はてなキーワード: 輪廻とは
男は男で逃げられない大黒柱としての重圧を背負い永遠に頑張り、
女は女で誰からも評価されず良くも悪くも変わらない毎日の家事を永遠に頑張っていたのに、
どうしてお互いのことを思いやることができないのっ!!😢
でもそう考えるとパート主婦みたいなのがいいとこどりで一番ずるい存在だよな。
片手間で楽な仕事やってそこそこの承認欲求を満たし、かと言って大黒柱として家族を支え続ける責任は背負わない
家事と仕事の両方をやるって言っても、お互いをお互いの手抜きの言い訳として使い、「働いてるんだから家事が雑でも仕方がない!!」「家事もやってるんだから稼ぎが少なくても仕方がない!!」
ワイは夫婦の分担では役割を背負いきる覚悟みたいなものが大事だと思うけど、
キング・クリムゾンのボスは悪行を繰り返した結果、ゴールドEによって永劫にこ〇されるという輪廻に入ってしまった
あとはさっしろ
GERによる無駄無駄ラッシュによって川に吹っ飛ばされたディアボロだったが、何とか生き延びていた。たくさんの地下道が通っているというローマの土地勘を利用し、排水溝からの脱走を試みるがそこに突然ナイフが刺さる。ディアボロが流れ着いた場所はホームレスのたまり場であり、ナイフはコートを盗まれると思ったホームレスから警戒されて飛んできたものだった。彼らの周辺には麻薬の注射に使ったであろう注射器が転がっており、自らが広めた薬物の常習者に殺されるという皮肉な死に様を迎えたのが始まりだった。
次に目がさめるとディアボロは手術室のような場所に仰向けになっていた。隣には女医がいたが、話しかけても聴こえていないのか反応がない。彼女の発言からこの場所が遺体安置所で、これからやろうとしている事が遺体の解剖による検死である事に気付く。そして先ほどのナイフによる切り傷を調べるため腹部を切開され、目の前で自分の肝臓を摘出されるのだった。身動きはできなかったが痛みはしっかりとあり、健康な肝臓だと女医は褒めていた。
今度は大都会へと飛ばされるディアボロ。つい先ほど体験したものは夢だったのか、しかしそれにしてはあの想像を絶する苦痛はリアルすぎる、また何か起こるのではないかと動揺していたところを、心配した老人に声をかけられる。しかし老人の飼い犬が吠え出した事に驚いてしまい、歩道を踏み外し猛スピードで車が走行する車道に飛び込んでしまった。(アニメではいきなり背後から吠えられたため驚き、その拍子に縁石に躓いて車道に飛び出している)
ジョルノ・ジョバァーナ「終わりのないのが『終わり』 それが『ゴールド・E・レクイエム』」
ただ死ぬだけならともかく、刺殺、遺体解剖、事故死という三度にわたるリアルな臨死はいずれも壮絶なものばかり。
これらを連続で体験したディアボロは次に草原に飛ばされたとき、どこから「死」が襲ってくるかわからなくなり、とうとう話しかけてきた少女にまで怯えるようになっていた。
くっ ハァ…ハァ…
くう………
ハァー
オ、オレは
次はど……
どこから……
い…いつ
「襲って」
くるんだ!?
オレは!
オレはッ!
オレのそばに近寄るなああーッ
余談
「ソルベを生きたまま輪切りにしてホルマリン漬けにしたボスが、生きたまま解剖される」
「組織の飼い犬にしていた老人を自殺させたボスが、老人の飼い犬に吠えられて事故死する」
「自分の正体に繋がる実の娘を殺そうとしたボスが、小さな女の子に姿を見られただけで怯え狂う」
またEX、DXだとか、Xiとかのようなものについてもひとまず除外している
将来的になるやつもまとめておくゼ
シリーズ名 | 対象作品 | 備考 |
イース | イースX(?) | |
Ultima | UltimaX(?) | |
メダロット | メダロットX(?) |
悲しき輪廻が始まるやんけ
みんな謎が大好きで、謎があれば解明したがって、解明したらまた次の謎を探しに行く…
そんなに謎が好きですか〜ふぁ〜
分かりますぞ、分かりまするが、そんな永久機関みたいな輪廻みたいな生き方で良いでごわすか?
ワイは謎なんて糞食らえのサボりおばさんでごわすが、謎なんていらない、分かりきった世界で平安ほのぼのワールドで暮らすのも乙というものですぞ、皆の衆
ワイの暮らしは毎日の繰り返しでごわすが、それでも満足してるでごわすぞ
アニメアニメ、アニメの毎日でごわすが、それこそルーチーン化しておりまして、別に特別な推しなど作らずに回す、回す、回すのアニメ見るだけロボットで仕事終わりの夜を過ごすのであります
それはそれで良いのでござるぞ、彼氏とか結婚とかそういうのは一切合切忘れてお酒も飲まずハーブティーとやらを嗜みながらぼーっと、そりゃあまあぼーっと呆けてひたすらアニメを見るのであります
新しいアニメも見るでごんすが、古いアニメを何度も何度もみるでごわすよ。何のアニメかは個人情報でごわすので控えるでやんすが、古いアニメは展開も結末もセリフもわかっているでやんすから、安心安定公務員もビックリの繰り返しワークになるでやんすよ
ヤァヤァ皆の衆、集まってくださって恐縮でやんす。ここらでお茶でも飲んでいかませぬか?
謎なんて解かずに、知ってるものを何度も繰り返す、それこそが人生、オタクライフでやんすよ
謎解明は業でごわすよ、やめなはれ
自ら死のうとか考えるなよ
なぜ人が死のうとするのかはアキネーター3〜6問で分かるんだからな
もう精神病棟で拘束するしかないんすよ。あらゆる物事が死のピタゴラスイッチのどこかの仕掛けを起動しちゃう状態なので。
ちなみにここまでの言説に根拠や網羅性はないので頭に入れるな。
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ここからは確実な話の本題なんだが、俺の友人の話なんだが、例の動画でシコった。
そいつはXVideos以外からスカトロ等のグロ系ポルノ動画が排除されたことに怒るが、アングラサイトは見ないくらい正義感のある普通の性的癖の男なんだが、なんかシコってしまったらしい。
あとその後Twitterのアカウント2つ見つけて、さらに1アカウントごとに1回シコったらしい。それぐらい興奮した。
普通に画像やツイッチの配信動画を保存したらしい。最後にスマホを持ってたことから輪廻を信じてる説や最後に後悔したような嘆きを聞き、それがなぜか良いものに思えるらしい。
彼は良心がすごいから葛藤しかけたけど、別に普通に暮らしてるらしい。
あとエロ画像フォルダ(ラジオ系、という名前で偽装してるし.nomediaをちゃんと置いてる)にわざわざ特設フォルダを作って、写真や動画を入れ、zipにしたらしい。
でも、彼は普通に生きてるし、何も苦しくない。それでいいんです。死をなんと捉えるか、それはなんでもいいんです。ただ、ただただあなたの晴れ着姿がみたいから、20年生きてくれ、答はいらない、20年後に聞きます。#拡散希望。#希望の拡散。#絶望の散逸。
脅しなんだよな。そして語ってる奴がたいていウエメセ。
「俺、この世の仕組み見抜いちゃってるんで」って奴
座禅で肩を棒で殴ったりもする
なんなんあの人たち
世の中の役に立ってる面もあるけど、証明できないものを信じてる時点でヤバい奴らなんだよな
そんなのに頼ってどうすんだって感じ
仏教をほわっと信じてる奴が多い日本で言ってもたたかれるだけなんだけどさ
49日なんてないよ、根拠ないじゃん
徒党を組まずに1人でやるか、せめてサークルみたいに軽くやれよと思うわ
俺も自分の中に仏教的な教えが小さい頃に組み込まれちまってるから、大人になっても困ってるんだわ
洗脳だよこれ
「因果応報」とかさ、悪いことしたら悪いことが返ってくるとか、地獄に落ちるとか
呪いじゃん
葬式も暗すぎて低い声でお経聞いてたらそりゃ沈むわ
そのくせ坊さんは肉も魚も食べるし結婚して子供作ってるし、普通の人間じゃん
とにかく仏教嫌いなんだわ
統一教会みたいに取り締まって消してくれ
ネタバレあり。
猫が嫌いだ。
猫に罪はない。猫を異常に崇める猫厨による被害者ともいえる。
だが猫を見ると異様に不快になってしまうので猫が出るアニメやドラマ、映画、小説は出来る限り見ないようにしていた。
そんな生活の中、前知識なく知人に誘われすずめの戸締まりを見た。
すずめというのだから鳥の話だろう。家ではカナリアとインコを7羽飼育している。鳥好きにはたまらない映画だ。フィンチ良いよね。文鳥も錦華鳥も鹿の子雀もかわいい。飼いたい。
と思っていたが開始早々猫が出てきてゾッとした。
自分の意思かそうでないかは分からないが禍神の封印という重荷を背負わされやっとその輪廻から抜け出せたと思ったら望んだ幸福から拒絶され再び永遠に続く重荷を背負う気持ちとは一体どれほど辛く悲しく重苦しいものなのだろう。
すずめや草太はなんやかんやあったけどこれからはハッピーに生きていきます!で幸せエンドだったがあの猫2匹はどうなるのだろう。
あの世に縛り付けられたままあの猫達は何を思うのだろう。
なおスズメは全く出なかった。チュン。
私は大きな寺の近くで生まれたので、漠然と寺で結婚式を挙げることをイメージしていた。
「親族で南無阿弥陀仏を10回唱える」結婚式は少し異様に感じるかもしれないが、今ある人生だけでなく次の輪廻でも巡り合うことを誓う念仏であり、魂が続く限り一緒にいたいという祈りはとても尊いものと思っていた。
とはいえ結婚相手となった妻はミッション系の中高を卒業していることもあり、漠然とした私の考えを押し付ける理由もなかったので、キリスト教式の結婚式を挙げる運びとなった。
いざ式場を探すといわゆる荘厳な雰囲気の結婚式場は妻からすると紛い物感がすごいということで、結局レストランウェディングになって、とてもカジュアルに式を執り行うことになった。
そんな中で行われる誓いの言葉にどれだけ意味があるのかと考えていたが、いざ誓いの言葉を口にすると思ったよりも自分にとって大きいことだった。
比較的に正直に生きてきた人生だったので、学生時代に先生からの頼まれごとでも友人との約束でも、不確かなことに単純なYesと答えることはしてこなかった。
そんな自分が、定番の「病める時も〜」と言う神父の言葉に「誓います」と答えるのは、結婚式であっても若干躊躇してしまうくらいで、それを宣言したことは、とても大きな決意をしたな、と言う気持ちだった。
どれだけ疲れていても、少なくとも家族の前では、強く、優しくしているつもり。
ただ、妻にとっては誓いの言葉はもう忘れ去っているようで、一時の感情で左右される言動は指摘しても決して直らない。
「誓い」って言うのは普通はそこまで大したものじゃないのかな。
仕事を早めに終わらせて子供を迎えに行って夕飯を作ってお風呂に入れて子供を寝かしつけて、妻としばらくゆっくりして一緒にベッドに入って、妻が寝たらベッドを出て仕事の続きをして、朝は妻より早く起きて朝食を作って妻を見送って子供の準備をして保育園に連れていって。
デービッド・アトキンソンがいうには、1990年から2021年までに生産性年齢人口(16−64歳)が1299万人も減っているらしい。高齢者は2141万人も増えている。人口動態によって、社会保険料、消費税も増えて、移転的政府支出が増えている。そんなツイートをみて僕は「どうすんだよこの社会・・・」とつぶやいた。
どうすんだよこの社会。
「おれはさ、どんなに社会がクソだったり、自分の身の置かれている環境がどうしようもなかったり、システムによってどんな不利益が被られようと、そういったことを理由に行動をせずに批判者側に回るっていうのが一番嫌いなんだ」
Kは黙って聞いている。きっとこのクソムカつくどうしようもない共感性皆無男をどうにかして言いくるめてやろうと思っているのだ。
「それでさ、どうするわけ?大事なのはその置かれた状況を出発点にどんな一歩目を進めるかじゃん」
「あなたって本当に、なんてことを言ってくるんだろうね。むかつく」
「おれがそれを言って嫌われるかもしれない可能性は、そいつにいったときにそいつの人生が好転するかもしれない可能性とは関係がないからな」
人はみんな弱い。日本人とかじゃなく、人類全体で弱いのだ。30年間も生きてきて、ようやっと肌で理解してきた。
おそらく自分が雇用者側に回ったからだろう。その人間の本性を前提にシステムは構築されなければならないのだ。
自分はそれをものすごく憎んでいる。いや、憎んでいた。正確に言えば、昔はそういった理不尽な抑圧がものすごく窮屈で、どうにかなりそうだった。
なぜだか知らないけど、自分は昔からずっとそうだ。そういう人間として生まれ育った。
でも今は違う。それは社会として必然的に存在しているものだ。それを自分が体感してしまった。
「エリート女性がシステムに抑圧されるのは、女性全体の勤労意欲が低いからだ。きみがどんなに自分のことを才女だと思ったとしても、それを証明する方法が他になければ、面接の時に語り得るものなんて雇用者側は信用することなんかできやしない。どうせ好きな人ができて、その人と結婚したら、すぐに子供を作って辞めていくんだろうって。そう思われている。きみがどうかは重要じゃない。問題は、社会がずっとそのように回ってきたということなんだ」
「だけどそれは間違っている。社会は女性の機会均等を実現すべきだし、資本体力のある会社だったらそれを実現できるはずでしょう?」
「なんで?会社が何十年と高い法人税を払いながら貯めてきた内部留保を、なぜ利益がでるかどうかもわからないもののために使わないといけないの?そしてなんでそのような貯金が当然の権利として自分に提供されると思っていて、そうしない社会が間違っていると思っているの?」
「そんなの綺麗事だよ」
理想というのは脆いものだ。僕は理想論者だ。正真正銘の。正真正銘すぎて理想と同化しているかもしれない。
それほどの理想論者がいうことが極めて現実に即したものになるなんて、だいぶ皮肉の利いた人生だと思う。
「でもね、なんであなたがそれを言ってくるのかをよくよく考えてみると、あなたになにか得になることがないっていうのがわかってくるのよ。そういう意味で、稀有な存在よね
、あなたって。どうしてそんなことをしているの?」
Kは自分がLOVEの輪廻を回したいんだと言った。僕は「自分もそれをやっているつもりなんだ」と言った。
「誰かにもらった恩を、別の誰かに与えたい」 それ自体は物凄い誇大な理想論かもしれない。
正確にいうと、元彼氏だ。別れた後に、いろんなことが重なったのだという。
彼氏は理想論者だったそうだ。とてつもない理想論者だったのだろう。きっと、世の中に蔓延する悪意や、欲望を受け止めきれなかったんだと思う。
僕たちは北千住にいた。ずっと北千住にいた。Kと出会ったのも北千住だった。
ずっと仲が良かったわけではないが、期間だけで見ると長い付き合いとなる。僕がまだサラリーマンの時だった。
「それって、いい意味よね?」
「この広い空に包まれているせいで、きっと気が大きくなっちゃったのよ。こんなこと言うつもりなんてなかったのに」
Kはそう言って泣きながら笑っていた。
「今日は月がすごく明るいから、だいぶ遠くまで見通せたのかもしれないね」
僕は橙色のランプが等間隔で並ぶ夜の首都高が魅せるトラックの明かりをぼんやりと眺めているのが好きだった。
それは北千住に住む僕にとって、今日の星空と同じくらい、大切なものだった。
僕がKにプライベートのことを聞くと、Kは仕事に集中するんだって言った。
Kはなにか煮え切らぬ様子で僕に話を聞いて欲しそうだった。2件目に行けるような時間だったから、「もう少し話していく?」と聞いて、
前の彼氏の話を聞くと、Kは「うーんそれは言えない」と言った。
言えないんだったら話さなくていいし、きっといろんなことがあったんだと思う。
そうして1分くらいぼんやりしながら、Kは「まだ自分の中で整理がついていないのよ。この感じをどう処理したらいいのかわからなくて」と言った。
「なにやら元カレが死んじゃったような心残りだね」
「死んじゃったのよ」
Kは言った。
彼氏はとても誠実な人だった。不誠実なことは許せない。浮気や、不倫だとか、そういうものに自ら手を染めるようなことはしないんだって。
相手に対してそんなことがあるかもしれないだなんて想像もしないほど実直な人だったのだと言う。
一社目に入った会社を辞めて転職した会社がちょっとブラックみたいなところでね、自分と別れたタイミングっていうのもあったのか、いろんなことが重なって、それでかな。
実家のお母さんから電話がかかってきたとき、私は会社にいたんだけど、気が動転していてね、私の様子を見兼ねて先輩がタクシーをGOで呼んでくれて、それで帰ったの。
だから私のお母さんも私がぐちゃぐちゃになっていたことを知ってるし、私その時子供のときのように泣きじゃくってた。葬式はもう済ましているって向こうのお母さんは言ってた。カレが亡くなってから3日後くらいに連絡がきたから。それで、東京にいるカレの友達に連絡をして欲しいって。ひどくない?それを私に頼むのよ。
でもね、私よくわからないの。何だろう、栃木の実家に行くなんて、いまだにできてない。だって、なんかそれをしちゃったら、もう二度と戻ってこないような気がするでしょう?もし、私が会いに行かなかったら、まだカレは生きているのかもしれないって。確かに私は人の死に携わることが多かったけど、葬式が残された人たちのためにあるんだってこと、いまだったらすごくわかる。
僕は煌々と輝く月を見上げてから、その隣にある星に向かって念じるように言った。
「行こう。絶対行こう」
だよね。いかないとだよね。
「絶対に行きなよ」
「あとね、一つ、言えることがあるとしたら。俺の姉も、当時付き合っていた彼氏を亡くしたことがあるんだ。
俺からKに言えることは」
僕は「絶対に生きなよ」と言った。生きるしかないんだよ。どんなに絶望の淵に立たされたって、残された側は後を追うことができないんだ。
だって、それは、負けたことになるじゃん。相手に。ずるいよね。ムカつくよね。自分勝手だよね。
「私もね、最初に聞かされた時、なにかずるいってきもちが片隅にずっとあった。何だろうね、ずるいよね。卑怯よね。ムカつくよね」
「わかんないけどさ、Kちゃん。応援してるから、どうにかしなよ」
「なにそれ笑雇ってくれるってこと?笑」
「それもありなのかな笑」
「800万円で、秘書!とかどう?」
「たかいなあ笑」
僕たちが今経験していることは、必ず乗り越えられるものなんだと思う。
認識できるものにしか経験できるものはない。僕は、Kにとって4人目の人間だった。
幸か不幸か、僕はKの背負っているものを一緒に背負うことになった。
「こんな話を聞かせてもらえるなんて、俺の人生って素晴らしいなぁ」と僕は言った。
商店街を抜けて駅に向かう前に僕はKの腕を引っ張って、力一杯抱きしめた。
そこに純粋な気持ちしか込められていないことを理解したKがいることがわかった。
「悪い方がほとんどでしょうね」
理想と現実があることを理解している。理想と現実は明確に区別されるものでなく、現実の一部として理想が存在していることを理解している。
僕は極めて現実的な立場から、理想のためにできる一歩目を進めている。その区別ができなくなってしまった先に死が存在していることを理解している。
僕は生きるために、現実と理想を分けて考えるようになった人間だった。この社会の答えを生み出すために。
改札に上がる東口のエスカレーターの前でKはじゃあねと言った。
僕は言った「頑張ってね」
「あのさ、きょーこちゃん。とにかく、頑張ってね」
僕は静かに笑った。
Kはエスカレーターを登っていった。
僕はそっと歩き出した。