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2023-12-15

清潔感とダサさのやつ

※前提

夏場は毎日、冬場は2日に1回は風呂シャワーを使い、とくに脇、股、頭、足、耳の後をちゃんと洗っている。

朝起きたら顔を洗っている。(拭き取り洗顔でもよい)

洗った服を着ている。服やカバンや靴から異臭はしない。

寝具も定期的に洗っている。

ここまでやってなんか清潔感がない…ダサい…と言われている人向け。男女は問わない。


⚫︎清潔感について

結論 医者に行くといいこともある

清潔感」についてはまず写真を撮ってみる。

自分の全身と顔のアップだ、耐え難いだろうががんばれ。

姿勢が悪い

猫背とかそういうやつだ。

そういう人間はだいたい肩こりや腰などの状態もひどいと思われるので整形外科に行ってみるのも手だ、ちゃん理学療法士がいるところがいい。

マジで骨や筋肉いわしていないか確認した後、身体にあったストレッチ方法や歩き方も相談できる。

整体鍼灸も人によっては合うらしいのでいろいろ試してみてもいい。

軽いストレッチでも継続すると姿勢は変わる。

・髪が汚い

なんかボサボサしてる

フケが出る

風呂から出たら髪をタオルで拭いたあとドライヤーで乾かす。朝起きたら梳り寝癖をなおす。ワックスオイルはその次だ。

髪がそれでもパサパサする場合美容院相談するのも手だが高いシャンプーを買わされるかもしれない。個人的にはuka のシリコンヘアブラシを買い、頭皮マッサージおすすめする。

髪も沼だがまず頭皮からなのは間違いない。即効性は全くないが。

薄毛だと尚更マッサージはした方がいい。薄いのが気になる時は一度お医者さんに行ってみてもいいが「清潔感」には実はあんまり関係ない。

あとは素直に美容師相談するのがおすすめだ。金を払ってプロ意見を聞きまくれ。笑ったり馬鹿にするようなやつはプロ意識が低いので随時切って次。

美容院に行く頻度を増やすのもオススメだ。案外髪って伸びる。人にもよるが2〜3ヶ月に一度くらいか。月一で行ってたらおしゃれさんだと思う。

ちゃん毎日洗っているのにフケが出る場合アトピー脂漏性湿疹などの可能性もある。かゆみが出てなくても一度皮膚科相談したほうがいい。QOLが上がる。

あと眉毛がボサボサしてて全体の印象がダウンしている可能性もある。とりあえず眉間で眉が繋がっていたらそこは剃ってしまおう。

形を整えたい時はそういうメニューのある美容院に行って散髪ついでにお願いするのがベター

それを写真に撮ってみながら日頃のケアをしよう。

眉毛整え屋さんもあり。実は眉毛トレンドは2〜3年周期で変わっているのでここだけでも抑えると変わって見える。メンズでも実はある。

どちらにせよ普段ラフなのでラフな感じに合わせてくださいとオーダーする方がいい。バッチリメイクやキメキメヘアスタイルしか合わない眉毛にされると後々だるい

・肌が汚い

赤みや湿疹、瘡蓋などがある

こちらも皮膚科案件だ。ニキビ跡もまず皮膚科相談してから美容外科に行きたければいくでいい。納得がいかなければセカンドオピニオンをきめてもいい。

そこまでではないが保湿とか興味あるな〜とかだとドラッグストアで売ってる極潤を塗っとくと割といいと思う。化粧水乳液を買う。

イリーなてかった印象は保湿が足りないが故の皮脂の過剰分泌の可能性もある。

産毛や髭は都度剃るのでいいと思うがより課金で殴りたい場合脱毛という手もある。

本人が気になる濃さだったり、カミソリ負けしやす人間にはかなりオススメだ。

・歯が汚い

なんか汚い

現代人で正しい歯磨きができているやつなんてまずいない。歯医者で検診を受けろ。歯石をとれ。歯周病可能性もある。

何はなくともマジの歯磨き、フロス、定期検診だ。

その後に気になるところがあればホワイトニング矯正検討してもいい。

コンプレックスじゃなかったらやらなくていいが、コンプレックスだったらやってもいいと思う。口元を気にせず前を向いて、笑顔が増えるだけで印象は変わる。

・服がくちゃくちゃ

なんか服がくちゃくちゃ

これは割と普通人間もよくやる落とし穴で、アイロンがいるやつをかけずに着るとなる。

めんどいのはわかるがアイロンをかけるか、クリーニングに出すか、ノーアイロンでいける服を選んで買うかの三択である

ニットTシャツで襟首がぐにゃ…としてしまったやつは残念だがもう部屋着だ。

取れないシミ、色が褪せている、ほつれがある服もそうだ。捨ててもいい。

休日自然光で手持ちのシャツの襟を全部見て黄ばんでるやつは捨てるかクリーニングに出せ。クリーニングでも綺麗にならなければ捨てろ。

あと服に気を遣って靴が汚いパターンもある。薄汚れてたり踵が減ってたりしたら替えたりメンテナンスしたほうがいい。

ここまでが所謂清潔感」のラインだと個人的には思う。

正直皮膚の状態とか本人にもどうにもならない疾患もあるので嫌なんだが現代日本っていってもこんなもんなのでみんなで変えていくしかない。

あとこんなんで医者に行ってもいいかな? ってことも不快だったり困ってたら別に行っていいのだ。日本ラッキーにもそういうシステムだし。

逆にこういう軽い不快無視ちゃう人は痛みとかもこのぐらいなら…と耐えてあとで大きな病気が見つかるとか身近にもあったので、健康診断歯科検診は真剣にやってほしい。

なお屁がよく出るは内科案件だ。

下痢便秘がついてくる時は過敏性腸症候群可能性がある。薬が合うと好転する。腸が見られるところに行け。内視鏡とかやってるところだ。

ゲップがよく出る上胃もたれするは逆流性食道炎可能性がある。いずれもよくあることだ。あなたは悪くない。医者相談だ。



⚫︎ダサいについて

結論 例の「診断」は早道

背筋を伸ばし、毛や肌に気を使い、歯磨きをして、なおダサい場合は残念ながら服が悪い。

服にあんまり興味がない場合や、金をとにかく使いたくない場合は、ジョブズに倣い無地でシンプルサイズだけあわせたものをとにかく着て、痛んだり汚れたりしたらバンバン交換するのが一番精神的にも楽だと思う。ユニクロでいい。会社の服飾コードがある場合はそれも言って店員相談しろ。自社のサイトに載っている他の人間写真でも見てもらえ。サイズアドバイスを貰え。

金をケチってへたった服を着続けると「清潔感」が減るのは前述のとおりだ。ここは残念だが諦めて欲しい。

そして、「着たい服」がある場合や「なんかいけてる人」と思われたいときは、あなたさらに己を知らなければならない。

好きなら試行錯誤を繰り返すのもいいが、このクソ長くだるい文章を読んでいる人間文字だけで正解に辿り着きたい真のタイパを求めし者だと思う。

そういう人間には例の「診断」がおすすめだ。

近年、美容に興味のある者の中で実しやかに囁かれる、パーソナルカラー診断、骨格診断、顔タイプ診断というのは要するに「己についての客観的物差し」のひとつで、なんか絶対視されてることもあるがそんなたいしたものではない。とてもざっくりわかりやすく雑にいうとこんな感じだ。

パーソナルカラー診断

人間肌色は色である都合上合わせると赤く見えたり、くすんで見えたりする色がある。絵を描く人間ならわかるだろう。配色の問題だ。

そして顔色がくすみ、黄や青にころんで見えるとなんと人間は不健康そうに見えてしまう、「清潔感」も微量だがダウンだ。それを避けるためのガイド

大きな傾向をざっくり2種類に分けていてこれがイエベブルベというやつ。

もっと分化したものももちろんある。

目的 不健康に見える色を理解して避ける

・骨格診断

人間の骨や肉付きは個々によって違う。

合わない形の服を着ると必要以上に太く、短足に見えるたりすることがある。

わかりやすくいうといわゆるおっぱいテント現象がすとんとしたワンピースで起きるとウエストの細い人も太って見えてしまうなどだ。

これはだいたい3種類に分かれている。

目的 体型の魅力を損なう服の形を理解して避ける

・顔タイプ診断

人間の顔のパーツの位置配置や形状はそれぞれだ。

それは輪郭がまるかったら子供っぽいとか、目と鼻の位置が離れていると大人っぽいとかの印象に繋がってくる。キャラデザに興味のある人ならわかると思う。

大人っぽい顔の人が子供っぽいデザインの服を着るとなんとなくアンマッチが起こる。

それをだいたい4つぐらいに分類している。

目的 ちぐはぐな感じになる服を理解して避ける

これがわかっているととりあえず「顔色とスタイルが良く見えて、顔のキャラにもあった服」を着ることができることがわかる。

マネキン買いをしてしっくりこないのもこれのいずれかの設定がずれている可能性が高い。

この3つを総合して判断してもらうことを「イメコン(イメージコンサルティングの意)」などど呼ぶ。

女たちの間で発展してきた物差しだが最近はこれを男用にも使えるようにした「メンズメコン」なるものもある。

骨格は女の方が個体差が大きいため印象に占める部分が大きいが、男性でも骨張った人や華奢な人もちろんいるし、顔色と雰囲気人間なら誰しも持つものなので展開は可能である

そしてこれは服が好きな人間はだいたい試行錯誤の末に理解している。その分己を見つめてきたのだ。

だがなぜこの物差しができたのか。いろいろある。長い研鑽の後に得た悟りを迷える人に広めたいという欲が人間にはある。組み分け帽子かぶって遊びたいというきもちなどもある。だがとにかく今はこの物差しがある。

そしてこれは己を見つめるのを面倒だったりとにかく嫌だったりしてサボった人間(私もかつてそうであった)が後でちゃっちゃとあてて使うには結構便利なものなのだ。少なくとも似合わないものはある程度わかるようになる。

物差しを手に入れるため、一番確かなのは診断を下してくれるサロンの予約を取りいくことで、3種類一気にみるとだいたい3〜6万円くらいかかるが、今後の人生物差し代と思えば安いかもしれない、高いかもしれない。とにかく大きな間違いは避けられる。あんまり安いところは適当可能性があるので避けた方がいい。主観の話なのはそうなので…

診断を受けにいくといいところは本当に着たい服について、「こういうテイストが好きなんだけど、取り入れるとするとどういう扱いがいいですかねえ」という相談ができるところ。

タイプ診断では眼鏡も合わせてみてくれるところがある。というか眼鏡屋でそういう診断をサービスでやってるところもある。聞いてみるのもいいと思う。

なんだかしっくりこないところだけピックアップしてこの考えかたに当てはめてみて自分友達に聞きながら簡易診断をするのも手で、WEB解説は大量に転がっている。

ただ自分を鏡で見て客観的判断するのは見慣れたものなのでかなり難しい。

美容好きな人間に「当方パーソナルカラーとは何か」と尋ねるとだいたい「汝ブルベ夏なり」「いや我はブルベ冬かと」となど返事があるのでこれを何人かに聞いて回って中間を探るのもありだ。

なんでもそうだがその属性ど真ん中の人間と、ちょうど中間にあたって判断が難しい場合もある。誰か1人の意見鵜呑みにしないほうがいいのはだいたいなんでもそう。この話もただの一意見しかない。

だがこの物差しを手がかりにした上で経験さらに積むと、苦手とされる色柄でもどうしても入れたければ靴下ポイントでとか、むしろそこをメインにして引き立てる。みたいな小技ができるようになってきて、じつはここが一番楽しい本当のオシャレの入り口で、そこに到達できるのが早まるだけでも価値があると思う。

服の役割って人間を魅力的に見せるってのもあるから、そこを楽しむひとが増えたら私はうれしいよ。

anond:20231215122827

「それは女性についてよく知りたかたからだ。」という文章見るだけで、多分この人は、人や女性が好きなのでは無く

ただ営業的な、ゲーム的な試行錯誤が好きだったんだな、というのが分る。

自分も同じだからわかるけど、そういう人が見せる「素の自分」って要は「一人にさせてくれ」なんだよな。営業的な視点が抜ければ相手に対する毒舌論破サイコパス的扱しかできない。

でもそれだと孤独から仮面を被って紛らわしてる。この悩みは呪いでもあり、同時に祝福でもあるんよ。社会不適合者が曲がりなりにも他人から愛情体験できるね。

男が遊び目的マッチングアプリをやった弊害

なぜマッチングアプリをやったか。それは女性についてよく知りたかたからだ。

25歳の時に初めて付き合った彼女に振られ、どうしたら付き合い続けられるか、どうしたら価値提供できるか考えた。

単純にセックスに対する興味があったと言うのもある。


結果どうだったかといえば、ある程度女性需要気持ちは把握できるようになった。

2年間で合計60人程度の女性デートをし、20人強の女性セックスをできた。

セックスの欲もある程度満たされ、数を追うこともなくなった。


マッチングアプリをやるメリットは、やはり試行錯誤ができることだろう。

セックスのやり方だと、耳舐めは効果的だが嫌う人がいる、gスポットよりその奥のほうが好まれやすい、人によりガシマンしないと感じない人もいる、クリで感じる人は多いが、20%くらいは中が開発されてない。


デートだととりあえず男が店など全部決めるのは当たり前、価格の配分は男の後輩と飲む感覚で決める(5000円の会計なら自分が3000で相手2000)などなど。

ラインの頻度や相手との距離感は同じで、距離感は保ちつつ好意を伝えるのが重要など。

余裕があるのは大事だが、ある程度ガッツいて承認欲求を満たさないとヤれない、などなど。


全て紙に書き、pdcaを回すことで最終的に80%の確率セックスできたし、彼女化するのに重要なのは一人暮らしというしょうもない知識もできた。


恋愛工学ベースPDCAを回したが、恋愛工学でもdisりは上手く作用しないこと、そもそも恋愛工学アメリカ「ゲーム」という本が元で、disりではなくネグレクト、つまり「引き」が重要で、そちらは有用作用すると学んだ。


ただデメリットとして、アプリ遊んだ後2人と付き合ったが、「サービス精神しか付き合えなくなった」というのがある。

とにかく相手の話を聞いて、イジるだけで相手はその気になる。

自分の自慢話や考えは不要、中身がある男ではなく中身がありそうに見せるのが重要真剣な話や不安を想起するような話はしてはいけない、などなど。

気にかかることがあっても、言わない方が関係性が続くことも知っている。


実際は彼氏彼女になれば、「気になる部分」を言っても関係性は続く可能性が高いのである

しかし、セフレ経験が長く瞬間的に「言ってはいけない」と思い言えなくなるのだ。


マッチングアプリをやって遊んだことは後悔していないけれど、相手気持ちがわかるようになった分、自分気持ちを伝えることができなく、わからなくなった。

2023-12-14

服のダサさの壁

壁その1.自分センスを疑えるか

ダサさというのは自分センス相手世間)のセンスの差で起こる

自分の思い通りの服を着れる場合

自分センス世間センスが一致している場合

この条件下ではダサさは生じない

 

ダサいというのは思い通りの服を着れないか、思い通りに着たのに世間からダサい認定された時に生じる

前者は一旦置いておいて、ダサいやつがハマるのは大抵後者

このとき、「自分では良いと思っているのに世間ではダサいと思われている」ことに気づき、それを認めなきゃならない

これにはコミュ力空気を読む力が要るので、陰キャはこの壁が苦手である

あと謙虚さがない人もこの壁が苦手、周りにイエスマンが固まってるとか

 

壁その1の内側に居る状態を「無垢幸せ者」と呼ぼう

できれば中学生でここは卒業しておきたい

(私は大学生だった、中学生はそれ以前「お母さんセレクト」だった、お母さんセレクトセンスが前時代でありダサさの象徴である

 

壁その2.市場調査の壁、個人差の壁

自分はどうやらダサいらしいと気づいてから地獄が始まる

ここで自他のセンスの差をすぐ理解できる人は良い

あるいはマネキン買いとか、ファッション雑誌パクリのような、何かしら解決策を見つけられた人も良い

それ以外のセンスのない人は苦しむことになる

 

ファッションは非常に難しい、言語化されていないし、個人差もあるし、時代によっても違う、足し算すればいいわけでもない

おまけにほとんどの人はスタイルが良いとか美形であるというポテンシャルもないか有名人の真似をしてもダサいままだ

(服がなんでも合いやすい人、服がなんでも合いにくい人がいる。後者地獄だ)

これはダイエット情報美容情報にも似てる

調べるのがとても難しい

 

とにかく勉強し、色んな人の意見を聞いて試行錯誤していくしかない

この時調べるべきは一般的知識もそうだけど、自分にそれがあってるかどうかも調べなければならないから難しい

まりセンスの良い友達家族と服の話をするとか、複数店員にひたすら聞いて深掘りして聞いていく必要がある

(私はぼっちだったので後者選択した、店員は嘘もつから複数店員意見総合する必要がある)

 

別解

壁1,2をすっ飛ばしてなかったことにする人らが居る

自分スタイルを崩さず、オリジナリティを突っ走り、かつスタイルが良く美形な人、あるいはキャラクターである

こういう人は無垢幸せ者の状態にも関わらず全てを解決する

なんならフォローされ真似されたりもする

彼らは天然であり天才である

服に悩んでる人は究極彼らに成りたいのだが、成れないため悩む

ただ、戦略的に天然を装ってる人もいる

これは物差しで測れない領域に行くと人のセンスセンサーバグるので、それを狙ってる人だ

毎日同じ服を着るのもこれに該当すると思う

「◯◯さんはそれでいいと思う、むしろそれでいてほしい」と言われたら勝ちだ

養殖と呼ぼう

 

壁その3 オリジナリティの壁

市場調査をし、自分にとってそれなりに最適解である服を選べるようになったとする

ここまで到れる人は6割は居ると思う(苦手な人にはこの割合が信じられない)

当然都会の方が多い、都内大学生あたりは若いうちにここまで来ている

田舎者は人から見られる機会が少ないので一歩二歩出遅れ

 

ただ、ここまで来れた者たちはほとんど同じ格好になる

無難選択」というやつだ

すると残酷なことに、いつしかダサい認定されていることに気づいてしまうんだ

真似する人・空気読む人という姿勢がまずダサいとまで言われてしま

キョロ充とか呼ばれることがあるが、天然との対極にいる存在だ)

 

ここから無難からの脱却」をする必要が出てくるが、下手にやると壁2に逆戻りする

この先は本当にセンスが要る

 

壁その4 結局相手次第の壁

無難から脱却した人たちというのは、ある程度センスが有る人たちばかりだ

そこには個性があり、界隈の色があり、ポリシーや好みがある

センスよく見られたい」などという邪なモチベーションで来た者には出せないものをもっている

センスない者は結局その「どれをパクるか」を選択しなきゃならないわけだが

そのファッションというのは結局その人やその人の属するコミュニティTOPにとっての正解であって

その条件を間違い、安易パクると途端にダサいゾーンに入ってしま

「どうしたのその服(笑)」となってしまうわけだ

 

センスを一回パクってみるとわかるが、見る人次第で「いいね」という人と「ないね」という人が出てきてしま

ある場面ではおしゃれな人達からおしゃれ認定されるし、他の場面では直接ではなくとも間接的に「アレはないよね」と言われてしま

当然人によって良いと思うものは違うので当たり前なのだ

人の顔色ばかり伺って最適解を探そうとしてきた人はここで壊れる

 

結局自己満足で服を着ていたセンスある人が正しいんだと気づいて、じゃあ今までの苦労はなんだったんだと思い、でも自分自己満足で着ると酷いことになるんだよなー、などとぐるぐるし始める

 

この壁を突破して、「無難自分ポリシーTPO」という自分なりに答えを出せる人はそう多くないと思う

究極言えば服は「どう見られたいか」「どうありたいか」という哲学的な話になってくる

 

3〜4の間 最適無難ゾーン

多くの「外出するタイプ東京人」あたりがやっているのは

「界隈の無難」を使い分ける手だと思う

界隈のユニフォームみたいなのあるだろ?あれをその場に応じて使い分ける

化粧もそれに応じて使い分ける、キャラクターも使い分ける

ここらへんが凡人の限界であり、ここでいいんだと思う

特に日本人は目立たないことを優先するから

これを「擬態」と呼んでいる

(私はここの割り切りがどうしてもできず、ちょっとオリジナリティを出そうとして浮いて羞恥するザコである羞恥するのはポリシーがないからだ)

 

別解:着れりゃなんでもいいよ

完全に諦めたらここになる

田舎おっさんの7割が至る境地がここである

ある意味ここは一番楽な領域である

息子のお古のジャージだって着れる

最強である

解脱者」と呼ぼう

 

おまけ:センスあるものの苦しみ

ダサさとはある意味古臭さ、飽きであり、情弱検出装置である

まりセンスが有り感度が高い人ほど服がどんどん着れなくなる

ひどいと「新しい服を3回着たらもう着れない」みたいな人もいる

女子に多い、友達にいるがバカジャネーノと思いつつちょっと可哀想でもある

 

おまけ:「相手」が無垢幸せ者だった場合

無垢幸せ者がカッコいいと言う服、それはつまりダサいである

その人に好かれる最高の服はダサい服であり、無難な服ではない、そこが面白いと思う

そういう人だとか、天然に向けたブランド服というのも結構ある

 

おまけ:最低限のルールは調べれば出てくる

足しすぎないとか、色を合わせるとか、Aラインだの、骨格だの

それらは一見虎の巻に見えるが、これを覚えても実践との差がある

それに、これらを超越してるセンスの人たちも当然いる(例えば大阪のおばちゃんとか)

厄介なことに、これらを超越してるセンスの人の中にもセンスが良い人がいる

 

おまけ:ファッション凝るよりまずは体型

これまじ

良いスタイルシンプルは最適解の一つである

ただし体型をよくするとそれをアピールしたくなる病気にかかるから注意でもある

筋トレしてみるとわかる、私はダイエット成功した時細くてピッチリした服を求めてしまった)

 

おまけ:母の「ダサい発言

散々頑張った結果、母から出てくる感想は「ダサいである

次に出てくるのは「こうしたほうが良いよ」である

心を強く持たなきゃならない

極稀に「母がセンス良い」という家庭があるがただのラッキーな者なので妬んでやろう

 

おまけ:流行レイヤー、父母をダサい認定してしま弊害

多くの若者は父母世代センス否定することから入る

しかし父母世代センスの中にも光るものが必ず有り、それはやがて復刻する

復刻した時、ダサい認定していた世代は着れないが、その下の世代は着るので、そうやって流行レイヤーができる

しろ子供世代が「父母世代センス否定呪い」にかかってるからこそ、更にその下の孫世代安心してそれが着れるわけだ

父母世代センス否定呪いを克服できる人はかなり稀だ

それは下の世代のウケはいいけど、同年代からのウケが最悪になるから

 

参考:https://anond.hatelabo.jp/20231212220116

2023-12-11

トランスジェンダー関連 自分の考えまとめ

最近トランスジェンダー関係ツイートをよく追っていた

トランスジェンダー(他いろいろの性的マイノリティ)の味方になりたいアライさんとGC側の果てしない論争が目を引いたからだ

毎回議論脱線していき、論破合戦になるばかりで肝心のトランスジェンダーは置いてきぼりの状況が悲劇的だ

なんとなく自分の考えがまとまってきたのでまとめておく

文献を引いてくる気はないし単語かいろいろ間違ってるんだろうけど当事者たちも全然その辺統一感が無いので気にしない

これは自分トランスジェンダー関連をこう思って過ごそうと思っているというまとめである

あの界隈は本当にややこしいのだが、性同一性障害と言われている疾患とトランスジェンダーがまず違うらしい

性同一性障害は数百万人に一人の頻度で発生し、幼少期から自分の体の性別に強い違和感をもって生きていく疾患である

その違和感改善するために適合手術という外科的手術があり、見た目を変え、違和感の根源である生殖器を取り去ることで苦痛を和らげようとする

この手術がめちゃくちゃ体の負担になるのは容易に想像できるし、外科手術だけでなくホルモン投与なども行わなければならない

そこまでしても実際に異性になれるわけではないのでもともと男として生まれた人は妊娠出産はできないし、女として生まれた人は精子を作れるわけではない

それでも手術をしてよかった、見た目が異性らしく見え、生殖器を取り去ることで、周りからも異性として扱われやすくなるし、自分自身がもともとの性別から変われたと思えて楽になった、という人はいると思う

どれくらいいるのかはわからない

もともとが数百万人に一人だし、そこから実際に手術する人は一部だろうし、そこから長きにわたって後悔せずに生きていける人はさらに一部だろう

手術なんてしなければよかった、しても意味がなかった、多少は意味があっても苦痛のほうが大きかった、という人も絶対にいるし、手術をした人の中でどちらのほうが多いのかはわからない

性同一性障害治療の一環としての外科手術はいまだに試行錯誤されている段階であって、決定的な治療ではない

五十年後に同じことをしているかというとしていないだろう

今できる精一杯としてこの不完全な処置をしているに過ぎないし、それが今できる最善なのかもわからない、それでもやる人はい

特例法はそうまでして体を変えた人が特例として戸籍を変えて生まれた時と違う性別で生きていくことを容認する法律だが成立して何年もたっているので現状とはずれてきている

現状のずれとは何か?

もともとこれは性同一性障害患者用の特例だったが、そうではない人々も戸籍の変更を強く求めるようになったこである

性同一性障害ではないのに戸籍の変更を求める人々、それはトランスジェンダーである(と私は理解している)

最初に述べたようにトランスジェンダー性同一性障害は違う

トランスジェンダーという概念性同一性障害を含んでいるが、もっと広義なものであるらしい

本来性同一性障害であれば幼少期から違和感があるはずだが、幼少期には特に違和感がなかった人が人生の途中から違和感を感じ始めることがままある

幼少期から違和感があった人のなかに性同一性障害ではない人もいる

ここが本当にややこしい

色々見てみても、言葉遊びみたいなのになっててわかろうとすればするほど難しかった

今の私の理解としては、性同一性障害ではないトランスジェンダーは、もともとの体の性別にかかわらず自分のことを異性だと思っている人のこと

女の体でも男だと思っているし、逆もまたしか

から外科手術をしたりホルモン投与をするしないに関わらず自分は男ではない(女ではない)と思っているし、必ずしもそれらの医学的補助を必要としない

そして、これは全員ではないかもしれないが自分だけではなく周囲から自分がこうだと思っている性別で扱われることを望んでいる

その一環として自分の望む性別戸籍を変えたいというのは、自然な流れである

性同一性障害だけではなくトランスジェンダーに対しても戸籍変更を認めるか否かが問われていて、おそらく流れとしては認めるべきであるという方向に進もうとしている

で、ここで議論になるのがトランスジェンダーという存在社会の中で存在感を増すということは必然的性別によってわけられていたことが意味をなくしていくということについてである

性別によってわけられていたことが意味をなくしていく話をする前に改めてトランスジェンダーについて話す

トランスジェンダーは幼少期からずっと違和感を抱えている性同一性障害とは異なる

疾患ではないとする動きもあるらしいが、それは非常に納得できる感覚で、トランスジェンダーとは疾患ではなくライフスタイルに近いと考えると私としては非常にすっきりする

ベジタリアンみたいな感覚と似ているなと思う

そういうライフスタイルで生きていくことにした人達

そういう風にしか生きていけないの人たちもいるのだからライフスタイルと一緒にするなと言われるのは間違いないが、トランスジェンダー定義自体がどんどん変わっていっているのでどうしようもない

ライフスタイルだと思うのはデトランスする人たちがそれなりにいるからということと高齢になってから突然トランスする人たちが一定いるからだ

自分の体の性別についての違和感が不可逆的なものなのかどうか、というのは大切なポイントだと思う

ここでベジタリアンのたとえを使うけど、ベジタリアンとして一生生きていくひとと、途中でやめる人、両方いる

もしベジタリアンとして生きていくと宣言して社会的にもベジタリアン認識され、以後一切肉も魚も食べられません、これはあなたが決めたことです、途中で気が変わったといっても無理です、と言われたら困る人は沢山いるだろうな

そしてその人が一生ベジタリアンとして生きるかどうかは寿命が来て死んでしまうまでわからない

いまトランスジェンダーが異性として生きていく、一生そのままだ、と思っていてもそうなるかどうかはわからない

実際高齢になってからトランスする人がいるのだから、いま三十代でそう思っていても六十代になると変わるかもしれない

トランスジェンダーというライフスタイルが定着すれば必然的性別というのは可逆的なものになる

いまそういう概念があるのかわからないが、不可逆的トランスジェンダーと可逆的トランスジェンダーがあるんじゃないのかなと思っている

実際どういう扱いなんだろうな

トランスジェンダーだと思っていたけれどそうではないみたいです、という人たちは確実にいるわけだが、アライさんはトランスジェンダーだった場合を考えてその人が最大限トランスジェンダーとしての生活を送れるように推奨していると思われる

不可逆的トランスジェンダーにとっては歓迎すべき対応だろうけど、可逆的トランスジェンダーは後悔する可能性が高い

GC側は可逆的である可能性を憂慮しているし、アライさんは不可逆である可能性を重く見ている

特に今は思春期の子供たちが話題になることが多いが、当然両方の子供たちがいるし、一方にとって良いことは一方にとっては悪い

唯一にして絶対の正解はない

正解はないのに正解だけを求めようとするとそこからこぼれていく人がいる

置いてきぼりにされる当事者たちの出来上がりだ

さて、そのような可逆的不可逆的が入り混じったトランスジェンダー社会のなかで存在を増していくとどうなるか

当然性別でわけられていた施設はどんどん意味をなくしていく

目の前の人が自分想像する性別とは異なるかもしれない

でも現時点で性別の差は物理的にも社会的にも大きくて、突然その概念をめちゃくちゃにするようなことをすれば社会的混乱は必然

段階的な対応が求められる

私としては性同一性障害をふくめてトランスジェンダーという存在がなくなることはないので、一緒にあるべき社会を考えていくことは絶対必要だと思っている

ベジタリアンという存在はなくならないので一緒に生きていく社会を考えるように

ベジタリアンメニュー、肉魚を食べるか食べないかの事前確認、いちいちそれに対して感想を述べたりしないし過剰反応もしないし拒絶もしない

そういう感じのイメージ

いまトランスジェンダー議論になりがちなのはまだ社会のほうが受け入れ態勢ができてないのに理想論優先で先走ってしまうことがままあるからだと思う

現実的な話ばかりしているアライさんが沢山いる

それに対してびっくりしてしま一般大衆をして理解が乏しい愚者みたいに扱っているのが非常に嘆かわしい

こういう人たちはトランスジェンダーサポートしたいのではなくて、概念で誰かを殴るために活動しているんだろうな

なぜならそんな風に一般大衆論破してもトランスジェンダー理解が深まるわけじゃなくてむしろ反発を呼ぶだけだから

ロビー活動としては下の下、愚の骨頂

たここでも置いてきぼりになる当事者たち

トランスジェンダーは、もともとの体の性別にかかわらず自分のことを異性だと思っている人であり、「トランス女性女性です」の言葉象徴するように常に周囲から自分がこうだと思っている性別で扱われることを望んでいるので、女性スペースがあるなら女性として使用したい、それが許されないことは非常に苦痛を感じるだろうことは想像できる

だが少なくとも現時点でその望みがあるとして十全に叶えることはできない

まだその段階にない

それが性別でわけられたスペース利用についての議論スタート地点

ではゴールはどこなのか?

これは人によって目指すものが異なるだろう

そもそも性別でわけたスペース自体なくしていまいたい人、自分の望む性別のスペースにスムーズに入れるようになりたい人、スペースの問題ではなく医学が進んで実際に身も心も異性のものに転換されることだけを望む人、ほかにもいろいろいるだろう

望むゴールが違えば話はどんどん食い違う

譲歩しているのだ、と双方が思っている

トランスジェンダー関連の話になると必ずトイレフロ問題が取りざたされるが、これについてはそれぞれの思う理想のゴールをきいてから始めたほうがいいのになと常々思っている

混浴を目指す人、身体的な区別を目指す人、ジェンダーでの区別を目指す人、それぞれ違う

いずれにしてもトランスジェンダーという存在を前提とした施設を考えていく必要はあるだろう

私自身の意見としては性別で分けられたスペースは維持されてほしいしそのうえで性別で分けないスペースの併設が望ましいと思っている

性別で分けないことを多くの人が望めば性別で分けられたスペースは縮小していくだろうが、そうでない場合一定数残していく

その数のバランスニーズによって考える必要があるがニーズが少なくともゼロにはしないという感覚があってほしい

それが多様性のある社会というものだろうから

以上、大体私が気になっていたことについての考えをまとめました

色々考えすぎてごちゃごちゃしていたのをまとめられてよかった

満足しました

難病患って長年引きこもりだった姉が間もなく自立しそう

過敏性腸症候群(IBS)という難病をご存知でしょうか?

追記

不適切表現誤情報を書いていたので削除しました。申し訳ございませんでした。ただ姉はIBDも併発しています

 

私の姉はその難病中学生時代発症し、主に便秘型と分類される症状ですが、所構わず腹痛を伴いながら不随意お腹の鳴りや放屁を繰り返す、思春期の学園生活においてまさに不倶戴天の敵と言っても過言ではない、恐るべき病気なのです。

主に、神経質で完璧主義責任感の強い真面目な方が発症やすいようですが、実に姉の人物像に合致しますね。 

 

んで、姉はクラスで密かに毒ガス女とかあだ名をつけられて虐められて中2のとき不登校になって引きこもりなっちゃったんだけど、ようやく引きこもり卒業しようとしているわけですよ。治療薬の進歩と本人の精神的な成長、引きこもりながらも長年磨いてきた技術によって。

 

デザイン専門学校卒業して撮影スタジオ就職した私は翌年、ゴミ捨て場で拾ったある成人漫画誌公募に送った作品採用通知が届き連載してみないかと打診されるも、その原稿社会人生活を送りながら合間合間にコツコツと描いていたもの

両立は不可能だろうし安定した職を捨てて漫画家に転じるのもどうだろうかと思案し家族相談していたところ、まさかの姉が「私が手伝うからやってみたら」と。

その根拠はどこに、と思って夕食後に色々聞いてみると、B4漫画原稿用紙にびっしりと描かれた緻密な背景と簡易な人物ペン画を百枚近い枚数見せられ、圧倒された。

聞けば買い物を頼まれときの駄賃やお釣り、たまにもらうお小遣いを使って画材を買い込み、ずっと練習していたと。

病気で遠出すらままならないこのどん底人生を抜け出すには自宅でも出来る作家業になるしかない、と思って必死練習していたらしい。

ただ、ところどころパース微妙に狂っていたり、背景にしては線が濃すぎたりと色々気になる箇所があるものの、じゃあ二人でやってみようと。

 

姉の作品スキャンして担当編集さんに送ってみたら荒いけどまあOK、とにかく描いてみろとの返事をもらい、最初作品制作に取り掛かることになった。

ストーリーの大筋は編集さんが提案したものだったけど、自分と姉の提案舞台和風ファンタジー耽美姉妹レズ物に決定し、実の姉とこんな内容で打ち合わせするのきっつと思いながらも制作を開始、二十日以内で完成させ入稿すると編集さんからOKです、ストーリーもいいし大胆な黒ベタと筆で描かれた和の風景調和していてこだわったコンセプトを感じると返事をもらう。褒め上手なのかマジなのかわからないが、良い反応である

しかし後日、淫魔鉄道69というおねショタ痴漢ものを描こうとしたときネーム段階で物凄い勢いで激怒された。

 

その晩は家族全員で祝のパーティーを開いたものだったが、もう一つ気になるのは姉の体調。

決して難病を克服したわけでもなく、その体は長年の不摂生により力士とまではいかないが、それに近いレベルに増量していたのだ。

そこで自分は姉に毎朝ちょっとした運動をしてみないか提案すると、渋々ながらやってみるとの返事。

 

それから我々は編集さんの指示で幾度も習作を描きながら、同時に姉の病状改善と減量のための試行錯誤を繰り返し、結果的には毎朝のウォーキングオートミール中心の食事制限で90オーバー体重が80近くに、難病も僅かながら改善を見せ、一つの成功体験チャレンジ精神を生む好循環の真っ只中に姉は居た。

 

そして姉との初めての共同作業から半年後、我々は初めての商業誌デビューを果たし、姉も薬を用いた治療と相まって難病の症状を随分克服し、体重も60台、身長を考えれば平均よりやや上に収まりますますの好循環を見せていく。まさに姉ノミクスである

この頃になると本業のある自分漫画制作工程は各人物ラフな下描きと一部の台詞回しのみに減少しており、半分以上は姉の作業によって成立していた。

その上達速度は凄まじく、初めは手を綺麗に描くことすらできなかったのに、今では写真3DCGを元に小慣れた線で様々なモチーフ無難かつ立体的に描くことが出来るようになっていて、更には私の絵柄を真似しペン入れまで出来るほどに上達しており、クリスタ等のデジタルソフトを使いベタトーン入れまでするレベルに。

ここまで来れば姉一人で作家業を営めるのではないかと打診したことはあるがまだ不安なようで、確かにコマ割りやレイアウト等で若干の未熟さを感じるし今は共同で作業をしている。

 

が、姉が独立し、一人の作家としてやっていける日は近いだろう。

 

その成功と、健やかな毎日を過ごせることを祈りたい。

2023-12-10

10試行錯誤してわかった最もストレスのない通知音・着信音

どんなに好きな曲でも通知音・着信音に使うと嫌いになる。これは度重なる通知・着信のストレスによって、記憶簡単に上書きされてしまうため。

ふだんあまり耳にしない自然音も繰り返されるとむしろ自然となり、じきにストレスを感じるようになる。

もちろんこれらも暫定的結論しかない。最も理想的なのはそもそも通知音・着信音が鳴ること自体を減らすことである

2023-12-09

ff14に産前産後メンタルを救われた話

ファイナルファンタジーXIVというゲームがある。



いわゆるオンラインゲームだ。インターネットを通じて、世界中プレイヤー達と一緒に冒険を楽しむことができる。

ファンの多い「ファイナルファンタジー」のシリーズ作、ということもあって、プレイヤー数は現在2700万人もいるらしい。



昨年、私は一児の母となった。

初めての妊娠出産育児と、怒涛の日々を駆け抜ける中、このff14がいつも自分の側にいてくれた。

母親なのにゲームなんてして、と、眉をひそめる人も少なくないだろう。

けれど、自分がいま穏やかに楽しく娘と過ごせているのは、ff14恩恵がとても大きい。

14で出会ったフレンド達、サービス運営チーム、そして吉Pへの感謝綴りたく、

とある一人の「光のお母さん」の話を、ここに残させてほしい。

妊娠間中

私はコロナ禍の最中職場の同僚に誘われて始めた。プレイ歴としては3年ほどになる。

3年の間にいろいろな出会いがあり、いまは20人ほどいるギルドゲームコミュニティのこと)を拠点に遊んでいる。

顔も本名も知らない。住んでる地域も年齢もバラバラ

でも、毎晩ログインして一緒に冒険する、大切な仲間たちだ。



自分妊娠していることを初めて報告した相手は、夫でも親でも友達でもなく、このギルドメンバーのひとりだ。

その方は4児のママで、大変そうながらも(実際絶対大変……!)育児ゲームもとても楽しんでおり、

「素敵なお母さんだなあ」と、ずっと思っていた。



自分にとって、妊娠したことはあまりに予想外で、当時、妊娠出産知識はほぼゼロ

お恥ずかしい話なのだが、いつ病院に行ったらいいのかすらもわからなかった。



陽性をくっきり示す検査薬を前にして、途方に暮れた時にふと浮かんだのが、そのフレンドの顔(アバターだけど)だった。

妊娠しているかもしれないんだけど、どうしたらいい……?」と恐る恐るメッセージを送ると、

いつ頃病院に行くのがベストかとか、体調は大丈夫かとか、右も左もわからオロオロしている自分に、とても優しく寄り添ってくれた。

彼女言葉に、ものすごく心が落ち着いたことを覚えている。



ff1410年以上サービス運営されているのもあり、ママパユーザーが結構多い。

その後しばらくして、自分妊娠していることをフレンド達に打ち明けると(体調が悪いと不在がちになっていたので、大きな病気なのではと心配されていた)

「実は自分もパパ(ママ)だよ〜」という人が続々と現れ、あっという間に、周囲は強力な先輩だらけになった。



妊娠初期は、万が一のことがある。

から不安不安で仕方ないにも関わらず、なかなか身内には話しづらい。

そんな中「オンラインのみでのつながり」という絶妙距離感の友人達は、こうしたセンシティブな内容も話しやすく(聞いてくれてありがとう

かつ、どこよりも頼れるコミュニティだった。



毎月の妊婦健診つわりのしんどさ、急遽決まった帝王切開……続々と押し寄せる不安の種を一緒に受け止めてもらい、

人生初めての経験を、落ち着いて乗り越えることができた。本当にありがとう



新生児

その後、無事に出産をし、我が子が自分のもとにやってきた。

(本筋とズレるので多くを語るつもりはないが、自分のこどもってほんとーーーーーーーにかわいい!!!

新生児期は、3時間に一度の授乳や、多いときは1日10回以上のオムツ替えなど、文字通り「まったく休めない生活」が続く。

配偶者が3ヶ月育休を取得してくれたので、交代交代で睡眠を取ることはできたが、それでも、1日4時間程度寝られればいい方。

何もかもが初めてで手探りで、やっていることが正解なのか間違っているのかわからないし、娘が泣いている理由もちっともわからない。

精神的にも肉体的にもしんどい日々が続いた。



産育休中の親は、こうして家を中心に過ごすことが多いため、社会とのつながりを失いやすく、孤独になりがちだ。

その結果、産後うつといった重篤問題を抱えてしまうことも多い。

から、「自分時間も大切です。たまには周りを頼って休んだり、気分転換しましょう」と、

役所でも産院でも、リフレッシュすることや、社会的なつながりを持つことを助言される。

が、しかし、身も心もへとへとな新生児親にとって、そういった外出は非常にハードルが高い。

布団に入ったまま人と会うわけにもいかないし。



でも、ぼさぼさの髪の毛、どすっぴん、くたくたのパジャマでも、オンラインゲームなら誰にもバレない。

我が子が寝ている間にログインし、景色のいいところをぼーっと眺めたり、

フレンドとチャットでなんでもない会話をする時間は、とても心が癒やされた。



「あ、娘っち泣いた!行ってくる!」



「がんばって〜〜!」



この一息ついた時間の後は、自分に無敵バフがついて、「夜泣きでもゲロでも何でも来い!」という気持ちになれたものだ。

(実際はぜーんぜん寝てくれなくて、また涙目になってしまうのだけれど)



1歳になったいまも、日中は娘につきっきりのことが多く、なかなか友達リアルで会うことは難しい。

だがそんなときff14だ。

娘が寝た後ログインして、「今日育児おつかれ〜〜」と、互いを労いながら飲む酒は、とてもうまい。(※私はすでに卒乳している)

復職

我が子は、本人の特性か、新生児から行ったネントレの効果なのか、生後3ヵ月から夜通し寝るようになった。

私も未だに信じられないのだが、1歳になった現在も、夜の19時から朝の6時半までぶっ通しで寝る。

この娘の安定した睡眠のおかげで、親側の生活人間らしいものに戻っていき、私も新生児期よりは、自分時間を持てるようになった。

あれ、思った以上にゲームできる……?と、気づいた瞬間、どうしてもやりたいことが浮かんでしまった。



「やっぱ、煉獄零式踏破したいなあ……」



ff14は様々なコンテンツが用意されているが、その中でも人気が高いのは「高難易度レイド(=零式)」だ。

これは平たく言うと「攻略するのがめっちゃ難しいボス」で、8人で協力して倒すことが求められる。

この8人は身内の仲間を集めてもいいし、野良(まったく知らない人と一期一会パーティを組む)で挑むこともできる。



ff14には、年に1〜2回この「零式」が実装される。

「零式」が始まる時期は、もうお祭り騒ぎだ。ものすごい数のプレイヤークリア目指して一気にひた走る。すごく楽しい

この「零式」、ベテランプレイヤーであれば1〜2週間程度でクリアできるが、私はプレイスキルが高くないので、2〜3ヵ月程度かかってしまう。

でも、毎日コツコツと練習し、試行錯誤しながら攻略していくので、クリアしたときの喜びはひとしおだ。



2022年8月、「パンデモニウム零式煉獄篇」という高難易度レイドが提供された。

当時は妊娠8ヶ月あたりで「どこまでやれるかわからないけど、やってみるか〜」という気持ちで参戦し、

7割くらいまで攻略(4層前半時間切れ)したところで臨月に入り、さすがにお腹が重くなりすぎて、途中断念した。



「零式」を遊ぶときは、短くて30分、長いと2時間程度拘束される。

こどもの夜泣き等で途中離脱をすると、一緒にプレイする残り7人に非常に迷惑をかけてしまうので、

産後ff14に復帰しても、この「零式」だけには手を付けなかった。



ただ、あとちょっとクリアだったのになあ…という心残りは大きく、

続々と届く「クリアしたよ〜〜!」という友達の報告を嬉しく思いつつも、ちょっとだけ歯がゆい気持ちにもなっていたのだ。



娘の睡眠が安定し始めて2ヵ月ほど経った頃、お世話にも慣れてきたので、夫と交代でワンオペをし、

それぞれの一人時間を時々設ける取り組みを始めた。

夫は麻雀趣味なので、フリー雀荘通いを再開した。

麻雀を終えて帰ってくる夫の笑顔と、その後の育児への頑張りを見ると、やっぱり人間にとって好きなことって大事だよな〜〜と実感させられた。



この取り組みが思いのほかうまく回ったので「もしかして零式やれるのでは…」という気持ちは、さらに大きく膨らんでしまった。

そして再び、あの育児ゲームも楽しむ4児ママフレンドの顔(アバターだけど)が浮かんだのだ。

絶対大変なんだけど)毎日を楽しむ彼女存在に、妊娠中の自分がどれだけ勇気づけられたかを。



そこでベビーモニターを傍らに置き、もし夜泣きがあったときは夫に見てもらうという了承を取り、

フレンドたちに「やっぱりクリアしたいから、一緒に来てほしい」と頼み、再び零式に足を踏み入れることにした。

トルコンテンツは本当に本当にご無沙汰だったので、最初は全く指がおぼつかなかった。

ゲーム特有の反射での判断も、随分と鈍っていて、リハビリに随分と時間がかかったが、

フレンドたちが根気強く(本当に根気強かった、本当にありがとう)付き合ってくれて、無事クリアすることができた。

クリアした瞬間は、本当に本当に嬉しくて、いい年してポロポロ泣いてしまった。



ゲーム攻略のいいところは、努力した結果がその通りに実るところだ。

試行錯誤を繰り返し、なぜクリアできないかを振り返り、見つけた課題ひとつひとつこなしていく。



対して育児は、予想外の連続だ。

どんなに頑張ってもうまくいかないこともあるし、すんなりと乗り越えてしまうこともある。

それは、非常に面白いことでもあるのだが、「自分はうまくやれている」を実感することはほぼ皆無だ。

常に「私はいい親になれているだろうか?我が子によい環境提供できているだろうか?」という、答えのない問いと向き合わされ続ける。

そうした日々の中で、私は「自分はやればできる」という気持ちを、完全に失いかけていた。

その「自己有用感」を取り戻してくれたのが、この零式だった。



大げさなのかもしれない。

でも、育児という正解のない道を、自信を持って歩んでいくことは、本当に本当に難しい。

誰もが悩みながら、自分のこどもと向き合っていると思う。



突然話は変わるが、ミシェルオバマ2022年に上梓した「心に光を」という本の中で、ミシェルが、

「途方もなく大きな壁を感じ、不安になってしまったときは、小さな達成感を得て、自分自身を取り戻すことが大事」と語っていた。

ミシェル自身コロナトランプ大統領の登場によって、絶望さなかにいたという。その時、ミシェルを救ったのは「編み物」だったらしい。



私にとっての「編み物」は、「零式」だったのだと思う。



いや、お前何いってんだよ、って感じだと思う。(私もそう思うよ)

でもいま、育休を終えて復職をし、育児仕事の両立には悩むことしかないが

「でも私、零式が頑張れたのだから、たぶんきっと大丈夫」と、謎の自信を携えて、日々を過ごしている。



顔も名前も知らないけど世界いちばん心強い仲間、どんなボロボロ自分でも迎えてくれる場所自分に自信を取り戻させてくれるコンテンツ

ff14は、産前産後自分メンタルを守ってくれた偉大な存在だ。

これからも一プレイヤーとして、この世界を楽しんでいきたいと思う。



追記1 煉獄のあと、「やっぱいけるのでは」という気持ちが更に高まり、性懲りもなく天獄も参戦し、パッチ内に踏破。そしていまは絶アレキ固定をやっている。娘は相変わらずよく寝てくれている。感謝

追記2 娘のネントレは魔法時間割というの本をそのまま踏襲した。ちなみに自分不快性射乳反射(D-MER)に悩まされ、生後2ヶ月で完ミ移行している。(断乳前後精神的にだいぶやられた)娘はよく寝てるからか、機嫌もいいし、保育園からの呼び出しも少ない(有給余った)。ネントレは賛否両論あるけど自分おすすめするよ。

追記3 絶アレキクリアした!固定のみんな、よく寝てくれた娘、ありがとな

2023-12-08

anond:20231208134622

からなくても良いんだよ、

からないなりに試行錯誤したいんだよ!最新の注文デバイスでも。

トライもしない思考停止ジジイにはなりたくないんだよ!!!

2023-12-07

anond:20231207203023

それこそ(食べることを目的としない)魚釣りと同じようなもんじゃね?

試行錯誤して魚が食いついたとか食いつかないとか言ってるだけじゃん

そもそも実益の伴わない趣味って大体そんな感じな気がする

2023-12-06

世界一ブロックされた人

Xの機能追加の数々は、一言で言えば「馬鹿の発想」である

それが与える影響はやってみないとわからないではないか!といって実装してやはり失敗している

イーロン・マスク試行錯誤スピードは早いかもしれないが、SNSの「コミュニティを維持する」という根本理解していないかもしれない

SNSは車でもロケットでもない。人間が互いに協調する場なのだから共感性が一番重要では?

イーロン・マスクサイコなので、共感の逆を行っている

世界一ブロックされたユーザーイーロン・マスクである

2023-12-05

漫画編集者大卒を据えると難しく考えすぎて本質を見失う

たとえば芳文社きらら系列雑誌は何冊もあるがあれは年齢層別に細かく分けてるつもりらしい。

まりちょっと世代の違いでも好きな漫画の傾向が微妙に異なるなどと思ってるということだ。

でも現に、出してるなかでより高年齢を意図した雑誌を想定よりも若い奴が多く読んでたり、その逆があるんじゃないか

ちゃん意図したとおりに、想定したターゲットが高い順に雑誌の読者層も高くなっているという傾向性は認められているのか。

もっと単純に考えればあんなどっちにしろ萌え系の作品編集方針試行錯誤したところで読者層の年齢なんかコントロールきっこないって思うよ。

ていうかそんな細かい年齢間で漫画の嗜好が異なるという観念自体虚像常識的に考えて個人差の方が全然大きいわな。

大卒から難しく考えてナンセンスなことを考えてるんだろ。俺を雇えよ。

2023-12-04

[]12月4日

ご飯

朝:なし。昼:サラダどら焼き。夜:カブニンジンエノキ豚肉の鍋。ポン酢ネギのツケだれ。たまごネギおじや。。間食:アイス

調子

むきゅーはややー。お仕事は、ひままー。

シャドウバース

久々にオリジナルデッキが組みたくなりカードリストを眺めてた。

いつもは、連勝報告をまとめてるサイトや、Xで強そうな人(プロとか)のポストなどからレシピコピペして自分に合うように少しづ修正してるんだけど、今日はなんかゼロから自分でやりたくなった。

カードリストを眺めてて気になったのがネメシスミリオンガンズ・アンタニタ

コピー能力って色々できて楽しそう。

ニュートラルバランスよく採用しないといけないところも構築映えするし。

と思って試行錯誤してたけど、全然形にならず諦めた。

いやあ、難しいっす。

クロスオーバー始まったらまたオリジナルデッキ考えよ。

リビドーアイロンビーズ

最近、寝る前にアイロンビーズをやりだした。

トゲトゲしたプラスチックの板にビーズを並べてアイロンをかけて固めるやつ。

Twitterエロアカウントばっかりフォローしていて、タイムラインを眺めてムラムラしてくると同時に、そのリビドー昇華出来る創作系の趣味が欲しいとずっと思ってた。

絵も描けないし話も作れないから悩んでて、色々試した結果アイロンビーズが丁度いいことが分かった。

絵は何度か挑戦したことあるけど難しすぎる。

一本の線を引くにしたって線の可能性が無限存在して、その中から最善の線を見つけ出す試行錯誤をする根気が無い。

その点アイロンビーズは良い。

しろ24×24とか24×48とか、限られたドットの中では出来る試行錯誤の回数が限られているから、その中で自分なりの最善を模索するのはそこまで負担じゃない。

ドット絵を描けるサイトがあるので、そこで下絵を作ってアイロンビーズにしている。これも楽でいい。

パソコンだと色がほぼ無限に使えるのも逆に重荷だったけど、アイロンビーズは近所のダイソーで買える色の中だけで作っているから楽。

ドット絵でいいじゃんと思われたかもしれないが、使える色数が多いという点でドット絵ではダメなんだ。

どうやら自分は目下に広がる「可能性」の爆発に耐えられないらしい。

そういう人間にとって趣味自由度よりも不自由度の方が重要なのかもしれない。

今は裸の女をアイロンビーズで作っている。

ぐりぐりと適当肌色ドットを描いたり消したりしてなんとなく女の身体が見えたら徐々に形を整える、もういいかなと思ったらアイロンビーズを並べる。

この「頭を使う工程」と「一切頭を使わない作業工程」に完全に分離されているのもアイロンビーズの良さだ。

丁度いい軽い負荷がかかる作業リラックスできる作業で飽きない。

完成したアイロンビーズ投稿しても誰からも見られてないし、いつまで続くか分からないけどしばらくは続けてみるつもり。

2023-12-03

[]12月3日

ご飯

朝:玄米ブラン。昼:豆腐エノキ、たら、ニンジンの鍋。たまごおじや。夜:唐揚げブロッコリーほうれん草にんじんスープナポリタン。間食:プリンアイスオーザック

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみー。

人形の傷跡

公称ジャンルは“サイコホラー”なノベルゲームで、90年代後半同人ゲーム移植版を遊んだ

連絡がつかなくなった大学生の姉を探すために上京した上条明日美が主人公

上京したはいものの、同じ大学学生事務員に聞いても姉のことは誰も知らない上に、所属している研究所はなにやら怪しい気配が漂っていて恐ろしいという導入。

開幕早々怪しい展開が続くが、本当にただ読者を怖がらせたいだけで、物語的にはあまり意味のないビックリ要素も多々あるのは好みが分かれそう。

ストーリーは二転三転かなり目まぐるしく状況が変わっていき、その時々でホラーらしい恐怖展開が繰り広げられる。

視点人物認識のものに恐ろしい何かが秘められている展開などは、まさにサイコホラーらしさ。

それでも上条明日美の根底にある姉を見つける意思は疑いようの無い気持ちであるのが、ホラーと感動のバランスをとろうとしている試行錯誤が見えて興味深い。

恐ろしいビックリする展開はふんだんにあって、確かにどれも怖かったのだけど、それ以外のストーリーの筋は緩急の変化がなく、ずっと急いでいる激しい展開が続く。

このキャラクタがどんな人間なのか? とそもそも興味を抱くシーンすら少な目なので、次から次へと展開する驚きの展開に終始振り回された。

途中でダレることなく一気に走り抜けているので、作風としてはちゃんと一貫していた。

ただ、日常パート的なキャラクタ好意を抱くようなエピソードがかなり少ないわりには、人間としての好意エピソードの芯にあるため、読んでいる側からすると若干唐突に感じる展開も多数あった。

とはいえ、この辺には大落ちに繋がる重要な設定の影響もあり、移植版で追加されたザッピングシナリオで補完されているので、製作陣も重々承知していて割り切った部分なのだろう。

これはもうジャンル全体を包括したような乱暴感想になってしまうが、段取りを省略することで唐突な驚きと恐怖を演出すること自体が、良くも悪くもなんらかの解決求めないホラーらしい展開だった。

僕の好みとしては、キャラクタ個性を魅せる場面や、物事段取りを立てるパートがあると嬉しかったのだけど、それらが省略されているからこそのホラーだと主張されると返す言葉が出ない。

公称ジャンルサイコホラーをしっかりと描ききっているので、ジャンルのもの忌避感が無ければ、しっかりと楽しめると思う。

(ミステリと近似ジャンルなのが本当に難しいですね)

2023-11-30

anond:20231129192842

生産的な趣味承認されるほどのスキル

承認目的になってるけど

これが生産目的になると、どんなに承認されなくても楽しい

自分にとって神といえる小説書きは

最初作品は閲覧0だったそうだ。イイネじゃない、閲覧0だ。pixivで。

だって14歳ときに初めて出したコピー本は1冊も売れなかった、でも20年経って商業漫画家になった

60歳で起業する人もいる

まだまだなんでもできるよ

最初から華々しい結果を出せないことは恥ずかしいことでもなんでもない。むしろ絶対にそうなるんだから絶対起こることを理由にためらうなんて、超能力使えないことを嘆いてるみたい。自己評価高くない?

試行錯誤しながら続けると、いつのまにか承認よりも「今度はあれに挑戦したい」みたいな意欲が脳を上書きしてくれるようになる、そしたらもう最高だよ。

今ある悩みが全部「どうでもいい」に格下げされる。

どんなスキルも0からだんだんと伸びるものです。スキルがないのは、なにもしてないからで、なにかしたら絶対に身につく。

https://esse-online.jp/articles/-/26354

77歳でようやくバズったなずな先生だけど

増田今日からやってみるとして、(今まで生きてきた人生より長い)40年近く時間はあります、っていわれても

無理だ諦めよう、ってなる?

もしなるならもうそれは「頑張らないことがなんだかんだ幸せ」な人生なんだから、何者でもないことを誇ればいい。

2023-11-29

(追記した!)おれが主夫になるためにした努力を聞いてクレメンス

追記

ぬるっと家事終わらせて見に来たらたくさん読まれてて嬉しい。婚活は大変だったけど学びもあり、あのままブラック労働を続けるよりよっぽど良い人生&良い人間になれた気がするよ。書ききれなかった学びと自分語りを書いた。誰かの参考になれば幸いだし、おれはいつでもお前らの婚活成功を祈ってる。

https://anond.hatelabo.jp/20231130215545

 

(ここから本文↓)

10年前、新卒入社したブラック企業で心身削られ心底思った。働きたくない。

その年の末、帰省した際に5歳上の姉から婚約者を紹介された。婚約者国家公務員で、姉は専業主婦になるという。羨ましすぎて狂うかと思った。

 

婚約者が帰り、両親が眠った後で姉と2人きりになった。酒の勢いもあって「女は主婦になれていいよな、俺も養われてぇ〜〜〜」と愚痴ったら、「じゃあお前もなれよ、そのための努力しろ」と言われた。姉からアドバイスを忠実に実行し自分なりにも試行錯誤を繰り返した結果、今では主夫の座を得て週2の趣味みたいなバイト以外は家でネトフリ見ながら家事をしている。今日主夫希望男性やいわゆる弱者男性に向け、おれの主夫までの道のりをシェアハピ!します。身バレを防ぐため、ちょっとフェイク入れるのは許して。

 

1.経済力のある女性に選ばれるために

当たり前だが主夫になるには一馬力で家族を養える女性パートナーに選ばねばならない。そして高収入女性の周りには当然高収入男性が多くいるため、彼らとの競争に勝つ必要がある。また一馬力で家族を養える女性は1人なら何も気にせず贅沢に暮らしていけるため、家族を養う=金銭的な自由を手放しても、こいつと結婚したいと思われる必要がある。いいか高収入でも年増のブスは結婚できるなら誰でもいいんだろwwwいから俺を養えよwww」などという考えは捨てろ。高収入女性はお前を養うくらいなら1人で楽しく生きて行く。

悔しいけど、女性学生時代友達とずっと仲良かったり、いつでも新しい友達を作れたりで男より人間関係に恵まれやすいのよね。それで金まであるとくれば…。

 

初めに姉に「お前のアピールポイントは何?」と聞かれた時、おれはもごもごと口ごもった末に「や、優しさ…?」と答えた。不正解だった。姉曰く、成熟した人間にとってある程度の優しさは標準装備だ。自分長所を問われて1番に優しさとのたまう男女は、それ以外のアピールポイントがないと言っているのと同じ、とのこと。あと自分他人より優しいと思う根拠は何?と言われてぐうの音も出なかった。

では何ならいいのか。例えば家事スキル有効だ。仕事から帰れば片付いた部屋でうまい飯、というのは男女問わずバリバリ働く人間には効く。他にも聞き上手、ケア能力、可愛げ、あとは最悪顔でもいい。何か最低ひとつ武器として持っていないと話にならない。

 

俺は家事スキルに振った。前から料理は好きだった(当時は激務でほとんどしていなかったが…)から、女ウケする低カロリーで美味しい料理研究に励んだ。掃除洗濯もそつなくこなせる。

また、意図して可愛げも伸ばした。主夫になりたいくらいなので元からプライドが高くなく、優秀な女性と張り合う気持ちがないこと、尊敬気持ち好意を素直に表現できること、仲の良い姉がいて女性が好む話題がわかること、察する能力が男としては比較的高いこと…などを長所とし(この辺りは姉と相談した)、高収入男性と競合しないブランディングを目指した。

 

あと転職した。ブラック企業給料だけはそこそこだったが俺の幸せはそこにはない。主夫を目指すと決めてから収入が下がっても週末は休んで婚活できる仕事を選んだ。婚活ガチ勢

 

2.高収入女性出会うために

ほぼ就活。そして当然ながら年上好きじゃないと厳しい。

俺は非正規ヒモではなく、ちゃん結婚して主夫になりたかった。不安定派遣ではなく正社員になりたい気持ちに近い。ということで婚活アプリを始めた。女性なら若ければ若いだけ申し込みがくると言うが、おれの場合は当時24歳低収入だったこともありビビるほどマッチしなかった。いかにもヒモ狙いっぽくて怪しかったのかもしれない。おれは主夫でかつある程度余裕がほしかったので、それなりの収入を求めると相手の年齢は、少なくとも5歳は年上になる。基本女性共働き・あるいは自分仕事セーブする想定なので、高収入女性ほど高収入男性を求める傾向にある。男性を養う想定がない。

サービス趣旨的に双方結婚前提のはずなので、ミスマッチを防ぐためプロフィール主夫志望であることを明記し(それが誠実さだと思っていた)、料理写真なども載せた。だがほとんどの申し込みは断られ、さすがに傷ついた。唯一会ってくれたのは12歳年上の女医だがずっと値踏みされ疑われている感じが辛かった。なんとかデートを終え、向こうからはまた会いたい(限りなく会ってやってもいい、みたいな感じ)と連絡があったが、おれのほうが無理で断りを入れた。

 

それから普通マッチングアプリに切り替えた。こちらは結婚前提のアプリではないが、結婚願望が強く相手サポートしたい気持ちがあることを明記した(主夫という言葉は使わなかった)。条件が合う人にひたすらいいねを送り続け、返ってきた人にマメ対応し、デートにこぎつけた。ちなみにおれの求める条件はこれ

40歳以下

年収500万以上、年収記載がない場合専門職大手企業など

仕事が好きそう

結婚願望あり

・最低限の見た目

見た目はあまり重視しなかったが、流石に太りすぎていたり清潔感がなかったり、写真がない(あるいは重加工で原型を留めてなさそう)な人はパス

主夫志望の男性諸君に言っておくが、働かない男性を喜んで養う28高収入川口春奈美女存在しない。いたとしても養いたいのは芸能人級のルックスと甘い言葉を操れるホストみたいな男だろう。そんな女性結婚したければ、むしろ高収入イケメンを目指した方がまだ可能性がある。それができないおれたちは高望みしている場合じゃない(ただし見た目に関しては高収入30代はけっこう綺麗な人が多い印象もある)。

 

自分が25〜28歳くらいまでは仕事を続けながら数人の彼女交際した(もちろん1人ずつ。同時並行したわけじゃない)。相手は5〜10歳年上だ。普通に上手くいかない場合もあったし、仕事への熱意の差もあり尊敬できない…と言われてフラれたこともあった。また、28歳で同棲した彼女は激務で余裕がなく、ヒステリックにあたられるのが辛くて俺から別れを告げた。37歳のコンサル美人だったけどモラハラがひどかった。逆説的だけどそういう人とすぐに別れられたのは、自分仕事をしていたからが大きい。同棲時点で家賃その他は彼女持ちで、あなた仕事を辞めていいとも言われていたが、あの時生活の全てを彼女に委ねていたらと思うとゾッとする。

 

結局、コンサル彼女と別れてガチ結婚相談所に登録した。適齢期だし以前より少しだけ収入が上がっていた上、容姿もある程度コントロールできていたからか、以前よりスムーズマッチングできた。そのうちの今の妻と出会って半年結婚した。偶然だが、姉の夫と同じく妻は国家公務員。おれは主夫やらしてもらってます

 

3.主夫になるため必要もの

家事スキルケア能力

・ある種の割り切り

ストライクゾーンの広さ

清潔感容姿チューニング

主夫になる!という強い気持ち

・めげない、あきらめない

主夫になったと言うとけっこう羨ましがられるが、ぶっちゃけ自分普通に働いて、特に高収入でもない共働き奥さんもらう方が簡単じゃね?と思う。今の生活は最高だし妻も好きだが、ここに至るまでの努力や苦労は仕事とは異なるヤバさがあった。何度も挫けかけたが、絶対に働きたくないでござる!という強い気持ちで乗り越えられた。

 

女性ハイスペ婚からの専業ルートに行くには高い競争率を勝ち抜くため、若さ武器容姿を磨き上げる、またはハイスペと出会うため自分ハイスペになり、相互信頼を勝ち得た上ですっぱりキャリアを捨てる必要がある(姉は後者)。

男性の専業ルートはそこまで容姿重要視されないが、高収入女性自分を養うメリットを全力アピールしなくてはならない。まずは視界に入る努力からだ。

 

そこまで重要視されないと言っても、容姿が『普通』の範囲にいることは最低条件だ。おれはイケメンじゃないし太りやす身長も平均に満たないが、脱毛食事管理し、安くてもいいから着古してない服と靴を身につけた。要は減点材料を減らせばいいのだ。ニコニコとよく笑い愛嬌アピも忘れなかった。ありのままを愛してくれ、なんて気持ちは捨てましょう。

 

デートの際も、相手を楽しませるという気持ちが大切。こちらは就活気持ちだが、相手はおれを採用する必要はない。たくさんの女性と会って、モテる人ほどホスピタリティが高いと言うか会話が上手いしちょっとしたことを褒めてくれ、気持ちよく話させてくれるなと気づいた。ただし、それでこちらが調子に乗ってベラベラ喋ると次はない。デート恋愛)の主導権は楽しませた側にあるのだ。

 

おれは金がないから大したところに連れて行けないが、その分相手の話をよく聞き、褒め、また会話の内容を覚えておくことでちょっとしたサプライズを用意したりした。例えば、チョコレートが好きだと聞いたら、デパートで嘘みたいに小さいのに800円くらいするチョコを買って、次のデートで「思い出したから」とあげるとか。800円のチョコ普通に高いが、「覚えていて喜ばせようとしてくれたんだ」という驚きは1万円くらいの効果を発揮すると思う。おれはデートの後に話したことを思い出せるかぎりノートに書いてたよ。相手の好きはともかく、苦手なものもなるべく把握した。「これ苦手だったよね?やめとく?」なんて気遣いも喜ばれる。

 

専業主夫への道は意外と険しいことがわかってもらえたら嬉しい。男性も頑張れば全然主夫なれるぜ!という気持ちと、ほとんどの男性主夫になる努力より普通に働く方が楽だよなぁ…という気持ちが半々。おれは組織労働より、少人数(家族)のパーソナルケアが性に合ってる。

妻に出会うまでたくさんの女性と会ったが、おれと合う合わないを別にすれば7割以上は常識があり良い人と言えた。ただしとんでもないモンスターモラハラ気質の人もいるため、人を見る目は超大事結婚したらパートナー雇用主だから。ただコンサル元カノは、同棲まで猫かぶっていたしあれは見抜けなかった…もはや運なのかも。

おれは妻が帰ってくるま家事をしながらアニメを見るから、お前らは仕事をがんばってね☺️

2023-11-28

なぜ餃子靴は廃れたのか

ここからは「今日知った言葉」の趣旨から外れた、超個人的な余談になるため別記事で書く。

餃子靴という言葉を知ってから記事を書くために調べていったんだが、この靴は現代だと「おっさんが昔に履いていたダサい靴」という扱いをされていた。というか餃子靴という通称自体、そういった揶揄的な意味合いも込められているようだ。

おっさん靴といえば、厚底のボリューミーなスニーカーが“ダッドスニーカー”といわれることもあるが、これは今でも一定需要供給があり、若者が履いていることも珍しくない。

対して餃子靴は、現代だとまずみない。おっさん靴で、どうしてここまで差がついたのか。考察ごっこを楽しんでみたい。


まず考えられる理由ひとつめ、「餃子靴ビジネスシーンに適さないことが認知された」から

そもそもスリッポンタイプの革靴はカジュアル寄りのアイテムだ。さら餃子靴はシワも悪目立ちする。アイロンシャツのシワを伸ばしていても、足元がシワだらけの革靴では格好がつかない。

だが昭和時代ネットなどの情報を得る手段に乏しく、スーツ店の営業試行錯誤の段階だった。サラリーマンビジネススタイルも今より馴染んでいない。

模範的ビジネススタイルや、ドレスコードを知る人が少なく、知る手段も限られている。「スーツネクタイしめて、革靴履けばいい」となるのも無理はない。革靴であれば何でもいいのなら、あとは機能性重視で着脱簡単・履き心地そこそこの餃子靴が選ばれるのも自然の流れである

しかし模範解答が出揃った現代で、あえてこの“不正解靴”を履く新卒はいないし、需要の減ったもの大量生産するメーカーもいない。


ふたつめの理由は、「ビジネスカジュアルシーン(ビジカジ)ならスニーカーを履く」からだ。

現代は働き方も見直され、コロナ禍などにより環境も変化、それらに合わせてビジネススタイル多様化した。ボトムスジーンズチノパンにした所謂“ジャケパンスタイルは随分前から定番化しているし、近年では在宅向けのパジャマスーツなんてもの流行った。

そんな現代において餃子靴の付け入る隙はあるのだろうか。大手の靴メーカーがビジカジ向けのスニーカー提案してから随分と経った。当時のサラリーマンに使い勝手の良さからしまれていた餃子靴が、現代スニーカーと肩を並べられるだろうか。


みっつめの理由。「餃子靴ダサい(と思われている)」。ある意味で、最も深刻な理由かもしれない。

ひとつめの理由でも触れたが、そもそも“変なシワの入った革靴”はコーデに馴染みにくい。その上、革靴としては不出来に見えやすい。

カジュアルシーンで使う革靴は履き込むことで味わいがでて、その人の足に馴染んでいくことを楽しむ。履き心地は二の次カテゴリだ。

そんな中で、履き心地のために施された餃子の皮のようなギャザーは“不自然なシワ”と捉えられる。この意匠は“機能美”ではなく、“見栄えを犠牲にした”ものというのが大方の見解だ。

昭和世代、靴に無頓着だったサラリーマンが履きまくっていた」というイメージも根強く残っている。それでも現代で履くなら、よほど強いこだわりがないと難しいだろう。


餃子靴が再び流行可能性があるかといわれれば、正直ビミョーだと思う。

革靴の潮流は、他の靴カテゴリと違って緩やかで鈍い。昔からあるディティーのものが順繰りに流行り、せいぜい素材使いや靴底が変わったりするくらい。

餃子靴以外の“おっさん靴”としてはダッドスニーカーが有名だが、スニーカー流行アップデートは勢いがあるから若者など大衆にも親しまれている。餃子靴にはそれがないから廃れたのだと思われる。

それでもワンチャンあるとすれば、餃子靴特有のあのシワを“そういうデザイン”としてプロデュースすれば、もしかしたら……ってところ。

例えばスニーカーやブーツなどに餃子靴イメージしたデザインを取り入れて、パリコレとかミラコレとかで披露する。「ギョーザライン」みたいな名前つけてさ。

それを他のブランドも真似して、インフルエンサーとかが盛り上げていけば、ゆくゆくはルーツたる餃子靴も再評価されるかもしれない。

anond:20231127194936

デモンズソウルの頃からずっとそうだけど、効率を求めると特化型が手っ取り早いというだけで、基本的には自分で色々試行錯誤してステ上げたりするゲームだよ。

攻略記事とか動画だと「ダラダラやりながらレベル100くらいまで上げたらだいたい勝てるんじゃないでしょうか」とは書けんから極端な内容になってるだけ。

本当にどうしても困ったときしか見ない方がいいぜ、そういうの。

2023-11-27

エルデンリング最近になって開始して思うこと

数十時間プレイし、100回だか200回だかわからん回数死亡し、

数万、もしかしたら十数万ルーンを失いつつ、

レベル60ぐらいになり、だんだんわかってきたこ

 

ネットで得られる情報が偏ってて初心者向けでない

 

ネタバレ食らいまくるのは仕方ないとして、

動画攻略も、方向性がたぶんダークソウルプレイヤーのダークソウル前提コミュニティ話題攻略が成立してるが、

どうやらそういうネットにあふれる「ダークソウル的な遊び方」で遊ぶものではないっぽいのだ

 

なんつうか死ぬほど練習しまくってプレイヤースキルを上達させなくてもいいというか、

そういうの素っ飛ばして遊べるゲームだよね?

 

検索でなんとかビルドかい記事動画ばかり出てくるけど、

初心者試行錯誤して、シリーズやってる人の何倍も時間かけてるうちにレベル勝手に上がって、

ネット動画よりだいぶへたくそ必死になりつつもボスは割といろんな倒し方で倒せるみたいな、

そういう「普通の」ゲームだよね、これ

 

好きな見た目で素性を選んで、それで手にした初期装備をなんとなくで強化して、

戦灰とか遺灰とかウマとか使って戦術拡張して、

剣が効きにくい敵には打撃系を使ったり、飛び道具を使いまくったり、

という「普通の」遊び方で楽しめるものであって、

死に覚えとか強調するようなゲームでは全然ない、よね?

 

まあ、確かに、いまだにるつぼのきしには全く歯がたたないんだけど、

それ以外の難関エリアボス敵は、遠距離で削ったり、武器を変えたり、戦技を付け替えたり、

なんなら逃げ回ってたら遺灰が勝手に倒してくれたり、いろんな形でどうにかなってて、

検索すると出てくる、一方で修行僧のようなこと必須、あるいは一方でなんとかビルドヌルゲー云々、

みたいなのと、だいぶ印象が違う

 

ネット情報初心者に優しくないと思うのは、

もともとコントローラー操作や、アイテムの使い方(遺灰の使い方は検索しないと全くわからなかったりした)を知っておこうと検索したのに、

正面対決のプレイヤースキル最優先の情報誘導されてしまいがちな点

 

もっと普通に」遊んでいいんじゃん、これ

「なんとかビルド」のために能力値割り振りを我慢して、

魔法を手に入れても使えないか全然嬉しくない、みたいなゲームだと思い込まされてた

 

ガンガン無駄なことして寄り道しても、たぶんどうにかなる

ていうか、「なんとかビルド」の解説の書き方のせいで、ずっとレベル150が上限だと思ってたよ

実際はもっとずっとレベル上げ出来るって数十時間遊んでからようやく知った

先のこと考えて必要能力値を必要タイミングで上げられるようコスト配分をしなきゃって、

黄金ルーン使わずにずっと貯めてたけど、そんなことしなくていいじゃないですか

 

ダラダラ遊べるってわかったので、

どうせ既にダラダラと遊んでるし、もっとダラダラ遊ぼうと思う

2023-11-25

絵を描くのって本当にセンスが要るなって思う。

特徴を捉えつついかに描くか、いかに描かないかという取捨選択が難しい。

例えばステーキを描くとする。誰だってたことはあるだろうから、頭にはなんとなく浮かぶ

遠近感を意識した皿を描いてみる。これまあ記号的だしなんとなく皿だと分かる。フォークナイフも添えれば尚更。

その上にやや歪んだ楕円ないし四角を描いてみる。皿の上にあるから料理ではあるのだろうけど、これでは全くステーキには見えない。

とりあえず立体感を出すのに、側面との境界に線を引いてみようか。しかし端から端まで描いてしまうと、食べ物というよりはなんか謎の物体っぽい。しかしどこかで線を途切れさせるにも、適切な場所が分からない。

他にステーキの特徴といえば筋繊維のキメか。刃牙みたいに細かく描こうとしても、グチャグチャになって更によくわからなくなる。しかざっと描くにも適度なデフォルメ塩梅が分からない。

あとは脂身か。赤み部分との線の濃さで脂身だと認識させたいが、これも境界に線を引くべきか否か、引くとしたらどの程度引くのか。試行錯誤しても上手くいかない。

湯気でも立たせてみようか。温泉マークの波線みたいなのを描くと、小学生が描いたウンコイラストみたいだ。雲みたいなモヤモヤタイプならまだマシかもしれない。でも湯気の立ち方を無作為バラすのは難しい。これはまあ湯気を実際に観察するなり、セオリー通りの表現を真似するなりすればまあ……って感じかもしれない。

こういう特徴を上手く表現したりだとか、光沢をつける場所と描き方のセンスだとか、輪郭の線を適度な所で途切れされる感覚だとか、センスが問われるようなあって思う。これは線画?の話で油絵みたいなのだとまた少し変わるのだろうけど。

SNSとかで人の上げた絵の練習見てても、こういうのが最初からある程度出来てしまう人と出来ない人がいる。

まあスタート地点のセンスに差があるのは言わずもがな、これって練習でどうこうなるもんなんだろうかって思う。

上手い人はやっぱりどんどん上達していくし、そうでない人はやっぱりいつまで経っても自由帳の落書きっぽさが拭えない。節々で練習の形跡を感じたりはするんだけど。

こういうのって練習が足りないとかそういう問題なんだろうかって思う。

anond:20231125182406

手描き絵師が数日掛かる絵をわずか数分で作られて、しかも絵柄がそっくりだったら?

単純に自分が今まで試行錯誤して練習してきた時間のすべてが無駄になってしまうことへの恐怖から

なんとかしてAI排除したいって思ってるだけ。

学習侵害がというのは、単なる後付けに過ぎない。

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