はてなキーワード: ヤスリとは
カッパは頭の皿が割れてしまうと死んでしまうが、金継ぎをすると寿命が延びる
カッパの平均寿命は200年ほどだが、金継ぎをすれば100年は伸びるようだ
だがこの金継ぎの技術も私の代で終わりだ
カッ◯寿司の皿はカッパの頭の皿を利用してることは有名だが、最近は金継ぎの皿ばかり増えており不審に思われていたようだ
だがここで終えてしまうのは惜しいので、ここにカッパ皿の金継ぎの秘伝を記すことにする。
①割れた皿の断面を綺麗に拭く
②断面にアロンアルファを付けてくっつける
③はみ出た部分をヤスリで削る
⑤その皿を◯シローに持って行き、念を入れてもらう
◯シローで念を入れてもらうことが最も大事だ
「カッパの皿のことなんですけど」と言えば特別室に連れて行ってもらえる
料金は1皿110円だ
帰りについでにカッパ巻きでも食べて帰るとなお喜ばれるだろう
頼んだぞ
ずっと間に合せで買ったダイソーの使ってたんだけど間違えて捨ててから困ってる
因みにダイソーのはヤスリかけなくても大丈夫な感じの切れ方で気に入ってた
その後もう少しマシなやつ買おうと思って貝印の買ったけど切れ味か良すぎるのか?
なんか爪が鋭くなって危なかったから秒で捨てた
困った時の無印良品なのではと思いこの間買ってきたんだけど
これも切れ味微妙で、後で口コミ見たら二枚爪になりそうって書いてあってその通りだと思った
なんか付いてる爪ヤスリも目が粗い感じで使いにくい
みんな何使ってるの
本当お願いおしえて
ずっと間に合せで買ったダイソーの使ってたんだけど間違えて捨ててから困ってる
因みにダイソーのはヤスリかけなくても大丈夫な感じの切れ方で気に入ってた
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なんか爪が鋭くなって危なかったから秒で捨てた
困った時の無印良品なのではと思いこの間買ってきたんだけど
これも切れ味微妙で、後で口コミ見たら二枚爪になりそうって書いてあってその通りだと思った
なんか付いてる爪ヤスリも目が粗い感じで使いにくい
みんな何使ってるの
本当お願いおしえて
ずっと間に合せで買ったダイソーの使ってたんだけど間違えて捨ててから困ってる
因みにダイソーのはヤスリかけなくても大丈夫な感じの切れ方で気に入ってた
その後もう少しマシなやつ買おうと思って貝印の買ったけど切れ味か良すぎるのか?
なんか爪が鋭くなって危なかったから秒で捨てた
困った時の無印良品なのではと思いこの間買ってきたんだけど
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なんか付いてる爪ヤスリも目が粗い感じで使いにくい
みんな何使ってるの
本当お願いおしえて
10代の頃ブラブラしてた時、高校生のカップルの女とぶつかって彼氏から「気をつけろよ」と言われたことがある。どう見ても前見てなかったのは向こうの方なのに。
そんで高校退学させられたこと、先輩のツテで入った工務店辞めさせられたこと、パチンコで負けが混んでたことが重なって怒りがピークになって、回り込んで写真撮って先輩や後輩に流して特定。先輩の車借りて中退仲間と拉致して、男の方の歯をダイヤモンドヤスリで削って女の方を輪姦した。
逆走されて少刑になり、人生が終わった。
けれど後悔はしてない。舐めたことされてそのままにしてたら一生負け組だから、増田もガソリンかけて火つけてやるくらいするべきだった。
彼女がいた。
愛嬌があってたくさん甘えてくれる優しい子だった。
決して怒ることもなく、暴力もヒステリックもない、いい子だった。
俺は俺自身に多くの問題があるから、それを助けようとメモを残していったり、いつも連絡をくれたりしてくれる子だった。
いつも愛していると伝えてくれて、俺を褒めてくれる子だった。
太っていたけど、気にしない。本人も気にしないと決めていたから、俺も気にしない。
でも、その体にはいくつもの肉割れがあって、痛々しいものだった。彼女の過去にはあまり触れた記憶はないが、何か多くの問題があったのだと思う。
彼女は日本で一人で生きている。その前は精神病院に通い、自分のメンタルヘルスと戦っていた。だから俺の痛みを理解し、寄り添ってくれた。
付き合うきっかけは初めて会った時に、「あなたと会えて本当に嬉しい。これはデートだよね?それともただの友達?」と言われた時
その笑顔を崩したくなくて、デートと言ってしまったことから始まった。
本当に俺のことが好きだったんだろう。俺は、その彼女が喜ぶ姿が好きで、色んな贈り物やサプライズをしてきたつもりだった。
いつも寂しい、恋しいと言うから、自分の匂いを思い出せるような香水をあげたり、体型が大きくてなかなか手に入らない好きな歌手のTシャツをあげたり
自分の好きな靴や、好きなにおいのハンドクリーム。喜んでくれてたなぁ。
贈り物は、自分がいつも相手のことを考えて、喜ぶ姿を想像していくものだから、過程にも意味がある。
そして、相手の生活を彩るすべてのものが、自分の存在であることを示す重要なものだと思う。
だからプレゼントをした。物質主義的な考えかもしれない。彼女は逆に愛や言葉、スキンシップで愛を伝えてくれた。
俺は薬のせいなのか、病気のせいなのか記憶が悪い。だから、家に帰ると彼女のことをどんどん忘れていく。辛かった。家に思い出がないのが。
だから彼女からプレゼントが欲しかった。そこで少し喧嘩してしまったと思う。でも十分に修復が可能なものだと思う。
俺は将来一人で生きていきたい。誰かを好きになって、徐々に嫌いになっていって、好きだった頃の記憶を自分自身が否定していくのが嫌だから。
両親を見てそれを強く思った。だから、どれだけ告白されても、貴重な青春だったとしても、誰一人彼女を作らなかった。
無責任な決断で、首を縦に振ってしまったせいで、人の幸せを作り、それを自分の手で破壊してしまった。
まだ、それが数ヶ月だから大丈夫だと思いたい。もっと時間が経てば、相手にとって、もっと不幸だから。
自分をサポートしてくれる他の人のためにも、やっぱり自分は独り身である必要がある。誰かのものになるのは、自分を得られなかった人に重い傷を負わせてしまうから。
彼女の献身的なサポートは本当に感謝でいっぱいだ。別れた今も、手元に残る彼女のメモが、自分の心を温め、そしてヤスリのように傷つけていく。
自分は努力ができず、不真面目だ。お金に困っている。計画的に物事を進められない。
自分の問題は自分でしか解決できない。人の精神的な支えを得て解決できるのなら、それは最初から自分一人で解決できる問題なのだから。
自分は、結局のところ、自分の問題を肩代わりしてくれる相手が欲しいだけなのではないだろうか。
献身的で愛嬌のある、幸せになるべき彼女を、俺は幸せにすることができない。他の誰かに嫌われても、愛し続けることができるほどの器量がない。
話題になった35歳オタクの話や、数年前に話題になった32歳腐女子の話(ミモレ丈?)を読んでいると、既視感と鈍い痛みで胸が痛くなる。
それについて備忘録として書いていく。ただのチラ裏。自分語り。
今年31歳になった。
幼少時代から周囲と比べてもオシャレとか身だしなみとか気にしていなかった。
友人らは親や兄弟姉妹の影響からマセてると大人に言われつつも気にしてオシャレにしていたが、私は成長してからも頓着が無かった。
服装やメイクに試行錯誤した時期や勉強したことも少しあったが「自分らしくない気がする」と、結局全て投げたりした。
とはいえ「自分らしくない」なんてのは言い訳で、疎かにしてきた分だけ周囲より劣っていたり完成度の低さや、お金が追い付かず嫌になっただけだが。
それでも20代半ばにもなると、5つ年下の妹はオシャレでとても綺麗にしているのを見て(しかもモテる)、似たような顔立ちした妹と並んで歩くのが段々と居たたまれない気持ちになっていった。
友人もかなりオシャレだが、やはりほぼ同じ遺伝子持ちの妹との明らかな差をヒシヒシと感じた。
(それまでに彼氏がいたこともあったが、あまり服装やメイクは変わらなかった。ダサさの改善が見込めないことも今思えば別れの一因と思える。)
20代後半に差し掛かる頃に転職をして、通勤先が繫華街で人や店の多い街へと変わり、収入が少し増えたことから少しずつ変えていくことにした。
まぁ職場の先輩らがオシャレだったのもある。
前職は作業着に着替えるのでオシャレでもダサくても気にならないが、現職は事務仕事で制服が無くて私服で仕事をするので、変な服装だと悪目立ちしてしまう。
そのうえ入社当時は事務員で最年少。それでいて一番ダサくて流行も分からんような人間になるのが辛かった。
とりあえずタレントの服装や、店頭のマネキン、街中の同い年くらいの人を見て流行りを掴みながら、タンスの中を入れ替えていった。
例えば最近なら、Tシャツをゆるめにウエストに入れるのが流行っているんだな、とか、オーバーサイズのアウターが流行っているんだ、とか、そんな程度だが気にして取り入れるようにした。
あとセンスが元々無いので、柄物や派手なデザインは合わせられないので選ばず、シンプルな物を中心に。
でも趣味にもお金を使いたいので(アニメやゲームではないが)、安くてワンシーズン限りになりそうな質でも毎年入替えることを前提に揃えている。
必然的にユニクロや無印良品、その他安いブランドの服が中心になるが仕方ない。
メイクは平日は朝どうしても時間が取れないので、かなりの薄化粧だが、前はノーメイクが多かったので進歩した方だ。
休日や出掛ける際はしっかりしているけれど。
また私だと持ち腐れだが、コネでデパコスをくれる知人がいたのでアイシャドウやパウダーは知人から貰った物を使うようにしている。
他の手持ちはほぼプチプラだが、ちゃんと手入れをして使えばそれなりに見えてくるのだから、プチプラも進歩してるんだなと思う。
アンタが言うなって話だが。
よく言われる眉毛は短くし過ぎても顔立ち的におかしいので、一定の長さやボリュームを維持して描き足している。
うっかり手入れを忘れてモッサリさせてしまうことが、たまにあるけれど。
髪も風呂上がりにまともに乾かさないまま寝て、パッサパサで抜け毛も絡まりも多くて滅茶苦茶だったのを、しっかりと乾かしてブラシを通すところから始めた。
最近はナイトキャップなんて物も被って寝ていて、何も整髪剤を付けなくても髪にツヤが出るので重宝している。
変に抜けたり絡まったりもしなくなったので、とても便利な代物だと思う。
それにやっとダイエットも始めた。
ず~~~っとデブだった。これでは服に気を使っても着れる服が無くなる。
家にいくらでも居れる質なのがコロナ禍で拍車がかかり、見たことない体重になったことで、やっと「人間でいられなくなるかも」と恐怖し、一年で7kgくらい落とした。
でもまだ太っているので標準体重を目指して続けている。道のりは長い。
ネイルは諦めた。
手いじりをしてマニキュアを剥がしてしまう無意識の癖を直せそうにないからだ。
ヤスリがけしてツヤツヤにしようと思ったが、ツヤツヤに磨いたら磨いたでこれもまた無意識に触り続けて爪をおかしくしかけたので辞めた。
長さを整えて、汚く見えないようにするのが精一杯だ。
頑張っているつもりではあるが、当たり前にオシャレや手入れをしてきた同年代と比べてまだ芋っぽい。意識の差もまだある。
元から童顔ではあるが、もう流石に若く見られはしなくなった。努力の成果ならいいが、多分、年相応に疲れが顔に出てるのだと思う。
それに若く見えるより年相応にキチンとしてると思われたい。何か勘違いしそうだから。
芋っぽさも半分は個性として割り切ろうかと思うが、割り切ってはいけない部分はなんだかんだ多いので、今後もどうにかしていきたい。特に体型とか。
なによりダサいこともさることながら、私は物臭なので嫌になって投げ出さずに続けられる物を少しずつ増やしていく作戦で、どこか己との戦いみたいな感覚で地味にやっている。
彼氏はいない。結婚は諦めたが「あれじゃ当たり前に結婚できないよね」とプゲラされない程度の見た目にはしておきたい。
ちっぽけなプライドだけど。
あと妹は結婚した。義理の弟となった妹の旦那に「義姉はヤバい奴」と思われぬように、将来生まれるかもしれない姪や甥に「おばさん変なの」と笑われたり、遊んでくれなくなったりしないようにしていきたい。
それでもたまに何処に着て行けばいいか分からないような、ダサいTシャツを買ってしまうんだよね。そういうTシャツが妙に欲しくなってしまうし、着たくなってしまう。
(前は外に着て行っていたが…)
ネタとシャリの間にわさびが入ってる程度の寿司をたらふく食べたい。
いわゆる100円寿司各社がわさびを別添にするようになってどれほど経っただろう。
あれもそんなに嫌ってもないのだが、しかしわさびはネタとシャリの間にいてほしいし、ネタとシャリは横倒しにしても分離しない程度に握り固められていてほしいものである。
このささやかな願いに同調してくれる人は決して少なくないと信じているが、しかしこれを叶えることは存外容易でないものである。
百円寿司で一旦ネタを剥がしてわさびをつける戦略は思いの外満足度が低かった。
上記が叶う程度の回転寿司は採算がアレなのかコスパが良くなく、何よりレーンの中に板前が居たりしてコロナ禍において通いづらかった。
宅配寿司は1人前をなんとなく頼みづらかった。
持ち帰り寿司は最も理想に近かったが、ヘビロテすると飽きが来た。
ついでに言うと俺は今ほぼリモートワークなのだが、1人前の寿司を買いに日参するには絶妙に店舗立地が遠かった。
ここに至って俺は認めざるを得なかった。もはや自分の寿司は自分で握るしかない。
業務スーパーで冷凍のサクを買う。今日は寿司だと思い立ったら冷蔵庫で解凍し、白米を炊いてすし酢と合わせてええ感じに握る。これだ。これしかない。
今どきは便利なもので、寿司の握り方はyoutubeでいくらでも調べられた。
ちなみにこの過程で家庭向けの寿司を握る補助具的なものがないか調べたが、結果は芳しくなかった。
百円寿司のシャリ玉ロボットの人力版みたいなものはあったが、肝心のネタとシャリを一緒に握れる機能はなかったのだ。
アイスクリームスプーンのしゃもじ版みたいな奴は工夫次第でいけるんではと買ってみたが、逆に面倒だった。
とはいえはじめの数回は酷い出来だった。初めて作った寿司はずっしりと重く、太く、齧れるほどだった。
細くしてみたら底面が崩れて、自立しなくなった。
力を抜いて軽く握ったら形が整わず、あちこち米粒が飛び出した。
いい感じに出来たと思ったら握れておらず、箸で持つと折れた。寿司飯にして1.5合喰った。
もともと刺身はサクで買う主義だったので柳刃包丁は持っていた。しかしここでも問題が発生した。
狭いアパートでスーパーのサクを切るくらいしか想定していなかったので、柳刃と言いながら刃渡りが20cmしかなかったのだ。
平造りしかしないのであれば正直十分だった。だが寿司ネタを切りつけるには指四本よりもやや長い幅を切らねばならぬ。
我が家の包丁は三徳と出刃と柳の3本だったので、実はイワシや小アジを捌くのも多少不便だった。
なのでこの20cmの柳は片刃のペティというか小魚用の身卸というか、小刃でもつけて多目的に使うことにして、
9寸くらいの柳刃を追加しようと思った。しかしなかなか好みの包丁が見つからない。
あれは伝統的には朴の木で出来ていて、穴をくり抜いて口輪を付けて刃を挿すものだ。
口輪は経年で縮んで締まる水牛の角がいいとか、サビ防止に刃を挿す前によく熱して中を焼くとか、
あれこれあまり知られていないノウハウがあったりなかったりするものだが、これらは基本、その時代の工夫というものだ。
朴の木を使う理由にしたって、自然の木材の中では水に強いという程度のことでしかない。
耐水性の高いハンドル材がいくらでも選べ、ステンレス包丁なら中子が錆びる心配もない現代において、
敢えて朴の木に鋲もネジもなしに摩擦力で留めるだけの柄を使い続ける理由はなにもないと思うのだが、
何故か頑なに和包丁には朴の木のハンドルを使うというのが常識となっているようである。
しかもアレ大抵白木だから、魚の血や肝とか砥石の研ぎ汁とか付着した日には金たわしや最悪紙ヤスリなどで削るんである。
なんぼなんでも、あまりにも前時代的だと思うのだがなんとかならんか。
閑話休題、そういうわけで柄が積層材、鋲止めで刃はステンレスで口金もついて9寸の柳刃を探し回るのであるが、
これがまあ見つからないこと。なんとか探し当てても鋼材がなに使っているのか非公表だったりしてそれも気に入らない。
世の中にモリブデンバナジウム鋼と分類できる鋼材が一体何種類あると思っているのか。
まあ包丁問屋が日本鋼って鋼材がガチで在ると思い込んでいたりとかなくもないらしいのでその類なのやもしれぬ。ファック。
流石にそこまでいくとマニアックすぎないかと思われた向きもあるかもしれないが、これが結構実害があったりするんである。
例えばAmazonの検索アルゴリズムとか。「モリブデンバナジウム鋼」の包丁が合金鋼と表記されてるせいで(※間違ってはない)、
検索ページの絞り込みで「材質:ステンレス」にチェックを入れると表示されなくなったりとか、いざ遭遇すると割とびびる。
Amazon内で検索するのがマジで役に立たないので、色々辿ってメーカーのカタログから作ってることは確認した上で購入方法を
調べてみたらAmazonで普通に売ってた(でも検索からは出ない)とか、本当に勘弁してほしいものである。
包丁噺ついでにさらに脱線するが、和包丁の鋼への信仰心とでも言うべきものにも戸惑うものがある。
俺は趣味で切出しや肥後守とかも使うので炭素鋼の切れ味と扱いやすさは理解している。ついでにフライパンは鉄製に限る。
だが包丁についてはステンレスで統一する主義だ。たしかに差はある。他はまだしも出刃だけ(柳だけ)は鋼、と言う意見もわかる。
けれどそれは刃持ちに妥協できない業務用途に限った話ではあるまいか。
家庭用の包丁では、刃持ちを妥協して柔らかい鋼材を使う、と言う選択肢が取れるためだ。
正直な話、HRC56の謎ステンレスとHRC62の青紙だったら、ステンレスのほうが研ぎやすい。
粗悪な刃物だとカエリがペラペラしたりするのも知ってるが、今どきそこまで酷いのは中華の偽ブランドナイフくらいのものである。
わざわざ水気に弱いものを水に濡らして使うくらいなら、多少ヘタリが早くともステンレスを使ったほうが手間がないと俺は思う。
しかし、どうやらそういうのとは無関係に「鋼の包丁」という情報を食う連中がいるようで不気味なんである。
よくいる初心者には白2鋼おすすめ!などと勧める奴も、真に受けて購入した包丁を錆びさせる奴も大概アレであるが、そうではなく、
ちゃんと扱えたとしてもいらん苦労でしかないような怪しげな包丁をやけに目にするのである。
職人が手作りで仕上げた白2の包丁が必要な場面というのはもちろんあるであろう。
板長が本焼きを持っていることがステータスになる世界だってあって全然構わない。
だがこの異常に安い、4桁円で買えるが白1鋼という包丁は一体誰向けに作られているのだ…?
それはかけた手間に見合った性能を引き出せているか?ただ錆びたり柄が腐ったりするだけの包丁ではないか?
さて話を戻して、そうして多方面を呪いながら包丁を都合すると、道具の面ではもうあまり不足がない。
飯にすし酢をあわせるのにボウルでは不便だと思っていたが、これは代用できるものが見つかった。
どこでも手に入る土鍋である。市販の鍋セットをそのまま突っ込める大きめサイズを買っていたのが幸いした。
米自体を土鍋で炊くほど拘りはしない。炊飯器で炊いたのをお櫃代わりに鍋に移して酢と合わせる。おこげは寿司に出来ないのでこれでいい。
土鍋は保温については文句がない。調湿は流石に木の桶とは比べ物にならないが、ステンレスのボウルに比べれば水気を吸う。
むしろ木桶は水を吸いすぎるので事前に濡らしておくというくらいだから、土鍋でも十分なのではないかと思う。
そもそもシャリが一人分なのでそれほど乾く心配はしなくていい。何かの理由で台所を離れなければ行けない場合は
濡らしたペーパーを被せておいて、それでも足りなければ濡らして絞ったペーパーを直接触れない位置に置いておくとか、工夫次第である。
何より手入れに手間がいらないのが良い。ものにもよるが食洗機に突っ込むことだってできる。
ただ、冬場は冷えすぎるので事前に軽く温めたほうが良いみたいではあった。
自分で寿司を握ってみると、寿司というのは米料理なのだなぁと言う思いを強くする。
わかりやすいのは水分量の管理で、米を1合炊いてすし飯にした場合、最初と最後の1貫は米の状態が顕著に異なる。
米の状態を見て手につける手酢とかも調整していく必要がある。でないと米が手についたり寿司がベシャベシャになったりする。
反面ネタの方は自分で喰らう分には割と融通が効く。多少大きさが不揃いだろうと人に出さないなら問題ないし、
なんなら小さく切って1貫に二切れ使ったって良い。シャリはリカバリできない。
握りの技術については、未だにわからないことが多すぎて文章にできない。
ただ握り寿司にした米の総量でみて、大体1升を越えてくると、当初の目的であった
「ネタとシャリの間にわさびがあって、横倒しにしても分離しない程度の寿司」については達成できたと思う。
最初は量をこなさねばと思って一度に1合半とか2合とか炊いて喰っていたので、自宅寿司8回目とかでクリアした格好だ。
ただ本末転倒なことに、この達成水準の寿司は俺を満足させなかった。
何よりもわさびの風味が駄目だった。本わさび使用と大書された高級ラインでも、チューブわさびは寿司に向かないと知った。
わさびの味自体に問題があるというより、油脂などに由来する滑らかさが違和感の原因ではないかと思う。
脚を伸ばした遠いスーパーに本わさびのちょうどいい感じにすごく小さいやつが売ってはいたが、毎回それはしんどい。
いろいろ試したが未だ納得がいっていない。粉わさびを都度練ると良いらしいので次はそれを試すつもりだ。
ネタは切りつける上では自由でいいが、買ってくるときは悩ましいことが多い。
一貫分のネタの大きさは解説する人によって千差万別で、総合すると10g~15g、シャリの量は10~20g
ばらつきが大きすぎて正直参考にする気が起きない。
おそらく職人の技としては狙った大きさで握れることが要諦で、何グラムにするかと言うのは店舗経営の領域なのだろう。
歴史的には、江戸の屋台で売られてた頃はシャリだけで40gあってこれが右肩下がりで小さくなってるとか。
戦後の一時期に限れば米1合=10貫だったのでシャリは30~35gくらい(水分量による)だっただろうとか。
どっちかと言うと自宅寿司やる際に考えるのは、魚をサクで買うときに何グラム分買うかということである。
何度か試した限りだと、俺が適当に握る場合「端っこを除いて」200gの刺し身に米1合使っているっぽい。
そしてこれは多分、この比率は結構ネタが小さくて薄いパターンである。
よく商品画像的なもので見る、ネタの先端が地に付きそうな寿司を握ろうと思うと、ネタをかなり増やして考えないといけないと思う。
アジやイワシやその他の魚をまるまま買って捌く場合はまた考え方が変わる。
イナダを一匹買ってくれば小さいのでもデブ3人前くらいのネタが取れるので、下側の身は翌日塩焼きにでもしようか
みたいな悩み方をすることになる。
小さい魚の場合は魚体の身を2分割または4分割して考えることになる。
イワシなら手開きにして上身と下身それぞれ半分に切れば1尾から4貫取れるな、とか。
アジは血合い骨をいちいち処理したくないので、節を渡して半身から4貫取れればいいけど、そこまで大きくないならさてどうしよう、みたいな。
隠し包丁で骨を抜かずに切って済ませる、とかもあるみたいだがベストプラクティスは発見できていない。
何れにせよ、分量的にも予算的にも、何種類ものネタを一回で準備するのは難しい。
どうしてもやりたければ刺身の盛り合わせなどを買うことになるが、用途からして寿司ネタ用ではないのでいまいちである。
ただこれはバリエーションとクオリティの向上で克服できる課題だと考えている。
要は今日は寿司を食べよう、ではなく、今日はこれを握ろう、と考えるようにして、
その上で握った寿司の満足度が100円寿司の10皿を超えていれば良いのである。
あるいは冷凍庫に投資するのも一考の余地があるか。チルドで流通するサクを50gくらいに切り分けてからホームフリージングできれば理想ではある。
ただそこまで行くと引っ越すべきな気もしてくる。