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2023-11-29

終わらせたい家

父方の実家が嫌いだ。

最近ようやくその縁が切れる目処が立ってきたのだが、いざというとき決心が鈍らないようにどんなに嫌いか書き起こしておくことにした。



父の実家田舎だ。

緩やかな坂の上に建つ家は大きく、貧乏だった祖父会社を興し一代で築いた。隣の家に行くのに坂を下り道路を渡っていかなければいけない。

いずれは父の家庭(つまり私たち)を呼び寄せ二世帯で暮らすことも考えていた、と後から聞いた。

その割には電気関係があまりに貧弱で頻繁にブレーカーが落ちていたので、どのみち無理だったと思う。


家の前は杉林でそのまま山へと続く。夏はアブが、冬はカメムシ大量発生する。

敷地は広く、車が三台収まるコンクリート造りの車庫に加えて大型の農機具が複数収まる小屋や鶏小屋、2つのビニールハウスを備えてなお広がる畑もある。

畑の先にはそれなりの大きさの池があり、祖父がそこに鯉を放し飼いにしており夕方には餌をやりに行っていた。

その池を回ろうと祖父が小型の舟を買ったことがあったが私は一度も乗った記憶はなく、舟は池の側で逆さで放置されていた。

祖父は昔からそうだ。思いつきで使いもしないもの大金はたいて買い、あとはゴミになる。成金のものだ。

ワープロパソコンピアノ


祖父は六人兄弟長男で下はみんな妹。

正月や盆にはその親族大勢この家に集まって、仕出し料理なんかをとって宴会をする。映画サマーウォーズのような風景だ(なお、このために私は本作が嫌いである)



私は普段はそこから車で一時間弱の県庁所在地暮らしているが、長期休みや時には土日ともなればすぐさま連れて行かれ父の実家に預けられて過ごした。(これは祖父母の意向であり、母は嫌々だったと聞いている)

家の周りは田んぼと山で、歩いていける範囲にあるのは駄菓子屋のみ。

その頃にはすでに人口過疎化が進んでおり同年代の子供は一人しかいなかったし、あまり気も合わなかったのでその子とはあまり遊ばなかった。

長期休みの始めから終わりまでを、家から持ち込んだ自由帳に絵を描いたり、擦り切れるほどに読んだ漫画をまた読み返したり、近所の家のお兄さんのお下がりファミコンソフト数本でしのぐのだ。いつも学校で一緒の友達はみんな64で遊んでいる時代にも関わらず。


家業建築業であったが農業も営んでおり、物心ついた頃から田植え稲刈りに連れて行かれるのが普通だった。

当然ヒマだったし、それなりに成長してから仕事が振られるがそれも嫌だった。

小学生の頃は春に運動会、秋に学芸会があったがちょうど田植え稲刈りの時期と重なっており、父や父方の祖父母がそれを観に来た覚えはない。母と母方の祖母がいつも来ていた。

仲の良かった子たちの親はみんな会社勤めや公務員だったりして、行事ときには父母揃っている姿をよく見た。

羨ましいと思った記憶はないが、うちは何か違うんだなぁということは感じた。

一番嫌だったのは、運動会の後にはそのまま車で父実家連行されて田植えに駆り出されることだった。最初から体操着を着ているので都合がよかったのだ。

運動会頑張ったか今日レストランに晩ごはん食べに行こう、と話すどこかの家族ドラマ世界のようだった。


田舎自然環境農業中心の暮らしよりも嫌だったのは、親戚付き合いや近所付き合いだった。

道を歩いているだけでどこの家の人間かわかってしまう。他に子供がいる家がないからだ。

そして田舎特有距離感で、なまりの強い言葉でやたらと話しかけてくる。こっちはお前が誰だかも知らないのに。

私は三姉妹の真ん中だが、みんなだいたい私を姉と思って話しかけてきた。

姉とはけっこう歳が離れているので普通なら間違わない。実際、地元の知り合いに私と姉を間違う人はいなかった。

しか田舎の人たちは子供を見慣れていないので子供の年齢からくる体格の違いなんてわからないのだ。子供子供、と一括りにされている。


そもそも私たちがいくつになるかなんて知らないし興味もなかっただろう。なら放っておけばいいのに何故か近寄ってくる。

妹とは歳が近かったし見た目も似ていたので当然間違えられた。最初から最後まで間違えたまま帰る人もいた。

中間子は影が薄いなんて言われることもあるが、姉と妹の名前は覚えているのに私の名前だけ出てこないなんてこともザラにあった。


母(というか女性)は親戚集まりの際には台所であれやこれやと仕事をしていなければならなく、それは子供である私達も同じだった。

ただ飲んで騒ぐだけの男たちにやれ酒を持ってこいだのあれが足りないだのと次から次に言い付けられても愛想のいい姉はちゃん対応していたし、妹は人見知りがひどかったので常に台所で母にくっついて手伝いをしていた。

私も妹と同じく人見知りだったが母は妹に取られている、かといってよく知りもしない親戚連中のおばさんたちに指示を仰ぐこともできない。

人見知りなのだから愛想がいいわけもなく、私が「もっともだめなやつ」になるのは当然だった。

そのうち人前に出ることも手伝いをすることも拒否するようになって、親戚集まりの際には空き部屋に引きこもるようになるとますます評価は下がった。

「姉も妹もよく働くのに、どうしてあなたは」とわざわざ嫌味を言いに来るおばさん(祖父の妹の一人)もいたが無視していた。

上記のおばさんには奇しくも私と生年月日を同じくする孫(私からすると再従兄弟になる)がおり、彼はいわゆる優等生だった。勉強ができ、親の言うことをよく聞く子だった。(数年後に爆発して親と険悪、音信不通になったが)

姉妹の中だけではなくそこでも比べられた。

更に私は高校受験に失敗するし入った学校は結局辞めるし定時制高校に入り直すもバイトに明け暮れて学業を疎かにして卒業が危うくなるしで株を落とし続けた。

親戚中からの「あいつはどうしようもないやつだな」みたいな空気は幼い頃から親戚集まりがあるたびに感じていたのに、後半はもう完全に腫れ物でいないものかのような扱いだった。その頃にはもうその方が居心地がよいほどに親戚が嫌いだったが。


高校に入ってすぐに父母が離婚して、当然私は母方の籍に入った。というか三人全員そうした。

父方の親戚たちは離婚時にまで首を突っ込んできた。(中でも嫌味おばさんはすごかった)

なんで夫婦問題祖父母どころか親戚が絡んでくるのか謎だったし、そういうのが当たり前な気質気持ち悪かった。

元々苦手だった祖父母のことも、このときに嫌いだとハッキリ自覚したと思う。

それまでは幼い頃にそれなりに一緒に過ごした情があったというか「家族(親戚は別)を嫌うのは悪いこと」という固定観念があったので「自分祖父母が嫌い」ということから目をそらしていたのだと思う。

そもそも両親の離婚の根っこにも祖父母の干渉があった。

幼い頃から父とあまり関わってこなかったせいか特に離婚のものダメージはなかったし、なんなら父とはその後不仲になる一方だった。

離婚後に実家に戻ったことで、父に元々あった、私の嫌いな「〇〇家(父実家)の人間っぽいところ」が顕著になったために父に対する嫌悪感が強くなってしまったのだと思う。

(親権は母が持ったが、みんなそれなりの年齢だったので私たちが父や父実家に関わるかは本人に任せるスタンスだった。そのため離婚後もときどき父実家に行ったりなどがあった)

離婚から十年近く経ってから、父が亡くなった。持病を持っていたし年々痩せていたので長生きはしないと思っていたがまだ五十代で予想よりもずっと早かった。

父とは、死の半年前に病院から退院する父を迎えに行ったとき最後だった。

もっと会えばよかった、みたいな後悔は別になかった。

私よりも父と過ごした時間が長かった姉や就職と同時に県外に出ていた妹は訃報を聞いて泣いていたが、私は一度も泣かなかった。飼っていたペットが死んだときの方がずっと悲しかったし泣いた。

その頃には父のことが嫌いとまではいかなかったが決して好きとは言えない、という程度で、なんなら二人が行くなら私は葬式に行かなくてもいいか?と姉妹に聞くくらいだった。葬式の日に舞台チケットを取っていたのだ。私にとっては本当にそのくらいの関係性になっていた。

流石にそれは、と二人になだめられて舞台は諦めて葬式に出た。

父の葬式ときにも父実家は最低だった。

誰が喪主をやるかで揉めて、しまいにはすでに嫁に出て別姓を名乗っている姉に押し付けようとするために姉が泣く始末になった。

私は当然怒って姉を庇ったが普段ロクに喋らないので、おそらく親戚たちが聞いた最初最後の私の怒声だっただろう。

嫌味おばさんが人生終了レベルトラブルに見舞われたり(自業自得)親戚の中でも故人が増えたりしながら数年経った。

父の死後は、介護とまではいかないが姉に協力するという形で祖父母の様子を見に行ったり通院の付き添いをするようになっていた。

姉は祖父母を見捨てきれなかったが姉一人であの家に関わったら姉が潰れてしまうと思ったので協力することにしたのだ。

数年間そんな生活をしていたが、少し前に祖父が持ち前のクズを発揮して優しい姉に絶縁宣言をされた末に施設へ入った。

姉が縁を切るなら私ももう関わる義理はないので、自分が請け負っていた祖母病院関係を整理したりして縁切りの準備をしている。

最低限の下準備はしてあげているので今後は自力でなんとかするだろう。というかするしかないけど。


姉と妹は結婚しているが子供はおらず、私に至っては結婚願望どころか恋愛願望すらない。

自分にもあの一族の血が混ざっていることが嫌だし、自分もああなってしま可能性があるかと思うとボケときなんかが恐ろしくてたまらない。

なるべく迷惑をかけずに一人で生き、静かに死にたい

別に葬式もいらないし、火葬だけは法的にしないといけないので最低限のお金を遺して身元保証会社かにお願いしておくから適当無縁仏かに放り込んでおいてほしい。

最近はそういうことを考える。

子供は欲しくない」「あの家の遺伝子はここで絶ったほうがいい」が三人の共通認識なので、家庭環境って大切だなと思う。

2023-11-22

弱者だろうが数が多い方が勝つんだよね

https://anond.hatelabo.jp/20231121162032

 

中国にしてもインドにしても国民人口が多いというだけの理由で偉そうな顔ができるわけ

ドズルが「戦いは数だよ兄貴」と述べた通り

ビグザム1機でジムボールを10や20倒したところで、ソロモンは陥落するしかない

稼げる人材がいたとしても、稼げる仕事に投入できる時間が限られてたら稼げない

1億3000万人のうち外資企業で億の年収稼げるやつだけ10万人がいたら残りの1億2990万人は死んでいいかといえば、

残りの1億2990万人に掃除洗濯建設配送田植え草刈り害獣駆除、その他もろもろやってもらわないと、

億稼ぐ仕事だけに専念できないんだわ

オリンピックにしても万博にしてもクールジャパン集中投資にしても、日本官僚経営者ビグザム作るの好きすぎ

会社経営ガンダムに学べって言われるようになって何年も経つのに、未だに学んでないよね

2023-11-04

官僚になった家柄底辺のワイがやらされてた幼児教育

因みに親専門卒、祖父祖母いとこ中卒です。

いとこでワイだけFじゃない大学入れました。

ピアノ(3歳から18歳まで)

マンションだったので安物電子ピアノでやってた。

頭が良くなるからやれと言われた。なんだかんだ一回小さな大会で優勝したり学校伴奏したり役立った。

日記(年中年長)

文章力をつけるために寝る前に書かされてた。小学校に入ってからは3行日記宿題で出てたため解放された。

言い回しとかは毎日添削入ってた。これにより小説書くのが好きになって今のささやか趣味になってる。

読み聞かせ

中古で集めてきた本や絵本が大量に家にあった。

物心毎晩読み聞かせしてもらってて、年少から自分絵本とか読んでた。親が10代の頃読んでたちょっとエロい漫画とかも読んでた。ルビ振ってくれてた。

カードゲーム

トランプオセロかるた家族園児の頃からめっちゃやった。祖父祖母ともやった。オセロは今でもめちゃくちゃ弱い。

こどもちゃれんじ

進研ゼミのやつ。2歳くらいから小3くらいまでやってた。サボってたけど課題添削は出してたかなぁ。

ドイツ語

→謎に2年くらい習ってた。何にも覚えていない。

土いじり

→親の実家農家だったんで、田植え稲刈りじゃがいもの収穫とか物心ついた時から色々

やっとけばよかった

公文

英語数学の先取りを全くやらずに中学に行ったのでキツかった。

運動

小学校の頃何か一つチームスポーツをやっとくべきだった。メンタル面での成長が欲しかった。

あとは園児の頃からイベント作る系の遊びが好きだった。ごっこ遊びと称してちょっとしたお遊戯会みたいなのを友達と開催したり(演目練習とかプログラムとかも作ってた)紙芝居友達合作したり、お手紙交換も園児の頃からやってた。

2023-11-03

小学校の好きだったところ

増田出身小学校はいわゆる校庭(グラウンド)とは別に裏庭があった

裏庭には田んぼ、畑、ちょっとした雑木林飼育小屋ちょっとした池、テニスコート1面があった

 

田んぼ…6年生が先生監督下で田植えから収穫までやってた。収穫したお米は他のお米と合わせて学校行事おにぎりにして食べてた。おにぎりを作るのは朝っぱらから集められたPTAの親御さんたちだったので、大人になってから振り返ると楽しかったのと想像し得る親御さんの大変さとでちょっと複雑な気持ちになる

 

畑…4〜6年生が色んな野菜を育てていた。5年生の時はさつまいも栽培して、秋になったら1年生の子グループを作って雑木林落ち葉焼き芋をした。時間内だと全ての芋に火が通らなくて、しっかり焼けた甘い芋はみんな1年生に食べさせて自分たち微妙な芋を頑張って齧った。自分たちの芋は美味しくなかったが、1年生が美味しそうに芋を食べてたので少なくとも増田は充足感を覚えていた。この畑では教頭先生スイカを育てていて、夏になると休み時間に全校児童先生たち皆でこのスイカを食べた。夏の暑い日に外で食べたスイカは甘くて瑞々しくて美味しかった。教頭先生学芸会の時に正体がモロバレしてる謎のヒーローになる楽しい人だった(やればできる!の人みたいな明るさがあった)

 

ちょっとした雑木林…裏庭の端に色んな木が植えられていた。枇杷とか桑とかの果樹も生えていて、実がなったら食べてOKだったので一学期の終わり頃の時期は雑木林が人気スポットだった。この雑木林の向こう側が工事業者敷地だったせいか、捨てられたと思しきトラロープとかホースの切れっ端が転がってることがあった。5年生の時に学年の皆でこの雑木林の隅に生えてた一番大きな木と上記の廃材で秘密基地を作った(担任先生が掛け合ってくれて年度末には片付けることと他学年の子が来ても受け入れることを条件に校長先生許可してもらった)。廃材で作った適当すぎるブランコを勢いよく漕いだ増田は勢い余りすぎてすっ飛んでビターーーン!と地面に自分を叩きつけたことがあるけど今も元気に生きてる

 

飼育小屋うさぎニワトリがいて、4年生が当番制で世話をしていた。ニワトリの卵は当番の子が貰ってOKだった。増田ニワトリの卵を貰った時はさっさとTKGにして食べたのだが、これは増田きょうだいが当番をしていた時に卵を貰ってきたのを勿体ながっていつまでも食べずに残していた結果、いざ食べようと卵を割ったらヒヨコになりかけたやつが出てきた事件から学んだつもりの行動であった

 

ちょっとした池…でかめ金魚と鯉がいた。たまに野生か野良動物に魚がやられてしまうことがあって校務員さんが残念そうにその話をしていたが、小3の増田はその話を聞いた2分後くらいにはセミの抜け殻を集めて池を縁取る石の上に並べたりしていた

 

テニスコートテニスコートではあったが在校中にネットが張られたのを見たことがない。休み時間鬼ごっこ会場か教頭先生スイカ振る舞う会場にしか使われてなかった

 

政令指定都市ベッドタウンな町の公立小学校での思い出

小学校は本当に楽しかった。裏庭も好きだったけど、ちっちゃい丘みたいなのがある校庭も、閲覧席の陽当りがいい図書室も好きだった。卒業式でめちゃくちゃ泣くくらい楽しい学校生活だった

時々思い出して、あの頃はよかったな〜とノスタルジーに浸ってはもう戻れない思い出の世界なのだとちょっぴり寂しくなったりしてる

2023-10-26

anond:20231026181906

天皇陛下田植えとか植樹とかだって撮影の時だけちょこっとやってるだけでしょ?

農家に寄り添うってパフォーマンスなんだから本気でやる必要ないんじゃないの?

https://www.kunaicho.go.jp/activity/activity/02/activity02-r050913inekari.html

2023-10-24

スゴイいいこと思い付いたんだけど

リアル田植えシミュレーションゲーム作ったら日本で人気出るんじゃない?

手で植えたり田植え機で植えたり、

広い田んぼに思いっ切り田植えできたり、

ここが味噌なんだけど、

美しい日本原風景棚田も細かくシミュレーションして

もはや環境ソフト的な範疇になってしまうかも知れないが、

リアル田植えゲーム

もちろんいろんな方法で手でも機械でも行える収穫も脱穀も楽しめて

完全ご飯炊きシミュレーションも出来てしまうやつ。

これももちろん

最新の高級電気釜で炊くもよし、

薪の火で釜で炊くもよし

田植えから収穫にご飯を炊くまで

もちろん田植えの前の苗に育てるための種からの選定も細かくシミュレーションできるやつ。

農場経営ゲームはいくつもあるけど、

米づくりに特化したものはなくない?

作ったら売れると思う!

そんで発売時期は新米の頃にして初回限定新米が付くというこだわりよう。

人気出て売れると思う!

2023-09-15

anond:20230914210249

堆肥撒いてくれる組合はあるか

これハードルいかな。地域によるのか、増田の書いてることは概ね納得出来る。

兼業だが、田植えして除草剤撒けば後はそんなに稲作は難しく無いよな。

刈り取りは任せてたから、俺の経費除いて計算してみると数万しか利益が無いから他に任せて辞めたけど。

稲作は二丁歩程度じゃ話にならん世の中になってしまった。

2023-09-14

(コメ返追記済)兼業稲作やる人へ

こんなとこにそんな情報置いても仕方ない気はするが

役に立つかも人もいるかもしれんので置いておく

 

まず農林系の役所の窓口に行って

堆肥撒いてくれる組合はあるか

・色彩選別機持ってる農家外注受けてくれるとこはあるか

を聞く。

堆肥撒いてくれるとこがあったら撒いてもらってそれだけで稲作する。そしたら環境保全型直接支払交付金堆肥代が浮く。

窓口でこれも斡旋してくれる。

牛糞なら反当たり3トン毎年入れればそれだけで米取れる。

鶏糞は反当たり300kgくらいかな?やってないかわからん

これで圃場内では有機肥料のみで育てた美味しいお米作れる。

 

JAで買う苗にふりかける箱材といわれる殺虫剤と殺菌剤はやらなくていい。無駄

 

除草剤絶対いるがかならずフロアブルという液体タイプにする。

鉄砲に入れてスプラトゥーンすれば簡単

粉やら投込むタイプティーバッグみたいなやつは効きません。濃度が上がるまでに流出して効きにくいのよ。

除草剤するときだけは水をしっかり溜めてキープする。

 

水は当てっぱなしでいいし中干しいらない。

減反政策の時に収量減らすのに考えられた悪習だから

水の中にはがっつり栄養があるので水がながれないように調整する。

刈り取る前に水は全抜きしてしっかり乾かして。盆明けとかがいいかな。

稲の下から数えて最初の葉っぱがでているところから呼吸すると言われているので、これ以上水位を上げないようにする。

上げるとどんどん伸びてヒョロヒョロになってぶっ倒れる。

 

仕上げ防除とかいカメムシ対策殺虫剤お金払うくらいなら後で色彩選別機でカメムシにやられた黒い米を取り除いてもらったほうが綺麗な米になる。

他の異物も取れるしな。

 

乾燥する時は40℃までの低温でやれば割れにくいし美味しい。なんなら17%くらいまでは時間かかるが風だけで乾燥できる。のこり1%だけ灯油使って乾燥すれば灯油ケチれる。

 

これだけ抑えとけば付加価値ついたバッチリいいお米作れて大してお金かかりにくい。間違ってもJAの言うとおりにして農薬肥料買いすぎないように。

 

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結構伸びていたのでコメントに対する返信を追記しておきます

 

増田農家の息子なの? 兼業でも参入障壁高いよ

→僕は父親JAの通りにやってたのを全部見直して儲かるように仕組みを作り直した専業2代目です。

全部作業委託すれば参入障壁は低いですが、機械を買う場合でも近所の幅利かせてる農機具屋に稲作やめて機械手放す人が出てきたら教えてくれるように言っておけば、ただ同然の値段で機械は揃えられます

 


ja命令無視すると機械借りづらくならない?

→うちの地域JA職員でそんな幅利かせてるのいないですね。良くも悪くも公務員みたいな人しかいないです。そもそもJAから機械借りたことないし稲作の機械は稲作してる農家から借りたらいいのであってJAに借りる必要ないのでは?


 

いい米つくりたかったら良い水流してくれるところに田んぼ持たないとだめなので、何処から水引いてくれるのか確認必要です。

→これはほんとそう。うちの父は50過ぎて脱サラして始めたため水が漏れるとか水が来にくい田んぼばっかり借りてて、除草剤効かな過ぎて大変なことになってました。フロアブルスプラトゥーン解決したわ!

戦争は上流の人間がいつ水触るか全部観察して触った後なら1日後まで触らないので、そのタイミングでさわると確実。上流の人間の入れてる水を少しずつ解らないように減らすことで下流自分のところに水が来るようにしてください。こうすればバレないしバレても1日後まで水量は回復している。

 

時期は場所で変わるから参考にならん

→その通りです。自分で調整して。


 


周りが農薬撒いてて地域に虫が少ないからできる奴。 お前んとこ虫の発生源言われてるんちゃう

→むしろ聞きたいけど田んぼちょっと農薬撒いたぐらいで虫が消せるとでも?それ以外の草むらの面積の方がとんでもなく広いのに。。

ちなみにうちの地域では稲作してる人はかなり減っていて、うちの作ってる面積がかなりを占めてるが問題は起きてないので関係ないと思う。
 

 

ゲッ、自然派かよ

自然派というかコスパ的にも一番安いし、なんなら自然派の人に高く売れるのでただ儲けたいだけでもこの方法ベスト。やってみりゃわかるけど結局うまく育つのって人工物を使っても自然模倣した方法になるので、じゃあもう自然のものだけにすればええやんってことになる。
 

 

JAに逆らうと周りの農家からいじめられて作物駄目にされるのに

→ほんまにそんなとこあるんか正直信じられないけど周りに米農家やろうなんてとこないからそこまで寂れたら関係ないんかな?
 

 

中干しって、台風来たときに倒れないように根を伸ばすのが主目的なんじゃないの? 収量は減るかもしれんけど、台風でぶっ倒れたら稲刈り大変だし砂利だらけになるじゃん

→中干しは確かに根は伸びるけど、それは乾いた時専用の根なのでまた水張ったら水の中専用の根に戻る。なので早めに水切って根を伸ばさせる方が理にかなっている。書いた通り水を初期に深く入れすぎると伸び過ぎて倒れるから注意。こけたら砂利は確かに入ることもあるけど石抜き機と色選あるとこに機械とおしてもらえばほぼ100%なくなります。
 

無農薬とか自然農法とかアホらしいと思ってんだけど 無農薬ですよってラベルに書いておくと高く売れるのか? そんなん証明しようがないし偽装し放題じゃねえの?

→高く売れる。結構バカにしてるひといるみたいだけどお金持ちほどそういうの気にしてるみたい。

偽装し放題はその通りなので信頼できるとこから買いましょう。正直有機JASでもいくらでも偽装できると思う。検査がザルすぎる。
 

残留農薬検査しまくってるの知らんの? 無農薬だの有機農法だのラベルにつけると真っ先に検査にやってくるぞ。

→ぜんぜんこない。


  

中干しは稲が伸びすぎて倒れるのを防ぐためにやるんだよ 倒れて台風でも来た日にはとてもじゃないけど刈り取れなくて酷いことになるぞ。

→やってみればわかるけど稲は倒れてもコンバインが優秀すぎるので刈れる。ちょっと時間はかかるけど。むしろ倒れてる方がよくできてるとか言う人がいるくらい。

JAの苗はハウスの高温で一気に伸ばすので苗が貧弱で倒れやすいから、もし自分で苗を育てられるなら路地で育てると良い。そうすれば短くて倒れにくい苗になるし、初期の状態がそのまま最終の状態にそのまま引き継がれる。
 

 

堆肥撒いてくれる組合はあるか
これハードルいかな。地域によるのか、増田の書いてることは概ね納得出来る。
元兼業だが、田植えして除草剤撒けば後はそんなに稲作は難しく無いよな。
刈り取りは任せてたから、俺の経費除いて計算してみると数万しか利益が無いから他に任せて辞めたけど。
稲作は二丁歩程度じゃ話にならん世の中になってしまった。


→堆肥畜産やってる地域じゃないと厳しいねJA買取が安すぎるので、道の駅等で付加価値つけた分を高く売る等の努力をしないとオペレーター頼むと手元にはあまり残らないですね。

 

JAってマジでなんのためにあるんだ?日本農家国際競争力を削いだり農業従事者減らすために存在してるんか?

→米は保存が効くから自分たちでさばけるけどあしのはやい野菜等はまとめて買い取ってくれるから意味ないことはないですよ。ただJA公務員的な仕事の仕方しかしないので、値段を上げる努力をあまりしていない印象。ここを改善しないと廃れる一方だと思う。

 
 

農業をやりたい方は今までの日本農業関係資料が読めるルーラル電子図書館というのがあって、年間15000円くらいだったかな?それ使えばいままでの研究論文等読み放題なので活用するといいです。1年もあれば自分必要情報は取捨選択しながら読み切れると思う。

2023-09-05

セックス股関節

増田は女だ。初めて男性セックスした時、膣以前に股関節が痛くて死ぬかと思った

昔はトイレ和式だったし田植え等の農作業もあったから「股を割って座る」は男女双方慣れていた。

でも今の生活様式だとストレッチ日常的にしない限り股関節硬いよね?女体にとって正常位のハードル上がっている。

2023-07-02

エヴァ田植えシーンが公開された途端に「転んだ時の為に後ろ向きに植えていくから植えた苗が背中側にあるのはあり得ない」と指摘されていて、そりゃ庵野さんも鬱になるわなと思ってしまった。エヴァまでいくとアニメ映画であっても校閲係が必要なのか

2023-06-25

ラップサンドを食べた

同僚に九州大学近くのインド料理屋のラップサンドが美味いと聞いた

何でも九州大学構内でも売っていて、学生にも人気とのこと

500円くらいで恵方巻くらい太く長いラップサンドだった

トルティーヤを油で揚げたもので、キャベツとか人参とかをマヨネーズ香辛料を混ぜたもので合えたものと、チキンティッカみたいなのが巻いてあった

一口かぶりつくと、揚げパンのような小麦香りの中から油がじゅわっと染み出てくる感じと野菜のしゃきしゃき感、そのまま噛み切れるチキンの柔らかさとマヨっぽいなじみ深い味と、後味にカレーっぽいスパイスを感じる

野菜部分の味付けと、チキンティッカのソース部分との味付けが異なるから噛む場所で味の濃さと香り、食感も違うのが楽しい

さすがにラップサンドだけじゃ腹いっぱいにならんだろうと思って、ビリヤニも買ったのだけど、ラップサンド恵方巻みたいなサイズ感だったので両方食ったら満腹で動けなくなった

九州大学辺りは最近蔦屋書店ができたり、外国人向け寮ができたりと、九大新町という地名にふさわしくだんだんと発展し、ただの田舎田んぼだったところがここ数年で町になってきている

それでも一本道を外れると、田園風景が広がっていて、帰り道には小学生とその家族らしき人たちが田植え体験をしていた

ファミリーカーが道の端に並んで駐車していて、水面は空を映していて、泥の底に頼りなさげに稲苗が並んでいて、小さな裸足が平らな底をくぼませていき、畔の周りで大人写真を撮っていた

から梅雨が続くけど、どうせ夏本番になれば台風の大雨とかで雨量の心配をしていたのをすぐに忘れるのかなと思って過ごした週末だった

そんなことを書いていたら、窓の外で雨が降り始めた

2023-06-01

自給自足生活することを考えたら働くことの労力なんて、とても小っせえよな

自給自足といっても、

山奥で野人のように

暮らす、

かい意味じゃなくて、

現代社会生活に近いような生活を送ること。

それ、ひとりでやろうと思ったら、どんだけ大変なんだろうな。

 

毎日ふつうに食ってるご飯だけど、

これ自給自足しようと思ったら、

そろそろ田植えの準備とかしなくちゃいけないのか?

つーか田んぼってどうやってつくるんだ?

仮に田んぼがあったとしても苗の植え方もわからんし、

そもそもどうやって苗って手に入れたらいいんだ?

そういうことを全部、自分でしなくちゃいけない。

気が遠くなるような話だ。

 

今は夏がくるのが早いから、もう初夏が始まった時点で暑いだろうな。

となると衣替えしなけりゃならないんだけど、

最近太ってしまって、

新しいズボンを買わないと去年のじゃサイズが入らない。

とかなっても自給自足なら買ってくるわけにもいかなくて

自分で縫うことをしなくちゃいけない。

つーて、そもそもから作りゃなきゃいけないんだけど、布ってどうやってつくるんだ?

 

なんかね。

そんな風に考えると日々の仕事なんて全然簡単なこと、

というと言い過ぎかもしれないけれど、

その対価として受け取っている現代生活というのは随分と恵まれているよなあ、

とふと思ったりした。

 

日々の労働の見返りとして受け取っている、その生活は過分に過ぎるのかもしれない。

2023-05-28

今更バガボンド読んでんだけど

田植えをこれだけドラマチックに面白く描ける人なんて他にいない。凡庸すぎて言いたくないけど井上雄彦って天才やな。

2023-05-27

都会からやってくる人は田舎空き地私有地だと思ってないの?

無断で山菜盗っていくし、

勝手に川遊びの駐車場にするし、

テント張って椅子に座ってくつろいでるよね。

そこ、農作業用のトラクター置いたり田植えの準備するために苗を保管する場所なんやけど?

2023-05-23

一番星さんはうどんを食べる

「それでさあ、三蔵がさあ」

 良子は三蔵というキャラクターフィギュアを買うためにバイトを始めたという。

「そうなんだ。すごいね」私は話を合わせる。

三蔵のためなら女子高生だって田植えくらいするわ。麻里は今もお店の手伝いやってるの?」

「今はやってないよ」

「そうなんだ。私好きだったけどな、あれ」

「やめてよ」私は苦笑して目をそらした。

 良子と別れて電車に乗ると出口近くの二人席に座って学生鞄を隣に置いた。季節の変わり目でブレザーを着ていると少し暑い。生徒の多くは部活動最中から乗ってくる高校生はあまり見えず他の乗客もまばらだった。三十分ほどで自宅近くの駅名を告げるアナウンスが入り、ほどなくして電車は止まった。

はてなー。次ははてなー

 出口のボタンを押しこむとぷしゅっと音を立てて扉が開いた。はてな駅のホームに出るとけばけばしい黄色看板が目に入る。

ケーキがなければ、うどんを食べればいいじゃない!》

 脚が短く頭部が大きい、金髪の巻き毛の安っぽいかつらをかぶったゴスロリ衣装のちんちくりんな女の子写真の下には「麻里・うどんとわねっと」とあった。どんぶりを持った右手を手前に突き出し看板を見た者に恍惚の表情で迫る。最初はそんなに嫌な気はしなかった。お店のために自分も何かしたかたから。「麻里・うどんとわねっと」は地元のおじいさんおばあさんに大ウケして近藤うどん店の売り上げは倍増した。そこまでは良かった。「麻里・うどんとわねっと」ははてなはてな町のローカルアイドル的なものにとどまっていたから。地元情報誌取材など来たとき、確かに恥ずかしい気持ちもあったけど同じくらい誇らしかった。でもそのあと事情が変わっていく。

 お父ちゃんネット戦略だとかいってSNSに「麻里・うどんとわねっと」を使ったショート動画投稿した。これが海外ユーザーの間でなぜかバズってしまう。海外ネットコミュニティで様々な消費のされ方をした後、日本逆輸入という形で「麻里・うどんとわねっと」は全国に広まっていった。「絶妙なチープさがいい」とか「女の子絶妙にかわいくないのがいい」とか「ブス」とか「デブ」とか「性的消費で女性差別だ」とか「ちくわ大明神」とかネットでいろいろ書かれた。いつの間にか近藤うどん店ははてな町の観光スポットになり、私は有名人になっていた。金髪のかつらをかぶってお店の手伝いに出るとお客さんたちから写真を頼まれるので、私は笑顔で応じてどんぶりを持って決めポーズを取った。「麻里・うどんとわねっと」を演じることが望まれていたから頑張っていたし、ずっと頑張り続けられると思った。お母ちゃんが死んだあと一人で頑張っているお父ちゃんのために何かしたかたから。でも今はもう店に出ていない。「麻里・うどんとわねっと」は死んだのだ。

 電車を降りて駅のロータリーを迂回していく。順番待ちのタクシー運転手が車内で暇そうにたばこを吸っていた。はてな町は私立大学がつぶれて以降若い人の姿がすっかり少なくなってしまった。唯一の娯楽施設駅前パチンコ店だ。その駐車場にへたり込んで泣き叫んでいる男に見覚えがあった。水色のパーカー黄色ハーフパンツ、足はぶかぶかのビーチサンダルというお決まりの格好だ。油っぽい髪はぼうぼうに伸びていて、髭には白いものが混じっている。

「どうしたの、増田くん」私は男に話しかけた。

 増田くんはこの町の住人の間ではちょっとした有名人だ。生活保護受給者だけど、どこに住んでいるのかは誰も知らない。いつも外をふらふらしていて夜も野外で寝ているらしい。ふわっと異臭が漂ってくる。

うどんちゃーん」増田くんが泣きべそで足元に飛びついてきた。

増田くん、落ち着いて」

「聞いてよ、うどんちゃんお金入ったかパチンコで増やそうとしたんだ。そしたらほとんどなくなっちゃったよー。二日前から何も食べてないのに、どうしよう」

 増田くんはいつもこんな調子だ。はいはいと手懐けて私は学生からうどんを出した。

「どうぞ」どんぶり増田くんの前に置いてあげた。

「えー。うどんじゃん。ネギしか入ってないし。ケーキがいいよ、うどんちゃん。ぼく、ケーキが食べたいよ」

 増田くんはケーキが食べたいと駄々をこねている。私は自分の足元にすがりついている増田くんを見下ろしてどうしたものかと思案する。

「あらまあどうされたのですか」

 困っていると後ろから若い女性の声が聞こえた。寒い冬の夜空に明滅する一番星の奏でる音楽のような高く澄み渡って心地のいい音だった。実際に顔を合わせて会話するのは初めてだった。白いシャツリボン、紺色のプリースカートという高校生としてありふれたスタイルにも崇高さが感じられるし、長い脚の白さが黒いサイハイソックスとの対比でより白く見えた。小さくて立体感のある顔は日本人離れしていて妖精かと思うほど。艶やかな黒髪自分の癖っ毛と比べて気品ある大人の女性のものだ。

一番星さん」

「あらまあ、わたくしのことをご存知なのですか」

一番星さんは有名人から

 寂れていくだけのはてな町に数ヶ月前事件が起きた。一番星家が引っ越してきたのだ。上級国民の中の上級国民と噂され、その辺の国会議員よりもずっと発言力があるとか。だけど、町の老人たちにとっては莫大な財産だの政治的権力ののことよりも一番星家のご令嬢はてのさんの存在が大きかった。「本物のお嬢様」としてはてのさんは一瞬で町の人気者になった。「麻里・うどんとわねっと」は偽物でしかなかった、私はそう思わざるをえなかった。そして「麻里・うどんとわねっと」は死んだのだ。

 一番星さんは顔を赤くしてあらまああらまあ言うと、さらこちらに近づいてきた。風が巻き上がったとき一番星さんの黒い髪がふんわり揺れて、きらきら反射して見えた。

「だめだよ、一番星さん。増田くんに近づいたら」

 一番星さんは私の言っている意味がよくわからないようだった。二週間以上体を洗っていないであろう増田くんに一番星さんは笑顔で近づきしゃがんで向き合った。

増田さん、麻里さんのうどん世界一ですわ。幸せの味がしますの」

幸せの味?」

 増田くんはどんぶりを手に取った。割り箸を渡してあげると、増田くんは涙を袖で拭ってからうどんをかきこんでいった。

「味がする。味がするよ、はてのちゃん

「そうですわ。幸せの味ですわ」

幸せの味がするよ、はてのちゃん

 汚い捨て犬のような増田くんを一番星さんは笑顔で見守っている。うどんを食べ終わると増田くんは両手を飛行機の翼のように広げて「きーん」と言いながら走り去った。

自己紹介が遅れました。わたくし、一番星はてのと申します。よろしくお願いしますわ、近藤麻里さん」一番星さんはそういって笑った。

「私のこと知ってるの?」

「麻里さんはわたくしの憧れですわ」

 これが一番星さんと私の出会いだった。

2023-05-20

ねこそば

都会からとおく離れた地方の村。その村の終わるところ、田んぼの果ての小川の向こうに蕎麦屋が点在する地域がある。

そのなかの一軒がふと気になった。ちいさな生形の暖簾に書かれた屋号の筆の走りが尋常ではなかったのだ。

近寄って暖簾を眺める。名のある書家によるものと思われた。暖簾のむこうの扉は開かれていた。

暖簾をくぐった。

店内に人の姿はなかった。

客はおろか店主すらいなかった。

呼び鈴の類はなかった。とりあえずカウンター席に腰をおろした。

からっぽの厨房左手に開け放たれた勝手口が見え、簾の向こうには新緑の林が見えた。

薄暗い店内でひとり目を閉じ耳をすませた。

小川のせせらぎと風の音がする。遠くで雷が鳴っている。小川の水面が反射する初夏の光が樹々の葉を照らしている。

背中に風を受けた。ふと立ち上がり振り向いた。開いている扉の向こうには田植えをまえにゆたかに水を張りはるか遠くの海までまでつづく水田と、そこにうつる空と雲が見えていた。天地の別があやふやだった。太古の伝説にきく幻の湖をゆく孤舟からの眺めとはこんなものかと思った。

2023-04-14

田舎に住み始めて驚いたこ

・5万円台で新築最上階角部屋・駐車場代込み物件に住める

・6階建て以上はタワマン呼ばわり

運送会社宅配ボックスのカギをかけずにそのまま荷物ブッ込む

・でも盗まれない

通勤/退勤時に毎回同じタイミングで同じ車とすれ違う

・夜は全人類が滅んだのかと思うほど静か

・最寄りの駅が「徒歩120分」

・最寄りのバス停が「徒歩60分」

物価はさほど安くない

軽トラ歩道普通に走行

田植え時期は道路ドロまみれ

・60キロで走ってるとトロ臭い奴呼ばわり

・でも30キロくらいで走ってるシルバーマーク車がうようよ

自転車一台も走ってない

高校生原付乗ってる

等々…

田舎って、すごい。

2023-03-21

anond:20230321072613

え? あの農村描写現実に基づいたものではなかったとでも言いたいのか? 実際には農村の女たちは農作業野良仕事をしていなかったとでも言いたいのか? おまえ農村での田植え稲刈り光景絵画ドキュメンタリー番組新日本紀行とか新日本風土記とか)を見たこともないのか?

2023-02-06

田植えを始めてみる増田素丸み手目地葉を絵歌(回文

おはようございます

気になっていた当時評判の『天穂のサクナヒメ』がセールだったので、

思い切って遊んでみることにしたわ!

あと『大神絶景版』も。

スプラトゥーン3のフェス前のヨビ祭が始まったんだけど、

休憩がてら気分転換に他のゲームでもやってみよう!って作戦よ。

そんで私思ってたのと違ったわ!

天穂のサクナヒメってほのぼの稲作ゲームの稲作だけ楽しむゲームだと思ったら

アクションゲームじゃない!

しかも稲育てる理由穀潰し神様が蔵爆破させてやらかしたんで自ら田植えしてーってことで、

最初のオープニングから楽しく拝見しまくりまくりまくりすてぃーで

序盤1回目田植えしたところで今日はここまでにしておいたわ。

あれ田んぼに水を張るのって満杯まで張っていいものかしら?

そこすらもよく分からない感じで始めてみて、

まあ失敗したらニューゲームよ!

そんであの人間の人たちは橋を渡ってやって来てってあれは三途の川の橋なのかしら?

そういう理由可哀想な感じで神の世界に行ったのかしら?

そこは最初にただしておく正しい情報を得ておくと

なんか追われて迷って神様世界にやってきた!って事みたいよ。

あの人たち死んでなくてよかったわ!

そんでさー、

昨今そう言うファーム系のゲームって勝手にオート種植えってやんのかと思ったけど、

あれも自分田植えすんのね!

でさ、

さっきも言ったけど田んぼを水で満たしてみちみちになみなみにしていいものかしら?ってことすら分からいから、

とりあえずちょっと土が見えるくらいの量を水入れてみたんだけど、

お米が育つまでは狩に行って食べ物探して食べないと行けないみたいなので、

これはせっせとアクションパートゲームをこなして行かなくてはならないみたいなのかしら?

そこもよく分かってないので、

とりあえず

なんけ行ける場所は行ってみるわ!って感じね。

そんで休憩時間終わったから初めての田植えして1回目のそこでセーブして終了ね。

大神はまだ起動もしていないわ。

これはアクションよね?明らかに

クリアするの難しいかな?

プレイ時間捻出って意味で先が思いやられるわ今から

そんでスプラトゥーン3に戻ってきたんだけど

初っぱなヨビ祭開始そうそうのガチャ

ギアの欠片全種類10個詰め合わせが大当たりしたので、

これは幸先いいかもしれないわ!てーか前回のフェスではギアの欠片の詰め合わせ10個セットが当たらなかったのでがっくりきていたところに、

一発目で引き当てちゃったかラッキー運がいいかもしれないわ!

そんで私よく読んで知らなかったんだけど、

フェス中はギアに欠片を付けるのが少なくて済むって言ってるから

わざわざフェス中じゃない期間に無理してつけなくてもよかったみたいよ。

付けるならフェス中ってことかしらね

恵方巻きちゃんとノールックノーハンドノーおしゃべりで南南東むいて食べた甲斐があったってもんよ!

あと知らなかったのが、

恵方巻きの方角って

東北東」「西南西」「南南東」「北北西」

の4方向しかないってのを今になっていまさら知ってしまった事実よ!

毎年の強まった方角が東西南北漢字組合せ総当たりの全組み合わせのパターンの256通りのうちの

毎年違った今年はこの角度!って

恵方巻き角度決め実行委員会委員会方式で決定しているのかと思ったけど、

実際は蓋を開けてみたら4方向のうちの1方向が毎年ローテーションになってるだけじゃない!って

え?あんがい方向4種類しかなくて適当なのね?適当なのかどうだかは分からないけれども、

4方向のみだけのローテーションみたいね

あながち恵方巻きルーレットで決まってるのかと思ったわ!

256通りって張り切って方角決めているわけではなかったのね

衝撃の事実だわ。

話し戻るけどスプラトゥーン3。

今回はオーバーロッシャー中心で行くわ!

そのぐらいの決意表明選手宣誓を掲げるように、

熟練度また星5つ目指すわ!

あれ星4つまでは結構すぐ取れんのよね。

だけどそっからまた星5つまでとなると遙かなる道のりなので先が思いやられるわ。

多分2~3か月単位とかそういうレヴェルの期間でのスパンの話になっちゃうと思うから

まあ夏ぐらいには星5つゲットバッジもらえたらいいな!ってところね。

もうさ

オーバーロッシャーの何がいいかって、

エイ関係なく関係あるはあるけど、

ただひたすらにインク撒き塗り散らしていたら楽しいってことに尽きるわ。

こんな性質のブキってなくない?他使ってないから知ってないだけかも知れないけど、

ノールックでただひたすらにインクを送り込んでいく無我夢中さが

狙って当てにいってないのに敵に当たる爽快感と相まって、

キルの相手を倒した数が2桁台になっちゃうとほんとに笑っちゃうわ。

そんな意識してなかったのに!って感じで。

でもたまにセブンファイブオーライダーとかに戻らないと腕が鈍ってしまいそうなぐらいオーバーロッシャー楽しいわよ。

ちょっと正直まあフェス疲れ気味なのあるけど、

田植えサクナヒメでも遊べるし

休憩時間には田植えに限るわね!

そう言った切り替え方大事かも!って思ったわ。

あとカタログ2冊目コンプも残り30レヴェルちょいなので、

今シーズン2冊目コンプ目標は達成できそうよ!

2冊目の次ってまさか3冊目あんのかしら?

前人未到過ぎて切りが無いわよ。

うふふ。


今日朝ご飯

ツナマヨおにぎりしました。

最近これ美味しくて好きだわ。

炊き込まれご飯ツナマヨパンチが美味しいのよ。

サンドイッチじゃないんだなぁーって気分のとき

最近これに限るわ。

デトックスウォーター

緑茶ホッツウォーラーです。

最近よく本当に緑茶飲むようにしている緑茶ホッツなんだけど、

これ今実験していて

身体の中で本当になにか良好な結果が出るのか

月末になんか検査あんので血液取られっから丁度いいテーマ研究わ!って

いま必死に飲んで見ているわけなのよ。

緑茶効果の効き目あるのかしらね


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2023-01-15

anond:20230115095702

マジでそう

しかも下級は何もしなくても下級になるから下級はずっと下級と生活しなければならない

俺が努力するとしてもまず上級殺すか、合理的上級がいなくなるまでやらないね

田植えを例にすると、俺らの努力素手で稲を刈ることだとすると、上級コンバイン運転する努力なんだよ

努力には与えられた道具が備わってはじめて努力が認められるんだよ

2023-01-07

新聞の末路

毎日新聞記者の、コラボネタは報じる価値が低いということでマスコミ各社一致している、SNSは偏っているという旨の発言に触れて思ったこと。

「紙の新聞の余命は15年」との観測記事とあわせて眺めるに、たいへん趣深い。

https://togetter.com/li/2036314

https://news.yahoo.co.jp/byline/kamematsutaro/20230101-00330946

ここからは本当の末期だというわかりやすメルクマールだ。闘病中と聞いていた知人がガリガリの別人みたいな相貌に変わっていたらいよいよかと思う、そんな感じ。

そもそも緘口令が出ているかのように黙殺したり、年はじめで各社一斉に同工のフォーマットで報じるその一糸乱れぬ斉一ぶりは異様だ。そういうのが当たり前になっていること自体が。

もっとコラボの悪行を報じろよとか暇空氏にも味方してやれよとかいう話ではない。

まらない私闘にすぎないとかよくあることだとか言うなら、そのつまらないことがかくも多くの人間の関心を集めているということ自体が常には無い変事だろう。取り上げる切り口なんていくらでもあり得る。ネットでいま〇〇が話題だそうです式のお手軽ヤドリギ記事は大好きだったはずだ。

ひたすら「特落ち」を恐れ、また「抜け駆け」はせず、まるでお役所みたいに決めごとで動くジャーナリズム。どうかしてるぜ。という指摘はかつて上杉隆らが行った。その後の体たらくは誰もが知る通りだが。

有限な紙幅にニュースバリューの高い順に取り上げられてるだけで他意はないと言えばもっともらしいが、滑稽なまでに「一糸乱れぬ」動きの言い訳にはなっていない。

そもそも情報の重大性」と「紙面への取り上げやすさ」は全く別である

例えば紛争地域リアルタイムでの実情などは、重大さは最大級であり、一次情報の取得コストも大きい。つまり取り上げやすさは最小。

一方「小学生田植え体験しました」みたいないわゆるヒマネタは、誰一人関心はないが業務上極めて扱いやすい「定型文の穴埋めで作れる記事」であり「予め予定が立つニュースである重要度ほぼゼロ、取り上げやすMAX

お上プレスリリースと違い、スペースの都合で没にするのも自在

大都市圏居住者は、あるいは実際には見たことがないかも知れない。地方紙社会面地方局夕方ニュースにおいて、田植え体験高校生SDGsの取り組みの模様が永遠に垂れ流されるのを。ニュースバリューとは。

知られた話だが、新聞社は調査報道機関ではない。納品された情報を整理して受け流す、聞こえよく言えばキュレーターである

形の揃った野菜を出荷するみたいに「いつもの定番ネタ」は業務ルーティンにするっと乗りやすい。

まだ世評・解釈の定まっていない新奇な話、いびつキュウリははじかれやすい。ニュースバリューとは。

しかしそういう型にはまった本邦マスコミ報道のありかたはひとえに害でしかなかったのかと言えば、そんなこともない。主な利点はスタビリティということにある。おつむの軽い「熱血記者」は悪いやつらにうまく利用されるのが関の山だ。世間大新聞の腰の重さをむしろ信頼してきた。

そもそも良い報道とは? ジャーナリズムとは本来どうあるべきか? といった問いにみんなが納得する答えはあるか。ジャーナリズムが共有すべき、一番ベーシック価値とは何か。

権力監視すること」とか言ったって国家権力ばかりが権力じゃない。

事実ありのままに」とか「客観的に、公平公正に」みたいなことは実現不能だ。

実現不能お題目を掲げることは建前と実態乖離常態化させ固定してしまう。

そもそも電波法に縛られるTV局は別として、新聞社に中立義務はない。

思うにやっぱり「果敢さ」しかねぇんじゃねぇの? なんとか月衣塑子みたいな薄っぺらい熱血妄動に陥らないようバランスを取りつつの

こんにち新聞相手にされなくなる一方で、文春のスキャンダリズム一定の信頼を得ているのを見よ。

政権与党ガツガツ果敢に切り込む新聞があったり、むしろ野党ガンガン行く社があったり、それぞれの角度から検証可能な形で情報提供する。

それらが合わさりデコボコを埋め合って、民主主義社会のいわば媒質であるところの公論の場ができる。

そもそもマスコミ存在目的とはその社会に生きる人々の共有する「場」を提供することなのだ。一億人が同じ情報に容易に触れ得るということによって。情報の水の中に個人は油滴のように浮かんでいるのだ。

オールドメディアネットにお株を奪われたのは、速報性とか取材力かいうことではなく、その「共通の場を提供する機能である。つまり本質の部分。

マスメディア全盛の時代にも、それ以外の情報伝達経路、例えば万古よりの「噂話」が命脈を失ないはしなかった。

でも文字通りマスに同時に届けられるという点で、すなわち前述の「場を作る機能」において、新聞TV会社特権的立ち位置にあった。

今はそういう時代ではない。

それなのに「なんだかんだ言ってもぼくらプロ新聞記者取材力、信用にはSNSなんかはまだまだ太刀打ちできないでしょ」とふんぞり返る記者様の図。まさに悲喜劇

王国が滅びようとしてる現実に向き合えない落日のお貴族様の姿だよ。

追記

「そんなに新聞様に取り上げてほしかったらしかじかの体裁をとれ」というコメントが付いている。

から暇空のこともっと取り上げて欲しいという話はしてないんだけどな。

「取り上げてやるかどうかの基準はこうだ」と硬直的な決め事を振りかざすのは、換言すれば咀嚼力のなさを自慢するひ弱なお公家さん仕草であり、マスコミ生命力低下のあらわれであると言っている

監査結果が出てお上お墨付きが出る前に報道で触れるべきではないとか、自分が何言ってるかわかってるのか

2023-01-06

anond:20230106181933

逆引きみたいなことしてくれる記事ならまだ価値はある

「米を作りたい」で検索→米を生成したいなら田植えをするのがベストプラクティスだと紹介する記事

でも、なんのヒネリもない一口記事存在意義がない

米の仕様検索→米の公式ドキュメントURL引用併記した1スクロール記事

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