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2024-10-09

24年夏アニメの雑な感想

前回

https://anond.hatelabo.jp/20240708120148

異世界スーサイド・スクワッド

DCヴィラン達が異世界奮戦する。資源確保のために政府から送り込まれる、というのがアメリカンな感じがして良い。

正直、DC全然詳しくないので、ジョーカーとハーレイくらいしか登場人物が分からないのが残念。

インキャラ達が全員ヴィランであるため、破天荒な行動ばかりで楽しい

EDは彼らを送り込んだ長官がフィーチャーされていて、ちょっと面白い

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん

ちょっとツンとした態度のアーリャが分からないと思ってロシア語でデレるけれど、主人公の政近は実はロシア語分かるので意味が筒抜け、という話。

この手の話はヒロイン恋愛感情があらかじめ視聴者提示されていると安心感があると思ってて(高木さん1話消しゴムとか)、そういう意味ではこの話も安心視聴者どころか、本人にも伝わってしまっているが。

ほのぼのすれ違いラブコメかと思いきや、生徒会活動生徒会選挙が話としては主軸で、結構ばちばちにやり合う。ただ、中盤の学生議会茶番感があってちょっと萎え

主人公は幼少期にロシア女の子と遊んでいたかロシア語が分かるんだけれど、その相手が誰か?という爆弾はすっかり放置されたまま一期は終了。二期でその辺やるかな?本命、姉のマーシャさんだけど、どうか。

俺は全てを【パリィ】する

様々な職業訓練を受けたけれど才能に恵まれなかった主人公ノールが、各職業の初期スキルだけで無双する話。特にタイトルにあるパリィが特徴的。

本人の自己評価が著しく低く、認識の誤りも微妙に正されないまま話が進む。

流石にドラゴン対峙したり、一国の軍隊相手にしたりすれば、改まりそうなものであるが……

各話タイトルが俺は○○をパリィする、になっていて、ちゃんと毎話、ノールの活躍が見られる。だいたいパリィでなんとかなるので、安心感がある

ラーメン赤猫

猫だけで営むラーメン店にブラック企業を辞めた珠子が雇われる。

猫が喋ったりすること自体はそんなに驚かれず普通のことらしい。良い世界だ。

結構、嫌な客がちょこちょこ出てくるので、その点は見る人を選ぶかも?ただ、長期に渡ってストレスがかかることはなく、周りの人や製麺虎のクリシュナがなんとかしてくれる。普段は気弱な虎のクリシュナちゃんかわいい

VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた

タイトルが全てを説明してくれている。デビューしたもののいま一歩冴えなかったVTuber心音淡雪が、切り忘れ後、飲酒したうえで、同期配信見ながら下ネタかます、などしたら大バズする。

VTuber事務所舞台にしていて、登場Vは全て女性主人公ほか、女性好きのVが多く、百合要素あるけど、ガチ恋愛ものではない(と思う)。

live2d活用した配信画面や、許諾をとった定番配信ゲームなど、実際に配信を見てる気分になれる。個人的には最近にじさんじ見始めたので大分理解度上がった

しかのこのこのここしたんたん

中毒性の高いOPで放映前の話題をかっさらったアニメガールミーツシカカオスギャグちょっと百合

一応、シカ部という部活舞台にした謎部活ものなんだけれど、たぶんそこはどうでも良い。Don't think. feel.

実写の鹿を多用した演出に面食らうが、だんだん慣れてくる。慣れって怖ろしい。

最終回せんとくんが出てきたのはびっくり

エルフさんは痩せられない。

ぽっちゃり好き大歓喜人間界に来てフライドポテトにはまり、太ってしまったエルフの絵留札が人間サポートのもと、頑張って痩せる話。エルフ以外にも様々な種族が出てくるので、モン娘好きにも嬉しい。

何かと服が破け、肌が露わになる。AT-X規制なし版拝めるかと思ったが、そんなことはなかった。残念

新米オッサン冒険者、最強パーティ死ぬほど鍛えられて無敵になる。

タイトル通り。夢を諦めきれず冒険者を目指すアラサーギルド職員リックが、Sランクパーティ死ぬほど鍛えられ(実際、何回か死んで蘇生されてる)、冒険者を目指す。

物語修行終わって冒険者登録するところからなので、初手無双状態

最初期は自分が弱いと思い込んでいるけれど、こちらはすぐに認識是正され、そのうち手加減とか言い始める。

話的には闘技大会が最終的にはメイン。サブヒロインの成長とか、リーダーがなぜ主人公を育成していたかとか、熱い話が多くて良かった。あとOP串田アキラで、こちらも熱くて良かった

恋は双子で割り切れない

二卵性双生児の幼馴染み姉妹とのラブコメ

舞台の整え方が秀逸。主人公の純が双子とだらだら三角関係、ではなく、姉の琉実と付き合う→琉実が身を引く→妹の那織と付き合う→と思いきや実は付き合ってない、までやって初期設定完了。まぁ、そこからはだらだら三角関係だし、お前たちが俺の翼だとか言っちゃうわけだけど(言ってない)

純と那織を含め、文学とか映画とか造詣の深いキャラクターが多くて、そういった作品引用がたびたび出てくる。そういう会話劇みたいなのが好きだと楽しめるかも(逆に苦手だと無理かも)

攻め攻めな那織に対して、琉実は純情バスケ少女、頑張ってほしい。でも琉実は脳を破壊してくる。私は那織派です

疑似ハーレム

高校演劇部舞台大道具北浜先輩と、役者の後輩七倉の恋愛を描く。北浜先輩がハーレムかいいよねと言ったばかりに、七倉が一人何役かで、擬似的にハーレムにしてあげる話。なお、言うほどハーレム感はない。早見沙織の演技を楽しもう。

この手の話には珍しく途中で先輩が卒業して、大学生高校生のカップルになる。卒業前に廊下出会い再現をするシーンが良かった。

などと、思っていたら、最終回で急にアクセルふかして物語完結してた。馴れ初めから人生の転機まで見られて満足です

ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで

クラス丸ごと異世界転移主人公の灯河が与えられたのは使えないとされる状態異常スキルだった。クソ女神に高難易度ダンジョンに廃棄され、復讐を誓いながらも、なんとか生き残るすべを探す。

ありがちな追放側のざまぁ展開とかまでは行かず、仲間が揃って、重要っぽい人物に会ったところまで。

クリーチャーデザインがわりとキモくて良い。屋外とかで影の色に違和感があったけど、毎回だから演出かな?

2.5次元の誘惑(リリサ

三次元には興味のない奥村と、二次元キャラになりたいコスプレ女子リサラブコメ

露出通り高めのコスプレが好きな女子との高校生活とか羨ましすぎる。なぜ、自分はそういった青春を送れなかったのか。

ラブコメ要素ももちろん強いけど、わりとスポ根というか、ぶつかりながら分かり合っていく話が多い。あと、周りの大人が良い人たちすぎる。素晴らしい。

ハーレム要素も少しあり、幼馴染みとかトップレイヤーとかよりどりみどりだけれど、主人公にその気がないので、あまりそういう話にならない。というか、幼馴染み出番少なすぎて可愛そうだった。なむさん

転生したらスライムだった件 第3期

第3期の2クール目。今回は開国祭が物語の中心のため、わりと心穏やかに見ることができた。

勇者マサユキもギャグよりのキャラかなと思ったけど、最終回、急に不穏だったな。いいぞ、どんどんやれ。

クール会議するけど、前クールよりは控えめ?各国の要人とかたくさん出てくる。転スラも登場人物が多くて、把握難しい

ダンジョンの中のひと

原作既読。ひょんなことからダンジョンで働くことになったシーフのクレイダンジョン管理人ベルを中心とした作品。ほんのり百合

ベルキャラクターもあって、基本的にはほんわかした雰囲気コメディなんだけど、急にシビアな面が見えたりするのが面白い死生観の違う超常存在って言うと言い過ぎか。

クレイ自身も強いし、ベルは頭抜けた強さなので、荒事展開になっても安心して見ていられるのも良い。ダンジョン運営の意外な裏側を楽しむアニメ

負けヒロインが多すぎる!

タイトル通り、負けヒロインヒロイン作品文芸部の温水のもとに続々と負けヒロインが集う青春部活もの

もちろん恋愛物ではあるんだけど、フラレたあとの思いの行く末みたいな感じで、温水がもてもてーみたいにはならない。妹には好意を寄せられてそうではある。

ヒロインたちが多種多様でわちゃわちゃ見てるだけでも楽しかった。破天荒保険医先生ちょっと好き

ファブ

2クール目。原作既読

変わらず手堅くアニメ化していて良い。ヒナコというか宇津保編は好きなシーン多くて嬉しい。

クリスマス会残して終了、惜しい。社長の人柄が見えるシーン見たかった。二期あるかな

逃げ上手の若君

性癖破壊若様1話目のインパクトが強すぎる。

歴史モノの常として、TLに史実バレが溢れかえるのは悲しい。せっかく歴史いから、新鮮な気持ちで楽しみたいのに。

登場キャラクターがみんな癖ありまくりなのが面白い

キン肉マン 完璧超人始祖編

キン肉マンの令和最新作。微妙世代ではないので、あまり詳しくないんだけれど、本編中で超人過去の経緯とか触れてくれる。初見にも優しい。

いわゆる正義超人はだいたい回復のため眠りについていてあまり出てこない。今期は悪魔超人完璧超人の対戦カードが多かった。

キン肉マン宮野真守で、ちょっと演技が過剰な感じするから、合う合わないはあるかも

黄昏アウトフォーカス

高校映画部を舞台にしたBL

1カップルの話かと思ったら群像劇でお得感。各カップルの話を集中してやってくれるから視聴者にも優しい。

高校男子からしっかり性欲があり、カップル成立したら即ベッドシーンだぜ、やったね。

最初の方にちょっとだけ、成人が未成年関係を持つ話があるから、苦手な人は避けると良いかも。がっつり、そういう話をするわけではないけど

0歳児スタートダッシュ物語

異世界転生した女子が赤子の頃から鍛えて、スタートダッシュを決める領地運営+精霊愛されチートなのかな?

5分枠のボイスコミック(?)、あんまり動かない。物語テンポは良いけど、実質1話2分くらいなので、1クールやっても通常アニメ1話分くらいなのが惜しいところ。本編はやっとヒーローが登場したくらいで終了。

気楽に見ることができるから細く長く続けて欲しかったけど、1クールで終わりっぽい。残念

伊藤潤二マニアック

伊藤潤二の名作ホラー漫画オムニバス形式アニメ化したもの。もともとホラー苦手であんまり見ないけど、最近ホラーアニメって対抗できるものが多いから、ただただ理不尽押し付けられるホラーは新鮮。

ぶつ切りな後味悪い話が多いけど、双一とかちょっとコメディテイストのあるものもあって癒し

魔導具師ダリヤうつむかない

水虫対策アニメ異世界転生したダリヤ現代知識も使いながら、魔導具師として生きていく。若干の婚約破棄要素もあり。

後半の作画崩壊がひどくて、ちょっとしかった。もったいないED疾走感が好き

真夜中ぱんチ

問題を起こしてグループ脱退したYouTuberの真咲がヴァンパイアのりぶと出会って、裏方として再起する話。

りぶが真咲に対して全力で性的に見ているのが良。あれだな、発情しているやべぇ女子を見るのが好きなんだな。

色々なキャラクターエピソード入れたけれど、使いきれなかった感ある。ちょっと残念。最後、真咲の動画復帰で終わるんだからもっとそこにフォーカスしても良かったように思う。登録者数100万人が目標として分かりやす過ぎたか

菜なれ花なれ

チア部でイップス発症して飛べなくなったかなたが、女子6人でグループを結成して、動画を通して応援していく。

ぱっと見きららっぽいが、PA worksだけあって、話はわりとシリアスめ。

これもキャラクター多くて話が発散していた印象。涼葉が最後アイドルになるって旅立ってたけど、その辺もエピソード薄くて、唐突感が強い

SHY

2期、東京奪還編。恥ずかしがり屋のヒーローシャイが人々の心の闇を利用するアマラリルクと戦う。

ヒーロー物だけれど、相手が心に傷を抱えているから、バトルもともかく、心に寄り添うところが重視されてる。東京結構な状況になってたけど、今後どうなるんだろうか。

1期からあるけど、Aパート終わりのアイキャッチAパートの主要キャラがそのままの流れ、感情で「SHY」って言う演出がかなり好き

狼と香辛料

2クール目。

相変わらずの綱渡り感で胃がきりきりする。この世界商人ハードモード過ぎないか

黄鉄鉱のエピソード終わってから、二人の間に流れる空気がより艶っぽくなって、そこは後方腕組みしてにやにやしてた。

かつて魔法少女と悪は敵対していた。

悪の参謀ミラと薄幸魔法少女白夜の敵同士による甘酸っぱいラブコメ

魔法少女についている御使い様が悪徳過ぎて、複雑な気持ちになる。逆に悪の組織の悪さは全然見えない。

原作完結済みということで、最後くっつくかと思ったけど、そんなこともなかった。早く結婚しろ

異世界失格

異世界太宰。愛人心中しようとした"先生"のもとにトラック突っ込み異世界転移、同じく転移しているであろう愛人さっちゃんを探して心中をすることが目的

何が起きても常にダウナー系の先生と周りのギャップ楽しい先生基本的にやる気なさげだけれども、物語を紡ぐことには真摯だし、締めるところは締める。そうありたいものです

杖と剣のウィストリア

魔法至上主義世界魔法の使えない主人公が……と書くとほぼマッシュルなんだけど、あちらがコメディに振ってるのに対して、ロマンス側に振ってる。

とにかく動きがすごい、戦闘ももちろん、ちょっとした演技が素晴らしい。

ウィルクライマックスの回転ロングカット多用したシーンはまじで良かったし、その後のエルフィが恥ずかしがるポイントも良かった。

幼馴染との約束という動機が明確で良いよね

よあそびぐらしっ!

僧侶枠。今回は男女。カメラマン挫折した円人の家に、モデルになった幼馴染の弥生が転がり込む。夜勤中に弥生が男を連れ込んでると思ったら……という話。プレミア版は見てないから明確には分からないけど、僧侶枠には珍しくおせっせするのに話数がかかる。

ラジオ風の総集編が結構良かった

先輩はおとこのこ

女装男子まことと、まこと女子だと思って告白した咲と、まことの幼馴染みでまことのことが好きな竜二の三角関係ラブコメ

各々が生き辛さを抱えていて、それとどう向き合ってくか、みたいな話で重くなりがちだけれど、コメディ要素も多くてそこまで落ち込まずに見られる。

まこと母親だけはかなり毒親っぽくてげんなりしていたけど、バックグラウンドを知ると、うーん、難しい。若干、納得してしまった。

続きは映画でらしい。映画かー

なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?

人間と他種族の抗争に人間勝利した世界から勝利してない世界転移?して他種族と戦いながら世界の謎に迫っていく話。

第一部完!みたいなとこで終わった。OPハイトーンが好き

続く

2021-01-30

頭の悪い〇〇 なる形容

絶望的に頭の悪い”家飲みレシピを教えよう、というタイトル記事にこんなコメントが付いていた。

oooooogaooooooga こういう「頭の悪いナントカ」みたいな表現一部使われるところあるけど、やめたほうがいいと思う。

この指摘が別の人に揶揄されていたのだが…

picturesqueart 釣りタイトルでもないのに、いちいちひっかかる人はタイトル親でも殺されたの?中身楽しみーや、つまら人生やな。頭悪く肉喰らいたい



私はむしろハラスメントに関するとても細やかな関心と、逆境のなかで指摘する勇気を持っている素晴らしい方だな、と感心してしまった。

注意のコメントが付く前はほとんどの意見ポジティブな反応だった。その流れに逆らってアレを言うのは勇気が無ければとてもできないことだったと思う。

誰かの注意が、社会を善くする。

でも注意はいつも難しい。というのも純粋な悪が対象のケースなんてほとんどないからだ。

大抵の場合、良さそうな製品に貼られたラベル文句をつけることになる。

このラベルはヨロシクナイんじゃないですか、と。

注意を受け取った人は当然イヤな気分になる。「そんなイチャモンつけるなんて、この製品を丸ごと否定するつもり?」そういう思いがよぎって、彼らは顔をしかめる。

そんな事態になるってあらかじめ分かっているから、誰も注意しないのである

かくして製品は、中途半端な祝福を受けたラベルを載せて、世に出回っていく…

頭の悪い〇〇 の問題点は、ハラスメントフレームを持っていることにある。

「それは頭の悪い〇〇だね」と実際に誰かに指摘したなら、それはほとんどの状況でハラスメントになる。

  • これは頭の悪いコードだね
  • これは頭の悪い一手だね
  • 絶望的に頭の悪いマスクを選んだもんだね

こういう表現蔓延すれば、人々は事前に「これは頭の悪い何かだろうか?🤔」って考えるようになる。そういう思考フレームは要らぬ傷つきと傷つけを生み出してしまやすい。

口にする前にとどめる理性が働けば良いもののいつでも止められるわけじゃない。現に例のコメント欄でも他人に口走ってしまっている人が散見される。

多くの人がこの感覚に気付かないのは、頭の悪い〇〇がもうすでにネット成句として成立するほどに広まっているからだ。

嫌らしさがフックになって、読者を惹きつける表現

これが例えば “オッパイの大きい人が作りそうなレシピ”、くらいだったら、ヨロシクナサが解りやすいと思う。

もうひとつ、この表現が受け入れられ気味なのは用法自虐的から、ってのも大きい。

自分料理を指して絶望的に頭の悪い、と形容するならば、ハラスメント加害者被害者も同じなので他人が口を出せる道理がなくなる。でも昨今、自虐からセーフ、も通りづらくなっている…

いうまでもなく表現の自由がある。だけど批判して表現ブラッシュアップしていくのもまた表現の自由だ。

個人的には、この程度の指摘は、的はずれだと感じたらスルーしてしまえばいいだけで、あれに対して指摘者の人生まるごとを「つまら人生」などと否定してしまうのは度が過ぎた誹謗だし、色んな人の意見を楽しむ視点も足らないと思う。

私の意見としては、表現利用者がより注意深く運用すれば、まあいいかな、という気持ちです。

教師や子を持つ親は、子どもらがヘンな使い方をしてないか————「動画で、最初ぜんぶ土だけでクラフトしてたのが絶望的に頭が悪くてビックリしました!」、気をつけた方が良いと思う。

コメントに、これは Don't think, Feel という意味だ、って解説があった。言い得て妙だ。指摘が別の新しい視点を呼び込むこともある。そういうのも空気を読まないコメントの良いところ。修正しにくいコードだね/リスクが高いけどリターンが少なそうな一手だね/目立つマスクだね。経験上、攻撃性を落とす言い換えは伝わりやすさも(何故か)向上させる。例えば Don't think, Feel. な家飲みレシピ、に改めるのはどうでしょう。若干カドは丸くなってしまうけれど。

2019-05-05

2019年アニメ1話ほぼ全部観たか感想書く その3

2019年春アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その2 からの続き )

 

Fairy gone フェアリーゴーン

 戦争で生まれ兵器再利用。「魔法少女特殊戦あすか」的な感じ。戦争のため、魔法によって生み出された兵器妖精兵」がテーマ戦争が終わり御役御免なっちゃったので新しいお仕事を探す羽目に。存在自体違法扱いになってるところや、体よく利用される姿は「PSYCHO-PASS」みたいな感じ?特に本作は2話から公安職員としていろんな調査に駆り出されるところも刑事ドラマっぽさを感じる。でもあっちは「一般人」と「サイコパス」がグラデーションであるという点で明確に異なる。

 なんかファンタジーモノやりたいねパーティ全員暗黒騎士って面白くね?→でも悪魔邪神)って何なん?→いっそ妖精にしようぜ→じゃあそれで とのこと。グリムガルとの関係でお世話になった十文字青シリーズ構成として参加していたり、劇伴をノーネーム担当していたりする(ちなみに制作はグリムガル:A-1 これ:PA)。作中で挿入歌を流す演出も健在。あれめっちゃかっこいいよね。こないだニコ生ライブ見たけどめっちゃ凄かった。

 世界観はグリムガルと比べてリアル寄り。「妖精にまつわる部分のみファンタジーだけど、それ以外は全部現実と同じにしたい」というコンセプトらしい。一応、ちょい昔の西欧舞台。背景はいものスタジオ・イースター美術監督は東潤一が担当。相変わらず石畳エロいキャラクターデザイン衣装小道具まですべてリアル志向。非常に印象的なのが、ボルトアクションライフルを撃つたびリロードする主人公。ほぼすべての射撃シーンにてリロードモーションまできっちり描かれている。手での操作排出される薬莢も、SEも明らかに拘ってて「ここはファンタジー世界じゃなくて、僕らの知ってる世界線なんだぜ」っていう暗示みたい。

 その妖精だけど、あんまり可愛くない(人間に宿る前は可愛いんだけど)。「あ!こいつあのゲームで戦ったやつだ!」みたいな禍々しいデザインで、それこそ妖精というより悪魔みたい。こいつダクソにいなかった?

 監督が「JOJOの奇妙な冒険」でお馴染み鈴木健一なので、戦闘シーンはスタンド使い同士の戦いに近い。ただ「ダイヤモンドは砕けない」以降に見られるような「主人格の心を反映した能力」みたいなやつではなく(妖精からね)、より直接的な戦闘能力を持ってる。殴るのが強い、衝撃波でぶっ飛ばす、強力な弾丸を放つ、暗殺する、etc。作中で妖精能力は詳しく解説しないので、公式サイトを見てね。JOJOと決定的にに違うのは、人間自身戦闘に参加していること。主人公ボルトアクションライフル、バディは双剣フォーマセルときは+スナイパー、スポッター。3DCGでゴリゴリ動く妖精作画ゴリゴリ動く人間乱闘凄かった。

 公式チャンネルでは解説動画シリーズ「ふぇありーんごー」を毎週公開している。まさかいらすとやコラボである。内容はだいたいあってる。専用新素材もあり、ちょうど素材を切らしていたいらすとやフリークは要チェック。「仮にオーダーメイド素材を沢山使っても、必ず”いらすとや再現してみたシリーズ”みたいな感じになる」という知見を得た。

 

川柳少女

 もう一つの聲の形ショートアニメ制作シルバーリンクとの共同制作でよく見るCONNECT元請けは初?監督は「CHAOS;CHILD」「異世界食堂」とかでおなじみ神保昌登。ちなみに神保さんが来年アニメ「へやキャン」の監督を務める(1期のOP絵コンテ担当たよしみかな)。

 人と言葉で喋ろうとすると「はわわーっ」ってなっちゃうので、「もう一つの声」で喋る女の子お話。「GO!GO!575」よりも575してる。余談だけど先のアニメかぐや様は告らせたい」では何気にセリフを575にまとめてテンポ感を出す演出を多用してたので、チェックしてみてね。

 主人公かわいい。人前でしゃべれない割に575ならめっちゃ積極的になる感じ。あとセリフがないぶん表情で魅せてくる。笑顔かわいい。あのちょっと抜けてるとこが良いよね。声は花澤香菜ファルセットの方)。最近地声増えてきた印象。パンドーラとかよりもいとかはたらく細胞とか五等分とか。声でいうと先輩を演じる矢作紗友里矢作紗友里感が非常に強い。ここ最近で一番ツッコミがキレッキレ。

 毒島くんに限らず、口下手なキャラ主人公の対比良いよね。筆談しか文字制限あり)で思いの丈を全部喋っちゃう主人公が羨ましい。

 

この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 

 はるかから語り継がれるゲーム原作エグゼクティブプロデューサー志倉千代丸。というわけで平行世界舞台にしたSFアドベンチャー制作は去年「ISLAND制作feel.SFモノにご執心なのだろうか。

 「2クール全26話のアニメでは、原作ゲームに出てくる全キャラ、全ルートを描いていく」と公式アナウンスがあった。1話伏線パート。印象としてはそれこそシュタゲみたいなガチガチSFやんのかなー、的な。「もし平行世界干渉すると、何が起こるんだろう」みたいなところを掘り下げていくお話。時空を操る系主人公の中ではトライアンドエラー方式採用してて、よくわかんないけどやってみっか!精神に溢れている。ISLANDのセツナより前のめりな主人公。その割に言い回しクレバーなところが好き。

 feelということで、キャラデザは「この美術部には問題がある!」の人。ジト目かわいい。そして何かとfeel作品と縁のある小澤亜李。この美(主人公)、ヒナまつり主人公)に続き本作で表題ヒロイン役。1話で四散しちゃったけど再登場は暫く先とのこと。

 監督は「ゼロから始める魔法の書監督平川哲生。多分本作も監督シリーズ構成兼任してるみたい。ゼロ魔でも見られるような女の子とノリの良い掛け合いすき。ちなみにゼロ魔並みに涼しい顔して下ネタ自重しないスタイル

 あと2話の「民主主義は手順の政治よ。事後承諾なんてもっての外だわ!」のパワーワード感が強い。先のクール社会派パワーワードを連発したアニメ「えんどろ~!」に引き続き、今期のMVPはこれかも。

 

KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-

 視聴者参加型総合エンターテインメントアイドルたちの青春を描く。そしてジャニーズキンプリとは関係がない。本作はプリティーリズムシリーズ系譜にある作品

・まずTVシリーズプリリズ放送(~3期)

・後継シリーズとしてプリパラ放送(~3期)

現在、その後継シリーズとしてプリチャン(2期目)が放送中。

で、プリリズTVシリーズ内で登場した男性アイドルグループを主人公とするスピンオフ作品がこのキンプリ。元々は劇場公開作品で、2016年劇場版1作目、2017年劇場版2作目、そして現在3作目が公開されている。TV版の内容としては、現在公開されている3作目を再編集したもの劇場1話TV版1〜2話相当?で合ってますか?教えてすごい人。なので、過去作を追いかけるなら劇場版を見ればいいはず。

 そういうわけで、基本的劇場版(とりわけ応援上映)として視聴者が参加することを前提に作られている。冒頭のアレとか。応援上映の様子が0話の中で取り上げられているけど、めっちゃ楽しそう。その気になればTV放送版でも同じことができるので、ライブシーンに出てくる主張の強い観客を参考に叫んでみよう。歓声の内容が具体的で草。

 1話はざっくりこれまでのあらすじを追ってるので、初見でも大丈夫だった。2話はかなりヘビーな人間ドラマになってて、オケ中心のエモい劇伴も相まって見入っちゃう。やっぱり山ちゃんマジすごい。

 すごい。あらゆる飛び道具を駆使して想像の限りを尽くした演出。というかカオス演出は他のプリリズ作品に引き続き京極尚彦(「宝石の国監督等でおなじみ)、乙部善弘、今中菜々。ショーをテーマにした作品だと「レヴュースタァライト」もミュージカル作品だけれど、あっちが舞台少女vs舞台少女オーディションなのに対して本作はショーなので綺羅びやか。2話のショーは、散々悩み倒した末に見出し自己表現するっていうシナリオの流れでめっちゃかっこよかった。

 

なむあみだ仏っ!-蓮台UTENA-

とうらぶっぽい聖☆おにいさん人間に化けて人間界で生活する仏様の日常を描く。そのとき聖☆おにいさんみたいなことが起こった。

 DMMゲーム原作シリーズ構成DMMつながりでとうらぶ(花丸)の脚本担当した吉田恵里香。なんか花丸っぽさがある。

 仏のお仕事を通して描かれる宗教観面白い。仏教勉強してないのでよく分かんないけど、基本は仙狐さんみたいに人間負の感情を祓うお仕事。が、「何でもかんでも祓ってしまうのは良くない」というバランス感覚も同時に描いてて、改めてその宗教観に興味が湧いた。2話では動物園倫理に触れてたり。でもあんまりシリアスに寄り過ぎない感じなので、日常アニメとして楽しめそう。IT音痴のおじいちゃんがいるのはまだしもデイトレはさすがに笑う。てかそのPCつのだよ!

 音楽日常アニメですっかりおなじみ藤澤慶昌。ほぼ寺で日常生活してるだけなのに凄く風情がある音楽は「宝石の国劇伴に近いものを感じる。

 全体的に作画がかなり安定している。それこそとうらぶ動画工房)くらい。制作は旭プロダクション下請けでよく見るとこ)で、年1くらいしか元請け作品が無いようなところなんだけど、実は大手並みにマンパワーのある会社なのかな。最近だとかぐや様の千花ダンス動画で参加してたりする。アクションシーンめっちゃ動くやん。

 

八月のシンデレラナイン

 スマホゲーム原作女子校野球部テーマにしたスポ根まさかの硬式。硬球ってめっちゃかいイメージなんだけど、女子でも持てるんだろうか?

 1話のあらすじ…初心者が初めて野球に触れる→あれ、意外とおもしろい→みんなで同好会つくろ!→生徒会「不許可」→なんでー!? まで。生徒会のくだりまで1話でまとめたあたりに「王道中の王道でやってやりますよ!」という気概を感じる。

 監督は「南鎌倉高校女子自転車部」の工藤進。両作品ともスポーツものとして序盤の流れは割と似てるけど、こっちのほうがガチ感が強い。ゼロスタートな部分は一緒だけど、

みなかま:「スポーツバイクってどういうもの?」という初心者向け(そういう趣旨のCパートもある)。最終目標自転車部としての活動継続。 

ハチナイ:目指せ甲子園

 「野球を楽しもう」という角度で野球部を描く作品ってかなり珍しい気がする。 女子野球といえば「大正野球娘。」だけど、あっちは1話副題「男子がすなるという、あれ」の通り「男がするような野蛮な競技を女がするなんてとんでもない!」とか「今の時代女性学歴なんて必要ないでしょ?」みたいな時代の流れに対する反骨が一つの大きなテーマだったの対して本作はそういう路線ではなさそう。強いて言えばリトルリーグ時代の回想で男子についていけない女の子っていうシチュはあったけど、あれは「自分はみんなほど野球が得意じゃないっていうパーソナリティを持っているんだ、という自覚が芽生えるシーン」という文脈っぽいよね。男vs女という構図はあんまり前面に出さなスタイル。だからこそ敢えて硬式を選んだのかな。それにしても2話エモかった。得手不得手の話とか、自分の得意なモノを優先した結果楽しさを見失ったとか、「楽しい」という理由で集まり始めるメンバーとか。EDマッキーエモい。やっぱりいい曲だよね。先のレイトン教授の娘さんもEDマッキー作曲だったのでこれから徐々に見る機会が増えていく可能性あるかもね。

 

リラックマとカオル

Netflix独占

 癒やし全フリのストップモーション芸術ショートアニメ制作ドワーフ

 社会の中ですり減った心を癒やすリラックマ。仙狐さんで描かれている「リアル社会人(男性)」とこっちの「リアル社会人(女性)」どっちもわかり味が深い。仙狐さんがおばあちゃんなのに対して本作はむしろ立場が逆で、「あんまり言うことを聞かない息子」みたいな感じ。でも憎めない。

 ストップモーションアニメとしてはかなりヌルヌル動いている。公式ようつべ動画メイキング映像が公開されてるんだけど、それによると作品全体で約22万コマとのこと。制作に2年かかったらしい。表情も丁寧に作られててびっくりした。細かいジオラマも良く出来てるし、太陽光線の角度まで計算されている。主人公の表情も相まって夕方のシーンがエモいEDスキップめっちゃすごかった。

 

MIX

 あだち充漫画原作。冒頭からタッチネタバレがあるので注意。タッチでおなじみの高校舞台ではあるけれど、時代の変遷によってすっかり強豪ではなくなった野球部がもう一回甲子園に返り咲くために頑張るスポ根。同じ世界とはいえストーリーガッツリ絡んでくるわけでもなく、あくまフレーバー要素に留めてるみたい。2クールくらい放送するのかな。

 ナレーション日高のり子さん。めっちゃ丁寧な解説が付いてるのでタッチたことない人も安心して観てね。本作における日高のり子さんは「この世界の母」的ポジなので、お母さんに見守られながら描かれる世界全てに優しさを感じる。お母さんかわいいモブかわいい男子女子かわいいキャラデザ。強いて言えば新旧エース対決くらい?

 中の人ネタで言うと、主人公兄弟(兄と妹)を演じるのが内田真礼/雄馬姉弟最近かなり共演する機会増えたよね。自然な(コミカルな声調を抑えた)演技がリアル学生日常っぽくて好き。特に内田真礼ピーキーキャラを演じている作品が多い印象だったのでギャップを感じた。本作は(しばらく)会話劇がメインなんだけど、漫画コマモチーフにした演出時系列を行ったり来たりするシーンとかテンポよく話が進んでいく上に見てて楽しい

 回想シーンで言えば、冒頭の回想シーン。「ここは時系列的に昔の話ですよ」を表現する方法としてよく使われるようになった「16:9→シネスコサイズにアス比を変える演出」に対して、「16:9→4:3にアス比を変える演出」になってるのがエモかった。

 ここに限らず、ちょくちょくタッチリスペクトを挟んでくる。ナレーションメタネタガンガン突っ込んでくるし、吹奏楽部演奏とか(リアル世界ではありふれてる出来事なんだけど)あえてアニメ内でこれをやるっていうのがエモい演奏公式募集をかけている。2話は青学高等部吹奏楽部による演奏)。

2018-06-12

2018年夏開始の新作アニメ備忘録

 GIGAZINEから夏の便りが届いたので、気になった作品だけ。備忘録とは名ばかりの、個人主観をまとめただけの、まったく邪悪エントリー

※ここで触れる作品はほぼすべて原作未読の上PV見てないので、どんな物語なのか分からないまま書いてます。あとソースWikiなので多分間違ってるとおもう。

 

ISLAND

ビジュアルノベル原作制作feel.ヒナまつり月がきれい等)。

監督川口敬一郎PSO2アニメーション、FAG等。今期は中間管理録トネガワ監督兼任

シリーズ構成荒川稔久狼と香辛料まおゆう魔王勇者、この美術部には問題がある等)

総作監川村幸祐(FAG、対魔導学園のキャラデザ総作監等)

音楽立山秋航けもフレゆるキャン等)

 

はねバド!

good!アフタヌーン連載の漫画原作制作ライデンフィルムレイトン(カトリー)、LOST SONGロクでなし魔術講師と禁忌教典キリングバイツ等)。

監督江崎慎平(ガンスリンガーストラトス監督僕だけがいない街7,11絵コンテ灰と幻想のグリムガル9話絵コンテ等)

シリーズ構成岸本卓ハイキュー!!91Days僕だけがいない街シリーズ構成等)

総作監飯野まことがっこうぐらし!、ロクでなし魔術講師総作監Vivid Strike!アクション監修)

背景:草薙

音響監督:いつもの若林和弘

音楽加藤達也(すかすか、Free!、プリチャン等)

OP:YURiKA ED大原ゆい子宝石の国ペア。共にTOHOアニメーション絡み)

 

ヤマノススメ サードシーズン

3期。制作は引き続きエイトビット。ほぼ2期のスタッフが続投。

監督音響演出シリーズ構成山本裕介少年メイドナイツ&マジック等)

脚本:いつものふでやすかずゆき(今期はヤマノススメ異世界魔王邪神ちゃん兼任

総作監松尾祐輔

美術:ムクオスタジオアイカツフレンズこみっくがーるず等)

音楽:yamazo/Tom-H@ck(オーイシおにいさんの相方

 

千銃士

マーベラスの展開するメディアミックス作品制作トムス・エンタテインメント

監督カサヰケンイチバクマン、あまんちゅ(1期)監督等。)

シリーズ構成あおしまたかしゆるゆり、うまる、アホガールサンリオ男子シリーズ構成等。刀使ノ巫女5,7,11,15,18,20,22話脚本

 

中間管理録トネガワ

コミックデイズ連載の漫画原作制作マッドハウス

監督川口敬一郎PSO2アニメーション、FAGの監督等。今期は中間管理録トネガワ監督兼任

シリーズ構成広田光毅PSO2アニメーションアニメガタリズシリーズ構成等。今期は中間管理録トネガワゾイドワイルド兼任

総作監高田晴仁(逆境無頼カイジ 破戒録篇 総作監

 

すのはら荘の管理人さん

漫画4コマぱれっとで連載の漫画原作制作SILVER LINK.

総監督:いつもの大沼心あんハピ、妹さえいればいい、プリズマ☆イリヤデスマ等)

監督:湊未來(あんハピ3,5話、プリズマ☆イリヤ、妹さえいればいい6,10絵コンテ等)

シリーズ構成:いつもの志茂文彦未確認で進行形、NEW GAME、ステラのまほうりゅうおうのおしごとシリーズ構成等)

音楽川田瑠夏ごちうさ学園ベビーシッターズ等)

 

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術

講談社ラノベ文庫刊行ラノベ原作制作亜細亜堂1978年設立元請け終末のイゼッタ等)。

監督村野祐太(ブレイブビーツドリフェス等)

シリーズ構成:いつもの筆安一幸(今期はヤマノススメ異世界魔王邪神ちゃん兼任

美術草薙

音響監督:いつもの本山

 

殺戮天使

ゲームマガジン配信ゲーム原作制作J.C.STAFF

監督鈴木健太郎じょしらく5,11話、ふらいんぐうぃっち7話、スロウスタート5話絵コンテ等)

シリーズ構成藤岡美暢(京極夏彦作品アニメ脚本等。ミステリー小説作家

美術スタジオちゅーりっぷ

総作監松本美季(クジラの子総作監

音響監督:いつもの岩浪美和

音響効果:いつもの小山恭正

 

はたらく細胞

月刊少年シリウス連載の漫画原作制作david production

監督鈴木健一JOJOシリーズディレクター、DRIFTERS監督等)

シリーズ構成:いつもの柿原優子ちはやふる月がきれいアイカツ学園ベビーシッターズシリーズ構成等。今期はあそびあそばせ兼任

音響監督:いつもの明田川仁(今期はたらく細胞、ゆらぎ荘、ゴクドルズ、天狼を兼任

音楽末廣健一郎MAYUKO(リゼロ少女週末旅行こみっくがーるずゴールデンカムイ等)

 

あそびあそばせ

ヤングアニマルで連載の漫画原作制作Lercheダンロン、ようこそ実力至上主義の教室へこのはな綺譚、ハクミコ等)。

監督岸誠二(ゆゆゆ、月がきれいダンロン、ようこそ実力至上主義の教室へ等)

シリーズ構成:いつもの柿原優子ちはやふる月がきれいアイカツ学園ベビーシッターズシリーズ構成等。今期はあそびあそばせ兼任

美術草薙(ハクミコから続投?)

音楽甲田雅人(このすば!等)

 

邪神ちゃんドロップキック

COMICメテオ連載の漫画原作制作ノーマッド元請けはヨザクラカルテット帰宅部活動記録等)。

製作総指揮:いつもの夏目公一朗

監督佐藤光帰宅部活動記録監督等)

シリーズ構成:いつもの筆安一幸(今期はヤマノススメ異世界魔王邪神ちゃん兼任

キャラクターデザイン古賀誠ARIA キャラデザ総作監帰宅部活動記録 総作監等)

 

ハイスコアガール

ヤングガンガン連載の漫画原作制作J.C.STAFF

監督山川吉樹(キルミー、ダンまちの監督アリスと蔵六2,4,10絵コンテ等)

シリーズ構成:いつもの浦畑達彦GATE六花の勇者徒然チルドレン シリーズ構成ヴァイオレット・エヴァーガーデン3,6,11脚本等)

音響監督:いつもの明田川仁(今期はたらく細胞、ゆらぎ荘、ゴクドルズ、天狼を兼任

音楽下村陽子キングダムハーツシリーズひるね姫等)

アニメーション制作統括:いつもの松倉友二ダンまち、ふらいんぐうぃっち、あまんちゅ、アリスと蔵六等)

ゲーム画面を収録するため、”高田馬場ゲームセンター ミカド”に協力してもらう本気っぷり。

 

ハッピーシュガーライフ

ガンガンJOKER連載の漫画原作制作はEzo'la元請けは初めて?)。

総監督草川啓造銃皇無尽のファフニール風夏アホガールアクションヒロインチアフルーツ等)

監督長山延好(しょびっち等)

シリーズ構成:いつもの待田堂子からかい上手の高木さん、こみっくがーるず 脚本カリギュラ シリーズ構成等。今期はるかなレシーブ兼任

音響監督立石弥生(OneRoom、RoomMate、徒然チルドレン等)

声優陣にヤバみを感じる。なおキャスト梅原裕一郎病気療養のため石川界人に変更。

 

ゆらぎ荘の幽奈さん

週刊少年ジャンプ連載の漫画原作制作XEBECフルメタIV等)。

監督:長澤剛(今日の5分の2、ニャル子さんクロックワーク・プラネット等)

シリーズ構成子安秀明GJ部三者三葉等)

音響監督:いつもの明田川仁(今期はたらく細胞、ゆらぎ荘、ゴクドルズ、天狼を兼任

音楽菊谷知樹イカ娘ひだまりスケッチガーリッシュナンバーエロマンガ先生、妹さえいればいい等)

2018-03-30

2018年春開始の新作アニメ備忘録その1

 GIGAZINEから春の便りが届いたので、気になった作品だけ。備忘録とは名ばかりの、個人主観をまとめただけの、まったく邪悪エントリー

※ここで触れる作品はすべて原作未読なので、どんな物語なのかほぼ分からないまま書いてます。あとソースWikiなので多分間違ってるとおもう。

 

B: The Beginning

production I.G制作中澤一登原作オリジナルアニメ

監督中澤一登残響のテロル総作監キャラデザ等)、山川吉樹監督リトバス、キルミー、ダンまち等。最近絵コンテ…とじみこ、アリスと蔵六等)

プロデューサー黒木類(攻殻機動隊ARISE劇場版PSYCHO-PASSポケモンORIGIN等)

音楽…池 頼広(TVドラマ相棒シリーズ虐殺器官いぬやしき舟を編む等)

音響監督:いつもの長崎行男舟を編む正解するカド宝石の国等。今期はピアノの森担当

 

A.I.C.O. incarnation

ボンズ制作オリジナルアニメ

監督村田和也総監督正解するカド 副監督コードギアス 監督翠星のガルガンティア 絵コンテ電脳コイルエウレカセブンプラネテス等)

シリーズ構成:野村祐一エウレカセブンコードギアスDARKER THAN BLACK等)

メカニックデザイン高倉武史(プラネテスアクエリオン翠星のガルガンティア等)

音楽:いつもの岩代太郎翠星のガルガンティア正解するカド等)

音響監督:いつもの明田川仁(リゼロ少女週末旅行、よりもい、封神演義等。今期はゴールデンカムイこみっくがーるず食戟のソーマ担当

音響効果古谷友二(リゼロ少女週末旅行封神演義等)

 

重神機パンドーラ

サテライトマクロスF、⊿、アクエリオン、すかすか、博多豚骨ラーメンズ、Caligula等)制作オリジナルアニメ

原作河森正治メカニックデザインマクロスアクエリオンエウレカセブン等)

監督佐藤英一絵コンテアクエリオンマクロス⊿等)

シリーズ構成:根本歳三(妖狐×僕SSログ・ホライズンマクロス⊿等)

メカニックデザイン河森正治

音響効果中島勝大(十二大戦等)

マクロス系譜新規IP

 

LOST SONG

ライデンフィルム制作オリジナルアニメドワンゴと共同制作なのにネトフリ限定

原作監督脚本森田と純平(Occultic;Nine等。)

美術監督大久保錦一(タイバニ等)

・背景美術:でほぎゃらりー。同社はカラードワンゴスタジオノックが共同で立ち上げた背景美術スタジオ。下火になってるアナログ技術継承理念に掲げていて、地上波アニメは本作が初めて?らしい。応援してる。

音楽白戸佑輔(色んなアーティスト楽曲提供してる。ピアニスト。)

 

ウマ娘 プリティダービー

P.A.WORKS 制作アニメ原作Cygamesスマホゲー。

監督及川啓この美術部には問題がある!等)

・副監督太田知章(P.A.WORKSの人)

キャラデザ総作監椛島洋介シンフォギア等)

美術:いつもの草薙(ハクミコcitrus、よりもい等)

音楽プロデューサー岩代太郎(今期はA.I.C.O音楽担当

 

多田くんは恋をしない

動画工房 制作オリジナルアニメ

監督山崎みつえ月刊少女野崎くん 監督輪るピングドラム 助監督等)

・副監督藤原佳幸(NEW GAME、プラスティック・メモリーズGJ部等)

シリーズ構成・脚本中村能子月刊少女野崎くんカブキブ!等)

音楽:いつもの橋本由香利月刊少女野崎くんさんかれあ、とじみこ、ささみさん、輪るピングドラム等)

音響監督土屋雅紀GJ部プラスティック・メモリーズ、NEW GAME、妹さえいればいい。三ツ星カラーズ等。今期はButlers、ヲタ恋も担当。)

音響効果白石唯果(月刊少女野崎くん等)

OP:オーイシおにいさん

実質月刊少女野崎くん2期

 

キャプテン翼

david production 制作。同名の漫画原作

監督加藤敏幸絵コンテ妖狐×僕SSJOJOシリーズ等)

シリーズ構成:いつもの冨岡淳広シリーズ構成…西の善き魔女 Astraea Testamentイナイレダンボール戦記、ヘボット等)

音楽松尾早人オケの人。アレンジャー神のみぞ知るセカイJOJO1期、競女等)

音響監督:いつもの岩浪美和グランクレスト戦記博多豚骨ラーメンズ等。今期はWIXOSSラストピリオド担当

シナリオ新規ではなく、原作準拠とのこと。

 

3D彼女 リアルガール

フッズエンタテインメントメルヘンメドヘン等)制作原作女性向け漫画雑誌「デザート」掲載作品

シリーズ構成:いつもの赤尾でこ(恋雨、ミイラの飼い方等。今期は鹿楓堂よついろ日和担当

完走できるといいね

 

こみっくがーるず

Nexus2012年設立。元請…わかばガール制作原作きららMAX4コマ漫画

監督:徳本善信(初監督作品?)

シリーズ構成:いつもの高橋ナツコ異世界はスマートフォンとともに。覇穹 封神演義等)

脚本:いつもの待田堂子セントールの悩みからかい上手の高木さん等。今期はCaligulaも担当)、いつもの横手美智子クジラの子らは砂上に歌うからかい上手の高木さん等。今期は若おかみは小学生!も担当)、いつもの花田十輝わかばガールユーフォ、ノゲノラ、よりもい等)

美術監督田尻健一美術監督ヤマノススメ

音響監督:いつもの明田川仁音響監督…リゼロ少女週末旅行、よりもい、封神演義等。今期はゴールデンカムイA.I.C.O.、食戟のソーマ担当

音楽末廣健一郎(リゼロ少女週末旅行ミイラの飼い方等。今期はゴールデンカムイ担当

つよい

 

メガロボクス

トムス・エンタテインメント制作原案漫画あしたのジョー

監督・コンセプトデザイン森山洋(初監督。各種デザイン…LUPIN THE IIIRDシリーズ進撃の巨人シリーズ甲鉄城のカバネリ等)

脚本:真辺克彦(カルテット深夜食堂(ともにTVドラマ))、小嶋健作(深夜食堂TVドラマ))

 

ヒナまつり

feel.制作月がきれいこの美術部には問題がある!等)制作原作KADOKAWA漫画誌「ハルタ掲載作品

監督及川啓この美術部には問題がある!等。今期はウマ娘担当

キャラクターデザイン総作画監督:神本兼利(大正野球娘。ヨスガノソラ等)

美術監督吉原俊一郎JOJOシリーズ恋は雨上がりのように等)

・背景:いつもの美峰JOJOシリーズ恋は雨上がりのように覇穹 封神演義等)

音響監督:いつもの本山哲(この美術部には問題がある等。今期はCaligulaも担当

キャスト小澤亜李が参加しているので実質この美続編

 

魔法少女サイト

production doA制作ごちうさ劇場版のみ)制作アニメ原作秋田書店漫画サイト「Champion タップ!」掲載作品(のちに週刊少年チャンピオン移籍)。

シリーズ構成:伊神貴世脚本輪るピングドラムRewrite等。今期はされど罪人は竜と踊るシリーズ構成も担当

音楽井内啓二ダンまち王室教師ハイネGRAVITY DAZE等)

キャストまさかキズナアイ参加

 

若おかみは小学生

マッドハウス制作原作青い鳥文庫児童小説

監督増原光幸こばと。しろくまカフェ等)、谷東(テルマエ・ロマエアニメーター見本市「HILL CLIMB GIRL」等)

シリーズ構成:いつもの横手美智子こばと。しろくまカフェ等。今期はこみっくがーるず脚本担当

音響監督:いつもの三間雅文こばと。、進撃、シンカリオンCCさくら等)

音楽はまたけし勇者のくせになまいきだ。こばと。まおゆう魔王勇者等)

実質こばと。続編

 

Caligula -カリギュラ-

サテライト制作。同名のRPGゲームが元。

監督和田純一(監督長門有希ちゃんの消失、すかすか)

シリーズ構成:いつもの待田堂子長門有希ちゃんの消失からかい上手の高木さん等。今期はこみっくがーるず脚本担当

音響監督:いつもの本山哲(すかすか等。今期はヒナまつり担当

 

ピアノの森

ガイナックス制作原作漫画雑誌モーニング掲載作品

監督中谷学(初監督ドリームワークスアニメCG担当してた人)

シリーズ構成:伊丹あき悪の華等)、あべ美佳(NHKラジオドラマ脚本の人)

キャラクターデザイン総作画監督木野下澄江(妹さえいればいい、NEW GAME、ガーリッシュナンバー等)

音響監督:いつもの長崎行男舟を編む正解するカド宝石の国等。今期はB: The Beginning担当

音楽富貴晴美ピアニスト大河ドラマ西郷どん」等NHKドラマ

3DCGアニメ系譜

 

ゴールデンカムイ

ジェノスタジオ2015年設立制作虐殺器官刻刻制作原作週刊ヤングジャンプ掲載作品

監督難波日登志(いつだって僕らの恋は10cmだった。総監督 最近絵コンテ刻刻7話)

シリーズ構成:高木登バッカーノ!、デュラララ、さんかれあ等)

・重火器設定:渡辺浩二(ガンスリンガーストラトス等)

動物設定:墨佳遼(MH各種デザイン

美術監督森川篤(くまみこメイドインアビス等)

音響監督:いつもの明田川仁(リゼロ少女週末旅行、よりもい、覇穹 封神演義等。今期はA.I.C.O.、こみっくがーるず食戟のソーマ担当

音楽末廣健一郎(リゼロ少女週末旅行ミイラの飼い方等。今期はこみっくがーるず担当

アイヌ語監修:中川裕

アイヌ語監修が付いている。こないだ関西弁キャラを演じる人についての増田が上がってたけど、言語監修や方言指導って大事よね。あとジェノスタジオがんばえー

 

ラストピリオド-終わりなき螺旋物語

J.C.STAFF制作原作Happy Elementsスマホゲー。

監督岩崎良明監督ラブひなゼロ使、極上生徒会ハヤテのごとく!オオカミさんと七人の仲間たちミルキィホームズ等)

シリーズ構成:白根秀樹ハヤテのごとく!キルミーベイベーダンまちしょびっち等)

美術監督岩瀬栄治(ノゲノラ、ガルパン等)

音響監督:いつもの岩浪美和(今期はキャプ翼WIXOSS担当

音響効果小山恭正Infini-T Forceキリングバイツポプテピ等。今期はWIXOSS担当

 

ヲタクに恋は難しい

A-1 Pictures制作原作は渋コミック連載作品

監督シリーズ構成:平池芳正WORKING!!アマガミSSにゃんこデイズ等)

音楽本間昭光ポルノグラフィティ楽曲プロデュース等多数)

音響監督土屋雅紀(今期はButlers〜千年百年物語〜、多田くんは恋をしないも担当

サントラが楽しみ

2017-01-18

{You're stupid. Yamato Nadeshiko has gone extinct}

I noticed that 10 years passed since I started writing blogs.

While the world is increasingly connected to NET and scarping the gap between those who have information and those who do not have it every day, I think that it is unhappy that violence due to concentration of wealth is increasingly increasing power.

It is "religion" that is surprisingly personally surviving.

A certain great scholar is said to have said that "Religion is a drug of the poor"

Now that mobile phones are spreading in countries called poorest countries and the Internet covers the world now

I want to wish that such common sense is another few years of life.

"Enlightenment" which is the difference between religious leader and believer is only a concept,

The fact that Islam society does not accept social advancement as much as treating women,

It does not match the present era.

I feel even dizzy to the extent of Americans who still do not believe in the theory of evolution,

I think that it is sick if you are watching Korea who is singing and saying that it is the place of origin of its own country keyy.

I welcome the fact that China, which is misunderstood as a nationwide all countries other than his country, is finally getting cold from a hangover,

I am impressed with Putin who is handling Russia brilliantly but vodka is about to expire soon.

President of the world's largest military superpower, Christians of discrimination will truly be overworked by esprit.

The door to World War III has been opening much more than I feel.

It might be a trial from Gaia against an overly populated population.

馬鹿だな。やまとなでしこ絶滅したよ}

ふとblogを書き始めて10年経過したことに気づいた。

世の中はますますNETにつながれ情報を持つ者と持たざる者格差を日々スキャルピングしているなか、富の集中による暴力ますます力を増大させているのは不幸な事だと思う。

個人的に生き残っているのが不思議なのが「宗教」だ。

とあるお偉い学者先生は「宗教は貧者の麻薬だ」と言ったそうだが、

最貧国と呼ばれた国にも携帯電話が普及してインターネット世界を覆っている今

そんな常識もあと数年の命であることを願いたい。

宗教指導者信者の差である悟り」は概念しかないし、

イスラム教社会女性を大切にするあまり社会進出を認めないのは、

今の時代にそぐわない。

未だに進化論を信じないアメリカ人の多さには目眩すら感じるが、

なんでも自国発祥の地だと謳いキーキー騒いでる韓国なんかみてると病気だと思う。

自国以外の国は全て属国勘違いしている中国最近やっと二日酔いから冷めつつあるのには歓迎もするが、

ロシアを見事にハンドリングしているプーチンには感心するもそろそろウォッカが切れてきた。

世界一軍事大国大統領差別主義キリスト教徒なんてさすがにエスプリ効きすぎだろう。

自分が感じるよりもずっと第3次世界大戦への扉は開きつつある。

増えすぎた人口に対するガイアからの試練かもしれないね

2016-10-30

性の悦びおじさんが今すぐYoutuberになるべき理由

便宜的に「性の悦びおじさん」という俗称で呼ばせてもらうが、最初に断っておくと、彼がパフォーマーとして優れている、というのはエントリの本筋ではない。まず前提として知ってほしいのは、現状、彼が不憫すぎる状況に置かれているという問題だ。

「性の喜びを知りやがって」発言の一般人男性が盗撮されネット上で玩具にされている事について - Togetterまとめ

その解決方法の1つがタイトルの通りなのだけど、これは囃し立てるような冗談で言っているわけではなく、わりと真剣にベスト方法ではないかと思っている。

以下、やや長文になるが整理しながら論を進めたい。

加速する晒し行為

ニコ動に投稿された盗撮動画に端を発して、その後はまとめサイトやSNSでも拡散され、「性の悦びおじさん」は今や一番ホットコンテンツ玩具)になってしまっている。さらにはその人気にフリーライドしようと、ネット民がこぞって盗撮行為を行っているからタチが悪い。

まだ本人が騒動無自覚であれば救いもあるが、以下のツイートにあるように「盗撮してくる人が多くて腹立つ」と本人も憤慨している様子。

誰かも知らない連中から隙きあらばカメラを向けられ、目撃情報はSNSで広くシェアされる。東京マッドティかよ。こんな世の中、確実に狂ってる。彼はポケGOのラプラスじゃない。肖像権だってある一般人だ。

末期のASKAと同じ世界に生きる地獄

昨年、チャゲアスのASKAがシャブ容疑で逮捕されたが、彼がブログにアップしていた文章統失患者(あるいは覚せい剤副作用)のそれを思わせる内容で、はてブ界隈でも話題になったことは記憶に新しい。

ASKAのブログ(2016.01.09~13公開分/キャッシュ) - Togetterまとめ

その狂気的な筆鋒から、彼がどれほど異常な世界に生きていたのかは察するに余りあるが、数あるエントリの中でも、特に以下の記述は当時の彼の心情をよく表している。

俄には信じがたいが『集団盗聴盗撮』『ネットストーカー』に巻き込まれていた

これが彼のリアルな心象世界だったのだから正に生き地獄だが、ここで思い起こされるのは、そう、これは今の性おじさんの置かれた状況に酷似している。似てはいるが大きく異なるのは、彼が生きている世界は無情にも現実という点だ。幻覚幻聴ではないので有効な対処法はなく、もはやそこに救いはない。

【動画あり】統合失調症体験ができるVRがとてもしんどいと話題に - Togetterまとめ

ひとたび外に出れば統合失調症のVRを強制体験させられると考えてみてほしい。こんな世界に生きていれば、壊れていない大脳だって加速度的に欠損してしまうだろう。

ネット玩具にされるのは自己責任なのか

過去には『ぼっさん』もフリー素材として利用されていたが、彼の場合自身が素材になることを容認していたし、そもそもは自業自得なところもあった。盛り上がっていたのもコアな界隈だけであったし、実生活までストーキングされるようなことも当然なかった。

直近の似た例として『たれぞう』もいるが、彼は自らYoutuberとして動画をアップしていたし、オッサンの身で小学生OFF会に参加する等、ネット民に目を付けられても仕方のない理由が少なからずあった。

その点、性の悦びおじさんの場合は、ただ電車内で独り言をいっていたにすぎない。マナーとして不適切ではあるものの罪を犯したわけでもなく、咎められこそされ、ここまで晒し行為を受ける謂れはない。

唯一『左足壊死ニキ』に関しては近いものを感じるが、彼の場合は重篤な負傷者であるため、ネタにできない(嘲笑できない)禁忌感を放っており、ネットで行われる行為は晒しというよりも生存報告意味合いが強い。そのため写真を撮られることはあっても、動画を撮られ晒されることはほとんどない。また元より壊死ニキはホームレスであり、悪臭を撒き散らして街の地べたを根城にし、常に痴態を晒していることからも、写真を撮られることはあまり気にしていないように思う。憂慮すべきはもっと別にあるのだから。壊死ニキの胸の内は分からないが、性の悦びおじさんと同じ文脈では語れないだろう。

なぜ性の悦びおじさんはウケるのか

有り体に言って、性の悦びおじさんは面白い。つらつら書いた後に矛盾するようで申し訳ないが、私はネットにアップされた彼の動画をあらかた視聴している。要するに彼の大ファンだ。

彼の動画は「性の悦びを知りやがって」と情緒たっぷりに憤るものが有名だが、実はその後も継続して見事な口上を披露している。勘違いしている人も多そうだが、彼は世間にその異常性を笑われているわけではなく、彼自身の言葉で人を魅了しているのだ。

彼には人を惹きつける類まれな才がある。

堂に入った佇まい、舞台演者を思わせる通る声、研ぎ澄まされた言語感覚、魂を揺さぶるシャウト、横溢するルサンチマンetc. 長所を挙げるとキリがないが、私が彼にここまで強く惹かれる理由は、古き良きテキサイ時代を彷彿とさせる、その突き抜けた非モテ芸にある。

以下、彼の口上から言葉の一部を引きたい。

Making love. I make love.

I'm alone ago. 20 years ago. no make love.

I want to make love.

I want to feel... ecstasy!! will... ecstasy!!

それを諦めん、それまで諦めん Making love.

I go. making love.

I dream. Dream come true.

する!すると言ったらする

諦めん! Never give up.

I want to make love. I want will ecstasy, ecstasy.

する! 諦めん!

なんで諦める必要があるか 20年以上しとらん!

これを即興でやる。予定調和スタンダップコメディ等とは違い、脳直で吐き出される言葉の数々には五感を揺さぶるパワーがある。さながら本格ジャズ即興演奏だ。

圧巻と言う他ない。長らく暗渠で醸成されたであろう負の感情が、これでもかと言わんばかりに炸裂している。有象無象非モテ民が束になっても敵わないだろう。彼の言葉には彼だけが語れる真実がある。

この流れで勝手を言わせてもらうと、ネットに跋扈している非モテ気取りどもは、大抵世間ウケを狙っただけのファッション非モテ()だ。テキサイの畑で育ったヨッピーだって非モテスタンスを取りながらも、結局イケメン若いからモテまくってただろうし(結婚おめでとう)、オモコロライター陣とかも似たようなモンだろう。非モテ童貞)の気持ちを代弁している伊集院も、冷静に考えれば美人タレント結婚してるモテ豚なわけで、あくまビジネス非モテに過ぎない。

性の悦びおじさんは、積み重ねてきた負のバックグラウンドが違うのだ。だからから放たれる言葉は最高にエモーショナルで心に深く刺さるのである

Youtuberとして成功できるのか

彼は数字が取れる。動画の再生数だけでなく、彼に関するツイートのRT/Favの数を見れば明らかだ。また彼は個のキャラクターが立っているだけでなく、その噺・口上によって人を惹きつけるため、自らコンテンツを生み出し続けることができる。Youtuberとして成功するにはこのポイントは欠かせない。

例えば件のYoutuber『たれぞう』は同じくニコ動で人気を博したが、彼の場合あくま第三者職人)の手により「神(ZEUS)たれぞう」という虚像が作り上げられ、さらヒカキンとの対立煽り演出することで再生数を伸ばしていった。いわばユーザー連携プレーにより動画を創っていたのが実情なため、肝心のたれぞう自体には創造性はなく、自らアップしている動画はあまり再生数が伸びていない。

その点、性の悦びおじさんは違う。ありのまま(Rawデータ)でいい。ベルジャネーゾ氏のように、特定発言だけがフィーチャーされた一発屋でもなく、安定してコンテンツを供給できる実力もある。そして彼は唯一無二の存在であるため、ブルーオーシャン勝負できる。

Youtubeを見渡して欲しい。人気Youtuberと呼ばれる者たちは「性の悦び」を知ったような顔をして、どこかで観たようなネタを焼き直しているだけだ。キレ芸を得意とするシバターもいるが、彼は道楽でやっていることを公言している(豪邸も披露している)し、女に困ってそうな様子もまったくない。過激な発言をしてみたところで、所詮アッパークラスの戯言に過ぎないのだ。

ヒカキンを筆頭格として、人気Youtuberネット民蛇蝎のごとく嫌われる。それはネットには常に妬み、嫉み、僻みといった、人間負の感情が渦巻いているからだ。人格者であっても無条件に叩かれる。そんなネットの特性故に、かつて「非モテ」文化が隆盛を極めたが、今の時代には真の「非モテヒーローが不在であるため、ネット民の淀んだ感情は行き場をなくしている。

非モテヒーロー不在のこんな時代だから、性おじさんへの期待も自然とデカクなる。ネット民から愛される素養がある以上、彼が人気Youtuberになれる公算は極めて高いだろう。

Youtuberになるべき真の理由

一番の理由は冒頭でも書いた通り、彼の不憫な状況を解消するための手段に成り得るからだ。彼が公式Youtuberとしてコンテンツを発信すれば、盗撮動画をアップする必要も薄れる(希少性が下がる)ため、次第に晒し行為も淘汰されていくことが考えられる。またコンテンツ保護の側面もあり、動画が再生されればその利益はすべて彼に還元される。ユーザー観点で見ても、動画を視聴する後ろめたさがなくなるため、純粋気持ちで彼を応援することができ、まさしく良いこと尽くめである

と、尤もらしいことを書いてみたが、以上の理由がすべて見せ玉となる本命ストレートな理由がある。それは、

オフパコネゲット)だ。

性の悦びおじさんが抱える、性(セックス)に対する渇望は本物だ。とある動画で雄弁に語っていたが、彼はデリヘルこそ利用するものの、風営法を遵守し、己の哲学に従いソープには頑として行かず、20年以上ガチでセックスはしていないという。

彼は安いセックスは拾わないのだ。彼が求めるものは一点の曇りもないピュアな愛――。

これだけオサセが幅を利かせる世の中で、女どもがガラケーよりも簡単パカパカ股を開く淫れた世にあって、なぜ彼に光が当たらないのか。小学生ですらスプラトゥーンで8人プレイに興じているというのに、なぜ彼のペニスはいつまで経っても1人プレイ限定仕様なのか。なにも彼はセカンド童貞の操を守っているわけでも、純愛セックスを諦めているわけでもない。「する!すると言ったらする!」という固い決意にあらわれているように、彼はただひたすらにセックスを求めているだけだ。

ブロガー歌い手、実況者、生主、Youtuber特定の界隈で人気を得た者は間違いなくモテる合法的セックスできる。例を上げればキリがないので、ここであえて詳細に語る必要もないだろう。不細工だろうがクズだろうが関係ない、人を惹きつける才能があればセックスの道が拓ける、それがインターネッツだ。

セックスの舞台として、Youtubeを利用することは下賤だと思う人もいるかもしれない。だが、ヒカキンが歌うYoutubeテーマソングを思い出してもらいたい。

今ならかなうさ夢あきらめるな Let's Try Again

YouTube YouTube 夢をつかめ YouTube

夢に貴賤はない。インターネットは常に平等だ。

Youtuberになるために必要なこと

少し真面目な話になるが、性の悦びおじさんが独力でYoutuberデビューすること難しいと考えている。高度な知識はいらないが、多少のスキルリテラシーが求められるし、それなりの撮影機材や動画編集ソフトがある方が望ましい。彼がそれらを持ち合わせている可能性は極めて低いだろう。

マルチチャンネルネットワーク(MCN)への加入が最適に思われるが、マージンとして利益の20%~50%を持っていかれるので、タイアップ広告が期待できない彼にとっては、都合がいいように搾取されるのが目に見えている。

理想形はユーザーファン)が無償で手助けしてあげることだ。できることなら企画立案も含め全てのサポートを私がしたいが、彼とコンタクトを取る手段がないため難しい。連絡先を知っている(聞いた)人がいれば教えて欲しいと切に思っているぐらいだが、この方法現実的ではないだろう。

期待したいのは、オモコロの企画としてヨッピーあたりがデビューの手助けをすること。取材という形で彼の真意を確認するだけでも意義はあるし、彼がYoutuberになることに前向きであるなら一先ずは動画投稿までをサポートするだけでもいい。趣旨を正しく説明すれば炎上することもないだろうし、記事により初動で勢いがつけば性おじさんにとっても大きな手助けとなるだろう。バーグハンバーグバーグがMCNと交渉して、特別待遇の橋渡しをするものいいだろうし、可能ならバーグ自身が継続してケアをするのも悪くないと思う。

ちなみに動画の一面だけを見て彼を異常者・コミュ不全と思ってる人もいるようだが、若者と柔和な表情で話している様子も確認されていて、その点は心配しないでいいだろう。

Youtuberデビュー

性の悦びおじさんのデビューが成功した場合、彼の生活は一変するだろう。街で騒がれることがあっても、それは「人気Youtuber」として親しまれるという意味に変わる。

人気が出ればYoutube以外の展開も期待できる。ノンフィクション自伝を執筆するのもいいだろう。彼の生い立ちは興味深いものがあるし、「ある日突然、異世界――皆に一方的監視されている――にワープした」という流行りのラノベのような設定も地で使えるので、出版社からも引っ張りだこだろう。

ただ、これは身勝手な願望も含まれるが、彼がセカンド童貞喪失した場合、その時はスパっと引退してもいいのかもしれない。

一昔前、『アジア系』という非モテ界のカリスマと讃えられたテキサイがあった。運営である『蝦』氏はネット彼女を作ることを目的にサイトを始め、彼女できた瞬間にスパっと更新を止めたのである最後の日記は彼女の手によって書かれ、掲示板には「閉鎖おめでとう」という切ない言葉が並んだ。人気絶頂の中でサイトは閉鎖され、彼は伝説になった。

アジア系(Archive)

Youtubeチャンネル名は「はてなポイントを使い切るまで死なないブログ」というモテ男ブログ名にあやかって「セカンド童貞喪失するまで辞めないYoutuber」としてもいいかもしれない。

2016-10-22

2016秋アニメ3話まで観た感想をひっそりと書く

全部は無いよ、観てる分だけ

記号評価履歴です。 事前→1話→3話視聴時

今期の本命作品 ◎

響け!ユーフォニアム2

良い意味でいつもの京アニ。主要素であるもつれた人間関係描写映画的な演出のとりあわせが高い効果を生み出してる。続編であるがゆえに3話切りを恐れる事なく溜め回が続くが、静かな画面に隠された緊張感はなかなかのもの。そしてデカリボン先輩は本当にいい子。リボン取ったらもっと可愛いかったのでリボン本体じゃなかった。◎→◎→◎

ユーリ!!! on ICE

からさま過ぎるほどに腐要素を入れ込んでくることを除けば、驚異的なスケート作画テンポの良いシナリオが素晴らしい今期の注目株NO.1素人目で見ても作画スタッフ健康心配になる。なぜこれをアニメでやろうとしたのか(賞賛)そしてなぜ幼馴染みヒロイン人妻にしたのか(私怨

そうこう言ってるうちにロシアンDQNユリオ君が可愛く見えてきたので腐菌の感染力侮れない怖い。 △→◎→◎

SHOW BY ROCK!!#

前期と変わらずコメディと可愛さに極振りしていて素晴らしい。テンポの良い演出バッチリ決まっていて安定の面白さがある。欲張ってたくさんキャラ出しちゃってるけど使い切れるのか?それだけちょっと心配ですw ◎→○→◎

フリップフラッパーズ

間違いなく人を選ぶ作品スペース☆ダンディと同じ匂いアートっぽい色彩センス世界観、一風変わったキャラデザ村上隆的な文脈なのか?作画アニメであり、ぐりぐりと動くカメラワークアクションを観ているだけで楽しい映像ドラッグストーリーとか設定とかにたぶんあんまり意味は無い。 Don't think, Feel. 僕は好きです。 ×→△→◎

最後まで視聴決定 ○

舟を編む

これだけ2話まで。原作は未読だがストーリーを急ぐことなく丁寧に展開している印象。なぜこの題材をアニメでやるのかという気はするが、文字が浮かび上がる表現などは下手な実写CGだと安っぽくなりそうで、案外合っているのかもしれない。ここからどう料理するつもりなのか、とても気になる。 ○→○→○

終末のイゼッタ

WW2実在兵器アニメとしてはかなり秀逸。3号4号!メッサー!スツーカ!いち兵士視点での塹壕戦、戦車の恐怖、空爆絶望などなかなかアニメでは見れない内容。また、姫のキャラクター声優の熱演もありとても魅力的。反面、演出面では不満が残る。シーンのつなぎ、構成など上手いとは言えない。脚本吉野前科が多いため、最後まで不安が消える事は無いだろう。 △→△→○

競女!!!!!!!!

「尻ガトリング」「真空烈尻」バカバカしい絵面と単語が飛び出すのに、内容は至って真面目なスポ根なので普通に観れ…観れ…るかあ! リビングで観るのは家族から拒否られ、スマホ持ち出しにしても電車で観るのが恥ずかしい。どうすりゃいいんだ。実際ほとんどエロスは感じないんだけど。 △→△→○

視聴継続だけど様子見 △

ブレイブウィッチーズ

シリーズの売りだった空戦が低クオリティCGになってしまったのはやっぱり痛い。主人公脳筋根性キャラなのでジメジメしないのはいいけど、ストーリー展開はちょっと雑というか安直に感じる部分もある。前作の股間どアップは下品で嫌いだったので、減ったのは好印象です。 △→○→△

ガーリッシュ ナンバー

題材やプロット面白いのだけど、露悪的な内輪ネタで終わるのか、真っ当にエンタメとして成立させていくのか、今の時点では方向性がまだ見えない。演出・演技にも物足りなさを感じる。1話ピークだった、とならない事を祈りたい。 ×→○→△

ドリフターズ

3話テンポ悪 漫画セリフそのまんまアニメにしてもダメなんだっつーの京アニの爪の垢飲め 作画だけはすっごく良いので悔しいけど継続 ○→△→△

視聴を中止したもの ×

装神少女まとい

うどんの国の金色毛鞠

魔法少女育成計画

Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-

以上

2015-11-02

http://anond.hatelabo.jp/20151102215756

これ、 ttp://www.efeel.to/survey/rabato/

勇気がなくて見れないんだけど、詳細希望ブラクラ

むかついたか検察庁爆破した動画うpしたったwwwwwwwwwww [転載禁止2ch.net

http://vipper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1446432316/

QPsH406mxの連投 (必死チェッカー: http://hissi.org/read.php/news4vip/20151102/UVBzSDQwNm14.html )

むかついたか市役所爆破して動画うpしたったwwwwwwwwwww [転載禁止2ch.net

http://vipper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1446386380/

/27yaSE8xの連投

2015-05-22

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 の出来がひどすぎる

 今、TBSアニメの『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』をやっている。以前、放送された『『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の二期アニメだ。これがちょっとひどい。とても見ていられないレベルなのだ

 知っている人は知っていることだが、簡単にストーリーを説明すると、ぼっち主人公奉仕部という部活に入って、部員とともにぼっち価値観で様々な問題を解決していくお話だ。

 原作は人気のラノベで、熱狂的なファンを多く持つ作品だ。このラノベがすごい、とかいうのに、二年連続一位に選ばれている。非常に内容の濃い、ラノベとは思えないくらいに文学的な濃密さと豊穣さをもった作品だ。

 原作力のかなり高いアニメで、原作に準じてつくっていれば、それだけで確実に面白くなるような作品なのだ

 尺の関係から、とにかく端折る、省く、取り除く、でいろんなもの原作から削ぎ落とされて作品がつくられる。それでも十分に面白い。多分、どこの制作会社がつくっても、面白くなる、そんな原作だ。

 だからダイジェスト的な展開になっていても、一期は十分に楽しめた。あらすじだけ追っていたって面白いのだから、多少尺が短くなったところで面白いのだ。

 だが、今やっている二期の『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』はちょっと見ていられない。絵とか脚本とかの問題ではない。主人公比企谷八幡の声のトーンのぼそぼそと小声で話すセリフがあまりに耳について鑑賞の邪魔をする。耳につくくせに、何を言っているか聞き取りにくい。おかげで、せっかく面白いアニメのはずが、すっかり白けてしまう結果になる。どうも意図的にそういうトーンで話す演出をしているようだ。

 一期ではそんなことはなかった。はっきりと喋っていて、いちいち主人公セリフに引っかかることなどなかった。だからセリフが耳に引っかかって物語に入り込めないなどということはなかった。

 だが、二期では、そのセリフ回しのせいで、まともに見ていられなくなってしまった。

 一期と二期では、制作会社監督が代わっていて、明らかにその影響がアニメに出ているのだ。制作会社feel.に、監督及川啓という人に代わった。声のトーンが一期と変わってしまったのはそのせいだ。

 おそらく、特に声のトーンの演出を変えるなどということを決めるのは監督で、今のトーンは監督センスによるものだと思われる。

 原作面白いというのに、原作を素直に追ってストーリーを展開すれば、それだけで面白いアニメになるというのに、物語に入りこむことに対していちいち邪魔をしてくる声のトーンと演出するなんて、能力問題があるとしかいいようがない。

 どうもこの監督、いろいろ手を加えて、変なふうにすることが得意らしいのだが、この人にはそんなことをするのは無理だ。俺スゲエ的な演出をしているつもりなのかもしれないが、全然すごくない。というか、多分、この人、無能だ。

 
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