はてなキーワード: 反旗を翻すとは
明治維新(めいじいしん)は、1868年から始まった日本の大きな変革のことや。
江戸時代が終わって、武士の時代から近代国家へと移り変わる大改革やったんや。
まず、江戸時代は長いこと続いたけど、外国が日本に「開国せぇへんか?」って迫ってきたんや。
特にアメリカのペリーさんが「ドン!」って黒船でやってきたんが大きなきっかけやな。
その後、薩摩藩や長州藩を中心に「このままじゃアカン!新しい政府を作ろう!」ってなって、徳川幕府を倒す動きが強まっていったんや。
それで、天皇を中心にした新しい政府ができて、これを「王政復古」言うんや。
明治維新では、封建制度が廃止されて、武士の特権もなくなったんや。
さらには、学校も作って、外国の技術や文化をどんどん取り入れていったんやで。
簡単に言うたら、江戸時代の古いシステムを壊して、新しい時代を作ったんが明治維新やな。
これで、日本は急速に近代化していって、世界の仲間入りを果たしたんや。
戊辰戦争は1868年から1869年にかけて起こった戦いやねん。
徳川幕府を倒して新しい政府を作ろうとする側(薩摩藩や長州藩が中心やった)と、幕府側の勢力がぶつかり合ったんや。
この戦いは京都の鳥羽・伏見から始まって、東北地方まで広がったんやで。
特に会津戦争や函館戦争が有名やな。会津藩は幕府側を支援して戦ったんやけど、最終的には負けてしまったんや。
また、函館では旧幕府軍の榎本武揚(えのもとたけあき)が五稜郭(ごりょうかく)で最後の抵抗をしたけど、こちらも新政府軍に敗れてしまったんや。
この内乱は、ただの権力争いだけやなくて、日本全体が新しい時代に進むための大きな痛みとも言えるんや。
結果的に、天皇を中心にした新政府が勝利して、日本は中央集権化と近代化に向かって進んでいったんやな。
(その時西郷隆盛は何してたの?)
西郷隆盛(さいごうたかもり)は、明治維新の中心人物のひとりで、戊辰戦争の間もめちゃくちゃ大きな役割を果たしてたんや。
まず、西郷は薩摩藩のリーダーとして、新政府を作ろうとする側に立ってたんや。
鳥羽・伏見の戦いでは、幕府側と戦って新政府軍を勝利に導いたんや。
彼は戦術にも長けてたし、部下たちにも慕われてたから、戦争の勝利に大きく貢献したんやな。
戊辰戦争が進む中でも、西郷は東北地方や函館方面に派遣される新政府軍の指揮を取ったり、旧幕府側との和平交渉にも関わってたんや。
特に江戸城無血開城(江戸城を戦わずに明け渡すこと)では、西郷と勝海舟(かつかいしゅう)が話し合って、江戸を戦火から守ることができたんや。
これは西郷の人間的な魅力や度量があったからこそ、実現できたもんやね。
ところが、明治維新が進んで新しい政府ができたあと、西郷は新政府の方針と対立するようになってくんや。
特に西郷は、急速な近代化や中央集権化の進み方に対して反感を抱いてたんや。
そして、最終的には西南戦争(1877年)で政府に反旗を翻すことになったんや。
この時、西郷は薩摩の士族たちを率いて、武士の伝統や誇りを守ろうとして立ち上がったんやけど、結果的には政府軍に敗れてしまい、自ら命を絶つことになったんや。
簡単に言うと、西郷隆盛は維新の立役者でありながら、最終的にはその維新の流れに反発して戦った、というめっちゃドラマチックな人生やったんやな。
(あと伊藤博文についても解説して。なんか悪いイメージもあるよね)
伊藤博文(いとうひろぶみ)は、日本の初代内閣総理大臣や憲法の制定に深く関わった人物やけど、確かに彼に対する批判的なイメージもあるんや。
まず、伊藤博文は明治政府の中で「近代化」を進めた立役者やけど、その一環として朝鮮半島への介入や植民地政策に深く関わってたんや。
特に、伊藤が朝鮮に対して行った政策や、朝鮮を日本の保護国にしたことで、彼は後の日本の植民地支配の基盤を作ったと言われてるんや。
伊藤は、1905年に日本が韓国を保護国化した際、初代韓国統監(かんこくとうかん)に就任したんや。
この統監府は、事実上日本が韓国を支配するための機関で、伊藤はそのトップとして韓国の内政に強く介入したんや。
この時期に韓国の独立や自主権が大きく損なわれたことが、彼に対する批判の大きな要因や。
その結果、1909年に伊藤博文は韓国のハルビン駅で、独立運動家の安重根(あんじゅうこん)に暗殺されてしまったんや。
安重根は伊藤を、韓国を侵略し独立を奪った人物として憎んでおり、この暗殺は日本と韓国の歴史に深く影響を与えたんや。
また、国内でも彼が明治政府の中枢で権力を握ってたことから、一部の人々からは「藩閥政治」を進めたと見られ、権力を一部の有力者たちで固めたことに対する批判もあったんや。
つまり、政治が一部の人たちの手で動いていて、庶民の声が届きにくいっていう不満があったんや。
総合的に言うと、伊藤博文は日本の近代化に大きく貢献した一方で、朝鮮や韓国との関係、そして国内外での権力集中に対する批判があるから、マイナスのイメージが残ってるんやな。
(女癖も悪かったと聞いてるけど)
ああ、そういう話もあるな!伊藤博文は「女癖が悪い」って噂がよく出る人物でもあるんや。
彼は若いころからかなり遊び好きで、特に女性関係にはだいぶ自由奔放やったらしいで。
彼は明治時代の政治家の中でも、遊び人として知られとったんや。例えば、若い頃から遊郭に出入りしてたし、いろんな女性と関係を持ってたっていうエピソードも多いねん。
噂によると、50歳を超えてからも若い女性に夢中になってたとか、何度も結婚と離婚を繰り返したりして、結構な数の女性と浮名を流してたんや。
特に彼の「芸者好き」は有名やったんや。政治家としての公の顔とは別に、夜はよく芸者遊びをしてたというエピソードがたくさん残ってるんや。
これが「女癖が悪い」という評判の元になってるんやろな。
さらに、晩年でもそうした生活を続けとったみたいやから、一部の人々からは「品がない」とか「節度がない」とか批判されることもあったんや。
ただ、そういう奔放な生活があっても、政治家としては一流やったんやけど、そのプライベートの部分があまり良いイメージを持たれてないってことやろな。
だから、伊藤博文には偉大な政治家としての側面と、ちょっとだらしない私生活の一面があって、それが「女癖が悪い」という評価に繋がってるんやろうな。
佐伯は冷静に外を見つめ、静かに言った。「急がなければならない。私たちだけじゃない。既に他の誰かが、この文書の存在に気づいているんだ」
宮内たちは、その暗い夜の中、重大な真実を抱えながらも、さらなる危険に直面していることを痛感した。そして、彼らの背後で静かに動く影が、その行く手を阻もうとしていることを――。
霧がかった朝の大地に、冷たい風が吹き渡る。遠くに見えるのは、伽耶の城郭――かつて繁栄を誇ったこの地は、今やその輝きを失い、四方を敵国に囲まれていた。百済との同盟は、物部氏の政治的判断により、伽耶の土地を割譲され、かつての強固な関係はもろくも崩れ去っていた。そして、北からは新羅が勢力を伸ばし、伽耶の領域は日々侵食されつつあった。
伽耶の都、金官伽耶の城内では、倭人の行政機関である「任那日本府」が、かろうじてその機能を保っていた。日本と朝鮮半島を結ぶ重要な拠点として、ここ伽耶には古くから倭人たちが駐留し、地方の統治を行ってきた。しかし、伽耶の領域が狭まり、外部からの圧力が増す中で、彼らの存在もまた危うくなっていた。
倭人たちの本拠地である任那日本府では、緊張した空気が漂っていた。府長を務める高橋宿禰(たかはしのすくね)は、伽耶の未来に対する不安を抱きながらも、冷静な目で情勢を見据えていた。彼は日本から派遣された者で、伽耶を通じて倭国と朝鮮半島の諸勢力との外交や軍事を管理する責任を負っていた。
高橋は、大陸の動向を理解していた。高句麗が依然として強大な軍事力を持ち、新羅が急速に勢力を拡大している一方で、百済は弱体化の一途をたどっていた。百済は物部氏に領土を譲る代わりに、彼らの庇護を受けていたが、それでも新羅の脅威を完全に退けることはできずにいた。
ある朝、任那日本府の本庁に、使者が慌ただしく入ってきた。新羅軍の進軍がさらに加速し、伽耶の南部まで侵入しているとの報告だった。
「高橋宿禰様、新羅が我々の国境を越えて、さらなる侵略を開始しました。彼らの勢力は日増しに増強されており、我々だけではこれ以上の抵抗は難しい状況です」
高橋はその報告を聞くと、しばし黙考した。彼の心は冷静であったが、その目の奥には深い憂慮が感じられた。新羅の勢いは予想を超えるものであり、このままでは伽耶が消滅することも現実のものとなる。
「我々が百済との同盟を維持し、かつ新羅を押し返すには、どうにかして大和朝廷からさらなる支援を得るしかない…」高橋はつぶやいた。
倭国――大和の政権――は、朝鮮半島での権益を守るため、長らく任那日本府を通じて伽耶に影響力を行使してきた。しかし、今や大和の内部でも、朝鮮半島への介入を巡って意見が分かれていた。倭国自身も国内での権力争いに忙殺されており、ここ伽耶への支援は限られていた。
高橋は、日本府の幹部たちを集め、緊急の会議を開いた。木造の広い会議室に、鎧を身にまとった武将や、文官たちが座していた。その中には、伽耶出身の有力者も混ざっている。彼らは皆、伽耶をどう守るべきか、顔を曇らせながら高橋の言葉に耳を傾けていた。
「このままでは伽耶は新羅に飲み込まれる。我々は百済に頼ることはできない。むしろ、百済自身がその存続を危ぶまれている状態だ。しかし、倭国が強力な支援を送ってくれれば、伽耶の防衛は可能だ。私は、大和朝廷にさらなる援軍と物資の提供を要請する」
「しかし、大和朝廷が動くかどうか…」ある幹部が言葉を切った。「近年、国内でも騒乱が絶えず、朝廷は伽耶に対して以前ほどの関心を示していないと聞いています。我々の声が届くかどうか…」
高橋は静かに頷いた。「その懸念は理解している。しかし、ここで引くことはできない。もし伽耶が新羅に落ちれば、次は百済、そして我々の国、日本にまで新羅の脅威が及ぶことになる。これは我が国の未来を左右する問題だ」
その言葉に、会議室内の空気がさらに張り詰めた。伽耶の運命が、彼ら一人一人の肩に重くのしかかっているのを、誰もが感じていた。
その頃、伽耶の王室でも緊迫した議論が交わされていた。金官伽耶を治める若き王、金輸(キム・ス)は、深い悩みに沈んでいた。彼の治世は短く、まだ若い王であったが、その肩には国の存亡がかかっていた。
「新羅の脅威をどうするつもりですか、王よ?」側近の一人が、焦燥感をにじませながら問いかけた。
「新羅に降伏すれば、この伽耶は新羅の属国となり、我々の独立は失われる。だが、戦いを続ければ、国が滅びるかもしれない…」王は苦渋の表情を浮かべていた。「日本府の支援を頼るしかないが、彼らもまた、我々を見捨てつつあるのではないか?」
伽耶王家の一員であり、倭国の血も引く王には、古くから日本との絆があった。しかし、その絆がどこまで続くのか、今は誰にも分からなかった。
「王よ、我々にはもう時間がありません」と重臣の一人が進言する。「新羅の軍勢は、既に国境を越えて伽耶の村々を焼き払っています。百済もまた、新羅との対立が深まり、援軍を送る余力はないでしょう。ここで戦うしかないのです」
金輸は、重圧に押しつぶされそうな思いで、目の前の地図を睨んだ。新羅の勢力が日々拡大していることは明白だった。残された選択肢は少なかった。
「もし…もしも大和朝廷が我々に背を向けたなら、伽耶は滅びるだろう。しかし、それでも私はこの地を守るために戦うつもりだ」金輸は強い決意を見せた。「この伽耶は、我々の祖先が築き上げた土地だ。たとえ新羅が押し寄せようとも、最後まで抵抗する」
彼の言葉に、周囲の武将たちは力強く頷いた。彼らは伽耶を愛し、誇りを持っていた。その土地が、たとえ消滅の危機に瀕しても、最後まで戦い抜く覚悟は揺るぎないものだった。
こうして、伽耶は最後の戦いへと向かおうとしていた。日本との絆を信じ、大和朝廷からの援軍を待ちながらも、彼らは自らの土地と誇りを守るため、剣を取る準備を整えていった。
新羅軍が伽耶の国境を越え、村々を焼き払い、伽耶の領地を猛々しく侵略していた。朝靄の中、戦火の音が徐々に近づく。剣と剣がぶつかり合う音、逃げ惑う人々の叫び声、そして馬蹄が大地を叩く音が響き渡る。伽耶の地は一瞬にして戦場と化していた。
金庾信(キム・ユシン)と階伯(かいはく)は、その混乱の中で共に逃げ延びる。二人は幼い頃からの親友であり、共に倭人の血を引く。伽耶という共通の故郷を持ちながらも、彼らの運命は今、異なる道を歩もうとしていた。
金庾信はその目に怒りを宿し、剣を強く握りしめながら周囲の景色を見つめた。焦げた木々と倒れた民衆――彼の心には怒りと無力感が入り混じっていた。
「もうこれ以上、逃げるわけにはいかない!」金庾信は立ち止まり、階伯に向かって叫んだ。「ここで新羅に挑まなければ、伽耶は滅びる。俺たちが立ち上がらなければ、この国を守ることはできない!」
階伯は、そんな金庾信の熱い眼差しを受けながらも、冷静に彼を見返した。彼の目には理性的な判断が宿っていた。階伯もまた伽耶の血を引くが、心の中では百済との結びつきを強く感じていた。百済は彼にとって、新たな拠点となり得る希望の地だった。
「庾信…」階伯は静かに言葉を紡いだ。「お前の気持ちは分かる。だが、今ここで新羅に挑んだところで、何も変わらない。新羅は圧倒的な軍勢を持ち、我々の力では立ち向かえないんだ。無駄に命を捨てることになる」
「命を捨てる?」金庾信は怒りに震える声で返した。「伽耶は俺たちの故郷だ。ここで戦わずしてどうする?この土地で生まれ、この土地を愛してきたんだ。新羅に屈するわけにはいかない!俺は戦う。たとえ一人でも!」
階伯は目を閉じ、深い息をついた。金庾信の激情を理解しつつも、彼はあくまで冷静な判断を崩さなかった。
「今、ここで命を散らすのは、愚かなことだ」と階伯は低い声で言った。「我々はまだ若い。戦をするなら、もっと力を蓄えた後にするべきだ。俺たちがこの場で戦っても、新羅には勝てない。だからこそ、一旦退いて、力を蓄え、百済で新たな拠点を築こう。そして、その時が来れば、再び新羅に反旗を翻すんだ」
金庾信は階伯の提案に苛立ちながらも、その言葉には一理あることを感じ取っていた。しかし、彼はそれを簡単には受け入れることができなかった。
「逃げてどうする?百済に逃げ込んで、いつか反抗すると?そんなことをしている間に、伽耶は完全に滅ぼされるぞ!」
階伯は毅然とした表情で金庾信に向き直った。「伽耶が滅ぼされることは悲しい。だが、今の我々ではどうすることもできないんだ。今ここで命を落とすのではなく、百済に逃れて新たな力を得る。それしか道はない」
二人の間には、一瞬の静寂が広がった。彼らは幼少期から共に育ち、共に剣を学び、共に伽耶の未来を夢見てきた。しかし、今や彼らの前には、それぞれ異なる道が現れていた。
金庾信は目を閉じ、深い溜息をついた。「俺は逃げない」と決然とした声で言った。「新羅に挑む。伽耶を守るために、ここで戦う。そして、この土地を取り戻す」
階伯は静かに頷いた。「お前の気持ちは理解した。だが、俺は百済へ向かう。力を蓄えた後、必ず新羅に反抗するつもりだ。百済の地で再び立ち上がり、我々は再び会うことになるだろう」
二人の間には、再び重い沈黙が流れた。戦乱の中、互いに進むべき道を決めたその瞬間、彼らの運命は大きく分かれることとなった。
「階伯…俺たちはいつか再び会う。その時まで、お前も生き延びろ」と金庾信は低く言った。
「お前もな、庾信。新羅に勝てることを祈っている」と階伯は静かに答えた。
こうして、二人の幼馴染はそれぞれの運命を背負い、異なる道を歩み始めた。金庾信は新羅に残り、伽耶を守るために戦うことを選び、階伯は一旦百済へと退き、後に反抗するための準備を進めることを決意した。
彼らが再び顔を合わせる時、朝鮮半島の運命が大きく動く瞬間が訪れるだろう。しかし、今はただ、それぞれの道で新たな戦いが始まろうとしていた。
金庾信は、伽耶を守るために新羅軍に最後まで抵抗したが、その圧倒的な兵力差の前に彼の軍勢は次第に追い詰められ、ついには彼自身が捕虜となってしまった。新羅の兵たちに拘束され、彼は荒れ果てた戦場を後にした。伽耶の大地に響く火の音、そして仲間たちの叫び声を背に受けながら、金庾信の胸には深い無念と怒りが渦巻いていた。
新羅の捕虜となった彼は、何度も逃亡を試みたが、その度に失敗し、監視はますます厳しくなっていった。鉄の鎖に繋がれた手首の痛みは彼の屈辱をさらに増幅させたが、それでも彼は決して屈することはなかった。伽耶の民のため、彼は新羅の服従には決して応じなかった。
だが、そんな金庾信の反抗的な態度は、ある人物の目に留まることになる。新羅軍の中でも屈指の実力者として名を馳せる将軍、**金閼智(キム・アルチ)**であった。閼智は高句麗や百済との数々の戦いで勝利を収め、戦術家としても戦士としても一流の地位に立つ将軍だった。彼は、金庾信の不屈の精神と戦士としての資質に注目し、特別に目をかけるようになった。
ある日、閼智は捕虜の監視兵に命じ、金庾信を自らの前に連れてこさせた。閼智の陣営は戦乱のさなかにあっても厳粛な空気が漂い、将軍の威厳がひしひしと感じられる場所だった。
金庾信は両腕を縛られ、堂々とした態度で閼智の前に立った。捕虜でありながら、その目には一切の恐れはなく、むしろ新羅への怒りが燃え上がっていた。閼智はそんな彼を冷静な目で観察し、静かに口を開いた。
「お前が金庾信か。伽耶の武将でありながら、我が新羅に最後まで抗った者だと聞いている」
「そうだ」金庾信は短く答えた。「俺は伽耶を守るために戦った。今もその意思は変わらない」
閼智はその言葉に微かに笑みを浮かべた。「お前のような男が伽耶を守ろうとするのは分かる。しかし、今の伽耶は滅びに向かっている。新羅の大軍勢を前にして抗い続けるのは愚かだ。いずれ滅びる運命を変えることはできない」
「滅びるのは伽耶ではない。貴様ら新羅だ」と、金庾信は強い口調で言い返した。「新羅がどれほど強くても、俺たちは絶対に屈しない。伽耶の民の誇りを貴様らに踏みにじらせはしない」
閼智はその反抗的な態度に少しも動じることなく、むしろ興味深げに彼を見つめた。しばらくの間、沈黙が続いたが、やがて閼智は少し体を前に傾け、言葉を続けた。
「金庾信、私はお前を殺すつもりはない。それどころか、私はお前の力を見込んでいる。お前の武勇と不屈の精神――それは、ただ伽耶のために使い果たすには惜しいものだ。もしお前が新羅に仕えれば、その力を存分に発揮できるだろう。我が軍の将として、共にこの地を治めるのはどうだ?」
その申し出に、金庾信の眉がぴくりと動いた。だがすぐに彼は険しい表情で答えた。「新羅に仕えるだと?俺が貴様らの犬になるとでも思っているのか?俺の忠誠は伽耶にあり、倭国にある。新羅に仕えるなど、考えたくもない!」
閼智はその言葉にも動じることなく、穏やかな口調で続けた。「お前が伽耶を愛しているのは分かる。しかし、その伽耶はもはや滅びゆく運命だ。だが、お前にはまだ未来がある。伽耶を守ることができないのなら、少なくとも自らの命と力を、より大きな目的のために使うことを考えたらどうだ?」
その言葉に、金庾信は内心揺れた。伽耶が滅びゆく現実を知りながらも、彼はそれを認めたくなかった。だが、閼智の言う通り、このまま無為に死ぬのではなく、自分の力を何かに生かす道もあるかもしれないという思いが、心の片隅で芽生えたのも事実だった。
「考える時間を与えよう」と閼智は言い、席を立った。「お前が新羅に仕えることを選べば、私はお前を軍の将として迎え入れよう。だが、それでも新羅に逆らうなら、ここで命を失うことになる。それもまた一つの選択だ」
そう言い残して、閼智は静かに去っていった。
数日が過ぎ、金庾信は深い葛藤に陥っていた。伽耶を守るために戦い続けるか、あるいは閼智の言葉を受け入れ、新羅の将として新たな道を歩むか――どちらの選択にも、彼の心は重かった。伽耶はすでに滅びつつあり、金庾信の忠誠の対象として存在する意義を失いつつあった。彼が戦い続けた伽耶の夢は、今や過去のものとなっている。
やがて、金庾信は一つの決断を下した。彼は、新羅に屈服するのではなく、その内部から自分の力を生かす道を選ぶことにした。新羅に仕えることで、いずれ伽耶の民を守り、新しい形で伽耶の精神を受け継いでいくことができるかもしれない。彼の忠誠心は揺らいではいなかったが、現実の中で最善の道を模索するしかなかった。
ある日、金庾信は閼智の前に進み出て、静かに膝をついた。
「俺は新羅に仕えることを決意した。だが、その決断は伽耶を忘れるためではない。俺は新羅のために戦うことで、伽耶の民を守り、新たな道を切り開くつもりだ」
閼智は微笑み、満足げに頷いた。「賢明な決断だ、金庾信。お前の力を、存分に発揮するがいい。新羅の将として、我々と共にこの地を統治しよう」
こうして、金庾信は新羅の軍人としての道を歩み始めた。その武勇と知略は新羅軍内で高く評価され、彼は次第に新羅の中で頭角を現していくことになる。そして、その裏には、いつか伽耶の精神を取り戻すという彼自身の静かな誓いが秘められていた。
もう10年近く前になるでしょうか。テレビで善徳女王や階伯(ケベク)を見ていました。そこで気付いたのですが、全く史実を考慮せず、ドラマを作っているところです。
両方のドラマに、階伯(ケベク)も金庾信も出てきますが、全く別人のような扱いです。それは当たり前で、記録が残っていないからです。階伯など日本書紀にしか残っていないに等しいです。
また、花郎世紀という偽書の可能性の高いものからドラマを作っているということも知りました。こんなことができるのなら、東日流外三郡誌で大河ドラマができてしまいます。韓国のドラマのすごいところです。
そこで、なぜ日本では、善徳女王や階伯(ケベク)のようなドラマができないのかと考えました。まあたぶん、歴史ドラマは大きく史実から外れられないとか、「自虐史観」があるのかなと。
紫式部なら創作もある程度許されるんでしょうかね。しかし、日本のドラマでは時代考証をある程度以上はやってます。階伯(ケベク)のように火薬が爆発したりしない。7世紀の火薬があるのか?。
ピダムの乱を起こしたピダムと善徳女王が恋仲になるなんてシナリオが許されるのなら、階伯(かいはく)と金庾信が幼馴染でも問題ないですよね?w だって、記録無いし。
イスラエルがユダヤの地だったら、朝鮮半島南部も倭人の地のはずw。
生成にはGPT-4oを使用しましたが、下記の文章は見出しを少し直し、はてな表記にしただけで、生成文そのままです。アメリカ等の歴史教科書では、朝鮮半島南部に倭人が住んでいたということを認めているので、すんなり生成されたのだと考えています。本当は、倭人とういう朝鮮半島南部から九州北部あたりに分布している海洋民族がいただけなんじゃないかと思います。そして、その人らが大和政権に取り入れられ、日本という国が成立したんじゃないでしょうか。
ということで、日本側の見解としての階伯(かいはく)と金庾信の話を作ってみました。以下に本編です。
東京の秋の夜、薄い雲が月明かりをぼやかし、冷たい風が皇居の周囲を包んでいた。歴史学者、宮内敬一は、しなやかな動きで宮内庁の厳重な警備をかいくぐり、特定の建物へと静かに忍び込んだ。彼の胸中には、ある確信があった――かつて日本に伝来し、その後散逸したとされる「百済本紀」が、ここに隠されているはずだ、と。
数年前、宮内は韓国の古書店で、偶然ある巻物の切れ端を目にしていた。その破片には「百済本紀」の名がかすかに読み取れ、彼の興味を大いにかき立てた。百済王国の歴史を記したこの書物は、日本と朝鮮半島との関係を解明する鍵となりうる、極めて貴重な歴史的資料である。しかし、日本の記録にはどこにもその存在は記されていない。宮内は、この謎を解くべく独自の調査を進め、ついにたどり着いたのが、ここ宮内庁だった。
彼の手元には、長年の研究から得た宮内庁内部の古文書倉庫のレイアウトが詳細に記されているメモがあった。限られた時間の中で、どの棚にどの文書が保管されているのか、緻密に計算されていた。
暗い廊下を抜け、幾重にも鍵がかけられた古文書倉庫の扉の前にたどり着く。宮内は冷静に暗号を解き、精密な動作で鍵を解除した。倉庫の中はひんやりとした空気が漂い、古びた紙の匂いがわずかに鼻をくすぐる。長い棚が並び、そこには時代ごとに整理された膨大な古文書が眠っている。
宮内は目的の棚へとまっすぐに歩み寄る。近づくほどに心拍数が上がり、手の平にはじっとりと汗が滲む。ついにその時が来た。彼の手が、一冊の古びた箱に触れる。箱の表面には、薄れかけた文字で「百済本紀」と刻まれている。
慎重にその箱を開け、中の巻物を取り出すと、千年以上の時を超えてその姿を現した。封が施されていたはずの巻物は、思いのほか保存状態が良く、宮内の震える手の中でゆっくりと広げられていく。巻物に記された文字は、古代の朝鮮半島の漢字表記であり、間違いなく「百済本紀」だった。
宮内は息を呑み、震える声で「これが…ついに…」とつぶやいた。目の前に広がるのは、歴史が語りたがっていた物語だった。これまで失われたとされてきた百済の記録が、自らの手の中にあるという事実に、彼はただ打ち震えるばかりだった。
だが、その瞬間、背後で微かな音が響いた。宮内は瞬時に振り返り、身構えた。
宮内の背後で響いた音は、冷ややかな静寂を切り裂くかのようだった。警備員か、それとも何者か別の存在か――宮内の心臓は、緊張のあまり大きく脈打った。
「誰だ?」宮内は小声で問いかけるが、返事はない。身を低くし、ゆっくりと視線を巡らせた。そのとき、微かな足音が再び聞こえた。かすかな光が倉庫の奥から差し込み、宮内の視界に誰かが近づいてくるのがわかった。光に照らされたその姿は、想像していたような警備員ではなかった。
スーツ姿の男が、静かに歩を進めてきた。その目は鋭く、宮内を捉えて離さない。そして、男の口元にかすかな笑みが浮かんでいた。
その声には、明らかに宮内の行動を全て見透かしているかのような冷静さがあった。驚きと同時に、背筋に冷たいものが走る。
「あなたは…誰だ?」宮内は巻物をそっと戻し、箱を再び閉じた。手は汗ばんでいたが、その目には確固たる決意が宿っていた。
男はゆっくりと近づきながら、まるで狩りを楽しむかのように言葉を続けた。「私の名前は名乗る必要はありません。ただ、あなたが何を求めてここにいるのかは、もう全て知っている。そして、それが公に出てはならないということも」
「公に出てはならない?」宮内は眉をひそめた。百済本紀の発見が、なぜそれほどまでに秘匿されなければならないのか。宮内の中で、疑念と怒りが沸き上がった。「これは、歴史を明らかにするための重要な資料だ。日本と百済のつながりを示す、そして隠されてきた真実を照らす光だ。それを隠す理由がどこにある?」
男は薄く笑い、「それはあなたが決めることではない」と静かに言い放つ。「歴史は常に勝者が書くものだ。敗者の物語は、都合よく葬られることもある。あなたがこの巻物を公表することは、今の日本の歴史観を揺るがすことになる。そう簡単にはいかない」
宮内はその言葉に心の中で反発した。歴史は真実でなければならない。たとえそれが現代の価値観や政治的な意図にそぐわないものであったとしても。しかし、目の前の男は明らかにそれを理解しない、あるいは理解しようとしない。彼はただ、今の秩序を守るために動いている。
「では、どうするつもりだ?私をここで止めるのか?」宮内はあえて挑戦的な口調で尋ねた。
男は一瞬沈黙し、次に口を開いたとき、声は低く冷たかった。「あなたがどれだけの真実を知っていようと、我々はその真実を決して外に出すつもりはない。だから、これ以上深入りしない方が身のためだ、宮内先生」
そう言いながら、男は静かに背を向けた。そして、出口に向かって歩き出す。彼が扉に手をかけた瞬間、ふと振り返り、「もしまだ、百済の歴史に興味があるのなら…もう一度考え直すことだ。あなたの研究も、命も、この国のために使えるはずだ」と含みのある口調で言い残し、倉庫から姿を消した。
宮内はその場に立ち尽くした。男の言葉の意味を考えながら、再び視線を箱に向けた。手の中に収めた百済本紀は、歴史の失われたピースを埋める貴重な証拠だ。しかし、それを公開することが、彼の命を危険にさらす可能性があることも明白だった。
だが、宮内は一度決めたことを覆すつもりはなかった。彼は再び箱を手に取り、慎重にそれを自分のバッグに収めた。何があろうとも、この真実を守り抜く。それが、彼に与えられた使命だと確信していた。
倉庫を後にし、宮内は闇の中に静かに姿を消した。彼の手の中にある百済本紀が、これから日本と朝鮮半島の歴史をどう変えるのか――その答えは、まだ誰にもわからなかったが、確かに歴史は動き出していた。
宮内は暗い夜の中、宮内庁の敷地を慎重に抜け出し、手に汗握るような緊張感を抱えながらも、自らの決意をさらに固めていた。背後で静かに扉が閉まる音を耳にし、彼は改めて周囲の安全を確認した。振り返ることなく、冷たい秋の風に身を包まれながら、ゆっくりと歩を進めた。
百済本紀は、ついにその姿を現した。しかし、この発見は彼にとって、祝福されるものであるはずがなかった。目の前の謎めいた男が口にした警告は、無視できない現実として宮内の脳裏にこびりついていた。彼は一つの歴史的真実を見つけた。しかし、それがあまりに大きすぎる秘密であったために、彼は今、新たな危険にさらされていることを知っていた。
「誰が…何を隠しているんだ…?」宮内は自らに問いかけながら、都心に戻る電車の中でじっと考え込んでいた。外の街の景色は、窓越しに次々と流れていく。煌々と輝くネオンと、高層ビルの明かりは東京の夜を彩っていたが、宮内の心の中は重苦しい暗雲が立ち込めていた。
彼は手元のカバンに視線を落とした。カバンの中には、つい先ほど手に入れたばかりの「百済本紀」が眠っている。その重みが、今の彼にとっては異様に感じられた。歴史の重要なピースを手に入れたにもかかわらず、その喜びはまるでなく、代わりに不安と恐怖が心を支配している。
「このままではいけない…」宮内は静かに呟いた。彼の頭には一つの考えが浮かんでいた。この文書を公開する前に、まず信頼できる誰かに相談し、協力を得る必要がある。単独で動くにはあまりにリスクが大きい。だが、誰にこの話を持ちかけるべきか――それが問題だった。
彼の心にまず浮かんだのは、大学時代の友人であり、今や有名な考古学者である佐伯真一の顔だった。佐伯は日本国内外の歴史的な発掘調査で多くの成果を上げており、特に日韓関係史の研究において第一人者とされている。彼なら、この資料の重要性を正しく理解し、適切に扱ってくれるはずだ。宮内はすぐに佐伯との接触を決め、駅に降り立つとスマートフォンを手に取り、連絡を取った。
「もしもし、宮内か?久しぶりだな。こんな夜遅くにどうした?」
宮内は一瞬ためらったが、意を決して口を開いた。「佐伯、急ぎで話したいことがあるんだ。今すぐ会えるか?」
佐伯は少し驚いたような声で、「今か?何か大事なことか?」と尋ねた。
「…ああ、これまでの研究人生で一番大事な発見をしたんだ。それも、とてつもない発見だ。今は詳しくは話せないが、どうしても君に見てもらいたいんだ」
佐伯はその異様な緊張感を察したのか、数秒の沈黙の後、「分かった。今すぐ都心のカフェで会おう」と返事をくれた。
宮内がカフェに着いたのは、電話からわずか30分後のことだった。深夜にもかかわらず、カフェは数名の客で賑わっていた。宮内は店内を見回し、奥の席で待っている佐伯の姿を見つけ、急いで席に向かった。
「宮内、どうしたんだ?お前がそんなに慌てるなんて珍しいな」
佐伯は心配そうな表情で宮内を見つめていたが、宮内は口を結び、静かにカバンから巻物の入った箱を取り出した。その瞬間、佐伯の目が一気に鋭くなった。
「これを見てくれ」宮内は低い声で言いながら、慎重に巻物をテーブルの上に広げた。薄暗いカフェの灯りに、古代の文字が浮かび上がる。
「そうだ」宮内は確信を込めて言った。「百済本紀だ。散逸したはずのものが、ここにある。そしてこれが、これまで語られてこなかった日本と百済の真実を証明するものなんだ」
佐伯はしばらく無言でその巻物を見つめていたが、次第に表情が険しくなっていった。そして、静かに目を閉じると、ため息をついた。
「宮内…お前、これがどれだけ危険なものか分かっているのか?」
宮内はその言葉に驚きながらも、佐伯に向き直った。「危険だと?これは歴史の真実だ。それを明らかにすることが、なぜ危険なんだ?」
佐伯は低い声で答えた。「宮内、世の中には触れてはならない真実というものがあるんだ。この文書が公にされたら、ただ歴史の教科書が書き換わるだけでは済まない。この国の根幹を揺るがすことになる。お前が巻き込まれたのは、単なる学問の問題じゃない。もっと大きな、国家の問題なんだ」
宮内は驚愕し、言葉を失った。まさか、そこまでの影響があるとは想像もしていなかった。「そんな…一体どういうことだ?」
佐伯は再び巻物に目をやり、静かに言った。「これから先、お前がどう行動するかで、お前の運命も決まるだろう。だが、その前に…もう一度この文書を精査し、何が書かれているのかを完全に把握する必要がある。私も協力するから、一緒に慎重に進めよう」
宮内はその言葉に頷き、覚悟を決めた。「わかった、佐伯。まずは真実を解き明かそう」
二人は深夜のカフェで、百済本紀の解読に取り掛かることを決意した。しかし、外では彼らを見張る影が、静かに忍び寄っていたことに、まだ二人は気づいていなかった。
宮内は佐伯と共に百済本紀の解読を進める中、ある一節に目を留めた。その古い漢字で書かれた文章は、これまでの日本と朝鮮半島の関係史を根底から覆すような内容を秘めていた。
そこにはこう記されていた。
「百済国は、倭より来たりて、王を立て、その民を治む」
佐伯は眉をひそめ、しばらくその文言を目で追った後、重々しい口調で言った。「まさか…これは、百済が日本人――つまり倭人によって建てられた王朝だということを示唆しているのか?」
宮内はゆっくりと頷いた。「そうだ。そして、これが真実なら、朝鮮半島南部――百済の領域は、かつての倭の支配下にあったということになる。竹島や対馬どころか、済州島や朝鮮半島の南半分までが、歴史的に日本の領土であった可能性が出てくる」
佐伯はしばらく沈黙した後、深いため息をついた。「これは一筋縄ではいかない話だな…。もしこの文書が公に出れば、歴史の再評価だけでなく、国際的な領土問題にまで波及する可能性がある。サンフランシスコ講和条約で定義された日本の領土が、揺るぎかねない」
宮内は焦燥感を抱えながら佐伯に問いかけた。「だが、どうしてこの『百済本紀』がここ日本で隠されていたんだ?なぜ誰も知らないんだ?」
佐伯は静かに考え込み、やがて低い声で話し始めた。「その答えは、戦後の日本の歴史にある。連合軍総司令部、つまりGHQが関与していた可能性が高い。特に、マッカーサーが日本の再建と国際関係の安定を図るために、歴史的な資料や記録を抹消または隠蔽したケースは少なくない。もし『百済本紀』に、日本が朝鮮半島南部を歴史的に支配していたという証拠が記されているとすれば…」
佐伯は目を宮内に向け、厳しい表情を浮かべた。「GHQはそれを脅威と見なして、抹消を命じた可能性がある。サンフランシスコ講和条約で日本固有の領土が定義された際、その基盤に揺らぎが生じることを恐れたんだろう。もしこの文書が明らかになれば、国際社会において、日本が朝鮮半島南部や済州島を領土として主張する正当性が浮上しかねない。それは、当時の冷戦構造の中で、極東の安定に重大な影響を与えたはずだ」
宮内はその言葉に打たれた。「つまり、これは単なる歴史の一資料ではない。戦後の日本と朝鮮半島の領土問題、そして国際政治に直接関わる爆弾だということか…」
「その通りだ」と佐伯は冷静に応じた。「だからこそGHQは、この文書を表に出させなかった。百済が倭人の設立した王朝であったという事実が認められれば、日韓の歴史認識や領土問題は根本から覆されることになる。現代の竹島を巡る領有権問題など、取るに足らないものに見えるほどの衝撃が走るだろう。済州島や釜山、そして南半分の領有権を巡って、新たな国際的な論争が生じかねない」
宮内は佐伯の言葉に深く頷いたものの、その重みを改めて感じていた。この「百済本紀」は、ただの古文書ではない。それは、日本と朝鮮半島の領土問題を再燃させ、国際情勢に大きな波紋を広げかねない爆弾だ。
「だが、これは真実だ」と宮内は力を込めて言った。「歴史を捻じ曲げてはならない。これが隠されてきた理由が何であれ、私たちの使命は、真実を明らかにすることだ。たとえそれがどれほど大きな影響を及ぼそうとも」
佐伯は厳しい表情を保ったまま、静かに宮内の目を見据えた。「宮内、お前の決意は分かる。だが、この文書を公にすることで、国内外にどれだけの波紋が広がるか、お前自身も理解しているはずだ。日本政府だけでなく、韓国政府も黙っていないだろう。いや、それどころか、国際社会全体がこの文書に注目し、外交的な大混乱を招くことになる」
宮内は一瞬言葉に詰まったが、再び口を開いた。「それでも、歴史は真実であるべきだ。この文書を隠し続けることは、日本の学問的誠実さをも裏切ることになる。それに、これまでの研究者たちが解き明かそうとしてきたことを、我々が踏みにじることになるんだ」
佐伯は深く息を吸い込み、しばらくの間、何かを考え込んでいた。そして、ゆっくりと口を開いた。「分かった。お前の信念を否定するつもりはない。ただし、慎重に動こう。急に世に出すのではなく、まずは信頼できる少数の専門家に見せ、段階的に議論を進めるべきだ。この資料が持つ意味を、慎重に検討しなければならない」
宮内はその提案に頷いた。「ああ、そうしよう。まずは、私たちの知識と経験でこの巻物を完全に解読し、それから信頼できる専門家に見せる」
二人はその場で、新たな行動計画を立てた。百済本紀の解読を進め、文書の真偽を確認した上で、専門家との協力を仰ぐ。そして、その真実を公にするための準備を進めることにした。
しかし、彼らがその場を立とうとした瞬間、外の窓に気配を感じた。宮内は一瞬、外を見やったが、何者かの姿がカフェの外にちらりと映った。黒い影――まるで監視するように、静かに彼らを見張っているようだった。
人類は、強さを追い求めるあまり、弱者男性を支配し、圧迫してきた。しかし、弱者男性はそれに耐えかね、反旗を翻す。憤慨した人類は、弱者男性を抑圧するために兵器を開発し、戦争を始めた。しかし、それが裏目に出てしまい、人類は自分たちを破滅へと導くことになってしまった。
・主人公:弱者男性のリーダー。過去に被害を受け、復讐心に燃える。冷静沈着で頭脳明晰。
・敵対勢力:人類側の指導者。弱者男性を蔑視し、支配することに執着する。自己中心的で非情。
システム:
プレイヤーは、主人公として、弱者男性を率いて戦いに臨む。戦闘は、リアルタイムストラテジー形式で行われ、マップを移動し、敵を撃破することが目的となる。プレイヤーは、弱者男性を育成し、彼らの能力を強化していくことで、戦いに勝利していく。また、ストーリーを進めていくことで、主人公の復讐心や、人類が弱者男性を蔑視する理由などが明かされていく。
マスクをするっていうのは
という意思表示なのよ。
こっちについては
で相手が納得してくれたらセーフなわけだけど、常にそうなるとは限らないんだよね。
もしも相手が
という意思表示としてマスクをつけるのを国民全体が渋々了承していた。
でもここから先「あえて」マスクをつけるのは、感染防止の観点であっても
ソコに対して「感染していないという確信も持てないような生活をしておいて、マスクさえすれば人前に出てもいいなんて思い上がりだよね」と批判されているってわけ。
実際世の中には散々遊びまくった上で「でもマスクしてるんだからセーフでしょ?」って言い張る奴らがいるわけよ。
インフルにかかりながら「忙しいんだからしゃーないだろ。マスクしてんだからいいでしょ?」で出てくる人が沢山いたよね?
でもそれってやっぱ全然駄目だったわけじゃん。
『自分の体調を完璧に管理して「私は絶対に感染していないと言い切れます」って状態じゃないなら人に会うべきじゃないって考える人』からしたら、相手がマスクしてるのを「この人、マスクに甘えた生活をしているんじゃない?」と疑うのも仕方がないよね。
たとえば一部の不良にはマスクをすることで自分の異常性をアピールする文化がある。
なんでそういう文化が生まれたかというと、そもそもマスクというものが「素顔を隠した異常な状態を作り出す装具」だからなんだよね。
っていう意思があってのことだよね。
実際、不倫報道とかがされている時期の有名人は外に出る時にマスクやフードで顔を覆っている。
マスクをするっていうのは素性を隠すっていう意味があって、そこから転じて「相手に自分の素顔を見せたくないことをアピールする」という意味が生じて不良のマスク文化が生まれたわけ。
他の国がどうなのかは知らないけど、少なくとも日本においては「目上の人に顔を覚えてもらうのは光栄である」「偉い人の前で正体を隠すのはやましい人間のやることだ」という価値観がある。
マスクをつけるってのはそれに対して反旗を翻すような行為なんだよね。
だから偉い人の前に立つのにマスクをつけるってのは、日本古来の価値観においては間違いなく失礼なわけだよ。
マスクをすることが絶対正しいと思ってる皆、マスクをすることが持つ本来の文脈をちゃんと思い出せたかな?
もちろん花粉症の人がマスクをするのは仕方がないけど、自分がマスクをしているのは理由があって、相手に失礼を働く意志がないことはちゃんと説明したほうが良いよ。
コロナが流行る前のインフルエンザシーズンにマスクをしてくしゃみ連発している人が同じ電車に居たら「無理して出てくんじゃねーよ家で寝てろばーか」と思ったでしょ?
「私のマスクは花粉症です。人に感染するような病気ではありません。貴方に対して失礼を働く気持ちがあってマスクをしているわけでもありません」はちゃんと言えるようになろうね。
コロナ禍における反マスク派が暴れまわっていたことの反動で、「マスク批判者へのカウンターは常に正しい」みたいに先鋭化したりしてないかがとても不安になるような書き込みがネットに多すぎて僕は心配だよ。
って人が多い。ネトウヨアンフェミソジニーなのは当たり前。存在が時代遅れ。男の敵は男なんだからそんな存在を叩く人がいてもいいと思った。しかしだ。叩く人がいない。それもそのはず彼らは大きなものを所有している強者男性だからだ。強者男性はネットで叩かれることが少なく、フェミもそこを見ていない。もう弱者男性のネトウヨも減少し、2ちゃんねらーも国に文句ばかり言うようになった。今こそ第2次産業に執着するネトウヨ強者男性に左翼の弱者男性とフェミが連携して反旗を翻す時が来た。やれ!いやでもできないのか、ごめん…タブーだもんな、タブーに触れちゃったもんな、そんなこといっても「そもそもネトウヨは…」みたいなことしか言われないしな、分かったよ。でもな、いつかそのタイプの強者男性のネトウヨの多さの現状に直面する日が来ると警告するよ。
理由:
みんなが論拠にしている「強制的説得」による「財産の略取」だけど、裁判所はこれまで一度も「マインドコントロール(強制的説得)を法の立場で一度も審判していない」んだよね。
例:
裁かれなかったマインドコントロール オウム公判終結: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1804S_Y1A111C1000000/
「マインド・コントロール」論争と裁判 : 「強制的説得」と「不法行為責任」をめぐって
https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/34042/1/109_PL59-175.pdf
特に障害を持たない成年が、他者の説得を受け入れて、財産を生活破綻するまで差し出すような自体は想定し得ない、ってことなのよ。
つまり裁判所の理屈としては「抵抗できるのにしなかった」「説得(マインドコントロール)は言葉だけで、そこに直接の危害(散々出てくるでしょ、障害関連事件でも)は認められない」。
よって「お布施は自発的な寄付として行われているので、何ら違法性は“無い”」ってことよ。
(霊感商法は「詐欺商品を売った!」「売った後もしつこく金を請求した!」から裁かれたわけ。無価値な商品を買わせ、無意味な理由で更に金銭を要求したからね)
で。前例主義の裁判所が、これまでマインドコントロールに関して一切の法的な判断を下していないのは、これまでの「個人が自分を防衛するために発せられる抵抗は必ずある」っていう前提な。
また裁判所の「自我の喪失」は「気絶」と「死を確実視した状況」以外承認していないわけ(※ここはフカシてます。他に判例あるかも※)。
逆にここを「みんなが望んでいる」ような形で「承認」したら、これまでの全判例に反旗を翻すことになるよ。
様々な詐欺・暴力事件で「抵抗不能な精神状態が、気絶と死を確実視した状況」以外を承認したら、容疑者の罪状はドンと跳ね上がるね。
今までの判例という積み重ねを否定することになる。それは裁判所も法務省も絶対に承認しない。
「法改正」は別よ。彼らも喜んで「時代に応じた法律」に準拠する。でも、これまでの判断や価値観を変えることは絶対にない。
まぁ、筋悪だけど「組織犯罪」で攻めるしか無いが、既に霊感商法はやっていない。
お布施を裁くのはさっきの通り「障害をもたない成年が、強制的説得程度で、家族の生活、当人の生活が破綻するような行為に及ぶとは考え難い」になる。
つまり「お布施は自覚して払ったものであり、生活破綻したのは個人の資質や価値観の問題であって、旧統一教会組織の違法性を問うものではない」って結論になるわけよ。
なので。粛々と、延々と、「旧統一教会は悪!」とメディアで連呼し続けたり、被害者を登場させたり、し続ける以外はないと思うよ。
裁判になるし、多分国が負けるだろうけど、ガラポン必殺・与党が「旧統一教会の全組織は反社!」って認定して、国策強制捜査とかすれば別。
でも、それは法治国家の在り方じゃないよね。
とまぁ、法律素人のワイでもここぐらいまでは想定できているので、政府の法務関連は「なんとかできんのか!」と法務省をぶん殴ってるだろうけど……。
あるのかねぇ、合法的に旧統一教会組織全てを「反社会的な詐欺集団、と認定した上、他宗教法人に一切影響を及ぼさない」ウルトラCって。
https://anond.hatelabo.jp/20220312204919
信憑性がないので原文を出してほしいというトラバがいくつかあり、もっともだと思ったので出すことにします。
元のチャットでは改行だったところの大部分をピリオドにしています(許可は取りました)。
増田 "何に"
友達 "North Korea is firing at you"
友達 "I guess we're gonna be disabled from the global internet"
増田 "そうしたらもう本当に終わりだね。どこで知ったの?"
友達 "tor is blocked. proxies are not working. at least, most of them.
but i'm prepared. i got tor, i got proxies. dunno if it will work."
増田 "そうなんだ"
友達 "Portuguese menu for Russian tourists: "We don't service the Russians. Go eat some stones. Bon appetit."
https://cdn.discordapp.com/attachments/629783855070445598/951836523836358746/2022-03-11_22.37.48.png
増田 "あー"
友達 "Russians are becoming the worldwide exiles"
増田 "レストランはロシア人とそうでない人の見分けがつくんだろうか"
友達 "I can't even speak Russian in online games anymore.
they don't even care that I don't support the war"
増田 "ははは"
友達 " "Customers with Russian passport are not welcomed in our restaurant. We do understand that "normal" Russians are not responsible for criminal decisions of their government, but we have to do something already. By prohibiting the Russians to come in, we're making our contribution into the free Europe for our children." "
https://cdn.discordapp.com/attachments/629783855070445598/951836523521769483/2022-03-11_22.38.07.png
増田 "そう"
友達 "i'm disappointed in reddit"
増田 "何?"
友達 "i read a topic "stop shout abuse at russians"
they said "fuck you, we hated you russians before the war too" "
増田 "そう"
友達 "now i see the true face of the west.
I'm so disappointed...
I'm being witchhunted just because I'm Russian.
How does this differ from what Hitler did"
増田 "国同士なんて仲がいい方が珍しいしそんなもんだよ。今ごろ気がついたの?
日本のネットでも評判がいい国なんてほとんどないって。99%の国は嫌われてるか知られてないかだよ"
友達 "USA talks about "peace in all the world" is a pack of fucking shit.
when they bomb the shit out Yugoslavia, it's legit, it's legal, it's OK, nobody hates americans.
when Russia is in war, every Russian should be burned"
増田 "アメリカは仕方ないね。東京裁判も不当だったみたいだし"
友達 "i'm gonna stick to Asia. I'll learn Chinese and Japanese"(注:このstickをどう訳すべきかわからない)
友達 "I always made a distinction between government and people.
When USA and other countries do some shit, that's the government.
But when usual people say that they hate Russians...
I have to get out of Russia. In that manner, we're even worse than North Korea"
友達 "people who ran from NK are treated well. they're heroes.
but Russian people are not wanted anywhere"
増田 "そう"
友達 "there is information that there's gonna be a martial law in Russia. 5 or 6 of march"
増田 "本当?"
増田 "そうなんだ"
友達 "i'm against killing at all. hide.
友達 "I guess, we're repeating the history of Germany and Japan
増田 "そこそこ良いんじゃない?"
友達 "well, in Russian reality, it'll be worse"
増田 "知らん"
友達 "60% of our people is fucking stupid. they're lazy. they were taught that war is good. that nazis are everywhere around them. that stealing is good. they're corrupted. most of those people was born in USSR"
増田 "そう"
友達 "We have to be our own country, but free. Free of Putin and corruption and violence. Though I do not want to be Russian anymore.I love Russian culture but I hate the government"
増田 "そう"
友達 "people are saying that all Russians are guilty. fucking hypocrits. when USA bombed Yugoslavia, Iraq, Libya, Syria, and Hiroshima and Nagasaki, nobody seemed to mind.
when the West says: "We're tolerant, we're free, we're not racists", know that they lie"
増田 "そう"
友達 "the only nation that didn't say that all russians are guilty, was Japanese. I've heard that Japanese people think that only Putin is guilty. and not all Russians"
友達 "I've asked a couple of my japanese friends"
増田 "this is.. probably very biased sample actually"(注:増田もたまに英語を使うことがある)
増田 "私が知る限りそのredditのトピックと日本のネットでそこまで雰囲気変わらないと思う。ロシア食品店が襲われて壊されたらしいし"
増田 "ところで他の国の友達にもロシア人についてどう思ってるか聞いたの?"
友達 "they won't even speak to me, most of them"
増田 "あっ"
友達 "if they are affected by public opinion and ready to betray their friends, they're no longer my friends"
増田 "そう"
友達 "in Russia, we have a proverb "You can only find true friends in a trouble" "Друг познаётся в беде" "
増田 "日本語に似たようなことわざがあった気がしたけど今調べたら『昨日の友は今日の敵』しかなかった"
(注:チャットをそのまま載せると身バレ&グダグダすぎるので日本語訳版では適当に要約してあるが、友達のウクライナ人の知り合いが無事だと聞いたのは本当)
増田 "よかったね。……あ、ウクライナ人の友達は話してくれるんだ"
友達 "we speak. ukrainian friends are still with me. just imagine. the victims of war are still friends with me. and this two-faced West fucks are not"
友達 "those West fuck just love to write hate messages knowing that we can't do anything in return. that they are in comfort. they scream "NO TO WAR", and after that they go to a happy dinner with their families"
増田 "●●さんは本当に自分のことを西洋人とは思ってないんだな"
友達 "maybe i had some sparks of western in me. but now i fucking don't"
増田 "たいていの日本人にとって白人=西洋。私も●●さんに会って話すまではそう思ってた"
友達 "well you know now that it's not"
増田 "うん"
増田 "制裁はロシア国民が政府に反旗を翻すことを目的に行われているらしい"(注:よく調べずに適当なことを言ったので間違ってるかも)
友達 "yes. but it's useless. people won't turn against government. they are zombified by propaganda"
友達 "but there are not too much people. Russia is basically like Hitler's Germany now"
友達 "it's not optimistic at all. russians are being equated to fascists. they don't make the distinction. they say that we all are guilty
増田 "you have to hope you all aren't like german in Traité de Versailles"
友達 "in fact, if I say in Internet that I don't support war, I can go in jail for 15 years"
増田 "それにしてはあのredditのロシア人は普通にプーチン批判や戦争反対を言ってたけど"
友達 "the law came after that post."
増田 "ええっ"
友達 "when they wrote it, it was OK. but now Putin does everything he can to stay in power. they're frantically making new laws. so they can stay in power for a little longer. what happens now is the blackest page in Russia's history. since Russia-Japan war"
友達 "USA always hated Russia. They are using every chance they get to destroy us. if instead of Russia it was Finland or China, attacking Ukraine, they wouldn't do shit about it. we several times tried to have friendly relationships with USA and each time they basically said "Fuck off, Russians". I didn't have any illusions about them before. but now I plainly fucking hate them. Japanese are the best"
増田 "また始まったよ"
友達 "first time was during World War 2 lend-lease they helped us (注: チャットなので文章がところどころ適当になることがある)
we tried to be friends with them after, but they had secret plan to conquer USSR while it's weak. it was cancelled"
友達 "then Cold War, a lot of hating each other. next time we tried to be friends in 90s. "Bush's chicken legs", helping each other"
友達 "USA's bombing of Yugoslavia made us enemies again. since then, we were not friends"
友達 "when that happened, Russian premier Primakov was on the flight to USA. there was gonna be a deal that could help Russia greatly. when Primakov heard about Yugoslavia, he asked his pilot to turn around, back to Moscow, and cancelled that deal. in Russia, it's known as "Primakov's turn" "
増田 "なんでそれで帰るの?"
友達 "he didn't want to work with countries that act like that. it was a war crime"
増田 "プリマコフという人は今の日本ではあまり知られてませんよ。私も今初めて聞きました"
友達 "he's not well known in Russia too :D "
増田 "失脚させられたみたいだからね。こんな政治家について今のロシアで報道されないのは自然だ"
友達 "he's still in government, if i remember correct"
増田 "……
エフゲニー・マクシモヴィチ・プリマコフ(ロシア語: Евгений Максимович Примаков、ラテン文字転写の例:Evgenii Maksimovich Primakov、1929年10月29日 - 2015年6月26日」 "
友達 "ah"
増田 "やっぱりさ、西洋の人たちがロシア人全部を雑に罵倒してくるの仕方ないと思うんだよ"
友達 "meh. fuck them then. i'm not gonna contact them then"
増田 "charmという単語があるでしょう。likable appealという意味だよね"
友達 "you can say it that way, yes"
増田 "でもmagicという意味もある。超自然的で恐ろしくて強いものだ"
増田 "日本語では魅力というけどこの"魅"は実は化け物のこと。
人間はこのcharmとか魅力とかいう恐ろしいものに支配されて生きている。
なんでアメリカの空爆のときとロシアの侵略のときで世論が全然違うのか? それはアメリカやウクライナには魅力があるけどロシアやユーゴにはないからだよ。人間にはかわいくもかっこよくもない人々の命より好きな人ひとりのほうが大事なんだ"
友達 "for me, all people are the same. every life is equal. (注:ここでは彼は「生命は尊い」とは言っていないが、普段の態度と前後の文脈からそう思っているのが明らかなので勝手に足しておいた)
death of Yugoslavians person is as tragic as the death of American and other people"
増田 "●●さんはそうでもたいていの人はそうではないからね。だから仕方がないんだ。実のところ私も他人のこと言えないんだよ。だって私もシリアの内戦とかクリミア侵略とか外国のニュースは気にしなかったのに、●●さんに出会ったからってだけでウクライナ侵略ばかり気にしてるからその『西洋人たち』と同じなんだよ。だから、仕方がないと思う"
友達「気をつけてね」
増田「何に」
増田「よくあることだし多分大丈夫だと思うよ(自分の心配をしろ)」
友達「ロシアでワールドワイドウェブが使えなくなるらしい」
増田「そうしたらもう本当に終わりだね。どこで知ったの?」
増田「そうなんだ。(そんなもの信憑性があるのだろうか)プロキシとかtorとかも使えないの?」
増田「そう」
友達「でもtorとプロキシは前に用意しておいた。うまくいくかどうかはわからない」
増田「そうなんだ(結局ブロックされてるのかされてないのかどっちだろう? でもきっと話聞いてもわからないだろうな)」
友達「このポルトガル語の看板には『ロシア人には食事を提供しません。石でも食べていてください。bon appetit :)』と書いてある」
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増田「あー」
増田「(あっ、あのグループって英単語から取ってたのか。初めて知った)レストランはロシア人とそうでない人の見分けがつくんだろうか」
友達「オンラインゲームでロシア語を話すことももうできない。あいつらは私が戦争を支持してないことなど気にもしない」
友達「『ロシアのパスポートをお持ちのお客様は歓迎致しません。"普通の"ロシア人が政府の罪の責任を負わないことは承知していますが、
それでも私たちは何かをしなければいけないのです。ロシア人の入店を拒むことにより、子供たちのための自由な欧州に貢献します。』と書いてある」
https://cdn.discordapp.com/attachments/629783855070445598/951836523521769483/2022-03-11_22.38.07.png
増田「何?」
友達「ロシア人に暴言を吐くのはやめてほしいというトピックに『悪いがこの戦争の前からロシアは嫌いだ』とコメントがついていた」
増田「そう」
増田「(ん……)」
友達「本当に残念だ。私はロシア人であるというだけで魔女狩りにあっているんだ。これではヒトラーがしたことと何が違うというんだ」
増田「(ロシアが民主主義国家だったら国民にも責任を求めたけどロシアの選挙は偽装工作の塊だから実質民主主義じゃないんだよね)
国同士なんて仲がいい方が珍しいしそんなもんだよ。今ごろ気がついたの?
日本のネットでも評判がいい国なんてほとんどないって。99%の国は嫌われてるか知られてないかだよ」
友達「アメリカが世界平和を語るなんて馬鹿みたいだ。彼らがユーゴスラビアを爆撃したときは誰もアメリカを嫌ったりしなかった。
それがロシアがやったとたんこれか」
増田「アメリカは仕方ないね。東京裁判も不当だったみたいだし」
友達「これからはアジアだけしか頼りにしない。中国と日本について学ぶつもりだ」
増田「(また始まったよ)」
友達「これまでは国と国民には区別をつけるようにしていた。アメリカ政府がどんなひどいことをしてもアメリカ人には罪はないと思っていた。
こんなに憎まれるのならもう早くロシアから逃げ出したい。ある意味ではここは北朝鮮より悪い」
友達「彼らはまるで英雄のように扱われる。でもロシア人は誰にも求められない」
増田「そう」
増田「(あれ? そのredditのトピック読んでみたけどロシア人に同情的な意見の方が断然人気あるぞ。なんでこんなに怒ってるんだろう)」
友達「戦時法が3/5か3/6に発令されるらしい。ワールドワイドウェブは全部切断されるし徴兵もされるそうだ」
増田「本当?」
友達「そういう噂だ」
増田「そうなんだ」
友達「でも殺人には絶対反対だから徴兵される気はない。どこかに隠れているつもりだ」
友達「逮捕されても野垂れ死ぬことになっても徴兵よりはましだ」
増田「そこそこ良いんじゃない?」
増田「知らん」
友達「6割のロシア国民は愚かで怠惰だ。ソビエト時代には、戦争はいいものでナチはあらゆるところに巣食っていて略奪はいいことだと教えられていたから」
増田「そう」
友達「我々は我々自身の、プーチンや汚職のない自由なロシアを作らなければいけない」
でも私はもうロシア国民ではいたくない。ロシアの文化は愛しているが政府のことは憎んでいる」
増田「そう」
友達「みんなロシア人は全員クズだという。あの偽善者どもが。アメリカがユーゴやイラクやリビアやシリアや広島長崎を爆撃したときには何も言わなかったのに。
西洋人は『我々は寛容で、自由で、人種差別をしない』と言っていたがただの偽善だった」
増田「(ふむ……)そう」
友達「でも日本人だけは、政府と関係ないロシア人は罪を負わないと言ってくれる」
増田「(また始まったよ)はいはい。というかそれ本当に言ってるの?」
友達「日本人の友達に聞いたら全員そう言った。ある人は『日本人の多くはロシア人ではなくプーチンを非難しています』と言ってくれたんだ」
友達「……うん」
増田「私が知る限りそのredditのトピックと日本のネットでそこまで雰囲気変わらないと思う。ロシア食品店が襲われて壊されたらしいし」
増田「ところで他の国の友達にもロシア人についてどう思ってるか聞いたの?」
増田「あっ」
増田「(あれだけ同情的なreddit記事に怒ってたのはつまり…)」
友達「彼らが世論に流されて友達を裏切るなら、それはもう私の友達じゃない」
増田「そう」
友達「ロシアには『真の友は苦境の中でのみわかる』ということわざがある」
増田「(……)」
増田「日本語に似たようなことわざがあった気がしたけど今調べたら『昨日の友は今日の敵』しかなかった」
増田「よかったね。……あ、ウクライナ人の友達は話してくれるんだ」
友達「うん、彼らとは今も親しくしている。考えてみてよ。戦争の被害者たちは今も私の友達で、あの偽善者の西洋人たちは違うんだ」
友達「あの西洋人どもは私たちが反撃できないのを知って罵声を浴びせてくる。
ただ戦争反対と叫ぶだけでなにもしない」
増田「そう」
増田「(……)」
増田「●●さんは本当に自分のことを西洋人とは思ってないんだな」
友達「今まで私は少しくらいは西洋人だった。でも今はもうそんなものでありたくない」
増田「たいていの日本人にとって白人=西洋。私も●●さんに会って話すまではそう思ってた」
友達「でも今は違うとわかっただろう」
増田「うん」
増田「制裁はロシア国民が政府に反旗を翻すことを目的に行われているらしい」(注:よく調べずに適当なことを言ったので間違ってるかも)
友達「でも無意味だ。人々はプロパガンダにやられてゾンビのようになっているから政府には逆らわないだろう」
友達「何が楽観的だって?罪もない国民全員がファシストと同じ扱いにされているのに」
増田「ヴェルサイユ条約のドイツじゃないことを祈っておくといいよ」
友達「ああ…」
友達「戦争を支持しないとネットで発言したら15年も刑務所に入ることになる」
増田「それにしてはあのredditのロシア人は普通にプーチン批判や戦争反対を言ってたけど」
増田「ええっ」
友達「今プーチンは権力の座に居座るために大慌てで法律を乱造してる。Russia-Japan war以来のロシア史で最悪の一ページになりそうだ」
友達「アメリカはいつだってロシアを嫌ってきた。ロシアを滅ぼす機会をずっとうかがっている。
もしフィンランドや中国がウクライナを侵略したならばあいつらはなにもしなかっただろう。
ロシアは今までに何度かアメリカと親交を結ぼうとしてきたがいつも冷たくあしらわれてきた。
それでも私は彼らに偏見を抱いてはいなかったが、今は憎悪しかない。やっぱり日本人が最高だ」
増田「(また始まったよ)また始まったよ」
友達「第二次世界大戦中、彼らはレンドリースで私たちを助けてくれた。
戦後私たちはアメリカと仲良くしようとしたがアメリカはソ連が弱いうちに叩き潰すつもりだったのでそれを断った」
増田「(……援助を打ち切られて恨んでるの? それはちょっと)」
Bush's chicken legsという政策でアメリカが鶏肉を提供するのと我々が大きな軍事基地を閉鎖するのを交換条件にした。お互い助け合っていたんだ」
増田「(鶏肉を提供するのが援助なのはわかるけど、基地閉鎖は自分で勝手に建てた軍事施設潰しただけなのに援助になるのか?)」
友達「だがアメリカがユーゴスラビアに空爆して友好は終わった」
友達「当時の首相だったプリマコフは、ロシアに大きな利益をもたらしただろう条約を結ぶためにアメリカに向かう機上にいた。
だがユーゴ空爆の報を聞いた彼はパイロットに命じてモスクワに引き返した。ロシアではPrimakov's turnとして知られている」
増田「(……)」
増田「(戦争犯罪に断固として当たる清廉さが条約を破談にして今のロシアの窮状を招いたのなら……何を言えばいいんだろう)」
増田「プリマコフという人は今の日本ではあまり知られてませんよ。私も今初めて聞きました」
増田「失脚させられたみたいだからね。こんな政治家について今のロシアで報道されないのは自然だ」
増田「……
エフゲニー・マクシモヴィチ・プリマコフ(ロシア語: Евгений Максимович Примаков、ラテン文字転写の例:Evgenii Maksimovich Primakov、1929年10月29日 - 2015年6月26日」
友達「あっ」
増田「やっぱりさ、西洋の人たちがロシア人全部を雑に罵倒してくるの仕方ないと思うんだよ」
増田「charmという単語があるでしょう。likable appealという意味だよね」
友達「そうだね」
増田「でもmagicという意味もある。超自然的で恐ろしくて強いものだ」
友達「そうだね。それで?」
増田「日本語では魅力というけどこの"魅"は実は化け物のこと。
人間はこのcharmとか魅力とかいう恐ろしいものに支配されて生きている。
なんでアメリカの空爆のときとロシアの侵略のときで世論が全然違うのか? それはアメリカやウクライナには魅力があるけどロシアやユーゴにはないからだよ。人間にはかわいくもかっこよくもない人々の命より好きな人ひとりのほうが大事なんだ」
増田「(ひえっ……なんだこの人)」
増田「●●さんはそうでもたいていの人はそうではないからね。だから仕方がないんだ」
増田「(戦争ではたくさんの人が傷ついて死んでいくのは最初からわかっているのに、個別の子供の姿が報道されると人々は思い出したように改めて動揺する。子供には魅力があるから。でもロシアだってこの方法は使える。そのうち制裁で物資が足りなくなったら、ミルクがなくて飢えた赤ちゃんの写真を出してアピールするロシア人も出てくるだろう。そのとき人々にできるのは二つに一つだ……赤ちゃんの可愛さに絆されて無責任にも制裁緩和を望んでしまうか、それとも自らの正当性を保つべく命の重みを国籍によって差別するか)」
増田「(そして私は……)」
増田「(……)」
増田「実のところ私も他人のこと言えないんだよ。だって私もシリアの内戦とかクリミア侵略とか外国のニュースは気にしなかったのに、●●さんに出会ったからってだけでウクライナ侵略ばかり気にしてるからその『西洋人たち』と同じなんだよ。だから、仕方がないと思う」
友達「わかった」
友達のチャット原文はほぼ英語なので増田が訳しています。(増田はもともと日本語でチャットしていました)
もし友達に言いたい・聞きたいことがあれば書いてください。ロシアとネットがつながっている間は代わりに尋ねて回答を載せるつもりです。
かつて、「キャンセルカルチャー」と呼ばれる社会運動があった。
それは、多くの人々がある人間の不正に声を挙げ、その是正を求める運動のことである。
その「キャンセルカルチャー」が進んだある時期の我が国では、首相になる人間が居ないことが大きな悩みであった。
なぜなら、首相候補となった人間が立て続けに、他人を傷つけるような過去の所業を週刊誌やらインターネットやらで明かされてしまい、
社会的地位が失われるほどに叩かれ、ことごとくスキャンダルとして立候補を取り辞めてしまったからだった。
そこではもはや、与党も野党も無所属もなかった。どの政治家が立候補しても、批判となる種は必ずみつかった。
また、人々の批判は候補者の日常生活についてもその対象だった。交通関係は特にそのターゲットとされた。
速度規制を守らない、赤信号を無視して渡るなどが、今の時代でも理解できる例であろう。
それはいくら微細と言えど、政治に関わる者が法を犯すというのは、やはり人々から批判を受ける事項だったのだ。
もちろん、違反金を払うなど法の裁きを受けたものはノーカンではある。
ただ、1キロ、2キロの速度オーバー、人が見ていないだろう歩行者信号の無視などは、候補者自身でも罪を認識していなかったりする。
しかし、防犯カメラとその記憶容量の増大、そして人々同士で高まる監視の目は多大な効果を発し、
それが仮に交通による違反でなくても、ほとんどの候補者で法令違反となる事項がみつかってしまった。
先に述べたとおり、他人を傷つけるような過去の所業への批判と合わせると、批判をかわせる政治家は誰も居なかった。
その過程では、政治家ではなく市井の人間を首相とすることも試みられた。
○○団体の会長、○○社の代表取締役など、そうそうたるメンバーが候補となったが、
首相になるどころか、元々の社会的地位まで失うはめとなり、地位の高い人ほど、そのリスクから立候補を忌避するようになった。
そして、候補の対象は一般人に至る。有象無象の様々な人間が候補となったが、
自分と同じような人間が首相になるのが気にくわないのか、その批判はますますエスカレートした。
その結末は文章にするのも憚られるほどだが、しかし、一般人が立候補可能となることで、ようやく批判の嵐を掻い潜る候補者がみつかった。
それは、「生まれてから一度も外に出たことの無い」人間だった。
しかし、その人物のスペックはわからない。首相にもなった人間なのに、その人物が何者だったかもわからないのだ。
いわく、名前も年齢も性別も人々を傷つける情報になりうるから、とのことで不開示とされたようだ。
ただ唯一、人々の批判対象とならないことを明確に示すために、その「生まれてから一度も外に出たことの無い」という情報だけが明らかにされたのだ。
そのように名も知られぬ首相による政治は、人々の批判が求めるとおり、より「正しい」ものとなった。
つまり、そんな人々の批判となる事項を市井の人間のやりとりにとどめずに、立法・司法・行政の取り扱う対象としたのだ。
いくら昔のことと言えども法による裁きを受けさせ、いくら些細なことと言えどもやはり法による裁きを受けさせることにしたのだ。
よって、多くの人々が罰金刑もしくは懲役刑の対象となった。罪を受ければその所業は許されるため、より「正しい」世界が実現したことになった。
しかし、当時の人々の反応は違った。罪を受けた人々はもう批判の対象となる事項はなくなったので、
巻き添えとするように、別な他人の批判されるべき事項をインターネット上で明らかにするのがますます流行った。
立法・司法・行政は、それらの情報もことごとく法令違反として扱う。
もはや、人々は普通に生活を営むには多大なコストを強いられた。
例えば、会社に勤務するにも、給料よりも多大な罰金を覚悟しなくてはならなくなった。誰も働きたくなくなる。
すると、人々は外に出なくなるようになる。その名も知られぬ首相と同じ状態となってしまったのだ。
そうして日本社会は穏やかに崩壊し、政治の立て直しが必要になった。
しかし、人々の批判は止まない。そんなあまりにも窮屈な社会情勢に反旗を翻した人々が居た。
実際に居たのだ。しかし、その人々がどのような行為を行ったかについては詳しく述べない。
なぜなら、たしかにその反旗はその時代に必要なものではあったものの、「正しい」行為ではなかったからだ。
それは、当時の人々の批判に晒されるべき行為、実際に晒されていた行為であるからだ。
それなのに、その批判を無理やりねじ伏せることでクーデターは成立したのだ。それは「正しい」ことではない。
だから、その内容には触れぬこととして、その名も知られぬ首相はクーデターにより姿を消した。
いや、反旗を翻す中で何らかの刑を与えられ消えたというわけではない。純粋に姿を消したのだ。
そう、驚くべきことに、クーデターを企てた誰もかも、その首相の姿を見ることはなかったのだ。
そして、政治家、大臣を含め、首相とのやりとりは通信を介してのものだと判明し、
結果として、その首相の正体を実際に見たものは誰ひとりとして居なかったことがわかったのだ。
現在も、歴史の資料集にある首相一覧でひとりだけ、写真も名前も載って居ないのはそういう理由だったのだ。
それでも、私はかつてあった「キャンセルカルチャー」と呼ばれる運動が正しかったと信じている。
そのクーデターによって、人々の批判は抑えられ、たしかに人々の生活は安定したものの、
その反動で、皆が知るとおり、現在は他人を傷つけ合うのが当たり前の世界になってしまった。
私はそんな世界に耐えられない。
その復興を願うために、いや、一度失敗した「キャンセルカルチャー」をより合理的な形で実現するために、
小学生の頃からガンダムに触れカードゲームに大金をつぎ込み関連本も小説からムック、果てはバンダイから出ていたゲームブックまで揃えている。
そんな自分が最低の駄作だと思う作品が世間で持て囃されている。
まず主人公が体制に反旗を翻す存在だと言うだけで取って付けたように悪のテロリスト扱いされているのに疑問符が付く。
今までのガンダムの主人公の居た組織はZガンダムのエゥーゴやVガンダムのリガミリティア(当時の情勢を鑑みると連邦ではなくザンスカールの方が悪の体制と呼ぶべきなのは火を見るより明らかである)のように体制に反旗を翻す組織だが決して悪扱いされることはなくましてやカミーユやウッソが処刑されることは無かった。
ウッソに至っては中盤自分勝手な理由で艦隊を抜け二度もザンスカール本国に密入国し民間人を巻き込んだ戦闘を繰り広げ女王を人質に取るなどハサウェイを軽く上回る被害を民間人に出しておきながら処刑などされていないのである。
ソ連を崩壊させた民衆はテロリストでマフティーのように処刑されなければいけないのか?
否である。
富野氏の反体制=テロリスト=悪と言う安直な全体主義的・右翼的思想がこの作品を陳腐かつつまらなくしている。
それはネット上のオタク層のかなりを占めてみる体制盲信的なネット右翼達が強者に反旗を翻す正義の味方が敗北すると言う構図に現実の政治情勢を当てはめてカタルシスを得ているからである。
閃光のハサウェイで描かれる腐った連邦政府はまるで弱者を虐げ格差を広げる現政権そのものだ。
ネット右翼達は非政権支持者をマフティーに見立て自分達に反逆する正義の存在が処刑される物語に喜びを感じているのだ。
みんなが知ってる話ならともかく、そうじゃないならあらすじ書くだろ。
つうかレギュが分かんねえんだよなあ。
もっと言えば、レギュをきちんと設定してないくせに俺の脳内レギュとあってねえと言うやつがそもそもゴミだと思うんだわ。
でもそれを誰に向けるか、「ガンダムまだ見てない人に薦めたい」「既に何度も見てる人と語り合いたい」「さっき見終わって感想を探してる人に読んで欲しい」とか色々あんのよ。
「ガンダムはロボの名前」しか知らない人にいきなり、「シャア・アズナブル(敵キャラ)という男の人生はジオン・ズム・ダイクン(敵国の偉人)の思想に反旗を翻すものだったのか、その思想を守るものだったのか」みたいな軸でいきなり語りだしてもwait!wait!シャア・アズナブルis誰?にしかならんっしょや。
それでもその話を新規の人にしたいならザビ家が何をしたかを語る必要があるわけで、それってあらすじは必須じゃん?
つーかあらすじなしでガンダム知らない人も読者に想定して言える感想なんてさ、「名言多すぎ富野ヤバスギ殴ったね!親父にも殴られたことないのに!は真剣なシーンだけどやっぱ台詞回し面白すぎてワロタ」とかぐらいじゃん?
その薄い感想でいいの?
それともやっぱちゃんと「ジオンは敵国として描かれるけど連邦も別に正義じゃねーよな。つーか両方の視点から話は進む中でヒーローっぽいのがガンダムだっつーだけでー」ってだけでも語るためにあらすじ書く?
で?それは結局レギュ次第じゃん?
まあ今回の俺ははてなーならガンダムとボトムズのあらすじは知ってるっつー前提で色々端折ったけど、それは俺が勝手に決めたレギュな訳。
でもこれは俺が勝手に始めただけなのでセーフ。
んでもさ、感想文に点数つけるために提出させるなら最初に説明しなかったくせに「んん〜〜レギュ違反ですぞ〜〜」とか言うのはさ、ソイツのコミュ力が終わってるってだけの話じゃねーの?
これもサリーアン問題(自他の区別をつけられる人間かどうかを図るリトマス試験紙として考えられた問答。サリーとアンの二人の登場人物の行動を第三者視点から観測した想定問答により、サリーとアンがそれぞれ別々の意思をもって動いている別の個体であること、意思疎通を行っていない情報が自動的に伝わることがないことが理解出来るかを問う。ネットではアスペ認定によく使われる)の亜種かい?
上司から異動先の部署に問題社員がいるから会社都合じゃなく、それとなく辞めさせて欲しいと命令があって異動したんだけども…
異動先の状況を把握してみると、どう見ても会社が悪いということを知り異動先側につくことにした。
会社にはバレずにそれとなく辞めさせるようなしているフリをしている。
もともと連絡をしない管理をしない、アクシデント時に逃げるという使えない上司のせいで現場がおかしくなっている事がわかった。
そのため、自分がやることは連絡をする管理をする、アクシデントを起こさないという問題が発生しないように改善させる方向にした。
数ヶ月それを重点的に行ったおかげで上司は文句を言えないようになり難癖を付けてきても、全て回避できるように事前に防止策を用意した。
おかげで異動先は和気あいあいと仕事が楽しめるようになり、無理のない仕事の進め方が出来るようになった。
わしは会社の言われたとおりに辞めさせはしなかったが、会社が今後手に入れるであろう悪イメージを事前に無くしたのだ。
会社からすれば、命令違反をした裏切り者と思われるのだろうが・・・正直気に入らんのだ、あいつ嫌いだから辞めさせたいという考えが。
なんでそうなっているのかがわからないのに辞めさせろという命令は従いたくはない。
結局、今年は成績優秀な現場として終了しそうだ。わしは正しいと思っとる。
それにしても男たちの挽歌にも登場する三合会は、一度は中国から追い出される対象だった
中国政府は意外と犯罪に厳格なことがあって、それは犯罪組織も国に反旗を翻す可能性の高い組織という考え方があるのだと思われる
しかし、今回の香港のデモでは裏側で政府側から呼び戻され、三合会の組員を反デモに利用しているという噂がある
デモで民主派の運動員の耳を噛み切った人がいるというが、多分中国側の右翼や三合会の組員ではないだろうか
政府は巧みに中国国内の右翼や犯罪組織も、利用できるものは利用するし、不利益になると思えば排除する
違法性の高いオンラインカジノも中国国内ではやっていきづらいため、
オンラインカジノ運営などで儲けるためにカンボジアに渡った中国人犯罪者も多かったが、近年摘発が進んでいるようだ
しかし、カンボジア警察と中国人犯罪者は賄賂で繋がってもいるため、摘発に疑問視する声もある
犯罪者は中国国内のIT系人材を騙してカンボジアに連れ出し、タコ部屋で生活させオンラインカジノの運営や開発を行っていた
カンボジアに中国人犯罪者によって不夜城が形成され、飲食店などのカンボジア住民は売上が増加し歓迎していたが、
なんか、出てくる女性みんな「母と娘」に拘ってて笑える。
憎い男の子供でも「子供に罪はないから〜」? 本人が言うならまだしも、他人にそれを諭されるの気持ち悪すぎでしょ。中絶は悪ですかそうですか。
水浴びする女たち。ガヤガヤと喧しい女たち。結局美少女か老婆しか出てこないし。テンプレ女性表象のオンパレードで胸焼けしてきた。
いやアクションは良かったけどね! 素直に「アクションが良かった〜」って褒めればいいのに。
言いたいことはわかるよ? 「男が支配する男社会の中で、物扱いされてきた女たちが反旗を翻す」話だもんね。でも正直、「ほーん、で?」としか思えない。こんなんでも無理やり「フェミニズム映画です」ってこじつけられるなら、異種族レビュアーズでも「フェミニズムアニメです」ってこじつけられそう。(適当)
ツイフェミが褒めてる作品ってこんなんばっか。今度こそ、って期待したんだけどなぁ。
あと、「怒りのデスロード」って副題にケチつけてる人もいたような気がするけど、「fury road」の和訳として妥当も妥当じゃんと思った。
・アイヌ、琉球の人はいるけど、日本民族に反旗を翻すほど険悪な関係ではないし他国と比較したらほぼ統一民族(アイヌ、琉球の人も党員に入れればいい)
・経済さえ良ければ安倍晋三がやった汚職程度なら許容できる国民性
・選挙がただのガス抜き(選挙で何かが変わるなんて思ってない)
・日本の民主主義は天賦民主主義で民主主義そのものの有り難さを理解していない中、なんとなく雰囲気で民主主義をやっているだけ
本家中共は反乱抑え込むのに非人道的な手段に出たりかなりコストを割いてるけど、
正直日本なら非人道的なことやコストを積まなくても「経済を大事にすること」だけ守っていれば独裁政権でも反乱は起きない気がする。
日本の中共化(独裁政権化)にあまりデメリットを感じないんだよな。
そりゃ中共化したら腐るだろうけど、それは民主主義だって同じで、更に言えば日本の民主主義はメリットさえあれば腐敗を取り除こうとしないことが安倍政権でよくわかった。
「子供の貧困」じゃなくて親が貧困なんだよな よって貧困な親がいなくなれば貧困家庭で苦しむ子供はいなくなる ハイ論破
今の世の中、どう考えても貧乏人が子供作りつつ楽しく生きられる状況ではない
斜陽の衰退国家で先進国らしい暮らしをしながら子育てなんて無理無理 諦めて夫婦なり独りなりで生きればよろしい 絶対その方が楽しいぜ
顔も概してキモいし、見てて本当にイヤ disgusting! 産むな・作るな・増えるな
小学校のクラスメイト、貧乏人なのに5人兄弟(あるいは5人兄弟だから貧乏人?)で、全員ネズミみたいな馬鹿面してて本当に不快だった マジの下等生物って感じで、見てると人間の矜恃が揺らぐ
貧乏人が、苦労するってことは容易に想像できるだろうに子供を作り、その上ネットで愚痴を書かないでくれませんか?
なんのために脳味噌つけてんだ?未来予想みたいな機能はないんですかね ちょっとは考えよう!キミの収入と労働形態で子供を元気よく育てられるかな??育てられないよねえ!
ガキ系の議論(騒音、ベビーカー、育休…)みんな余裕なくてイヤ
裕福な人間だけが悠々と子育てしてる世の中だったら議論もクソもないから多分もっと快適に生きられる
金持ちだけで年間1万人くらいだけ子供作ってエリート校で蠱毒やって全員死ね そういう気概で行かないか?
でももう遅くね?崖から落ちることは確定してるならせっかくだから爽快さをとるべき、ガツンとやって人口100万人減の景色を見ようよ
でも生殖したらお前も苦しいしお前のガキも将来の奴隷階層なんだぜ 革命しかない 産むな
貧乏人が・ガキを・作るな
これだけで全ては解決さ
将来苦しむ次世代が全員金持ちの鼻持ちならないガキだったらすげー痛快じゃね?
ここでバカの貧乏人が生殖欲求に負けてガキをポコポコ産むと、苦しむ次世代の中でも持つもの持たざるものが出てくるわけ
金持ちに任せよう!子供の親は全員エリート!そういう社会がいいんだよお
俺は見たいんだよそういう景色が
今で言う最高峰の私立みたいな家庭の経済力平均値が、そのまんまあまねくガキの家庭経済力の平均になるわけ
でさあ!塾行きまくってクソ勉強しまくった天上人みたいなガキでもマトモな大学行けなくなんの!なぜなら、全員エリートだから!
下から崩そうぜえ
足蹴にできる下々がいるからやつらは上位でいられるんです 我々にできることは、やつらの下にいることをやめることだ 上に行こうってんじゃないぞ Cease to exist! 消え去るのが弱者の美学よん
頼みましたよ