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2020-08-19

赤本を庭に埋めた

受験勉強が嫌でセンター数学赤本を庭に埋めた。別に受験に落ちたところで俺は死なないと思うとどうでも良くなった。明日から学校だ。人に会いたくない。皆はもっと頑張ってるだろうから、きっと顔を会わせたら惨めな気分になるんだろう。今そう思ってるってことは結局のところはどうでもよくなってなんていないんだろう。こんな文章書いてるのもかなり惨めだ。誰か俺を殴り飛ばすか、めちゃめちゃに誉めてほしい。意味がわからないな。赤本今日死んでしまった。

2020-07-22

有言不実行な友人の話

ある友人に我慢できず、他の友達に話すのも気が引けるので筆を執ることにした。

私の自分語りを多分に含んだ愚痴のような物なので、肩の力を抜いて読んでいただければ幸いだ。

私はしがない字書きの大学生である中学生の頃には仲の良い友人二人と、自分たちを模したキャラクター架空世界の中活躍させる創作を交換ノートの中でやっていた。元々絵を描くことも好きだったが、どう足掻いても上手く描けないことに諦めを感じ、気付けば文章ばかりを書いていた。

高校に入ると文芸部に入った。入部届けを提出するまで、入ったことは親には黙っていた。シンプルにそれまでやっていた吹奏楽に嫌気が差しただけなのだが、高い楽器(丁度自分の貯めていたお年玉やらお小遣いやらの全額程度だった)を買ったというのに吹奏楽を続けなかったので、父親は後にも先にも無いほど激怒した。当時の私は相当にショックを受けたが、まあこれは関係の無い話なのでやめておく。

とにかく文芸部に入ったのだ。正直本当に楽しかった。気の合う友人もできた。文学という架け橋が無かったら話すことも無かったような、私とは系統の違った部員一冊の本を作るのは刺激的だった。空が白んできても何も浮かば空虚日の出を見たり、締切の為に定期テストそっちのけで徹夜をしてキーボードを叩いて編集をしたり、高校生なりの熱量部活を、書くことを、“創作”を、楽しんでいた。

恐らく想像がついている方もいらっしゃると思うが、私はオタクであるとはいえ二次創作イラスト等の投稿や閲覧が楽しめるSNS投稿を始めたのはつい最近で、それまでは内輪のオリキャラでの創作小説を書いたり、時には友人を主体にした夢小説を書くこともあった。

そんなこんなでここの所二次創作を楽しんでいる私であるが、どうにも腑に落ちないことがある。

端的に言ってしまうと、あまり好かない友人がいるのだ。彼女高校1年生の頃からの友人で、ありがちな書き方ではあるが彼女をAと呼ぼうと思う。(A以外にアルファベットは出てこないので、特に気に留めて置く必要はない。)

Aは自信家だった。帰国子女のAは英語を始めとして成績優秀で教員にも好かれる模範的な生徒だった。本人はそれを隠すこともなく、「私は天才から」「と言うより、努力型の秀才なんだけどね」と言ってのけていた。努力を惜しまない姿勢は素晴らしいし、怠惰な私は純粋尊敬したが、その努力をひけらかす行為はいただけなかった。受験期にはキーワードをページいっぱいに書き連ねたノートボロボロになった単語帳を常に持ち歩き、志望校赤本まで隠さず机の上に置いてあった。私は「落ちたら恥ずかしくないのかな」とぼんやり思っていたし、本番当日にもAは「Twitterしてる場合じゃないけど不安 報われなかったらどうしよう」だの「爆死」だの呟いていたが、最終的にAは無事合格し、その大学へと進学した。

思うに、Aはオープン性格なのだ。未だにTwitterの鍵垢同士で繋がっているのだが、課題の進捗やらをよく呟いている。「自称天才から(オンデマンド)授業明日の分全部受けてレポートまで書いた」「虚しいから労って(レポート画像)」などなど。活きの良い大学生である

さて、本題から離れてしまったが、私がお話たかったのはAの創作についての話である

実はAは高校在学中から一次創作を嗜んでいた。Aはもう一人の友人とタッグを組んで自作ゲームを作ろうとしているようだった。所謂ファンタジー物で、次々とキャラクターを生み出してはストーリーの核となる部分を練ったり、キャラクター自身の掘り下げをしていた。

なぜ私がそれを知っているのか。それは彼女が片っ端からTwitterに放流するからである。興味が無いので完全にスルーしていたが、AやAの周りの友人はいつもAの生み出したキャラクターの話をしていた。

彼女ゲームシナリオとなるその“創作”の本筋を書いて、もう一人の友人は立ち絵や背景を書いていた。

書籍化しないかな」

Aのそんな旨の呟きをよく見かけた。

そのうち、Aの周りにいる友人は、そのキャラクターイラストを描き出した。漫画にせよ小説にせよ映画にせよ、ストーリーを追ううちにキャラクター個性を見出す私にとっては、設定や性格が書き連ねられた一枚絵を見せられても特に何も思わなかったが、友人たちは違ったようだ。確かに毎日それらのキャラクターの話を聞いていれば興味を持つの自然だろう。

最初こそAは大いに喜んでいたが、そのうちさして大きなリアクションをとらなくなっていった。そのうち、「おまえらファンアート15溜まったら本編まじで進めるわ、ケツ叩いてもらわないと無理かも」といった旨をツイートしていた。

Aとタッグを組んでいた友人は、徐々にTwitterに浮上しなくなっていった。その代わり、Aは自分のことを“字書き”と自称することが増えて、ゲーム制作の話は一切しなくなっていった。

Aはよく産みの苦しみの類いのツイートをする。

「一話が上手くいかいから先に進めない」

「予定の字数より多くなっちゃったw」

キャラには自信あるけど文に自信ないから〜」

「(とある児童文学タイトル)の後釜狙ってます

そう言って一通り喚き散らした後、「やっぱり今日は書けないから寝よう」と言って日付の変わる前には就寝している。

なるほど、AもAなりに書くことを楽しんでいるようだ。いつか自分創作を完成させて、それが大々的に二次創作される日を夢見ているらしい。丁度今、絵の上手い他の友人に描いてもらっているように。

私は一言言いたかった。

四の五の言わずに書けよ。

一発当てたいなら本気で完成させろよ。

甘えてんのか。

もちろん私は今の文壇リードするような大作家でもなければ、新進気鋭の小説家でもなんでもない。しかし、Aよりも文字を書くことは数こなしてきた。適切な表現が思い浮かばなかったり、心苦しくても大部分を削除してエンディングを書き直したり、寝食を忘れて夢中になって書いていたこともある。もちろんそれが重要なことでないこともわかっている。

Aは昔、高校生だった頃に私にこう話したことがある。

わたし、○○(私の本名)ちゃんのことすごいと思うよ。文芸部に入ったら、締め切りとかそういう重圧で死んじゃいそうだもん。自分好きな物上手く書けなそうじゃない?」

私はこれに何と返したかは覚えていない。しかし、文芸部は私に書き終えることの大切さを教えてくれた。

オープン彼女は書いている最中の苦しみを漏らすことを抑えていられない。しかもそれをやたらと文学的に表現しようとする。浮かんでこない、降ってこない、突然書けなくなる……、そういったありきたりの表現で。Aはやたらと“創作”や“小説”という言葉を使いたがった。自分が今しているのは“創作”で、“小説”を書いている。その行為に酔っているように見えた。けれど言葉が固くなってはいけないと思っているのか、進捗状況が載ったスクリーンショットに映る文はなろう系を模したような劣化させたような文体なのである

「私の文幼稚なのはわかってるんだけど、かっこつけた描写はしたくないな。児童書目指してるし」

子供が読みやすい文、単純に砕けた文、そして口語ばかりで仮名遣いの怪しい文。難解な表現を使うことと、状況を説明するために上手く言葉を組み立てること。これらは明確に分けられていると思う。斜に構えた描写を、子供には解しがたいと思っているのだろうか。私は自身の素の書き方がかなり固いこともあり、まるで自分が“かっこつけた描写”をしているような気がしたこともあり、なんだか頭にきてしまった。

また、数日後にはこんなツイートもあった。

承認欲求足りな過ぎて手っ取り早く誰かに褒められたいけど、二次創作は書けないからなぁ」

この発言は私の逆鱗に触れた。

私は、自分の書いた二次創作を「承認欲求を得るための行動だ」と言われたように感じたのだ。書いた物を貶されるのは嫌だけれど、書く動機をAのようにあからさまに「誰かから評価されるため」にすり替えられるのが耐えられなかったのだ。ネットに公開している以上、何らかの反応があることはもちろん嬉しい。しかしそれ以上に、頭に浮かんできたシチュエーションを練ってひとつの話を作ることが楽しいのだ。

今思うとAはそこまで考えて発言したように思えない。恐らく私の考えすぎだ。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いし、何を言ったかより誰が言ったかが気になる質なのかもしれない。

SNS上でのAとの繋がりを消そうにも、そのアカウントには共通の友人が多く、彼女たちが気を利かせて私の転生後のアカウントをAに伝えてしまうことは想像に難くない。かと言って「繋げないでくれ」とあからさまに嫌う素振りを見せて友人関係にヒビを入れたくもないし、ログアウトしてしまうと他の友人の呟きまで見れなくなるのも寂しい。そういうわけで今でもAとはFF内で、表向きは仲良くやっているわけである

さほど苦ではない。しかし確実に自分ストレスを感じていることはわかるので、いつか縁を切ろうと思っている。

結局これはさして大きな問題ではなく、周りからチヤホヤされている人間を妬ましく思っている私の醜さが露呈しただけなような気がしたので、この辺で筆を置いておこう。自分の“創作”のスタンスに口を挟まれて気分を悪くするのは、私自身もそうだから

2020-07-11

anond:20200710182729

元増田だけど1日ぶりにログインしたら反応が多くて驚いている。せっかくなのでブコメとかトラバにいくつか言及させてくれ。実は増田でそんなに反応もらったことがなく、引用方法がわからない(blockquoteができない)のでこんな具合で書いていくが大丈夫だろうか。

ブコメ見たところブラザーが人気だと初めて知った。自分自身キヤノンにこだわりはない(安いから選んだ)ので、ブラザーでもリコーでもなんでもいいと思う。

受験勉強で何をそんなにコピーするの?, 受験勉強コピーってなにに使うの?, マジで疑問なんだけど、具体的になにをコピーする必要があるの?

自分場合英語教科書過去問をよくコピーしていた。

英語教科書に書き込んでしまうと、書き込みを見て読めた気になってしまう。それを防ぐために書き込みや授業ノートコピーを使っていた。

赤本などの過去問の本は分厚いから開くのが大変で、コピーしてノートに貼り付けて解いていた。科目別の「25カ年」なんかはまだしも、大学別やセンター過去問はあのクソ厚い書籍のまま勉強してる人なんていないと思う。

それに、最近予備校過去問PDFで公開していることもある。それらの印刷には大いに役立った。

教科書って安いか複数回買ったほうが時間的にも労力的にもいいと思う, 問題集3冊買ったほうが安くないか

先述したが、分厚い赤本に直接書き込むのは無理。

普通学校コピーするんだよなあ

増田高校がどうなってたかは知らないが、大抵の学校コピー機って2~3台くらいしかなくて混むだろ。

それに夏休みはどうするんだ。家にあったほうが絶対効率がいい。

中学塾講師をやっていた者なんだけど、これ中学入学から用意したほうが良いよ。

そういえば自分中学受験でも親にコピーしてもらってたな。中学受験がある人は小学生から買っても良いかもしれない。

6年前か。 その使い方なら今ならエコタンクコスパ最強になってる。 レーザーはたけえよ。

速度面ではどうなのか気になる。

カラーにするとかえって問題が起きてしまうんなら「モノクロレーザー複合機を買い与えろ」というのも分かるけど(略)

すまん、これは書き忘れたんだが、カラー純粋に高いしデカい。モノクロしか使わないならモノクロでいいじゃん?

今はどうせなら自動スキャナー とiPadProの方がずっと良いよ。

受験本番の環境デジタル化されてきたらそれでいいかもしれないが、少なくとも現状は紙媒体鉛筆シャープペンシルに慣れておいたがいいと思う。

あと授業中にタブレットを使わせてくれる高校ってそんなにないんじゃないか

トナー高いと言う印象あった

持ちを考えると安い。このあたりは1枚あたりの単価をメーカー公表していることもあるので参考にしてほしい。

また、純正が高ければリサイクルトナーを使う手もある。リサイクルトナーは品質次第では故障リスクもあるから気をつけないといけないが。

レーザーもそんなに安くなってるのか

なんなら2万切ってるモデル普通にある。

https://kakaku.com/pc/printer/itemlist.aspx?pdf_Spec048=1&pdf_Spec101=8&pdf_so=p1

2020-07-07

落ちる生徒の特徴

この参考書やってみたら?試したいなら俺貸すし。

赤本一年分解いて、どのくらい解けるか確かめてみたら?

○○の模試受けてみれば?

必要なことを促しても、何かしら理由を付けて行動に移さない。

なんのためにお金払って塾に来てるのかよく分からない。

で、高3夏になり、秋になり、冬になり、そこから勉強少し始めるけど、間に合わずニッコママーチ行き

2020-06-28

アッパー系コミュ障が仲間内にいるとしんどい

 コミュ障には複数タイプがいるのだと最近になって知りました。

 一概に「コミュ障」と言っても、そのタイプによってかなり印象は変わります。どれがどういうふうに良いのか、あるいは悪いのか、というのはもちろん個人差があると思います

 個人的にはタイトルの通り、「アッパー系コミュ障」が一番対応が難しいな……と感じました。

 コミュ障、と聞くと大抵の人の認識は「ああ、口数が多くなくて、会話が続かないタイプかな」というものかな、と思います

 もちろん、そのタイプコミュ障もいます。というか半数くらいはそのタイプのような気がします。

 けれど、私が「あ、この人コミュ障だな」と感じたのは、上記タイプの特徴とは真逆の人でした。

・よく喋る

・とにかくよく喋る

・声が大きい

早口

・周りの空気が読めていない

・脈略のない話(周りが興味ない)を延々と続ける

他人に喋らせる隙を与えてくれない(会話のキャッチボールをしてくれない)

相手の話を聞く姿勢が保てない

・そりゃもうよく喋る

・なにより、上記全ての自分の行動は無自覚である

……といったタイプでした。

 調べたところ、こういう「よく喋るタイプコミュ障」を「アッパー系コミュ障」と称するらしいのです。

 これを調べたきっかけは、とあるゲームでの出来事です。

 最近ハマっているゲームで、非対称型オンライン対戦ゲームを遊んでいる時でした。

 普段からよく一緒にチームを組んでプレイする友達複数人居て、時間タイミングが合った時にボイスチャットアプリ通話を繋いで一緒に遊ぶ、というのがルーティン化していました。

 その中に、最近になって参戦した人がいます。私経由でゲームに誘った人でした。

 私が良くそゲームの話をするので、それに興味を持ってくれたその人もゲームを始め、やっていくうちにみるみるのめり込んで行きました。上手くなろうという意識が強く、向上心があって、こういう人がゲーム内に増えるといいなぁ、と思っていました。

 その人のレベル上げやゲームランク上げを手伝ううちに、最初は繋いでいなかったボイスチャットをしていて、気になる点がいくつか出てきました。

「この人、ほんとよく喋るなぁ」

 最初はその程度でした。

 なんとなく、一番最初にお声を聞いた瞬間から「あ、この人人見知りで緊張してんなこれ」と勘付きました。

 言い方は悪いですが、陰キャオタクの話し方そのもの、という感じがしました。

 他人と喋り慣れてない、知らない人だらけで緊張する、何か喋らないと、黙っちゃダメだ、迷惑かけないようにしよう。

 そういう感情が手に取るように分かる話し方でした。

 実際、私の友人ばかりの通話に招かれて、緊張もしていたでしょう。知らない人ばかりで、その人は初心者で、周りは全員既にゲーム慣れをしているプレイヤーです。足を引っ張らないようにしよう!というプレッシャーもあったと思います

 だからまぁこれはそのうちここのメンバーに慣れればこの人も自然と馴染んでいくだろう、と思っていました。

 何度も何度もゲームを一緒にプレイして、通話を繋いで、気付きました。

「あ、最初のあれは緊張とかプレッシャーだけじゃねぇな。もともとそういう会話をしてしまう人だ」

 そこでやっているゲームは、ゲーム内のチャット機能があります定形文ですが、ボイスチャットを繋いでいなくとも、オンライン連携を取るには十分なものです。

 仲間内でわいわい楽しむのもそうですが、このゲームボイスチャットを繋ぐ一番の理由は「肉声での素早い情報交換」です。

「どこに誰がいる?」

「今なにをしてる?」

「誰が敵に追われてる?」

「周りの作業はどれくらい進んでいる?」

 そういった情報を素早く正確に言葉で伝えることで、連携を更に強固にし、敵側の一手より先を読んでいく。ある意味情報戦であり頭脳戦のようなゲームです。

 うちのメンバーは勝ち負けに激しくこだわるタイプではないですが、やるからには1ゲーム1ゲーム真剣勝負で、という共通認識のような空気がありました。

 つまり、「肉声での情報交換がどれだけ正確に出来るか」が円滑なチームプレイの柱になります

 問題が発生したのはそこでした。

 上記の通り、その人はよく喋ります

 いいんです、喋ることが悪いこととは言いません。全然喋ってくれていいんです。

 ただ、その人は「分かり切っていることを何度も何度も繰り返し、声が大きく早口で、周りの人の声もかき消すレベルで喋り倒している」のです。

 わかります自分が敵に追われてたら焦りますよね。ぎゃー!とか、うわー!とか言いますよね。全然いいです、いいんですそれは。

 ただ、その声の音量と物量で、周りの人間が喋ろうとしている必要情報が一切入ってこないのです。

「私です私追われてます!うわぁどこに逃げよう!あっち行った方がいいのかな、でもこの距離間に合わないかもな、あーやばい一撃貰いますすみません!ここはこうして…、よしよしよし!!今のでいいや、次はどこに逃げよう!あっちかな(以下エンドレス)」

 ……いいんですよ、喋っても。

 ただ、これが通話を繋いでる回線内で、割と大きめの声で、ハリのある声で、早口気味で、喋り続けているんです。

 その情報は本当に必要ですか?

 逐一しゃべり続ける必要はありますか?

 その音量は適切ですか?

 他の人が喋ろうとしてる気配は全く感じませんか?

 譲ろう、という気持ちは湧いてきませんか?

 それが凄く不思議でした。

 ゲームでのプレイヤースキルで足を引っ張ってしまうのは仕方ないです。その人よりずっと戦ってきましたから、立ち回りに差が出てしまうのは仕方ないです。それを責める気はありません。

 力量差にプレッシャーを感じるのも仕方ないです。

 ただ、「どうしよう」「どうすればいいですか?」と聞いてくるわりに、こちらの話はあまり聞きません。

 今は便利な時代ですから、参考に出来る動画YouTube死ぬほどあります

 私たちより更に、圧倒的に上手い人達対策動画や立ち回りの動画を上げてくれてます

 私自身、その人に「動画とか見て実践したり、覚えていくと分かりやすいかも」と教えました。

 ただ、その動画あくまで「参考書」です。

 その動画は「既にある程度の

暗黙の了解的な立ち回り】を理解し実行できている前提で、更に上手い人が巧みに立ち回るための動画」なのです。

 YouTubeに並んでる有名な人の動画は、言うなれば名大学の赤本です。

 それを基礎知識もない中学生レベル人間が見たとして、本当に参考になりますか?身につきますか?

 土台がしっかり組み上がってないとダメなんです。

 それをその人は理解できていないような気がしました。

「上手い人の動画をみて自分も上手くなろう!」

 それ自体は良い心がけだと思います。ただ、前提段階が出来ていないのに、出来るわけはないのです。

 その人と組んでいる時はよく言います、「周りを見て!」「その立ち回りは私達よりもっとPS連携が上の人がやって上手くいくものから!」と。

 理想だけ高くて、それに追いつこうという熱意と行動が比例してないのです。

 そして、何となく感じていたのが、既にゲームを始めていた私達を下に見ているような態度でした。

「私にアドバイスとか色々してくるけど、どうせ動画上げてる人たちより弱いんでしょ?」

 被害妄想と言ってしまえばそこまでかもしれませんが、アドバイスをするたびに言葉の節々にそんな感情が見え隠れしていました。

 その人の中では完全に、

動画で言ってる立ち回り>私たちチーム側が言ってる立ち回り

、なんですね。

 それを悪いことだとは言いませんが、ならば私たちに「ああい場合はどうすればいいですか?」とか、聞かなくてもいいんじゃないかな?とも思います動画見れば答えが載ったんじゃない?と。

自分はよく喋るけど、相手の話を聞く気はない」

 そういう人なんだな、と実感したのはつい先日起きた一件でした。

 メンバーの中でもその人への認識が似通っていて、あれはどうにかならないものかと悩んでいました。

 そんな時に、私が通話越しに指摘してみました。

「○○さんは自分でいっぱい情報喋っちゃうから、もう少し周りの人の情報も聞いてあげると立ち回りとか考えられるよ」と。

 それの、いっぱい情報喋っちゃうから、まで言った時点で、その人は急に堰を切ったように私の言葉に被せて喋り始めました。

「あ、野良の人が私と同じキャラクター使ってるので変えますね!どれがいいかな、バランスを考えてこのキャラのほうがいいかな、装備はこれにしますね!あ、でもこっちがいいのかな?……はい!で、なんですかっ?」

 …………わお。

 怒涛の勢いで言葉を遮った挙句、しゃべる内容はクソほどどうでも良くて、更に言い終わってから続きを促した……だと……?

 私は一気に喋る気を無くして「うん、(別に聞かなくて)いいよ」と言ってゲームを進めようとしました。

 すると、それを聞いていた相方がそれに酷く腹を立て、全くそ素振りを見せなかったのに

「ごめん、今日仕事時間早かったから眠くて、この一戦終わったら解散にしよう」

と言い出しました。

 なんとなく、「今の遮り方、相方は嫌いそうだな」と分かっていたので黙殺しました。

 結局そのあと、一戦を終えて解散になり、グループでの通話を切ると、間髪入れず相方から個人通話が飛んできました。

「あれは無い。マジでない。人としてありえない」

 珍しく怒り心頭で、捲し立てるように、どれだけあの人の対応が失礼で人間的にあり得ないか、喋る相方言葉を聞いて、まあそうだなと感じました。

「本人が教えを乞うているから、みんながアドバイスをしてきたし、○○(私)が改善するために皆が言いづらいこと言ったのに、あの遮り方は悪意がある!あり得ない!」

 せやな。という感想でした。

 相方の怒りが爆発しているからか、遮られた私自身はそこまで怒りを感じませんでした。

 私は、おそらくあの普段の喋り方も音量も早口も、その人は意識的にあるいは無意識的に、自覚しているのではないかなと。

 だからこそ、「自分が分かっていること」を他人に指摘されるのが嫌で、故意に遮ってしまったのではないかな?と。

 誰しも聞かれたくないことはあります

 中学生掃除をしようと自分から意識した瞬間に、親から「たまには部屋掃除しなさい」と言われたらげんなりする、そういう感じなのかなと。

 その時の気持ちとしては「そんなこと言われなくてもわかってるよ!」でしょうか。

 その人もそう感じたのかな、だからあんな、わざとらしい遮り方をしたのかな?と思いました。

 それを許すとは言ってませんが。

 

 言葉キャッチボールが出来てない、そういう印象が時間を重ねるにつれて大きくなりました。

 言葉ピッチングマシンの如く一方的情報を寄越し、こちらの言葉聞く耳持たず。

 都合の悪いことは遮って聞かないようにして、自分のことをたくさん喋る。

 その特徴を並べて検索して、そこで初めて「アッパー系コミュ障」の存在を知りました。

 これなら喋らないコミュ障の方が幾分かマシだな、と素直に思いましたね。

 働かない無能と働く無能では被害の大きさが違うという話です。

 喋るけど会話が出来ない、適切な量でやりとりをすることができない、相手言葉を聞き入れない、相手を思いやることが出来ない。

 アッパー系のコミュ障は、そのことに気づきません。

 空気が読めないから、周りがどう思ってるか、自分がどう思われているか客観視が出来ていない。「コミュ障である」という自覚がまず無いのです。自分普通に喋れる、実際喋れていると思ってる。厄介ですね。

 自覚がないか改善するのに多大な努力時間必要なのです。

 私はその人が改善する確率は低いと思っています。その人はすでに社会人です。20を超えています

 つい先日、こういう喋り方になったわけでは無いと思います

 その人はたぶんずっと、その喋り方と接し方で生きてきたんです。

 20年以上染み付いてしまったものを変えることは難しいです。考え方を変えるのはもっと難しい。

 誰も指摘してくれなかったのかな?と思いました。誰も注意してくれなかったのかなと。

 その歳になるまで、注意してくれる友人は居なかったのかな、と邪推してしまいました。

 人のことを言える立場ではありませんが、これだからコミュ障って苦手なんだよな……と改めて感じる人物でした。

 相手の話に耳を傾ける。

 適切な返答をする。

 相手意見尊重する。

 話してる最中に遮らない、被せない。

 それができる人って「当たり前」じゃなくて、すごく大事コミュニケーション取れる人だったんだなぁ、と知見が広がりました。

 それだけでも収穫かな。

 いろんな人がいるんだなぁ。

2020-06-17

anond:20200617123746

理解知識の間に距離はあるんだよなぁ。自分の専門領域の本でも、読んだ直後は覚えているけどすぐに忘れてしまう。直後に試して、なんらかの成果物ができていると忘れにくい気がする。

まり読んだ本から成果を出せればいいのかね。なんか成果主義すぎて違うかな。小説とかでもじわりじわりと後で精神的に効いてきたりもするからな。大学受験赤本に出題されていた国語現代文の一節に感動した、みたいなね。

2020-06-15

フラれた彼女の家にジーパンを取りに行った話

私が彼女と付き合い始めたのは高校3年の夏頃であった。

私達は受験を控えていたので、付き合ってはいたが頻繁に会うことはなく勉強に取り組んだ。

志望校にことごとく落ち落胆していた私だったが、滑り止めは流石に受かっているだろうと考えていた。

そして、滑り止めの合格発表日が訪れた。その日はバレンタインデーであった。

彼女から渡したいものがあると言われ、私は駅へと向かった。

その駅に向かう途中に私は合否確認を行った。結果は不合格であった。

私は浪人を決めた。

彼女と会うとチョコレートを渡された。「ありがとう」と私は言った後に、浪人する事を伝えた。

すると彼女からこう言われた。

「私はもう進路決まりました。残念ですが、別れましょう」

そうして彼女は帰りの電車に乗って行った。


人生で初めてフラれた私はひどく動揺した。

もらったチョコレートチャリを漕ぎながら道端にぶん投げた。

そして私と彼女との関係は終わった。


浪人生活が始まってしばらく経った5月頃、彼女から連絡があった。

「やっぱりよりを戻したい」

アホな私は承諾した。

高校時代彼女とはプラトニックな付き合いをしていたが、気がつけばそのような関係性も終わっていた。

行為というのは完全に脳をアホにするのかもしれないと当時の私は真剣に思うほどであった。

夏までは猿のように性行為に勤しみ、それに反比例するように私の成績は落ちていった。

流石にまずいと感じた私は、9月頃から彼女と会う回数を減らしていった。

受験が終わったらたくさん遊ぼう、今は勉強に全力を出すよ」

こんな事を彼女に伝えながら1ヶ月に1〜2回程会っていた。


そして年が明け、センター試験まであと1週間といった頃、彼女から連絡があった。

「新しい彼氏が出来たから、別れてほしい」

その時の私は怒りというよりも、もうどうでもいいという気持ちの方が強かった。

センター試験前に動揺させるような事をしやがってというぐらいの気持ちであった。

ただの学生浪人生の付き合いであったので、家の鍵を渡しているような事もなく、私はスムーズに承諾するはずであった。

しかし、私は急にその存在を思い出した。

ちょっと待って、ジーパンを取りに行っていいか?」

私は小柄な男性なので、彼女ジーパンを共有するほどである

彼女が私のそのジーパンを気に入り、自分ジーパンのように履いていたのだ。

「いや、もういいでしょ。ジーパンはもうしょうがないと思って。彼氏も今家にいるし。」

「いや、ダメだ。今からジーパンを取りに行く」

私は彼女の家に向かった。

すると途中で見知らぬ番号から電話がかかってきた。

「おい!お前気持ち悪いんだよ!家に来んなよ!」

恐らく彼女の今の彼氏だろう。

「俺はお前に用ない、ジーパンを取りに行くだけだ」

電話は切られた。

そして彼女の家に着いた。

見た事もない軽自動車が止まっていた。その車のフロントガラスの内側にキ○ィちゃんぬいぐるみが置いてあった。

私が今に至るまでキ○ィちゃん人形を見ると殺意が湧くのはこの為である

彼女から電話が入った。

「私の自転車のカゴにジーパン入れてます。取ったら早く帰ってください」

私はジーパンを手に取ると安堵した。

彼女と新しい彼氏は、窓から私を見ていたのかもしれない。

私が本当にただジーパンを取りに来ただけである事を確認して安堵しただろうか。

彼女文句を言うでもなく、新しい彼氏に殴りかかるわけでもなく、私はただジーパンを返してほしいという気持ちであった。


帰り道になんだかよくわからない政治家ポスターを見ていると、思いっきり蹴り破りたくなった。

しかし私は思いとどまった。そういった行為は罪に問われる事を思い出したのだ。

「俺はもうジーパンを取り返したんだ。今後の人生をより良いものにしてやる」

そんな事を思いながら帰路に就くのであった。

こんな事が起きてしまったのか自分学力足りなかったのか、センター試験の結果は散々であった。

しぶしぶ国立大学は諦め、私は私立大学赤本を開くのであった。


その彼女名前は果穂という名前であった。

2020-05-17

MARCH女子」がトップ層?「東大なめてる」を思いだした

両方ともしばらく前の記事なんだけど

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56773

https://note.com/tonoike0604/n/n611642c5f61c

俺は地方公立から東大に行ったんだけど、大学行って家庭教師バイトをするまでMARCHとか一体何の事か知らなかった。

いまでは豆知識不足だったな、とは思うけれども。その豆知識必要だったことはその後も別にない。

明治青山立教中央法政名前を並べられて大学の事だとわかっても、それがどれくらいの偏差値なのか、どういう学部があるのかも知らなかった。

東大京大あきらめたとしても阪大東工大神戸大、ちょっと地方だけど北大や九大もある。大阪市立大学は中期があって、国立すべり止めが増やせるのがいい。

慶応早稲田は…まあ、浪人していくところがなくなったら妥協してもいいかもしれないが、慶応早稲田レベル私立学費東京生活費を親に負担させるのは申し訳ない。

それが高校生ときの素直な感想だ。

別に馬鹿にしたいわけじゃなくて、単純に自分検討範疇に一度も入ったことがないから知らなかった。

しかすると学校においてある赤本を解きあさってた時に見たことがあるかもしれない。

首都圏に住んでいるか上京費用を無理なく出せて、私立授業料を出せる、etc...

MARCHに行く人たちの大部分はかなり恵まれ環境にいて、なおそのくらいのレベルだった人たちだと思われる。

上京費用私立学費負担が重いものであると思う大多数の日本人感覚を持っていて、かつちゃんと真面目に必死努力している学生にとっては

対策しなくても受ければ通る、でも行く意味がないし、なんなら知る必要がない。

競争率の高い企業就活評価されないのは当然

婚活での扱いは知らないが、頭が良すぎる心配はない。たぶん金銭的な感覚ミスマッチとかだろう。

2019-10-29

田舎と都会で差が付くのは受験ではない

はっきり言って受験障害になるのは親が金を出してくれるかくれないかくらいで入試試験のものはどうにでもなる。

赤本や山のような参考書日本全国に流通してるからな。離島事情は知らんが通販くらいできるだろう。

そもそも全力で受験に臨んでいる受験生なんてそんなにいないんだから受験で勝つには本気を出すだけでいい。大多数は間違いなくサボってるから自分がサボらないだけで上位に行ける。

それで問題入学後だ。田舎で育つと都会の人間があたり前に知ってること、体験してることがすっぽり抜け落ちたままのスタートになりこれを乗り越えるのが一番難しい。

乗り越えられずに同期の中で浮いたりするとどうなるかというと一般流通してる参考書よりどりみどり受験と違って大学での成績は横の繋がりの構築が必須になのでこれがマジできつい。

2019-05-07

介護仕事を辞めた理由

短大資格を取り19歳で介護仕事を始めた。

入居施設介護からまり生活相談員や居宅ケアマネ経験してきたけれど

20年続けてきた介護仕事を今、辞めることにした。

たくさんの死を見てきたし、たくさんの奇跡的な回復も見てきた。たくさんの涙とたくさんの笑顔を見てきた。

もも疲れた

私の給料は19歳で入職した頃と殆ど変わらない。

高齢者やご家族笑顔があれば頑張れるっていつまで思ってたっけ。でも感謝言葉は素直に嬉しかったし、今まで介護仕事を続けてきたことに後悔なんてしてない。

ずっとプライドを持ってやってきた。

でもそのプライドもグラグラで、少し触っただけで崩れそう。

不安定なところにプライドだけじゃなく、知識とか経験かいろんなもの積み上げてきてたみたいで。

給料待遇社会的地位を上げてほしいとかそんな単純なことが言いたいんじゃない。

みんな介護にどんなイメージを持っているの。

介護仕事が高待遇ならみんな介護職になるの。

子供のなりたい職業ランクインする日はくるの。

いつまで看護助手って言うの。

医療ドラマはもう見飽きたか介護ドラマなんでもっとしないの。若手俳優アイドルは出てくれないの。

介護職なら毎日毎日笑顔でいなきゃいけないの。

レクリエーションって何なの私が高齢者になった時も同じことするの。

そこのヘルパー自分が1時間訪問するだけでどれだけの介護報酬が発生してるか知ってるの。

そこの通所介護相談員赤本青本緑本読んだことあるの。

そこのケアマネちゃんアセスメント意味分かってるの。

待遇が悪いことを嘆く前に、介護保険のこと知ろうとしたの。

自分の親や義両親が高齢者になること真剣に考えたことあるの。

ましてや自分介護を受ける側になること想像したことあるの。

人は必ず歳を取るし身体老いていくことを知らないの。

それなのに自分はそうならないと思っているの。

老害とか姥捨山とか言ってるあなたは歳を取ることにどういうイメージを持っているの。

後期高齢者ってなんなのもう後がないってことなの。


なんでずっとやってきたこ仕事辞めるの

またいつか介護仕事するに決まってるのに

anond:20190507151227

近所のっつか志望学科がある私立文系赤本過去問集)みて現時点でどの必須科目も困難を感じなければ塾はいかなくていい

必須科目で難しいと思うのがあればそこを補うために塾にいけ

ただ体力を無駄に費やすくらい遠くにしか塾がないならやめて自習か、金があればかてきょうで

2019-04-23

会社の人と話せなくなってしまった

思い返せば学校生活から、人とうまくやるのが苦手だった。育った環境特に劣悪でもなく、23区のあまり裕福ではないほうで、いじめを受けながらも、それなりに義務教育を終えた。ただし、いじめを受けると、それなりに人付き合いが苦手になるが、現在そのことが影響を深く与えているとは考えにくい。

その後勉強のできる都立高校に進んだ。校則が一つもない学校で、当然服装やら髪型規則もない。しいて言えば、ちゃん学校にある程度来ることと、補導されないこと、それと校内では下履きに履き替えることくらい。友達とさぼって映画を見に行ったり、年齢制限をゆるく見てくれるお好み焼き屋に行ったり、近所の公園浪人生に逆ナンパされたりと、人生初のリフレッシュができた。図書館で山ほど本を読んで、週3回剣道をして、ようやく人生軌道に乗り始めた。

それほど頭は悪くなかったようで、そこそこの大学英文科に入ることができた。映画サークルに入り、何本か映画を撮ったり出演したり、地味だったがそれなりに楽しく生活できていた。

兄弟が4人もいたので、アルバイト高校生のころからちょくちょくしていた。多少を家計の足しに、それと自分物欲のために。高校生のころコンビニで2年弱、大学からファミレスで1年、塾講師で3年。

多分、今に至るきっかけはファミレスのころにうまくいかなかったことに起因している。そして大学生活にも一因がある。

ファミレスでは、厨房ドリンクデザートを出す仕事をしていた。厨房内では仲良く働いていたが、何となくエイターウエイトレスの人とうまく話ができないまま1年が経ち、そこから人と話すのが苦手になっていた。同じくらいの女性とどんな話題を共有すればよいのか、向こうも話しかけてはくれないし、こちらも話すきっかけがない。

厨房の人がとても優しかったのは今でもいい思い出だ。一緒にワカサギ釣り旅行に行ったのが懐かしい。釣ったワカサギを持って、お店で揚げて食べたのもいい思い出。

大学1年生の性欲やらが多感な時期に、自分の口下手と話題のなさが鬱屈を与えたのだろうか。

カート・ヴォネガット短編小説チャールズ・ブコウスキー、初めて英語で読めた小説の「クールミリオン」、高校生から好きで読み漁っていたアメリカ文学自分サークルで作った映画、鉄男や小沢健二Number GirlマイケルジャクソンクラブでかかっていたNirvanaStrokes軽自動車で行ったフジロック、そんなものは誰の興味にもならないと決め込んでしまった自分がよくなかったのだろう。

1年経って結局そのファミレスが潰れてしまったが、「あの人の日とか失敗、つまんないし」といったようなことをぼそっと聞こえるように言われたのが今でもフラッシュバックする。

その後、3年弱塾講師アルバイトをした。個人指導塾で、入って3日目に、「この研修に行くと5000円がもらえる」と言われて行った研修一言発言できなかったことを思い出す。

自分が抱える生徒の多くは、本指名から外れてきた子が多かった。成績もみんなそれほど良くなく、自分にも人を教えるスキルが足りなかった。結局浪人させてしまった生徒のことを時々思い出す。本当に悪いことをした。一人で赤本を解いて、わからないことを聞きに来るというスタンスを取らせればよかったのに、自分無駄に介入してしまたことが悔やまれる。

そのバイト先で覚えたのが、お酒に頼ることだった。安い居酒屋終電まで飲んで、げらげら時間を共有できる。それが社会人になってもコミュニケーションの核となってしまう。

文学部ながらも、BBS簡単アプリを作ることができたので、ソフトハウス就職できた。2年半いたが、デスマーチで体調を崩してうつになり、結局辞める。

新人研修のころやその後の付き合いもお酒が基本だった。キックオフ、とりあえずリリース、最終FIX、とかのタイミングでようやっと胸襟を開いた話ができる。それまでは、ほうれんそう以外の会話もなく、とにかくメールに頼るようになっていた。

時々生意気意見を言ったり、人のプログラム勝手リファクタリングしたこともあった。

記憶がないなか、帰巣本能で家に帰るのもよくあった。タクシー代を貯めていれば相当の金額になっていたのではないかと思う。

少し休んで、プログラマとして別会社に復帰した。総務と経理以外はほぼ男性会社で、よく飲んだ。

その会社でようやっとまともな生活を取り戻すことができ、結婚もできた。

3年ほどプログラマをしていたが、目の前に座っているおじさんプログラマの1/10しか生産性がないことがわかり、社内異動で説明書ライター転職する。

車好きやキャンプ好き、バイク好き、元ミュージシャンが異様に多い会社で、よく泊まりで出かけていた。自分よりも年上が多いから、みんな自分の事を話してくれる。お酒どうこうもなくその人を知ることができる、いい機会だった。ある人が定期購読していた、日経ソフトウェア数年分を借りてJava以外のスクリプト言語自分Python)を学ぶBoot Strapとして使わせてもらったり、ほんとうに幸せな日々を送ることができた。

その会社は、株式公開に伴う人員削減で、半数以上人がいなくなった。自分も窮屈なライターを続けるのが辛くなって辞めて、割増の退職金をもらった。以降半年近く、妻以外の人と話すことなく、引きこもりながら割増退職金に付随する給料をもらっていた。働かずに給料をもらえるのがこんなに苦痛だったのか。

いい加減引きこもりにも飽きて大会社転職するチャンスをもらった。その間に障碍者手帳をもらい、障碍者枠での就職活動をすることにした。

大会社大会社だった。エリートエリートで、二級以下の低級労働者自分は、その程度の扱いしか受けない。大学ランキングを引きずる社内で、

自分はまず

学歴劣る

・それまでの成果は劣る

健康状態劣る

白髪ばっかり目立つ

・とにかくあいつは劣る

という状態になった。

新卒指導をしても、まるで彼が改善しない。自分を責め続け、ぎっくり腰になった。みんなが、「彼はそうだから」と言ったが、彼をある程度に育てることができず、結局リリースした。リリースしたらとたんにぎっくり腰がよくなった自分無責任さにびっくりした。

あと、それほど多く飲み会がない。飲んでも自分のような飲み方は誰もしない。場をわきまえ、何となく優しくやっている。

一杯、二杯多めに人より頼んでしまたことを後悔する。

なんで、しらふで天気の話ができないんだろうとか、自分の好きなことを少しでも話せないんだろうとか、毎日悲しくなる。

行動をしないと、周囲も変わらない。一か月以上、挨拶仕事の最低限のやりとり以外はしていない。たかだか席替えでこんなに弱ってしまうとは。派遣の期限がきてしまう子がいなくなってしまうことにこんなに心が揺さぶられてしまうとは。

ごめん。こんな人間は、やまゆり園の加害者気持ちでは必要のない人間だったんだろうね。でも、家族と過ごす時々の時間を過ごしてもいいのかな。

義理の父はあまり長くないだろうし、せめて少しだけ社会荷物福祉必要人間は生きていていいのだろうか。

2019-03-29

うちの妻の話

うちの妻は親がネグレクト家庭で育ち、高校は某治安の悪い区の都立出身で1-2割が大学進学、6割が専門学校、残り2割は謎という卒業実績で、

本人も当然のように専門学校に進む。その専門学校卒業後に、某有名ホテル就職

スイートルームルームサービス食事を持っていくと、わざと見せつけてくる全裸おっさんがいたりして、

自分は本当に社会底辺にいるのではないかと思い、一念発起して大学に進学することを決める。

とりあえず上流階級といえば、医者弁護士くらいしか知らなかったので、某大手予備校医学部コース入学

ちょうど同じく浪人してた自分出会う(自分医学部コースではなかったが、物理化学の授業で会うことがあった)

異常にかわいい子がいると思った自分浪人生にもかかわらず、もうアタック受験直前頃に、ついに付き合うことになる。

自分は無事志望校合格するも、彼女不合格。少しでも手伝おうと思って、プライドを捨てて何がわからいか話してくれと言ったところ、

「このABの上についてる矢印、何?」とそもそもベクトルがわかっていなかった。

どんな勉強法をしてるのかと聞いたら、某国立大医学部に行きたいので赤本を買ったとのこと。

アホかと言って、とりあえず赤本のことは忘れろ、チャート式でもやれということで、

仕方ないのでドラゴン桜よろしくから勉強を始めることに。

高校時代の3年間は何も勉強していなかったとのことなので、現時点で高校一年生だという認識をもってもらい、

今年受かるのは難しいと思うので少なくとも3年はかかる、そのつもりでと言って勉強を教えた

結果、すったもんだがあり(この苦労は涙なしには語れないが、割愛)、

しかし3年後に無事、当初の志望校ではないものの某大学医学部合格自分大学4年生のときであった。

何があのとき自分を動かしていたのかわからない。

でも、浪人してつれーなと思ってた自分、他の人より回り道してしまったなと思った自分がいて、

それに比べて彼女の話を聞くと、自分なんて親や周りの環境がつくってくれた「普通の道」をちんたら歩いてきただけで、

こんなに「茨の道」を歩いてきた彼女が報われないなんておかしい、報われてほしいという気持ちが大きかったように思う。

ググるキーワードが思いつかなければググれない、とよく言うものの、

よく彼女があの環境の中で「医学部でも行くか」と思ってくれたな、よく予備校というものがあることに気付いてくれたな、

そしてそれは奇跡的な確率ことなのではないかと思う。

そんな人をサポートしないという選択肢自分にはなかった。

ちなみに後に彼女は、あの何もわかっていない段階で医学部を目指し、無意味赤本を買った自分無知すぎて殺したいと言っていたが、殺さなくていいと思う。

彼女大学に入った頃には、現役の学生と比べると随分と年を取っていて、影では多浪生と呼ばれていたそうだ。

アホかと。お前ら、自分があの環境にいて、ここまで這い上がってこれるか?

お前らがやったことなど、誰かがお膳立てしてくれたテストの点数が取れるための勉強したことだけだろうが。

それは所詮オレと同レベル人間なのだそもそも実質受験勉強3年で受かってるからピカピカの高校3年生じゃい!と思ったりしたが、直接その人たちに会ってないので何かを言ったことはない。

彼女自身はこの一連の話は人生の汚点なので他人には言うなと言うのだが、今日、別の増田を読んでなんとなく他の誰かに言いたくなった。

そんな妻は某大学病院の勤務医として、クッソ安い給料で働かされている。残念ながら、オレも高級取りではない。

でも、うちの妻はすごく楽しそうに仕事をしている。上流階級にはなれなかったけど幸せだったら嬉しい。

2019-03-11

息子が京都大学合格した

親のひいき目で見ても勉強していない

赤本は買ったけどほとんど手を付けていない

センター試験数学時間が足りずに全部できなかったと悔しがっていたので「勉強してないからだ」と言っていたら自己採点の結果書けなかった一問以外は全部正解で197点だった

数学は六問解くつもりが五問しかできなかったと言っていた

そもそも地域のいわゆる進学校に行ってるのに模試を受けたら周りの塾や予備校に通って勉強してる友達差し置いて大抵学年上位に入っていた

なんだか釈然としない

その一方で大学へ行ってどっかでつまづいて苦労するのではないかという気もする

2019-01-04

[]2019年1月3日木曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
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1日1821185543101.935

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人(165), ワイ(134), 自分(126), 増田(109), 今(81), 話(77), 好き(56), あと(52), 問題(50), 必要(46), 人間(45), 気(43), 日本(40), 前(40), 他人(39), 感じ(39), 仕事(39), 相手(38), 理由(36), 結婚(36), 普通(35), 女性(35), 人生(33), 子供(32), 一人(32), 最近(31), 男(31), 頭(30), 手(30), 女(30), ネット(29), 投稿(29), 気持ち(29), ー(28), しない(28), 今日(27), 時間(26), 一番(26), 家族(25), 子(25), 無理(25), 関係(25), 今年(25), 時代(25), 意味(24), 正月(24), 大学(24), 他(24), ゲーム(24), 嫌(24), 韓国(23), 勝手(23), 結局(23), レベル(22), 平成(22), 社会(21), 目(21), 別(21), 世界(20), 会社(20), しよう(20), 本(20), 親(20), 理解(20), 昔(20), 幸せ(20), ハラスメント(19), お金(19), 先(19), ゴミ(19), 受験(19), 顔(19), 全部(19), 加害(19), そうだ(19), 一つ(19), 存在(19), 学校(19), 絶対(18), 会話(18), 家(18), 自体(18), 最初(18), 言葉(18), 甘え(18), 内容(18), 漫画(18), 個人(17), 男性(17), 逆(17), では(17), 金(17), バカ(17), ホモ(17), 興味(17), 勉強(16), 経験(16), 間(16), 認定(16), 女の子(16), 東大(16), ダメ(16), 母(16)

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増田合計ブックマーク数 ()内の数字は1日の増減

5917212(0)

2019-01-03

文教大学までの受験の思い出

私は高校中退のあと大検を取って、二浪してたまたま受かった文教大学に入りました。

高校受験

ADHDの症状のためかなんなのか自宅ではまるで勉強ができず、三年間で家でやったのは県立高校過去問だけ。

ただ知能テスト?の結果は学年で一番とかだったので授業態度や提出物等はボロボロものの、なんとか偏差値60ぐらいの県立高校入学

最近親に「勉強のやり方がわからなかった」という話をしたら、どうも話が噛み合わないのでよくよく聞いてみると塾とかで丁寧に指導してもらえばもっとできたのではと思っていたらしく、「いやいや毎日コツコツ机に向かって勉強するっていうのができなかったんだよ」と言ったら少し驚いていた。

そんなんで入った高校適応できるはずもなく1年で中退大検予備校には通うもまたもや家では過去問だけをやってなんとか合格

大学受験

しか大学はそう甘くはなかった。現役の年齢では手も足もでず、一浪するも全滅。親から圧力とかの恐怖心もあって予備校に通う電車の中で「試験にでる英単語」だけはやり、例によって赤本アタック

正直もう体力も精神力限界に近かったが、5校受けた中で「こりゃダメだな」と思った文教大学情報学部になぜか受かっていた。合格発表も見に行けず家でゴロゴロしていたのだが、親が「大学から何か来てるわよ」というので見てみたら、入学書類だった。

最後に】

運かなぁ。

理三受験の思い出

anond:20190102063518

こういうの書きたくなるね。自分が頑張ったことは思い入れがある。

微妙に書くところ間違えたので投稿しなおした。


小学生

関西田舎の町立小学校に通っていた。友達がみんな塾に行っていたのが楽しそうだった。

「僕も行きたい」と親に言ったことがあったが、なぜか断られた。

自分が子を持った今なら分かるが、3人目の私にお金をかける余裕がもはやなかったのだと思う。家にはアップライトピアノがあって姉が習っていたが、自分は習いたいと言ってもお茶を濁された。


父は会社勤め。ホームレス気質天才タイプ。母は専業主婦。真面目な秀才タイプ。親は教育に興味が無いわけではなかった。むしろかなり意識的独自戦略のようなものを持っていたと思う。

小6の夏休みに入ると、「レベルの高い学校に行くとめちゃくちゃ楽しい」などと、うまいこと母に言いくるめられて中学受験を決心した。


「力の五千題」とか「自由自在」を各教科買ってきて、夏休みに二回ほど通した。なにかババのようなものを掴まされたような気もしなくもなかったが、面白かったので続けた。

からは応用問題集、冬になると過去問をやった。模試は受けなかった。「自信を失わせたくなかったから」とあとで母から聞いた。どういう意味だ。

私立を2つ受けてどちらも合格した。ちなみに、受験直後の自分感触としては98%落ちたと思っていた。未だに謎である


中学生

中高一貫校寮生活が始まった。

強制的勉強する時間毎日3時間あった。小学生の頃とは比較にならないほど学校の授業を面白く感じたので、予習・復習をやった。みんながやっていたので、ラジオ英会話を毎朝聞いて、テキストを暗記した。完璧発音テキストの会話を一人で完全再現できるようにしていた。一年イギリス人先生普通の会話ができるようになった。
中学3年生のときに、全員がZ会模試を受けることになった。はじめての模試で超わくわくした。総合で全国100番位だった。初めて自分立ち位置を知った。思ってたより良いという感覚。でも同じクラスに全国一桁台とかが普通にいた。


音楽室に個室のピアノ部屋が5台分あった。昼休みにほぼ毎日通ったので、結構弾けるようになった。今考えると異常な環境である音大かっていう。親友ピアノが超すごいやつがいた。ヤマハをずっとやってきた人で、聴いたら即弾ける、ハ長調譜面初見で見て変ロ長調で弾ける、メロディを見ると即座にステキ伴奏を思いつく、など。理解不能であるピアノをメインの楽器にするのはやめようと思った。


高校生

下宿に移り、自由になった。学校以外で勉強しなくなった。暇なので、絵を描いたり生徒会をやったりピアノの人などを誘ってバンドをやったりと、生活を広げ始めた。

授業中に予習復習などすべて授業を聞きながら終わらせたので、成績は特に落ちなかった。

こういうことを書くと、舐めてるとか自慢とか思われるわけだが、違うんだ。

自分なりに一番効率が良い方法を追求していた。授業中に寝て、家で数時間独自勉強するみたいな非効率的なことはしたくなかったのだ。

授業は120%の集中力で聞く。それでも時間が余るので、次の予習をしたり、問題の別解を考えたりしていた。家で半徹夜で何時間勉強している人たちよりも結果的に長時間勉強していたと思う。だって毎日9時から17時まで勉強していたんだもの毎日7時間くらい集中して勉強しているのに、「増田勉強せずに成績が良いな」みたいなことを言われてたのは未だに納得がいかない。


高2で東大模試を受けてみると、理三以外はすべてA判定だった。理三だけが完全にE判定だったので、「は?しばくぞ」と思った。
なんかの奨学金アメリカにただで行けた。夏休みの一月まるまるESL漬けで楽しかった。自分英語力はあんまりしたことないと気づいた。同級生アラブ皇太子とかトルコ首相の息子とかがいた。そういうのも自分には無い。


高3になって流石にクラス空気も変わり、自分放課後勉強するようになった。小学生の時は夏休みから半年でなんとかなったけど、さすがに東大一年位はやらないとやばいだろという感覚があった。

一学期にあった駿台統一模試で、英数国の三教科の偏差値が80を超えていた。一方で、本来好きな理科がボロクソだった。準備不足を痛感して夏休みに強化することにした。


・高3夏休み

化学生物だった。教科書はさすがにすべて頭に入っていたので、いよいよ応用問題週に手を出すことにした。東大過去問をちら見すると、化学の出題の半分くらいは似たような問題しか出ないことがわかったので、同じ問題を何十回も解いた。滴定とか。30分かかって6割しか正当でいなかったところから、5分で100点の回答ができるようになった。時間が余るので、初めて見る問題ゆっくり考えられて便利。生物は、問題文に答えが書いてある。

一方で、わりと大丈夫そうな主要三教科は、根本的なところをやることにした。

数学

チャート式などは数冊終わっている状態大学への数学をひたすら解く。新しい問題は、ひたすら考える。未知の問題に解法の方針を立てる練習

英語

TIME誌を定期購読していたので、毎号気になる記事を一つまるまる訳してみる。超大変。NEWSWEEKにすればよかった。のだが、一年定期購読してしまったのでやるしかない。んで、訳したあとは要約を英語で書いてみる。ラジオ英会話ビジネス英語までランクアップしていた。正直東大受験ではこのレベルリスニングスピーキングは当時必要なかったので、聞き流していた。ハマっていたのはパーソナリティの訛りを真似すること。

国語

Z会小論文をやっていた。元来文章がそんなにうまくはなかったけれど、読むのも書くのも好きだったのでこれは半ば趣味結果的200字作文に多少役に立った。


・高3秋

9月学校最後イベントがあり、燃え尽きた。勉強は2ヶ月ほどお休み。焦りはなくはないが、みんなそれで合格するやつは合格するっていう先輩の像を見てきている。今回は自分がそれをやるほか無いという感覚。流石にバンド解散した。


・高3冬

10月から2月まで5ヶ月もある。


センター試験

英語198 

数学191 まさか満点じゃないとは。世知辛い東大理系はわりとこういう感覚だと思う。

国語167 古文漢文論説は150/150。小説めっちゃ間違えた。こういうこともある。

化学100 

倫理93  一応、山川倫理用語集を3回くらい読んだ。手抜き教科のつもりが、哲学に興味が芽生えた。大学に入ってから哲学系の本をたくさん読んだ。自己形成に大きな影響を与えた。人生何が大事わからん

合計

前記749/800

後期489/500

センター試験

ようやく赤本に取り掛かった。感想は、英語簡単すぎ、数学難しすぎ、国語意外とお得、理科けっこう簡単

というわけで薄々気づいていた数学不安定さと、国語のお得さに焦点をあてる。数学が0点でも受かる謎の計画をたてる。国語最後の一ヶ月だけ、古文漢文個人先生に習った。

ちなみに東大模試は3社2回とも全部受けて、最後を除いてすべてE。でも成績は徐々に上がって最後だけはC判定だったので、本番の頃にはB判定くらいになってるんじゃない?と思っていた。


・本番

当日はなぜか20時に寝て、25時に覚醒し以後眠れないというアホなことをした。

ただ全く寝てないわけでもないし、ただ少し眠いだけなのでやるしかない。


 点数非公開時代なので自己採点

国語 60/80 ほぼできた。

数学 40?/120 難しすぎ0完6半ワロタ。。1完だと思ってたのに、弥生門を出たところで配ってた駿台の速報を見たら計算ミス発覚。かなり暗くなったが寝たらわりと忘れた。

生物 50/60 多分まあまあできた。

化学 55/60 多分ほぼ間違えてない。

英語 120/120 まじで満点じゃね?と思った。

合計 325/440 数学が0点でもギリ受かるかも?と思った。

・発表当日

赤門から会場へ向かうと、のちの上クラになる姉が向こうからやってきた「あ!○○ちゃん、受かってたよ!」

弟に「ちゃん」づけはまあしょうがないとして、俺が知るより先に結果を言うなよ。未だに恨んでるぞ。

合格してから

家賃が安いという理由三鷹寮に申し込んだのだけれど、その書類を集める際に親の年収が600万であることを知った。そりゃ無理だわ、塾もピアノも。ちなみに中高は奨学金もらってた。それでも親は教育のために借金してたんじゃないかな。決定的に計算が合わない。ちなみに三鷹寮は生活費が安すぎて家庭教師バイトだけで異常に金持ちになった。楽器を買ったり海外旅行に行ったりした。ヨーロッパまで6万円で行けた時代である。さておき、感覚としては、医者になってまともな収入がある今よりも、当時は自由に使えるお金があった。人生まじで謎である

おじさんもなぜか未だに人生謎のままに頑張ってるけど、受験生の皆さんも頑張ってね。

2018-09-24

anond:20180924063529

から自分不思議に思っていた。

自分はそれなりに受験マシーンだったと思っているけど、論理的な読解や推論以上の問題を見た記憶があまりいから。

著者の意図文脈を読み取る技術の有無の話ではないかと思っている。

……

そう言えば、一つ思い出したかも。

井伏鱒二の「おふくろ」を使って、母だったか井伏だったか言動から心情を答えさせる問題があったような気がする(違ったかな……)。赤本の解答がどう見ても的を外していてガッカリした記憶がある。文脈や構図の読み取りが全くできてない答案で、赤本ってこんなもんかと思った。それでも心情を想像させる問題というよりも単なる読解問題だとしか思わなかった。もう何十年も前の話。

2018-09-17

ポストが赤いのは共産主義者陰謀みたいなこと言ってる人のせいで赤本書店から消えたりするのかなあってふとおもった。

2018-09-12

anond:20180912171544

クッソ読みたい。

なろうで書いてよ。

本にする時はいわゆる赤本みたいな表紙にしよう。

2018-08-25

統計学の本

永野裕之『ふたたびの微分積分

高校レベル

小島寛之ゼロから学ぶ微分積分

ラング『解析入門』

高校レベル+α

マンガでわかる統計学

『推計学のすすめ―決定と計画科学 (ブルーバックス)』

・良書らしい。

◎『完全独習統計学入門』

『それ根拠あるの?と言わせないデータ統計分析ができる本』

・筆者は日産自動車に勤務。

・紹介されている分析手法も「回帰分析までで十分」という筆者の経験に基づいて絞りこまれている。

明日からかえるシンプル統計学 身近な事例でするする身につく最低限の知識とコツ』

位置けがよく分からんが易しい中に深い洞察があるとのこと。

統計学がわかる』

・同上。続編がある。

・ちらっと見てみたが理屈がなくて「これはこうなる」ってポンポン進めていく印象。

『はじめての統計学

◎『よくわかる心理統計

・↓への橋渡しに。

◎『心理統計学の基礎―統合理解のために』

・難しいという噂あり。続編がある。

・「続」は結構高度らしい。

『多変量データ解析法―心理教育社会系のための入門』

・↑の「続」が無理そうならこれみたいな位置づけみたい。めちゃくちゃ分かりやすいとか。

◎『基本統計学

・結局これと↓への橋渡しの本が問題ということ。

統計学入門』

通称赤本」。3部作らしい。

・どうもこれで理解するというよりかは到達点を知るために使うものらしい。

◎『Rによるやさしい統計学

・どっかでやらんとあかんらしい。

データ解析のための統計モデリング入門――一般線形モデル階層ベイズモデルMCMC

・「緑本」。結局ふつう統計学もここに行きつくのか。

現代数理統計学の基礎』

位置けがよく分からん。これ完璧にすると統計検定1級レベルに行くんだとか。

2018-08-04

女医さんのツイート見てて泣けてきた

何で医大入試での女子減点なんて常識問題になっているのかから解らない様子で

何故か受験女性差別が裏口より問題になってるのはマスコミによる安倍総理攻撃と思ってる感じで

絶賛コメントも沢山ついてて

受験で隠されたまま一律減点されていても麻痺して諦めるのが普通の女

怒るのは馬鹿左翼

差別を受け入れて積極的に女を差別し男に甘えつつ生きるのが賢いしなやかな女みたいな感じだよね日本

表向きは平等を装い女子が一律減点されて小論文で落とされまくるようなもの受験とはそういうものであってたまる

赤本にも書いてある医学部受験女性差別常識を今まで是正できない訳だわ

@9moji_hantaiさんのツイート: https://twitter.com/9moji_hantai/status/1024974365253722112?s=09

医学部に行く女子合格点が違うなんて差別だ!とか色々書かれていますが、そんなのは私が医学部受験していた頃から赤本にも書いてある有名な事実予備校バイトだってみんな知っている。

その程度の壁越えるしたたかでしなやかな女性でないと、医者なんてやれません。ご心配なく(笑)

以前から有った事なのに、このタイミングで出すのは例の裏口入学野党議員が関わっている事から目を逸らそうとさせる何時ものマスコミのやり方としか思えませんね。何しろ従軍慰安婦強制連行捏造とバレると、戦時女性の権利がどうのと論点ずらしするような前科も有りますから

かに、なんで裏口の話からここにズレたのかな?って思ってました。

すげー!アベガー。

合格たから、したたかでしなやか女性だとか綺麗事を言って自分に酔ってるだけでしょ。

不公平な合否判定により夢破れた人達への思いやりのかけらもない。

受験というのはそういうものでしょう?

努力して、夢が叶わなかった時、他の夢を選ぶのか、もう一度チャレンジするのか。それも含めて人生だと思う。絶対に叶えたい!と思ったら超えなければならない壁なんですよ。

不条理も不合理も世の中にたくさんあること、大人ならわかりますよね?

差別ではなく、区別だと思います

医療は、サービス業ではなく、社会インフラだと思うんですよ。

から一定の質と量を維持するには、必要区別。そう思います

女医さんしかいない夜の当直とか、怖いですよ。大量殺人鬼とかこないだろうか?とマジ思う。

2018-07-20

10年ほど、実家を燃やす計画を立てていた。

10から20代にかけて、およそ10年間、「実家放火して親を焼き殺す」計画を立てて過ごしていました。

本気でした。警察本部に売っている「捜査幹部必携」という専門書も入手して、焼死の際の事件性の有無の判定基準まで学びました。

刑務所には入りたくなかったのです。現代火災現場検証では油が出火もとであればすぐに反応が出る、例えば首を締めて殺した後に火をつけたとしても、肺の中に煙が入っていない(呼吸をしていないから)ことで事件性はすぐに明らかになる、といった内容が載っていました。難しいな。何回も計画を練り、材料を燃やして検証し、でも、実行には移せずにいました。

物心ついた頃から虐待を受けていました。貧困家庭でした。年収200万円の5人家族。その中には、血の繋がっていない人も何人かいました。

思い出したくもありません。口減らしにと、真夜中の山奥に車で連れて行かれそのまま放置されたこともありました。パチンコ狂いの義父が負けて帰ってきて、私のゲームボーイを取り上げて遊びながら私をサッカーの球に見立てドリブルしてきたこともありました。

食べ物はありませんでした。砂糖に一滴の水を垂らしてレンジでチンすると水飴になるのでそれを食べていたのですが、バレて砂糖を隠され、近所の猫のカリカリを食べました。あれは不味かったです。ハムスターの餌の方が美味しかったです。植物だとツツジの花がほんのり甘くて美味しいと思いますスミレの花も味が薄いので悪くないです。

ある時のドリブルで腰の骨が折れたことがあります。ベッドで動けない私を見た母親は、髪の毛を掴んで綱引きのように引っ張り、私はベッドから転落させられた末、殴られました。ちょうどお盆のことでした。他の家族は私を置いて旅行に行ってしまいました。私は這いずり回りながら、砂糖を探して食べました。帰ってきた母親に折れた腰のまま土下座をして、ようやく医療機関に連れて行ってもらいました。私の足は今も一部がしびれたままです。

紺色の服と白い服しか持っていませんでした。当時流行していた「ベティーズブルー」といった鮮やかな色の衣料とは無縁で、惨めでした。義父は自分が稼ぎが少ないのが気にくわないのか、常にコンビニ店員やガソリンスタンド店員タメ口命令していました。かわいそうな、あわれな大人だなと思いました。

長女でした。何度か「父親」が代わり、下の兄弟が増えていき、一番最初父親に顔がよく似ている私はことごとく除け者扱いされました。

抱っこされた記憶があまりありません。おかげで、25歳ごろになるまでは、交際した男性にも「触らないで!」と要望していました。なにしろハグの仕方が分からないのです。手を繋ぐのも怖かったのです。

自宅では、他のきょうだい名前で呼ばれる中、「ゴミ」と呼ばれていました。劣等感の塊でした。小学3年から自殺未遂しました。

数回やってもなぜか生きています。きっと、覚悟がなかったか死ねないのでしょうけれど。

そんな日々で、唯一自尊心を満たしてくれたのが、学校テストの点数でした。良い点を取れば、認められる。認められたい。なんでも良いから。なんでも良いから認めて欲しい。だから、狂ったように勉強しました。河合塾主催模試上位者ランキング名前が載りました。トイレでも、お風呂でも、ご飯最中勉強していました。

志望校に落ちました。「ちょっとだけ頭がいい方」くらいの、赤本を一度も解いたことがないような滑り止めに進学しました。

その時も本格的に自殺未遂しましたが、死ねず。その学校に通い始めました。

しかし、なんにせよ、実家から脱出できたのは本当に大きかったです。

都内家賃4万円のアパートを借りました。保証人欄には、今は行方の知れない実父の名前を書きました。奨学金は容易に掛け持ちできました。機関保証給付です。アルバイトは3箇所ほど常勤で入り、当時規制がなかった日雇い派遣案件をこなして生活費に当てていました。

ちなみに4万円のアパート、壁が薄くて、外で住人が階段を上がる音がするたびに、かつて母親がそうやって暴力をふるいにきたとき足音を思い出してしまいしばらくは安眠できませんでした。

もともと家に居場所がなかったため、学校ではずっと社交的で行動的なキャラクターを演じ続けていました。表面的な友達がとにかく多いタイプでした。親友はできませんでした。

それが功を奏してか、大手マスコミ内定を取ることができました。

初任給が、かつて私が育った家庭の2.5倍ほどありました。

5人家族で200万円だったのが、1人で500万円です。

お金の使い方が分からないので貯蓄してばかりですが、ずっと入れなかったファミレスの「ジョナサン」などに行くようになりました。

付き合いの宴席も多く、クレジットカードはあっという間にゴールドになりました。

そんなさなか、私はある病気発症しました。

PTSD

心的外傷後ストレス障害とも呼ばれるこの病気は、辛かった日々が急に頭の中でフラッシュバックし、同じような苦痛を感じる、というものです。私は毎晩、義父にドリブルされる夢や、母親から階段で突き落とされる夢、10代の私が苦労して貯めたアルバイト代を母親が奪い取って美容整形に行って顔が変わって帰ってきた時の夢、そんなものばかりを見ました。

次第に不眠になり、虐待関連のニュースでも吐き気がするようになりました。マスコミ勤務でそれは困ります現場では頓服を飲みながらかなり無理をしています。この無理ができなくなった時、私は職と社会的地位を失うと思います

10代の時は貧しくて憎かった。20代就職し、富を得ても病気で常に苦しめられた。だから元凶実家を燃やしたい。ずっと、ずっと思っていました。

実家を燃やしたい」から「どうでもいい」に変わったのは、最近のことです。

私は発病から5年以上が経過しました。一生病気と付き合って行くと思います。そんな中で、憎しみと怨念を抱きながら暮らして行くのは、もう疲れました。

そう、疲れたんです。

幸いにも今、「あなたから話せる情報なんだけど」と仕事に役立つ情報提供してくれる人も増えています結婚はしていませんが(結婚話は、元彼との間で一度でました。親の話などが出てくると、とたんに受け付けなくなってしまって、衝動的に別れを告げました)、結婚もありかな、と少しずつ考えることができるようにもなっています。今の生活を守りたい。それだけ、それだけなのです。

故郷役場に行って、あの家庭の戸籍から私の名前を抜いて分籍しました。頼る家族はいません。正真正銘、ひとりです。

精神疾患を患った我が身のみが頼りです。

これで、よかったんですよね?

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