はてなキーワード: 自動車道とは
夜だったはずだ。7時半だったか、ともかくその頃にはもう、すっかり暗くなっていた。そこを自転車で行くのだ。所在は、比較的には都会の方だったから、宵闇はネオン光や、車が放つ種々の光が斑に照らしている。そこを、当時中一だった私(以下、私と呼称する)が、幼稚な自転車で通行するのである。むろん、舐められる。
塾まで、至極単純な道のりで、自宅から、三十分もせず到着する。順路も、ちょっと右左、捻じ曲がった局所を踏破すると、後の二十何分を道なりに、ひたすらに直進するのみだ。国道から、十分も満たない近所だからだろうか。交通の便を良く配された、長い道路の両脇には、BOOK〇FF、PCでない方のマック、小さな銀行……大抵の設備が整っている。つまり、人目だって、十二分にあった。
そこは、少し幅狭な通路だった。少なくとも、まだ自転車道を通行することに、一縷の不安を持っていた私にとっては、その通路は少し手狭で、七面倒な場所であったことに違いない。幾つかの難所を脱した私は、もう二分も立たない内に、目的地にたどり着く手はずとなっていた。もう着くのだ。気だるさと同時に、私の顔はほころんでいる。前から、二人組の男が歩いてくる。
水溜まりボ〇ドみたいな二人だった。違いと言えば、デブの方が金髪だったと言う位である。それ以外は、本当に酷似していた。
私は、車道に幅を寄せた。その時、自動車道を大きく乗り越えトラックが接近していたし、ガードレールもあったので、どのみちそうする他ない。当然、私は二人組が、通りやすいよう、右に固まってくれる事を期待していた。
その期待は砕かれる。そうした類の善意どころか、彼らは私へと悪意すら向けてくる始末だ。具体的には、私の通行を阻む様に立ちふさがると、デブは何を考えたか、「こんばんは」と言う。
怖いと感じた。私は一層横に寄せると、少し、身を縮めた。一瞬、彼らは不気味な沈黙を保ったと思うと、私の右をぬるりと通過してゆく。デブは再度、「こんばんは」と言った。先程より大きい。彼の声は、記憶に定かではないけれども、高い声をしていたはずだ。その高い声が張り上げられるのだ。再度、「こんばんは」と言った。ほぼ怒鳴る様だった。男の身も蓋も無い叫び声は、あなたも聞き覚えがあるのではないか。私はそれに強い不安を覚える。恐怖ではない。しかし、どうも、身の安全が脅かされる様な気がしてならなくなるのだ。
その瞬間もそれだった。恐怖はなく、不安だけが総体を循環するのだ。不愉快な感覚だった。横のガリが笑う。何故か笑う。彼らは、人を脅かすことに悦びを見出しているに違いない。双方とも笑うその声は、喜悦と興奮に歪んでいた。
彼らは通り過ぎてゆく。距離の壁が初めて私に事態の終息を確信させた。気付けば私は塾内に入っていた。授業はするすると脳に染みわたるようだ。私は、その日から少し、見た目に気を遣うようになった。あの日買った競技用自転車は今は錆びつき、備え付けの駐輪場に放置され、今も風雨に打たれている。
ニュース速報の音が鳴り心の中で(さぁて、本日のコロナ感染者数は〜?)とテレビに目を向けたら三浦春馬さんのニュースで、驚きすぎてえずいた。
母は「なんで死ぬんだ!周りのことを考えて行動すべき!」と怒っていた。
妹はファンと言うほどでもないが、自殺がショックで真っ青になり無言で下を向いていた。
私は(そんなに苦しんでいたんだな)(解放されて良かったね)と思っていた。数時間後、息苦しくなり、「ずるい!!!私も死のう!!!!!」とテンションがハイになって母に散歩だと嘘をつき家を出た。
薬を飲むための酒を買い、もうウキウキで2時間弱の道を歩く。死ねる!死ねる!やった!と呟く度にあのニュースが背中を押してくれているようで、最高のエールだ!なんて歓喜に震え、もう無敵な気分になっていた。赤信号でもめちゃめちゃ渡った。交通量の盛んな自動車道に着いた頃にはまだストゼロ飲んでないのに目がかすみ、手足が痺れ、息があがり、体が鉛のように重くなって立てなくなった。いま、這ってその辺のベンチに寝転がっている。
雨も降ってきた。吐き気もする。ストゼロ飲んでないのに。なかなか恐ろしい体験だった。
あ〜せっかく勇気づけられたのに今回も無理だったわ
1.千葉県の隣には東京都という日本最大の「集金・集客装置」があり、その東京の隣に位置しているだけで色々な恩恵が受けられる。
東京という世界一の大都会の隣にいるだけで、文字通り色々な恩恵が受けられるんだよね。東京の人口増加の影響が千葉県内にも及んでいて、東京に接している千葉県北西部(柏・市川・船橋)は現在も人口増加が続いている。
千葉県の房総半島側がすでに人口減少の段階に入っているのに対して、本当に同じ県内の話なのかと信じられなくなるレベル。
東京都民は「東京一極集中」という問題の当事者として、日本中から批判される宿命にあるが、千葉県民は恩恵を受けられるだけ受けて、その批判からは外れる。まさに、いいとこどり。
2.上記の東京通勤圏に入っていることから、道路網や鉄道網も日本有数の規模になりつつある。
千葉県内を通っている高速道路は、東関東自動車道や京葉道路、東京外環自動車道、圏央自動車道の高規格な高速道路が縦横無尽に整備されている。東関道と京葉道路は片側3車線で、東名高速や東北自動車道並みの輸送力を持つ。
人口600万人規模の千葉県なのだから、これくらいの道路は整備されて当たり前だ、と言えばそれまでなんだけど。
鉄道網についても、神奈川や埼玉の人口比と比べると恵まれている方。千葉県内から東京へ向かう鉄道路線は、京葉線、東京メトロ東西線、総武快速線、総武緩行線、都営新宿線、京成本線、京成押上線、常磐快速線、常磐緩行線、つくばエクスプレス。
こんなに鉄道路線を整備してもらって、他県民に対して申し訳なくなるレベル。
3.「神奈川と埼玉のどちらが東京に次ぐ都会なのか」の議論のような、不毛な争いがない。
関東地方の人間であればおなじみの、関東圏内の格付け問題。第1位は東京都なのは当たり前で、では第2位と第3位は埼玉と神奈川のどちらなのかの見苦しい争いを、あの両者は未だに続けている。
千葉県民は、そのような不毛な争いを横目に、栄光の第4位として君臨する。それに茨城や栃木、群馬、山梨には絶対に追い抜かれることはあり得ないので、ある意味安泰している。
4.神奈川や埼玉ほど通勤ラッシュはひどくなく、土地代も安い。
東京や横浜、浦和と比べると住みたい場所としての人気は低いけど、土地代が安いので、上記の3か所と比べると少ないお金で広い家を買える。
5.夏は暑いけど、冬は雪も降らず比較的温暖。自然災害の起こる確率は極めて低い。
千葉県内に住んでいると、本当に自然災害が全くと言っていいほどない。テレビで、日本各地で豪雪や豪雨災害のニュースを見ていても、正直言って他人事。
千葉県は標高30メートル前後の丘陵地帯がどこまでも広がっているだけの地形なので、前述の通り自然災害に遭う確率がきわめて低い。