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2024-09-27

anond:20240927192754

交通規則は一気に複雑化するだろう。空飛ぶ車の導入により、既存交通ルールに加えて、空中交通に特化した新たな規則必要となる。以下にその例を列挙する。

1. 高度規制

- 最低飛行高度: 空飛ぶ車が飛行できる最低高度を設定し、地上交通歩行者に対する安全を確保する。

- 最高飛行高度: 高度の上限を定め、航空機との衝突を避ける。

- 高度別通行帯: 高速道路のように、高度別に異なる速度制限ルートが設定される可能性がある。

2. 飛行経路

- 飛行ルート指定: 特定の飛行ルートを設定し、渋滞事故を防止するために空の道を効率的に利用する。

- 都市上空飛行禁止区域: 住居密集地や商業地区の上空では飛行禁止エリアを設けることで、安全性とプライバシーを確保する。

- 飛行優先権: 同一経路上での進路譲渡ルールや、交差点に相当する場所での優先権規定必要

3. 離着陸規則

- 離着陸専用ゾーン: 空飛ぶ車が離着陸できる専用エリア(「スカイポート」など)を設定し、無秩序な着陸を防止する。

- 緊急着陸規則: 技術問題が発生した場合に、安全緊急着陸できるエリアとその手順を規定する。

4. 速度制限と操縦ライセンス

- 空中での速度制限: 地上とは異なる速度制限必要となる。高度や天候に応じた制限も考えられる。

- 操縦ライセンスの取得: ドライバーではなく「パイロット」としての訓練が必要で、特別免許制度が導入される。

5. 気象条件に基づく規則

- 飛行禁止天候: 強風や濃霧、雷雨時には飛行が禁止される。

- 視界確保義務: 飛行時に一定の視界が確保されている必要があり、自動運転機能故障した際の対応策も規定される。

6. 空中交通管制

- 空中交通管制の強化: 空飛ぶ車が増加することで、空港での航空管制のような空中交通管制システムの導入が不可欠になる。

- 通信と追跡義務: 空飛ぶ車が常に追跡可能であるよう、位置情報リアルタイム送信するシステム必要

7. 衝突回避システム

- 自動衝突回避システム: 空飛ぶ車には高度なセンサー自動衝突回避システム義務付けられ、事故を防ぐ。

- 飛行間隔の確保: 前後左右上下の空飛ぶ車との距離一定以上に保つための規則必要

8. 騒音規制

- 騒音制限: 空飛ぶ車が都市部上空を飛行する際の騒音規制し、居住者への影響を最小限にする。

9. 環境規制

- 排気規制: 空飛ぶ車が排出する排気ガス環境負荷を低減するための規制が導入される可能性がある。

- 電動化推進: 環境保護観点から、電動空飛ぶ車の利用を奨励する。

10. 保険事故対応

- 空飛ぶ車専用保険: 地上の自動保険とは異なる、空飛ぶ車専用の保険が設けられる。

- 事故時の対応規則: 空中での衝突やトラブル発生時の対応プロトコルや、被害者救済措置規定される。

11. セキュリティサイバー攻撃対策

- サイバーセキュリティ規制: 自動操縦機能ハッキングサイバー攻撃を防ぐための厳しいセキュリティ基準必要

- 緊急停止機能: 何らかのセキュリティ脅威が発生した際に、強制的に飛行を停止するための機能義務化。

12. 法的な問題プライバシー保護

- 空中でのプライバシー保護: 空飛ぶ車による撮影監視が容易になるため、個人プライバシーを守るための規則が求められる。

- 空中領域所有権問題: 空飛ぶ車が通過する空域の権利管理責任明確化される必要がある。

これらの規則により、空飛ぶ車社会安全かつ秩序正しく運営されることが期待されるが、技術進歩に伴いさらなる規制の追加も考慮されるであろう。

2024-09-06

anond:20240906133324

とぼけちゃってぇ…

思いやり予算とか、絶対任意売却できない巨額の米国債購入(実質献上金)とか、日本国内法が適用されない治外法権米軍基地とか(先進国間では異常、実質植民地レベル)とか、米軍機優先で民間機は迂回しないといけないので大きな時間燃料費のロスを強いられてる横田や嘉手納の米軍管制空域とか、知らないのか(失笑

 

ほんと、「知らないなら口を出すなよ」だねw

2024-08-29

anond:20240829145256

何で現実的じゃないかっていうと既に戦車があるからなんだけど

一人で操縦と火器管制と索敵ができるくらいの操作性や(もしくは複座)2足歩行かつ戦車以上の機動性、重火器を保持できる腕部マニピュレーターが開発されれば人が乗るロボットはあり得ると思う

ただ、単騎で敵の基地突入して破壊、みたいなのはどれだけ技術が進んでもファンタジーだと思う

あと空を飛ぶのもファンタジー飛行機に腕と足はいらない

2024-06-06

管制チアプより

ある程度スペック人格を備えてる人を結婚させてあげたいと願うなら秘密結社仲人会」みたいなんが求められるんじゃないかな。

ももしかしたら既にあるかもしれない。ねこねこネットワークみたいな感じで。

2024-05-15

飛行場管制システムがダウンして旧型を引っ張って来るみたいな美談

変えなきゃいいのに

2024-04-09

anond:20240409105550

商用車場合、その一歩手前が考えられていて、

自動運転車両を運行するときに、運行監視する人は、その車を運転できる免許を持っていなくても良いと言う方向で緩和が行えないかいま検討が行われているっぽい。

一番効くのがバスなんかで、現在規制だと二種免許を持っている運転手が運転監視を行わなければならない仕組みだけど、それを普通自動車運転免許を持っていて、所定の訓練を受けた人でもOKと言うことにする、と言った具合。要は緊急時対処ができればいいってことね。

あるいは、工事現場ダンプカーのように、同じルート運行する場合には、ちゃんとした通信手段を確保した上で、オペレータ複数台を管制するとかもありうるようだ。

まぁ、危険物タンクローリーみたいなものにどこまで応用できるかは、わからんけど。

2024-03-22

情報募集三菱不買運動参加者が利用できない製品サービス一覧

不買運動と言う割になにを不買すればいいのか示していない、そもそも本気でやるつもりがあるのかわからない連中のために一覧をつくってあげよう。

あとIHIも次期戦闘機エンジンをつくっていて今後不買したくなるかも知れないので、それも入れてあげたいと思います

産業機器とか計測装置材料とかまで含めると最終製品まで終えないし多分もうなにもできないから、その辺は除いてあげてもいいかなと思ってます

とりあえず各社Webページ見て影響の大きそうなところはあげておいた。

サービス製品該当企業理由備考
電力MHIIHIタービンやプラントなど関係多数すべての製品回避した電力会社との契約、あるいは自分で発電すれば可
天気予報MHI、MELCO、IHIロケット及び気象衛星ひまわりの開発、運用
GNSSカーナビMHI、MELCO、IHIロケット及びみちびきの開発GPS衛星が発した信号だけを使うなら可
航空機MHI、MELCO、IHI航空機部品や地上管制システムボーイングエアバス両方ダメで、空港管制システムもMELCOが絡んでいるので完全に避けるのは困難
鉄道MHI、MELCO、IHI車体や運行システムMELCOの製品が載っていない車両を選ぶのが難しそう、鉄道は使わないのが無難
自動車MHI、MELCO、IHI各社関係しているようだが実態として避けるべき製品不明情報求む
ごみ処理MHI都市ごみ焼却・産廃処理施設自分自治体の処理施設を調べて、MHI製でなければ使用可能
その他家電おもにMELCO代替手段が多いので不買しやす

もう既に無人島にでも住めば?って感じだけど、はてなー諸氏のさらなる情報お待ちしております

2024-01-27

能登地震自衛隊もっと大量にヘリを使えば良かったって人がいるが

素人目に見ても

・大量にヘリを集める労力

・その大量のヘリを管制する為の労力

パイロット土地勘が無い事によるリスク

・大量のヘリが着発着する場所の確保

補給整備の問題

そもそもヘリの積載量

とか考えたら、ヘリの大量運用って問題点が多すぎると思うんよ。

大規模なヘリボーン作戦みたいにある程度の損耗を覚悟して物資運ぶなんて、災害支援では色んな意味であり得ないし。

もちろんヘリドローン運用にしても、もっと効果的な使い方はあったかもしれないよ?

今回の地震で得られた教訓を次の地震への備えに活かす事は大事だと思うし、事前計画の不備に対する批判はあって然るべきだとも思う。

でも素人の頭で考えてもヘリを1機飛ばせるルートが確保できてたからって、そこに10機突っ込んでも大丈夫って訳じゃない事くらい分かるじゃん。

特に山間部を通っていくならヘリでも飛行可能ルートは限られる訳だし。

海沿いの地域なら港が使えればそのまま港から物資重機を陸揚げしてただろうし、それができなかったかLCACを使ったりして陸揚げした訳でしょ。

同じ労力を投入するならヘリに注力するよりも、海路陸路人員物資を投入できる状況を回復させる方が優先度が高いってのは素人でも分かる。

流れてくる情報を見る限り今回の地震への自衛隊対応は迅速だったし、その運用も状況に応じて柔軟に対応できている様に見える。

反省点はあるだろうしそれに対する批判もあるべきとは思うけど、それは次の地震への事前計画改善する為であるべきだと思う。

2024-01-09

航空管制通信

Japan air XXX,No.1にならなくてもいい、それぞれが特別オンリーワン♪」

2024-01-06

羽田空港滑走路上での衝突事故

Facebookに投稿したものを転記しました。よかったら読んでください)

羽田空港での日本航空機と海上保安庁機の衝突事故ですが、事故調査捜査が始まりました。

それで、今わかっていることをまとめておこうと思います

長文になりますが、本論に入る前に4つ説明したいことがあります

 

前説明①

航空機事故調査捜査は、次の2つの目的があります

目的① 事故の原因を明らかにし、将来の事故再発防止に期する

目的② 事故責任を明らかにし、違法行為があれば刑事事件として立件する

①の調査国土交通省運輸安全委員会担当し、②の捜査警察(今回は警視庁)が担当します。

みなさんはどちらの調査捜査の方が重要とお考えになりますか?

私は①と考えていますので、この投稿は再発防止の観点中心に記述しています。私は誰が悪かったのかという責任論にはほとんど関心がありませんし、(故意でない限り)関係者全員刑事免責でいいと思っています。今回の事故では、日本航空海上保安庁被害者に対する民事責任のみ果たせばいいと考えています

 

前説明②

滑走路での衝突事故は、世界的にみると頻繁とまではいいませんが時々起こっています。原因はヒューマンエラーが中心です。

航空事故にはならなくても、事故になる危険が高かった事態インシデントと言いますが、日本で起こった重大インシデントのうち、かなりの割合が滑走路への誤進入(未然も含む)です。

日本での重大インシデント国土交通省が全件公表していますが、2023年は14件中3件、2022年は14件中6件がそうでした。特に私たちが乗る可能性が高い旅客機(小型飛行機ヘリを除いた飛行機)だと2022、23年とも2件の重大インシデントが発生しそのうち1件が該当インシデントでした。

事故にはならなくても滑走路への誤進入(未然も含む)という事態は繰り返し起こり続けていますヒューマンエラーはなくせないということです。

 

前説明③

羽田空港に限らず飛行機航路や使われる滑走路などは厳密に定められており公開されています

今回の事故は北風運用時のC滑走路上で17:47ごろ発生しました。

北風運用場合、A滑走路を(主に南/西からの便の)着陸、D滑走路を(主に南/西行の便の)離陸、C滑走路を(主に北方面と長距離便の)離発着に使います

C滑走路は離発着両方で使われますし、C滑走路への着陸経路は、D滑走路の離陸経路と交差しています

羽田空港場合北米方面への便が離発着する15~19時が離発着ラッシュとなります

また事故日の日没は16:38でした。

事故は、羽田空港の一番忙しい時間帯に、運用が複雑な滑走路上で、日没して既に真っ暗になった時に起こりました。

 

前説明④

飛行場管制には、離陸や着陸、滑走路横断などの許可を出す飛行場管制(タワーコントロール)と、飛行機車両が地上走行する許可を出す地上管制グランドコントロール)の2つがあります

本論で、(タワー)とか(グランド)とか書いていますが、それはどちらの管制が指示したのか明示したかったのでそのように記述しています

 

 

前置きが長くなりましたが、今までわかっていることを9つ列挙します。

列挙にあたっては、( )内に次の略号をつけていますが、列挙した事柄をどこから収集たかを示しています

報:テレビ新聞報道

ネ:SNS個人ブログ等の情報

A:ATC(航空無線

F:フライトレーダーという飛行機航路を表示するサイト

 

 

(1)

JAL機は着陸許可を得ていました。(報ネA)

ILS Z RWY34R Approachという経路を通っているように思います。着陸まで特に目立つ異変はありません。(F)

 

(2)

羽田管制海保機、JAL機へのやり取りがこの事故原因解明の重要ポイントであることは間違いなさそうです。

各種報道もありますが、鵜呑みにせず、やり取りについて自力で追ってみます。(ネA)

この情報は、特に次の2つの投稿を参考にしています。なお時刻については、1~2秒のずれはあります

https://www.youtube.com/watch?v=LP1xWcyKBDs

この投稿基準にして他の投稿等と突き合わせして確認しました。

https://www.youtube.com/watch?v=D8FHnIRwe_M

グランドとの交信があります。わかりやすいのですが一部私の解釈と違う部分もあります

17:42:29 JA722A, Tokyo Ground Hold short charlie.

グランドから海保機へ:誘導路上Cで待機してください)

17:43:11 Japan Air 516, Continue approach 34R.

(タワーからJAL機へ:34R滑走路へ進入を継続してください)

17:44:13 JA722A, Continue charlie.

グランドから海保機へ:誘導路上Cで待機を続けてください)

17:44:53 JA722A, Contact Tower 124.35.

グランドから海保機へ:周波数124.35でタワーへコンタクトしてください)

17:45:00 Cleard to land 34R Japan Air 516.

JAL機からタワーへ:34R滑走路は着陸に支障ありません)

この直前にタワーからJAL機へ着陸許可が出ているはずですが、LiveATCには残っていないようです。

17:45:13 JA722A, Tokyo Tower Good Evening number 1 taxi to holding point charlie 5.

(タワーから海保機へ:JA722A、東京タワーです。こんばんは。ナンバー1(離陸順1位)です。C5地点へ移動し停止してください)

この後のタワーと海保機、JAL機の交信は私が探した範囲では残っていませんでした。

 

(3)

交信記録については、国土交通省日本語訳したもの公表したという報道があります。(報)

それによると、17:45:13の交信の後、「滑走路停止位置 C5に向かいます。1番目。ありがとう。」と海保から返答があったということなのですが、ライブアーカイブでこの交信を聞いたという人は、私が探した限りいません。私が聞いたアーカイブにもありません。

ここがもやもやします。

国土交通省はせっかくATCを公開したのだから日本語訳だけでなく原文を公開してほしいと思います

この部分は、海保機がどのような認識をもっていたか理解するうえでとても重要だと思います

 

(4)

この後、タワーから海保機に対して、滑走路進入許可(Line up)が行われた交信は見つかりませんでした。(報ネA)

タワーは滑走路進入許可も更にその先の離陸許可(Cleared for takeoff)も行っていないと報道されていますが、信憑性は高いと思います

一方、海保機側は、滑走路進入許可を得たと認識しているという報道がありました。(報)

事実、滑走路に進入し、そこで待機していたため衝突事故は起こったわけですから、タワーと海保機側で認識の相違があったのはほぼ確からしいと思います

問題は、なぜこのような認識相違ができたのかということです。

この部分は推測ですが、ナンバー1(離陸順1位)という表現を誤解したのではないかという指摘があります。(報ネ)

一方、2010年までは「taxi into position and hold (from charlie 5)」という指示が使われていました。この意味は「(C5地点から)滑走路に入り待機せよ」となりますが、これと「taxi to holding point charlie 5」を混同したのではないかと推測する意見もありました。(ネ)

いずれにせよ、なぜタワーと海保機との間に認識相違ができたのかという点はもっと調査が進まないとわからないと思われます

 

(5)

海保機は、C滑走路に進入しそこで40秒ほど待機していました。(報ネ)

その間、離陸許可を待っていたと考えられますが、離陸許可を得ようとする交信があったかどうかは明らかになっていません。

また、JAL機にはパイロット3名体制だったと報じられていますが、3名とも滑走路に進入した海保機を視認できていませんでした。

既に夜になっている状況で、多数の灯火が光っている滑走路に、わずかな灯火した持たない航空機が進入しても視認は難しいだろうとは思いますが、検証する必要はありそうです。

 

(6)

羽田空港には、着陸機が接近する滑走路に別の機体が進入した場合管制画面に注意喚起をする機能が備わっていました。(報)

このシステム故障していたという記録は残っていません。

もしこの機能が正常に動作していたのであれば、タワーはなぜ海保機の滑走路誤進入に気づけなかったのかという疑問が残ります

 

(7)

滑走路に進入しようとする飛行機誤進入を警告する航空機接近警告灯(REL)というシステムがありますが、羽田空港には導入されていません。(ネ)

代わりに、羽田空港には可変表示型誘導案内灯(VMS)が設置されていますが、C滑走路には設置されていないという情報があります。(ネ)(これはまだ確認できていません。すみません

両方とも滑走路を横断する飛行機に対する警告を発する灯火システムなので、滑走路横断のないC滑走路には設置する考えがなかったかもしれませんが、離陸着陸の混合運用を行う滑走路についても、警告システムを導入すべきなのではないか、少なくとも検討は行う必要はあるのではないでしょうか。

さらに、先進型地上走行誘導管制システム(A-SMCS)の研究を促進し、将来的に滑走路誤進入が生じにくいシステムを導入してほしいと思います

 

(8)

海保機は、能登地震支援物資を運ぶ任務についていました。

1/1には羽田新潟基地の間を4往復、事故の起こった1/2も2往復しています。(報ネF)

もし能登地震が起こっていなかったら、この事故もきっと起こっていなかったでしょう。

犠牲となった乗員のご冥福をお祈りします

 

(9)

JAL機の乗客乗員379人、一人も死者を出さずに脱出できたことは奇跡的と思います。(報ネ)

まずは、JALの乗員がしっかりと訓練していたことは賞賛に値すると思います

パニックにならないように乗客を落ち着かせたこ

安全な扉と安全でない扉を選別し、正しい選択を行ったこ

・後部ではパイロットとの通信が途絶え、CA自らが判断して扉を開けたこ

乗客荷物を取り出すことな脱出させたこ

パイロット最後まで機内に留まり、全員が脱出したこと確認してから降機したこと

また乗客パニックにならず荷物を取り出すことなく整然と脱出したことも、賞賛に値すると思います

JAL機側に死者がでなかったことは、本当に不幸中の幸いでした。

 

 

以上が、1/5現在で私が調べた情報分析(推測含む)です。

ちまたには、海保機を犯人と決めつけ、責任を問う声も上がっているようですが、航空機事故が生じるのはそんな単純な原因ではなく、さまざまな不運が積み重なって起こるということをわかってもらえればと思います

私は、誕生から幼稚園に入るまで、大分の大空団地(おおぞらだんち)という旧大分空港に隣接した団地で育ちました。

毎日飛行機離発着を見ていました。飛行機を見るのが大好きでしたし、今でも大好きです。

大人になってからは、飛行機に乗るのも大好きになりました。

航空機事故はとてもインパクトの強いものですが、それでも他の乗り物に比べれば安全乗り物と思います

そしてその安全は、航空関係者努力のたまものと思っています

そんなわけで、ちまたの単純な犯人捜しの声にはとても心を痛めています

 

 

最後に、私は専門家ではないので、できるだけきちんと調査し、正確に記述するように努めましたが、もし誤った認識等があればご指摘ください。

再調査して修正いたします。

 

羽田空港事故について

YouTubeコメント見たら、あまりにもアホなものが多いので、ちょっと書いておくわ。

Flightrader24に映らないから、管制システムでも映っていなかったとかいコメントあったが、空港面はMLATというレーダー航空機位置把握してるんだわ。詳しい資料総務省にあったので、貼っとくから興味ある人読んでみてね。

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/policyreports/joho_tsusin/koukuu_musen/pdf/080226_1_si5_5.pdf

滑走路専有の警告ってよく出るのよ。基本的飛行機が滑走路離れるまでは滑走路専有状態なので、羽田みたいに離着陸間隔が短いとしょっちゅう滑走路が専有状態になってるんだわ。

その度にパトランプ回したり警告音出したりしたら運用回らんわ。

JALA350が降りてきたら次」みたいなことを言っていれば防げたとか言ってるけど、いちいちそんなこと言ってられないだろ。

そもそもその後に管制指示が変わる可能性があるからJALが降りてきて勝手に滑走路侵入されちゃったらそっちのほうが問題だろ。そんなこと言ったら、JAL機が何らかの理由で着陸やめたときに、「さっきJAL降りたあと次って言ったけど、変わったから」みたいなこと言わなきゃならなくなるだろ。

管制指示があるまで滑走路には入れないんだから余計なことは言わないに越したことないだろ。

おまけ。

空港によって管制ってけっこう違うんだわ。TVセントレア那覇管制やっていた人が出ていたけど、羽田空港管制やっていた人でないとわからんことも多いのよ。だから微妙に断言できていないコメント多かったよね。

anond:20240106204028

空港管制って実は機材あれば結構かんたんに傍受できるもんなんだけど

治安の悪い福岡辺りの空港では政治情勢がちょっと変わると中国人クルー韓国人クルー管制無視して離陸したり滑走路侵入するんですわ

そういうものだという前提がないとこの記事ちゃんと読めないよ

anond:20240106031607

最後に書いたように基本的姿勢調査結果が出るまで事故の原因・要因はわからないということに尽きるよ。

この文章

「着地前ならゴーアラウンド回避できた」とか言ってる奴がいて目眩がする。日没後に数キロ先の海保機が目視できるわけないし、目視できる距離になってから回避動作しても間に合わないでしょうが。。。
について、もしかしたら着陸機側で回避できた可能性もあるかもしれないから、間に合わなかったと言い切ることはできないよ、ということを言いたくて過去事故インシデントについて書いた。

まり海保管制・着陸機のいずれかにもしくは複合的な問題があったか調査が終わるまでまだわからないよという自説を補強するために書いたものであって、直接今回の事故原因を予測したものではないことは読み直していただければわかると思う。

調査が終わるまでわからない」ということすら、調査が終わるまで発言してはいけないという趣旨なら、意に沿えなかったのは残念に思う。

2024-01-05

日航衝突事故記事に対するブコメへの補足

[B! 事故] 【随時更新】羽田空港事故 海保機長 “離陸許可”認識食い違い | NHKに対して以下のコメントを書いた。

Listlessness 2024/01/03例えば着陸機から滑走路上海保機がいたことが充分手から見えていたはずだ、ということになれば復行で事故回避できたことになり、着陸機の操作事故の要因の一つになる。断片的な情報から事故の全体は分からない

いくつか星をいただいたので、これに対するコメントだと思うのだが、以下のようなコメントがあった。

id:skel 2024/01/03 「着地前ならゴーアラウンド回避できた」とか言ってる奴がいて目眩がする。日没後に数キロ先の海保機が目視できるわけないし、目視できる距離になってから回避動作しても間に合わないでしょうが。。。

これが結構星を集めているので、上のコメントについていくつか補足説明をしたいと思う。

ブコメ100文字なのでコメントでは十分な説明ができなかったのだが、「充分手前で」というのは、復行操作が間に合う程度に手前でという意味であり、「見えていたはずだ、ということになれば」というのは、日没後なので航行灯や閃光灯で機体の存在認識できればという意味で書いた。

また、仮に視認できていれば復行で回避できたはずだというコメントは主に2つの航空事故インシデント念頭に置いて書いた。

一つは事故ロサンゼルス国際空港地上衝突事故 - Wikipedia、もう一つはインシデントエア・カナダ759便ニアミス事故 - Wikipediaである

どちらも日没後の時間帯に起きた事故インシデントである

ロサンゼルス国際空港地上衝突事故について

この事故は滑走路上にいたスカイウェスト航空5569便に着陸機であるUSエアー1493便が衝突した事故である

事故の主な原因は管制官ミスであり、滑走路上スカイウェスト機を待機させているのを失念してUSエアーに着陸許可を出したこと事故引き起こした。

事故調査は直接的な原因を見つけて終わりではなく、事故引き起こした様々な要因をできる限り多く見つけ、再発防止に役立てようとするものである

であるから、仮に管制ミスがあったとして、着陸機側の判断事故を防ぐことはできなかったのかというところまで調べられる。

事故調査では着陸機は滑走路上にいるスカイウェスト機に気づくことができなかったのかどうかも調べられた。これを調べることになったのは、気づくことができていれば復行で事故回避できたはずだと考えられたからに他ならない。

Wikipediaでは次のように解説されている。

また事故当時は日没後であり、管制官が滑走路上の機体を探した際、滑走路の照明が眩しく機体を見つけることは困難だった。またUSエアー1493便から見た場合、滑走路上の照明と5569便の衝突防止灯や航法灯が直線状に重なっていたため、着陸前に機体に気付くのは困難だった。

メーデー!」ではスカイウェストマニュアルでは離陸許可が出てからストロボライトを点灯させることになっており、滑走路上で離陸許可を待っていたスカイウェスト機はストロボライトを焚いておらず、点灯されていたストロボ以外の航行灯も滑走路のライト同化して見えなかったという話になっていたはずである

まり、この事故場合、着陸機側から(地上機がストロボを焚くなどして)見えていれば回避できたが見えなかったのでノーチャンスという話になる。

エア・カナダ759便ニアミス事故について

このインシデントエア・カナダ機が着陸許可された滑走路ではなく、並行している誘導路に誤って進入したために、誘導路上で待機していた4機の機体と衝突寸前まで近づいたが衝突はギリギリ回避できたというものである

The Worst Crash That Never Happened - YouTubeこの動画最初5分ほどでだいたい何が起きたのかのあらましはつかめると思う。

原因は、パイロット疲労NOTAMにあった滑走路閉鎖情報の見落とし、それによる滑走路と誘導路の誤認、ILSを用いずVisual Approachを採ったことなど様々あるが、このインシデントでは実際に衝突を回避しているので回避までの様子を中心に話をしたい。

時系列でいうと次のように事態は進行した。

午後11時55分46秒、エア・カナダ機が空港まで0.7マイルの地点に来た時、機長は滑走路28R(と誤認している誘導路C)上に航行灯があることに気づき管制に「And Tower, just wanna comfirm. It's Air Canada 759, we see some lights on the runway there. Please, confirm we are cleard to land?」と確認を求めた。

同56秒、管制は「Air Canada, comfirm. Cleard to land runway 28R. There is no one on 28R but you.」と滑走路28R上に待機する機体がないと応答した。地上の4機が待機していたのは誘導路C上であり滑走路28R上ではないため当然の回答である。この時エア・カナダ機は空港まで0.3マイル位置に接近していた。

確認を受け着陸を続行するエア・カナダ759便について午後11時56分01秒に待機列にいたユナイテッド航空から「Where is this guy going? He's on the taxiway.」と誘導路に着陸しようとしていることが無線で伝えられると、同10秒に管制から復行を告げられた。

この時エア・カナダ機は誘導から1/4マイル、地上高81フィートまで降下していた。待機列航空機まであと29フィート(8.8m)というタイミングであった。

エア・カナダ機のパイロット違和感に気づいており、管制から復行を告げられる直前、地上高85フィートの地点でスラストレバーを押して復行の動作に入っており、その後2.5秒間降下を続け、地上から59フィート(18m)の位置から上昇に転じた。

このインシデントでわかるのは、(誘導路上と滑走路上では状況が異なるが)待機列上にいる機体の航行灯は0.7マイル(約1.1km)手前からでも視認できたことと、違和感に基づいて400mほど手前から衝突前数秒というところから復行操作をしても地上の機体を回避できる程度の高度は維持できるということである

この事故の原因についての考え方

基本的にはこの文章最初引用したコメントの後段の通り「断片的な情報から事故の全体は分からない」ということに尽きる。

この事故についてつけた私のコメントは以下の3つである

JTSBの調査が入るだろうから詳細な原因については報告書待ちかな。航空機は乗客が乗員の指示に従えば非常口の開放から90秒以内に全員脱出できる設計になっている。 - Listlessness のブックマーク / はてなブックマーク

直感的には管制か海保かその連絡に原因がありそうに見えるけど、こういう事故はたいてい複合要因なので着陸機側に責がなかったかどうかは調査が終わるまでわからん。 - Listlessness のブックマーク / はてなブックマーク

例えば着陸機から滑走路上に海保機がいたことが充分手前から見えていたはずだ、ということになれば復行で事故回避できたことになり、着陸機の操作も事故の要因の一つになる。断片的な情報から事故の全体は分からない - Listlessness のブックマーク / はてなブックマーク

コメントで例え話をしたのは、海保管制だけに原因・要因があると決めつけるのは時期尚早だと思ったから。まだしばらくはわからないよ。

2024-01-04

anond:20240104213838

管制が赤信号であると示したが、パイロットには黄色点滅5秒前に見えたって話だろ

伝言ゲームのやばさが今回の問題で、おまえの脳内基準管制パイロット統一されていれば事故は起こらなかった

そういう話。

anond:20240104080500

JALが悪い点もあるんだからそれは違う。

自動車で、交差点前方青信号だった!って言っても追突したら責任ある。

管制が着陸OKと言ってても海保機の上に着陸したんだから

2024-01-03

anond:20240103144356

弱者男性に対する神の怒りなんだよ

正月なのに部屋でシコってる弱者男性への怒りが羽田空港で顕現しただけで管制塔やJAL海保が悪いわけではない

悪いのは弱者男性

2024-01-02

anond:20240102190203

管制官海保に、滑走路に入れと言ったから入ったんだろ…

黒交省の公務員は、絶対タイホされないのかね

航空管制官になるには、まず大学短大高等専門学校卒業した後、「航空管制官採用試験」に合格し、国家公務員として国土交通省採用されることからまります採用後、航空保安大学校で8カ月の学科技能研修を受け、各地の空港または航空管制部に配属されます

航空無線交信問題点 anond:20240102191331

・KLM4805便が「管制承認」を「離陸許可」と誤認して離陸滑走を行ったこと。

・KLM4805便の副操縦士および管制官が管制用語から離れた用語(「We're at take off」と「O.K.」)を交信使用したこと

・押しつぶしたような無線音声、混信が起こった事により、それぞれに誤解が生じたこと。まったく同時に管制官とPAA1736便両方が送信を行い、それゆえ交信音声が打ち消し合いKLM4805便には聞こえなかったこと。

現在管制用語では、指示の際に、「OKオーケー)」や「Rogerラジャー了解)」といった口語表現単独、あるいは「イエス」「ノー」単独承認を行ってはならず、「Affirmative(肯定だ=イエス)」「Negative(違う=ノー)」といった決められた用語使用し、指示の核心部分を復唱(read back)させることで、相互理解したことを示さなければならない。加えて、「take-off(離陸、テイクオフ)」という用語も実際の離陸許可を下ろす時か離陸許可を取り消す時にしか口にしてはならない。離陸許可の時点までは、コクピット管制塔も「departure(出発/出域)」という用語を使わなければならない(例:「ready for departure」=出発(離陸)準備完了)」。

しかし、2000年代に入って以降、この要請は必ずしも遵守されていない。2008年2月16日新千歳空港で2機の航空機B747MD-90)が滑走路上ニアミスするというテネリフェ事故類似の状況が発生している。原因は、管制承認についての交信管制官が「take-off」という用語を使ってしまったため、航空機側が離陸許可と誤認し離陸滑走を開始したこと(および、機長らも聞き違いを問いただしたり指示を復唱したりせず、ただ「Roger」とのみ答えたこと)であった。 

テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故: 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%8D%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A7%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9C%E6%A9%9F%E8%A1%9D%E7%AA%81%E4%BA%8B%E6%95%85 

anond:20240102191013

しかに航空管制システムとあれだけ多くのスタッフがいても、こんな事故起っちゃうんだな

航空事故(今回の羽田事故とそれと比較されるテネリフェ事故を観ての感想

飛行中は高度な航空管制システム作動してるのに

離着陸時になんであんな間違いが起きやす無線会話でやってるの?

anond:20240102190203

管制ミスって言ってるけど海保側の誤侵入って線もあるやでと言う話

2023-11-18

anond:20231118205458

無人兵器管制室で操縦して毎日毎日敵兵を殺害する仕事は、サイコパスでもない限りはPTSDを抱える代物らしいが、増田に棲息する者たちの多くには適職ではと思う

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