働ものの一つ、田植え作業の半分は苗運びと言っても過言ではない。

さて、この前提で能力2倍の機械を導入して達成される成果は

・2倍の作業者を投入して2倍の面積をこなす田植え機をボトルネックになる)

作業者数を同じとして規模を1.33倍にする(苗運びがボトルネックになる)

である高齢化人不足の業界で前者が容易ではないのは想像つくだろうし、

後者機械に乗る時間が規模拡大前の0.67倍になるが苗運びの時間は1.33倍になっている。

多分体がもたない上に2倍のはずの機械能力が発揮されている気がしない。

これでは規模を拡大しない方が正解な気がする。

余談だけど、ヤンマー提唱した密苗は、この業界では珍しく苗運びの負担減までを考えた優れたパッケージだと思う。徒長やすいという問題は残ったが。

●最終的に農業自動化が行き着くところはどこだろうか

僕の予想は

機械化はもう少し進むけど自動化は止まる。結局は人間がやる方が応用がきく。AIの出る幕は全然ない。

・分業が少し進み、プロ農家仕事野菜・作物を作ることにフォーカスされていく。イメージとしては酒蔵の杜氏が近いと思う。

セミプロ農家としての収穫家(とでも言うべきか、収穫調整に特化した人、今はパートのおばちゃん担当)の登場

野菜農家は農作業者(正規雇用)1名あたり700万円程度の売上で4人程度で1経営体あたり年商3000万円程度(北海道を除く)

コメ農家は1経営体あたり15-30ha程度、農作業者(正規雇用)が1-2名程度

多分、このくらいがそこそこ機械投資もできて利益も上がる、最も競争力が上がる領域ではないだろうか。

そこから上は、規模拡大だけならハイリスクローリターンの領域なので、

踏み込むのは地域を守るなどの義務感とか、別の大義必要だ。

突き出るためには、余程の工夫を凝らすか、余程良いビジネスモデルを構築できたものだけだろう。

・きちんと対策を打っていかないと、セミプロ農家低賃金化していく。

需要があれば規模拡大を狙う農家は出る。田んぼ一枚増えたところで限界費用は低い。それゆえ食糧不足にはならない。

生産性の低い圃場は耕作放棄となる。

・60歳あたりで参入してくる人は相変わらずいて、80くらいになれば誰でも限界が来る。農業従事者の高齢化は高止まりしたまま動かず70歳あたりを維持する

も付け加えておく。

大規模ガチ農家ではなく、中規模ガチくらいがちょうどいいのだろう。

anond:20210921082503

anond:20210921082503

記事人気コメントに「NHK特集してたけど水田管理田植え機とかドローンとか自動化がされるようになってたけど? 水の管理を朝5時から時間かけて回ってたのを今ではスマホ1つで命令できるようになったって。批判者は勉強不足では?」ってあるけど勉強不足はこのコメント

水の管理する機械が1台10万円くらいするんだよね。で、1枚の田んぼに1台ずつ必要なんだけど、1枚の田んぼ利益なんてたかが知れてて、朝2時間の見回りの人件費考えても全くペイできない。しか機械が野外に設置するモノだからすぐ故障する上に、保証1年とか3年とか10万する機械なのにめっちゃ短い。水路ゴミとか詰まったら結局見に行かないといけない。

見回りも、水管理だけやってるわけじゃなくて、稲の生育や病害虫の発生を見極めたり同時に色々やってるよ(病害虫発見AI技術でやろうとしてたりするけど)。

農業自動化全然進んでない

https://b.hatena.ne.jp/entry/blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/2010596.html

この辺見てて思ったけど、はてなーってネット情報に踊らされすぎてる

テレビ情報鵜呑みにしないくせにネット情報鵜呑みにするよな

ドローン農薬散布の実情

農業の中でもとりわけ稲作でドローンの利用が考えられているけれど

その主な利用として期待されてるのが農薬散布

から小型ヘリとか小型飛行機みたいなのを使った農薬散布はあるんだけど

とてつもなく費用が高いかあんまり進んでなかった

ドローンになってそれが格安になったから期待されてるんだけど実情はなかなか厳しい

安くなったといっても農薬散布できるぐらい大型のドローンになると100万とかになってきて

個人農家で買うには投資対効果がまだちょっと薄い

村とか市とかの単位で買えば良いって簡単にみんな思うし実際やってるとこもあるんだけど

そもそも農薬って蒔く時期が厳密に決められていてそこから少しでもズレると効果が薄くなる

あと雨に弱い場合とかもあって天気予報と睨めっこしながら農薬蒔くんだけど共同所有だと融通が利かなくなる

まり使いたいときはみんな一緒で共同利用しにくい

コンバインとか田植機とかと似てる

昔の小型ヘリとか飛行機はどうだったかっていうと、地域まとめて農薬散布してたのでそういう問題は無かった

ドローンはそんなに広い範囲農薬蒔けないので結局個人所有になる

結局、各家庭で個人所有するぐらいなら村単位で小型ヘリとか持たせた方がいいよね、っていう感じになってる

ただ、人手で散布しても1日でざーっと終わってしまうのでやっぱ人件費の方が安いよね、という話になるし

北海道とかの広いとこだとそういうわけにもいかないけど、小型ヘリでいいよね、ってなる

自動運転トラック

夜寝てる間に田んぼを耕してくれるという夢のような話だけれどこれも厳しい

ただ単に耕すだけならまだしも、田んぼって割と綺麗に畝を作らないと水はけが悪くなる

自動運転GPS制御されてる場合は誤差が大きくて畝を綺麗に作れない

補正情報貰ってセンチメータレベル補正が効けば比較的真っ直ぐ走るけど投資費用半端ない

田植え稲刈りなんてのは運転二の次でどっちかっていうと苗の補充や籾の運搬なんかの方が遙かに大変

軽トラ自動運転付けてボタン一つで家まで持って帰ってくれる方が遙かに嬉しいが、公道を走る自動運転レベルがどれぐらいかはご存じの通り

クローズド田んぼの中だと自動運転が楽に出来ます、っていう話だけどそもそも需要あんまりない

楽な稲作への転換

そもそも今の稲作のやり方を続けて自動化するってのは無理があって

人間作業やすいように設計された稲作の方法じゃなくAI作業やすいような稲作の方法への転換、っていう考え方がある

例えば苗を作って田植えするんじゃなくて種を直播きしよう、とかいう試み

収穫量は減るが稼働も減るし自動化もしやすいのでトータルとしてはバランスが良いという考え方

しかし実際にやってみると昔はいなかったジャンボタニシに種を全部食べられて全滅っていうね

考え方はあってると思うけれど実用化するにはまだまだ先が長い

1年に1回しか実験できないのも辛い

テレビでやってるのは「実証実験

よくテレビで出てくるのは大学とか大手企業とかが参加した実証実験

お金は全部出してくれるしなんなら謝礼や使用料とかを払ってくれる

なのでドローンを使った夢のような農業とか無人で耕すとか採算度外視実施して

そんでテレビとかメディア使って企業アピールする

いざ実用化ってなると上記のような問題にぶち当たって実現せずにいつの間にか無かったことになる

学術系のこういうムーブメント否定はしないけどもうちょっと考えてやって欲しい

ただただ目の前の科研費とか研究費を消化するためにやってるようにしか見えないし

下手にメディア受けするもんだから見ている側はiPhoneが発表されてるのと同列に扱ってしまって

「すぐにでも実現可能でしょ?」

みたいなブコメを生み出してしま

ホントやめて欲しいしみんなもちゃんニュース見て欲しい

2021-07-12

ムクドリがいっぱい!

 最近農道のど真ん中のトンビポイント(なぜかよくトンビがトコトコ歩いているポイント)にトンビがいない。最近田んぼ周り、なんならスズメもいない。

 私の車が通ると、慌てて飛び立つのムクドリばかり。ムクドリがいっぱい。あっちもこっちもムクドリ。そして、最近めっきり見ないスズメシジュウカラ

 先日、ちょう久しぶりにオナガを見た。なぜか知らんけど、今、全国的オナガの生息域が山の方へ撤退していて、市街地にはオナガってあまりいないんだって。そう言われてみれば、私の子時代オナガ電線に停まってる姿は、日常風景だったなあ。ここいらでオナガを見ないのは、私の出身地とは違う県だからかなと思っていたけど違うみたいだ。

 6月末に麦刈りが終わってすぐ、田植えが行われた。この地方二毛作普通ないか、春の田んぼの空き日数がものっすごく短い。

 どちらかといえば河川の上流に近い地域(私の故郷に比べれば)なせいか、ここら辺は田植えの時期が遅い。元から遅いんだけど、温暖化や毎年9月頃の台風や水害対策もあるようで、田植え時期が年々遅くなってとうとう6月末にまで先延ばされるようになった。20年くらい前はGW前後だったと思ったけれども。

 そんな訳で、田植えの時期がズレたせいで、田んぼ周りの生き物のライフサイクルもだいぶ変わったんじゃないかなと思う。ヒバリ麦畑に巣を作るので、田植え時期のズレと共に麦刈り時期も遅れたことにより、昔よりもゆっくり繁殖できるのかなあ? 今年は五月半ばくらいまで、ヒバリがピヨピヨしていたはず。

 一方、田んぼに中々水が入らないせいで残念なことになっていそうなのはカエルツバメだ。タガメみたいな水生昆虫もかな。

 春、カエル冬眠から目覚める頃、田んぼにはまだ水がない。五月にカエルタマゴやお玉じゃくしは見られなくなった。

 GW前頃にツバメが渡ってくるが、田んぼに水がないと虫があまり捕れない。そのせいかツバメが多く飛来する時期も昔よりも遅くなってる感じがする。

 最近、すっかり梅雨なので、カエルツバメはめちゃめちゃ元気だ。しかし、ツバメが元の住み処に戻るまであと一ヶ月くらいしかない。ツバメライフサイクルを調べたことがないからわからないけど、確かオオヨシキリは春の繁殖期(3月7月くらい?)に時間の許す限り産卵と育児を繰り返す。ツバメもそうだとしたら、もしかすると1サイクルぶんくらい、繁殖回数が減っているかもしれない。もし巣が敵に襲われたりなどして雛が全滅した場合、巣を作り直しタマゴを産み直す暇がないのでは? 知らんけど。

 我が家にはツバメが巣を作ってくれないので残念。最近ツバメ、民家に巣を作っても壊されるだけだって学習していないか? それか、昼間の住宅街人間の気配がしないので、ここに巣を作っても天敵から守られることはないと思っていそう。うちだけじゃなく、軒下にツバメの巣があるお家が、近所には全然ない。

 そのかわり、幼稚園病院老人ホーム小学校の高い所の軒下にツバメが営巣しているのは見た。近所のスーパーには十年前はよくツバメが巣を作っていたけれど、店の人によって徹底的に壊されてしまうせいか、今ではすっかりツバメが寄り付かない。

 ゴーストタウンには住まない鳥といえば、スズメもそうなのだ人口スズメの数は比例する。私の住んでる地区空き家も多いし昼間誰もいない家が多い。見かけるスズメの数も年々減っている。人間の気配が少ないうえ、カラスハクビシンとヘビが多く住み着いているので、スズメが住むには向いていなさそう。

 数年前、大雨でうちの屋根にあったスズメの巣がベランダに落ちてきたことがあった。当時は私だけでなく、小さかった子供たちも家にいてにぎやかだったから、スズメ的にはうちの屋根の上は安らげる場所だったかもしれない。

 ところが、ハクビシンが近所に住み着いた。うちの屋根の上もハクビシン通り道になっていて、西の雨樋と東の雨樋の両方にハクビシン足跡がついてる。時々、ベランダハクビシンウンコが落ちている。

 ハクビシン通路に営巣は無理なのだろう。去年も今年も雨が降ってもスズメの巣は落ちて来ないし、あっちこっちムクドリだらけになった最近は、スズメの姿をあまり見かけなくなったし、ベランダの物干し竿にスズメウンコがついていることもなくなった。

 田植えが終わって数日しか経たないうちに、田んぼの水面がぶわーっと水草の芽みたいなものに覆われた。そしたら、沢山カモがきた。水深が浅いせいで、せっせとばた足に励んでいるお尻がよく見えて可愛い。けれども、親ガモが仔ガモの行列を連れているのは、いまだ見たことがない。

 毎年、田んぼに水が入るとアオサギが沢山飛来してくる。この地方あんまりシラサギは見かけないんだよなと思っていたが、この二、三年ばかりはけっこうシラサギも見かける。面白いもんで、アオサギシラサギって田んぼの同じ区画に一緒に居ることはあまり多くないようだ。農道を挟んであっちの田んぼにはアオサギ軍団、こっちの田んぼにはシラサギ軍団、と別れて固まりがち。

 今年はアオサギシラサギも飛来が遅いな、と思っていた先日、変わった鳥を見た。すごく脚が長くて、翼の前半分が白く後ろ半分が黒と、色がパッキリ別れているので、アオサギでもシラサギでもないと思う。ツル的な何か? でも、ここいら辺でそんなツルっぽいものを見るのは、初めてだと思う。

 ところで、今年は1羽もキジを見ていない。キジ! 居るんですよ。田舎とはいえそんなに大自然豊富な所じゃないのに。だけど、今年はまだ見ていない。

 以前、この町の中だけどもっと南の方に住んでいたとき、庭によくキジがくるお宅が当時の私の住み処のすぐそばにあった。そこんちの庭が私の家の窓からよく見えたので、キジがくると飛んでくまで眺めていたなあ。

 うちからキロ先に、かなりでかい河があり河原人間用にカスタマイズされていない部分にはかなりのワイルドネイチャーが広がっている。どのくらいワイルドかというと、数年前まではよく鹿や猪が出た。ここ数年はめっきり猪注意報が発令されないけど、たぶん朝っぱらから堤防付近人間がやたら走ったり自転車こいでたり犬の散歩しまくってるからじゃないかなあ?

 河原に行ったらハイタカが見れるかなあ。ハイタカ一度も見たことないから見てみたいよなぁ、と思うんだけど、河原に降りる階段の手前に大きな住宅街があって、そんな所を歩いていると知り合いに「あんた何してんのこんな所で!?」と言われまくりそうなので、近づけないでいる。

 河と鳥で思い出したけど、この町に移り住んでから一度もカワセミを見ていない。故郷にはカワセミがいて、大してきれいでもないむしろ汚いドブ川にかかる橋の欄干によく停まっていて、魚獲ってた。

2021-06-08

大規模ガチ農家がどうやって生きているか

大規模というにはちと心許ないが、一応耕地面積5ha以上が大規模らしいので。

感覚的には、大規模名乗るならコメなら最低でも15haは欲しい気がする。

スペック

移住して農業始めて8年、標高700mの準高冷地。

米7ha、露地野菜4ha、品目はミニトマトズッキーニネギなど。

今年の売上目標は2千万円台半ば。ちなみに元SEです。

場所は内陸の盆地で、人口10万弱の地方中核都市日本海太平洋が同じくらい近い。

移住組なので当然だけど、親は非農家、所有農地なし全て借地。

1ha=100a

10a=ほぼ1000平米=300坪

訂正:10a=1000平米=ほぼ1反=ほぼ300坪

東京ドームが4ha弱、行ったことないけど。

どうやって生きてるかって、そりゃ販売利益で食ってるわけです。

霞食ってるわけじゃない。それ乾燥注意報でたら死んでしまうわ。

野菜作ってるけど、野菜普通に西友で買う。

自給自足なんてやる土地があるなら、ネギ余分に作るがな。

別になんでも作れる自信はあるけど、僕にとって農業仕事

仕事終わってから仕事の合間に家庭菜園の手入れなんてやりたくない。

コメ

当地コメ栽培は反収630kg、99%以上が1等米というコメチートスペックエリアなので、収益に関してはあまり参考にならんと思う。

大体10aの売上が120,000円、

生産原価は肥料8,000円、農薬除草剤8,000円、種籾1,200円、育苗培土2,000円、乾燥25,000円くらいで60,000円くらいだと思う。

あと機械なのだけど、これは経営によって全然変わってしまうのでなんとも。うちは10aあたり20,000円くらいになるようにしてる。

そうすると10aあたり利益40,000円、7haなので280万円が利益

あ、燃料代入ってないな・・・ガソリン軽油合わせて年間で60万くらいだったと思う。

10月までコメ収入はない。なので短期運転資金借りる。返せる見込みが明確なので農協簡単に貸してくれるよ。

とにかく機械が高いというイメージがあるけど、ないと仕事にならんので。

逆に人件費がかからない、機械に乗れるのは1人だから

プロ用の丈夫なコンバインでも600万、田植え機で300万くらいからある。

農業はとにかく融資の条件がよく、ほぼ保証料ゼロで無利子と考えていい。

時期が時期なので田植え機で話をすると、アワーメーター400時間が大きさに関わらず寿命の目安で、

400時間田植えをすれば、主流の6条植えなら100haくらいは植えられる。

300万円で購入すれば、10aあたり3000円だ・・・ちょっと高いな。

ヤフオクで型落ち探せば、50万くらいで200時間くらいのが出てくる。

今は40万で買った5条植え180時間のを使ってる。経費としては10a1000円くらい。たぶんあと4年はこれでいけるだろう。

ズッキーニ

出荷期間は当地だと7月から10月末まで。効率を考えると9月末で切り上げたいところ。

1人でできるのは20aくらい。

20aだと収穫は朝夕2回で計4時間、箱詰め2時間といったところ。出荷量は日量40ケースくらい。1ケースは2kgで11-12本。

1ケース700円くらいで、売上28,000円、出荷経費・生産経費を引くと手取り50%くらいだと思う。

1日14,000円くらい。ざっくり10a売上300,000-350,000円くらいだと思う。

品目ごとに利点があって、ズッキーニのいいところは収穫が始まれば1ヶ月は確実に売上になること、

収穫期間中はほぼ何も管理しなくても勝手ポコポコできるから従業員仕事ルーチン化されるということに尽きる。

耕してマルチ(畑に張ってあるビニールな)が張れれば作れるので、初期投資がかなり少なくて済むのだけど、

これは一度経営軌道に乗ればなんのメリットもない。

技術的にはいくつかポイントがあるけど、野菜の中では技術的には最弱。これができないやつは、何もできないと思う。

ネギ

栽培もそれなりに難しい。在圃期間(畑に植えてある期間)がとにかく長いのでリスクが大きい。

規格が2Lだと30本いり、その次の規格がL45本入りで、1ケースの値段もほぼ同じなので、

いかに2Lに仕上げるかが勘所。

なんといっても皮むきが全体の作業の80%の時間を使う。

からそこをどう効率化するか、いかに2L率をあげるかで所得が大きく変わる。

出荷量は1人だと1日に15ケースできればいい方。1ケース1200円くらい。

出荷期間は当地だと9月から11月末まで。

抜いてきたネギの根と葉を切るだけの機械がある。70万円。

たけぇ。だけどこんなマニアック機械中古では絶対出ないので仕方ない。

ネギは薄利多売だけど価格が安定していることと、数日分採りだめができるので雨でも暇しないのがいい。

から順に抜いていくので収穫の効率もいいし、作業としてはシンプルなので派遣でもシルバーでもなんでも誰でもいい。

まあなんだ、食ってるやつがいる以上、食えるってことです。

農業経営にこれといった正解はなく、食えてるやつは皆正解。

ただ、農業仕事にすると、個人事業主法人代表がほぼ前提となってしまうから人生がいきなりハードモードになる。

ほとんどの人は年商1千万円すら超えられないので、なかなか厳しいです。

特に経営者本人だけだと体調崩した時に悲惨。今休むと2ヶ月後の仕事(収穫)もなくなるとか起こりうるので。

から僕は雇用に舵を切ったわけだけど、雇用固定費が大きくなるので、

確実な栽培技術と、何が起きてもなんとか収穫まで持っていく力wが求められる。

なんにしてもなかなか厳しい仕事ではあるが、僕は楽しくやってます

anond:20210608013239

anond:20210608104852

米でいうと種まき・田植え稲刈りときだけ休みを貰ってやればよくて

いや、そんなヒマなのは基本コメ農家だけじゃないの?

コメだけは、かつての食管法とかでの保護政策の一環で、いろんな技術開発とか制度設計とか必死ガンバッて、兼業でも余裕で作れるようになってるのが現状なんだと思う。

ウチの実家コメじゃない作物やってる農家だが、普通会社に勤めてたら片手間では全然ムリだと思うなー。オレも収穫期には通算で1ヶ月あまりお手伝いに駆り出されるw

でも、農業収入だけでは、やっと生活できるかどうかカツカツってとこ。ほかに土地を貸してたり駐車場経営してたり親の年金があったりで、どうにかなってる感じ。

anond:20210607212518

ほとんどの農家兼業です

なので普通サラリーマンだったりしま

だって農業は暇だからです

米でいうと種まき・田植え稲刈りときだけ休みを貰ってやればよくて

他は普通仕事してます

もちろんアフター5的に仕事終わってから農薬まいたりとかいろいろあるけど基本手がかかりません

要するに農家趣味ボーナス扱いです

年に1回とか2回の収入が得られるボーナスのようなもんです

普段生計本業生活できてます

2021-05-19

anond:20210519102953

いやあのチー牛くんはどうして自覚がないの

チー牛は田植えとかしなよ

2021-05-16

ダッシュ農業ってアホなの?

ダッシュ見ててアホらしくなったのでここに書いておく

稲作はこの時期に種をまいて稲を育てるのだが、そのときに使うのが苗箱

下記のURLを見たら

「あーこれか」

と思う、苗箱

https://agripick.com/1242

もう何十年も前からこれがスタンダードで使われてきていて、ほとんどの米農家でも使っているんだが、この苗箱は実は「良くない」

全ての苗が同じ箱の中に納められるので根が絡まり合って育ってしま

それでも育つには育つのだが限界が来て苗箱の中は根っこだらけになる

この状態で根っこをちぎって数本の苗をまとめて植えるのが田植えという作業になる

根をちぎってしまうので当然育ちが悪い

育ちが悪いもんだから密集気味に植えて収穫量を上げようとする

その結果、苗の数に対して米の量が少ないから米一粒への栄養も少なくなり(苗自体栄養を消費するため)端的に言うと美味しくない

そんな状況に異を唱えたのが「みのる産業株式会社

従来式の苗箱をやめて、苗箱に小さめの穴がたくさん空いたポット式苗箱を開発

ポット式なので1つのポットで苗を育てられるから根を傷つけることな田植えができる

ポット式の苗箱からどうやって田植えをするのか?という疑問があるかと思うが、もう田植機を見てくれというしかない

なかなか常軌を逸した田植機でよくできていると思う

とはいえこの苗箱システムは変更が難しい

小規模農家でも苗箱は100とか200といった数で持っているし、苗箱に土を盛る機械、種をまく機械、田植機まですべて変える必要がある

しかも苗の栽培方法も若干異なるのでちょっと変えるには勇気がいる

ただ、収穫量UPだけでなく米の品質向上も間違いないのでそれなりの篤農家は導入しているという製品

閑話休題、さて、我らがダッシュ村の米作りでも「みのる式」と思われるポット式苗箱が登場する

ダッシュ村の米は貴重かつ弱いので根を傷つけない方式を選んだとのこと

で、苗箱に土を入れるのが面倒でしょうがいから9割まで簡単に入れられる方法を考えてくれ、と言われて

出てきたアイデアが下記のもの

・苗箱にすり切れいっぱい土を入れる

・ポット1つ1つを押して9割の状態にする

アホか

ポットは先に行くほど細くなっているので苗箱は重ねて収納することができる

まり同じ苗箱を上から重ねて押せばあっという間に9割になる

こんなのはこの苗箱を使ったことがある人なら絶対思いつく

なぜなら片付けるときに苗箱を重ねるから

まぁ普段は専用の種まき機で土を盛るところもやるからこんな面倒なことは絶対にしないけど。

多分、ダッシュ村では整地には重機ガンガン使うくせになぜか田植機とか稲刈り機などを否定していて

まぁ勝手にやればいいと思っていたけど、みのる式の苗箱使っておいて田植機使わないからこういう発想にもならんのだろうと思った

あの手植えの田植えとか鎌で刈るのとか天日干しとかホント見ててアホらしくなる

小型でもっと便利なもんあるんだからむしろそれを紹介して農業の敷居を下げる活動やってくれよ

2021-05-07

[] について

𝐀𝐧𝐨𝐧𝐲𝐦𝐨𝐮𝐬 𝐍𝐞𝐰𝐬は、『ローカルニュースを全国に』をスローガンに、何気ない小さなニュース不定期で紹介していきます。かなしいニュースや目も当てられない悲惨ニュースストレスを感じるニュースの紹介は避け、毒にも薬にもならないような何気ないニュースや、時にクスっと笑えるような記事の発信を目指します。

筆者は取材を行わず地方新聞等の媒体掲載されたニュース等を参考にしつつ、情報収集して記事作成しています。また、配信されてから日経過したニュースを題材として用いることがありますので、ご注意ください。

なお、参考にした記事リンクが切れている場合があります。なるべくWaybackMachineにアーカイブを取るようにしていますので、リンク切れの場合はそちらをご活用ください。

バックナンバー

    []

    𝐀𝐧𝐨𝐧𝐲𝐦𝐨𝐮𝐬 𝐍𝐞𝐰𝐬 - 𝐌𝐚𝐲 𝟕𝐭𝐡, 𝟐𝟎𝟐𝟏

    ローカルニュースを全国に

    𝐀𝐧𝐨𝐧𝐲𝐦𝐨𝐮𝐬 𝐍𝐞𝐰𝐬についてと、バックナンバーこちら→anond:20210507172613

    6日午後9時ごろ、横浜市戸塚区名瀬町のマンションに住む男性から、「飼っているニシキヘビがいなくなっていた」と神奈川県戸塚署に通報があった。戸塚署はパトカーで周辺を捜索している。

    ニシキヘビは体長約3.5m、幅約10cmのアミメニシキヘビで、毒はない。動物愛護法特定動物指定されており、飼育許可必要だが、男性横浜市許可を受けて飼育していたという。



      全国各地で園児児童らが田植え体験

      手で苗を植える昔ながらの田植え体験が全国で行われている。主催保育園JA地元のこども会など様々だ。

      宮城県大河原町では園児らが「ひとめぼれ」の苗を、富山県黒部市では小学5年生の児童らが「てんたかく」の苗を植えた。奄美大島で行われた田植え体験では親子が参加し、うるち米ともち米を植えた。米がどのように作られるのかを学び、農業や食の大切さを子どもたちに知ってもらうことが狙いだという。

      参加した児童園児からは、米の出来上がりを待ち遠しく思う声や、泥が気持ちよくて楽しかったなどの声があった。




        京奈和自転車道路が開通 全長約180km

        京都嵐山から和歌山市内を結ぶ京奈和自転車道路の最後の未接続区間が開通し、全区間を通行できるようになった。同道路は京都嵐山を起点とし、奈良を経由して和歌山県に至るサイクリングロードで、総距離は180kmにもおよぶ。

        奈良県は自転車を利用した周遊観光の促進に力を入れている。沿道の名所やルートをまとめたパンフレット県内道の駅コンビニで配布するほか、世界遺産を巡る新たなルート整備も行う計画だ。



          追記(2021/5/7 17:31)タイトルと誤字を修正しました。

          追記(2021/5/8 11:34)カテゴリつけました。一部、レイアウトデザイン等を変更しました。

          2021-05-01

          anond:20210501115924

          いたことない人多いよ。

          本当の意味で働くって言うのは、土嚢を運んだり、足場を組んだり、そういうのを働くって言うのさ。

          それに田植えをしたり畑を耕したり、船で魚を網で捕らえたり、牛の乳を搾ったり、それが働くって事さ。

          2021-04-30

          震災10年目のシン・エヴァンゲリオン

          シン・エヴァンゲリオン

          震災モチーフリアリティに驚いた。

          たぶん私は第三村に行ったことがある。

          リアス式海岸漁村は平地が少ない。

          海側の居住地が壊滅し、新たに山あいに細長い集落を作った。

          おんなじ形のコンテナを並べてできた仮設住宅団地

          その風景がかつて数年通ったあの村にそっくりだった。うん。そっくりさんだ。

          港は壊滅的なダメージを受けていた。コンクリート建物がごろりごろりと転がっている。

          電車も車も船も、そこかしこに転がりのっかり、刺さっている。

          海に向かって破壊された巨大なケージのような建物があった。漁船に氷を積み込む基地だったという。

          そこから見る海はどこまでも澄んでいた。漁師のお爺さんもこったら綺麗なのはたことがねえという。

          夜の海は真っ暗で、星が海面に映って宇宙にいるみたいだった。

          木造の古い小学校を、病院役所集会所として活用していた。

          わずかに残された古い家に何家族も集まっていた。

          集落から離れて、ぼろぼろのガレージで暮らす人もいたなあ。。。

          慣れた土地から離されてくしゃくしゃに集められ、無理やり仲良く暮らしていた。

          そこに訪ねていくと、大人子供津波がどんなだったか・・・を話し続けるのだった。

          僕のせいで津波が来た、私のせいで街が壊れたという子供がいた。

          何人もいた。なぜかそのように強く信じているんだ。

          津波ごっこにキャアキャアと全力疾走で遊んで、ふと俺のせいなんだっていう。

          何もしゃべらない人もいた。

          田植えは楽しかった。おやつお茶をもって田んぼに集合!

          どろだらけになって植えていった。さすがに機械だったけど、はじっこの方は手で植えた。

          水と風の青いにおい。ずーっとおしゃべりしながら笑いながら。

          そして疲れるとおにぎりやおかずを山盛りにして食べ、昼寝をした。

          ただ何度かおじゃましただけの村。

          今はもう解体されてない村。

          2021-04-12

          anond:20210412115505

          連休田植え手伝いに行って昼はあぜ道に座って「ひるのいこい」を流しながらみんなでおむすび食べるんだ

          2021-03-29

          シン・エヴァ感想 ※広義のネタバレ含む

          この間シン・エヴァ観て来たので感想を書く。

          公式ネタバレ解禁したらしいし。

          ネタバレが嫌な人はここでブラウザバックするといいよ。

          もう観た人やネタバレ別にいい人は読んでくれるとうれしいよ。
















          まあ、ネタバレって言えるほどのネタバレも書く気はないけど。

          観た人と感想を共有したくて書くだけ。

          ま、断っとかないとうるさい奴がうるさそうなので。




















          さて、書くか。

          この作品エヴァンゲリオンは「完結」らしい。

          実際に観てみるまでは、

          またまた〜そんなこと言ってまたモヤっとしたエンドなんでしょ〜?」

          と思っていたが、観終わってみると、確かにこれは「完結」であった。

          シン・エヴァは俺に物語の「完結」という概念を教えてくれた。

          すなわち、エヴァが「完結」するとは、観客が「もう続きは観なくていいか・・・」と思うことなのだった。

          序を観た時は

          エヴァなのに大人ちゃん大人してる!斬新!!!

          って感想が巷に溢れていた。

          そりゃもう本当、逆に斬新だったよな。

          破を観た時は

          「こういうエヴァがあってもよかった!!!続きが早く観てえ!!!

          と思ったもんだったよ。

          心がぽかぽかしたよな。

          その期待を一身に背負って出てきたのがQだった時の絶望たるや。

          まさに僕の気持ちを裏切ったな!状態

          「完結」とは程遠い、「早く続きを観せろ!」という状態だった。

          そして今回のシン・エヴァである

          なんと言うか・・・シンプルダサい

          キャラの心情の変化がおかしい。

          「設定」を説明しきっただけで「物語」として成立していない。

          おもしろくない・・・

          なんとも言い難いのだけれども、全体的にダサい

          綾波田植えをするのは斬新でよかったが、全体的になんとも言えないダサさが漂っている。

          敵のデザインダサい

          服のデザインダサい

          セリフダサい

          システムUIデザインダサい

          画面がごちゃごちゃしていて、何と戦っているのか分からない戦闘シーンが多い。

          だいたいエヴァセンスっていうのは、エヴァという制御できない力、現象への恐怖、畏怖、制御しきれない無力感

          そしてエヴァという強大な力を恐れながら利用する人の賢さ、全能感、生へのしぶとさが絶妙バランスで混ざって生まれる、独特のものだった。

          それがまるでない。

          活動限界が来ないエヴァなんてエヴァじゃないだろう。

          早く電池切れてさっきまでの超常の力を発揮できなくなって無力感に苛まれろよ。

          そして思春期特有アイデンティティ・クライシスと相まって独自センスを醸し出せよ。

          登場人物の心情変化がおかしい、公式解釈違い起こしている。

          劇中でさんざんシンジに「メンタル弱すぎ」って怒鳴ってるアスカだけど、

          トウジやケンスケが大人の余裕でうじうじしたシンジを受け入れ、心の傷が癒えるのを辛抱強く待っているのに

          「先に大人になった」って自称してるアスカ子供のまますぎてイラつく。

          14歳女の子がそういうキャラだと愛らしいのに、28歳でそれって、単純にキャラとして魅力がない・・・

          シンジ立ち直るの急過ぎるだろ。

          心的外傷を負って何もできなくなっても腹は減る。

          泣きながらレーション食べなきゃならないのは情けないよな。

          どうなるんだろって思ってたら、様子を見に来た綾波に、

          「みんなどうして僕に優しいんだよ!」

          って叫んでて、自分がいじけてるだけだって自覚あるんか〜い!

          シンジよ、綾波が溶けて悲しいか

          それが「大人」になるきっかけになったらしいが、まともにからんでたの一週間くらいだろ。

          多分一番悲しんでるの、一緒に仕事してたおばちゃん達だぞ。

          それくらいでキャラ変わるくらい成長すんなよ!!!

          だいたい、シンジ君はメンタルが弱いというほど弱いわけではない。

          いきなり巨大ロボを操縦して巨大生物と戦えって、誰だって

          「できるわけないよ!」

          って言いたくなるだろう。

          例えば、近所に熊が出たから、

          「猟銃持って駆除してきて」

          って言われて

          「やってみる」

          って言える人はどれくらいいるんだ?

          10代でも30代でも60代でも、目の前に傷だらけの少女が出てきて、お前がやならきゃこの子が熊撃ちに行くぞって空気圧力かけられても、やるなんて言い出せないだろ普通

          それをやるって言えるんだから男気のある奴だよシンジ君は。

          ただちょっと陰キャなだけだよ。

          やったことないだけの釣りを「できない」なんて断る奴じゃないだろ。

          公式解釈間違ってるとしか言いようがない。

          後半では何かと「やってみる」と言うようになるが、そんな安請け合いできるような簡単な話だったら誰も苦労しないんだよ。

          つまんねぇな!!!

          そして、自分はこれが一番の問題だと思うが、ゲンドウとユイのなれそめが映画の中で描写されてない。

          観客の大部分はTV版も旧劇場版も観ているから、ゲンドウが人類補完計画を進めている理由は知っているはずだが、新劇の中ではほとんど触れられていない。

          もしも新劇だけを観ている人がいたら、ゲンドウに向かって

          「ああ見えて実はカワイイ所がある」

          なんて言う女性がかつて居たという、衝撃の事実を知ることはない。

          ここを書き忘れたなんてことはありえない。

          後半でゲンドウが半生を振り返りながら内心を吐露するシーンがあるのだから

          その前に生前ユイゲンドウの心温まる交流の回想でもなければ、このシーンの価値が無くなってしまう。

          人類を皆殺しにしてても取り戻したかった物がなんなのか観客に示すことなく、

          ゲンドウの内心に大きく尺を割く制作上の動機はない。

          から制作陣は、TV版にはあったこれらのシーンをわざと省いたのだ。

          なぜか?

          おそらく、制作陣はシン・エヴァを、序から始まる新映画版を完結させる気で作ってないのだ。

          もうこれ以上「続きを作れ」と言われない形でまとめることだけを優先したのだろう。

          よっぽどもうエヴァを作りたくないんだな。

          いろんな所から「もうエヴァ作りたくない」ってインタビューが聞こえてきてたけど、これほどとは。

          もしゲンドウの行動を正当化できてしまうようなシーンを描いてしまったら、

          前半で描かれたトウジやヒカリケンスケの、慎ましくも幸せ生活を全てぶち壊してでも取り戻したいと思えてしまえるような、

          そんな幸福ゲンドウが得ていたと描いてしまったら、必ずファン

          「続きが観たい」

          と言うからだ。

          今回のゲンドウの内心の吐露で、ゲンドウは子供の頃から陰キャで人嫌いだったのが大学ゼミ彼女できて全部どうでもよくなった、っていうしょうもない奴だと分かってしまったわけだ。

          ユイとの生活では、さぞかしカワイイ所を見せていただろうよ。

          でもそれはシン・エヴァでは描かれることはなかった。

          だってそんな所を見せられたら、「続き」が観たくなるもんな。

          エヴァの『続き』を作れ」

          って言われてしまうよな。

          いくらでも商業成功できるスピンオフ展開が思いつくぞ。

          碇ゲンドウの子育て日誌なんてどうだろうか。

          不器用だが一生懸命ゲンドウがユイと一緒に赤ちゃんだったころのシンジを育てる話とか。

          絶対に当たるわ。

          離乳食を食べさせようとして悪戦苦闘するゲンドウ。

          手が滑って自分の頭から離乳食かぶってしまう。

          なにやってんの!」

          とあきれるユイ

          そこで一言

          問題ない」

          絶対に当たるわ。

          実際にこういうスピンオフをやるかどうかはともかくとして。

          そういう話を考えたくなるほど、物語にのめりこめるってことが重要だった。

          エヴァはそういう物語だった。

          だが、それじゃ永遠にエヴァの続きを作れ」と言われてしまう。

          から、のめりこめない話を作って「完結」にした。

          そういう制作陣の意図が随所に感じられる作品だった。

          つまんなかったな。

          から俺達が言うべきことは一つなんだろうと思う。

          エヴァはもう忘れた!

          シン・ウルトラマン楽しみにしているぞ!!!

          2021-03-28

          テンプスタッフとか言うけど

          /tmpだから

          消えても問題ないファイルしか入ってないようなものから

          非正規給与が低いのは、非正規テンポラリのスタッフから

          高度な人材非正規になると、給与改善される代わりに今度はホワイトカラーエグゼンプションとか言い始めて労基法通用しなくなる

          平蔵はいだってなんらかの罠を社会に仕掛けてるんや

          からベーシックインカムを導入して社会保障をなくしましょう、とか言い始めるんや

          ベーシックインカム最近米国実験したように、5万円ぐらいを配るだけなんや

          当然5万円では暮らせないので、みんな働くしかないんや

          でも、働く前に給与先払いみたいな感じで5万円があることでブーストが掛かるんや

          その5万円でご飯が食えるし、働く前に必要ものを買ったりできるんや

          いや、米国は皆保険もないんやから、平蔵が言うのも間違ってないやろ、という反論は正しいようにも思えるが、

          しかし、働く前の5万円が、例えば持病がある人だったして、自由診療価格だったら吹っ飛んでしまうんや

          そうなると折角働こうという意志のある国民労働に参加できなくなるんや

          というか、生活保護もわざと労働意欲を挫くようにできていて、そもそもこれがゲンドウくんの狙いなんではないかと思うんや

          平蔵は淡路島シンゴジラを導入したから、次はシンエヴァ、シンウルトラマンも導入するんやろう

          新卒短期雇用して淡路島テーマパークで働かせるのをギャップイヤーとか平蔵は呼んでるんや

          平蔵は経済に詳しい人のはずなのに、ベーシックインカムギャップイヤー定義根本から間違ってるんや

          勘違いやないんや、あれはわざとなんや

          平蔵だけやない、この国がずっとそうやって本音と建前は違うとか言いながら、本来定義を歪めてきたんや

          ニートは遊び呆けてる無職という意味ではなく、トレインスポッティングに登場するような若者のことや

          真の狙いはともかく、なんやかんや理由を付けて、労働者の労働意欲を挫こうというのが国、長期政権自民党の狙いや

          しかし、世間の流れに逆らって田舎移住して、田植え体験とかやって充実感を味わうと人間ポンジュースになってしまうんや

          そのポンジュースは瓶に詰められて東京大阪のような都心へ送られるんや

          これは、およげたいやきくん、と一緒なんや

          ある朝ぼくは店のおじさんと喧嘩して海に逃げ込んだはずなのに、いつの間にか店に戻ってるんや

          まりこれはシンジくんの言う、逃げちゃ駄目だ、現実から逃げちゃ駄目だ、だったり、

          アンノくんの言う、現実から逃げなかったからボクは巨乳眼鏡彼女が手に入ったわけです(ニヤァ

          だったりするんやろうけど、ワイはさっさと現世から逃げて来世に賭けようと思うのでした

          2021-03-22

          スクールカースト後遺症と、エヴァンゲリオン

          エヴァを初めて見たのは中学校2年生のころだった。

          端的に言って、2度と当時には戻りたくないと思う。

          穏やかな小学校生活が終わって、中学校に上がった。中学校は周囲のいくつかの小学校から生徒が合流し、顔ぶれは半分ぐらい変わった。

          新しい同級生、新しい先輩、見知らぬ古い校舎、荒れた空気で余裕のない先生同級生はみんな、自分の居場所リセットされて、それを確保するのに必死だったと思う。

          一部の同級生が、先輩らの影響で短ランやボンタンのような制服を着て、髪の色が明るくなり、言動が激しくなった。

          それに伴って、学校は腕っぷしの強さや声の大きさ、容姿の美醜、スポーツの出来不出来、笑いが取れるかどうか、を軸とした上下関係階層構造が強まった。

          勉強のできる学校地域ではなかったから、勉強の出来不出来や知識豊富さはそこまで階層への影響はなかった。むしろ、真面目に勉強をしていることはダサいという空気感すらあった

          当時の僕は、身長は高い方だが、容姿は下、スポーツは並、笑いは全く取れない、勉強はそれなりにできるが、トータルでは平凡な男の子だった。

          ただ、良好な人間関係の作り方や上下関係のやり過ごし方などの処世術に鈍く、学校に上手く馴染めないまま過ごしていた。

          プライドが高かったのだと思う。

          階層トップの不良グループクラスの場を支配していたけれど、僕は、支配されたフリをして上手く立ち回るのはイヤだった。

          イジられても笑いで返せず、キレ返した。物がなくなっているなどの軽いいじめに、張本人を殴ったり同じことを仕返しした。

          お前、小学校の頃は休み時間に一緒にサッカーしてたよな?僕のお父さんの車で一緒に釣りに行ったよな?何でこうなっちゃったんだよ!とずっと思っていた。だからこそ、負けたくなかった、譲れなかった。

          昔は仲が良かったみんなも、自分のいる階層を保つ or 上昇させるために、グループ所属して、その勢いに流され、僕や立場の弱いグループを、気まぐれに攻撃することが、中学校のなかで当たり前になった。

          そして、いつも反抗的な態度の僕は、特に標的にされ、孤立した。

          カバンや筆箱が無くなっていたり、お金が盗まれていたり、パンツを脱がされたり、通りがかりに殴られたり、いろいろ。当時はよくがんばって学校に行っていたなと思う。えらい。だけど今思えば、がんばり過ぎないで欲しいなと思う。

          こんな感じで、安心できる場所学校には一切なかった毎日心も体もかなり緊張していて、ビクビクしながら過ごしていた。

          その時の身体の強張りはクセになってしまい、他人がいると男子トイレの小便器おしっこすることが出来なくなった。おしっこをしている時はイタズラされることから逃げられないから、他に人がいると落ち着かず、どんなに頭でおしっこをしようと思っても、出てこない。

          学校の中でも奥の奥にある、ほとんど誰も使わないトイレに、休み時間になると駆け込んだ。たまに先に人がいると、その周りを歩いて出てくるのを待った。

          小学校からやっていた陸上部を、中学校に入っても続けていた。

          年間のなかで最も大きい大会に、中体連の県大会、といったものがあった。

          うちの中学校では、この県大会大会出場のときには、様々な部活から各種陸上競技に出演するメンバーが選ばれた。

          僕はどの競技選抜からも落ちたが、大会までの練習や当日の飲用水の用意など、陸上部としてサポート役のため駆り出された。

          小学校から続けてきたが、なかなか結果は出なかった。そして、陸上部ではないみんなとの競争に勝てなかった。

          知らないメンバーのために、部活からサポートをすることは、楽しいことではなかった。大事大会で走れない陸上部、ということが情けなくて、恥ずかしくて、自信が持てなくなった。

          陸上のもの楽しいから続けている、という内的動機も弱くなったこともあって、部活という居場所自分から閉じてしまった。

          部活を辞めてからは、授業が終わり次第すぐ帰り、毎日自宅のPCインターネットを利用した。

          Yahoo!チャットでは、立場や背景も関係ない、見知らぬ人とフラットに会話できることがとても楽しかった。私は当時南の島に住んでいたが、その島には映画館が無いと本気で思っている人がいるなど、この嫌な地元とは切り離された人と、遠く距離を超えて繋がれることにワクワクした。

          オンラインゲームでは、徐々に強くなっていくキャラと、連帯感のあるギルド所属するチーム)でゲーム内に居場所ができた。

          ただ、Yahoo! チャットでは人とのごく短い付き合いしかできなかったし、親はオンラインゲームお金をかけることは許さなかったから、オープンβテストの期間が終わったら、ゲームはそれ以上続けられなかった。

          それでも、毎日急いで家に帰って、ここではないどこかに場所を求めた。

          ここまでがだいたい中学1年生。

          2年生になりクラスが変わってからも、同じような軽いいじめ、イジリがある構造は変わっていなかった。そんな中、ある事をきっかけに階層に反抗する心は折れることとなった。

          小学6年生の時から好きだった女の子と、同じクラスになった(初恋だったんだと思う)。

          修学旅行のはずみもあって、就寝前、端っこあたりで寝そべっていた僕にも、みんなで好きな子暴露する順番が回された。そこで、迂闊にもその子が好きであることを話してしまった。

          僕は次の日の朝、ある場所に連れ出された。女子から男子からも人気のあったイケてるグループメンバーが、勝手にその子を呼び出していた。

          事前に、僕が彼女のことを好きだということは伝えられていたようで、女の子は戸惑った、迷惑そうな顔をしていた。

          そして、ちゃん好意を伝えることもできないまま、一方的に、僕のことを好きではないことを伝えられた。

          好きではないという事実以上に、あの迷惑そうな顔に、かなり心が傷ついた。あれは、階層の中で下位グループと同じ括りにされることを嫌がる拒否反応のような、そんな表情とリアクションだった。

          ひどく鼓動が早くなった。気持ちが塞がってしまい、僕の修学旅行はそこで終わった。

          この女の子とも、小学生のときは、同じクラスの隣の席でよくお喋りをした。いつも落ち着いていて、知性があるような雰囲気で、スピッツが好きだった。

          小学6年生の遠足の時、移動までのバスカセットテープを流すことができた。僕は遠足の前日、スピッツの「recycle」をカセットテープに録音して、当日のバスで流した。

          歌うことが大好きだったし、上手だと思っていたから、その子の近くの席でこれ見よがしに、特に好きだった「渚」か「楓」を歌っていたと思う。

          小学生らしく、好きだからといって何ら関係を変えるためのアクションは取らなかったが、日々その子と話ができることが嬉しかった。

          中学校に上がってからは、僕は廊下などで見かける度に意識していたけれど、クラスが違うこともあり疎遠だった。

          そして、2年生に上がり同じクラスになってからも、思春期特有自意識過剰から、まともに話すことができなかった。

          そしてそのまま、拒否された。

          一方的彼女好意を伝え、呼び出した複数人男子グループは、彼女が嫌がるそぶりを見せたとき、「うわ、かわいそ〜」と他人事のように、少し面白がっているように話していた。

          個人としてどういう人だ、と言う前に、どの階層に属するかによって、こういう風に軽んじられる存在があることを強く認識したし、軽く扱われる自分自身のことも好きじゃなくなっていった。

          自信をなくして、自分のことを好きじゃなくなっていくのと並行して、上の階層である不良グループ嫌がらせをされても、ヘラヘラと笑ってその場をやり過ごせるようになった。そしてもっと自分のことが嫌になった。

          体育の授業で複数人グループを組んだ時に、兄の影響でアニメに詳しいクラスメイトがエヴァンゲリオンの話をしているのを聞いた。

          ガンダムの仲間かな、というぐらいにしか知らなかったけれど、家族ゲオに来たついでに、何気なくレンタルをしてみた。

          結果、見事にハマった。

          戦闘シーンやメカニクス描写などに強い興味はなかったが、同じく14歳シンジや他のキャラ内面描写に、自分を重ね合わせて見ていた。

          中でも人類補完計画セカンドインパクトは、思春期想像力と合わさって、朝起きたら本当に起きているのではないかと、期待しながら眠ることもあった。

          意地悪をする同級生は、個人それぞれは悪いやつでないことは知っていた。グループ階層といった構造になると、途端に他人攻撃できることを体験的に知った。また、僕自身にも、階層の中で下のグループを軽んじてしま意識があることを知った。

          何で人間はこんな生き物何だろう、と思った。それぞれ個人としては思いやれる人も、集団となると流されてしまう仕組みが、欠陥だと思った。

          他人もそうだし、自分の暗い部分も怖いから、誰かと近づくのをやめようと思った。関係を深めることをやめようと思った。だけど、誰かと認め合いたいという矛盾した気持ちがあった。

          人類補完計画のように、人々の壁がなくなってひとつになったら、人間の欠陥もなくなって、みんなが幸せになれると思っていた。本当に早く来てほしかった。

          でも、当たり前だが、そんなものは来ないことも分かっていた。だから何度も何度も見直して、頭の中だけでもエヴァ世界から抜け出さないようにした。

          繰り返し見る中で、分からない部分も多くあった。なぜシンジ人間ひとつになる世界をやめたのか、なぜアスカ気持ち悪いと言ったのか、結局それぞれのキャラは救われていくのか?

          これらのモヤモヤと、いつまでも起きない人類補完計画への期待感は、中学3年生になって受験勉強に忙しくなったのもあって、少しずつ心の片隅に追いやられていった。心に残る形は歪なままだけれど、そのままフタをした。

          その後、県内では進学校だった高校入学し、校内の暴力的上下関係などはなくなって、落ち着いた学校生活を送れるようになった。

          大学第一志望には落ちたけれど、都内学校に進学でき、希望していた地元から脱出は叶った。

          だけど、その都度、人間関係の構築は必要だった。苦手意識や恐れを感じて、中学生の頃のような緊張が蘇ってきて、上手くいかないことも多かった。言葉が上手く出てこない、出てきても変なことを言ってしまう、怖くて誘えない、など。

          人がいる男子トイレでのおしっこも、出ないままだった。

          大学1年生の終わり頃に、良い友人との出会いがあった。何かと心の距離を取りたがる僕を、何度も何度も誘ってくれて、しつこく自宅に招いてくれた。そして、人に近づく怖さがだんだんと薄れていった。

          また、その友人を起点に人間関係が広がっていった。みんな優しく受け入れてくれて、少しずつ人付き合いの自信がついていった。

          いつまでもどこか漠然とした孤独感や居場所のない不安はあり、心のクセになっていてなかなか取れなかった。同時に、エヴァのこともよく思い出した。

          それでも、その後の学生生活はこれまでにないほど充実して終えることができた。

          この時に身に付けた自信から就職先での人間関係も何とかやり過ごすことができるようになっていた。

          今は、30歳になった。それなりに忙しく働いていて、家族もある。

          誰かの心の痛みがよく分かる優しい人と一緒になった。

          できることが増えて、自分人生俯瞰で見られるようになり、生活をうまくやる自信もつけている。

          日常の中で中学生当時のことと、エヴァのことを思い出すことはほとんどなくなっていた。

          そして、今回の新劇場が話題になっているのを見た。これで最後ということで、とても気になった。

          なぜ今さら気になるのか考えてみると、過去集団の中で屈してしまった悔しさ、自信喪失ちゃんと受け止めて解釈して、成長することができているということを、大人になった今エヴァ対峙することで、確認たかったのだと思う。

          今日映画館に見に行くことができた。

          僕はとても救われた気持ちになった。

          今回の物語では、シンジミサトさんを始め、みんなが過去の様々な間違いや未熟さを認めながら、前を向くことができた。

          第3村のトウジとヒカリレイ田植えなどの描写は、日常に地に足をつけて生きていることに対して、背中を押してくれたように思う。

          劇中のみんなが自分なりの希望を見つけていくのと同じように、今僕自身が生きている人生に対しても「それでいいんだ」と、認めることができたように思う。

          本当に良かった。ああ、これでいいんだね。

          ありがとうさようならエヴァンゲリオン。

          2021-03-20

          エヴァ田植えシーンが公開された途端に「転んだ時の為に後ろ向きに植えていくから植えた苗が背中側にあるのはあり得ない」と指摘されていて、そりゃ庵野さんも鬱になるわなと思ってしまった。エヴァまでいくとアニメ映画であっても校閲係が必要なのか

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