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2023-06-17

三大好きな社会派?娯楽洋画ネタバレ

ネタバレ

特に映画に詳しいわけでもないけれど、現代社会舞台で肩ひじ張らない娯楽映画が好き。

ただ、そういう映画って何かのランキングかに紹介されることもなく、だんだん忘れられてく感じなので、とりあえず3本くらい選んでみる。

最近話題になった中ではザ・シェフみたいのが好き)

ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ 1997年 バリー・レビンソン監督

自分の中でプロデューサーというとこの映画ダスティン・ホフマン演じるスタンリー・モッツ。傲慢で厚かましく側にいたら絶対うんざりするだろうけど仕事は進めてくれるだろうという信頼感はある。「That's Nothing!!」

なお、この映画、例のビル・クリントンモニカ・ルインスキーの件が公になる前に封切られてる。映画演出フィクションを強調している(飛行機が落ちて無傷…)のも妙に迫力がある。

マーシャル・ロー  1998年 エドワード・ズウィック監督

イスラムテロリストと戦わないといけないけど、そのために先軍政治になってしまってはダメだよね、という今なら不思議でも何でもない映画製作が同時テロ前という。00年代の予習みたいな映画

拷問の直接的な描写はないけど、非常に印象的な演出

フリーマネー 1998年 イヴ・シモノー 監督

一部俳優が大物過ぎてひっくり返る(名演というか迷演というか…)。

当時クライムアクションという触れ込みだったけど、アクションではない…(ただ妙に盛り上がる)。サスペンスでもない。とんでもなく悪意たっぷり視線アメリカ田舎をこき下ろした映画

今だったら、ポリコレ勢と保守派の両方から袋叩きにされること請け合い。インモラル半端ない。ただ、自分はこの映画で、神と銃とピックアップトラックアメリカがあることを知ったのも確か。

ビルアクション 1998年 スティーヴン・ザイリアン監督

数ある法廷映画でもこの映画が好きなのは、やはり相手役のキャラが立っているから。良い仕事には、良い環境必要。昼休み電話をかけてくるものは滅びるべし。

ロンドンドッグス 1999年 ドミニク・アンシアーノ、レイバーディ監督

イギリス映画といえば「フル・モンティ」や「ロックストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」が有名ですが、これもじんわり心が温かくなる佳作。ヤクザ高齢化問題を先取り。バイオレンスで夜の生活もばっちり。

会社で、上司のやる気がないってイキってる若い人にやさしくなれる映画

セルラー 2004年 デヴィッド・エリス監督

高校科学教師って電話組み立てられるんだという驚き(ネタ)。1条件でどんどん場面を転がしていくのに舌を巻く。題名通り携帯電話使ったギミックが沢山。

ともあれ着信音がうるさい輩は万死に値する。

ヴィレッジ 2004年 M・ナイト・シャマラン監督

ごめんなさい。ファンタジー映画でした。でもファンタジー世界でも、人は業から逃れられぬのよね。

無垢っぽいキャラクターで話を作っているところが意地が悪くて好き。

ドミノ 2005年 トニー・スコット監督

賞金稼ぎって異世界しかいないんじゃないの?という良識ある皆様を裏切るノンフィクションベース映画。やっぱり人質司法はよくないよねって思う…かな?

自分は最高にハイだったけど、LSDキメてんじゃないかというポケモンフラッシュ系の演出があるので注意。

ローズ・イン・タイドランド 2005年 テリー・ギリアム監督

ごめんなさい。これもファンタジー映画でした。ウィキペディアにそう書いてあるし。ファンタジー映画です。でも、あまりファンタジー好きの人に受ける気がしないな。

近所のお兄さんの頭の傷は、ロボトミーじゃなくて脳梁離断術というのをきちんと分かったうえで演出しているのが良いですね。

サブウェイ123 激突 2009年 トニー・スコット監督

これもトニー・スコット監督だった。悪役のキャラが立つのはよい映画。フェアであればその結果破滅してもいいよねっていうビジネス狂気

自分もいろんな投資に手を出してきたので、ちょっとこの悪役の気持ちわからんでもない。

完全なる報復 2009年 F・ゲイリー・グレイ監督

皆様大好き、ウェブの片隅に現れる胸糞漫画広告。それの決定版みたいな映画。手心一切なしスカッ復讐

スーパーエンジニア主人公スーパーすぎてそこに痺れる憧れる?


頑張って2本探してみたけど、最後の一本は紹介してくれたらうれしい。

ブコメへお返事

ヴィレッジは後半の森の中で怪物がやってくると怯える男たちが好き。怯えないのが盲目少女だけというのがいい。

原罪とか楽園とか聖書ワードで楽しむ物語として創ったんだとは思うけど、けなげな主人公はそれだけで応援したくなるよね。

法廷ものだと『ザ・ファーム 法律事務所』『ペリカン文書』『評決のとき』等々、90年代に数多く制作されたジョン・グリシャム原作作品が好きでよく観てたなあ。

法廷の外も厳しい名作。アメリカはぁ恐ろしいところじゃあ…

社会派判定がむちゃくちゃすぎて良い

案外、まじめな作品より社会に思いをはせたりして。

増田には、3種類の増田がいる。数が数えられる増田と、数が数えられない増田だ。

増田自由さに乾杯

3っていくつだっけ……

1、2、…たくさん

増田の例はあんまり社会派感感じなけど、社会派娯楽映画ならマイケルマンインサイダーが好き。社会派抜きならヒートのが好きだけど

ヒート社会派枠で。

ニュースの天才ヘイデン・クリステンセンの闇堕ちが、スターウォーズ以外でも見られます

人間生きてるととっさの噓ってあるものから怖いよね。

エリン・ブロコビッチ好き。あと女神の見えざる手

うん好き。ちょっと重いけどね。

映画は主にかっこいい俳優目当てで見るので、マーシャル・ローはブルース・ウィリスロンドンドッグスはレイ・ウィンストン、完全なる報復ジェラードバトラー目当てで見た。完全なる報復ラストが超胸糞。

ラスト胸糞と思うのは筋が通っていてよい。クズを殺してすっきり、でもその後はやりすぎじゃね、で主人公を殺してすっきり、という定見のない観客をあてこする映画と思うので。

年代的に同じ世代の予感。中年になると若い面白かった映画もそんなに面白くなくなる

かに1回しか見てない映画もあるし、歴史の試練に耐えるかというとそうではないだろうけど、たまに思い出す系映画

ネタバレヴィレッジってファンタジーかと思いきや、現実だったという話だろ

現代物のリストって書いちゃったから白々しくごまかしたのに…いやん

あ、ブコメ消えちゃってるけど、クレしんは未履修なんだ。ファミリーの圧がすごくて…

2022-07-24

映画 オールド(Old)を見た M・ナイト・シャマラン

足が骨になってる絵と一生が一日で終わるってキャッチコピーでかなり気になってた。

感想はぁ~。うん、まあまあ。いやあんまり。飽き性の自分にはよくある後半失速映画

ロケーションはとてつもなく良いんですよね。ホテルはきれいで楽しそうだし、ワンシチュエーション場所となる海岸風景も抜群。美しい。

映像パンで振って戻したとき人物時間が進んでるみたいな演出素人でもおーええやんとなる。

シナリオ・設定に難、無理やり、不自然な点はあるものの、だいたいは許容して飲み込める範疇か。

自分は結局、出産までは楽しく見れた。その後はかなりダレて退屈な映画になった。

明確な悪役が同席しない隔離空間でのスリラー統合失調症の男に頼り、高速な時間の経過は子供の成長という名の役者の入れ代わりがかなりの部分が占める。謎解きをしようにも道具もPCも何もない海岸で、進行方向は気絶する谷間か崖か海しかない。

まり時間が早く進むという要素を開陳したあとに何のギミックもない。手術や出産というイベントをこなしたあとはただ成長と老化と持病の悪化を漫然と眺め続けるしかなかった。そこに何もないから何も起きないんだよ。まあスリラーってこういうものなのかな?見ないからわからない。

出産もまず精神年齢6歳がいつの間にかセックスしてんなよと。そこはいい。一瞬で妊娠しておなかが大きくなって出産というのはエロ漫画じゃあ勃起物ですが??(特殊性癖すぎる)ぶっちゃけそれやりたかっただけだろって雑にこなした感はあるよね。やりたかったのは高速妊娠だったか子供のことなんて考えてなくて、だから無理やりな理由子供は一瞬で死にました。赤ちゃんを用意すらしてなかったような?見逃した?死体くるまてるていの体が見えないタオル赤ちゃんとして扱ってる演技になんだかなあと興ざめした。この映画で一切の教育も対した接触もなく高速で育っていく子供描写しろなんてフリードリヒでも言うまいが、うーん、性教育大事だよねというメッセージだと思えばいいのか?

それから夜になって暗くなるので印象として話が停滞していくイメージが強くなったかな。いろいろイベントはあるのだが。

あとこれも隔離空間ゆえだけど子供の死因含む登場人物たちの推測のセリフがだいたい事実を言っている前提なのがむずむずする。システム説明ゼリフにどうしてもなっちゃうよね…。

説明セリフ解説されるように役者の髪や爪はほぼ変化しなくて、大人勢はわずかに皺やヒゲが生えていくぐらいで変化が乏しい一方で、子供たちは急速に成長するものの子供たち同士や自分自身では変化に気が付かず、目を離していた大人が成長を発見してわーきゃー騒ぐのもワザとらしくてうんざりした。姉が成長してピッチピチの子供用水着を平然と着ているシーンはもはやギャグだけど、ハイグレ族?にはこういうのご褒美かもね。

不満はまだあって、ネタバレは長期治験実験場という話だったんだけど、一度飲んだだけの薬の数年~数十年の効果を観察するってどうなんだろうね。もっと定期服用させなあかんやん?でも一度飲めば数年てんかんが起きない新薬とかすごすぎてんーまーそういうものねとそこは飲み込んだ。

ただし、経過観察が超雑。おそらく目視映像記録のみで治験なのにバイタルデータはとってないんじゃないかなあ。治験対象外の子供たちだったか子供バイタルはとってないかもしれないんだけど、でも子供含めた全員の死亡が実験終了の条件なんだから目視で生死判定するよりは取ってるほうがいいよね。だから全員とってないんじゃないかなあ。

そんなこんなで最期どんでん返しは実は子供たちは生きてました~オチ目視溺死判定してたという雑な実験方法がアダでした。雑~。

視聴者もだます方法として珊瑚水着がひっかかって溺死という見せ方なんだけど、実はそこから珊瑚に亀裂が走って…揺すったらなんとかなりました~と。なんも盛り上がらない「実は…」でポカンとなった。

あとあとあと、これは賛否あるけどいちおう各人物職業スキルを活かした活躍発言があってそこはよかったともこれもわざとらしいとも感じた。そこ重点するならラッパー黒人にもラップ披露させよう!されたら困惑するけど!

結論面白かったか面白くなかったかで言えば面白かったんだけど、思ったよりアイデア膨らまなかったね。って感じ。中盤あたりでネタ切れに感じた。狂気人間関係よりも謎解きや脱出方法を探る方向が好きだったなー。だからキャッチコピーの「謎解きタイムスリラー」には騙された感があるよ!

2021-06-03

大坂なおみの休場とシャマランヴィレッジ

 大坂なおみが休場した。

 理由うつ病からだそうだ。

 終わったな。僕はそう思った。

 

 僕は大坂なおみの「マスコミの在り方について」の投げかけは、方法は少し間違っていたかもしれないが、正当性が全くないとは思っていない。

 政治家スポーツ選手に、タレント被害者を含む事件関係者にに投げかけられるマスコミ質問の中にはマジでアホで下世話で品性のかけらもないような下劣ものも少なくない。「自社の記者に話した」という絵面のためだけに何回も同じ質問をしたりもするし、自分が欲しい回答が出てくるまで延々と誘導尋問する記者普通に存在する。

 はっきり言ってこの状況は異常だ。

 勝って気分がいい時ならともかく、負けて落ち込んでいるときにアホの相手なんかやってられんというのは心情的に理解できる。

 この台風大坂なおみが何故か同僚を敵に回したり、主催者との対話放棄して大荒れ模様になってしまった部分はあったが、続けていればもう少し何らかの展開が見られた可能性もなくはなかった。

 だが、大坂なおみうつ病で欠場した。

 そのことで大坂なおみを責める論調は一変した。だが、それは決して大坂なおみが望んだ方向にはいっていないはずだ。

 

 病人だったらしょうがないよね。病人イジメるのはよくないよね。

 

 そりゃそうだけど、そりゃそうだけどさ。だったら健常者をいじめるのはいいのか。スポーツ選手強者立場からバカマスコミのクソ質問いつまでも甘んじて受けなければならないのか。うつ病診断書を出せば記者会見は回避できます。それでいいのか。

 本来記者会見の在り方、すべてのマスコミとすべての選手関係性、そういった話をしないといけなかったのに、大坂なおみうつ病者という「特別」な存在になってしまたことで、今回の件は「特例に対してどう対応するか」という問題にすり替わってしまった。

 もちろん、一部マスコミではこれまでのマスコミの在り方について自省的な報道を行っているところがあるのも知っている。だが、いまだに多くのマスコミは「大坂なおみさんは病気だったのに責めてごめんね」といった論調が主流だ。

 大坂なおみの乱は、大坂なおみが欠場理由うつ病したことで終わってしまった。

 

 この件で思い出したのはM・ナイト・シャマラン監督2004年映画ヴィレッジ」だ。

 もう17年前の映画なのでネタバレしてしまうが、ヴィレッジは「犯罪被害者だけで集まって二度と犯罪が起きないように鉄の掟で守られた『犯罪存在しない』はずの集落殺人事件が起こってしまう」という話だ。

 結局、犯人集落で暮らす精神障害持ちの若者だったんだけど、僕はこれに心底がっかりしてしまった。

 犯罪被害者が集まって、犯罪が起きそうな要素を細部にわたって取り除いてその中で犯罪を知らない世代を育てていく。その中ですら犯罪が起きてしまう。秩序を守ろうとしすぎるあまり秩序にゆがみが生じている描写もあった。

 僕はこれを「人類において犯罪というものはどれだけ避けようとしても起きてしま原罪なのか」という問いだと考えていた。「悪意というものはどれだけ排除しようとしても生まれしまものなのか」

 でも実際には精神病患者という「特別」な人間による犯行だった。

 しょうもな。なんなら「どれだけ犯罪が起こらないようにしていても、制御不能精神病患者犯罪者になる可能性がありますよ」まである。はっきり言って害悪だ。アホか。

 「普通人間」がそうなっちうから主題が活きるんじゃないのか。特別人間けがうなっちゃうならそいつ排除すりゃいいだけじゃんか。今後は精神病患者が出たらそいつを村から追い出せば、「悪意を人工的に取り去った」村では永久犯罪は起きません。そうか?本当にそうか?

 

 対象が「特別な何か」になってしまった時点で、普遍性が失われてしまう。

 問題根本は「精神的に弱った人間」だけの問題では決してなかったはずだ。

 非常に残念である

 
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