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2024-04-14

簡単上京しろって言うんじゃねえ。そんな気安く実家地元捨てられるわけねえだろボケ。良いか地方手取り20万の仕事を作れ

これは田舎に住むしかない男のお気持ちです。お気持ちからエビデンスなんてない。

地方住みで給料が安い、ハローワーク行ってもカスみたいな求人しかないって愚痴ったら

ネットの賢い有識者様たち揃いも揃って二言目には「東京へ行け」「都会へ出ろ」って言うよな?

ボケが。出れるわけないだろうが。田舎からそう簡単に出れるわけないだろうが。だから苦しんでるんだよ。何も知らねえんだな。

これが暴論でもなんでもない文字通りの"正論"だと思ってるやつ、田舎住民から一発ずつブン殴られても文句言えないからな。


田舎のことを何も知らないで好き勝手ほざく奴が大嫌いだ。どうせ東京大阪名古屋辺りの超都会しか知らんのだろう。そんな狭い視野で口を聞くな。

いかそもそも都会に出れるやつは大学か遅くとも20台前半で出てる。出るに決まってんじゃん。そりゃどう考えたってクソ田舎より都会の方が良いに決まってるだろ。

アラサー超えて未だに田舎に居るやつは十中八九「出れなかった人間」だ。

もちろん中には自ら望んで残った人もいる。そういう人は別に良い。ただおそらくそんなの全体の3割もいない。大半は田舎を出れずに妥協で残ってるやつだ。

田舎を出られない理由で一番でかいのは、結局のところ実家だ。ある程度の年齢になると親の世話って話も出てくるし、田舎だと三世帯同居も多いから爺婆の世話もある。都会人には想像もつかんだろうが、この義務ブッチして都会に出て自分だけ良い思いをするってことがどうしても出来ない人も多い。こういう人に対して「東京に出りゃ良いのにプークスクス」とか言えるやつは人の心が無いと思う。

ぶっちゃけて言えば自分もこれだ。

逆に自分健康面で田舎に縛り付けられてるやつも以外と多い。心身の持病で親に面倒見て貰わんとにっちもさっちも行かんという人。親も地元仕事をしてるから実家暮らしするしかない。こういう人は役所外郭団体やら農協の関連組織やらでパート仕事みたいなパターンが多い。大体手取り10万円に届かない。

俺が言いたいのは前者の田舎民はもっと稼ぐ仕事につくべきだろってことだ。後者ある意味仕方がない。バリバリ稼ぐというよりかは公助の方の話だ。そっちはそっちで田舎はクソクソだが別件の話だ。

心身健康なのに家族の世話をしなきゃならんせいで田舎実家に縛り付けられるなんて、不平等にも程がある。こんな不平等不公平が許されて良いのか。ただ田舎で生まれ落ちただけなのに。東京の連中はなんとも思わんのか?

俺は田舎民にカネを配れなんてこれっぽちも言うつもりはない。東京人間と同じ条件で働ける仕事をくれと言ってる。

手取り20万なんて東京じゃカスみたいなもんかもしれん。でもそのレベルで良いんだ。そのレベル仕事で良いから、東京から田舎に回せよ。田舎にはそのレベル仕事も無えんだよ。

田舎は他にも東京と比べるとカスな所ばっかりだが、まず仕事だ。介護しかない田舎で前向いて生きてくなんてできねえんだよ。

2024-04-13

anond:20240413224310

現状がひとり親手当の公助だけのシングルが多いからな

養育費が貰えないものとして支援制度を考えるのは必要だと思う。

2024-04-03

anond:20240403123649

老人になったらいうほど身の回りのこと出来るか?

言うほど高級老人ホームに入る準備出来てるか?って言われたら、

殆んどの人が『NO』なので、公助に頼る前に自分セーフティーネット作ろうねって

社会圧は、まぁ『それはそう』なんだけど、下記は独身とか関係ないのよ

キミが親ガチャ環境ガチャで特大のお外ししただけだゾ

孤独から

 

あと、下記は能力ガチャ(知能・共感性)と健康状態(主に精神)の問題ですね

過激思想に染まる

2024-04-02

これ想定が独身男性だけで女性にもかかるということが頭から抜け落ちてそう

ぶっちゃけこれの行きつく先は高卒結婚するのが最適解になるよね

それとも20代免除みたいな感じにするんだろうか

2024-03-18

anond:20240317164959

誰も悪くねぇんだよ!悪いのは現状の車椅子だろうがっ!

はてなにも悪いヤツ探しする人が結構居るけどさ、悪いのって人間でなければ環境でも無いんだよ現状の車椅子なんだよ

お前らも日本全国の未舗装通路凸凹をすべて住民公共が直せって言われたらバカバカしいって思うだろ?

じゃあどうするのか?って言ったらテクノロジーの出番だ!!!

車椅子もっともっと便利になるべきだと開発者応援し、最新車椅子購入の公助の充実化を応援するべきだろ!

どう考えても現状の車椅子の不便さが接客業を中心とした人材へ対して不快さを与えてるんだから変えるべきは人間でなければ環境でもなく車椅子なんだよ!!!

お前らは悪くねぇ!お前らの仕事も悪くねぇ!お前らが住んでる土地だって悪くねぇ!車椅子ユーザーとその親族だって悪くねぇんだよ!!!!!

お前らそんなに冷たい人間!?映画館は冷たい仕事なのかよ!?違うだろ!!!

まぁ開発者や最新車椅子購入の公助の充実化を応援するくらいはしてやっても良いって思えるくらいには優しい奴らじゃんお前ら!!!!!

実現しようぜ最優の車椅子ってやつをよ!!!!!

2024-03-09

男女厨ちゃんおよびフェミニスト自称するツイフェミを構うと碌なこと無いが賃金とか

ワイくんの自認はフェミニストである。ワイくんの定義するフェミニストとは下記

社会的政治的そして経済的性別平等と信じる人のこと

 

1. the theory of the political, economic, and social equality of the sexes

https://www.merriam-webster.com/dictionary/feminism#kidsdictionary

なお、性別進化過程有性生殖になった以上の意味は無い、役割ロール廃止しよう、ジェンダーレスでいこう派だが、

敢えて、フェミニスト自称しているのは、明日から男女の枠組みを無くしますが今の段階では不可能で、

フェミサイド、性被害地方長男の嫁、本家の嫁、ガラス天井などの現実があるから

 

 

そんでタイトルだけど、『日本の女は外ではロクに働かない』で終わる。ようやく院卒で働く気を見せる程度

ついでにキャリアの中断は起きていても、キャリアの断絶は起きていないことが厚生労働省が発表している平均月収を見てわかる

(月収40万後半50万超えてるのに、キャリアの断絶とか言われましても・・・ね)

性別年齢階級高校:賃金(千円)専門学校:賃金(千円)高専短大:賃金(千円)大学:賃金(千円)大学院:賃金(千円)
~19歳188.2----
~19歳178.7----
20~24歳211.4214.6220.4235.1260.5
20~24歳193.5224.1213.9232.1248.5
25~29歳239.2244.9256.6272.8289.9
25~29歳205.3244.4237.3255.9278.8
30~34歳263.8275290319.3357.3
30~34歳214.4248.4244.6279.2343.3
35~39歳287.2300335.6375.5435.5
35~39歳220.2267.2255.6307.2393.2
40~44歳311.2324.6366.5414.8516.5
40~44歳229.2275.2277.3327.6408.6
45~49歳335.4352.4398.4455.4558.8
45~49歳234.7291.5283.5343.4454.4
50~54歳346.4377.9418500632.4
50~54歳240.2294.4297.8364.2528.9
55~59歳350.3387.2434.8513.8645
55~59歳242.1306.2300.9375.7585
60~64歳279.2302.7318.2377.3558.8
60~64歳211.4271.6251312.4564.6
65~69歳241.2269.3288.8332.2610.2
65~69歳197.2250.7251.1318.2533.8
70歳以上220.7221.3310.3339.3498.2
70歳以上204.7254.1271.8319.6500

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2022/dl/03.pdf

 

 

そもそも労働参加率、73%くらいなんですよね。あと男より月40時間労働時間短いし、非正規率も高い

女性就業時間 男性より月40時間短く

 日本では働く女性の数が増える一方、就業時間の男女差が大きい。総務省によると、女性労働人口(15~64歳)は2021年で2679万人、労働参加率は73%と10年で約10ポイント上がった。結婚出産を機に職を離れる人が多かったが、育児休業などで女性が働き続けやす環境に力を入れる企業が増加。30歳代など子育て世代労働参加率が下がる「M字カーブ」の問題改善しつつある。

 ただ労働時間をみると課題はある。総務省によると女性の平均月間就業時間男性より40時間ほど短い。最も多いのは男性と同じく月121~180時間働く人で全体の4割強を占める一方、月120時間下の人が3割以上で男性(約1割)より多い。パート派遣など非正規雇用で働く人の割合女性は約5割と男性(約2割)より高いことが背景にある。
 国際労働機関ILO)によると、日本労働時間の男女差は主要7カ国G7)で最も大きい。週平均の差は10時間を超えており、米国の約2倍、スウェーデンの約3倍だ。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCA19B3I0Z11C22A0000000/

 

ついでに、独立行政法人労働政策研究・研修機構『国際労働比較2022』229頁 によると、欧米に較べたら日本の女は長時間労働(週49時間以上の労働)してる方らしいですが、

アジア圏ではぶっちぎりで働いない6%なのだそう

(逆に言えば下方婚増田は、インドネシア22%、フィリピン20%あたりへ移住すればいいと思うよ)

https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/databook/2022/documents/Databook2022.pdf

 

 

 

ただし、ガラス天井は確実にある。例えば経団連役員女性がなったり、経団連副会長女性がなる、ただそれだけでニュースになってしまレベル
でも、下々の者は?

女がイージーってのは、自立・家族を養うべく職業経験を積む必要性が無いってだけで、それなりの規模感の会社本部長以上の役職を目指すというか役員目指すとか言ったら、

疑う余地なく確実に男女差別はある

 

ただガラス天井ガーとかネットでわめてるのは、

ExcelWord電話応対できます(←でっていう)、子育てガー・生理ガー(←ハイハイ)みてーなレベルが99%
部長以下(下々の者) に限定した話なら男女差別も何もない
下々の者は会社に都合の良いパフォーマンスを発揮すること以外は求められてはいない

 

女は自立せずとも良いと教育されてきたお嬢様方が、ただ単に働く気がない・職業経験を積む気がないだけ

バカに至ってはせっかく先進国に生まれたのに、自ら性や若さを売って、水商売風俗したりね

 

あと、女性活用とか騒がれる前から不適切ポジションに女を置くことはあった

うっふんあっはんしている女を可愛い可愛いしたいバカ絶滅しない限りはどうにもならないね

令和では職場セックスを持ち込むやつは滅ぼそう、会社で愛されメイクファッションとか言ってるやつも当然滅ぼそう

(プライベート女性の性表現を追求・楽しむのは好きにしてだけど、職場に持ち込むバカフェミストを自称する人は積極的弾圧して欲しい)

 

 

現時点では危険労働をすべて機械に置き換えることは出来ず、現代では主に男が担っているわけだが・・・

デスクワークにおいても基本的日本の女は働いていない

いったい何だったらするんだ?以前に、日本お嬢様がたは平等言葉意味を知っている?

  

 

とはいえ、母ちゃん

これはフェミニズム(社会平等)とは関係なく、単なる母ちゃん教の話なんですけど、母ちゃんがキリキリ働いてるとこ見たい?って言われたら見たくないですね

 

女が専業主婦が当然だった(あるいは標準モデルとされた)のは、上級国民を除いて昭和の一時期だけ
おっかあは、めかしこみもせず、朝から晩まで炊事洗濯作業行商炭鉱と内外で働いて、当たり前のように三従(幼少時は父兄に、結婚したら夫に、夫の死後は子に従うこと)を課せられ、
場合よっちゃ姥捨られた

 

ようやく、どこのご家庭のおっかあのことも『お姫様』として『母上』としてを扱うことが出来る時代になった、

大切なおっかあを想っても極貧故に報えず涙した先人が報われた時代になったのに、なぜ、わざわざ逆戻りを?って思います

実際、欧米でも女は長時間労働してないですよね?(アジア圏はしている) 

 

 

ちなみに子どもを最優先に出来る男女を増やすと、たぶんもっとパパママ高齢化は進むと思います(30歳前までにキャリアに影響がでない水準まで経験を積むほぼ無理)
ついでに労働参加率ももっと下がると思います

人間幸福になるために生きているのであって、資本家に仕え働くために生きているわけではないので・・・

 

お金がないので子どもを作るのを躊躇っているご家庭は、積極的生活保護や各種公助を受ければいいと思います

 

 

じゃあどうするの?

成り行きに任せたら?子ども作る人は何しても作るので堕胎数が10万割ったことも無いし

(20~24歳の堕胎数が最も多く、次いで25~29歳、30~34歳、35~39歳)

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/21/dl/kekka5.pdf

 

どうせ コロナを経ても世界的には人口増加かつ、AIで人あまり時代になるのだし

ただ人間がやった方が安い分野って結構仕事多いと思うので、男の労働者の方が有利にはなるでしょうね

 

なので、この時代に、上級国民でも金持ちでもないのに、女児プリンセスとして育ているのはほぼ虐待と言って良いと思います

上級国民でも金持ちでもないご家庭のご両親は、女児自己決定が出来る職業婦人として育てましょうね

2024-02-06

結婚する必要性感じてないなら元増田の主張通りしなきゃいいんじゃな

世の中には相当数、下記の方々がいるからな

 

あと自尊心を親や学校やその他の人に踏みじられまくったせいで自己愛障害になっている人

どうか結婚人生トロフィーみたいな発想からまずは降りてもろて

配偶者は至らないあなたに自信を与えるパーツでは無い

まずは誰かから自信を与えて貰わないといけないと感じている現状の改善からしよう

 

 

あとこれ

生きづらいちゃんくんは結婚セーフティネットかなんかだと思ってる節あるけどいい加減辞めてもろて

最低でも平均以上の収入ないとダメよ。それ以下は恋人同士として近くに住んで内縁関係の方が生活やすいぞ

世帯収入増えたり・扶養義務まれたら社会福祉が受けられなくなるから

子ども作るにしたってシングルの方が公助受けやすいぞ

恋人内縁の妻・夫になってフォローしとけ

 

それから先進国において結婚に金はいらない。必要なのは一定上の知能と感情制御能力

 

性的魅力は知らん。条件と結婚できない人の方が多そうだけど、そもそもセックス優先順位低い人、

アセクシャルやデミセクシャルでなくともいるかならな

ぶっちゃけセックス対象というか好みで、価値観が合って、共同生活できる人を見つけるのはかなり難しいので、

セックス優先順位は下げざるを得ないでしょ。ライフステージ(笑)で嫁も旦那も変える人じゃなきゃね

anond:20240206133721

2024-02-03

anond:20240203154159

自助せざるを得なくなるのは、そういう施策税金公助)が減るからじゃん・・・

しかリスクがあるんだから、結局自助が出来なくなって公助に頼る連中も出てくるわけじゃん?

本末転倒じゃん・・・

って思うんだよね

まあなんだろう

自己責任」ってことにしたいんかね

税金取ったら怒るからもう知らんわって思ってるのかもね(元マス)

2024-02-01

anond:20240201063821

つい数年前も、スガが首相在任中に、ろくすっぽ知りもしない自助/共助/公助なんて言葉を振り回して、その安直自己責任論をさんざん批判されていたのだがな。

国民には自助を強く求めて、自分らは公助から優先的に利用してるだなんて批判もあった。

https://mainichi.jp/articles/20210920/k00/00m/010/181000c

日本の政治は、アメリカ戦争してた頃からずーっと、まともな目的戦略は不在で、オペレーションの精度と現場士気頼みの傾向。バブル期以降は拍車がかかった。

戦後ほとんどを与党として過ごしている自民党としては、「国民現場努力が足りないんであって、自民党のせいではないですよ」と言ってくれる国民が多いほうが助かるよなあ??

2024-01-28

anond:20240128031950

ちょっとネガティブすぎるなーと思うけど、実態としてはそんな感じなのかな。

リベラルの人たちは能登についてしばらくちょっと黙っててほしい

という話だけど、

「馳さんは外のもんにいじめられて可哀想や」

能登の暗いところばっかりニュースにしていやらしい」

これを能登人間が言っている事実についてちょっとは考えてくれ

ない想像力を働かせて考えてみる。

谷本県政時代から引き続く工業団地などの企業誘致北陸新幹線。そして延伸へ向けた馳知事の尽力、などなど。

こうした地域経済振興観光アピール公共事業、過疎対策をいろいろやってくれたからなのかな。県政評価は高いと思う。

県民しては、とりわけ28年も知事を務めた谷本には強くお世話になった感が強いのだろう。

でも谷本さん自身は当初、革新政党系の支持を受けて初当選したというのをさっき調べて知った。当時、森喜朗推していた農林族の対抗馬を破った経緯もある。

2003年能登空港の開港小松空港国際線就航などは、森喜朗が尽力したといわれているけれど、谷本とは不仲だったという。

2022年谷本知事引退の際に、再び新たに農林族の山田出馬することになり、保守分裂という事態に陥ったが、森喜朗自分が育ててきた馳を推すことに決めた、という内容の記事もさかのぼってみた。そして行政側は第一次産業への理解が厚い山田を推す動きがあった一方、谷本事実上、馳に自分の後継として信を託したという記事もみた。

そう考えると、保守王国石川県というけれども、一枚岩じゃなかったけれども鋭く対立もしていなかったというのも今後の復興を考えるうえでは、いろいろと興味深いと思った。

そんなところへ、ワイドショーやらSNSで、インテリ風吹かせた連中が、能登限界集落は遅かれ早かれ滅びる運命だったのが早まっただけで

この際、復興過程では、そういうところを切り捨てて優先順位をつけるべきだ、とかいう雑な議論が耳に入ってくると、それは地域人間としてはイラっとくるのかもしれない。

想像だけど。



余談ーー

また初動に関して、「馳知事はよくやっている」論も、わからなくもない。

馳氏は谷本県政時代に後回しにされていた地震被害想定など、災害リスク軽減のための取り組みを見直そうと着手していたことは事実で、

今回の震災に間に合わなかったいうのは事実だとしても、馳知事だけの責にするわけにはいかないだろうと思う。

あと、今回初動の遅れの原因のひとつとして、石川県北陸地整が本来事前に取り組むべき道路啓開計画が未整備だったという指摘もある。

総務省は去年の段階でいくつかの地整や県に対して是正勧告を出していたから、いくら県政2年目の新人知事といっても知ってはいたと思う。

これって建設業者など指名業者と事前協定をし、迅速に予算執行するうえで超重要なんだけど、結果としては後回しになってしまった。

ただ、去年から道路啓開計画に着手していたとしても間に合わなかった可能性が高い。

そういう意味では、馳知事はよくやっている、あんまり叩くな、という県民気持ちはわかる。

一方で、発災直後の対応外野があれこれ批判しているうちに、交通インフラ問題は解消しつつあり、あれよあれよという間に復興モードスイッチが入っていく。

復興初期段階のスピード感というのはものすごく早いので、初動の問題はいろいろあったにせよ、そんなことの検証にあまり時間を割いている余裕はなく

これからがれきの処理やら広域の自治体間協力も必要になってくるなど、馳知事には復興の手腕が問われることになる。

という感じであるので、震災後一ヵ月になろうとしているこのタイミングでは、

県民もっとポジティブに前向きに物事をとらえたほうがいいんじゃないかと思う。

多分、震災3か月後には初動の失態なんて議論過去のものになって、もうしていないと思う。

disられていじけて、保守ますます保守に、というルサンチマン丸出しのネガティブスパイラルもわからなくもないけど、

からと言って、何も知らない外野がわーわー騒ぐのは止めようもない。ましてやネット空間なんて。

しかし、外野意見なかには、今後国や行政がどう動こうとしているのかのヒントもあるのも確かなはず。

そこは地元人間だけではルサンチマンを越えられないかもしれないけれど、災害復旧のプロセスで入ってくるさまざまな他者民間支援企業だったり、NPOだったり、コンサルだったり)との対話の機会が今後増えてくると思う。

よそからきた民間経験などを踏まえて、外部の冷静な視点意見を再整理してゆく、ということもまた大切と思う。

そして、実際、国や行政復興モデルに着手し始めると、とりわ予算をつけることが前提となると、行政としては長々と議論してもらいたくないので、予算執行を急ぐのが世の中の常。

復興公営住宅にしても行政が「これならすぐに着工できますが」と提示されたものから復興が進んでいくなかで、ただでさえ経済的に苦境に陥っている被災者に、地域を出てゆくか、受け入れるかの二者択一で選べという形で行政主導が突き付けられる、というのが東日本の教訓としてある。

しかスピード感のある復興とか国や県はかっこいいことを言い出すに決まっているので、恐らく震災半年後くらいには被災者決断を迫られる。え?そんなこの状況でまだ決断できない、という被災者も多かろうに、行政は「受け入れるひと、この指とまれ方式なので、行政提案を受け入れた人だけが救済を得られ、地域を出て行った人はどうなったか統計すらないというのが実態となる。

それこそ、発災直後はヒーローみえていた馳知事が、復興期には被災者に苦渋の選択を急がせる役人顔をするかもしれない。

心理的メカニズムとして馳はヒーローだというマインドがどんどん強固なものになって、ますます保守保守していくなかで、次に復興の話がやってくる。

ルサンチマン的な心理的メカニズムから解脱して悟りを開いている人が何人か周りにいればいいんだと思う。

そういうことの萌芽を、今の時点で何も知らない外野がわーわー騒ぐ言葉の端々にちょろっと見出せることがあるかもしれない。

先日、被災地域ではようやくボランティア活動が本格的に開始されることになった、というニュースをみた。

外部の人間がこれからわんさか入ってくる。これまで入っていただいていた100くらいのNPO団体も含めて。

そのなかには、東日本含め、過去復興経験を持つ人も多くいるはずで、そういう方々と交流をする機会が増えるんじゃないかなと思う。

外部の人間玉石混交で、なかには、インテリ風な意見を持つ人もいるかもしれない。

間垣の里なんてどうでもいいんだよ、堤防なんだよ生命安全第一なんだよ、とかね、中にはいるかもしれない、例えばだけど。

そういうときに、その意見ちょっと違うよね、と言ってくれる人もまた外部の人だったりするので、不協和音のなかだからこそ貴重な意見も拾える。

そのときに、いちいちルサンチマンに陥っていると、聞く耳をもたなくなって、聞けるはずの意見にも耳を閉ざしてしまうことにもなりかねない。

はいっても、これといってどうしようもないことかもしれないけれど。

被災地の人にはこのままルサンチマンを深めながら一方で公助への依存を強め行政から提案を待っていると、

最終的にあんまりいい結果にならない気がするので

玉石混交の外部の人が入ってくる機会をチャンスととらえて、復興の話を進めていったらいいんじゃないかなと思う。

2024-01-23

この種の批判すごく多かったんだけど、【現場は精一杯やってきた的な結果】【被災の現状】からスタートしているようにみえるんだよな。

石川県の危機管理アドバイザー・室崎益輝は煉獄コロアキを量産したいのか。あるいは「早期一斉投入」が致命的選択であった戦慄すべき理由。|馬の眼 ishtarist

決定的に両者の認識がズレてる、と思う。

初動が遅れた、という室崎さんの批判そもそも計画に対する批判なんだよ。室崎さんがインタビュー記事のなかで

 でも今回は遅れた。緊急消防援助隊の投入も小出しで、救命ニーズに追いついていない。本来は「想定外」を念頭に、迅速に自衛隊警察消防を大量に派遣するべきでした。

というコメントしたとき、それは、そうすべき計画を立てておいてしかるべきだった、計画の不備だと指摘したと、俺は認識したんだけど、ネットの反応をみると、そうではなくて

この状況でも現場に迅速で行くべきだ、と室崎さんが主張しているかのように藁人形を叩いているようにしか見えない。

しかもそれは少なくとも広域自治体である県については自分アドバイスすべき立場だったので全部自分に跳ね返ってくる、そのうえで初動の問題点を指摘している。

啓開については、県および国交省マターだ。室崎さんもボランティアロードだとか思い付きっぽいことをいうから説得力に欠ける面は確かにあるんだけど

けれどもあえて批判するのは、それはあんまりな状況だからだろう。

専門外の方が本来あるべき道路啓開計画についてコメントするならこの程度のことしか言えないだろうし、それ以上を室崎さんに期待して叩きまくってどうするの?と思っちゃうけどね。

国交省整備局で本来策定されるべき道路啓開計画そもそも未整備だった、ということも最近報道で明らかになってきている。優先順位が低いのでやってませんでした、との北陸地整のコメントがあるらしいが、ちょっと呆れる。

俺的には、そっちのほうがよっぽど戦慄に値する事実だと思う。

それによって事前の自治体間や業者とのさまざまな協定が結ばれておらず、今に至るまで域内域外建設業者が投入できず、結果、未だに待機状態に置かれている、という現状を踏まえると、

初動がタスク別に全然目標管理されておらず、通常であれば72時間以内にどうこうする、とタイムスケジュール記載してあるものがない、という国交省の無計画さは、いうまでもないことのように思える。

自粛警察マインドとの関連

上記のことが事実であれば、遅かれ早かれ初動が計画から乖離していた、あるいは計画の不備によって遅れた、という客観的事実さらに整理されていくように思うが、あとから考えて、ちょっと気になったのは今回の初動の在り様と正当化する傾向は、被災地へ入るな、という、他人の行動に制限を掛けようとする自粛警察的なマインドさらに補強するものになっている、ということだ。そしてそのコントロールお上がやるべきである、という論理に連なっている。(*交通規制なども含めてなんで事前に計画ちゃんと書いてなかったのかと重ねて主張しておきたい。)

もちろん発災直後の緊急対応自助共助というよりは公助によるリーダーシップが期待されることはいうまでもない。公助自助を補強するものであるという我が国防災理念から考えて、現場での支援活動ブレーキがかかっていた原因が単に計画面での不備だけではなく、緊急時お上の指示に従え→自粛警察という空気が醸成されたことも大きく寄与していただろうことは今後、検証されておくべきだろう。

2024-01-22

今回の震災では、2次避難被災地域への継続的支援の難しさが浮き彫りになっているが、

たかだか輪島珠洲能登町穴水あわせて6万人くらいしかいないなかで大変だと言っているが、首都直下地震が起きたら一体どうなるんだと不安になった。

被災者に2次避難を促すことに苦労している、という状況がもし首都直下地震で繰り返されるなら、目を覆いたくなる被害になると想像できる。

首都直下地震では、被害拡大の大きな原因のひとつ東京ありがちな木造家屋密集地域がある。

木造密集地地域が倒壊+火災で壊滅する可能性があるわけでしょ。300万世帯くらい。

東京都のページにはその死傷者の推計も書いてある。だけど、生き残った人の生活再建が十分に書かれていないのがかなり不安だ。

試しに荒川区など、一次避難所のリストを開いてみてみると、ほぼ半数以上が多数の木造家屋密集地域に点在する小中学校だ。

これでは、関東大震災の二の舞だ。取り急ぎの家財道具を抱えて当時空き地だった陸軍被服廠に逃げ込んで火災旋風に巻き込まれて3万8千人が犠牲になったのが関東大震災悲劇。これを繰り返すのではなかろうか。

またトイレも水も十分にない一次避難所など都会の利便性に慣れ切った東京人間には一時間滞在できないだろう。

いるだけで苦痛以外の何物でもないだろうから、速攻で二次避難を各々考え始めることになる。

しかし、自治体二次避難についてみてみると、さらに想定が乏しい。

例えばさきほどチェックした荒川区域外避難文字はなく、そもそも二次避難対象者は要介護者、障碍者など一般的イメージされる災害弱者のみだ。

東京都の想定は域外避難がきちんと想定されていないなど近隣県との協力体制希薄だと感じる。

恐らく一次避難所が火災で最悪な結果になった場合二次避難所が果たすべき役割は物量としても質的にも格段に大きい。その受け皿は想定されていそうにない。

まり一般市民は一次避難所で命拾いをしたあとは自活を迫られる。仮に二次避難所が一般市民向けに拡充したとしても遅かれ早かれ追い出されるのも間違いない。

さらに、一次、二次避難とすすみ、次の復旧のステップとしては仮設住宅だ。輪島でも仮設住宅をつくる場所が今後の喫緊課題となっているが場所があまりないのがネックだ。

だが、首都直下地震では恐らくもっと悲惨なことになる。

東京都の文書をみても木造家屋密集地域が焼け出されたあとに、大量にあふれ出る難民と化した都民の仮住まい場所をいったいどこに設けようとしているのかさっぱりわからない。まさかほんとに公助ってこれくらいしか想定していないのかと思うが、恐らくそなのだろう。

https://tokyo-bosai-dev.web.app/chart/

そして、遅かれ早かれ二次避難所はキャパオーバーになって出ていけ、という話になり、あとは自分で「自助で」住まいを探してください、防災自助共助ですよ、わかってますね、てなことに結果としてなる。そのとき、人々は数日東京の電車が止まったくらいで帰宅困難者気どりをしていた時代を懐かしく思い出すかもしれない。

運よくたどり着けた仮設とて通常は期限は一年間だ。案外、印西や成田あたりの限界ニュータウン化した郊外住宅地空き地が多いことが功を奏したり、震災被害を免れているかもしれない。そうすれば復興住宅が今まで忘れ去れたような地域バンバンと建ち始める、ということもありえなくはない。

東京が住めなくなったら、ほんと、どこに住もうかな。

2024-01-17

anond:20240115234918

この方を大雑把に「防災研究第一人者」として、しかも御本人は「これから指摘することは、私の責任でもあります。」と述べているにもかかわらず見出しでは「初動に人災」「阪神の教訓ゼロ」とするのは、世論ミスリードしたい気持ちが見え見えで憤りを覚える。

記事を読んだとき石川県防災アドバイザーとしての自分自身反省と読めたのでミスリードしているとは感じなかった。

室崎さん記事に対する一連の批判は、発災直後から報道が、今回の地震津波被害想定外だとする世間の印象を色濃く反映しているように思える。

例えば、asahi記事に対するこんなブコメ

blueboy まったくトンチンカンだな。問題は初動でミスたことじゃない。初動のミスのあとで修正できなかったことだ。大量の一般車両交通渋滞させたのだから車両の選別をして、渋滞を解消するべき。今も。

初動というのは、実のところ、災害時の緊急対応計画にかかれた想定シナリオ以外に動くのは難しい。発災直後の行政の状況というのは情報洪水であり、いちいち判断をしている人的・時間的な余裕はない。だからこそ計画重要なのであり、初動は行政各部署が被害想定を部署別のタスクとして平素からいかに予習しているかにかかっているのだ。

したがって交通渋滞という点での初動のミスは、交通規制計画にかかれていなかったことなのであって、あとで修正できたかどうかはほんとリーダー資質によるという話でしかない。室崎さんの指摘は、現場での判断ミスではなく、計画の欠如という点にフォーカスしているということはまず抑えておきたい。そのうえで室崎さんは前例にないことが起こってしまたことに対する対処提言をいろいろしている、というふうにみるべきじゃないかと思う。

室崎さんの指摘で、情報発信の在り方もそのひとつ

例えば奥能登へは入らないように、としたが、石川県全体に入らないように受け止められたのではなかったかもっと良い周知の仕方はなかったが、など。

増田がいうように、情報発信に問題があったという指摘は重要だ。

石川県能登方面への不要不急の移動は控えてといっているし、個人から支援物資は、受け付けないといっているし、不通や片交だらけの道路で緊急車両邪魔になるとわかって、一般車両の通行禁止が始まった、みたいなニュースもみる。こんな形で「やれないこと」ばかりを伝え、やれることを伝えない報道の仕方も、一般人にはできることはない、というムードを作っていると思う。この点では室崎さんの指摘に同意せざるを得ないと思ってる。

その一方で、増田が以下にいうように

ボランティアによる大渋滞阪神・淡路大震災でも発生したが、それが大きな問題でありコントロール必要があるとされたのは東日本大震災震災以後。被災地に向かう車両許可証を貼っていたのを覚えておられる方もいるだろうと思う。

そのように議論が進んでいる中、室崎先生のこの考えを支持する研究者や行政担当者ほとんどいないと断言できる。

これはその通りだと思う。また、数日前、鍵屋一さんもNHKで、一般の方々、今は待つときです、と強調していた。

しかし、では、肝心のボランティアコントロールって、報道の側面ではどうですか。また行政はそれを明確に示してるだろうか。

どう活動すればいいか、があまり報道されないし、情報提供もされていないのが現状でしょう。

待つことばかりが印象づけられ、実際にいち早く現地入りして活動しているNPOなどもいるのにあまり報道されない。

1日の発生以来、自分がかつて泊まった宿などが心配で、関心を強く持っている一部地域の宿やお店などのSNSをずっとチェックし続けていたのだが、

一週間くらいすると、XXNPO支援を受けて頑張ってます!みたいな投稿がちらほらみられ始めた。

なかには、発災から驚くべき速さで準備を整え、現地入りし、ニーズ調査を開始、物資を届けているNPOもあった。世の中には山岳救助なみの準備が必要とされそうな事態でも迅速に駆けつけるNPOがいると知ったのは個人的には希望だった。実績の多い「震災がつなぐ全国ネットワーク」や「RSY」だ。また被災者SNSで偶然「MAKE HAPPY」という団体を初めて知ったが、世の中、いざ鎌倉みたいに駆け付けられる団体がけっこうあることを心強く思った。

これらの活動たまたま能登半島の特定被災者(以前、北陸旅行宿泊したことのある宿や酒蔵)に関心をよせていたから知りえたのであって、報道だけをみていたらわからないことだった。能登町や穴水町などで数多くのNPO支援団体活躍が聞かれる一方で、奥能登まではまだまだ悪路でごくわずかの団体しかいけていない、という具合に、どのあたりに今現状、支援が進んでいるか、全く進んでいないかぼんやりとしたイメージみえてくる。

苦しんでいる被災者を目の前にして、「道路渋滞するから控えて」ではなく、「公の活動を補完するために万難を排して来て下さい」と言うべきでした。

という室崎さんの考えは、災害対応コントロールという観点からは暴論にみえるかもしれないが、一理あると個人的には思っている。情緒的な言い方をすれば、公けではない活動による突破ブレイクスルーの側面を信じているし、実際そのインパクト無視できない。

いや、むしろ日本防災理念というのは、法律上も公けというのは、自助、共助を補完するものなので、公助が整うまで待てという理屈は実はいびつだ。

ただ、室崎さんが指摘している処方箋が筋が悪いという指摘も確かだ。例えば

 どんな被災地にも、スタンドプレーのように目立とうとする迷惑ボランティアはいます。そういう人たちに向けて、ブレーキとしてのメッセージ必要なのは分かります

 しかし、今回は「控える」の一色になったことで、被災者にとても厳しい結果を招いたと思います交通渋滞問題ならば、例えば緊急援助の迷惑にならない道をボランティアラインとして示す方法もあったのではないか、と思います

というとき、このボランティアラインというのが、どうにもその場の思いつきっぽく響いてくるのも確かだ。

かりにも室崎さんが防災アドバイザーであったのなら、すでに計画の中において方法論が確立され、いざというとき判断をしなくていいように、ボランティアコントロール行政タスクとして、緊急対応計画タイムスケジュール表に記載すべきだったと思う。それを例示としてしか示せないのは計画性の欠如だと思える。

そもそも阪神の教訓というのは、発災直後の、行政部署別の個々のさまざまなタスクタイムラインがなんらかの被害想定をもとに明確に決まっていなかったから初動が遅れた、という問題意識だったはずだ。目標管理型のタスク管理、これが阪神以来、災害関連死が問題となった中越を経て、東日本熊本へとずっと教訓として積み上げられてきたはず。膨大な情報洪水忙殺される発災後リーダーシップには限界がある。現場判断時間をとられ過ぎてはいけない。だからこそ、刻々と変化する現場ニーズ翻弄される前に、計画において予め想定する事態ニーズ)とタスクと何日後までに達成するという目標を明確にする、というノウハウが蓄積されてきた。例えば避難場所トイレ整備ひとつとっても、発注から目標個数まで細かいスケジュールをあらかじめ想定しているのが防災計画だ。

室崎さんが、インタビュー記事の数日前、自身SNSで以下のような提言をしているのは、まさにそういうところだ。

(2)課題解決必要な専門支援者を率先的に受け入れる

 支援あるいは復興では、「残心補填」で先を見ながら必要資源の事前確保をはかることがかかせません。救命救助のニーズが一段落した段階で、大量の消防隊が1週間後の今になって投入されているが、後手に回っている典型例です。今、何をしなければならないのか、3日後に何をしなければならないのかを考えて、必要人材資源を早めに送り込まなければなりません。孤立を解消する活動震災関連死を防ぐ対応瓦礫撤去整理の活動被害事態を明らかにする活動住宅再建に向けた判定と相談業務などが急がれます

 この段階で、「一般」の定義上から目線でされているのが気になるのですが、「緊急部隊邪魔になるので、一般支援者やボランティアお断り」というメッセージが、声高に叫ばれています。その結果として、劣悪な避難所の支援や隅々まで物資を届ける活動が疎かになり、再建や復興相談に乗ることも疎かになっています。ようやく、昨日から自衛隊食事提供が始まりましたが、避難所のケア被災者相談自衛隊消防隊にしていただけるのならいいのですが、・・。

 保健衛生、瓦礫撤去物資配送被災相談などの対応をはかるには、経験技能を持った専門的ボランティア積極的かつ戦略的に受け入れる必要があります。いまこそ緊急援助隊のみ優先の発想を切り替える必要があります

この点では、初動の遅れ、というのは計画必要タスクを想定不足だった、ということだ。緊急対応計画の不備という問題に跳ね返ってくる。

室崎さんが阪神の教訓がゼロになった、と自省するとき、それは室崎さんが指摘する初動における情報収集体制のみならず、ボランティア活動コントロールについて計画面での想定の甘さも検証される必要があるのだろうと思う。しかしながら、指摘されていることは至極真っ当なことだし、経験に裏打ちされたことばかりだ。

しかし、問題は室崎さんの自省として書かれたからどうだとか、室崎さんが第一人者かそうでないか、なんてことではない。

死ぬほどどうでもいいことだ、と思っている。ああこれはないな、とおもうところはあっても室崎さんの言葉から光るエッセンスをくみ取れば十分なんだよ。

2024-01-15

anond:20240114203459

日頃は公的扶助を増やせとか(口だけは)言ってるはてな民が新NISAに群がってるのを見ると笑う

公助を増やせって言ってるやつはなんで新NISAやったらだめなの?

論理飛躍しすぎじゃない?

2024-01-14

anond:20240114173514

それで防げるのは死体の腐敗とかそういうのであって

孤独死自体は防げてないんですがそれは…

家電製品使用頻度でとかスマホアプリとか生存確認するための仕組みは既にある

後は孤独死もそうだけど高齢者家賃払えなくなった場合に叩きだすのが難しいんだよ

今は払えてても病気してそっちで金出ていくようになったら家賃払えなくなるとかもあるしな

公助も勿論あるけど一々大家が介入してとか馬鹿馬鹿しくてやってられない

それで近所に所有するアパート2軒程度とかならともかく

一々大家なり管理会社人間なりが見て回るのは無理だよ、大家自身にも生活あるしな

から最初からハイリスクな客は突っぱねるわけ

2024-01-08

anond:20240108200629

大失敗

一般人権利制限して強制的物事を進めていればもっとたくさんの人をもっと早く助けられてた

公助邪魔する自由放置しているのは政府の責任

anond:20240108185845

その手の理論

まずは自助

次に共助

最後公助

という理論が前提としてあるんで

自分で助けれないなら周りか行政が」

ということで「まずは逃げて」って言ってるけど、PTA消防自治会すら嫌われる現代日本で「共助」なんて成立しないし、金も人もないけど守らなくちゃいけないジジババ子供はたくさんいる田舎自治体で完全な救助なんか無理なんで、実際に災害とか問題が起きると

「まずは自助。無理なら死ね国家の足を引っ張るな売国奴

になりがち問題がある

結婚生活が楽になるは妄想です。それぞれ独立して暮らした方が経済社会保障的に合理的

2023年時点での日本風俗文化(パートナーシップよりも結婚は素晴らしいという文化)の文脈

祝福されたい・子どもお気持ちを考えたいという目的が無いなら経済的弱者結婚しない方がお得です

 

恋人同士として近くに住んで内縁関係の方が生活やすいぞ

世帯収入増えたり・扶養義務まれたら社会福祉が受けられなくなるから

子どもだってシングルの方が公助受けやす

anond:20240108131551 anond:20240108131905 anond:20240108132804

2024-01-07

れい新選組山本太郎議員の現地視察の成果

強調はいずれも引用者によります

山本太郎議員提言

(略)

総理(@kishida230)

県知事(@hase3655)に提案する。

特に県知事には政府に強く要求いただきたい。

(略)

外的要因(外部から流入)が

様々な搬入のネックと考えるならば、

一刻も早く入り口から制限する以外ない。

https://twitter.com/yamamototaro0/status/1743930368649249152

午後6:39 · 2024年1月7日

政府自治体の動き

政府

明日午前8時から石川県のと里山海道」の一部区間の通行を災害復旧関係車両に特化する交通規制を行います一般車は通行できません。

災害復旧関係車両は「のと里山海道」を活用するとともに、一般車については被災地への移動をお控えいただくよう、国民の皆様の御理解と御協力をお願いいたします。

午後2:38 · 2024年1月6日

https://x.com/kishida230/status/1743507317096940015

石川県

石川県からのお願い】

明日から三連休のため、多くの人が移動されることが予想されます

能登方面への不要不急の移動は控えて!

・義援物資は持ち込む前にご連絡を!

個人からの義援物資は、受け付けていません。

人命救助、物資支援の優先のため、何卒ご理解・ご協力お願いいたします。

一般車の故障パンク等)で交通麻痺しま

・県では現在個人ボランティアは、受け付けておりません

午後6:13 · 2024年1月5日

https://twitter.com/motto_ishikawa/status/1743199009395925227

まとめ

山本太郎議員が現地に入って政府自治体提案したことは、前日・前々日にすでに政府自治体対応していることでした。

しかも、山本太郎議員が「外的要因(外部から流入)が様々な搬入のネックと考えるならば」と言っていることは既に政府自治体が強調してきたことで、立憲民主党共産党を含め、普段政府批判的な政党理解して現地に入らないことで合意していました。

結局、山本太郎議員のやったことは、

自らボトルネックとなりに行って、ボトルネック問題だと騒いでいる

に過ぎません。

今回の場合、現地の自治体機能は生きているし、現地に市会議員や県会議員も多くいて、通信も途絶してないのであえて東京から現地入りする意味がどのくらいあるのか疑問ですね。現地の要望が知りたいならそこから吸い上げればいいだけで、現地のリソースを食いつぶす必要はありません。

東日本大震災ときといい、まともに災害対応するつもりがないのでしょうか・・・

余談

石川県ボランティアの事前受付を始めたので、力になりたい人は是非(https://twitter.com/motto_ishikawa/status/1743470393011425428

追記

ブコメから

◯これは誘導を狙ったまとめ。リンク先の一連のツイートを見たら、流入制限はたくさんある提言のうちの1つに過ぎなかった。流入制限提言だけを「現地視察の成果」に見せかけて評価を下げようとする意図がある。

山本太郎はどうでもいいけど、さすがに10個くらい(たぶん)ある提言の1個目の一部だけ切り取って、政府自治体と同じことを言ってるだけみたいなまとめはひどくない?

まずは現地入り自体批判されてるんだから、その大前提を問うただけですが。

しかも、山本太郎議員がまず第一提案している(=一番言いたいことですよね?)ところを紹介するのがそんなに変ですか?

全文知りたいならリンクはってんだから読めば良いでしょう。省略したのがわかるように(略)って書いてますよね?

はっきり言ってまとまりが無くて長い文章なのでわかりにくいですが、現地にいる市会議員や県会議から聞き取りで足りない情報基本的にないですね。あるとしたら山本太郎議員お気持ち部分くらいです。

そこまでいうなら、評価できる部分を提示してほしいですね。わざわざ東京から現地入りしなければならなかった、と言えるくらいの情報があるのであれば。

◯その行政って今まで散々「公助に頼るな先ずは自助・共助」と言って来た側。いざ実践した人間を動くな迷惑だと叩いたらそれは共助もするな、被災者を見捨てろと同義

共助の意味理解できてないですね。

共助ってのは東京から石川まで行って助けることではなくて、もっと近場での助け合いのことです。

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