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2024-05-12

anond:20240512200706

ニンテンドースイッチゲームまた50本遊んで感想書いたのでまとめ(その三)


普通

アオイシロ

和風伝奇ジャンル女の子同士の恋愛表現する、アカイイトと同じ世界観ノベルゲーム

今作では主人公小山内梢子が剣道の有段者ということもあり、バトルよりのエピソードが多めになっている。

衒学趣向の文章がかなり多く、ラスボスと戦っている最中ですら、語源歴史解釈小ネタが挟まるので徹底した味合いだった。

対して恋愛パートの文量はあっさりめなので、前作との比較で好みが分かれてしま作品だった。


嘘からはじまる

嘘と恋愛テーマにした短編連作ノベルゲームで、複数エピソード連作っぽいミステリーズなストーリーになっている。(ミステリーズなストーリーとは、いっとき東京創元社から刊行される短編連作小説がみんな揃ってやってたアレを揶揄している)

中学高校大学とそれぞれの学校舞台にした短編で、どれも嘘のテーマを上手に処理して、恋愛の起伏を描いており、やりたいことは理解できた。

特に成人年齢になる大学生編では、テキストだけの表現とはいえエッチ過激な内容も多くあり、なるほどと感謝できるシーンが多くて好き。

信頼できない語り手にまつわるミステリ議論は、まあ本作の本題ではないし、多様な好みを許容したい。


人形の傷跡

行方不明大学生の姉を探しに上京した上条明日美が、サイコホラー事件に巻き込まれノベルゲームで、90年代後半の同人ゲームリメイクしたもの

姉を思う主人公気持ち以外一切信用が置けないストーリーが展開されるため、出てくる登場人物全員が怪しく見えてくる怖いゲームだ。

ストーリー的に意味がない読者を驚かせるためだけの仕掛けがあるのは、時代性を感じた。

少し駆け足な展開が多く、せっかく田舎から上京したのだからなにかアクティティを楽しみ、キャラたちを立てるパートがあっても良かったかもしれない。


いづみ事件ファイルVol.2黄昏編

携帯電話専用ゲーム移植版で、物語としてのミステリー、というよりは推理クイズ体裁シリーズ第二弾。

事件概要構成要素こそ前作とは異なるが、大きな流れとしてはほとんど変わっておらず、話の筋が非常に薄い。

シリーズを通してのキャラクタや、前作とのちょっとした繋がりなど、ひっかかるところもあるにはあり、特に主人公のいづみの傍若無人ぶりは相変わらず面白い

とはいえ、謎を解く過程議論こそがミステリの本懐であり、ただ謎を提示され、その謎に対する答えを選ぶ現代文試験を、ミステリ呼称するのは個人的な好みとは外れていた。


千羽鶴

恋人のお見舞いに病院に行くことから始まるホラーノベルゲームで、携帯電話専用ゲーム移植版で千羽鶴シリーズ第一弾、シリーズではあるが、作品間の繋がりは薄く、今作独自世界観キャラクタが楽しめる。

生理的嫌悪感を煽るようなホラーが中心で、とにかく徹頭徹尾おどろおどろしい嫌な雰囲気が漂っている。

特に不快臭いに関する描写は妙に文量が細かく、ねっとり描写されるので、否が応でも話に引き込まれしまった。

ルートごとに異なる世界観分岐するため、根幹の設定が違う妙が楽しめるのだが、割とどれも似たような話が多く、エピソードの幅が小さいのは惜しい。


幽限御界堂探偵社 1章

妖怪実在する世界でそれを退治する役目を持った御界堂守丸が主人公コマンド選択肢アドベンチャーゲームシリーズ第一弾。

現場捜査容疑者への聞き込み、知識図書館で調べるなど、妖怪という突飛な設定ではあるが、地に足がついた丁寧なゲームを遊べる。

最終的に妖怪対峙するパートになるが、ここは要するにミステリ系のゲームにおける容疑者証拠を叩きつけるパートになっていて、本作独自翻案がうまくできていた。

シリーズものなので、縦筋となる父親の謎、ヒロインとの関係値、敵の親玉など気になる設定も出てくるが、次作の第二章でシリーズ展開が止まっている。


幽限御界堂探偵社 2章

妖怪実在する世界でそれを退治する役目を持った御界堂守丸が主人公コマンド選択肢アドベンチャーゲームシリーズ第二弾。

今作はAIロボット殺人を犯すという魅力的な謎が提示され、妖怪だけでなくSFもやるのかとワクワクしたが、そういう話ではなかった。

妖怪ロボットといった要素だけなく、殺人事件すらも本題ではなく、ゲストキャラたちの関係値のエピソードが主になっており、二作目ながら番外編っぽい立ち位置作品

シリーズは今作で止まっており、縦筋となる布石が回収される見込みがないのも残念なところ。


ANGEL WHISPER

ノストラダモスの大予言間近の1998年に、フリーゲームプランナー由島博昭が開発業務を通じて世界真実に気づくノベルゲーム

1999年に発表されたゲームのフルリメイクで、当時の時代感が色濃く出ており、非常にらしさがあった。

陰謀論に傾倒するヤバい人と一蹴するのではなく、自分ごとのように読めるような具体的なエピソードと設定の開示の工夫の丁寧さが面白かった。

リメイク時に追加されたエピソードも、ノストラダモスの大予言世界が滅んでいないという前提にたったメタ視点面白く、短いプレイ時間の中に壮大な世界があって良かった。


Night of the Crabz ~カニの頭に気をつけろ~

ライターの兼城と保村の二人が、炎上事件に苦悩している旅館取材に行く、インターネットミームてんこ盛りのコメディアドベンチャーゲーム

終始不真面目なテキストが一貫しているちょけた作品ながら、しっかりとフリとオチが決まっていて、作品としては真面目に作られている。

なお、大浴場でお風呂に入るサービスシーンで、ヒロインの保村がお風呂には入るが、変えの下着を忘れていたため同じものを履き回すシーンは、お風呂に入らない系女子に大きな感情を向けがちな僕としては、気が効いている良いストーリーだと感謝した。

アドベンチャーゲームではあるが、RPGアセットテンプレートを流用しているからか、ステータス画面や謎の戦闘シーンがあるのは、開発会社の続編への布石らしいので、そちらにも期待したい。


刑事J.B.ハロルドの事件簿 マーダー・クラブ

パソコンゲーム黎明期から続く犯罪事件操作するコマンド選択アドベンチャーゲーム第一弾。

聞き込み、探索、聞き込み、探索と、刑事は足で稼ぐの格言の通り延々とコマンド選択して証拠を集めていくタイプゲーム

ストーリーは非常に薄く、容疑者たちが語る人間関係から、その間柄を想像で補完しながら遊ぶことになる。

昔のゲームは、今と面白さの尺度が違うものも多いが、テキスト主体のアドベンチャゲームは、概ね今も昔も変わらず一貫した良さがあるなあと再確認できた。


刑事J.B.ハロルドの事件簿 マンハッタン・レクイエム

パソコンゲーム黎明期から続く犯罪事件操作するコマンド選択アドベンチャーゲームの第二弾。

ひたすらに延々と聞き込みを繰り返す昔ながらのスタイルで、謎らしい謎はあるものの、基本的には犯人たちが自ずと語ってくれる。

UIテンポがいいので、コマンド選択することで主人公刑事と一体感が楽しめるのは、アドベンチャーゲームの根源的な楽しみだった。

なお、同名の被害者が三人いるという非常に魅力的な謎は、途中で明らかにゲーム容量やUI画面の大きさの都合であることが伝わってくるのも、パソコンゲーム歴史を感じさせられた。


刑事J.B.ハロルドの事件簿 キス・オブ・マーダー

パソコンゲーム黎明期から続く犯罪事件操作するコマンド選択アドベンチャーゲームの第三弾、というか第二弾のマイナーチェンジ版。

いや、アドベンチャーゲームマイナーチェンジ版ってどういう意味なのかよくわからないと思うけど、要するにキャラ絵と背景絵を使いまわした番外編。

前作の事件構成要素は同じだが異なる事件が展開するので、はっきり言って続けて遊ぶと混乱した。

流石に当時の開発事情をとやかく言うのは野暮なのだろうが、全くそういった知識を入れずに遊んだので、なんらかのトリック時間移動による世界線改変とか、作中作による叙述トリックとか)を疑った身としては拍子抜けした。


Looking Up I See Only A Ceiling 上に天井がある。

イタリアインディーゲームで、学生少女テスト勉強の合間に色々と苦悩するアドベンチャーゲーム

翻訳がかなり丁寧にされており、独白中心のこじんまりとした世界観がよく伝わってくる。

特に朝食を用意するパートで、頑なに自分が決めた順序でしか動こうとしない主人公の生きづらさは必見。

読者に解釈を委ねるような物語賛否あるだろうが、短い時間で遊べる短編としてはこういうのも有りだと思った。


秋田・男鹿ミステリー案内 凍える銀鈴花

ファミコン風のレトロドット絵サスペンスドラマのようなストーリーが楽しめるコマンド選択ADVミステリー案内シリーズ第二弾。

事件解決目的に来たはずの刑事旅情を楽しむパートが多いのはシリーズ恒例の展開だ。

前作と比較すると3倍ちかくボリュームが増えており、警察サイドのサブキャラ複数人登場、容疑者も多数おり、謎も二転三転していき、事件も数多く起こる。

しかし、謎の振りと落ちが整理されていない箇所が多く、ボリュームは多いのに消化不良感が残るしっくりこない結末は残念だった。


BUSTAFELLOWS

時を巻き戻す能力をもったフリーライタの女性テウタが、法律に縛られない自分たちの正義を実行するフィクサー集団出会うことから始まる乙女ゲーム

キャッチコピーの「あざやかな悪に染まれ」の通り、悪徳弁護士殺し屋クラッカーなどの犯罪を厭わない男性キャラとの恋愛が楽しめる。

いわゆるクライムサスペンスじみた展開もあるにはあるが、本題はあくま女性主人公目線での男性キャラとの恋愛パートにあり、悪を成す部分の段取りの薄さは気になった。

アメリカ舞台なので、出てくる飯がピザテイクアウト中華が多くなかなかお腹がすく展開が多いのは好き。

○好きじゃない

該当作品なし

anond:20240512200453

ニンテンドースイッチゲームまた50本遊んで感想書いたのでまとめ(その二)

LOOPERS -ルーパーズ-

宝探しが大好きな主人公が、永遠に続く夏休みに巻き込まれしまう、疲弊する仲間たちを宝探しゲームの魅力で前向きに成長させるノベルゲーム

位置情報を使った宝探しゲームの魅力が本作の大きな主題で、いわゆる「謎解き」が何故楽しいのかを掘り下げるストーリーは、ある意味ではミステリ評論的でもあり、非常に興味深かった。

作り手はいじわるで解けない謎ではなく相手レベルに合わせた解ける謎を愛を持って提示すること、解く側は愛を持って作っていると信じること、この二点への議論が丁寧に何度も行われており、なるほど納得する箇所も多かった。

物語としても、永遠に続く夏休み満喫する楽しいパートと、それを否定して前向きになることを希う苦しいパートとのバランスがよく、ボリュームこそ少ないが過不足はあまり感じない、いい作品だった。

(と僕は思うが、完全版ではエピソードが増えるらしい)


金色ラブリッチェ

普通男子市松央路が某国王女とひょんなことから知り合いになり、いろいろな事情彼女を始めとした上流階級が通う超エリート校、私立ノーブル学園に転校する学園ラブコメ美少女ゲーム

魅力的なヒロインが多数登場するものの、市松央路がまさに主人公していき、自分の「金色」を見出していくストーリーは、美少女ゲームにとらわれない王道のまっすぐな面白さがあった。

そんな無数に広がる夢を追う若者の瑞々しさと、とあるヒロインにまつわるビターな展開とが、良い意味で後味が残る作品になっていた。

オープニングテーマ歌詞明日宇宙飛行士になって大気圏外で愛を叫ぼうか」が端的にこのゲームの良さを示しており、口ずさむたびに主人公の市松央路の未来を考えてしまう。


金色ラブリッチェ ゴールデンタイム

金色ラブリッチェのファンディスクで、それぞれのヒロインのアフターストリーと、追加ヒロインルート、そしてゴールデン独自ルートが楽しめる。

特に前作ではルートがなくサブキャラ扱いだった、年下ながら主人公教育役でビシビシと厳しく指導してくれるミナちゃんルート追加が嬉しかった。

前作はビターで苦いエンディングもあったが、今作は塗り替える万事がすべてうまくいくハッピールートであることが、開幕早々に示唆される。

多少、いやかなり無茶な設定が唐突に出てくるが、どんな過程だろうと金ラブリッチェをハッピーエンドに締めてくれたのは嬉しく、これはこれで大好きな作品だ。


災難探偵サイガ~名状できない怪事件~

ハードボイルド探偵サイガが、謎と事件がひしめく奇妙な地方都市「祭鳴町」を駆け回る短編連作形式ノベルゲームで、コメディ調の明るいゲーム

探偵事件、謎とミステリの建付けではあるものの、そうそうにリアリティラインと軽いノリが明かされ、本格パズラーでないことが明示される潔さが良い。

サイガ相棒となる性別不明助手レイの可愛らしさは素晴らしく、キャラクタの性別を問わない魅力的なシーンが多くあって印象深い。

はじめは打算で助手になったレイが、いつの間にかサイガと分かちがたい関係値を築いていくシーンは感動的で、名コンビとして末永くシリーズ展開して続いてほしいと願っている。


ファミレスを享受せよ

数名の客と無限に飲めるドリンクバーしかないファミリーレストランに閉じ込められた主人公が、ひたすらに雑談をし続けなにかを変えていくアドベンチャーゲーム

とにかく同じく閉じ込められた他のキャラ雑談をしていくことで話が進んでいくのが独特な味を出している。

情緒溢れる風景描写するテキストに、何かを示唆するような哲学的な会話と、何も示唆しないただの雑談とと、雰囲気重視の芸術的考えオチ系のゲームかと思いきや、しっかりと設定の開示がされ明確なストーリーの筋があるのが面白い。

徐々に明かされる設定の妙も良いが、魅力的な会話劇がたまらなく、主人公ガラスパンキャラ名前)のカップリングはひときわ心に残る良いものだった。


和階堂真の事件簿 TRILOGY DELUXE

非常に荒い抽象的なドット絵事件捜査を行うアドベンチャーゲームで、をスマートフォン向けに発表されていた3篇と、移植独自のエピーソードの計4本楽しめる。

殺人事件捜査をする刑事という王道中の王道が導入ながら、なかなか一筋縄はいかず、お約束に縛られないストーリー面白かった。

ルックドット絵もそれに一役かっており、この絵柄だからこそ出来る表現もあったりして、やれることは全部やるような圧すら感じる。

謎解きの過程よりもサプライズに寄った作風は、テキスト主体アドベンチャーゲームでは珍しく、良い意味プレイヤー探偵乖離した、独特の魅力があった。


○好き

月姫-A piece of blue glass moon-

直死の魔眼という人、物を問わずそれを殺す線が見える奇妙な体質になってしまった遠野志貴主人公新伝奇ノベルゲームで、同人ゲーム月姫リメイクバージョン

全ての人の死が見えるため独特の価値観を持つ遠野志貴が、月が出ている間は決して死なない吸血鬼の姫アルクを見たとき、死の線が見えないため美しいと感じ、彼女と行動を共にすることになる。

この物語の導入部分で一気に引き込まれ、一息に遊び終えてしまい、かなりのボリューム作品なのに物足りなさを感じてしまった。

真祖の姫、死徒二十七祖魔法使いなど気になる設定が数多く登場するのも興味深く、特に死徒二十七祖がその「原理」を開示するところは、めちゃくちゃ格好良かった。

(まあ、原作では5ルートあったうちの2ルートしかいから、主人公の生まれ秘密とか、妹の秘密とかは不明だしね)


境界領域

南極遭難した調査隊と、何故かメッセージのやりとりが出来るようになり、彼女たちに文章を送付することでストーリーが前に進むアドベンチャーゲーム

メッセージアプリを模したタイプゲームで、家庭用ゲーム機では少ないが、スマートフォン向けゲームでは結構流行っていたジャンルだ。

システムの都合上、一切キャラクタのデザインなどは画面に登場せず、テキストだけで淡々と進むが、しっかりとそれだけでもキャラ愛着が湧くし先が気になる。

サイエンスフィクションらしい、未知の技術を踏まえたストーリー面白く、しっかりした丁寧な作品だった。


探しものは夏ですか

母方の実家帰省した主人公が、奇妙な言動少女出会うことから始まる一夏のボーイ・ミーツ・ガールものノベルゲームで、原作スマートフォン向けのゲームだがケムコインディーゲームパブリッシュする流れで移植したバージョン遊んだ

ボリュームはそれなりだが、登場人物がかなり絞られているため過不足はあまり感じず、ヒロイン真琴の魅力は十二分に伝わってきた。

導入こそ嫌な奴だが、少しづつ絆されていき、関係値がどんどん出来上がっていくのは、青春ものらしい良い展開。

中盤で一気に作品雰囲気が変わり、ハラハラする展開が始まるが、主人公真琴関係を疑う余地なく信じられるからこそ、このタメの部分も楽しく遊べた。


慟哭、そして…

原作セガサターン美少女ゲーム脱出ゲーム(今風の言い方で昔はこんな呼び方じゃなかったかも)を組みわせた作品で、それを遊びやすリメイクしたバージョン

プロバビリティ殺人大好きマンが建てたとしか思えないデストラップ満載の奇妙な館に閉じ込められた男女が、恋愛しつつ館の謎を解き明かしていくストーリー

ストーリーを楽しむというよりは、フラグを建てたり建てなかったりの、フラグ管理ゲーム性を楽しむタイプのアドベンチャゲームになっており、各ヒロインごとのエピソードはそれなり。

本筋となる記憶喪失少女にまつわるエピソード郡は文量も確保されており面白いので、手を抜くところと力を入れてるところの加減がはっきりしていたゲームだった。


サスペクツルーム~警視庁門前署取調班~

警視庁に新たに設立された取り調べ専門の部署、そこに配属になった女性刑事真野ハルカ主人公に様々な事件を取り調べだけで解決していく短編連作形式アドベンチャーゲーム

いわゆる閉鎖劇を期待するが、案外普通現場には赴くし、周辺の捜査や聞き込みを行うパートもあるので、普通ミステリアドベンチャーゲームとあまり有意差異はなかったかもしれない。

しかし、テンプレ感があるのは3話までで、後半の4話と5話は取調専門部署独自設定をうまく利用した展開が続き、見どころもおおかった。

シリーズ化もできるだろうし、続編では最初から今作後半のクオリティでやってくれれば、もっと好きになれるかもだ。


FatalTwelve

死を前に運命女神によって生きながらえた12人が本当の生を求めて「女神の選定」というゲームに挑むノベルゲーム

そんな緊張感溢れる導入ながら、女子高校生のありふれた日常と、女性だけの三角関係から来る恋の鞘当てが話の主題になっていく構成面白かった。

特に三角関係パートを陰ながら支え「女神の選定」とは無関係なのにメチャクチャ苦労する小熊真央ちゃん活躍は目をみはるものがある。

最終的にはこの二つの路線主人公ヒロインの生きて叶えたかった未練に直結していくため、無駄描写になっていないのも面白かった。


送り犬

奇妙な犬、送り犬にまつわるホラーエピソードがいくつも収録されたサウンドノベル

サウンドノベルらしく、ルートごとに世界の設定レベルで変化していくため、多種多様ストーリーが展開していく。

ホラーベースではあるものの、コメディサイコスリラーと色の違うものに加えて、視点人物女子大生、その友人、ストーカー警備員ポメラニアンと多様なのが面白い。

メインの主人公が親元を離れて一人暮らしをする女子大生なので、親の目無しセックス有り略奪愛有りの大人なやり取りが多くあるのが面白かった。


大分・別府ミステリー案内 歪んだ竹灯篭

ファミコン風のレトロドット絵サスペンスドラマのようなストーリーが楽しめるコマンド選択ADVミステリー案内シリーズ第三弾。

今作は自殺した女性の足取りを追う丁寧な展開で、落ち着いた雰囲気の中、少しづつなぜ被害者自殺したのかの心の在りようを探っていく。

シリーズを通しての観光パートや、名産品に舌鼓を打つパートなどは健在で、大分県の名物たっぷり楽しめる。

社会的テーマを問う部分も、とってつけた感は薄く、しっかりと本題の謎と密接な関係にある点が良き。


臨時終電

終電に乗れなかった主人公臨時終電と名乗る謎の電車に乗り込んだことから始まるホラーノベルゲームで、携帯電話専用ゲーム移植版で千羽鶴シリーズの第三弾、シリーズではあるが、作品間の繋がりは薄く、今作独自世界観やキャラクタが楽しめる。

今作では、一つの大きなシナリオがありそこから分岐する形式で、同じ電車に乗り合わせた複数人と力を合わせつつ、シナリオザッピングしながら進めていくのが特徴。

原作媒体携帯電話なので小さいゲームではあるが、本格的なサウンドノベルをやろうとする気概が伝わってくるし、実際フラグ管理や、群集劇めいた作劇の妙など、かなりシッカリしたゲームになっていた。

メインから離れた設定のシナリオも用意されており、そちらではコメディSF恋愛ものなど、ホラー以外のバラエティ豊かなエピソードも読めるのが良かった。


RPGタイム!~ライトの伝説~

小学生男子のけんた君お手製の自作RPG放課後に遊ぶという”テイ”が面白い、アドベンチャゲーム。

小学生が作ったという建付けのルックが徹底しており、手書きノート、筆箱やボールといった小学生のお道具を使ったシーンなど、見てるだけで小学生らしさが伝わり凝っている。

けんた君がその時々ですべてのシーンを演じてくれるのが、作中作めいた構造の妙を感じれて面白い。

テキスト主体ではなく、その時々シーンに応じた操作方法になる多様なゲーム性があるが、ステータスを増減させたり、複雑なフラグを立てたり、アクションプレイングが求められたりといった、他ジャンルの要素はあっさりめで、あくまでアドベンチャゲームではあったと思う。


いづみ事件ファイルVol.3湯宿編

携帯電話専用ゲーム移植版で、物語としてのミステリー、というよりは推理クイズ体裁シリーズ第三弾。

今作はシリーズを通してついにストーリーらしいストーリーが導入され、普通面白かった。

とはいえ、相変わらず推理クイズのような謎とあらすじの関係性が薄い点は気になりはしたが、ストーリーがよければ全て良しなのはこのジャンルならでは。

シリーズを通しての馴染キャラたちにも変化があるなど、続きが気になる終わり方ではあるが、移植されているのここまでなので、続きの移植G-Modeさんお願いします。


ナイトハイク

アウトドア初心者新人ライターキャンプツアーに参加するホラーノベルゲームで、携帯電話専用ゲーム移植版で千羽鶴シリーズの第二弾、シリーズではあるが、作品間の繋がりは薄く、今作独自世界観やキャラクタが楽しめる。

ホラーストーリーが主軸ではあるが、ルートごとに全く異なる設定になっていくタイプストーリーで、コメディ、伝記、スリラーサスペンスなどが楽しめる。

視点人物ヒロインに変わるパートもあり、そちらではまた異なったエピソード郡が待っているのも面白い。

全体的に人が死んだり傷ついたりする残酷な話が多いものの、やったやられたのバトルシーンのような読感のため、ある意味カラッとした山らしい内容が多いのが特徴的。


探偵・癸生川凌介事件譚 あねの壁

携帯電話で展開していた探偵癸生川凌介事件シリーズの第十一弾。

今作からシーズン2と呼称されており、今までとはシナリオライターさんが異なるし、作品中でもいつもの面々の登場も少なめ。

五作目の「昏い匣の上」で登場した、都市伝説ライター弥勒院蓮児が視点人物になっているため、情緒的な文章が多く、謎解きも動機の側面が多め。

シリーズキャラである癸生川凌介が登場するときに思わず、ホッとしてしま空気感が変わるのが面白かった。


探偵・癸生川凌介事件譚 泣かない依頼人

携帯電話で展開していた探偵癸生川凌介事件シリーズの第十二弾。

中学校舞台複数事件が発生し、それぞれを追っていく複雑なシナリオ

謎を解き明かす過程よりも、それぞれの事件における被害者加害者の心の在りようを深堀りしていく操作が多く、人間関係の妙を楽しむタイプ作風だ。

短い文章ながら、身勝手な悪意で他人を振り回す残酷さがしっかり情緒かに描かれており、操作を通じてドンドン嫌な気持ちになっていく悲しいストーリーだった。

ニンテンドースイッチゲームまた50本遊んで感想書いたのでまとめ

1年前に50本遊んで感想を書いた記事を書いたのですが、

あれからまた50本遊んで感想を書いたのでまとめ記事です。

前回のブコメオススメしてくださったゲームは遊んでいるものもあれば、遊んでいないものもありますが、どれも参考にしていますし、いつか遊ぶと思います

なので、また何かオススメがあれば書いてくださると嬉しいです。


51〜65はこの記事

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好き好き大好き超愛してる

ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期

ダンガンロンパシリーズ完結作で、突然集められた超高校級の才能を持つ面々が殺し合いゲーム強要されるデスゲームものにして、その殺し合いの加害者クロを見つける学級裁判で謎を解くミステリゲーム

テキスト主体としたゲームとしては3作目とマンネリし始めるナンバリングだが、全くもってそんなことはなく「嘘」テーマにした幾つかの事件を今まで以上の絶望さで描いている。

特に超高校級総督王馬小吉にまつわるエピソードは圧巻で、歴代作品を踏まえて「絶望希望」は「嘘対真実」の言い換えだと無邪気に信じていた気持ちを粉砕させられた。

ダンガンロンパシリーズはこの作品以降はファンディスクのようなものしかリリースされていないが、なるほど確かにこの後に単純な4やV4をリリースするのは難しさがわかるのもシリーズファンには賛否がわかれる内容だった。

このシリーズアニメ版の「3」で絶望して少し身を引いていたのだが、改めてこのV3を遊んで、やっぱりダンガンロンパは最高だなと思いを改めた。


SeaBed

公称ジャンル百合要素を含むミステリーで、物静かで落ち着いた女性のサチと、元気で朗らかなタカコのカップル関係値の変遷を追うノベルゲーム

日常動作食事自然の豊かさ、季節感などなどの風景や情景の描写に文量が大きく割かれているのが特徴的で、淡々と進む中で彼女たちが何を感じたのかを、咀嚼するように読み解いていく。

そんな平和楽しい内容が、あるタイミングで突然ガラッと風景を変え、死と向き合うことの難しさ、生き続けることの意味などを問いかける哲学的幻想的なストーリーに変化していく。

ものすごく大好きで愛してる作品だけど、面白いというよりは、考えさせられるというか、このキャラ達のことをずっと延々に頭の隅で思い続けることになっているような、それぐらい大きな作品だった。


アーキタイプ・アーカディア

文明崩壊した世界で何故か稼働中のVRMMORPGアーキタイプ・アーカディア」を遊ぶ人達思想がぶつかり合う、火傷しそうな熱意が伝わってくる熱血ノベルゲーム

ゲームは遊んでおらず食糧も水も希少な世界必死暮らしているルストと、その妹でラスモス・ゾティーラ・トゥーラッカという独自挨拶ゲーム内で仲間を増そうと頑張っている妹のクリスティンの二人で始まった旅がどんどんと広がっていく壮大さが魅力的。

テーマの「ゲーム楽しい」を伝えるために様々なプレイヤーと対決していくのが、まさに楽しいゲームで、ゲームを遊ぶゲームというメタ構造になっている云々と言った小賢しい理屈を跳ね除ける沸る激情が最高に楽しいゲーム

可愛いヒロインも沢山登場するのでそういう方面でも面白く、特に僕はコロネちゃんダントツに大好きで、専用ルートのその先を妄想して悦に入ることがある。


魔法使いの夜

1980年代後半近代化が進み発展する街「三咲町」を舞台に、電話すら知らないほど田舎から引っ越してきた静希草十郎が、魔法使い自称する二人の少女出会うボーイ・ミーツ・ガールものノベルゲーム

まず目を引くのが非常に作り込まれルックで、立ち絵と背景絵、その上にかぶさるテキストウィンドウという一般的ノベルゲームでありながら、表現の幅がとても広い。

ストーリー田舎に住んでいた主人公が、街に慣れることを通じて、近代的な社会とそうでなかった時代を浮き彫りにしていき、当たり前に享受している一般的水道電気貨幣すらも、近代化恩恵であり当たり前ではないエピソードが手を変え品を変え繰り返し語られるのが、情緒的な染みるように楽しい

この情緒的ながら近代日本では当たり前のストーリーと、新伝奇ものらしい魔術を使った異能バトルのストーリーとが、静希草十郎にとっては同じだけ異質なものなのが、面白かった。

(なお、ちょうどまさに今このときスマートフォンで遊べるガチャ形式運営ゲームFGOで、彼女たちのアフタストーリーが読めるそうなのだが「ガチャ我慢する」という脳の回路が焼け切れ、貯金や手を付けてはいけないお金をあっさり使い込んでしまった過去があるので、僕は遊べないのがモドカシイ


AMBITIOUS MISSION

怪盗、探偵警察、盗人、泥棒正義と悪が入り交じる登場人物たちの中、ハートとため息を盗む怪盗ミスアルテ共に盗みを行っていくクライムサスペンス

フィクションらしい痛快さに振ったリアリティラインながら、この世界観の中でも丁寧に盗みを行う段取りを立てるパートがあるのが非常に好印象。

自分たち犯罪者であることを認めながら、法では救えない大切な人のために死力を尽くす怪盗たちの生き様が格好よくて滾る最高に面白い作品

そんな怪盗たちですら挽回不可能に思えた最後の盗みの仕掛けは、まさにハートとため息を盗まれた爽快さで、思わずコントローラを握る力が強くなりすぎて、スティックを壊してしまうほどだった。


○大好き

Dear My Abyss

陽気なミスカと陰気なスバル対照的な二人の友人関係が、無垢人形のようなルウが転校してきたこから大きく変化することになるノベルゲーム

学校熟成される閉鎖的な人間関係と、思春期らしい堂々巡りを続ける自己言及を、丁寧な心理描写と情景が伝わってくる幻想的な精神世界の問答で文章を魅せるタイプ作品

女の子同士の三角関係のように見えて、早々にミスカの好意は豪快に空回っており、スバルミスカのことを全く好きではないと、二人の視点シーン毎に同じエピソードを描くことでそれがわかる構成が読んでいて辛い。

楽しいとか面白いような前向きな感情で読める作品ではなく、思春期女子高生自己問答の末に得られた後ろ向きで退廃的な選択が、三人の関係値を歪めていく悲劇を読ませる作品だった。


アカイイト

父親実家がある田舎帰省した羽藤佳が、その田舎にまつわる伝説とそれを取り巻く異能のものたちと交流していく、和風伝奇ジャンル女の子同士の恋愛表現するノベルゲーム

まず伝奇ものとしては、歴史にまつわる蘊蓄衒学趣向的なやり取りが多いが、それが少しづつ大きな設定の開示に繋がっていくのがワクワクする。

主人公の羽藤佳は異能こそあるものの直接的な戦闘能力はないため、ヒロインたちに頼ることになる恋愛の導入が、アカイイトらしさだ。

バッドエンドの豊富さも面白く、バッドと言いながらメインルートとは異なる選択を魅力的に描いており、最初から最後まで飽きずに楽しめた。


夜、灯す

琴を演奏する筝曲部の熱血部活ものパートと、数十年前の女生徒同士の心中事件を追うサスペンスパートが混ざりあったノベルゲーム

仲間との和を大切にする鈴と、演奏技術に重きを置く有華の二人の女性対立しながらも関係値を育てていくのだが、こちらのパートは琴の演奏に関するやり取りが多く、甘い恋愛の要素は少なめ。

対して、数十年前の心中事件の方は、終わりが心中からこそ、はっきりと恋愛の要素があり、そこに至るまでの過程は辛いシーンもあれば、甘いシーンもある。

主人公保護者であり老齢の尼、十六夜妙蓮さんの大活躍はすごく印象に残り、もう一人の主役といっても過言ではないだろう。


帰ってきた名探偵ピカチュウ

ポケットモンスター世界観をテキスト主体アドベンチャーゲームに仕立てるシリーズで、2018年名探偵ピカチュウから5年ぶりの続編にして、完結作品

バトル以外の生活の場におけるポケモンの生息が魅力的で、それを映像でなく文章で楽しめるのは唯一無二だ。

これはもう他の作品と違って客観的評価は完全に捨てるしかなく、ポケモン実在する、ポケモン生活したいなどと、ポケモンへの思い入れがあるからこそ楽しめる作品

肝心のストーリーについては、実写映画版が先取りしていたせいで、サプライズ展開がサプライズになっていないのが気になるし、これほど間が空いてしまうと期待度も相応にあがってしまう、可能なら短編を定期的にリリースしてほしいが、難しいかなあ。


ATRI -My Dear Moments-

海面上昇が止まらず住む場所を失った人が多くいる近未来日本離島舞台に、超エリート校に通っていたが夢破れて戻って来た斑鳩夏生が、アンドロイド少女アトリと交流する恋愛ノベルゲーム

主人公斑鳩夏生はめちゃくちゃ優秀で頭の良いカシコなのだが、とある事情により左足がなく、精神的にも不安定なので、生きづらい描写が開幕からは続く。

しかし、美少女アンドロイドのアトリによりそこが一変し、彼女が左足を補い、精神的な不安定さも補いとサポートすることで、どんどんと前向きになり、社会基盤が大きく変化した田舎町でその頭脳を活かしていくのがワクワクする展開。

この頭脳で手の届く範囲の人たちを救っていくシーンは非常に前向きかつ地に足がついた展開で、大好きな丁寧さだった。


死噛~シビトマギレ~

ダンジョンRPGの老舗エクスペリエンスが送るホラーアドベンチャーシリーズ第三弾で、怪異の噂を横スクロールのような探索パートで調べてからRPGボス戦のような怪異との対決パートに挑む構成で、テキスト主体アドベンチャーゲームらしくない画面構成になっている。

死印の直接的な続編で、主人公や他の登場人物共通しており、ストーリー的にもそれを踏まえての悩みや成長が描かれるので、必ずそちらを遊んでから遊びたい。

前々作では怪異に振り回されてばかりの主人公だったが、今作では一転して、怪異と立ち向かうことに強い哲学的な回答を持つことになる。

ホラーの恐ろしさや恐怖を煽る部分に着目しがちだったが、ストーリー的に感動するポイントが多くあり、とてもおもしろかった。


NG

ダンジョンRPGの老舗エクスペリエンスが送るホラーアドベンチャーシリーズ第二弾で、怪異の噂をDRPGのような探索パートで調べてからRPGボス戦のような怪異との対決パートに挑む構成で、テキスト主体アドベンチャーゲームらしくない画面構成になっている。

前作とは同じ世界ではあるが、登場人物は異なっているので、設定を飲み込めるなら今作から遊んでも問題ない。

アウトロー自称する鬼島空良とその仲間たちが怪異と戦うストーリーだが、単純な腕力では倒せないので、現場操作証拠品を集めて、知恵を絞って敵と対峙するシリーズの骨子は共通している。

前作よりもブロマンスな傾向が強調されており、主人公の鬼島空良と、親友にして反社勢力の天生目聖司との持ちつ持たれつの関係値が面白かった。


マヨナカ・ガラン

キャラポリゴンが常にステンドグラスが透けて見える、特徴的なルックが目を引く、キャラクタの演技主体アドベンチャーゲーム

閉鎖的な隠れキリシタンの村の中で、正道とは大きく変化した異質なキリスト教テーマにした、宗教にフィーチャーした作品

前半こそ村人との楽しい交流名産品に舌鼓を打つ展開などコメディ要素も多いが、中盤から宗教を信じることの覚悟を問うような重苦しい展開が続く。

タイトル意味がわかる、とあるキャラ慟哭シーンは、思い出すだけでも気が重たくなる悲しい作品だった。


ワールズエンドクラブ

全国の小学校から落ちこぼれだけを集めたガンバレ組の面々がデスゲームに巻き込まれることから始まる、アクションゲームテキストを読むパートが融合したアドベンチャーゲーム

息をつかせぬ展開が魅力で、一転二転、七転八倒、とにかく次から次へと設定の根底をひっくり返すような、サプライズ展開が目白押し最後まで遊べる。

そんな中でもガンバレ組の絆の深さ、彼らが分かつ事ができない強い関係であることを信じれるようになってからは、痛快なストーリーが続くのも楽しい

アクションゲームは若干とってつけた感があるとも思うが、ガンバレ組の得意な能力ゲームっぽく表現できているとも言える、かも。


ワールドエンド・シンドローム

転校生主人公複数美少女たちと恋愛しつつ、100年に一度死から蘇る謎の現象を追う伝奇サスペンスの要素もある、ノベルゲーム

恋愛部分は正直前フリ感が強く、伝奇パート関係が薄いヒロインたちのエピソードは薄めで、関係が濃いヒロインは濃いと、濃艶がはっきりしているのは好みが分かれそう。

から蘇った人間は周りの人間記憶整合性操作しながら生きながらえるため、どうやってその蘇った人間を見つけるのかのフーダニット段取りが、ミステリしていて面白い

設定こそ新本格作家アニメ化もした某作と似通っているが、ゲームならでは仕掛けやミスリードがあり、しっかりとノベルゲーム翻案できている良作。


anond:20240512180552

主人公感情移入しない派なので性別は気にならない。

マンガだけじゃなく小説でも、三人称的に登場人物の近くで俯瞰しながら成り行きを見守る幽霊になってる。てか感情移入派でも女主人公だったら読まないって人、それほど多くない気がするけど、どうなんだろ。

anond:20240512082435

ワイは庶民カス日常が安っぽいポエミーないい話集になった時に受け付けなくなったやで


なんかこう言うの最近も見たなと思ったらヤニねこ

路線変更が嫌いというよりあまりにも安易ネタが練り上げられていない)なんだよな

カス用として最適化されていた世界に無理やり別の要素を入れるから齟齬が出るんかな

そういう格好や性格をしている登場人物はそういう行動はしないだろうみたいな

2024-05-10

anond:20240510192020

二次創作禁止事項として書かれた「公序良俗に反する内容」というのは二次創作作品において作中人物が公序良俗に反する振る舞いをしてはならないという意味ではなく、二次創作作品公序良俗に反する使われ方をする内容であってはならないという意味に解せる。

たとえば具体例を挙げるならキャラクター詐欺の具体的手法解説し、詐欺手法を伝達する目的頒布するのは駄目だが常識的ゾーニングを前提として、あくま架空物語としてエログロを含む内容であることは直ちにガイドラインに反するものではないと思う。

公序良俗」という言葉法律用語としては要するに公の秩序倫理観のことで、物語登場人物が作中で何をしようとそれ自体が直接に公の秩序を乱すことはない。

間接的にはあるかもしれないのでそこらへんは程度問題としても一切のエロ禁止されているとは言えない。

という風にワイは解釈してるやで。 ウマ娘派だからブルアカのことはよう知らんけど。

弱者男性問題について知ってもらうためにも弱者男性テーマ映画を作ったほうがいい

タイトル:君の心臓をたべたい

あらすじ:学校の誰もが惹かれるクラスのマドンナ・さくらに想いを伝えられずにいた少年・「僕」。

ある日、病院で一冊の文庫本を手にした「僕」は、そこで1冊の日記帳を見つける。

それは、さくら日記帳だった。他人日記を読むべきではないと思いながらもページをめくる手は止まらず、やがてそこに記されていたのは、彼女弱者男性であること。

そして弱者男性寿命人間の半分以下であり、死が目前に迫っていることを知った「僕」は……。

登場人物

僕-クラスのマドンナ・さくらに想いを伝えられない内気な少年

さくら-クラスのマドンナ。モテモテ美少女だが実は弱者男性

鈴木先輩-さくら友達最近さくらいじめている

おじさん-さくらのお父さん。「僕」に弱者男性未来を託すことに決める

おばさん-さくらのお母さん。産んだ子供が必ず弱者男性になる特異体質

長谷川先生-弱者男性支援施設に勤務する女性。主に弱者男性になった女子生徒のメンタルケア担当

普通に面白かったソシャゲアニメ3選

1.戦国コレクション

何をとち狂ったのか「ソシャゲなんかストーリーなんかあってないようなもんなんや!だから好きにすればええんや!」とばかりに

各話の監督脚本原作に登場するキャラを使って好きな映画オマージュをふんだんに盛り込んだオムニバスパロディアニメに仕上げた。

話によって出来不出来の幅は広いが、ダンサーインザダークをテーマに作られた18話の大谷吉継回は神回として有名。

 

2.絶対防衛レヴィアタン

一応ストーリーらしきものはあるのだがなぜか登場人物が全員頭がおかしいので俺はいったい何を見ているんだろうという

不思議気持ちにさせられるアニメであった。

なんか中途半端に"原作に忠実なだけ"のアニメよりはよっぽど見るべき点があった。

 

3.ウマ娘

まぁ普通に良かった

 

4.シンデレラガールズ

まぁ普通に良かった

 

5.けもフレ

どうしてああなった

その謎を探るべく、我々はアマゾンの奥地へと向かった

Vtuber弱者男性に殺される事件はよ起きろ

西新宿キャバ弱者男性の件見てて思うが

こういうお金の動き見てて登場人物全部キショいと思うから刺し違えるか刺して捕まるかの情報だけ欲しい

特にバチャ豚あたりは推し活とともに教祖の稼ぎで他人マウントを取ってくるのではやく事件になってほしい

anond:20240510052858

その「人間の女」モチーフ登場人物が殺されたり殺したりする創作物も世に溢れてるし同じように「人間の男」が殺されたり殺したりする創作物もたくさんあるわけだけど、それ全てに対していちいち危機感を持って問題提起する?

そこがフィクション現実の境目だと思うんだけど

2024-05-09

スト5最終話まで観終わった

5期最終話の時点で原作小説を追い越したとのことなので、あの結末は原作とは異なるオリジナルである可能性がある。

私がまだ話を楽しめていたのは4期5話(第42話)までで、それ以降は登場人物グループが一気に増えすぎてだんだんついていけなくなった。

自体も4期6話(第43話)以降はひたすらモヤモヤさせられる展開で先が見えない。

カタルシスがようやく得られるのは5期最終話(第61話)。いくらなんでも話を長々と引っ張りすぎではないか

それに加えて、話のスケール無駄に大きいというか風呂敷をあまりに広げすぎてて今後が心配になった。

5期最終回に全てを詰め込みすぎた結果、回収されてない謎や伏線も多数で消化不良感が強い。

今回アマプラで視聴したが、字幕がついてるシーズンとついてないシーズンがあった。

登場人物たちのセリフは古風だったり文語体だったり、あまり日常生活では使わない語彙が多かったり、字幕なしだと登場人物が何を言っているのか分からないことが多く、それがストレスだった。

からないところは流せばいいんだけど、分からないことを分からないまま放置して次に行くのが気持ち悪い。

ドストエフスキー最後セリフほとんどの視聴者理解できてないのでは。

1期からまり面白くないと感じていて、でも5期最終話まで観たら評価が変わるかと期待したけど、残念ながら自分場合は変わらなかった。

このアニメの良かったところは絵と演出。絵は綺麗だったし、演出スタイリッシュだったし個性が感じられて良かった。

2024-05-08

anond:20240508192401

その昔、腐女子カーストという漫画があってのぅ

そのタイトルから読者が想像した内容は神絵師作家を頂点とした地獄同人ヒエラルキーを題材とするものと思うたんじゃが

実際には自画像はかわいらしく、それ以外の登場人物を悪意あるブス顔で表現した上でイベント参加者などの服装容姿言動嘲笑するというものじゃった

それはそれはたいそう燃えてのぅ…

増田からは同じ臭いがする

anond:20240508173943

ChatGPTに要約してもらいましA!

我輩は、この度「魔法使いの夜」なる作品について初めて知ることとなった。世間の評判を聞くに、「Fate/Grand Order」における「魔法使いの夜コラボ」は絶賛の嵐とのこと。しかしながら、我輩にはこの企画が甚だ不可解であり、不快まりないものに感じられてならない。

型月の世界観においては、並行世界が枝分かれしており、その先に待つの人類絶滅だという。そこで登場するのが蒼崎青子なる人物だ。彼女は、宇宙移民可能性を秘めた世界を見守る存在とされている。だが、「Fate/Grand Order」の登場人物たちは、宇宙移民など微塵も考えていない。むしろ人類絶滅危機に瀕した状況下でも、異聞帯を巡ることで充実した日々を送っているのだ。

そもそも世界剪定を行っているのは魔法使いサイドではないのか。つまり、彼らはゲーティアや異星の神よりも強大な敵だということになる。彼らは、遠い将来において人類が生き残る世界線を作ろうとしているが、独力ではORTにすら勝てない。そこで、地球を捨て、世界ガチャを回して世界線の育成に励んでいるというわけだ。

このような状況を鑑みるに、我輩は蒼崎青子共感することはできない。むしろ彼女は敵チームの一味だと感じずにはいられない。今回のコラボイベントも、彼女暴走した際に対抗できなければ、上位レイヤーからこの世界線の存続を諦めるよう判断されるのだろう。これは、かつて潰してきた異聞帯を剪定するがごとく、要らぬと判断した上位存在傲慢さを感じずにはいられない。

いかがでしたか

2024-05-07

吹き替え海外ドラマで、登場人物が歌を歌う時に「吹き替えの人が歌った方が統一感がある派」と「歌の時は原音のニュアンス大事なので多少違和感があっても吹き替えを解除してほしい派」の争い

2024-05-06

[]5月6日

ご飯

朝:なし。昼:ミニトマトキノコウインナーの炒め物。たまごチャーハン。夜:サラダチーズカツカレー。間食:ポテチアイス

調子

むきゅーはややー。おしごとは、おやすみなりー。

大分別府ミステリー案内 歪んだ竹灯篭

ファミコン風のADV2022年技術で全力で作るミステリー案内シリーズの第三弾。

調子もの相棒ケン地方都市の美味いもんをたらふく食べて、観光名所を巡るテンプレートはもうすっかりお馴染みのやつだ。

今回は大分県を訪れ、竹細工で著名な阿南家と、それをプロデュースする新興のIT企業の間で起こる事件調査する。

事件捜査お題目はどこへやらで観光する展開こそいつも通りだが、少し今までとは雰囲気が違う。

今作は一つの事件の掘り下げがしっかりしており、かつそれがホワイダニットなのがシリーズでは新しい。

楽しみにしていたイベントの前日に何故か自殺しか思えない方法で亡くなった被害者足跡を追う展開。

トリックらしいトリックが入る余地が無いため、自然とどうしてこの日に自殺したのか? という謎を追うことになる。

これが本シリーズお馴染みの観光案内要素と噛み合っており、被害者足跡を追いつつ、自然と名所を巡ることになる。

明かされる真実も、納得感のある設定の開示なので、地に足が着いたいい展開だった。

女性の生きづらさ、女性性の押し付けなどのテーマにも文量が割かれており、シリーズお馴染みの社会的問題を描く側面もある。

そこに至る過程が今作はハッキリと開幕に提示される謎と密接な関係にあるため、取ってつけた感じがしないのも好印象。

前作で強く批判した、ケンがふざけ過ぎてる点や、容疑者達の過剰すぎる雑談パートゲームプレイ時間を水増しするためだけの要素はかなり抑え目になっており、登場人物達もメタ的に反省している会話があったりと、しっかり改善されていた。

それらが無くなったわけではなく、程よいボリュームに調整されていた。

特に容疑者目撃者といった聞き込み相手の過剰な雑談シェイプアップしつつも、しっかりと短い文量でキャラ立ちさせる上手さは良かった。

シリーズの良いところだけ大きくし、悪いところは小さくして、さらに今まで繋がりが薄かった箇所をしっかり接続して完成度が高まっていた。

魅力的なゲストキャラの面々も健在で、特に今作は旅館仲居をしてる季子さんが非常に印象的だった。

40代後半から50代前半の年齢ながら男性からモテまくり美人で、大分各所に密接な関係で繋がった偉い男の人がいる設定。

ビジュアルこそドット絵なので設定に過ぎないが、立ち居振る舞いや細かいセリフ地の文で、男性を篭絡する描写が数多く楽しめる面白いキャラクタだった。

2024年現在シリーズはここまでなものの、日本観光地の数だけ展開できると思うので、末長く続いて欲しい。

anond:20240506165322

ジャンプはもう女向けで未だに男が読んでる方が理解出来ない

そういうコンテンツ乗っ取りが女の好物なのは理解たから、されないように予防が必要でそれが登場人物が全員美少女コンテンツに男の趣味の物をさせるやつ

anond:20240326180606

登場人物全員うんち

さすが世田谷かいう未開の土地に住んでるだけある

anond:20240506145515

会話が成立していないようだね

問題提起って君は最初から一切何も提起していないだろ

いか、まず論点というならば互いに着地点や争う題材が必要

弁当給食のどちらがいいというそんな話だ(これはディベート定番問題

そしてそれらを元に主義主張をする人物必要

論点があるならば登場人物がいるはずだが、それは元増田と俺か?それとも君と俺か?

題材となる論点は何だ?

具体的に言ってみ

また「トラバを読め」としか言わないのか?

2024-05-05

妄想世界登場人物アラサーになってきた

中学の頃から妄想してる世界があるのだけれど、4人組のバンドはみんな90年生まれからみんなもうアラサー

最近2004年まれアイドルも創ったんだけど彼女もすぐにアイドル引退してアラサーになるんだろうな。

2024-05-04

anond:20240504152341

お疲れ様です

以下追加しときます

2024-05-03

シナモン安田顕のゆるドキ☆クッキング』27話が神回だった

ゴールデンウイーク期間で全話無料配信中なので見てほしいという話

https://www.youtube.com/watch?v=kAlje3NB9-c&list=PLe-UftTUsMbl2vVTKLxJbMeC3IGb7sD60

シナモン安田顕のゆるドキ☆クッキングとは?

シナモン安田顕がお送りする料理番組TBSで土曜朝から放送し、youtube上で各回を一定期間配信している。

登場人物

シナモロール

現在サンリオ人気投票4連覇中の人キャラクターシナモンとも呼ばれる。

安田顕担当: 安田顕

水曜どうでしょうでおなじみの俳優個人的には最近だと龍が如くナンバ役の印象が強い。

言いたいこと

27話を見てほしい。

https://www.youtube.com/watch?v=3mASJG6MbAg

二人が「ロールキャベツ」を作る回。

何の変哲もない料理番組に見えるかもしれないが、これまでの経緯の集大成のような感動の回なのである。これまでの各回を振り返ってみる。

1話ロールキャベツ

https://www.youtube.com/watch?v=kAlje3NB9-c

ロールキャベツを作る回。

お互いの自己紹介をしたところシナモン質問責めによって一切進まず、収録時間切れとなった。安田が「アシスタント」という肩書を使ったところシナモンに怒られたため、安田顕は今後「安田顕担当安田顕」としてスタッフロールに乗ることになる。

2話「ロールキャベツ

ロールキャベツを作る回。「水たっぷりってどのくらい?」 「塩ひとつまみって誰の指で?」とシナモン質問責めにされ、一切進まずに時間切れで終わった。

3話「ロールキャベツ

ロールキャベツを作る回。レシピを変更し、水100ccなどの具体的な分量を用いることにした。今度こそ料理を完成させるためにテキパキと安田顕が奮闘する。しかし、ハプニングにより進行が止まり安田が焦って謝罪したところ「安田さんが恥ずかしくて申し訳なく思っちゃうならテキパキなんてぽーいだ!」とシナモンに怒られる。今後はテキパキを封印することになった。

4話「ロールキャベツ」→「塩昆布キャベツ

ロールキャベツを作る回。途中でシナモンリクエストによって塩昆布キャベツを作ることになった。袋にキャベツ昆布を入れてもみもみすることで無事完成した。これがこの番組で初めて完成した料理となる。もちろんロールキャベツを作る時間はなくなった。

5話「ロールキャベツ

ロールキャベツを作る回。前回の塩昆布キャベツを気に入ったシナモンが、自作塩昆布キャベツ冷蔵庫を埋め尽くしていた。塩昆布キャベツカニカマを入れる彼独自アレンジ披露し、シナモン安田顕がお互いを称え合って終わった。

6話「ロールキャベツ

ロールキャベツを作る回。ロールキャベツをそろそろ完成させなければマズいと焦る安田顕に対し、シナモンは「レトルトロールキャベツを買ってくる」という暴挙に出る。だんだんシナモンテンションに慣れてきた安田顕もマジトーンで困惑することになる。手作りをするべきかどうかを話し合ううちに時間切れとなって終わった。

7話「ロールキャベツ

ロールキャベツを作る回。今度こそ完成させるために安田はテキパキと進めるが、料理番組特有の「加熱したものこちらです」のような差し替えに対してシナモンツッコミを入れる。料理番組お約束説明しているうちに時間切れとなって終わった。

8話「ロールキャベツ

ロールキャベツを作る回。今度こそ完成させるためにシナモンが張り切って進めるが、途中で寝てしまった。そこにはシナモンロールキャベツのために猛勉強をしたノートがあった。

9話「ロールキャベツ

ロールキャベツを作る回。寝不足のため途中で寝てしまたことを謝罪するシナモン安田顕相棒を降ろされることを泣きながら恐れるシナモンだが、「僕の相棒は君だけ」 「無理はしなくていい」と安田顕は優しく諭す。安田顕の「涙はぽーい!」で締められる感動の回。

10話「ロールキャベツ

ロールキャベツを作る回。実はシナモンロールキャベツに恐怖を感じていたことが判明する。これまでのグダグダは半分意図的シナモンが進行を妨害していたという真実が明らかになった。今後は頑張るとシナモンは主張する。それに対して「嫌なことも怖いことも頑張ることなんてないんだ」と安田顕シナモンのために今後は別の料理を作っていくことになった。

11話~25話

以降は「トースト」 「焼きマシュマロ」 「ドリップコーヒー」 「カップラーメン」 「味玉」 「雑談」 「エゴサ」と段々番組ハードルが下がっていく。最初のギクシャクした空気も消えて、お互いがお互いから学びながら二人は仲良しになっていった。

26話

しばらくロールキャベツ話題が出ていなかったが、ここで再度ロールキャベツを作ることをシナモンリクエストする。ロールキャベツを恐れる彼の過去が明かされた。怖いものに向き合おうとするシナモンに対して、怖いものは怖いままでいいと安田顕は言う。ロールキャベツのものは好きだが、「巻く」ことが怖いというシナモンに対して、いいアイデアがあると安田顕

27話「ロールキャベツっぽいもの

ロールキャベツっぽいものを作る回。これまでの改善点を活かしてテキパキと進めていく。シナモンのために安田キャベツを巻かずに挟んで煮込むだけのレシピで作ることにした。無事に料理が完成し、「安田さん天才!」 「シナモンマインドを真似して気楽に作ってみました」とお互いを褒めたたえて終了。

「がんばらなくていい」 「気楽にいけばいい」という終始訴えてきたテーマのまま、27話目にしてロールキャベツが完成した。これまでの集大成のような回だった。

まとめ

全話無料公開中なので見てください

https://www.youtube.com/watch?v=kAlje3NB9-c&list=PLe-UftTUsMbl2vVTKLxJbMeC3IGb7sD60

2024-05-02

プロフェッショナル流儀を見て分かったコナンへの違和感

青山先生は一つのエピソードを描く時に、トリックありきで構想を練っている、ということが分かった。トリックネタ担当編集ブレストし、面白そうなものを見つけて、それをモチーフに話を組み立てている。

そこが起点なので、いつまで経っても一年が立たず一年の間に異常な数の殺人が起きるとかの世界観のちぐはぐさとか、登場人物の行動や思考がとってつけたような予定調和に感じる、ということが起こっているんだなあと感じた。

でも別にコナントリックが秀逸で、人物特に絵が魅力的なので、それでも別に問題ないのであろう。自分が気になっているだけで。

自分ミステリーを読まないので分からないけど、ミステリーとはそういうものかもしれない。

ちなみに取ってつけたように補足すると、青山先生が命を削ってどのように作品を生み出しているかが分かり面白かった。青山先生お疲れさまです。60歳でも18時間作業されていて、すごい人だ。

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