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2020-07-04

イカ好きによる同人誌いか生活」vol.2の熱量がすごかった

同人誌、中でも「評論」と呼ばれるジャンルが好きで(二次創作肌色系も大好きですが!)、ネット即売会で目についた本はとりあえず買っている。

その時に買わないと二度と手に入らない(場合が多い)のが同人誌だ。

 

昨年の夏コミで手にした数冊の中に、ちょっと変わった本があった。

いや評論系の同人誌基本的に全部変わっている本なんだけど、その中でも特殊な輝きを放っていたのだ。

表紙は派手な水玉がフルカラーちょっと良い紙に印刷され、

----------

 い か

 生 活

----------

と、書かれているのみ。

そして売り子は若い女性の二人組だ。

 

ちょっとキョドりつつ見本誌を手に取ってペラペラをめくってみると、とにかく「いか同人誌」らしいことがわかった。

なるほど、「いか生活」か。それにしてもイカ同人誌って。

イルカなら、あるいはタコならまだわかるけれど、なぜイカにした。

久しぶりに私にとってのヒット作かもとニヤニヤしながら購入。

 

 

リュック一杯の戦利品を背負って聖地から家の近くにあるサイゼリアへと移動し、この場で読んでも通報されないであろう本を数冊出す。

即売会から直行したファミレスでの読書は、私にとっての憩いの時間である

 

最初に読んだのは、「いか生活」だった。なのでイカ料理を注文。

発行は日本いか連合編集長佐野まいけるさんという方で、どうやらイカ専門家ではなく、アマチュアイカマニアらしい。あの売り子さんのどちらかなのだろうか。

 

同人誌の内容は、10人くらいのイカ好きが、それぞれの立場からイカの魅力だったり、イカとの思い出だったり、イカへの想いだったりを綴った合同誌だった。

イカの本というよりは、イカ好きの本という感じだろうか。イカと共に生きる人の紹介だからいか生活」なのかな。

 

この本のおかしいところは、同人誌をこれまでに何冊か作った上でイカの本も作ったのではなく、イカが好きすぎて初めて同人誌を作ったっぽいところだ。別にそうだとは書かれていないけど、これまでたくさん同人誌を読んでいるので、肌感覚としてなんとなくわかるのだ。それにしては完成度がやたらと高いけど。

 

「頭足類」という言葉を覚え、世の中にはこんなに多種多様イカ好きがいるんだねと満足して本を閉じた。

 

 

そしてつい先日、「いか生活」の続編であるvol.2が発売されることを知った。

え、vol.2って。そういえば前回の本にvol.1って小さく書いてあってけど!

 

評論系の同人誌は、悪く言えばネタ次第の一発勝負

おもしろテーマであれば、多少内容が雑でも売れることがある。だが逆にどんなに内容が充実していても、人を引き付けるテーマでなければ売れない世界

イカマイナーかどうかは微妙なところだが、同人誌テーマとしてはマニアックだろう。

これが「ねこ生活」とか「ことり生活」といったキャッチーな別テーマの横展開だったら、たぶん10倍売れるはず。ファン数の分母が違うのだ。

そして一番売れないのが、マイナーテーマの続編である絶対やっちゃダメそもそも続編を買うのは、ただでさえ少ない一号を買った人の中の、その一部の人だけなのだ

 

おそらくそんなことは分かった上で(そしてたくさんの人から同じことを言われた上で)、あえてイカで続編を出したのだろうという心意気に胸を打たれ、発売日に購入させていただいた。

しかしたら前号で全力を出し切ってパワーダウンしているかもと思ったが、これが明らかにvol.1よりも面白くて驚いた。

 

前回のテーマが「イカ愛する人」だったのに対して、今回は「解剖」であるイカのものに対して、マニアックに鋭く切り込んでいる。

そしてその執筆は半分以上、いや8割くらいが編集長佐野まいけるさんによるもの。おそらく前回たくさん参加者がいるために押さえていた部分を余すことなく吐き出したのだろう。

 

最初記事スルメイカの解剖マニュアルなのだが、なんと6ページにわたってみっちりだ。

そんなにイカが好きなのかと驚くと同時に、こちらがイカを知ることでさらなる疑問が湧き、なんならもっと詳しく!ここどうなっているの!もっと教えて!って問い詰めたくなる自分に驚いた。たぶん近日中に新鮮なイカを買ってきて、この記事を読みながら解剖する気がする。

まさかイカを「料理しよう」ではなくて、「解剖しよう」と思う日がくるなんて。

そして解剖をたっぷり堪能した後に来るのがイカ料理のおいしそうなレシピ集。そうきたか

 

ここまででもうこの本を買った代金分を楽しんだ気もするが、次もすごかった。なんと島根県水族館?でおこなわれた、ダイオウイカの解剖というイベントレポートだ。

専門家による公開解剖を、イカマニアレポートすることで、イカ知識が人並み程度の私でも、その希少性と臨場感が伝わってくる。

いや、一番伝わってくるのは佐野まいけるさんの興奮か。その道のプロ(憧れの存在らしい)から学ぶ喜び、楽しさが詰まった解説は、イカヲタらしく専門用語(読み方すらわからない漢字多数)をバンバン早口文字で詰め込んでくるハイテンションモード。そうだ、私が同人誌という媒体で読みたかったのは、この圧倒的な熱量なのだ

 

そして次のページは、まさかダイオウイカ試食である。どうやらこのイカ好きにとって、解剖と試食はセットらしい。

食べた部位は漏斗牽引筋(どこだよ)で、その味は「不味さの永久機関」だとか。

とにかくまずいらしく、でも貴重な体験から記録として残したいし、どうにかして肯定的評価をしたいという願望から、すごい情報量でまずさを嬉しそうに熱く伝えてくる謎の食レポとなっている。

ようやく食べられるように加工した結果に対する「ぼったくり居酒屋生ハム」というコメントが最高だ。

 

「或る解剖者の手記」という作品では、官能小説(それもかなりの上級者向け)ではと勘違いするような赤裸々な感情を綴った解剖の日記を書き、次のページではサンシャイン水族館の方への真面目かつ楽しげなインタビューで、ここでしか読めない話を一般人でも「へー!」と楽しめるレベルでうまく引き出している。一冊の同人誌の中で、文章の種類をテーマごとに書き分けているのが何気にすごい。

 

そんなこってりとしたイカ情報の合間には緩急をつけるかのように挿入されているのが、vol.1から続く、イカ好きの多様性の紹介である

カミナリイカテーマにしたカクテルイカオリジナルソング解説イカ好きあるあるイカの墨や甲を使ってイカを描く作家さんの取り組み、イカアート作品など、濃厚な文章で酸欠になりそうになったところで、ようやくこれらが息継ぎをさせてくれる。

 

久しぶりにすごい同人誌を読んだ。

まー、イカの本なので、こういうのは、好みは分かれると思います、きっと。

でもありがとうイカ好きの人。

 

イカ同人誌いか生活 vol. 2」のお知らせ

https://blog.japan-ika-union.com/entry/2020/06/23/200618

追記即売会イベントなどで名乗り出したり、SNSで連絡したりしないのでご安心ください。

2020-07-03

ハフポスト文章の書き出しに困ったら「悪口から始めると良い」

2020-06-28

anond:20200628205142

クビか、しょうがいね

こんなこと掲示板に書くと あなたもそうなるよ じゃぁね 少しずつ対策していく

違法ではない表現規制代表雑誌 

そりゃ編集長の方向にライターが合わせるから 表現をなおせる。たとえば、そういうものはある。

2020-06-07

オモコロ動画を見ると高専時代放課後を思い出す

オモコロ動画を見て許されるのは中学生キッズにのみ許された特権だと思い見るのを避けていた。

あれをこの世の面白さの本質だと思ったら負けという気持ちを持って生きている。

しかし運悪く見てしまったが最後,人に見ろと進めるわけでも貶すわけでもなく一人啜り泣くめんどくさいオタクとなってしまった。



高等工業専門学校(以下,高専)の電気電子学科には2種類の人間がいる[2]:

①完全な雰囲気から喋り方までオタクと呼ばれるオタク

②外の世界ではオタク高専ではウェイと呼ばれるオタク

たまーに本当に「一般人」がいるわけだが割と外れ値なので除外するか②に放り込む。

高専というのは,男女比率が9:1,わるいと10:0で大体男しかいない。そして高専という5年の長い時間をかけて実験や実習を共に繰り返す閉鎖的状況ゆえに①と②が仲良くなる。

男子校チックとでもいうのかもしれない。だが私は高専しか知らないので高専チックとよぶ。



特に私はそこそこの意識の高さ(将来なりたい職業があり,それについては頑張るがロボコンとかで精を出すようないわゆる「技術者」ではない)であり,

そういう感じの「ゆるい高専生」の集団オモコロという集団が非常に似ているのである

特に顕著なのはフリースペース(?)でgdgdと集まって会話する動画群であろう。



名前はあげないが仮面を被ってる氏や目線をつけてる氏など①側の人間と,

編集長氏や元肉屋氏の比較的②に分類される人間(もちろん外から見れば全員オタクである),

そして全ての中間点っぽい副社長氏がそれなりにワイワイ楽しく会話しているのだ。

それが非常に高専チックなのである

間内で話す分には時間をつぶせる位に面白く,まぁ外から見ても教室でガヤガヤしているやつらおるなくらいのテンション話題

あれが非常に高専時代放課後を思い出す。

高専時代放課後と比べて足りないのは性癖語りとアニメ(今ならVの者だろうか)くらいだろうか。

アレは非常に手ごろな「男子高専生の日常」として,かの頃のノスタルジーを感じるオタクとして丁度良い温度感なのであった。





[1] これはオモコロで働いている方々には非常に申し訳ない発言だと思っている。「面白い」から距離をとって生きていきたいオタクである

[2] 典型的高専オタクなのでウェイとオタクしか人類はいないと思っている。

[3] 「見たことない雑誌を買って見る動画」とか「話を盛る伝言ゲームをする動画」とかが顕著(この記事は見ろと進めるオタクではないので貼らない,各自で探して欲しい)。

2020-06-02

箕輪厚介のセクハラ騒動と #箕輪編集室 退会noteに思うこと

荒木利彦

2020/05/27 11:53

これを受けてメンバーから箕輪編集室を退会する決意をしたというnoteが出されました。

お世話になっている集まり問題が起こっているわけですから居ても立ってもいられず、僕が今考えていることを書いていきます

Twitter上では何人かが言及しているものの、明確な意思表示が少ないなというのも書く理由の一つです。(きちんと意思表示してるよって人いたらごめんなさいね!)


箕輪編集室に入って2年が経ちました

5月箕輪編集室に入って2年になりました。主にライターチームで活動していて、ここ1年でさまざまなプロジェクトに参加しました。

箕輪さんのセクハラ騒動に思うこと

箕輪編集室での活動楽しいのですが、今話題になっている箕輪さんのセクハラ問題について触れずにはいられませんよね。

この騒動について注目を浴びているnoteがあります

箕輪さん主催オンラインサロン箕輪編集室の退会を決意されたみずほさん。

noteのスキは2500を超え、ご本人のツイートも1000リツイートを超えていて、オンラインサロン界隈に一石を投じた投稿です。

今年4月に「みの校(学生限定)」に入会され、今回の箕輪さんのセクハラ騒動顛末を見て退会を決意されました。

時の人となった箕輪さんに批判の声を上げるというのは相当に勇気がいることで賞賛に値します。

みずほさんのnoteを読んでいくつか思ったことがあるので書いていきます

大前提として、箕輪さんが行った行為セクシャルハラスメントです。セクハラあかん! これは共通認識でしょう。

みずほさんが指摘するように編集者とライターという間柄は性的同意のうち「対等性」が欠如していると言わざるを得ません。

人を性行為に誘うときは「対等性」「非強制性」「非継続性」に気を配りながら性的同意をとる必要があります。(分かりやすく知りたい方はこちらの動画をご覧ください。)

みずほさんが紹介されていた動画がわかりやすかったです。こういった分類があることを知らなかったので勉強になりました。)

みずほさんのnoteには(見た限り)賛成の意見が多かったです。僕もそう思いましたし。でも賛成の部分だけでなく、それどうなの?という部分も散見されたので思ったところを書いていきます

箕輪厚介」像の違い

箕輪編集室に入って2ヶ月のみずほさんから見た箕輪さん。

箕輪編集室に2年所属している僕から見た箕輪さん。

立場が違えばそれぞれ見え方が違ってきます

から見た箕輪さん像について。

箕輪さんが編集する本や関わっているプロジェクトを興味深く楽しんでいました。

ただ入会当初から箕輪さんのことをクセの強い人だなとは感じていたのが正直なところ。

箕輪さんのA子さんに対する言動・行動は「ほんまクズやなぁ〜」という感想です。

女性に対して多かれ少なかれそういう話はあるんだろうなと思ってました。

事が起こった2016年12月以前から知り合いだったから親しくはあったんだろうけど、既婚者が仕事を口実に女性の家に上がり込むなんて実にけしからん

それはあかん箕輪さん。幻冬舎に出入りする社外の方はもちろん箕輪編集メンバーからの信頼も落ちちゃいますよ。

箕輪さんは以前から編集者としていろんな著者に会ってきた。犯罪に近いことを行っていた者もいた。でも俺はそんなとんがった個性を持った人間が好きだ」と言っていました。

これを聞いて僕はそんな人もいるんだ程度にしか捉えていませんでしたが、今回の件を鑑みる箕輪さん自身もこの"とんがったやつ"に含まれているんですよね。

箕輪さんがプロデュースする箕輪狂介も「社会が産んだエラー」と歌っていますし。「ただの自己弁護やん」と言ってしまったらそれまでだけど。

箕輪さんはここ数年の間に編集長を務めるNewsPicks Bookが100万部を突破したり、テレビ番組コメンテーターとして出演したりと一気にメジャー感が出てきました。

しかし今回の一件でわかった通りメジャー感はただの一面であり箕輪さんの別の一面には聖人君子からはほど遠いクズい面があるのだということ。

みずほさんはメジャー箕輪に興味を持って入会した可能性が高いのかなと思います。2年間所属している僕からすると出るべくして出たスキャンダルです。

あとはそもそも論として2点。

箕輪さんとA子さんの話であって箕輪編集室は直接関係ない

原稿料の未払いは幻冬舎問題

おそらくこの辺を踏まえてみずほさんは書いてらっしゃって、めちゃくちゃ頭いいんだなと思いました。

もし頭に血が上った勢いのまま書いていたらこういうところで論理破綻して自爆ちゃうはず。

きちんと論理立てられてるのすごいです。

箕輪編集室に向けられた言葉

みずほさんはそれぞれの立場箕輪さん本人、箕輪編集室、箕輪さんが嫌いな人、フェミニスト)の人に向けて文章を書いていて各方面に気を配っているように見えますが、箕輪編集室に向けた言葉については配慮不足が否めません。

みずほさんの文章引用して見ていきますね。

まず一つ目。

箕輪編集室の中でも特に、みの校生は一番弱い立場にあります。どうか意欲ある学生を守っていただけませんでしょうか。

学生が一番弱い立場とおっしゃっていますが、そもそもオンラインサロンに入会するメンバーは同じ月額を支払っているし(みの校所属メンバーは違うけれど)、上下関係もなく基本的にみな対等です。

学生でもしっかりしている人もいれば社会人でも未熟な人もいます

箕輪編集室で活動していると極端な未熟さを感じる人はいないですけどね。

みんな成熟してて年下の方でも僕より成熟してるなと感じることが多々あります

オンラインサロンほど、中にいる人たちがフラット関係を築ける場はないと思っています

強者弱者関係を持ち込むのが一番むずかしい場とすら思いますね。オンラインサロン家族学校会社と比べると損得勘定希薄からでしょう。

これこそがサードプレイスと呼ばれる所以です。

次に二つ目

箕輪編集室の)イベント中に「女子フェミニストかいないよね?」という発言がよくあります

これってどこのイベントなのでしょう? みの校のイベントですかね?

フェミニストという言葉ネットのごく一部の界隈でしかいたことがないので一体どこのイベントなのかと純粋に興味がありました。

僕が参加するイベントでは一度も聞いたことがありません。

フェミニストという言葉のものが分断を呼んでしまうと思ってるのでなるべく使わない方がいいでしょう。

ジェンダー問題に携わっているとよく出てくる言葉なんですかね。

最後三つ目。

男性厳禁のイベント女性限定のチームがピンクピンクしているのをみると、ジェンダー感覚遅れているなと残念に思います。正直、もっと先進的なオンラインサロンかと期待していました。

これはおそらく女性限定チーム(リリープリマチーム)とゴリプリ(リリープリマに対抗してできた男性だけの集まり。チームでさえない)の派生イベントだと思います

箕輪編集室という最先端場所には、実はスーパーウーマン女性たちがとても多いのです。まだまだ社会全体から見たら圧倒的少数派です。しかし、だからこそ箕輪編集室の女性は、それだけで充分ブランドになり得ると感じました。」

自分環境コミュニティを選べなかったり、そもそも選び方を知らない女性も多い中、みの編を選んで入ってきている時点でとても感度が高い女性であるということは間違いありません。

からこそ、私はみの編の女性たちに強い可能性を感じるのです。」

こちらの日刊を読んでもらえばわかるとおり、「ピンクピンクしている」とおっしゃるリリープリマチームの発足は「女性が輝けるチームにしたい」という初代リーダー吉乃菜穂さんの熱い気持ちきっかけです。

(吉乃さんは自身オンラインサロン立ち上げまでされています

リリープリマチームこそみずほさんが求めるチームではないですか? 見た目や雰囲気だけでジェンダー感覚判断するのは節操ですよ。

一生懸命女性応援している吉乃さんや関係者に失礼だと思いませんか。

箕輪編集室との付き合い方

個人としては今回の騒動を受けても箕輪編集室をやめる気はありません。

ライターチームで活動している中でメンバーには仲良くしてもらっていますし、冒頭でも書いたようなやりがいある大型プロジェクトは今後も増えるでしょうしね。

最近ではエンジニアチームの公式サイトリニューアルプロジェクトにも参加しているのでまだまだ楽しんでいきます

みずほさんは箕輪さんのセクハラ騒動を受けて箕輪編集室内でのそういった行為改善するよう求めらっしゃっています

これについては僕も大賛成です。もちろんハラスメントにも種類がありますよね。セクシャルハラスメントだけを防げばいいというわけではないです。

メンバー間でのハラスメント現行犯でないと見つけにくいところはあります

しかコロナ禍によってオフラインでの会合はなかなか開けないでしょうからオンラインで気をつけていきます

僕もサロン内での活動において無意識ハラスメントをやってしまっていることがあるかもしれないと注意しつつ、もしそういった行為を行うメンバーを見つけた際には指摘していきます

最後

みずほさんの発信を見ると関係者に気を使った発言もありましたが、男性女性強者弱者という二元論にハマってしまっている気がします。フェミニストもそういう言葉でしょう。

二元論は分類する時には便利ですが、あらゆる物事はきれいに分けられるものではありません。二つのモノの間には判別できないほど広大なグレーゾーンがあるのです。

みずほさんは大学ジェンダー問題性犯罪問題について取り組んでらっしゃっていてすごく立派だと思います

まして性暴力を振るった人間が作ったコミュニティお金を払って所属するなんて論理的にも感情的にも我慢できないのは本当に良くわかります

ただ、みずほさんにはリリープリマチームの活動もっと知って欲しかったですし、ここ1週間で箕輪編集室のFacebookページに投稿された箕輪さんのメッセージを読んでもらいたかったです。

つい先ほど箕輪編集室の本体スレ箕輪さんからの釈明の投稿もありましたよ。もし読んでいればもう少し違った結果になっていたのではないかなと思います

これからのご活躍を期待しています

https://note.com/enjoy_goodjob/n/n2799bc646ad2

https://note.com/enjoy_goodjob

2020-05-29

朝見た夢は雑誌特集ページの編集をやってる夢だった

バイクレース特集記事を担当してる夢

編集長は前号は病欠してて、前号の完成度のあまりの低さに激怒してた

恐る恐る特集記事のラフを持っていったらしばらく眺めてから無言でポスカ修正を入れはじめた

このレースではヨーヨーマを連れてこい、レース趣旨にぴったりだし本人もこういうのは好きだから多分乗ってくれる、あとはこことここの内容が浅いので、とりみきと一緒にもう一度練り直せと言ったあとラフに大きく花まるを描いて、おおむねこれでいいよと言ってくれた

そんな夢だった

2020-05-17

anond:20200517111108

沖縄シンガポールになれる?

https://togetter.com/li/838388

昔(と言っても5年ほど前だが)、朝日新聞シンガポール特派員の上っ面っぷりにビックリした記憶がある。本当にお上りさんとして進んだシンガポールを見て「沖縄もこうなったらいいのに!」って素朴に思っちゃったのね。

この人は、のちにバズフィードジャパン編集長になったり、色々渡り歩いているので、自己アピールが凄い人なんだとは思うが。

2020-05-11

Quizknockがアイドルと化して久しい

Quizknock、私はYouTuber始めた初期のころ、サブチャンができる前だから2018年10月とかその辺から追ってたんだけど、最近ちょっと追うのがしんどくなってきた。

基本的ファン推し方が割と本気で気持ち悪くて、最近それが目に余るようになってきたというか。

例えば河村拓哉はファンの間で「神」と冗談交じりに言われているんだけど、2018年7月動画(偉人麻雀: https://youtu.be/enQj3FwDCWk)で河村拓哉のことを「神」って川上拓郎がボケたことに始まってるんだけど、未だにサブチャンとかで「やはり神・・・」みたいな感じでコメント欄が埋まっていて、ちょっと見てて辛い。

最近は弄る感じじゃなくて、もう「推し尊い……」みたいな言い回しで「神……」って言っちゃってるからよりきつい。

山本祥彰は最近だと語呂合わせを覚えようって動画(アメリカ50州の州都を語呂合わせで覚えよう: https://youtu.be/U6pMPzvnBCc)があって、その四日後に復習動画が出たんだけど(アメリカ50州の州都復習!: https://youtu.be/YFGsD0ywb5c)そこにも「あれってかわいい山本さんをただ眺めるものじゃなかったの?」みたいなコメントがあって、せめてちゃんと見てあげて、ってなる。かわいいしか言われないよね、みたいな気分になる。

そういう「YouTuber」扱いに違和感を覚えた川上拓郎はもう動画卒業しちゃって、編集長就任した時も特に動画にならなかったわけじゃん。

まり気持ちいか最近コメント欄を見ないようにしてるんだけど、twitterでも昨日はトレンドに「QさまQuizKnock回再放送希望」ってハッシュタグが上位に入ってきて、いよいよヤバいな、って思ってきた。

あれ別にQさま再放送募集したわけでも、Quizknockが再放送してほしいから呼び掛けてって言ったわけでもなくて、一部の厄介なファンが「トレンドに押し上げてQさま再放送してもらおう!」とか言ってるんだよね。

本当に気持ち悪い。ファンが。

2020-05-01

岡村話題なので前の職場上司女性蔑視野郎職場謝罪の会をした話を書く

昨年の冬頃まで、某通信会社企業社内ベンチャー10年ほど前に立ち上げたメディア運営をしているチームに数年勤めていた。

正社員20名ほどのチームで女性が約4割ほど。

マネージャー職種別に4人。

私は営業休みも取りやすいし景気の良い業種だった。

営業など、チームごとに週一回上司1on1ミーティングをすることになっていた。

夏ごろには個人的理由退職を決めていたが、ある日男性の後輩とランチをしていると、

「今まで女性メンバーには言えなかったけど○○さんはもう辞めてしまうので言いますね」と言う。

何なのか聞いてみると、上司との1on1で「今後どういう人を採用する方針か」と質問したところ「女性は何かあるとすぐ人事に文句を言うのでもう雇わない」という回答があったという。

これはあまりにも女性メンバーモチベーションを下げるので、それまで誰にも言えなかったらしい。

営業マネージャーがそう公言するということは、4名いるマネージャーで行われる会議で決定したということがすぐに想像できる。

上司は自ら差別的なことを考えて発言する意気地がある人ではなかったので。

この元上司プレーヤーとしてなまじ優秀であっただけに営業マネージャーにされてしまい、

マネジメントにはまったく興味が無く、本当はずっとエクセル分析をしていたいのに不本意マネジメントをさせられている人だった。

営業マネージャーなのに営業会議に5週連続来ないことがあり、いい加減にしろという感じだった。

話がそれたが、メンバーが人事に相談する時はいつも異動の告知が遅すぎたり、マネージャーコミュニケーション問題があったからであり、自分たちの棚上げも良い所だった。

本当に許せなかったのでその段階で私は辞めた。

これ以降は元同僚達に聞いた話である

その後、編集部において同僚(女性)が編集長からの4年間に渡るパワハラ告発。(パワポワードの詳細資料付き)

編集長は同僚に話しかけないように人事から指示があった。

パワハラが原因で退職予定の同僚(女性)に対し、セクハラまがいの餞別の品を渡す男性社員がいたため、複数女性社員からクレーム。その行為謝罪する会を開いた。

その後、社長役員が、マネージャーらを謝らせないと退職が止まらないと見たのか

社長担当役員、人事立会いの元、マネージャー達が管理不足や「女性蔑視と勘違いさせる発言をしてすみません」という趣旨の内容で一人ずつ謝罪する会を開いた。

そもそも勘違いではないし、「女性採用しない」というのは雇用期間均等法違反なので、処罰されてください)

ハラスメントが原因で退職する人員が発生しているにも関わらず、

人事よりハラスメントに対する処罰は一切無しとの説明があった。1日の出社停止などさえも無し。

ちなみに、同僚が録音していたこの会の音声が丸々残っていて手元にある。

興味深いのは、役員親会社であるやわらかバンクでもパワハラが起きた時謝罪なんてさせないぞ、という音声が残っていることである

マスク発注とかよりもこういう女性蔑視的な発想をどうにかして下さい。

もう対応にいっぱいいっぱいで、録音されているとか思っていなかったのか何なのかは不明

社長もその場にいたが興味が無いのか一言発言もなし。来た意味ありましたか??

から別の女性の後輩がやめたが、事業部から以前に転職してきた直後に「今度どこか行こうね」と誘うメールが来ていたらしくそれがメンバー内で共有されていると聞いた。

この事業部長(40代前半)はお子さんが6歳くらいだが、なぜかデスクの足元に大学生くらいの女性が着るブランド紙袋があったり、インスタで女子大生ナンパしている疑惑があったりほぼクロな人。

仕事中にパトロンをやっていると思われる地下アイドルだか配信者だかの女の子アイコンフォトショで加工しているのを何人も目撃している。

家でやってください。

結構有名な人の息子なんだけど、結構リスク取っているというのを理解した方が良い。

岡村が例の件で矢部に怒られているが、もちろんそれだけで済むはずも無く、

日本岡村のような男性だらけだ。

せめて子供向け番組であるチコちゃんだけでも降板しないと、私の元上司たちのような女性蔑視の人間もずっとそのままでいてしまう。

言うまでも無く、成果でなく性別で見下され、差別されるのは大変ストレスである

かなり時間も経ったし忘れて過ごしていたが、岡村の件でまた気になってきたので書いた。

2020-04-30

anond:20200430113526

漫画家が描くような壊れ編集と壊れ編集しかいなかったら出版社はとっくに数分で滅んでいるよな

                                       

滅んだ編集部はあるわけではあるが…

2020-04-02

宮迫から革命コンテンツ誕生

現在YouTube活躍中の雨上がり決死隊宮迫博之。彼が4/1にアップした週刊FLASH編集部への電凸動画話題になっている。

https://youtu.be/7hK56GUuYA4

動画宮迫は、1kg700円の米が「高級米」ではない、米8kg購入は「買い溜め」にあたらないと主張。印象操作ではないか謝罪要求した。

対して同編集部は、「高級米だ」米8kgは「買い溜めにあたる」と謝罪拒否し、話は平行線に。動画の終盤では、編集長代理と称する人物が答えに窮し、怒号をあげる場面もあった。

この動画を見た私は、このコンテンツ革命だと鳥肌がたった。

芸能人著名人TwitterInstagramYouTube公式アカウント開設が相次ぐ今、動画で直接編集部突撃した芸能人は、宮迫が初だろう。

Twitterで直接抗議する著名人はそこそこいた。特に印象的だったのは、「日本代表は仲良し軍団」とスポーツ報知に書かれ、それにキレた浦和レッズの槙野だ。

選手批判されてなんぼで、まさかTwitter記事を名指しされて抗議されるとは報知記者も思っていなかっただろう。スポーツメディアでは結構ザワついた事件だったらしい。

同様に、宮迫から電凸週刊Flash等のエンタメメディア界隈もザワついていると思う。まさか直接、芸能人宮迫から電話がくるとは思っていなかっただろう。

詳しくは、宮迫動画を見ていただきたいが、 コメント欄は「マスゴミ」とFlash編集部への怒りと宮迫擁護コメントでいっぱいで、軍配は宮迫にあがったと言っても過言ではない。

動画や槙野の一件を見て、マスコミは直接攻められることに弱いことがわかった。事務所からの抗議電話対処経験豊富だか、芸能人著名人自らに攻められると滅法弱い。

一方的主張を主戦場とする紙メディアだが、口喧嘩ではテレビラジオに慣れ、ファンも多い芸能人に勝てるはずがない。苦しい怒号をあげたFlash編集部は、まさに象徴的な「マスゴミ」像に映った。

宮迫電凸動画は1日で100万回以上再生された。マスコミいかクズか白日の下に晒す直接抗議メゾッドは、芸能人YouTuberにしかできない人気コンテンツになるだろう。

2020-03-26

anond:20200326131613

雑誌場合編集長なりの承認が無きゃ掲載できないからね

発行責任編集部ないし編集長にあるからライターは一構成員しかない

新聞記者も、紙面に載ったことなら同様だけれど

twitterとかだといちいち承認してないだろうから

個人個人責任謝罪するべきだと思うが

紙面と同じ感覚対応しているのだろうね

2020-01-30

Business Insider Japanってニュースサイト

昔はおもしろかったのに最近思想が偏った記事が多くて読みたくないなぁと思ってたら

編集長朝日新聞出身で元AERA編集長女性だったのか…

から左翼的フェミ記事が一気に増えたんだぁ

と思ったけど、Business Insider Japanが始まったのとほぼ同時にこの人編集長になってんな。

あの楽しかたころのBusiness Insider Japanはどこにいったのだろうか。

2020-01-24

香川県ゲーム規制パブコメ事実上香川限定募集

ほんこれ。

当時の児童ポルノ禁止法でも都条例でも昨今のダウンロード違法化拡大の著作権改正でも国連児童ポルノガイドライン改正でも何でもそうだけど、この手の規制を推進する連中の行動はいだって同じだ。

いつだって世論が盛り上がらない内にこっそり形式的パブリックコメント募集するし、世論問題視して、批判意見が盛り上がり、反対側によれば、パブコメ内で意見誘導を行おうとしたり、この様に当人らが国政との協力と書いているにも関わらず、実質地域限定してパブコメ募集を行う等の行為を平然とする。

挙句の果てにもし多くの批判意見が集まった場合にはなにかと言い訳理由をつけてなかった事にする。

何時もの事だ。

世間で多分そうはならないだろう、こんな事はしないだろうと言う事を平然とやらかすのがこの手の規制を推進する連中だよ。

個人的にはやらかす可能性はあるだろうなと思っていたが案の定やらかしやがったと言う感想

これで世論はより香川への批判に傾くだろう。

ただでさえ、ゲーム障害自体、その提唱している研究所WHO要請し、名称だけ認可され、因果関係定義すら曖昧な代物を悪用して、この様な条例の元にしているのだからな。

科学関係性も全く証明されていない上に論理的ですらない。

そもそもこれ自体努力義務となったがスマホ、つまりネット規制すら、実質行うと言っている様なもんだし、2年後の調査名目で何らかの団体が作られる場合、その調査自体恣意的アンケートが行われ、それを元に結果が出ましたと言うふざけた事をしかねない様な悪化まで、素案の改正時にされていたしな。

アンケートなんて幾らでも恣意的ものを取ろうと思ったら取れるし、現に男女参画とかその手のふざけたアンケは日常的に行っていたからな。

しか会議自体非公開かつ議事録もないとか言うふざけた代物だぜ?

何よりスマホ課金問題自体、アレはゲーム会社ユーザー金銭問題であり、消費者庁問題であって、ゲーム障害とはまた別物なんだわ。

2020-01-08

anond:20200108221802

https://anond.hatelabo.jp/oytc/20200108の補足その4

なぜゲーム記事で実績を挙げれたのか?

電ファミが褒めたたえているように、確かに鳥嶋和彦ジャンプとVジャンプでのゲーム記事タイアップ戦略は大きな実績を上げている。

しかし、そもそもなぜ漫画雑誌編集者にそれが可能だったかについての考察が甘い。

ゲーム好きだったから、ジャンプの部数が上り調子の時期だったから(この点は鳥嶋は認めないだろうが)だけでは説明がつかない。

これに関しては茨木政彦(茨ちゃん)が語っている。

当時の鳥嶋さんの担当鳥山明先生桂正和先生で、おふたりともスケジュールがきっちりしたマンガ家さんだったんです。もちろん、鳥嶋さんがそのように指導したのでしょうが。だから、鳥嶋さんはもともとゲーム好きだったうえに、少し余力があったんだと思います普通なら、マンガ家さんの仕事場で泊まり込みで原稿を待って、出来上がったものを大急ぎてネーム写植を頼んで印刷に入れて、というスケジュールから余力はないはずなんです。

そういうページを企画することに対しては、編集長は何も言いませんよ。マンガのほうをしっかりやっているのなら、あとは何をやってもいいという感じでした。

https://mediag.bunka.go.jp/article/article-14970/

しかし、鳥山と桂がスケジュールを守っていたのは、先ほども述べた過酷エピソードの上に成り立っている。

鳥山桂の犠牲あってこその鳥嶋の時間的余裕でありゲーム記事だったのである

ちなみに、電ファミはゲームメディアなら絶対質問するであろう、Vジャンプ創刊時の目玉企画空想科学世界ガリバーボーイ」と、かなり大々的に取り上げていた広井王子について、今までまったく触れておらず、鳥嶋も今のところ一言言及がない。

これはどういうことなのか気になるところだ。

触れられたくない失敗企画とでも考えているのだろうか?

anond:20200108221802

https://anond.hatelabo.jp/oytc/20200108の補足その3

老害

鳥嶋が白泉社に移ってからインタビュー等に答えるようになり、その内容を絶賛している業界関係者がいる一方、SNSはてブを見ると、過去の実績で威張っている「老害」扱いしている人も少なからずいる。

しかし、上記ツッコミはご都合な証言眉唾で読むべきだという意図からしているもので、証言や年配者の武勇伝自体否定するものではない。

鳥嶋は実績は圧倒的である

そもそも編集者を初めとする裏方の仕事をする人たちは、そのほとんどが証言を残さずに去ってしまう。

そんな中、証言を残してくれること自体オーラヒストリー的に価値がある。

コンサルのように、「俺とその出身会社は偉い」アピールセルフブランディング()をして仕事を獲得することを目的としているわけではないので、メディア発言しても鳥嶋が得しているわけじゃないのだ。

そもそもとっくに現場での仕事から降りている年齢だ)

誇張とご都合が混じっているにせよ、貴重な証言であることには変わりがないのだ。

老害というのは、年を取ってもまだ自分は現状を理解していると勘違いし、現場自分勝手にコントロールしようとしてかえって状況を悪化させるような権力を持った年長者のことを言う。

鳥嶋はあくまで、経験談経験則を伝えているにすぎない。

その経験則普遍的だと豪語しているわけではない

作家にとっても編集者にとっても大事なのは過去成功体験や事例にとらわれず「常に考え続けること」。

僕には経験則はあるけど、感性が無い。感性は今、現場にいる人たちの方がはるかに優れているんです。

https://info.manga-lab.net/?p=146

発言しているように、現役編集者否定しているわけでもない。

だいたい前の世代発言をすぐに老害扱いして却下する奴は、先の世代経験則の蓄積の中から適用できるものを選び取り、技術継承していくことができないことが多い。

前世代を全否定していれば気持ちいかもしれないが、技術継承無しで新しい方法論を築けるのは限られたの天才のみだ。

老害否定している連中の大半は天才じゃないだろ。

前の世代発言に一々抑圧を感じてるのはコンプレックスに過ぎない。

また、鳥嶋が白泉社社長就任してから白泉社少女漫画雑誌が変ったという意見があったが、上記発言のように鳥嶋は今の自分現場活躍できるだけの感性を有していると考えてはいないので、雑誌個別編集方針作品には関与していない

(していたらそれがまさしく老害だ)。

ただし、白泉社黒字化するために絵本雑誌MOE」の休刊編集長に打診している(断られたが)。

anond:20200108221802

https://anond.hatelabo.jp/oytc/20200108の補足その1

休載作家の体力

この座談会でも語られているが、鳥嶋はとにかく作家休載に厳しい。

かに慢性的休載されると読者としても雑誌が「欠陥商品」に感じられることがある。

しかし、では休載させないために何をしているのかというと、作家へのケアフォローではなく圧迫だったりする。

居酒屋チェーン社長ビックリ作家酷使をしてきている。

鳥山明桂正和が鳥嶋担当時代を振り返ったインタビューや対談を読むと、このようなエピソードがある。

 以後、これほどのことは無かったが似たような状態は何度も経験している。

 インタビューで「振り返り「倒れればよかった……(笑)」とまで語っている(『ランドマーク』)。

  • とうとう腱鞘炎になり絵が上手く描けなくなった鳥山明に対し、ペンを持って名前を書いてみてと言い、名前が書けるなら絵も描ける」という謎の理屈で休養を与えなかった。

  休みを申し出ると鳥嶋は「ふざけんな。連載漫画家が休むというのは筆を折るというのいっしょなんだからな。お前辞めんのか。辞めたくねぇだろ。点滴でも打ってこい!」激怒してそのまま仕事をさせ、千葉から東京まで打ち合わせに来させていた。

  点滴を打って上京する桂に対しては「大丈夫だ、気合気合い!」と対応

  連載表彰式も休ませずに出席させ、そのとき桂は顔色が悪すぎて「蝋人形みたいだぞ」と周囲から指摘される。

  千葉に帰った桂は医師から電話病院に行き即入院肺炎と診断される。

  入院して2日後、病院に来た鳥嶋に「お前さぁ、自己管理がなってない」と怒られる。

サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプでの桂正和発言より)

この件など、人道的な問題もさることながら、初期に体力を回復させておくのに比べ、結果として休載が長くなり、ダメージが大きくなったしまっているのだから打算的にいっても大ミスである

この辺り、鳥嶋の「そもそも編集仕事がなにかといえば、カッコいい言い方をすると「愛するが故に厳しく」なんですよ」という発言言葉だけということがわかる。

あと、論理的イメージがあるが、純粋根性論の人であることがわかる。

体育会系ではない根性論なのだから性質が悪い。

このようなエピソードからわかるように、鳥嶋のメソッドが成果を上げたのは、鳥山桂が筆の速さに加え、超人的体力の持ち主だったという比重が非常に大きい。

鳥嶋桂はたまたま生き残っただけあって、途中リタイアしていてもおかしくないエピソードがいくつもあるのだ。

鳥山桂は、あの頃の酷い話と半分笑い話にして話していて、恨み節ニュアンスは文面からはわかりにくいものの)

(休まないことと叩き込まれたがゆえに、鳥山作家として精神的肉体的に燃え尽きてしまったという側面もある)

マシリトの言うことを真に受けちゃダメだってばよ

鳥嶋和彦功罪、もしくは証言眉唾で聴きましょうという話

過去証言について

はてブでも話題になった電ファミニゲーマーでの座談会

「『ドラゴンボール』と『ナルト』の元担当編集が語る「ジャンプ」の裏側 ― 絶対に敵わない『ワンピース』に勝つために『ナルト』が取った戦略とは【鳥嶋和彦×矢作康介×鵜之澤伸×松山洋】」

での鳥嶋の発言に、元ジャンプ漫画家木多康昭twitter反論していた。

https://news.denfaminicogamer.jp/interview/191227f

https://twitter.com/KitaYasuaki/status/1211312539792891905

  • まとめ

https://togetter.com/li/1448906

鳥嶋の

「さっき矢作が言った、新人の新連載で表紙にするっていうのは、じつは僕が戻ってからなの。」

という発言を、木多が否定している。

実際、ジャンプの表紙を調べれば鳥嶋編集時代1996年から5年間)以前にすでに新人の新連載が表紙になっている。

これはジャンプを離れて現在ヤンマガで連載していて、なおかつ加藤浩次なんて比じゃないほどの「狂犬」である木多康昭からこそできた証言だ。他の編集者や漫画家にはできない。

鳥嶋の過去証言が間違っていると指摘できるのは、同時代ジャンプ経験していて、なおかつ集英社グループ)を離れている利害関係のない元編集者や漫画家ぐらいなものだろう。

ちなみに矢作

ジャンプ』としては、新連載は新しい漫画家でやりたいと。まったく世の中に出ていない作家、この漫画で初めて世に出る作家を、新連載号の表紙にするんですよ。そんな雑誌なんて『ジャンプしかないですよ、たぶん世界中で。

発言している。

他の(少年)誌はそもそもアイドル写真が表紙なので比較しにくいのだが(アイドルの横に新人新連載の大きめのイラストがある表紙ならいくらでもある)、調べてみると世界どころか最近日本ですぐに見つかったw

たとえば、週刊少年サンデー2016年47号は新人の新連載「RYOKO」が漫画単独で表紙になっている。

とはいえ、めったにないことではあるので恒例化しているジャンプが珍しいのは確かである

鳥山明の消耗とその責任

先の新人表紙の件に関しては記憶違いの可能性がある。

ジャンプ時代(~1996)の鳥嶋は、復帰するまでジャンプを読んでいなかった節があるし。

しかし、記憶違いでは済まされない発言はここだ!

それはね、オレはもう卒業生から言っちゃうけど、『ドラゴンボール』は止めたかったのに止めさせてもらえなかったんだよ。はっきり言うと、僕の前の編集長とその前の編集長の判断だよね。

 あの時、僕が『Vジャンプ』にいて、鳥山君を助けてあげられなかったのは、今もって悔いている。魔人ブウ編はやるべきじゃなかったよね。

この発言は明らかに欺瞞だ!!

鳥山明が本当にドラゴンボールの連載がつらくなったのはフリーザ編終了後のセル編とブウ編、1991~1995年のこと。

この4年間のため、鳥山明は「燃え尽き」てしまい、以後長期連載はしないようになったと自ら語っている。

(鳥嶋は「真っ白」と喩えている)

この鳥山明が本当に苦しんでいる時期、鳥嶋はなにをしていたかというと、立ち上げ期のVジャンプで週刊連載をしている鳥山に、

などかなりの量の仕事発注している。

デザインイラスト担当している

もこの時期だし、継続

仕事も行っている。

この週刊連載と平行して行った大量の仕事に関しては、鳥山自身は後に「ムチャクチャ」だったと振り返っている(『超事典』でのインタビューより)。

休養を必要としている漫画家さらに大量の仕事をさせる。

これほどに作家酷使しておいて、よく「助けてあげられなかった」なんて言えたものだ。

責任を前々編集長(後藤広喜)と前編集長(堀江信彦)に押し付けているが、鳥山明燃え尽きの責任の一端は確実に鳥嶋氏にもあるだろがよ!

言い訳としては、鳥山明の苦難は連載の際限なき長期化であって、Vジャンプでの仕事気分転換になっていた、仕事量の問題ではない、というのが考えられる)

鳥山明を育てたのも鳥嶋なら、漫画家として燃え尽きさせたのもまた鳥嶋なのである

鳥山が完全に消耗し終わることから救ったのは、連載終了を判断して、そのための各種交渉を行ったブウ編の担当編集武田冬門である

本文はここまで。

以下は補足点となる。

2020-01-07

https://anond.hatelabo.jp/20200106145316

これ見てふと思い出したんだけど編集長かなんかの所有しているアパートだか倉庫が乗っ取られそうになって追跡記事書いてたwebメディアってどこだっけ

あれ続報も見なくなって久しいんだけど

2020-01-06

anond:20200106150059

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anond:20200106150012

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増田注:ねとらぼへの言及が多すぎるため省略。以下に「人気のコメント」最多のもの掲載

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2018年04月17日 22時16分 公開 「漫画村出稿メール」を独自入手 「偽名営業」「取引先は海賊版サイト元代理店従業員が語る異常な実態 (1/2) - ねとらぼ 1380 users

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