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2023-12-12

弱しゃあっ!男性の特徴

2023-11-10

anond:20231105175837

世の中は「完全週休2日カレンダー通りの休みベースで動いている

そういうカタギの商売の人が沢山居るんだろう(済まんが誰かデータ見つけてくれ。探すの面倒)

から「完全週休3日の前に完全週休2日を徹底しろ」という議論すら俎上に載せられることが無いんだ

斯く言う自分は非カタギ商売であり、先日久し振りに「連続した二日間の休み」を頂戴したとき

人間(の大人特に老い人間)は矢張り2日連続で休まないと休んだ感じがしないもんなんだな」と思った

恢復度が違うんだよね

はー

カタギの商売に戻りたいなあ(カレンダー通りに休んでいた頃は、その有り難みなぞ感じてはいなかった)

もう戻れないけど

つーか、完全週休3日ね

まあ、出来るところはやればいいんじゃあないの

そういう職場に勤められるか否かは本人次第だし。「そうじゃない勢」が「ずるい」というのはお門違いだ

毎週3連休しかったら、その職場就業出来る様に努力するしかない

増田が言う通り「完全週休2日すら成立していないのに3日とは何事だ」と思うけれども

「世の中は平等ではない」ということを忘れている

というか仕事形態は色々あり、「職業人総てが同じ様に休む」なんてのは不可能

もしそれを可能にすると、色々なサービスが止まる。ヨーロッパみたいな感じになるぞ。日本人はそれに耐えられるのか?

まあ、徐々に「そういうもんだ」と慣らしていくしかないが

そう出来るなら或いは「日本における完全週休3日」は可能かもしれんがな

それか、「賃金は下がるけど就業する人数を増やして、みんな順繰りに3連休取る(だからみんなが決まった曜日休みにはならないが、完全週休3日は可能)」とかもありかな

どっちにしろ何かしらのデメリットはあるだろうね

2023-09-01

言うほど地元民はソウルフード食べてないヨ

から、そんなんでソウル恢復すると信じて、有り難がって食べるのは止めてほしい。

それは偽りであり幻想が産んだ幻影が映し出した蜃気楼のようなソウルフードとは呼ぶに値しないシロモノなのだ

ガイドブックやらネットで謳われていることを信じてはいけない。本物のソウルフードを食べたいのであれば、己の直感に聞いて見給へ。

2023-08-19

正しい病気にならないといけない

受験勉強が得意なお医者さんは典型的病気には強いので正しく病気になれば流れ作業恢復する

正しくない病気だと困らせることになる

2023-07-05

私の近所にいた弱者男性

2023-02-10

anond:20230210120011

大塩平八郎

檄文

 天より被下候

    村々小前のものに至迠へ

四海こんきういたし候ハゝ天祿ながくたゝん小人

國家をおさめしめば災害并至と昔の聖人深く

天下後世人の君人の臣たる者を御誡被置候ゆヘ

東照神君ニも鰥寡孤獨ニおひて尤あわれみ

を加ふへくハ是仁政之基と被仰置候然ルに茲二

百四五十年太平之間ニ追々上たる人驕奢とておこり

を極太切之政事ニ携候諸役人とも賄賂を公ニ授受と

て贈貰いたし奥向女中因縁を以道德仁義をも

なき拙き身分ニて立身重き役ニ經上り一人一家

肥し候工夫而已ニ智術を運し其領分知行所之民百

姓共へ過分之用金申付是迠年貢諸役の甚しき

苦む上江右之通無躰之儀を申渡追々入用かさみ候ゆへ

四海の困窮と相成候付人々上を怨さるものなき樣ニ

成行候得共江戸表より諸國一同右之風儀ニ落入

天子足利家已来別而御隱居御同樣賞罰之柄を

御失ひニ付下民之怨何方へ告愬とてつけ訴ふる方な

き樣ニ乱候付人々之怨氣天ニ通シ年々地震火災山も崩水も

溢るより外色々樣々の天災流行終ニ五穀飢饉ニ相成候是

皆天より深く御誡之有かたき御告ニ候へとも一向上たる人々

心も付ず猶小人奸者之輩太切之政を執行只下を惱

し金米を取たてる手段斗ニ打懸り実以小前百姓

のなんきを吾等如きもの草乃陰より常々察し悲候

得とも湯王武王の勢位なく孔子孟子の道德もなけ

れバ徒ニ蟄居いたし候處此節米價弥高直ニ相成大坂

奉行并諸役人とも万物一體の仁を忘れ得手勝手

の政道をいたし江戸へ廻米をいたし

天子御在所之京都へハ廻米之世話も不致而已な

らす五升一斗位之米を買に下りもの共を召捕抔い

たし実ニ昔葛伯といふ大名農人乃弁當を持運

ひ候小児を殺候も同樣言語同斷何れ乃土地にても人民

ハ 德川家御支配ものニ相違なき處如此隔を付候ハ

奉行等之不仁ニて其上勝手我儘之觸書等を度々

差出し大坂市中游民斗を太切ニ心得候者前にも申通

道德仁義を不存拙き身故ニて甚以厚ヶ間敷不届

之至且三都之内大坂之金持共年來諸大名へかし付候

利德之金銀并扶持米等を莫大ニ掠取未曾有之有福

に暮し丁人之身を以大名家老人格等ニ被取用

又ハ自己田畑新田等を夥しく所持何に不足なく

暮し此節の天災天罰を見なから畏も不致餓死

貧人乞食をも敢而不救其身ハ膏梁之味とて結構

之物を食ひ妾宅等へ入込或ハ揚屋茶屋大名之家來を

誘引參り高價の酒を湯水を呑も同樣ニいたし此難

澁の時節ニ絹服をまとひ候かわらもの妓女と共に迎

ひ平生同樣に游樂に耽候ハ何等の事哉紂王長夜の

酒盛も同事其所之奉行役人手ニ握居候政を以右之

もの共を取〆下民を救候義も難出來日々堂島相場

いしり事いたし実ニ祿盗ニて決而天道聖人之御心ニ難叶

御赦しなき事ニ候蟄居の我等最早堪忍難成湯武

之勢孔孟之德ハなけれ共無據天下乃ためと存血

族の禍をおかし此度有志のものと申合下民を惱し

苦〆候諸役人を先誅伐いたし引續き驕に長し居候大坂

市中金持之丁人共を誅戮およひ可申候間右之者共

穴藏ニ貯置候金銀錢等諸藏屋敷内に隱置候俵米

夫々分散配當いたし遣候間攝河泉播之内田畑所持

不致ものたとへ所持いたし候共父母妻子家内之養方難

出來程之難澁者へハ右金米等取らせ遣候間いつに而も

大坂市中ニ騷動起り候と聞傳へ候ハゝ里數を不厭一刻も

早く大坂へ向駈可參候面々へ右米金を分け遣し可申候

鉅橋鹿臺の金粟を下民へ被與候遺意ニて當時之

飢饉難義を相救遣し若又其内器量才力等有之者

ニハ夫々取立無道之者共を征伐いたし候軍役ニも遣ひ申

へく候必一揆蜂起之企とハ違ひ追々年貢諸役ニ至迠

輕くいたし都而中興

武帝御政道之通寛仁大度の取扱にいたし遣

年來驕奢淫逸の風俗を一洗相改質素ニ立戻り四

海萬民いつ迠も

天恩を難有存父母妻子を被養生前之地獄

救ひ死後の極樂成佛を眼前ニ見せ遣し堯舜

天照皇太神之時代に復シかたく共中興之氣象ニ

恢復とて立戻り申へく候此書付村々ヘ一々しらせ

度候へとも数多之事ニ付最寄之人家多候大村神殿

張付置候間大坂より廻し有之番人ともにしられさる

樣ニ心懸早々村々へ相觸可申候万一番人とも眼付大

四ヶ所の奸人共へ注進いたし候樣子ニ候ハゝ遠慮なく

面々申合番人を不殘打殺可申候若右騷動起り候を

承なから疑惑いたし駈參不申又者遲參及候ハゝ

金持之米金者皆火中の灰に相成天下之宝を取失

ひ申へく候間跡ニて必我等を恨み宝を捨る無道者

と陰言を不致樣可致候其為一同へ觸しらせ候尤是

地頭村方ニある年貢等ニかゝわり候諸記録帳面

類ハ都而引破焼捨可申候是往々深き慮ある事ニて

人民を困窮為致不申積に候乍去此度乃一擧當朝

平將門明智光秀漢土之劉裕朱佺忠の謀反ニ類し候

と申者も是非有之道理ニ候得共我等一同心中ニ天

下國家を簒盗いたし候慾念より起し候事にハ更無之

日月星辰之神鑑ニある事ニて詰ル處者湯武漢

明太祖民を吊君を誅し天討を執行候誠心

而已ニて若疑しく覺候ハゝ我等之所業終る處を

爾等眼を開て看

 但し此書付小前之者へハ道場坊主或醫者等

 より篤と讀聞せ可申若庄屋年寄眼前乃

 禍を畏一己ニ隱し候ハゝ追而急度其罪可行候

       奉天命致天討候

 天保八丁酉年 月日 某

 

攝河泉播村村

    庄屋年寄百姓并小前百姓共へ

2023-01-14

草津町長、台湾はいまだにレイプしたことになっている

記事検索してみました

厭女之湯爭議 指控町長性侵 日本議員反遭92%選民罷免

https://newtalk.tw/news/view/2020-12-10/506714

日本草津町唯一女議員自爆遭性侵 竟被議會除名公投罷免

https://www.mirrormedia.mg/story/20201209web005/

https://youtube.com/watch?v=5XTQZiAvE7Y&feature=shares

動画もある(ちょっとだけど)

報道が2020年12月10日で止まっているので更新されていない。

一つだけ見てみる。かなり長いしまとまっている。日本語のソースもある。

石川カオリというのは日本語のペンネームで、本名はチャン・ユーチェ

フェミニストがやったことは極めて罪が大きい。

朝日新聞毎日新聞世界中ブログに対して自分たち記事は間違っていたことを言わなければずっとこのように嘘がまかりとおってしまう。

「再也不去草津溫泉」,從町長涉嫌性侵・性騷擾女議員而起的厭女風波

「再也不去草津溫泉」,從町長涉嫌性侵・性騷擾女議員而起的厭女風波

張郁婕(CHANG, Yu-Chieh)

發佈於石川カオリ日本時事まとめ翻譯。

2020/12/07

閱讀時間約 6 分鐘

草津溫泉聞名的群馬草津町,昨日(6)地方町議罷免公投結果出爐,草津町有史以來第一位女性議員確定遭罷免

隨著這場已經為期一年地方議員攻防戰又再一次劃下一個逗點,草津溫泉曝光率大增。有不少網友表示再也不想去草津溫泉觀光,表明再也不去草津溫泉的hashtag #草津温泉には行かない 在 7號上午一度衝上日本推特流行趨勢,更有媒體形容現在草津溫泉根本就是「厭女之湯」。

到底草津溫泉這一年來發生了什麼事?

photo by 浩之 梶 via Pixabay

草津町議會史上第一位議員

2011年出身群馬桐生市新井祥子當選草津町議會的議員新井祥子是草津町議會有史以來首位女性議員,更連任過一次。

去年(2019)11月新井祥出版電子書籍,並在書中表示是自己曾在町長室裡和町長黑岩信忠發生性關係。新井祥子在 11月29日的記者會上表示,自己2015年1月8日前往町長室時遭到町長強暴。新井祥子說,今天她之所以會把這件事情寫在電子書裡,是因為草津町警察和媒體都在町長的掌握之下,所以她才選擇用這種方式將這件事情公諸於世,並強調自己所寫的內容都是真的,之後在法庭上一定能證明這些內容都真的。

這裡所說的法庭,指的是黑岩信忠町長新井祥子損害名譽的民事訴訟,目前訴訟還在進行中。

不信任案提案失敗,提案議員遭懲處

就在新井祥子召開記者會後過了幾天,新井祥子和另一名草町議中澤康治在 12月2日向黑岩信忠町長提出不信任案。但該不信任案只有提案的 2人贊成,其餘 9名議員都反對,該不信任案遭到否決。同一天,草津町議會以「傷害到議會的品格」為由,在只有 12人的草津町議會以超過 4分之3門檻的 10同意票,在 12月2日將新井祥子從議會中除名。至於和新井祥子一起向町長提出不信任案的中澤康治,則在 12月6日的町議會上遭到「陳謝處分」——中澤康治被迫要在議會上為自己說了「不符合事實」的發言道歉。

對於除名處份不服的新井祥子,向群馬知事山本一太申請審查。群馬縣先在 1210日做出假處分,要求草津町群馬縣審查結果出爐之前,必須要立刻恢復新井祥子的席次,否則會侵害新井祥子支持者的參政權。群馬縣接著在今年 8月群馬正式取消新井祥子的除名處分,讓新井祥恢復草津町議員身份。

政府才剛取消處份,町議會就發起連署

然而,這起事件並沒有因此結束。在群馬縣取消新井祥子的除名處分後,草津町議會議長黑岩卓連同其他町議員立刻組成要求新井祥子解職之會」,表明草津町議員不能接受群馬縣取消了新井祥子除名處分的決定,要求草津町民們一起來罷免新井祥子。罷免理由是,不能接受新井祥子在議會上說自己町長町長室發生肉體關係,這已經重創草津溫泉的品牌形象,不應該再繼續支付新井祥議員薪資。

這起罷免案在今年 9月初達到罷免門檻,以草津町議會議長黑岩卓為首的罷免案獲得超過選舉人名簿 3分之1以上的 3,180人連署。將在 12月6日正式舉行罷免公投。

罷免公投通過,新井祥子即刻遭解職

罷免投開票結果, 2,542票贊成、208票反對,贊成票超過有效票半數以上,新井祥子即刻遭解職。投票率 53.66%(投票權人共 5,283人)。

值得注意的是,罷免案的連署共有 3,317人連署(有效連署書只有 3,180份),但實際出來投票的人只有 2,750人。也就是說,有不少民眾有連署罷免,但卻沒有真的出來投票。這次罷免案的投票率雖然有 53.66%,但相較於去年 4月草津町議員選舉的投票率高達 69.49%,這次的投票率不算高。

根據草津町選舉管理委員會,12席的町議會在 11月26日時有一名議員過世,再加上這次新井祥子遭罷免,目前草津町議會只有 10議員缺 2席。如果又少 1席次的話,才會舉辦町議補選

訴諸情感缺乏理性判斷的罷免

面對這次的罷免案結果,新井祥子表示這樣由町議員主導的罷免公投是否真的反映民意感到質疑,不排除申請異議。新井祥子也提到,她認為像町長町議會這樣以自己地方勢力要求町民配合的公投案,才是重創草津町草津溫泉品牌的因素。

擅長地方自治論的高崎經濟大學岩崎忠也質疑,這次針對新井祥子的罷免案是以「品格」、「倫理」為訴求,認為新井祥子沒有續任町議員的「品格」。但有沒有符合町議員的「品格」這種事情很難用「贊成」和「反對」來判斷,到頭來這樣的公投只會陷入情感論,感情用事,而非理性的投票

男性為首的「村社會」

網路媒體《HARBOR BUSINESS》就指出,這次罷免案最大的問題在於,新井祥子和町長黑岩信忠的性侵案還在調查與訴訟進行階段,在這種情況下,由議會長主導公投罷免案,現在新井祥罷免掉了,萬一之後訴訟結果,真的認定町長黑岩信忠性侵新井祥子,該怎麼辦?

再者,地方公投這種事情是訴諸民意沒有錯,但官方應該要確保中立的立場,才能將民眾可以公正客觀的判斷。但這次的情況是,町議會在草津町大公空間都貼滿了「罷免新井議員!」的海報,相當於讓所有來到草津溫泉觀光的民眾,來到草津溫泉第一眼看到的不是「歡迎光臨草津溫泉」而是「恢復草津溫泉的驕傲與信賴,罷免新井議員!」,在公共空間只能看到官方強制推行的單一立場,沒有辦法看到另一派聲音,這樣就已經失去了公投的公平性

此外,面對新井祥子這樣說出自己被性侵經驗的受害者,町議會沒有保護當事人就算了,還這樣大大方方地在草津溫泉的公共空間裡貼滿了「罷免新井議員!」的海報,根本就是在和社會大眾說草津溫泉就是個「厭女之湯」。《HARBOR BUSINESS》總結到,這次一連串的事件就是以町為單位的霸凌事件,也讓大家再次看到鄉下地方封閉的「村社會」壓力與以男性為首的厭女風氣。

參考資料

1.草津町議の解職問う住民投票「賛成」過半数占め議員失職

2.群馬草津町議のリコール成立、即日失職 言動巡り「議会品位」問われ

3.失職町議告白真実裁判で明らかに政治活動継続

4.群馬草津町リコール住民投票感情論に陥る恐れ」高崎経済大・岩崎教授

5.「セクハラ告発町議解職請求へ 除名処分取り消しで

6.「セクハラ」訴えの前草津町議、県が除名処分を一時停止

7.「町長性的関係強要告白女性町議を除名処分 草津町議会議会信用失墜させた」

8.群馬草津町の「町議リコール住民投票はらむ、性被害事実以前の大きな問題

1.はNHK記事(削除済み)

あとは毎日新聞朝日新聞

夢乃は「キモいおじさん」についてよくわかってない

夢乃さん、本当にキモいおじさんとはこういう人のことだぞ

2022-10-17

そろそろうつ病が30%くらい恢復してきたから、

過去うつ状態攻撃書き込みを消していこうと思う。

基準は、他人が見て不快に思うやつは全消し。

仕事ストレスって人間を壊すねぇ~ホント

月240時間くらい働いてたからな。

2021-07-12

メロス激怒した。必ず、かの邪智暴虐じゃちぼうぎゃくの王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。きょう未明メロスは村を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此このシラクスの市にやって来た。メロスには父も、母も無い。女房も無い。十六の、内気な妹と二人暮しだ。この妹は、村の或る律気な一牧人を、近々、花婿はなむことして迎える事になっていた。結婚式も間近かなのであるメロスは、それゆえ、花嫁の衣裳やら祝宴の御馳走やらを買いに、はるばる市にやって来たのだ。先ず、その品々を買い集め、それから都の大路をぶらぶら歩いた。メロスには竹馬の友があった。セリヌンティウスである。今は此のシラクスの市で、石工をしている。その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。歩いているうちにメロスは、まちの様子を怪しく思った。ひっそりしている。もう既に日も落ちて、まちの暗いのは当りまえだが、けれども、なんだか、夜のせいばかりでは無く、市全体が、やけに寂しい。のんきなメロスも、だんだん不安になって来た。路で逢った若い衆をつかまえて、何かあったのか、二年まえに此の市に来たときは、夜でも皆が歌をうたって、まちは賑やかであった筈はずだが、と質問した。若い衆は、首を振って答えなかった。しばらく歩いて老爺ろうやに逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。老爺は答えなかった。メロスは両手で老爺のからだをゆすぶって質問を重ねた。老爺は、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。「王様は、人を殺します。」「なぜ殺すのだ。」「悪心を抱いている、というのですが、誰もそんな、悪心を持っては居りませぬ。」「たくさんの人を殺したのか。」「はい、はじめは王様の妹婿さまを。それから、御自身のお世嗣よつぎを。それから、妹さまを。それから、妹さまの御子さまを。それから皇后さまを。それから、賢臣のアレキス様を。」「おどろいた。国王は乱心か。」「いいえ、乱心ではございませぬ。人を、信ずる事が出来ぬ、というのです。このごろは、臣下の心をも、お疑いになり、少しく派手な暮しをしている者には、人質ひとりずつ差し出すことを命じて居ります。御命令を拒めば十字架にかけられて、殺されます。きょうは、六人殺されました。」 聞いて、メロス激怒した。「呆あきれた王だ。生かして置けぬ。」 メロスは、単純な男であった。買い物を、背負ったままで、のそのそ王城はいって行った。たちまち彼は、巡邏じゅんらの警吏捕縛された。調べられて、メロスの懐中から短剣が出て来たので、騒ぎが大きくなってしまった。メロスは、王の前に引き出された。「この短刀で何をするつもりであったか。言え!」暴君ディオニスは静かに、けれども威厳を以もって問いつめた。その王の顔は蒼白そうはくで、眉間みけんの皺しわは、刻み込まれたように深かった。「市を暴君の手から救うのだ。」とメロスは悪びれずに答えた。「おまえがか?」王は、憫笑びんしょうした。「仕方の無いやつじゃ。おまえには、わしの孤独がわからぬ。」「言うな!」とメロスは、いきり立って反駁はんばくした。「人の心を疑うのは、最も恥ずべき悪徳だ。王は、民の忠誠をさえ疑って居られる。」「疑うのが、正当の心構えなのだと、わしに教えてくれたのは、おまえたちだ。人の心は、あてにならない。人間は、もともと私慾のかたまりさ。信じては、ならぬ。」暴君は落着いて呟つぶやき、ほっと溜息ためいきをついた。「わしだって平和を望んでいるのだが。」「なんの為の平和だ。自分地位を守る為か。」こんどはメロス嘲笑した。「罪の無い人を殺して、何が平和だ。」「だまれ、下賤げせんの者。」王は、さっと顔を挙げて報いた。「口では、どんな清らかな事でも言える。わしには、人の腹綿の奥底が見え透いてならぬ。おまえだって、いまに、磔はりつけになってから、泣いて詫わびたって聞かぬぞ。」「ああ、王は悧巧りこうだ。自惚うぬぼれているがよい。私は、ちゃん死ぬ覚悟で居るのに。命乞いなど決してしない。ただ、――」と言いかけて、メロスは足もとに視線を落し瞬時ためらい、「ただ、私に情をかけたいつもりなら、処刑までに三日間の日限を与えて下さい。たった一人の妹に、亭主を持たせてやりたいのです。三日のうちに、私は村で結婚式を挙げさせ、必ず、ここへ帰って来ます。」「ばかな。」と暴君は、嗄しわがれた声で低く笑った。「とんでもない嘘うそを言うわい。逃がした小鳥が帰って来るというのか。」「そうです。帰って来るのです。」メロス必死で言い張った。「私は約束を守ります。私を、三日間だけ許して下さい。妹が、私の帰りを待っているのだ。そんなに私を信じられないならば、よろしい、この市にセリヌンティウスという石工がいます。私の無二の友人だ。あれを、人質としてここに置いて行こう。私が逃げてしまって、三日目の日暮まで、ここに帰って来なかったら、あの友人を絞め殺して下さい。たのむ、そうして下さい。」 それを聞いて王は、残虐な気持で、そっと北叟笑ほくそえんだ。生意気なことを言うわい。どうせ帰って来ないにきまっている。この嘘つきに騙だまされた振りして、放してやるのも面白い。そうして身代りの男を、三日目に殺してやるのも気味がいい。人は、これだから信じられぬと、わしは悲しい顔して、その身代りの男を磔刑に処してやるのだ。世の中の、正直者とかい奴輩やつばらにうんと見せつけてやりたいものさ。「願いを、聞いた。その身代りを呼ぶがよい。三日目には日没までに帰って来い。おくれたら、その身代りを、きっと殺すぞ。ちょっとおくれて来るがいい。おまえの罪は、永遠にゆるしてやろうぞ。」「なに、何をおっしゃる。」「はは。いのち大事だったら、おくれて来い。おまえの心は、わかっているぞ。」 メロスは口惜しく、地団駄じだんだ踏んだ。ものも言いたくなくなった。 竹馬の友セリヌンティウスは、深夜、王城に召された。暴君ディオニス面前で、佳よき友と佳き友は、二年ぶりで相逢うた。メロスは、友に一切の事情を語った。セリヌンティウスは無言で首肯うなずき、メロスをひしと抱きしめた。友と友の間は、それでよかった。セリヌンティウスは、縄打たれた。メロスは、すぐに出発した。初夏、満天の星である。 メロスはその夜、一睡もせず十里の路を急ぎに急いで、村へ到着したのは、翌あくる日の午前、陽は既に高く昇って、村人たちは野に出て仕事をはじめていた。メロスの十六の妹も、きょうは兄の代りに羊群の番をしていた。よろめいて歩いて来る兄の、疲労困憊こんぱいの姿を見つけて驚いた。そうして、うるさく兄に質問を浴びせた。「なんでも無い。」メロスは無理に笑おうと努めた。「市に用事を残して来た。またすぐ市に行かなければならぬ。あす、おまえの結婚式を挙げる。早いほうがよかろう。」 妹は頬をあからめた。「うれしいか。綺麗きれいな衣裳も買って来た。さあ、これから行って、村の人たちに知らせて来い。結婚式は、あすだと。」 メロスは、また、よろよろと歩き出し、家へ帰って神々の祭壇を飾り、祝宴の席を調え、間もなく床に倒れ伏し、呼吸もせぬくらいの深い眠りに落ちてしまった。 眼が覚めたのは夜だった。メロスは起きてすぐ、花婿の家を訪れた。そうして、少し事情があるから結婚式明日にしてくれ、と頼んだ。婿の牧人は驚き、それはいけない、こちらには未だ何の仕度も出来ていない、葡萄ぶどうの季節まで待ってくれ、と答えた。メロスは、待つことは出来ぬ、どうか明日にしてくれ給え、と更に押してたのんだ。婿の牧人も頑強であった。なかなか承諾してくれない。夜明けまで議論をつづけて、やっと、どうにか婿をなだめ、すかして、説き伏せた。結婚式は、真昼に行われた。新郎新婦の、神々への宣誓が済んだころ、黒雲が空を覆い、ぽつりぽつり雨が降り出し、やがて車軸を流すような大雨となった。祝宴に列席していた村人たちは、何か不吉なものを感じたが、それでも、めいめい気持を引きたて、狭い家の中で、むんむん蒸し暑いのも怺こらえ、陽気に歌をうたい、手を拍うった。メロスも、満面に喜色を湛たたえ、しばらくは、王とのあの約束をさえ忘れていた。祝宴は、夜に入っていよいよ乱れ華やかになり、人々は、外の豪雨を全く気にしなくなった。メロスは、一生このままここにいたい、と思った。この佳い人たちと生涯暮して行きたいと願ったが、いまは、自分からだで、自分のものでは無い。ままならぬ事であるメロスは、わが身に鞭打ち、ついに出発を決意した。あすの日没までには、まだ十分の時が在る。ちょっと一眠りして、それからすぐに出発しよう、と考えた。その頃には、雨も小降りになっていよう。少しでも永くこの家に愚図愚図とどまっていたかった。メロスほどの男にも、やはり未練の情というものは在る。今宵呆然歓喜に酔っているらしい花嫁に近寄り、「おめでとう。私は疲れてしまたから、ちょっとご免こうむって眠りたい。眼が覚めたら、すぐに市に出かける。大切な用事があるのだ。私がいなくても、もうおまえには優しい亭主があるのだから、決して寂しい事は無い。おまえの兄の、一ばんきらいなものは、人を疑う事と、それから、嘘をつく事だ。おまえも、それは、知っているね。亭主との間に、どんな秘密でも作ってはならぬ。おまえに言いたいのは、それだけだ。おまえの兄は、たぶん偉い男なのだから、おまえもその誇りを持っていろ。」 花嫁は、夢見心地で首肯うなずいた。メロスは、それから花婿の肩をたたいて、「仕度の無いのはお互さまさ。私の家にも、宝といっては、妹と羊だけだ。他には、何も無い。全部あげよう。もう一つ、メロスの弟になったことを誇ってくれ。」 花婿は揉もみ手して、てれていた。メロスは笑って村人たちにも会釈えしゃくして、宴席から立ち去り、羊小屋にもぐり込んで、死んだように深く眠った。 眼が覚めたのは翌る日の薄明の頃であるメロスは跳ね起き、南無三、寝過したか、いや、まだまだ大丈夫、これからすぐに出発すれば、約束の刻限までには十分間に合う。きょうは是非とも、あの王に、人の信実の存するところを見せてやろう。そうして笑って磔の台に上ってやる。メロスは、悠々と身仕度をはじめた。雨も、いくぶん小降りになっている様子である。身仕度は出来た。さて、メロスは、ぶるんと両腕を大きく振って、雨中、矢の如く走り出た。 私は、今宵、殺される。殺される為に走るのだ。身代りの友を救う為に走るのだ。王の奸佞かんねい邪智を打ち破る為に走るのだ。走らなければならぬ。そうして、私は殺される。若いから名誉を守れ。さらば、ふるさと若いメロスは、つらかった。幾度か、立ちどまりそうになった。えい、えいと大声挙げて自身を叱りながら走った。村を出て、野を横切り、森をくぐり抜け、隣村に着いた頃には、雨も止やみ、日は高く昇って、そろそろ暑くなって来た。メロスは額ひたいの汗をこぶしで払い、ここまで来れば大丈夫、もはや故郷への未練は無い。妹たちは、きっと佳い夫婦になるだろう。私には、いま、なんの気がかりも無い筈だ。まっすぐに王城に行き着けば、それでよいのだ。そんなに急ぐ必要も無い。ゆっくり歩こう、と持ちまえの呑気のんきさを取り返し、好きな小歌をいい声で歌い出した。ぶらぶら歩いて二里行き三里行き、そろそろ全里程の半ばに到達した頃、降って湧わいた災難、メロスの足は、はたと、とまった。見よ、前方の川を。きのうの豪雨で山の水源地は氾濫はんらんし、濁流滔々とうとうと下流に集り、猛勢一挙に橋を破壊し、どうどうと響きをあげる激流が、木葉微塵こっぱみじんに橋桁はしげたを跳ね飛ばしていた。彼は茫然と、立ちすくんだ。あちこちと眺めまわし、また、声を限りに呼びたててみたが、繋舟けいしゅうは残らず浪に浚さらわれて影なく、渡守りの姿も見えない。流れはいよいよ、ふくれ上り、海のようになっている。メロス川岸うずくまり、男泣きに泣きながらゼウスに手を挙げて哀願した。「ああ、鎮しずめたまえ、荒れ狂う流れを! 時は刻々に過ぎて行きます太陽も既に真昼時です。あれが沈んでしまわぬうちに、王城に行き着くことが出来なかったら、あの佳い友達が、私のために死ぬのです。」 濁流は、メロス叫びをせせら笑う如く、ますます激しく躍り狂う。浪は浪を呑み、捲き、煽あおり立て、そうして時は、刻一刻と消えて行く。今はメロス覚悟した。泳ぎ切るより他に無い。ああ、神々も照覧あれ! 濁流にも負けぬ愛と誠の偉大な力を、いまこそ発揮して見せる。メロスは、ざんぶと流れに飛び込み、百匹の大蛇のようにのた打ち荒れ狂う浪を相手に、必死闘争を開始した。満身の力を腕にこめて、押し寄せ渦巻き引きずる流れを、なんのこれしきと掻かきわけ掻きわけ、めくらめっぽう獅子奮迅の人の子の姿には、神も哀れと思ったか、ついに憐愍れんびんを垂れてくれた。押し流されつつも、見事、対岸の樹木の幹に、すがりつく事が出来たのである。ありがたい。メロスは馬のように大きな胴震いを一つして、すぐにまた先きを急いだ。一刻といえども、むだには出来ない。陽は既に西に傾きかけている。ぜいぜい荒い呼吸をしながら峠をのぼりのぼり切って、ほっとした時、突然、目の前に一隊山賊が躍り出た。「待て。」「何をするのだ。私は陽の沈まぬうちに王城へ行かなければならぬ。放せ。」「どっこい放さぬ。持ちもの全部を置いて行け。」「私にはいのちの他には何も無い。その、たった一つの命も、これから王にくれてやるのだ。」「その、いのちが欲しいのだ。」「さては、王の命令で、ここで私を待ち伏せしていたのだな。」 山賊たちは、ものも言わず一斉に棍棒こんぼうを振り挙げた。メロスはひょいと、からだを折り曲げ、飛鳥の如く身近かの一人に襲いかかり、その棍棒を奪い取って、「気の毒だが正義のためだ!」と猛然一撃、たちまち、三人を殴り倒し、残る者のひるむ隙すきに、さっさと走って峠を下った。一気に峠を駈け降りたが、流石さすがに疲労し、折から午後の灼熱しゃくねつの太陽がまともに、かっと照って来て、メロスは幾度となく眩暈めまいを感じ、これではならぬ、と気を取り直しては、よろよろ二、三歩あるいて、ついに、がくりと膝を折った。立ち上る事が出来ぬのだ。天を仰いで、くやし泣きに泣き出した。ああ、あ、濁流を泳ぎ切り、山賊を三人も撃ち倒し韋駄天いだてん、ここまで突破して来たメロスよ。真の勇者メロスよ。今、ここで、疲れ切って動けなくなるとは情無い。愛する友は、おまえを信じたばかりに、やがて殺されなければならぬ。おまえは、稀代きたいの不信の人間、まさしく王の思う壺つぼだぞ、と自分を叱ってみるのだが、全身萎なえて、もはや芋虫いもむしほどにも前進かなわぬ。路傍の草原にごろりと寝ころがった。身体疲労すれば、精神も共にやられる。もう、どうでもいいという、勇者に不似合いな不貞腐ふてくされた根性が、心の隅に巣喰った。私は、これほど努力したのだ。約束を破る心は、みじんも無かった。神も照覧、私は精一ぱいに努めて来たのだ。動けなくなるまで走って来たのだ。私は不信の徒では無い。ああ、できる事なら私の胸を截たち割って、真紅心臓をお目に掛けたい。愛と信実の血液だけで動いているこの心臓を見せてやりたい。けれども私は、この大事な時に、精も根も尽きたのだ。私は、よくよく不幸な男だ。私は、きっと笑われる。私の一家も笑われる。私は友を欺あざむいた。中途で倒れるのは、はじめから何もしないのと同じ事だ。ああ、もう、どうでもいい。これが、私の定った運命なのかも知れない。セリヌンティウスよ、ゆるしてくれ。君は、いつでも私を信じた。私も君を、欺かなかった。私たちは、本当に佳い友と友であったのだ。いちどだって、暗い疑惑の雲を、お互い胸に宿したことは無かった。いまだって、君は私を無心に待っているだろう。ああ、待っているだろう。ありがとうセリヌンティウス。よくも私を信じてくれた。それを思えば、たまらない。友と友の間の信実は、この世で一ばん誇るべき宝なのだからな。セリヌンティウス、私は走ったのだ。君を欺くつもりは、みじんも無かった。信じてくれ! 私は急ぎに急いでここまで来たのだ。濁流を突破した。山賊の囲みからも、するりと抜けて一気に峠を駈け降りて来たのだ。私だから、出来たのだよ。ああ、この上、私に望み給うな。放って置いてくれ。どうでも、いいのだ。私は負けたのだ。だらしが無い。笑ってくれ。王は私に、ちょっとおくれて来い、と耳打ちした。おくれたら、身代りを殺して、私を助けてくれると約束した。私は王の卑劣を憎んだ。けれども、今になってみると、私は王の言うままになっている。私は、おくれて行くだろう。王は、ひとり合点して私を笑い、そうして事も無く私を放免するだろう。そうなったら、私は、死ぬよりつらい。私は、永遠に裏切者だ。地上で最も、不名誉人種だ。セリヌンティウスよ、私も死ぬぞ。君と一緒に死なせてくれ。君だけは私を信じてくれるにちがい無い。いや、それも私の、ひとりよがりか? ああ、もういっそ、悪徳者として生き伸びてやろうか。村には私の家が在る。羊も居る。妹夫婦は、まさか私を村から追い出すような事はしないだろう。正義だの、信実だの、愛だの、考えてみれば、くだらない。人を殺して自分が生きる。それが人間世界の定法ではなかったか。ああ、何もかも、ばかばかしい。私は、醜い裏切り者だ。どうとも、勝手にするがよい。やんぬる哉かな。――四肢を投げ出して、うとうと、まどろんでしまった。 ふと耳に、潺々せんせん、水の流れる音が聞えた。そっと頭をもたげ、息を呑んで耳をすました。すぐ足もとで、水が流れているらしい。よろよろ起き上って、見ると、岩の裂目から滾々こんこんと、何か小さく囁ささやきながら清水が湧き出ているのである。その泉に吸い込まれるようにメロスは身をかがめた。水を両手で掬すくって、一くち飲んだ。ほうと長い溜息が出て、夢から覚めたような気がした。歩ける。行こう。肉体の疲労恢復かいふくと共に、わずかながら希望が生れた。義務遂行希望である。わが身を殺して、名誉を守る希望である斜陽は赤い光を、樹々の葉に投じ、葉も枝も燃えるばかりに輝いている。日没までには、まだ間がある。私を、待っている人があるのだ。少しも疑わず、静かに期待してくれている人があるのだ。私は、信じられている。私の命なぞは、問題ではない。死んでお詫び、などと気のいい事は言って居られぬ。私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。走れ! メロス。 私は信頼されている。私は信頼されている。先刻の、あの悪魔の囁きは、あれは夢だ。悪い夢だ。忘れてしまえ。五臓が疲れているときは、ふいとあんな悪い夢を見るものだ。メロス、おまえの恥ではない。やはり、おまえは真の勇者だ。再び立って走れるようになったではないか。ありがたい! 私は、正義の士として死ぬ事が出来るぞ。ああ、陽が沈む。ずんずん沈む。待ってくれ、ゼウスよ。私は生れた時から正直な男であった。正直な男のままにして死なせて下さい。 路行く人を押しのけ、跳はねとばし、メロスは黒い風のように走った。野原で酒宴の、その宴席のまっただ中を駈け抜け、酒宴の人たちを仰天させ、犬を蹴けとばし、小川を飛び越え、少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く走った。一団の旅人と颯さっとすれちがった瞬間、不吉な会話を小耳にはさんだ。「いまごろは、あの男も、磔にかかっているよ。」ああ、その男その男のために私は、いまこんなに走っているのだ。その男を死なせてはならない。急げ、メロス。おくれてはならぬ。愛と誠の力を、いまこそ知らせてやるがよい。風態なんかは、どうでもいい。メロスは、いまは、ほとんど全裸体であった。呼吸も出来ず、二度、三度、口から血が噴き出た。見える。はるか向うに小さく、シラクスの市の塔楼が見える。塔楼は、夕陽を受けてきらきら光っている。「ああ、メロス様。」うめくような声が、風と共に聞えた。「誰だ。」メロスは走りながら尋ねた。「フィロストラトスでございます貴方のお友達セリヌンティウス様の弟子でございます。」その若い石工も、メロスの後について走りながら叫んだ。「もう、駄目でございます。むだでございます。走るのは、やめて下さい。もう、あの方かたをお助けになることは出来ません。」「いや、まだ陽は沈まぬ。」「ちょうど今、あの方が死刑になるところです。ああ、あなたは遅かった。おうらみ申します。ほんの少し、もうちょっとでも、早かったなら!」「いや、まだ陽は沈まぬ。」メロスは胸の張り裂ける思いで、赤く大きい夕陽ばかりを見つめていた。走るより他は無い。「やめて下さい。走るのは、やめて下さい。いまはご自分のお命が大事です。あの方は、あなたを信じて居りました。刑場に引き出されても、平気でいました。王様が、さんざんあの方をからかっても、メロスは来ます、とだけ答え、強い信念を持ちつづけている様子でございました。」「それだから、走るのだ。信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。人の命も問題でないのだ。私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ。ついて来い! フィロストラトス。」「ああ、あなたは気が狂ったか。それでは、うんと走るがいい。ひょっとしたら、間に合わぬものでもない。走るがいい。」 言うにや及ぶ。まだ陽は沈まぬ。最後の死力を尽して、メロスは走った。メロスの頭は、からっぽだ。何一つ考えていない。ただ、わけのわからぬ大きな力にひきずられて走った。陽は、ゆらゆら地平線に没し、まさに最後の一片の残光も、消えようとした時、メロス疾風の如く刑場に突入した。間に合った。「待て。その人を殺してはならぬ。メロスが帰って来た。約束のとおり、いま、帰って来た。」と大声で刑場の群衆にむかって叫んだつもりであったが、喉のどがつぶれて嗄しわがれた声が幽かすかに出たばかり、群衆は、ひとりとして彼の到着に気がつかない。すでに磔の柱が高々と立てられ、縄を打たれたセリヌンティウスは、徐々に釣り上げられてゆく。メロスはそれを目撃して最後の勇、先刻、濁流を泳いだように群衆を掻きわけ、掻きわけ、「私だ、刑吏! 殺されるのは、私だ。メロスだ。彼を人質にした私は、ここにいる!」と、かすれた声で精一ぱいに叫びながら、ついに磔台に昇り、釣り上げられてゆく友の両足に、齧かじりついた。群衆は、どよめいた。あっぱれ。ゆるせ、と口々にわめいた。セリヌンティウスの縄は、ほどかれたのである。「セリヌンティウス。」メロスは眼に涙を浮べて言った。「私を殴れ。ちから一ぱいに頬を殴れ。私は、途中で一度、悪い夢を見た。君が若もし私を殴ってくれなかったら、私は君と抱擁する資格さえ無いのだ。殴れ。」 セリヌンティウスは、すべてを察した様子で首肯うなずき、刑場一ぱいに鳴り響くほど音高くメロスの右頬を殴った。殴ってから優しく微笑ほほえみ、「メロス、私を殴れ。同じくらい音高く私の頬を殴れ。私はこの三日の間、たった一度だけ、ちらと君を疑った。生れて、はじめて君を疑った。君が私を殴ってくれなければ、私は君と抱擁できない。」 メロスは腕に唸うなりをつけてセリヌンティウスの頬を殴った。「ありがとう友よ。」二人同時に言い、ひしと抱き合い、それから嬉し泣きにおいおい声を放って泣いた。 群衆の中からも、歔欷きょきの声が聞えた。暴君ディオニスは、群衆の背後から二人の様を、まじまじと見つめていたが、やがて静かに二人に近づき、顔をあからめて、こう言った。「おまえらの望みは叶かなったぞ。おまえらは、わしの心に勝ったのだ。信実とは、決して空虚妄想ではなかった。どうか、わしをも仲間に入れてくれまいか。どうか、わしの願いを聞き入れて、おまえらの仲間の一人にしてほしい。」 どっと群衆の間に、歓声が起った。「

anond:20210712125327

2021-02-10

自民党議員Twitterをながめてて面白かった事(はてサ

ツイートが止まる

安倍晋三ツイート2020/11/19で止まっている

最後ツイートは以下で始まる産経RTだ。

産経ニュース@Sankei_news 2020年11月19日

元朝日新聞記者植村隆氏の敗訴確定 最高裁慰安婦記事巡り

これの何が面白いのか?

お察しの人も多いだろうが、2020/11/23読売が口火を切ったスクープ、「【独自安倍前首相公設秘書ら、東京地検任意聴取…「桜を見る会」前夜祭の会費補填巡り(読売新聞オンライン)」が始まる直前だからだ。11月の頭頃には総理退陣時の体調不良などどこ吹く風で、「安倍前首相 憲法改正「もう言い訳通用しない」 野党牽制 - 産経ニュース」などと大変ゴキゲンだったご様子なので落差が激しい。



石原伸晃Twitterも、退院報告があった1/31で止まっている。もう退院後1週間以上はたったが、まだご恢復なさってないのだろうか。2/1や2/9には衆院本会議があったが、ご出席遊ばされたのだろうか。


橋本岳Twitterも、2020/2/20の次のツイートがほぼ最後で、その後は4/22の、三月ライオンの羽海野先生×忽那先生の #てをあらおう イラストツイートだけだった。2/20がどういう日かというと、かの有名な「清潔ルート・不潔ルート写真の弁解を長々とされた日である政治家先生精神ダメージを受けるとTwitter引退されるのかな?

と思ったら、なんと2021/2/9にツイートを再開された模様。山田太郎議員ツイートRTされておられる。昼見たときはなかったのに!なかったのに!

トンデモツイート

鈴木馨祐代議士

https://twitter.com/RibbonChieko/status/1358611720327942144RTなさる。

わず頷いてしまったツイート

学術会議人事介入するな」

学術会議任命権内閣総理大臣

五輪組織委員会の森会長は辞めろ」

会長任命権評議会が選出した理事会の決議

共産党マスコミ

全てのルールを超越して批判できる存在なのか。

うん、これ別の問題って分からない大人の人って……

またわれらが有本陽のトンデモツイートRT

https://twitter.com/arimoto_kaori/status/1357869063398039552

有本 香 Kaori Arimoto@arimoto_kaori

有本香の以読制毒】池上彰さん、もっと勉強してください 「トランプ氏は人権問題に関心がなかった」発言…虚偽の疑い濃厚、放送法違反

ほんと勉強してね、鈴木さん、有本さん。

城内実代議士

https://twitter.com/minoru_kiuchi/status/1357629197594755079

城内実 (Kiuchi Minoru)@minoru_kiuchi

自民党外交部会「元慰安婦等による訴訟に関する判決に対する非難決議ベルリン市ミッテ区におけるいわゆる少女像設置など、ドイツに向けての情報発信必要性もあることから、独訳版も作成

自民党外交部会さん、また負け確歴史戦ですか……

菅家一郎

https://twitter.com/kanke_ichirou

レイバン

自民党議員詳細ページの二階の写真が若すぎる

https://www.jimin.jp/member/100555.html

何時の写真やねん

2021-01-28

鬼滅やエヴァ主人公子どもでなければならない理由

フィクション内の設定について疑問を持っているわけではなく、なぜそのような設定(戦士子ども)で物語を描いたのか」が疑問ということなのでそこに絞って回答する。

 

エヴァ簡単イニシエーション物語から

当初の碇シンジファザコンでありエヴァに乗ることからも逃げていたが、他者と接する内に成長し、父親に認められるためではなく自分がどうしたいかという意志に基づいて行動するようになる。それは子ども大人になるということであり、エヴァンゲリオンという物語アクション要素とわけわからん用語の羅列を除けばおよそそういうイニシエーションを描くことで成立している。

また同時に、碇シンジの周囲にいる大人たちは大人に見えて対して大人ではないということも並行して描かれる。ゲンドウをはじめとしてその誰もが未成熟で、言ってしまえば幼稚な欲望に振り回されている。子ども大人になる物語でありつつ、周囲の大人もだましだまし大人をやってるにすぎないという身も蓋もなさがエヴァという物語でもある(そもそも人類補完計画からして他者が怖いか同化しようという幼稚な思想産物であるし)。

 

鬼滅は複数の要素によって成立しているので一言ではまとまらないのだがひとつ特徴的な要素を挙げるとすると「継承」になろう。竈門家は木こり家系だが、呼吸の始祖と関わりがあったため、竈門炭治郎は父祖から「日の呼吸」を受け継いでいる。それと同じように鱗滝左近からは鬼殺隊の一員として戦うための基礎と水の呼吸を、煉獄杏寿郎からは心構えを受け継いだ。そうやって受け継ぐ度に炭治郎は肉体的にも精神的にも練り上げられ強くなっていく。これが大人主人公であれば受け継ぐことができないのでそういった成長を描けない。

この「大人主人公だと受け継ぐことができない」は歴代ジャンプ大人だった主人公を補助線にするとわかりやすい。北斗の拳ケンシロウシティーハンター冴羽獠るろうに剣心緋村剣心。いずれも道を極めし者であり、子ども大人に教えてもらうような形で何かを受け継いだり成長したりすることはできない。彼らの場合は肉体的にも精神的にも練達しているがどこか欠けたところがあって、その恢復物語の主軸となる(ことが多い)。このように子ども主人公大人主人公では描ける物語が違うのである

鬼滅に話を戻すと、炭治郎たちの敵である鬼舞辻無惨は自らを天災になぞらえる怪物であり1人の人間どころか1つの時代ですら手に余る。ゆえに産屋敷家は何世代にも亘って呼吸の使い手を育ててきた。鬼舞辻無惨という怪物を倒したのは過去から現在現在から未来へと連綿と受け継がれてきた呼吸や想いであり、炭治郎たちはその連なりの終端にいただけにすぎない。つまり鬼滅は天災のような存在と、それと戦う先人から技や心構えを受け継ぎし少年少女物語だと言える。

ちなみに大正という時代設定も、人の命が現代よりはるかに軽かったがゆえに鬼殺隊のような人権無視甚だしい組織が描きやすかったというのもあろうが、大正で勝ち得た平和現代で当たり前のように享受するラストシーンを描きたかたからという面もあるだろう。それが当たり前であればあるほど忘れがちだけど、その当たり前を勝ち取るためにかつて戦った人たちがいるのだ。

 

話を簡単にまとめると、子ども大人になる過程しか描けない物語があって、鬼滅もエヴァもそういうタイプ物語だ、ということ。以上。

2020-09-09

セックスしながら走れドスケベメロス 第四話

前回までのセックスしながら走れドスケベメロスは……

 あのえちえち王に、スケベ人のスケベ信実のスケベ存するところをスケベ視姦(み)せてやろう。そうしてアクメ笑ってえろえろ磔のむらむら台に上ってやる。ドスケベメロスは、悠々とエロ身仕度をはじめた。

 さて、ドスケベメロスは、ぶるんセクシーな両腕と発情奴隷の尻毛か陰毛かの区別のつかない剛毛が激しく自己主張するクソスケベなデカ尻を大きくエロ振って、感度3000倍媚薬雨中、ドエロ矢(アロー)の如くセックスしながら走り出た。

♪アクメの声が聞こえてクるよ

「あたいの名前パイオーツ・D・カイデー

 視姦(み)よ、前方の感度3000倍の媚薬原液流れる川、その名前感度3000倍媚薬原液川を。

 突然、目の前に一隊ガンギマリアクメしている女山賊がガンギマリアクメしながら躍り出た。

 

 

「待て♡待って♡イグゥ♡」

「何をするのだ。私はセクシー陽の沈まぬうちにえちえちセックス王城へ行かなければならぬ。放せ。」

「どすけべっこい放さぬ♡持ちもの全部を置いてイけ♡イッちゃえ♡」

「私にはいのちんぽの他には何も無い。その、たった一つの命んぽも、これから王にくれてやるのだ。」

「その、いのちんぽが欲しいのだ♡はやくよこせなのだ♡おぽぉ♡」

「さては、えちえち王のスケベ命令で、ここで私を待ち伏セックスしていたのだな。」

 ガンギマリ女山賊たちは、ものも言わず一斉に棍棒(クソデカディルド)をまんこからブチ抜いて振り挙げてアクメした。ドスケベメロスは体毛マシマ発情奴隷セックスしながらひょいと、卑猥からだをセクシーに折り曲げ、スケベ飛鳥の如く身近かの一人にエロいかかり、その棍棒(クソデカディルド)を華麗に淫靡に且つ妖艶に奪い取って、

「気の毒だが性義のためだ!」と猛然一撃、たちまち、三人の体外ポルチオを殴りアクメ倒して脳に快楽電気信号を送るだけのバイオ玩具になるまで棍棒(KDD)で子宮をぐっちゃぐちゃエロ掻き回し、残るドM助平者のひるむ隙に、さっさと走ってセックス峠を下った。一気にセックス峠を駈け降りたが、流石に疲労し、折から淫靡まり無い日のエロスとカオスリビドー渦巻く午後のスケベ灼熱のセックス太陽がまともに、かっと照って来て、ドスケベメロスは幾度となくアク眩暈を感じ、これでアクメしてはならぬ、とスケベ気をエロ取り直しては、よろよろ二、三歩あるいて、ついに、がくりとセクシーな膝を折った。立ち上る事が出来ぬのだ。発情奴隷騎乗位でセックスされながらスケベ天をエロ仰いで、くやし泣きに泣き出した。射精きっかり5㍑射精した。ああ、あ、媚薬濁流をセクシーに泳ぎ切り、ガンギマリ女山賊を三人もアクメ撃ち倒しセックス韋駄天、ここまでスケベ突破して来たドスケベメロスよ。真のスケベ勇者、ドスケベメロスよ。今、ここで、アクメ疲れ切って動けなくなるとは情無い。はしたない。だらしない。いやらしい。クソスケベい。愛する穴友は、おまえをエロ信じたばかりに、やがてアクメ殺されなければならぬ。おまえは、稀代の不信のスケベ人間、まさしくえちえち王の思う肉壺だぞ、と自分エロ叱ってみるのだが、全身4545194回シコったちんぽのように萎えて、もはや卑猥発情芋虫ほどにも前進かなわぬ。セックス路傍の感度3000倍の媚薬の原料となる草が生えた草原、その名も感度3000倍媚薬草原にごろりと寝ころがった。発情奴隷は突然の寝バックの体勢にうれしくってうれしくって身体がアクメを歓迎していた。身体疲労すれば、精神も共にえちえちやられる。もう、どうでもいいという、スケベ勇者に不似合いな不貞腐れたスケベ根性が、スケベ心の隅にエロ巣喰った。私は、これほどえっち努力したのだ。えちえち約束を破るスケベ心は、みじんも無かった。変態神も視姦(しょうらん)、私は精一ぱいにえっちに努めて来たのだ。アクメ動けなくなるまでセックスしながら走って来たのだ。私は不信のスケベ徒では無い。ああ、できる事なら私のえっちな胸を截ち割って、ドスケベ真紅のドスケベ心臓をおドスケベ目にドスケベ掛けたい。ドスケベ愛とドスケベ信実のドスケベ血液だけでドスケベ動いているこのドスケベ心臓を視姦(み)せてやりたい。けれども私は、この大事なドスケベ時(タイム)に、ドスケベ精もドスケベ根もドスケベ尽きたのだ。私は、よくよく不幸な助平男だ。私は、きっとエロ笑われる。私のスケベ一家エロ笑われる。私は穴友を欺いた。セックス中途で倒れるのは、はじめから何も射精しないのと同じ事だ。ああ、もう、どうでもいい。これが、私の定ったセックス運命なのかもエロ知れない。セックスリヌンティウスよ、ゆるしてくれ。君は、いつでも私をエロ信じた。私も君を、エロ欺かなかった。私たちは、本当に佳い穴友と棒友であったのだ。いちどだって、暗い疑惑のスケベ雲を、お互いえっちな胸に宿したことエロ無かった。いまだって、君は私を無心にアクメ待っているだろう。ああ、アクメ待っているだろう。射精(ありがとう)、セックスリヌンティウス。よくも私をエロ信じてくれた。それを思えば、たまらない。白いおしっこ射精(で)ちゃう。穴友と棒友の間のドスケベ信実は、このスケベ世で一ばん誇るべきセクシーなのだからな。セックスリヌンティウス、私は毛むくじゃらの発情奴隷セックスしながら走ったのだ。君をエロ欺くつもりは、みじんも無かった。エロ信じてくれ! 私は急ぎに急いでここまで来たのだ。媚薬濁流をセックスしながら突破した。ガンギマリ女山賊の囲みからも、するりとセックスしながらエロ抜けて一気にセックス峠をセックスしながら駈け降りて来たのだ。私だからセックス出来たのだよ。ああ、この上、私にスケベ望み給うな。感度3000倍媚薬漬けにして放って置いてくれ。どうでも、イイのだ。私はアクメ負けたのだ。だらしが無い。アクメ笑ってくれ。えちえち王は私に、ちょっとおくれて来い、とえっちえちに耳打ちした。おくれたら、身代りをアクメ殺して、私をアクメ助けてくれると約束した。私はえちえち王のえろえろ卑劣をむらむら憎んだ。けれども、今になってみると、私はえちえち王の言うままになっている。私は、エロおくれてスケベ行くだろう。えちえち王は、ひとりオナ合点して私をエロ笑い、そうして事も無く私をアクメ放免するだろう。そうなったら、私は、アクメ死ぬよりつらい。私は、永遠にエロ裏切者だ。スケベ地上で最も、不名誉のスケベ人種だ。その名もスケベ地上最不名誉スケベ人種だ。しかジャングルセックスをしている。セックスリヌンティウスよ、私もアクメ死ぬぞ。君と一緒にアクメ死なせてくれ。君だけは私をエロ信じてくれるにちがい無い。いや、それも私の、自慰ックス(ひとりよがり)か? ああ、もういっそ、スケベ悪徳者としてアクメ生き伸びてやろうか。スケベ村には私のラブ家(ハウス)が在る。感度3000倍の媚薬乳を出す淫乱羊、その名も感度3000倍媚薬淫乱羊も居る。美っ痴妹夫婦は、まさか私をスケベ村からエロ追い出すような卑猥事はしないだろう。性義だの、スケベ信実だの、スケベ愛だの、考えてみれば、くだらない。スケベ人をアクメ殺して自分がアクメ生きる。それがスケベ人間世界の定法ではなかったか。ああ、何もかも、ばかばかしい。私は、醜い裏切りスケベ者だ。どうとも、勝手にアクメするがよい。やんぬる哉。――いやらしいふしだらな四肢を投げ出して、うとうと、しこしこ、くちゅくちゅ、ぴゅぴゅっ、まどろんでしまった。ジャングル発情奴隷はドスケベメロスが寝転んでいるのを卑猥(い)い事に、ドスケベメロスの情けない乳首をだらしない舌とはしたない指でいやらしくいじっている。「お胸におちんぽが生えたみたいでちゅね。」などと勝手卑猥な事も言った。

 ふとセクシーな耳に、潺々(せんせん)、水の流れるいやらしい音が聞えた。そっとピンク色のSukebeImaginationだらけの頭を卑猥にもたげ、クソスケベな息を呑んで耳をすました。すぐえっちな足もとで、感度3000倍の媚薬が溶け込んだ水、正に感度3000倍媚薬水が流れているらしい。感度3000倍媚薬水は普通の水とは音のセクシーさが違う。よく美っ痴妹が「あ゛~~~っ♡♡媚薬水の音ほお゛お゛ぉお゛っ♡♡♡」とはしゃいでアクメしていたのでドスケベメロスエロ知っていた。よろよろとパコリたての淫乱小鹿のように起き上って、視姦(み)ると、えろえろ岩のえっちな裂目から滾々(こんこん)と、何かデスアクメ直前の発情雑魚雌犬のように小さくエロ囁きながら感度3000倍の媚薬が溶け込んだ清水、その名も感度3000倍媚薬清水が、初めてアクメしたピュアマンからいやらしく出てきた性的な体液のように湧き出ているのである。そのエロ泉に吸い込まれるようにドスケベメロスセクシーに身をかがめた。媚薬水を両手で掬って、一くち飲んだ。ほうと長い溜息が出て、身体じゅんじゅん熱くなって、夢から覚めたような気がした。セックスしながら歩ける。このモジャマンコとセックスしながら行こう。スケベ肉体の疲労恢復(かいふく)と共に、わずかながらエロ希望が生れた。えちえち義務遂行のスケベ希望である。わが身をアクメ殺して、スケベ名誉をスケベ守るスケベ希望であるセクシー斜陽はえっちな赤いスケベ光を、媚薬樹々の媚薬葉にエロ投じ、媚薬葉も媚薬枝も燃えるばかりにスケベ輝いている。セクシー日没までには、まだセックス間がある。私を、エロ待っている人があるのだ。少しもエロわず、静かにスケベ期待してくれている人があるのだ。私は、えちえちに信じられている。私の命んぽなぞは、エロ問題ではない。アクメ死んでお詫びアクメ、などと気の卑猥(い)い事はエロ言ってスケベ居られぬ。私は、えちえち信頼にむちむち報いなければならぬ。いまはただその一事セックスだ。ヴァギナアナルもモッジャモジャのモジャな陰毛ジャングル発情奴隷セックスしながら走れ! ドスケベメロス

To dosuke be continued……

2020-06-22

休めメロス

ふと耳に、潺々、水の流れる音が聞えた。そっと頭をもたげ、息を呑んで耳をすました。

すぐ足もとで、水が流れているらしい。よろよろ起き上って、見ると、風呂蛇口から滾々と、何か小さく囁ささやきながら清水が湧き出ているのである。その泉に吸い込まれるようにメロスは身をかがめた。水を両手で掬すくって、一くち飲んだ。ほうと長い溜息が出て、夢から覚めたような気がした。

歩ける。行こう。

肉体の疲労恢復と共に、わずかながら希望が生れた。義務遂行希望である。わが身を殺して、名誉を守る希望である斜陽は赤い光を、ブラインドに投じ、隙間から差し込んだ光も燃えるばかりに輝いている。日没までには、まだ間がある。私を、待っている人(クライアント)があるのだ。少しも疑わず、静かに期待してくれている人があるのだ。私は、信じられている。私の命なぞは、問題ではない。飛んでお詫び、などと気のいい事は言って居られぬ。私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。

いや、休め! メロス

2020-04-29

anond:20200429025520

伊集院脳汁入れすぎは注意

用法容量を守って正しくお使いください

俺は動けなくなってから起きてる時間ずっと布団の中でイヤホンして録音聞いてたら

鬱病から恢復したものの急に恥骨を割る地蔵の話をするようになってしまった

2020-02-29

メンタルマネジメントについて

大学時代特定フォローしている男が、自殺を仄めかしていてクソクソムカついたのと、それに反応してか自分だったらこときこうするだろうなということを考えたので、少しばかり文章にしてみることにする。他人の不幸は蜜の味とはこのようなことを言うのだなと思うところもあるが、そこは堪忍してほしい。

気の持ちようというもの究極的な形式は人それぞれなのだが、少なから自分場合は、外的要因としてはいい服や物を購入して、使用することで気分がよくなることがわかった。このことに気づいてから気分転換精神衛生のことも兼ねて、できるだけモノを購入する際には、良いモノを買うことにした。お金はかかるけれども、結果として、割と余裕を持った生活ができているし、良くも悪くも使用したり纏うものは心を支配するということを、社会人になって、かつ、同世代比較して心の余裕が保てていることを考慮すると、できているのかなという思いがある。

内的要因はなし崩し的に崩壊していくものなので、特効薬はないのは事実である。そういうときは、時間解決すると思ってとにかく耐えている。もし、どうしても耐えられないと思ったときは、周りに撒き散らせばよいということを、社会人になってから覚えた。私みたいな小僧でも戯言を聞いてくれる人はいるし、返し方はわからないのだけど、そういう人は大事にしたいと心から強く思っている。猫ちゃんはるさめ阿部嫁、阿部りょうちけは誰に紹介しても恥ずかしくない。加えて常山、まなりん、林毅、横町、輿くん、内定は辞退してしまったけれど早川川上さんなどのLINEの同期たちと、範囲は変われど相談できる相手はたくさんいることに、どういうわけか社会人になってから気づくことはできた。社内でもNTTチームの皆様は、北川さんや加藤さんを筆頭に信頼できる人たちばかりである

彼らには幸せな姿を見せることが恩義だと思うし、それは自分で手に入れなければならないことだなということも、強く思う。この人達のためにも、だめな自分でも幸せを手に入れたいと思っている箇所は幾ばくかある。ただ、ここで肝心なのは幸せなフリをするのではなく、本当に幸せになることだと思っている。それができなければ、彼らに返す顔もないだろう。

畢竟大切なことは何かというと、とかく凹むときは凹んで、恢復してきたときに他のもの意識を向けることが冷静さを取り戻すことなのではないかと思う。前の彼女のことは今でも思い出すことはあるけれど、当時の自分だったら別れて当然だったのかな、という思いはある。そして、他のもの意識を向けるためには、物じゃなくて飯でも運動でも人でもいいし、正直なんでもいいと思っている。そして、大学院時代の恩師の一人から教わったことでもあるのだが、もし一つ詰まっても他の選択肢があると思える環境を作ることは、常々心がけている。何かがだめになったときにすべてが駄目になるわけではない。そういう心の余裕というものも、大事ことなのかなと思っている。

26年という短い人生経験のうえで語ることは烏滸がましいことであるが、人間、生きていれば駄目なときはあるし、幸せとき幸せを思う存分享受すべきだと思っている。辛いときはなんで辛いのかもわからず、路上で泣き出してしまときもあるが、生きてさえいればよいことはある。特に私はゼロサム物事を測る傾向があるところがあるので、これまで辛かった分、これからの26年は幸せなことが待ちわびていると思いこむようにしている。外から見たら美人ではなくても心の底から愛せると思える女性出会えると思っているし、仕事でもグローバルに大きな活躍ができる可能性がある環境にいる以上、絶対成功できると思っている。辛いときは辛いし、楽しいとき楽しい。それだけは忘れずに、自殺なんてすることなく、天誅を全うしたいと、いまは強く思っている。

2019-11-29

anond:20191129123642

そうだよ。それが一般的に考えられてるナチズムナチズムとされているものメンヘラジェノサイド対象やった。

今の緩いナチズム的な優生思想だと「精神病などは恢復の見込みがあるから許される」みたいなロジックになってるはず。でも正直薄氷一枚だよね。

2018-12-19

anond:20181219173233

薬だと思って飲めば砂糖菓子だってなんだって薬になって恢復するだろ。

何事も病は気からって言ってな。治ろうとする気力が人の体を治すんだ。

2018-06-25

anond:20180625095041

ということは、低能先生の心は寧ろ恢復方面に進んでいたのか。

うつ病は治りかけが一番危険とはよく聞くが、何事も禍福はあざなえる縄のごとしというか相転移するタイミングが一番危険なんだなあ。

2018-01-01

きょげえーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!(発狂)

うんぬふっ!(恢復)

 
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