はてなキーワード: エンストとは
ガソリンスタンドのタンクに水が混入して給油した車が故障、っていうニュースが世間を騒がせているが、自分が働いていたスタンドでも同じ事故が発生して騒ぎになった事があるので説明するよ。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASQ8W6QFCQ8WULFA00P.html
ガソリンスタンドの貯蔵タンクは地下に置く事が義務付けられている。近所が火事になってもどうやっても引火しないようにする為だ。
でも地下って事は豪雨で付近が冠水したり洪水になったりすると水が入ってしまう可能性がある訳だ。
地下タンクには
1.荷卸し用(勿論燃料油)のハイプ
2.エア抜き管
3.給油機に繋がる吸い上げ管
が繋がっているが更に
b.直付け残量計
が付いている。b.直付け残量計はタンク直上にあって古い石油ストーブの燃料計みたいに針がゆらゆらして値を示すやつね。中にフロートが浮いててそのフロートアームの反対側が指針になってる簡単な造りだ。で、この直付け残量計の上にはマンホールがあって、水が入らないようにパッキンがはまっている。
増田の働いてたスタンドは、古くてマンホール面の地面が不等沈下して歪みが出ていた上にパッキンが劣化していた。
更に残量計のケースに使われているパッキンも痛んでいた。因みにここはガソリン蒸気などに晒されるのでゴムが痛みやすい。大体のスタンドはそのままになっていると思われる(フッ素ゴム、シリコンゴムなどを使うと痛まないがそれらの材質が一般化したのは20年くらい前の事だ)。
更に悪いことに、そのタンクは増設した小さいタンクで、普段は管路を締めきって使ってなかった。だから何度もの大雨で水が溜まって行ってしまったのだ。
そしてそのスタンドの夜勤で危険物保安監督者は増田だけで、管路の切り替えも増田しか出来なかった。
ただこの件では増田に落ち度が無かったので会社から叱られたりもしなかったが。
タンクローリーから荷卸しする注油口にもパッキンがあって、これが痛んでいてここから水が入るってケースもある、というかこっちの方が多い。
例えば、付近が冠水して注油口から水がドバーッと入ってしまったとする。すると水は重いので地下タンク内のガソリンを押し上げてしまう。それがエア抜き管からドバーっと吹き出してしまう。これは水面に乗って広がってしまうので火が付いて付近が火の海になる可能性があるのだ。洪水のせいで大火災の危険が生じるのだ。
2.計量器(スタンドの目に見えるところにあってガソリンを出すあれ)
スタンドの店員は毎日地下タンク残量を計量して記録する義務がある。
POSシステムは各タンクから出して販売した数量を記録していて、残量の推定値を表示する。
ローリー荷卸しがあったらそれも打ち込むので地下タンク残量とPOSの値は正確に一致するはずである。
…が、一致しないとなったらなにか原因があるって事だ。増えてる場合は水の混入である。
一般的にこれをやる意味は寧ろ「数字が足りない」場合に備えてだ。数字が足りない=配管かタンクどっかからの漏洩で土中にしみ込んでしまっているという事で、非常に重篤な状態である。
勿論環境汚染でもあるのだが、土中にしみ込んだガソリンが地下水に混じって暗渠(地下化された川)や下水道に流れ込むと、そこで蒸気が溜まって爆発事故になる。台湾の高雄の大爆発事故は、パイプラインから漏洩した燃料がこうやって暗渠に流れて起きたものだ。
閉店間際のスタンドで店員がマンホール覗いてメモしてるのはこういう理由があるのである。
壊れないよ。だって燃料油には水が少量混じっている事が多いから。
スタンドの方ではパッキン類がちゃんとしてても地下タンクに水は入ってしまう。
ガソリンを売るとタンクの液面が下がる。すると負圧になってしまうので、エア抜き管が設置してある。スタンドにローリーが来てる時に頭が痛くなったりきつい臭いがするのは卸したガソリンがタンク内の蒸気混じりの空気をエア抜き管に押し出している為だ。
ガソリンが減って液面が下がると逆に空気を吸い込む。夏であれば高温多湿の空気が涼しい地下、しかもガソリン気化熱で更に温度が下がったタンクに入るとどうなる?
そう、結露です。結露してそれはガソリンの下の方に溜まるのだ。そしてローリーの荷卸しがあった時には攪拌されてオイルタイプのドレッシングみたいな混じり方をする。
その間に給油に来たお客の車に給油されるからモーマンタイである。
でも車のタンクの方でも結露は起こっているよ。ガソリン使えば空気は吸い込むし、ブレーキでガソリンが揺すられると気化が激しくなって気化熱で温度が下がる。そしたら結露するのは当然で、給油する前に何度も何度も結露し、その水はガソリンの下に溜まる。それは車の揺れで燃料ポンプ吸い込み口に吸い込まれてエンジンで燃焼されてしまう。
軽油の場合は水との親和性が高いので下に溜まらずに「水っぽい軽油」になってこれもエンジンで燃焼されてしまう。
だから相当量の水の混入じゃないと車の不調にはならないのだな。
水抜き剤はこういう理由で必要とされるケミカルなのだ。どうしても水はタンクに溜まるから。一番の問題はエンジンじゃなくて、燃料ポンプが錆びちゃう事なんよね。ある日急にエンストしてエンジンが掛からない、高速や山道を全開で走ってたらエンストとか。タンクが錆びてその錆で燃ポンが壊れるって事もある。
水抜き剤の仕組みは単純で、アルコールだ。アルコールは親油性と親水性両方があるから水をアルコールに溶かしてエンジンで燃やしちゃえっていうケミカルだ。
だからイソプロピルアルコールでも代用できる。酒用アルコールはだめだぞ糖分入ってるから。
こんな単純ケミカルなのでホムセンでは100円くらいで売っているので、それを入れよう。ぼったくり価格のスタンドのは原価40円くらいで同じ代物であるし、違いが出せようはずもない。
元ブでもエンジン故障を冠水路走行でのウオーターハンマーと混同してる人がいるが、それは空気を吸う所から水を吸い込んだ場合で、空気は圧縮できるが水は圧縮できないのでエンジンが物理的に破壊されてしまうってもの。
燃料路からの混入では燃料:空気比率は12:1程度になる上に気化した水は圧縮出来、すぐに排気されるので物理破損されない。
因みにハイオク車にレギュラー入れると調子が悪くなるのは、ノッキングが発生するから。
今の乗用車はノッキングを感知すると点火時期を遅らせるので、ピストンが下降工程にある時に燃焼が起きて馬力に変換されないし熱効率も悪くなり燃費も悪化する。ノックセンサーがない古い車ではエンジンがぐちゃぐちゃに壊れる原因であった。(経験あり)
水混入による修理と言っても燃料を入れ換えてリターンパイプを外してエンジンを空回しするだけのはず。
インジェクション方式では一定した燃料の圧力が必要なので、エンジン側に調圧バルブがありそこで余分な燃料をリターンパイプ経由でタンクに戻している。
だからのタンク側のリターンパイプを外してエンジン回せば管路の燃料も全て抜けてしまう。キャブレター式ではキャブの分解が必要だが、インジェクション車は燃圧が高いので力で押しきりがしやすいのだ。
それからもし自分がこういうトラブルにあったとしてもスタンドの会社がレッカー代から休業補償も払ってくれるから大丈夫だ。
その為に領収書は捨てずにとっておいた方が良い。
因みにタンクへの雨水混入も消防法抵触事件なので、タンクへの混入を認めなくても監督官庁である消防署巻き込むとスタンドは認めざるを得ない。書類や実際の燃料油の採取やパッキン状況等を有無を言わせず調べられるので。
オイルも変えたばかりだし、ベルトやウエイトも交換してまだ1万キロも走ってない。
原因はわかる。バッテリーだな。
先輩が壊れた2stのYB-1を持っていて、修理できたら1万で譲ってくれとお願いした。
完全初心者だったが見様見真似で手を入れ始めた。
約束通り譲ってもらい、だましだまし乗っていた。
本当に金がなくて、タンク洗浄剤とキャブクリーナーを買っただけで金欠状態。
いつも悩まされていたのは、エンジンをかけてしばらくはアイドリングが安定しないこと。
だが20~30分くらい走っていると急に良い子になる。
俺は2stという言葉すら聞いたばかりの素人だったので、エンジンが温まらないと普通に走れないのだと思いこんでいた。
今ならわかるけど、アレはバッテリーが死んでいたな。
今はアイドリングストップ車用の高性能バッテリーをなんの気無しに買うようになってしまったな。
車も軽だし、バイクも110ccだし。
でも、あんなに貧乏でも歳を取ると普通に生活できるようになるもんなんだと、なんかしみじみ思っただけよ。
さて、それじゃあバッテリーの交換でもするかね。
そのあと飯くったら、ちょっと走ってくるか。
苅野勉三
かりのべんぞう
木手家の隣人の浪人生(高卒)で、キテレツからは勉三さんと呼ばれている。詰襟の学生服を着用し、レンズの分厚い牛乳ビンの底のような眼鏡をかけている。
残念ながら要領が悪く不器用な人で、バイトもしているも中々勤まらない。自分で自分の事を「自分はなんてダメなんだ~」とボヤいているシーンがある。
こんな感じでなんだか情けない・さえない印象を受けるヒトだが、なんと彼女持ち(上原友紀。原作では「上原君子」)で、仲は比較的良好。
浪人生の時に当時デビューしたての寝台特急北斗星に乗って札幌の大学を受験しに行ったこともある。
アニメ版では六浪の末無事に高尾大学経済学部に入学した。ちなみに六浪なので、順調に卒業しても新卒で三十路になる。
正直アニメ放映時の時代を考えると、その人生は決して楽観視できるものではない(むしろ大卒であるがゆえに絶望しかない)のだが、そのあたりは特に触れられていない。
勉三さん
本名は「苅野勉三(かりの べんぞう)」。山形県出身の25才。
東北訛りの喋り方で、常に敬語。一人称は「ワス」で語尾に「~だす」とつける。
高尾大学経済学部に入学する為に上京したが、6浪している苦労人。
が、毎回尋常じゃないミスをしてクビになる為、様々なアルバイトを経験している。
分厚いビン底メガネをかけ、無精髭が生えている。
メガネの下は藤子メガネキャラクターおなじみの3ではなく、とてもつぶらな綺麗な瞳。
キテレツやコロ助と関わる事も多いが、トラブルの原因にもなっている。
にも関わらず、嫌われてなくむしろ好かれている。
意外と博識な為、頼りにされる事もある。
ドラえもんの作風に馴れてると、少年少女がメインの中、彼らと共に積極的に事件に巻き込まれていく彼のような大人のキャラクターは中々新鮮に見えるだろう。
上原君子(アニメでは上原友紀)という顔良し・性格良し・スタイル良し・高学歴・高収入(アニメでは客室乗務員になる)の五拍子揃った彼女がいる。
当初は嫌われていたが段々と勉三さんの優しい一面に惹かれ、交際が始まった。
中盤にて、念願の運転免許を取得。
ハンドルを握ると性格が変わるスピード狂であり、横断歩道や歩道橋まで走ってしまう。
浪人生のイメージが強いが、7回目の受験にて念願の高尾大学経済学部に合格。
勉強も真面目にしておらず、レポートは提出期限ギリギリまで放置し、試験には落第する有様である。
アニメでは顔がそっくりの母親(CV.花沢さん→カレーパンマン)が登場した。
NHKで放送された実写ドラマでは、山本耕史が勉三さんを演じた。
ちなみにこの勉三さんは東京大学を目指していた。
余談
勉三とは、漫画・アニメ『キテレツ大百科』に登場するキャラクターの一人である。
勉三(生放送主) - ユーザー生放送の配信者兼歌ってみたカテゴリの男性投稿者(歌い手)。
主人公である木手英一(キテレツ)の家のとなりに住む浪人生。季節を問わない学生服とビン底メガネがトレードマーク。
山形出身で、アニメ版では東北弁で喋る。山形の実家には勉三そっくりの顔の母親、苅野ヨネ(CV:山本圭子→遠藤晴→柳沢三千代)が住んでおり、時折上京しては勉三の様子を伺いに来ている。
何度も浪人を繰り返しており、その着古した学生服には風格さえ漂っている。
アニメ版では、途中で高尾大学に合格しており、それ以降は浪人生ではなく大学生となっている。ただし、大学にまじめに通っているかというとそうでもない模様。
何気に彼女持ち。原作では上原君子、アニメ版では上原友紀(CV:吉田菜穂→遠藤みやこ)という名前で、アニメ版では最終的に客室乗務員に就職している。
ニコニコ動画において
ニコニコ動画に限ったことではないが、キテレツ大百科のメインキャラクターであるコロ助+4名の子供たちに劣らぬ知名度を持っており、あちこちでパロディの対象とされる。
ニコニコ動画においてはそのようなパロディ作品のひとつ「野性の闘牌 鰻」での登場が最も多いと思われる。あるいはキャラ差し替えで投稿者コメントに名前だけ載っていることも多い。「勉三」でキーワード検索するとそのような動画が多数ヒットする。
マニュアル車(MT)の場合は、クラッチペダルを床まで踏んで、ギアを所定のポジション(ローギアかバックギア)へ入れて
アクセルをゆっくり踏んでいくと同時にクラッチペダルを徐々に緩めていき
そう簡単には踏み間違えないと思います。(この動作をミスするとエンジンストールし易いです)車庫入れ時や駐車場でノロノロと空きスペースを探している際など(AT車だとクリープのみで進んでいる状況かなと)は超低速なので、クラッチを切ってからブレーキを踏みます。
ちなみに、クラッチを切った状態(AT車でいうとDレンジからNレンジにした状態みたいなもの)だと動力がタイヤに伝わらないため、その状態で間違ってアクセルを踏んでしまっても、エンジンがブオーンと唸るだけです。
急発進はそのつもりでの操作が要るので踏み間違いでは、し難いでしょう。マニュアルだと坂道の下りでもオートマのような加速はあまりしません。適度なエンジンブレーキ動作となります。
急発進もクラッチペダルさえ踏めば発進しません。あまりないけど、ギャーを間違うとノッキングやエンストを起こします。マニュアル車の後ろで車間距離を適度に取らずにあおり運転みたいなことしていると、シフトダウンで急激な停止状態となることもあるので、追突しても、車間距離を取らなかったほうが悪いということにもなるので要注意です。ペダルの踏み間違いによる事故がMT車ではほとんどない理由は他にもあります。
ブレーキとアクセルの踏み間違いは、ほとんどの場合焦りや集中力の欠如から起こりますが、MT車では車を発進させるだけでも複雑な操作の組み合わせが必要なので集中力が必要です。
そのため、何かに気を取られてブレーキが緩みクリープで車が動いたことに焦りブレーキとアクセルを踏み間違えたりします。
つまり、AT車は操作が簡単な分 他の事に気を取られる確率が上がります。ドライビングポジションというか、座り方にも差があると思います。
MT車は両足でペダルを操作するので、ペダルやハンドルに対し腰の角度が必ず正対することになります。
さらにMTのシフト操作のために左手を常に使う必要がありますが、
AT車の走行中は右手のウインカー操作の頻度が高いだけでシフトもワイパーも操作頻度が高いわけではない。
両足両腕を使って操作しているとハンドルセンターから左右にズレると
すぐにバランスが悪く感じ修正しますが、右足と右手だけだと位置と方向のズレ認識は難しい。
このズレでアクセルとブレーキの空間認識に間違いが出やすいってこともあるとは思います。
あとは単純に
「後進時にMT車は腰を回転できず上半身だけで振り返るが、AT車は腰を回転させようが位置を変えようが動かせる」
着座の位置と向きが変わればペダルの認識間違いはすぐ起きると思います。
MT車がAT車に比べて安全ではないかといわれる理由の大きなところは踏み間違いではなくて。。。
「クラッチで動力を切れる為"暴走事故"が起きづらい」ということだと思います。
ATでもMTでも"瞬間的な踏み間違い"は大小あると思いますがどちらでも起きると思います。
ただし瞬間ではなくて感覚的に"短時間"に入る数十メートル、数十秒にわたる暴走は故意や故障でなければMT車ではありえないと言っていい。
よい事例としては「プリウス福岡暴走事故」ですね。病院に突っ込んだ有名な事故。
あれは300m以上暴走したのち病院に突っ込んだ。この事故は正常なMT車だと絶対に無いと言える。
300mもコントロールできず加速し続ける状態をMT車では想定して運転したことないです。先月納車されたスイフトスポーツのMTに乗ってますが、今のMTはクラッチだけじゃなくてブレーキも同時に踏んでないとエンジンかかりません。
これには驚きました。
昔、教習所で踏切内でエンコしたらギアを入れたままセルを回せば進んで脱出すればよい、と習った記憶がありますが、もうそういうのは昔話なんでしょうね。
を踏みます。フルブレーキングとは、クラッチペダルとブレーキペダルを踏み抜くことです。
万が一、右足でアクセルペダルを間違えて踏んでも、クラッチペダルを踏み込んでいるのでエンジンとギアは切り離されているから、エンジンは空転してものすごい音にはなりますが車は惰性で前に出るだけで加速しません。
体勢が崩れてクラッチペダルを踏めずに、ブレーキペダルとアクセルペダルを踏んだ場合、ブレーキペダルが優先されるのでエンジンが止まるか、クラッチが滑って煙がでます。
つまり、間違えてどの組み合わせでペダルを踏んでも、加速して100キロを超える暴走車になることはありえないんです。
マニュアル車は両足を放しても車が止まる
ギアがロー(1速)か2速に入っていれば、ブレーキ、クラッチペダル、アクセルのすべてのペダルを踏まなくてもエンジンブレーキがきいて車はとまります。
マニュアル車には、左足で踏むパーキングブレーキはありません。手で引っ張るサイドブレーキになっています。だから、助手席の人がいれば、サイドブレーキを助手席の人が引っ張ってハンドルを左に切るだけで車は縁石やガードレールに乗り上げて止まります。
ローギア(1速)に入れて、左足でクラッチを踏み続ける「半クラッチ」でズルズルと走る
クラッチペダルとアクセルペダルを放すと車はエンジンが止まって(エンスト)しまう
エンストした状態では、アクセルペダルを踏んでも車はまったく動かない
なので、安全なのです。
かつては世界最大の船舶建造国であった日本だが、今では中国韓国に追い抜かれ衰退の一歩を辿っている。
少し前まで造船所で設計業務を行っていた中の人として立場から、日本の造船業界の現状と苦境の原因について説明したい。
造船大手サノヤスHDは新造船事業を新来島どっくへ譲渡し不動産賃貸業に特化、三井造船も造船事業を常石造船へ譲渡することを決定済み。
その他中小造船所についても新造船事業から撤退表明が相次いでおり、業種転換や修繕事業への特化に取り組む先が増えている。
余談ではあるがサノヤスHDから新来島どっくへの事業譲渡価格はたったの100万円。人員と設備、40億円超の銀行借入を引き受けてもらうとはいえ実質は無償譲渡。
この譲渡価格を見れば、今の日本国内の造船事業にはその程度の価値しかないということが分かって頂けると思う。
造船所は一般的に最低でも2年分の手持ち工事を確保する必要があると言われている。
(契約から船舶の引渡しまで2~3年なので、手持ち工事量が2年を切ると設計のリードタイムが確保出来ない)
ところが現時点で手持ち工事量が1年を切ってしまっている造船所が国内には多数存在している。仮に今すぐ市況が回復して受注出来たとしても設計作業が追いつかない状態。
まあそんな状況でも「弊社なら年内竣工も可能です!」と安請け合いして現場を大混乱に陥れる営業担当がどこの造船所にもいるはず、多分。
新型コロナの影響も当初は確かにあった。昨年春頃は世界的に物流が停滞するとの見方から用船料が暴落し、ハンディマックスサイズ(DWT60,000トン)のバルクキャリア(ばら積み船)で7,000ドル/day程度まで落ち込み完全に採算割れとなっていた。
しかし今足元では同船型の用船料は25,000ドル/dayとリーマンショック前の水準まで急回復している。
普通ならここまで用船料が上昇すれば新造船を発注する動きが出てくるはず。ではなぜ誰も発注に走らないのだろう。
船舶は世界中を航海するので世界共通の環境規制が定められている。NOx(窒素酸化物)排出についても段階的に規制が強化されており、2016年以降に建造される船には三次規制(従来の排出量から80%削減)が適用される。
各造船所は規制強化間際に駆け込みで契約を進めた(2015年末までに契約した船は少し緩めの二次規制仕様での建造が可能)ので、2016年以降も二次規制対応船の建造を続けられた。
だが昨年くらいで二次規制の契約船の手持ちが尽きてしまった。ちなみに三次規制対応の船は二次規制と比較して建造コストが10%ほど上がる。
このコスト増加分を誰が負担するかが明確になっていないため、誰も発注に踏み切れないのである。
(本質的にはこのコストは当然荷主が負担(用船料へ上乗せ)すべきなのだが、船主・オペレーターが要請しても荷主の方が圧倒的に立場が強いため有耶無耶にされてきた)
また、リーマンショック前に用船料が急騰し、それを受けて2009~2012年頃に大量の新造船が建造された。その後船舶需要が低下したのちも造船所が設備稼働維持を目的としてストックボート(発注が無いまま船舶を建造し、造船所が自社グループ内で船主として船を保有する)の建造を行ったため、供給過剰な状態が続いた。
ストックボートは市況が回復したときには中古船として売却されるわけだが、単なる需要の先食いでしかない。結果として新規受注が伸び悩むこととなっている。
私自身は上記に挙げたような大手造船所ではなく、年間で数隻程度しか建造していない中小造船所で設計部員として働いていた。
現場は1年を通して屋外で作業をするので3Kかと言われれば間違いなく3K。
納期厳守で納期を守るためなら深夜残業や土日出勤も当たり前という反面、色々な面でゆるい職場でもあった。
船舶が完成したあとは引渡し前に必ず海上での試運転を行う。各担当が船舶に乗り込み丸一日かけて運航データを取るのだが、気象条件によってはこれが一日では終わらない。
契約書上では「船速は○ノット以上とする。下回った場合0.1ノット毎に○百万円のペナルティが発生する」となっているので、試運転では必ず契約速度をクリアする必要がある。
風もなく海面もクリアなら特段問題ないのだが、季節によっては荒天続きでまともな運航データが取れないときもある。その場合、延々と条件の良い海面を探し続けることになる。
一日で試運転を終える予定でピクニック気分で酒と食料を積み込んで宴会を開いたものの、翌日も翌々日も天候に恵まれず二日酔い状態で航海を続けたこともあった。
またあるときは台風の接近により、建造中の船舶を岸壁につけたままでは損傷する可能性があるからとタグボートで沖合いまで曳いて行ったこともあった。
万が一に備えて船中泊をする人員を残して私たちは岸壁へと戻ったのだが、事件はそこで起きた。
係船用の岸壁まであと少しというところで急にエンストを起こしタグボートが止まってしまったのだ。なんとか手動でエンジンを再起動するも全く動く気配がない。
9月になっていたとはいえまだうだるような暑さの中で、私たちは仕方なく全員でボート内にあったパイプやら板やらをパドル代わりにして必死に漕ぎ続けた。
なんとか岸壁に到着したときには皆が皆疲労困憊、脱水症状寸前となっていた。
地面に倒れ込みスポーツドリンクを飲みながら、「こんなことなら最初から手漕ぎの方が楽だったな」と冗談を言って笑いあったこともあった。
話が横道へ逸れてしまっていたので、本題に戻ろう。韓国や中国の造船所に対し日本の造船所は価格競争力において圧倒的に劣勢である。
ハンディマックスサイズのバルクキャリアを建造するとして、日本と中国ではUSD2mil~3milの価格差が発生するといわれている。
従来からこの価格差は「中国や韓国は政府が国策として造船を支援しているから」「中国は安い人件費を背景に人海戦術で建造しているから」と説明されていた。
また、価格面では日本は劣るが、品質においては日本が優位だとも言われてきた。
私に言わせればこれはどちらも正しくない。昔はそうだったのかもしれないが、今では中国建造船のクオリティは日本建造と大差ないくらいにまで向上している。
一方で日本の造船所は熟練工の退職による人手不足を外国人実習生で埋めている惨状なので、過去との比較では技術レベルは数段落ちている。
日本と中国の人件費比較においても以前ほどの差はない。ではなぜ日本の造船所の建造コストは高止まりしているのだろう。
私は「設計システムの共通化」「部品規格の共通化」という2つの点で中国に大きく差をつけられているのだと考えている。
日本の造船所は大手から中堅どころまで各造船所がそれぞれに設計部隊を抱えている。造船業は仕事量の山谷が激しいので、自前で設計を抱えると設計コストが高くつく。
更に日本の場合、設計システムについても三菱製、IHI製、日立製などなど各社が自前のソフトでの作業を行っているので、使い勝手は良いがコストは非常に高い。
日本製の設計ソフトを使うのは日本企業だけ、しかもそんな狭い市場に3社も4社も自前ソフトを投入しているので維持管理や改良にかかるコストが高くなってしまう。
翻って中国や韓国は世界トップシェアの英国AVEVA社のソフトを使用しているところが大半なので、システムの維持更新にかかるコストも日本と比べれば格段に安い。
日本の自前主義がガラパゴス化を招き、結果としてそれが衰退の原因となってしまっているのである。
「部品規格の共通化」についても同じことが言える。自動車メーカーはコスト削減のため、異なる車種間の部品共通化を進めコスト削減を図った。
中国の造船所は建造と設計が分離されており、各造船所は決まった設計会社から図面を購入してくるので造船所間の部品規格の共通化が図られている。
日本の場合、同じところに使う部品でも造船所毎に微妙にカスタマイズされているので、部品メーカーは多品種小ロットの製造を余儀なくされ、それがコスト増に繋がっている。
規格共通化を図るため、国内首位の今治造船と第2位のJMUが共同の設計会社「日本シップヤード」を設立したが、今からではすでに手遅れではないかという気さえする。
トヨタに代表される日本の自動車メーカーは地道なカイゼン活動でコスト削減を少しづつ少しづつ積み上げて今の体制を作り上げた。
それに対し日本の造船所は「船価は為替や用船料市況次第で数億円単位で動くので多少のコスト削減は無意味」などと言い訳しながら丼勘定を続けてきた。
アメリカの自動車メーカーがトヨタに駆逐されてしまったのと同様に、経営改善を怠ってきた日本の造船所は淘汰されてしかるべきなのだろう。
他業種と違って造船業界は新型コロナ対策の無利息融資を受けることが出来なかった。コロナ特別融資は「売上高が前年同期比で減少していること」が要件となっている。
造船業界は2年程度の手持ち工事量を確保しているため、コロナの影響はすぐには出ない。各社の売上が減少するのはコロナ前に確保していた手持ち工事が枯渇する2022年以降であるが、その頃にはコロナ特別融資制度は終了してしまっている。
かくいう私の勤務先も手持ち工事量が大幅に減少し、仕事のなくなった一部職種の人たちは近隣の自動車メーカーや半導体工場などに期間限定で出向することとなった。
新規受注が無いので設計人員も約半数がリストラされることとなり、私を含め大勢の設計部員が建築系などの設計会社へ転職することとなった。
退職が間近に迫った日の夜、私は仲のよかった同僚たちと居酒屋で最後の送別会を行った。「昔みたいに一気に船の市況が回復して、またみんなで船を造れたらいいね」と言いながら
でも絶対にそんなことは起きないと頭では分かっていながら、4人で楽しかった頃の思い出を語り合った。
閉店時間まで飲み会は続き、終電を逃してしまった私は一緒にタクシーで帰ろうという同僚たちの誘いを断り、一人で駅前のビジネスホテルに泊まることにした。
妻には今日は帰宅が遅くなるとあらかじめ伝えてある、折角なので今日は久しぶりに遊んで帰ろうと決めた私はすぐにスマホで検索をはじめた。
相応の料金を払うと一定の時間女性を派遣してくれて更に手厚いサービスが受けられるというお店に電話をかけると、私は部屋で一人女性の到着を待った。
やってきたのは、見た目はまあ普通なのだが愛想もなく非常に態度の悪い女性であった。営業トークも無くほぼ無言で体を洗われた私は「やることを済ませてすぐに寝よう」と決めた。
女性の側も同じ考えであったようで、適当に前戯を済ませたあとで「いれてもいいですよ」とぶっきらぼうに言うと身体を投げ出して仰向けになった。
それならばと私も上にまたがり身体を動かしたのだが、態度の悪さに加えアルコールを過度に摂取していたこともあり、一向に気持ちよくならない。
好きな女優の顔を思い浮かべつつ全力で腰を振り続けること数十分、なんとか制限時間ぎりぎりで放出することに成功した。
ぜいぜいと肩で息をする私を尻目に彼女はさっさとシャワーを浴びるとすぐに着替えを済ませ去っていった。
ベッドに寝転がり額の汗を手で拭いながら私は遠い昔の夏の日のことを思い出していた。「こんなことなら最初から手こきの方が楽だったな」
先日、少しだけ偉くなった。
辞令を出された時は完全に寝耳に水。きっとアホ面をしていたと思う。
マスクをしていたので助かった。
派遣で完全に精神がやられたので、失業手当を貰いながら3ヶ月ほどダラダラとしていた。
元々派遣と関係ないところで精神をやられていた上に、派遣先で完全に空回りしてしまい、孤立。
ハロワで仕事を探す際に、保険も兼ねて障害者雇用も検討することになった。
当時病院に通っていたので、手帳の取得はすんなりといった。結局クローズで就職したので使わなかったのだが。
就活では真人間のふりをした。学生の頃から続けた接客業の経験をフルに生かす。
晴れて就職が決まるものの、初日に遅刻、3日目に休憩時間に外出したら車がエンストし戻れなくなる…などアンポンタンの極み。
よくクビにならなかったと思う。
そうして研修期間が終わってから、一番過酷な外の部署に配属された。
家では根暗、人と極力会おうとしないコミュ障っぷりだが、仕事ではスイッチが入ったように"演じる"ことができる。
人間性はともかく、業務で同じ失敗を極力しないように、メモだけは自分なりにまとめながら取った。
努めて真人間のふりをした。というか8割方愛嬌だけで乗り切った。
配属されて間もない頃、下請けの会社の人に「いつもニコニコしてるね」と何度か言われることがあった。
「笑っとけばプラスになることが多いんですよ。気分も上がるし」とか返した気がする。
部署異動と人事評価でそれなりのものを経て、後輩の指導に当たることも増えた。
”スーパーカブらしく
CMの雰囲気が良かったのでとても期待していましたが、原作の悪いところをほぼそのまま踏襲してしまっているのが残念です。
あと主人公の声の演技が棒読みすぎるのが酷いと思いましたが、台詞はゴルゴ13並に少ないので多少はなんとかなりそうです。
3人殺したカブの見た目がかなり綺麗という設定があまりに謎すぎてどう殺したらそうなるんだろうと思うなど、整合性のとれていない描写が多くあります。
1番残念だったのが、肝心のスーパーカブの描写がかなり疎かだと感じた事です。
スーパーカブが初めてのバイクだったら、慣れないアクセルワークからくるエンジンブレーキの大きさとフットブレーキの混乱でロクに停止することも曲がることもできない気がします。シフトショックの大きさもそうです。
トラックの追い越しに恐怖を覚える描写がありましたが、単なる原付あるあるの域を出ないと思います。どうせならスーパーカブにしか出来ない映像表現へのチャレンジをして欲しかったです。
ヘルメットやグローブ、免許の本までくれるバイク屋さんが、果たして燃料コックという安全に関わる最も大事な部分の説明を怠るのでしょうか。ただ原作の再現や予定した演出のためにキャラクターが動かされているだけの印象を受けました。
細かいイチャモンですが、スーパーカブというタイトルの作品でスーパーカブらしい描写が明らかに欠落している事にどうしても違和感を抱いてしまいました。
ホンダがネガティブな描写を許可しないのであれば仕方ないとは思いますが。せっかく一生に一度しか無い初めてスーパーカブに乗る瞬間なのに勿体ない気持ちになりました。絵や音楽の質の高さに対して内容が伴っていない感じもまたチグハグな印象です。
原付の技能講習で運転したスクーターと同じ感覚で乗ったら、まず発進すらしない、1速に入れた瞬間吹っ飛んだ、ガクガク揺れるトルクに驚いて2速に入れられない、フットブレーキに集中しすぎてアクセル戻し忘れる、ブレーキペダル踏み込んでるのを忘れて吹かしてるのに全く発進しなくて焦る、そもそも左のハンドルにブレーキレバーが無くて足下にあるのを知らなかった、自転車の時は感じなかった右折の恐ろしさ…
自転車やスクーターとは全く別の代物、こんなもの自分に乗れるわけがない…
以上スーパーカブが人生初のバイクだった事がある自分の体験談です。
ここまで演出しろとはさすがに言いませんが、そういったスーパーカブのもっと基本的な特徴を丁寧に描写してくれた方が、主人公のドキドキ感や恐怖に説得力が生まれたと思います。初めて乗ったときのギクシャクの理由が上達につれてだんだんと分かってくる。スーパーカブを題材にするなら、そんなストーリー展開の方が感情移入もしやすくスーパーカブに興味を持ちやすいのではないかと思いました。
2速で20キロまで加速したけど、エンジン音がうるさくなってきたから3速に上げようとして、モタモタしてる間に後ろのトラックに気がつかず追い抜かれて驚く。とかをやってくれたら、あぁスーパーカブだなぁと思えた気がします。
それらをすべてスルーして安易に済まされたのが非常に残念です。女子高生が初めて乗る非日常。モーターサイクルの制御の難しさとその怖さ、新しい世界の刺激。それらにもっと共感できるアニメを期待しています。
1話だけ見た感想としては、ホンダである必要もスーパーカブである必要も女子高生である必要も山梨である必要もバイクである必要も一切無しでした。一億台突破記念作品と言うからには、もっと真摯にスーパーカブというバイクと向き合って作品を作ってほしいです。
最初は不安だったけど少しずつバイクを信頼できるようになり、やがて人車一体の走りができるようになる。そんな物語を期待している私はもしかしたら、制作側からすれば想定していない存在、メインターゲットでは無いのかもしれないと薄々感じて来てはいますけど。
なんでそう描いた、なぜそうした、という違和感が設定から演出まで何から何まで多すぎて、例えて言うなら高級食材と高級調味料を使って、料理人ではなく素人が調理したような、そんな感じの印象を強く受けました。
追記:
せっかく田舎が題材なのですから、エンストのシーンはあっさり主人公が解決しないで、田んぼのおじいさんが助けてくれたりとかすればよかったのにと思いました。初めて気がつく単純な構造、おじいさんが扱い方を知ってるくらい形を変えずに残っている歴史ある車体、初めて感じるカブという国民的バイクへの敬意とか、そういう描写があったら個人的に凄くワクワクしたんだけどなぁと、考えれば考えるほど不満がどんどん出てきてしまいました。
ホンダの公式サイトがアニメをほとんど宣伝してないのでそこまでの立ち位置なのかなとは思いました。これからコラボバイクみたいなのが発売するのか、もしくは角川が勝手にカブを宣伝してるだけなのかわかりませんが、さすがにホンダはもう少し作品を調査してから許可を出すべきだと感じました。
作者のツイッターアカウントを見ると、根本的にここに書いたような事を描く気は最初から無いようでした。ホンダ公式の安全運転関連ツイートに上から目線の引用リツイートで原作本編にも登場したらしいカブの半クラという危険な運転技術を紹介していましたが、そもそも半クラをしなくて良いように開発されたのがスーパーカブが搭載する自動遠心クラッチですから、そのメカニズムを全否定する発言などからも、おおよそスーパーカブのおかげで小説を書きアニメ化までさせてもらったリスペクトの欠片も見えず、バイクでマウント取りたいだけとしか思えないような知識を延々と語っているだけでした。
とりあえず一言言いたいのは、そんなに半クラ自慢したいならマニュアルミッション車に乗ればいいのにということでした。
それは原作数巻読んでみた感じも同様で、スーパーカブ関係ない描写ばかりの理由に繋がります。原付スクーターか他のマニュアルバイクのストーリーを描けば良いのではないかという内容ばかりで、バイク用語一つ取っても、いくらでも掘り下げられる事を言葉であっさり仕上げて終わりです。
なるほどこの作者あってこの作品なんだと違和感の正体がわかってなぜか安心しました。
以上の理由から、視聴するに堪えない作品だとわかったので観るのをやめました。
長文の批判になってしまいました。お気持ちを害された方がいらっしゃいましたら本当にすみませんでした。
”
A.自分で書け
ここで言うIQ高いってのは数学的なパズルテストで楽々と上位数%の結果を出すような奴らとしておこう。
奴らには俺は絶対にかなわない。奴らがサボったりミスすれば俺にもチャンスが転がってきて運が良ければ勝てることはあるが、努力する高IQ者にはもう何をしても勝てない。東大医学部を出て競技プログラミングを経てGoogleに入ったあの人みたいな人類のことだ。いくら努力しても追いつけない。ただミスを待つしかない。そんな情けない自分を直視せざるをえない。
別に一位になりたいわけではない。けれど同じ目標に対して圧倒的にパフォーマンスが違って嫌になるんだよな。俺はMT車の免許取るとき何度もエンストさせてなかなか合格をもらえずアナタ不器用でしょうと教官から言われた一方で、友人はストレートにクリアしたりとかさ。あーあーあー低スペックな自分が情けないよーーーー
COVITー19のパンデミックによって世界の大部分は一変したし、当然ただの一市民でオタクの私の生活も一変した。二月に推しのコンサートに行った帰りに、いつものライブ友達と美味しいイワシの刺身を食べながら「新型コロナって春には落ち着いてるといいね」と話していた。春から推しのカバー曲ツアーが始まることになっていたのだ。当然春のコンサートツアーは飛んだし、私は他の大勢と同じく早春のころからほぼ生活圏から出ていない。会社も元々自転車通勤圏にあるから、繁華街にもいってない。
高齢の家族がいて、気管支炎喘息をずっと治療しているから感染リスクは出来るだけ減らしたい、となると出かけないが最適解となる。夏に昔懐かしい映画のリバイバル上映があり、秋になると鬼滅やTENETや羅小黒戦記がオタクの話題を席巻しても、上野や六本木で特設展が開催されても、繁華街に出てウィルスを家に持ち帰るリスクと自分のストレスを少しでも解消したいという欲望を比べると常に「リスクを考慮して出かけない」となる。なにより息抜きをしたいと思う自分が浅ましいし情けないと思っいた、正確に言えばいまも思っている。寄付もしているが私の収入では雀の涙で、するとコロナの感染拡大を極力抑える行動をすることが、医療関係者含む最前線の人たちに向けて出来る精一杯のアクションだから。
これで会社が電車に乗っていく距離にあれば「通勤出来るのだから映画館にぐらいいける」と推し量ることも出来たのだろうけど、実際はずっと家から会社まで自転車を漕いで往復するだけだからなにもつかめない。ツイッターを見ると映画に行く人、たまに外食をする人、ハンドメイドグッズや鉱石のイベントに行く人たちがいて、適度に好きなものに触れて息抜きをして、あるいは興奮気味に映画の感想を述べたり久しぶりの舞台の空気を満喫したりしてるが、私はそれを見ながら皆息抜きが上手いし、罹患しないという判断が出来るだけのなにかがあったんだな…と思っていた。そんな感じで半年以上TLの文字だけでたまに人とやりとりし、たまの散歩以外で外には行かず、そのころ推しは秋から改めてツアーを開始して、ありがたいことに配信があったから、仕事と家事をすべて終えた真夜中に見ては「これがあるだけで十分に贅沢だ」と拝んでいた。
そうしたら、ある日突然、ガス欠とエンストとパンクが一変に来たように、エネルギーが尽きて、壊れた。
初めて生々しく希死概念というものを抱いた。推しのライブだろうがまだ発刊されていなかった鬼滅の最終刊だろうがすべて価値がなくなり、ただ、明日がないということがどれほど魅惑的て楽になる唯一の解決法に見えるか、ということを身をもって知って、私は幸い数日で落ち着いたときすぐ心療内科に電話をして、あとは診察日まで泣きながら耐えることでどうにかなったが、波のようにあの感情に襲われて、それと戦っている方は本当に頭が下がる。とにかく、日常の認知が壊れ、TL越しの人が何を考えているかが全くわからなくなり、人とのコミュニケーションはすべて恐怖と不安を増幅させるものとなり、「これがコロナ鬱か…」と推測しながら初診のその日を待っていた。
そうしたら、コロナでの環境変化が大きな要因だけど、おそらくそのストレスはASDの傾向によって生まれたもの、ときたもんだ。高めのIQのアスペルガー障害、っていうのはオタクがキャラクターを作るときに一回ぐらい適当な夢を込めるか、5ch文化どっぷりなら侮蔑する存在だが、自分がその存在になるとは先月までは思っても無かったよ。
グレーゾーンとはいえASDと言われて思い至ることは山ほどある。なにより上で書いたようステイホーム時代の思考があまり柔軟じゃないように見えるし、オフ会で直に顔を合わせても人の情感を読み取るのは苦労していたのだからましてやツイッターなどでのみ、となったときのコミュニケーションの難しさといったら。しかしなにより驚いたのは、これまで世間の人も同じように苦労しながら人とコミュニケーションを取っているのだから、それが出来ない私が劣っている、というわけではなく、世間の大抵の人は言語、非言語、空気というのもを普通に読み取り、普通に処理し、普通に適度なコミュニケーションを取れる、ということだった。なんならいまも信じられない、うそでしょ。
でも嘘じゃなさそうなのだ、世間の人は突然歌い出したくもならないし踊りたくもならないし買い物で数が3つか5つ以上になるように数を調整しないし気になったことをどこまでも調べたりしないしトラウマもフラッシュバックも起こりにくいし出来事はそんなに覚えてないようなのだ。本当にびっくりだよ。
お医者さんいわく、私は、「言語で論理的に理解する」ことに特化している脳らしく、確かにASDのグレーゾーンと言われて、自分で厚生労働省やNHKや心療内科医による解説などと読んだら、自分のいまの状態がどういうことが納得出来て心がストンと落ち着いたので、なるほど私にとっての言語で論理的に理解出来ることの重要さはこれか。余談だけどNHKによる発達障害のトリセツは便利なので、ASDやADHDじゃないかと疑っている人は検索して読む価値はあるし、自分で思い込んでるだけなら早めに心療内科に予約を取って調べてもらうほうがいい。当事者になってまだ一ヶ月経ってないけど、発達障害、私の場合アスペルガーは自分と切り離せないものだし、唯の特性で素敵なものじゃないぞ。あとASD当事者や周辺の人の苦労を他人事として処理して、楽しい罵倒として「アスペか?」とか書き込むやつらは全員スマホとPC壊れろ。
そしていま困っていることは「ASDの傾向があることをカミングアウトしたほうがいいのか、黙っているほうがいいのかわからないので誰かに相談をしたいが、もともと空気を読みにくいな…と思っていたら本当に空気を読む能力があまりなかったため。誰が相談に乗ってくれるか、そもそも誰が自分に対して好意的かがわからない、ということを人に相談して、話を聞いてくれると嬉しいがそもそも誰が相談に乗ってくれるのかがわからない、ということを」という円環に完全にはまっていることで、友達に話してみてもいいのかどうかすらわからないので、今日はとりあえずはてぶに書き散らして気持ちを落ち着かせた。
本当にどうしたらいいんだろうね
一週間もなんかよくわからん代車に乗っていて馴染みそうになっていたので、久しぶりのワゴンRに「こんなに重いんだっけ?」って思った。アクセル踏んでも急に加速しない。でもチェンジレバーは軽い。
ブレーキ……かかりが昔よりも微妙に悪くなってる気がするんだが、点検では引っ掛からなかった。確か去年の車検の時に直してもらったしな。代車のブレーキは踏むとギャン!って感じで利いたので、娘が車酔いしていたし、運転している私までちょっと酔った。
久しぶりのワゴンR、乗っててすごく重い、重いと感じた。まずエンジンの音が重いのとハンドルが重いしアクセルも重い。乗ってると急に自分までおでぶになった感じがしてしまう。燃費の悪い音がするー、と思いながらGSに寄って2000円ぶんだけガソリンを入れた。
先週、ディーラーに車を預けた時、確かガソリンの残量は4分の1くらいだったと思うんだが、何しろ燃費が悪いので、工場に行って帰って来たら燃料は尽きてしまったらしい。
やっぱり、ガソリン代と環境のことを考えたら、この車はもうダメなんだろうなぁ、と思いながらたまにアクセル踏んで慣性で走る。こんなことしてガソリン代の節約になるのかは知らんけど、エンストしやすくなるのはどうやら確からしい……。
信号待ちしていると、代車のカンカンカンカスンカスンという間の抜けたエンジン音が懐かしくなる。間抜けだし、停車時間が長いとカスンってエンジンが止まって私みたいにいまだ古い車に乗ってる人間は不安になってしまうのだが、それは省エネの音であり省エネによる一旦停止なので問題はないのだ。本気のエンストとどうやって区別するのとか思うけど。でもほんと燃費いいんだよなあ。
代車を借りたとき、ディーラーが給油してくるのを忘れたというんで夫がGSに給油しに行ったら、千円分入れるはずの所をGSの従業員のミスで満タン入れられてしまったのだが、それからちょっと遠出とかもしたのに、代車返却するまでに燃料のメーターは殆んど減らなかった。代車の燃費がいいところは良かった。軽いせいで急発進急停止しがちなところはあれだったけど。
銀行へ行って、私の口座から車屋の口座へ、夫名義で60000円振り込んだ。ちょっと大きな金額を一括払いするのは気分がよく、私はこういう時の為に節制した暮らしをしているんだと、誰も誉めてくれないけど誇らしい気分になる。夫名義なので、さすがさすが!と言われるとしたら夫なんだけれども。
残高を見て、このぶんなら来年末には車を買い換えてもいい気がするなあと思う。でもそしたら払い込んだばかりの一年点検の費用とか、来年の車検の費用が無駄っぽくなるよなあ、という気がする。夫ともまた衝突するだろう。だから点検に金を遣うなんて無駄だって言ったんだ!とか。びた一文出さない癖に口はよく出して来る。車のことは俺の領分だと言わんばかりだ。
しかし、車関係のことはほんと、ディーラーにも修理工場の人にも私はナメられまくりでまともに話を聴いて貰えたためしがなく、夫を通した方が何でもすんなりいくから仕方がないなと思う。
車を買うとして。個人的にはラパンが乗り回し易くて好きなんだけれど、自分一人で乗るならともかく子供を乗せなきゃならないので、あんまりちっちゃい車は不便。ラパンの後部座席、見るからに乗り心地悪そうだしな……。
周囲を見ると、子持ちの女性は大体、子供をのびのび昼寝させながら海まで行けそうなでっかい車に乗っている。私は運転が上手くないという自覚があるので、そういう大きい車は手に負えないから欲しくないな。
やっぱり私の愛車くらいの大きさの車が私には合う。ただ、なんの変哲もないワゴンRを修理しながら大事に乗るというのは、ディーラーや整備士さんにはあんまり理解されないらしく、丁寧に乗って長持ちさせる気があるならもっと高くていい車を買った方がいいのかなと思う。
十数年前、愛車を買った時は車なんて動けばっていうか私に動かせられるなら何でもいいと言って予算の範囲内でディーラーに選んで貰った。試乗もしなければ納車当日まで実物を見もしなかった。却ってディーラーに「女の子がそんなこと言うなんて……」とドン引かれて、納車のときディーラーは私が「やっぱり気に入らない」って言うんじゃないかとビビっていた。
そんな私が、今は買うなら高くていい車がいいなんて思っているとは。
あの頃は、自分の買い物を合理的判断と思って悦に入っていたけれど、私は間違っていたなと思う。自分が物を捨てられない質だということを忘れていた。捨てたくないなら、誰が見ても「それを惜しがるのはまあ分かる」と思うくらいのものを買うべきだった。まあ、今頃気づいてももう遅いんだけど……。
十数年前に買った中古のワゴンRなのだが、あっちもこっちも地味~に壊れている。乗るのに支障がない程度の故障のせいか、車検で毎回不具合箇所が見逃され、車検から戻ってほどなく本格的に故障して整備工場に逆戻り。
年数乗ってるせいで軽自動車税は高いし、燃費が悪くてガソリン代もかかる。細かい修理代も馬鹿にならない。
こんなポンコツにお金をかけて騙し騙しで乗る意味なんてあるのか?と思ってしまう。山の方へ行けばエンジンの馬力がたりなくてAT車なのに坂道発進にてこずるとか、北関東道を走れば震災の時の道路の修理跡に乗り上げる度にハンドルを持ってかれそうになって冷や汗が出るとか、遠出に向かない普段使いするしかない車だ。
なんかあちこち凹んでるし、最近になって気付いたら覚えのない傷がサイドミラーのとこにガリガリと着いてるし。そもそも別に珍しいものでもない、なんの変哲もないただのワゴンRだし。
けれども、私は基本的に物は大事にしたい方なので、やっぱりもう寿命でどうしようもないという所まで使ってやりたいという気持ちが大きいんだよなと思う。自分と同乗者……主に私の大事な家族……の、命を預ける機体に変なお情けをかけるもんじゃないとも思うが、日々家族を乗せて走らすからこそ思い出と愛着の積もり積もった車でもある。
だがやっぱり金がかかるのは……。と、私がお金の心配を本気でしだす前に夫や車のディーラーの方が勝手にお金の心配をしだすのであり、つい先週、お金がそれなり貯まったから一年点検に出した愛車は、タコメーターの所の基盤がぶっ壊れてメーターの照明がたまに思い付いたようにしか光らない状態になってしまっているのだが、ディーラーと夫の判断で、基盤を取り寄せて交換すると五万円くらいかかるから直さないで放置でいいだろ、ということにされてしまっていた。
私のワゴンR、お前、私の知らん所で変に見捨てられちゃったんだけど……。持ち主の私はちゃんとお前を直す為にお金貯めてたんだけどな……。
新しい車を買うかぁ、と私はぶっちゃけ前向きに考えられないんだが、でも点検に出してさえ、「金がかかる」という理由で故障箇所をギリギリまで直して貰えず、本格的にトラブルを起こしてからやっと修理ということがここ数年で何度もあったという状況では、もう買い換えしかないのかもしれないと思う。私は正直お前をさっさと捨ててせいせいする気が全然しないのだが、このままお前を使い続けで走行中に壊れて事故を起こしたりでもしたらと思うと……。(ちなみに去年はエンストを何度も繰り返したのを診てもらおうとしたらそんな事はよくあると整備工場で突っぱねられた挙げ句に、交差点の真ん中でエンストしちゃって危うく後続車に追突されそうになったという)
で、夫とディーラーにしょうがないから買い換えようかなあっていうじゃん?「金がないからそれはちょっと……」とか言われちゃうんだなぁ。どうしろと。
ディーラーまで渋るのって夫がそんな金うちには無いとか言うからなんだけど、お金なら私は車のためにちゃんと取っておいてあるから大丈夫なんだ。だって私が住んでるのは車がないとどうにもならない田舎なんだから、車の為にお金を貯めるのなんか当たり前なのであり、そこをケチるなんて意味がわからん。そんなに車にかけるお金が惜しけりゃこんな辺鄙な所になんか住むなとしか……。ここは夫の生まれ育った土地なのであり、私が結婚前に住んでいたのは東京都新宿区なのであって、私の方がくっそ真面目に車貯金してるとか意味不明過ぎるんだけど……。
まあ、そんな訳で私は車貯金をコツコツとしながら、ポンコツ愛車を満足に直してやれず、かといって新しい車を買えず、ガソリン代と軽自動車税と車検の請求書を見る度にあーあと思い続けなければならない、訳がわからない。
【追記】
読み返してみたら自分は例の32歳腐女子の方よりもだいぶ多角的に「痛い」し「ヤバイ」人間だなと思った。なんらかの観測か暇つぶしに役立てて頂ければ幸いです。(たぶん役立たないが)
【本文】
32歳腐女子の方の増田がちょいバズしてアンサー30歳腐女子の方の増田もちょちょバズするなど、なんだよ、今もしかして30代腐女子の波来てんの!?という感じで、我も32歳腐女子(独身、彼氏いたこと無し)の一人として、赤裸々な毎日を告白してみたいと思いました(なんかこの祭りっぽさに乗りたくて)。何も益になることはない増田だと思うので肩の力を抜いて読んでね。
【先週】
・月曜日
バイト休みの日なので思う存分に寝ていたというか、体がほぼ動かない。こんなことってある!?と思うが、32歳の体力なし腐女子(っつーかとっくに女子って歳じゃねえよな、まあ元の意味から離れてる感じだから一応使うけど)ともなると、週6勤務の後にはもはや一日半の休息を必要とするのである。ガッデム。
ちなみに今は夜の街でのバニーガールのバイトしかしていない。昼の仕事は、頭が痛すぎて6月に辞めてしまったのだ。えっ!?頭が痛いだけで仕事を辞める!?さすが32歳腐女子だな……32歳腐女子の面目躍如、というところだが、まじで頭が痛すぎてもう勤務できなくなったのである。昨年12月初旬、突如いつもの肩こり頭痛に対して頼みの綱のEVEが効かなくなり、毎日毎日毎日毎日痛いのでおかしいなと思い病院へ。レントゲンを撮ったら、肩こり頭痛っちゃ肩こり頭痛なんだけど、首の骨が擦り切れてますぜ、ということだった。頚椎ヘルニアのように首の骨が突き出ているわけではないのでその治療はできない、薬と注射で対処していくということになった。その後さまざま鎮痛剤のレベルを上げていき、注射(星状神経節ブロック注射)を続けたが、はっきり言って6月になってとうとう痛みに負けた。嘘だろ。約半年、毎日、死ぬほど頭が痛かった。どうにもならねえ。もう仕事も限界であった。とうとう脳のMRIを撮ることになったが異常はなし。このままだと「線維筋痛症」という診断になりますと言われながらの血液検査。ここまでで検査費2万が吹っ飛んでいる。コロナ禍により収入激減の憂き目にあっていたため精神的にも死んだ(もともと双極性障害二型でもあるので、すぐうつにもなる。ドンマイって感じなのである)。ちなみに精神的に死んでも最長二日で回復する。32歳ともなると二日もあれば回復しちゃうのである。血液検査の結果が出て、どうやらMCTDという膠原病の兆候があるらしく、膠原病の先生の診察の日まで暫し待たれよ、と言われる。
オオオオオオイ結局なんなんだこの痛みは?(ちなみに、膠原病は線維筋痛症を併発しやすく、線維筋痛症は双極性障害との併発が多い)と思いながら、とりあえず線維筋痛症なのだろうと自己判断し、これは「もう痛くないのに脳が痛みの信号を出し続けてしまうバグ」らしいので、つまり「痛くない」と思い込めばいいのでは?ということに気づいた(もはやどの鎮痛剤も注射も効かない状況)。
2日間、痛くても「痛くない」と友達へのLINEでもTwitterでも言い続けた。
まじで痛くなくなった。
イヤッホーーー!!!!!!というわけで、この前の週からバイト(バニー)を本格的に再開していたのである。初っ端から長すぎる。ごめんね。
ちなみにこの日のTwitterを見ると、どうやら夜になって号泣していたようだ。これを「夜泣き」と呼んでいる。とくに何も無くても過去のこと(主に家庭のこと、病気のこと、非常に微々たる割合で恋愛のこと)を思い出して唐突に泣き出すことがある、32歳腐女子はまだまだ赤ちゃんである。
・火曜日
同僚バニー(26歳美女)と上野動物園へ遊びに行く。整理券は12時だったので、雨の中かなりタイトなスケジュールで回る回る!つねにソーシャルディスタンスが徹底されており(おみやげやさんも入場規制していた)、トラさんなどは直接見えるゾーンが封鎖され、遠くからしか見れなかった。マヌルネコ達の館も封鎖されていた。がーん。しかし、大きな動物たちは見ることができ、キリンもゾウもシマウマもシロクマも数十年ぶりに実物を見る私は大感動であった。動物園のあと、星乃珈琲でオムライスを食べ、同僚の買い物(GU)について行ってはしゃぎ、帰ってくる頃には完全にエンストを起こしていた。体力がないというレベルではないのだった。死んだ。
・水曜日
どうやらバイトに行ったようだ。よく覚えていないが恙無くこなしたと思われる。
・木曜日
エアコンをつけようと思って窓を閉め、エアコンをつける前に寝てしまい、部屋の中で軽い熱中症になる。部屋の中で熱中症になるの何度目ですか。3度目です。これだから32歳腐女子は!!そのような自業自得をもってして、バイトに体調不良ですとかぶっこいて遅刻して出勤する。コロナでお客さんが少なかったのでたまたま怒られないですんだ。ラッキー!(水商売では非常に珍しいことに、当店、遅刻や当日欠勤の罰金制度がない)
・金曜日
どうやらこの日もバイトに数分遅刻している。お前遅刻しかしないのか。この日は金曜日なのでさすがに店も忙しく、洗い物をしていたら己の力を制御できず、掴んだだけでふつうのグラスを握り潰して割ってしまい、破片が刺さって流血が止まらなかったりした。しかし肌が強いので特に処置をすることなく絆創膏をきつく巻いておいたら数日後にはかさぶたになった。普通は掴んだだけでグラスは割れないし、皮膚の下にガラスが入ったらもっと怪我するものかと思っていたが、意外に軽めのアクティビティとして通過した。
この日あたり、ナガノさんの「なんか小さくてかわいいやつ」のLINEスタンプが発売されたり、ねこちゃんさんの動画日記が更新されていたりしてご機嫌な一日だった。どちらも32歳腐女子にはすごくおすすめのコンテンツです。癒しですわ〜。
・土曜日
事件。「痛くない」と思い続けることで治まっていたはずの頭痛が、二週間の時を経て、俺の元に舞い戻ってきた……。それはさておき真田さん(おけけパワー中島の漫画で一躍有名に)の漫画が更新され、今回の子はいつ綾城さんに繋がるのかとわくわくした。バイトは普通に出勤したが、「あたまがあたまがあたまがいたいのすけ」というツイートが残っているあたり、限界点突破を感じる。店は早閉めだったので始発まで数十分眠り、何とか回復したようだ。
・日曜日
冬コミが中止とのこと。英断というかもうどうしようもないよな、というTLお通夜ムード。せめて印刷所さんを潰さないために、俺たち本は出し続けようぜ、とTL上で固く誓い合うオタクたち。ちなみに私は字書きである(真田さんは漫画の方なのにあそこまで字書きのヤバイ心性を緻密に捉えていてすごいなあと思う)。初めて書いたのは高一の時のテニスである。カップリングは秘密ですが、ジュニア選抜とだけ言っておきましょう。いやごめんこんなこと言って何も面白くない、せんべでした(千石×跡部)。えっその2人って何?どこ?という感じですが、ジュニア選抜だけが俺たちの生きるよすがだった。当時はなかなか人気で、湯キリコ先生も描いてくれたりしていたんだよ。その後高三あたりから本格的にサイト運営を始め、その頃は銀魂で、毎週ジャンプを買っては友達(同じ字書きにして奇跡的に高校が一緒だった、かつテニスを教えてくれ銀魂にも同時にハマった)と250文字のメール(※docomo)を10通ずつ送り合い、一日のメール送信総数が50通を超えていました。250×50ですでに萌え語りだけで12500文字を超えているので、字書きというのはヤバイ生き物なのである。その頃から15年の時を経て、未だに私はちょいちょい小説の二次創作をしている。小説を書くのは結構、かなり好きだ。書くことのカルマみたいなもの(人気に悩んだりとか)からはわりと自由な性格なので、のんびりと活動できてラッキー、と思っている。
・日曜日
連日のバイトの疲れが出たのか、またしても夕方まで寝ていた。12年来の付き合いの腐女子友達(30歳)とお互い体力が残っていたら会おうか?と言っていたのだが、そのようなものはお互い欠片も残っていなかったので「諦めよう」と即座に結論。30代腐女子たちは潔いのである。
夕方になり、最近できたセフレ(たぶんセフレだと思う)から「今日会う?」と言われたので人生二度目の白金台へ。でかいテレビでヒロアカの続きを視聴し、「やっぱりかっちゃん(爆豪さん)が好きだ」という思いを強くした。
・月曜日
セフレが休日だと言うので、18時までごろごろして(正直私はごろごろするのは好きではないが、なんとなく別の部屋で原稿をしたり神に贈るお誕生日のお祝い絵を描いたりすることがマナーとして憚られたのだ)、疲労を感じながら帰宅。
ちなみに日曜日から月曜日にかけてセックスは3回した。その内訳はこうである。
1回目:前戯は丁寧だったものの、挿れた瞬間に「イきそう」と言われ、マジか!?と思ったが、まじで三擦り半くらいで終わった。おい!!!!!!!!
2回目:なんとなく手コキさせられ、まあいいかと思っていたら「舐めて」と言われ、フェラから前戯なしで挿入。またしても早い。
3回目:なんかまじで今回ちゃんとしたセックスしてなくねえか?と思ってイラついたので、とりあえずなぜかフェラ。何も言われないので「飽きた」と言ってやめたが、「入れて欲しい」と言ってみたら挿入になった。う〜ん。
それと、お世辞なのかどうかよくわからないが、フェラがうまいと今まで複数人に言われた。なぜだと思う?理由はもちろん32歳腐女子だからですね。そこらのオンナとは違うんだよ、読んできたフェラシーンの数が。男が男にするフェラだけどな。だいたい二次創作18禁小説に書いてあるとおりに実践したらOKでした。別に他にネットで調べたりとかしてない。
彼氏がいたことはないんですが、31までに処女を捨てようという企画がバイト先で持ち上がり、私も二次創作18禁小説をよりよく書くためにはいっぺんセックスもしないとな、と思っていたので、その企画に便乗して誕生日の2日前に滑り込みで処女を捨てました(おめでとう)。その後7〜8人?くらいセフレがいたので、というのも、これはけっこう個人差のある事なのでデータを集めないとだめだなと思い、実地でセックス研究した結果ですが、まあ今はもうしなくていいかなという気持ちです。でもいざセフレができると、やはりセックスについて貪欲にデータ収集しようとしてしまいますね。快楽はそこまではないし、行為で絶頂したこともないです。絶頂があればより受けの気持ちがわかるのに、とすこし悔しい気持ちですが、イくのには初体験から数年かかると同僚バニー達から聞いて諦めました。また昨年、ほぼ初めての恋愛(片思い)も経験したので、良い人生勉強になりました。
帰宅後は風呂してバイト。開幕テキーラ5ショットで死にました。
・火曜日
テキーラその他の酒で死んだままバイト。なんとまたしてもテキーラが入る。
・水曜日
ぼろぼろの状態で、大幅に寝坊。バイトに2時間遅刻し、先輩(25歳)に怒られ&慰められて号泣し、その後お得意さんのお客様の連れてきた初めてのお客様(店長の知り合い)に難癖を付けられてキレてしまい(キレるなよ)号泣し、最後は私にキレたそのお客様に慰められ、閉店後付き合いのあるお店の中華料理を諸事情で死ぬほど食べて吐きそうになりながら帰宅。ダイエットの数値がよかったのに全て終わった。店長と「友達が有名人の場合の自分の立ち位置」について熱く語った(私の友達の神絵師たちは漫画家だったりイラストレーターだったり、とにかく神なので店長(友達が国民的ミュージシャン)の話に共感する所が多かった)。
・木曜日
友達の家で友達の小説原稿を下読みする約束があったのにまた寝坊。ほんと寝坊しかしねえな。友達は許してくれたのだがスタバのごろっとしたフラペチーノなどを買い、友の家へ。早く下読みすればいいのに求人応募の締切日だったため(当然何も準備していない)、謝りながら友達の家で自己PRと志望動機を文章化し送信。やっと下読みを始めるも、疲労感により30ページでリタイアした。使えないにも程がある(ちなみに残り80ページ強)。持ち帰って拝読することになった。ちなみに、友達がその原稿のイメソンとしていた、ßźの「LOVE PHANTOM」と、そのアンサーソング「HINOTORI」のライブ映像を見せてもらい、激しく感動する。稲葉さん、松本さん、やっぱパネェ。演出もパネェ。ライブ円盤「HINOTORI」は最高のプロダクト。曲も何もかもいいし、私はここで初めて「LOVE PHANTOM」がオペラ座の怪人をモチーフに取っていることに気がつくというアハ体験をした(32年目の気づき)。
このように、32歳腐女子は毎日楽しく生きています。全然原稿なんかしてません。いや、しろよ!とは思うのですが、健康問題と労働により、「食べて寝て働き、Twitterを見る」が精一杯のところです。でも、動物園に行ったりセフレに会ったりしてたじゃん、と今思いました。いい加減にしろ。ありがとうございました。