はてなキーワード: 最期とは
足が骨になってる絵と一生が一日で終わるってキャッチコピーでかなり気になってた。
感想はぁ~。うん、まあまあ。いやあんまり。飽き性の自分にはよくある後半失速映画。
ロケーションはとてつもなく良いんですよね。ホテルはきれいで楽しそうだし、ワンシチュエーションの場所となる海岸の風景も抜群。美しい。
映像もパンで振って戻したときに人物の時間が進んでるみたいな演出は素人でもおーええやんとなる。
シナリオ・設定に難、無理やり、不自然な点はあるものの、だいたいは許容して飲み込める範疇か。
自分は結局、出産までは楽しく見れた。その後はかなりダレて退屈な映画になった。
明確な悪役が同席しない隔離空間でのスリラーは統合失調症の男に頼り、高速な時間の経過は子供の成長という名の役者の入れ代わりがかなりの部分が占める。謎解きをしようにも道具もPCも何もない海岸で、進行方向は気絶する谷間か崖か海しかない。
つまり時間が早く進むという要素を開陳したあとに何のギミックもない。手術や出産というイベントをこなしたあとはただ成長と老化と持病の悪化を漫然と眺め続けるしかなかった。そこに何もないから何も起きないんだよ。まあスリラーってこういうものなのかな?見ないからわからない。
出産もまず精神年齢6歳がいつの間にかセックスしてんなよと。そこはいい。一瞬で妊娠しておなかが大きくなって出産というのはエロ漫画じゃあ勃起物ですが??(特殊性癖すぎる)ぶっちゃけそれやりたかっただけだろって雑にこなした感はあるよね。やりたかったのは高速妊娠だったから子供のことなんて考えてなくて、だから無理やりな理由で子供は一瞬で死にました。赤ちゃんを用意すらしてなかったような?見逃した?死体をくるまれてるていの体が見えないタオルを赤ちゃんとして扱ってる演技になんだかなあと興ざめした。この映画で一切の教育も対した接触もなく高速で育っていく子供を描写しろなんてフリードリヒでも言うまいが、うーん、性教育は大事だよねというメッセージだと思えばいいのか?
それから夜になって暗くなるので印象として話が停滞していくイメージが強くなったかな。いろいろイベントはあるのだが。
あとこれも隔離空間ゆえだけど子供の死因含む登場人物たちの推測のセリフがだいたい事実を言っている前提なのがむずむずする。システムの説明ゼリフにどうしてもなっちゃうよね…。
説明セリフで解説されるように役者の髪や爪はほぼ変化しなくて、大人勢はわずかに皺やヒゲが生えていくぐらいで変化が乏しい一方で、子供たちは急速に成長するものの子供たち同士や自分自身では変化に気が付かず、目を離していた大人が成長を発見してわーきゃー騒ぐのもワザとらしくてうんざりした。姉が成長してピッチピチの子供用水着を平然と着ているシーンはもはやギャグだけど、ハイグレ族?にはこういうのご褒美かもね。
不満はまだあって、ネタバレは長期治験の実験場という話だったんだけど、一度飲んだだけの薬の数年~数十年の効果を観察するってどうなんだろうね。もっと定期服用させなあかんやん?でも一度飲めば数年てんかんが起きない新薬とかすごすぎてんーまーそういうものねとそこは飲み込んだ。
ただし、経過観察が超雑。おそらく目視や映像記録のみで治験なのにバイタルデータはとってないんじゃないかなあ。治験対象外の子供たちだったから子供のバイタルはとってないかもしれないんだけど、でも子供含めた全員の死亡が実験終了の条件なんだから目視で生死判定するよりは取ってるほうがいいよね。だから全員とってないんじゃないかなあ。
そんなこんなで最期のどんでん返しは実は子供たちは生きてました~オチ。目視で溺死判定してたという雑な実験方法がアダでした。雑~。
視聴者もだます方法として珊瑚に水着がひっかかって溺死という見せ方なんだけど、実はそこから珊瑚に亀裂が走って…揺すったらなんとかなりました~と。なんも盛り上がらない「実は…」でポカンとなった。
あとあとあと、これは賛否あるけどいちおう各人物の職業のスキルを活かした活躍や発言があってそこはよかったともこれもわざとらしいとも感じた。そこ重点するならラッパーの黒人にもラップ披露させよう!されたら困惑するけど!
結論、面白かったか面白くなかったかで言えば面白かったんだけど、思ったよりアイデア膨らまなかったね。って感じ。中盤あたりでネタ切れに感じた。狂気や人間関係よりも謎解きや脱出方法を探る方向が好きだったなー。だからキャッチコピーの「謎解きタイムスリラー」には騙された感があるよ!
ヒロシの迷宮グルメ異郷の駅前食堂を見てたらアントワープ大聖堂が出てきてフランダースの犬の話しをしていた
考えてみれば「人生で一番最初に衝撃を受ける死にネタ作品」ってフランダースの犬じゃないか?
なかなかヘビーよな。少年が辛酸を嘗めた挙げ句、愛犬と天国に旅立つって
最期はガチの救い(解脱的なあれ)であって、「生きていくこと」に対する救いはねえってのが凄い
(つっても、人生辛すぎ故「天使に迎えられて神の御下にいけるなんて最上の幸せ」と思うので、今現在の自分にとってはただただ羨ましいだけの物語なんだがな
あ、でも神の国だの天国だの地獄だの輪廻だのは基本的にノーサンキューだけど)
いうて、昔話とかも悪夢だしな
概ね良かったです。トータルでは好印象でしたし、プレイしていて楽しかったです。(その前のイベントがあんまりだったのもあるけれど…)
最初に来た星4だったジークフリートさんが活躍してくれたのも嬉しかったです。サロメちゃんの掘り下げ待ってたしとても良かった。カドアナもとても良い…
三勢力が混沌を極めている所に本家三国志の人来たのも笑った。(張角時代は三国ではない)
その中でも一番良かったのはドン・キホーテの一騎討ち。勝てないとわかっている相手に恐怖しながらも立ち向かう展開、オタクだいすき。超良かった。なのにドン・キホーテ引けなかった。
名もなきアサシンさんもだけど、こういう描写凄い好きなんですよね。
アストルフォが為朝を倒す所も上手かった。
ただ、クリア礼装
これが何かのイベントに実装される礼装だったら全然良いしヒューヒュー!とか思うんだけど、これトラオムクリア報酬なんですよねぇ
それともこの絵が納品された後で突然何らかの理由でシナリオに大幅な変更があって今の形になってしまっただけで、本来のトラオムはクリア後にこの礼装を見ただけでオタクは尊い…と呟き崩れ落ち、涙でイラストが見えねぇ…と嗚咽するようなシナリオだったのかもしれない。
そうなのかもしれない。
でもそうはならなかった、ならなかったんだよゴッフ…
以下トラオムの気になった点。なんども書きますがトータルでは良かったし満足しています。
待ち望まれていたキャラなので実装おめでとう!直前生放送も盛り上がってて良かった。
ただ、その直前生放送での紹介とピックアップのせいで謎の人物シートン(仮)が出て来た瞬間もうシャルルマーニュだとモロバレなのに16節まで謎の人物貫くのやめろ。
こっち(ユーザー)はもう知ってんだよ。とっとと正体表せ。
これで謎の人物の正体がシャルルマーニュと思わせて別のキャラ…マジでシートンとか女教皇ヨハンナの元になったマロツィアとかだったら騙された!となったのに。
これは本当にただ、直前生放送とピックアップ1で早々に情報出しちゃったのが良くなかったよね…。こっちはもうシャルルマーニュが出るの知ってるんだからさ…謎の人物の正体丸わかりだよ…。
情報出しの順番(生放送とピックアップ)若モリアーティと逆にできなかったか?
シナリオではカッコイイタイミングでカッコよく登場してとてもカッコイイのですが
力が無いとかいろいろ言ってずっと何やってんだかわかんない単独行動してたけどそれなんか意味あった…?
はい!ベストタイミングでカッコよく登場!!したいシナリオ都合以上の理由あった????
力が無い事を話してカルデアに協力していれば、直接的な戦力にはならなくてもホームズいるから色々できること考えてくれただろうし、それによって王道界域がやれることの範囲増えてたのでは。
物語で独断単独行動キャラがその単独行動を許されるのは、合流時に単独行動した故の有益な何かを持ち帰ることが条件だと思っているが特にそういうのもなかったし。
本当にドン・キホーテを助けるカッコイイ場面の為だけの単独行動になってしまっていたのが残念。
対王道の切り札的に隠し持たれていた?それにしては捕縛状態が軽いし逃げた時の反応も薄い。
シャルルマーニュだと知られていなかった?だったら何故復讐界域は名もないモブ(だと思っていた)英霊を処刑するわけでもなくわざわざ幽閉してたの???
何故………?
シートン(仮)として意味のない放浪させるよりアトランティスのヘクトールのように、偽のカール大帝として振る舞うドン・キホーテの影響でその場で召喚された方が熱い展開だったのではないだろうか。
ブラダマンテ
良い所無しだった…せっかくメインシナリオ出たのに…
クリスマスイベンント復刻ないのに…
アストルフォとポジション逆にできなかったか?メインシナリオ初出キャラだぞ????
ローラン
聖者の起こす奇跡ってこういうのだよ聞いてるかヨハンナ?でもデュランダルにそんな設定あるんだ。初めて知った。
最期であの演出をするならもう少しローランが王道界域でカルデア側やモブサーヴァントや色々な人と関わっていた描写があったほうが良かったのでは。
ローランが忘れられて悲しいという気持ちにあんまりならなかった。
ユーザーはキャラと違って記憶を無くしてはいないのにクリア後ほぼ忘れられてるのはシナリオ追体験ですね。
直前にネガキャンみたいなキャンペーンやられてたけど防御宝具はマシュやキャストリアいるんだからよっぽどのことが無ければ必要ないんだよな。
スカスカさんをヤケクソ強化したらこっちもヤケクソ強化してやってくれ。
ヨハンナに何故惹かれたのか書かれてたのによくわからなかった。書かれてたのに…。
カルデア関係ない所でヨハンナと絆生まれて関係ない所で良い感じに死別していたがプレイヤーと関わらない所でやられると本当にどうでもいいなとしか思えないな。
ヨハンナ
軽口が叩けてちょっと口の悪さもある少女性と俗世を感じさせる聖職者…マルタさんと三蔵ちゃんとジャンヌ(の主にギャグイベや水着)で散々食べた味に賞味期限平成の夢主スパイスが振りかけられて胸やけがするタイプのキャラだった。
そもそもマルタさんの口の悪さやジャンヌのはっちゃけキャラはイベストや水着での物が多く、どちらもメインストーリーでは聖女としてしっかりキメてる。だからこそイベントや水着のネタが際立つのに。
人類史によって否定された女教皇というキャラクターなのに奇跡は使えたりキリスト教系モブサーヴァントが戦うのに躊躇っていたり、奇跡を使う女教皇なのか否定された女教皇なのかハッキリしない部分に都合良さを感じて困惑。
作者がお気に入りキャラやプッシュしたいキャラにやりがちな「悲劇的な属性は付与したいが無能にはしたくない」欲を感じる。
そもそもサーヴァントが様々な年代の様々な国から召喚されているのならキリスト教(しかもプロテスタント・カトリックで話は変わるぞ)の女教皇の威光に怯むタイプは全体から見て少数派では?
その展開をしたいなら「王道界域にはキリスト教系のサーヴァントが多い(だからヨハンナの威光に負けてしまう)」あるいは「復権界域にはキリスト教系サーヴァントが多くヨハンナによって多大な加護(バフ)がかけられている」という設定が必要だと思う。
そもそも「歴史に否定された本当は存在しなかった女教皇」云々といわれても今更すぎて。
こっちには吸血鬼であることは研究によって否定されているのに無辜の怪物で吸血鬼要素付与されたヴラドがいるし、シャーロックホームズやジキルが「FGOの世界には実在していた」という型月設定でやってるし、アーサー王は女だし、同じトラオム初出キャラにドン・キホーテいるし、シャルルマーニュだってそうだし、幻霊で新宿のアサシンいるし、現実世界で研究によって存在が否定されたのはうちのレベル100ニトクリスちゃんもそうだけどヨハンナのような設定はないし、現実とフィクションに関してはもう新宿でやったので…しかもストーリーへの組み込みは新宿の方が上手かったので…。
「作られた歴史」「研究によって否定された人物」それやりたいなら歴史と史実に誠実な作品でやりな(FGOはそういう作品ではないので)
じゃあうちのレベル100絆MAXのニトクリスの研究による存在の否定もヨハンナと同じように扱ってくれるのか?
すべて「こういうキャラやりたい、シナリオやりたい」が先にあって他のキャラクターや設定と比較したら不具合起きてる。
あとシナリオ上で女教皇ヨハンナの説明もされてないから(史実の物にしろ型月世界での設定にしろ)ヨハンナのこと全然わかなんないよーーーーーのまま光になって消えてしまった。
いつもみたいにマシュが「女教皇ヨハンナといえば!」と解説してくれーーーーーーーーー。カドックかホームズでもいいから。
古の夢主みたいと言われてるのも(別にライターは大昔の夢主みたいにしたろ、と思ってキャラ書いたのではないだろうけど)ちょうどワンピースがシャンクスの娘でルフィの幼馴染で世界的歌姫で声はAd、という比べ物にならない最強夢主キャラをお出しになったのに被ったせいで夢主としても格の違いを見せつけられた形になってしまったので残酷。
いや、別にウタちゃんがいなくてもヨハンナの評価は変わらないけど。
ただトラオムはターン制(〇ターン以内に敵を〇体倒せ)戦闘が多く、それにコンテ石使えないのでコンテ石の意味まったくなくて困っちゃったな
初めて触れた西尾維新作品はジャンプでやってためだかボックスだったけど、それが妙に自分に合ったのかとにかく当時のジャンプ作品で一番好きだった。連載終了後にはファンブックも買ったけど実に読み応えがある物だった。
めだかボックスがこんなに自分に合うんだから他の作品もそうじゃないか?と次に手を出したのは所謂戯言シリーズで、こっちも面白くて西尾維新は自分に合う作家なんだなと思った。モヤモヤする要素も多いけどそういうのも込みで。
戯言の次は人間シリーズ、人間シリーズの次は化物語、化物語の次は刀語シリーズ…と言った感じにハマったり飽きたりを繰り返しながらコツコツ西尾維新の作品を読んでいった。
これ明らかに手を抜いて書いてるな…とかこれ自分には合わなかったな…とか好きな作家だけど割と本によって好みが別れる感じだったけど、それでも大体の本は自分にとっては面白いので読んでいて楽しめる作家さんだった。
2015年にドラマをやっていた掟上今日子の備忘録、2017年にアニメをやっていた十二大戦、2021年にアニメをやっていた美少年探偵団など、この人の本を読まなくなってからも定期的にこの人の作品に楽しませてもらってる。
ファンの間で未完で終わるのではないか?と言われていた新本格魔法少女りすかが数年前に完結したと最近知ってめでたいなと思った。ちなみにこの人が書いたジョジョノベライズの所謂DIO日記は個人的には結構面白かった。
奈須きのこや西尾維新に多大な影響を与えた事で有名な作家さん。西尾維新曰く「作家の間で一番ジョジョが好きな人」らしく、確かにこの人が書いた恥知らずのパープルヘイズは本当に面白かった。
この人の作品はブギーポップは笑わない一作目と恥知らずのパープルヘイズしか読んだ事が無かったけど、何かの拍子にブギーポップの二作目VSイマジネーターを読んだらそれが滅茶苦茶面白くてドハマリした覚えがある。
そこからペパーミントの魔術師まで一気読みして、他にも講談社ノベルスの事件シリーズ、徳間デュアル文庫のナイトウォッチシリーズ、ノン・ノベルのソウルドロップシリーズなどを読んだ。どれも面白かった。
そこから改めてブギーポップの続刊を読み始めたけど、ペパーミントの魔術師までと比べるとどうだろう…と思いながらもこれはこれでやっぱり面白かったんじゃないかと思う。面白い本でなければ何冊も読まないし。
2019年にブギーポップが再アニメ化して、これが昔からのファンには賛否両論な感じの作品なんだけど個人的には大好きだった。VSイマジネーター・歪曲王・夜明けのブギーポップなど好きなエピソードがアニメになったのはたまらない。
一作目のラスボス早乙女君の声が今アニメやってるジョジョのフーゴと同じ人なのが奇遇だな、と思ったり。ビートのディシプリンにも出てくるモ・マーダーの叔父貴カッコ良すぎだろ!とTVの前で大興奮したり。
名前だけとはいえブギーポップ・イン・ザ・ミラー パンドラに出てくる人気キャラユージンが一瞬出演してくれたのは原作通りとは言えニヤリと出来た。その興奮で上遠野作品を全作読み返したりもした。あの時は結構熱量あったなあ…。
アリスソフトがフリー配布している名作シミュレーションゲーム。1996年の作品だけど自分が実際にプレイしたのは今から数年前だったと思う。
これがもう本当に面白くて、PCの前にしがみついてぶっ通しで何時間も遊んでいた。自分がこうなんだからこれを発売当時にプレイしていた人のハマり具合とか本当に凄い物だったろうな、と思う。
所謂エロゲーはこれ以外は同じアリスソフトのしまいま。しかプレイした事無かったけど、何故アリスソフトとランスシリーズが高い人気を誇りファンが多いのかこの二作をプレイしただけでもこれでもかと分からされた。
月刊少年ジャンプ~ジャンプSQで連載されていたダークファンタジー少年漫画。自分はSQ以降の読者なので月ジャン時代はどんな作品だったのか知らなかった。
2014年に連載が終わってハッピーエンドで良い話だったなあ…と途中からしか知らない自分でも思ったけど、ある時「そういえばクレイモアってSQ連載前はどんな漫画だったんだろう?」と急に思い単行本を買い始めていた。
正直SQで連載していた時期はやたらテンポが悪くてキャラは多い漫画だな…としか思っていなかったけど、月ジャン連載時代の頃の話を読むとこりゃおもしれえ!と思った。おねショタ好きだったので主人公二人に凄く惹かれた。
月ジャン掲載分の単行本を全て集めると、今度は家の倉庫に置いてあるジャンプSQを全部引っ張り出してクレイモアを読み始めた。大まかな流れを理解してから読むとこんなに面白かったのか…と思わされた。
数年分のジャンプSQをクレイモアやそれ以外の漫画も含めてクレイモア最終回分まで読むのは中々楽しかった。単行本の巻数的にはそんな長い漫画では無いけど、読み終えた後は実に満足していた。
クレイモアとどっちが先だったかは忘れたけど、自分は平行して八木教広先生の前作エンジェル伝説の単行本も集めていた。これが面白いギャグ漫画で、これ本当にクレイモア描いてるのと同じ人の作品なの!?と思った。
エンジェル伝説の頃からクレイモアのような漫画やおねショタが描きたいんだろうな…と感じられる要素が終盤あったので、クレイモアでそれを実現したんだと思う。今サンデーに移籍して描いてる作品も、いつか読めたら良いな。
ある時「劇場版逆襲のシャアとは違う展開が描かれる」という言葉に惹かれてベルトーチカ・チルドレンを読んだのが小説版ガンダムに触れるようになる入り口だったと思う。
所謂アニメのガンダムは結構見てる方だったんだけど、富野監督の書く小説ガンダムは…何というか文章の癖が強くて、でも原作者が直々に描いてるだけあって自分が求めてるガンダムでもあるのが何ともたまらない物だった。
ベルトーチカ・チルドレンを読み終えた次はアムロが死ぬと言われている小説版初代ガンダム、その次はZガンダム…と言った感じでどんどんガンダム関係の小説を読んでいった。
文章で読むガンダムも面白いな、と思えたお陰で小説媒体という事で触れる事は無いと思っていたガンダムUCにも手を出したけど、これがプロの作家さんが描いた作品だけあって本当に面白かった。
自分がOVA版に完全ノータッチだったのもあるだろうけど、逆襲のシャアとF91の間を描く完全新作ガンダムとして面白くて面白くて続きが読みたくてたまらん!といった感じで貪るように読んでいた。
UCを読み終えた後も完全に「小説として読むガンダム」の面白さに惚れ込んでいたから、とにかく「ガンダム」が題材の小説は入手出来る範囲なら何でも買っては読んでいたと思う。
そのお陰で自分は実機でプレイした事が無いドリームキャストのゲーム「コロニーの落ちた地で…」の大まかなストーリーも林譲治先生の小説版のお陰で知る事が出来た。ガンダムの小説は本当に良い媒体だと思う。
この時期はこれと並行して漫画ガンダムにもハマっていた気がする。アストレイや00Fなどアニメになっていないオリジナル外伝作品がその入り口だったと思う。この頃は本当にガンダム全般を楽しめていた。
ゲームだとGC用ソフトの戦士達の軌跡にドハマリしていたのもこの頃だった覚えがある。初代ガンダムのキャラゲーかと思いきや08MS小隊、ポケットの中の戦争、0083、MSVの要素までガッツリあったのは良い意味で裏切られた。
修羅の門シリーズを読み終えた後月刊少年マガジンの漫画って面白いなーと思っていた頃に出会った作品。コータローまかりとおる!とは多分同時期くらいに読んでいた気がする。
三国志の知識は三國無双くらいしか無いけど歴史ロマンス物として滅茶苦茶楽しめた。と言うか、三国志好きの友人に読んでもらったらこんなの三国志じゃねえ!と半分冗談だろうけど怒っていた。
三国志+北斗の拳というか、主人公志狼くんが明らかに中~高校生じゃない戦闘力の持ち主なのが半分ギャグ漫画みたいだった気がする。それはそれとして北斗の拳っぽい格闘漫画として滅茶苦茶面白かった。
スパイラル~推理の絆~、ヴァンパイア十字界、絶園のテンペストなどの原作を手掛けているここ20年ほどのガンガン作品に触れてる人にはある意味お馴染みの作家さんではないだろうか。
自分がいつこの人の作品にハマったかは正確な時期は覚えていないけど、アルスラーン戦記→ハガレン→ガンガン作品という順番で触れた筈だから恐らく2015年以降、だと思う。確かスパイラルから読み始めた。
とにかく真相が気になる事件を描かせるとこの人に敵う作家さんは居ないのではないだろうか?と思う。一見ファンタジー要素のあるバトル物に見せかけて、結局この根幹にある物は推理物のノリだった、という作品が多い。
個人的に漫画作品での最高傑作はヴァンパイア十字界で、それ以外だと小説版スパイラルが非常に面白かった。二年ほど前にアニメ化された虚構推理もトンチと屁理屈とロジックが実にいつもの城平京作品といった感じで良かった。
大泉洋が主演で映画化された事でも有名なサバイバルホラー漫画。後にレンタルで借りて見たけどネットの高評価通り滅茶苦茶面白かった。
この作品を読むようになったのは完結して終盤の展開があまりよろしくない事を知った後の事だったから、少なくとも完結した後の事だったと思う。
普段この手の青年漫画はあまり読まない方だったんだけど、これは本当に面白かった。実力のある作家さんが日本が舞台のゾンビ物を描いたらこうなる、という感じでゾンビ物が好きな人ならまず間違いなく楽しめる傑作だと思う。
作中に登場するゾンビに噛まれるか引っかかればその時点で感染してアウト、という緊張感が凄まじかった。終盤の展開は確かにネットの評判通りこれはどうなんだろうな…って感じだったけど、そこまでは滅茶苦茶楽しめたから良し!
スーパーロボット大戦にも時々参戦しているロボットアニメ。この時期にニコニコ動画で大ヒットしていて、それに釣られて自分も楽しんでいるニコ厨の一人だった。
どの作品もキャラクター、ストーリー、音楽が魅力的でたまらないぜハニハニ。一作目のブライガーなんかはこれまんまロボアニメ版SFルパンでは?って感じの作風だったけど、面白いんだからとにかく良しと思うべきだと思う。
J9シリーズのロボットやキャラを使いたいがためにスパロボα外伝を再プレイしたりスパロボGCを買うくらいにはハマっていた。個人的にはロボアニメ版「燃えよ剣」な銀河烈風バクシンガーが一番面白かったかもしれない。本当名作。
生まれて初めてリアルタイムで放送を追ったガンダム。これ以前のガンダムは全てレンタルDVDを借りて見ていたので、先の展開が一切分からないガンダムに触れるのは今作が初めてだった。
正直な所自分は一期の時はこの作品に対してあまり良い感情を持っておらずアンチ気味だった。自分が好きだったキャラ達が次々惨死し、嫌いだった側のキャラクターが大した損害も無く大勝利!という見たくない展開だったからだ。
この作品に対する好感度が逆転したのは二期の後半、2017年に入ってからだったと思う。それまでプロットアーマーにでも守られていたかと思っていた陣営のキャラクターが、ある回で戦いの果てに戦死してしまったのだ。
その回以降「あれ?マジでこの作品どうなんの!?」と先が気になって仕方なくなった。ネットでの評判はあまり宜しくなかったけれど、その回以降最終回まで自分はずっと楽しんで見ていた。先の展開が全く読めなかったから。
最後の方はもう次回の放送を一週間待つ事が出来なくて、最新話を見たら一期の一話からまた最新話まで見返す、という事までしていた。今なら到底こんな事やれないと思う。
この作品の結末は個人的には「なるべくしてなった」感じでそんなに悪い物だとは思わなかった。それでも個人的にずっと推していたあるキャラがとても無残な最期を遂げた時は本当に体の力が抜けてしまった。一ヶ月くらい引き摺った。
終盤から荒れ気味だったのもあって放送終了後はこんなにも凄まじいのか…と思うほど荒れていた。5年経った今は多少収まった気もするけど、それでも未だに鉄血の話題になるとピリピリしている人をコミュニティでよく見かける。
放送終了からしばらく立って、この作品のプラモデルがセールになっていたのを見かけて自分もガンプラデビューを果たした。好きなキャラの乗っていた好きな機体の立体を手にするのってこんな感覚なんだ!ってこれも本当に楽しかった。
書店でホビージャパンやグレートメカニック、メカニック&ワールドなど鉄血について語られた書籍を読むのも楽しかった。所謂アナザーガンダムの中でも鉄血のオルフェンズはTOP3に入るほど好きな作品であり好きな世界だった。
先日放送されていた鉄血のオルフェンズ特別編を見て、流石に5年も経てば自分の鉄血熱も少しは冷めたかな?と思ったら5年前と同じように楽しめていて、何年経っても好きって気持ちが冷めないくらい好きだったんだと自覚した。
あまりに入れ込み過ぎたからか、ガンダムとして次回作にあたるビルドダイバーズやビルドダイバーズリライズは鉄血ほどの熱量を持って見れなかった。これはビルド系があくまでガンプラを題材にした作品なのもあるかもしれないけれど。
今年の秋にガンダムシリーズの新作水星の魔女の放送がついに始まる。果たして自分は鉄血の時と同じ熱量で水星の魔女を楽しむ事が出来るだろうか。期待と不安が半々、楽しめたらそれに越した事は無いなあと思っている。
鉄血のオルフェンズの影響でガンプラに触れるようになってから一時ガンプラを集めるのが趣味になっていた。組む方はヘタクソだけど、それでも100円均一ショップで何かプラモデル作りに仕えそうな物とか色々漁っていた。楽しかった。
鉄血シリーズのHGを始め、この時新商品が展開していたビルドダイバーズ、HGUC、Gのレコンギスタとかちびちび買っていた。SEEDの1/144シリーズなんかも安価だったので好きだった機体のキットを少々買った。
プラモデルを触っていて思ったのは、海老川兼武氏がデザインしたMSは本当にどれも良いな!という事だった。グレイズ、ゲイレール、グリムゲルデ、ダブルオーダイバー等々海老川デザインMSのキットはどれも最高だった。
このガンプラという趣味もビルドダイバーズ放送終了後には自然と冷めてしまった、というか懐事情の関係で続けられなかったけど…不器用なヘタクソなりにプラモデルをパチパチと組み立てていくのは面倒でもあり中々楽しかった。
最近エントリーグレードというワンコイン価格で発売されているガンプラがあるので、それを手に取って遊んでみたいな…という気持ちはある。またお金に余裕が出来たら手を出してみたいと思っている。
とりあえず思い出せる物を思い出せる限り書いてみた。他にもあるだろうけど忘れていて思い出せないのが残念。また思い出したら書いてみよう。
【追記】誤字を直した
【追記2】誤字を直した
【追記3】
トラバやブコメでこの日記に対して色んな事を言ってくれる人達が居て嬉しい。昔の作品も今の作品も面白いよね!続きが気になってたまらないくらいハマれる物に出会えたら、それは本当に最高だと思う。
自分の好きな作品に対して何かを言ってくれる人やこの日記に対して何かを言ってくれる人が居る事がとにかく嬉しい。ありがとうございました。記憶から抜けてる好きだった物についてもいつか何か書けたら良いなぁ…
【追記4】anond:20220722013251に続く。
安倍晋三暗殺事件をきっかけに統一教会(世界平和統一家庭連合)に注目が集まっているが、保守系(反リベラル、反ポリコレ、反中韓)に分類できる文化人のなかで、はっきりと統一教会批判を行なっているのが旧2ちゃんねる(5ちゃんねる)関係者のひろゆきと山本一郎なのは興味深い
一説によれば、旧2ちゃんねるは一時期、統一教会に乗っ取られかけたという噂がある。この点を抜きにしても、基本的に1970年代生まれ以下の世代は、保守や愛国を唱えていても頭の中は近代合理主義者で、土着的・伝統的な家族観とか道徳観はちっとも好きではないのだ。
東浩紀(1971年生)は統一教会を「カルトかどうか判断できないだけ」と述べてひんしゅくを買った。ただ、これは統一教会の擁護というより、スターリニズムや連合赤軍のような原理主義的なドグマに陥ることを恐れるあまり、「二項対立に囚われないように判断保留する」というポストモダンの思考を原理主義的なドグマにしてしまった模様。
一方、三浦璃麗(1980年生)は、何やら統一教会と利害関係があるらしい。
https://twitter.com/333_hill/status/1300961546693083137?s=12
http://japanhascomet.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-e4d640.html
東や三浦はさておいても、高度経済成長期以降に育ち、冷戦体制崩壊後に成人した団塊ジュニア以降の世代は、基本的に統一教会的なものが嫌いだろう。俺もな。
今では忘れ去られているが、2000~2006年ごろの2ちゃんねるでは、韓国、中国、民主党だけでなく、森喜朗に代表される体育会系、マッチョ価値観の自民党重鎮も不人気で、平然と皇室をコケにする書き込みだって多数あった。非合理的な宗教団体は嫌われ、前近代的な家制度の束縛とかブラック企業的な上下関係を肯定する主張は評判が悪かった。
かつて2ちゃんねるに大量にいたネトウヨことネット右翼は、なぜ韓国人や中国人を嫌悪したのか? 戦前戦中の日本に対する非難が自分個人への非難のように思えた点に加えて、韓国人や中国人の振る舞い(声が大きい、言動が粗暴、上下関係がきびしい等)に「前近代」の臭いを感じ取っていたからではないか。
ネットでは保守愛国を主張して戦前日本を賛美ながら、平然と「中国、韓国は儒教国家だからダメだ」と言う人間が少なくない。お笑い草である。戦前までの日本だって支配階級の基本思想は儒教だった。幕末に尊王攘夷運動が起きたのは江戸時代に朱子学が普及して、「幕府が天皇から権力を奪っているのは忠義に反する」という考え方が広まった結果だ。明治維新後も、明治天皇の教育係の元田永孚は西洋嫌いの儒学者で、名君の教科書として唐代の『貞観政要』を読ませたし、教育勅語は儒教的価値観の産物だ。
だが、どうやら団塊ジュニア世代以下のネトウヨの頭の中にある理想の日本は、最初から西洋的価値観の近代国家だったらしい。彼らには古代中世の日本の伝統的価値観を本気で学ぶ気などなく、和歌や能楽や歌舞伎や浄瑠璃より、漫画やアニメやゲームが好きなのが本音だろう。そういえば橋下徹も、平然と文楽の予算を削減しようとしてたな。
「保守・愛国を唱えながら近代合理主義で何が悪いの?」と言う人もいるだろう。世の中には、何も悪いことをしてない人間にも病や死や不幸が降りかかったり、不合理がいくらでもある。何でも理性で解決できると思い、現代人から見れば非合理な考え方に従っていた古代や中世の人間を愚かとしか見なさないのは、思い上がりだ。そうして過去の時代の人々という他者への想像力を持とうとせず、過去の世代が積み重ねてきた道徳観への敬意がなくなると、経済的な損得ばかりが最優先の価値観になる。「皇室の維持は国費の無駄だから天皇制反対」と言い出す者も出てくるかもしれない。
そうなれば、単に力(財力、権力、情報発信力)がある奴が勝ちだ。日本でもドナルド・トランプのような男が国家元首になるかもしれない、トランプならまだ人物的に面白味があるが、竹中平蔵やワタミが大統領になったら本当にイヤだぞ。
統一教会は2015年に世界平和統一家庭連合と改名した。団体名に「家庭」とつくのがポイントだ。自民党による憲法改正案で、第24条に加筆された「家族は、互いに助け合わなければならない」という一文は、統一教会の主張と同じだといわれる。また、「こども庁」の名称が「こども家庭庁」となったのは統一教会の影響という説もある。
https://twitter.com/izumi_akashi/status/1548537253018103808
つまり、統一教会はとにかく家族の重視を唱える。彼らの教義は、俗流キリスト教と、家父長の権威や先祖供養を重んじる東アジア的な儒教道徳の混合物で、教祖の故・文鮮明をお父様、その妻の韓鶴子をお母様と呼ぶ。このような教団組織という大きな家族への絶対服従を唱える思想が、皮肉にも結果的に山上徹也個人の家庭を破壊した。
『週刊文春』7月21日号では、橘玲が「リベラル化した社会に敗れた男の”絶望”が暴発した」と題して、安倍晋三を暗殺した山上徹也のことを論じている。現代は家制度の束縛などが機能しなくなった「自由」な社会だが、それゆえに自力で自己実現できなかった孤立した人間が増えているといった内容で、その極端な暴発例に2008年の秋葉原通り魔事件や、2019年の京アニ放火事件を挙げている。指摘自体はおおむね間違ってないだろうが、なぜそのような世の中になったかの説明が抜けている。
リベラル思想以前に、社会構造の変化がある。そもそも、伝統的な家族観、家父長の権威とか、早く結婚して何人も子供を産むのが良いことだという考え方は、近代以前の農村社会が前提だ。農家は個人経営で、家父長のもとで妻子が一緒に農作業し、働き手として子供の数は多い方が都合よいから多産が奨励された。そして、農地という生産手段を継承するために血統の存続が重視され、先祖からの連続性が意識されていた。漁村も商家も同様に家族経営が基本で、船や商材を継承するため家制度が重視された。
ところが、産業革命期以降になると、農村の余剰人口は都市に流れて工場労働者となり、先祖代々の土地と家から離れて生きるようになる。労働者はみんな家庭外で雇用され、子供は家族から切り離され、父親も母親も子供も(昔は各国で児童労働が横行していた)ばらばらに働くようになり、自宅の窯でパンを焼いたり時間をかけて食事することもできなくなった(『世界の歴史 第25巻』(中央公論社)270p)
統一教会のような反共主義者は、「左翼リベラル思想が伝統的な家族観を破壊した」と主張するが、この解釈は因果関係が逆転している。共産主義は、工業が発達して伝統的な家庭を成立させる農村社会から切り離された都市労働者が世にあふれた結果から生まれた思想だ。マルクスより先に、経済的利益のために伝統的共同体を解体して蒸気機関と工場労働者を世に広めた資本家がいたのである。
逆に、農村社会に戻れば前近代的な家父長制は復活するだろう。だったら、商工業を全否定して国民を農村に強制移住させたポル・ポトのカンボジアこそが理想かよ?
先進国では工業化社会がさらに進むと、世の中は第三次産業中心になり、庶民はみんな勤め人の都市生活者となっていった。これは産業社会の要請によるものだ。以前も書いたが、(https://gaikichi.hatenablog.com/entry/20170522/p1)高度経済成長期に中卒や高卒で都市の工場や商店に就職していった女性は、左翼リベラル思想に影響されて社会進出し勤め人は世襲の家業ではないから、妻子が家に従属する必要はない。リベラル思想に関係なく、前近代的な家制度の束縛が弱くなるのも当然だ。生まれた時からこういう環境に慣れきって育った世代が、家父長の強い権威やきびしい上下関係を嫌うのは必然だろう。
こう書いている自分も、会社員の家の次男坊で、実家に従属する義理はないから上京以来ろくに親元に帰らない。長男の長男だった兄まで、ついに生活のためやむなく父の墓がある土地を離れてしまった。先祖代々の土地や家業を持ってるのではないのだから仕方ない。
統一教会のような保守派は、家族が大事だと主張するけれど、口先の精神論ばかりで上記のような社会構造の問題にまったく踏み込めていない。
困ったことに、農村社会や家制度のような伝統的な中間共同体が力を失うと、その代替物として、一足飛びなナショナリズムかカルト的団体に帰属意識を求める者が増える。
エマニュエル・トッドは、『シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧』(文春新書)で、宗教的伝統が衰退すると代わりに排外的ナショナリズムが台頭すると述べていた。何でも、ドイツでは19世紀末から1930年代に昔ながらの教会を中心とした農村共同体が弱体化した代わりに反ユダヤ主義が台頭し、ナチス支持につながったという。
統一教会をめぐる報道で、山上徹也の母のように財産すべて差し出す信者の気持ちが理解できないという人は多い。しかしながら、外部から見ればいかに狂信的な団体でも、内部の信者には何らかの「魅力」がある。
先に述べたように、世の中にはいくらでも非合理的なことがある。それまで合理主義者だった人間が、病や死のような自分の力に直面していきなりオカルトや宗教に走った例は少なくない。帝国海軍の名参謀だった秋山真之や、アップルのスティーブ・ジョブスのような英才も、最期は近代医学に頼らず怪しげな方法に頼って病を治そうとして、かえって早死にした。こういう極端な思考に走らないためにも、世の中は理性で解決できないこともあると頭の片隅に置いて、非合理的なものへの免疫をつけておくこと必要だ。
そこまで追い詰められなくても、「大きなものにつながりたい願望」を抱く人間は多い。人には何かに帰属することによって得られる充実感というものがある。これは左派陣営の団体も同じだ。
こう書けば左翼リベラル派は激怒するだろうが、世の中には男尊女卑や家父長制に身をゆだねることに安心感を抱く者もいる(俺自身は嫌いだが)。いかに社会制度が近代化しても、誰もが自立した個人になれるわけではないのだ。
あの気持ち悪い集団結婚式にしても、なまじ自由恋愛の時代になると結局誰も選べずに結婚相手が決まらず、いっそ超越的な立場の第三者に一方的に決めてもらう方が安心、という人間も世の中には一定数いるのかもしれない。
これも以前に述べたが、カルト宗教などが行う洗脳とは、命令に従わせることではなく、被洗脳者が自発的に洗脳する側に忖度するように”誘導”することである(https://gaikichi.hatenablog.com/entry/20121101/p1)。
その手段として「場の空気」の力がものを言う。場の空気を使った洗脳はじつに簡単だ。こんな話がある、皆さんはカップ入りアイスクリームを食べるとき、どこから食べるだろうか? たいてい最初はカップの縁にスプーンを入れるだろう。あるとき数人の集団で、1人を除いた全員があらかじめ示し合わせて、みんなカップの真ん中にスプーンを入れて食べ、残った一人を「端っこから食べるなんてセコいなあ」と言ってからかった。仲間外れにされた1人は本気で、自分の方が異常で、アイスクリームは真ん中から食べるのが世間の常識だと錯覚したという。
これと同じように、閉鎖的な教団内では容易に「みんな多額の献金をしてるんだから、そうしない自分の方がおかしい」と思い込むように仕向けられる。宗教団体も、ネットワークビジネスも、会員制オンラインサロン商法も同じだ。
信者は教祖や教団幹部個人の命令に従っているというより、信者集団の「場の空気」によって献金しなければならない気になっている。周囲にいる人間が競い合って同じことをしているのに、自分だけそれをやらないと自分の方が変だと思い込んでしまうのだ。そりゃ「空気を読む」ことが至上の美徳という価値観で育った日本人なら従ってしまうだろう。
2022年現在の状況では、まだまだ自民党に対する統一教会の影響力は強そうだ。しかし、このまま上記に述べたような近代の社会構造が続くのであれば、20~50年ぐらいの長期スパンで見た場合、統一教会的なるもの――家父長制バンザイのカルト宗教は徐々に人気を失っていくだろうと考えられる。
実際、100~200年ぐらいの視野で見れば、左翼リベラル陣営はずっと勝利し続けている。世の中は、近代的な商工業が発達すればするほど、上下関係は緩くなり、男女は平等に近づき、セクハラやパワハラは嫌われ、体罰や理不尽な校則は廃止される方向に進んできた。
ただし、それは必ずしも自由平等人権といったリベラルイデオロギーの魅力による勝利ではない。単に文明の発展によって、人間が図々しくなっただけだ。
近代以前はあらゆる労働が筋力中心だったから、無条件に成人男性が一番偉くて、女子供は成人男性に従うものだった。しかし、そのような価値観は、スマホやコンビニやAIやドローンの普及と引き換えに後退しつつある。あるいは、汗臭い筋肉労働を人件費の安い海外にアウトソーシングしたり国内の視野から消し去っただけだ。外国人技能実習生の世界では、依然として日本人相手なら許されないパワハラが横行している。
いかに自由平等人権といったリベラルイデオロギーの字面が美しくても、思想だけで世の中は動かない。民主主義は古代ギリシャにもあったが、あらゆる労働が人力の時代だったから、ついぞ奴隷制は廃止されなかった。19世紀に入るとイギリスもアメリカも奴隷制を廃止したが、それはリベラルな人道主義者の主張より、奴隷を使うプランテーション農場と比較して工場経営のほうが儲かると判断されるようになった影響が大きい。
統一教会による霊感商法、巨額の献金要求は許しがたい犯罪行為で、自分もこういうカルト宗教は大嫌いだ。ただ、統一教会的なものを嫌悪する自分たちは、たまたま土着的な農村社会が崩壊して家制度の束縛が機能しなくなった時代に生まれ育ったから、統一教会的な家父長制価値観への Permalink | 記事への反応(1) | 23:06
孤独な主人公。学費滞納のために大学から除籍され、サンクトペテルブルクの粗末なアパートに下宿している。
マルメラードフの娘。家族を飢餓から救うため、売春婦となった。ラスコーリニコフが犯罪を告白する最初の人物である。
予審判事。ラスコーリニコフを心理的証拠だけで追い詰め、鬼気迫る論戦を展開する。
兄や母の事を考え裕福な結婚をするため、ルージンと婚約するが、ルージンの横柄さに憤慨し、破局する。
以前家庭教師をしていた家の主人スヴィドリガイロフに好意を持たれている。
ドゥーニャを家庭教師として雇っていた家の主人。ラスコーリニコフのソーニャへの告白を立ち聞きする。
マルメラードフの遺児を孤児院に入れ、ソーニャと自身の婚約者へは金銭を与えている。
妻のマルファ・ペトローヴナは3,000ルーブルの遺産を残して他界。
ラスコーリニコフの友人。ラズミーヒンと呼ばれる。変わり者だが誠実な青年。ドゥーニャに好意を抱く。
居酒屋でラスコーリニコフと知り合う、飲んだくれの九等官の退職官吏。ソーニャの父。
仕事を貰ってもすぐに辞めて家の金を飲み代に使ってしまうという悪癖のため、一家を不幸に陥れる。最期は馬車に轢かれ、ソーニャの腕の中で息を引き取る。
マルメラードフの2人目の妻。良家出身で、気位が高い。肺病と極貧にあえぐ。夫の葬儀はラスコーリニコフの援助によって行われた。
7等文官の弁護士。45歳。ドゥーニャの婚約者。ドゥーニャと結婚しようとするが、ドゥーニャを支配しようとする高慢さが明らかになり、ラスコーリニコフと決裂し、破局する。
ラスコーリニコフへの当て付けにソーニャを罠にかけ、窃盗の冤罪をかぶせようとするが失敗する。
役人。サンクトペテルブルクでルージンを間借りさせている。ルージンのソーニャへの冤罪を晴らした。
高利貸しの老婆。14等官未亡人。悪徳なことで有名。ラスコーリニコフに殺害され金品を奪われる。
アリョーナの義理の妹。気が弱く、義姉の言いなりになっている。ラスコーリニコフに殺害される。ソーニャとは友人であった。
彼女の娘であるナターリヤ・エゴーロヴナ・ザルニーツィナはラスコーリニコフと婚約していたが、病死している。
ラスコーリニコフが住む区の警察署の副署長。かんしゃく持ちで、「火薬中尉」とあだ名される。
CMでミュージカル風の女性の声が聞こえてきて、あ!って思ってからすぐに心が暗くなった。
さやかちゃんの声に聞こえた気がしたけど全然別人で、それに気がついてからそうだ、亡くなったんだって思い出して悲しくなった。
なんだろう。たしかに悲しい最期だったのかもしれないけど、そんなに消しゴムで消したあとさえ残らないくらいにきれいになくなっちゃうのかな。
なんというか、そこに空いてしまった穴を感じながら生きていたいのに、その穴すら最初からなかったみたいなテレビの空気がとても怖い。
別になくなった人に限らない話で、人間の記憶力なんてそれくらいいい加減なものなんだなって思いながらも、でも、やっぱり自分が応援していた人がそうなるのは率直に寂しい。
昔のアニメの声優が変わったところで、今のアニメの声優に違和感しかないのと同じで、自分の中ではアナはずっとさやかちゃんなのだと思う。
それをなかったことのように一気に塗り替えようとするその力そのものが怖い。
一時代を築いた人でさえそうなのに、誰にも知られないような自分なんてどれだけ早く人の記憶から消えていってしまうのだろう。
便利なのはかまわない。もう不便には戻れない。
1.街に繰り出します
3.起きた時の状況、所持品、記憶の断片から昨日の行動を推理します
例
起きた場所:自宅
記憶の断片:最後に飲んだ店カード使えるはずが使えず金が足りなくてツケにしてもらった ・どっかで吐いた
所持品:お金が増えてる財布
とりあえず銀行の入出金記録を見ると店のすぐ近くのコンビニでお金をおろしてた
おろした額からちょっと減ってるところをみるとツケでいいと言われたけどお金をおろしに行って支払いに戻った?
距離が近すぎてタイムラインに移動が反映されてないので確定できない
その後終電無いのに駅まで歩いてる→最近タクシー少ないから探してるうちに駅にたどり着いた?
そして駅で謎の30分滞在。これは全然わからない。力尽きていたのかも。吐いたのはここか?
ツケの金額が書かれた紙、タクシーの想定額、記憶にある財布の残金、おろした金を総合すると
2000~3000円くらい足りない気がする。迷惑かけたから釣りを断った?
そもそもツケを払っておらず金を落としただけという可能性も否定できない。
とりあえず週末菓子折りもって詫びに言ってくる😔
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20220708/k10013707681000.html
ここのブコメを見て深刻に喰らってる。なんで一人の人間の死にここまで心無い言葉を発せられるんだろう。政治的なことにはもっと時間をおいて総括すれば良くないか?「ご冥福をお祈りします」を取ってつけただけのブコメ。それがただただ悲しい。なんかすごく悲しい。思想信条は違えど、懸命に生きた人の不運な最期にかかる言葉がそれでいいのか、今一度考えてみて欲しい。
自分の思想は全く書いていないし読み取れないと思うが、決めつけがすごくて驚いている。懸命に生きてない、というコメントも自分本位な狭い視野。一生懸命に生きてなければこの国の総理なんか何年もやれるかよ。懸命に生きてない、と言った人がその人なりに懸命に生きているのと同じこと。悲しい。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20220708/k10013707601000.html
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20220708/k10013707681000.html
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20220708/k10013707601000.html
12:45時点
id:kyo_ju "血を流していて銃声のような音が聞こえた…現地では男が身柄を拘束されているようだ"権力側の自演か否かにかかわらず改憲や治安立法に最大限利用するだろうし、社民共産や立民左派へのテロが実質解禁されるだろうね
id:SndOp この時点で心肺停止だからな。長くやってきたうえに居座っているので与党から野党の政治勢力、国内から国外、民衆からプロまでストーリーが色々考えられる。
id:kuborie 弔い合戦になって選挙で圧勝するパターン。最期まで身を挺して自民党に貢献してくれるとは………惜しい人を無くしました………それよりも金融政策の正常化を。
id:takeshi1479 本当に打たれていたら選挙圧勝だろうね
id:pif まあ安倍の失政により多くの国民が貧困に苦しみ、命を奪われた人もいるだろうからな。これくらいの恨みを買うのは当然では。
id:takahiro665 司法が忖度し続けたツケだな。
id:hetarechiraura ほんまに殺す奴があるか/最悪な形で教科書に載るやないか/これ参院選で自民大勝あるで…。憲法改正がナラティブになっちゃった。
id:gowithyou 銃が使われたということは地元の暴力団と安倍の政治団体の確執だろう。安倍にはアベノミクスの失敗を見届け、責任を取ってもらわなければ困る。
id:mouseion これで逮捕されたのが外国人なら外国人技能実習制度などの悪法が原因だしヤクザなら工藤会等による報復(火炎瓶事件以来)だった可能性がある。とにかく安倍さんは敵を作りすぎたね。しかし拳銃って凄いな・・・。
id:u-north まぁ、そうなるな
id:muryan_tap3 今なのかよ…と思ってしまった。それも散弾銃。腸の病気はしてても心臓や肺のダメージは過去になかったろうから今回は帰ってこれるだろう。
id:altar まあでも「選挙に対して学習性無気力」「国民を舐め切った政治家にわからせたい」から出る結論ってこれだよな。方向転換を促す威嚇射撃をしないのはマナー違反だが。
id:ishikawake ザマァと思うと同時に"これで自民圧勝か……""岸田のやりたい放題になるな……""猟銃の規制が厳しくなりそうやな"と思う心が汚れているワイ
id:Saint-Exupery アベが民主主義の殉教者におなられた。しかし良い時代がやってきたな。殺人でしかなにも解決できないなんて当たり前が当たり前になる時代の到来だ。
id:kindara まあ権力者と国民は対等じゃないからね。対等さを保証する警察、検察を捻じ曲げたと言われている安倍首相ですから、こういう手段に出られるのもある意味で納得はできるけどね。
id:manjirou99 これからちょっと有名な人はキャンセル病が重症の人の依頼でどんどんヒットマンに暗殺される。20万円でダークウェブで依頼し依頼を受ける人いればこの警備レベルではバンバン殺されるよ。素人でも暗殺できるザル警備
id:chocolatedisco1053 こんな日本にしたのは間違いなくここ30年の政治のせいです。これだけは事実
id:punkgame 一般人が持てる権力に歯向かえる力は数と武力のみなので、どこかで無法地帯にならないと永遠にバランス取れない。選挙に行けばいいとかそんなんではどうにもならないこと実はみんな心の中ではわかってるんでしょ?
id:Cunliffe こいつには生きて自分の悪事を明らかにしてもらう必要があったんだが、選挙後も生きていられちゃ困る人たちがたくさんいるんだろうな。で、これは犯人捕まらないな/そして同情票で自民党大勝利かしらん。
id:WhiteWillow 銃撃はいけないと思うけど、撃たれても仕方ないと思ってしまうわ。それくらい悪い事をした人
id:m4ilnds この人の悪事は裁かれることなく、被害者として名が刻まれることになるとしたら、本当に残念だ。
id:gomaaji このままだと暴力で解決する人も、革命に走る人も出るだろうと思ってました。良し悪しではなく、やっぱりねとしか。
id:qawsklp これは報いかもしれない。神さまはその人が何をしてるかよく知ってる。正直に人生生きていればこんな事件は無かったかもしれない
id:VodkaDrive 元首相クラスの政治家を狙った銃による暗殺テロが日本で発生する、「そのうちそういう社会になってしまうかもしれない」とは考えたが今現在に起きてしまうとは…憂鬱だ/劇的な死に方で安倍が美化されても嫌だよ
id:pmonty 「仕方なかったんじゃないの」という印象。現状、政治家や官公庁はずいぶん法をないがしろにしているけれども、ほとんど裁かれないからね。
id:xevra コレはダメだ🙅♂️ どんなに薄汚い犯罪者でも法の元に裁かれるべきであり暴力に訴えてはならない!まぁ法が機能してないんだがな
id:beginnerchang さすが知能が鹿未満と言われる奈良県民なだけある
id:manjirou99 これからちょっと有名な人はキャンセル病が重症の人の依頼でどんどんヒットマンに暗殺される。20万円でダークウェブで依頼し依頼を受ける人いればこの警備レベルではバンバン殺されるよ。素人でも暗殺できるザル警備