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はてなキーワード: シーア派とは

2019-12-28

各国のきのこたけのこ戦争的なやつ

スペイン留学してたんだけど、向こうには少なくともそういうのが2個あった

ひとつがコラカオ vs ネスクイック

どっちもミロみたいな牛乳に溶かして飲むココア飲料で、コラカオはスペイン産で溶けにくくダマが残りがち ネスクイックはインターナショナル企業ネスレが出しててサラッと溶ける 伝統保守派のコラカオvs進歩左派ネスクイック って感じでけっこうアツイっぽい

もうひとつトルティージャタマネギを入れるか否か ここでいうトルティージャはいわゆるスペインオムレツのことで、スーパーかにもよく売ってるんだけど確かにタマネギ入りと抜きがあった

よその国にもいろいろあるのかなあ シーア派スンナ派!とか言って……

2019-06-17

イエメン情勢

こんにちは、皆さんが一切興味がないであろう話をします。

2014年から今にいたるまでイエメンではずっと内戦をしています。この内戦にはサウジアラビアUAEイランが関与しており、現在中東情勢理解するためにはこの内戦概要を掴む必要があります。なのでその話をします。

イエメンでは以下の勢力内戦をしています。すなわち

です。大まかにいって国土の北西地帯をフーシ派が、南部東部をハディ派が支配していますイエメン部族社会という色が濃く、各部族はそれぞれに思惑をもって活動しており、フーシ派にもハディ派にも属さないという地域も増えてきています

内戦の背景について理解する必要はあまりありません。部族の利害や宗派の違いといったものから発生する、正直いってしまえばよくあるアレです。ではそのよくある内戦がなぜ泥沼化しているのか、そして何故誰も知らない戦争になっているのかを簡単説明したいと思います

内戦きっかけはフーシがイエメン首都占拠クーデター成功したことです。これにより当時大統領を務めていたハディは首都を追われ、サウジアラビア亡命しました。サウジアラビアはこれに危機感を抱きました。なぜならサウジアラビアスンニ派勢力事実上盟主であり、イラン以下のシーア派勢力敵対しているからです。イエメンサウジアラビア国境を接しており、ここに親イラン勢力が根を張ることはサウジ安全保証根本的に脅かすと懸念されたわけです。そして実際その懸念現実のものになります

サウジUAE連合しハディ元大統領支援に乗り出します。サウジUAEは優勢な空軍力を活用しフーシ派から南部要衝アデン奪回することに成功します。そしてここにハディ大統領傀儡として送り込み、フーシ派討伐に乗り出します。これが 2015 年 7 月までの流れ。

しかサウジの勢いがよかったのはここまでの話で、以後内戦は泥沼化の一途を辿ることになります。泥沼化の理由として以下の要因が挙げられます

要素毎に説明していきます

まずハディ派やサウジ空軍が弱いという問題についてです。一般にいってアラブ軍隊は非常に弱いのです。それはなぜかというと、クーデターを恐れるあまりにまともな訓練をつめておらず、特に大隊以上の連携の訓練などはろくにおこなわれていません。

例えば、空軍力を適切に発揮するためには地上の部隊との高度な連携必要です。地上の部隊空爆目標地点を捜索し、適切に爆撃機誘導してやらなければ効果的な爆撃はできません。また、航空偵察の成果を総合的に検討して情勢を判断する高度な情報組織も求められます。そういった高度な機能サウジ空軍には備わっていません。では、サウジアラビアはこの問題をどのように解決していたかというと、大量の物量を投入して無差別爆撃を繰り返すという方法解決をしようとしました。これには二つの問題があります。まずは人道上問題です。実際サウジはこの問題で 2018 年ごろから大きな非難をうけるようになり以後無差別爆撃封印しています。そしてこちらの方がより実践的な問題なのですが、コストパフォーマンスが極度に悪いという問題がありますいくらサウジ油田をもち金満国家からといって爆弾をあまりにも大量に無駄弾にしていれば負担になります。あまり知られていないことですが、実際サウジアラビア中国について世界三位軍事費支出大国になっています。これは上記のような非効率作戦が原因で、サウジアラビア財政は痛みつつあります(そうしたサウジの苦境を悪用しているのが孫正義というわけです)。

ハディ派の弱さについては、元々弱いとかそもそもサウジ傀儡でありそこまでやる気がないとかそういったこともありますが、また別の事情もあります。その別の事情というのは「フーシ派は強い」という問題と裏返しでもあるのです。

それはつまりどういうことか。フーシ派はあくまでも奪う側であり、ハディ派は守る側であるということです。ハディ派はもともとの正統政府ですからイエメン国土財産防衛する戦いを展開する必要があります。一方フーシ派の根本地方の小さな民兵組織ですから「守るべき既存リソース権益」を持っていません。なので彼等はハディ派と戦うにあたって都市がどれだけ破壊されようが民間人にどれだけ死者がでようが一切考慮することがありません(宗派も違いますし)。こうした姿勢の違いは戦闘力の違いに直結し、地上戦闘でハディ派がフーシ派を圧倒するという局面は初期におけるアデン奪還作戦以外で殆ど見られません。

ハディ派は強いフーシ派を攻撃するにあたって、地元部族を懐柔しフーシ派を攻撃させるといった戦法をとることがありますが、フーシ派はこうした敵対部族容赦なく殲滅してしまます

また、フーシ派が山岳民族的性質もつという点も重要です。一般に山岳民族というのは強いものです。グルカ兵などの事例にもある通りです。また、山岳民族である彼等は平地民との価値観をあまり共有しておらず、そうした点も彼等の強く残酷な戦い方を支えているだろうと思います

次にUAE背信という問題についてです。サウジ国内ではこの点がかなり問題視されているようです。UAE内戦介入開始当初からイエメン侵略を目論んでいました。ハディ派首都アデンでもUAE特殊部隊がうろついているだとか、イエメン南部離島ソコトラ島UAE侵略領土事実上組み込んでいるといった話がありますUAEのこうした態度は情勢を著しく混乱させ内戦を長引かせる要因になっています。またサウジ内では「UAE漁夫の利を得るために内戦の泥沼化を積極的に目論んでいる」といった観測もあるようです。

そしてイラン革命防衛隊の介入という問題ですが、上記の通り内戦の初期においてイラン革命防衛隊はあまりイエメン内戦に興味をもっていませんでした。しかサウジUAEによる介入が頓挫すると革命防衛隊による介入が本格化しはじめます。すなわち、フーシ派の占領地域拠点にしてサウジアラビア領土への直接攻撃企図しはじめたのです。このことの背景を理解するためには、イラン革命防衛隊という組織の成り立ちを理解する必要があります。先述の通りアラブではクーデーターを抑えるために軍を弱くするのが普通統治法です。これには例外がいくつかあり、たとえばエジプトでは軍が国家統治しているのでクーデーターの心配は少ないので精強な軍を維持することができていますイラン例外の一つで、イランはかなり独創的な方法でクーデーターを防止しながら軍を強化することに成功しました。それはすなわち

というものです。一つ目の対策については軍の指揮権天皇に直属させた大日本帝国軍とほぼ同様のものと言えます。故に、日本軍と同様のデメリットが生じることにもなりました。創業の功臣と君主が存命の時代は彼等のバランス感覚によって軍を適切に維持することができたのですが、君主が交代し創業世代もいなくなると軍を誰も統制できなくなってしまったのです。ようするにホメイニ明治天皇ハメネイ昭和天皇理解すればよいわけです。

二つ目対策について、革命防衛隊をつくるにあたって「イラン防衛ではなくイスラム革命防衛革命の輸出」を任務と定めてしまたことが問題になりました。彼等は事実上の外征軍となり、中東各所で怪しげなテロを繰り返す組織になってしまったわけです。さらにタチが悪いのが革命防衛隊が軍の能力を流用し建設会社物流企業を多数直接経営しているという点です。これにより、彼らは財源や物資の点でも政府への依存殆どなくなり極めて独立性の高い組織になっていますイラン政府の財源はかなりの部分石油に負っていますから政府本質的には戦争回避しようとします。一方建設業により資金を得る革命防衛隊にしてみれば石油産業が停止したところで知った話ではないので積極的に「革命の輸出」を手掛けるというわけです。

こうした性質もつ革命防衛隊イエメンに介入を開始すると積極策を採用することになるのは自明のことでした。イエメン派遣された革命防衛隊ほとんど中央の統制を受けていないと見られており、これは要するに日本軍における関東軍匹敵します。

こうした情勢のなかでイエメン内戦象徴する戦いであるホデイダ攻防戦がはじまります。ホデイダイエメン有数の港湾都市で外部から物資の輸入をほとんどひきうけています。この都市占拠することはすなわち外国物資を全てコントロールするということでフーシ派もハディ派もこの都市の攻防に全力を投入することになります内戦当初からこの都市はフーシ派が支配しており、ハディ派はサウジアラビア支援のもとなんとかこの都市を奪還しようと試みました。ホデイダの攻防が本格化したのは 2017 年ごろからで、以後ホデイダは激しい戦火に見舞われ物資の輸入は途絶えイエメンでは難民が大量に発生することになります

先述のとおりハディ派は弱く、サウジアラビア軍は動くものはなんでも爆撃する式の粗雑な無差別爆撃を加えることでなんとかフーシ派に対抗するといった情勢が続きました。こうしたフーシ派有利の情勢をみたイラン革命防衛隊2017年末ごろより弾道ミサイルをフーシ派に供与(といっても操作する人員革命防衛隊から派遣していたことでしょう)しサウジアラビア国土への直接攻撃を開始します。

こうした事態に至って危機感を表わにしたサウジ軍は 2018 年にはいってさらに爆撃を強化しますが成果はあがりません。そして彼らはついに致命的な誤爆事件をおこします。サウジ軍はスクールバス誤爆し何十人もの子供を死亡させてしまうという事件をおこしてしまったのです。これにはさすがに各国から非難が止まず以後サウジ軍は爆撃の対象前線ではなく後方のフーシ派の基地に切り替えることになりますが、これによりホデイダ攻防におけるフーシ派の勝利事実上確定しました。

2018年末ごろより国連によるホデイダ停戦工作が開始されます停戦調停中にも激しい戦闘応酬が続きますがフーシ派有利という情勢は変化せず、国連監視団は「フーシ派の勝利」という現状を事実上認める形の停戦を成立させました。これが去年末から今年4月ごろの話。

こうした状況のなかで革命防衛隊はあらゆる手段サウジアラビア国土への直接攻撃を続けていました。その攻撃の主力となったのが弾道ミサイルドローンによる空爆です。弾道ミサイルによる空爆サウジアラビア首都リヤドにも降り注ぎ100人以上の民間人犠牲になっていると報じられていますドローンについては、クアッドコプターのようなものではなくジェットエンジンを積んだ比較的大型の爆撃機で500kg程度の爆弾を積載し 300km の半径を攻撃できるとされています。これによる精密爆撃はイエメン内部でも利用され、ハディ派側の軍幹部ドローン爆撃によって多数殺害されるといった事件も起きています

そしてホデイダにおけるフーシ派の勝利が確定すると、フーシ派は国連との合意にもとづきホデイダから兵力の引き抜きを開始します。少数の警備兵力を「憲兵」と偽ってホデイダに残置するとフーシ派は主力をサウジアラビア侵攻にふりわけます。これが今年の 4 月から今にかけての話で、フーシ派とイラン革命防衛隊の猛攻をうけてサウジアラビア/イエメン国境要衝都市ナジュラーンが陥落寸前であると報じられています。またサウジアラビア空爆にあたってあらた巡航ミサイルによる爆撃も開始され、先日のサウジ南部空港爆撃ではインド人など外国人にも負傷者がでています

今、サウジアラビアは確実に敗北しつつあります







ではこのような酷いことになっている内戦がなぜあまり知られていないかというと、田舎内戦など誰も興味がないという問題もあるのですが、サウジの劣勢というのもその原因です。というのもサウジアラビア北朝鮮以上の独裁国家、統制国家なので自国イラン勢力との戦争で敗北しつつあるという事実隠蔽しているわけです。「イランの爆撃により100人以上の犠牲者がでている」という事実最近になってようやくサウジ政府メディアによって報じられました。以前は「イランミサイル迎撃した」だとか「フーシ派に猛爆撃を加えて戦果をあげた」だとかいった威勢のいい情報が散発的に報じられているだけでした。今少しづつですが苦境の真実サウジアラビア側が報じるようになってきています。それだけ事態悪化を隠せなくなったということでもあり、また危機感を醸成しようという思惑もあるのでしょう。

更に加えてですがサウジアラビアには「事態をこれ以上大事にしたくない」という思惑があるようにも見えます現在おきていることは事実上サウジアラビアイラン革命防衛隊総力戦」なのですが、サウジとしてそれを認めてしまうとイラン本土とも戦わなくなければなります。「イエメンのフーシ派という軍閥との小さな戦い」というフレームを維持することでなんとか大事にせずどうにかしてフーシ派だけを倒したいという希望が、事態矮小化させ報道管制するインセンティンブになっているように思われます

サウジのこの失態をみて「イエメンサウジベトナム」と評する人もいます。ただベトナムのように「やらなくていい戦争で消耗している」というよりは「強力なイラン革命防衛隊とフーシ派の前になんとか国土防衛しようとしている」というのが実態としては近いのではないでしょうか。

2019-01-18

anond:20190118113306

のちにアリーの支持派はシーア派となり、アリーシーア派によって初代イマームとしてムハンマドに勝るとも劣らない尊崇を受けることとなった。アリーとファーティマの間の息子ハサンフサインはそれぞれ第2代、第3代のイマームとされている。また、彼らの子孫はファーティマを通じて預言者の血を引くことからスンナ派にとってもサイイドとして尊崇されている。

2018-09-06

人間過半数反社会的集団所属しとるんやで

以下は世界史に詳しくもないオレがwikipediaなどで調べた情報を並べたものである

カルトとは

悪しき集団犯罪行為を犯すような反社会的集団を指して使用される。

---

# オウム真理教

最盛期

日本:15,000人

ロシア:35,000人

地下鉄サリン事件

死者…13人

言わずと知れた反社会的集団。誰もが認めるカルト

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# イスラム教

約16億人。

## パリ同時多発テロ事件

ISILイスラム国ないしIS)の戦闘員と見られる複数のジハーディストのグループによる銃撃および爆発が同時多発的に発生。

死者…130人

## シリア騒乱

スンニ派シーア派対立も要因の一つとして複雑な事情を経た世界代理戦争状態

推定死者…46万5000人

もはや反社会的集団。よって事実上カルト

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# キリスト教

約21億7千万人。

## ユグノー戦争 1562年 - 1598年

フランスカトリックプロテスタントが休戦を挟んで8次40年近くにわたり戦った内戦である

推定死者…3,000人

## オランダ独立戦争/八十年戦争 1568年 - 1648年

ネーデルラントプロテスタント勢力が、カトリックスペイン支配から脱するため起こした反乱。

推定死者…18万人

## 三十年戦争 1618年 - 1648年

ドイツスイスでの宗教改革による新教派(プロテスタント)とカトリックとの対立のなか展開された最後で最大の宗教戦争といわれる。

推定死者…400万人

もはや反社会的集団。よって事実上カルト

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イスラム教 + キリスト教だけで = 37億7千万

世界人口…70億人

人間過半数反社会的集団なら、それはもはやそういう社会なので、「社会的」ということになるのだろうか。

最近コーラン聖書マンガで読んでいる。(分かりやすくて非常に助かる)

こんなこと言うと信者から殺されそうだが、科学技術が発達した現代人が読むと、預言者たちは適当なことを吹き込んでいる詐欺師しか見えない。

人間過半数が信じてるだなんてマジかよ。

2017-09-28

anond:20170928190304

喩えるなら

シーア派スンニ派をどっちもイスラム教徒と見なしてる

とかじゃないの?

2017-06-09

現在民主主義システムはどう考えたって不完全

タイトルの通りなのですが。

知識が足りないので理解が間違っていたら申し訳ないんですが。

反例もあるだろうし。

イラクってスンナ派シーア派クルド人勢力があって、

イラク議会シーア派クルド人の影で少数派のスンナ派が割を食ったのがIS出現のきっかけじゃないっすか。

スンナ派地域資源に乏しいとか、

マリキがシーア派利権確保しか考えていなかったとか?色々あるらしいけど。よく知らないけど。

でさ、こういうイラクみたいな大きな集団がいくつかある構成の国って

現在民主主義システムってうまく機能してない場合が多い気がするのよ。

わかんないけどうまく行ってないところは基本そんな構成国民によって国家ができている気がする。

現在民主主義システムって議院内閣制大統領制だあるけどこういう国ではあまりうまく行ってない感じ。

アフリカだろうとヨーロッパだろうと。

いい制度から民主主義を導入しようって気になるのはよくわかるんだけど、

ぶっちゃけそのまま導入してもあまりにもうまく行ってないこと多くねーか?

いやわかんないけど。

うまく行ってる(ように見える)国って大きい集団複数あっても国民意識ってーの?、

集団への帰属意識よりも統合された国というもの所属してる意識が強い気がする。

もしくは大きい集団があってポツポツ小さい集団?いやどうだろ。

ま、とにかくどう考えたってうまくいってないよ。

どうすんだろうな。

国への帰属意識集団への帰属意識より大きくするか、

分離するしかないんじゃないか

ただ分離したらそれまでの持ちつ持たれつの関係はどうなるんだろうとか思ったり。

資源で争ってしまうなら資源がなくても食べていける経済提案しなければならないし。

問題所属意識帰結するか、民主主義システムのあり方に帰結するかよくわかんないけど、

食いっぱぐれんのが嫌で、食いっぱぐれないためには国より集団にいたほうが利益になると考えられる状況ってあるのだろうなと。

一種圧力団体だもんな、宗派民族だっていうのは。

そこに分断があると利益配分妥協するのが難しくなる?らしい。人間って生き物はよ。

国に帰属意識が常にあるとは限らないのだから、そこらへん民主主義システム仕様に改造加えたほうがいいのかなって思うけど、

思いつくのは二院制上院優越が発生する条件を法律に書き込むぐらいの考えしか思いつかない。

上院はもちろん各集団同数。

既存議会システム上院みたいなバカかい組織じゃなくても規模の小さいのとか。

なんか他にいい考えないかな。穴あると思うし。

2017-06-07

あんたは正しい。放射線検査なんざいくらでも歪めることができる。御用学者の協力もあればなんでもね。

http://anond.hatelabo.jp/20170606174324

原発安全』な神話御用学者によって"作られ"てきた。そして事実は暴かれた。メルトダウンによって。

御用学者 - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%94%A8%E5%AD%A6%E8%80%85

現代における用法定義することは難しいが、学術的な調査改竄ないしは恣意的解釈し、権力者統治者、ないしは依頼者に都合の良い結果を導き出す者がこう呼ばれる。一方で、権力者などへの批判側が恣意的解釈に基づき自らに都合の良い結果を導き出していることを指摘・批判する学者に対して、反権力側がレッテル張りとして用いる場合もある。

水俣病問題

現代日本においては水俣病の例が嚆矢である1956年昭和31年)、熊本大学医学部研究チームにより、有機水銀原因説が有力視されたのだが、同年11月12日には厚生省食品衛生調査会常任委員会水俣食中毒特別部会大学と同様の答申を出したところ、厚生省は翌13日に同部会を突如解散1960年昭和35年4月日本化工業協会塩化ビニール酢酸特別委員会付属機関として、田宮猛雄・日本医学会会長委員長とする「田宮委員会」を設置。後に熊本大学医学部研究班も加わることとなった。有機水銀説に対する異説として清浦雷作・東京工業大学教授らがアミン説を発表し、彼らの主張がそのままマスコミによって報道されたため、原因は未解明という印象を与えた[1]。

ナイロンザイル事件

詳細はナイロンザイル事件を参照のこと。1955年昭和30年)、日本登山者ナイロン製のクライミングロープ(以降ロープ記述する)を原因として死亡した。ナイロンは引張りについては従来の麻のロープよりも遥かに丈夫だが、鋭利な岩角などに擦れた場合には容易に切断される。これはすぐに明らかになったが、大阪大学工学部教授日本山岳会関西支部長篠田軍治は、事前の実験ザイルが容易に切れることを確認した上で、公開実験ではあらかじめザイルが接触するコンクリート製のかどにヤスリがけをして十分な丸みをつけた状態で、作為的実験新聞記者等の前でデモンストレーションしてみせ、ロープメーカー東京製綱および日本山岳会共謀して、犠牲者に対する誹謗中傷運動を山岳雑誌化学学会誌などで長期にわたって続けた。法改正安全規格が定められ交付されたのは1975年昭和50年)、最初事故以降に確認されているロープの欠陥による死者(通産省調査した範囲内での数字)は、20人を越えるとされる。なお、偽装実験マスコミの前で実行した篠田軍治は、日本山岳会名誉会員推薦により、1989年平成元年)に評議委員会の全会一致で同会の名誉会員になっている。

イラク戦争への対応問題

哲学者の山脇直司東京大学教授は、安保理決議のないままブッシュ政権主導で2003年3月イラク戦争が始められたことへの日本政府対応について、「アカデミシャンとしての私が今一番一番懸念していることは、アメリカを無邪気に支持し、フランスなどを非協力と言って批判する小泉首相川口外相のお粗末きわまりない答弁の背後にいる『外務省お抱えの御用学者』の存在です。」「外務省お抱えの『御用学者知的退廃』を暴く必要を今痛感しています。」[2]と書いている。また、2003年12月から自衛隊イラク派遣を決定する過程について、政治学者イスラームシーア派に詳しい松永泰行日本大学助教授は「私の知る限り、政府研究者の実力よりも、政治家官僚の都合で彼らが望むことを言ってくれる御用学者を起用している」と述べた[3]。

喫煙受動喫煙問題

日本たばこ産業研究費を支援してもらうかわりに、タバコ擁護する発言を行うなど、消費者健康よりも特定企業利益を優先するような行為をしている学者を指して使われた事例がある。[4] また、メーカーから多額の研究費を受け取っていたために、タバコ乳幼児突然死症候群との関係があるという論文が、根拠が乏しいというように書き換えられてしまったとの指摘が存在する[5]。 タバコ産業から研究助成については学界において問題視されており[6][7]、2003年10月22日日本公衆衛生学会学会員に対し「たばこ産業及びその関連機関との共同研究、及び同産業から研究費等の助成を受けた研究を行わない。」との行動宣言を発している[8]。また、国際的にもたばこ産業による研究助成等について全面規制を求めるたばこ規制枠組条約ガイドラインが追加採択されている[9]。

公共事業原発

今日現実社会の中では、例えば有力な学者政府公共事業などの施策に対して、自己の信念に基づく意見思想審議会などの場で反映させる為に、そうした機関に呼ばれる立場を確保するべく、ある種の手練手管として、権力へのおもねりと自己の真の主張を両天秤にかけながら駆け引きをする場合がある[10]。そのため御用学者か否かの線引きは困難な側面を有する。駆け引きに失敗して結果として権力へのおもねりの手練手管を権力に利用されるだけの結果となったときには、結果として御用学者呼ばわりされてやむを得ない側面がある一方、駆け引き成功して自己の信念を政策に反映させることに成功した場合には、反骨の策士と評価される場合もありうる。また原子力発電の分野では、研究に多額の費用がかかることから権力におもねり、「安全神話」のお墨付きを与えることで電力会社等の支援[11]を受ける例があり、このもたれあい関係を「原子力村」[12]と評される。

2016-01-05

高校とき0点くらった答案。

シーア派スンニ派の相違点を記せ。

シーア派スンニ派でなく、かつスンニ派シーア派でないこと。

2015-11-27

シリア危機関係各国の立ち位置について

Syria crisis: Where key countries stand

2015年11月26日22時15分閲覧)

http://www.bbc.com/news/world-middle-east-23849587

シリア危機:関係主要国の立場とは

2015年10月30日

シリア内戦は、いくつかの大国を巻き込んで展開してきた。バッシャール・アル・アサド大統領と、彼に反対する多数の反政府勢力、いずれかを支援したり、敵対したりといった形で。

10月30日に、ウィーン会議に参加する関係各国は、シリアでの停戦への道を開くための9項目からなる計画案に同意した。しかし、アサド大統領処遇に関しては意見の分裂が続いている。

ここでは鍵を握る国々の立ち位置を示していこう:

地図シリア国内の勢力分布図)

ロシア

画像ロシア過去数十年にわたって、シリアの最も強固な同盟国の1つである

ロシアは、シリア大統領バッシャール・アル・アサドにとって最も重要な後援者であるシリアでの権益ロシアが維持するためには、政権の存続は決定的な意味を持つ。

このため、国連安全保障理事会アサド大統領避難する決議案をロシアは阻止しつづけている。また、国際的批判にもかかわらず、シリア軍に武器供給し続けている。

ロシアシリアタルトゥース港に海軍施設を保持している。この基地ロシア地中海に持つ唯一の基地であり、黒海艦隊使用している。また、アサド大統領が属するアラウィー派の中心地であるラタキアにも空軍基地を置いている。

2015年9月ロシア反政府軍への空爆を開始した。ISと「すべてのテロリスト」を攻撃目標とすると宣言している。これについて、西側諸国支援された反政府勢力は、ロシアから攻撃を受けていると報告している。

にもかかわらず、ウラジミールプーチンロシア大統領大統領は、内戦を終わらせるには政治解決しかないと言っている。


アメリカ合衆国

画像米国アサド大統領シリアの将来の政権から排除することを求めている)

米国は、シリアで大規模に行われてきた残虐行為に対する責任者としてアサド大統領非難しており、その退陣絶対条件としている。

しかし、戦争を終わらせて、暫定政権樹立するためには、和平交渉が必要とも認めている。

米国シリアの主要反体制派の連合体(シリア国民連合)を支援し、穏健派反政府勢力に対しては、限定的軍事援助を行っている。

2014年9月米国は有志国連合としてIS及び他のイスラム過激派に対する空爆を開始した。

しかし、アサド政権軍を手助けするような攻撃は避けている。また、政権軍と反政府勢力との戦闘に介入することも避けている。

このため、5000人のシリア人反政府軍として訓練して武装させ、ISとの地上戦に投入するという計画は、わずかな成果しか上げられず失敗した。


サウジアラビア

画像サウジアラビアは、シリア反政府勢力のうちのいくつかに軍事経済援助を与えている)

スンニ派に属するこの王国は、アサド大統領内戦終結後の政権に留まることはありえないと明言している。つまり暫定政権へと権力委譲するか、あるいは実力で排除されねばならないと。

グループかの反政府勢力に対して、サウジ政府軍事経済援助を与えている。その対象にはイスラム主義を唱えるグループも含まれている。

また、シリア政府軍の爆撃から民間人を守るために、飛行禁止空域を設定するべきだとも主張している。

2013年アサド政権軍が化学兵器シリア使用したが、オバマ政権軍事介入を避けた。サウジ指導者達はこの決定に強く反発した。

その後、ISの支配地拡大と、それがサウジ国内の少数派に与える影響を警戒して、サウジ指導部は米国主導の有志国連合の一員となり、ISに対する航空攻撃に参加することに同意した。


トルコ

画像トルコシリアでの反政府蜂起が始まって以来、アサド退陣を求めている)

トルコ政府シリアでの反政府蜂起が始まったときから一貫してアサド大統領批判し続けている。

レジェプ・タイップ・エルドアン大統領は、「350,000人を死に追いやった独裁者を受け入れろ」とシリア国民に求めるのは不可能だと述べている。

トルコシリア反政府運動の重要な支持者であり、また、およそ200万人におよぶ難民を受け入れるという難題も抱えている。

反政府勢力戦闘員武器、それに避難民の国内通過を認めるというトルコ政府方針は、結果として諸外国ジハード主義者がISに加わる手助けにもなった。

トルコ2015年7月にISによる攻撃を受けた後で、シリアのISを攻撃する有志国連合が国内空軍基地使用することを認めた。

しかし、トルコは、有志国連合がクルド人防衛隊(YPG)を支援していることには批判であるトルコEU米国トルコクルディスタン労働者党PKK)をテロ組織認定しているが、YPGはその流れをくむ組織なのだ



イラン

画像イラン人指揮官が、反政府軍と戦うシリア政府軍支援している)

シーア派地域大国イランは、アサド大統領とそのアラウィー派支配する政府支援するため、年間数十億ドルを費やしているとされる。これには軍事顧問団の派遣武器援助、資金提供石油供給などが含まれる。

イランにとって、アサド大統領は、アラブ世界におけるもっとも緊密な同盟であるイランレバノンシーア派武装組織ヒズボラ)に武器を送る際、シリア重要な中継拠点となっている。

それだけでなく、イランヒズボラへの影響力を使って、シリア西部アサド派の勢力を支援するためにヒズボラ戦闘員を送り込んだとも考えられている。

イランおよびイラクから送り込まれてきた民兵は、シーア派聖地を守るためにシリア軍部隊と共同して戦っていると主張している。

イラン提案は、シリアでの政権交代平和裏に行うため、複数政党制の自由選挙を行う、というものである

シリア問題解決のため、これらの関係各国がはじめて一堂に会する国際会議ウィーンで行われる。

2015-11-17

http://anond.hatelabo.jp/20151117205240

占領地域での略奪 (正規軍拠点を奪えばアメちゃんの供与した軍装ゲット)

周辺諸国シンパからの援助 (反アメリカ、反シーア派、あるいはその両方)

制圧した油田の産油を売ってる

あたり?

2015-11-16

naverのまとめで「パリだけじゃない...報道されてない海外重要ニュース」ってのがあって、まとめの中身が

出典:www.fnn-news.com: レバノン連続自爆テロ 少なくとも41人死亡、200人以上けが

出典:レバノン自爆テロ、43人死亡 「イスラム国」が犯行声明  :日本経済新聞

出典:ベイルート連続自爆攻撃、200人以上死傷 - BBCニュース

出典:レバノン首都テロ、41人死亡 「イスラム国犯行声明シーア派標的 - 産経ニュース

などなど。

テレビ報道しないニュースは「報道されてない枠」になっちゃうのかね。

2015-10-10

互助会村民の抗争を終結にみちびくたった一つの冴えたダイアリー

 それがこれだ。あなたが今見ているサイトだ。

 はてな匿名ダイアリーだ。

 考えてもみろ。

 あらゆる争いは「あいつ」と「おれ」が違う人間から生まれる。「あいつら」と「おれたち」が違うグループから

 しかし、ここ匿名ダイアリーではあらゆる id、あらゆる派閥が「増田」のもとに統合される。

 増田とはわれわれであり、増田とは彼らであり、増田とはすべての人々であり、増田とは自分一人だ。

 争いも憎しみもない、完全無欠のハーモニー

 あらゆるインターネッターの理想郷

 俺たちは増田だ。あらゆるものが俺たちだ。

 俺たちは村民である。俺たちは互助会である

 モヒカンであるミニマリストであるマジョリティであるマイノリティであるヘテロであるゲイである日本人である外国人である子どもである。大人である。女である。男である理系である文系である研究者である教育者である生産者である消費者である技術者である管理職である右翼である左翼であるビッチである。清楚である童貞である処女である底辺である上流階級である貴族である平民である。老人である赤ん坊である。母である。父である孤独であるリア充であるオタクであるバカである天才である差別主義である博愛主義者である教師である。生徒である。愛である。恋であるブロガーであるジャーナリストである運営であるユーザーであるキリスト教徒であるイスラム教徒であるスンニ派であるシーア派であるカソリックであるプロテスタントである。カルヴィニスであるルター派である。犬派である。猫派である。作者である。読者である戦争である平和である。神である。人である。1である。0である。あらゆるものである。あらゆるものでない。

 はじまりにして、終わりである

 

 さあ、祈ろう。さあ、うたおう。

 さあ、増田をはじめよう。

 君も増田だ。私も増田だ。

 争いも増田だ。憎しみも増田だ。

 世界増田でできている。

2015-02-01

なかなか酷かったのでいちいちつっこんでみるテスト

http://lite-ra.com/2015/02/post-832.html

まず、最初認識しておかなければならないのが「イスラム国」の“製造物責任”はアメリカにあるということだ。「イスラム国」の前身にあたるISISの創始者はヨルダン出身のアブ・ムサブ・ザルカウィという人物で、1989年当時、ソ連アフガニスタン侵攻に抵抗するイスラム義勇兵としてオサマ・ビン・ラディン指揮下のゲリラ訓練所だった「アル・カイーダ」(アルカイダ)に入り、テロリスト人生スタートさせた。アルカイダはいまでは世界的な反米テロ組織としてその名が知れ渡っているが、もとは米CIAアメリカの対ソ戦略上の必要からパキスタン諜報機関ISIを使ってつくらせたものだ。

よい子のはてなーならアフガニスタン撤退1989年2月であることは覚えているだろう。

ザルカウィビンラディンがあったのは1989年だったのは確かなようだが、その時の、そしてその後の二人の関係ははっきりしていない(ザルカウィビンラディンに忠誠を誓っていて、ザルカウィ組織アルカイダ系と見なすのも間違いではないが、ザルカウィ組織は国際活動には積極的ではない)

ビンラディンCIAから資金提供を受けISIの協力を受けていた時期があるのは確かだが、アルカイダの元はビンラディンらが独自に作ったムジャヒディンアフガニスタン闘争に送り込む「サービス局」(マクタブ・アル=ヒダマト。MAK)であり、そこでの路線対立からアルカイダ独立したのである

1980年代を通じてアメリカ武器弾薬資金軍事訓練などの支援を受け続けたことで、アルカイダ9.11テロを起こすほどの“化け物”に育ってしまった。

CIAから資金90年代にはなくサウジ財閥から資金90年代前半には止まっている。90年代ビンラディン資金源は「テロマネー アルカイダ資金ネットワークを追って」asin:4532164818に詳しい。

やがてザルカウィイラク入りして、ISIS前身に当たる「イラク聖戦アルカイダ」を結成する。このきっかけをつくったのもアメリカだった。

ここらへんは、まあ、アメリカイラク軍の武器管理が悪かったのが原因の一つなのは確かだろうということで

アメリカイラク占領後、脱フセイン政策を徹底的に推し進めた。サダム・フセインイスラム教スンニ派だったことからシーア派をひいきにして革命に近い状態をもたらした。

シーア派を贔屓にはしていない。ただ、人口比に応じてポストを割り振るようにしただけである。ただし、そうすると、シーア派が6割なので(以下略

この後のバース党公職追放はその通り。連合軍最大の失態の一つであろう。

スンニ派部族の一部がザルカウィの支持に回り、過激派武装組織はしだいに「国家」としての体裁を整えていった。これが「イスラム国」の始まりだ。確実に言えるのは、アメリカイラク侵攻がなかったら「イスラム国」の誕生もなかったということだ。

早えよ。ザルカウィ時代特に国としての体裁などない。ザルカウィ死亡後も米軍が本気出し始めたためろくな活動もできず、2010年には幹部が殺されるhttp://www.afpbb.com/articles/-/2719532?pid=5639532記事ではアルカイダと書いてあるが、ザルカウィが作った「イラク聖戦アルカイダ組織である)などどんどん弱体化していった。2011年アラブの春シリアに届くまでは。

オバマ政権は14年6月に「イスラム国」と戦う“穏健な武装勢力”を支援するため5億ドル資金提供を決めた。“穏健な武装勢力”とは、具体的にはシリア反政府勢力自由シリア軍」のことだ。アメリカはこれまでもシリアアサド政権打倒のため、反政府勢力武器弾薬資金を与えて支援してきた。ところが、その豊富資金武器の一部がなんと「イスラム国」にも流れていたのだ。ルートはいろいろあって、武器供与を受けていた組織が丸ごと「イスラム国」に吸収されてしまったり、戦利品として奪われたり、あるいはイラクシーア派主体政府軍から米国製武器ブラックマーケットに流れることもあったという。アメリカがアテにしていた「自由シリア軍」の兵士たちも腐敗していて、貰った兵器を「イスラム国」に売却して現金を手にする者も続出した。

もっと直接的にISIS支援していた国がある。http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/348.html特にサウジアラビアカタールは、ISISへの軍事訓練資金援助、そして武器供給に深く関わっていた。」

疲れた。終わる。

ISIS問題について背景を調べたから解説する

複雑なんだなー今回の問題国内世界情勢の知識が色々備わってないと正確に把握できない。

あと、あらかじめ先に言っておくと、客観的に見て分かるように、右翼サイドも左翼サイドも悪い点があるということです。「どっちだけが一方的に悪い」ってほど簡単な問題ではなさそうです。

1. 安倍首相イスラエル武器を売る。

2. ISISがブチキレる。

3. 人質身代金日本メディア世論

4. 日本人政治問題

1. 安倍首相イスラエル武器を売る。

日本は(というか安倍政権)はアメリカとべったり路線なので、アメリカ関係が深いイスラエル支援たかった。

日本にある武器輸出三原則を変えてまでもやりたかった。それもそれで物議をかもす。

アメリカイスラエル関係

イスラエルというのはユダヤ人構成されている。アメリカは優秀な少数のユダヤ人に掌握されてる面があって、じっさいアメリカ政治家権力者にもユダヤ人が多い。なのでユダヤ人イスラエルにあまり逆らえない。ちなみにアインシュタインユダヤ人

技術大国イスラエル 日本企業熱視線ワールドビジネスサテライトテレビ東京 http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/newsl/post_82655/

2. ISISがブチキレる。

・まずイスラエルパレスチナの長い問題がある。

ユダヤ教イスラム教聖地が両方ともその辺にあって、競合しちゃってるのが原因。しかイスラエル軍無駄パレスチナ人を殺しすぎている。ひどい。でもアメリカはそれをあまり非難できない。イスラエル中東らへんの周辺諸国に嫌われている。

・2001/9/11を発端とした、アメリカテロとの戦いがある。

テロは悪いことなんだけど、それに対する報復戦争のやり方もマズかった。誤爆が多かったし。それがテロリスト無関係な穏健なイスラム教徒中東の人からの印象も悪くさせた。報復報復いたちごっこになっている。

・少し話しそれるが、第二次世界大戦アメリカドイツでなく日本原爆を落としたのは、民族的に近いほうだと抵抗感があったが、日本はそれがが少なかったから。という説がある。イエローモンキーから。それと同じノリで「民族ちがうし抵抗感ないしテロむかつくしテキトーでいいんじゃね?」と誤爆しまくったんじゃないのかなぁ、と思っている。アメリカってあまり反省をしない気がする。ちなみにアインシュタイン大統領原爆を進言したのを悔やんでいたそうです。

・そういうのもあって、昔(911前くらい?)までは中東から日本への視線は同情的なものもあったらしい。なんだけども、「中東からの印象悪いアメリカイスラエル」に対して、日本がいままで以上に踏み込んでべったり路線になり、武器を売って支援しようと言うのだから。そりゃあその印象の悪さがそっくりそのまま日本にも適用される。同情の念も薄らいでしまう。

今、このタイミングネタニアフと会う意味をまったく考えない安倍ちん - みんなどこか変わってるから大丈夫 http://d.hatena.ne.jp/mzponta/20150120/p4

3. 人質身代金日本メディア世論

2014/8月の時点ですでに捕まっていたらしい。日本政府は今まで何をやっていたのか?については、まだ調べてない。でも2番で挙げたような情勢を鑑みたら、そんな人質がいると把握している状況なのになぜそんなタイミングイスラエル武器輸出をすると言い出したのだろうか?そんなことしたら、こんなことになると予見できたのではずでは無いのか?

テロ組織人質身代金払ったら、テロの勢力拡大に加担してしまうことになる。だから払えない。それは皮肉にも先述の「イスラエル武器輸出したらどうなるか」と似ている。天唾ブーメランなのだ

日本マスメディアの「人命を救うためにお金を払え!払わない安倍政権非人道的だ」という意見は全くの逆でしょう。人命を救うためにはテロ組織を拡大させないことが重要wikipedia見るとわかるけど、いまもなおISISは周辺を侵略しまくって領土拡大していますマスメディアがやりたいのはどんな手段を使ってでも安倍政権を叩きたいだけ。テロリストに加担してでも。政権叩きよりも他に優先してすることあるだろ?という状況でも。

身代金を出すなんてしたら、穏健派(非過激派)を怒らせてしまう。渋谷モスク人質解放の祈りを捧げてくださっているイスラム教徒たちも怒るレベル

ヨルダンパイロット」とか、ISIS要求変更して捕まってる刑務所テロリスト解放しろと言ってきたこととか、その辺はすみません把握できていません。

NHKスペシャル|追跡 「イスラム国http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0201/

2015年2月1日(日)

午後9時00分~9時49分

4. 日本人政治問題

ふつう客観的にみて選挙システムに色々問題点がある。低い投票率パンダ議員一票の格差小選挙区比例代表問題点・・。

でもどんなにプロセス問題があっても、建前上・対外的には、結果的有権者政党を選んだ・信任したことになります

で、

このメディアリテラシーの低さや、世界への関心の低さで定評のある日本人のなかで、

この記事で調べてある程度まで把握できた上で考えたり発言をしている人は

一体どれだけいるのだろうか。という疑問。

ISIS声明は、日本国内反政府組織左翼に対して大義名分を与えている。それもあるけど、「言葉通りの意味」も一理あるのだと思う。つまり国内でも色々あるけど結果的には「有権者安倍政権を信任したことになる」わけだから、そんな政権を信任したような日本人有権者)が悪いんだよ。と。安倍政権をおろせばすべてがうまくいく、とかそんな話でもないです。民主政権を思い出せばわかるでしょう。じゃあどうしたらいいんでしょうね。

平たく言えばこういうメッセージということ:

ISIS日本人政治意識低すぎクソワロタwwww」

日本人政治問題への無関心について自省的な態度で見ると、そう受け止めることができる。

いい歳した大人の有権者の日ごろの行いって、世界につながっているんだなぁと実感した次第。

※ほかにも、イスラム教シーア派/スンニ派/アルカイダ/ISIS関係とか、過激派/穏健派とか、アメリカ石油を確保するために中東とそれなりに仲良くする必要もあったり、日本アメリカ安全保障上の関係とか、集団的自衛権とか、いろいろ背景について調べるポイントはあります

ユダヤ人といえばナチス迫害されたことが有名ですが、ユダヤ人にも嫌われるだけの原因があったということです。だからといっても迫害絶対悪ですが。

2015-01-14

回教徒の救われない話、もしくは、私はシャルリーではない。

日本宗教に寛容な国であるので、境界線あやふやで、曖昧だったりする。

例えば、イスラム教徒のことをムスリム(Muslim)と呼ぶということは知っていても、

その認識は、回教徒と呼んでいた頃から変わっていなかったりすることが多い。

襲撃を受けたフランス新聞が、ムハンマド(Muhammad)を風刺画に書くことの何が問題か、

できるだけ、テロとは距離をおいた形で、少し話してみたい。

日本における仏教は、たいてい浄土信仰

イスラームの話をする前に、我が身を振り返ってその曖昧ぶりを思い返してもらいたい。

まあ、宗教テクニカルな話をすると、はてな村ギーク達は「あとで読む」を付けるだろうからちょっと例えてみよう。

まず、仏教には「世界はこういうものだ」という物理層がある。輪廻だとか解脱だとかだ。

コレに対するアプローチが、宗派だとか教えだとかになる。

モノリシックカーネルマイクロカーネルも、OS設計思想も、

結局のところ、ノイマンアーキテクチャを基にした世界観の上に構築されているわけだ。

宗教とは、目の前に存在する「現実」をリバースエンジニアリングしている。

その構造分析の結果、あるモデルにピッタリハマれば「悟った」と言われる。

般若心経は、Z80手書きニーモニック表と同様だと思えば、親しみも湧くだろうか。

イスラム教徒その様々な形

さて、「現実世界」は中々簡単にディスアセンブル出来ないので、

できればインテルから直接、回路図なんかの技術資料をもらうみたいに、

現実世界」を作り上げたり、その内部構成を知ってる相手に教えを請いたい。

その教えを請うことに成功したのが、預言者であるムハンマドだ。

大天使ジブリール出会いアッラーフの啓示を受けたとされている。

電気屋で悩んでたら嶋正利さんにCPU論理設計について教えてもらえた、みたいなものだ。

まあこのへんでやめとくが、この教えてもらった世界の仕組みを書き留めたものが、クルアーンコーラン)だ。

その後、シーア派スンナ派とに大きく分離した。

血なまぐさい話になるのでさらっと流すが、まあ日本でも大覚寺統持明院統とが大揉めに揉めて南北朝同時成立したりしてたわけだ。

さて、「現実世界」を理解しハックしたのがムハンマドってことは、クルアーンに従って生活するのが良いわけだ。

まり本質的宗教は「現実世界への関わり方」を示していることになる。

(残念ながら注釈しか読んだことがなく、その美しいアラビア語による原典に触れたことはないが)

世界への関わり方は、時として人によって酷く違った解釈をされることがある。

「セブン」を観て、キリストDisる行為

デヴィット・フィンチャー「セブン」という映画を観たことがあるだろうか?

キリスト教七つの大罪モチーフにした連続猟奇殺人事件と、それを追う刑事達の物語だ。

フィクションでは分が悪いと思うのであれば、エド・ゲインを思い出しても良い。

母親狂信的なキリスト教信者であり、女性悪魔だと教わって育ったと言う。

彼らは、その教えを忠実に守り、どちらかと言えば善意からその行為を行っている。

こうした連続殺人を観て、キリスト教信者をなじったり、キリストを風刺するのは、あまり面白いとは言えない。

彼らは、キリスト教信者ではあったかもしれないが、本来の教えとは異なる解釈をした、単なる犯罪者からだ。

とは言え、風刺そのもの攻撃対象になるべきではない

まあ、現代でもキリスト系のパロディー映画には苛烈抗議文が届いたりするようだが、

過去キリスト教会に対する風刺や批判は、即刻刑罰対象になっていた時代が確かにあった。

聖☆おにいさん」を書いたら暗殺され、それを民衆が支持する時代だ。

これは信教の自由と、表現の自由の、長い戦いの歴史がもたらした冷戦構造でもある。

表現者は、今回のフランス新聞社への襲撃は、反対の異を唱えるだろう。

これは風刺そのもの擁護することとは異なるのだ。

端的に言えば「オマエの意見には反対だが、それを主張する権利は命がけで守る」だ。

そして救われない話

疎い人ほど、「ムスリムはそういう過激な宗教の人なんでしょ」という理解をする。

また、「その風刺はいかがなものか」と「表現の自由を守る」が、矛盾なく同時に主張できると判らない人も居る。

そうすると、「表現の自由尊重しない宗教が、テロに走った」と捉えられてしまう。

表現の自由を守るためには、テロに屈せず、また風刺画を描く」のが正しいと思われてしまう。

人は理屈ではなく感情で行動するので、こうした時に、出来る事はほとんど無い。

淡々と、「その風刺は侮辱なので訴えます」とフランス法律範囲内で行動するしかないのだろう。

ブリジット・バルドーは、何度もそうやって訴えられ、フランス司法はキチンと刑罰を下している。

(またフランスユダヤ人に対する人種的差別には敏感で、割とちょくちょく出版社罰金刑を出している)

キャッチフレーズを唱える前に、考えてほしいこと

日本人日本馬鹿にした出版社を襲撃する事件があれば、その日本人非難し、襲撃された出版社側に立つだろう。

その後、日本馬鹿にした出版社表現の自由を守りつつ、淡々法律に則って侮辱されたとして訴えるしかない。

今回、欧州の各種ムスリム団体テロ行為非難している事は、忘れてはいけないと思う。

Je suis Charlie(私はシャルリー)とつぶやく前に、Je suis Ahmed(私はアフメド)として呟いたムスリム言葉も聞いて欲しい。

I am not Charlie, I am Ahmed the dead cop. Charlie ridiculed my faith and culture and I died defending his right to do so.

(私はシャルリーではない。私は死んだ警官のアフメドだ。シャルリーが私の信仰文化嘲笑し、私はそれを守るために死んだ)

2014-06-14

俺専用メモイラク例のアレ

イスラム世界ではスンニ派が圧倒的だがイランと周辺国だけシーア派が多い

イラクでは65%がシーア派で35%がスンニ派

しかフセイン政権スンニ派だったのでシーア派弾圧しておりイランとは敵対していた

イラク戦争後多数派であるシーア派政権を握りイランとも接近するが逆にスンニ派弾圧される

スンニ派原理主義ISISイスラム原理主義国の建国とフセイン政権復興を掲げる

ISISシリア油田奪って資金集めた後イラクに進撃

・旧イラク時代から引き継いだ軍の屋台骨となるスンニ派将校スンニ派議員はそれに呼応してサボタージュボイコット

首相議会すら開けずイラク軍は新人シーア派兵士しか戦おうとしないからまともに抵抗すらできない

イラクが再びスンニ派化するのを恐れてイランマジおこ←今ここ

2010-11-18

http://anond.hatelabo.jp/20101118114542

コミュニケーションとればみんな仲良くなんて幻想ですよね。

それは、いままでの経験則として否定したい。

相互にコミュニケーションがきちんと取れれば、衝突は無くなるよ。

ただ、イラン人とコミュニケーション取る歳には、シーア派スンニ派の違いって分かる?と突如言われても、

正統カリフの問題が初端であり、名目上そこで争ってはいるが、イラン問題においてはむしろ地位的不均衡が背後にある。

という事を理解して、衝突を回避するには何を解決すべきかという自分なりの考えを持っていないとコミュニケーションとはいえ無いって事。

相互理解だからね。

ヒンドゥー教徒に牛食うなといわれたら、ヒンドゥー教徒にとって牛が神聖であることを理解していること、

日本では牛がどういう扱いかを話した上で、じゃぁ、お前の前では食わないようにするわという譲歩を取ればいい。

相手にも、コミュニケーション能力があれば、そこで衝突は回避される。

ただ、イラク戦争開始時に、神田古本屋巡って専門書買い漁ってとか趣味で出来る人間じゃないと厳しいだろうなとは思う。

2010-03-27

固有名詞の重複表現

チゲと言うのは「鍋」と言う意味なので、チゲ鍋では「鍋鍋」

クーポンと言う言葉は「券」と言う意味なので「クーポン券」では「券券」

襟裳はアイヌ語のエンルムからきていて意味は「岬」の事、つまり襟裳岬は「岬岬」

フラダンス「フラ」とはダンス意味する言葉なので、フラダンスは「ダンスダンス

スキーという言葉は元々ノルウェー語で薄い「板」を差す言葉なので「スキー板」では「板板」

アラーの神と言う言葉、「アラー」とは「神」の事なので「神神」

イスラムシーア派の「シーア」は派閥という意味で「シーア派」は「派派」

サハラ砂漠サハラゴビ砂漠のゴビは「砂漠」という意味なので「砂漠砂漠

アフリカナイル川のナイル、ガンジス川のガンジスインダス川インダス、メナム川のメナム、メコン川メコンアムール川アムール、すべて川という意味で「川川」

2009-10-03

イエーメンは、いまや第二のアル・カィーダ基地

南北イエーメンの統一から十九年、この国は無法地帯となった

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イエーメンというのは日本人にはなじみが薄い。

紀元前伝説の「シバの女王」が治めて栄えた。イエーメン航空の機内誌は「観光の魅力いっぱい」と特集記事。古き良きアラビアの港や村々や。。。。。。典型のアラブ文化遺産が残る(筆者も行ったことがありませんが)。

しかし南北統一後もイエーメンは国土の三分の二を政府がおさめることが出来ない。

そればかりか、外国人が立ち寄れるのは首都サヌア周辺のホンの一部地域だけ。六月に外国人観光客九名が拉致され(ドイツ人女性ふたり、韓国人女性ひとりを含む)、全員がバラバラ死体発見された。

自爆テロ外国人外交施設を狙ったテロが頻発、アデン港に寄港中の米駆逐艦も襲撃を受け(2000年)、米大使館正門爆破事件(2007年)もおきた。

2004年からスンニ派政府武器を補充しつつゲリラ(「ハウシス」と呼ばれる)と闘っているが、反政府武装勢力戦車を装備しており、シーア派の過激セクトスンニ派の過激セクトが混在、しかも内戦の間隙を悠然とぬって山岳、高原地帯ではアル・カィーダの秘密軍事基地が国内のあちこちにできた。軍事訓練を重ね、テロリストの出撃拠点化している。

イエーメン南部には石油精製基地があり、対岸のソマリア近海海賊行為。国土の水涸れが凄まじく、戦争をさけ、水を求める難民が数百万。UNICEFの活動もしばしば妨害される。

イエーメン政府の正面の敵は首都サヌアを荒らすゲリラ部隊で、辺境山岳にいるアルカィーダの討伐にまで手を出す余力がない状態。

しかしあと十年でサヌアさえも水涸れ、砂漠になると予測されており、男子海外へ出稼ぎにでるか、ゲリラになるしかなく、そういえばオサマ・ビン・ラディン母親はイエーメンの女性と言われる。

米軍情報筋によればアル・カィーダはイエーメン支部とサウジアラビア支部が合併し、世界からジハードの戦士を募っているという。米軍イラクアフガニスタンにかまけている間に過激武装勢力はさっさと拠点を引っ越していたわけだ。

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  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 

     平成21年(2009年)10月2日(金曜日

        通巻第2728号 

2009-07-15

イスラム諸国を「敵」にしてしまった中国

アルカィーダはマグレブ諸国で『報復』(中国人殺害)を予告

世界イスラム諸国が立ち上がった。シーア派イランでさえ中国に対して、やわらかに「調査団」の新彊ウィグル自治区への派遣を主張し始める。

 

人口の多いインドネシアトルコでは連日、数万の抗議、とくにイスランブールは十万人の集会が開かれ、これまで中国の顔色を窺ってきたトルコ政府もカディール女史の訪問にヴィザを発給した。

中国の揚外相トルコ外相電話会談して、「あれは外部勢力と結んだ過激派の行動であり、イスラム教徒への差別ではない」と釈明した。

トルコのエルドガン首相が「あれはジェノサイトでは?」とした発言をトーンダウンさせた。

ところが収まらないのはトルコ議会である。

トルコは世俗イスラムとはいえ、ちょっと裏町へ入ればイスラム原理主義過激派がうようよいる。政局がかわればイスラムの爆発がある。過激派テロ事件もかなりの頻度でおこることはエジプトに似ている。

 

「コーサル・トプタン国会議長はアンカラ駐在中国大使を呼んで『この目で何がおきたかを確かめたいのでトルコ議員団の視察団を受け入れてほしい』と伝えた。中国側は本省に問い合わせると回答を避けた」(トルコの英字紙、ディリーニュース、7月14日)。

湾岸諸国も調査団の派遣を検討し、米国議会の一部にも同様の動きがある。

旧ソ連アゼルバイジャンにも反中ムードが拡がり、中国大使館へ押しかけたデモ隊から逮捕者もでた。

西側で最も抗議運動が盛んなのはドイツで、ウィグル組織があるうえ、数万の移民がウィグルコミュニティを形成しているからだ。

また「サウスチャイナモーニングポスト」は「アルカィーダが北アフリカ諸国で働く中国人を殺害すると予告した」ことを伝えている(同紙14日)。同紙は北京寄りのメディアで、マレーシア華僑の郭鶴年が経営のため、北京への警告ともとれる。

しかし現実問題として、中国人技術者ならびに労働者は、マグレブ諸国にも溢れており、同時にイスラム過激派アルカィーダの支部が散らばるがアルジェリアが最大の拠点。

中国アフリカ援助は建設現場石油採掘サイトでも、現地人を殆ど雇用せず、プロジェクトが決まると中国人労働者を大量に連れてくるので、新植民地主義、侵略者=中国というイメージアフリカ諸国では強まっている。

中国イスラム諸国を敵にした。

2009-06-15

日米安保同盟、次の半世紀を考える その2

http://anond.hatelabo.jp/20090615232800

核は拡散し、ブレトンウッド体制は崩壊し、世界の危機は深化する

日米安保体制は風化して、強力な改定が必要になった

▲目を覆いたくなる米国の衰退、核拡散防止条約体制は風前の灯火

ブレトンウッド体制は世銀IMFを主柱として米ドル基軸の通貨体制である。

詳しくは拙著を参照いただくとして、1971年にニクソンが金兌換停止を宣言して以来、ドルは徐々に紙屑化し、08年のウォール街大不況入り以後は、米ドル基軸への根底疑惑が、とりわけ新興工業国家群を中心に拡がった。

真っ正面からブレトンウッド体制に中国が挑み始め、BRICSs(ブラジル露西亜印度中国サミットでは、ドルに変わる新通貨体制を模索し始める。

当面、中国ロシアはSDR債を購入することによって、ドル代替通貨の位置を目指す。この動きに米国債金利が跳ね上あり、猛烈なインフレ懸念が拡がる。

日本はこれほどのドル危機にあっても感受性が鈍いのか、一貫した揺るがぬ姿勢でドルを守る側になる。日米同盟が絶対不変の原則と幻覚症状にあるのと同様に柔軟な思考能力が奪われている。

もちろん戦略的発想は苦手である。

米国の力の衰退は顕著になった。

世界の危機は深化し、おそらく「イラクの西」は、今後イランを背景とするシーア派の統治区域となり、アフガニスタンは「タリバニスタン」となり、パキスタンは無政府状態に陥るだろう。

中東全域は混乱のちまたとなるだろう。

もっとも危険な状況は目の前、パキスタンが開発しストックする核兵器は60発から100発。開発資金の胴元はサウジアラビアであり、当然だが、核兵器の一部はサウジアラビア移転するだろう。もしイラン核武装をしたら間違いなくそうなる。

ザルダリ大統領軍部との調整が円滑にいっておらず、パキスタン軍の独走に歯止めをかけられるほどの政治力はない。この点で陸軍参謀総長出身だったムシャラフ大統領とは違う。

軍のトップ以外、パキスタン核兵器の隠匿場所を知らないという説が有力で、米国としては、ここでパキスタン保護国ともいえる中国と胴元のサウジアラビアとの協力が必要となる。

突拍子もない考えかもしれないが、パキスタンが無政府状態に陥った場合、米中の軍事共同作戦が展開され、核兵器保護隔離作戦を展開するというシナリオも考えられるのではないのか。

日本の核の選択は?

北朝鮮の核保有は米中露をやきもきさせたが韓国は平気な態度である。

なぜなら韓国人感覚では北の「同胞」が保有する核兵器韓国が保有したと同義であり、いずれ日本攻撃用につかえると踏んでいるからだ。

もはや日本核武装が間に合わない。

数百億円を投じて国家をあげたシステムを組み、すべての公務員給料を10%返上して、大国民運動を起こさない限り、もはや独自の核開発は不可能と考えられるので、発想を転換する必要がある。

そもそも日本人の優秀な理工系学生アメリカ頭脳流出したか、国内にあっても宇宙工学職場より「金融工学」を目指した。

いま、原子炉ロケットに携わる日本人エンジニアらは核武装拒否反応をしめす人が多く、この有様では開発に乗り出せないだろう。ちょうど正しい歴史教科書を、短絡反応する現場教師のように。

そこで国益のためにも、日本核弾頭パキスタンから買うという選択肢考慮しなければなるまい。或いはインドから買うのもアイディアだろう。交換条件は従来の援助と引き替えるのだ。さいわい両国とも日本技術資本を必要としており、バーターの条件は整っている。

また日本は7000億ドル近い米国債を保有しているが、いずれこれは徳政令か、米国デフォルトで(GMがそうしたように)、紙屑となる可能性があり、それならば米国から担保を留保する必要があるだろう。

拙著でも何回か指摘したように、佐世保横須賀に寄港中の空母、原潜などを差し押さえ選択肢が残る。

もちろん核兵器付きである。衰退一途の米国軍部とあうんの呼吸が必要だろうが。。

安保条約米国が廃棄するだろう

戦後日本はふぬけ状態、とても中国北朝鮮戦争できる態勢にはない。

戦略兵器を保有できなかった日本には戦争能力が備わっていない。攻撃兵器がない。地雷を保有せず、今度はクラスター爆弾を廃棄する。こういう国会議決をする日本議員というのは安全保障イロハさえ分からない手合いが多い。

 独立国家とはとても言えないが、いまはそのことを論じている紙幅はない。

日本の防衛は過度に米国依存だった。

日本が望んだのではなく、安保条約の片務性と歴代米国政権の明確な意思からである。

米国アジャンダを付与され、その範囲内での防衛思考しかできなくなった自衛隊高官。日本には防衛戦略がないのである。

次期戦闘機をめぐって米国国防長官のゲーツはF22の開発を止めるので、つぎはF35にするから、日本の防衛ジェット機後継は、これだと一方的に言った。

なんとかF22で合意ができつつあった自衛隊も驚いた。MX構想のときもそうだが、つねに米国の移り気によって日本の防衛が振り回される。そんなことに驚くこと自体が植民地根性である。

 

日本には戦略兵器と核兵器を与えないというのが、米国占領政策の延長線上にある世界戦略である。だから空母、原潜、空中給油機、ICBM駆逐艦の保有が事実上禁止されている。

日本自衛隊にないのは核兵器ばかりではない。攻撃兵器がない。長距離ミサイルどころか、空母も長距離爆撃機原子力潜水艦も保有しないから、戦略的防衛計画を立案することは基本的に困難である。

自衛隊のすべての装備は米空母をまもる戦術的防衛の分担でしかないのである。

日本の謳う「専守防衛」というキレイゴトの標語が日本の政治看板にもなり、非核三原則とか、GDP1%以内とか、憲法にも書かれていない制約を受け、手も足も出ない「軍隊」なのである。

孫子がいみじくも指摘したように「攻撃こそが最大の防御」であるにも関わらず。

日本自衛隊戦術兵器こそ多少はあるものの、充足率がわるいうえ、戦場兵器となると弾薬がない。

実弾による火力演習は年に一度、全国の部隊から弾薬をかき集めて行わなければならない。

機関銃も不足し、手投げ弾も少なく、要は24万という表向きの「兵力」がサラリーマン化して、徐々に愛国心に乏しくなっていることも問題だろう。

かくて在日米軍を補完するだけが目的だったのが自衛隊だから、独自の戦力となると、はなはだ心許ない戦力しか保有せず、イージス艦六隻体制などと言っても、自衛隊の実力とは米空母を取り巻く守護兵力ではないか。

MDミサイル防衛)などと絵空事のために日本血税が投じられようとしてきた。

自衛隊は対米依存というメンタリティを辞めるべきだろうが、すでに親米根性の染みついた組織にそれが出来るだろうか?

▲「リバイアサン」から「普通の国」になるオバマアメリカ

ところが日本人戦後一方的に「恋した」米国がとうに心変わりを示し、日本防衛への熱意がうせ、つまり日本の対米期待に対応できるはずの米国の、北の核実験拉致問題への姿勢をみても、すでに存在していない空気がある。

アメリカ国家性格(国体と言っても良いが)が、劇的に変質し、リバイアサンから普通の国家に変貌していく過程に於いて、従来のNATOへの関与を弱め、米韓、米日、米印、米豪条約のあり方の再検討を迫られる。

米軍世界プレゼンスをやめて、米国内に引きこもれと主張したのはパットブキャナンだった。嘗ての米国を代表した右派の声が、これからはオバマ左派の声に変わっていくだろう。

米国は負担に耐えかねてアジアの防衛を「新同盟国」の中国にゆだねる選択も考慮することになるだろうし、現実台湾問題は投げやりになった。

おりしも来年日米安保条約改定から半世紀である。

日本はどうやって生き延びる道を探るのか。安保条約米国から廃棄される前に、自立自尊の道を考える秋が、ついにやってきた。

2009-03-03

http://anond.hatelabo.jp/20090303071812

気に入らない奴には自分先祖を祀られたくない、という気持はわかる。

だからといって誰にでも(宗教法人靖国神社にも)宗教の自由はあるわけで。

お互いの自由と権利を認め合うのが平和への道。

誰がどういう資格ムハンマドの教えを受け継いでいくのか、

アリーの子孫じゃないとダメだ、いやそうじゃない、という争いがシーア派スンニ派の対立のもとになってる。

「多数派のスンニ派(国によってはシーア派)が嫌がってるんだから反対派は禁止」

なんて簡単に決めたら血の雨が降るw

いや笑い事じゃなくて。

金持ちの旦那が死んだ後でお妾さんが勝手に位牌を作って祀ったら

本妻はそりゃ気分がよくないだろうけど、「妾から位牌を取り上げてくれ」

なんて裁判を起こしても勝てないだろう。

よほどのことがなければ本妻のほうがひどい、心が狭いと言われるはず。

靖国訴訟の場合も「よほどのこと」がなければ勝てないよ。

靖国反社会的カルトじゃないし(左翼以外にとっては)、単に名簿に名前が載ってるだけだもの。

靖国宣伝で大々的に名前を使われた、ということなら何とかなるかもしれないが。

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